JP2016505753A - 圧縮空気を生成する圧縮機、圧縮空気供給設備、空気圧システム及び圧縮機の動作方法 - Google Patents

圧縮空気を生成する圧縮機、圧縮空気供給設備、空気圧システム及び圧縮機の動作方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ブラシ付直流電気モータ(BDC電気モータ)の形の電気モータ(500)と、この電気モータ(500)により駆動することが可能なコンプレッサ、特に、少なくとも第一と第二の圧縮機段(401,402)から成る二段式コンプレッサとを備えた、特に、車両の圧縮空気供給設備(1000)のために、圧縮空気を生成する圧縮機(400’)に関し、この電気モータ(500)は、制御機器(900)の電子制御モジュール(910)を用いて、この電気モータ(500)の動作電圧(IB)を制限する形で制御することが可能である。

Description

本発明は、請求項1の上位概念による圧縮機に関する。本発明は、更に、圧縮空気設備、空気圧システム及び圧縮機の動作方法に関する。
冒頭に述べた形式の圧縮機は、多数の用途で、特に、車両の圧縮空気供給設備用の圧縮空気を生成する分野において実証されている。その場合、圧縮機は、ブラシ付直流電気モータの形の電気モータと、その電気モータにより駆動することが可能なコンプレッサとを備えている。ここで、そのように呼ばれているブラシ付直流電気モータ(BDCモータ)は、様々な理由からブラシレス直流電気モータ(BLDCモータ)と比べて、特に、車両の圧縮空気供給設備の前記の用途において実証されている。
BLDCモータは、ブラシ付直流電気モータに配備された転流用ブラシを備えた機械式整流子を電気回路により置き換えた直流モータの一つの構造形式である。BLDCモータは、換気扇、フロッピーディスクドライブの駆動部、コンプレッサ、ビデオレコーダ、模型飛行機及びそれらと同等の物などの比較的小さい負荷が加わる機械を動作させるのに適しているが、負荷要件が高い自動車用途において様々な欠点が明らかになっており、特に、ブラシ付直流電気モータの方が、基本的に信頼性と負荷適合性に関する要件が高い用途では何れにせよ、より有利な変化形態であることが分かっている。他方、一般的にコンプレッサ用リレーにより制御され、直流ブラシモータを用いて駆動されるコンプレッサは、その電力消費量が大きいために、始動及び停止時、場合によっては、負荷条件が変化する形の動作時において様々な欠点を有する。
そのような欠点を何れにせよ根本的に取り除くために、例えば、特許文献1では、車両の給気ユニットのコンプレッサを駆動する電気モータが規定されており、その電気モータは、電気モータを制御するための少なくとも一つの半導体スイッチを備えている。その半導体スイッチ、そのため、その電気モータは、制御機器によって、パルス幅を変調された電圧により制御されている。その電圧のパルス幅・休止時間比率により、電気モータの回転数を制御している。それによって、例えば、電気モータのソフト起動が可能となっている。その半導体スイッチのセンサ出力は、測定配線を介して制御機器と接続されている。そのセンサ出力は、半導体スイッチを通って、そのため電気モータを通って流れる電流に比例する電流信号を出力する役割を果たしている。その電流信号に基づき、制御機器では、電気モータの回転数とコンプレッサが生成する圧力を算出している。その場合、半導体スイッチは、電気モータのブラシホルダに統合されている。
そのような解決策は、基本的に比較的負担のかかる形で、例えば、交直両用モータに関する特許文献2に開示されている通り、制御トランジスタに基づくタイマ素子を用いて構成されている場合においても、一般的にサイリスタに基づくソフト起動回路と比べて何れにせよ有利であることが既に分かっている。
それにも関わらず、特に、電気モータの動作電流の制限に関して、特に、特許文献1の基本的に肯定的なアプローチを超えるように、圧縮空気を生成する圧縮機の動作を未だ改善可能であることが分かった。
国際特許公開第2010/045993号明細書 ドイツ特許第2758309号明細書
そこで、本発明の課題は、電子制御機器を用いて電気モータの動作電流を制限するように規定された制御を改善する装置と方法、特に、車両の圧縮空気供給用の装置と方法を提示することである。特に、この制御は、一般的に圧縮機の動作形態を改善するように、特に、ソフト起動、停止動作及び/又は標準動作を実現するように設計される。有利には、特に、標準動作において、コンプレッサの回転数を調節できるようにする。
本課題は、装置に関して、請求項1の圧縮機による発明によって解決される。本発明では、冒頭に述べた形式の圧縮機において、更に、請求項1の特徴部の特徴が規定される。
本発明は、電子制御モジュールを用いて電気モータの動作電流を制限する形で電気モータを制御するのが基本的に有利であるとの考えを出発点としている。この場合、本発明の技術思想は、ブラシ付直流電気モータの形の電気モータが基本的に有利であることを出発点としている。それは、特に、車両の圧縮空気供給設備に対して、即ち、特に、圧縮空気供給設備の圧縮空気供給部内で圧縮空気を生成する圧縮機を使用する場合に有利であることが分かっている。そのため、本発明の技術思想は、ブラシ付直流電気モータ(BDCモータ)の動作、例えば、特許文献1に記載されているようなリレー動作と関連する欠点を防止した形での動作を出発点とすることが基本的に優れている。
更に、本発明は、特に、CSS(CSS:コンプレッサ・ソフト・スタート)制御とも呼ばれるソフト起動に適しているので、電子制御モジュールを更に改善できることを明らかにした。本発明では、電子制御モジュール(CSS制御モジュール)が、マイクロコントローラ又はそれと同等の論理回路を備えたコンポーネントなどの制御コンポーネントを備えるとともに、実行可能なプログラムモジュールを備えていると規定される。
本発明の技術思想は、請求項20の圧縮空気供給設備及び請求項21の空気圧システムにも通じる。
本課題は、方法に関して、本発明による請求項22の特徴に基づくブラシ付直流電気モータ(BDCモータ)の形の電気モータを備えた圧縮機の動作方法によって解決される。
言い換えると、ブラシ付直流電気モータの時間的な過渡的動作に関して、例えば、時間に依存しない動作電流の制限だけしか規定しているのではない。むしろ、有利には、動作電流の制限が、時間の関数として変化する形態で規定される、特に、少なくとも一つの第一と第二の互いに異なる閾値電流が規定される。それに基づき、本発明の技術思想は、最大閾値電流を規定するだけでなく、更に、動作電流を制限する閾値電流を時間的に変化する形で規定すること(動作電流に関する勾配の規定)も可能にしている。
本発明のブラシ付直流電気モータ(BDCモータ)に基づく技術思想は、ブラシ付直流電気モータ(BDCモータ)の優位性及び利点を保持しつつ、動作電流に関して改善された手法で制限することを可能にしている。本発明の技術思想に基づき、有利には、動作電流の絶対的な制限だけでなく、勾配の制限も可能になる。
本発明の有利な改善構成は、従属請求項から読み取られ、詳しくは、本設定課題の範囲内において、並びに更に別の利点に関して、前述した技術思想を実現する有利な手法を提示する。
本発明の特に有利な改善構成は、図面に基づき説明する実施構成に通じる。それは、本技術思想に従って、コンプレッサ用リレーがマイクロコントローラを用いて制御される半導体スイッチにより置き換えられると規定する。マイクロコントローラ内に保存されたプログラムモジュールによって、コンプレッサの始動要求時に、コンプレッサの許容される電流消費量が制限される。この始動要求時の許容電流を時間的に変化させて、起動電流ピークも起動電流勾配(dl/dt)も調節できるようにする。
マイクロコントローラ内に保存されたプログラムモジュールによって、コンプレッサの停止要求時においても、コンプレッサの許容される停止電流勾配を制限することができる。そのことも、半導体スイッチの速い制御によって切り換えることができる。
マイクロコントローラ内に保存されたプログラムモジュールによって、始動プロセスの終了後(即ち、コンプレッサが動作している時)に、パルス幅・休止時間比率を変化させるか、或いは周波数を変化させるPWM制御によって、負荷に応じた、特に、圧力に応じた回転数の変化を最小化できるように、コンプレッサの電流消費量を調節することもできる。
本技術思想に基づき、動作電流を制限する閾値電流を時間的に切り換える形で規定するように、制御モジュールを構成することができる。特に有利な改善構成の範囲内では、このプログラムモジュールは、動作電流を制限するために、時間の関数としての閾値電流の少なくとも一つの閾値電流制限関数を規定するように構成される。それによって、動作電流を目的通り包絡線以内に維持することが特に良好に可能となり、有利には、この包絡線は、基本的に閾値電流制限関数により規定される。この改善構成は、それにより、特に、動作電流及び/又は動作電圧などの動作エネルギーを制限する形で、一般的に電気モータの動作を更に改善された手法により実現できることを明らかにした。
特に、一つの改善構成では、制御コンポーネントは、電気モータの動作、特に、動作エネルギー、即ち、特に、動作電流及び/又は動作電圧を中断する、特に、繰り返し短い時間で中断するように構成されると規定される。そのようにして、特に有利に電気モータの動作電圧を中断することができる。この動作、特に、動作エネルギー、即ち、特に、動作電流及び/又は動作電圧の中断は、有利には、動作電流が少なくとも一つの閾値電流制限関数の閾値電流に達した場合に、特に、上回るか、或いは下回った場合に行われる。例えば、開始値から終了値までのコンプレッサを動作させる電気モータの許容される動作電流は、予め設定された時間関数に基づき増減することができる。
有利には、本発明の技術思想に基づき、起動電流ピーク、それに対応する起動時間区間及び/又は停止時間区間のフェーズ長、及び起動電流勾配の中の一つ以上を目的通り調節することができ、それに追加して、或いはそれに代わって、そのことは、停止電流ピークと停止電流勾配に関しても適用される。一つの改善構成では、特に、動作電流を制限しているにも関わらず、コンプレッサの起動能力及び/又は停止能力を低減させないか、或いは大幅に低減させないことが可能である。それは、基本的に動作電流を制限する閾値電流が時間的に変化する形で規定されるとの事実に基づくことである。改善された停止変化に関して、特に、音響的に目立たない形のコンプレッサの停止が実現可能である。
特に有利な改善構成の範囲内では、電子制御モジュールは、更に、電気モータの実際の動作電流を予め設定可能なサンプリング速度で信号化できるサンプリングユニットを備えていると規定される。有利には、サンプリング速度は、100Hz〜50,000Hzの範囲内に、場合によっては、100,000Hz以内に有る。特に有利には、サンプリング速度は、20,000Hz〜30,000Hzであり、例えば、35μsのサンプリング速度で28,000Hzとなる。サンプリング速度が速くなる程、より目標に近い形で電気モータの動作時の起動電流及び/又は停止電流をピーク及び/又は勾配変化に関して目的通り制御することができる。特に、ピーク制限は、起動時間区間及び/又は停止時間区間内の滞留時間、例えば、以下において図面と関連して示すフェーズ長のAnT_i値又はAusT_i値(i=1...n;nは自然数1,2,3,4云々であり、有利には、4〜10であるが、それ以上とすることもできる)の制御により実現できる。これらのフェーズ長は、起動電流及び/又は停止電流の勾配変化と共に決めることもできる。
それに追加して、或いはそれに代わって、信号化した実際の動作電流を時間関数としての閾値電流と比較することが可能な比較ユニットが有利であることが分かっている。全体として、起動電流及び/又は停止電流のピーク及び/又は勾配変化は、特に、電子制御モジュールの比較的速いサンプリング速度による比較的速い制御によって制限することができる。
特に有利な改善構成の範囲内では、閾値電流の少なくとも一つの最大値及び/又は勾配による閾値電流制限関数を規定するのが有利であることが分かっている。結局は、それにより動作電流の最大値及び/又は勾配を規定することができる。例えば、一次時間関数の形の閾値電流制限関数が特に有利であることが分かっている。そのような、並びにそれ以外の閾値電流制限関数に関して、時間フェーズの所定の滞留時間の間において、例えば、勾配、特に、上昇勾配及び/又は下降勾配を、特に、振幅値に追加して複数の勾配を加えて規定することができる。当然のことながら、それは、より高い次数の関数、例えば、任意の多項式又は指数関数に関しても言えることである。
特に有利には、電子制御モジュールは、ソフト起動(CSS:コンプレッサ・ソフト・スタート)制御のために、時間的に制限された第一の時間フェーズにおいて、制限されない起動動作電流を許容するように構成される。そのことは、時間的に制限された第一の時間フェーズを用いて、特に、確実なコンプレッサ起動を保証する。特に、それによって、時間的に制限された第一の時間フェーズにおいて、動作電流の直接的な制限が行われず、第一の時間フェーズの時間的に制限された継続時間により間接的な制限が実現されている。
それに追加して、或いはそれに代わって、時間的に制限された第二の時間フェーズにおいて、時間的に変化する形で制限された起動動作電流を規定することができる。この時間的に制限された第二の時間フェーズを用いて、特に、コンプレッサを駆動する電気モータの動作電流の所望の制限を実現することができる。特に、この時間的に制限された第二の時間フェーズにおいて、可変に予め設定可能なピーク及び/又は勾配(ピッチ)に制限する形で動作電流を狭い範囲に目的通り持続的に誘導することを改善するような比較的速いサンプリング速度により、電気モータの動作、特に、動作電流及び/又は動作電圧などの動作に必要な動作エネルギー供給の決定が、場合によっては、中断が行われる。
特に有利には、プログラムモジュールは、起動フェーズにおいて、有利には、時間的に制限された第二の時間フェーズにおいて、起動動作電流に関して、第一の起動時間区間用の少なくとも一つの第一の起動閾値電流制限関数と第二の起動時間区間用の第二の起動閾値電流制限関数とを規定するように構成される。起動フェーズにおいて、起動動作電流に関して、必要に応じて、更に別の(有利には、その数を四とする)起動時間区間を規定することができる。そのようにして、例えば、起動フェーズにおいて、段階的に増加する閾値電流を規定することができ、その結果、起動フェーズにおいて、動作電流は、それにより基本的に予め設定された起動勾配に対して徐々に増加される。有利には、第一の起動閾値電流制限関数の増加量は、絶対値に関して第二の起動閾値電流制限関数の増加量よりも大きい。
有利には、起動フェーズから負荷フェーズへの切換は、コンプレッサの動作電流と独立して行なわれる。それは、同じくコンプレッサと繋がるコンポーネント、特に、車両の圧縮空気供給設備を考慮した所定の時間後におけるコンプレッサの全機能を保証する。
この起動フェーズは、有利には、前記の改善構成によるコンプレッサのソフト起動を含む。この負荷フェーズは、特に、コンプレッサの電流を制限されない動作だけを含むフェーズとして解釈すべきである。
有利には、起動フェーズから負荷フェーズへの切換は、ソフト起動の最後の時間フェーズにおけるサンプリング速度に依存しない。この改善構成は、起動フェーズ中の滞留時間が、或る滞留時間後に実際に負荷フェーズに無事移行する結果となるような長さであることを出発点としている。この改善構成が、特に、コンプレッサの動作要件により、起動フェーズに関する時間的に制限された範囲が生じると規定している限り、それに応じて、コンプレッサが動作要件に加えて電力要件を満たすことができることを出発点としている。
有利には、この電子制御モジュールは、更に、ソフト停止を制御するように構成される。有利には、時間的に変化する形で制限された停止動作電流の時間的に制限された時間フェーズを規定することができる。特に、停止フェーズが停止要件に応じて時間的に決められた継続時間後に出現するものと規定される。
ソフト停止に関して、このプログラムモジュールは、有利には、停止動作電流に関して、少なくとも一つの第一の停止時間区間用の第一の停止閾値電流制限関数と第二の停止時間区間用の第二の停止閾値電流制限関数を規定するように構成される。前述した有利なソフト起動と同様に、i=1...n(ここで、nは、自然数である)の数の時間フェーズを規定することができる。特に、各滞留時間と閾値電流の勾配に基づき、3個以上の時間フェーズ、有利には、4〜10個の時間フェーズを規定することができる。特に、例えば、停止時間区間の23msの継続時間毎に9個の時間フェーズを規定することができる。
有利には、停止フェーズにおいて、勾配値の絶対値を規定することができる。有利には、ソフト停止変化に関して、(振幅を規定すること無く、有利には、勾配を規定するだけで、ソフト停止変化を実現できるとの条件で)停止電流の勾配を規定すれば、それで十分である。有利には、前記の改善構成の中の一つに基づくソフト停止により、それに対応して電気モータの動作、即ち、特に、電流又は電圧などのエネルギー供給を中断することによって段階的に下降する動作電流が実現される停止フェーズを実現することができる。特に、このフェーズは、閾値電流に関する予め設定された停止勾配に応じて行なわれる。
別の有利な改善構成の範囲内では、コンプレッサの回転数が空気移送時の逆圧に依存することを低減、有利には、補償して大幅に排除、何れにせよ低減するのが有利であることが分かっている。別の改善構成の範囲内では、回転制御への許容差の作用を最小化するための圧力・電流消費量特性曲線の校正を規定することができる。
この改善構成は、基本的に逆圧の上昇により、コンプレッサの電流消費量が上昇することを明らかにした。この改善構成は、コンプレッサの回転数がほぼコンプレッサの供給電圧に比例することも示した。この改善構成の技術思想では、特に、供給電圧を制御するための電流に依存するPWM特性曲線を用いて、コンプレッサの回転数をコンプレッサの電流消費量に関して特に有利な形で制御することができる。
有利な改善構成の範囲内において、この電子制御モジュールは、目標電流として閾値電流を規定して、電気モータの動作電流を調節するように構成された調節ユニットを備えている。それに追加するか、或いはそれに代わる有利な改善構成の範囲内において、この電子制御モジュールは、回転数の上限又はそれと相関する制御量、例えば、回転数と関連付けることができる動作のための電流及び/又は電圧を規定して、電気モータの回転数を調節するように構成された調節ユニットを備えている。
この改善構成は、コンプレッサの無圧式スタートが所定の通りスタートプロセスにおいて比較的高い回転数を引き起こし、この有利なプロセスが、有利には、圧縮空気供給設備に繋ぐことが可能な空気圧設備の基本的に望ましい迅速な供給も引き起こすことを明らかにした。しかし、逆圧が上昇した場合、コンプレッサの回転数が比較的速く低下することも分かった。それは、コンプレッサの音響的に大きく目立つ動作変化を引き起こす。特に、二段式コンプレッサにおけるコンプレッサの比較的大きな過渡的な回転数動特性が音響的な外部作用に関して不利であることが分かった。特に、二段式コンプレッサのためには、この動作電流の関数として領域に渡って一定な回転数の上限を規定する改善構成が特に有利であることが分かった。そのため、起動プロセスに取り入れることが可能な小さい体積流量の圧縮空気を甘受すれば、動作プロセス全体に渡って優勢な音響的動作の利点が得られる。
特に有利な改善構成の範囲内では、この調節ユニットが、動作電流の関数としての電気モータの回転数変更性能をPWM特性曲線により制限するように構成されていると規定される。有利には、このPWM特性曲線は、有効電圧ランプの形で動作電流の関数として規定することができる。特に有利には、このPWM特性曲線は、そのような形又はそれ以外の形で制御モジュール及び/又は調節ユニットのプログラムモジュールに保存される。
有利には、このPWM特性曲線は、低い電流時の下方の有効電圧と高い電流時の上方の有効電圧を有し、この下方の有効電圧は、上方の有効電圧を下回る。有利には、電気モータの回転数変更性能も、低い電流時の上方の回転数値と高い電流時の下方の回転数値を有し、この上方の回転数値は下方の回転数値を上回る。有利には、このPWM特性曲線は、回転数変更性能に対して逆に推移し、特に、このPWM特性曲線は、回転数変更性能と絶対値に関して同じ勾配を有するが、符号が反対である。特に、回転数の上限は、動作電流の関数として領域に渡って一定である。
結局は、そのように特に良好にコンプレッサにおける逆圧時の回転数変更性能を補正することができる。そのために、有利には、始動プロセスの終了後、特に、起動フェーズ後、動作しているコンプレッサにおいて、圧力に依存する回転数変化が最小化されるように、パルス幅・休止時間比率を変化させる形又は周波数を変化させる形のPWM制御が行なわれる。
この供給電圧のPWM制御による回転数の制御又は調節は、特に、コンプレッサ電流のセンサ信号を使用する。例えば、回転数が低い場合には、最小電圧用のレベルを規定することができる。例えば、回転数が高い場合には、最高電圧用のレベルを規定することができる。例えば、回転数が高い場合でも、最小電圧用のレベルを規定することができる。例えば、回転数が低い場合でも、最高電圧用のレベルを規定することができる。
特に、コンプレッサの実際の回転数を検出するために、電流のリップルを使用することができる。圧縮機が、動作電流の時間的な推移から実際の回転数を算出できる解析ユニットを備えるのが特に有利であることが分かっている。有利には、電流リップルの多数の周期的な尖端部分の周波数を決定することができ、この周波数は、コンプレッサの実際の回転数に対応付けられ、この実際の回転数は、電気モータの回転数を調節するように構成された電子制御モジュールの調節ユニットのための入力値として使用される。
例えば、コンプレッサの圧縮フェーズと吸気フェーズの切換は、この改善構成の知見に基づき、動作電流の時間的な推移における多数の周期的な尖端部分の中の一つの尖端部分に対応付けることができる。それに追加して、或いはそれに代わって、電気モータの転流の切換も動作電流の時間的な推移における多数の周期的な尖端部分の中の一つの尖端部分に対応付けることができる。
ここで、以下において、同じく部分的に図示された従来技術と比較した図面に基づき、本発明の実施例を説明する。この図面は、必ずしも実施例を縮尺通りに図示しておらず、むしろ説明に役立つ場合、図面は、模式的な形及び/又は僅かに変形した形で図示されている。図面から直接認識できる教えの補足に関しては、関連する従来技術を参照されたい。この場合、実施構成の形状及び細部に関して、本発明の普遍的な考えから逸脱すること無く、多様な修正及び変更を実施できることを考慮されたい。本明細書、図面及び請求項に開示された本発明の特徴は、個別的にも任意に組み合わせても、本発明の改善構成にとって重要である場合が有る。更に、本明細書、図面及び/又は請求項に開示された特徴の中の少なくとも二つの全ての組合せが本発明の範囲内に含まれる。本発明の普遍的な考えは、以下において図示して説明する有利な実施構成の正確な形状又は細部に限定されないか、或いは請求項で権利を主張した対象と比べて限定された対象に限定されない。ここで示した大きさの範囲では、当該の限界内に有る値も限界値として開示されており、任意に採用して権利を主張することができる。本発明の更に別の利点、特徴及び詳細は、以下における有利な実施例の記述から、並びに図面に基づき明らかとなる。
車両の圧縮空気供給設備用の圧縮空気を生成する圧縮機のコンプレッサの動作時における、ブラシ付直流電気モータの形に構成された電気モータの動作電流に関する時間関数として、電流を制限しない場合の起動電流特性を図解する起動電流の推移例を図示したグラフ 図3に詳しく図示された圧縮空気供給設備の特に有利な構造形式の模式図 ブラシ付直流電気モータの形の電気モータを用いて圧縮空気を生成する圧縮機を備えた圧縮空気供給部を有し、この実施構成では、更に、二段式コンプレッサを有する圧縮空気供給設備を備えた特に有利な空気圧システムの接続図 電子制御機器が、特に、電子制御モジュール、調節モジュール及び解析ユニットを有する、図2の圧縮空気供給設備の圧縮空気供給部のために配備された圧縮機の構成図 図4Aに図示された圧縮機用の電子制御機器のシステム構成図 図4Aに図示された圧縮機用の修正された電子制御機器の詳細なシステム構成図 制御コンポーネント、実行可能なプログラムモジュール及びメモリを備えた、図4の電子制御モジュールの機能の模式図 例えば、n=4個の起動時間区間から成る圧縮機の電気モータの起動フェーズAnP用の時間関数としての閾値電流の閾値電流制限関数GFの特に有利な実施構成図 図4に図示されたブラシ付電気モータの動作電流に関する本発明の技術思想による有利な電流制限を実施した起動電流特性を図解するための起動電流の推移例のグラフ 例えば、n=4個の停止時間区間から成る圧縮機の電気モータの停止フェーズ(コンプレッサ停止フェーズ)AusP用の時間関数としての閾値電流の閾値電流制限関数GFの特に有利な実施構成図 動作電流の関数としての電気モータの回転数変更性能を制限するための電気モータMの標準動作の回転数制御用制御回路の模式図 前記の電気モータMの電流消費量、即ち、動作電流IBと回転数nKの間の関数関係と回転数への線形適合L(nK)を示すグラフ 前記の電気モータMの電流消費量、即ち、動作電流IBと逆圧pKの関数関係を示すグラフ 動作電流IBの関数としてのPWM制御(PWM)と回転数依存度(nK−IST)の逆向きの機能特性と、動作電流IBの関数としての、即ち、PWM制御による回転数制御の範囲内における前記の電気モータMの少なくとも領域に渡ってほぼ一定の回転数(nK−SOLL)を実現するためのその逆向きの機能特性の利用を示すグラフ 電流消費量とそれに対応する回転数の測定により「非制御特性」を校正して、許容差を低減するために使用することができる、ここでは、コンプレッサKの圧縮フェーズと吸気フェーズから得られる一次電流リップルの周波数から回転数nK−ISTを間接的に検出するための、特に、二段式のコンプレッサKが動作している場合の前記のブラシ付直流電気モータ500の電流推移グラフ
図1は、始動に関する、場合によっては、空気供給システム、特に、圧縮空気供給部の別のコンポーネント又は一般的に別の車両システムに不利に作用する可能性の有る約80アンペアの比較的高い電流レベルIB−Maxを有する、電流を制限しない場合の特徴的な起動電流特性を図示している。通常コンプレッサ用リレーによって制御され、直流ブラシ付モータを用いて駆動されるコンプレッサは、その電力消費量のために、始動時及び停止時において、場合によっては、変化する負荷条件下の動作時においても、多様な欠点を持つ可能性が有る。
これらは、特に、車両の車載電気回路及びコンプレッサ電源供給回路の安全設計にも作用する可能性が有る。それどころか、起動の瞬間におけるコンプレッサ電源供給配線を介した無理な電圧降下は、その結果電力消費を引き起し、それによりコンプレッサの起動能力に作用する可能性が有る。
この起動電流特性例のグラフが図1に図示されている。例えば、乗用車のエアースプリング用電気駆動式コンプレッサの電力消費量は、通常120Aまでの電流レベルIB−Maxの起動電流において180W〜400Wとなる。図1に図示されている通りの高い起動電流時には、コンプレッサのスタート能力を低下させる高い電圧降下が生じる。そのため、それを補償するためには、通常コンプレッサ電源供給線は、それに対応する横断面積を持たなければならない。更に、安全設計は、誤り無く作動するコンプレッサの起動電流に耐えることができなければならない。しかし、特に、車両の車載電気回路への作用に関して、スタータ用バッテリが弱っている場合、通常発電機がリレーを用いたコンプレッサの始動時における急峻な電流上昇に対応できないことを理解すべきである。その結果、車両に短時間の電圧不足が生じ、そのことが、更に、別のシステムの機能障害を引き起こす可能性が有る。この場合、既に、コンプレッサ動作電流の制限のためにコンプレッサを停止する前にギャラリ換気を行なうことが特に有利であると分かっている。
それに対して、コンプレッサ動作用のブラシ付直流電気モータをリレーにより停止させる際の、例えば、約25〜30Aの所要電流の急激な低下は、バッテリが弱っている場合、車載電気回路の望ましくない影響を引き起し、それが、最悪の場合正に別のシステムの機能障害を引き起こす短時間の過電圧を非常に高い確率で発生させる可能性が有る。
その上、特に、二段式コンプレッサの場合、コンプレッサの負荷・回転数特性が回転数とコンプレッサの逆圧への依存性を示すことが挙げられる。コンプレッサが動作している時の回転数の変化は、目立った音を発生させる可能性が有る。特に、第一及び第二の圧縮段を有する二段式コンプレッサは、一段式コンプレッサと比べて、関連する圧力範囲内において、例えば、図10と11に図示されている通り、一層明らかに目立つ回転数依存性を示す。そのことは、一段式コンプレッサでも確かに基本的に存在するが、二段式コンプレッサほど明らかではなく、そのため、特に、二段式コンプレッサでは、以下において説明する回転数制御の使用が有利であることが分かった。
前述した目立った事象又は問題を解決するために、少なくとも一つのソフト起動(CSS:コンプレッサ・ソフト・スタート)に切り換える電子制御機器900によって、コンプレッサを動作、停止させる。そのような電子回路は、コンプレッサの直ぐ近くに取り付けられており、図2では、例えば、圧縮空気供給設備と一緒に図示されている。先ずは、図2を参照すると、その図は、この場合(図示されていない)乗用車のエアースプリング設備の形の空気圧設備1001に供給するために設計された圧縮空気供給設備1000を模式図(A)で図示しており、この(図示されていない)空気圧設備1001は、別途図3の接続図により説明する。先ずは図2を(図3の一部も)更に参照すると、この圧縮空気供給設備1000は、圧縮機400を駆動する電気モータ500を有し、ここでは、圧縮機400は、複式圧縮機として構成されている。圧縮すべき空気は、圧縮機400に供給されて圧縮された後、圧縮空気として空気圧主配管200に供給される。同じく、空気圧主配管200には、乾燥容器140の部屋の中に直に形成された乾燥床で圧縮空気を乾燥させる役割を果たす、乾燥容器140を備えた空気乾燥機100が繋がっている。
この空気圧主配管200は、別の空気圧配管600を介して、全体として圧縮空気供給部1を圧縮機400から空気圧設備1001のギャラリ610への圧縮空気コネクタ2と接続している。この空気圧主配管200には、図2でその筐体の後に見えるバルブ装置300も空気圧により繋がっている。ここでは、このバルブ装置300は、電磁弁の形の制御弁320により切り換えることができる切換可能な方向制御弁装置310を備えている。このバルブ装置300には、ブースタ弁330も統合されている。このブースタ弁330(ここでは、2/2ブースタ弁)と電磁弁(ここでは、3/2電磁方向制御弁)の形の制御弁320は、ここでは、複式ブロック、即ち、二重弁として構成されている。ここでは、この二重弁は、弁装置300の方向制御弁装置310に統合されている。
全体として、構造ユニットとしての空気乾燥機100、弁装置300及び空気圧主配管200を用いて、モジュール方式で組み立てることができる電気モータ500と二段式圧縮機400を備えた圧縮空気供給設備1000が構成される。詳しくは、図2から明らかな通り、電気モータ500と圧縮機400を備えた筐体装置Gが実現されており、この圧縮機400は、中央の単体ブロックとしての役割を果たしている。特に、ここでは、この圧縮機400は、特に有利には、二段式圧縮機として構成されている。この筐体装置Gには、空気乾燥機100と弁装置300を対向する側に取り付けることができる。特に、乾燥機100と弁装置300は、交換可能な形で筐体装置Gに取り付けることができる。図2から識別できる筐体装置Gは、一方で電気モータ500、圧縮機400及び空気乾燥機100をほぼU字形状に取り付けている。この弁装置300は、このU字形状の配置構成に基づき取り付けられている。この筐体装置Gは、弁装置300をモジュール方式で取り付けることが可能な、弁装置300の方を向いたコネクタ面A1を有する。この筐体装置Gは、空気乾燥機装置100をモジュール方式で取り付けることが可能な、空気乾燥機装置100の方を向いたコネクタ面A2を有する。これらのコネクタ面A1とコネクタ面A2は、互いにコネクタ間隔を開けて配置されており、圧縮機400の単体ブロックの大部分は、このコネクタ間隔内に収容されている。空気乾燥機100と弁装置300の前記のコンポーネントのモジュール式配置構成のために、一方の乾燥機能と他方の圧縮空気制御機能の機能形態が空間的に切り離されている。これらの機能形態は、必要に応じて詳細に設計するとともに、場合によっては、置き換えたり、置き換えにより別個に変更することができる。
図2は、括弧として表すこともできるサスペンション700内における圧縮空気供給設備1000の例として挙げた構造実現形態を図示している。このサスペンション700は、電気モータ500用の動作電流IBを制限する閾値電流ISを時間的に変化する形で規定するように構成された電子制御機器900を保持している。それ以外に、このサスペンション700は、圧縮空気供給設備1000を支持するスプリング支持部710のシステムと、サスペンション700を車両の構造部分に取り付けるための同じく緩衝式固定コネクタ720とを備えている。
図3は、前述した形式の圧縮空気供給設備1000とエアースプリング設備の形の空気圧設備1001を備えた空気圧式圧縮空気供給システム1002の空気圧接続図を図示している。この圧縮空気供給設備1000の接続図には、筐体モジュール(ここでは、電気モータ500、コンプレッサ400及び制御機器900を備えた筐体装置Gの一部としての前記のサスペンション700)内に、圧縮機400’も図示されている。更に、(空気乾燥機100の)乾燥モジュール100’と、(ブースタ弁330を備え、この場合、制御弁320の形の逃がし弁も備えた)ブースタ弁筐体モジュール330’と、例えば、方向制御弁装置310、即ち、電磁弁の形の制御弁320により切換可能な方向制御弁装置310の弁筐体モジュール310’におけるフランジ301の形の空気分配モジュール301’とが表示されている。制御ユニットとして機能する弁装置300は、前記のフランジ301により圧縮空気供給設備1000の別のモジュール式ユニットにモジュール方式により組立可能な形で比較的簡単に取り付けることができる。
この圧縮空気供給設備1000は、空気圧設備1001を動作させる役割を果たす。そのために、この圧縮空気供給設備1000は、前述した圧縮空気供給部1と空気圧設備1001への圧縮空気コネクタ2を有する。この場合、圧縮空気供給部1は、空気供給部0と、この空気供給部0の前に配置されたフィルタ部品0.1と、この空気供給部0の後に配置された、電気モータ500により駆動される圧縮機400(ここでは、第一の圧縮段401と第二の圧縮段402から成る複式空気圧縮機)と、空気圧主配管200において乾燥容器140を備えた空気乾燥機100と繋がる圧縮空気供給部1のコネクタとから構成されている。
一つの部屋か、さもなければ複数の部屋の空気乾燥機100を配備することができ、例えば、空気圧主配管200において直列接続された第一の乾燥段と第二の乾燥段を形成する空気乾燥機100の第一の部屋と第二の部屋を配備することができる。ここでは、空気供給部0とその前に配置されたフィルタ部品0.1は、排気コネクタ3により一体化されている。
図3に図示された実施構成では、分岐配管230が、圧縮空気供給部1において空気圧主配管200から分岐して、排気コネクタ3とその後に接続されたフィルタ部品0.1への排気配管240に繋がっている。この空気圧主配管200は、別の空気圧配管600を備えた空気圧設備1001にまで延びる第一の空気圧接続部の唯一の空気圧配管である。この空気圧主配管200は、空気圧により圧縮空気供給部1と圧縮空気コネクタ2を接続しており、空気圧主配管200には、空気乾燥機100と、更に、圧縮空気コネクタ2の方向には、解放可能な逆止め弁311及び第一の絞り弁331とが配置されている。この空気圧を解放可能な逆止め弁311と圧縮空気コネクタ2の間には、第一の絞り弁331が配置されている。方向制御弁装置310の一部として、解放可能な逆止め弁311の外に、制御可能な排気弁312が、排気配管240において第二の絞り弁332と直列に接続する形で配置されている。この第一の絞り弁331と空気圧を解放可能な逆止め弁311の直列構成は、空気圧主配管200における空気乾燥機100と空気圧設備1001への圧縮空気コネクタ2の間に配置されている。第二の絞り弁332の公称幅は、第一の絞り弁331の公称幅を上回る。
更に、この圧縮空気供給設備1000は、前記の空気圧主配管200、排気コネクタ3、フィルタ部品0.1及び消音器の中の一つ以上と空気圧により接続された第二の空気圧接続部、即ち、前述した排気配管240を備えている。
この排気弁312は、ここでは、空気圧を解放可能な逆止め弁311とは別の方向制御弁として構成されており、排気配管240により構成される第二の空気圧接続部内に配置されている。この制御可能な排気弁312は、間接的に切り換えられるリレー弁として構成された、3/2方向制御電磁弁の形の前述した制御弁320を備えた弁装置300の一部である。この制御弁320は、制御弁320のコイル322への電圧信号及び/又は電流信号の形で制御線321を介して伝えることが可能な制御信号により制御される。この制御により、制御弁320は、図3に図示された電流が流れていない位置から空気圧的に開かれた電流が流れている位置に移行することができ、この位置では、制御圧は、空気圧制御配管250を介して空気圧主配管200からリレー弁としての制御可能な排気弁312の空気圧制御部にまで伝わる。電流が流れていない位置では、空気圧主配管200は、解放可能な逆止め弁311により閉じられている。この制御可能な排気弁312は、ここでは、更に、圧力制限部313を備えている。この圧力制限部313は、空気圧制御配管を介して排気弁312の前で、具体的には、分岐配管230と排気弁312の間で圧力を抜いて、その圧力が、閾値圧力を上回った場合に、調整可能なスプリング315の力に対抗して排気弁312のピストン314を弁座から引き上げる、即ち、この制御可能な排気弁312は、制御弁320により制御されなくても開いた位置に移行する。このようにして、意図しない高過ぎる圧力が空気圧システム1000内に発生することを防止している。
この制御弁320は、ここでの閉じられた状態では、制御配管250を切り離して、別の排気配管260を介して排気コネクタ3への排気配管240と空気圧により接続されている。言い換えると、図3に図示された制御弁320の閉じられた位置では、方向制御弁装置310、特に、排気弁312と制御弁320の間に有る制御配管250の配管区間251は、制御弁320と排気コネクタ3の間の別の排気配管260と接続されている。そのために、この別の排気配管260は、別の分岐コネクタ261により別の排気配管240と繋がっている。この分岐配管230と別の排気配管240は、分岐コネクタ261を介して排気コネクタ3に通じている。
特に、空気圧主配管200又は別の空気圧配管600から空気圧制御配管250を介して流れて来た制御圧が圧縮空気コネクタ2に生じた場合、この制御弁320により、ピストン314に圧力を加えて排気弁312を開くことができる。この制御弁320を開いた状態に移行させることは、排気弁312を開くだけでなく、解放可能な逆止め弁311も解放させることとなる。言い換えると、電磁弁装置300の制御弁320は、逆止め弁311と共に逆止め弁311と別個に配備された排気弁312も制御する役割を果たしている。そのことは、開いた位置への制御弁320の切換時に空気乾燥機100の空気圧を両側に開くこととなる。この圧縮空気供給設備1000が占めることができる別の動作位置は、動作中に空気圧設備1001の排気と同時に空気乾燥機100の起動のために使用することができる。図3に図示された圧縮空気供給設備1000の動作位置は、貫流方向に逆止め弁311を貫流させて、特に、空気圧主配管200と別の空気圧配管600を介して空気圧設備1001に空気を充填する役割を果たす。
この場合、図3のエアースプリング設備の形の空気圧設備1001は、詳しく図示されていない乗用車の各車輪に対応付けられた、車両のエアースプリングを構成する四個の所謂蛇腹1011,1012,1013,1014を有する。更に、このエアースプリング設備は、蛇腹1011,1012,1013,1014に速く供給できる圧縮空気を溜める蓄圧器1015を有する。各蛇腹1011〜1014には、それぞれギャラリ610から分岐するスプリング分岐配管601,602,603,604において、それぞれ蛇腹1011〜1014と共に構成されるエアースプリングを開閉するための車高調整弁としての役割を果たす電磁弁1111,1112,1113,1114がそれぞれ前置されている。これらのスプリング分岐配管601〜604における電磁弁1111〜1114は、2/2方向制御弁として構成されている。蓄圧器分岐配管605において、蓄圧器1015に対して、別の2/2方向制御弁の形の電磁弁1115が圧力補償弁として前置されている。これらの電磁弁1111〜1114は、スプリング・蓄圧器分岐配管601〜604又は605を用いて、共通の集積配管、即ち、前述したギャラリ610とその次の別の空気圧配管600とに接続されている。このギャラリ610は、空気圧配管600を介して圧縮空気供給設備1000の圧縮空気コネクタ2と空気圧により繋がっている。ここでは、電磁弁1111〜1115は、5個の弁から成る弁ブロック1010として配置されている。これらの電磁弁は、図2では電流が流れていない状態で図示されており、この場合、電磁弁1111〜1115は、電流が流れていない閉じた電磁弁として構成されている。ここでは図示されていない別の修正実施構成は、これらの電磁弁の別の構成を実現することができ、弁ブロック1010の範囲内で、より少ない電磁弁を使用することもできる。
この空気圧設備1001に空気を充填するために、蛇腹1011〜1014の前に配置された電磁弁1111〜1114及び/又は蓄圧器1015の前に配置された電磁弁1115は、開いた位置に切り換えられる。それにも関わらず、空気圧設備1001において、電磁弁1111〜1114又は11115の開いた位置では(及び閉じた位置でも)、この場合、逆止め弁311が解放されていないために、圧縮空気供給設備1000から切り離された空気圧設備1001の動作位置も可能である。言い換えると、逆止め弁311が閉じられている場合、電磁弁1111〜1114を任意に開閉することができ、そのため、空気圧設備1001の独立した動作が可能である。特に、(例えば、車両のオフロード動作への)蛇腹1011〜1015の切換により、圧縮空気供給設備1000に圧力を加えること無く、蓄圧器1015から蛇腹1011〜1015への空気の充填又はギャラリ610を介した空気圧設備1001の圧力測定を行なうことができる。特に、空気乾燥機100は、逆止め弁311が圧縮空気コネクタ2から圧縮空気供給部1への空気の流れを阻止し、制御弁320が閉じているために、不必要に圧縮空気を加えられることから保護されている。有利な手法では、空気乾燥機100に圧縮空気を加えることは、空気圧設備1001の如何なる動作位置でも有利ではない。むしろ、空気乾燥機設備100の効果的で速い起動のためには、専ら圧縮空気コネクタ2から圧縮空気供給部1への空気圧設備1001の排気時に、(逆止め弁311を解放することにより)それを実施するのが有利である。そのために、前述した通り、制御弁320を開いた位置に切り換えて、それにより、排気弁312を開くとともに、逆止め弁311を解放する。空気圧設備1001の排気は、第一の絞り弁331と解放された逆止め弁311により空気乾燥機100を起動して、次に第二の絞り弁332と排気コネクタ3に対して開いた排気弁312により行なわれる。言い換えると、逆止め弁311を解放する操作と同時に、排気弁312を開く操作のために、例えば、段付きピストンとして実現できる、制御弁320によって空気圧により制御可能な制御ピストン314が配備されている。
図4Aは、圧縮機400’を構成する第一の圧縮段401及び第二の圧縮段402を備えた二段式コンプレッサ400と電気モータ500の模式図を図示している。図4Bから明らかな通り、電気モータ500は、マイクロコントローラの形の制御コンポーネント911と実行可能なコンピュータプログラム製品を備えたプログラムモジュール912とを備えた電子制御モジュール910を有する、図3に初めて図示されている制御機器900により駆動される。このプログラムモジュールは、制御モジュール910のメモリ913に保存することができる。更に、この制御機器900は、動作電流を調節するための第一の調節モジュール921とコンプレッサ用モータMの回転数を調節する第二の調節モジュール922とを有する。更に、この制御機器900は、電気モータ500の動作電流の時間的な推移からコンプレッサ用モータM又はコンプレッサ400の実際の回転数nK−ISTを算出するように構成された解析ユニット930を有する。
前記の制御機器900のユニットとモジュールを列挙した例は、特に、最終的なものではなく、むしろ制御機器900は、コンプレッサ400、特に、コンプレッサ用モータMの制御及び/又は調節を目的とする更に別の制御ユニット、調節ユニット及び解析ユニットを備えることができる。更に、図4Bに図示されたモジュールとユニットのグループ分けは、単なる例であり、制御・調節ユニット900の原理を図解することを意図している。
制御・調節機器900’の別の変化形態例が、図4Cに図示されている。この機器は、図4Bの前記の制御・調節機器900と同様に、マイクロコントローラ又はそれと同等の物などの制御コンポーネント911、プログラムモジュール912及びメモリ913を備えた前記の制御モジュール910を有する。更に、この制御・調節機器900’の調節モジュール920は、コンプレッサ用モータMの起動フェーズのための調節ユニット921を有する。特に、この調節ユニット921は、動作電流IBの起動電流、即ち、起動フェーズAnPにおける動作電流IBを調節するように構成されている。更に、この調節モジュール920は、負荷フェーズLaPのための調節ユニット922を有する。特に、この調節ユニット922は、コンプレッサ用モータMの回転数nKを調節するように構成されている。更に、調節モジュール920は、終了又は停止フェーズAusPのための調節ユニット923を有する。特に、この調節ユニット923は、動作電流IBの停止電流、即ち、停止フェーズAusPにおける動作電流IBを調節するように構成されている。
更に、この解析ユニット930は、コンプレッサ用モータMのパラメータの実際値を検出するように構成されている。特に、この解析ユニット930は、コンプレッサ用モータMに対する実際値要求を切り換えるように構成された入力モジュール931を有する。別の入力モジュール932が、コンプレッサ用モータMの動作電流IBの実際値を受信するように構成されている。別の入力モジュール933は、コンプレッサ用モータMの動作電圧の値、特に、動作電圧UBの実際値を受信するように構成されている。
更に、図4Cの制御・調節機器900’は、アクチュエータを切り換えるための切換ユニット940を有し、このユニット940は、それに適した数の半導体スイッチを備えている。特に、前記のマイクロコントローラ及び/又はアクチュエータの半導体スイッチの形の制御コンポーネント911は、一つ以上のMOSFETモジュールに基づき構成することができる。
更に、図5は、電子制御・調節機器900,900’の機能を模式図で図示している。この制御・調節機器900,900’の機能は、場合によっては、調節モジュール920と協力した動作により、基本的に(特に、制御コンポーネント911と実行可能なプログラムモジュール912の機能を組み込んだ)制御モジュール910と解析ユニット930に統合されている。制御コンポーネント911上で実行するように実現されているような、制御機器910の機能は、基本的に三つのカテゴリ、即ち、起動フェーズAnP、負荷フェーズLaP及び停止フェーズAusPのための機能から成る。起動フェーズAnPでは、時間的に制限された第一の時間フェーズAnP1と時間的に制限された第二の時間フェーズAnP2のための制御モジュール910の第一の機能が利用可能であり、第二の時間フェーズAnP2には、この場合、四つの起動時間区間AnP21,AnP22,AnP23及びAnP24が有り、これらでは、異なる起動閾値電流制限関数GF、即ち、各起動時間区間AnP21,AnP22,AnP23及びAnP24に関する図6のAnGF1,AnGF2,AnGF3,AnGF4が利用可能である。
停止フェーズAusPでは、異なる停止制限関数GF、即ち、ここでは、四つの異なる停止時間区間AusP1,AusP2,AusP3,AusP4に関する図8の停止制限関数AusGF1,AusGF2,AusGF3,AusGF4による停止フェーズAusPの停止閾値電流のための機能が有る。起動フェーズAnP1,AnP2及び停止フェーズAusPの間、解析ユニット930を介して実際値として動作電流IBが利用可能である。各四つの時間区間、即ち、起動時間区間AnP21,AnP22,AnP23,AnP24と停止時間区間AusP1,AusP2,AusP3,AusP4に対しても、プログラムモジュール912又はメモリ913から、それぞれ閾値電流制限関数GFが対応付けられている。図4と図5に列挙された符号を用いたグラフである別の図6〜図8に基づき、これらを説明する。
図6のa)では、起動時間区間AnP21,AnP22,AnP23,AnP24の各々に対して、それぞれ一次式の起動閾値電流制限関数GF、即ち、AnGF1〜AnGF4が対応付けられている。これらの起動閾値電流制限関数AnGF1,AnGF2,AnGF3,AnGF4は、それぞれ起動時間区間における勾配Grad1,Grad2,Grad3,Grad4(ここでは、+4,+2,−1又は+1,+/−0)と滞留時間AnT1,AnT2,AnT3,AnT4によって決定することができる。スタート電流I−STARTと終了電流I−END及びそれに対応する制御点I0,I1,I2,I3及びI4を規定(I0=I−START及びI4=I−END)すると、起動フェーズAnPの第二の時間フェーズAnP2全体に渡る起動閾値電流制限関数GFの全体的な推移が決定される。当然のことながら、基本的に、ここで例として示した数(n=4)の起動時間区間は、必要に応じて減らすか、或いは有利には、増やす、特に、例えば、それぞれ25msの継続時間のn=5個以内の起動時間区間AnP2i(i=1...n)に増やすことができる。数字nの最後の起動時間区間は、それぞれ持続的な動作への遷移域としての役割を果たす。この具体的な推移も、例えば、Grad3の代替を提示するようにして、必要に応じて調整することができる。起動フェーズAnPの第一の時間フェーズAnP1全体は、電流を制限されないか、或いはそこでは、起動閾値電流制限関数GFが無限となっている。
図6のb)によると、模式的に図示されたサンプリング速度又は半導体スイッチクロックサイクルSR、特に、MOSFETのクロックサイクルにより、コンプレッサ動作状態のサンプリングを行なうことができ、そのことは、サンプリングユニットのそれに対応する走査信号に反映させることができる。動作電流IBが閾値電流ISに達した場合、ここでは、上回った場合、電気モータ500の動作電圧の遮断によりコンプレッサの動作を中断するとの規則が適用される。これらの時点は、制御信号化により動作電圧UBの遮断に利用される。しかし、任意の時点をマイクロコントローラ911により規定するか、或いはスイッチにより切り換えることもできる。図6のc)では、コンプレッサ用モータMにおいて前記の形式の動作パラメータ、即ち、特に、コンプレッサ動作電流及び/又はコンプレッサ動作電圧を要求する信号SSが見える。
その結果、図7の通り、動作電流区間の連続しない推移として出現する動作電流IBが得られる。この動作電流IBの尖端部分を繋いだ包絡線E(IB)は、閾値電流ISの起動閾値電流制限関数GFにより規定される最大値と勾配Grad1,Grad2,Grad3,Grad4以内となることを特徴とする。そのため、電気モータ500の動作電流IBは、目的通り正確に前述した方法の範囲内で推移し、その結果、図1の動作電流IBと異なり、電気モータの確実に電流を制限した起動フェーズAnPを電力損失無しに実現することができる。
言い換えると、前に説明した起動電流を制限する方法は、動作電流IBがほぼ前述した制限関数GFにより規定される包絡線E(IB)以内となるような、起動電流のピークと起動電流の勾配を低減する電流制御と解釈することもできる。即ち、ここで考察した、或いはコンプレッサソフト起動(CSS)により制御されたコンプレッサスタートフェーズは、電流制限が行なわれない第一の時間フェーズAnP1と、前述した通り、時間的に変化する電流制限が行なわれる第二の時間フェーズAnP2とに分けられる。これら二つの時間フェーズAnP1,AnP2は、ここでは、第二の時間フェーズAnP2の通り、更に、コンプレッサ用モータへのより良好な適合性を保証する複数の起動時間区間AnP2−1234に分割することができる。
第一の時間フェーズAnP1に関して、始動プロセスの重要な部分が実際に第一の時間フェーズの第一のサブフェーズに関連することが確認でき、その理由は、一方で、コンプレッサ電流を早くもこのサブフェーズ内で制限しなければならず、他方で、より確実なコンプレッサ起動を保証しなければならないからである。即ち、より確実なコンプレッサ起動を保証するためには、起動トルクを上回らなければならない。この起動トルクは、例えば、コンプレッサ導管内の圧力pK、電気モータの実際の回転角などのコンプレッサKの構造と動作履歴に依存する。起動トルクを上回らなかった場合、起動プロセスの間、特に、第一の時間的に制限された時間フェーズAnP1の間、未だコンプレッサが停止された状態となる可能性が有る。この場合、コンプレッサは、今や全く起動せずに、電気モータは、許容されない高い動作電流を呼び起こす。このようなコンプレッサ400の停止したままの電気モータ500の危機的な状況は、供給電圧が低い時の方が、供給電圧が高い時よりも高い確率で発生する可能性が有る。即ち、コンプレッサK、即ち、圧縮機400’のコンプレッサ400における電気モータ500の停止状態を防止するために、第一の時間フェーズAnP1において、測定した供給電圧に応じたコンプレッサ制御形態を計算して設定する。この場合、最小制御時間の時間的に制限された第一の時間フェーズAnP1における第一の制御フェーズを規定する。この最小制御時間は、測定した電圧に応じて設定することができる。低い電圧は、例えば、より長い最小制御時間を生み出す。即ち、第一の時間フェーズAnP1において、コンプレッサ電流の直接的な制限は行なわれない。むしろ、時間的に制限された第一の時間フェーズAnP1における結果として得られた制御継続時間、即ち、ここでは、測定した電圧に応じた最小制御時間としての図6に図示された時間T−START(ここでは、2,000μs)に渡って、間接的な制限が行なわれる。
第二の時間フェーズAnP2に関して、既に説明した変化する形の電流制限が閾値電流ISを表す起動閾値電流制限関数GFを用いて行なわれる。この第二の時間フェーズAnP2における好適なサンプリング速度SRは、第一の時間フェーズAnP1と異なり、第二の時間フェーズAnP2において好適に設定することができる。この場合、実際に測定されたコンプレッサ電流、即ち、動作電流IBが、起動閾値電流制限関数GFの予め設定された閾値電流IS AnGF1,AnGF2,AnGF3,AnGF4を上回った場合、半導体スイッチを用いて、コンプレッサに加える動作電圧UBが遮断される。図7の動作電流IBの低下に対応して表される短い停止時間後に、動作電圧UBが再び投入されて、起動制限関数AnGF1,AnGF2,AnGF3,AnGF4の上昇する推移に基づく次のより高い電流閾値ISを上回った後、再び遮断される。そのため、許容される動作電流IBは、制御点I0〜I4を直線として繋いだ起動閾値電流制限関数GFに基づく開始値IStart〜終了値IEndまでのコンプレッサ電流として表される。この第二の区間における動作電流IBとして許容されるコンプレッサ電流の時間的な推移は、例えば、滞留時間AnT1〜AnT4の四つの直線的な範囲又は四つのサブフェーズにより規定される。最後のサブフェーズ(ここでは、滞留時間AnT4の起動時間区間AnP24)の満了後、コンプレッサスタートフェーズが始まって、ここでは、負荷フェーズLaPとして表示されたコンプレッサ動作フェーズに切り換わる。この切換は、サンプリング速度の制御されたクロックサイクルにより測定された動作電流IBに依存しない、即ち、最後の起動時間区間AnP24のPWM信号に依存しない。
図8から明らかな通り、停止電流勾配も同様の電流制御により低減することができる。実際に測定されたコンプレッサ電流(動作電流の実際値IB−IST)が予め設定された限界値を下回った(動作電流の閾値電流IS=動作電流の目標値IS−SOLL)場合、半導体スイッチを用いて、コンプレッサ供給電圧が再び投入される。短い投入時間後、動作電圧UBが再び停止されて、次のより低い限界値を下回った後に、再び投入される。そのため、コンプレッサの動作電流IBは、ゆっくりと低減される。コンプレッサ停止フェーズでは、この実施構成に基づき、常にコンプレッサ電流が制御される。
そのために、図8は、図6の上方部分と同様に、ここでは、四つの停止閾値電流制限関数GF、即ち、制御点I0,I1,I2,I3,I4に沿ったAusGF1,AusGF2,AusGF3,AusGF4(ここで、I0は任意のスタート電流I−STARTに対応し、I4は任意の終了電流I−ENDに対応し、また、Grad1,Grad2,Grad3,Grad4(この場合、−2,−1,+/−0,+/−0)は停止閾値電流制限関数AusGF1,AusGF2,AusGF3,AusGF4の勾配を表す)に沿った閾値電流ISの全体的な推移から得られる、停止フェーズAusPにおける停止閾値電流の推移を図示している。当然のことながら、基本的に、ここで例として示した数(n=4)の停止時間区間AusPi(i=1...n)は、必要に応じて減らすか、或いは有利には、増やす、特に、例えば、それぞれ25msの継続時間の例えば、n=9個以上の数の停止時間区間に増やすことができる。数字nの最後の起動時間区間は、それぞれ持続的な停止への遷移域としての役割を果たす。この場合、終了電流、ここでは、I4が十分に小さい、特に、ほぼ0であるか、或いは0に向かうとともに、開始値I0が公称範囲内に有ることが重要である。個々の停止閾値電流制限関数GFが、停止時間区間AusP1〜AusP4の滞留時間AusT1〜AusT4に渡って決定される。即ち、動作電流の最大勾配又はピークを上回ること無く、動作電流IBを閾値電流IS以内に保持して、目的通り正確に定義されたランプに沿って低下させることができる。動作電流の実際の推移は、図7の例と同様に、ピークが包絡線以内に留まる断続的な電流関数によって得られる。それに対応して、停止動作電流IBの変化は、図8の閾値電流ISに関する停止閾値電流制限関数GFを下回る。
図9は、負荷フェーズLaPの機能に関して、以下において略号Kとも呼ばれる、コンプレッサ用モータMの以下で説明する制御ループRを切り換える調節モジュール920の動作形態を図示しており、具体的には、回転数上限nK−SOLL、即ち、動作電流IBの関数として領域に渡って一定の回転数上限nK−SOLLを規定して、電気モータ500の回転数nKを制御するように構成された制御・調節機器900及び/又は900’の調節ユニット922の動作形態を図示している。
制御ループRの制御工程R1では、コンプレッサKと電気モータMを有する圧縮機の動作時に、コンプレッサの回転数nK、コンプレッサの逆圧pK及び電気モータの動作電流IBの値が得られる。制御ループの制御工程R2では、図5に図示された解析ユニット930により、動作電流IBが測定される。第三の工程R3には、単独又は組み合わせて使用可能な二つの手法が有る。第三の工程R3の第一の手法R3.1では、測定した動作電流IBから、先ずは動作電流の実際値IB−ISTが算出されて、この制御ループの第一の分岐Iに与えられる。第三の工程R3の第二の手法R3.2では、図13に図示されている通り、動作電流IBの第一の微分(IB)’を用いて、即ち、具体的には、電流リップルの周波数から、コンプレッサの回転数の実際値nK−ISTが算出されて、この制御ループの第二の分岐IIに与えられる。
この制御ループの第一の分岐の第四の制御工程R4では、動作電流IBの実際値IB−ISTが目標値としての閾値電流IS(IS−SOLL)と共に比較器に供給される。この比較器は、更に、図4〜図8に基づき説明した措置により、実際の動作電流IBを閾値電流IS−SOLL以内に保持するために、電気モータとして構成されたコンプレッサ用モータM(又は500)の動作電圧UB、動作電流IB又はその他の動作エネルギーを遮断し、その場合、動作フェーズに応じて、異なる制御メカニズムが用いられる。起動フェーズAnPでは、特に、第三の制御工程の第一の手法R3.1を含めて、前記の形式の電流制御が用いられる。負荷フェーズLaPでは、制御工程R5のPWMを用いた第三の制御工程の第二の手法R3.2の回転数制御が用いられる。この実際の回転数値nK−ISTは、又もや目標回転数nK−SOLLと共に、動作電流の関数として、最終的に電気モータ500の有効電圧Ueffを与えるPWM信号PWMを生成するために、制御工程R3に続いて制御ループRの制御工程R5において使用される。
そのために、図10は、一方の、ここでは、ローパスフィルタを通した(例えば、本当の動作電流を平滑化した平均値としての)電流消費量、即ち、動作電流IBと、線形適合L(nK)と共に二段式コンプレッサ400の直線的に低下する特性曲線としての回転数nKとの間の関数関係を図示している。この直線的に低下する特性曲線の関数関係は、図11に図示された電流消費量、即ち、ここでは、動作電流IBと、コンプレッサの動作中の充填プロセス時に上昇する逆圧pKとの間の関数関係によってのみ成り立つ。
図12は、図10に図示された回転数nKの実際値、即ち、その非制御値nK−ISTの関数と、それと反比例する、即ち、絶対値は同じであるが、反対の符号が付いた勾配の電気モータMの有効動作電圧を制御するためのPWM特性曲線PWMとを再度図示している。ここでは、PWM値は、低い電流(20A)時の約85%と高い電流(32A)時の100%の間に有る。
次に、図10と図11に図示された依存性に基づき、実際に回転数nKの目標値nK−SOLL、即ち、ここでは、動作電流IBの広い区間に渡って一定である目標回転数nK−SOLLの制御値を設定する。言い換えると、有効動作電圧を制御するPWM信号の上昇する特性曲線PWMによって、nK−ISTの低下する依存性を補償する。そして、全体的として、前述した制御工程R3,R5,R6を出発点として、制御ループRの第二の分岐IIに沿ったPWM制御による制御工程R6に基づく回転数制御が得られる。
図13は、補足として、更に、許容差を低減するための電流消費量とそれに対応する回転数の測定による非制御特性の校正を図示している。この場合、コンプレッサの圧縮フェーズと吸気フェーズから発生する一次電流リップルの周波数からの回転数nKの計算が行なわれる。そのために、図13は、ピークの数が周期的に繰り返され、その周波数が基本的にコンプレッサの回転数の算出を可能とする、コンプレッサ動作時の電流の推移を図示している。
図13により、波高値解析の範囲内において周波数fとしてコンプレッサの回転数を算出する手法が図示されており、この解析が、先ず周期継続時間Tを提供し、周期継続時間Tは、その逆数により、コンプレッサ400の回転数nKの尺度として周波数fを提供する。ここでは、0.0019秒の周期継続時間の例が与えられており、それは、52.6回転/秒の周波数に対応し、それは、nK=3,156回転/分に対応する。前記の周期継続時間Tに関して、動作電流IBの平均電流I_Mittelも決定することができる。
更に、圧力が上昇すると、コンプレッサの電流消費量が上昇することが確認できる。二段式コンプレッサの電流消費量と回転数の関係に基づき、望ましくない回転数の低下が逆圧と共に大きくなることが起こる。従って、特に、小さい体積の充填時に、回転数の低下が速くなるとともに、音響的に目立ってくる。それは、エアースプリングシステムにおいて、例えば、リフトプロセス又は蓄圧器の充填を開始するための乾燥機への充填毎に起こる。コンプレッサのPWM制御により、コンプレッサの有効供給電圧をPWM比率に比例して低減することができる。そのため、回転数が供給電圧にほぼ比例するので、それに応じて回転数を低減することができる。必要な回転数の低減量又は必要な供給電圧の低減量は、測定したコンプレッサ電流から導き出される。電流消費量を小さくする場合、供給電圧が、そのため、回転数が所定の値に低減される。この所定の値は、負荷がより高い時に設定される回転数に対応する。即ち、このより高い負荷は、例えば、最大システム圧力時の負荷とすることができる。このより高い負荷は、最大蛇腹圧力時の負荷とすることもできる。このより高い負荷は、任意の圧力時の負荷に対応させることもできる。
PWM信号と最小回転数の間の関係は、以下に記載した式で表現できる。
PWM[%]=nK−min/(b×IB+c)
ここで、IBは動作電流であり、nK−min、b及びcは定数(この場合、nK−min=2,800、b=−37.9、c=4,000)である。nK−minを用いて、低減すべき目標回転数nK−SOLLが決定される。
修正した実施構成において、負荷フェーズLaPの開始時及び/又は起動フェーズAnPから負荷フェーズLaPへの移行AnP−LaP時に、(制御の際に)予め設定された回転数制御により動作するように修正した起動フェーズを実現することができる。そのために、回転数nKが分かっている場合、コンプレッサ400の無圧式スタートを設けると規定することができる。これに基づき、一定の回転数を実現するためには、予め設定されたPWM比率を使用するのが有利であることを示すことができる。
特に、車高設定のために圧縮空気供給設備を使用する特別な場合、それに対応したスプリング設計時に圧力が殆ど変化しないと想定することができる。特に、そのような場合のために、さもなければ、一般的に(最悪の場合、半導体スイッチでの過剰な熱の発生及び/又は移送体積への悪い影響を引き起こす可能性の有る)より長く続く動作を防止するために、計算した100%以内のPWM比率により、100%にまで時間的に設定可能なランプによってコンプレッサの動作を高めることができる。この改善構成は、それに対応してゆっくりと切り換えられた場合に、それと関連する回転数の変化が主観的に感じ取れなくなることを示した。
例えば、0.3%PWM/秒〜0.7%PWM/秒の値を規定することができる。
0 空気供給部
0.1 フィルタ部品
1 圧縮空気供給部
2 圧縮空気コネクタ
3 排気コネクタ
100 空気乾燥機
100’ 乾燥モジュール
140 乾燥容器
180 空気乾燥機
200 空気圧主配管
230 分岐配管
240 排気配管
250 空気圧制御配管
251 配管区間
260 排気配管
261 分岐コネクタ
300 弁装置
301 フランジ
301’ 空気配分モジュール
310 方向制御弁装置
310’ 弁筐体モジュール
311 逆止め弁
312 排気弁
313 圧力制限部
314 ピストン
315 スプリング
320 電磁弁、制御弁
321 制御線
322 コイル
330 ブースタ弁
330’ ブースタ弁筐体モジュール
331 第一の絞り弁
332 第二の絞り弁
400 コンプレッサ
400’ 圧縮機
401 第一の圧縮段
402 第二の圧縮段
500 電気モータ
600 空気圧配管
601,602,603,604 スプリング分岐配管
605 蓄圧器分岐配管
610 ギャラリ
700 サスペンション
710 スプリング支持部
720 固定コネクタ
900,900’ 制御機器、調節機器
910 制御モジュール
911 制御コンポーネント
912 プログラムモジュール
913 メモリ
920 調節モジュール
921 第一の調節ユニット
922 第二の調節ユニット
923 第三の調節ユニット
930 解析ユニット
931,932,933 入力モジュール
940 アクチュエータ
1000 圧縮空気供給設備
1001 空気圧設備
1002 圧縮空気供給システム
1010 弁ブロック
1011,1012,1013,1014 四つの蛇腹
1015 蓄圧器
1111,1112,1113,1114 電磁弁
A1,A2 コネクタ面、コネクタ側面
AnP 起動フェーズ
AnP1 第一の時間フェーズ
AnP2 第二の時間フェーズ
AnP21,AnP22,AnP23,AnP24 起動時間区間
AnT1,AnT2,AnT3,AnT4 起動時間区間での滞留時間
AnGF1〜AnGF4 起動閾値電流制限関数GF
LaP 負荷フェーズ
AusP 停止フェーズ
AusP1,AusP2,AusP3,AusP4 停止時間区間
AusT1,AusT2,AusT3,AusT4 停止時間区間での滞留時間
G 筐体装置
GF 閾値電流制限関数
Grad1,Grad2,Grad3,Grad4 勾配
IB 動作電流
E(IB) 包絡線
IB−IST 動作電流の実際値
I−END 終了電流
IS 閾値電流
IS−SOLL 閾値電流の実際値
I−START スタート電流
I−END 終了電流
I0,I1,I2,I3,I4 制御点
M コンプレッサ用モータ、電気モータ
LaP 負荷フェーズ
nK 電気モータ/コンプレッサの回転数
nK−IST コンプレッサの回転数の実際値
nK−SOLL 回転数の上限
nK−min (そこまで低減すべき)所定の目標回転数
pK コンプレッサの逆圧
R1,R2,R3,R4,R5,R6 制御工程
I 制御ループの第一の分岐
II 制御ループの第二の分岐
SR サンプリング速度
SS 制御信号
UB 動作電圧
t 時間
T−START スタート時間
T1,T2,T3,T4 滞留時間
PWM PWM特性曲線
R 制御ループ
Uelf 有効電圧ランプ

Claims (23)

  1. ブラシ付直流電気モータ(BDC電気モータ)の形の電気モータ(500)と、
    この電気モータ(500)により駆動することが可能なコンプレッサと、
    を備え、
    制御機器(900)の電子制御モジュール(910)を用いて、この電気モータ(500)の動作電圧(IB)を制限する形で、この電気モータ(500)を制御することが可能である、
    特に、車両の圧縮空気供給設備(1000)用の圧縮空気を生成する圧縮機(400’)において、
    この電子制御モジュール(910)が、
    制御コンポーネント(911)と、実行可能なプログラムモジュール(912)とを有し、
    動作電流(IB)を制限する閾値電流(IS)を時間的に変化する形で規定するように構成されている、
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 当該のコンプレッサが、少なくとも一つの第一と第二の圧縮段(401,402)から成る二段式コンプレッサ(400)であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 当該のプログラムモジュール(912)が、動作電流(IB)を制限するために、当該の閾値電流(IS)の少なくとも一つの閾値電流制限関数(GF)を時間(t)の関数として規定するように構成されており、
    当該の制御コンポーネント(911)が、電気モータ(500)の動作エネルギー又はそれ以外の動作パラメータ、特に、電気モータの動作電圧(UB)を遮断するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 当該の電子制御モジュール(910)、特に、解析ユニット(930)及び/又はアクチュエータ(940)が、動作電流(IB)が当該の少なくとも一つの閾値電流制限関数(GF)の閾値電流(IS)に達したかを調べることと、特に、所定の遮断周波数(SR)により、及び/又は動作電流(IB)が当該の少なくとも一つの閾値電流制限関数(GF)の閾値電流(IS)に達したことにより、当該の動作エネルギーを遮断することとの中の一つ以上を行なうように構成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  5. 当該の電子制御モジュール(910)が、更に、
    解析ユニット(930)、特に、電気モータ(500)の実際の動作電流(IB)を予め設定可能なサンプリング速度(SS)により信号化できる、特に、1Hz〜10,000Hzの範囲内で信号化できるサンプリングユニット、及び/又は
    信号化した実際の動作電流(IB)を時間関数としての閾値電流(IS)と比較できる比較ユニット、
    を有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  6. 直接的にコンプレッサのスタート要件に基づく起動フェーズ(AnP)の第一の時間フェーズ(AnP1)が、動作電流(IB)の振幅の直接的な制限から免れていること、及び/又は
    第一の時間フェーズ(AnP1)後の起動フェーズ(AnP)の第二の時間フェーズ(AnP2)が、動作電流(IB)を制限する閾値電流(IS)を時間的に変化する形で規定するように構成されていること、
    を特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  7. 第一の時間フェーズ(AnP1)が、第二の時間フェーズ(AnP2)の継続時間内、特に、第二の時間フェーズ(AnP2)の起動区間の滞留時間(AnT_i)内で有る、有利には、変化する形で固定された、或いは測定した動作電圧(UB)に応じて規定可能なスタート期間(T−START)を有することを特徴とする請求項6に記載の圧縮機。
  8. 当該の閾値電流制限関数(GF)を用いて、閾値電流(IS)及び/又は動作電流(IB)の最大値(li)及び/又は勾配(Gradi)を規定できることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  9. 当該の閾値電流制限関数(GF)が、第二の時間フェーズ(AnP2)において規定されており、特に、この閾値電流制限関数(GF)が時間(t)の一次関数であることを特徴とする請求項1から8までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  10. 当該の電子制御モジュール(910)が、ソフト起動(CSS)制御のために、時間的に制限された第一の時間フェーズ(AnP1)において制限されない起動動作電流(IB)を許容するとともに、時間的に制限された第二の時間フェーズ(AnP2)において時間的に変化する形で制限された起動動作電流(IB)を規定するように構成されており、特に、第一の所定数及び/又は第二の所定数が自然数、特に、4〜10であることを特徴とする請求項1から9までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  11. 当該のプログラムモジュール(912)が、起動フェーズ(AnP)における起動動作電流に関して、所定数の第一の起動時間区間(AnP21,AnP22,AnP23,AnP24)のための所定数の第一の起動閾値電流制限関数(AnGF1,AnGF2,AnGF3,AnGF4)と、所定数の第二の起動時間区間(AnP21,AnP22,AnP23,AnP24)のための所定数の第二の起動閾値電流制限関数(AnGF1,AnGF2,AnGF3,AnGF4)とを規定するように構成されていることを特徴とする請求項1から10までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  12. コンプレッサのソフト起動(CSS)を含む起動フェーズ(AnP)からコンプレッサ(400)の電流を制限しない動作だけを含む負荷フェーズ(LaP)への切換が、コンプレッサ(400)の動作電流(IB)と独立して行なわれることを特徴とする請求項1から11までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  13. 当該の電子制御モジュール(910)が、更に、ソフト停止制御のために、時間的に変化する形で制限された停止動作電流(IB)の時間的に制限された時間フェーズを規定するように構成されていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  14. 当該のプログラムモジュール(912)が、停止動作電流に関して、所定数の第一の停止時間区間(AusP1,AusP2,AusP3,AusP4)のための所定数の第一の停止閾値電流制限関数(AusGF1,AusGF2,AusGF3,AusGF4)と、所定数の第二の停止時間区間(AusP1,AusP2,AusP3,AusP4)のための所定数の第二の停止閾値電流制限関数(AusGF1,AusGF2,AusGF3,AusGF4)とを規定するように構成されており、特に、第一及び/又は第二の所定数が自然数、特に、4〜10であることを特徴とする請求項1から13までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  15. 当該の電子制御機器(900)が、更に、目標電流としての閾値電流(IS)を規定する形で電気モータの動作電流(IB)を調節するように構成された第一の調節ユニット(921)を有することを特徴とする請求項1から14までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  16. 当該の電子制御機器(900)が、更に、特に、動作電流(IB)の関数又はそれから導き出される制御量として、特に、領域に渡って一定の回転数上限を規定する形で、電気モータ(500)の回転数(nK)を調節するように構成された第二の調節ユニット(922)を備えた調節モジュール(920)を有することを特徴とする請求項1から15までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  17. 当該の調節ユニットが、動作電流(IB)の関数又はそれから導き出される制御量としての電気モータ(500)の回転数変更性能を、有利には、特に、動作電流(IB)の関数としてプログラムモジュール(912)に保存された有効電圧ランプ(Ueff)の形のPWM特性曲線(PWM)により制限するように構成されていることを特徴とする請求項15又は16に記載の圧縮機。
  18. 当該のPWM特性曲線が、特に、低い電流(In)時の低いPWM値(PWMn)に対応する下方の有効電圧と、特に、高い電流(Ih)時の高いPWM値(PWMh)に対応する上方の有効電圧とを定義し、この下方の有効電圧が上方の有効電圧を下回り、
    当該の電気モータ(500)の回転数変更性能が、低い電流時の上方の回転数値(nKo)と高い電流時の下方の回転数値(nKu)を有し、この上方の回転数値(nKo)が下方の回転数値(nKu)を上回る、
    ことを特徴とする請求項17に記載の圧縮機。
  19. 解析ユニット(930)を用いて、動作電流(IB)の時間的な推移からコンプレッサの実際の回転数(nK−IST)を算出することが可能であり、
    電流リップルの多数の周期的な尖端部分から周波数(f)を決定し、
    この周波数(f)をコンプレッサの実際の回転数(nK−IST)に対応付け、
    電気モータの回転数(nK)を調節するように構成された、電子制御機器(900)の調節モジュール(920)の第一の調節ユニット(921)のための入力値として、この実際の回転数(nK−IST)を使用する、
    ことを特徴とする請求項1から18までのいずれか一つに記載の圧縮機。
  20. 空気圧設備(1020)、特に、車両のエアースプリング設備を動作させる圧縮空気供給設備(1000)であって、
    圧縮空気を生成する圧縮機(400’)、ブラシ付直流電気モータ(BDC電気モータ)の形の電気モータ(500)及びコンプレッサ(400)を備えた圧縮空気供給部(1)と、
    空気圧設備(1001)への圧縮空気コネクタ(2)と、
    周囲環境への排気コネクタ(3)と、
    空気乾燥機(180)と仕切弁を備えた、圧縮空気供給部(1)と圧縮空気コネクタ(2)の間の第一の空気圧接続部と、
    圧縮空気コネクタ(2)と排気コネクタ(3)の間の第二の空気圧接続部と、
    を有することを特徴とする圧縮空気供給設備。
  21. 請求項20に記載の圧縮空気供給設備(1000)と空気圧設備(1001)とを有する空気圧システムであって、
    この空気圧設備(1001)が、一つのギャラリ(610)と、このギャラリ(610)と空気圧により繋がる、蛇腹及び/又は蓄圧器(1011,1012,1013,1014,1015)並びにこの蛇腹及び/又は蓄圧器の前に配置された方向制御弁(1111,1112,1113,1114,1115)を備えた少なくとも一つの分岐配管(601,602,603,604,605)とを有するエアースプリング設備の形に構成されている空気圧システム。
  22. 電気モータ(500)とこの電気モータ(500)により駆動されるコンプレッサ(400)を備えた、車両の圧縮空気供給設備用の圧縮空気を生成する圧縮機(400’)におけるブラシ付直流電気モータ(BDC電気モータ)の形の電気モータの動作方法であって、この電気モータ(500)が、電気モータ(500)の動作電流(IB)を制限する電子制御モジュール(910)を用いて制御される方法において、
    実行可能なプログラムモジュール(912)を備えた制御コンポーネント(911)を有する、この電子制御モジュール(910)を用いて、動作電流(IB)を制限する閾値電流(IS)を時間的に変化する形で規定することを特徴とする方法。
  23. 実行可能なプログラムモジュール(912)を用いて動作電流(IB)を制限するために、時間(t)の関数としての閾値電流(IS)の少なくとも一つの閾値電流制限関数(GF)を規定して、動作電流(IB)が、この少なくとも一つの閾値電流制限関数(GF)の閾値電流(IS)に達した場合、当該の制御コンポーネント(911)を用いて、電気モータ(500)の動作、特に、その動作電圧(UB)を中断することを特徴とする請求項22に記載の方法。
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