JP2016505372A - 薬剤廃棄物を処理するための装置 - Google Patents

薬剤廃棄物を処理するための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016505372A
JP2016505372A JP2015549626A JP2015549626A JP2016505372A JP 2016505372 A JP2016505372 A JP 2016505372A JP 2015549626 A JP2015549626 A JP 2015549626A JP 2015549626 A JP2015549626 A JP 2015549626A JP 2016505372 A JP2016505372 A JP 2016505372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
waste
tank
neutralizer
neutralizer tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015549626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6378693B2 (ja
Inventor
マイケル サンボーン
マイケル サンボーン
トッド マクギー
トッド マクギー
マーク マクドネル
マーク マクドネル
スコット コッシュ
スコット コッシュ
Original Assignee
クリア リバー エンバイロ リミテッド ライアビリティ カンパニー
クリア リバー エンバイロ リミテッド ライアビリティ カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリア リバー エンバイロ リミテッド ライアビリティ カンパニー, クリア リバー エンバイロ リミテッド ライアビリティ カンパニー filed Critical クリア リバー エンバイロ リミテッド ライアビリティ カンパニー
Publication of JP2016505372A publication Critical patent/JP2016505372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6378693B2 publication Critical patent/JP6378693B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/72Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
    • C02F1/722Oxidation by peroxides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
    • A62D3/00Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances
    • A62D3/30Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents
    • A62D3/38Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents by oxidation; by combustion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/68Treatment of water, waste water, or sewage by addition of specified substances, e.g. trace elements, for ameliorating potable water
    • C02F1/685Devices for dosing the additives
    • C02F1/686Devices for dosing liquid additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/72Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
    • C02F1/725Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation by catalytic oxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/66Treatment of water, waste water, or sewage by neutralisation; pH adjustment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2101/00Nature of the contaminant
    • C02F2101/30Organic compounds
    • C02F2101/34Organic compounds containing oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2101/00Nature of the contaminant
    • C02F2101/30Organic compounds
    • C02F2101/38Organic compounds containing nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2103/00Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
    • C02F2103/34Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated from industrial activities not provided for in groups C02F2103/12 - C02F2103/32
    • C02F2103/343Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated from industrial activities not provided for in groups C02F2103/12 - C02F2103/32 from the pharmaceutical industry, e.g. containing antibiotics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2301/00General aspects of water treatment
    • C02F2301/04Flow arrangements
    • C02F2301/046Recirculation with an external loop
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2305/00Use of specific compounds during water treatment
    • C02F2305/02Specific form of oxidant
    • C02F2305/026Fenton's reagent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

薬剤廃棄物を該薬剤廃棄物が処分される場所で処理するための小型システムは、薬剤廃棄物を含む流体を保持および排出するように構成された廃棄物流入タンクと、該薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用される過酸化水素を保持および排出するように構成された第1の容器と、該薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用される鉄水溶液を保持および排出するように構成された第2の容器と、化学反応が実施される中和器タンクと、処理された流体を受容するように構成された排水容器とを含む。本システムは、UV光源を遮断する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年12月19日に出願された米国仮特許出願第61/739,422号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
分野
本開示は、概して、水から薬物の濃縮物を分解および除去することに関する。より具体的には、本開示は、廃水に含まれた薬剤廃棄物を処分場所で処理するための小型排水システムおよび方法に関する。
背景
廃水汚染は、特に、病院、在宅医療、および薬剤廃棄物が一般的に廃棄される他の環境で重要な問題である。医療従事者または患者は、多くの場合故意ではなく、薬剤廃棄物を不正確に処分することが多く、これは、汚染された廃水につながり得る。例えば、有毒な化学物質を含有する品目が日常的に、流し台に流されるか、またはトイレに流される。大部分の廃水処理施設がこれらの化学物質を特に処理しないため、これは、薬剤廃棄物が公共の水道に進入する場合、汚染の問題につながり得る。
EPAは、前処理プログラムを有することが必要とされる1,500箇所の公立処理場(「POTW」)、および前処理プログラムを有することが必要とされない別の13,500箇所の施設を特定している。潜在的な汚染物質の広がりを考慮して、EPAは、以下の廃棄物に重点を置いている:主に歯科設備からであるがいくつかの医療機器デバイスからも廃棄される水銀、および未使用の薬剤。未使用の薬剤としては、無駄な錠剤、過剰な液剤(注射物質および飲み込み型)、ならびにこぼれた病原体(biohazard)などの、動物および人間の薬物が挙げられる。現在の最良の管理手法としては、固形廃棄物の処分場内の薬剤廃棄物の焼却または処分が挙げられる。しかしながら、大部分の薬剤廃棄物は依然として、流し台に流されることによって処分される。
資源保全再生法(「RCRA」)の下で「危険廃棄物」と見なされる一般的な薬剤としては、エピネフリン、ニトログリセリン、ワルファリン、ニコチン、および多くの化学療法剤が挙げられる。RCRAによって危険廃棄物と規定されたあらゆる薬剤廃棄物の生成、貯蔵、輸送、処理、および処分がEPAによって規制されているので、これらの薬剤廃棄物品目は、個別の高額な処分要件の対象である。
概要
一実施形態は、薬剤廃棄物をこの薬剤廃棄物が処分される場所で処理するための小型システムに関する。本システムは、薬剤廃棄物を含む流体を保持および排出するように構成された廃棄物流入タンクと、薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用される過酸化水素を保持および排出するように構成された第1の容器と、薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用される鉄水溶液を保持および排出するように構成された第2の容器と、化学反応が実施される中和器タンクと、処理された流体を受容するように構成された排水容器とを含む。本システムは、UV光源を遮断する。いくつかの実施形態では、本システムは、流し台の下の空間に提供されるように構成される。他の実施形態では、本システムは、可搬型のカート上の収納システムである。
別の実施形態は、薬剤廃棄物を処理する方法に関する。本方法は、薬剤廃棄物を廃棄物流入タンク内に提供することと、過酸化水素を第1の容器内に提供することと、鉄水溶液を第2の容器内に提供することと、薬剤廃棄物、過酸化水素、および鉄水溶液を中和器タンクに排出することと、中和器タンク内で薬剤廃棄物と過酸化水素と鉄水溶液との化学反応を実施することと、処理された流体を排水容器に排出することとを含む。
本開示は、添付の図とともに、以下の詳細な説明からより十分に理解されるようになるであろう。
一実施形態に従う、水を流すことによって処分された薬物の濃縮物を分解および除去するための小型排水システムの概略図である。 図1の実施形態に従う、小型排水システムの正面斜視図である。 図1の実施形態に従う、小型排水システムの背面斜視図である。 第2の実施形態に従う、水を流すことによって処分された薬物の濃縮物を分解および除去するための小型排水システムの概略図である。 図4の実施形態に従う、筐体が取り外された小型排水システムの正面斜視図である。 図4の実施形態に従う、筐体が取り外された小型排水システムの背面斜視図である。 図4の実施形態に従う、筐体が開口扉を有する小型排水システムの正面斜視図である。 図4の実施形態に従う、筐体が開口扉を有する小型排水システムの正面斜視図である。 図1の小型排水システムを利用して行った実験に従う、初期の薬物混合物を図解するクロマトグラムである。 図1の小型排水システムを利用して行った実験に従う、濾過した試料を図解するクロマトグラムである。
説明
小型排水システム100は、廃棄物流入タンク10と、過酸化水素容器20と、水性鉄容器30と、中和器タンク40と、水容器50と、静的流動混合器60と、バルクフィルタ70と、カーボンフィルタ80と、排水容器90とを含む。小型排水システム100の構成要素(例えば、廃棄物流入タンク10、過酸化水素容器20、水性鉄容器30、中和器タンク40、静的流動混合器60、バルクフィルタ70、および/またはカーボンフィルタ80)のうちの少なくともいくつかは、扉121(図7および8参照)を有する筐体120内に含まれ得る。筐体120は、小型排水システム100への完全なアクセスを可能にするために持ち上げられ得る。
一実施形態では、小型排水システム100は、流し台の下で適合するように構成された標準的なごみ処分器の大きさと類似の大きさを有する。例えば、小型排水システム100は、19.89インチ(505mm)の長さ、15.17インチ(385mm)の幅、および17.67インチ(449mm)の高さを有することができる。あるいは、他の寸法を使用してもよい。小型排水システム100のサイズが小型であることにより、小型排水システム100は、薬剤廃棄物が処分される場所で(すなわち、薬剤廃棄物が流し台に流される場合には流し台で)、かつ薬剤廃棄物を処分した人によって、薬剤廃棄物を処理することが可能になる。したがって、薬剤廃棄物は、離れた廃水処理施設または公立処理場において処理される代わりに、現地で処理される。これは、薬剤廃棄物を分解および除去するための適切な手順が続いて行われることを確実にし、薬剤廃棄物が公共の水道に排出されるのを防ぐ。別の例示的な実施形態では、薬剤廃棄物は、紫外線(UV)光の不在下で生じるフェントン反応によって少なくとも一部処理され得る。使用中、小型排水システム100は、1処理サイクルあたりフェントン試薬の多重パルスを利用して、薬剤廃棄物の破壊を達成する。フェントン反応の詳細は、以下により詳細に記載される。
小型排水システム100の大きさは、利用可能な空間および所望のシステム構成要素の寿命によって決定付けられ得る。具体的には、個々の構成要素の大きさが小さければ小さいほど、様々な構成要素がより頻繁に変更されなければならない。
ここで図1〜8を参照すると、廃棄物流入タンク10は、薬剤廃棄物を収集し、かつ薬剤廃棄物を小型排水システム100の中に導入するように構成される。廃棄物流入タンク10は、中和される薬剤廃棄物中に存在する化学化合物に不浸透である好適な材料から作製される。例えば、廃棄物流入タンク10は、ステンレス鋼、ポリウレタン、ポリエチレン、または任意の他の好適な材料から作製され得る。廃棄物流入タンク10は、任意の好適な形状であり得る。例えば、廃棄物流入タンク10は、矩形断面または球形断面を有することができる。一実施形態では、廃棄物流入タンク10の底部は、廃棄物流入タンク10の内容物が制御された速度で小型排水システム100の中に導入されることを可能にするように円錐またはそうでなければ実質的に漏斗状である。廃棄物流入タンク10の漏斗は、筐体120が小型排水システム100を覆う位置にあるときであっても、薬剤廃棄物が廃棄物流入タンクに導入され得るように、例えば、筐体120の上面において開口部に配設され得る。廃棄物流入タンク10は、自由に排水でき、かつ選択された大きさおよび形状が、反応量(すなわち、薬剤廃棄物の所定の液位)に達しているときに報告するための液位センサ(以下にさらに詳細に記載される)の導入を可能にするならば、任意の大きさまたは形状であり得る。例えば、反応量は、1Lであり得るが、他の液位を使用してもよい。
廃棄物流入タンク10は、流し台の排水管に流された流体(すなわち、水および薬剤廃棄物)の液位を測定するように構成された少なくとも1つの液位センサ11Aを含むことができる。一実施形態では、廃棄物流入タンク10は、第1の液位センサ11Aと、第2の液位センサ11Bとを有する。液位センサがステンレス鋼タンク内で機能することができ、高速応答時間を有し、かつ最低ヒステリシスを提供するならば、任意の既知の液位センサが利用され得る。例えば、液位センサ11Aおよび11Bは、Cosense LL−01液位センサであってもよい。
一実施形態では、液位センサ11Aおよび11Bは、所定の流体の液位に達したら、警報信号を制御回路200(以下により詳細に記載される)に出力することができる。警報信号は、廃棄物流入タンク10内の流体の液位が所定の液位を下回るまで追加の流体が廃棄物流入タンク10に添加されるのを防ぐ、インターロック(図示せず)を始動させることができる。
廃棄物流入タンク10は任意に、廃棄物流入タンク10の出口で、不溶性薬剤廃棄物を含むがこれに限定されない粗物質が小型排水システム100に入るのを防ぐプレフィルタまたは粗目スクリーン(図示せず)を含むことができる。
第1のポンプ12は、廃棄物流入タンク10から下流に位置する。第1のポンプ12は、所定の速度で廃棄物流入タンク10の内容物を中和器タンク40に輸送するように構成される。例えば、所定の速度は、600mL/分であり得るが、他の速度を使用してもよい。第1のポンプ12の流速は、制御回路200が例えば0.01mLの増分で流速をプログラムすることを可能にするソフトウェアを用いて、変更され得る。したがって、第1のポンプ12は、流速の広域スペクトルにわたって流速較正が可能である。所定の速度は、廃棄物流入タンク10の大きさおよび小型排水システム100の全体の大きさに依存し得る。
一実施形態では、第1のポンプ12は、廃棄物流入タンク10の内容物が所定の液位(すなわち、廃棄物流入タンク10内の高さ)に達したと液位センサ11Aおよび/または液位センサ11Bが判定したら、自動的に起動される。別の実施形態では、第1のポンプ12は、制御回路200(以下により詳細に記載される)を介してユーザによって手動で起動される。第1のポンプ12は、例えば、典型的に照明を点けるために使用されるものなどの壁面スイッチによって、または小型排水システム100に隣接して位置する足踏みペダルによって、手動で起動され得る。さらに別の実施形態では、第1のポンプ12は、廃棄物流入タンク10に入れた直後に廃棄物流入タンク10の内容物が中和器タンク40に送り出される、「常時オン」動作モードに設定され得る。「常時オン」動作モードは、病院等の大量の薬剤廃棄物発生環境に有益である。第1のポンプ12は、バッテリによって、または既知の外部電源によって作動し得る。
過酸化水素容器20は、過酸化水素を保持および供給するように構成される。一実施形態では、過酸化水素は、30%の試薬用過酸化水素である。過酸化水素容器20の大きさは、薬剤廃棄物の濃縮物を処理するために利用される多数のバッチのフェントン試薬に依存している。例えば、過酸化水素容器20は、500mLの過酸化水素を保持することができる。例示的な実施形態では、過酸化水素容器20は、ベント型の蓋を有するガラスまたはポリエチレン容器である。過酸化水素容器20は密封され得る。過酸化水素容器20は、過酸化水素容器20およびこの内容物の真正性を検証するために、複合バーコード、一次元バーコード、またはRFIDを含むことができる。過酸化水素容器20は、例えば、区画内、または筐体120の扉121上に取り付けられた棚上に格納され得る。この構成により、過酸化水素容器20の補充または交換を容易にするための、過酸化水素容器20への容易なアクセスが可能になる。
過酸化水素容器20は、過酸化水素容器20内に保持された過酸化水素の圧力を測定するように構成された少なくとも1つの圧力センサ21を含むことができる。任意の既知の圧力センサが利用され得る。圧力センサ21は、過酸化水素容器20内の流体レベルを決定するように構成される。十分な流体がない場合、反応は進行せず、薬剤廃棄物は中和されない。具体的には、圧力センサ21は、過酸化水素容器20の底での流体圧力を報告する。一実施形態では、圧力センサ21は、所定の圧力レベルに達したら、警報信号を制御回路200(以下により詳細に記載される)に出力することができる。所定の圧力レベルに達しているとき、タンク内には反応が進行するために適した量の過酸化水素が存在していない。
第2のポンプ22は、過酸化水素容器20から下流に位置する。第2のポンプ22は、薬剤廃棄物を処理するために使用される化学反応によって規定された所定の速度(以下により詳細に記載される)で過酸化水素容器20から中和器タンク40に過酸化水素を輸送するように構成される。例えば、所定の速度は、50mL/分であり得るが、他の速度を使用してもよい。第2のポンプ22の流速は、制御回路200が例えば0.01mLの増分で流速をプログラムすることを可能にするソフトウェアを用いて、変更され得る。したがって、第2のポンプ22は、流速の広域スペクトルにわたって流速較正が可能である。所定の速度は、小型排水システム100の全体の大きさおよび廃棄物流入タンク10からの排出速度に依存し得る。
水性鉄容器30は、水性鉄を保持および供給するように構成される。水性鉄は、例えば硫酸第一鉄七水和物であり得る。一実施形態では、水性鉄容器30は、静脈内(IV)治療に使用されるものと類似のプラスチックバッグである。水性鉄容器30は、沈殿物の形成を減少させるために密封され得る。水性鉄容器30の大きさは、薬剤廃棄物の濃縮物を処理するために利用される多数のバッチのフェントン試薬に依存している。例えば、水性鉄容器30は、250mL〜1Lの水性鉄を保持することができる。あるいは、他の容量を使用してもよい。水性鉄容器30は、水性鉄容器30およびこの内容物の真正性を検証するために、複合バーコード、一次元バーコード、またはRFIDを含むことができる。水性鉄容器30は、例えば、区画内、または筐体120の扉121上に取り付けられた棚上に格納され得る。この構成により、水性鉄容器30の補充または交換を容易にするための、水性鉄容器30への容易なアクセスが可能になる。
水性鉄容器30は、水性鉄容器30内に保持された水性鉄の重量を測定するように構成された少なくとも1つのロードセル31を含むことができる。例えば、Omega LCAE−1KGシングルポイントロードセルなど、任意の既知の標準的なビームロード秤が利用され得る。ロードセル31は、水性鉄容器30内の水性鉄の容量に関する情報を提供することができる。具体的には、水性鉄容器30が瓶の代わりにプラスチックバッグである実施形態では、ロードセル31は、薬剤廃棄物を中和するために使用される化学反応のための適切な量(すなわち、質量)の水性鉄を水性鉄容器30が有しているかを判定するように、構成される。一実施形態では、ロードセル31は、所定の負荷レベルに達したら、警報信号を制御回路200(以下により詳細に記載される)に出力することができる。
第3のポンプ32は、水性鉄容器30から下流に位置する。第3のポンプ32は、薬剤廃棄物を処理するために使用される化学反応によって規定された所定の速度(以下により詳細に記載される)で水性鉄容器30から中和器タンク40に水性鉄を輸送するように構成される。例えば、所定の速度は、50mL/分であり得るが、他の速度を使用してもよい。第3のポンプ32の流速は、制御回路200が例えば0.01mLの増分で流速をプログラムすることを可能にするソフトウェアを用いて、変更され得る。したがって、第3のポンプ32は、流速の広域スペクトルにわたって流速較正が可能である。所定の速度は、小型排水システム100の全体の大きさおよび廃棄物流入タンク10からの排出速度に依存し得る。一実施形態では、第2のポンプ22および第3のポンプ32の流速は、過酸化水素対水性鉄が1:3の比で中和器タンク40に輸送されるようにプログラムされる。
廃棄物流入タンク10、過酸化水素容器20、および水性鉄容器30は、例示的な実施形態では互いに並列に位置する。中和器タンク40に入る前に、廃棄物流入タンク10、過酸化水素容器20、および水性鉄容器30から排出されている流体は、流体がそのそれぞれの発生源に戻ることができないように少なくとも1つの逆止め弁を通過する。
薬剤廃棄物を処理するために使用される化学反応は、中和器タンク40内で生じる。中和器タンク40は、中和される薬剤廃棄物中に存在する化学化合物に不浸透である好適な材料から作製される。例えば、中和器タンク40は、ステンレス鋼、ポリエチレン、フッ素化ポリエチレン、または任意の他の好適な材料から作製され得る。例示的な実施形態では、中和器は、化学反応中に生じるいかなる温度逸脱にも耐え、かついかなる激しい反応にも耐える容量センサを設置しやすくするためにステンレス鋼から作製される。
薬剤廃棄物を中和するために利用される化学反応は、例えば、紫外線(UV)光の不在下で生じる、フェントン試薬を利用する化学反応であり得る。当業者であれば、フェントン試薬が、廃水中の汚染物質を酸化するために使用される過酸化水素と鉄触媒との溶液であることを理解するであろう。過酸化水素および鉄触媒は、過酸化水素容器20および水性鉄容器30によってそれぞれ提供され、廃水(すなわち、薬剤廃棄物含有流体)は、廃棄物流入タンク10によって提供される。化学反応は、以下にさらに詳細に記載される。
中和器タンク40は、中和器タンク40内の流体の液位を測定するように構成された少なくとも1つの液位センサ41Aを含むことができる。一実施形態では、中和器タンク40は、第1の液位センサ41Aと、第2の液位センサ41Bとを有する。液位センサ41Aおよび/または液位センサ41Bはまた、サイクルの終了時に中和器タンク40が空であることを確認するため、およびサイクルの開始時に中和器タンク40が部分的に満杯ではないことを検証するために、試薬が過酸化水素容器20および水性鉄容器30から添加される前に中和器タンク40の容量を検証するのに役立つ。任意の既知の液位センサが利用され得る。一実施形態では、液位センサ41Aおよび41Bは、所定の流体の液位に達したら、警報信号を制御回路200(以下により詳細に記載される)に出力することができる。警報信号は、中和器タンク40内の流体の液位が所定の液位を下回るまで追加の流体が中和器タンク40に添加されるのを防ぐ、インターロック(図示せず)を始動させることができる。
中和器タンク40はまた、中和器タンク40内の流体の温度を測定するように構成された温度センサ43を含むことができる。温度センサ43は、中和器タンク40内で化学反応が起きている速度の指標を提供することができる。
循環ポンプ42は、中和器タンク40から下流に位置する。循環ポンプ42は、中和器タンク40の出口からバルクフィルタ70に処理された廃水を輸送するように構成される。循環ポンプはまた、反応または処理サイクル中に中和タンク40の内容物を混合するのに役立つことができる。反応または処理サイクルが完了したら、弁が開いて、循環ポンプ42が中和タンク40の中身をフィルタアレイ(例えば、バルクフィルタ70およびカーボンフィルタ80)に送ることが可能になる。制御回路200は、カーボンフィルタ80への曝露を最大限にするために、循環ポンプ42のポンプ速度を変更するようにプログラムされ得る。当業者であれば、カーボンフィルタ80への曝露を最大限にするために本明細書に記載されるポンプのいずれのポンプ速度が制御回路200によって変更されてもよいことを、理解するであろう。
小型排水システム100は、水を保持するように構成された水容器50をさらに含む。例えば、水容器50は、2Lの水を保持することができるが、他の容量を使用してもよい。水容器50は、病院の水道等の水供給源に接続するように構成された取付部を含むことができる。他の実施形態では、水容器50は、手動で補充され得る。いくつかの実施形態では、小型排水システム100は、反応または処理サイクルを開始する前の薬剤廃棄物対水の比1:1を利用する。図7および8に図解されるように、水容器50は、筐体120の外部に配設され得る。
一実施形態では、図1〜3に図解されるように、水容器50は、中和器タンク40と並行して循環ポンプ42から上流に位置する。加えて、水容器50は、バルクフィルタ70に導入される前に処理された廃水をさらに希釈するために、水が中和器タンク40の出口から中和器タンク40の入口へとループ状に循環し得るような第1の経路で、または水が中和器タンク40の出口から処理された廃水に添加され得るような第2の経路で水を供給するように構成される。
別の実施形態では、図4〜8に図解されるように、水容器50は、廃棄物流入タンク10から上流に位置する。循環ポンプ52は、水容器50から下流に位置し得る。循環ポンプ52は、薬剤廃棄物または洗浄サイクルで使用される量の水を処理するために使用される化学反応によって規定された所定の速度(以下により詳細に記載される)で水容器50から廃棄物流入タンク10または中和器タンク40のいずれかに水を輸送するように構成される。例えば、所定の速度は、1200mL/分であり得るが、他の速度を使用してもよい。循環ポンプ52の流速は、制御回路200が例えば0.01mLの増分で流速をプログラムすることを可能にするソフトウェアを用いて、変更され得る。したがって、循環ポンプ52は、流速の広域スペクトルにわたって流速較正が可能である。所定の速度は、小型排水システム100の全体の大きさおよび廃棄物流入タンク10からの排出速度に依存し得る。
両実施形態では、水容器50内に貯蔵された水はまた、小型排水システム100を洗浄するために使用してもよい。一実施形態では、ユーザは、小型排水システム100が各反応サイクル後に洗浄サイクルを自動的に起動するように制御回路200をプログラムすることができる。
両実施形態では、水容器50は、水容器50内に保持された水の圧力を測定するように構成された圧力センサ51を含むことができる。具体的には、圧力センサ51は、水容器50の底で水の圧力を利用する液位センサとして使用される。いくつかの実施形態では、圧力センサは可動機械部を有さず、再現可能な信号または結果を提供するため、液位センサではなく圧力センサを使用することが好ましい。任意の既知の圧力センサが利用され得る。一実施形態では、圧力センサ51は、水容器50の蓋から水容器50の底まで走る管に接続される。一実施形態では、圧力センサ51は、所定の圧力レベルに達したら、警報信号を制御回路200(以下により詳細に記載される)に出力することができる。
図1〜3の実施形態では、静的流動混合器60は、中和器タンク40から排出された廃水と、水容器50から排出された水とを混合するように構成される。いくつかの実施形態では、静的流動混合器60は、適切な混合がポンプによって達成されるならば、省略されてもよい(図解されない)。静的流動混合器60は、より小さく、またはより少ないポンプの使用を可能にすることによって小型排水システム100の大きさを減少させるために含まれ得る。加えて、静的流動混合器60は、中和器タンク40内の薬剤廃棄物と、過酸化水素および水性鉄との適切な混合を確実にするために含まれ得る。
静的流動混合器60は、筐体内に囲まれた少なくとも1つの混合器要素を含む。混合器要素は、例えば、複数のバッフルまたは単一の螺旋状混合器であり得る。静的流動混合器60は、中和器タンク40の出口から循環されている流体が中和器タンク40の入口に入る前に静的流動混合器60を通って流れるように、中和器タンク40の出口と中和器タンク40の入口との間の第1の経路内に配設される。
両実施形態では、廃水が中和器タンク40内で処理された後、循環ポンプ42は、処理された廃水をバルクフィルタ70に送り出すことができ、該フィルタは、処理された廃水内に残っているいかなる固形薬剤廃棄物も中和器タンク40内で生じた化学反応の副生成物も濾過するように、構成される。大容量を有する任意の市販のフィルタカートリッジがバルクフィルタ70として利用され得る。具体的には、バルクフィルタ70は、流速および化学反応から予期される汚染粒度に基づいて、Pallカタログから選択され得る。バルクフィルタ70は、例えば、大容量ポリマーフィルタ、布フィルタ、濾紙、またはセラミックフィルタであり得る。一例では、バルクフィルタ70は、5ポンドの堆積物を保持することができる5ミクロンの堆積物フィルタである。別の例では、バルクフィルタ70は、20ポンドの堆積物を保持することができる。当業者であれば、バルクフィルタ70の大きさおよび容量が小型排水システム100の大きさおよび要件によって選択され得ることを理解するであろう。濾過され、処理された廃水はその後、カーボンフィルタ80を通過する。
一実施形態では、バルクフィルタ70およびカーボンフィルタ80は、直列に配列される。別の実施形態では、バルクフィルタ70およびカーボンフィルタ80は、並列に配列される。他の実施形態では、小型排水システム100は、バルクフィルタ70またはカーボンフィルタ80のいずれかを含むが、両方を含むことができない。さらに別の実施形態では、小型排水システム100は、中和器タンク40からの流出物を洗浄することおよび洗浄サイクルが別個のフィルタアレイ(図示せず)によって濾過されることを可能にする弁を含むことができる。別個のフィルタアレイは、バルクフィルタ、カーボンフィルタ、またはこれらの組み合わせを含むことができる。
カーボンフィルタ80は、処理された廃水から物理的または化学的吸着機構によって酸化剤を除去するようにおよび溶存有機物を物理的吸着によって除去するように構成された、活性炭、石炭、炭、または樹脂ビーズを含むことができる。活性炭は、例えば、顆粒として、またはモノリシックブロック形態で使用され得る。カーボンフィルタ80は、廃棄物流入タンク10の薬剤廃棄物中の有効薬物成分に相当するタイプの化合物の除去を最大限にするために選択される。例えば、カーボンフィルタ80は、粒状活性炭フィルタ、石炭フィルタ、または樹脂ビーズフィルタの最適化型であり得る。
バルクフィルタ70および/またはカーボンフィルタ80を通過した後、濾過され、処理された廃水は、逆止め弁を通って排水容器90に移動し、該容器は、該濾過され、処理された廃水を保持および/または排出するように構成される。一実施形態では、排水容器90は、内容物が所定の液位または予定された時間に達したら、廃水処理施設または公立処理場に廃水を輸送するように構成された排水管に、該濾過され、処理された廃水を自動的に排出することができる。別の実施形態では、排水容器90の内容物は、手動で処分され得る。いくつかの実施形態では、例えば追加のバルクフィルタおよび/またはカーボンフィルタを含む追加のフィルタアレイは、排水容器90によって排出された流出物をさらに濾過するために使用され得る。排水容器90は、排水システム、例えば病院の配管システムに流出物を排出するように構成された、永久取付部を含むことができる。図7および8に図解されるように、排水容器90は、筐体120の外部に配設され得る。
任意に、小型排水システム100はまた、小型排水システム100から漏れるいかなる流体または固形物も収集するように構成されたドリップパン110を含むことができる。ドリップパン110は、小型排水システム100全体の長さに及んでもよく、またはドリップパン110は、小型排水システム100の長さの一部分に及んでもよい。
一実施形態では、ドリップパン110は、ドリップパン110内で所定の流体の液位に達したら警報信号を制御回路200(以下により詳細に記載される)に出力することができる、漏れ検出器111を含むことができる。警報信号は、漏れが位置特定および修復されるまで小型排水システム100の動作を防ぐ、インターロック(図示せず)を始動させることができる。警報信号は、漏れの位置を特定することができる。別の実施形態では、漏れ検出器111は、色の変化など、代替的な漏れの視覚指標を提供する。
制御回路200は、入力データ上で動作しかつ出力を生成することによって動作を実施する1つ以上のコンピュータプログラムを実行するように、構成される。制御回路200は、命令およびデータを記憶するための1つ以上のメモリデバイスを含む。制御回路200は、遠隔またはローカルのいずれかで上記に記載される様々なセンサによって検出された様々なシステムレベルを監視するように構成され得る。加えて、制御回路200は、上記に記載される1つ以上のポンプを遠隔もしくはローカルでアクティブもしくは非アクティブにし、または小型排水システム100の様々な構成要素を通って廃水の流動を規制するために小型排水システム100内に配設された弁を開くか、もしくは閉じるように構成され得る。これにより、ユーザは、例えば、パルスあたり供給される試薬の量、反応もしくは処理サイクルあたりのパルスの数、反応もしくは処理サイクルの継続時間、洗浄サイクルの数、および/または各洗浄サイクルの継続時間を遠隔またはローカルでプログラムすることができる。制御回路200はまた、上記に記載される様々なセンサから警報を受信し、かつそれに応じて排出過程を開始および停止するように構成され得る。制御回路200はまた、システム診断またはトラブルシューティング手順の遠隔またはローカル実行に対してプログラムされ得る。
制御回路200は、様々なシステムレベル、例えば、各容器から供給される容量を、または、各容器の液位、温度、もしくは圧力を、ユーザインターフェース300に出力するように構成され得る。一実施形態では、ユーザインターフェース300は、ユーザが制御回路200によって処理されるコマンドを入力することを可能にするように構成される。他の実施形態では、ユーザインターフェース300は単に、情報を表示するように構成される。いくつかの実施形態では、小型排水システム100の構成要素のすべての機能は、薬剤廃棄物を廃棄物流入タンク100内に配置すること、および反応または処理サイクルを開始することを除いて、ユーザに対して自動的である。換言すれば、制御回路200のプログラミングにより、小型排水システム100は、ユーザが廃棄物流入タンク10に薬剤廃棄物を充填することおよび反応または処理サイクルを開始すること以外のユーザ入力なしで、すべての機能を完了することができる。ユーザインターフェース300は、例えば、小型排水システム100が廃棄物を処理する準備ができているか、廃棄物流入タンク10が満杯であるか、過酸化水素容器20もしくは水性鉄容器30の試薬液位が低いか、小型排水システム100のいずれかの構成要素が不具合を起こしているか、または不適合な過酸化水素容器20もしくは水性鉄容器30が設置されているかを示す、LEDランプを含むことができる。排水システム100の構成要素が不具合を起こしている場合、ユーザインターフェース300は、不具合に固有のエラーコードを示すことができる。
本明細書に記載される動作はいずれも、制御回路200のメモリ等のコンピュータ可読媒体上に記憶されるコンピュータ可読(またはコンピュータ実行可能な)命令によって実施され得る。コンピュータ可読媒体は、このような命令を記憶することができるコンピュータメモリ、データベース、または他の記憶媒体であり得る。制御回路200または制御回路200と通信するコンピュータ等のコンピューティングデバイスによってコンピュータ可読命令を実行すると、命令は、コンピューティングデバイスに本明細書に記載される動作を実施させることができる。例えば、制御回路200のコンピュータ可読媒体は、データを表にし、メモリ内にデータ履歴を維持し、小型排水システム100の各構成要素のすべての機能の報告を有効にすることができる。コンピュータ可読媒体は、無線互換性を有する中央処理装置に接続され得る。
廃水を処理するために利用される化学反応がここで記載される。当業者であれば、水素容器20および水性鉄容器30を適切な化学薬品と置き換えることによって、薬剤廃棄物を分解および除去するために任意の既知の化学反応が利用され得ることを理解するであろう。例えば、化学反応は、薬剤廃棄物に対する酸化剤としてフェントン試薬の使用を含むことができる。いくつかの実施形態では、フェントン試薬(ヒドロキシル遊離基種を生成する過酸化水素および鉄(II))と薬剤廃棄物の反応は、UV光の不在下で実施される。したがって、本明細書に記載される任意のシステムまたは装置は、いくつかの実施形態によれば、UV光源を遮断するように構成され得る。したがって、以下の実施例は、単に例示であることを意味する。
硫酸第一鉄七水和物溶液−13.9グラムの硫酸第一鉄七水和物を量り、50mLのメスフラスコの中に入れた。水を50mLの印まで添加し、溶液をかき混ぜて溶解を完了した。鉄水溶液を水性鉄容器30に入れた。
ワルファリンナトリウム溶液−1.00グラムのワルファリンナトリウムを500mLのメスフラスコに量り取った。ワルファリンナトリウムを500mLの0.85%生理食塩水に溶解させ、2mg/mLの濃度とした。
ジルチアゼム溶液−0.50グラムのジルチアゼムHClを500mLのメスフラスコに量り取り、500mLの0.85%生理食塩水に溶解させ、1mg/mLの濃度とした。
ヒドロコドン溶液−1.00グラムの酒石酸水素ヒドロコドンを500mLのメスフラスコに量り取り、500mLの0.85%生理食塩水に溶解させ、2mg/mLの濃度とした。
実験の開始前に、水を小型排水システム100に通し、次にカーボンフィルタ80を通って送り出した。炭素濾過した水のpHが3.05であることを見出した。当初の水のpHは、7.7であった。
ワルファリンナトリウム溶液を、続いてヒドロコドン溶液を、次いでジルチアゼム溶液を、2リットルの三角フラスコの中に流し、乳白色の懸濁液を得た。このpHが5.12であることを見出した。このpHを0.2N NaOHで7.97に調節し、透明な溶液を得た。結果として得られた溶液を小型排水システムの廃棄物流入タンクの中に流した。初期の薬物混合物のクロマトグラムを図9に図解する。ヒドロコドン、ジルチアゼムOH、ジルチアゼム、およびワルファリンにそれぞれ対応する、2.675、3.815、4.171、および5.375でのピークが明らかであることに留意されたい。
廃棄物流入タンクの内容物全体を中和器タンク40の中に流し、循環ポンプ42を作動させた。10mLアリコートの溶液を取り出し、濾過し、t0(0時間)として標識化した。薬物の総モル数は、5.04ミリモルであった。2.86mLの過酸化水素(30%)2.86mL(25.2ミリモル、5モル当量)、続いて12.6mLの鉄水溶液(12.6ミリモル、2.5モル当量)を過酸化水素容器および水性鉄容器からそれぞれ排出し、連続的に中和器タンクに添加した。この溶液は、茶色になり濁ったが、数分後、茶色のままだが澄んだ。シリンジにより10分の時点で試料を得て(10mLアリコート)、分析のために0.45ミクロンのシリンジフィルタを通じてHPLCバイアルの中に入れ、t10と標識した。循環混合物の一部分をカーボンフィルタに通し、収集した。
2回目の2.86mLの過酸化水素(30%)と続いて12.6mLの鉄水溶液を、過酸化水素容器および水性鉄容器からそれぞれ排出し、連続的に中和器タンクに添加した。いくつかの茶色の泡を認めたが、これは、循環問題を全く引き起こさなかった。20分および30分の時点に、10mLアリコートをシリンジにより取り出し、分析のために0.45ミクロンのシリンジフィルタを通じてHPLCバイアルの中に入れ、t20およびt30とそれぞれ標識した。循環混合物の一部分をカーボンフィルタに通し、各時点で収集した。
3回目の2.86mLの過酸化水素(30%)と続いて12.6mLの鉄水溶液を、過酸化水素容器および水性鉄容器からそれぞれ排出し、連続的に中和器タンクに添加した。合計40分後および50分後、10mLアリコートをシリンジにより取り出し、分析のために0.45ミクロンのシリンジフィルタを通じてHPLCバイアルの中に入れ、t40およびt50とそれぞれ標識した。循環混合物の一部分をカーボンフィルタに通し、各時点で収集した。
実験後、廃棄物流入タンク、中和器タンク、およびすべての循環ラインに水容器からの水を2回流し、排水した。
すべての試料分析の完了後、40分濾過した試料をLC/MSにかけ、分解の程度を判定した。
表1は、実験の結果を列挙する。
Figure 2016505372
表1で分かるように、10分後、3.28%のヒドロコドン、5.36%のジルチアゼム、および5.65%のワルファリンが水中に残った。20分後および2回目のフェントン試薬の後、0.12%のヒドロコドン、1.41%のジルチアゼム、および3.12%のワルファリンが水中に残った。30分後および追加のフェントン試薬なしでは、有意な変化はなかった。40分後および3回目のフェントン試薬の後、3つの薬物のいずれの検出可能な残量もなかった。t40の濾過した試料のクロマトグラムを図5に図解する。50分時点で、結果は同じであり、実験を終了した。
炭素濾過した試料に残った薬物の濃度は、シリンジ濾過した試料から得た結果と有意に異なっておらず、このことは、炭素との接触時間が最小限であると考えると、カーボンフィルタが有意なUV吸着を有しなかったことを示した。
質量スペクトル(MS)分析結果は、定量化され得ない微量の二原子酸素添加(dioxygenated)ジリタゼム生成物を示した。他の薬物関連化合物をMSに見出すことができなかった。質量検出に関する低質量カットオフは150原子質量単位であるため、150原子質量単位を超える質量を有する他の薬物関連生成物は存在せず、これにより、薬物が炭素単位まで完全に分解されたことが示された。
実験で得られたデータから、少なくとも15倍モル過剰のフェントン試薬が、100%の薬物を完全に分解するために利用される。この量は、廃棄物流入タンク10内に存在する薬剤廃棄物の組成物によって変化し得る。
上記の実施例によって実証されるように、小型排水システム100は、薬剤廃棄物が処分される場所で(すなわち、薬剤廃棄物が流し台に流される場合には流し台で)、かつ薬剤廃棄物を処分した人によって、薬剤廃棄物を効果的に処理することができる。化学反応は、紫外線(UV)光の不在下で生じる。
本開示のために、別途指定されない限り、「1つの(a)」または「1つの(an)」は、「1つ以上(one or more)」を意味する。
本明細書に使用される技術用語および科学用語は、別途定義されない限り、本発明に属する当業者によって一般的に理解される意味を有する。本明細書では、当業者に既知の様々な方法論に対して言及される。言及されるこのような既知の方法論に記載される公表文献および他の資料は、完全に記載されるかのように参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。当業者に既知の任意の好適な材料および/または方法が、本発明を実施することにおいて利用され得る。しかしながら、特定の材料および方法が記載される。以下の説明および実施例で言及される材料、試薬などは、別途記されない限り、商業的供給源から入手可能である。
本明細書に使用されるとき、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、単数形のみを指定するように明示的に規定されない限り、単数形および複数形の両方を指定する。同様に、単数形の用語は、単数形のみを指定するように明示的に規定されない限り、単数形および複数形の両方を指定する。
数値および範囲に関連する用語「約」は、包含された数が本明細書に記載される正確な数に限定されないことを意味し、本発明の範囲から逸脱せずに、実質的に引用された範囲内の範囲を指すことを意図する。本明細書に使用されるとき、「約」は、当業者によって理解され、それが使用される文脈である程度変化するであろう。
当業者であれば、論じられるすべての範囲もまた、あらゆる目的のために本明細書のすべての部分範囲を説明することができ、それらを必然的に説明し、かつすべてのこのような部分範囲もまた、本発明の一部および一区画を形成することを容易に認識するであろう。列挙されたあらゆる範囲は、同じ範囲が少なくとも同等の半分、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明し、可能にすると容易に認識され得る。非限定的な例として、本明細書に論じられる各範囲は、下部3分の1、中部3分の1、および上部3分の1などに容易に分解され得る。
いくつかの実施形態が図解および記載されたが、添付の特許請求の範囲に定義されるようにそのより広い態様において本発明から逸脱することなく、当該技術分野に従って本明細書に変更および修正が行われ得ることが理解されるべきである。

Claims (19)

  1. 薬剤廃棄物を該薬剤廃棄物が処分される場所で処理するための小型システムであって、
    薬剤廃棄物を含む流体を保持および排出するように構成された廃棄物流入タンクと、
    該薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用される過酸化水素を保持および排出するように構成された第1の容器と、
    該薬剤廃棄物を処理するための該化学反応において利用される鉄水溶液を保持および排出するように構成された第2の容器と、
    該化学反応が実施される中和器タンクと、
    処理された流体を受容するように構成された排水容器と
    を備え、UV光源を遮断する、システム。
  2. 前記廃棄物流入タンク、前記第1の容器、および前記第2の容器が、並列に配列され、かつそれらの内容物を前記中和器タンクに排出するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1の容器および前記第2の容器が並列に配列され、前記システムが、該第1の容器の内容物および該第2の容器の内容物を連続的に排出するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第2の容器が、密封された袋を備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記排水容器が、処理された流体を、前記システムの場所とは異なる場所の廃水処理施設に排出するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 水を保持および供給するように構成された水容器を前記中和器タンクの下流にさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  7. 水を保持および供給するように構成された水容器をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記水容器が、前記中和器タンクの出口から前記中和器タンクの入口へとループ状に循環する水を供給するように構成される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記中和器タンクの出口と該中和器タンクの入口との間に配設された静的流動混合器をさらに備え、該静的流動混合器が、該中和器タンクから排出された流体と前記水容器から排出された水とを、該中和器タンクの該入口に入る前に混合するように構成される、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記中和器タンクから排出された流体を濾過するように構成された少なくとも1つのフィルタをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記少なくとも1つのフィルタが、バルクフィルタまたはカーボンフィルタを含む、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記システムから漏れたあらゆる流体または固形物を収集するように構成されたドリップパンをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記廃棄物流入タンク、少なくとも1つの前記容器、または前記中和器タンクの液位、圧力、または温度を測定するように構成された少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  14. ユーザが前記廃棄物流入タンク、少なくとも1つの前記容器、および前記中和器タンクのうちの少なくとも1つの排出速度を制御することを可能にするように構成されたユーザインターフェースをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  15. 薬剤廃棄物を廃棄物流入タンク内に提供することと、
    該薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用されるように構成された過酸化水素を第1の容器内に提供することと、
    該薬剤廃棄物を処理するための化学反応において利用されるように構成された鉄水溶液を第2の容器内に提供することと、
    該薬剤廃棄物、該過酸化水素、および該鉄水溶液を中和器タンクに排出することと、
    該中和器タンク内で該薬剤廃棄物と該過酸化水素と該鉄水溶液との化学反応を実施することと、
    処理された流体を排水容器に排出することと
    を含む、薬剤廃棄物を処理する方法。
  16. 前記過酸化水素および前記鉄水溶液が、前記中和器タンクに連続的に排出される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記中和器タンクから排出された前記処理された流体を前記排水容器に排出する前に、該処理された流体を濾過することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記中和器タンクの出口から排出された流体を、静的流動混合器を通って該中和器タンクの入口に循環させることをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記廃棄物流入タンク、少なくとも1つの前記容器、および前記中和器タンクのうちの少なくとも1つの排出速度をユーザインターフェースを介して制御することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
JP2015549626A 2012-12-19 2013-12-18 薬剤廃棄物を処理するための装置 Expired - Fee Related JP6378693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261739422P 2012-12-19 2012-12-19
US61/739,422 2012-12-19
PCT/US2013/076126 WO2014100177A1 (en) 2012-12-19 2013-12-18 Apparatus for treating pharmaceutical waste

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016505372A true JP2016505372A (ja) 2016-02-25
JP6378693B2 JP6378693B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=50979152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015549626A Expired - Fee Related JP6378693B2 (ja) 2012-12-19 2013-12-18 薬剤廃棄物を処理するための装置

Country Status (9)

Country Link
US (2) US10046993B2 (ja)
EP (1) EP2935130A4 (ja)
JP (1) JP6378693B2 (ja)
KR (1) KR20150120947A (ja)
AU (1) AU2013361526B2 (ja)
CA (1) CA2895214A1 (ja)
MX (1) MX2015007619A (ja)
SG (1) SG11201504784UA (ja)
WO (1) WO2014100177A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019526382A (ja) * 2016-09-09 2019-09-19 ストライカー・コーポレイション 薬剤廃棄物システム

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512252A (ja) * 1974-06-27 1976-01-09 Nippon Nyukazai Co Ltd Haisuinoshoriho
JPS52111265A (en) * 1976-03-12 1977-09-17 Asai Sadao Method of treating waste water
JPH03278899A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Kankyo Eng Kk 有機排水処理装置及び処理方法
DE4314521A1 (de) * 1993-05-03 1994-11-10 Eisenmann Kg Maschbau Verfahren und Anlage zum Reinigen von organisch belasteten Industrieabwässern
JPH07506758A (ja) * 1991-10-14 1995-07-27 ゾルファイ インテロックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高度に負荷された排水の清浄化のための化学的酸化法
US6143182A (en) * 1998-05-01 2000-11-07 Industrial Technology Research Institute Process for chemically oxidizing wastewater with reduced sludge production
JP2002119977A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Japan Organo Co Ltd 汚染地下水の浄化方法及び装置
JP2004223351A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Japan Organo Co Ltd 水生生物の処理方法および装置
JP2007514515A (ja) * 2003-08-22 2007-06-07 エフエムシー フォーレット エスエイ 排水精製方法、装置及び薬剤
JP2009297708A (ja) * 2008-05-15 2009-12-24 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd エストロゲン含有水の処理装置および処理方法
US7662294B1 (en) * 2004-02-02 2010-02-16 Cox Jr Henry Wilmore Method for reducing organic contamination
JP2011206626A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 窒素系有機化合物の酸化分解方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61104299A (ja) * 1984-10-26 1986-05-22 日揮株式会社 放射性除染廃液の処理方法
US6379538B1 (en) * 1997-06-05 2002-04-30 Lucid Treatment Systems, Inc. Apparatus for separation and recovery of liquid and slurry abrasives used for polishing
TW593164B (en) * 2003-07-30 2004-06-21 Min-Shing Tsai Integrated technology in sequential treatment of organics and heavy metal ions wastewater
WO2006002054A2 (en) * 2004-06-15 2006-01-05 Randy Eugene Condit Hydrogen peroxide based water treatment system and method
US8580122B2 (en) 2004-08-26 2013-11-12 Earth Renaissance Technologies, Llc Hybrid chemical/mechanical method and apparatus for inactivating and removing pharmaceuticals and other contaminants from water
US8048317B2 (en) * 2004-12-13 2011-11-01 University Of Hawaii Generation of free radicals, analytical methods, bacterial disinfections, and oxidative destruction of organic chemicals using zero valent iron and other metals
GB0507233D0 (en) 2005-04-09 2005-05-18 Univ Abertay Dundee Method and apparatus
EP2038228A4 (en) * 2006-06-05 2010-11-24 Yeda Res & Dev DECONTAMINATION FLUIDS AND METHODS OF USE THEREOF
US8252171B2 (en) * 2007-11-28 2012-08-28 Doran Paul S Water purification, enhancement, and dispensing appliance
WO2011026006A1 (en) * 2009-08-28 2011-03-03 Siemens Water Technologies Corp. Method for treating odor in wastewater
US9044377B2 (en) * 2010-04-27 2015-06-02 Cactus, Llc Pharmaceutical waste disposal assembly
WO2012025943A1 (en) 2010-08-27 2012-03-01 Tata Consultancy Services Limited Method for purifying water by contacting water with a porous rice husk ash and clay mixture and apparatus therefor

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512252A (ja) * 1974-06-27 1976-01-09 Nippon Nyukazai Co Ltd Haisuinoshoriho
JPS52111265A (en) * 1976-03-12 1977-09-17 Asai Sadao Method of treating waste water
JPH03278899A (ja) * 1990-03-28 1991-12-10 Kankyo Eng Kk 有機排水処理装置及び処理方法
JPH07506758A (ja) * 1991-10-14 1995-07-27 ゾルファイ インテロックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高度に負荷された排水の清浄化のための化学的酸化法
US5538636A (en) * 1991-10-14 1996-07-23 Solvay Interox Gmbh Process for chemically oxidizing highly concentrated waste waters
DE4314521A1 (de) * 1993-05-03 1994-11-10 Eisenmann Kg Maschbau Verfahren und Anlage zum Reinigen von organisch belasteten Industrieabwässern
US6143182A (en) * 1998-05-01 2000-11-07 Industrial Technology Research Institute Process for chemically oxidizing wastewater with reduced sludge production
JP2002119977A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Japan Organo Co Ltd 汚染地下水の浄化方法及び装置
JP2004223351A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Japan Organo Co Ltd 水生生物の処理方法および装置
JP2007514515A (ja) * 2003-08-22 2007-06-07 エフエムシー フォーレット エスエイ 排水精製方法、装置及び薬剤
US7662294B1 (en) * 2004-02-02 2010-02-16 Cox Jr Henry Wilmore Method for reducing organic contamination
JP2009297708A (ja) * 2008-05-15 2009-12-24 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd エストロゲン含有水の処理装置および処理方法
JP2011206626A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 窒素系有機化合物の酸化分解方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019526382A (ja) * 2016-09-09 2019-09-19 ストライカー・コーポレイション 薬剤廃棄物システム
US11229932B2 (en) 2016-09-09 2022-01-25 Stryker Corporation Pharmaceutical waste system
JP7128805B2 (ja) 2016-09-09 2022-08-31 ストライカー・コーポレイション 薬剤廃棄物システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014100177A1 (en) 2014-06-26
AU2013361526A1 (en) 2015-07-02
US10046993B2 (en) 2018-08-14
MX2015007619A (es) 2015-12-15
JP6378693B2 (ja) 2018-08-22
SG11201504784UA (en) 2015-07-30
US20180346359A1 (en) 2018-12-06
AU2013361526B2 (en) 2018-03-01
KR20150120947A (ko) 2015-10-28
EP2935130A4 (en) 2016-07-20
EP2935130A1 (en) 2015-10-28
US11053145B2 (en) 2021-07-06
CA2895214A1 (en) 2014-06-26
US20150315045A1 (en) 2015-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1960076B1 (en) Apparatus for hospital waste treatment
US20100065484A1 (en) Water purification device and filter unit
CN103764574A (zh) 废水处理系统和方法
US8025807B2 (en) Method for treating rinse water in decontamination devices
WO2006043283A1 (en) An integrated portable water purifier
US9126854B2 (en) Apparatus for target compound treatment
US3912627A (en) Dissolving and dispensing water soluble material containing available chlorine to a swimming pool
WO1999028241A1 (en) Water decontaminating system and method
JP6378693B2 (ja) 薬剤廃棄物を処理するための装置
RU2648891C2 (ru) Интегрированная установка для переработки отходов медицинской лаборатории
CN104220385A (zh) 提供安全卫生的水和基于水的产品的系统、组合物和方法
US20080045771A1 (en) Compositions and devices for inactivation of pharmaceuticals to facilitate waste disposal, and methods thereof
CN106630303A (zh) 实验室智能废水处理装置
CN207699417U (zh) 一种实验室废水处理设备
US20170203138A1 (en) Apparatus and Method for the Disposal of Waste Pharmaceuticals
EP2734241B1 (en) Equipment for disinfecting organic substances and method suited to carry out said disinfection
EA014619B1 (ru) Способ и устройство для снижения патогенной и химической нагрузки в текучих отходах
CN107857442A (zh) 一种实验室废水处理设备
US20210047210A1 (en) Flow apparatus for treating pharmaceutical waste
JP3073504B2 (ja) 水処理装置
CN216303526U (zh) 一种水处理系统
WO2003062155A1 (en) Water purification system
CN211284011U (zh) 一种医疗废水处理装置
CN219469882U (zh) 一种装配式医疗废水集成处理系统
CN205575737U (zh) 用于动物实验污水的化学灭菌系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171228

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6378693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees