JP2016504118A - 二重構成ボトルアセンブリ - Google Patents
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Abstract
ボトルアセンブリが、液体チャンバを有する容器と、容器の液体チャンバ内に略全体が配置可能な通気アセンブリとを含む。カラーアセンブリは、一般に容器の閉鎖を画定し、容器のネックと解放可能なように係合可能である。カラーアセンブリおよび容器は、通気アセンブリが容器の液体チャンバ内に実質的に全体が配置されている第1の構成と、通気アセンブリが容器から取り外されている第2の構成とを選択できるように、互いに構成されている。
Description
本出願は、2013年1月10日に出願された米国仮出願No.61/751,005および2013年10月2日に出願された米国仮出願No.61/885,733の利益を主張し、これらの出願の内容の全てを本明細書の一部を構成するものとして援用する。
本発明の分野は、ボトルアセンブリに関し、より詳しくは、少なくとも2つの異なる組み立て形態で構成可能なカラーアセンブリ(collar assembly)を含むボトルアセンブリに関する。
乳児用または授乳用等のボトルアセンブリは、一般に、ボトル、乳首(nipple)、乳首をボトルに固定するためのカラー(乳首およびカラーは、時として、選択的にカラーアセンブリを画定する)、および、ボトルを使用しないときに乳首を覆うためのキャップを含む複数の部品を有している。乳首は、一般に、ボトル内に含まれている液体が、乳首を介して乳児の口の中に出て、乳児(または幼児)により摂取できるようにするための1以上の開口を有している。使用中、乳児は、口の中に乳首の端を置き、乳首を吸引して、ボトル内に含まれている液体を引き出す。
少なくとも幾つかのボトルアセンブリは、ボトルの中に配置できる着脱式の通気アセンブリを含む。ベント型ボトルアセンブリの例の幾つかは、Handi-Craft Companyから入手できるもの(商品名Dr. Brown’s)を含む。更なる例は、1998年7月14日に発行された米国特許公報No.5,779,071、2010年11月9日に発行された米国特許公報No.7,828,165、2012年2月14日に発行された米国特許公報No.8,113,365、および、2012年4月3日に発行された米国特許公報No.8,146,759に開示されており、その内容のすべてを、本明細書の一部を構成するものとして援用する。これらのボトルアセンブリにおいて、通気アセンブリは、幼児が乳首を介して液体を摂取している間、空気がボトル内に入ることができるようにし、その結果、授乳時に、真空状態がボトル内に形成され難くする。通気アセンブリは、一般に、少なくとも一部がボトルの縁に取り付けられ、カラーおよび乳首を含むカラーアセンブリが、通気アセンブリを覆い、ボトルのネックの外部ねじに共に固定されている。
幾人かのユーザは、旅行中、あるいは、子供が大きくなり、両親が通気アセンブリを使用しないと決めたときなど、時々、通気アセンブリを取り除いた状態のボトルにする場合がある。このような場合、カラーアセンブリは、カラーが可能な限り堅く締め付けられるまで、ボトルのネックにねじ込まれる。しかし、ボトルのネックおよびカラーの高さは、カラーアセンブリ、特にカラーアセンブリの乳首が、ボトルのリムに対して十分に封止(シール)されないようなものである。そのため、ボトルからの液体の漏洩が発生する可能性がある。
従って、通気アセンブリを取り外した状態でも、液体が漏洩するおそれが無く使用できるボトルアセンブリ、特に、ベント型ボトルアセンブリが必要である。
一態様において、ボトルアセンブリは、開放端と、閉鎖端と、基部と、ネックとを有する容器を備え、これらの開放端、閉鎖端、基部、および、ネックで、容器の液体チャンバを画定している。ネックは、容器の開放端を画定するリムを有している。ボトルアセンブリはまた、略全体が容器の液体チャンバ内に配置可能であり、使用中に容器の通気を可能にする、通気アセンブリを備えている。カラーアセンブリは、一般に容器のクロージャ(closure for a container)を画定し、容器の開放端を覆い、容器のネックと解除可能に係合するように構成されている。カラーアセンブリおよび容器は、通気アセンブリの略全体が容器の液体チャンバ内に配置された第1の構成と、通気アセンブリが容器から取り外された第2の構成とを選択できるように、互いに構成されている。
他の態様において、ボトルアセンブリは、通常、開放端と、閉鎖端と、基部と、ネックとを有する容器を備えている。ネックは、容器の開放端を画定するリムを有している。通気アセンブリは、容器のリム上に配置可能になっており、使用中に容器の通気を可能にする。カラーアセンブリは、通常、容器の閉鎖を画定し、容器の開放端を覆い、容器のネックと解除可能に係合するように構成されている。カラーアセンブリおよび容器は、ボトルアセンブリの構成を、第1の構成と第2の構成とから選択できるように、互いに構成されている。第1の構成において、カラーアセンブリは、通気アセンブリを容器のリムと係合させてシールし、通気アセンブリを容器のリムと係合させてシールするように構成されている。通気アセンブリがボトルアセンブリから取り外された第2の構成において、カラーアセンブリは、容器のリムと係合してシールされるように構成されている。
図面、特に図1〜図3を参照すると、ボトルアセンブリ(通常、100で示されている)は、ボトル、より詳しくは、一実施形態の授乳ボトルのような容器102と、通常ボトルを閉鎖するためのカラーアセンブリ(通常、104で示されている)とを備えている。容器102は、そこに定められ、乳幼児のようなユーザが摂取する所定量の液体を保持するのに適している液体チャンバ106を有している。容器102は、本明細書に示されたものに限らず、スポーツボトル、ドリンクタンブラー、トレーニングカップ、コミューターカップなど、授乳ボトル以外のものに使用可能に構成できる。容器102は、これに限定されないが、ガラス、ポリプロピレンなどのプラスチック、アルミニウム、あるいは、ステンレス鋼などの任意の適切な材料で作ることができる。容器102はまた、任意の所望の1以上の色で作られていてもよいし、透明でも、半透明でも、不透明でもよい。
容器102は、閉鎖された底部108と、開放された上部110と、底部108と上部110との間に延びる略円筒形状の側壁112とを有している。側壁112は、基部114と、基部114よりも狭くなったネック116とを含む。すなわち、ネック116は、基部114よりも小さい直径を有している。他の実施形態において、ネック116の直径は、本発明の範囲から離れることなく、基部114の直径よりも僅かに小さくてもよいし、基部と同じ直径でもよい。ネック116は、環状リム118と、外側ねじ部120と、ネック116と基部114との間の変わり目(transition)を画定する肩部122とを含む。ねじ部120は、容器102に後述するカラーアセンブリ104を取り付けるためのねじ山124を含む。
ボトル100のカラーアセンブリ104は、乳首130を容器102上に選択的に保持するために、容器102に着脱可能に取り付けるのに適している。一例のカラーアセンブリ104は、乳首130とカラー132とを含む。乳首130およびカラー132は、それぞれ、任意の適切な材料で作ることができる。一実施形態において、例えば、乳首130は、ゴム材料、シリコン材料、ラテックス材料の少なくとも1つなどの実質的に柔軟な材料で作られており、カラー132は、ポリプロピレンで作られている。乳首130およびカラー132は、任意の所望の1以上の色で作られていてもよいし、透明でも、半透明でも、不透明でもよい。
図2および図3に示されている一実施形態において、乳首130は、乳首部135と横方向に延びるフランジ134とを含む。フランジ134は、略円形の外縁138から略円形の内縁140まで広がる底面136を含む。一実施形態において、周方向に広がるリップ142が、外縁138の概ね近傍から突出している。少なくとも幾つかの代わりの実施形態において、乳首130は、周方向リップ142を含んでいない。乳首部135は、内縁140の概ね近傍のフランジ134から上に延びている。図2に例示するように、乳首部135は、径方向外側に突出する環状の外側突起144を含む。乳首部135はまた、ユーザに液体を供給するための開口部148を有する出口端146を含む。なお、乳首130は、本発明から離れることなく、本明細書に示されているものとは異なる形状およびサイズを有することができる。
一例のカラー132は、環状の上部パネル150と従属側壁152とを有している。上部パネル150は、上部パネル150の環状ナブ(nub)または径方向内側の周縁154に近接するパネルの下面から下に向かって伸びる環状突起156を含む。周縁154および環状突起156は、乳首130をカラー132に取り付けることを容易にする。カラーアセンブリ104を取り付けるために、周縁154が乳首130の環状の外部突起144の下に配置され、カラー132の環状突起156が乳首130の周方向リップ142の径方向内側に配置されるまで、乳首130が、カラー132の上部パネル150の中央開口を介して、乳首部135から引っ張り上げられる。なお、乳首130およびカラー132は、本明細書に示されたもの以外に、容器102上に更なる部品を同時に取り付けるように構成することができる。また、他の実施形態において、結合組立用の組立(assembly for conjoint assembly)で、容器102上に、乳首130およびカラー132を保持可能にする必要はない。
カラー132の側壁152は、雌ねじ164が設けられた内面162を有している。この雌ねじ164は、容器102のネック116の雄ねじ124と螺合し、カラー(その結果、カラーアセンブリ104)を容器102上に解放可能に固定するのに適している。特に適した一実施形態では、図2に例示するように、カラーの側壁152の内面162のねじ山164の数が、容器のネック116の雄ねじ124の数を超えており、その目的が明らかになっている。一実施形態では、例えば、カラー132は、容器102のネック116の雄ねじ124の数の約2倍の雌ねじ164を有することができる。
図1および図2を参照すると、ボトルアセンブリ100はまた、通気アセンブリ180を含み、使用中のボトルアセンブリの通気を可能にしている。図3では、通気アセンブリ180は取り外されている。通気アセンブリ180は、図1に例示するように、通気挿入部182と受け入れ部184とを含む。受け入れ部184は、例えば、当業界で知られた摩擦嵌めによって、通気挿入部182に解放可能なように取り付け可能である。受け入れ部184は、上部186と、中間部188と、通気管190とを含む。上部186は、リザーバ194を画定する略円筒形の側壁192を含む。通気管190は、上部186の側壁192よりも直径が小さい略円筒形状の側壁196を含む。通気管190の側壁196は、リザーバ194と流体連通する通路198を画定している。中間部188は、通気管の側壁196と上部の側壁192との間に広がる傾斜側面200を含む。通気管190はまた、容器102の閉鎖された底部108に近接する通路198の端部の空気出口202を含む。
通気挿入部182は、内側部分210と外側部分212とを含む。内側部分210は、内側通気管214と、リップ216と、内側通気管214とリップ216との間に広がり、かつ、内側通気管214とリップ216とに対して直交するように方向付けられた上壁218とを含む。内側通気管214は、リザーバ194と流体連通する通路220を画定している。通気挿入部182を受け入れ部184に取り付けるために、リップ216は、受け入れ部184の側壁192を嵌め込むように構成されている。例えば、一実施形態において、リップ216は、側壁192を嵌め込むバルジ(bulge)222を含む。また、通気挿入部182および受け入れ部184は、互いに一体に形成することもできる。通気挿入部182の内側部分210は、さらに、上壁218から上方に延びる側方通気口(lateral vent)234を含み、通気挿入部182内のチャンネル236を画定している。
通気挿入部182の外側部分212は、境界壁240を含む。境界壁240は、内側縁部242と、外側縁部244と、上部246と、底部248とを含む。境界壁240は、チャンネル236が境界壁240を通って延びるように、少なくとも1つの通気口(図示せず)を有している。境界壁240と上壁210との間に画定されている隙間250は、液体チャンバ106内の液体が乳首130に向かって流れることができるようにする。なお、通気アセンブリ180の各部品は、本発明の任意の態様から離れることなく、本願の図面または明細書に記載されたものとは異なる形状および寸法を有することができる。例えば、1998年7月14日に発行された米国特許公報No.5,779,071、2010年11月9日に発行された米国特許公報No.7,828,165、2012年2月14日に発行された米国特許公報No.8,113,365、および、2012年4月3日に発行された米国特許公報No.8,146,759に開示された類似の通気アセンブリが、当業界で知られている。従って、通気アセンブリ180の更なる詳細および動作については、省略する。
図2および図3に例示するように、カラーの側壁152および容器のネック116は、互いにぴったり合った大きさであり、2つの異なる構成、すなわち、通気アセンブリ180が含まれる第1の構成(図2)と通気アセンブリ180が取り外された第2の構成(図3)で、ボトルアセンブリ100の使用を可能にする。例えば、一実施形態において、(例えば、容器102のリム118から、ネックが容器の基部114に向かって外側に広がる肩部122までの)容器のネック116の長さ(または図の配置における高さ)は、第2の構成、すなわち、図3に例示するように、通気アセンブリ180が取り外されているときに、カラーの側壁152を収容するのに十分である。
従って、図2に例示するように、ボトルアセンブリ100が通気アセンブリ180を含んでいる第1の構成では、通気アセンブリ180は、境界壁240の底部248が容器のリム118に設置されるように、容器102内に挿入される。通気アセンブリ180が容器102内に挿入された後、カラーの雌ねじ164をネック116の雄ねじ124と螺合させ、容器上でねじるようにカラー132を回転させることによって、カラーアセンブリ104が容器102に取り付けられる。カラー132が容器102上に締め込まれたとき、乳首130の底面136が、通気アセンブリ180の境界壁240の上部246に押し付けられ、乳首(その結果カラーアセンブリ104)を通気アセンブリに対して接触させてシールする。同時に、通気アセンブリの境界壁240の底部248が、容器102のリム118に押し付けられ、通気アセンブリを容器に対して接触させてシールする。
この構成では、カラーの下側のねじ山164が、ネックのねじ山124と螺合し、最も上のねじが、通気アセンブリの境界壁240に対向している。図2に例示するように、カラーの側壁152は十分に長く、第1の構成では、カラーの側壁の下端がネック116の最も下のねじ山124よりも下に延びて、カラーアセンブリ104が容器102に固定されたときに、雄ねじが見えない。
第2の構成では、図3に例示するように、通気アセンブリ180がボトルアセンブリ100から取り外されている。カラーアセンブリ104が、この構成の容器102に締め込まれたとき、カラーのねじ山164が容器のネック116のねじ山124と螺合し、カラー132が容器上でねじるように回転させられ、乳首130が容器のリム118に押し付けられ、容器に対して直接接触させてシールされる。この構成では、カラーのねじ山の下側のセットが、ネック116の最も下の雄ねじ124の下に配置されている。このように、カラー132の下端が、最も下の雄ねじ124mのかなり下で、かつ、容器の肩部122の近くに配置されている。
図4および図5は、一般に300で示される第2実施形態の授乳ボトルアセンブリを例示している。第2実施形態の授乳ボトルアセンブリは、液体チャンバ306と、一般に304で示されるカラーアセンブリとを備え、カラーアセンブリ304が、乳首330と、容器上で乳首を選択的に保持するためのカラーとを有している点において、図1〜3の授乳ボトルアセンブリ100と同じである。授乳ボトルアセンブリ300は、さらに、通気挿入部382と受け入れ部384とを含む通気アセンブリ380を有している。受け入れ部384は、図1〜3の実施形態の通気アセンブリ180と同じ方法で通気挿入部382に解放可能なように取り付け可能である。しかし、この実施形態において、通気アセンブリ380の略全体、特に通気挿入部382の略全体が、容器302の液体チャンバ306内(すなわち、容器のネック316)に配置されている。
図4および図5に例示するように、容器302のネック316は、環状リム318と、外側ねじ部320と、ネック316と容器の基部314との間の変わり目を画定する外側肩部322を含む。ねじ部320は、容器302にカラーアセンブリ304を取り付けるためのねじ山324を含む。容器302のネック316の内面323は、容器のネック内で通気挿入部382を支持するための内側肩部325を画定する有段の内径を有している。
乳首330は、乳首部335と、横方向に延びるフランジ334とを含む。フランジ334は、略円形の外縁338から略円形の内縁340まで広がる底面336を有する。一実施形態において、周方向に広がるリップ342が、外縁338の概ね近傍から突出している。少なくとも幾つかの代わりの実施形態において、乳首330は、周方向に広がるリップ342を含んでいない。乳首部335は、内縁340の概ね近傍のフランジ334から上に延びている。図4に例示するように、乳首部335は、径方向外側に突出する環状の外部突起344を含む。なお、乳首330は、本発明から離れることなく、本明細書に示されているものとは異なる形状およびサイズを有することができる。
一例のカラー332は、環状の上部パネル350と従属側壁352とを有している。上部パネル350は、上部パネル350の環状のナブまたは径方向内側の周縁354に近接するパネルの下面から下に向かって伸びる環状突起356を含む。周縁354および環状突起356は、乳首330をカラー332に取り付けることを容易にする。カラーアセンブリ304を取り付けるために、周縁354が乳首330の環状の外部突起344の下に配置され、カラー332の環状突起356が乳首330の周方向のリップ342の径方向内側に配置されるまで、乳首330が、カラー332の上部パネル350の中央開口を介して、乳首部335から引っ張り上げられる。なお、乳首330およびカラー332は、本明細書に示されたもの以外に、容器302上に更なる部品を同時に取り付けるように構成することができる。また、他の実施形態において、部品を結合させるための部品で、容器302上に、乳首330およびカラー332を保持可能にする必要はない。
カラー332の側壁352は、容器302のネック316の雄ねじ324と螺合し、カラー332(その結果、カラーアセンブリ304)を容器302上に解放可能に固定するのに適した雌ねじ364が設けられた内面362を有している。
通気アセンブリ380の通気挿入部382は、内側肩部325の直上の容器302のネック316の内面323と係合してシールされる環状のバルジ427を有する境界壁440を含む。他の実施形態において、環状のバルジ427は、本発明の範囲から離れることなく、通気挿入部382の境界壁440に配置され、内側肩部325の上方の隔てられた位置でネック316の内面323と係合してシールすることができる。
通気挿入部382の境界壁440は、(例えば、図4および図5の配置の高さにおいて)十分適切に長く、通気挿入部382が容器302のネック316の内側肩部325に位置するときに、通気挿入部382の上部446が、容器302のリム318上に十分に延びて、授乳ボトルアセンブリ300の組み立て時に乳首330を係合させる。通気挿入部382の上部446はまた、乳首が容器302のリム318と接触して気密シールされるのを防止するほどに十分に、乳首330を高く保持する。
通気アセンブリ380、より詳しくは、容器302の液体チャンバ306内に略全体が配置される通気挿入部382を構成することによって、ボトル毎の乳首330およびカラー332は必要ない。例えば、図4および図5に例示する実施形態において、通気挿入部382が用いられている第1の構成の授乳ボトルアセンブリ300を組み立てるとき、(取り付けられた受け入れ部384を有する)通気挿入部は、容器の内面323の内側肩部325に位置するように、容器302に配置されている。カラーアセンブリ304(すなわち、乳首330およびカラー332)は、カラーを容器のネック316の雄ねじ324と螺合させ、容器上でねじるようにカラーを回転させることによって、容器302に取り付けられる。カラー332が容器302上に締め込まれたとき、乳首330の底面336が、通気挿入部の境界壁440の上部446に対して接触してシールされると同時に、空気が、乳首とリム318との間の容器内に入ることができるようにする。
授乳ボトルアセンブリ300の第2の構成(図示せず)では、通気アセンブリ380が取り外されている。しかし、この実施形態では、カラーアセンブリ304は、第1の構成と同じ方法で容器302に取り付けられる。従って、第2実施形態のカラー332は、第2の構成において、第1の構成とは異なった方法で容器に取り付けられるように構成する必要はない。
図6および図7は、第1,第2実施形態の授乳ボトルアセンブリ100,300で使用するのに適した第2実施形態の乳首530を例示している。乳首530は、底面536の構成を除いて、図1〜3の乳首130および図4および図5の乳首330と同様である。この実施形態において、乳首530の底面536は、乳首530のフランジ534の外縁538から径方向内側に等しく広がり、周方向に互い間隔を空けて配置された複数の通気機構(vent feature)541を有する。図7に示すように、一例の通気機構541は、乳首のフランジ534の外縁から径方向内側に広がる複数の(周方向に延びる)アーチ型のチャンネルを有している。なお、他の実施形態において、通気機構541は、任意の他の適した形状を有するように構成することができる。また、通気機構541は、乳首530の底面536に形成された径方向に延びるスリットを有することができる。
通気機構541は、適切な(例えば、径方向の)長さを有し、乳首530が図1〜3の実施形態の授乳ボトルアセンブリ100に用いられるときに、通気機構541が、(例えば、所定の位置に通気アセンブリ180を有する)ボトルアセンブリの第1の構成において、通気挿入部182の径方向内側に広がることがなく、通気挿入部182が、乳首130の底面536の通気機構541の径方向内側に対して接触して、シールされる。しかし、ボトルアセンブリ100の第2の構成では、乳首130の底面536が、空気が通気機構118を介して容器102内に入ることができるように、容器102のリム118と、容器102のリム118の径方向内側に広がる通気機構541で接触する。
同様に、図4および図5の授乳ボトルアセンブリ300では、(所定の位置に通気アセンブリ380が設けられた)ボトルアセンブリの第1の構成において、通気挿入部382の境界壁440の上部446が、(例えば、空気が通気アセンブリ380を介してのみ容器302内に入るように)乳首の底面536の通気機構541の径方向内側に対して接触して、シールされる。ボトルアセンブリ300の第2の構成では、乳首530の底面536が、容器302のリム318と、容器302のリム318の径方向内側に広がる通気機構541で接触する。
本発明の様々なバージョン、実施形態あるいは態様の要素を導入する場合、冠詞「a」、「an」、「the」および「said」は、1以上の要素が存在することを意味するよう意図されている。表現「comprising」、「including」および「having」は、記載されている要素以外の追加の要素が存在する場合があることを含み、意味するよう意図されている。特定の方向を含む表現(例えば、「上(top)」、「底(bottom)」、「側(side)」など)の使用は、説明の便宜のためであり、記載された事項の特定の方向を必要とするものではない。
本発明の範囲から離れることなく、上記の例において様々な変更を行うことができるが、上記実施形態に含まれ、添付の図面に示されている全ての事項は、一例であって、限定されて解釈されるべきではない。
Claims (15)
- 液体チャンバを共に画定する開放端、閉鎖端、基部およびネックを有する容器であって、前記液体チャンバが前記容器内にあり、前記ネックが前記容器の前記開放端を画定するリムを有する、容器と、
前記容器の前記液体チャンバ内に略全体が配置可能であり、使用中に上記容器の通気を可能にする、通気アセンブリと、
一般に前記容器のクロージャを画定すると共に、前記開放端を覆い、前記容器の前記ネックと解除可能に係合するよう構成された、カラーアセンブリと、
を備え、
前記カラーアセンブリおよび前記容器が前記通気アセンブリの略全体が前記容器の前記液体チャンバ内に配置された第1の構成と、前記通気アセンブリが前記容器から取り外された第2の構成とを選択できるように、互いに構成されている、ボトルアセンブリ。 - 請求項1に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記容器の前記ネックが肩部を含む内面を有し、
前記肩部が使用中に前記容器内で前記通気アセンブリを支持するよう構成されている、ボトルアセンブリ。 - 請求項2に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記通気アセンブリが前記容器の前記ネックの前記肩部に位置するときに、前記ボトルアセンブリの上部が前記ネックの前記リムの上に延びている、ボトルアセンブリ。 - 請求項3に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記カラーアセンブリがカラーと乳首とを有している、ボトルアセンブリ。 - 請求項4に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記カラーが環状ナブと環状突起とを有し、
前記乳首が外部突起と周方向リップとを有し、
前記乳首の前記外部突起が、前記カラーの前記環状ナブを保持するよう構成され、前記乳首の前記周方向リップが、前記容器の上で前記乳首を結合組立用の前記カラーに連結させるように、前記カラーの前記環状突起を保持するように構成されている、ボトルアセンブリ。 - 請求項4に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記ボトルアセンブリの前記第1の構成では、前記乳首が前記通気アセンブリと係合してシールされ、前記ボトルアセンブリの前記第2の構成では、前記乳首が前記容器の前記ネックの前記リムと係合してシールされている、ボトルアセンブリ。 - 請求項4に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記乳首が底面を有するフランジを含み、
前記フランジの前記底面が前記フランジの外縁から径方向内側に等しく広がり、周方向に互い間隔を空けて配置された複数の通気機構部を有する、ボトルアセンブリ。 - 請求項7に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記複数の通気機構が前記容器の前記ネックの前記リムの径方向内側に広がるが、前記通気アセンブリの境界壁の上部の径方向内側には広がっておらず、
前記ボトルアセンブリの前記第1の構成では、前記通気アセンブリが前記乳首の前記底面の前記通気機構の径方向内側と係合してシールされ、前記ボトルアセンブリの前記第2の構成では、前記複数の通気機構が前記容器の前記リムと係合して、空気が前記複数の通気機構によって前記容器内に入ることができる、ボトルアセンブリ。 - 開放端、閉鎖端、基部およびネックを有し、前記ネックが前記開放端を画定するリムを有している、容器と、
前記容器の前記リムに配置可能であり、使用中に前記容器の通気を可能にする、通気アセンブリと、
前記容器のクロージャを画定すると共に、前記開放端を覆い、前記容器の前記ネックと解除可能に係合するよう構成された、カラーアセンブリと、
を備え、
前記カラーアセンブリおよび前記容器が、第1の構成と第2の構成とを選択できるように、互いに構成されており、
前記第1の構成では、前記カラーアセンブリが前記通気アセンブリと係合してシールされると共に、前記通気アセンブリを押し付けて、前記容器の前記リムと係合してシールされるように構成されており、
前記第2の構成では、前記通気アセンブリが取り外されており、前記カラーアセンブリが前記容器の前記リムと係合してシールされるよう構成されている、ボトルアセンブリ。 - 請求項9に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記容器の前記ネックが雄ねじを有し、前記カラーアセンブリが前記容器の前記ネックの前記雄ねじと螺合するための雌ねじを有している、ボトルアセンブリ。 - 請求項10に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記カラーアセンブリの前記雌ねじの数が、前記容器の前記ネックの前記雄ねじの数よりも大きい、ボトルアセンブリ。 - 請求項9に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記カラーアセンブリがカラーと乳首とを有している、ボトルアセンブリ。 - 請求項12に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記カラーが環状ナブと環状突起とを有し、
前記乳首が外部突起と周方向リップとを有し、
前記外部突起が、前記環状ナブを保持するように構成され、前記周方向リップが、前記容器の上で前記乳首を結合組立用の前記カラーに連結させるように、前記環状突起を保持するように構成されている、ボトルアセンブリ。 - 請求項12に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記ボトルアセンブリの前記第1の構成では、前記乳首が、前記通気アセンブリと係合してシールされ、前記ボトルアセンブリの前記第2の構成では、前記乳首が、前記容器の前記リムと係合してシールされている、ボトルアセンブリ。 - 請求項9に記載のボトルアセンブリにおいて、
前記容器の前記ネックが、前記容器の肩部から前記リムまでの第1の高さを有し、
前記カラーアセンブリが、前記容器の前記ネックと係合した場合に前記容器の前記ネックと対向して配置された側壁を有し、
前記容器の前記側壁が、前記容器の前記ネックの前記第1の高さ以下である第2の高さを有している、ボトルアセンブリ。
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