JP2016503729A5

JP2016503729A5 -

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Publication number: JP2016503729A5
Application number: JP2015553146A
Authority: JP
Filing date: 2014-01-13
Publication date: 2017-03-02
Anticipated expiration: 2034-01-13

Claims

ロストワックス鋳造法を使用して、少なくとも１つの細長い形状の空洞を備えた、柱状または単結晶状構造のニッケル合金製金属部品を製造する方法にして、
前記空洞に対応するセラミック芯部（１０）を備えた部品の蝋模型（２０）を作り出すステップであって、セラミック芯部（１０）は長手方向の一方端部に第１保持スパン（１４）と反対端部に第２保持スパン（１６）とを備える、ステップと、
模型（２０）のまわりにシェル型（３０）を作り出すステップであって、シェル型（３０）は基部を備え、芯部の第１スパン（１４）はシェル型（３０）の基部と同じ側にあり、シェル型（３０）の脱蝋作業によって蝋を除去する、ステップと、
シェル型（３０）を炉（１００）に配置するステップであって、基部は炉（１００）の炉床（１０５）上に配置される、ステップと、
前記溶融合金をシェル型（３０）の中に注ぎ込むステップと、
炉床（１０５）から徐々に伝搬方向に冷却することによって、注ぎ込まれた金属を指向性凝固させるステップであって、冷却の伝搬方向と平行でない第２スパン（１６）の表面（１６Ｂ）は最初に蝋（１８）の溶着部によって覆われる、ステップとを備える方法であって、
芯部（１０）は、芯部の第１スパン（１４）とシェル型（３０）の壁との間に固着させる手段（４０）によってシェル型（３０）に固定され、芯部（１０）の第２スパン（１６）は、シェル型（３０）の壁の上を滑動する保持手段（１７）によってシェル型（３０）内に保持され、前記滑動保持手段（１７）は、シェル型（３０）を作り出す前に、冷却の伝搬方向と平行な第２スパン（１６）の表面（１６Ａ）に塗布されたワニスの層（１７）であり、芯部（１０）が拡張するとき、芯部（１０）の第２スパン（１６）がシェル型（３０）の壁と接触するのを防止するように、芯部（１０）の第２スパン（１６）とシェル型（３０）の壁との間に自由空間（１７、１８）が作り出されるように、前記ワニスの層（１７）、ならびに冷却の伝搬方向と平行でない第２スパン（１６）の表面（１６Ｂ）を覆う蝋（１８）は、シェル型（３０）の脱蝋作業中に除去されることを特徴とする、方法。
固着手段（４０）が、第１スパン（１４）を通過し、型の壁内に埋め込まれる棒を備える、請求項１に記載の方法。
棒がセラミック製である、請求項２に記載の方法。
複数の部品を製造するのに、前記部品の模型がシェル型（３０）内側でクラスタ状にまとめられる、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
柱状構造を備えた少なくとも１つの金属部品を製造するのに、シェル型（３０）と炉（１００）の炉床（１０５）との間に結晶状構造の核形成要素が設けられる、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
単結晶状構造を備えた少なくとも１つの部品を製造するのに、核形成要素とシェル型（３０）との間に粒子選択器を備える、請求項５に記載の方法。
部品がタービンエンジンブレードであり、第１スパンはブレードの羽根部の頂部の延長部内にあり、第２スパンはブレードの根元部の延長部内にある、請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
炉床が、金属が溶融される高温領域と金属凝固用の低温領域との間で垂直方向に移動することが可能であり、炉床自体が冷却される、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。