JP2016503397A5 - - Google Patents

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本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕C反応性タンパク質のレベルを減少させる必要のある哺乳類対象における、C反応性タンパク質のレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を、前記対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔2〕前記対象が、心不全を有すると診断されている、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔3〕に記載の方法。
〔4〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔5〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の方法。
〔6〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔5〕に記載の方法。
〔7〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載の方法。
〔8〕C反応性タンパク質のレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔9〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔8〕に記載の方法。
〔10〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔8〕〜〔9〕のいずれか1項に記載の方法。
〔11〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔10〕に記載の方法。
〔12〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔8〕〜〔11〕のいずれか1項に記載の方法。
〔13〕TNFαのレベルを減少させる必要のある哺乳類対象においてTNFαのレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔14〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔13〕に記載の方法。
〔15〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔14〕に記載の方法。
〔16〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔13〕〜〔15〕のいずれか1項に記載の方法。
〔17〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔13〕〜〔17〕のいずれか1項に記載の方法。
〔18〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔17〕に記載の方法。
〔19〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔13〕〜〔18〕のいずれか1項に記載の方法。
〔20〕TNFαのレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔21〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔20〕に記載の方法。
〔22〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔20〕〜〔21〕のいずれか1項に記載の方法。
〔23〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔22〕に記載の方法。
〔24〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔20〕〜〔23〕のいずれか1項に記載の方法。
〔25〕インターロイキン6のレベルを減少させる必要のある哺乳類対象においてインターロイキン6のレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔26〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔25〕に記載の方法。
〔27〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔26〕に記載の方法。
〔28〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔25〕〜〔27〕のいずれか1項に記載の方法。
〔29〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔25〕〜〔28〕のいずれか1項に記載の方法。
〔30〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔29〕に記載の方法。
〔31〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔25〕〜〔30〕のいずれか1項に記載の方法。
〔32〕インターロイキン6のレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔33〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔32〕に記載の方法。
〔34〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔32〕〜〔33〕のいずれか1項に記載の方法。
〔35〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔34〕に記載の方法。
〔36〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔32〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の方法。
〔37〕活性酸素種のレベルを減少させる必要のある哺乳類対象において活性酸素種のレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔38〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔37〕に記載の方法。
〔39〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔38〕に記載の方法。
〔40〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔37〕〜〔39〕のいずれか1項に記載の方法。
〔41〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔37〕〜〔40〕のいずれか1項に記載の方法。
〔42〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔41〕に記載の方法。
〔43〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔37〕〜〔42〕のいずれか1項に記載の方法。
〔44〕活性酸素種のレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔45〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔44〕に記載の方法。
〔46〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔44〕〜〔45〕のいずれか1項に記載の方法。
〔47〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔46〕に記載の方法。
〔48〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔44〕〜〔47〕のいずれか1項に記載の方法。
〔49〕C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、および心臓トロポニンIのうちの1つ以上のレベルを減少させる必要のある哺乳類対象において、C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、および心臓トロポニンIのうちの1つ以上のレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔50〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔49〕に記載の方法。
〔51〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔50〕に記載の方法。
〔52〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔49〕〜〔51〕のいずれか1項に記載の方法。
〔53〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔49〕〜〔52〕のいずれか1項に記載の方法。
〔54〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔53〕に記載の方法。
〔55〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔49〕〜〔54〕のいずれか1項に記載の方法。
〔56〕C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、および心臓トロポニンIのうちの1以上のレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔57〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔56〕に記載の方法。
〔58〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔56〕〜〔57〕のいずれか1項に記載の方法。
〔59〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔58〕に記載の方法。
〔60〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔56〕〜〔59〕のいずれか1項に記載の方法。
〔61〕C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、および心臓トロポニンIのうちの1つ以上のレベルが増加した哺乳類対象におけるLVリモデリングを予防、改善、または治療する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔62〕C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、および心臓トロポニンIのうちの1つ以上のレベルが増加した哺乳類対象におけるLV機能を改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔63〕前記対象は、心不全、心筋梗塞、もしくは他の狭窄事象または血管事象に罹患している、または罹患する可能性がある、前記〔61〕〜〔62〕のいずれか1項に記載の方法。
〔64〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔61〕〜〔63〕のいずれか1項に記載の方法。
〔65〕Nt−pro BNPおよび/または心臓トロポニンIのレベルを減少させる必要のある哺乳類対象において、Nt−pro BNPおよび/または心臓トロポニンIのレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔66〕前記対象は、急性心筋梗塞に罹患している、前記〔65〕に記載の方法。
〔67〕Nt−pro BNPおよび/または心臓トロポニンIの減少は、LVリモデリングの効果的な予防、治療または改善の指標である、前記〔65〕に記載の方法。
〔68〕心臓トロポニンIのレベルを減少させる必要のある哺乳類対象において、心臓トロポニンIのレベルを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔69〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔68〕に記載の方法。
〔70〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔69〕に記載の方法。
〔71〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔68〕〜〔70〕のいずれか1項に記載の方法。
〔72〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔68〕〜〔71〕のいずれか1項に記載の方法。
〔73〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔72〕に記載の方法。
〔74〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔68〕〜〔73〕のいずれか1項に記載の方法。
〔75〕心臓トロポニンIのレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔76〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔75〕に記載の方法。
〔77〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔75〕〜〔76〕のいずれか1項に記載の方法。
〔78〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔77〕に記載の方法。
〔79〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔75〕〜〔78〕のいずれか1項に記載の方法。
〔80〕MLCL AT1またはALCAT1の発現を減少させる必要のある哺乳類対象において、MLCL AT1またはALCAT1の発現を減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔81〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔80〕に記載の方法。
〔82〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔81〕に記載の方法。
〔83〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔80〕〜〔82〕のいずれか1項に記載の方法。
〔84〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔80〕〜〔83〕のいずれか1項に記載の方法。
〔85〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔84〕に記載の方法。
〔86〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔80〕〜〔86〕のいずれか1項に記載の方法。
〔87〕Taz1の発現を増加させる必要のある哺乳類対象において、Taz1の発現を増加させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔88〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔87〕に記載の方法。
〔89〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔88〕に記載の方法。
〔90〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔87〕〜〔89〕のいずれか1項に記載の方法。
〔91〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔87〕〜〔90〕のいずれか1項に記載の方法。
〔92〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔91〕に記載の方法。
〔93〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔87〕〜〔92〕のいずれか1項に記載の方法。
〔94〕MLCL AT1またはALCAT1の発現が増加した哺乳類対象、および/または、Taz1の発現が減少した哺乳類対象における心不全のリスクを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔95〕心不全を有する、または有すると疑われる哺乳類対象における、カルジオリピンリモデリングを安定化させる方法。
〔96〕前記哺乳類対象が、MLCL AT1またはALCAT1の増加した発現、および/または、Taz1の減少した発現を有する、前記〔95〕に記載の方法。
〔97〕前記カルジオリピンは、18:2種のカルジオリピンである、前記〔95〕に記載の方法。
〔98〕心臓トロポニンIの発現を減少させる必要のある哺乳類対象において、心臓トロポニンIの発現を減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔99〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔98〕に記載の方法。
〔100〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔99〕に記載の方法。
〔101〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔98〕〜〔100〕のいずれか1項に記載の方法。
〔102〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔98〕〜〔101〕のいずれか1項に記載の方法。
〔103〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔102〕に記載の方法。
〔104〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔98〕〜〔102〕のいずれか1項に記載の方法。
〔105〕心臓トロポニンIのレベルが増加した哺乳類対象における心不全を予防、治療、または改善する方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔106〕前記対象が、高血圧、冠状動脈疾患、心臓発作、不整脈、糖尿病、糖尿病治療薬のロシグリタゾンまたはピオグリタゾンの摂取、睡眠時無呼吸、先天性心臓欠陥、ウイルス感染、アルコールの使用、肥満、喫煙、座りがちなライフスタイル、高コレステロール、心不全の家族歴、ストレス、および腎疾患からなる群から選択される、心不全と関連したリスク因子を少なくとも1つ有する、前記〔105〕に記載の方法。
〔107〕前記対象に対して、心血管系剤を、別々に、連続して、または同時に投与することをさらに含む、前記〔105〕〜〔106〕のいずれか1項に記載の方法。
〔108〕前記心血管系剤は、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、前記〔107〕に記載の方法。
〔109〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔105〕〜〔108〕のいずれか1項に記載の方法。
〔110〕ミトコンドリアATP感受性カリウムチャンネル(mK ATP)の活性を増加させる必要のある対象における、ミトコンドリアATP感受性カリウムチャンネル(mK ATP)の活性を増加させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔111〕前記対象は、心不全を有すると診断されている、前記〔110〕に記載の方法。
〔112〕前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、前記〔111〕に記載の方法。
〔113〕前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、前記〔110〕〜〔112〕のいずれか1項に記載の方法。
〔114〕前記薬学的に受容可能な塩は、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、前記〔110〕〜〔113〕のいずれか1項に記載の方法。
〔115〕mK ATP活性が減少している哺乳類対象における心不全のリスクを減少させる方法であって、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を対象に投与することを含むことを特徴とする、方法。
〔116〕心不全を有する、または有すると疑われる哺乳類対象における、ミトコンドリアを安定化させる方法。
〔117〕前記哺乳類対象が、mK ATPの減少した活性を有する、前記〔115〕に記載の方法。
他の実施態様は、以下の請求項内に明記される。

Claims (15)

  1. C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、臓トロポニンI、NT−pro BNP、MLCL AT1発現、およびALCAT1発現のうちの1つ以上のレベルを減少させる必要のある、および/または、Taz1発現を増加させる必要のある哺乳類対象において、C反応性タンパク質、活性酸素種、インターロイキン6、TNFα、臓トロポニンI、NT−pro BNP、MLCL AT1発現、およびALCAT1発現のうちの1つ以上のレベルを減少させるため、および/または、Taz1発現を増加させるための、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH2またはその薬学的に受容可能な塩を含む組成物
  2. 前記対象、心不全を有すると診断されている、請求項に記載の組成物
  3. 前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、請求項に記載の組成物
  4. 前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物
  5. 前記対象に対して、心血管系剤、別々に、連続して、または同時に投与される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物
  6. 前記心血管系剤、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、請求項に記載の組成物
  7. 前記薬学的に受容可能な塩、酢酸塩またはトリフルオロ酢酸塩を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物
  8. 前記対象、急性心筋梗塞に罹患している、請求項に記載の組成物
  9. −pro BNPおよび/または心臓トロポニンIの減少は、LVリモデリングの効果的な予防、治療または改善の指標である、請求項に記載の組成物
  10. 心不全を有する、または有すると疑われる哺乳類対象においてカルジオリピンレベルを増加させるための、治療有効量のペプチドD−Arg−2’,6’−Dmt−Lys−Phe−NH 2 またはその薬学的に受容可能な塩を含む組成物
  11. 前記哺乳類対象が、MLCL AT1またはALCAT1の増加した発現、および/または、Taz1の減少した発現を有する、請求項10に記載の組成物
  12. 前記カルジオリピン、18:2種のカルジオリピンである、請求項10に記載の組成物
  13. 前記対象、心不全を有すると診断されており、前記心不全が、高血圧、虚血性心疾患、心毒性化合物への曝露、心筋炎、甲状腺疾患、ウイルス感染、歯肉炎、薬物乱用、アルコール依存症、心膜炎、アテローム性動脈硬化症、血管系疾患、肥大型心筋症、急性心筋梗塞、左室の収縮機能障害、冠状動脈バイパス手術、飢餓、摂食障害、または遺伝的欠陥に起因する、請求項10に記載の組成物
  14. 前記ペプチドが、経口、局所、全身、静脈内、皮下、腹腔内、または筋肉内に投与される、請求項10に記載の組成物
  15. 前記対象に対して、心血管系剤、別々に、連続して、または同時に投与され、前記心血管系剤が、抗不整脈剤、血管拡張剤、抗狭心症薬、コルチコステロイド、強心配糖体、利尿薬、鎮静薬、アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害物質、アンギオテンシンIIアンタゴニスト、血栓溶解剤、カルシウムチャンネルブロッカー、トロンボキサン受容体アンタゴニスト、ラジカルスカベンジャー、抗血小板薬、βアドレナリン受容体阻害剤、α受容体阻害剤、交感神経阻害剤、ジギタリス製剤、循環作動薬、および抗脂質異常症薬からなる群から選択される、請求項10に記載の組成物
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