JP2016501579A - ストローによる授精のためのシリンジ用衛生シース及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

シース(30)は、管(31)と、管(31)の端部内に導入される尾部(33)を有する先端(32)と、管(31)の延長上に配置される頭部(34)とを備える。尾部(33)は、その外表面(40)に管(31)の内表面(45)に対向する複数の環状リブ(41−44)を備える。頭部(34)は、管(31)の部分(39)に対向しつつ尾部(33)の基部を越えて突出する肩部(38)を備える。先端(32)及び管(31)は、固有の溶接によってのみ一つ以上の環状リブ(41−44)の周縁に取り付けられる。該方法は、各リブ(41−44)の高さまで管の外表面(37)の周縁固定を行う工程と、ソノトロードを頭部(34)の外表面(35−36)に適用する工程とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ストローに収容された精液による家畜の人工授精に関する。
添付図面のうちの図1は、所定量の液体ベース物質、特に純粋な若しくは希釈した動物の精液を保存するためのストローの長手方向断面の概略図である。
図1に示すストロー10は、管11及び栓12を備える。
管11は、従来、押出成形された可塑性材料から作られ、その内径は例えば1.6又は2.5mmであり、長さは133mm程度である。
通常、栓12は、特許文献1及びその対応特許である特許文献2に元々記載された三分割型のもの、すなわち、繊維状物質からなる二つの栓13及び14が粉体15を密閉して形成されるものであり、粉体15は、液体に触れると管の壁に粘着する不透過性のペースト又はゲルに変わることができるので、栓が液密性を有するようになる。
図1に示す初期状態においては、栓12は、管11の端部16に近接して配置され、充填状態においては、ストロー10内に保存されるべき液体物質量を栓12と栓12から最も遠い管11の端部17との間に配置する。
ストロー10を充填するためには、端部16を真空源と連通させ、同時に端部17をストロー内に導入される物質を含む容器と連通させる。
栓12と端部17との間に最初から含まれている空気は栓を通って吸い出され、同時に当該物質は、管11の端部17の方に向けられた栓12の端部18、すなわち、図2の右側に見える栓12の端部により、栓12と接触するまで管内で前進する。
必要に応じて、ストローは、二つの端部16又は17の何れか或いはその両方に近接して溶接され、冷蔵保存される。
ストロー10を空にするためには、必要に応じて溶接された端部を切断して温めた後で、栓12の端部19(端部18の反対側に位置する端部)に圧力をかけるロッドを管11内に挿入する。このロッドを使用すると、端部17又は溶接部の切断後に対応する端部に向かって栓12がピストンの要領で摺動され、これによってストロー内に導入されていた物質量を排出する。
ストロー10などのストローを特に牛、羊、或いはヤギといった家畜や、ウサギなどの人工授精に使用する場合、再利用可能な授精用シリンジ及び使い捨ての衛生シースが使用される。
授精用シリンジは、精液で充填されたストローを収容するための剛性管状体を備え、また、該剛性管状体に摺動自在に装着された栓を押し込むためのロッドを備える。
当該剛性管状体内にストローを挿入する前に、ロッドは、近位端、すなわち作業中に人工授精師が操作する端部で該管状体からできる限り取り出され又は引き抜かれ、その後、ストローはその末端(近位端から遠い端部)で剛性管状体内に挿入され、ストロー10はまず管11の端部16(栓12に最も近い端部)から挿入される。ストロー10は、押し込み止めを形成する肩部に管11の端部16が接触するまでシリンジの剛性管状体の中に押し込まれる。
その後、ストロー10は、シリンジの剛性管状体内の適切な位置に設置される。端部16から始まる管11のある特定の長さだけでなく管11の端部17も剛性管状体の外側に残り、すなわち、ストロー10のある特定の部分は、シリンジの剛性管状体の末端を超えて突出する。
衛生シースは、シリンジの剛性管状体をその中に挿入できるような内径を有する管を備える。衛生シースの管は一端(近位端)が開いており、他端(末端)が従来、内側でヘムを形成する折り返し縁を備えている。シース3の内部には、摺動スリーブ部材が配置される。
ストローが事前に配置されたシリンジの剛性管状体は、シースの開口端部によってストローと共にまずシース内に挿入され、ストローは、摺動スリーブ部材内に入って該部材を動かす。シースへの挿入は、摺動スリーブ部材とストローがシースの末端(シース管の開口端部に対して遠端)に位置するヘム形成折り返し縁と接触すると終了する。
シースは、それから、一般にはシースの近位端(管の開口端部)の近傍において、例えば適切なリングを用いてシリンジの剛性管状体に固定される。
管11の端部16がシリンジの管状体の肩部に接触し、端部17が衛生シースのヘム形成縁に接触するので、ストロー10の管11は、従ってシリンジの管状体及び管状体に固定された衛生シースによって形成された組立体に対して固定される。
衛生シース及びシリンジによって形成された組立体は、その後動物の体内に挿入され、組立体が適切に設置されると、精液をヘム形成縁に囲まれた開口部によって管11及びシース管から射出するために、ロッドを用いてストロー10の栓12を摺動させる。
摺動スリーブ部材の役割は、精液がシースから適切に射出されるように(また、ストロー管とシース管との間で失わないように)ストロー管とシース管との間の各液体の液密性を確保することである。
特許文献4に対応する特許文献3は、そのようなシリンジ及びストローについて説明している。
摺動スリーブ部材及びヘム形成折り返し縁が、挿着又は接着によって管に取り付けられた先端に置換される衛生シースが知られている。
当該先端は、管の端部内に挿入された尾部と、管と一列に配置された頭部とを備えている。
尾部と管の端部との間に挿着するために、尾部は、その外表面に、管の内表面に面する複数の環状リブを備え、頭部は、管の縁に対向しつつ尾部の基部に対して突出する肩部を備える。
先端は、尾部の近位端(頭部から遠い方の尾部の端部)で管内に通じて頭部の外表面でシースから出る管路を備える。
先端のこの内部管路は、尾部の近位端から狭まる軸方向に配向された部分を備え、端部17(栓12から最も遠い端部)の近傍に位置するストロー10の管11の部分が管路の狭まる部分に入ることができ、管路の狭まる部分の壁によって周囲を固定される停止位置まで進むことができるように構成される。
この周囲固定によってストローのシース内への押し込みの停止や、ストローとシースとの間の液密性を同時に提供できる。
仏国特許第995.878号明細書 英国特許第669,265号明細書 仏国特許出願公開第2832919号明細書 米国特許出願公開第2005/0107659号明細書
本発明は、簡便且つ経済的に生産でき、特に信頼して使用できる種類の衛生シースを提供することを目的とする。
そのために、本発明は、管と、前記管に取り付けられた先端とを備えるストローによる授精のためのシリンジ用衛生シースであって、前記先端は、前記管の端部内に挿入される尾部と、前記管と一列に配置された頭部とを備え、前記先端は、前記尾部の近位端で前記管内に開口して前記頭部の外表面で前記シースから出る管路を備え、前記管路は、前記尾部の前記近位端から狭まる軸方向に配向された部分を備え、前記尾部は、その外表面に前記管の内表面に対向する複数の環状リブを備えており、前記頭部は、前記管の縁に対向しつつ前記尾部の基部に対して突出する肩部を備え、前記先端及び前記管は、一つ以上の前記環状リブの周縁において固有の溶接によってのみ固定される衛生シースを提供する。
既知の衛生シースにおいては、管と先端との取り付けは、単に先端の挿着或いは接着によって行われているが、本発明による衛生シースにおいては、先端及び管は固有の溶接によって取り付けられ、すなわち、外装材を追加することなく、管の材料と先端の材料を用いて取り付けられる。
本発明によるシースは、接着剤によって引き起こされやすい薬害や、特に接着剤が含有する溶剤による薬害を回避し、また、先端が単に管内に挿着されただけのシースを用いることで起こりやすい特に授精中の動物体内での先端の抜けの要因を回避するので、特に安全である。
さらに、先端は、尾部の1つ以上の環状リブによってのみ管に溶接されるという事実により、すなわち、溶接は管の内部にのみなされるということにより、こうした溶接が動物を傷つけ易い縁を形成することはない。
本発明によるシースにおいては、対向する管の縁と頭部の肩部は溶接されないことに特に注目すべきである。
もしその領域に溶接があると、管の外側にバリが発生するおそれがある。
さらに、本発明による衛生シースは、簡便かつ経済的に生産できることに注目すべきである。
好適な特徴によると、
前記先端及び前記管は、いくつかの前記環状リブの位置で溶接され、少なくとも二つの前記環状リブの溶接深さは異なり、
前記溶接深さは、前記環状リブが前記先端の前記尾部の前記近位端から遠くなるほど深くなり、及び/又は、
前記各環状リブはそれぞれ、末端を向く側に谷面から突出する直線面と、前記近位端を向く側に内側かつ前記近位端に向けて傾斜した面とを備えている。
第二の態様によると、本発明は、上述の衛生シースの製造方法であって、前記方法は、管と、尾部及び頭部を備える先端とを設ける工程であって、前記先端は、前記尾部の近位端及び前記頭部の外表面で開口する管路を備え、前記管路は、前記尾部の前記近位端から狭まる軸方向に配向された部分を備え、前記尾部は、その外表面に複数の環状リブを備え、前記頭部は、前記尾部の基部に対して突出する肩部を備える工程と、前記頭部が前記管と一列に配置されるまで前記尾部を前記管の端部内に挿入する工程であって、前記各環状リブは次に前記管の内表面に対向し、前記管の前記縁は前記肩部と対向する工程と、前記各リブと対向する前記管の外表面に対して周縁固定を行う工程と、超音波溶接用のソノトロードを前記頭部の外表面に適用する工程とを備える衛生シースの製造方法にも関する。
好適な特徴によると、前記各環状リブの外径は、前記尾部の前記近位端から拡径するように各リブによって異なっている。
引き続き本発明の例示的かつ非限定的な例としての実施形態について添付図面の図2から図4を参照して以下に詳細に開示する
図1は、ストローの長手方向断面の概略図である。 図2は、本発明によるシースの末端の断面図である。 図3は、図2の上方からの当該シースの頭部の側面図である。 図4は、図2の前方からの当該シースの頭部の側面図である。
図2に示される衛生シース30は、上述のように、図1に示されたストロー10などのストローを配置した人工授精シリンジと協働するために提供される。
衛生シース30は、 管31と先端32とを備える。
先端32は、管31の端部内に挿入される尾部33と、管31と一列に配置される頭部34とを備える。
尾部33から遠隔位置に、頭部34は、衛生シース30の末端面を形成する丸みを帯びた凸端面35を有する。
面35と管31との間に位置する頭部34の外表面の部分36は、ここでは断面が円形であり、管31の外表面37と同一径である。それゆえ、各表面36及び37は、同一面上にある。
頭部34は、管31の縁39と対向しつつ尾部33の基部に対して突出する肩部38を有する。
尾部33は、頭部34に近接する順にここでは41から44の4つの環状リブをその外表面40に備え、リブ41が頭部34に最も近く、リブ44が最も遠くに離れている。
管31と先端32との間の取り付けは、リブ41からリブ44のそれぞれの周縁と管31の内表面45との間の固有の溶接のみによって達成される。
以下に説明するように、こうした溶接は、超音波によって成される。
先端32には、尾部33の近位端(頭部34から遠い方の端部)で管31内に開口し、ここでは頭部34の外表面の部分35と36との間の接合部に位置する2つの開口部51(図3及び図4)によって頭部34の外表面でシースの外に出る管路50が形成される。
管50は、各開口部51の一方から他方に向かう横方向に配向された部分52と、尾部33の近位端と部分52との間で軸方向に配向された部分53とを備える。
管路50の部分53は、尾部33の近位端から狭まっている。
部分53は、端部17の近傍(栓12から最も遠い端部)に位置するストロー10の管11の部分が、部分53内に挿入されて部分53の境界を画定する壁によって周囲を固定される停止位置まで進むことができるように構成される。
この周囲固定は、同時にシース内へのストローの押し込みの止めとなり、また、ストローとシースとの間の液密性を提供する。
次に図3及び図4を用いて尾部33の外表面40をより詳細に説明する。
リブ41からリブ44は、それぞれ、
末端(図2から図4において右側に見える)を向く側の直線面60であって、すなわち、谷面61から突出し、横断面に応じて配向された表面である直線面60と、
近位端(図2から図4において左側に見える)を向く側に、内側かつ近位端に向けて傾斜する表面62と
を備える。
ここで、各谷面61は同一直径であり、各傾斜面62の傾斜は同一である。
各リブ41、42及び43の傾斜面62は、次のリブの直線面60が突出する谷面61で、基部(直線面60の反対側に位置する最小径の部分)に結合される。
リブ44の傾斜面62は、直径が各谷面61の直径よりもわずかに大きい案内面63でその基部に接合する。
頭部34の肩部38の基部面は、直径が案内面63の直径よりもわずかに大きいくさび面64に接合する。
くさび面64と最も近い谷面61との間には、内側及び末端に向かって傾斜する移行面65が設置される。
各直線面60の最大径と各傾斜面62の最大径に対応するリブ41からリブ44の外径は、尾部33の近位端から拡径するように各リブによって異なる。
したがって、近位端に最も近い環状リブ44の外径は、リブ43の外径よりも小さく、リブ43自体は、リブ42の外径よりも小さく、リブ42自体は、リブ41の外径よりも小さい。
リブ41の直線面60及び傾斜面62は接触する。
リブ42、43及び44のそれぞれには、対応するリブの外径を有する円筒面66が直線面60と傾斜面62との間にある。
次に、管31と先端32が互いにどのようにして取り付けられるかについて説明する。
まず、先端32の尾部33は、縁39が肩部38と対向するまで管31の端部に挿入することにより嵌合される。
管31の内表面45の直径は、押出加工により例えば0.1mmずつなど、比較的大幅に変更が可能である。
各リブ41及び44は、従って、内表面45の直径が変更範囲において最大であるとき、内表面45は少なくともリブ41と接触し、内表面45の直径が変更範囲において最小であるとき、内表面45はリブ41からリブ44のそれぞれに接触するように構成されている。
各リブ41からリブ44の外径が近位端から拡径するという事実によって、尾部33が管31内に挿入され易くなる。
面63は、内表面45がリブ44に接触する前に、内表面45に沿って最初の誘導を行う。
先端32が管31の終端部内に挿入されると、面64は、肩部38の近傍で内表面45を固定させる。
先端32の尾部33が一度管31の終端部内に挿入されると、管31の外表面37に対する周縁固定は各リブ41から44と対向して行われ、超音波溶接用のソノトロードが頭部34の外表面に適用される。
先端32の表面と管31の表面との間を固定する唯一の箇所が各リブ41から44と対向していることから、また、それらのリブが縁を形成するという事実により、各リブ41から44(それらのリブの周縁)と管31との間の接触領域において、各材料は加熱され、軟化して混ざり、冷却後に固有の溶接、すなわち、管31の材料と先端32の材料しか含んでいない溶接を形成することとなる。
当然のことながら、管31の材料と先端32の材料としては、それらが超音波によって溶接できるような、また、概して固有に溶接できるような材料が選択され、すなわち、それらの材料は、軟化した際に混合可能である。
ここで、管31の材料及び先端の材料は透過性である。各材料は、それぞれポリ塩化ビニール(PVC)及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)である。
原則として、各リブ41から44は、それぞれを管31に溶接するように構成される。
各リブ41からリブ44の直径はそれぞれ異なっているため、溶接深さは近位端から深くなり、すなわち、図2から分かるように、リブ44と管31との間の溶接深さは、リブ43と管31との間の溶接深さより浅く、リブ43と管31との間の溶接深さ自体は、リブ43と管31との間の溶接深さより浅く、リブ43と管31の溶接深さ自体は、リブ41と管31との間の溶接深さより浅い。
内表面45の直径が非常に大きい場合、少なくとも最大径のリブ、すなわちリブ41に対して溶接を行うことになる。
なお、先端32と管31との間の溶接は、各リブ41から44の位置でのみなされることに留意されたい。
特に、先端32の肩部38と管31の縁39との間には溶接部はない。
これにより、溶接バリが管31の外表面から又は頭部34から突出しないようにでき、また、そのような溶接バリが引き起こし得る動物への損傷の危険性を回避する。
反対に、一般的な方法では、溶接がシース30の内部のみであると、当該危険性は解消される。
図示していない変形例において、尾部の外表面及び先端の環状リブの数は4つではなく、例えば、2つ又は4つである。
図示していない別の変形例において、32などの先端の内部の管路は異なっており、例えば、35などの表面の中心を境に開口しながら軸方向にのみ配向される。
多数の他の変形例が状況に応じて可能であり、この点において本発明は記載および図示の例に限定されないことに留意されたい。

Claims (6)

  1. 管(31)と、
    前記管(31)に取り付けられた先端(32)と
    を備えるストロー(10)による授精のためのシリンジ用衛生シースであって、
    前記先端は、前記管(31)の端部内に挿入される尾部(33)と、前記管(31)と一列に配置された頭部(34)とを備え、
    前記先端(32)は、前記尾部(33)の近位端で前記管(31)内に開口して前記頭部(34)の外表面(35、36)で前記シースから出る管路(50)を備え、前記管路(50)は、前記尾部(33)の前記近位端から狭まる軸方向に配向された部分(53)を備え、
    前記尾部(33)は、その外表面(40)に前記管(31)の内表面(45)に対向する複数の環状リブ(41−44)を備えており、
    前記頭部(34)は、前記管(31)の縁(39)に対向しつつ前記尾部(33)の基部に対して突出する肩部(38)を備え、
    前記先端(32)及び前記管(31)は、一つ以上の前記環状リブ(41−44)の周縁において固有の溶接によってのみ固定される、衛生シース。
  2. 前記先端(32)及び前記管(31)は、いくつかの前記環状リブ(41−44)の位置で溶接され、少なくとも二つの前記環状リブ(41−44)の溶接深さは異なっている、請求項1に記載の衛生シース。
  3. 前記溶接深さは、前記環状リブ(41−44)が前記先端(32)の前記尾部(33)の前記近位端から遠くなるほど深くなっていく、請求項2に記載の衛生シース。
  4. 前記各環状リブ(41−44)はそれぞれ、末端を向く側に谷面(61)から突出する直線面(60)と、前記近位端を向く側に内側かつ前記近位端に向けて傾斜した面(62)とを備える、請求項1から3のいずれかに記載の衛生シース。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の衛生シースの製造方法であって、
    前記方法は、さらに
    管(31)と、尾部(33)及び頭部(34)を備える先端(32)とを設ける工程であって、前記先端は、前記尾部(33)の近位端及び前記頭部(34)の外表面(35、36)で開口する管路(50)を備え、前記管路は、前記尾部(33)の前記近位端から狭まる軸方向に配向された部分を備え、前記尾部(33)は、その外表面(40)に複数の環状リブ(41−44)を備え、前記頭部は、前記尾部(33)の基部に対して突出する肩部(38)を備える工程と、
    前記頭部(34)が前記管(31)と一列に配置されるまで前記尾部(33)を前記管(31)の端部内に挿入する工程であって、前記各環状リブ(41−44)は次に前記管(31)の内表面(45)に対向し、前記管(31)の前記縁(39)は前記肩部(38)と対向する工程と、
    前記各リブ(41−44)と対向する前記管(31)の外表面(37)に対して周縁固定を行う工程と、
    超音波溶接用のソノトロードを前記頭部(34)の外表面(35-36)に適用する工程と
    を備える衛生シースの製造方法。
  6. 前記各環状リブ(41−44)の外径は、前記尾部(33)の前記近位端から拡径するように各リブによって異なる、請求項5に記載の方法。
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