JP2016500608A - サイドスキャンソナー搭載用接続装置及びその動作方法 - Google Patents

サイドスキャンソナー搭載用接続装置及びその動作方法 Download PDF

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Abstract

サイドスキャンソナー搭載用接続装置及びその動作方法であって、当該装置は、懸架ロッド機構及び掛吊ブラケット機構を含み、懸架ロッド機構は、吊り上げ点部材、ユニバーサルジョイント(6)及び垂直プルロッド(8)等からなり、掛吊ブラケット機構はZ状横梁(11)、抗ねじれ・抗湾曲部材、サイドスキャンソナーの垂直締結部材、軸方向位置決め部材等からなる。サイドスキャンソナー(10)は掛吊ブラケット機構に締結され、掛吊ブラケット機構と懸架ロッド機構は、6本の組み立て用ねじ孔及びボルトで締結される。当該装置は船舶及び海洋工学の技術分野に属し、設計に優れ、簡易な構造で着脱に便利なほか、強度及び硬度が高く、軽量且つメンテナンスが容易であり、操作上の信頼性に優れ、海上の風、波、水流による負荷や干渉を効果的に克服可能である。また、当該装置は埠頭の岸側に懸架してもよいし、船舶の舷側又は船尾の遮蔽板に懸架してもよく、船舶の運航に伴って牽引される。そして、サイドスキャンソナーによる測定角度を自己適応的に調整可能であるため、サイドスキャンソナーを常に最適の位置姿勢に維持でき、サイドスキャンソナーの探査精度及び測定効果が高められる。【選択図】図1

Description

本発明は、造船、航海及び海洋探査に使用可能であり、船舶及び海洋工学の技術分野に属するサイドスキャンソナー搭載用接続装置及びその動作方法に関する。
サイドスキャンソナーは水中で動作する際、通常は何らかのホルダに装着される必要があり、ホルダの運動に帯同されて探査動作を実行する。サイドスキャンソナーは、水中で風、波、水流といった環境要因に干渉されてその動作姿勢が変化することで、探測精度や測定効果が影響を受けてしまう。そこで、水中におけるサイドスキャンソナーの最適な探査角度を如何に確保し、サイドスキャンソナーの動作姿勢を如何に固定又は調整するかが重要な技術的課題となっている。
現在のところ、サイドスキャンソナーを効果的に搭載可能な機構や装置はなく、未だにソフトロープ、ワイヤロープ又はチェーンでサイドスキャンソナーを接続している。そして、サイドスキャンソナーは水中で自在に浮遊し、ロープでその運動が牽引される。このような接続方式では、サイドスキャンソナーの動作姿勢に対する拘束力が弱く、海洋環境で干渉を受けると、サイドスキャンソナーの位置姿勢がその都度変化するため、サイドスキャンソナーは水中で最適な探査角度を維持できず、探測精度や測定効果が正確さを欠いてしまうとの問題がある。よって、従来のサイドスキャンソナーの接続方式では実際のプロジェクトにおける測定要求を満たせないことから、サイドスキャンソナーが海洋環境における干渉を効果的に克服でき、常に最適な測定動作角度と位置姿勢を維持することで探測精度を高められるよう、新規の効果的な搭載装置でサイドスキャンソナーを接続することが求められている。
そこで、本発明はこうした特殊な海洋測定プロジェクトにおける要求に対し、サイドスキャンソナーを搭載する装置及び方法を開発した。本装置では、サイドスキャンソナーが容易且つ迅速に着脱可能とされる。本装置は機構設計に優れ、ユニバーサル調節機能を備えるため、サイドスキャンソナーの姿勢位置を効果的に制御可能である。また、本搭載装置は、サイドスキャンソナーの重量及び海上の風、波、水流等の環境負荷を十分に考慮し、特殊な断面構造形式と複数の補強技術を用いることで、搭載装置における十分な強度、硬度及び抗ねじれ性能を確保した。本搭載装置は、岸側、船体の舷側又は船尾部に懸架可能であり、船舶の運航に伴ってサイドスキャンソナーを最適の動作姿勢で探査・測定するよう牽引可能である。
本発明は、サイドスキャンソナー搭載用接続装置及びその方法を提供する。当該装置及び方法によれば、サイドスキャンソナーを容易に着脱可能であるとともに、海上の風、波、水流による負荷を効果的に克服して、船舶の運動によるサイドスキャンソナーへの影響が自動的に補償される。また、当該装置は埠頭の岸側に静的に懸架してもよいし、船舶の舷側又は船尾の遮蔽板部分に懸架してもよく、船舶の運航に伴って牽引される。そして、サイドスキャンソナーの測定角度を自己適応的に調整可能であるため、サイドスキャンソナーを常に最適の位置姿勢に維持可能であり、サイドスキャンソナーの探査精度及び測定効果が高められる。
本発明は、以下の技術方案を用いる。即ち、主にハンガー及びサイドスキャンソナーを含むサイドスキャンソナー搭載用接続装置において、前記ハンガーは、懸架ロッド機構と掛吊ブラケット機構を接続してなり、前記サイドスキャンソナーは掛吊ブラケット機構の下部に接続され、前記懸架ロッド機構は、ヒンジ接続により、順に吊り上げ点ユニット、ユニバーサルジョイント及びプルロッドを一体的に接続し、プルロッドの下端にはフランジが設けられており、前記掛吊ブラケット機構はZ状横梁を採用し、Z状横梁の両端にはサイドスキャンソナーを支持するU状フックがそれぞれ設けられ、2つのU状フックの内側にはサイドスキャンソナーを掛着するための垂直方向において傾斜するプルフックがそれぞれ設けられており、前記フランジはZ状横梁の中央位置に固定接続されている。
前記吊り上げ点ユニットは、1枚の三角形パッドアイ及び2枚の梨状側板を用いて、工字型構造で矩形底板に溶接され、矩形底板の下部には2枚のアイプレートが溶接される。
前記ユニバーサルジョイントの両端には、互いに90度をなすフォーク状構造が設けられている。
前記Z状横梁は、2枚の幅広サイドパネルと2枚の幅狭サイドパネルからなり、2枚の幅広サイドパネルは70度に折り曲げられ、2枚の幅狭サイドパネルはそれぞれ幅広サイドパネルに対して90度に折り曲げられている。
前記U状フック内の底部には、サイドスキャンソナーの底部を支持する錐台状の突起が設けられている。
本発明では、以下の有益な効果が得られる。即ち、このようなサイドスキャンソナー搭載用接続装置は、懸架ロッド機構及び掛吊ブラケット機構を含み、懸架ロッド機構は、吊り上げ点部材、ユニバーサルジョイント、垂直プルロッド及びフランジ等からなり、掛吊ブラケット機構はZ状横梁、抗ねじれ・抗湾曲部材、サイドスキャンソナーの垂直締結部材、軸方向位置決め部材等からなる。サイドスキャンソナーは掛吊ブラケット機構に締結され、掛吊ブラケット機構と懸架ロッド機構は、6本の組み立て用ねじ孔及びボルトで締結される。装置は全体として設計に優れ、簡易な構造で着脱に便利なほか、強度及び硬度が高く、軽量且つメンテナンスが容易であり、操作上の信頼性に優れ、海上の風、波、水流による負荷や干渉を効果的に克服可能である。当該装置は埠頭の岸側に懸架してもよいし、船舶の舷側又は船尾の遮蔽板に懸架してもよく、船舶の運航に伴って牽引される。そして、サイドスキャンソナーによる測定角度を自己適応的に調整可能であるため、サイドスキャンソナーを常に最適の位置姿勢に維持でき、サイドスキャンソナーの探査精度及び測定効果が高められる。
図1は、サイドスキャンソナー搭載用接続装置の構造の正面図である。 図2はサイドスキャンソナー搭載用接続装置の構造の平面図である。 図3はサイドスキャンソナー搭載用接続装置の構造の側面図である。 図4は、図1のA1−A1から見た図である。 図5は、図1のB1−B1から見た図である。 図6は、図1のC1−C1から見た図である。 図7は、図2のA2−A2から見た図である。 図8は、図2のB2−B2から見た図である。 図9は、図2のC2−C2から見た図である。 図10は、図2のD2−D2から見た図である。 図11は、図2のK2−K2から見た図である。 図12は、図9のE2−E2から見た図である。 図13は、図9のFから見た図である。 図14は、図10のMから見た図である。
以下、図面を参照して本発明の構造について更に述べる。
図1,図2,図3は、サイドスキャンソナー搭載用接続装置の構造を示す図である。図中、サイドスキャンソナー搭載用接続装置は、懸架ロッド機構及び掛吊ブラケット機構からなり、懸架ロッド機構底部のフランジ9は、掛吊ブラケット機構における中心線箇所において対応する掛吊ブラケットねじ孔12とボルトで締結されている。
懸架ロッド機構は、次の部材から構成される。即ち、懸架ロッド機構の上端は吊り上げ点ユニットであり、三角形パッドアイ1、中央に重量軽減孔が設けられた2枚の梨状側板2、及び矩形底板3を含み、これらが一体に溶接されることで吊り上げ点ユニットが形成される。矩形底板3の下面には、矩形のアイプレート4が垂直に2枚溶接されており、これらに中空管状のユニバーサルジョイント6が第1ボルト5a、第1ナット5b及び第1ワッシャー5cを用いる方式で接続されている(図4)。中空管状のユニバーサルジョイント6の下方には、同様に第2ボルト7a、第2ナット7b及び第2スクリューワッシャー7cを用いる方式で、中空管状のプルロッド8が接続されている(図5)。フランジ9にはフランジねじ孔9aが6つ設けられ(図6)、フランジ9は中空管状のプルロッド8の下端に溶接されている。フランジ9上の6つのフランジねじ孔9aは、後述の掛吊ブラケット機構における6つの掛吊ブラケットねじ孔12に対応している。中空管状のプルロッド8の長さは、サイドスキャンソナー10の入水深度と吊り上げ点の位置により決定される。また、中空管状のユニバーサルジョイント6は、2つの方向角への回転を可能とし、自己適応的な空間角度調整作用を奏する。なお、全ての部材の鋭角箇所は、いずれも丸み面取りされている。
掛吊ブラケット機構は、次の部材から構成される。即ち、Z状の主横梁11が、2枚の幅広サイドパネルと2枚の幅狭サイドパネルからなり、2枚の幅広サイドパネルが70度に折り曲げられ、2枚の幅狭サイドパネルがそれぞれ幅広サイドパネルに対して90度に折り曲げられている。70度とは、サイドスキャンソナー10の動作面を最適角度とする折り曲げ角である(図7)。Z状横梁11における水平面パネルの中心線箇所には6つの掛吊ブラケットねじ孔12が設けられており、これらが懸架ロッド下端のフランジ9における6つのフランジねじ孔9aに突き合わされて、ボルトにより締結される。吊り上げ点アイプレート13は、Z状横梁11における中心線箇所の斜辺面に溶接される。吊り上げ点アイプレート13には円形孔が開設されており、掛吊ブラケット機構と懸架ロッド機構の接続装着時における補助吊り上げ点として用いられるとともに、掛吊ブラケット機構の固結にも用いられる(図10)。掛吊ブラケットねじ孔12両端のZ状横梁11下方には、垂直な大肘板14が2枚溶接されている(図10)。Z状横梁11の下方には、中心線に対称な位置に一定幅の抗ねじれプレート15が溶接されている(図11)。160度の屈曲辺アイプレート18箇所におけるZ状横梁11の下方には、垂直な小肘板16が2枚溶接されている(図9)。大肘板14、抗ねじれプレート15及び小肘板16により、抗ねじれ、抗湾曲又は部分補強部材が構成される。屈曲辺アイプレート18はZ状横梁11に溶接され、ボルト孔が開設されている。また、垂直方向において傾斜するプルフック17と第3ネジ19が溶接され、第3ネジ19が屈曲辺アイプレート18のボルト孔を貫通し、第3ナット20によりプルフック17の垂直位置が調節される。凹状ガイドプレート21はプルフック17のアームに掛合され、Z状横梁11の斜辺に対し垂直に溶接される。凹状ガイドプレート21は、プルフック17に対し上下に移動してガイド作用を奏する。サイドスキャンソナー10は、掛吊ブラケット機構に取り付けられる第1のステップとして、まずは傾斜するプルフック17に掛けられる。Z状横梁11の両端にはU状フック22がそれぞれ設けられる。U状フック22内の底部には錐台状の突起が設けられており、サイドスキャンソナー10の底部を支持する作用を奏する(図8)。水平アイプレート23はZ状横梁11両端の水平面パネルに溶接され、水平アイプレート23の両端にはボルト孔が開設されている。U状フック22の上端には第4ネジ24がそれぞれ溶接され、第4ネジ24は水平アイプレート23のボルト孔を貫通している。U状フック22の垂直位置は、第4ナット25を回転調整することで調節される。即ち、サイドスキャンソナー10の垂直方向の高さ位置が調節される(図8)。垂直保持プレート26は端面プレートともいい、Z状横梁11の両端に溶接され、U状フック22と共にサイドスキャンソナー10を緊締する作用を奏する。プルフック17、U状フック22及び垂直保持プレート26等により垂直締結部材が構成される。2つのストッパー27はサイドスキャンソナー10のリフティングリングを係止し、水平方向(軸方向)においてサイドスキャンソナー10を位置決めする作用を奏する(図12、図13)。Z状横梁11の中心線箇所において、下方直角の幅狭屈曲辺箇所には長方形開口28が開設されており、サイドスキャンソナー10の中央リフティングリングが挿通される(図14)。
前記のサイドスキャンソナー搭載用接続装置及びその動作方法は、以下のステップを用いる。
(a)サイドスキャンソナー10の動作水深を決定する。
(b)埠頭の岸側又は船体側面に懸架点位置を選択し、懸架ロッド機構上端の吊り上げ点の高さ位置を決定する。
(c)懸架ロッド機構を組み立て、ユニバーサルジョイント6の回転角感度を調整し、クレーン装置を用いて懸架ロッド機構を直立状態に吊り上げる。
(d)掛吊ブラケット機構を組み立てるが、U状フック22はまだ装着しない。
(e)クレーン装置を用いて吊り上げ点アイプレート13をフックし、掛吊ブラケット機構をサイドスキャンソナー10の断面高さよりやや高く吊り上げればよい。
(f)サイドスキャンソナー10のリフティングリングをプルフック17に配置し、第3ナット20でプルフック17の垂直位置を適切に調節することで、プルフック17によりサイドスキャンソナー10を効果的に掛着可能とすればよい。
(g)Z状横梁11の両端にU状フック22を取り付け、第4ネジ24により、サイドスキャンソナー10の断面上縁が垂直保持プレート26に係着されるまでサイドスキャンソナー10を持ち上げる。
(h)そして、第3ナット20によりプルフック17の垂直位置を引き続き調節して、プルフック17によりサイドスキャンソナー10のリフティングリングをしっかりと掛着可能とする。
(i)懸架ロッド下端のフランジ9における6つのフランジねじ孔9aと掛吊ブラケット機構の6つの掛吊ブラケットねじ孔12を突き合わせ、ボルトで締結する。
(j)クレーン装置を用い、サイドスキャンソナー10が搭載された装置を吊り上げ、測定する水中へゆっくりと垂直に進入させる。
(k)解体過程は上述の組み立て過程の逆であるため、詳述しない。
1 パッドアイ
2 側板
3 底板
4 アイプレート
5a 第1ボルト
5b 第1ナット
5c 第1ワッシャー
6 ユニバーサルジョイント
7a 第2ボルト
7b 第ナット
7c 第2ワッシャー
8 プルロッド
9 フランジ
9a フランジねじ孔
10 サイドスキャンソナー
11 Z状横梁
12 掛吊ブラケットねじ孔
13 吊り上げ点アイプレート
14 大肘板
15 抗ねじれプレート
16 小肘板
17 プルフック
18 屈曲辺アイプレート
19 第3ネジ
20 第3ナット
21 凹状ガイドプレート
22 U状フック
23 水平アイプレート
24 第4ネジ
25 第4ナット
26 垂直保持プレート
27 ストッパー
28 長方形開口

Claims (6)

  1. 主にハンガー及びサイドスキャンソナー(10)を含むサイドスキャンソナー搭載用接続装置において、
    前記ハンガーは、懸架ロッド機構と掛吊ブラケット機構を接続してなり、前記サイドスキャンソナー(10)は掛吊ブラケット機構の下部に接続され、
    前記懸架ロッド機構は、ヒンジ接続により、順に吊り上げ点ユニット、ユニバーサルジョイント(6)及びプルロッド(8)を一体的に接続し、プルロッド(8)の下端にはフランジ(9)が設けられており、
    前記掛吊ブラケット機構はZ状横梁(11)を採用し、Z状横梁(11)の両端にはサイドスキャンソナー(10)を支持するU状フック(22)がそれぞれ設けられ、2つのU状フック(22)の内側にはサイドスキャンソナー(10)を掛着するための垂直方向において傾斜するプルフック(17)がそれぞれ設けられており、
    前記フランジ(9)はZ状横梁(11)の中央位置に固定接続されている、ことを特徴とするサイドスキャンソナー搭載用接続装置。
  2. 前記吊り上げ点ユニットは、1枚の三角形パッドアイ(1)及び2枚の梨状側板(2)を用いて、工字型構造で矩形底板(3)に溶接され、矩形底板(3)の下部には2枚のアイプレート(4)が溶接される、ことを特徴とする請求項1記載のサイドスキャンソナー搭載用接続装置。
  3. 前記ユニバーサルジョイント(6)の両端には、互いに90度をなすフォーク状構造が設けられている、ことを特徴とする請求項1記載のサイドスキャンソナー搭載用接続装置。
  4. 前記Z状横梁(11)は、2枚の幅広サイドパネルと2枚の幅狭サイドパネルからなり、2枚の幅広サイドパネルは70度に折り曲げられ、2枚の幅狭サイドパネルはそれぞれ幅広サイドパネルに対して90度に折り曲げられている、ことを特徴とする請求項1記載のサイドスキャンソナー搭載用接続装置。
  5. 前記U状フック(22)内の底部には、サイドスキャンソナー(10)の底部を支持する錐台状の突起が設けられている、ことを特徴とする請求項1記載のサイドスキャンソナー搭載用接続装置。
  6. 請求項1記載のサイドスキャンソナー搭載用接続装置の動作方法において、当該動作方法が用いるステップとして、
    (a)サイドスキャンソナー(10)の動作水深を決定し、
    (b)埠頭の岸側又は船体側面に懸架点位置を選択し、懸架ロッド機構上端の吊り上げ点の高さ位置を決定し、
    (c)懸架ロッド機構を組み立て、ユニバーサルジョイント(6)の回転角感度を調整し、クレーン装置を用いて懸架ロッド機構を直立状態に吊り上げ、
    (d)掛吊ブラケット機構を組み立て、
    (e)クレーン装置を用いて吊り上げ点アイプレート(13)をフックし、掛吊ブラケット機構をサイドスキャンソナー(10)の断面高さよりやや高く吊り上げ、
    (f)サイドスキャンソナー(10)のリフティングリングをプルフック(17)に配置し、第3ナット(20)でプルフック(17)の垂直位置を調節することで、プルフック(17)によりサイドスキャンソナー(10)を効果的に掛着可能とし、
    (g)Z状横梁(11)の両端にU状フック(22)を取り付け、第4ネジ(24)により、サイドスキャンソナー(10)の断面上縁が垂直保持プレート(26)に係着されるまでサイドスキャンソナー(10)を持ち上げ、
    (h)第3ナット(20)によりプルフック(17)の垂直位置を引き続き調節して、プルフック(17)によりサイドスキャンソナー(10)のリフティングリングをしっかりと掛着し、
    (i)懸架ロッド下端のフランジ(9)における6つのフランジねじ孔(9a)と掛吊ブラケット機構の6つの掛吊ブラケットねじ孔(12)を突き合わせ、ボルトで締結し、
    (j)クレーン装置を用い、サイドスキャンソナー(10)が搭載された装置を吊り上げ、測定する水中へゆっくりと垂直に進入させ、
    (k)解体過程は上述の組み立て過程と逆である、ことを特徴とする方法。

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