JP2016500590A - 車両ホイール用のタイヤを製造する方法およびプラント - Google Patents

車両ホイール用のタイヤを製造する方法およびプラント Download PDF

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Abstract

複数の加硫装置(30)の各加硫装置(30)を、未硬化タイヤの少なくとも1つの保管領域(20)からの未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付け、複数の加硫装置(30)のうちのある加硫装置(30)で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記加硫装置(30)に対応した取り出しロジックを適用して、未硬化タイヤを保管領域(20)から選択して取り出し、各加硫装置(30)に対応したそれぞれの取り出しロジックは、保管領域(20)からの未硬化タイヤの第1の取り出し規則を含み、複数の加硫装置(30)の少なくとも1つに対して、第1の取り出し規則は、プラント(1)における少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、少なくとも一度、少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される、車両ホイール用のタイヤを製造する方法およびプラント。

Description

説明
本発明は、車両ホイール用のタイヤを製造する方法およびプラントに関する。
車両ホイール用のタイヤは、通常、略トロイド形状に成形され、両側の端部部分をそれぞれ有する少なくとも1つのカーカスプライを含むカーカス構造体を含む。両側の端部部分は、通常、それぞれが「ビードコア」と呼ばれる少なくとも1つの略周方向環状挿入物でできたそれぞれの環状固定構造体と係合し、ビードコア上には、通常、半径方向で回転軸から離れる方向に先細りになる少なくとも1つのフィラー挿入物が加えられる。環状固定構造体は、一般的に「ビード部」という用語で特定される領域に配置される。ビード部は、それぞれの組立リムに基づくタイヤの、いわゆる「取付径」に実質的に一致する内径を有する。タイヤはまた、タイヤの中心を基準として、カーカスプライの半径方向外側の位置に配置された少なくとも1つのベルトストリップと、ベルトストリップの半径方向外側にあるトレッドバンドとを含むクラウン構造体を含む。トレンドバンド上には、通常、所望のトレッドパターンを画定するように、長手方向および横方向の溝が形成および配置される。トレッドバンドとベルトストリップとの間には、ベルトストリップとトレッドバンド自体との安定した結合を確実にするのに適した特性を有するエラストマー材料からなる、いわゆる「下層」が存在し得る。タイヤはまた、両側でカーカス構造体の側面に付けられた、エラストマー材料からなる1対の、いわゆるサイドウオールを含む。「チューブレス」タイヤでは、気密性を有し、通常ビード部の一方から他方に延びる、一般的に「ライナ」と呼ばれる、エラストマー材料の層が、カーカスプライに対して半径方向内側位置に存在する。
タイヤの製造サイクルによれば、タイヤ自体の様々な構造要素が作製され、かつ/または組み立てられる構築プロセスの後、構築された未硬化タイヤは型成形および加硫ラインに移送され、所望の幾何形状およびトレッドパターンに従ったタイヤの構造体を形成するように適合された型成形および加硫プロセスが実施される。
「エラストマー材料」とは、少なくとも1つのエラストマー性ポリマー、および少なくとも1つの補強用フィラーを含む組成物を意味する。好ましくは、そのような組成物はまた、例えば、架橋剤および/または可塑剤などの添加剤を含む。架橋剤があることで、そのような材料は、最終製品を形成するように、加熱により架橋することができる。
「未硬化タイヤ」という用語は、構築プロセスから得られ、まだ型成形および加硫されていないタイヤを意味する。
「仕様」という用語は、タイヤを製造するプロセスおよびプラントを示す一連の情報を意味する。そのような情報は、製造プラント内でタイヤの様々な構造要素を作製するための装置を示す情報、材料を示す情報、および機械経路(すなわち、構築ライン内の異なる加工ステーション間の経路)を画定する情報を含み得る。そのような情報はまた、実行される型成形および加硫プロセスを特定および説明する情報を含み得る。
所定の仕様に対する「補助仕様」という用語は、他方で、所定の仕様の機械経路と異なる機械経路を示す情報を除いて、所定の仕様の情報と同じ一連の情報を意味する。
「タイヤのロット」とは、製造プラント内の各構築ラインに対して、1回の作業シフトで構築される未硬化タイヤの数量を意味する。
「作業シフト」とは、約1時間〜約24時間、好ましくは約4時間〜約12時間に含まれる構築ラインの作動時間を意味する。
同一出願人による国際公開第2009/040594号は、カーカス構造体構築ラインと、クラウン構造体構築ラインと、未硬化タイヤを得るために、カーカス構造体を成形して、そのカーカス構造体をクラウン構造体に組み込むように適合された、処理されるタイヤの組立および成形ステーションと、組立および成形済みの未硬化タイヤの型成形および加硫ラインと、未硬化タイヤ保管ステーションと、未硬化タイヤを組立および成形ステーションから未硬化タイヤ保管ステーションに移送する装置と、未硬化タイヤを未硬化タイヤ保管ステーションから型成形および加硫ラインに移送する装置とを含む車両ホイール用のタイヤを製造するプラントについて記載している。型成形および加硫ラインは、それぞれが少なくとも1つの加硫成形型を設けられた少なくとも2つの加硫ユニットを含む。
米国特許第5 631 028号は、未硬化タイヤ積載パレットと、パレットを保管する保管領域と、保管領域と加硫装置との間でパレットを移動させる移送装置とを含む、未硬化タイヤを複数の加硫装置に運搬するシステムについて記載している。保管領域は、第1の保管領域および第2の保管領域を含む。第1の保管領域では、移送装置は、パレットが第1の領域に導入されたのと同じ順序でパレットを取り出す(先入れ先出し、すなわちFIFO)ように適合される。第2の保管領域では、移送装置は、ランダムな順序によってパレットを取り出すように適合される。第1の領域では、大量生産仕様の未硬化タイヤが保管される。それに対して、第2の領域では、多種多様な小規模生産仕様の未硬化タイヤが保管される。未硬化タイヤを加硫する要求があるときに、未硬化タイヤの仕様が大量生産向けの場合、パレットは、FIFOロジックに従って第1の保管領域から取り出され、それに対して、未硬化タイヤの仕様が多種多様な小規模生産向けの場合、関連パレットが第2の保管領域から取り出される。
国際公開第2007/091315号は、複数のタイプのタイヤを同時に製造する方法およびプラントについて記載している。未硬化タイヤは、構築装置で構築され、次いで、加硫装置で加硫される。構築装置と加硫装置との間には、未硬化タイヤが一時的に保管される自由保管領域がある。未硬化タイヤの製品タイプと、保管領域での未硬化タイヤの位置とを示す情報を含むラベルが、構築された各未硬化タイヤに貼り付けられる。処理装置は、保管領域に保管された未硬化タイヤ間で、生産計画のデータから、加硫する未硬化タイヤを選択し、データベースから、選択された未硬化タイヤの保管領域内の位置を検索し、加硫装置のうちから、選択された未硬化タイヤの製品タイプに対応する加硫成形型を含む加硫装置を選択する。この後、処理装置は、選択された未硬化タイヤを保管領域内の探し出した位置から、選択した加硫装置に運ぶように移送手段を動作させる。
本出願人は、国際公開第2009/040594号が説明するタイプのプラントにおいて、高い技術的適応性で、言い換えると、エラストマー材料のタイプ、または補強用のコードもしくは金属ワイヤのタイプによって互いに異なる特徴を有する各タイヤに対して要素半製品(通常は、繊維または金属のコード、ゴムを被覆した金属ワイヤを組み込むことができるエラストマー材料でできた、連続する細長い要素または所定の寸法に切断された要素)を使用できることで、異なるタイプおよびモデルのタイヤを同時に製造することが可能であると気付いた。
本出願人は、国際公開第2009/040594号が説明するタイプの製造プラントにおいて、通常製造のタイヤと、異なる仕様および補助仕様を有する、開発/製品化中のタイヤとが同時に存在し得ると気付いた。特に、開発/製品化段階は、多くの場合、製造されるタイヤの仕様/補助仕様が高い頻度で変わることを特徴とする。
高い技術的適応性に関連して、本出願人は、高い技術的適応性と、製造プラント全体としての高い生産性とを同時に保証するために、保管ステーションから取り出されて加硫ラインに送られる未硬化タイヤの同様に適応性のある管理を保証することが必要であると認識した。
本出願人は、米国特許第5 631 028号が説明するシステムでは、上記の目的を効率的に達成できないと気付いた。実際上、FIFO(先入れ先出し)取り出しロジックを用いる、大量生産タイヤ用の第1のものと、ランダム取り出しロジックを用いる、多種多様な小規模生産タイヤ用の第2のものとの2つの異なるタイプの保管領域を用意するそのようなシステムは、タイヤがそれぞれの保管領域に保管されてしまうと、異なる取り出しロジックを適用することができない。さらに、そのようなシステムは、FIFOと異なる取り出しロジックが大量生産のタイヤに適用されるのを許容せず、ランダムと異なる取り出しロジックが多種多様な小規模生産タイヤに適用されるのも許容しない。さらに、本出願人は、米国特許第5 631 028号が説明するシステムが、同じ仕様の4つの未硬化タイヤが同時に積載された積載パレットを移動させることに気付いた。したがって、そのようなシステムは、FIFO取り出しロジックの場合とランダム取り出しロジックの場合との両方で、4つの未硬化タイヤの同時の取り出しおよび移動を可能にするが、単一の未硬化タイヤの取り出しおよび移動は可能にしない。
本出願人はまた、国際公開第2007/091315号が説明するタイプのプラントにおいて、生産計画における要求に基づいて、特定のタイヤを加硫することが可能であることに気付いた。しかし、これらのプラントは、保管領域からの取り出しロジックを予想するに過ぎず、特定のタイヤの取り出しロジックは適切なラベルを通じて特定され得る。さらに、これらのプラントは、選択された特定のタイヤの製品タイプに基づいて、使用される加硫装置を選択して予想する。単一の定時取り出しロジックの使用に起因する、1つまたは複数の加硫装置が利用不能であることに関連した問題、ならびに/あるいは保管領域内の未硬化タイヤの取り出しおよび移送装置の最適でない使用に関連した問題により、非効率性が生じ、生産性が低下し、場合によっては、保管領域に保管された未硬化タイヤの経年変化問題が発生し得る。
本出願人は、1ロットのタイヤ製造の範囲内の特定の時間において、特定の要求について適応性のある1つまたは複数の加硫装置に対して、未硬化タイヤの取り出しロジックを使用することで、特に、国際公開第2009/040594号に記載したものなどの高い技術的適応性を有する最新のプラントにおいて、上記の問題を解決できることを認識した。
本出願人は、保管領域から未硬化タイヤを選択して取り出すために、各加硫装置を未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付け、加硫装置で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、そのような加硫装置に現在対応している取り出しロジックを適用することにより、プラントで製造される各タイヤの適応的かつ効率的な管理が行われると分かった。取り出しロジックは、少なくとも1ロットのタイヤの製造の範囲内で、製造プラントの現在の要求に応じて変わるのが好ましい。
したがって、本発明の第1の態様によれば、本発明は、製造プラントの複数の加硫装置の各加硫装置を、未硬化タイヤの少なくとも1つの保管領域からの未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付けることを含む、車両ホイール用のタイヤを製造する方法に関する。
前記複数の加硫装置のうちのある加硫装置で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記加硫装置に対応した取り出しロジックを適用して、前記少なくとも1つの保管領域から未硬化タイヤを選択して取り出すことが提供されるのが好ましい。
選択して取り出した未硬化タイヤを前記加硫装置に移送することが提供されるのが好ましい。
好ましくは、各加硫装置に対応したそれぞれの取り出しロジックは、前記少なくとも1つの保管領域からの未硬化タイヤの第1の取り出し規則を含む。
好ましくは、前記加硫装置の少なくとも1つに対して、前記第1の取り出し規則は、前記プラントにおける少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、少なくとも一度、少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される。
本出願人は、有利には、このようにして、加硫装置が未硬化タイヤを加硫する準備を整えるたびに、サービス、製造、および/または製造工程の進展に関する現在の要求を満たす(例えば、特定の、または確定した仕様を有する、または確定した仕様および補助仕様を有する)未硬化タイヤを保管領域から自動的に選択して取り出すことが可能であると考える。このようにして、未硬化タイヤを保管領域から取り出して、加硫ラインに送るための適応的かつ効率的な管理が保証される。
本発明の第2の態様によれば、本発明は、未硬化タイヤの少なくとも1つの構築ラインを含む、車両ホイール用のタイヤの製造プラントに関する。
好ましくは、少なくとも1つの保管領域は、前記少なくとも1つの構築ラインで構築された未硬化タイヤを保管するように適合される。
複数の加硫装置があるのが好ましい。
好ましくは、少なくとも1つの移送装置は、未硬化タイヤを前記少なくとも1つの保管領域から前記複数の加硫装置に移送するように適合される。
好ましくは、処理ユニットは、各加硫装置を前記少なくとも1つの保管領域からの未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付ける。
好ましくは、前記処理ユニットは、前記複数の加硫装置のうちのある加硫装置で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記加硫装置に対応した取り出しロジックを適用して、前記少なくとも1つの保管領域から未硬化タイヤを選択して取り出し、その未硬化タイヤを前記加硫装置に移送するように前記少なくとも1つの移送装置を動作させる。
好ましくは、各加硫装置に対応したそれぞれの取り出しロジックは、前記少なくとも1つの保管領域からの未硬化タイヤの第1の取り出し規則を含む。
好ましくは、前記加硫装置の少なくとも1つに対して、前記処理ユニットは、前記プラントにおける少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、少なくとも一度、前記第1の取り出し規則を少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更するように適合される。
本発明は、前述の態様の少なくとも1つにおいて、以下の好ましい特徴の少なくとも1つを有することができる。
好ましくは、製造プラントが未硬化タイヤの単一の保管領域を含む場合、未硬化タイヤの保管領域は、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則の適用を可能にするように構成される。
好ましくは、製造プラントが未硬化タイヤの2つ以上の保管領域を含む場合、前記保管領域の少なくとも1つは、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則の適用を可能にするように構成される。
実施形態では、製造プラントが未硬化タイヤの2つ以上の保管領域を含む場合、保管領域のすべては、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則の適用を可能にするように構成される。
好ましくは、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則は異なる。
好ましくは、前記第1の取り出し規則は、前記少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、製造プラントの要求に応じて、前記少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される。
好ましくは、未硬化タイヤは、仕様Spと、各仕様Spの補助仕様Suとに対応し、1≦j≦n、1≦h≦mであり、n、mは1以上の整数である。
好ましくは、前記複数の加硫装置の各加硫装置は、所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成される。
好ましくは、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則は、所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを選択すると規定し、前記加硫装置は、所定の仕様Sp用に構成される。
実施形態では、前記第1の取り出し規則は、加硫装置が適合して構成される仕様Spに基づくFIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spに基づくLIFO(後入れ先出し)と、加硫装置が適合して構成される仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOと、特定の未硬化タイヤの定時選択と、未硬化タイヤのランダム選択とを含む複数の取り出し規則から選択される。
好ましくは、前記加硫装置の少なくとも1つに対して、前記第1の取り出し規則は、前記加硫装置が加硫するのに適合する仕様Spに基づくFIFOと、前記加硫装置が加硫するのに適合する仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、前記加硫装置が加硫するのに適合する仕様Spに基づくLIFOと、前記加硫装置が加硫するのに適合する仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOとを含む複数の取り出し規則から選択される。
実施形態では、前記少なくとも1つの第2の取り出し規則は、加硫装置が適合して構成される仕様Spに基づくFIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spに基づくLIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOと、特定の未硬化タイヤの定時選択と、未硬化タイヤのランダム選択とを含む複数の取り出し規則から選択される。
好ましくは、特定の未硬化タイヤの定時選択は、一義的な未硬化タイヤ識別要素を通じて行われる。
好ましくは、特定の未硬化タイヤの定時選択は、一義的な未硬化タイヤ識別要素を載せた適切なラベルを使用して行われる。
好ましくは、一義的な識別要素はバーコードである。
好ましくは、前記複数の取り出し規則の少なくとも1つは、規則を適用する未硬化タイヤの数量の表示を含む。
好ましくは、規則を適用する未硬化タイヤの前記数量は、規定されないか、または規定される。
好ましくは、製造プラントが、未硬化タイヤの2つ以上の保管領域を含む場合、前記複数の取り出し規則の少なくとも1つは、取り出し規則が製造プラントの特定の保管領域か、または保管領域のすべてか、または保管領域の一部かのいずれに適用されなければならないかを示す。
実施形態では、前記それぞれの取り出しロジックは、複数の加硫装置のうちの少なくとも2つの加硫装置に対して異なる。
好ましくは、前記複数の加硫装置のうちの、大量生産に対する所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成された加硫装置の場合、前記第1の取り出し規則は、前記所定の仕様Spに基づくFIFO取り出し規則である。
好ましくは、前記複数の加硫装置のうちの、大量生産に対する所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成された加硫装置の場合、前記第1の取り出し規則は、前記所定の仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFO取り出し規則である。
好ましくは、前記第1の取り出し規則が、前記少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される前記加硫装置の前記少なくとも1つは、開発用生産に対する所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成される。
好ましくは、未硬化タイヤは、少なくとも1つの移送装置によって、前記少なくとも1つの保管領域から選択されて取り出され、前記加硫装置に移送される。
好ましくは、未硬化タイヤの構築が提供される。
好ましくは、未硬化タイヤの構築には、カーカス構造体を構築することが含まれる。
好ましくは、未硬化タイヤの構築には、クラウン構造体を構築することが含まれ、前記クラウン構造体は、少なくとも1つのベルト構造体を含む。
好ましくは、未硬化タイヤの構築には、カーカス構造体を成形し、そのカーカス構造体をクラウン構造体に組み込むことによる、加工される未硬化タイヤの組立および成形が含まれる。
好ましくは、構築された未硬化タイヤを未硬化タイヤの前記少なくとも1つの保管領域に保管することが提供される。
好ましくは、未硬化タイヤを前記複数の加硫装置内で型成形および加硫することが提供される。
好ましくは、処理ユニットは、前記少なくとも1つの保管領域に対して遠隔位置に配置される。
実施形態では、未硬化タイヤのL個の構築ラインが設けられ、1<L≦Nであり、Nは2以上の整数である。
実施形態では、未硬化タイヤのK個の保管領域が設けられ、1<K≦Pであり、Pは2以上の整数である。
好ましくは、前記少なくとも1つの移送装置は、未硬化タイヤを前記K個の保管領域から前記複数の加硫装置に移送するように適合される。
好ましくは、前記処理ユニットは、前記複数の加硫装置のうちの加硫装置で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記加硫装置に対応した取り出しロジックを適用して、前記K個の保管領域の中から未硬化タイヤを選択して取り出し、その未硬化タイヤを前記加硫装置に移送するように、前記少なくとも1つの移送装置を動作させるように適合される。
好ましくは、前記少なくとも1つの移送装置は自動化アームを含む。
好ましくは、未硬化タイヤを前記少なくとも1つの保管領域から前記加硫装置に移送するように適合された複数の移送装置が存在する。
好ましくは、未硬化タイヤの前記少なくとも1つの構築ラインは、カーカス構造体構築ラインを含む。
好ましくは、未硬化タイヤの前記少なくとも1つの構築ラインは、クラウン構造体構築ラインを含む。
好ましくは、未硬化タイヤの前記少なくとも1つの構築ラインは、カーカス構造体を成形し、そのカーカス構造体をクラウン構造体に組み込むように適合された、加工される未硬化タイヤの成形および組立ステーションを含む。
本発明のさらなる特徴および利点が、単なる非限定的な例として提示される、本発明のいくつかの例示的な実施形態についての以下の詳細な説明によって示され、前記説明は、添付図面を参照してなされる。
本発明に従って製造することができる車両ホイール用のタイヤの半径方向半断面図を示している。 本発明による、車両ホイール用のタイヤを製造するプラントの実施形態を概略的に示している。 本発明による、製造プラント用の未硬化タイヤの構築ラインの実施形態を概略的に示している。 本発明による、製造プラントの処理ユニットの実施形態を概略的に示している。 加硫装置Vで未硬化タイヤを加硫するという要求が、本発明の実施形態によってどのように処理されるかを概略的に示している。 コマンドメニューから選択する、加硫装置V、Vj+1、Vj+2に対応することができる取り出し規則の例を概略的に示している。 構築ラインによって連続的に製造され、FIFOロジックに従って保管領域に保管される7つの未硬化タイヤを概略的に示している。 FIFO取り出しロジックが、仕様SpおよびSpに基づいて保管領域に適用された場合に、2つの仕様SpおよびSp用にそれぞれ構成された2つの加硫装置VおよびVで、図7の7つの未硬化タイヤがどのように加硫されるかを概略的に示している。 FIFO取り出しロジックが仕様Spに基づいて適用された場合の加硫装置Vの加硫時間を概略的に示している。 仕様Spに基づくFIFO取り出しロジックから仕様Spの補助仕様SuまたはSuに基づくFIFO取り出しロジックに変わった場合の加硫装置Vでの加硫時間を概略的に示している。
図1は、本発明に従って製造することができる車両ホイール用のタイヤ39の例を概略的に示している。図を簡略化するために、図1はタイヤ39の半分だけを示し、他の半分は、図1に示す軸XXに関して鏡像である。
タイヤ39は、基本的に、略トロイド形状に成形され、少なくとも1つのカーカスプライ41aおよび/またはカーカスプライ41bを有するカーカス構造体40を含む。不透過性のエラストマー材料の層、すなわち、いわゆるライナ42は、タイヤの中心を基準とした半径方向内側位置で、1つまたは複数のカーカスプライ41a、41bに付けられている。エラストマーフィラ43bが付けられた、いわゆるビードコア43aをそれぞれが含む環状固定構造体43は、1つまたは複数のカーカスプライ41aおよび/またはカーカスプライ41bのそれぞれの端部部分に係合している。環状固定構造体43は、一般に「ビード部」44という用語で特定される領域に接近して配置され、ビード部において、タイヤ39とそれぞれの組立リム(図示せず)との間の係合が通常行われる。いくつかのベルトストリップ45a、45bを含むベルト構造体45は、1つまたは複数のカーカスプライ41aおよび/またはカーカスプライ41bの半径方向外側位置でこれらのカーカスプライを囲んで周方向に付けられ、トレッドバンド46は、ベルト構造体45の半径方向外側位置で周方向にベルト構造体45に重なっている。
ベルト構造体45は、それぞれが、1つまたは複数のカーカスプライ41aおよび/またはカーカスプライ41bと、ベルト構造体45の軸方向両側の端縁部の一方との間に配置された、いわゆる「副ベルト挿入物」47と結合することができる。それぞれが、それぞれのビード部44からトレッドバンド46のそれぞれの側端部まで延びる2つのサイドウオール48は、横方向両側位置で1つまたは複数のカーカスプライ41aおよび/またはカーカスプライ41bに付けられている。
図2は、未硬化タイヤのL個の構築ライン10(L=2)と、前記構築ライン10で構築された未硬化タイヤを保管するように適合されたK個の保管領域20(K=2)と、複数の加硫装置30と、未硬化タイヤを保管領域20から前記複数の加硫装置30に移送するように適合された少なくとも1つの移送装置70(例として、図では2つが示されている)と、構築された未硬化タイヤを構築ライン10から保管領域20に移送するように適合された少なくとも1つの移送装置60(例として、図では2つが示されている)とを含む、本発明による車両ホイール用のタイヤを製造するプラント1を示している。
各構築ライン10は、それぞれの保管領域20、それぞれの移送装置60、およびそれぞれの移送装置70に対応付けることができる。さらに、それぞれの移送装置70を備えた各保管領域20は、加硫装置30のそれぞれのサブセットに対応付けることができる。
あるいは、保管領域20および/または移送装置60および/または移送装置70および/または加硫装置30は共有することができる。
加硫装置30では、構築ライン10から来た未硬化タイヤを加硫および型成形するステップが実施される。各加硫装置30は、所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成されている。
未硬化タイヤの各構築ライン10は、有利には、カーカス構造体構築ライン12、クラウン構造体構築ライン14、ならびに成形および組立ステーション16を含む(図3)。
カーカス構造体構築ライン12は、成形ドラム上で、カーカス構造体40と、場合によっては、サイドウオール48の少なくとも一部とを形成するように適合されている。
同時に、クラウン構造体構築ライン14は、別の成形ドラム上で、少なくともベルト構造体45と、トレッドバンド46と、場合によっては、サイドウオール48の少なくとも一部とを含むクラウン構造体を形成するように適合されている。
成形および組立ステーション16では、カーカス構造体構築ライン12のそれ自体の成形ドラム上で形成されたカーカス構造体40が成形されて、クラウン構造体構築ライン14で形成されたクラウン構造体に組み込まれる。
L個の構築ライン10で構築された未硬化タイヤは、移送装置60によって、それぞれの成形および組立ステーション16から保管領域20に移送される。
好ましい実施形態では、移送装置60は、好ましくは人型(anthropomorphic)である自動化アームである。
保管領域20に保管されると、次いで、未硬化タイヤは、移送装置70によって加硫装置30に移送されて、型成形および加硫される。
好ましい実施形態では、移送装置70は、保管領域20から(定時に、および/または所定の仕様、場合によっては補助仕様に従って)所望の未硬化タイヤを選択して取り出すように適合された、好ましくは人型である自動化アームである。
好ましい実施形態では、カーカス構造体構築ライン12およびクラウン構造体構築ライン14はそれぞれ、直列に配置されたそれぞれの複数の加工ステーション120および140と、様々な加工ステーション120、140間で複数の成形ドラム(図示せず)を移動させるように適合された1つまたは複数の移動装置(例えば、好ましくは人型である自動化アーム、図示せず)とを含む。移動装置は、有利には、成形ドラムを前記複数の加工ステーション120、140のうちの任意の第1の加工ステーションから他の任意の第1の加工ステーション120、140に移動させるように適合され、第1および第2の加工ステーションは、隣接しても、しなくてもよい。
カーカス構造体構築ライン12の複数の加工ステーション120は、以下のステーション、すなわち、少なくとも1つのビード部補強布を成形ドラムに付着させる強化布付着ステーションと、摩耗防止要素の少なくとも1つの第1の部分を成形ドラムの半径方向外側位置に付着させる第1の摩耗防止材付着ステーションと、成形ドラムの半径方向外側位置にライナ層を付着させるライナ付着ステーションと、前記ライナの半径方向外側位置に副ライナの層を付着させる副ライナ付着ステーションと、例えば、副ライナの層の半径方向外側位置に自己封止材料の層を付着させる自己封止材料付着ステーションと、成形ドラムの半径方向外側位置に1つまたは複数のカーカスプライを付着させるプライ付着ステーションと、1つまたは複数のカーカスプライの軸方向に対向する端部に、少なくとも1対の環状固定構造体を付着させる環状固定構造体付着ステーションと、摩耗防止要素の少なくとも1つの第2の部分を付着させる第2の摩耗防止材付着ステーションと、加工されるタイヤのサイドウオールの少なくとも1つの第1の部分を付着させる第1のサイドウオール構築ステーションとのうちの少なくとも2つを含む。
カーカス構造体構築ライン12において、成形ドラム上で加工されるカーカス構造体は、製造されるタイヤモデルの幾何学的、構造的、および技術的特徴に基づいて、前述のステーション120のすべて、または一部を経由して移動する。
クラウン構造体構築ライン14の複数の加工ステーション140は、以下のステーション、すなわち、副ベルト層を成形ドラムに付着させる副ベルト層付着ステーションと、少なくとも1つの第1のベルトストリップを成形ドラムの半径方向外側位置に付着させる第1のベルト付着ステーションと、少なくとも1つの第2のベルトストリップを第1のベルトストリップの半径方向外側位置に付着させる第2のベルト付着ステーションと、前記少なくとも1つの第2のベルトストリップ上で周方向に(タイヤの赤道面に対してゼロ度で)配置されたコードの少なくとも1つの第1の層を付着させるゼロ度層またはストリップ付着ステーションと、トレッドバンドの副層をベルト構造体の半径方向外側位置に付着させるトレッドバンド副層構築ステーションと、少なくとも1つのトレッドバンドをベルト構造体の半径方向外側位置に付着させる少なくとも1つのトレッドバンド構築ステーションと、サイドウオールの少なくとも1つの第2の部分をクラウン構造体の半径方向外側位置に付着させる第2のサイドウオール構築ステーションとのうちの少なくとも2つを含む。
クラウン構造体構築ライン14において、成形ドラム上で加工されるクラウン構造体は、製造されるタイヤモデルの幾何学的、構造的、および技術的特徴に基づいて、前述のステーション140のすべて、または一部を経由して移動する。
構築ライン10はまた、有利には、構築ライン10で構築された未硬化タイヤが保管領域20に移送される前に、それらの未硬化タイヤを調整し、かつ/または未硬化タイヤにラベルを付ける少なくとも1つのステーション(図示せず)を含む。
有利には、構築ライン10はそれぞれ、要素半製品作製ライン18も含む。要素半製品は、適切な要素半製品供給ステーション19によってカーカス構造体構築ライン12および/またはクラウン構造体構築ライン14に供給されるように適合されている。
好ましくは、要素半製品作製ライン18で作製される要素半製品は、例えば、カーカスプライ、ベルトストリップ、補強材などのタイヤのいくつかの構造要素を構築するのに使用される、ゴムを被覆された織物または金属のコードまたはバンドである。バンドは、様々な加工ステーションで、互いに略平行して成形ドラムに付着して、カーカスプライ、ベルトストリップ、および補強材を作製するのに使用される。ゴムを被覆された織物または金属コードは、他方で、回転によって巻かれて、例えば、少なくとも前記第2のベルトストリップの半径方向外側位置に前述のゼロ度コード層を形成する。
有利には、要素半製品を供給する前述のステーション19は、補強布付着ステーション、および/またはプライ付着ステーション、および/または第1のベルト付着ステーション、および/または第2のベルト付着ステーション、および/またはゼロ度層付着ステーションに動作可能に連結される。
上記の加工ステーション120、140の少なくとも1つは、エラストマー材料だけでタイヤの構造要素、例えば、副ライナ、ライナ、摩耗防止材、サイドウオール、トレッドバンド副層、副ベルト層、トレッドバンドなどを作製することを意図され、好ましくは、隣接した、および/または少なくとも部分的に並置されたコイル状の連続する複数の細長い要素によって、タイヤのそれぞれの構造要素を形成ドラム上に構築するために、エラストマー材料の前記連続する細長い要素を供給する装置(図示せず)を含む。
構築ライン10はまた、成形ドラムの寸法を調整する装置(図示せず)を含むことができる。
有利には、カーカス構造体構築ライン12はまた、成形ドラム用の一時保管庫122を含む。
好ましい実施形態では、カーカス構造体構築ライン12のいくつかの加工ステーション120での構築作業は、成形ドラムに適切に連結された支持リング対(図示せず)を用いて行われる。この実施形態では、カーカス構造体構築ライン12は、成形ドラム用の一時保管庫122だけでなく、有利には、さらに、支持リング用の一時保管庫123と、支持リング対をそれぞれの成形ドラムに取り外し可能に連結するように構成された支持リングの連結ステーション124と、支持リング対をそれぞれの成形ドラムから切り離すように構成された支持リング取り外しステーション125とを含む。
上記の構築ライン10は、各構築される未硬化タイヤ用の様々な要素半製品と、様々な寸法の成形ドラムとを使用することができ、幾何学的、構造的、および/または技術的な特徴の観点から異なるモデルのタイヤを同時に製造することを可能にする。
プラント1では、異なる仕様および補助仕様を有する大量生産タイヤと、開発/製品化中のタイヤとが同時に存在し得る。開発/製品化中のタイヤの場合、タイヤの仕様/補助仕様が、同じ作業シフト内で非常に頻繁に変わることがある。
高い技術的適応性に関連して、本発明のプラント1は、未硬化タイヤを保管領域20から取り出し、加硫装置30に送ることに関して適応性のある管理を保証する。
実際上、プラント1は、各加硫装置30を保管領域20からの未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付け、加硫装置30で未硬化タイヤを加硫するという各要求が発生すると、前記加硫装置30に対応する取り出しロジックを適用して、移送装置70が保管領域20全体から未硬化タイヤを選択して取り出し、その未硬化タイヤを加硫装置30に移送するように移送装置70を動作させるように適合された処理ユニット50を含む。
取り出しロジックは、保管領域20に実際に保管される未硬化タイヤと、構築ライン10で構築されている未硬化タイヤと、所定の生産計画に基づいて、構築ライン10で構築される予定の未硬化タイヤと、製造プラント1の現在の要求とを考慮に入れてプログラムすることができるプログラマブルロジックである。
有利には、各加硫装置に対応した取り出しロジックは、保管領域20からの未硬化タイヤの第1の取り出し規則を含む。製造プラント1の要求に応じて、そのような第1の規則は、有利には、処理ユニット50によって、少なくとも1ロットのタイヤの製造中に少なくとも一度、加硫装置30の少なくとも1つに対して、少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される。
取り出し規則は、例えば、以下の取り出し規則、すなわち、加硫装置が適合して構成される仕様Spに基づくFIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spに基づくLIFOと、加硫装置が適合して構成される仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOと、特定の未硬化タイヤの定時選択と、未硬化タイヤのランダム選択との中から選択することができる。
処理ユニット50は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)とすることができる。
処理ユニット50は、有利には、保管領域20に対して遠隔位置に配置することができる。
図4は、加硫装置インターフェイス51と、移送装置インターフェイス52と、保管領域20内の存在位置に関する情報を保存するように適合されたデータベース53であって、存在する場合に、そのような位置を占有する未硬化タイヤのタイヤ識別要素(例えば、バーコード)、仕様、補助仕様、および/または製造データを備えたデータベース53と、ユーザインターフェイス54と、様々な加硫装置30に対応する取り出しロジックを保存するように適合された記憶領域55とを含む処理ユニット50の実施形態を概略的に示している。
図5に概略的に示すように、加硫装置(30)Vが、新たな未硬化タイヤを加硫する準備ができると、処理ユニット50は、加硫装置インターフェイス51を介して、加硫装置(30)Vで未硬化タイヤを加硫するという要求を受け取る。そのような要求を受け取ると、処理ユニット50は、有利には、現時点で加硫装置(30)Vに対応する取り出し規則を得るために、記憶領域55に問い合わせするように適合されている。そのような現在の取り出し規則(例えば、仕様Spの補助仕様Suに基づくFIFO)を入手した後、処理ユニット50は、そのような規則を満たす未硬化タイヤを収容した保管領域20の位置(例えば、仕様Spの補助仕様Suを有する未硬化タイヤを収容した位置)に関する情報を得るために、データベース53に問い合わせを行い、移送装置70が、そのような位置から現在の取り出し規則を満たす未硬化タイヤを取り出し、その未硬化タイヤを加硫装置(30)Vに移送するように、移送装置インターフェイス52を介して移送装置70を動作させるように適合されている。
ユーザインターフェイス54は、ユーザ(例えば、製造プラント1の管理者)が、様々な加硫装置30に対応する取り出し規則を設定および変更するのを可能にする。
図6は、実行可能なコマンドのメニューから選択して、仕様Sp、Sp、Spを加硫するようにそれぞれ構成された3つの加硫装置(30)V、Vj+1、Vj+2に対応することができる取り出し規則の例を概略的に示している。図示した例では、実行可能なコマンドは、仕様Spに基づくFIFOと、仕様Spの補助仕様Suに基づくFIFOと、特定した保管領域XXでの仕様Spに基づくFIFOと、バーコードXXによって特定されるタイヤの定時選択と、e−メール送信と、アラーム送信とである。FIFOコマンドはまた、規則が適用される未硬化タイヤの数量を示すことを可能にする(数量nは未確定または確定)。
仕様Spに基づくFIFO取り出し規則は、有利には、特定の要求がない場合に、保管領域20に存在する最も古い未硬化タイヤを加硫するのを可能にするように、デフォルトで加硫装置30のすべてに対応することができる。他方で、製造プラント1の特定の要求がある場合に、そのようなFIFO取り出し規則は、ユーザインターフェイス54を介してユーザが(例えば、定時取り出しロジック、または仕様Spの所定の補助仕様Suに基づく取り出しロジックに)変更することができる。
図6の例では、加硫装置(30)Vは、順次実行される複数の規則、すなわち、5個の未硬化タイヤを対象とする、仕様Spの補助仕様Su17に基づくFIFOと、e−メール送信と、10個の未硬化タイヤを対象とする、仕様Spの補助仕様Su18に基づくFIFOと、未硬化タイヤの数量が未確定の、仕様Spに基づくFIFOと、e−メール送信とに対応している。
そのような例では、加硫装置(30)Vで未硬化タイヤを加硫するという要求を受けると、処理ユニット50は、仕様Spの補助仕様Su17に基づくFIFO規則を満たす未硬化タイヤが保管領域20にあるかどうかを検証するために、データベース53に問い合わせする。肯定された場合、処理ユニット50は、移送装置70が、仕様Spの補助仕様Su17に基づくFIFO規則に従って、保管領域20から未硬化タイヤを取り出すように移送装置70を動作させ、そのような規則を適用する未硬化タイヤの数量を減ずる(例えば、数量が5から4になる)。そのような規則を適用する未硬化タイヤの数量がなくなると、そのような規則は、加硫装置(30)Vの設定から削除され、起こり得る異常についての、または進行中の仕様の加工が終わったことについての通知e−メールが、例えば、システム管理者に送られ、加硫装置(30)Vに対する次の加硫要求の発生時に、その要求に対応した次の取り出し規則が適用される。現在の取り出し規則(例えば、仕様Spの補助仕様Su17に基づくFIFO)を満たすことができるタイヤが保管領域20にない場合に、処理ユニット50は、有利には、現在の異常に関する通知e−メールを、例えば、システム管理者に送って、次の取り出し規則に移行し、それでもなお、未処理の取り出し規則を満たす未硬化タイヤが保管領域20に保管されるのを待ちながら、そのような規則を有効な状態に保つように適合され得る。
取り出し規則は、指定された後、製造プラント1の新たな異なる要求に応じて、同じ作業シフト内で、任意の時間に何度でも変更することができるという意味で、各加硫装置30に対応することに留意されたい。
図7〜10は、単一のFIFO取り出し規則を使用する製造プラントに関して、本発明を通じて得ることができる利点を概略的に示している。
特に、図7は、構築ライン10が、2つの仕様SpおよびSpならびに関連する補助仕様Su、Su、およびSuに従ってタイヤを製造する製造プラント1の例を示しており、製造されたタイヤは、バーコードB〜Bによって特定されて保管領域20に保管され、2つの加硫装置(30)VおよびVは、それぞれ仕様SpおよびSpを有する未硬化タイヤを加硫するように構成され、それぞれ仕様SpおよびSpに基づく、対応するFIFO取り出し規則を有する。
図8は、そのようなFIFO取り出し規則を適用して、未硬化タイヤが、保管領域20からどのようにして取り出され、2つの加硫装置VおよびVに移送されるかを概略的に示している。
仕様Spおよび補助仕様Suでタイヤを製造中の構築ライン10に対して、品質、および/または製品化、および/または研究、および/または開発に関する問題のために、2つの補助仕様SuおよびSuを作成して仕様Spに介入することが必要になったと仮定すると、図8から、仕様Spに基づくFIFO取り出しロジックを使用した場合に、補助仕様Suに関する結果は、仕様Suで2つの未硬化タイヤを加硫した後しか見ることができないことが分かる。同様に、補助仕様Suに関する結果は、補助仕様Suで2つの未硬化タイヤを加硫し、補助仕様Suで未硬化タイヤを加硫した後しか見ることができない。
図9に概略的に示すように、平均構築サイクル時間(すなわち、構築ラインLからの未硬化タイヤの出力周期)を60秒、加硫時間を20分と仮定すると、補助仕様Suに関する結果を見るためには、未硬化タイヤが構築された時点から58分待つ必要がある。補助仕様Suに関する結果を見るためには、タイヤが構築された時点から76分待つことが必要である。
これは、特に、実際に対象となる仕様の前に加硫されるタイヤが大量にある場合に、製造プラント1に深刻な非効率性をもたらす。単一のFIFO取り出しロジックを使用するそのようなシステムでは、そのような待ち時間は、例えば、加硫装置Vを一旦止め、保管領域に手動で介入して、現在対象となっている補助仕様に先行する未硬化タイヤを保管庫から取り出すことによって回避することができる。しかし、そのような手動の介入は、製造プラントの効率、適合性、およびコストの点できわめて不利であろう。上記の問題は、処理ユニット50が、仕様Spに基づく第1のFIFO取り出し規則を同じ仕様Spの補助仕様Su(またはSu)に基づく第2のFIFO取り出し規則に変更するように適合される、本発明の製造プラントによって解決される。図10に概略的に示すように、上記の仮定した事例では、実際上、規則のそのような変更により、補助仕様Suに関する結果を見るのに要する待ち時間を58分から38分に短縮し、補助仕様Suに関しては、76分から36分に短縮することが可能になる。

Claims (29)

  1. 車両ホイール用のタイヤ(39)を製造する方法であって、
    − 製造プラント(1)の複数の加硫装置の各加硫装置(30)を、未硬化タイヤの少なくとも1つの保管領域(20)からの未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付けることと、
    − 前記複数の加硫装置のうちのある加硫装置(30)で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記加硫装置(30)に対応した前記取り出しロジックを適用して、前記少なくとも1つの保管領域(20)から未硬化タイヤを選択し、取り出すことと、
    − このようして選択して取り出した前記未硬化タイヤを前記加硫装置(30)に移送することと、
    を含み、
    各加硫装置(30)に対応した前記それぞれの取り出しロジックは、前記少なくとも1つの保管領域(20)からの未硬化タイヤの第1の取り出し規則を含み、前記加硫装置(30)の少なくとも1つに対して、前記第1の取り出し規則は、前記プラント(1)における少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、少なくとも一度、少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される、方法。
  2. 前記製造プラント(1)が、未硬化タイヤの単一の保管領域(20)を含む場合、未硬化タイヤの前記保管領域(20)は、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則の適用を可能にするように構成される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記製造プラントが未硬化タイヤの2つ以上の保管領域(20)を含む場合、前記保管領域(20)の少なくとも1つは、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則の適用を可能にするように構成される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記製造プラントが未硬化タイヤの2つ以上の保管領域(20)を含む場合、前記保管領域(20)のすべては、前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則の適用を可能にするように構成される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則は異なる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の取り出し規則は、前記少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、前記製造プラント(1)の要求に応じて、前記少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記未硬化タイヤは、仕様Spと、各仕様Spの補助仕様Suとに対応し、1≦j≦n、1≦h≦mであり、n、mは1以上の整数である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数の加硫装置の各加硫装置(30)は、所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の取り出し規則および前記少なくとも1つの第2の取り出し規則は、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを選択すると規定する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の取り出し規則は、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spに基づくFIFOと、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spに基づくLIFOと、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOと、特定の未硬化タイヤの定時選択と、未硬化タイヤのランダム選択とを含む複数の取り出し規則から選択される、請求項8に記載の方法。
  11. 前記加硫装置(30)の少なくとも1つに対して、前記第1の取り出し規則は、前記加硫装置(30)が加硫するのに適合する前記仕様Spに基づくFIFOと、前記加硫装置(30)が加硫するのに適合する前記仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、前記加硫装置(30)が加硫するのに適合する前記仕様Spに基づくLIFOと、前記加硫装置(30)が加硫するのに適合する前記仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOとを含む複数の取り出し規則から選択される、請求項8に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの第2の取り出し規則は、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spに基づくFIFOと、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFOと、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spに基づくLIFOと、前記加硫装置(30)が適合して構成される前記仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくLIFOと、特定の未硬化タイヤの定時選択と、未硬化タイヤのランダム選択とを含む複数の取り出し規則から選択される、請求項8に記載の方法。
  13. 特定の未硬化タイヤの前記定時選択は、一義的な未硬化タイヤ識別要素を通じて行われる、請求項10または12に記載の方法。
  14. 特定の未硬化タイヤの前記定時選択は、前記一義的な未硬化タイヤ識別要素を載せた適切なラベルを使用して行われる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数の取り出し規則の少なくとも1つは、前記規則を適用する未硬化タイヤの数量の表示を含む、請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記製造プラント(1)が、未硬化タイヤの2つ以上の保管領域(20)を含む場合に、前記複数の取り出し規則の少なくとも1つは、前記取り出し規則が、前記製造プラント(1)の特定の保管領域(20)か、または前記保管領域(20)のすべてか、または前記保管領域(20)の一部かのいずれに適用されるべきかを示す、請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記それぞれの取り出しロジックは、前記複数の加硫装置のうちの少なくとも2つの加硫装置(30)に対して異なる、請求項1に記載の方法。
  18. 前記複数の加硫装置のうちの、大量生産に対する所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成された前記加硫装置(30)の場合、前記第1の取り出し規則は、前記所定の仕様Spに基づくFIFO取り出し規則である、請求項8に記載の方法。
  19. 前記複数の加硫装置(30)のうちの、大量生産に対する所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成された前記加硫装置の場合、前記第1の取り出し規則は、前記所定の仕様Spの所定の補助仕様Suに基づくFIFO取り出し規則である、請求項8に記載の方法。
  20. 前記第1の取り出し規則が、前記少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更される前記加硫装置(30)の前記少なくとも1つは、開発用生産に対する所定の仕様Spに対応した未硬化タイヤを加硫するように構成される、請求項1に記載の方法。
  21. 前記未硬化タイヤは、少なくとも1つの移送装置(70)によって、前記少なくとも1つの保管領域(20)から選択されて取り出され、前記加硫装置(30)に移送される、請求項1に記載の方法。
  22. 車両ホイール用のタイヤ(39)を製造するプラント(1)であって、
    − 未硬化タイヤの少なくとも1つの構築ライン(10)と、
    − 前記少なくとも1つの構築ライン(10)で構築された前記未硬化タイヤを保管するように適合された少なくとも1つの保管領域(20)と、
    − 複数の加硫装置と、
    − 前記未硬化タイヤを前記少なくとも1つの保管領域(20)から前記複数の加硫装置に移送するように適合された少なくとも1つの移送装置(70)と、
    − 各加硫装置(30)を前記少なくとも1つの保管領域(20)からの未硬化タイヤのそれぞれの取り出しロジックに対応付けるように適合された処理ユニット(50)であって、前記複数の加硫装置のうちのある加硫装置(30)で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記加硫装置(30)に対応する前記取り出しロジックを適用して、未硬化タイヤを前記少なくとも1つの保管領域(20)から選択して取り出し、前記未硬化タイヤを前記加硫装置(30)に移送するように前記少なくとも1つの移送装置(70)を動作させるように適合された処理ユニット(50)と、
    を含み、
    各加硫装置(30)に対応した前記それぞれの取り出しロジックは、前記少なくとも1つの保管領域(20)からの未硬化タイヤの第1の取り出し規則を含み、前記加硫装置(30)の少なくとも1つに対して、前記処理ユニット(50)は、前記プラント(1)における少なくとも1ロットのタイヤの製造中に、少なくとも一度、前記第1の取り出し規則を少なくとも1つの第2の取り出し規則に変更するように適合される、プラント(1)。
  23. 前記処理ユニット(50)は、前記少なくとも1つの保管領域(20)に対して遠隔位置に配置される、請求項22に記載のプラント(1)。
  24. 未硬化タイヤのL個の構築ライン(10)を含み、1<L≦Nであり、Nは2以上の整数である、請求項22に記載のプラント(1)。
  25. 未硬化タイヤのK個の保管領域(20)を含み、1<K≦Pであり、Pは2以上の整数である、請求項22に記載のプラント(1)。
  26. 前記少なくとも1つの移送装置(70)は、前記未硬化タイヤを前記K個の保管領域(20)から前記複数の加硫装置(30)に移送するように適合される、請求項25に記載のプラント(1)。
  27. 前記複数の加硫装置のうちのある加硫装置(30)で未硬化タイヤを加硫するという各要求時に、前記処理ユニット(50)は、前記加硫装置(30)に対応する前記取り出しロジックを適用して、未硬化タイヤを前記K個の保管領域(20)から選択して取り出し、前記未硬化タイヤを前記加硫装置(30)に移送するように前記少なくとも1つの移送装置(70)を動作させるように適合される、請求項25に記載のプラント(1)。
  28. 前記少なくとも1つの移送装置(70)は自動化アームを含む、請求項22に記載のプラント(1)。
  29. 前記未硬化タイヤを前記少なくとも1つの保管領域(20)から前記加硫装置(30)に移送するように適合された複数の移送装置(70)を含む、請求項22に記載のプラント(1)。
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