JP2016226255A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】流体動圧軸受を用い、フライホイールを有するモータにおいて、駆動時における回転部の姿勢を安定させることができるモータ構造を提供する。【解決手段】モータの回転部3Aは、シャフト部31A、ロータハブ部32A、およびフライホイール部35Aを有する。ロータハブ部は、シャフト部の周囲において環状に拡がり、フライホイール部は、ロータハブ部よりも軸方向上側に配置される。モータの回転部は、環状のイナーシャ部を有し、イナーシャ部の比重はフライホイール部の比重よりも大きく、回転部の回転時の姿勢が安定する。また、イナーシャ部の少なくとも一部分と、ラジアル軸受部の少なくとも一部分とを、径方向に重ねる様に配置することにより、ラジアル軸受部と径方向に重なる位置にフライホイール部よりも比重の大きいイナーシャ部が配置され、回転部の回転時の姿勢が、より安定する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
従来、ハードディスクドライブ等のディスク駆動装置には、流体動圧軸受を用いたモータ(FDBモータ)が搭載されている。FDBモータでは、静止部側のスリーブと、回転部側のシャフトとの間に、潤滑オイルが介在する。モータの駆動時には、スリーブの内周面またはシャフトの外周面に設けられた動圧溝によって、潤滑オイルに動圧が誘起される。これにより、シャフトを含む回転部を精度よく回転させることができる。流体動圧軸受を用いた従来のモータについては、例えば、特開2009−124935号公報に記載されている。
特開2009−124935号公報
上述のように、FDBモータでは、回転部を精度よく支持しつつ回転させることができる。このため、近年では、ディスク駆動装置以外の用途にも、FDBモータを使用したいという要求が高まっている。ただし、ディスク駆動装置以外の用途では、FDBモータの回転部に、フライホイール等の付加的な部品を取り付ける場合がある。このため、当該付加的な部品によって、回転部の軸方向の高さが高くなる。回転部の軸方向の高さが高くなると、モータの駆動時に、回転部の振れ回りが大きくなり、回転部の姿勢を安定させることが困難となる。
本発明の目的は、フライホイールを有するモータにおいて、駆動時における回転部の姿勢を安定させることができる構造を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、モータであって、静止部と、前記静止部に対して、上下に延びる中心軸の周りに回転可能に支持される回転部と、を有し、前記回転部は、前記中心軸に沿って配置されるシャフト部と、前記シャフト部の周囲において環状に拡がるロータハブ部と、前記ロータハブ部よりも軸方向上側に配置されたフライホイール部と、前記フライホイール部よりも比重の大きい環状のイナーシャ部と、を有し、前記静止部は、前記シャフト部を回転可能に支持するスリーブ部を有し、前記モータは、前記スリーブ部と前記シャフト部とが潤滑オイルを介して径方向に対向するラジアル軸受部を有し、前記イナーシャ部の少なくとも一部分と、前記ラジアル軸受部の少なくとも一部分とが、径方向に重なる。
本願の例示的な第1発明によれば、ラジアル軸受部と径方向に重なる位置に、フライホイール部よりも比重の大きいイナーシャ部を配置する。これにより、フライホイール部を有する回転部の回転時の姿勢を安定させることができる。
図1は、第1実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、第2実施形態に係るモータの縦断面図である。 図3は、第2実施形態に係る締結部付近の部分縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るモータの部分縦断面図である。 図5は、第2実施形態に係るスリーブの縦断面図である。 図6は、第2実施形態に係るスリーブの下面図である。 図7は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図8は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図9は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図10は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図11は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図12は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図13は、変形例に係るモータの縦断面図である。 図14は、変形例に係るモータの縦断面図である。 図15は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図16は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図17は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図18は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。
以下に、モータの例を開示する。なお、本開示では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本開示では、軸方向を上下方向とし、ロータハブ部に対してフライホイール部側を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、モータの製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るモータ1Aの縦断面図である。図1に示すように、モータ1Aは、静止部2Aと回転部3Aとを有する。回転部3Aは、静止部2Aに対して、中心軸9Aの周りに回転可能に支持される。
回転部3Aは、シャフト部31Aと、ロータハブ部32Aと、フライホイール部35Aとを有する。シャフト部31Aは、中心軸9Aに沿って配置される。ロータハブ部32Aは、シャフト部31Aの周囲において環状に拡がる。フライホイール部35Aは、ロータハブ部32Aよりも軸方向上側に配置される。
静止部2Aは、シャフト部31Aを回転可能に支持するスリーブ部24Aを有する。また、このモータ1Aは、ラジアル軸受部51Aを有する。ラジアル軸受部51Aでは、スリーブ部24Aとシャフト部31Aとが、潤滑オイル50Aを介して径方向に対向する。
また、このモータ1Aの回転部3Aは、環状のイナーシャ部36Aを有する。モータ1Aの駆動時には、ロータハブ部32Aおよびフライホイール部35Aとともに、イナーシャ部36Aも回転する。イナーシャ部36Aの比重は、フライホイール部35Aの比重よりも大きい。
図1に示すように、イナーシャ部36Aの少なくとも一部分と、ラジアル軸受部51Aの少なくとも一部分とは、径方向に重なる。すなわち、ラジアル軸受部51Aと径方向に重なる位置に、フライホイール部35Aよりも比重の大きいイナーシャ部36Aが、配置される。これにより、フライホイール部35Aを有する回転部3Aの回転時の姿勢を安定させることができる。
<2.第2実施形態>
<2−1.モータの構造について>
図2は、第2実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図2に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。回転部3は、静止部2に対して、上下に延びる中心軸9の周りに回転可能に支持される。
静止部2は、取付板21、ステータホルダ22、ステータ23、およびスリーブ部24を有する。
取付板21は、ステータホルダ22を支持する板状の部材である。取付板21の材料には、例えばステンレス等の金属が用いられる。取付板21は、中心軸9に対して略垂直に配置される。また、取付板21は、ステータホルダ22の下端部が嵌る円形の貫通孔210を有する。モータ1の使用時には、機器の枠体に取付板21がねじ止め等で固定される。なお、後述するステータ23のコイル42に駆動電流を供給するための回路基板が、取付板21の表面に配置されていてもよい。
ステータホルダ22は、軸方向に延びる円筒状の部材である。ステータホルダ22の下端部は、取付板21の貫通孔210内に挿入され、取付板21に対してかしめにより固定される。ただし、取付板21に対するステータホルダ22の固定方法は、溶接等の他の方法であってもよい。また、取付板21とステータホルダ22とが、一繋がりの部材となっていてもよい。
ステータ23は、ステータコア41と複数のコイル42とを有する。ステータコア41には、例えば、磁性体である積層鋼板が用いられる。ステータコア41は、円環状のコアバック411と、複数のティース412とを有する。コアバック411は、ステータホルダ22の外周面に固定される。複数のティース412は、コアバック411から径方向外側へ向けて突出する。各ティース412の表面には、絶縁塗装が施される。また、各ティース412の周囲に導線が巻き付けられることにより、コイル42が形成される。なお、ティース412とコイル42との間に、樹脂製のインシュレータが介在していてもよい。
スリーブ部24は、後述するシャフト部31を回転可能に支持する部材である。スリーブ部24は、シャフト部31の周囲において、軸方向に円筒状に延びる。スリーブ部24の下部は、ステータホルダ22の径方向内側に挿入され、例えば接着剤で、ステータホルダ22に固定される。スリーブ部24の上端部は、ステータホルダ22の上端部およびステータ23の上端部よりも、軸方向上側に位置する。また、スリーブ部24の下端部の開口は、円板状のキャップ25によって塞がれている。
回転部3は、シャフト部31、ロータハブ部32、ヨーク33、マグネット34、およびフライホイール部35を有する。
シャフト部31は、中心軸9に沿って配置される円柱状の部材である。シャフト部31の材料には、例えばステンレス等の金属が用いられる。シャフト部31の下部は、スリーブ部24の径方向内側に配置される。一方、シャフト部31の上端部311は、スリーブ部24の上端部よりも軸方向上側に位置する。シャフト部31の外周面と、スリーブ部24の内周面とは、僅かな隙間を介して径方向に対向する。
また、シャフト部31の下端部には、円環状のスラストプレート37が固定されている。スラストプレート37は、シャフト部31の下端から径方向外側へ拡がる。スラストプレート37の上面とスリーブ部24の下面とは、僅かな隙間を介して軸方向に対向する。また、スラストプレート37の下面とキャップ25の上面とは、僅かな隙間を介して軸方向に対向する。
ロータハブ部32は、シャフト部31の周囲において環状に拡がる。ロータハブ部32の材料には、例えば、アルミニウム合金等の金属が用いられる。図2に示すように、ロータハブ部32は、締結部321、円筒部322、およびフランジ部323を有する。締結部321は、ロータハブ部32の最も径方向内側に位置し、シャフト部31の外周面に固定される。また、締結部321は、後述するラジアル軸受部51よりも軸方向上側に位置する。締結部321の径方向内側には、ロータハブ部32を軸方向に貫く貫通孔320が設けられている。シャフト部31の上端部311は、ロータハブ部32の当該貫通孔320に圧入される。
図3は、締結部321付近の部分縦断面図である。図3に示すように、シャフト部31の上端部311の外周面と、締結部321の内周面との間には、接着剤38が介在する。このように、このモータ1では、シャフト部31とロータハブ部32とが、圧入および接着剤38によって、互いに固定される。ただし、シャフト部31とロータハブ部32とは、圧入のみまたは接着剤38のみで固定されていてもよい。また、シャフト部31とロータハブ部32とが、焼き嵌め等の他の方法で固定されていてもよい。
図2に戻る。ロータハブ部32の円筒部322は、締結部321よりも径方向外側かつ後述するイナーシャ部36よりも径方向内側に位置し、軸方向に円筒状に延びる。フランジ部323は、円筒部322の下端部から径方向外側へ拡がる。フランジ部323は、後述するイナーシャ部36よりも軸方向下側に位置する。
ヨーク33は、マグネット34を保持する円筒状の部材である。ヨーク33は、中心軸9と略同軸に配置される。ヨーク33の材料には、鉄などの磁性体が用いられる。ヨーク33の上端部は、ロータハブ部32のフランジ部323の下面に、例えば接着剤またはかしめ工法によって固定される。
マグネット34は、ヨーク33の内周面に、例えば接着剤で固定される。このモータ1では、マグネット34に、円環状の永久磁石が用いられている。マグネット34は、略円筒形状であり、ステータ23の径方向外側に配置される。マグネット34の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。また、マグネット34の内周面は、複数のティース412の径方向外側の端面と、僅かな間隙を介して径方向に対向する。すなわち、マグネット34は、ステータ23と径方向に対向する磁極面を有する。ただし、円環状のマグネット34に代えて、複数のマグネットを用いてもよい。複数のマグネットを用いる場合には、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように、複数のマグネット34を、ヨーク33の内周面に配置すればよい。
ステータ23のコイル42に駆動電流を供給すると、ステータコア41の複数のティース412に回転磁界が生じる。そして、ティース412とマグネット34との間の磁束の作用によって、周方向のトルクが発生する。これにより、マグネット34を含む回転部3が、中心軸9の周りを回転する。
フライホイール部35は、ロータハブ部32よりも軸方向上側に配置される。フライホイール部35は、例えば接着剤で、ロータハブ部32に固定される。したがって、フライホイール部35は、ロータハブ部32とともに回転する。フライホイール部35の材料には、例えば、熱可塑性樹脂であるABS樹脂が用いられる。ただし、ABS樹脂に代えて、熱硬化性樹脂や金属等の他の材料を用いてもよい。フライホイール部35を樹脂製にすれば、金属製とする場合よりもフライホイール部35を軽量化できる。したがって、モータ1の回転時の負荷を減らすことができる。
また、このモータ1では、軸方向に見たときのフライホイール部35の外形が、中心軸9を中心とする円形となっている。このため、フライホイール部35が円形でない場合よりも、モータ1の駆動時における回転部3の振れを抑制できる。
<2−2.流体動圧軸受について>
続いて、モータ1に含まれる流体動圧軸受機構5について説明する。図4は、モータ1の部分縦断面図である。図4に示すように、スリーブ部24およびキャップ25と、シャフト部31およびスラストプレート37との間には、潤滑オイル50が介在する。潤滑オイル50には、例えば、ポリオールエステル系オイルやジエステル系オイルが使用される。
図5は、スリーブ部24の縦断面図である。図5に示すように、スリーブ部24は、その内周面に、上ラジアル溝列511と下ラジアル溝列512とを有する。下ラジアル溝列512は、上ラジアル溝列511よりも軸方向下側に位置する。上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512は、いずれも、いわゆるヘリングボーン状の溝列である。モータ1の駆動時には、上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512によって、スリーブ部24の内周面とシャフト部31の外周面との間に介在する潤滑オイル50に、動圧が誘起される。これにより、スリーブ部24に対するシャフト部31の径方向の支持力が発生する。
すなわち、このモータ1では、スリーブ部24の内周面と、シャフト部31の外周面とが、潤滑オイル50を介して径方向に対向することにより、ラジアル軸受部51が構成される。また、ラジアル軸受部51は、上ラジアル溝列511により動圧を発生させる上ラジアル軸受部501と、下ラジアル溝列512により動圧を発生させる下ラジアル軸受部502とを有する。下ラジアル軸受部502は、上ラジアル軸受部501よりも軸方向下側に位置する。なお、上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512は、スリーブ部24の内周面およびシャフト部31の外周面のいずれか一方に設けられていればよい。また、ラジアル動圧溝列の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
図6は、スリーブ部24の下面図である。図6に示すように、スリーブ部24は、その下面に、スラスト溝列521を有する。スラスト溝列521は、周方向に配列された複数のスラスト溝を有する。各スラスト溝は、径方向内側から径方向外側へ向けて螺旋状に延びる。ただし、スラスト溝列521の形状は、ヘリングボーン状であってもよい。モータ1の駆動時には、スラスト溝列521によって、スリーブ部24の下面とスラストプレート37の上面との間に介在する潤滑オイル50に、動圧が誘起される。これにより、スリーブ部24に対するスラストプレート37の軸方向の支持力が発生する。
すなわち、このモータ1では、スリーブ部24の下面と、スラストプレート37の上面とが、潤滑オイル50を介して軸方向に対向することにより、スラスト軸受部52が構成される。なお、スラスト溝列521は、スリーブ部24の下面およびスラストプレート37の上面のいずれか一方に設けられていればよい。また、スラスト軸受部52の数は、2つ以上であってもよい。また、スラスト軸受部52は、キャップ25の上面とスラストプレート37の下面との間に設けられていてもよい。
スリーブ部24およびキャップ25と、シャフト部31およびスラストプレート37との間には、ラジアル軸受部51およびスラスト軸受部52を含む袋状の隙間が存在する。潤滑オイル50は、当該隙間に連続して満たされる。潤滑オイル50の液面は、スリーブ部24の上端部付近の内周面と、シャフト部31の外周面との間に位置する。すなわち、このモータ1の流体動圧軸受機構5は、潤滑オイル50の液面が1箇所のみとなる、いわゆるフルフィル構造となっている。フルフィル構造を採れば、モータ1の設置の向きや振動に起因する回転部3の振れを、より抑制できる。
<2−3.イナーシャ部について>
また、図2および図4に示すように、このモータ1の回転部3は、円環状のイナーシャ部36を有する。イナーシャ部36は、ロータハブ部32の円筒部322よりも径方向外側、フランジ部323よりも軸方向上側、かつ、フライホイール部35よりも軸方向下側に配置される。イナーシャ部36の下面は、フランジ部323の上面に接触する。また、イナーシャ部36は、例えば接着剤で、ロータハブ部32に固定される。したがって、モータ1の駆動時には、ロータハブ部32およびフライホイール部35とともに、イナーシャ部36も回転する。
イナーシャ部36の材料には、例えばステンレス等の金属が用いられる。イナーシャ部36の比重は、フライホイール部35の比重よりも大きい。このため、イナーシャ部36を設けると、イナーシャ部36が無い場合よりも、モータ1の駆動時における回転部3の慣性力が増加する。したがって、回転部3の姿勢を安定させることができる。特に、このモータ1では、イナーシャ部36全体の質量が、フライホイール部35全体の質量よりも大きい。これにより、回転部3の姿勢をより安定させることができる。ただし、イナーシャ部36全体の質量は、必ずしもフライホイール部35全体の質量より大きくなくてもよい。すなわち、イナーシャ部36全体の質量は、フライホイール部35全体の質量より小さくてもよい。
また、図2および図4に示すように、このモータ1では、イナーシャ部36の少なくとも一部分と、ラジアル軸受部51の少なくとも一部分とが、径方向に重なる。具体的には、イナーシャ部36の少なくとも一部分と、上ラジアル軸受部501および下ラジアル軸受部502の少なくとも一部分とが、径方向に重なる。より具体的には、図4に示すように、イナーシャ部36が存在する軸方向の範囲A1のうち、下部付近の一部分と、上ラジアル軸受部501が存在する軸方向の範囲A2のうち、上部付近の一部分とが重なる。したがって、上ラジアル軸受部501は、比重の大きいイナーシャ部36に近い高さ位置において、回転部3を支持する。これにより、モータ1の駆動時における回転部3の姿勢を安定させることができる。
また、図5に示すように、このモータ1では、上ラジアル溝列511の軸方向の長さh1が、下ラジアル溝列512の軸方向の長さh2よりも長い。したがって、上ラジアル軸受部501の軸方向の長さが、下ラジアル軸受部502の軸方向の長さよりも長い。そして、イナーシャ部36の少なくとも一部分と、上ラジアル軸受部501の少なくとも一部分とが、径方向に重なる。このため、イナーシャ部36と径方向に重なる位置において、潤滑オイル50により強い動圧を発生させることができる。これにより、モータ1の駆動時における回転部3の姿勢を、より安定させることができる。
また、このモータ1では、イナーシャ部36の下面が、フランジ部323の上面に接触する。これにより、イナーシャ部36の軸方向の位置が安定する。また、このモータ1では、フランジ部323の上側かつフライホイール部35の下側に、イナーシャ部36が配置される。すなわち、イナーシャ部36が、ロータハブ部32とフライホイール部35との間に挟み込まれる。これにより、イナーシャ部36の軸方向の位置が、より安定する。イナーシャ部36の軸方向の位置が安定すれば、イナーシャ部36の傾きが抑制される。したがって、モータ1の駆動時における回転部3の姿勢が、さらに安定する。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
図7は、一変形例に係るモータ1Bの部分縦断面図である。図7のフライホイール部35Bは、イナーシャ部36Bをインサート部品とする樹脂成型品である。すなわち、金型内にイナーシャ部36Bを配置した状態で、金型内の空洞へ溶融樹脂を流し込み、当該樹脂を固化させることで、フライホイール部35Bを製造する。このようにすれば、フライホイール部35Bの成型と、イナーシャ部36Bに対するフライホイール部35Bの固定とを、同時に行うことができる。したがって、モータ1Bの製造時の工数を低減できる。また、フライホイール部35Bとイナーシャ部36Bとを、より強固に固定できる。
図8は、他の変形例に係るモータ1Cの部分縦断面図である。図8のフライホイール部35Cは、外周部から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部351Cを有する。壁部351Cは、イナーシャ部36Cの外周面の少なくとも一部分を覆う。すなわち、イナーシャ部36Cの上端部が、壁部351Cの径方向内側に嵌る。このようにすれば、フライホイール部35Cとイナーシャ部36Cとの相互の位置関係に、ずれが生じにくくなる。したがって、モータ1Cの駆動時における回転部3Cの姿勢を、より安定させることができる。
なお、壁部351Cは、必ずしも円筒状でなくてもよい。例えば、フライホイール部35Cは、円筒状の壁部351Cに代えて、周方向に配列された複数の円弧状の壁部を有していてもよい。
図9は、他の変形例に係るモータ1Dの部分縦断面図である。図9のフライホイール部35Dは、外周部から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部351Dを有する。壁部351Dは、イナーシャ部36Dの外周面の上端から下端までと、ロータハブ部32Dの外周面の少なくとも一部分とを覆う。すなわち、イナーシャ部36Dおよびロータハブ部32Dが、壁部351Dの径方向内側に嵌る。このようにすれば、フライホイール部35D、イナーシャ部36D、およびロータハブ部32Dの相互の位置関係に、ずれが生じにくくなる。したがって、モータ1Dの駆動時における回転部3Dの姿勢を、より安定させることができる。
なお、壁部351Dは、必ずしも円筒状でなくてもよい。例えば、フライホイール部35Dは、円筒状の壁部351Dに代えて、周方向に配列された複数の円弧状の壁部を有していてもよい。
また、図9の例では、フライホイール部35Dの外径r1が、ロータハブ部32Dの外径r2よりも大きい。このように、フライホイール部35Dの外径r1が大きい場合には、モータ1Dの駆動時における回転部3Dの振れが、より生じやすい。しかしながら、このモータ1Dでは、ラジアル軸受部51Dと径方向に重なる位置に、フライホイール部35Dよりも比重の大きいイナーシャ部36Dを配置する。これにより、モータ1Dの駆動時における回転部3Dの姿勢を安定させることができる。
図10は、他の変形例に係るモータ1Eの部分縦断面図である。図10の例では、フライホイール部35Eの軸方向の長さh3が、静止部2Eの下端面からロータハブ部32Eの上端面までの軸方向の長さh4よりも長い。このように、フライホイール部35Eの軸方向の長さh3が長いと、モータ1Eの駆動時における回転部3Eの振れが、より生じやすい。しかしながら、このモータ1Eでは、ラジアル軸受部51Eと径方向に重なる位置に、フライホイール部35Eよりも比重の大きいイナーシャ部36Eを配置する。これにより、モータ1Eの駆動時における回転部3Eの姿勢を安定させることができる。
図11は、他の変形例に係るモータ1Fの部分縦断面図である。図11の例では、ロータハブ部32Fとイナーシャ部36Fとが、一繋がりの回転部材39Fにより構成される。回転部材39Fの材料には、例えば、アルミニウム合金等の金属が使用される。このようにすれば、ロータハブ部とイナーシャ部とを別々に作製する場合よりも、モータ1Fの部品点数を減らすことができる。また、ロータハブ部32Fに対してイナーシャ部36Fを固定する作業が不要となる。したがって、モータ1Fの製造工数を減らすことができる。
また、図11の例では、回転部材39Fは、ロータハブ部32Fとイナーシャ部36Fとの間に、凹部391Fを有する。凹部391Fは、ロータハブ部32Fの上面から下方へ向けて窪む。したがって、ロータハブ部32Fの円筒部322Fは、イナーシャ部36Fから間隔をあけて径方向内側において、軸方向に延びる。また、ロータハブ部32Fのフランジ部323Fは、凹部391Fおよびイナーシャ部36Fの軸方向下側において、円筒部322Fから径方向外側へ拡がる。
一方、フライホイール部35Fは、その下端から下方に突出する突出部352Fを有する。そして、回転部材39Fの凹部391Fに、フライホイール部35Fの突出部352Fが嵌合する。したがって、突出部352Fの少なくとも一部は、円筒部322Fおよびイナーシャ部36Fと径方向に重なる。このように、図11の例では、ロータハブ部32F、フライホイール部35F、およびイナーシャ部36Fの各々の一部分が、同一の高さに位置する。これにより、モータ1Fの駆動時における回転部3Fの姿勢を、より安定させることができる。
また、図11の例では、フライホイール部35Fの突出部352Fの内周面が、ロータハブ部32Fの円筒部322Fの外周面に接触する。これにより、フライホイール部35Fが、径方向により精度よく位置決めされる。
図12は、他の変形例に係るモータ1Gの部分縦断面図である。図12の例では、ロータハブ部32Gとフライホイール部35Gとが、一繋がりの回転部材39Gにより構成される。このようにすれば、ロータハブ部とフライホイール部とを別々に作製する場合よりも、モータ1Gの部品点数を減らすことができる。また、ロータハブ部32Gに対してフライホイール部35Gを固定する作業が不要となる。したがって、モータ1Gの製造工数を減らすことができる。回転部材39Gは、例えば、イナーシャ部36Gをインサート部品とする射出成型品または鋳造品とすればよい。そうすれば、回転部材39Gとイナーシャ部36Gとを、強固に固定できるとともに、モータ1Gの製造時の工程数を減らすことができる。
図13は、他の変形例に係るモータ1Hの縦断面図である。図13の例では、回転部3Hがミラー40Hを有する。ミラー40Hは、フライホイール部35Hに支持されている。モータ1Hを駆動させると、フライホイール部35Hとともに、ミラー40Hも回転する。したがって、ミラー40Hに入射される光を、一定の周期で偏向させながら反射することができる。ただし、ミラー40Hを設けると、ミラー40Hが無い場合よりも、回転部3Hの振れが生じやすくなる。しかしながら、図13の例では、ラジアル軸受部51Hと径方向に重なる位置に、イナーシャ部36Hを配置する。これにより、モータ1Hの駆動時における回転部3Hの姿勢を安定させることができる。
図14は、他の変形例に係るモータ1Jの縦断面図である。図14の例では、ロータハブ部32Jが、シャフト部31Jの上端部の周囲に環状部324Jを有する。環状部324Jの下面と、スリーブ部24Jの上面とは、僅かな隙間を介して軸方向に対向する。また、図14の例では、環状部324Jの下面とスリーブ部24Jの上面との間の当該隙間にも、潤滑オイル50Jが介在する。そして、環状部324Jの下面およびスリーブ部24Jの上面のいずれか一方に、スラスト溝列が設けられる。モータ1Jの駆動時には、スラスト溝列によって、環状部324Jの下面とスリーブ部24Jの上面との間に介在する潤滑オイル50Jに、動圧が誘起される。これにより、スリーブ部24Jに対するロータハブ部32Jの軸方向の支持力が発生する。
すなわち、図14のモータ1Jでは、環状部324Jの下面とスリーブ部24Jの上面とが、潤滑オイル50Jを介して軸方向に対向することにより、スラスト軸受部52Jが構成される。そして、ラジアル軸受部51Jおよびスラスト軸受部52Jを含む隙間に、潤滑オイル50Jが連続して満たされる。
また、図14の例においても、ラジアル軸受部51Jと径方向に重なる位置に、フライホイール部35Jよりも比重の大きいイナーシャ部36Jを配置する。これにより、モータ1Jの駆動時における回転部3Jの姿勢を安定させることができる。
図15は、他の変形例に係るモータ1Kの部分縦断面図である。図15の例では、ヨーク33Kが、ヨーク円筒部331Kとヨーク上板部332Kとを有する。マグネット34Kは、ヨーク円筒部331Kの内周面に固定される。ヨーク円筒部331Kの下端部は、マグネット34Kの下端部よりも上側に位置していてもよく、マグネット34Kの下端部よりも下側まで延びていてもよい。一方、ヨーク円筒部331Kの上端部は、ロータハブ部32Kのフランジ部323Kよりも上側まで延びる。したがって、ヨーク円筒部331Kは、マグネット34Kの外周面の少なくとも一部分およびロータハブ部32Kの外周面の全てを覆う。
ヨーク33Kの材料には、鉄などの磁性体が用いられる。このため、ヨーク33Kの比重は、ロータハブ部32Kの比重よりも大きい。図15のように、ヨーク33Kの軸方向長さを長くすれば、ヨーク33Kの質量は、より大きくなる。したがって、イナーシャ部36Kの質量だけではなく、ヨーク33Kの質量によって、回転部3Kの慣性力を増加させることができる。その結果、モータ1Kの駆動時における回転部3Kの姿勢を、より安定させることができる。
ヨーク上板部332Kは、ヨーク円筒部331Kの上端から径方向内側に拡がる円環状の部位である。ヨーク上板部332Kの下面は、ロータハブ部32Kのフランジ部323Kの上面に接する。モータ1Kの製造時には、例えば、ヨーク円筒部331Kの径方向内側に、ロータハブ部32Kのフランジ部323Kを、下側から圧入する。その後、ヨーク円筒部331Kの径方向内側にマグネット34Kを挿入して、ヨーク円筒部331Kの内周面とマグネット34Kの外周面とを、接着剤で固定する。
ヨーク上板部332Kとイナーシャ部36Kとは、接触していてもよく、非接触であってもよい。図15の例では、ヨーク上板部332Kとイナーシャ部36Kとが、互いに非接触となっている。すなわち、ヨーク上板部332Kの上面とイナーシャ部36Kの下面との間に、軸方向の空隙が介在する。このようにすれば、イナーシャ部36Kによってヨーク33Kが変形することはない。したがって、ヨーク33Kの変形によりマグネット34Kが傾き、磁気回路に影響を与えることを抑制できる。
図16は、他の変形例に係るモータ1Mの部分縦断面図である。図15と図16とを比較すると、図16の例では、ヨーク円筒部331Mの内周面が、円筒状の第1ヨーク内周面333Mと、円筒状の第2ヨーク内周面334Mとを含む。第1ヨーク内周面333Mは、ロータハブ部32Mのフランジ部323Mの外周面に接触する。第2ヨーク内周面334Mは、第1ヨーク内周面333Mよりも下側に位置する。第2ヨーク内周面334Mと、マグネット34Mの外周面とは、接着剤により固定される。
ヨーク33Mにロータハブ部32Mを圧入すると、ヨーク33Mが変形する場合がある。しかしながら、図16の例では、第1ヨーク内周面333Mは、第2ヨーク内周面334Mよりも、径方向内側に位置する。そして第1ヨーク内周面333Mと第2ヨーク内周面334Mとの境界に、段差335Mが存在する。このため、圧入により第1ヨーク内周面333Mが変形したとしても、第2ヨーク内周面334Mへの影響は小さい。また、第2ヨーク内周面334Mとマグネット34Mとの間に、隙間を確保しやすい。したがって、第2ヨーク内周面334Mの径方向内側に、マグネット34Mを傾くことなく配置できる。また、ロータハブ32Mの圧入後に、ヨーク33Mにマグネット34Mを固定する作業が、容易となる。
図17は、他の変形例に係るモータ1Nの部分断面図である。図17のフライホイール部35Nは、外周部から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部351Nを有する。図9との相違点は、図17の壁部はヨーク33Nの外周面の少なくとも一部を覆う。本変形例において、イナーシャ部36Nの下面は、壁部351Nの下端から径方向外側に延びる載置部353Nの上面に固定される。なお、イナーシャ部36Nは、壁部351Nの外周面に固定されてもよい。本変形例においては、イナーシャ部36Nの少なくとも一部分と、下ラジアル軸受部502Nの少なくとも一部分とが、径方向に重なる。より詳細には、イナーシャ部36Nが存在する軸方向の範囲(図示省略)と、下ラジアル軸受部502Nが存在する軸方向の範囲とが径方向重なる。これにより、モータ1Nの駆動時における回転部3Nの姿勢を安定させることができる。
図18は、他の変形例に係るモータ1Oの部分断面図である。図18のフライホイール部35Oは、図17と同様に外周部から軸方向下側へ向けて延びる円筒状の壁部351Oを有する。イナーシャ部36Nの下面は、壁部351Nの下端から径方向外側に延びる載置部353Nの上面に固定される。なお、イナーシャ部36Nは、壁部351Nの外周面に固定されてもよい。本変形例においては、イナーシャ部36Oの少なくとも一部分と、上ラジアル軸受部501Oの少なくとも一部分および下ラジアル軸受部502Oの少なくとも一部分とが、径方向に重なる。イナーシャ部36Oが上ラジアル軸受部501Oおよび下ラジアル軸受部502Oの軸方向範囲と径方向に重なることで、質量の重い部分がモータ下部に集まり、モータ1Oの駆動時における回転部3Oの姿勢を安定させることができる。
なお、モータの細部の形状は、本願の各図に示された構成および形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータに利用できる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1J,1K,1M,1N,1O モータ
2,2A,2E 静止部
3,3A,3C,3D,3E,3F,3H,3J,3K 回転部
5 流体動圧軸受機構
9,9A 中心軸
21 取付板
22 ステータホルダ
23 ステータ
24,24A,24J スリーブ部
25 キャップ
31,31A,31J シャフト部
32,32A,32D,32E,32F,32G,32J,32K,32M ロータハブ部
33,33K,33M ヨーク
34,34K,34M マグネット
35,35A,35B,35C,35D,35E,35F,35G,35H,35J,35N,35O
フライホイール部
36,36A,36B,36C,36D,36E,36F,36G,36H,36J,36K,36N,36O イナーシャ部
37 スラストプレート
38 接着剤
39F,39G 回転部材
40H ミラー
50,50A,50J 潤滑オイル
51,51A,51D,51E,51H,51J ラジアル軸受部
52,52J スラスト軸受部
321 締結部
322,322F 円筒部
323,323F,323K,323M フランジ部
324J 環状部
331K,331M ヨーク円筒部
332K ヨーク上板部
351C,351D,351N,351O 壁部
352F 突出部
353N,353O 載置部
391F 凹部
501,501N,501O 上ラジアル軸受部
502,502O,502O 下ラジアル軸受部
511 上ラジアル溝列
512 下ラジアル溝列
521 スラスト溝列

Claims (27)

  1. モータであって、
    静止部と、
    前記静止部に対して、上下に延びる中心軸の周りに回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記回転部は、
    前記中心軸に沿って配置されるシャフト部と、
    前記シャフト部の周囲において環状に拡がるロータハブ部と、
    前記ロータハブ部よりも軸方向上側に配置されたフライホイール部と、
    前記フライホイール部よりも比重の大きい環状のイナーシャ部と、
    を有し、
    前記静止部は、
    前記シャフト部を回転可能に支持するスリーブ部
    を有し、
    前記モータは、前記スリーブ部と前記シャフト部とが潤滑オイルを介して径方向に対向するラジアル軸受部を有し、
    前記イナーシャ部の少なくとも一部分と、前記ラジアル軸受部の少なくとも一部分とが、径方向に重なるモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記ラジアル軸受部は、
    上ラジアル軸受部と、
    前記上ラジアル軸受部よりも軸方向下側に位置する下ラジアル軸受部と、
    を有し、
    前記イナーシャ部の少なくとも一部分と、前記上ラジアル軸受部および前記下ラジアル軸受部の少なくとも一部分とが、径方向に重なるモータ。
  3. 請求項2に記載のモータであって、
    前記イナーシャ部の少なくとも一部分と、前記上ラジアル軸受部の少なくとも一部分とが、径方向に重なるモータ。
  4. 請求項2に記載のモータであって、
    前記イナーシャ部の少なくとも一部分と、前記下ラジアル軸受部の少なくとも一部分とが、径方向に重なるモータ。
  5. 請求項2に記載のモータであって、
    前記イナーシャ部の少なくとも一部分と、前記上ラジアル軸受部の少なくとも一部分および前記下ラジアル軸受部の少なくとも一部分とが、径方向に重なるモータ。
  6. 請求項2から4までのいずれかに記載のモータであって、
    前記上ラジアル軸受部の軸方向の長さは、下ラジアル軸受部の軸方向の長さよりも長いモータ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータであって、
    前記イナーシャ部の質量は、前記フライホイール部の質量よりも、大きいモータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記フライホイール部は樹脂製であり、前記イナーシャ部は金属製であるモータ。
  9. 請求項8に記載のモータであって、
    前記フライホイール部は、前記イナーシャ部をインサート部品とする射出成型品であるモータ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記ロータハブ部は、
    前記イナーシャ部よりも径方向内側において、軸方向に延びる円筒部と、
    前記イナーシャ部よりも軸方向下側において、前記円筒部から径方向外側へ拡がるフランジ部と、
    を有し、
    前記イナーシャ部の下面は、前記フランジ部の上面に接触するモータ。
  11. 請求項10に記載のモータであって、
    前記イナーシャ部は、前記フランジ部の上側かつ前記フライホイール部の下側に配置されるモータ。
  12. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記ロータハブ部は、
    前記イナーシャ部から間隔をあけて径方向内側において、軸方向に延びる円筒部と、
    前記イナーシャ部の軸方向下側において、前記円筒部から径方向外側へ拡がるフランジ部と、
    を有し、
    前記フライホイール部は、下端から下方に突出する突出部を有し、
    前記突出部の少なくとも一部は、前記円筒部および前記イナーシャ部と径方向に重なるモータ。
  13. 請求項10から請求項12までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記フライホイール部は、前記円筒部の外周面に接触する内周面を有するモータ。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記ロータハブ部と前記イナーシャ部とは、一繋がりの部材により構成されるモータ。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記フライホイール部は、
    前記イナーシャ部の外周面の少なくとも一部分を覆う壁部
    を有するモータ。
  16. 請求項15に記載のモータであって、
    前記壁部は、前記イナーシャ部の外周面の上端から下端までと、前記ロータハブ部の外周面の少なくとも一部分とを覆うモータ。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記フライホイール部の外径は、前記ロータハブ部の外径よりも大きいモータ。
  18. 請求項1から請求項17までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記フライホイール部の軸方向の長さは、前記静止部の下端面から前記ロータハブ部の上端面までの軸方向の長さよりも長いモータ。
  19. 請求項1から請求項18までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記ロータハブ部と前記フライホイール部とが、一繋がりの部材により構成されるモータ。
  20. 請求項19に記載のモータであって、
    前記一繋がりの部材は、前記イナーシャ部をインサート部品とする射出成型品または鋳造品であるモータ。
  21. 請求項1から請求項20までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記静止部と前記回転部とが潤滑オイルを介して軸方向に対向するスラスト軸受部をさらに有するモータ。
  22. 請求項21に記載のモータであって、
    前記回転部は、
    前記シャフト部の下端から径方向外側へ拡がり、前記スリーブ部の下面と軸方向に対向する上面を有するスラストプレート
    をさらに有し、
    前記スラスト軸受部は、前記スリーブ部の下面と前記スラストプレートの上面との間に構成され、
    前記ラジアル軸受部および前記スラスト軸受部を含む隙間に、前記潤滑オイルが連続して満たされるモータ。
  23. 請求項21に記載のモータであって、
    前記ロータハブ部は、
    前記シャフト部の周囲に位置するとともに、前記スリーブ部の上面と軸方向に対向する下面を有する環状部
    をさらに有し、
    前記スラスト軸受部は、前記スリーブ部の上面と前記環状部の下面との間に構成され、
    前記ラジアル軸受部および前記スラスト軸受部を含む隙間に、前記潤滑オイルが連続して満たされるモータ。
  24. 請求項1から請求項23までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記静止部は、ステータをさらに有し、
    前記回転部は、
    前記ステータと径方向に対向する磁極面を有する、略円筒状のマグネットと、
    前記マグネットの径方向外側に配置される略円筒状のヨークと、
    をさらに有し、
    前記ヨークは、前記ロータハブ部の外周面の全ておよび前記マグネットの外周面の少なくとも一部を覆う、ヨーク円筒部を有するモータ。
  25. 請求項24に記載のモータであって、
    前記ロータハブ部は、
    前記イナーシャ部よりも径方向内側において、軸方向に延びる円筒部と、
    前記イナーシャ部よりも軸方向下側において、前記円筒部から径方向外側へ拡がるフランジ部と、
    を有し、
    前記ヨークは、前記ヨーク円筒部の上端から径方向内側に拡がる円環状のヨーク上板部を有し、
    前記ヨーク上板部の下面と、前記フランジ部の上面とが接するモータ。
  26. 請求項24または請求項25に記載のモータであって、
    前記ヨーク円筒部は、
    前記ハブの外周面が固定される第1ヨーク内周面と、
    前記第1ヨーク内周面より下側に位置し、前記マグネットの外周面が固定される第2ヨーク内周面と、を有し、
    前記第1ヨーク内周面は、前記第2ヨーク内周面よりも径方向内側に位置するモータ。
  27. 請求項1から請求項26までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記回転部は、
    前記フライホイール部に支持されたミラー
    をさらに有するモータ。
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