JP2016226220A - 列車情報システム - Google Patents

列車情報システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016226220A
JP2016226220A JP2015112518A JP2015112518A JP2016226220A JP 2016226220 A JP2016226220 A JP 2016226220A JP 2015112518 A JP2015112518 A JP 2015112518A JP 2015112518 A JP2015112518 A JP 2015112518A JP 2016226220 A JP2016226220 A JP 2016226220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
train
control device
switch
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015112518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6602558B2 (ja
Inventor
勇 鶴岡
Isamu Tsuruoka
勇 鶴岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority to JP2015112518A priority Critical patent/JP6602558B2/ja
Publication of JP2016226220A publication Critical patent/JP2016226220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6602558B2 publication Critical patent/JP6602558B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】編成内の任意の箇所で分割した場合でも、分割後の各編成で編成認識を行うための車両間の伝送路を確立可能とする。【解決手段】列車情報システム1は、各車両に設置された制御装置11と、制御装置11を相互に接続する伝送路10と、伝送路10の伝送を安定化させるための終端抵抗16,18と、伝送路10を切断して終端抵抗16,18を接続させるスイッチ15,17と、車両の前方側又は後方側が編成の終端であるか否かを示す終端情報を制御装置11に設定する設定器12と、を備え、スイッチ15,17は、伝送路10内において各車両の前方側及び後方側に配置され、終端抵抗16,18は、スイッチ15,17の投入時に伝送路10に接続されるようにスイッチ15,17と同数配置され、制御装置11は、終端情報に基づいてスイッチ15,17を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両に搭載され、編成状態の認識を行う列車情報システムに関するものである。
鉄道車両に搭載される列車情報システムは、各車両に設置される各種機器の動作状態を監視し、運転台に設置された表示器上に当該機器の動作状態を表示し、監視対象の機器に故障が発生した時には、表示器上に当該故障の状況を表示し、乗務員に対する適切な処置ガイダンスを表示する。また、列車情報システムは、空調装置、照明などのサービス機器に対して設定情報を送出し、対象機器を一括して制御する。
さらに列車情報システムは、運転士による主幹制御器の操作情報に基づき、各車両のVVVFインバータ装置やブレーキ制御装置に対して、力行指令・ブレーキ指令などを伝達する。
このような列車情報システムは、列車内に構築された通信ネットワークをその基幹系として構成される。鉄道車両においては、列車の分割・併合などによって、編成内の車両の構成が動的に変化するため、これに伴い、当該ネットワークの構成も動的に変化する。
列車を構成する各車両の車種、車両番号、号車、搭載機器の種類、編成における配置(終端又は中間)などの編成情報を収集する処理は、編成認識と呼ばれる。列車情報システムは編成認識により、動的に変化する列車内ネットワークの構成を、自ら認識する(例えば、特許文献1参照)。
図3を参照して、特許文献1に記載の従来の列車情報システムの構成を説明する。図3は、8両編成の列車が4号車と5号車の間で分割され、1号車から4号車により構成されるA編成と5号車から8号車により構成されるB編成とに分割された場合の列車情報システム2の構成を示している。列車の編成の分割は車庫等で実施され、その際も列車情報システムは継続して使用できる構成とする必要がある。
各車両に設置される制御装置11は、車両間の伝送を司る送受信回路111と、該制御装置11を統括制御する制御回路112と、該制御装置11に接続される各種機器21とのインターフェースを担う入出力回路113とを備える。各制御装置11には、各車両の編成情報を設定する設定器12が接続される。また、制御装置11−1及び11−8は中央装置として機能し、乗務員や保守員とのマンマシンインターフェースを司る表示器13−1及び13−2がそれぞれ接続される。また、本明細書においては、各車両の前方側を「1側」と記し、後方側を「2側」と記す。
伝送路10のうちのA編成内を引き通す伝送路10aの伝送を安定化するために、伝送路10aの端部には終端抵抗16−1及び16−4が挿入される。同様に、伝送路10のうちのB編成内を引き通す伝送路10bの伝送を安定化するために、伝送路10bの端部には終端抵抗16−5及び16−8が挿入される。終端抵抗16−1及び16−5は1側の伝送路を切断するように設置され、終端抵抗16−4及び16−8は2側の伝送路を切断するように設置される。
特開2013−42608号公報
しかしながら、従来の列車情報システム2の構成では、各車両の構成を共通化することができない。また、従来の列車情報システム2の構成では、所定の位置(図3に示した例では4号車と5号車の間)以外で分割した場合には、伝送路を分割位置で切断することができず、分割後の各編成で編成認識を行うための車両間の伝送路を確立できないため、任意の位置で編成を分割することができないという問題があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、編成内の任意の箇所で分割した場合でも、分割後の各編成で編成認識を行うための車両間の伝送路を確立することが可能な列車情報システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る列車情報システムは、複数の車両で構成される鉄道車両に搭載され、編成状態の認識を行う列車情報システムであって、各車両に設置された制御装置と、前記制御装置を相互に接続する伝送路と、前記伝送路の伝送を安定化させるための終端抵抗と、前記伝送路を切断して前記終端抵抗を接続させるスイッチと、車両の前方側又は後方側が編成の終端であるか否かを示す終端情報を前記制御装置に設定する設定器と、を備え、前記スイッチは、前記伝送路内において各車両の前方側及び後方側に配置され、前記終端抵抗は、前記スイッチの投入時に前記伝送路に接続されるように前記スイッチと同数配置され、前記制御装置は、前記終端情報に基づいて前記スイッチを制御することを特徴とする。
さらに、本発明に係る列車情報システムにおいて、前記制御装置は、前記終端情報が車両の前方側が編成の終端であることを示している場合には、該車両の前方側に配置されたスイッチを投入し、前記終端情報が車両の後方側が編成の終端であることを示している場合には、該車両の後方側に配置されたスイッチを投入することを特徴とする。
本発明によれば、列車の編成を任意の位置で分割した場合でも、分割後の各編成で編成認識を行うための車両間の伝送路を確立することができ、分割箇所の変更や編成組成変更に容易に対応することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る列車情報システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る列車情報システムの編成認識処理に係る通信手順を示す図である。 従来の列車情報システムの構成例を示す図である。 図3に示す従来の列車情報システムの変形例を示す図である。 図4の構成において、3号車と4号車の間で分割した場合の列車情報システムを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、各車両の構成を共通化することを考える。図4は、各車両の構成を共通化した列車情報システムの構成例を示す図である。図3と同一の構成には同一の符号が付されている。
図4は、図3と同様に、8両編成の列車が1号車から4号車により構成されるA編成と、5号車から8号車により構成されるB編成とに分割された場合の列車情報システム3の構成を示している。各車両の構成を共通化するため、列車情報システム3は、車両ごとにスイッチ15及び終端抵抗16を備える。
A編成ではスイッチ15−1及び15−4を制御して、終端抵抗16−1及び16−4が挿入される。B編成ではスイッチ15−5及び15−8を制御して終端抵抗16−5及び16−8が挿入される。ここで、4号車及び8号車は、2側(後方側)の伝送路10を切断するように、終端抵抗16−4及び16−8を挿入するときに、艤装側の配線接続を変更することで対応している。
図5は、図4の構成において、3号車と4号車の間で分割して、1号車から3号車により構成されるA編成と、4号車から8号車により構成されるB編成とに分割した場合の列車情報システム3を示すブロック図である。
A編成においては、設定器12の情報から、自車が編成の終端に位置すると認識した1号車の制御装置11−1及び3号車の制御装置11−3は、それぞれのスイッチ15−1及び15−3を投入する制御を行う。これにより、伝送路10を切断するとともに、伝送路10に終端抵抗16−1及び16−3を挿入する。
しかしながら、3号車の制御装置11−3は、編成端側と反対の1側の伝送路10を切断することになる。そのため、A編成の伝送路10aの端部(3号車の2側)に終端抵抗16−3が挿入されず、伝送路10aはA編成内の閉じた伝送路とはならない。
一方、B編成においては、設定器12の情報から、自車が編成の終端に位置すると認識した4号車の制御装置11−4及び8号車の制御装置11−8は、それぞれのスイッチ15−4及び15−8を投入する制御を行う。これにより、伝送路10を切断するとともに、伝送路10に終端抵抗16−4及び16−8を挿入する。
しかしながら、4号車の制御装置11−4は、編成端側と反対の2側の伝送路10を切断することになる。そのため、B編成の伝送路10bの端部(4号車の1側)に終端抵抗16−4が挿入されず、伝送路10bはB編成内の閉じた伝送路とはならない。
列車情報システム3は、制御電源の投入時点において、列車の編成状態を認識する編成認識処理を行う。しかし、図5に示す構成では、艤装側の配線接続を変更しなければ、A編成内で親局となる1号車の制御装置11−1は、子局となる3号車の制御装置11−3が編成の終端であることを認識できず、正常な編成認識処理を実行することができない。また、B編成内で親局となる4号車の制御装置11−4は、子局となる8号車の制御装置11−8が編成の終端であることを認識できず、正常な編成認識処理を実行することができない。
そこで、本発明では、艤装側の配線接続を変更することなく任意の位置で列車の編成を分割可能とするため、図1に示すように列車情報システムを構成する。列車情報システム1は、従来の列車情報システムと同様に、複数の車両で構成される鉄道車両に搭載され、編成認識処理を行う。
図1に示す列車情報システム1は、伝送路10と、制御装置11と、設定器12と、第1スイッチ15と、第2スイッチ17と、第1終端抵抗16と、第2終端抵抗18とを備える。列車情報システム1は、図4又は図5に示した列車情報システム3と比較して、各車両の1側に第1スイッチ15及び第1終端抵抗16を備え、各車両の2側に第2スイッチ17及び第2終端抵抗18を備える点が相違する。
伝送路10は、各制御装置11を相互に接続する。
制御装置11は、各車両に設置される。図1では車両が8両の場合を例に説明しているため、制御装置11−1から11−8を示している。各制御装置11は、送受信回路111と、制御回路112と、入出力回路113とを備える。
送受信回路111は、車両間で情報の送受信を行うために、情報を伝送路10を介して他の車両へ送信するとともに、他の車両から伝送路10を介して情報を受信する。
制御回路112は、制御装置11を統括的に制御する。
入出力回路113は、制御装置11に接続される設定器12及び各種機器21とのインターフェースを担う。また、入出力回路113は、第1スイッチ15及び第2スイッチ17の投入及び開放を行う。
また、各制御装置11は、耐ノイズ性に優れたFSK(周波数シフトキーイング)変調方式を適用した変復調回路を備えて、情報を変調した後に伝送路10を介して他の車両へ送信するとともに、他の車両から伝送路10を介して受信した情報を復調するようにしてもよい。
制御装置11−1及び11−8は中央装置として機能し、表示器13−1及び13−2がそれぞれ接続される。表示器13は、乗務員や保守員とのマンマシンインターフェースを司る。
第1スイッチ15は、伝送路10内において各車両の前方側(1側)に配置され、投入されると、伝送路10を切断して第1終端抵抗16を接続させる。第2スイッチ17は、伝送路10内において各車両の後方側(2側)に配置され、投入されると、伝送路10を切断して第2終端抵抗18を接続させる。第1スイッチ15、第2スイッチ17、第1終端抵抗16、及び第2終端抵抗18の数は、それぞれ車両数と同じであり、本実施形態ではそれぞれ8個である。
第1終端抵抗16は、伝送路10の伝送を安定化させるためのものであり、第1スイッチ15が投入されると、伝送路10とグランドの間に接続される。第2終端抵抗18は、伝送路10の伝送を安定化させるためのものであり、第2スイッチ17が投入されると、伝送路10とグランドの間に接続される。
各種機器21は、列車情報システム1の監視対象又は制御対象となる各種の機器であり、各制御装置11に接続される。
設定器12は、各車両の編成情報を、該設定器12に接続された制御装置11に設定する。ここで、編成情報は、各車両の車種、車両番号、号車、搭載機器の種類などの情報、及び車両の前方側又は後方側が編成の終端であるか否かを示す終端情報を含む。本実施形態における終端情報は、車両の前方側(1側)が編成の終端に位置する場合は1、車両の後方側(2側)が編成の終端に位置する場合は2、車両が編成の中間(終端以外)に位置する場合は0とする。
制御装置11は、終端情報が車両の前方側が編成の終端であることを示している場合には、該車両の前方側に配置された第1スイッチ15を投入し、終端情報が車両の後方側が編成の終端であることを示している場合には、該車両の後方側に配置された第2スイッチ17を投入する。以下に具体的に説明する。
図1のA編成においては、設定器12−1により設定される終端情報は1であり、設定器12−4により設定される終端情報は2である。制御装置11−1の制御回路112−1は、設定器12−1により設定される終端情報から、制御装置11−1が設置された車両(1号車)の1側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−1に第1スイッチ15−1を投入させるように制御する。制御装置11−4の制御回路112−4は、設定器12−4により設定される終端情報から、制御装置11−4が設置された車両(4号車)の2側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−4に第2スイッチ17−4を投入させるように制御する。
このようにして伝送路10aの端部に第1終端抵抗16−1及び第2終端抵抗18−4を挿入することにより、伝送路10aは伝送路10bと切断されてA編成内の閉じた伝送路となり、A編成における車両間の伝送路が確立される。
図1のB編成においては、設定器12−5により設定される終端情報は1であり、設定器12−8により設定される終端情報は2である。制御装置11−5の制御回路112−5は、設定器12−5により設定される終端情報から、制御装置11−5が設置された車両(5号車)の1側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−5に第1スイッチ15−5を投入させるように制御する。制御装置11−8の制御回路112−8は、設定器12−8により設定される終端情報から、制御装置11−8が設置された車両(8号車)の2側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−8に第2スイッチ17−8を投入させるように制御する。
このようにして伝送路10bの端部に第1終端抵抗16−5及び第2終端抵抗18−8を挿入することにより、伝送路10bは伝送路10aと切断されてB編成内の閉じた伝送路となり、B編成における車両間の伝送路が確立される。
次に、図1の構成において、3号車と4号車の間で分割して、1号車から3号車により構成されるA編成と4号車から8号車により構成されるB編成とに分割した場合について説明する。
A編成においては、設定器12−1により設定される終端情報は1であり、設定器12−3により設定される終端情報は2である。制御装置11−1の制御回路112−1は、設定器12−1により設定される終端情報から、制御装置11−1が設置された車両(1号車)の1側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−1に第1スイッチ15−1を投入させるように制御する。制御装置11−3の制御回路112−3は、設定器12−3により設定される終端情報から、制御装置11−3が設置された車両(3号車)の2側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−3に第2スイッチ17−3を投入させるように制御する。
このようにして伝送路10aの端部に第1終端抵抗16−1及び第2終端抵抗18−3を挿入することにより、伝送路10aは伝送路10bと切断されてA編成内の閉じた伝送路となり、A編成における車両間の伝送路が確立される。
B編成においては、設定器12−4の終端情報は1であり、設定器12−8の終端情報は2である。制御装置11−4の制御回路112−4は、設定器12−4により設定される終端情報から、制御装置11−4が設置された車両(4号車)の1側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−4に第1スイッチ15−4を投入させるように制御する。制御装置11−8の制御回路112−8は、設定器12−8により設定される終端情報から、制御装置11−8が設置された車両(8号車)の2側が編成の終端に位置すると認識し、入出力回路113−8に第2スイッチ17−8を投入させるように制御する。
このようにして伝送路10bの端部に第1終端抵抗16−4及び第2終端抵抗18−8を挿入することにより、伝送路10bは伝送路10aと切断されてB編成内の閉じた伝送路となり、B編成における車両間の伝送路が確立される。
次に、編成認識処理について説明する。列車情報システム1は、従来の列車情報システムと同様に、制御電源の投入時点において、列車の編成状態を認識する編成認識処理を行う。
ここで、車両間伝送系は、各編成内において、先頭車両の制御装置11を親局とし、その他の車両の制御装置11を子局とする、マスタ・スレーブ式ネットワークである。すなわち、親局及び各子局は、ポーリング・セレクティングに基づく伝送制御によって親局と各子局間のデータ交換を実現する。
図2は、1号車から4号車により構成されるA編成内、及び5号車から8号車により構成されるB編成内の編成認識処理において行われる、親局と各子局間の通信手順を示す図である。図中、親局から子局宛て、あるいは子局から親局宛てに送信される通信フレームのフォーマットは、同図の凡例に示す如く、宛先局番、送り元局番、及び電文から構成される。
以下、図2を参照して編成認識処理の通信手順を説明する。制御電源の投入時点において、各制御装置11の入出力回路113は、制御装置11に接続される設定器12から編成情報を取得し、制御回路112に出力する。制御回路112は、終端情報が1である場合には親局であると認識し、終端情報が0又は2である場合には子局であると認識する。A編成においては、1号車に設置される制御装置11−1が親局となり、2号車から4号車に設置される制御装置11−2〜11−4が子局となる。
1号車に設置される親局11−1の送受信回路111−1は、2号車に設置される子局11−2(局番:2)に対して問い合わせフレームREQA2を送出し、2号車に設置される子局11−2の送受信回路111−2は、自車の編成情報を応答フレームRESA2として返送する。
次に、1号車に設置される親局11−1の送受信回路111−1は、3号車に設置される子局11−3(局番:3)に対して問い合わせフレームREQA3を送出し、3号車に設置される子局11−3の送受信回路111−3は、自車の編成情報を応答フレームRESA3として返送する。
次に、1号車に設置される親局11−1の送受信回路111−1は、4号車に設置される子局11−4(局番:4)に対して問い合わせフレームREQA4を送出し、4号車に設置される子局11−4の送受信回路111−4は、自車の編成情報を応答フレームRESA4として返送する。
RESA4に含まれる編成情報について、終端情報は2であるため、親局11−1はA編成内にはこれ以上の子局は存在しないものと判断し、A編成内の編成認識処理を完了する。
B編成においては、5号車に設置される制御装置11−5が親局となり、6号車から8号車に設置される制御装置11−6〜11−8が子局となる。
5号車に設置される親局11−5の送受信回路111−5は、6号車に設置される子局11−6(局番:6)に対して問い合わせフレームREQB6を送出し、6号車に設置される子局11−6の送受信回路111−6は、自車の編成情報を応答フレームRESB6として返送する。
次に、5号車に設置される親局11−5の送受信回路111−5は、7号車に設置される子局11−7(局番:7)に対して問い合わせフレームREQB7を送出し、7号車に設置される子局11−7の送受信回路111−7は、自車の編成情報を応答フレームRESB7として返送する。
次に、5号車に設置される親局11−5の送受信回路111−5は、8号車に設置される子局11−8(局番:8)に対して問い合わせフレームREQB8を送出し、8号車に設置される子局11−8の送受信回路111−8は、自車の編成情報を応答フレームRESB8として返送する。
RESB8に含まれる編成情報について、終端情報は2であるため、親局11−5はB編成内にはこれ以上の子局は存在しないものと判断し、B編成内の編成認識処理を完了する。
上述したように、本発明の一実施形態に係る列車情報システム1は、車両の前方側又は後方側が編成の終端であるか否かを示す終端情報を制御装置11に設定し、第1スイッチ15を伝送路10内において各車両の前方側に配置し、第2スイッチ17を伝送路10内において各車両の後方側に配置し、第1終端抵抗16を第1スイッチ15の投入時に伝送路10に接続されるように第1スイッチ15と同数配置し、第2終端抵抗18を第2スイッチ17の投入時に伝送路10に接続されるように第2スイッチ17と同数配置する。このため、本発明によれば、列車の編成を任意の位置で分割した場合でも、終端抵抗を挿入する際に艤装側の配線接続を変更する必要がなくなり、終端抵抗の挿入及び車端側の車両間の伝送路の切断を正しく行うことができる。また、分割後の各編成において車両間の伝送路が確立し、編成認識処理を正しく行うことができる。
本発明によれば、編成を分割する位置の制約がなくなるため、編成認識処理を行う鉄道車両に有用である。
1 列車情報システム
10,10a,10b 伝送路
11−1〜11−8 制御装置
12−1〜12−8 設定器
13−1,13−2 表示器
15−1〜15−8 第1スイッチ
16−1〜16−8 第1終端抵抗
17−1〜17−8 第2スイッチ
18−1〜18−8 第2終端抵抗
21−1〜21−8 各種機器
111−1〜111−8 送受信回路
112−1〜121−8 制御回路
113−1〜113−8 入出力回路

Claims (2)

  1. 複数の車両で構成される鉄道車両に搭載され、編成状態の認識を行う列車情報システムであって、
    各車両に設置された制御装置と、
    前記制御装置を相互に接続する伝送路と、
    前記伝送路の伝送を安定化させるための終端抵抗と、
    前記伝送路を切断して前記終端抵抗を接続させるスイッチと、
    車両の前方側又は後方側が編成の終端であるか否かを示す終端情報を前記制御装置に設定する設定器と、を備え、
    前記スイッチは、前記伝送路内において各車両の前方側及び後方側に配置され、
    前記終端抵抗は、前記スイッチの投入時に前記伝送路に接続されるように前記スイッチと同数配置され、
    前記制御装置は、前記終端情報に基づいて前記スイッチを制御することを特徴とする列車情報システム。
  2. 前記制御装置は、前記終端情報が車両の前方側が編成の終端であることを示している場合には、該車両の前方側に配置されたスイッチを投入し、前記終端情報が車両の後方側が編成の終端であることを示している場合には、該車両の後方側に配置されたスイッチを投入することを特徴とする、請求項1に記載の列車情報システム。
JP2015112518A 2015-06-02 2015-06-02 列車情報システム Expired - Fee Related JP6602558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112518A JP6602558B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 列車情報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112518A JP6602558B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 列車情報システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016226220A true JP2016226220A (ja) 2016-12-28
JP6602558B2 JP6602558B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=57748758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015112518A Expired - Fee Related JP6602558B2 (ja) 2015-06-02 2015-06-02 列車情報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6602558B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181601A (ja) * 1986-02-06 1987-08-10 Tetsudo Sogo Gijutsu Kenkyusho 列車編成認識方法
JPH0457426A (ja) * 1990-06-27 1992-02-25 Toshiba Corp 列車間情報伝送システム
JP2001088704A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Niigata Eng Co Ltd 車両制御用信号伝送装置
JP2013042608A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Toyo Electric Mfg Co Ltd 列車情報システムの車両編成認識装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181601A (ja) * 1986-02-06 1987-08-10 Tetsudo Sogo Gijutsu Kenkyusho 列車編成認識方法
JPH0457426A (ja) * 1990-06-27 1992-02-25 Toshiba Corp 列車間情報伝送システム
JP2001088704A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Niigata Eng Co Ltd 車両制御用信号伝送装置
JP2013042608A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Toyo Electric Mfg Co Ltd 列車情報システムの車両編成認識装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6602558B2 (ja) 2019-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109561006B (zh) 基于以太网的列车通信网络拓扑结构
CN104683441B (zh) 一种轨道车辆网络系统的通信方法
CN106240601B (zh) 列车网络系统
EP3244577A1 (en) Broadband communication network architecture for train control and service common network, and communication method
CN111071297B (zh) 列车网络控制系统及列车
CA3125365A1 (en) Train network control system, method and device and train
CN102156409B (zh) 铁路机车多机重联计算机控制方法
EP3868629A1 (en) Passenger information system and passenger information system control method
KR101379480B1 (ko) 열차의 통신제어시스템
CN108128329B (zh) 互联互通cbtc系统中4ip列车折返处理方法及装置
CN102209366B (zh) 一种车载通信方法和系统
CN103744401A (zh) 一种机车无线重联数据通信方法及系统
CN104184815B (zh) 一种拓扑网络
US20150358199A1 (en) Train-information management device and train-information management method
CN104782183B (zh) 列车内部网络管理系统
JP6602558B2 (ja) 列車情報システム
CN102530026A (zh) 机车同步操控系统和方法
CN202261347U (zh) 基于tcn的列车网络仿真试验系统
JP2013042608A (ja) 列車情報システムの車両編成認識装置
CN203739891U (zh) 机车远程控制单元及系统
CN104670250A (zh) 机车远程控制单元及系统
JP4339067B2 (ja) 鉄道車両用通信装置
CN114162174B (zh) 一种列车虚拟编组网络系统
CN103746784A (zh) 一种机车无线重联数据通信方法及系统
JP2017103588A (ja) 鉄道車両用情報伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6602558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees