JP2016226141A - 制御装置、エネルギー管理システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、エネルギー管理システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の運転の過剰な抑制を防ぐ。
【解決手段】制御装置10は、複数の電気機器を含むシステム全体の総消費電力の目標上限値を取得する取得部110と、総消費電力が目標上限値を超えた場合に、複数の電気機器を制御して複数の電気機器の消費電力を減少させることにより、総消費電力を目標上限値以下に制限する制御部150と、を備える。制御部150は、総消費電力を目標上限値以下に制限した後に、複数の電気機器のうちの何れかの被制御機器を制御して、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で被制御機器の消費電力を増加させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、制御装置、エネルギー管理システム、制御方法及びプログラムに関する。
近年、地球温暖化あるいは電力単価の上昇から、省エネルギー化が要求されることが多くなっている。また、例えば災害による停電時には、あらかじめ蓄えられた電力の効率的な利用が要求されることとなる。このような要求に対して、機器の運転を抑制することで、機器によって消費される電力を抑える技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、各機器について優先度を設定した上で、優先度が低い機器の運転を停止することで、最大需要電力を目標電力まで削減する技術が記載されている。
特開2005−20924号公報
特許文献1に記載の技術では、ユーザが意図して操作をしないと優先度が変更されることがない。しかしながら、優先度が固定されて、例えば優先度が低い多数の機器の運転がまとめて停止される場合等には、機器の運転が過剰に抑制されることとなり、好ましくない。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、機器の運転の過剰な抑制を防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の制御装置は、複数の電気機器を制御する制御装置であって、複数の電気機器を含むシステム全体の総消費電力の目標上限値を取得する目標上限値取得手段と、総消費電力が目標上限値を超えた場合に、複数の電気機器を制御して複数の電気機器の消費電力を減少させることにより、総消費電力を目標上限値以下に制限する制御手段と、を備え、制御手段は、総消費電力を目標上限値以下に制限した後に、複数の電気機器のうちの何れかの被制御機器を制御して、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で被制御機器の消費電力を増加させる。
本発明によれば、総消費電力が目標上限値以下に制限された後に、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で被制御機器の消費電力が増加する。これにより、機器の運転の過剰な抑制を防ぐことができる。
実施の形態1に係るエネルギー管理システムの構成を示す図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 制御装置の機能の構成を示すブロック図である。 機器データの一例を示す図である。 優先度テーブルの一例を示す図である。 制御装置によって実行される制御処理を示すフロー図である。 基準値選択処理を示すフロー図である。 電力の推移について説明するための第1の図である。 優先度変更処理を示すフロー図である。 優先度が変更された優先度テーブルを示す図である。 電力の推移について説明するための第2の図である。 電力の推移について説明するための第3の図である。 実施の形態2に係るエネルギー管理システムの構成を示す図である。 基準値選択処理を示すフロー図である。 優先度変更処理を示すフロー図である。 優先度テーブルの変形例を示す図である。 エネルギー管理システムの構成の変形例を示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しつつ説明する。図1には、本実施の形態に係るエネルギー管理システム1000の構成が示されている。エネルギー管理システム1000は、住宅における電力の収支を監視して機器を制御することにより、電力を効率よく利用するためのHEMS(Home Energy Management System)である。エネルギー管理システム1000は、図1に示されるように、電気機器31,32,33を制御する制御装置10と、電力を測定する測定装置20と、電力を消費する複数の電気機器31〜33と、電力を変換する電力変換器40と、電力を蓄える蓄電装置50と、電力を生成して住宅内に供給する発電装置60とを有している。なお、図1中の太い実線は電力線を表し、測定装置20につながる細い実線は信号線を表し、破線は通信線を表す。
制御装置10は、エネルギー管理システム1000全体の電力の収支に関する情報、及び電気機器31〜33の運転状態に関する情報等を取得し、取得した情報に基づいて電気機器31〜33を制御する。制御装置10は、図2に示されるように、プロセッサ11、主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、及び通信部16を有するコンピュータとして構成される。主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、及び通信部16はいずれも、内部バス17を介してプロセッサ11に接続されている。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。プロセッサ11は、補助記憶部13に記憶されるプログラムP1を実行することにより、種々の処理を実行する。
主記憶部12は、RAM(Random Access Memory)等から構成される。主記憶部12は、補助記憶部13からプログラムP1をロードする。そして、主記憶部12は、プロセッサ11の作業領域として用いられる。
補助記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。補助記憶部13は、プログラムP1の他に、プロセッサ11の処理に用いられる種々のデータを記憶している。
入力部14は、例えば入力キー及び静電容量方式のポインティングデバイス等から構成される。入力部14は、制御装置10のユーザによって入力された情報を取得して、プロセッサ11に通知する。入力部14は、例えば、補助記憶部13に記憶されるデータを変更するために用いられる。
出力部15は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスを含んで構成される。出力部15は、例えば、入力部14を構成するポインティングデバイスと一体的に形成されることで、タッチスクリーンを構成する。
通信部16は、制御装置10が外部の装置と通信するための通信インタフェース回路を含んで構成される。制御装置10の外部の装置には、図1に示されるように、測定装置20、電気機器31〜33、端末70、及びサーバ80が含まれる。通信部16は、プロセッサ11から出力されたデータを、これらの外部の装置に伝送する。また、通信部16は、外部の装置から受信したデータを、プロセッサ11に出力する。
上述のプロセッサ11が、主記憶部12、補助記憶部13、入力部14、出力部15、及び通信部16と協働することにより、制御装置10の種々の機能が実現される。制御装置10は、図3に示されるように、その機能として、データを取得する取得部110、データを記憶する記憶部120、電力の推移を予測する電力予測部130、電気機器31〜33それぞれに付与される優先度から基準値を選択する基準値選択部140、及び優先度に基づいて電気機器31〜33を制御する制御部150を有している。
取得部110は、主として、プロセッサ11と入力部14と通信部16とによって実現される。取得部110は、測定装置20による測定の結果を測定装置20から取得して、記憶部120に測定データD1として格納する。また、取得部110は、電気機器31〜33それぞれの運転状態を電気機器31〜33それぞれから定期的に取得する。運転状態を取得するための周期は、例えば5分間である。また、取得部110は、ユーザによって入力部14又は端末70に入力された目標上限値を取得して、記憶部120に目標上限値データD2として格納する。
目標上限値は、エネルギー管理システム1000全体の総消費電力の上限となる値の目標値を意味する。なお、本実施の形態では、エネルギー管理システム1000全体の総消費電力は、エネルギー管理システム1000が設置されている住宅の総消費電力に等しい。例えば、ユーザは、住宅で消費する電力を2.5kWに制限したいときに、目標上限値として2.5kWの値を入力する。目標上限値は、例えば、住宅のブレーカの容量、又は電気料金に基づいて定められる。以下では、エネルギー管理システム1000全体の総消費電力を、単に総消費電力という。
記憶部120は、主として、主記憶部12と補助記憶部13とによって実現される。記憶部120は、測定データD1と、目標上限値データD2と、予測データD3と、機器データD4と、優先度テーブルD5と、基準値データD6と、を記憶する。
予測データD3は、電力予測部130によって予測された電力の推移を示すデータである。機器データD4は、図4に示されるように、電気機器31〜33それぞれについて、機器ID(識別子)と、機種と、稼働時の最大消費電力(定格電力)を関連づけるデータである。なお、電気機器31〜33それぞれの機器IDは、説明の便宜上、電気機器31〜33それぞれの符号に等しいものとする。機器データD4は、電気機器31〜33と制御装置10が通信可能となったときに取得部110によって電気機器31〜33から取得されてもよいし、ユーザによって入力部14又は端末70に入力されたときに取得部110によって取得されてもよい。
優先度テーブルD5は、電気機器31〜33それぞれに付与されている優先度を示すテーブルである。本実施の形態に係る優先度テーブルD5は、図5に示されるように、電気機器31〜33それぞれについて、機器IDと、1日のうちの時間区分毎に設定された優先度とを関連づけるデータである。優先度は、本実施の形態では、1から5までのいずれかの整数値であって、この値が大きいほど優先度が高くなる。例えば、電気機器31は図4に示されるように照明機器であって、外光が差し込むと考えられる日中(0:00〜18:00)には低い優先度が付与されている。一方、外光がなくなると考えられる夜間(18:00〜24:00)には、電気機器31に高い優先度が付与されており、電気機器31の使用が他の機器より優先される。
なお、優先度テーブルD5の優先度は、ユーザによって設定される。ユーザは、優先度を示す整数値を、入力部14又は端末70から入力してもよい。また、ユーザが入力した方針に従って、取得部110又は制御部150が個々の優先度を設定してもよい。ユーザにより入力される方針は、例えば、「日中は外光が差し込むか?」という制御装置10からの問いに対する回答であってもよいし、「日中は照明より空調機を優先する」のように機種と時間区分とを用いた方針であってもよい。
基準値データD6は、優先度テーブルD5の優先度から基準値として選択された優先度を示すデータである。この基準値は、総消費電力を目標上限値以下に制限するための基準である。本実施の形態では、基準値より低い優先度が付与されている機器の運転を制限することで、総消費電力が、目標上限値以下に制限される。図5には、一例として、基準値が「3」であるときに使用不可となる機器の優先度(「1」及び「2」)にハッチングが付されている。基準値が「3」に設定されると、例えば、0:00〜18:00には電気機器31の運転が禁止され、18:00〜24:00には電気機器31の運転が許可される。
電力予測部130は、主として、プロセッサ11によって実現される。電力予測部130は、測定データD1、目標上限値、機器データD4、優先度テーブルD5及び基準値等に基づいて、翌日における総消費電力の推移と電気機器31〜33の消費電力の推移とを予測する。電力予測部130は、基準値が複数の異なる値に設定された場合それぞれについて電力の推移を予測してもよい。電力予測部130は、予測の結果を予測データD3として記憶部120に格納する。
電力予測部130は、例えば、過去の数日間に測定された電力の平均値を予測結果としてもよい。また、電気機器31〜33の利用実績(運転状態の履歴)を記憶部120が記憶し、電力予測部130が、この利用実績と機器データD4とを組み合わせることで翌日における電力の推移を予測してもよい。また、ユーザによって設定された電気機器31〜33の利用予定(運転状態の計画)を記憶部120が記憶し、電力予測部130が、この利用予定と機器データD4とを組み合わせることで翌日における電力の推移を予測してもよい。
なお、電力予測部130による予測は、過去に設定されていた基準値の履歴を加味したものであることが好ましい。すなわち、電力予測部130は、前日に運転が禁止されていた機器について翌日には運転が許可されたり、前日に運転が許可されていた機器について翌日には運転が禁止されたりすることを加味して、電力の推移を予測することが好ましい。
基準値選択部140は、主として、プロセッサ11によって実現される。基準値選択部140は、予測データD3に基づいて、翌日における総消費電力が目標上限値以下となるように、電気機器31〜33に付与されている優先度から基準値を選択する。そして、基準値選択部140は、選択した基準値を示すデータを基準値データD6として記憶部120に格納する。
制御部150は、主として、プロセッサ11によって実現される。制御部150は、記憶部120に記憶されるデータに基づいて、電気機器31〜33を制御することにより、総消費電力を目標上限値以下に制限する。そして、制御部150は、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で、電気機器31〜33の運転の許否を調整する。制御部150は、優先度テーブルD5の優先度を変更する優先度変更ユニット151と、優先度に基づいて電気機器31〜33を制御する機器制御ユニット152とを有している。
優先度変更ユニット151は、予測データD3に基づき、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で、電気機器31〜33に付与されている優先度を変更する。例えば、優先度変更ユニット151は、予測された総消費電力が目標上限値をある程度下回っていて、運転が許可される機器を追加しても総消費電力の予測値が目標上限値以下となる場合に、この機器の運転が許可されるように優先度を変更する。
機器制御ユニット152は、優先度テーブルD5の優先度と基準値とを比較し、比較の結果に応じて、電気機器31〜33に対する制御命令を生成して電気機器31〜33それぞれに送信する。本実施の形態に係る制御命令の内容は、運転の許可又は禁止である。
図1に戻り、測定装置20は、電力線に取り付けられた変流器(CT、Current Transformer)C20,C31,C32,C33,C40,C50を用いて、電力線を介して供給されている電力を測定する。変流器C20は、エネルギー管理システム1000の総消費電力を測定するために用いられる。また、変流器C31〜C33それぞれは、電気機器31〜33によって消費されている電力を測定するために用いられる。さらに、変流器C40は、電力変換器40に入力されている電力、又は、電力変換器40から出力されている電力を測定するために用いられ、変流器C50は、蓄電装置50に入力されている電力、又は、蓄電装置50から出力されている電力を測定するために用いられる。そして、測定装置20は、測定の結果を制御装置10に通知する。なお、発電装置60によって発電されている電力は、変流器C40による測定結果と、変流器C50による測定結果から推定することが可能である。
電気機器31〜33は、住宅に設置された家電機器である。本実施の形態に係る電気機器31〜33はそれぞれ、図4に示されるように、照明機器、IH(Induction Heating)調理器、空調機である。電気機器31〜33は、制御装置10からの制御命令により運転が許可又は禁止される。運転が許可されているときに電気機器31〜33がユーザによって操作されると、電気機器31〜33は、ユーザの操作に従って稼働する。一方、運転が禁止されているときに電気機器31〜33がユーザによって操作されると、電気機器31〜33は、稼働することなく、スタンバイ状態を維持する。
なお、制御装置10によって制御される機器は、図4に示された機種に限定されない。例えば、電気機器31〜33は、テレビジョン受像機、冷蔵庫、電気給湯器等であってもよい。また、制御装置10によって制御される機器の数は、3つに限定されない。さらに、エネルギー管理システム1000は、制御装置10によって制御されない家電機器を含んで構成されてもよい。
電力変換器40は、例えば、直流電流と交流電流とを相互に変換するとともに、直流電力の電圧を変換するパワーコンディショナである。電力変換器40は、商用電源PSから供給された交流電力を直流電力に変換して、蓄電装置50に供給する。また、電力変換器40は、蓄電装置50及び発電装置60から供給された直流電力を交流電力に変換して、電気機器31〜33に供給する。
蓄電装置50は、定置型の蓄電機器又は電気自動車等であって、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル・水素電池、リチウムイオン電池、又は鉛蓄電池等の二次電池を有する。蓄電装置50は、例えば、電気料金が低廉になる夜間に商用電源PSから供給された電力を蓄電して、蓄電した電力を日中に電気機器31〜33に供給する。
発電装置60は、例えば、太陽光を利用して発電する装置である。発電装置60によって発電された電力は、電気機器31〜33に供給されるが、住宅内の需要より過剰に発電されている場合には、商用電源PSへの逆潮流により電力事業者等へ売電されてもよい。なお、発電装置60は、太陽光発電により発電する装置には限定されず、地熱発電、風力発電等の自然エネルギー、燃料電池、又は化石燃料による発電を行う装置であってもよい。
端末70は、例えばスマートフォン又はタブレット型の端末であって、制御装置10のユーザインタフェースとして用いられる。また、サーバ80は、例えば、ネットワークNWを介して制御装置10に接続されるコンピュータ装置である。サーバ80は、例えば、電気機器31〜33の製造メーカによって提供された機器データD4を、制御装置10からの要求に応じて通知する。また、サーバ80は、制御装置10が設置されている住宅が属する地域の気象情報を、制御装置10に通知してもよい。この気象情報は、例えば、電力予測部130が、発電装置60の発電量、又は電気機器31〜33の消費電力を予測するために用いられる。
続いて、制御装置10によって実行される制御処理について、図6〜12を用いて説明する。この制御処理は、例えば、制御装置10の電源が投入されると実行される。なお、制御処理は、主として、制御装置10のプロセッサ11によって実行されるが、以下では、図3に示される機能を適宜用いて、この制御処理について説明する。
図6に示されるように、制御処理において、プロセッサ11は、データを取得する(ステップS1)。具体的には、取得部110が、測定装置20から測定データD1を取得し、ユーザに問い合わせることで目標上限値データD2を取得する。また、取得部110は、サーバ80等から機器データD4を取得してもよいし、ユーザに問い合わせることで優先度テーブルD5の優先度を取得してもよい。
次に、プロセッサ11は、基準値選択処理を実行する(ステップS2)。この基準値選択処理について、図7を用いて説明する。
図7に示されるように、基準値選択処理において、基準値選択部140は、目標削減量を算出する(ステップS21)。具体的には、基準値選択部140は、測定データD1により示される総消費電力の前日の推移から、目標上限値を減じることで、1日間における総消費電力の削減量の目標値を算出する。総消費電力が目標上限値を超えた時刻については、目標削減量が正の値になり、総消費電力が目標上限値未満であった時刻については、目標削減量が負の値となる。目標削減量が負である場合には、総消費電力を削減する必要がない。
図8には、電力の推移の一例が示されている。図8中の線Ltは目標上限値を示し、線Laは総消費電力の推移を示し、線Lbは電気機器31〜33の消費電力の合計値の推移を示し、線Lcは電気機器33の消費電力の推移を示す。図8に示される1日目の終了時(0:00)において、前日(1日目)の総消費電力が目標上限値を超えたことはないため、目標削減量は負になる。また、2日目の終了時において、前日(2日目)の総消費電力は、日中に目標上限値を超えているため、日中の目標削減量が正の値になる。
次に、基準値選択部140は、基準値を初期値に設定する(ステップS22)。この初期値は、電気機器31〜33に付与されている最も低い優先度に等しく、本実施の形態では「1」となる。
次に、基準値選択部140は、基準値に基づく総消費電力の減少量が目標削減量以上か否かを、図5に示される時間区分それぞれについて判定する(ステップS23)。基準値に基づく総消費電力の減少量は、現在設定されている基準値に基づいて電力予測部130によって予測される翌日の総消費電力の推移を、前日に測定された総消費電力の推移から減じることで得ることができる。
例えば、基準値が初期値(「1」)に設定されているときには、この基準値より低い優先度(「0」以下)が付されている機器がないため、電気機器31〜33の運転はいずれも禁止されない。また、例えば基準値が「3」に設定されているときには、この基準値より低い優先度が付されている機器の運転が禁止される(図5のハッチングを参照)。この基準値に基づく総消費電力の減少量は、前日に設定されていた基準値と、機器データD4とに基づいて、電力予測部130によって算出される。
図8中の3日目には、2日目の終了時において、「3」に設定された基準値に基づいて予測された電力の推移が示されている。図8中の線Lcによって示されるように、電気機器33の運転が日中に禁止されることで、総消費電力が目標上限値以下に制限されている。なお、本実施の形態では、「2」に設定された基準値に基づいて予測された3日目の総消費電力は、目標上限値以下にならないものとする。
基準値に基づく総消費電力の減少量が目標削減量以上ではないと判定した場合(ステップS23;No)、基準値選択部140は、基準値を引き上げる(ステップS24)。具体的には、基準値選択部140は、基準値を1だけ大きくする。その後、基準値選択部140は、ステップS23以降の処理をくり返す。
一方、基準値に基づく総消費電力の減少量が目標削減量以上であると判定した場合(ステップS23;Yes)、基準値選択部140は、基準値選択処理を終了する。これにより、基準値より低い優先度が付与されている機器の運転を禁止することで総消費電力が目標上限値以下となるような基準値が、優先度テーブルD5の優先度から選択されることとなる。
図6に戻り、基準値選択処理(ステップS2)の終了後に、プロセッサ11は、優先度変更処理を実行する(ステップS3)。この優先度変更処理について、図9を用いて説明する。
図9に示されるように、優先度変更処理において、優先度変更ユニット151は、総消費電力の余力を算出する(ステップS31)。具体的には、優先度変更ユニット151は、現在設定されている基準値に基づいて電力予測部130によって予測された翌日における総消費電力の推移を、目標上限値から減じることで、総消費電力の余力を算出する。例えば、図8中の2日目の終了時においては、3日目の目標上限値(線Lt)から総消費電力の推移(線La)を減じることで、3日目における総消費電力の余力が算出される。
次に、優先度変更ユニット151は、電気機器31〜33それぞれについて、優先度の変更による消費電力の増加量を算出する(ステップS32)。具体的には、優先度変更ユニット151は、優先度テーブルD5のうち、現在の基準値より低い優先度を「1」だけ大きくしたときに、禁止されていた運転が許可されることにより増加する消費電力を、電気機器31〜33それぞれについて算出する。例えば、優先度変更ユニット151は、図5に示される優先度テーブルD5のうち、ハッチングが付されている優先度を「1」だけ大きくする。図5中の「1」という優先度が「1」だけ大きくなって「2」になっても、基準値が「3」であるため引き続き運転は禁止されることとなり、消費電力が増加することはない。一方、図5中の「2」という優先度が「1」だけ大きくなって「3」になると、運転が許可されることとなり、消費電力が増加することとなる。
次に、優先度変更ユニット151は、あらかじめ定められた指標に基づいて電気機器31〜33のうちいずれか1つの機器を選択する(ステップS33)。本実施の形態に係る指標は、図4に示される最大消費電力であって、優先度変更ユニット151は、電気機器31〜33のうち、未だ選択されておらず、かつ最大消費電力が最も大きい機器を選択する。図4に示される例では、最初に電気機器32が選択されることとなる。
次に、優先度変更ユニット151は、選択した電気機器についての消費電力の増加量が余力より大きいか否かを判定する(ステップS34)。具体的には、優先度変更ユニット151は、ステップS33にて選択した電気機器について、ステップS32にて算出された消費電力の増加量が、ステップS31にて算出された総消費電力の余力より大きいか否かを判定する。なお、図4を参照するとわかるように、電気機器32について、ステップS32にて算出される消費電力の増加量は、ゼロである。このため、ステップS33にて電気機器32が選択されていた場合には、ステップS34の判定が否定される。
選択した電気機器についての消費電力の増加量が余力より大きくないと判定した場合(ステップS34;No)、優先度変更ユニット151は、選択した電気機器の優先度を変更する(ステップS35)。具体的には、選択した電気機器の優先度のうち、現在の基準値より低い優先度を「1」だけ大きい優先度に変更する。
その後、優先度変更ユニット151は、ステップS31以降の処理をくり返す。これにより、電気機器31〜33から、総消費電力の余力がなくなるまで、一又は複数の機器が特定されて、特定された機器について禁止されていた運転が、優先度の変更により許可されることとなる。図4,5に示される例では、電気機器32の次に電気機器33が選択されて、「2」に設定されていた日中の優先度が、図10に示されるように「3」に変更される。これにより、図11中の3日目に示されるように、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で電気機器32の消費電力が、図8に示されたものから増加することとなる。
図12には、優先度が変更される場合における他の例に係る電力の推移が示されている。図12に示される例では、2日目の終了時において基準値が「3」に設定され、優先度が変更されていない。このため、3日目においては電気機器33の運転が日中に抑制されている。その後、3日目における総消費電力が電力予測部130による予測より低い値で推移した結果、3日目の終了時においては、基準値が引き続き「3」に設定され、優先度が変更されている。これにより、4日目には、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で電気機器33の消費電力が、3日目より増加することとなる。
なお、4日目の日照時間の予報が大幅に増加して発電装置60の発電量の予測値が増加した場合、或いは、蓄電装置50の充電率が大幅に増加した場合等にも、図12に示されるように、2日目の終了時に優先度が変更されず、3日目の終了時に優先度が変更される。
ステップS34にて、選択した電気機器についての消費電力の増加量が余力より大きいと判定した場合(ステップS34;Yes)、優先度変更ユニット151は、優先度変更処理を終了する。
図6に戻り、優先度変更処理(ステップS3)の終了後に、プロセッサ11は、タイマをスタートする(ステップS4)。
次に、プロセッサ11は、優先度と基準値とを比較する(ステップS5)。具体的には、機器制御ユニット152が、優先度テーブルD5の優先度と、現在設定されている基準値とを比較する。これにより、電気機器31〜33それぞれについて、運転の許否が各時間区分毎に決定される。
次に、機器制御ユニット152は、電気機器31〜33の運転状態を取得する(ステップS6)。そして、機器制御ユニット152は、ステップS5における比較の結果に応じて、電気機器31〜33を制御する(ステップS7)。具体的には、運転が禁止されるべき機器が稼働を開始したとき、又は稼働の許可を制御装置10に対して要求したときに、機器制御ユニット152は、この機器の運転を禁止する。
次に、プロセッサ11は、タイマのカウント値が一定時間を超えたか否かを判定する(ステップS8)。この一定時間は、例えば5分間である。タイマのカウント値が一定時間を超えていないと判定した場合(ステップS8;No)、プロセッサ11は、あらかじめ設定された時間だけ待機する。この時間は、例えば30秒間である。その後、プロセッサ11は、ステップS8の判定をくり返す。
一方、タイマのカウント値が一定時間を超えたと判定した場合(ステップS8;Yes)、プロセッサ11は、現在時刻が特定の時刻であるか否かを判定する(ステップS10)。本実施の形態に係る特定の時刻は、午前0時0分(0:00)である。
現在時刻が特定の時刻ではないと判定した場合(ステップS10;No)、プロセッサ11は、ステップS4以降の処理をくり返す。これにより、一定時間を周期として電気機器31〜33に対する制御がくり返し実行されることとなる。
一方、現在時刻が特定の時刻であると判定した場合(ステップS10;Yes)、プロセッサ11は、ステップS1以降の処理をくり返す。これにより、基準値の選択、及び優先度の変更が、毎日実行されることとなる。
以上説明したように、優先度変更ユニット151は、総消費電力が目標上限値以下に制限された後に、総消費電力が目標上限値以下となる範囲内で、機器の消費電力を増加させる。具体的には、基準値より低く設定されていた優先度を、基準値に等しい優先度に変更することにより、消費電力を減少させる対象から機器を除外して、運転を許可する。したがって、優先度が変更された機器の消費電力が増加することとなる。これにより、制御装置10は、機器の運転を過剰に抑制することを防いで、利用可能な機器を極力確保することにより、ユーザの快適性を向上させることができる。
また、優先度変更ユニット151は、優先度を変更する機器を選択する際に、定格電力を指標として、この指標の大きい順に一又は複数の機器を選択した。一般的に、定格電力が大きい機器の運転が禁止されると、ユーザの快適性に及ぼす影響が大きいと考えられる。このため、優先度変更ユニット151は、ユーザの快適性をより効率よく向上させる機器から順に、優先度を変更して運転を許可することとなる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施の形態は、商用電源PSからの電力の供給がない点で、実施の形態1と異なっている。また、本実施の形態に係る目標上限値は、蓄電装置50に蓄電されている電力量が、蓄電下限値を下回ることがないように設定される点で、実施の形態1に係るものと異なっている。蓄電下限値は、蓄電装置50に蓄電されている電力量の下限となる値の目標値であって、例えば1.0kWhである。蓄電下限値は、ユーザによって設定される。
図13には、本実施の形態に係るエネルギー管理システム1001の構成が示されている。このエネルギー管理システム1001では、商用電源PS(図1参照)からの電力が供給されていない。また、制御装置10は、ネットワークNW(図1参照)と接続されていない。このエネルギー管理システム1001の構成は、例えば、災害による停電時に、住宅において運転可能な構成に相当する。
続いて、本実施の形態に係る基準値選択処理について、図14を用いて説明する。図14に示されるように、基準値選択処理では、基準値選択部140が、ステップS21(図7参照)を実行することなく、基準値を初期値に設定する(ステップS22)。
次に、電力予測部130は、翌日における電力の推移を予測する(ステップS28)。そして、基準値選択部140は、予測結果に、蓄電装置50の残量が蓄電下限値を下回る時刻が含まれるか否かを判定する(ステップS29)。
ステップS29の判定が否定された場合(ステップS29;No)、基準値選択部140は、処理をステップS24へ移行する。一方、ステップS29の判定が肯定された場合(ステップS29;Yes)、基準値選択部140は、基準値選択処理を終了する。
続いて、本実施の形態に係る優先度変更処理について、図15を用いて説明する。図15に示されるように、優先度変更処理では、優先度変更ユニット151が、ステップS31(図9参照)を実行することなく、電気機器31〜33それぞれについて、優先度の変更による消費電力の増加量を算出する(ステップS32)。
そして、ステップS33の終了後に、電力予測部130は、選択した電気機器の優先度を変更した場合における翌日の電力の推移を予測する(ステップS38)。その後、優先度変更ユニット151は、予測結果に、蓄電装置50の残量が蓄電下限値を下回る時刻が含まれるか否かを判定する(ステップS39)。
ステップS39の判定が否定された場合(ステップS39;No)、優先度変更ユニット151は、処理をステップS35へ移行する。一方、ステップS39の判定が肯定された場合(ステップS39;Yes)、優先度変更ユニット151は、優先度変更処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係る目標上限値は、蓄電装置50の残量が蓄電下限値以上となるように設定された。このため、商用電源PSから電力が供給されない場合であっても、蓄電装置50の残量をある程度確保しつつ、電気機器31〜33の運転の過剰な抑制を防いで、可能な限り多くの機器を使用可能な状態にする。これにより、ユーザの快適性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、測定装置20が電力を測定したが、電気機器31〜33等が電力を測定して測定結果を制御装置10に通知してもよい。
また、上記実施の形態に係る優先度は、電気機器31〜33を稼働させるか否かを決定するためのものであったが、電気機器31〜33の複数の運転モードそれぞれに異なる優先度が付与されていてもよい。例えば、電気機器33について、設定温度を20度以下とする冷房には優先度「1」が付与されて、設定温度を30度以下とする冷房には優先度「5」が付与されていてもよい。
また、上記実施の形態では、基準値より「1」だけ小さい優先度を、基準値に等しい優先度に変更することで、運転が禁止されていた機器の運転を許可したが、これには限定されない。例えば、基準値より「1」以上低い優先度を、基準値より高い優先度に変更してもよい。
また、上記実施の形態では、定格電力を指標として、この指標の大きい順に一又は複数の機器を選択したが、これには限定されない。例えば、定格電力を指標として、この指標の小さい順に一又は複数の機器を選択してもよい。この場合には、極力多くの機器を利用可能とすることができる。また、指標は定格電力に限られず、使用頻度、一定期間における消費電力量、あるいは優先度であってもよい。一定期間は、例えば過去1週間である。
電気機器31〜33それぞれの使用頻度を指標として、この指標の大きい順に機器を選択すれば、ユーザが頻繁に使用している機器を優先して使用可能な状態とすることができる。また、この指標の小さい順に機器を選択すれば、ユーザが意図せず機器の運転が禁止されることで、ユーザにとって不都合な事態が生じることを極力防ぐことができる。
電気機器31〜33それぞれの一定期間における消費電力量を指標とすれば、電気機器31〜33の定格電力に代えて、実際に使用された電力量に基づいて機器を選択することができる。
また、電気機器31〜33それぞれに設定される優先度のパターンを、複数の節電レベルに応じてあらかじめ用意しておいてもよい。図16には、複数の節電レベルそれぞれに応じて、各機器に優先度が設定された例が示されている。図16に示される例では、基準値が「3」のときに運転が禁止される優先度にハッチングが付されている。この例において、電気機器31は、節電レベル2で運転し、電気機器32は、節電レベル1で運転することとなる。
また、上記実施の形態では、制御装置10が住宅内に配置された場合を想定して説明したが、制御装置10は、住宅外に配置されてもよい。例えば、図17に示されるように、測定装置20、電気機器31〜33及び端末70は、住宅HM内のルータ90に接続され、このルータ90を介して、制御ユニット10aを有するサーバ80と通信してもよい。サーバ80の制御ユニット10aは、上記実施の形態に係る制御装置10と同等の機能を有する。
図17に示される例では、エネルギー管理システム1000は、サーバ80と、測定装置20、電気機器31〜33及びルータ90と、を含んで構成される。この例における総消費電力は、住宅HMに設置された機器から構成されるシステム全体の総消費電力となる。
上記実施の形態に係る制御装置10の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、補助記憶部13に記憶されているプログラムP1を、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムP1をインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラムP1を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
更に、プログラムP1の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムP1を実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
また、制御装置10の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を専用のハードウェア(回路等)によって実現してもよい。
1000,1001 エネルギー管理システム、 10 制御装置、 10a 制御ユニット、 11 プロセッサ、 12 主記憶部、 13 補助記憶部、 14 入力部、 15 出力部、 16 通信部、 17 内部バス、 110 取得部、 120 記憶部、 130 電力予測部、 140 基準値選択部、 150 制御部、 151 優先度変更ユニット、 152 機器制御ユニット、 20 測定装置、 31〜33 電気機器、 40 電力変換器、 50 蓄電装置、 60 発電装置、 70 端末、 80 サーバ、 90 ルータ、 C20,C31〜C33,C40,C50 変流器、 D1 測定データ、 D2 目標上限値データ、 D3 予測データ、 D4 機器データ、 D5 優先度テーブル、 D6 基準値データ、 HM 住宅、 La,Lb,Lc,Lt 線、 NW ネットワーク、 P1 プログラム、 PS 商用電源。

Claims (6)

  1. 複数の電気機器を制御する制御装置であって、
    前記複数の電気機器を含むシステム全体の総消費電力の目標上限値を取得する目標上限値取得手段と、
    前記総消費電力が前記目標上限値を超えた場合に、前記複数の電気機器を制御して前記複数の電気機器の消費電力を減少させることにより、前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限した後に、前記複数の電気機器のうちの何れかの被制御機器を制御して、前記総消費電力が前記目標上限値以下となる範囲内で前記被制御機器の消費電力を増加させる、制御装置。
  2. 前記総消費電力の値を取得する消費電力値取得手段と、
    前記複数の電気機器それぞれに付与されている、電気機器を稼働させる優先度から、前記目標上限値と前記消費電力値取得手段によって取得された値との差に基づいて一の優先度を選択する選択手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記消費電力値取得手段によって取得された値が前記目標上限値を超えた場合に、前記複数の電気機器のうち、前記選択された優先度より低い優先度が付与されている電気機器を制御して該電気機器の消費電力を減少させ、
    前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限した後に、消費電力が減少した電気機器のうちの何れかの前記被制御機器に付与されている優先度を、前記選択された優先度と同等又は前記選択された優先度より高い優先度に変更して、消費電力を減少させる対象から前記被制御機器を除外することにより、前記被制御機器を制御して、前記総消費電力が前記目標上限値以下となる範囲内で前記被制御機器の消費電力を増加させる、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限した後に、前記複数の電気機器それぞれの使用頻度と、最大消費電力と、一定期間における消費電力量と、優先度と、のうちの何れかを指標として、消費電力が減少した電気機器から前記指標の小さい順又は大きい順に一又は複数の前記被制御機器を特定し、特定した前記被制御機器に付与されている優先度を、前記選択された優先度と同等又は前記選択された優先度より高い優先度に変更して、消費電力を減少させる対象から前記被制御機器を除外する、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 複数の電気機器と、前記複数の電気機器を制御する制御装置と、を備えるエネルギー管理システムであって、
    前記制御装置は、
    エネルギー管理システム全体の総消費電力の目標上限値を取得する目標上限値取得手段と、
    前記総消費電力が前記目標上限値を超えた場合に、前記複数の電気機器を制御して前記複数の電気機器の消費電力を減少させることにより、前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限した後に、前記複数の電気機器のうちの何れかの被制御機器を制御して、前記総消費電力が前記目標上限値以下となる範囲内で前記被制御機器の消費電力を増加させる、エネルギー管理システム。
  5. 複数の電気機器を含むシステム全体の総消費電力が、該総消費電力の目標上限値を超えた場合に、前記複数の電気機器を制御して前記複数の電気機器の消費電力を減少させることにより、前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限する第1制御ステップと、
    前記総消費電力が前記目標上限値以下に制限された後に、前記複数の電気機器のうちの何れかの被制御機器を制御して、前記総消費電力が前記目標上限値以下となる範囲内で前記被制御機器の消費電力を増加させる第2制御ステップと、
    を含む制御方法。
  6. コンピュータを、
    複数の電気機器を含むシステム全体の総消費電力が、該総消費電力の目標上限値を超えた場合に、前記複数の電気機器を制御して前記複数の電気機器の消費電力を減少させることにより、前記総消費電力を前記目標上限値以下に制限する第1制御手段、
    前記総消費電力が前記目標上限値以下に制限された後に、前記複数の電気機器のうちの何れかの被制御機器を制御して、前記総消費電力が前記目標上限値以下となる範囲内で前記被制御機器の消費電力を増加させる第2制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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