JP2016225467A - 通信モジュール及び伝送装置 - Google Patents

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小林 憲文
Norifumi Kobayashi
憲文 小林
和聰 村田
Kazutoshi Murata
和聰 村田
加藤 達也
Tatsuya Kato
達也 加藤
卓矢 野村
Takuya Nomura
卓矢 野村
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Abstract

【課題】未使用の装置側コネクタへの埃の付着を抑制可能な通信モジュール及び伝送装置を提供する。【解決手段】複数のスロット21とスロット21のそれぞれに対応するように装置側コネクタ25が設けられたバックボード26とを有するシャーシ型の伝送装置100に、複数のスロット21を占有するように搭載される通信モジュールであって、占有するスロット21に対応する装置側コネクタ25のうち、未使用の装置側コネクタ25を覆うように設けられる埃防止部材31を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、通信モジュール及び伝送装置に関する。
従来、複数のスロットを有するシャーシ型の伝送装置が知られている。シャーシ型の伝送装置では、スロットのそれぞれに対応するように装置側コネクタが設けられたバックボードが備えられており、各スロットに通信モジュール(ラインカード)を搭載した際に、通信モジュールに設けられたモジュール側コネクタと装置側コネクタとが嵌合され、通信モジュールとバックボードとが接続されるように構成されている。
また、伝送装置では、ファンモジュールが備えられており、ファンモジュールにより導入される外気により通信モジュールを冷却するように構成されている。伝送装置では、冷却用の外気を前面側(スロットの挿入口側)から吸気し、背面側(前記スロットの挿入口と反対側)から排気するように構成されるのが一般的である。
このような伝送装置では、前面側から外気と共に巻き込まれた埃が未使用の装置側コネクタに付着してしまうおそれがある。装置側コネクタに埃が付着した状態で通信モジュールを接続すると、埃の影響により接続不良やショート等の不具合が発生するおそれがあり、対策が望まれる。
特許文献1では、未使用のスロットに、装置側コネクタと嵌合するコネクタキャップを有するダミーモジュールを搭載することで、装置側コネクタに埃が付着することを抑制することが提案されている。
特開平11−145658号公報
ところで、伝送装置に搭載される通信モジュールとして、複数のスロットにわたって搭載されるもの、すなわち、複数のスロットを占有するように搭載されるものがある。
このような通信モジュールを用いる場合、占有するスロットに対応する装置側コネクタの一部が未使用状態となり、その未使用の装置側コネクタに埃が付着してしまうおそれが生じる。
特許文献1では、ダミーモジュールを搭載する方式であるため、複数のスロットを占有する通信モジュールを用いた場合の未使用の装置側コネクタには対応することができない。
また、未使用となる装置側コネクタに予め手作業によりキャップ等の埃防止部材を取り付けておくことも考えられるが、装置側コネクタは伝送装置の筐体の奥側に配置されるため、手作業で埃防止部材を取り付けることは手間がかかってしまう。
そこで、本発明は、未使用の装置側コネクタへの埃の付着を抑制可能な通信モジュール及び伝送装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数のスロットと前記スロットのそれぞれに対応するように装置側コネクタが設けられたバックボードとを有するシャーシ型の伝送装置に、複数の前記スロットを占有するように搭載される通信モジュールであって、占有する前記スロットに対応する前記装置側コネクタのうち、未使用の前記装置側コネクタを覆うように設けられる埃防止部材を備えた、通信モジュールを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数のスロットを有するシャーシ型の伝送装置であって、前記通信モジュールを備え、当該通信モジュールを前記スロットに搭載して構成される、伝送装置を提供する。
本発明によれば、未使用の装置側コネクタへの埃の付着を抑制可能な通信モジュール及び伝送装置を提供できる。
(a),(b)は、本実施の形態に係る通信モジュールの外観を示す斜視図である。 (a)は、通信モジュールを搭載した伝送装置の斜視図、図2(b)は伝送装置の断面図である。 フロントパネルと側板と上板を取り外した通信モジュールの斜視図である。 フロントパネルと側板と上板を取り外した通信モジュールの斜視図である。 第1基板を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 第2基板を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は下面図である。 通信モジュールを搭載した伝送装置の断面図である。 本発明の一変形例に係る通信モジュールの斜視図である。 本発明の一変形例に係る通信モジュールを搭載した伝送装置の断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(通信モジュールの全体構成)
図1(a),(b)は、本実施の形態に係る通信モジュールの外観を示す斜視図であり、図2(a)は、通信モジュールを搭載した伝送装置の斜視図、図2(b)は伝送装置の断面図である。また、図3,4は、フロントパネルと側板と上板を取り外した通信モジュールの斜視図である。
図1〜4に示すように、本実施の形態では、一例として、通信モジュール1が、長距離伝送用光トランシーバ(不図示)が挿入される長距離伝送用ポート2と、近距離伝送用光トランシーバ(不図示)が挿入される近距離伝送用ポート3と、を備えた光伝送モジュールである場合を説明する。なお、これに限らず、通信モジュール1は、電気信号を送受信するものであっても構わない。
長距離伝送用光トランシーバは、例えば、MSA規格のCPF2に準拠した光トランシーバであり、近距離伝送用光トランシーバは、例えば、MSA規格のCPF4に準拠した光トランシーバである。ここでは、両光トランシーバとして、25〜32Gb/s×4ch(合計100〜128Gb/s)の高速伝送に対応したものを用いた。また、長距離伝送用光トランシーバとして、光コヒーレント方式に対応したものを用いた。なお、光コヒーレント方式とは、光の波としての性質を利用して信号を伝送し、受信局では信号光とは別のローカル光との干渉により復調することで長距離大容量伝送を可能にする方式である。
長距離伝送用ポート2は、長距離伝送用光トランシーバを収容するケージ2aを有しており、ケージ2a内には、ケージ2a内に収容された長距離用光トランシーバのコネクタ部に嵌合し電気的に接続されるレセプタクル部(不図示)が設けられている。また、ケージ2aには、長距離伝送用光トランシーバで発生した熱を放熱するための第1ポート側ヒートシンク2bが取り付けられている。
近距離伝送用ポート3は、近距離伝送用光トランシーバを収容するケージ3aを有しており、ケージ3a内には、ケージ3a内に収容された近距離用光トランシーバのコネクタ部に嵌合し電気的に接続されるレセプタクル部(不図示)が設けられている。また、ケージ3aには、近距離伝送用光トランシーバで発生した熱を放熱するための第2ポート側ヒートシンク3bが取り付けられている。
なお、本実施の形態では、近距離伝送用ポート3として近距離伝送用光トランシーバが挿入されるものを用いたが、これに限らず、近距離伝送用ポート3は、ケーブルの端部に設けられたコネクタが挿入されるもの(電気コネクタ)で構成されてもよい。つまり、近距離伝送用ポート3から入出力する信号は、光信号であっても電気信号であっても構わない。
通信モジュール1は、長距離伝送用ポート2から入力された信号を信号処理した後に近距離伝送用ポート3から出力し、近距離伝送用ポート3から入力された信号を信号処理した後に長距離伝送用ポート2から出力するように構成される。信号処理については後述する。
近距離伝送用ポート3は、例えば光ファイバや電線を介して端末装置に接続され、長距離伝送用ポート2は、例えば光ファイバを介して100km以上の遠方に配置された別の通信モジュールに接続される。
(伝送装置の説明)
図2(a),(b)に示すように、通信モジュール1は、複数のスロット21を有するシャーシ型の伝送装置100に搭載される。このとき、通信モジュール1は、他のラインカード22(カード型の通信モジュール)と同様に、スロット21に挿入され、伝送装置100に搭載される。詳細は後述するが、本実施の形態に係る通信モジュール1では、その高さを小さくすることが可能であるため、高さ2U程度の小型の伝送装置100に搭載可能である。
また、伝送装置100は、スロット21のそれぞれに対応するように装置側コネクタ25が設けられたバックボード26を有している。スロット21に通信モジュール1を挿入すると、通信モジュール1に設けられたモジュール側コネクタ30(図1(b)および図4参照)と装置側コネクタ25とが嵌合され、通信モジュール1とバックボード26とが接続される。これにより、通信モジュール1と他のラインカード22と(通信モジュール1を複数搭載する場合には別の通信モジュール1と)がバックボード26を介して通信可能となる。
バックボード26とバックボード26の上方の筐体23の下面(内面)との間には、通風用の隙間27が設けられており、この隙間27を通して冷却用の外気を通すように構成されている。
また、伝送装置100には、冷却用の外気を導入するためのファンモジュール28が備えられている。本実施の形態では、電源回路を備え電源モジュールを兼ねたファンモジュール28を用いた。
ファンモジュール28は、冷却用の外気を、スロット21の挿入口21a側である前面側から吸気し、スロット21の挿入口21aと反対側である背面側から排気するように構成される。
ファンモジュール28は、バックボード26よりも背面側に配置される。バックボード26よりも前面側はスロット21となり、通信モジュール1や他のラインカード22が搭載されることになる。
(ケースの構成)
図1〜4に示すように、通信モジュール1は、背面が開放された直方体形状のケース4を備えている。以下、図1(a)における左右方向を幅方向、左手前から右奥の方向を長さ方向、上下方向を高さ方向という。
ケース4は、幅方向に対向配置された2枚の側板5,6と、高さ方向に対向配置された上板7と底板8とからなる角筒状の本体部9を備え、本体部9の前面側(正面側)の開口を塞ぐようにフロントパネル10を設けて構成されている。
本実施の形態では、底板8と一方の側板5を基板16、17で構成しており、上板7と他方の側板6とフロントパネル10とを金属板で構成している。基板16,17の詳細については後述する。
フロントパネル10には、長距離伝送用ポート2のケージ2aの先端部が挿入される第1貫通孔11と、近距離伝送用ポート3のケージ3aの先端部が挿入される第2貫通孔12と、が形成されている。また、フロントパネル10には、冷却用の外気を取り込むための多数の通気口13が形成されている。通気口13は、フロントパネル10のほぼ全面(本体部9の前側の開口と対向する位置のほぼ全面)にわたって形成されており、ケース4内に配置される発熱部材の冷却に十分な量の外気を取り込めるように構成されている。
フロントパネル10には、通信モジュール1を伝送装置100のスロット21から取り出す際に用いるレバー14が取り付けられている。レバー14は、レバー14を手前側(前側)に倒したときに、その下端部で伝送装置100の筐体を背面側に押し込むように構成されており、この反力により通信モジュール1を前方に移動させて、スロット21から通信モジュール1を離脱させるように構成されている。レバー14の上端部には、伝送装置100の筐体23の前面に設けられたねじ穴(不図示)に螺合される固定用ネジ15が設けられており、この固定用ネジを伝送装置100の筐体23に設けられたねじ穴に螺合することで、レバー14とフロントパネル10とを含む通信モジュール1全体が伝送装置100の筐体23に固定されるように構成されている。
上板7の上面には、通信モジュール1を伝送装置100のスロット21内に挿入する際にガイドとなる上側ガイドレール7aが設けられている。同様に、底板8(第1基板16)の下面には、通信モジュール1を伝送装置100のスロット21内に挿入する際にガイドとなる下側ガイドレール8aが設けられている。
また、図示左側の側板5(第2基板17)は、その上端部が上板7よりも上方に突出し、その下端部が底板8(第1基板16)よりも下方に突出して設けられており、側板5(第2基板17)の上端部と下端部がガイドレールの役割を果たすように構成されている。上側ガイドレール7aと下側ガイドレール8aは、側板5と離間して設けられ、反対側の側板6の近傍に設けられる。
通信モジュール1をスロット21に挿入する際には、側板5(第2基板17)の上下端部および両ガイドレール7a,8aを、伝送装置100に設けられたガイドレール24に沿わせてスライドさせつつ挿入する。このとき、通信モジュール1は複数個のスロット21にわたって配置されることになる。つまり、通信モジュール1は、伝送装置100に搭載される際に、複数のスロット21を占有する。通信モジュール1の幅は特に限定するものではないが、本実施の形態では、4スロット分の幅となるように(4スロットを占有するように)通信モジュール1を形成した。
側板6のフロントパネル10側の端部には、伝送装置100に搭載された際に伝送装置100の筐体23または隣接するラインカード22と接触し、不要な電磁放射を抑制するための遮蔽部材6aが設けられている。
(基板16,17の配置の説明)
100Gb/s(ギガビット毎秒)の高速伝送に対応した長距離伝送用光トランシーバ、近距離伝送用光トランシーバを用いる場合、光トランシーバのサイズが大きく実装面積が大きくなるため、両者を1枚の基板に搭載してラインカードを構成した場合には、ラインカードの高さが非常に大きくなってしまう。
そこで、本発明者らは、検討を重ねた結果、両基板16,17をL字型に配置することで、100Gb/sの高速伝送に対応し、かつ、高さ2U程度の小型の伝送装置100に搭載可能な通信モジュール1を実現できることを見出した。
すなわち、本実施の形態に係る通信モジュール1は、長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3とを別々の基板16,17に搭載し、両基板16,17を正面視で(フロントパネル10側から見て)L字型に配置して構成されている。
本実施の形態では、長距離伝送用ポート2を第1基板16の正面側(フロントパネル10側)の端部に搭載すると共に、近距離伝送用ポート3を第2基板17の正面側(フロントパネル10側)の端部に搭載し、第1基板16と第2基板17とを正面視でL字型に配置して、第1基板16と第2基板17とを電気コネクタ18により電気的に接続するように構成している。
両ポート2,3を搭載する基板16,17をL字型に配置することにより、1枚の基板に両ポート2,3を搭載する場合と比較して、通信モジュール1の高さを小さくすることが可能になる。その結果、高さ2U程度の小型の伝送装置100にも搭載可能な通信モジュール1を実現することが可能になる。
また、本実施の形態では、ケース4の底板8を第1基板16で構成し、ケース4の一方の側板5を第2基板17で構成している。これは、ケース4内で発生した熱はケース4の上方に溜まるため、ケース4の上方に基板16,17を配置することは好ましくなく、さらに、長距離伝送用ポート2は近距離伝送用ポート3と比較して実装面積(ケージ2aの幅)が大きくなるため、長距離伝送用ポート2を高さ方向に沿って配置した場合(つまり第1基板16を側板5として用いた場合)には、通信モジュール1の高さが大きくなってしまう場合があるためである。つまり、ケース4の底板8を第1基板16で構成し、ケース4の一方の側板5を第2基板17で構成することで、通信モジュール1の高さをより小さくすることが可能になる。
なお、ここでは、正面視で左側の側板5を第2基板17で構成しているが、正面視で右側の側板6を第2基板17で構成しても構わない。また、ここでは、底板8と側板5とを基板16,17で構成すること、すなわちケース4の一部を基板16,17で構成することで、通信モジュール1全体のさらなる小型化を図っているが、ケース4と別体に基板16,17を設けても構わない。つまり、ケース4内に基板16,17を収容するように構成しても構わない。
長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3は、両基板16,17のケース4内側の面にそれぞれ搭載される。つまり、両基板16,17は、長距離伝送用ポート2、近距離伝送用ポート3を搭載した面がケース4の内面となるように、L字型に配置される。
(第1基板16と第2基板17とを固定する構造の説明)
図3〜6に示すように、第1基板16の第2基板17側の端部で、かつ、長さ方向の中央部よりも前側の位置には、側方に突出する係止突起16aが形成されており、第2基板17には、係止突起16aを収容する係止穴17aが形成されている。
また、第1基板16の長さ方向の中央部よりも背面側の位置には、電気コネクタ18の一部であるプラグ部18aが搭載されており、第2基板17には、電気コネクタ18の一部でありプラグ部18aが嵌合されるレセプタクル部18bが搭載されている。
第1基板16と第2基板17は、係止突起16aを係止穴17aに収容した状態で、プラグ部18aをレセプタクル部18bに嵌合することで、互いに固定される。つまり、電気コネクタ18は、両基板16,17を電気的に接続する役割と、両基板16,17を固定する役割とを兼ねている。
(信号処理についての説明)
第1基板16には、長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3間で伝送される電気信号の信号処理を行う第1LSI19が搭載されている。また、第2基板17には、長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3間で伝送される電気信号の信号処理を行う第2LSI20が搭載されている。
長距離伝送用ポート2と第1LSI19、および第1LSI19と電気コネクタ18のプラグ部18aとは、第1基板16に形成された配線パターンにより電気的に接続される。また、近距離伝送用ポート3と第2LSI20、および第2LSI20と電気コネクタ18のレセプタクル部18bとは、第2基板17に形成された配線パターンにより電気的に接続される。
第1LSI19には、第1LSI19で発生した熱を放熱するための第1ヒートシンク19aが設けられている。また、第2LSI20には、第2LSI20で発生した熱を放熱するための第2ヒートシンク20aが設けられている。
本実施の形態では、第1LSI19は、デジタルコヒーレント信号処理LSI(DSP−LSI)からなり、長距離伝送用の監視情報を埋め込む処理や、イーサ統計、FEC(誤り訂正)処理等を行う。
また、本実施の形態では、第1LSI19は、長距離伝送用ポート2から入力された高速信号を低速信号に変換して電気コネクタ18を介して第2基板17に出力すると共に、電気コネクタ18を介して第2基板17から入力された低速信号を高速信号に変換して長距離伝送用ポート2に出力する第1伝送レート変換部(ギアボックス部)を有している。
ここでは、長距離伝送用ポート2から入力された25Gb/s×4chの高速信号を10Gb/s×10chの低速信号に変換して電気コネクタ18側に出力し、かつ、電気コネクタ18側から入力された10Gb/s×10chの低速信号を25Gb/s×4chの高速信号に変換して長距離伝送用ポート2に出力するように第1LSI19を構成した。実際の長距離伝送用ポート2のデータレートは、FEC符号が付加されるため25Gb/sより少し高い28〜32Gb/s×4chのビットレートである。
長距離伝送用ポート2と第1LSI19間では、25Gb/sの高速信号が伝送されることになるため、第1LSI19をなるべく長距離伝送用ポート2の近くに配置し、信号劣化を抑制することが望ましい。そのため、第1基板16においては、正面側(フロントパネル10側)から背面側にかけて、長距離伝送用ポート2、第1LSI19、電気コネクタ18のプラグ部18aが順次配置されることになる。
第2LSI20は、近距離伝送用ポート3から入力された高速信号を低速信号に変換して電気コネクタ18を介して第1基板16に出力すると共に、電気コネクタ18を介して第1基板16から入力された低速信号を高速信号に変換して近距離伝送用ポート3に出力する第2伝送レート変換部を有している。
ここでは、近距離伝送用ポート3から入力された25Gb/s×4chの高速信号を10Gb/s×10chの低速信号に変換して電気コネクタ18側に出力し、かつ、電気コネクタ18側から入力された10Gb/s×10chの低速信号を25Gb/s×4chの高速信号に変換して近距離伝送用ポート3に出力するように第2LSI20を構成した。
近距離伝送用ポート3と第2LSI20間では、25Gb/sの高速信号が伝送されることになるため、第2LSI20をなるべく近距離伝送用ポート3の近くに配置し、信号劣化を抑制することが望ましい。そのため、第2基板16においては、正面側(フロントパネル10側)から背面側にかけて、近距離伝送用ポート3、第2LSI20、電気コネクタ18のレセプタクル部18bが順次配置されることになる。
両伝送レート変換部(LSI19,20)を備えることにより、電気コネクタ18を含む両LSI19,20間の伝送路で低速信号を伝送することが可能になり、高速信号をそのまま伝送した場合と比較して、信号劣化を抑制することが可能になる。また、電気コネクタ18として高速信号に対応したものを用いる必要がなくなるので、低コスト化が可能になる。
両LSI19,20を含む通信モジュール1への電源供給は、伝送装置100から行われる。本実施の形態では、第2基板17の背面側の端部に、通信モジュール1を伝送装置100に搭載した際に、伝送装置100のバックボード26に設けられた装置側コネクタ25に嵌合されるモジュール側コネクタ30を設け、このモジュール側コネクタ30を介して電源供給がなされるように構成している。なお、モジュール側コネクタ30を第1基板16に設けても構わない。
(埃防止部材についての説明)
図1(b)および図7に示すように、本実施の形態に係る通信モジュール1は、占有するスロット21に対応する装置側コネクタ25のうち、未使用の装置側コネクタ25を覆うように設けられる埃防止部材31を備えている。
埃防止部材31は、通信モジュール1を伝送装置100に搭載した際に未使用の装置側コネクタ25を覆い、外気と共に巻き込まれた埃が装置側コネクタ25に付着することを抑制するためのものである。
本実施の形態では、伝送装置100が、冷却用の外気を前面側から吸気し、背面側から排気するように構成されているため、埃防止部材31は、少なくとも、導入された外気に晒される未使用の装置側コネクタ25の前面側を覆うように設けられることが望ましい。図7では、冷却用の外気の流れを破線矢印で示している。
また、埃防止部材31は、前面側から見たとき、バックボード26と重なる位置に設けられることが望ましい。すなわち、埃防止部材31は、バックボード26よりも上方に突出しないように設けられることが望ましい。これは、埃防止部材31がバックボード26よりも上方に突出すると、バックボード26の上方の通風用の隙間27が狭くなり、通風抵抗が増加して通信モジュール1を十分に冷却することができなくなるおそれがあるためである。なお、通風抵抗が増加せず冷却に影響が出ない範囲であれば、埃防止部材31がバックボード26よりも若干上方に突出していてもよい。
本実施の形態では、筐体であるケース4の一部を折り曲げ加工して埃防止部材31を形成している。ここでは、金属板からなる側板6の背面側の端部を折り曲げ加工することで、埃防止部材31を形成している。これにより、部品点数を増やすことなく、低コストに埃防止部材31を実現することが可能になる。
より具体的には、埃防止部材31は、側板6の背面側の端部を他方の側板5(第2基板17)側に直角に折り曲げて形成された前面部31aと、前面部31aの上端部を背面側に直角に折り曲げて形成された上面部31bと、前面部31aの下端部を背面側に直角に折り曲げて形成された下面部31cと、を一体に備え、全体として側面視でコの字状に形成されている。
通信モジュール1を伝送装置100に搭載すると、埃防止部材31が、通信モジュール1が占有するスロット21に対応する装置側コネクタ25のうち、未使用の3つの装置側コネクタ25を一括して覆うように配置されることになる。このとき、前面部31aが未使用の3つの装置側コネクタ25の前面側を一括して覆い、上面部31bが未使用の3つの装置側コネクタ25の上側を一括して覆い、下面部31cが未使用の3つの装置側コネクタ25の下側を一括して覆うことになる。
本実施の形態では、埃防止部材31が金属から構成されるため、埃防止部材31が装置側コネクタ25の端子に接触すると、ショート等の不具合が発生するおそれがある。そのため、埃防止部材31は、通信モジュール1を伝送装置100に搭載した際に装置側コネクタ25に接触しない位置に設けられることが望ましい。
(変形例)
本実施の形態では、筐体であるケース4の一部を折り曲げ加工して埃防止部材31を形成したが、これに限らず、ケース4と別体に埃防止部材31を形成し、埃防止部材31をケース4に固定するように構成してもよい。
例えば、図8に示すように、埃防止部材31をケース4と別体に形成し、その埃防止部材31をケース4にねじ止め等により固定しても構わない。図8では、背面側が開口した直方体形状の埃防止部材31を用いる場合を示しているが、埃防止部材31は、少なくとも装置側コネクタ5の前面側を覆っていればよいので、側面視でコの字状に形成してもよく、また上面部31bや下面部31cを省略してもよい。
埃防止部材31をケース4と別体に形成する場合、埃防止部材31を構成する材料として、金属以外の材料、例えば樹脂等を用いることも可能である。
なお、図8では、埃防止部材31を直接側板6にねじ止め固定する場合を示しているが、埃防止部材31を支柱等の支持部材を介して固定するように構成してもよく、また、埃防止部材31をケース4の側板6以外の部分、すなわち、反対側の側板5上板7や底板8に固定するようにしてもよい。
ただし、本実施の形態では、反対側の側板5が第2基板17で構成され、底板8が第1基板16で構成されているため、基板16,17の実装スペースを損なわないようにするためには、金属板から構成される側板6または上板7に埃防止部材31を設けることが望ましいといえる。また、上板7に埃防止部材31を固定する場合、埃防止部材31を固定する支柱等の支持部材が冷却用の外気の流れを妨げてしまうおそれがあるため、埃防止部材31は側板6に固定することが最も望ましいといえる。
また、図9に示すように、埃防止部材31の前面側の面31d、すなわち前面部31aの前面側の面31dを、上方ほどバックボード26に近接するよう傾斜して形成してもよい。これにより、ケース4の下方から導入された冷却用の外気が埃防止部材31の前面側の面31dに沿って上方に導かれ、バックボード26の上方の隙間27に向かうようになり、冷却用の外気の流れをスムーズにすることができる。つまり、埃防止部材31の前面側の面31dを傾斜して形成することで、埃防止部材31に導風板の役割も兼ねさせることが可能になる。
この場合、埃防止部材31よりも下方に冷却用の外気が入り込み吹き溜まりとなってしまうことを抑制するために、埃防止部材31の前面部31dをなるべく底板8の近くまで延出することが望ましい。また、この場合、下面部31cを省略することで、底板8である第1基板16から上方に突出する部材が埃防止部材31に干渉してしまうことを抑制できる。
また、本実施の形態では、埃防止部材31を未使用の3つの装置側コネクタ25を一括して覆うように形成したが、これに限らず、未使用の各装置側コネクタ25を個別に覆うように、埃防止部材31を構成してもよい。
さらに、埃防止部材31を、未使用の装置側コネクタ25に嵌合するダミーコネクタで構成してもよい。この場合、ダミーコネクタとしてはモジュール側コネクタ30と全く同じ構成のものを用いてもよいし、例えば端子等を省略したものを用いてもよい。埃防止部材31をダミーコネクタで構成することで、未使用の装置側コネクタ25におけるモジュール側コネクタ30との接続の安定性を保つことが可能になる。
ただし、埃防止部材31をダミーコネクタで構成した場合、コストが高くなるおそれがある。コストを抑えるという観点からは、ケース4の一部を折り曲げ加工して埃防止部材31を形成することが最も望ましいといえる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る通信モジュール1では、占有するスロット21に対応する装置側コネクタ25のうち、未使用の装置側コネクタ25を覆うように設けられる埃防止部材31を備えている。
このように構成することで、通信モジュール1が複数のスロット21を占有する場合であっても、未使用の装置側コネクタ25への埃の付着を抑制することが可能となり、後に未使用の装置側コネクタ25を使用する際に埃の影響により接続不良やショート等の不具合が発生することを抑制することが可能になる。
また、通信モジュール1に埃防止部材31を備えておくことで、未使用となる装置側コネクタ25に予めキャップ等を取り付ける作業を行う必要がなくなり、利便性が向上する。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]複数のスロット(21)と前記スロット(21)のそれぞれに対応するように装置側コネクタ(25)が設けられたバックボード(26)とを有するシャーシ型の伝送装置(100)に、複数の前記スロット(21)を占有するように搭載される通信モジュール(1)であって、占有する前記スロット(21)に対応する前記装置側コネクタ(25)のうち、未使用の前記装置側コネクタ(25)を覆うように設けられる埃防止部材(31)を備えた、通信モジュール(1)。
[2]前記伝送装置(100)は、冷却用の外気を、前記スロット(21)の挿入口(21a)側である前面側から吸気し、前記スロット(21)の挿入口(21a)と反対側である背面側から排気するように構成され、前記埃防止部材(31)は、少なくとも、未使用の前記装置側コネクタ(25)の前面側を覆うように設けられる、[1]に記載の通信モジュール(1)。
[3]前記埃防止部材(31)は、前記スロット(21)の挿入口(21a)側である前面側から見たとき、前記バックボード(26)と重なる位置に設けられる、[1]又は[2]に記載の通信モジュール(1)。
[4]前記埃防止部材(31)は、前記伝送装置(100)に搭載した際に前記装置側コネクタ(25)に接触しないように設けられている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の通信モジュール(1)。
[5]前記埃防止部材(31)は、その前記スロット(21)の挿入口(21a)側である前面側の面が、上方ほど前記バックボード(26)に近接するよう傾斜して形成されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の通信モジュール(1)。
[6]前記埃防止部材(31)は、筐体(4)の一部を折り曲げ加工して形成される、[1]乃至[5]の何れか1項に記載の通信モジュール(1)。
[7]複数のスロット(21)を有するシャーシ型の伝送装置(100)であって、[1]乃至[6]のいずれか1項に記載の通信モジュール(1)を備え、当該通信モジュール(1)を前記スロット(21)に搭載して構成される、伝送装置(100)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、通信モジュール1が光伝送モジュールである場合を説明したが、本発明は、シャーシ型の伝送装置100に複数スロットにわたって搭載されるものであれば適用可能である。
1…通信モジュール
2…長距離伝送用ポート
3…近距離伝送用ポート
4…ケース(筐体)
5,6…側板
7…上板
8…底板
16…第1基板
17…第2基板
18…電気コネクタ
21…スロット
25…装置側コネクタ
26…バックボード
31…埃防止部材
100…伝送装置

Claims (8)

  1. 複数のスロットと前記スロットのそれぞれに対応するように装置側コネクタが設けられたバックボードとを有するシャーシ型の伝送装置に、複数の前記スロットを占有するように搭載される通信モジュールであって、
    占有する前記スロットに対応する前記装置側コネクタのうち、未使用の前記装置側コネクタを覆うように設けられる埃防止部材を備えた、
    通信モジュール。
  2. 前記伝送装置は、冷却用の外気を、前記スロットの挿入口側である前面側から吸気し、前記スロットの挿入口と反対側である背面側から排気するように構成され、
    前記埃防止部材は、少なくとも、未使用の前記装置側コネクタの前面側を覆うように設けられる、
    請求項1に記載の通信モジュール。
  3. 前記埃防止部材は、前記スロットの挿入口側である前面側から見たとき、前記バックボードと重なる位置に設けられる、
    請求項1又は2に記載の通信モジュール。
  4. 前記埃防止部材は、前記伝送装置に搭載した際に前記装置側コネクタに接触しないように設けられている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信モジュール。
  5. 前記埃防止部材は、その前記スロットの挿入口側である前面側の面が、上方ほど前記バックボードに近接するよう傾斜して形成されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信モジュール。
  6. 前記埃防止部材は、筐体の一部を折り曲げ加工して形成される、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信モジュール。
  7. 複数のスロットを有するシャーシ型の伝送装置であって、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信モジュールを備え、当該通信モジュールを前記スロットに搭載して構成される、
    伝送装置。
  8. 前記バックボードと、前記バックボードの上方の筐体の下面との間に、通風用の隙間が設けられている、
    請求項7記載の伝送装置。
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