JP2016220082A - 光伝送モジュール及び伝送装置 - Google Patents

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Norifumi Kobayashi
憲文 小林
高橋 正
Tadashi Takahashi
正 高橋
和聰 村田
Kazutoshi Murata
和聰 村田
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Abstract

【課題】コンパクトで小型の伝送装置にも搭載可能であり、放熱性の高い高速伝送用の光伝送モジュール及び伝送装置を提供する。
【解決手段】表面に長距離伝送用ポート2が搭載された第1基板16と、表面に近距離伝送用ポート3が搭載された第2基板17と、第1基板16の表面に搭載され電気信号の信号処理を行う第1LSI19と、第1LSI19で発生した熱を放熱する第1ヒートシンク19aと、第2基板17の表面に搭載され電気信号の信号処理を行う第2LSI20と、第2LSI20で発生した熱を放熱する第2ヒートシンク20aと、を備え、両基板16,17を表面が内側となるように正面視でL字型に配置し電気コネクタ18により電気的に接続し、両ヒートシンク19a,20aは、少なくともその一部が、両基板16,17の法線方向に対して垂直な方向である長さ方向に重なるように配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光伝送モジュール及び伝送装置に関する。
従来、例えば100km以上の伝送距離に対応する長距離伝送用光トランシーバが挿入される長距離伝送用ポートを備えた光伝送モジュールが知られている。
この光伝送モジュールでは、近距離伝送用光トランシーバまたはケーブルの端部に設けられたコネクタが挿入される近距離伝送用ポートをさらに備え、長距離伝送用ポートから入力された信号を信号処理(FEC(誤り訂正)等の処理)した後に近距離伝送用ポートから出力し、近距離伝送用ポートから入力された信号を信号処理した後に長距離伝送用ポートから出力するように構成されている。
光伝送モジュールは、複数のスロットを有するシャーシ型の伝送装置に搭載される。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、特許文献1がある。
特開2003−163642号公報
ところで、高さが2U程度の小型の伝送装置では、1Gb/s(ギガビット毎秒)や10Gb/s程度の伝送速度の信号を想定した小型の光トランシーバ、例えばMSA(Multi Source Agreement)規格のSFP光トランシーバが用いられており、この光トランシーバと信号処理用のLSIを1枚の基板に実装したカード型の光伝送モジュールが一般に用いられている。なお、上述の高さの単位Uは、TIA/EIA−310−D、IEC60917、JISC6010等で規格されるものであり、1Uは44.45mmである。
しかしながら、100Gb/sの高速伝送に対応するためには、光トランシーバとして、MSA規格のCFPシリーズのような比較的大型の光トランシーバを用いる必要があり、また、信号処理用のLSIとしても発熱量の大きなLSIを用いる必要がある。そのため、100Gb/sの高速伝送に対応した光伝送モジュールでは、大きな実装面積を確保する必要があり、上述のような高さ2U程度の小型の伝送装置に搭載することは困難であった。
また、100Gb/sの高速伝送に対応するためには、信号処理用のLSIとして、発熱量の大きいものを用いる必要があり、放熱性を向上させる必要があった。
そこで、本発明は、コンパクトで小型の伝送装置にも搭載可能であり、放熱性の高い高速伝送用の光伝送モジュール及び伝送装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、長距離伝送用光トランシーバが挿入される長距離伝送用ポートと、近距離伝送用光トランシーバまたはケーブルの端部に設けられたコネクタが挿入される近距離伝送用ポートと、を備え、前記長距離伝送用ポートから入力された信号を前記近距離伝送用ポートから出力し、前記近距離伝送用ポートから入力された信号を前記長距離伝送用ポートから出力する光伝送モジュールであって、正面側の端部に前記長距離伝送用ポートが搭載された第1基板と、正面側の端部に前記近距離伝送用ポートが搭載された第2基板と、前記第1基板に搭載され前記両伝送用ポート間で伝送される電気信号の信号処理を行う第1LSIと、前記第1LSIで発生した熱を放熱すべく前記第1LSIの前記第1基板と反対側の面に設けられた第1ヒートシンクと、前記第2基板に搭載され前記両伝送用ポート間で伝送される電気信号の信号処理を行う第2LSIと、前記第2LSIで発生した熱を放熱すべく前記第2LSIの前記第2基板と反対側の面に設けられた第2ヒートシンクと、を備え、前記長距離伝送用ポートと前記第1LSIとは、前記第1基板の表面に搭載され、前記近距離伝送用ポートと前記第2LSIとは、前記第2基板の表面に搭載され、前記第1基板と前記第2基板とを表面が内側となるように正面視でL字型に配置し、前記第1基板と前記第2基板とを電気コネクタにより電気的に接続し、前記第1ヒートシンクと前記第2ヒートシンクは、少なくともその一部が、前記両基板の法線方向に対して垂直な方向である長さ方向に重なるように配置されている、光伝送モジュールを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数のスロットを有するシャーシ型の伝送装置であって、前記光伝送モジュールを備え、当該光伝送モジュールを前記スロットに搭載して構成される、伝送装置を提供する。
本発明によれば、コンパクトで小型の伝送装置にも搭載可能であり、放熱性の高い高速伝送用の光伝送モジュール及び伝送装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る光伝送モジュールの外観を示す斜視図である。 光伝送モジュールを搭載した伝送装置の斜視図である。 フロントパネルと側板を取り外した光伝送モジュールの斜視図である。 フロントパネルと側板を取り外した光伝送モジュールの斜視図である。 第1基板を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 第2基板を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は下面図である。 (a)はフロントパネルと側板を取り外した光伝送モジュールの正面図、(b)は光伝送モジュールの正面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(光伝送モジュールの全体構成)
図1は、本実施の形態に係る光伝送モジュールの外観を示す斜視図であり、図2は、光伝送モジュールを搭載した伝送装置の斜視図である。また、図3,4は、フロントパネルと側板を取り外した光伝送モジュールの斜視図である。
図1〜4に示すように、光伝送モジュール1は、長距離伝送用光トランシーバ(不図示)が挿入される長距離伝送用ポート2と、近距離伝送用光トランシーバ(不図示)が挿入される近距離伝送用ポート3と、を備えている。
長距離伝送用光トランシーバは、例えば、MSA規格のCPF2に準拠した光トランシーバであり、近距離伝送用光トランシーバは、例えば、MSA規格のCPF4に準拠した光トランシーバである。ここでは、両光トランシーバとして、25〜32Gb/s×4ch(合計100〜128Gb/s)の高速伝送に対応したものを用いた。また、長距離伝送用光トランシーバとして、光コヒーレント方式に対応したものを用いた。なお、光コヒーレント方式とは、光の波としての性質を利用して信号を伝送し、受信局では信号光とは別のローカル光との干渉により復調することで長距離大容量伝送を可能にする方式である。
長距離伝送用ポート2は、長距離伝送用光トランシーバを収容するケージ2aを有しており、ケージ2a内には、ケージ2a内に収容された長距離用光トランシーバのコネクタ部に嵌合し電気的に接続されるレセプタクル部(不図示)が設けられている。
近距離伝送用ポート3は、近距離伝送用光トランシーバを収容するケージ3aを有しており、ケージ3a内には、ケージ3a内に収容された近距離用光トランシーバのコネクタ部に嵌合し電気的に接続されるレセプタクル部(不図示)が設けられている。
なお、本実施の形態では、近距離伝送用ポート3として近距離伝送用光トランシーバが挿入されるものを用いたが、これに限らず、近距離伝送用ポート3は、ケーブルの端部に設けられたコネクタが挿入されるもの(電気コネクタ)で構成されてもよい。つまり、近距離伝送用ポート3から入出力する信号は、光信号であっても電気信号であっても構わない。
光伝送モジュール1は、長距離伝送用ポート2から入力された信号を信号処理した後に近距離伝送用ポート3から出力し、近距離伝送用ポート3から入力された信号を信号処理した後に長距離伝送用ポート2から出力するように構成される。信号処理については後述する。
近距離伝送用ポート3は、例えば光ファイバや電線を介して端末装置に接続され、遠距離伝送用ポート2は、例えば光ファイバを介して100km以上の遠方に配置された別の光伝送モジュールに接続される。
図2に示すように、光伝送モジュール1は、複数のスロット21を有するシャーシ型の伝送装置100に搭載される。このとき、光伝送モジュール1は、他のラインカード22(カード型の通信モジュール)と同様に、スロット21に挿入され、伝送装置100に搭載される。詳細は後述するが、本実施の形態に係る光伝送モジュール1では、その高さを小さくすることが可能であるため、高さ2U程度の小型の伝送装置100に搭載可能である。
(ケースの構成)
図1〜4に示すように、光伝送モジュール1は、背面が開放された直方体形状のケース4を備えている。以下、図1における左右方向を幅方向、左手前から右奥の方向を長さ方向、上下方向を高さ方向という。
ケース4は、幅方向に対向配置された2枚の側板5,6と、高さ方向に対向配置された上板7と底板8とからなる角筒状の本体部9を備え、本体部9の前側(正面側)の開口を塞ぐようにフロントパネル10を設けて構成されている。
本実施の形態では、底板8と一方の側板5を基板16、17で構成しており、上板7と他方の側板6とフロントパネル10とを金属板で構成している。基板16,17の詳細については後述する。
フロントパネル10には、長距離伝送用ポート2のケージ2aの先端部が挿入される第1貫通孔11と、近距離伝送用ポート3のケージ3aの先端部が挿入される第2貫通孔12と、が形成されている。また、フロントパネルには、冷却用の外気を取り込むための多数の通気口13が形成されている。通気口13は、フロントパネル10のほぼ全面(本体部9の前側の開口と対向する位置のほぼ全面)にわたって形成されており、ケース4内に配置される発熱部材の冷却に十分な量の外気を取り込めるように構成されている。図示していないが、通気口13から外気を取り込むためのファンは、伝送装置100に搭載されている。
フロントパネル10には、光伝送モジュール1を伝送装置100のスロット21から取り出す際に用いるレバー14が取り付けられている。レバー14は、レバー14を手前側(前側)に倒したときに、その下端部で伝送装置100の筐体を背面側に押し込むように構成されており、この反力により光伝送モジュール1を前方に移動させて、スロット21から光伝送モジュール1を離脱させるように構成されている。レバー14の上端部には、伝送装置100の筐体23の前面に設けられたねじ穴(不図示)に螺合される固定用ネジ15が設けられており、この固定用ネジを伝送装置100の筐体23に設けられたねじ穴に螺合することで、レバー14とフロントパネル10とを含む光伝送モジュール1全体が伝送装置100の筐体23に固定されるように構成されている。
上板7の上面には、光伝送モジュール1を伝送装置100のスロット21内に挿入する際にガイドとなる上側ガイドレール7aが設けられている。同様に、底板8(第1基板16)の下面には、光伝送モジュール1を伝送装置100のスロット21内に挿入する際にガイドとなる下側ガイドレール8aが設けられている。
また、図示左側の側板5(第2基板17)は、その上端部が上板7よりも上方に突出し、その下端部が底板8(第1基板16)よりも下方に突出して設けられており、側板5(第2基板17)の上端部と下端部がガイドレールの役割を果たすように構成されている。上側ガイドレール7aと下側ガイドレール8aは、側板5と離間して設けられ、反対側の側板6の近傍に設けられる。
光伝送モジュール1をスロット21に挿入する際には、側板5(第2基板17)の上下端部および両ガイドレール7a,8aを、伝送装置100に設けられたガイドレール24に沿わせてスライドさせつつ挿入する。このとき、光伝送モジュール1は複数個のスロット21にわたって配置されることになる。光伝送モジュール1の幅は特に限定するものではないが、本実施の形態では、4スロット分の幅となるように光伝送モジュール1を形成した。
側板6のフロントパネル10側の端部には、伝送装置100に搭載された際に伝送装置100の筐体23または隣接するラインカード22と接触し、不要な電磁放射を抑制するための遮蔽部材6aが設けられている。
(基板16,17の配置の説明)
100Gb/sの高速伝送に対応した長距離伝送用光トランシーバ、近距離伝送用光トランシーバを用いる場合、光トランシーバのサイズが大きく実装面積が大きくなるため、両者を1枚の基板に搭載してラインカードを構成した場合には、ラインカードの高さが非常に大きくなってしまう。
そこで、本発明者らは、100Gb/sの高速伝送に対応し、かつ、高さ2U程度の小型の伝送装置100に搭載可能な光伝送モジュール1について検討を重ね、本発明に至った。
すなわち、本実施の形態に係る光伝送モジュール1は、長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3とを別々の基板16,17に搭載し、両基板16,17を正面視で(フロントパネル10側から見て)L字型に配置したものである。
本実施の形態では、長距離伝送用ポート2を第1基板16の正面側(フロントパネル10側)の端部に搭載すると共に、近距離伝送用ポート3を第2基板17の正面側(フロントパネル10側)の端部に搭載し、第1基板16と第2基板17と正面視でL字型に配置して、第1基板16と第2基板17とを電気コネクタ18により電気的に接続するように構成している。
両伝送用ポート2,3を搭載する基板16,17をL字型に配置することにより、1枚の基板に両伝送用ポート2,3を搭載する場合と比較して、光伝送モジュール1の高さを小さくすることが可能になる。その結果、高さ2U程度の小型の伝送装置100にも搭載可能な光伝送モジュール1を実現することが可能になる。
また、本実施の形態では、ケース4の底板8を第1基板16で構成し、ケース4の一方の側板5を第2基板17で構成している。これは、ケース4内で発生した熱はケース4の上方に溜まるため、ケース4の上方に基板16,17を配置することは好ましくなく、さらに、長距離伝送用ポート2は近距離伝送用ポート3と比較して実装面積(ケージ2aの幅)が大きくなるため、長距離伝送用ポート2を高さ方向に沿って配置した場合(つまり第1基板16を側板5として用いた場合)には、光伝送モジュール1の高さが大きくなってしまう場合があるためである。つまり、ケース4の底板8を第1基板16で構成し、ケース4の一方の側板5を第2基板17で構成することで、光伝送モジュール1の高さをより小さくすることが可能になる。
なお、ここでは、正面視で左側の側板5を第2基板17で構成しているが、正面視で右側の側板6を第2基板17で構成しても構わない。また、ここでは、底板8と側板5とを基板16,17で構成すること、すなわちケース4の一部を基板16,17で構成することで、光伝送モジュール1全体のさらなる小型化を図っているが、ケース4と別体に基板16,17を設けても構わない。つまり、ケース4内に基板16,17を収容するように構成しても構わない。
長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3とを基板16,17の表面にそれぞれ搭載し、両基板16,17を表面が内側となるようにL字型に配置している。つまり、両基板16,17は、長距離伝送用ポート2、近距離伝送用ポート3を搭載した面がケース4の内面となるように、L字型に配置される。
(第1基板16と第2基板17とを固定する構造の説明)
図3〜6に示すように、第1基板16の第2基板17側の端部で、かつ、長さ方向の中央部よりも前側の位置には、側方に突出する係止突起16aが形成されており、第2基板17には、係止突起16aを収容する係止穴17aが形成されている。
また、第1基板16の長さ方向の中央部よりも背面側の位置には、電気コネクタ18の一部であるプラグ部18aが搭載されており、第2基板17には、電気コネクタ18の一部でありプラグ部18aが嵌合されるレセプタクル部18bが搭載されている。
第1基板16と第2基板17は、係止突起16aを係止穴17aに収容した状態で、プラグ部18aをレセプタクル部18bに嵌合することで、互いに固定される。つまり、電気コネクタ18は、両基板16,17を電気的に接続する役割と、両基板16,17を固定する役割とを兼ねている。
(信号処理についての説明)
第1基板16の表面(ケース4の内側の面)には、長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3間で伝送される電気信号の信号処理を行う第1LSI19が搭載されている。また、第2基板17の表面(ケース4の内側の面)には、長距離伝送用ポート2と近距離伝送用ポート3間で伝送される電気信号の信号処理を行う第2LSI20が搭載されている。
長距離伝送用ポート2と第1LSI19、および第1LSI19と電気コネクタ18のプラグ部18aとは、第1基板16に形成された配線パターンにより電気的に接続される。また、近距離伝送用ポート3と第2LSI20、および第2LSI20と電気コネクタ18のレセプタクル部18bとは、第2基板17に形成された配線パターンにより電気的に接続される。
本実施の形態では、第1LSI19は、デジタルコヒーレント信号処理LSI(DSP−LSI)からなり、長距離伝送用の監視情報を埋め込む処理や、イーサ統計、FEC(誤り訂正)処理等を行う。
また、本実施の形態では、第1LSI19は、長距離伝送用ポート2から入力された高速信号を低速信号に変換して電気コネクタ18を介して第2基板17に出力すると共に、電気コネクタ18を介して第2基板17から入力された低速信号を高速信号に変換して長距離伝送用ポート2に出力する第1伝送レート変換部(ギアボックス部)を有している。
ここでは、長距離伝送用ポート2から入力された25Gb/s×4chの高速信号を10Gb/s×10chの低速信号に変換して電気コネクタ18側に出力し、かつ、電気コネクタ18側から入力された10Gb/s×10chの低速信号を25Gb/s×4chの高速信号に変換して長距離伝送用ポート2に出力するように第1LSI19を構成した。実際の長距離伝送用ポート2のデータレートは、FEC符号が付加されるため25Gb/sより少し高い28〜32Gb/s×4chのビットレートである。
長距離伝送用ポート2と第1LSI19間では、25Gb/sの高速信号が伝送されることになるため、第1LSI19をなるべく長距離伝送用ポート2の近くに配置し、信号劣化を抑制することが望ましい。そのため、第1基板16においては、正面側(フロントパネル10側)から背面側にかけて、長距離伝送用ポート2、第1LSI19、電気コネクタ18のプラグ部18aが順次配置されることになる。
第2LSI20は、近距離伝送用ポート3から入力された高速信号を低速信号に変換して電気コネクタ18を介して第1基板16に出力すると共に、電気コネクタ18を介して第1基板16から入力された低速信号を高速信号に変換して近距離伝送用ポート3に出力する第2伝送レート変換部を有している。
ここでは、近距離伝送用ポート3から入力された25Gb/s×4chの高速信号を10Gb/s×10chの低速信号に変換して電気コネクタ18側に出力し、かつ、電気コネクタ18側から入力された10Gb/s×10chの低速信号を25Gb/s×4chの高速信号に変換して近距離伝送用ポート3に出力するように第2LSI20を構成した。
近距離伝送用ポート3と第2LSI20間では、25Gb/sの高速信号が伝送されることになるため、第2LSI20をなるべく近距離伝送用ポート3の近くに配置し、信号劣化を抑制することが望ましい。そのため、第2基板16においては、正面側(フロントパネル10側)から背面側にかけて、近距離伝送用ポート3、第2LSI20、電気コネクタ18のレセプタクル部18bが順次配置されることになる。
両伝送レート変換部(LSI19,20)を備えることにより、電気コネクタ18を含む両LSI19,20間の伝送路で低速信号を伝送することが可能になり、高速信号をそのまま伝送した場合と比較して、信号劣化を抑制することが可能になる。また、電気コネクタ18として高速信号に対応したものを用いる必要がなくなるので、低コスト化が可能になる。
両LSI19,20を含む光伝送モジュール1への電源供給は、伝送装置100から行われる。本実施の形態では、第2基板17の背面側の端部に、光伝送モジュール1を伝送装置100に搭載した際に伝送装置100のバックボード(不図示)に接続される背面側電気コネクタ30を設け、この背面側電気コネクタ30を介して電源供給がなされるように構成している。なお、背面側電気コネクタ30を第1基板16に設けても構わない。
(放熱性を高める構造の説明)
図3〜7に示すように、第1LSI19の第1基板16と反対側の面には、第1LSI19で発生した熱を放熱するための第1ヒートシンク19aが設けられている。また、第2LSI20の第2基板16と反対側の面には、第2LSI20で発生した熱を放熱するための第2ヒートシンク20aが設けられている。
第1ヒートシンク19aと第2ヒートシンク20aは、棒状の放熱フィン191,201を所定のピッチで縦横に配列して構成されている。第1ヒートシンク19aを構成する放熱フィン191は高さ方向に沿うように配置され、第2ヒートシンク20aを構成する放熱フィン201は幅方向に沿うように配置されている。
本実施の形態では、第1ヒートシンク19aと第2ヒートシンク20aは、少なくともその一部が、長さ方向(両基板16,17の法線方向に対して垂直な方向)に重なるように配置されている。つまり、光伝送モジュール1を幅方向の一側から見たときに、両ヒートシンク19a,20aの一部又は全体が重なるように両ヒートシンク19a,20aが幅方向に並んで配置されている。
このように構成することで、フロントパネル10の通気口13から導入された外気が、両ヒートシンク19a.20aの何れかを通過して背面側に排出され易くなり、外気による冷却効率を高めて放熱性を向上させることが可能になる。
本実施の形態では、第1ヒートシンク19aをケース4の上板7の近傍まで上方に延出すると共に、第2ヒートシンク20aを第1ヒートシンク20aの近傍まで側方に延出することで、正面視で両ヒートシンク19a,20aによりケース4内の空間(外気の流路)の大部分を覆うようにし、通気口13から導入された外気が両ヒートシンク19a.20aの何れかを通過して排出され易くなるように構成している。
なお、熱は上方に移動するため、第1ヒートシンク19aと第2ヒートシンク20aとは、鉛直方向(高さ方向)に重ならないように配置されることが望ましい。ここでは、両ヒートシンク19a,20aを、幅方向に向き合うように配置している。
なお、両ヒートシンク19a,20aの幅方向における間隔Dが大きすぎると、通気口13から導入された外気が両ヒートシンク19a,20aの間を通って冷却に使用されずに背面に排出され易くなるので、両ヒートシンク19a,20aの幅方向における間隔Dはできるだけ小さくすることが望ましい。
具体的には、両ヒートシンク19a,20aが長さ方向に重なる位置での両ヒートシンク19a,20aの間隔(つまり最短距離)Dは、1mm以上10mm以下であることが望ましく、2mm以上5mm以下であることがより望ましい。間隔Dが10mmより大きいと、両ヒートシンク19a,20aの間を外気が通り抜けて冷却効率が低下する場合があり、間隔Dが1mmより小さいと、光伝送モジュール1を組み立てる際に両ヒートシンク19a,20aが接触するなどして作業性が低下するおそれがあるためである。
さらに、両ヒートシンク19a,20aが長さ方向に重なる位置での両ヒートシンク19a,20aの間隔Dを、両ヒートシンク19a,20aの放熱フィン191,201のピッチのうち小さい方のピッチ以下とすることで、両ヒートシンク19a,20aの間を外気が通り抜けることによる冷却効率の低下をより確実に抑制することが可能である。
ところで、光伝送モジュール1における発熱量の大きい発熱部材としては、上述のLSI19,20の他に、長距離伝送用ポート2に挿入される長距離伝送用光トランシーバと、近距離伝送用ポート3に挿入される近距離伝送用光トランシーバとが挙げられる。
光伝送モジュール1では、長距離伝送用光トランシーバで発生した熱を放熱するために、長距離伝送用ポート2(ケージ2a)の第1基板16と反対側に、第1ポート側ヒートシンク2bが設けられている。また、近距離伝送用光トランシーバで発生した熱を放熱するために、近距離伝送用ポート3(ケージ3a)の第2基板17と反対側に、第2ポート側ヒートシンク3bが設けられている。
第1ポート側ヒートシンク2bは、複数の板状の放熱フィン32を平行に配置して構成されている。また、第2ポート側ヒートシンク3bは、複数の板状の放熱フィン33を平行に配置して構成されている。第1ポート側ヒートシンク2bの放熱フィン32は、第2基板16に対して平行に配置され、第2ポート側ヒートシンク3bの放熱フィン33は、第1基板16に対して平行に配置されている。
第1ポート側ヒートシンク2bと第2ポート側ヒートシンク3bとは、鉛直方向(高さ方向)に重ならないように配置されている。これは、一方のポート側ヒートシンク2b(又は3b)で放熱した熱により他方のポート側ヒートシンク3b(又は2b)が加熱されて放熱性が低下することを抑制するためである。また、両ポート側ヒートシンク2b,3bを鉛直方向に重ならないように配置することで、光伝送モジュール1の組立後であっても、ポート側ヒートシンク2b,3bの取り付け、取り外しが可能になる。
両ポート側ヒートシンク2b,3bは、第1ヒートシンク19aと第2ヒートシンク20aよりもフロントパネル10に近い位置に配置されることになる。そのため、通気口13から導入された外気がポート側ヒートシンク2b,3bを通って第1ヒートシンク19aや第2ヒートシンク20aに供給される構造とすると、第1ヒートシンク19aや第2ヒートシンク20aでの冷却効率が低下してしまう。
そこで、本実施の形態では、第1ポート側ヒートシンク2bよりも第1基板16と反対側(上方)に突出するように第1ヒートシンク19aを形成し、かつ、第2ポート側ヒートシンク3bよりも第2基板17と反対側(側方)に突出するように第2ヒートシンク20aを形成している。これにより、フロントパネル10の適切な位置に通気口13を形成しておけば、全てのヒートシンク19a,20a,2b,3bに外気を直接供給できるようになり、冷却効率を向上できる。
図7(b)に示すように、フロントパネル10の正面視でヒートシンク19a,20a,2b,3bと重なる位置(ここではケース4の本体部9の正面側の開口に対応する位置のほぼ全体)には、多数の通気口13が形成されており、正面から見ると、通気口13を通して全てのヒートシンク19a,20a,2b,3bが視認できるようになっている。なお、ここでは通気口13の形状を六角形状としたが、通気口13の形状はこれに限定されない。
なお、本実施の形態では、ケース4の底板8となる第1基板16の下面にも、発熱量の比較的大きいLSI40を搭載したため、長距離伝送用ポート2のケージ2aが挿入される貫通孔11の下方にも通気口13を形成し、第1基板16の下面側にも外気を供給できるように構成している。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係る光伝送モジュール1では、長距離伝送用ポート2が搭載された第1基板16と、近距離伝送用ポート3が搭載された第2基板17とを正面視でL字型に配置し、かつ、第1基板16に搭載された第1LSI19の放熱用の第1ヒートシンク19aと、第2基板17に搭載された第2LSI20の放熱用の第2ヒートシンク20aとを、少なくともその一部が長さ方向に重なるように配置している。
2つの基板16,17をL字型に配置することで、100Gb/sの高速伝送に対応した比較的大型の光トランシーバを用いた場合であっても、高さの小さいコンパクトな光伝送モジュール1を実現できる。その結果、高さ2U程度の小型の伝送装置100にも搭載が可能な高速伝送用の光伝送モジュール1を実現できる。
また、2つの基板16,17をL字型に配置することで、基板16,17の配線面積(実装面積)を大きくできるので、光伝送モジュール1の長さも小さくすることができ、光伝送モジュール1の小型化に寄与する。
さらに、2つの基板16,17をL字型に配置することで、両基板16,17に囲まれた空間(ケース4の内部空間)にヒートシンク19a,20aを集合させ、フロントパネル10に形成された通気口13から導入された外気により、効率よく冷却を行うことも可能になる。
さらにまた、第1ヒートシンク19aと第2ヒートシンク20aとを長さ方向に重なるように配置することで、導入された外気が両ヒートシンク19a,20aの何れかを通りやすくなり、放熱性を高めることが可能になる。
なお、2つの基板16,17を平行に配置することも考えられるが、この場合、例えば、伝送用ポート2,3等を両基板16,17の対向面に配置してヒートシンク2b,3b,19a,19bを両基板16,17の間に集合させると、基板16,17間の接続用の伝送路が長くなり電気信号が劣化しやすくなる。また、基板16,17間の接続用の伝送路を短くするために両基板16,17の対向面と反対側の面に伝送用ポート2,3等を配置すると、基板16,17により分割された空間にヒートシンク2b,3b,19a,19bが分散して配置されることになり、放熱性が低下する。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]長距離伝送用光トランシーバが挿入される長距離伝送用ポート(2)と、近距離伝送用光トランシーバまたはケーブルの端部に設けられたコネクタが挿入される近距離伝送用ポート(3)と、を備え、前記長距離伝送用ポート(2)から入力された信号を前記近距離伝送用ポート(3)から出力し、前記近距離伝送用ポート(3)から入力された信号を前記長距離伝送用ポート(2)から出力する光伝送モジュール(1)であって、正面側の端部に前記長距離伝送用ポート(2)が搭載された第1基板(16)と、正面側の端部に前記近距離伝送用ポート(3)が搭載された第2基板(17)と、前記第1基板(16)に搭載され前記両伝送用ポート(2,3)間で伝送される電気信号の信号処理を行う第1LSI(19)と、前記第1LSI(19)で発生した熱を放熱すべく前記第1LSI(19)の前記第1基板(16)と反対側の面に設けられた第1ヒートシンク(19a)と、前記第2基板(17)に搭載され前記両伝送用ポート(2,3)間で伝送される電気信号の信号処理を行う第2LSI(20)と、前記第2LSI(20)で発生した熱を放熱すべく前記第2LSI(20)の前記第2基板(17)と反対側の面に設けられた第2ヒートシンク(20a)と、を備え、前記長距離伝送用ポート(2)と前記第1LSI(19)とは、前記第1基板(16)の表面に搭載され、前記近距離伝送用ポート(3)と前記第2LSI(20)とは、前記第2基板(17)の表面に搭載され、前記第1基板(16)と前記第2基板(17)とを表面が内側となるように正面視でL字型に配置し、前記第1基板(16)と前記第2基板(17)とを電気コネクタ(18)により電気的に接続し、前記第1ヒートシンク(19a)と前記第2ヒートシンク(20a)は、少なくともその一部が、前記両基板(16,17)の法線方向に対して垂直な方向である長さ方向に重なるように配置されている、光伝送モジュール(1)。
[2]背面が開放された直方体形状のケース(4)を備え、前記ケース(4)は、角筒状の本体部(9)と、該本体部(9)の正面側の開口を閉塞するフロントパネル(10)と、を有し、前記本体部(9)の底板(8)は、前記第1基板(16)からなり、前記本体部(9)の一方の側板(5)は、前記第2基板(17)からなり、前記フロントパネル(10)の少なくとも正面視で前記両ヒートシンク(19a,20a)と重なる位置に、複数の通気口(13)が形成されている、[1]に記載の光伝送モジュール(1)。
[3]前記第1ヒートシンク(19a)と前記第2ヒートシンク(20a)とは、鉛直方向に重ならないように配置される、[1]又は[2]に記載の光伝送モジュール(1)。
[4]前記両ヒートシンク(19a,20a)が長さ方向に重なる位置での前記両ヒートシンク(19a,20a)の間隔が、1mm以上10mm以下である、[1]乃至[3]の何れかに記載の光伝送モジュール(1)。
[5]前記両ヒートシンク(19a,20a)は、棒状の放熱フィン(191,201)を所定のピッチで縦横に配列して構成され、前記両ヒートシンク(19a,20a)が長さ方向に重なる位置での前記両ヒートシンク(19a,20a)の間隔が、前記両ヒートシンク(19a,20a)の前記放熱フィン(191,201)のピッチのうち小さい方のピッチ以下である、[1]乃至[4]の何れかに記載の光伝送モジュール(1)。
[6]前記長距離伝送用光トランシーバで発生した熱を放熱すべく前記長距離伝送用ポート(2)の前記第1基板(16)と反対側に設けられた第1ポート側ヒートシンク(2b)と、前記近距離伝送用光トランシーバ又は前記ケーブルの端部に設けたコネクタで発生した熱を放熱すべく前記近距離伝送用ポート(3)の前記第2基板(17)と反対側に設けられた第2ポート側ヒートシンク(3b)と、を備え、前記第1ヒートシンク(19a)は、前記第1ポート側ヒートシンク(2b)よりも前記第1基板(16)と反対側に突出するように形成され、前記第2ヒートシンク(20a)は、前記第2ポート側ヒートシンク(3b)よりも前記第2基板(17)と反対側に突出するように形成されている、[1]乃至[5]の何れかに記載の光伝送モジュール(1)。
[7]複数のスロット(21)を有するシャーシ型の伝送装置(100)であって、[1]乃至[6]のいずれかに記載の光伝送モジュール(1)を備え、当該光伝送モジュール(1)を前記スロット(21)に搭載して構成される、伝送装置(100)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
例えば、上記実施の形態では、1つの電気コネクタ18により両基板16,17を接続したが、2つ以上の電気コネクタ18で両基板16,17を接続しても構わない。
また、上記実施の形態では、両基板16,17に伝送レート変換部を搭載する場合について説明したが、伝送レート変換部は必須ではなく、例えば、基板16,17や電気コネクタ18を伝送する際に劣化した高速信号の補正処理や増幅処理等を行う部材を適宜追加することで、伝送レート変換部を省略することも可能である。
また、上記実施の形態では、棒状の放熱フィン191,201を縦横に配置してヒートシンク19a,20aを形成したが、ヒートシンク19a,20aの形状はこれに限定されるものではない。例えば、放熱フィン191,201をL字型等の屈曲あるいは湾曲した形状とし、正面視でヒートシンク19a,20aの周囲に形成される空間をより小さくすることで、冷却に使用されずに排出される外気の量をより少なくして冷却効果を高めてもよい。
1…光伝送モジュール
2…長距離伝送用ポート
2b…第1ポート側ヒートシンク
3…近距離伝送用ポート
3b…第2ポート側ヒートシンク
4…ケース
16…第1基板
17…第2基板
18…電気コネクタ
19…第1LSI
19a…第1ヒートシンク
20…第1LSI
20a…第2ヒートシンク

Claims (7)

  1. 長距離伝送用光トランシーバが挿入される長距離伝送用ポートと、
    近距離伝送用光トランシーバまたはケーブルの端部に設けられたコネクタが挿入される近距離伝送用ポートと、を備え、
    前記長距離伝送用ポートから入力された信号を前記近距離伝送用ポートから出力し、前記近距離伝送用ポートから入力された信号を前記長距離伝送用ポートから出力する光伝送モジュールであって、
    正面側の端部に前記長距離伝送用ポートが搭載された第1基板と、
    正面側の端部に前記近距離伝送用ポートが搭載された第2基板と、
    前記第1基板に搭載され前記両伝送用ポート間で伝送される電気信号の信号処理を行う第1LSIと、
    前記第1LSIで発生した熱を放熱すべく前記第1LSIの前記第1基板と反対側の面に設けられた第1ヒートシンクと、
    前記第2基板に搭載され前記両伝送用ポート間で伝送される電気信号の信号処理を行う第2LSIと、
    前記第2LSIで発生した熱を放熱すべく前記第2LSIの前記第2基板と反対側の面に設けられた第2ヒートシンクと、
    を備え、
    前記長距離伝送用ポートと前記第1LSIとは、前記第1基板の表面に搭載され、
    前記近距離伝送用ポートと前記第2LSIとは、前記第2基板の表面に搭載され、
    前記第1基板と前記第2基板とを表面が内側となるように正面視でL字型に配置し、前記第1基板と前記第2基板とを電気コネクタにより電気的に接続し、
    前記第1ヒートシンクと前記第2ヒートシンクは、少なくともその一部が、前記両基板の法線方向に対して垂直な方向である長さ方向に重なるように配置されている、
    光伝送モジュール。
  2. 背面が開放された直方体形状のケースを備え、
    前記ケースは、角筒状の本体部と、該本体部の正面側の開口を閉塞するフロントパネルと、を有し、
    前記本体部の底板は、前記第1基板からなり、
    前記本体部の一方の側板は、前記第2基板からなり、
    前記フロントパネルの少なくとも正面視で前記両ヒートシンクと重なる位置に、複数の通気口が形成されている、
    請求項1に記載の光伝送モジュール。
  3. 前記第1ヒートシンクと前記第2ヒートシンクとは、鉛直方向に重ならないように配置される、
    請求項1又は2に記載の光伝送モジュール。
  4. 前記両ヒートシンクが長さ方向に重なる位置での前記両ヒートシンクの間隔が、1mm以上10mm以下である、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の光伝送モジュール。
  5. 前記両ヒートシンクは、棒状の放熱フィンを所定のピッチで縦横に配列して構成され、
    前記両ヒートシンクが長さ方向に重なる位置での前記両ヒートシンクの間隔が、前記両ヒートシンクの前記放熱フィンのピッチのうち小さい方のピッチ以下である、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光伝送モジュール。
  6. 前記長距離伝送用光トランシーバで発生した熱を放熱すべく前記長距離伝送用ポートの前記第1基板と反対側に設けられた第1ポート側ヒートシンクと、
    前記近距離伝送用光トランシーバ又は前記ケーブルの端部に設けたコネクタで発生した熱を放熱すべく前記近距離伝送用ポートの前記第2基板と反対側に設けられた第2ポート側ヒートシンクと、を備え、
    前記第1ヒートシンクは、前記第1ポート側ヒートシンクよりも前記第1基板と反対側に突出するように形成され、
    前記第2ヒートシンクは、前記第2ポート側ヒートシンクよりも前記第2基板と反対側に突出するように形成されている、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の光伝送モジュール。
  7. 複数のスロットを有するシャーシ型の伝送装置であって、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光伝送モジュールを備え、当該光伝送モジュールを前記スロットに搭載して構成される、
    伝送装置。
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