JP2016224775A - 販売委託された商品の販売を管理する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の販売委託に関連する新しいビジネスモデルを提供する。
【解決手段】販売委託された商品の販売を管理する方法は、販売委託元が商品の販売委託先を選定するステップS1と、商品の販売を管理するコンピュータシステムを準備するステップS2と、コンピュータシステムを用いて、販売委託先において販売された商品の販売管理を行うステップS3とを含む。ここで、販売委託された商品は、販売委託先が販売委託先の顧客に提供する商品又はサービスとは直接的に関連しない商品である。
【選択図】図3

Description

本発明は、販売委託された商品の販売を管理する方法、その方法において用いられるコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラムに関する。
従来から、商品の販売委託の形態の代表例として、本の卸問屋が本を本屋に販売委託するという形態が存在した。本屋は、本の卸問屋から本を買い取るわけではない。本屋は、本の卸問屋から本を預かり、その本が実際に売れると、本屋は、本の代金から本屋の手数料を差し引いた代金を本の卸問屋に支払う。その本がいつまでも売れなければ、本屋はその本を本の卸問屋に「返品」することが可能である。
例えば、不正な「返品」を防止する方法が特許文献1に記載されている。
特開2002−316724号公報
従来、本の売上を増大させることを目的として本の卸問屋が主導権をもってビジネスをする仕組みは何ら存在していなかった。本が本屋で売れるかどうかは専ら本屋の自助努力によるところが大きかった。
本発明は、販売委託された商品の販売を管理する方法、その方法において用いられるコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の方法は、販売委託された商品の販売を管理する方法であって、前記方法は、販売委託元が前記商品の販売委託先を選定することと、前記商品の販売を管理するコンピュータシステムを準備することと、前記コンピュータシステムを用いて、前記販売委託先において販売された商品の販売管理を行うこととを含む。
前記販売委託された商品は、前記販売委託先が前記販売委託先の顧客に提供する商品またはサービスとは直接的に関連しない商品であってもよい。
前記商品は、装飾的な商品であり、前記販売委託先は、美容院の店舗であってもよい。
本発明のコンピュータシステムは、販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムであって、前記コンピュータシステムは、販売委託先の販売実績を算出する手段と、前記販売委託先の販売実績に応じて、前記販売委託先に販売委託された商品の1個あたりの手数料を変動させる手段と、前記商品の1個あたりの手数料に基づいて、前記販売委託先の手数料を算出する手段と、前記販売委託先の手数料に基づいて、前記販売委託先への請求金額を算出する手段とを含む。
前記商品の1個あたりの手数料を変動させる手段は、前記商品の販売金額の合計または前記商品の販売個数が増大するにつれて前記商品の1個あたりの手数料が増大するように、前記商品の1個あたりの手数料を変動させるようにしてもよい。
前記請求金額を含む請求書をネットワークを介して前記販売委託先に配置されている端末装置に送信する手段をさらに含んでいてもよい。
本発明の方法は、販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムにおいて実行される方法であって、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記方法は、前記プロセッサ部が、販売委託先の販売実績を算出することと、前記プロセッサ部が、前記販売委託先の販売実績に応じて、前記販売委託先に販売委託された商品の1個あたりの手数料を変動させることと、前記プロセッサ部が、前記商品の1個あたりの手数料に基づいて、前記販売委託先の手数料を算出することと、前記プロセッサ部が、前記販売委託先の手数料に基づいて、前記販売委託先への請求金額を算出することとを含む。
本発明のプログラムは、販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、販売委託先の販売実績を算出することと、前記販売委託先の販売実績に応じて、前記販売委託先に販売委託された商品の1個あたりの手数料を変動させることと、前記商品の1個あたりの手数料に基づいて、前記販売委託先の手数料を算出することと、前記販売委託先の手数料に基づいて、前記販売委託先への請求金額を算出することとを含む処理を実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
本発明によれば、販売委託された商品の販売を管理する方法、その方法において用いられるコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラムを提供することが可能である。
美容院の店舗1の一例を模式的に示す図 クリスタル付きブレスレット5の一例を示す図 タブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示される販売管理情報の一例を示す図 商品の販売委託に関連する新しいビジネスモデルのフローを示す図 商品の販売金額の合計、商品の1個あたりの手数料、(商品の販売委託先の)手数料、(商品の販売委託先への)請求金額の関係の一例を示す図 新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム10の構成の一例を示す図 販売管理データベース81によって管理されている販売管理情報の構成の一例を示す図 ある販売委託先においてある商品が販売された後の販売管理レコード811の一例を示す図 コンピュータシステム10内のプロセッサ部60によって実行される処理の一例を示す図 販売管理データベース81内に格納されている販売管理レコード811の構成の一例を示す図
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。

1.商品の販売委託に関連する新しいビジネスモデル
出願人は、商品の販売委託に関連する新しいビジネスモデルを提案する。ここで、商品の販売委託とは、AがBに商品の販売を委託することをいう。以下の説明では、Aを「販売委託元」といい、Bを「販売委託先」という。商品の販売委託は、商品の売買ではないから、AがBに商品を引き渡した際に、AがBに対して売買代金を請求する権利が発生することはない。Bは、Aから引き渡された商品をAの代わりに第三者に販売して第三者から商品の代金を回収した後、手数料をAから取得する権利を有する。Aは、Bが第三者から商品の代金を回収した後、回収された商品の代金からBの手数料を差し引いた代金をBから取得する権利を有する。
この新しいビジネスモデルは、商品の販売委託の形態において、商品の販売量を増大させることを目的として商品の販売委託元が主導権をもってビジネスをすることを可能にするという画期的な発想に基づいている。ここで、商品は、任意の商品であり得る。
以下、商品の一例として、クリスタル付きブレスレットを例にとり、商品の販売委託先の一例として、美容院の店舗を例にとり、新しいビジネスモデルを説明する。ただし、商品およびその商品の販売委託先はここに例示されたものに限定されない。
図1は、美容院の店舗1の一例を模式的に示す。美容院の店舗1は、受付スペース2とヘアケアスペース3とを有する。
受付スペース2には、受付台4が備えられている。受付台4の上には、商品ボックス6が載置されている。この商品ボックス6は、受付スペースの前を通ってヘアケアスペース3に移動する顧客やヘアケアの精算のために受付台4の上に置かれている精算機8の近くを訪れる顧客の注意を惹くように配置されていることが好ましい。商品ボックス6の中には、複数個の(例えば、12個の)クリスタル付きブレスレット5が収納されている。これらのクリスタル付きブレスレット5は、例えば、顧客が直接手に取って確認することができるような態様で商品ボックス6の中に収納されていることが好ましい。これらのクリスタル付きブレスレット5は、同じ種類のものであってもよいし異なる種類のものであってもよい。あるいは、同じ種類のものであるが色違いのものであってもよい。このようなクリスタル付きブレスレット5を受付台4の周辺に配置することにより、受付台4の周辺が華やぐという効果もある。図1に示される例では、これらのクリスタル付きブレスレット5が、販売委託の対象商品である。ここで、対象商品の販売委託元(例えば、株式会社ギンガムジャパン)と対象商品の販売委託先である美容院の店舗1との間では、対象商品の販売委託契約が締結されているものとする。さらに、受付台4の上には、タブレット型のコンピュータ7が置かれていてもよい。このタブレット型のコンピュータ7は、後述するように、販売委託の対象商品の販売状況などを管理するために用いられる。
ヘアケアスペース3には、鏡台9や顧客が座るための椅子等が備えられている。
このように、美容院を訪れる顧客(すなわち、美容に関心のある顧客)の関心を惹きそうな商品(例えば、クリスタル付きブレスレット5)を美容院の店舗1に置くことによって、その商品の販売を促進することが可能である。商品ボックス6の中に商品を陳列しておくことに加えて、または、その代わりに、受付担当スタッフや顧客のヘアケアを担当するスタッフの腕にクリスタル付きブレスレット5を実際に付けてもらい、クリスタル付きブレスレット5が実際にきらめく様子を顧客が観察できるようにすることが好ましい。特に、顧客のヘアケアを担当するスタッフは、ヘアケアという仕事の性質上、はさみを持つ方の手(または、はさみを持たない方の手)を鏡台9の前で動かすことになるため、その腕にクリスタル付きブレスレット5を実際に付けてもらうことは、顧客の注意を惹く上で効果的であるといえる。
美容院が美容に関心のある顧客が定期的に訪れる場所であること、美容院を訪れた顧客は比較的長い時間をその美容院に滞在すること、美容院の中での待ち時間が比較的長いこと、その待ち時間の間に顧客は比較的自由な時間を過ごせることなどを考慮すると、美容院にクリスタル付きブレスレット5などの装飾的な商品を置くことは、その商品が顧客の注意を惹く可能性が高いことから、美容院以外の場所にその商品を置く場合に比べて商品の販売効率が高いということが可能である。クリスタル付きブレスレット5などの装飾的な商品を置くことが適した場所としては、美容院の他に、例えば、理髪店、ネイルサロン、美容整形外科などを挙げることが可能である。
なお、美容院に置かれたカタログを用いてクリスタル付きブレスレット5などの装飾的な商品を注文できるようにしてもよい。そのような注文は、タブレット型のコンピュータ7を用いて行ってもよいし、顧客が所有するスマートフォンなどのコンピュータを用いて行ってもよい。
図2Aは、クリスタル付きブレスレット5の一例を示す。クリスタル付きブレスレット5は、例えば、株式会社ギンガムジャパンによって製造販売されているANIRRO(アニーロ)と呼ばれる商品である。この商品は、伸縮性のあるゴム素材にクリスタルが贅沢に輝くブレスレットである。ただし、クリスタル付きブレスレット5が上述した商品に限定されるわけではない。
価格タグ5aには、商品の価格、商品の識別番号、商品の販売委託元、コード情報(例えば、QRコード)などが記載されている。
タブレット型のコンピュータ7には、QRコードの読み取り機能を有するアプリケーションがインストールされている。このアプリケーションは、タブレット型のコンピュータ7を価格タグ5aのQRコードにかざすことによってQRコードを読み取ることが可能であり、読み取られたQRコードを解析することによって商品の情報(例えば、商品の価格、商品の識別番号、商品の販売委託元などの情報)を認識することが可能であるように構成されている。また、タブレット型のコンピュータ7は、無線ネットワーク(例えば、Wi−Fi)に接続可能なタイプである。タブレット型のコンピュータ7にインストールされたアプリケーションは、ネットワーク(例えば、Wi−Fiなどの無線ネットワークおよびインターネット)を介して遠隔地にあるコンピュータシステムと通信することが可能なように構成されている。
ここで、タブレット型のコンピュータ7は、例えば、商品の販売委託元から商品の販売委託先に貸与されることが好ましい。これにより、商品の販売委託先に既に存在するコンピュータシステムのハードウェアやソフトウェアを一切変更することなく、商品の販売委託先に新たな機器を購入してもらう必要もなく、タブレット型のコンピュータ7を店舗1に1台置かせてもらうだけで商品の販売委託を遂行することが可能になる。あるいは、商品の販売委託先にコンピュータが既に存在する場合には、そのコンピュータに販売委託元のプログラムをインストールするようにしてもよい。これにより、商品の販売委託先に既に存在するコンピュータをタブレット型のコンピュータ7の代わりとして用いることが可能である。
例えば、美容院の店舗1において、クリスタル付きブレスレット5を顧客に販売する際に、美容院の店舗1のスタッフ(例えば、受付担当のスタッフ)は、クリスタル付きブレスレット5に付けられた価格タグ5aのQRコードを読み取るようにタブレット型のコンピュータ7を操作する。この操作によって読み取られたQRコードは、タブレット型のコンピュータ7内で解析され、クリスタル付きブレスレット5が美容院の店舗1で販売されたことを示す販売管理情報が生成され、生成された販売管理情報がタブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示される。このような解析、生成、表示の処理は、タブレット型のコンピュータ7にインストールされているアプリケーションによって実行される。
図2Bは、タブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示される販売管理情報の一例を示す。図2Bに示される例では、商品の販売委託先である美容院の店舗1を識別するための販売委託先識別子である”B0025”、販売される商品であるクリスタル付きブレスレット5を識別するための商品識別子である”A0000159”、販売される商品の販売日である2015年5月1日を示す”20150501”、販売される商品の販売価格である”2500”(円)が表示されている。美容院の店舗1のスタッフは、タブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示された販売管理情報を確認し、その販売価格の支払いを顧客に求める。美容院の店舗1のスタッフは、顧客から支払われた金額を確認した後、タブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示されている「送信」ボタンにタッチする。これにより、美容院の店舗1で販売された商品に関連する販売管理情報をネットワーク(例えば、Wi−Fiなどの無線ネットワークおよびインターネット)を介して販売委託元が管理するサーバ装置(例えば、後述されるサーバ装置40)に送信することが可能である。その結果、販売委託元は、販売委託された商品が販売された時点で、どこの販売委託先でどの商品がいくらで販売されたのかを瞬時に把握することが可能である。このような情報を商品が販売された時点で瞬時に把握することが可能であることは、商品の生産計画や販売委託計画、資金の調達計画を立案する上で販売委託元にとって非常に有用であるといえる。
なお、販売委託先識別子である”B0025”の代わりに、商品の販売委託先の名称(例えば、”○○美容サロン 大阪グランフロント店”)をタブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示するようにしてもよいし、商品識別子である”A0000159”の代わりに、商品の名称(例えば、”ANIRRO(アニーロ)”)をタブレット型のコンピュータ7のディスプレイに表示するようにしてもよい。このような表示により、美容院の店舗1のスタッフがその表示内容を容易に理解することが可能である。このような表示は、例えば、タブレット型のコンピュータ7が、後述されるサーバ装置40内の販売委託先データベース82および商品管理データベース83と通信をすることによって達成される。
また、美容院の店舗1のスタッフが、クリスタル付きブレスレット5に付けられた価格タグ5aのQRコードを読み取るようにタブレット型のコンピュータ7を操作する代わりに、美容院の店舗1のスタッフが、販売委託先識別子、商品識別子、販売日、販売価格などの販売管理情報をタブレット型のコンピュータ7に入力するようにしてもよい。これらの情報をどのような態様でタブレット型のコンピュータ7に入力するかは問わない。例えば、美容院の店舗1に置かれているタブレット型のコンピュータ7の中に、美容院の店舗1を識別するための販売委託先識別子である”B0025”を予め格納しておくことにより、商品を販売するたびに、美容院の店舗1のスタッフが、販売委託先識別子をタブレット型のコンピュータ7に入力する手間を省くことが可能である。例えば、複数の選択肢を示してその中から1つの選択肢を選択的に入力することを可能にすることにより、美容院の店舗1のスタッフが、商品識別子、販売日、販売価格を入力する手間を低減することが可能である。
図3は、商品の販売委託に関連する新しいビジネスモデルのフローを示す。以下、各ステップについて詳しく説明する。
商品の販売委託先が選定される(ステップS1)。ここで、販売委託先に販売委託される商品は、販売委託先が顧客に提供する商品またはサービスとは直接的に関連しない商品であることが好ましい。ここで、「販売委託先が顧客に提供する商品またはサービスとは直接的に関連しない商品」とは、販売委託先が顧客に提供する商品と共に用いられることが予定されていない商品または販売委託先が顧客に提供するサービスにおいて用いられることが予定されていない商品をいう。また、販売委託先は、販売委託先が提供する商品またはサービスを顧客が受けるために顧客が販売委託先を訪問する必要性がある場所であることが好ましい。顧客が定期的に販売委託先を訪問する必要性があることが好ましい。あるいは、顧客が販売委託先を訪問する頻度が大きいことが好ましい。例えば、上述したように、商品がクリスタル付きブレスレット5などの装飾的な商品である場合には、商品の販売委託先は、顧客がヘアケアサービスを受けるために定期的に訪問する必要性がある美容院の店舗などであることが好ましい。例えば、ヘアケアサービスにおいて用いられるシャンプー、リンス、ドライヤー、ヘアアイロン、コテなどの商品は、ヘアケアサービスに「直接的に関連する」商品であるといえる。これに対し、例えば、クリスタル付きブレスレット5などの装飾的な商品は、ヘアケアサービスに「直接的に関連しない」商品であるといえる。さらに、商品の販売委託先において、商品の陳列方法が選定されることが好ましい。例えば、上述したように、美容院を訪れる顧客の注意を惹くようにクリスタル付きブレスレット5の陳列方法などを工夫したりすることが重要である。
販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムが準備される(ステップS2)。例えば、このようなコンピュータシステムとして、後述されるコンピュータシステム10が準備される。コンピュータシステム10の端末装置20(例えば、タブレット型のコンピュータ7)が、商品の販売委託先に貸与されることが好ましい。
コンピュータシステムを用いて、商品の販売委託先において販売された商品の販売管理が行われる(ステップS3)。例えば、このようなコンピュータシステムとして、後述されるコンピュータシステム10が用いられる。
商品の販売委託元は、ステップS3の販売管理を介して、商品の販売委託先において販売された商品の販売実績(例えば、商品の販売金額の合計または商品の販売個数)を所定の期間ごと(例えば、1か月ごと)に集計することによって、商品の販売委託先の販売実績を算出する。さらに、商品の販売委託元は、商品の販売委託先の販売実績に応じて、商品の販売委託先の手数料を算出し、商品の販売金額の合計から商品の販売委託先の手数料を差し引いた金額を商品の販売委託先に請求する。商品の販売委託先は、商品の販売委託元から請求された金額を販売委託元に支払う。その結果、商品の販売委託先は、手数料を収入として得ることが可能である。
ここで、商品の販売委託元は、商品の販売委託先における商品の販売実績を向上させる方策を採ることが好ましい。例えば、商品の販売委託元は、商品の販売委託先の販売実績に応じて、販売委託された少なくとも1つの種類の商品の1個あたりの手数料を変動させるようにしてもよい。例えば、販売委託先に3つの種類の商品A、B、Cが販売委託されている場合には、商品A、B、Cの販売委託先の販売実績(例えば、3つの種類の商品A、B、Cの販売価格の合計)に応じて、1つの種類の商品(例えば、商品Aまたは商品Bまたは商品C)の1個あたりの手数料を変動させてもよいし、2つの種類の商品(例えば、商品Aおよび商品B、または、商品Bおよび商品C、または、商品Cおよび商品A)の1個あたりの手数料を変動させてもよいし、3つの種類の商品(例えば、商品Aおよび商品Bおよび商品C)の1個あたりの手数料を変動させてもよい。異なる種類の商品の1個あたりの手数料は同一であってもよいし、異なっていてもよい。商品の1個あたりの手数料を変動させることは、例えば、商品の1個あたりの手数料の料率を変動させることによって達成される。
ここで、商品の販売委託元は、所定の期間(例えば、今月)の商品の販売委託先の販売実績に応じて、同一の所定の期間(例えば、今月)の商品の1個あたりの手数料(または手数料の料率)を変動させるようにしてもよい。あるいは、商品の販売委託元は、所定の期間(例えば、今月)の商品の販売委託先の販売実績に応じて、将来の所定の期間(例えば、来月)の商品の1個あたりの手数料(または手数料の料率)を変動させるようにしてもよい。
例えば、商品の販売委託元は、商品の販売委託先における特定の種類の商品の販売実績(例えば、商品の販売金額の合計、または、商品の販売個数)が増大するにつれてその特定の種類の商品の1個あたりの手数料が増大するように、その特定の種類の商品の1個あたりの手数料を可変に設定するようにしてもよい。さらに、商品の販売実績が一定の基準を超えた商品の販売委託先には、報奨金を出すようにしてもよい。これにより、商品の販売委託先は、商品の販売実績を増大させれば増大させるほど手数料収入を効率よく増大させることが可能であるから、販売委託された商品をより一層販売するように動機付けられることになる。販売委託された商品がより一層販売されることになれば、商品が販売される総量が増大することになる。その結果、販売委託元の売上が増大し、商品の販売委託先の手数料収入も増大する。
このように、商品の販売委託元が商品の販売委託先における商品の販売実績を向上させる方策を採ることは、商品の販売委託元および商品の販売委託先の双方にとってメリットが大きいといえる。あるいは、商品の販売委託元は、商品の販売委託先における販売実績が不足している場合には、商品の販売委託先との販売委託契約を解除するようにしてもよい。これにより、商品の陳腐化を回避する(例えば、商品の安売りを防止する、商品がホコリをかぶったまま放置されることを防止する)ことが可能である。
このように、商品の販売委託の形態において、商品の販売量を増大させることを目的として商品の販売委託元が主導権をもってビジネスをすることが可能である。これが、出願人が提案する新しいビジネスモデルである。この新しいビジネスモデルは、本の卸問屋が本屋に本の販売委託をするという従来のビジネスモデルとは根本的に異なっている。なぜなら、本の販売量を増大させることを目的として本の卸問屋(すなわち、本の販売委託元)が主導権をもってビジネスをしているとはいえないからである。このことは、例えば、本屋は売れ残った本を本の卸問屋に返品することができるし、本が本屋でいくら売れ残っていたとしても本の卸問屋が本屋に対して本の販売委託契約を打ち切ることはないことからも明らかである。
図4は、商品の販売金額の合計、商品の1個あたりの手数料、(商品の販売委託先の)手数料、(商品の販売委託先への)請求金額の関係の一例を示す。このような関係は、商品Aの販売委託元と商品Aの販売委託先との間で締結される販売委託契約で定められるものである。
例えば、商品の販売委託先における商品の販売金額の合計が8万円である場合には、商品の1個あたりの手数料は、(商品の販売金額)×3%である。この場合、商品の販売委託先の手数料は、(商品の販売個数)×(商品の販売価格)×3%=(商品の販売金額の合計)×3%=8万円×3%=2400円となり、商品の販売委託先への請求金額は、8万円−2400円=7万7600円となる。
同様に、商品の販売委託先における商品の販売金額の合計が20万円である場合には、商品の1個あたりの手数料は、(商品の販売金額)×10%である。この場合、商品の販売委託先の手数料は、(商品の販売個数)×(商品の販売価格)×10%=(商品の販売金額の合計)×10%=20万円×10%=2万円となり、商品の販売委託先への請求金額は、20万円−2万円=18万円となる。
同様に、商品の販売委託先における商品の販売金額の合計が50万円である場合には、商品の1個あたりの手数料は、(商品の販売金額)×20%である。この場合、商品の販売委託先の手数料は、(商品の販売個数)×(商品の販売価格)×20%=(商品の販売金額の合計)×20%=50万円×20%=10万円となり、商品の販売委託先への請求金額は、50万円−10万円=40万円となる。
図4に示される例によれば、商品の販売委託先における商品の販売金額の合計が増大するにつれて商品の1個あたりの手数料が増大するように商品の1個あたりの手数料を可変に設定することによって、商品の販売委託先の手数料も急激に増大することがわかる。これにより、商品の販売委託先は、販売委託された商品をより一層販売するように動機付けられることになる。販売委託された商品がより一層販売されることになれば、商品が販売される総量が増大することになる。その結果、商品の販売委託元の売上が増大し、商品の販売委託先の手数料収入も増大する。
なお、図4に示される例では、商品の販売委託先における商品の販売金額の合計が増大するにつれて商品の1個あたりの手数料が増大するようにしたが、本発明はこれに限定されない。販売金額の合計の代わりに、任意の販売実績を適用するようにしてもよい。例えば、商品の販売委託先における商品の販売個数が増大するにつれて商品の1個あたりの手数料が増大するようにしてもよい。
また、図4に示される例では、商品の1個あたりの手数料の料率を3%、10%、15%、20%、25%、30%と変動させることによって、商品の1個あたりの手数料を変動させる例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、手数料の料率を変動させるという態様を採らずに、商品の1個あたりの手数料を100円、200円、300円、400円、500円、600円というように変動させるようにしてもよい。
さらに、商品の販売委託先に販売委託された商品が2種類の商品(例えば、商品A、B)である場合には、商品A、Bの販売委託先における商品A、Bの販売金額の合計が増大するにつれて、商品A、Bの1個あたりの手数料を増大させるようにしてもよい。あるいは、商品A、Bの販売委託先における商品Aの販売金額の合計が増大するにつれて商品Aの1個あたりの手数料を増大させるようにしてもよいし、商品A、Bの販売委託先における商品Bの販売金額の合計が増大するにつれて商品Bの1個あたりの手数料を増大させるようにしてもよい。販売金額の合計の代わりに、任意の販売実績を適用するようにしてもよい。例えば、商品A、Bの販売委託先における商品A、Bの販売個数の合計が増大するにつれて商品A、Bの1個あたりの手数料が増大するようにしてもよい。あるいは、商品A、Bの販売委託先における商品Aの販売個数が増大するにつれて商品Aの1個あたりの手数料を増大させるようにしてもよいし、商品A、Bの販売委託先における商品Bの販売個数が増大するにつれて商品Bの1個あたりの手数料を増大させるようにしてもよい。商品Aの1個あたりの手数料(または手数料の料率)と商品Bの1個あたりの手数料(または手数料の料率)とは、同一であってもよいし異なっていてもよい。
さらに、商品の販売委託先に販売委託された商品が3種類以上の商品(例えば、商品A、B、C)である場合にも、同様である。

2.新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステムの構成
図5は、新しいビジネスモデルを実現するためのコンピュータシステム10の構成の一例を示す。
コンピュータシステム10は、少なくとも1つの端末装置20と、少なくとも1つの端末装置20とインターネット30を介して接続されることが可能なように構成されているサーバ装置40とを含む。端末装置20は、インターネット30を介してサーバ装置40と通信することが可能な任意の装置であり得る。端末装置20は、例えば、図1、図2に示されるタブレット型のコンピュータ7である。端末装置20は、例えば、商品の販売委託先の各店舗(例えば、図1に示される美容院の店舗1)に配置され、各店舗のスタッフによって操作される。
サーバ装置40は、インターフェース部50とプロセッサ部60とメモリ部70とデータベース部80とを含む。
インターフェース部50は、少なくとも1つの端末装置20との通信を制御する。
プロセッサ部60は、サーバ装置40の全体の動作を制御する。
メモリ部70には、処理を実行するためのプログラムやそのプログラムの実行に必要とされるデータ等が格納されている。
データベース部80は、商品の販売を管理するための販売管理データベース81と、商品の販売委託先を管理するための販売委託先管理データベース82と、商品を管理するための商品管理データベース83とを含む。
販売管理データベース81は、各販売委託先について、販売された商品を識別するための商品識別子、販売された商品の販売日、販売された商品の販売価格などを管理するためのものである。
販売委託先データベース82は、各販売委託先を管理するためのものである。具体的には、販売委託先データベース82は、販売委託先を識別するための販売委託先識別子、販売委託先に関する情報(販売委託先の名称、販売委託先の住所、販売委託先の電話番号、販売委託先のメールアドレス、代金決済のための銀行口座の番号やクレジットカードの番号など)などを管理する。
商品管理データベース83は、各商品を管理するためのものである。具体的には、商品管理データベース83は、各商品について、商品を識別するための商品識別子、商品のメーカー、商品の名称、商品の型番、商品の説明などを管理する。
なお、図5に示されるインターフェース部50、プロセッサ部60、メモリ部70、データベース部80のそれぞれの構成要素は、単一のハードウェア部品で構成されていてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されていてもよい。サーバ装置40の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。
また、図5に示される実施の形態では、少なくとも1つの端末装置20とサーバ装置40とは、インターネット30を介して接続されることが可能であるとしたが、本発明はこれに限定されない。インターネット30の代わりに任意のタイプのネットワークを用いることも可能である。なお、インターネット30およびその代わりの任意のネットワークを介することなく、少なくとも1つの端末装置20をサーバ装置40に電気的に結合した構成もまた本発明の範囲内である。さらに、端末装置20の機能およびサーバ装置40の機能の両方を一体的に組み込んだシステム(例えば、スタンドアロン型のシステム)をコンピュータシステム10として構築してもよい。
図6Aは、販売管理データベース81によって管理されている販売管理情報の構成の一例を示す。図6Aに示される例では、各販売委託先についての販売管理情報は、販売管理レコード811の形式で販売管理データベース内81に格納されている。図6Aに示される例では、販売管理レコード811は、販売委託先を識別するための販売委託先識別子の項目8111と、商品を識別するための商品識別子の項目8112と、販売日の項目8113と、販売価格8114の項目とを少なくとも含む。
図6Bは、ある販売委託先においてある商品が販売された後の販売管理レコード811の一例を示す。ここでは、販売委託先識別子”B0025”である販売委託先で、商品識別子が”A0000159”である商品が販売され、その商品の販売日が2015年5月1日であり、その商品の販売価格が2500円であったものと仮定する。この場合、図6Bに示されるように、販売委託先識別子が”B0025”である販売委託先の販売管理レコード811に対して、商品識別子の項目8112に”A0000159”が設定され、販売日の項目8113に「2015年5月1日」を示す”20150501”が設定され、販売価格の項目8114に「2500円」を示す”2500”が設定される。このような販売管理レコード811の各項目に設定されるべき情報は、例えば、図2Bを参照して説明したように、商品の販売委託先である美容院の店舗1に置かれているタブレット型のコンピュータ7を店舗1のスタッフが操作することによってサーバ装置40に送信されることが可能であり、販売管理データベース81に格納されている販売管理レコード811のそれぞれの項目に設定されることが可能である。

3.コンピュータシステムの処理
サーバ装置40内のプロセッサ部60は、端末装置20(例えば、美容院の店舗1に置かれているタブレット型のコンピュータ7)からインターネット30およびインターフェース部50を介して販売管理情報を受信する。受信された販売管理情報は、例えば、販売管理レコード811の形式で販売管理データベース81に格納される。販売管理レコード811の構成の一例は、図6A、図6Bを参照して上述したとおりである。プロセッサ部60によって実行されるこのような処理は、図3に示されるステップS3の一部を実現するためのものである。
図7は、サーバ装置40内のプロセッサ部60によって実行される処理の一例を示す。この処理は、図3に示されるステップS3の一部を実現するためのものである。この処理は、例えば、プログラムの形式で表現される。このようなプログラムは、例えば、サーバ装置40内のメモリ部70にインストールされる。ここで、プログラムのメモリ部70へのインストールの態様は問わない。例えば、インターネット30などのネットワークを介してダウンロードされることによってプログラムをメモリ部70にインストールしてもよいし、ROMやRAMなどの記憶媒体を介してプログラムをメモリ部70にインストールするようにしてもよい。プロセッサ部60は、メモリ部70にインストールされたプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。以下、図7に示される処理の各ステップを詳しく説明する。
ステップS7010: プロセッサ部60は、商品の販売委託先において販売された商品の販売実績を所定の期間ごと(例えば、1か月ごと)に集計することによって商品の販売委託先の販売実績を算出する。以下、販売委託先識別子が”B0025”である販売委託先について、当該所定の期間内に販売された3種類の商品(例えば、商品A、B、C)の販売金額の合計を算出する場合を例にとり、商品A、B、Cの販売金額の合計をどのように算出するのかを説明する。販売委託先識別子が”B0025”である販売委託先について、当該所定の期間内に販売された商品A、B、Cの販売金額の合計を算出することは、例えば、販売委託先識別子の項目8111に設定されているコードが販売委託先識別子”B0025”に一致し、かつ、販売日の項目8113に設定されているコードが当該所定の期間内であることを満たし、かつ、商品識別子の項目8112に設定されているコードの先頭が”A”または”B”または”C”であるすべての販売管理レコード811を特定することと、特定された販売管理レコード811のそれぞれの販売価格の項目8114に設定されている値を加算することとによって達成される。
図8は、販売管理データベース81内に格納されている販売管理レコード811の構成の一例を示す。図8に示される例では、販売管理データベース81内に、販売委託先識別子の項目8111に設定されているコードが販売委託先識別子”B0025”に一致する4件の販売管理レコード811a〜811dが存在するものと仮定されている。この場合、図7のステップS7010において実行される処理(例えば、販売委託先識別子が”B0025”である販売委託先について、2015年5月1日から5月31日までという所定の期間内に販売された商品A、B、Cの販売金額の合計を算出する処理)は、以下のようにして行われる。
図8に示される例では、上述した4件の販売管理レコード811a〜811dのうち、2015年5月1日から5月31日までに商品A、B、Cが販売されたことを示すものは、販売管理レコード811a、811c、811dの3件である。従って、販売委託先識別子が”B0025”である販売委託先について、2015年5月1日から5月31日までという所定の期間内に販売された商品A、B、Cの販売金額の合計は、販売管理レコード811a、811c、811dのそれぞれの販売価格の項目8114に設定されている値を加算することによって、2500円+5000円+12000円=19500円であると算出される。
ステップS7020:プロセッサ部60は、商品の1個あたりの手数料を決定する。商品の1個あたりの手数料の決定は、例えば、図4に示される関係を参照して、商品の販売金額の合計に応じて行われる。図4に示される関係は、例えば、テーブルの形式メモリ部70内に格納されている(図4に示される関係は、テーブル以外の形式でメモリ部70内に格納されていてもよい)。図8に示される例では、販売委託先識別子が”B0025”である販売委託先について、2015年5月1日から5月31日までという所定の期間内に販売された商品A、B、Cの販売金額の合計は、19500円である(すなわち、10万円未満である)。従って、図4に示されるテーブルによって規定される商品の販売金額の合計と商品の1個あたりの手数料との関係に従えば、商品A、B、Cの1個あたりの手数料は、(商品の販売価格)×3%であると決定される。
なお、このようして決定された商品の1個あたりの手数料は、ステップS7010において商品の販売委託先の販売実績が算出された所定の期間と同一の期間に対してリアルタイムに適用されるようにしてもよいし、ステップS7010において商品の販売委託先の販売実績が算出された所定の期間よりも将来の期間に対して適用されるようにしてもよい。
ステップS7030:プロセッサ部60は、商品の販売委託先の手数料を算出する。商品の販売委託先の手数料の算出は、ステップ7020において決定された商品の1個あたりの手数料を商品の販売個数に乗算することによって行われる。図8に示される例では、商品A、B、Cの1個あたりの手数料は、(商品の販売価格)×3%である。従って、図8に示される例では、商品A、B、Cの販売委託先の手数料は、(商品の販売個数)×(商品の販売価格)×3%×=(商品の販売金額の合計)×3%=19500円×3%=585円であると算出される。
ステップS7040:プロセッサ部60は、商品の販売委託先への請求金額を算出する。請求金額の算出は、商品の販売金額の合計からステップS7030において算出された商品の販売委託先の手数料を差し引くことによって行われる。図8に示される例では、商品A、B、Cの販売委託先への請求金額は、19500円−585円=18915円であると算出される。
ステップS7050:プロセッサ部60は、商品の販売委託先に請求書を送信する。請求書は、ステップS7040で算出された商品の販売委託先への請求金額を含む。請求書は、例えば、ネットワーク(インターネット30およびWi−Fiなどの無線ネットワーク)を介して端末装置20(例えば、美容院の店舗1に置かれているタブレット型のコンピュータ7)に送信され、端末装置20(例えば、美容院の店舗1に置かれているタブレット型のコンピュータ7)のディスプレイに表示される。これにより、商品の販売委託先は、商品の販売委託元からの請求書の内容を容易に確認することが可能である。ただし、ネットワークを介して端末装置20に請求書を送信する代わりに、郵送や宅配便などを利用して請求書を商品の販売委託先に届けるようにしてもよい。
ステップS7060:プロセッサ部60は、処理を行うべき他の販売委託先があるか否かを判定する。判定結果が「YES」である場合には、処理は、ステップS7010に戻り、処理を行うべき他の販売委託先について、ステップS7010〜S7050が繰り返される。判定結果が「NO」である場合には、処理は終了する。
このように、コンピュータシステム10によれば、商品の販売委託の形態において、商品の販売量を増大させることを目的として商品の販売委託元が主導権をもってビジネスをすることを可能にする新しいビジネスモデルを実現することが可能である。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
本発明は、販売委託された商品の販売を管理する方法、その方法において用いられるコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行される方法およびプログラム等を提供するものとして有用である。
1 店舗
2 受付スペース
3 ヘアケアスペース
4 受付台
5 商品(クリスタル付きブレスレット)
5a 価格タグ
6 商品ボックス
7 タブレット型のコンピュータ
8 精算機
9 鏡台
10 コンピュータシステム
20 端末装置
30 インターネット
40 サーバ装置
50 インターフェース部
60 プロセッサ部
70 メモリ部
80 データベース部
81 販売管理データベース
82 販売委託先データベース
83 商品管理データベース

Claims (8)

  1. 販売委託された商品の販売を管理する方法であって、前記方法は、
    販売委託元が前記商品の販売委託先を選定することと、
    前記商品の販売を管理するコンピュータシステムを準備することと、
    前記コンピュータシステムを用いて、前記販売委託先において販売された商品の販売管理を行うことと
    を含む、方法。
  2. 前記販売委託された商品は、前記販売委託先が前記販売委託先の顧客に提供する商品またはサービスとは直接的に関連しない商品である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記商品は、装飾的な商品であり、前記販売委託先は、美容院の店舗である、請求項1〜2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムであって、
    前記コンピュータシステムは、
    販売委託先の販売実績を算出する手段と、
    前記販売委託先の販売実績に応じて、前記販売委託先に販売委託された商品の1個あたりの手数料を変動させる手段と、
    前記商品の1個あたりの手数料に基づいて、前記販売委託先の手数料を算出する手段と、
    前記販売委託先の手数料に基づいて、前記販売委託先への請求金額を算出する手段と
    を含む、コンピュータシステム。
  5. 前記商品の1個あたりの手数料を変動させる手段は、前記商品の販売金額の合計または前記商品の販売個数が増大するにつれて前記商品の1個あたりの手数料が増大するように、前記商品の1個あたりの手数料を変動させる、請求項4に記載のコンピュータシステム。
  6. 前記請求金額を含む請求書をネットワークを介して前記販売委託先に配置されている端末装置に送信する手段をさらに含む、請求項4〜5のいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
  7. 販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムにおいて実行される方法であって、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、
    前記方法は、
    前記プロセッサ部が、販売委託先の販売実績を算出することと、
    前記プロセッサ部が、前記販売委託先の販売実績に応じて、前記販売委託先に販売委託された商品の1個あたりの手数料を変動させることと、
    前記プロセッサ部が、前記商品の1個あたりの手数料に基づいて、前記販売委託先の手数料を算出することと、
    前記プロセッサ部が、前記販売委託先の手数料に基づいて、前記販売委託先への請求金額を算出することと
    を含む、方法。
  8. 販売委託された商品の販売を管理するコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、
    前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
    販売委託先の販売実績を算出することと、
    前記販売委託先の販売実績に応じて、前記販売委託先に販売委託された商品の1個あたりの手数料を変動させることと、
    前記商品の1個あたりの手数料に基づいて、前記販売委託先の手数料を算出することと、
    前記販売委託先の手数料に基づいて、前記販売委託先への請求金額を算出することと
    を含む処理を実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。

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