JP2016224382A - 自己調整型学習システム,その動作方法およびプログラム,ならびに自己調整学習支援装置,その動作方法およびプログラム - Google Patents

自己調整型学習システム,その動作方法およびプログラム,ならびに自己調整学習支援装置,その動作方法およびプログラム Download PDF

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岳士 松田
裕之 宮川
Hiroyuki Miyagawa
裕之 宮川
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Hiroshi Kato
浩 加藤
美子 合田
Yoshiko Goda
美子 合田
山田 政寛
Masahiro Yamada
政寛 山田
裕 ▲齋▼藤
裕 ▲齋▼藤
Hiroshi Saito
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Abstract

【課題】受講者自身が自らに適した学習計画を立て,それに沿って学習できるようにする自己調整型学習システムを提供する。【解決手段】講師が講師用PC13から自分の担当する科目について,受講可能期間と登録可能期間とを支援装置12に設定する。これらの期間は,科目ごと,そのチャプターごと,またはコンテンツごとでもよい。受講者は,自己に適した(好都合な)学習スケジュールを立て,受講者用PC14から登録可能期間内に,受講可能期間において受講(学習)できるように,学習開始日時を支援装置12に設定する。受講者が受講者用PC14から設定した学習開始日時に支援装置12にアクセスすると,それの受講可能期間内であれば,設定した科目のコンテンツが管理装置11から受講者用PC14に送信される。【選択図】図1

Description

この発明は自己調整型(self-regulated)学習システム,同学習システムの動作方法およびプログラム,ならびに同学習システムの一構成要素である自己調整学習支援装置,同装置の動作方法およびプログラムに関する。
受講者の都合にあわせて手軽に学習できる非同期分散型のeラーニング,モバイル・ラーニングは,ネットワークインフラが充実するにつれて「いつでもどこでも」をキャッチフレーズにかなり普及してきた。しかしながら,受講締切り間際に駆け込み受講する受講者が増大したり,ドロップアウト(受講中止)率が高いという問題点が指摘されている。
これらの問題点を解決するために,上記とは全く逆の発想,すなわち受講者を監視,管理するという視点でeラーニングシステムが構築されている。それは大体,次の3つの機能に分けて考えることができる。
1)受講スケジュールを登録し,それを受講者に通知する機能
2)実際の受講者の学習ペースと数理モデルをマッチングし,受講ペースを予測して,それが受講を完了しないペースである場合,警告を発する機能
3)事前に想定される標準的な学習ペースに基づいて学習支援者からの適切タイミングで助言する機能
次の特許文献1〜4に記載の支援システムも受講者の監視,管理という観点から構築されているものである。
特許文献1
教育現場環境で行なわれた教育に対する反応または評価の履歴に基づいてICT(Information and Communications Technology)教育の質の向上を図ろうとするもの
特許文献2
受講者が学習を中止することを早期に予測するもの
特許文献3
利用者の実行履歴,残り期間等に基づき利用者の行動を評価するもの
特許文献4
グループ学習を支援するもの
特開2014−75066号公報 特開2014−92938号公報 特開2014−115427号公報 特開2014−194458号公報
この発明は,受講者自身が自らに適した学習計画を立てることのできる自己調整型の学習システム,同システムにおける動作方法および同システムのためのプログラムを提供するものである。
この発明はまた,上記自己調整型学習システムの一構成要素である自己調整学習支援装置,同装置の動作方法およびプログラムを提供するものである。
この発明による自己調整学習支援装置は,少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間の入力を受入れて設定する受講可能期間設定手段,少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールが上記受講可能期間設定手段によって設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって設定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するコンテンツ送信許可手段を備えるものである。
好ましい実施態様においては,この装置はさらに少なくとも前記科目に関して,登録可能期間の入力を受入れて設定する登録可能期間設定手段を備え,前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点が前記登録可能期間設定手段によって設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行う。
講師は自分の受持つ科目に関してコンテンツの学習時間を想定し,学習の順番等を考慮して,適切な受講可能期間を設定する(コンテンツ自体はコンテンツ管理装置等に準備する)。また,登録可能期間を設定する。受講者は,自分の行動計画に合致した(自分に都合の良い)学習スケジュールを立てる。受講者は自分の立てた学習スケジュール以外では受講(学習)することができない。
このようにして,講師,受講者の双方にとって好都合な時間配分の設定が可能である。特に,受講者はeラーニングシステムによって強制される時間ではなく,自らが立てた学習計画に沿って学習することが可能となる。学習計画立案能力の向上と,学習そのものの前進が期待できる。
望ましい実施態様では,前記学習スケジュール設定手段は,前記科目に関連して学習スケジュールの変更を所定回数のみ受付けるものである。
最初に立てた学習計画に無理があった場合に,少なくとも1回,学習スケジュールの変更が可能であるから,再考の上,自分により適した学習計画を立てて進むことができる。いわゆる駆け込み受講が低減することが期待できる。前記所定回数は1回であることが好ましい。
前記受講可能期間や登録可能期間は講師が入力するので,その入力には講師を特定する識別符号を伴う。識別符号には講師のID,パスワード,ユーザID,その他の番号,記号を用いることができる。学習スケジュールは受講者が入力するので,上記の通り受講者を特定する識別符号の入力を伴う。
前記受講可能期間は,前記科目,前記科目のチャプターまたは前記科目のコンテンツを単位として定められる。前記登録可能期間は,前記科目,前記科目のチャプターまたは前記科目のコンテンツを単位として定められる。このようにして,受講可能期間や登録可能期間をきめ細かに定めることができる。
好ましい実施態様では,前記受講可能期間や登録可能期間は,受講者のグループに応じて定められる。受講者のグループ化は入学年度,学科,入社年度,部,課,またはアンケート結果,その他の観点から行うことができる。
一実施態様では,前記受講可能期間は,受講開始日時と起動可能時間により規定される。起動可能時間は固定でもよいが,講師が科目やグループ等に応じて変えて入力することができるようにしてもよい。受講終了日時は受講開始日時に起動可能時間を加えて算出される。
一実施態様では,学習スケジュールは学習開始日時により規定される。受講者は学習開始日時を入力するだけでよいことになる。
好ましい実施態様では,自己調整学習支援装置は,受講者を特定する識別符号を伴う受講開始時間警告送付時間の入力を受付け,前記受講者識別符号に関連して受講開始時間警告送付時間を設定する警告時間設定手段,および受講者の識別符号に関連して設定された学習スケジュールによって定められる学習時間よりも,該受講者識別符号に関連して設定された受講開始時間警告送付時間前の時点に受講開始時間警告を該受講者識別符号の受講者に向けて発信する警告手段をさらに備える。
受講者は自分の希望する警告送付時間を定めることができる。受講(学習)を行う日時よりも,この警告送付時間だけ前の時点で警告を受けることができるので,受講を失念してしまうおそれが低減する。
受講者による学習の情況に応じて,当該受講者の識別符号に関連して受講ステータスを変更する受講ステータス変更手段をさらに設けることが好ましい。
受講者の学習の情況,たとえば休むことなく連続して所定回数受講している,学習スケジュールを変更することなく連続して所定回数受講していることなどに応じて,受講ステータスを上げていくことにより,インセンティブとしての役割を果たし,学習意欲を高め,自発的学習が一層長続きするようになる。
自己調整学習支援装置は,受講ステータス変更の条件の入力を受付けて設定する受講ステータス変更条件設定手段をさらに備えるとよい。ステータス変更条件は講師が設定することになるだろう。
受講可能期間が既に設定されているこの発明による自己調整学習支援装置は,少なくとも1つの科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールがあらかじめ設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって特定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するコンテンツ送信許可手段を備える。
登録可能期間が既に設定されているこの発明による自己調整学習支援装置において,前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点があらかじめ設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行うものである。
上記の自己調整学習支援装置は,通常はコンピュータにより実現される。このコンピュータ,すなわち自己調整学習支援装置の動作方法は次の通りである。
すなわち,この発明による自己調整学習支援装置の動作方法は,少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間の入力を受入れてメモリに記憶し,少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するものである。
さらにこの動作方法は,好ましくは,少なくとも前記科目に関して,登録可能期間の入力を受入れてメモリに記憶し,前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行う。
この発明はコンピュータを制御するための自己調整学習支援プログラムを提供している。このプログラムは,少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールのコンピュータへの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,受講者識別符号を伴うコンピュータへの受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するようにコンピュータを制御するものである。
さらに望ましくは,このプログラムは,少なくとも前記科目に関して,登録可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行うようにコンピュータを制御するものである。
上述した自己調整学習支援装置は好ましくは一台のコンピュータによって実現される。自己調整学習支援装置を,ネットワークで接続された複数台のコンピュータにより実現することもできるし,クラウドコンピューティングによって実現することもできる。このようなシステム化された構成を自己調整型学習支援システムと呼ぶ。
この発明による自己調整型学習支援システムは,少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間の入力を受入れて設定する受講可能期間設定手段,少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールが上記受講可能期間設定手段によって設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって設定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段を備える。上記の各手段はネットワーク上で分散して存在してもよい。
上記自己調整型学習支援システムは,好ましくは少なくとも前記科目に関して,登録可能期間の入力を受入れて設定する登録可能期間設定手段をさらに備える。そして前記学習スケジュール設定手段が,前記学習スケジュールの入力の時点が前記登録可能期間設定手段によって設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行う。
受講可能期間が既に設定された自己調整型学習支援システムは,少なくとも1つの科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールがあらかじめ設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって設定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段を備える。
登録可能期間が既に設定された自己調整型学習支援システムでは,前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点があらかじめ設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行う。
この発明はまた,自己調整型学習支援システムの動作方法も提供している。この動作方法は,少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールのコンピュータへの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,受講者識別符号を伴うコンピュータへの受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するものである。
好ましい実施態様では,少なくとも前記科目に関して,登録可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行う。
この発明はさらに,自己調整型学習支援プログラムを提供している。このプログラムは,少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールのコンピュータへの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,受講者識別符号を伴うコンピュータへの受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するようにコンピュータを制御するものである。
好ましい実施態様では,上記プログラムは,少なくとも前記科目に関して,登録可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行うようにコンピュータを制御する。
自己調整型学習システムの全体的構成を示すブロック図である。 ユーザマスタの一例の一部を示す。 所属マスタの一例の一部を示す。 科目マスタの一例の一部を示す。 コンテンツマスタの一例の一部を示す。 フォルダマスタの一例の一部を示す。 受講ステータスマスタの一例の一部を示す。 ユーザ設定スケジュールデータの一例の一部を示す。 学習開始告知データの一例の一部を示す。 進捗データの一例の一部を示す。 受講ステータス管理データの一例の一部を示す。 支援装置における講師による各種設定処理を示すフローチャートである。 支援装置における個別設定処理を示すフローチャートである。 講師用PCにおいて講師が科目を選択するときの画面の一例を示す。 講師用PCにおいて講師が受講可能期間を設定するときの画面の一例を示す。 講師用PCにおいて講師がステータス上昇判断基準を設定するときの画面の一例を示す。 講師用PCにおいて講師が設定した各種期間,条件を確認するときの画面の一例を示す。 支援装置において受講者によるアクセスがあったときの処理を示すフローチャートである。 管理装置におけるコンテンツ配信,管理処理を示すフローチャートである。 受講者用PCから支援装置にアクセスしたときに受講者用PCに表示される画面の一例を示す。 受講者用PCにおいて受講者が科目を選択するときの画面の一例を示す。 受講者用PCにおいて受講者が受講スケジュールを設定するときの画面の一例を示す。 受講者用PCにおいて受講者が学習開始日時を設定するときの画面の一例を示す。 受講者用PCにおいて受講者が設定したスケジュールを確認するときの画面の一例を示す。 学習許可通知画面の一例を示す。 学習スケジュール確認画面の一例を示す。
図1は自己調整型学習システムの全体的構成を示している。
自己調整型学習システム10は,コンテンツ管理装置11,自己調整学習支援装置12,講師用PC(パーソナルコンピュータ)13および受講者用PC14を含み,これらの装置,機器が通信網(ネットワーク)15により通信(交信)可能に接続される。通信網15はたとえばインターネットにより実現される。コンテンツ管理装置11はいわゆるLMS(Learning Management System)を利用して実現することができ,コンテンツを管理してその配信(送信)を行う。自己調整学習支援装置12は,受講者が自らの意志で学習スケジュールを作成し,そのスケジュールにしたがってeラーニング学習するのを支援する装置である。これらのコンテンツ管理装置11および自己調整学習支援装置12はコンピュータシステム,たとえばサーバにより構成され,データベース装置を備えている。以下,コンテンツ管理装置を単に「管理装置」といい,自己調整学習支援装置を単に「支援装置」という。1または複数台の講師用PC13は支援装置12に各種の設定を行ったり,講師が作成したコンテンツを管理装置11にアップロードしたりするために用いられる。1または複数台の受講者用PC14は受講者が自己のスケジュールを設定したり,eラーニングをするために管理装置11から送信されるコンテンツを受信して表示(音声を伴う上映を含む)するためのものである。これらのPC13,14はいわば端末装置であり,モバイル端末を含む。図2から図11は支援装置12のデータベース装置(以下,単に「データベース」という)内に設けられている(または設定や登録により作成される)マスタファイルやデータファイルの構成(構造)の一部を示すものである。以下,これらのファイルを単に「マスタ」,「データ」ということがある。
図2はユーザマスタの一例を示している。ユーザは広い概念で,この実施例では,eラーニングを受講する受講者(学生,会社の従業員,その他の人々),コンテンツを作成したり,講義,講演,講習等を行う人である講師,システム10や装置11,12の管理(メンテナンスを含む)を行うシステム管理者等がユーザに含まれる。
ユーザマスタは,ユーザごとに(ユーザに関連づけて),ユーザID,その識別番号(学生番号,従業員番号等),姓(漢字),名(漢字),それらの読み方(カタカナ),所属ID,メールアドレス,入社入学年度,性別,権限等のデータを含む。所属IDの所属とは,学生の場合には学部,学科,従業員の場合には部,課などである。所属ID,入社入学年度,事前に行ったアンケートの結果(図示略)などは,受講者をグループ化するのに用いられる。グループ化は,受講できる科目や各種時間帯をグループに応じて設定するため等に利用される。性別は1が男,2が女である。権限IDは,0が管理者,1が講師,2が受講者である。
図3は所属マスタの一例を示す。所属IDごとにその名称が記述(メモリに記憶,格納)されている。
図4は科目マスタの一例を示す。科目はこのシステムが提供する学習学科の単位であり,一般にコースともいわれる。科目は一または複数のチャプターに分けられ,各チャプターには一または複数のコンテンツが含まれる。コンテンツは視覚的または聴覚的に伝達可能な文字,数字等のキャラクタ,図形,画像(静止画,動画),音により表現されたもので,学習教材の最小の単位を構成する。もっとも,一つの科目が一つのコンテンツにより構成されることもある。チャプターは,一または複数のコンテンツを格納するという意味でフォルダと呼ばれることもある。コンテンツはそのタイプ(表現のタイプ,データの形態)により,映像,スライド資料(たとえば,パワーポイントデータ),HTML文書,テキストファイル,pdf等に分類されることもある。PCを通してコンテンツを視聴することを受講というが,場合によっては学習,閲覧等と表現することもある。
図4において,科目マスタは,科目ごとに(科目に関連づけて),科目ID,ユーザID,科目名,科目開始日時,同終了日時,支援装置支援期間開始日時,同終了日時,受講可能期間ステータスおよび受講者登録可能期間ステータスを含む。ユーザIDは,主にその科目を担当する講師のIDである。
科目開始日時および同終了日時は,該当科目の開講期間を示す。支援装置支援開始日時および同終了日時は支援装置12が支援動作(稼働)をする期間(稼働期間)を示す。
受講可能期間ステータスは受講可能期間(図8に示すユーザ設定スケジュールデータ・ファイルに記述される)の決め方を示す。このステータスが0のときは,その科目については科目開講期間の全期間にわたって受講可能であることを示す。このステータスが1のときは,その科目についてはチャプター単位で受講可能期間を定めることを示す。このステータスが2のときは,その科目についてはコンテンツ単位で受講可能期間を定めることを示す。
図4の例では,科目開講期間の方が支援装置稼働期間よりも長い(科目終了日時の方が支援期間終了日よりも遅い)。受講可能期間ステータスが0(科目開講期間)であったとすると,これは,支援装置12による支援稼働期間が終了しても,受講可能であるか,支援装置12の介在なしに受講可能であることを示す。
このシステムでは,受講者が自分で学習(受講)スケジュールを立てる場合において,受講する日時を受講者登録可能期間(図5のコンテンツマスタに記述されている)内で自分で設定する。受講者登録可能期間ステータスは,この登録可能期間の決め方を示す。このステータスが0の場合は,科目全体で一律に定めることを示し,1の場合はチャプター単位で定めることを示し,2の場合はコンテンツ単位で定めることを意味し,3は受講者登録可能期間を設定しないことを示す。
重要なことは,科目開始日時,同終了日時,支援装置支援期間開始日時,同終了日時,受講可能期間ステータスおよび受講者登録可能期間ステータスは,ユーザのうちの講師が講師用PC13において設定する(できる)ということである。これらの科目開講期間,支援装置の支援期間(稼働期間),受講可能期間および受講者登録可能期間は受講者にとっては,受講(学習)の制限として作用する。受講者はこのような制限の中で,自ら学習スケジュールを立てることになる。
図5はコンテンツマスタの一例を示す。コンテンツマスタはコンテンツごとに(コンテンツに関連づけて),そのコンテンツID,そのコンテンツの属する科目の科目ID,担当する講師のユーザID,そのコンテンツが格納されるフォルダを示すフォルダID,コンテンツ名,ファイルパスおよび受講者登録可能期間を含む。ファイルパスは,そのコンテンツを所在を示すもので,通常,管理装置11のページ(URL)を表わす。受講者登録可能期間は開始マスタ(開始日時)と期限マスタ(終了日時)によって規定される。そのコンテンツを受講しようとする受講者は,対応する受講者登録可能期間内に受講する旨の設定(登録)を受講者用PC14から行なわなければならない。コンテンツIDがcom100102とcom100103のコンテンツ(インストラクショナル・デザイン概論1,2)はフォルダIDが同じなので,同じフォルダ内に入れられている。このように一つのフォルダに入っている複数のコンテンツについては,受講者登録可能期間をフォルダ単位で設定することが可能である(図4において,受講者登録可能期間ステータスが1)。なお,フォルダIDのnullはフォルダが無いことを示す。
図5に示すコンテンツマスタにおいても重要なことは,受講者登録可能期間は,講師が講師用PC13において設定するということである。
図6はフォルダマスタの一例を示す。フォルダマスタは,フォルダごとに,そのフォルダID,そのフォルダが属する科目の科目ID,担当講師のユーザID,フォルダ名,およびそのフォルダの存在する場所へのフォルダパスを含む。
図7は受講ステータスマスタを示す。この自己調整型学習システムは,受講者自らが受講可能期間内において受講スケジュール(計画)を立てて登録し,その登録した受講時間内で自らすすんで受講(学習)するものである。自分の立てた受講スケジュールを守ってその通りに実行する受講の積上げが重要である。そこで,最初に立てたスケジュール(ユーザが登録した学習開始日時,図8参照)を変更せずに(後述するように1回に限って変更可能である)受講した回数に応じて,より高い受講ステータスを与え,受講のインセンティブを高めるようにしたのが受講ステータスである。
この受講ステータスは図7に示す例では,科目ごとに設定され,4段階であり,下から「一般」,「シルバー」,「ゴールド」,「プラチナ」(受講ステータス名,受講ステータスID)の順に上る。上昇条件は,受講ステータスを1つ上げるための受講スケジュールを変更せずに受講した回数を示す。受講ステータスが「一般」から「シルバー」に上るための上昇条件は5である。すなわちスケジュール変更なしに5回受講したときに,「一般」から「シルバー」に上る。それより上の受講ステータスに上るための上昇条件も5である。「一般」は最も下のレベルであるから上昇条件はなく,すなわち「null」である。受講ステータスの名称,段階数,上昇条件も講師によって設定される。
図8は,ユーザ設定スケジュールデータ・ファイルの一例を示している。このファイルでユーザとは基本的に受講者を指すが,場合によっては講師の場合もある(講師が受講者の学習開始日時を変更する場合など)。ユーザ設定スケジュールとは,学習(受講)開始日時を設定することを指す。学習開始日時はコンテンツごとに記憶される。
ユーザ設定スケジュールデータは,ユーザとコンテンツの組合せごとに(組合せに関連づけて),ユーザID,コンテンツID,受講可能期間,ユーザが登録した学習開始日時およびデータ最終変更ユーザIDを含む。ユーザ設定スケジュールデータは,ユーザとフォルダ(チャプター)の組合せに関連づけて,またはユーザにのみ関連づけて作成することもできる。
受講可能期間は,講師が設定するものであり,上述したグループ化(所属ID,入社入学年度,事前アンケート結果などによるグループ化)にしたがって,グループごとに設定することが好ましい。受講可能期間は開始マスタ(開始日時)と終了マスタ(終了日時)を含む。受講者はこの開始日時から終了日時の間の自分の都合のよい(実践可能な)日時を,学習開始日時として設定(支援装置12に入力)することができる。受講者が設定した学習開始日時が,ユーザが登録した学習開始日時として図8のユーザ設定スケジュールデータ・ファイルに記憶される。学習開始日時の設定は1回のみやり直すことができる。最初に設定した学習開始日時が1回目,やり直したものが2回目として記憶される。データ最終変更ユーザIDは,学習開始日時を最後に設定したユーザのIDで,一般には受講者であるが,講師等の場合もあり得る。
学習可能な時間の幅はあらかじめ定められており,この実施例はすべての科目,チャプター,コンテンツについて一律に1時間と固定されている。この時間幅を起動可能時間(帯)という。受講者が設定した学習開始日時から始って,起動可能時間の間,受講者はeラーニングによる学習を行うことができる。学習開始日時から起動可能時間を加えた日時が学習終了日時である。たとえば1コンテンツの長さ(連続的に上映される長さ)が16分であったとすると,受講者は1時間の間に繰返し最大4回受講(学習)することができる(実際の学習開始時点が学習開始日時からカウントして起動可能時間内に入っていればよい)。学習終了日時の直前,たとえば1分前に,学習を開始することも可能で,この場合は1回のコンテンツが終了すると,そのコンテンツについてはもはや学習を行うことはできない。起動可能時間は講師が支援装置12において,科目ごと,チャプターごと,もしくはコンテンツごと,または受講者ごと,もしくは受講者のグループごとに設定するようにしてもよい。
図9は学習開始告知データファイルの一例を示すものである。支援装置12は受講者のPC14に,学習開始日時の所定時間前に,学習開始警告(学習開始時間警告)メールを送信する(警告手段)。この所定時間は,希望の時間を受講者が支援装置12に設定(入力)することができる。受講者によって設定された所定時間が学習開始警告時間(学習開始時間警告送付時間)である。すなわち,学習開始告知データファイルには,科目ID,ユーザIDごとに(に関連づけて),またはユーザに関連づけて,受講者PCの告知メール送信先アドレスおよび受講者が設定した学習開始警告時間が記憶されている。
図10は進捗データの一例を示すものである。これは受講者が実際に学習(受講)した(または,しなかった)事実を記録するものである。ユーザIDごと(ユーザに関連づけて),コンテンツIDごとに,実際の受講開始日時および受講終了日時,ならびに終了ステータスを記録する。終了ステータスは,そのコンテンツを最後まで視聴したときに1に設定され,途中で視聴を止めたときは0である。たとえば,コンテンツIDがcou100101 については,受講開始日時が2015/4/1 15:00,受講終了日時が同年同月同日15:10 となっていて,終了ステータスが0である(1行目)。この受講者は,受講を一時的に停止した後,再び同年同月同日の15:20に受講を開始し,15:45に受講を修了しており,これで1つのコンテンツのすべてについて学習を終了したので修了ステータスは1になっている(2行目)。進捗データは,受講者の受講の毎に,管理装置11が受講開始日時,同終了日時および修了ステータスをユーザID,コンテンツIDとともに,支援装置12に送信し,このデータを支援装置12が受信して進捗データファイルに格納することになる。
図11は受講ステータス管理データファイルの一例を示す。このデータファイルには,科目IDごとに,ユーザIDごとに(科目とユーザの組合せに関連づけて),そのユーザのその科目についての受講ステータスが記憶されている。受講ステータスについて,0は一般,1はシルバー,2はゴールド,3はプラチナである。支援装置12は,定期的に,進捗データファイル(図10)と,ユーザ設定スケジュールデータ・ファイル(図9)をチェックし,ユーザごとに,そのユーザが特定の科目について学習開始日時の変更なしに,受講(学習)を継続的に実施しているかどうか,継続的に実施している場合にはその回数を計数し,受講ステータスマスタ(図7)を参照して上昇条件を満たしたときに受講ステータスを1段階上昇させる処理を行い,その処理結果を受講ステータスとして受講ステータス管理データファイル(図11)に記録する(受講ステータス変更手段)。この受講ステータスは,後述するように,受講者が支援装置12をアクセスしたときに,その画面に表示される。
管理装置11はコンテンツを管理して,要求されたコンテンツを受講者用PC14に送信するとともに受講(学習)の経過をチェックしてその結果を支援装置12に通知する。管理装置11のデータベースにはコンテンツに関するデータ,たとえばコンテンツIDごとに,登録者,作製者,著作権者,再生時間(標準学習時間),上述したタイプ等が格納され,さらにコンテンツそのもののデータが格納されている。
支援装置12のデータベースに格納される上述したマスタ,データ等のうち,講師が設定(入力)すべきもの,および講師が設定することが好ましいものがある。以下に,講師による設定について,図12および図13のフローチャートおよび図14〜図17の表示画面を参照して説明する。図12および図13は基本的には支援装置12における設定処理を示し,図14から図17は講師用PC13の表示装置の表示画面を示す。支援装置12と講師用PC13とはネットワーク10を通して通信しながら,各種設定処理を行う。すなわち,支援装置12は講師用PC13に表示画面を送り,講師用PC13において入力された指令,データを受取って設定処理を行う。
図12において,まず講師は支援装置12にログインする。これにより,講師を特定する識別符号が支援装置12に入力される。識別符号はユーザIDでもよいし,他のIDやパスワードでもよい。他のIDやパスワードは支援装置12内においてユーザIDと関連づけられる。この後,講師用PC13において科目を選択することになる。科目マスタ(図4)において,科目ID,ユーザID,科目名,科目開始日時および同終了日時は既に,設定入力されているものとする。ログインした講師(ユーザID)に該当する科目名(好ましくは,そのすべて)が科目マスタから読出され,支援装置12から図14に示すような表示画面が講師用PC13に送られ,その表示装置に表示される。講師は講師用PC13において各種設定を行う科目を選択する(たとえば,ポインティングしてクリックする)。この選択結果は講師用PC13から支援装置12に送信される。支援装置12は選択された科目を認識する(図12,S11)
講師が設定する項目は,支援装置支援期間(図4),受講可能期間(図8),受講者登録可能期間(図5)および受講ステータス上昇条件(図7)であり,好ましくは起動可能時間(帯)も設定できるようにするとよい。
これらの期間(時間)や条件について,講師は3つの方法により設定することができる。その一つは,個別設定である(S13)。その二はデフォルト設定であり(S14),その三は既設定の変更(S15)である。講師用PC13上の設定方法選択画面(図示略)において,いずれかが選択され,その結果が支援装置12に送られ,支援装置12は選択された設定方法を認識し,選択された設定方法の処理に進む(S12)。
デフォルト設定は,次の通りである。上記の期間や条件について,複数のデフォルトパターンが支援装置12に用意されており,そのデフォルトパターンが講師用PC13に表示されるので,講師はそのうちの一つを選択する。選択結果は講師用PC13から支援装置12に送信される(支援装置支援期間設定手段,受講可能期間設定手段,登録可能期間設定手段,受講ステータス変更条件設定手段)。
支援装置12においてあらかじめ用意され,その記憶装置に記憶されているパターンの例を次に挙げる。
デフォルトパターン1
受講者全員同一設定
支援装置支援期間の開始,終了日は科目開始,終了日と同じ
受講可能期間は支援装置支援期間と同じ
受講者登録可能期間は,支援装置支援期間の開始日から1週間後
変更なし5回継続受講したらステータスが一つ上昇
デフォルトパターン2
受講者全員同一設定
支援装置支援期間の開始日は科目開始日と同じ,終了日は科目終了日の2週間前
受講可能期間はフォルダごとに,フォルダ開講日から1週間
受講者登録可能期間は,各フォルダの受講可能期間前1週間
変更なし3回継続受講したらステータスが一つ上昇
科目開始日は科目マスタ(図4)に記憶されている。フォルダ開講日,コンテンツ開講日は,1回の受講(学習)分で区切って,科目開始日から順次一定期間(たとえば1週間)おきに割り振って定められる。
講師用PC13において,既設定の変更が選択された場合には,支援装置12において上記の各期間または条件が読出されて講師用PC13に送られ表示される。そのうちの一つが選択されると,支援装置12との交信により既設定の期間(開始日,終了日等)が講師用PC13に表示されるので,表示画面上で,該当する日時等をポインティングしたり,キーボード等から変更後の日時を入力することができる。この入力結果は支援装置12に送られ,支援装置12のデータベースにおける各種マスタ,データファイルの該当箇所に,選択された,または変更された日時等のデータが記憶される(支援装置支援期間設定手段,受講可能期間設定手段,登録可能期間設定手段,受講ステータス変更条件設定手段)。
個別設定の場合には,上記の各期間や条件が個々に講師用PC13から入力され,支援装置12に送られることになる(図13参照)。
支援装置支援期間はその開始日と終了日が入力される。カレンダーを表示装置に表示してカレンダー上で入力させるようにしてもよい。支援装置12において,入力された開始日と終了日が科目マスタの該当科目に対応して記憶される(図13,S21)(支援装置支援期間設定手段)。
受講可能期間は,図4の受講可能期間ステータス(図4)にあるように,チャプター単位,コンテンツ単位,科目開講期間の3つのステータスがあるので,講師用PC13においていずれかのステータスが選択される。そして,選択されたステータスに応じて期間(開始マスタ,終了マスタ)が入力される。フォルダ単位,コンテンツ単位のときにはフォルダごと,コンテンツごとに期間が入力される。また,必要に応じて,グループを設定し,グループごとに異なる期間を設定することもできる。支援装置12は講師用PC13において入力されかつ送信されたステータスと受講可能期間をデータベースの該当箇所に登録する(図4,図8)(S22)(受講可能期間設定手段)。図15は,講師用PC13においてフォルダ(チャプター)ごとに設定,全受講者に同じ期間を設定するを選択し,カレンダーでその期間が入力される様子を示している。この図にはプルダウンリスト(下線を引いたもの以外)も位置を変えて同時に表示されている。受講可能期間はコンテンツごとに設定することもできる。設定された受講可能期間は後述する確認ののちユーザ設定スケジュールデータ・ファイル(図8)に格納される。
受講者登録可能期間も,図4を参照して説明したように,4つのステータスがあるので,これらのステータスに応じて,科目全体か,フォルダ単位か,コンテンツ単位か,設定しない(支援装置の支援期間と同じ)が選択される。そして,選択されたステータスに応じて受講者登録可能期間が入力される。フォルダ単位の場合には,フォルダごとに,コンテンツ単位の場合にはコンテンツごとに期間が入力される。講師用PC13において入力された受講者登録可能期間は支援装置12に送信され,後述する確認ののちコンテンツマスタ(図5)に登録される(S23)(登録可能期間設定手段)。
受講ステータス上昇条件は,図16に示すような条件のリストが講師用PC13に表示されるので,講師は所望のものを選択して入力することができる。デフォルトで設定できるようにしてもよい。入力された上昇条件は支援装置12に送信され,確認ののち,受講ステータスマスタ(図7)に登録される(S24)(受講ステータス変更条件設定手段)。必要であれば,起動可能期間も講師用PC13から入力され,支援装置12に送信され,たとえば科目マスタに記憶される(S25)(起動可能期間設定手段)。
最終的に,選択した科目について,設定された各期間,条件が講師用PC13の表示画面に図17に示すように表示されるので,講師は確認ののち,設定を確定することができる。設定が確定されると(「この条件で設定する」がクリックされると),入力された各期間,条件が講師用PC13から支援装置12に送られ対応するマスタ,データファイルに格納される。「条件を変更する」ことも可能である。
一つの科目について設定が終了したら,図12,S11に戻って他の科目についての設定を繰返してもよい。すなわち,他の科目がある場合には同じように各期間と条件の設定が可能である。
図18は支援装置12における受講者による学習開始日時(図8)(学習スケジュールまたは受講スケジュール)や学習開始警告時間(図9)の設定処理,および受講者の学習の管理処理の手順を示すフローチャートであり,図19は管理装置11によるコンテンツ配信管理の手順を示すフローチャートである。受講者用PC14と支援装置12と管理装置11はネットワークを通して通信しながらこれらの処理が行なわれる。
受講者が受講者用PC14から支援装置12にログインする。これにより,受講者のユーザIDが支援装置12に入力される。受講者のユーザIDそれ自体を入力しなくても,ユーザIDと関連づけられた受講者を特定する識別符号であればよい。受講者用PC14の表示装置には,図20に示すように,受講するのか,設定済みの学習(受講)スケジュールを確認するのか,学習スケジュールを設定(登録)するのか(変更を含む)を選択する画面が表示される。受講者はいずれかを選択するので,その選択結果が受講者用PC14から支援装置12に送信される。支援装置12はこれを受信してその選択を認識する(図18,S31)。
受講者が学習(受講)スケジュールの設定(登録)を選択したと支援装置12が認識したときには,支援装置12はアクセスしてきた受講者の所属(図3)等に応じてその受講者が受講すべき科目名を並べて表示した図21に示すような科目選択画面を受講者用PC14に送信し,受講者用PC14の表示装置上に表示させる。この表示画面には,コンテンツマスタ(図5)の受講者登録可能期間のデータにしたがって,登録すべき期間(登録可能期間)も表示される。受講者が受講予定の科目を受講者用PC14において選択すると,そのデータが支援装置12に送られ,受信される(S32)。支援装置12は選択された科目を認識する。
支援装置12は次に,図22に示すような,選択された科目について学習開始日時(受講スケジュール)の設定を促す画面を作成して受講者用PC14に送るので,その表示装置に表示される。この表示画面には,受講スケジュール(学習開始日時)を設定するのか,変更するのか,学習開始時間警告を設定するのかの選択を促すとともに,受講にあたっての注意事項が表示される。受講者は,学習開始日時の設定または変更(修正)ののち,再びこの画面に戻り,再度の修正や,学習開始時間警告の設定を行うこともできる。
学習開始日時の設定または変更が選択された旨が受講者用PC14から支援装置12に通知されると(S33),支援装置12は選択された科目について,その時点(日時)において,登録可能期間内のコンテンツまたはフォルダがあるかどうか,かつそれが受講可能かどうかを,コンテンツマスタ(図5)およびユーザ設定スケジュールデータ・ファイル(図8)を参照してチェックし(S34),これから登録可能なコンテンツを特定した図23に示すような画面を作成して受講者用PC14に送信する。受講者はこの画面をみて,まだ登録していず,これから受講するコンテンツまたはフォルダについて,学習開始日時を受講者用PC14において設定(または変更)する。この設定データは支援装置12に送られる(S35)。図23に示すように,カレンダー上において学習開始日時を設定できれば設定が容易である。既に学習開始日時を登録したコンテンツまたはフォルダについては,表示しないようにすることが望ましい。
支援装置12は受講者用PC14から送られる登録データを受信すると,新たに設定された学習開始日時が受講可能期間(図8)内に入っているかどうかをチェックし(S36),入っていればユーザ設定スケジュールデータ・ファイル内にユーザが登録した学習開始日時として登録する(S37)(学習スケジュール設定手段)。入っていない場合は,やり直しを行なわせる。
既に登録した学習開始日時を変更する場合には,支援装置12は変更を希望するコンテンツまたはフォルダの学習開始日時を表わした画面を受講者用PC14に送り,受講者用PCの画面上で修正の上,返送させる。上述したように,学習開始日時の変更は1回に限り許されるので,既に変更した日時については変更できない。1回目の変更後の学習開始日時が,そのコンテンツ等の受講可能期間内であれば学習開始日時の2回目のデータとしてユーザ設定スケジュールデータ・ファイルに登録する。このようにして,新たに登録(または変更)された学習開始日時は,図24に示すような画面を用いて,支援装置12から該当する受講者のPC14に送信され,表示される。図24において,設定したスケジュールには学習開始日時から,それに起動可能時間(1時間)を加えた時間までの時間帯が学習開始可能な時間帯として示されている。
図22に示す画面に応答して,受講者が「自分へのリマインド(学習開始時間警告)を設定」を選択した場合には,その旨が受講者用PC14から支援装置12に送信されるので,支援装置12はこのことを認識する(S41)。その後,受講者用PC14から支援装置12に,送信先のメールアドレスと学習開始警告時間に関するデータが送られてくるので(科目は既に選択されている),支援装置12はこれらのデータを,それを送信した受講者のユーザIDに対応させて,学習開始告知データ・ファイル(図9)に格納する(S42)(警告時間設定手段)。
支援装置12は定期的に学習開始告知データ・ファイル(図9)とユーザ設定スケジュールデータ・ファイル(図8)をチェックし,学習開始告知データが設定されている受講者のPC14に対して,設定されている学習開始日時よりも警告時間分前の時間に,学習開始の警告メッセージを送る(警告手段)。
図20の画面において,受講者が受講(学習)を選択した場合,すなわち受講者用PC14からのアクセスが受講要求の場合には,支援装置12はその時点でログインした受講者が受講可能な(学習可能な)科目のコンテンツがあるかどうかを,科目マスタ(図4),コンテンツマスタ(図5)およびユーザ設定スケジュールデータ(図8)を参照してチェックする(S51)。受講可能とは,受講者のアクセスした時刻が,その受講者(ユーザID)に関して,いずれかの科目のコンテンツについての学習開始可能時間帯(学習開始日時の時点から,それに起動可能時間を加えた時点まで)に入っていることである。この時間帯に入っていれば,支援装置12はその科目(チャプターまたはコンテンツ)について,その受講者に学習を許可する(コンテンツ送信許可手段)。学習(コンテンツの送信)を許可すると,支援装置12はその科目(コンテンツまたはチャプター)と受講(学習)可能時間帯を,ログインしてきた受講者用PC14に通知する(S52)。この学習許可通知画面(コンテンツ送信許可通知画面)の一例が図25に示されている。この画面は受講者用PC14に表示される。図25の画面では2つの科目の学習スケジュールが一部重複して表示されている。このような学習許可通知画面には,学習を許可したコンテンツ(チャプターのコンテンツ)へのリンク(HTMLによるハイパーリンク)が張られている。すなわち,図25の画面に表示された科目(コンテンツ)に関連してそのコンテンツへのファイルパス(URL)(図5)が設定されているので,受講者用PC14の画面上において,受講しようとする科目(コンテンツ)の表示をクリック(ポイント)すると,受講者用PC14から直接にネットワーク10を介して管理装置11の該当コンテンツのページにアクセス(ジャンプ)することができる。
管理装置11はこのアクセスがあったときには(図19,S61),該当するコンテンツのデータを該当する受講者用PC14に送信するので(S62)(コンテンツ送信手段),受講者はそのPC14でコンテンツを視聴して学習することができる。
管理装置11は該当受講者PCへのコンテンツの配信を監視している(S63)。配信が終ると,コンテンツが最後まで配信できたかどうか(コンテンツの最後まで視聴したかどうか)という結果と,受講開始および終了日時を,受講者のユーザID(または受講者用PCを特定するデータ)(受講者を特定するデータ)およびコンテンツIDとともに支援装置12に報告する(S64)。支援装置12はこの結果報告を該当するユーザID,コンテンツIDに対応して進捗データファイル(図10)に格納する(図18,S53)。
図20または図25の画面で受講スケジュールの確認が指定されたときには,支援装置12は,その旨を受講者用PC14から受取ると,ユーザ設定スケジュールデータファイル(図8)等を参照して,その受講者に関して,図26に示すような学習(受講)スケジュール画面(既に終了したものを含む)を作成して,受講者用PC14に送信する。受講者用PCには,この学習スケジュール画面が表示される。なお,この画面のフォルダ(コンテンツを含む)またはコンテンツのうち,その時点で学習可能なコンテンツの表示には,管理装置11の該当ページへのリンクが設定されているので(コンテンツ送信許可),この画面から直接に受講(学習)が可能である。学習スケジュールの設定,変更も可能である。
上記実施例では,受講を開始するときに,受講者用PC14は支援装置12に最初にアクセスしているが,受講者用PC14から直接に管理装置11にログインしてもよい。この場合には,管理装置11は,ログインした受講者が指定するコンテンツがその時点で受講可能か,または受講者がアクセスした時点でその受講者に受講可能なコンテンツがあるかどうかを支援装置12に問合せ,可能である場合には,該当するコンテンツを該当する受講者用PC14に送信する。または,受講者用PCから管理装置11に最初にアクセスがあったときに,管理装置11は,アクセスしてきた受講者のユーザ設定スケジュールデータを支援装置12から送信してもらい,その受講者について受講の可否を判断するようにしてもよい。
また,支援装置12内の各種マスタファイル,データファイルの一部または全部を管理装置11内に設けてもよい。さらに,管理装置11およびそのデータベース,ならびに支援装置12およびそのデータベースの全部または一部をクラウドコンピューティングによって実現することもできる。
10 自己調整型学習システム
11 コンテンツ管理装置
12 自己調整学習支援装置
13 講師用PC
14 受講者用PC

Claims (27)

  1. 少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間の入力を受入れて設定する受講可能期間設定手段,
    少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールが上記受講可能期間設定手段によって設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および
    受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって設定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するコンテンツ送信許可手段,
    を備える自己調整学習支援装置。
  2. 少なくとも前記科目に関して,登録可能期間の入力を受入れて設定する登録可能期間設定手段をさらに備え,
    前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点が前記登録可能期間設定手段によって設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行うものである,
    請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  3. 前記学習スケジュール設定手段は,前記科目に関連して学習スケジュールの変更を所定回数のみ受付けるものである,請求項1または2に記載の自己調整学習支援装置。
  4. 前記受講可能期間の入力が講師を特定する識別符号を伴うものである,請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  5. 前記登録可能期間の入力が講師を特定する識別符号を伴うものである,請求項2に記載の自己調整学習支援装置。
  6. 前記受講可能期間が,前記科目,前記科目のチャプターまたは前記科目のコンテンツを単位として定められるものである,請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  7. 前記登録可能期間が,前記科目,前記科目のチャプターまたは前記科目のコンテンツを単位として定められるものである,請求項2に記載の自己調整学習支援装置。
  8. 前記受講可能期間は,受講者のグループに応じて定められる,請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  9. 前記受講可能期間は,受講開始日時と起動可能時間により規定される,請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  10. 学習スケジュールは学習開始日時により規定される,請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  11. 受講者を特定する識別符号を伴う受講開始時間警告送付時間の入力を受付け,前記受講者識別符号に関連して受講開始時間警告送付時間を設定する警告時間設定手段,および
    受講者の識別符号に関連して設定された学習スケジュールによって定められる学習時間よりも,該受講者識別符号に関連して設定された受講開始時間警告送付時間前の時点に受講開始時間警告を該受講者識別符号の受講者に向けて発信する警告手段,
    をさらに備える,請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  12. 受講者による学習の情況に応じて,当該受講者の識別符号に関連して受講ステータスを変更する受講ステータス変更手段,をさらに備える請求項1に記載の自己調整学習支援装置。
  13. 受講ステータス変更の条件の入力を受付けて設定する受講ステータス変更条件設定手段をさらに備える請求項12に記載の自己調整学習支援装置。
  14. 少なくとも1つの科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールがあらかじめ設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および
    受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって特定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するコンテンツ送信許可手段,
    を備える自己調整学習支援装置。
  15. 前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点があらかじめ設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行うものである,
    請求項14に記載の自己調整学習支援装置。
  16. 少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間の入力を受入れてメモリに記憶し,
    少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,
    受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可する,
    自己調整学習支援装置の動作方法。
  17. 少なくとも前記科目に関して,登録可能期間の入力を受入れてメモリに記憶し,
    前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行う,
    請求項16に記載の自己調整学習支援装置の動作方法。
  18. 少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,
    少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールのコンピュータへの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,
    受講者識別符号を伴うコンピュータへの受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツの送信を許可するようにコンピュータを制御する,
    自己調整学習支援プログラム。
  19. 少なくとも前記科目に関して,登録可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,
    前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行うようにコンピュータを制御する,
    請求項18に記載の自己調整学習支援プログラム。
  20. 少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間の入力を受入れて設定する受講可能期間設定手段,
    少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールが上記受講可能期間設定手段によって設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および
    受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって設定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段,
    を備える自己調整型学習支援システム。
  21. 少なくとも前記科目に関して,登録可能期間の入力を受入れて設定する登録可能期間設定手段をさらに備え,
    前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点が前記登録可能期間設定手段によって設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行うものである,
    請求項20に記載の自己調整型学習支援システム。
  22. 少なくとも1つの科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールの入力を受入れ,その学習スケジュールがあらかじめ設定された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールを設定する学習スケジュール設定手段,および
    受講者識別符号を伴う受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記学習スケジュール設定手段によって設定された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するコンテンツ送信手段,
    を備える自己調整型学習支援システム。
  23. 前記学習スケジュール設定手段は,前記学習スケジュールの入力の時点があらかじめ設定された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの設定を行うものである,
    請求項22に記載の自己調整型学習支援システム。
  24. 少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,
    少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールのコンピュータへの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,
    受講者識別符号を伴うコンピュータへの受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信する,
    自己調整型学習支援システムの動作方法。
  25. 少なくとも前記科目に関して,登録可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,
    前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行う,
    請求項24に記載の自己調整型学習支援システムの動作方法。
  26. 少なくとも1つの科目に関して,受講可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,
    少なくとも前記科目に関連して,受講者を特定する識別符号を伴う学習スケジュールのコンピュータへの入力を受入れ,その学習スケジュールが,記憶された受講可能期間の条件を満たす場合に,前記受講者識別符号に関連して学習スケジュールをメモリに記憶し,
    受講者識別符号を伴うコンピュータへの受講要求アクセスに応答して,該アクセスの時点が前記記憶された学習スケジュールの条件を満たす場合に,該学習スケジュールの科目のコンテンツを送信するようにコンピュータを制御する,
    自己調整型学習支援プログラム。
  27. 少なくとも前記科目に関して,登録可能期間のコンピュータへの入力を受入れてメモリに記憶し,
    前記学習スケジュールの入力の時点が記憶された登録可能期間の条件を満たす場合に,学習スケジュールの記憶を行うようにコンピュータを制御する,
    請求項26に記載の自己調整型学習支援プログラム。
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