JP2016224199A - 画像表示装置 - Google Patents

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市原 高明
Takaaki Ichihara
高明 市原
鉦一郎 江口
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鉦一郎 江口
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Abstract

【課題】多様性のある画像表示を行う画像表示装置を提供すること。
【解決手段】複数枚の導光板550d〜550gと、複数枚の導光板の各々に対応した複数の光源550d1〜550g1とからなる複数の面発光源と、複数の面発光源の1つもしくは複数をバックライトとして、画像表示可能な透過型の表示パネル550eとを備える。各導光板は、それぞれ光源の点灯により発光する発光領域550d4〜550g4と、光源を点灯しても発光しない非発光領域550d3〜550g3と、を備え、各導光板が備える各発光領域550d4〜550g4は、正面視において、導光板ごとに異なる形態とされている。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像の表示を行う画像表示装置に関する。
画像を表示する画像表示装置として、面発光源をバックライトとして画像表示可能な液晶表示パネルとを備えた液晶表示装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−264183号公報
特許文献1に記載されるような従来の画像表示装置は、表示パネル全体をムラなく明るく照明することで、表示パネル全体に画像を表示するものであった。そのため、画像の表示の見せ方の観点からすると、多様性に乏しかった。
そこで、本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、多様性のある画像表示を行う画像表示装置を提供することにある。
請求項1に係る画像表示装置は、上記課題を解決するために、
複数の面発光源と、
前記複数の面発光源の1つもしくは複数をバックライトとして、画像表示可能な透過型の表示パネルと、
を備え、
各面発光源は、発光領域と非発光領域とを備え、
前記各面発光源が備える前記各発光領域は、正面視において、面発光源ごとに異なる形態とされており、
いずれの面発光源に切り替える面発光源切替手段を備え、
前記面発光源切替手段による面発光源の切り替えにより、前記透過型の表示パネルの表示形態を切り替える、
ことを特徴とする。
請求項1に係る画像表示装置によれば、画像表示可能な透過型の表示パネルのバックライトとしての複数枚の面発光源のうちの1つを選択的に発光させると、各面発光源は、発光領域と非発光領域と、を備えているため、発光領域に対応する部分の画像が容易に視認されることになる。また、非発光領域を通じて透過型の表示パネルの後方が視認可能であり、そのため、今までにない新鮮味のある画像表示を行うことができる。
また、各面発光源が備える各発光領域は、正面視において、面発光源ごとに異なる形態とされているため、複数の面発光源を1つずつ選択的に切り替えて発光させると、各面発光源の各発光領域の形態が切り替わる。そのため、発光領域の形態に対応する表示パネルに表示される部分的画像の形態が変化して、表示パネルにて画像を視認できる表示領域の形状や大きさを変えることができ、部分的画像自体の中味(見える箇所)を変化させて見せることができる。そのため、今までにない多様性のある画像表示を行うことができる。
さらに、複数の面発光源を発光させると、発光させた面発光源の各発光領域が合わさることになり、各発光領域に対応する表示パネルに表示される部分的画像の見える部分が拡がる。そのため、今までにない新鮮味と多様性のある画像表示を行うことができる。また、逆に、複数の面発光源を発光させた状態から1つの面発光源の発光を停止すると、発光領域が小さくなるため、発光領域に対応する表示パネルに表示される部分的画像の見える部分が縮小する。そのため、今までにない新鮮味と多様性のある画像表示を行うことができる。
また、発光させる面発光源を切り替えるだけで、表示パネルに表示される画像の表示形態を変化させることができる。そのため、表示パネルの画像データをそのまま変更しなくても表示される画像の表示形態を変化させることができ、画像表示のための制御が複雑なものにならずに済む。
液晶表示モジュールの基本構成を示す模式的断面図である。 液晶表示モジュールにおける液晶表示パネルの構成を示す部分拡大図である。 液晶表示モジュールにおける照明装置の構成を示す図である。 導光板ユニットの外観の一例を示す斜視図である。 (A)図4に示す導光板ユニットを前面から見た場合の構成例を示す前面分解斜視図であり、(B)液晶シャッタの原理説明図である。 図4に示す導光板ユニットを後面から見た場合の外観の一例を示す斜視図である。 図6に示す導光板ユニットを後面から見た場合の構成例を示す後面分解斜視図である。 導光板ユニットの断面構成の一例を示す断面図である。 画像表示装置の電気系統を示す要部ブロック図である。 画像表示装置における導光板を発光させたときに視認される液晶パネルの表示状態を示しており、(A)第1の導光板のみを面発光した場合を示す正面図、(B)第2の導光板のみを面発光した場合を示す正面図、(C)第3の導光板のみを面発光した場合を示す正面図である。 図10のつづきを示す図であり、(A)第1の導光板及び第2の導光板を面発光した場合を示す正面図、(B)正面視において第1の導光板の発光領域の一部を第2の導光板の発光領域に重複させて配設したときに、第1の導光板及び第2の導光板を面発光した場合を示す正面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。まず、液晶表示モジュールの基本構成について説明する。図1は液晶表示モジュールの基本構成を示す模式的断面図であり、図2は液晶表示モジュールにおける液晶表示パネルの構成を示す部分拡大図である。また、図3は液晶表示モジュールにおける照明装置の構成を示す図である。
図1に示されるように、本液晶表示モジュールの筐体は、扁平な直方体をなす箱の天板を除去した形状の収納ケース1に、底板を除去した同形状のカバーケース2が、嵌装されてなる。これら両ケース1、2は、共に金属板を加工して形成されている。カバーケース2の天板201には、表示を観察するための表示窓202が穿設されている。
上記筐体内には、フレーム3が配置されている。本実施形態のフレーム3は、共に空間外形が扁平な直方体をなす前室3aと後室3bとが2段に重設されてなる。すなわち、直方体の空間を囲む枠体をなす側板301の所定高さ位置に、その内面全周にわたって仕切り棚302が突設され、この仕切り棚302を境界として、前室3aと後室3bとが2段に重設され、これら前室3aと後室3bは、仕切り棚302で囲まれた空間により連通されている。
フレーム3の前室3aには、液晶表示パネル4が収納されている。本実施形態の液晶表示パネル4は、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルであり、平面外形が矩形をなす液晶セル5を挟んで表示の観察側となる前側に、同様の矩形をなす前位相差板6と前偏光板7がそれぞれ順次配置され、その後側に、同じく矩形をなす後位相差板8と後偏光板9がそれぞれ順次配置されてなる。
液晶セル5では、図2に示されるように、一対の前ガラス基板51、後ガラス基板52が、枠状シール材(不図示)により所定の間隙を保ち接合され、これら前、後ガラス基板51、52間の枠状シール材で囲まれた空間内には液晶が封入されて液晶層53が形成されている。
接合された一対の前、後ガラス基板51、52のうちの一方の前ガラス基板51の対向面(内面)には、画素を画定するためのブラックマスク54が設置されている。ブラックマスク54には、形成すべき画素に対応させて複数の開口がマトリックス配置で形成されている。
ブラックマスク54の各開口には、赤、緑、青の3種類のカラーフィルタ55R、55G、55Bが所定の配置でそれぞれ設置され、カラーフィルタ層55が形成されている。ここで、各カラーフィルタ55R、55G、55Bは、各開口よりも全周にわたり適長幅だけ大きい面積を備えており、周縁部をブラックマスク54の開口縁部に重畳させて設置されている。
赤、緑、青の各色カラーフィルタ55R、55G、55Bからなるカラーフィルタ層55には、各色カラーフィルタ55R、55G、55Bを一括して覆う一枚膜状の透明導電膜からなる共通電極56が被着されている。そして、共通電極56の表面には、液晶分子の配向を規制する前水平配向膜57が一様に被着されている。
一方、後ガラス基板52の内面には、前述した各ブラックマスク54の開口に対応させて、透明導電膜からなる複数の画素電極58が同様にマトリックス配置で設置されている。各画素電極58には、スイッチング用能動素子としての薄膜トランジスタ59が、それぞれ設置接続されている。なお、各薄膜トランジスタ59を介して画素電極58を作動させるためのゲート、ドレイン、及びソースの各配線や各配線間の絶縁膜等の図示は省略されている。そして、全ての画素電極58及び薄膜トランジスタ59等を覆って後水平配向膜61が一様に被着されている。
上述のように配向処理された前、後水平配向膜57、61によって挟持された液晶層53の各液晶分子60は、電界が印加されていない初期状態においては、両水平配向膜57、61それぞれに施された配向処理方向57a、61aに沿った配向規制力を受けている。
図1に戻って、本例の液晶セル5における一対のガラス基板51、52の大きさは、表示面側となる前ガラス基板51よりも後ガラス基板52の方が大きく、これら大きさの異なるガラス基板51、52は後ガラス基板52の一縁辺が前ガラス基板51の対応する縁辺から突出する配置で接合されている。後ガラス基板52の突出縁辺52aには、各電極から引き出された配線とその各端部の接続端子(不図示)が配設されて駆動回路部が形成されており、この駆動回路部には駆動回路素子としてのドライバLSI11がCOG(Chip On Glass)搭載されている。そして、この駆動回路部の先端縁に設けられている入力端子列には、フレキシブル配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit)12が導通接合されている。
フレーム3の後室3b内には、サイドライト型の面状照明装置13が収容されている。本実施形態のサイドライト型の面状照明装置13は、照射対象の液晶表示パネル4に大略対応した矩形をなす透明な導光板14の一端面141に、点光源としての発光ダイオード(以下、LED(Light−Emitting Diode)という)15がその光射出面を密接させて設置され、導光板14の液晶表示パネル4に対向させる前面142とは反対側の後面143には光反射シート16が設置されて、構成されている。導光板14の光反射シート16が設置された後面143には、LED15から射出され一端面141から導光板14内に入射した光を前面142に向けて反射させるための同心円状の凹凸パターン(不図示)が形成されている。
本実施形態では図3に示されるように2個のLED15、15が配置されており、これらLED15、15は、各光射出面を導光板14の一端面141に密接させた状態で、フレキシブル配線基板17上にCOF(Chip On Film)方式により直接搭載されている。
各LED15は、それぞれ、図3に示されるように、赤、緑、青の各波長光を射出する赤、緑、青の各色LEDチップ15r、15g、15bからなり、各色LEDチップ15r、15g、15bから射出される赤、緑、青の各波長光が混色された白色光が出射される三波長型白色点光源である。各色LEDチップ15r、15g、15bから射出される赤、緑、青の各波長光の強度は、各LEDチップ13r、13g、13bの駆動電流を制御することにより調整される。
図1に示されるように、導光板14の前面142には、光拡散シート18とプリズムシート19が、その順序で重畳設置されている。光拡散シート18は導光板14から面状に出射される照射光の輝度分布を均一化するために、プリズムシート19は照射光の出射方向を正面方向に揃えるために、それぞれ設置されている。
そして、上述のように構成された面状照明装置13は、後室3b内の所定位置に、背面パネル21に支持された状態で収納されている。背面パネル21は、フレーム後室3bの底面を閉じる配置で、フレーム3に嵌合装着されている。
背面パネル21の後面側で収納ケース1における底板101の内面には、駆動制御回路基板22が設置されている。この駆動制御回路基板22は、本液晶表示モジュール全体の駆動を制御するものであり、液晶表示パネル4の駆動制御回路やLED15の駆動制御回路が設けられている。したがって、この駆動制御回路基板22には、前述した液晶表示パネル4の後ガラス基板52の突出縁辺52aの先端部に導通接合され、LED15がCOF搭載されているフレキシブル配線基板17が半田接合により導通接続されているフレキシブル配線基板12が、コネクタ23を介して電気接続されている。
ここで、LED15の駆動制御回路は、図3に示されるように、各LED15を定電流駆動するLEDドライバ回路221と、制御演算部222及びメモリ223からなる。このメモリ223に書き込まれたデータに基づき、各色LEDチップ15r、15g、15bを駆動すべき電流値が制御演算部222により演算され、各LEDチップ15r、15g、15bがLEDドライバ回路221を介して駆動制御される。
以上に説明した液晶表示モジュールは、バックライトとしての導光板14が1枚のものであった。
[画像表示装置550]
以下に説明する画像表示装置550は、複数枚の導光板(複数枚の面発光源に相当する)と、複数枚の導光板の各々に対応した複数の光源と、複数の面発光源の1つもしくは複数をバックライトとして、画像表示可能な透過型の表示パネルと、を備えている。
以下、本実施例の画像表示装置550について、主として図4乃至図9を参照して詳細に説明する。ます、図4は画像表示装置の外観の一例を示す斜視図であり、図5(A)は図4に示す画像表示装置を前面から見た場合の構成例を示す前面分解斜視図であり、(B)は液晶シャッタの原理説明図である。また、図6は図4に示す画像表示装置を後面から見た場合の外観の一例を示す斜視図であり、図7は、図6に示す画像表示装置を後面から見た場合の構成例を示す後面分解斜視図である。さらに、図8は画像表示装置の断面構成の一例を示す断面図である。また、図9は画像表示装置の電気系統を示す要部ブロック図である。
画像表示装置550は、図4乃至図7に示すように全体として平板状の箱部材である。画像表示装置550は、図4の前面斜視図に示すように正面に表示領域となるべき開口部が形成された平板形状のフレーム550cに、図6の後面斜視図に示すように透明な裏蓋550lが着脱可能に取り付けられている。フレーム550cは、その上端面及び下端面は平坦な面で構成されている一方、その両側面には突起部が形成されている。
この画像表示装置550を分解すると、図5の前面分解斜視図及び図7の後面分解斜視図に示すようにフレーム550cと裏蓋550lとの間に、液晶パネル550e、スペーサ550s、第1の導光板550d、液晶シャッタA、スペーサ550s、第2の導光板550f、液晶シャッタB、スペーサ550s、第3の導光板550g及び液晶シャッタCがほぼ平行となるように配列している。なお、詳細は後述するが、これら各導光板550d、550f、550gは、例えば、上下面などの端面から入射された光をその内部で反射させて拡散することにより、その表面から均一な光を出射するパネルの一種である。
液晶パネル550eは、図5及び図7に示すように透明な矩形の平板状部材であり、その上端面及び下端面に各々2つの取付部550e1,550e2によってフレーム550c内に固定されている。液晶パネル550eは、その矩形の平板状部材の表面に沿って薄く広がる矩形の液晶部550e3、及び、その矩形の周囲を包囲する形状の透明パネル550e4を備えている。
液晶部550e3は、基本的な構成は図2において説明したように、互いの偏光方向を所定の角度(例えば直角)とした2枚の偏光層を備えていると共に、これら2枚の偏光層の間に、多数の液晶分子が配列された液晶層を備えている。なお、配向膜などその他の構成については説明を省略する。液晶部550eは、例えば、図9に示す表示制御基板473による通電状態の制御に応じて、上記多数の液晶分子の配列状態を制御することにより光の透過量が制御される。この液晶部550e3は、例えば、三原色に相当する透明な複数のドット毎に設けられた一対の透明電極への通電状態に応じてそれら各部分における各液晶分子の配列が変わり、それら複数のドット毎に、一方の偏光層を通過した光が他方の偏光層を通過する光量を調整することができる。
第1の導光板550dは、平板状の透明パネルであって、その透明パネルの上端面に導光板上装飾基板550d1(一方の光源)が設けられていると共に、その透明パネルの下端面に導光板下装飾基板550d2(他方の光源)が設けられている。
第1の導光板550dは、導光板上装飾基板550d1及び/または導光板下装飾基板550d2の光源の点灯により、内部に光が入射された際に正面から見た場合、例えば、左右方向における当該平板状の透明パネルの中央部よりも右側に偏った領域に面発光源としての発光領域550d4が形成されるように、その透明パネルの裏面(背面)における発光領域550d4に多数の反射部が加工形成されている。本例では、発光領域550d4は、円形状とされている。
また、第1の導光板550dでは、平板状の透明パネルの発光領域500d4以外の領域は、反射部が形成されていないため、上記光源を点灯しても発光しない非発光領域550d3とされている。
第1の導光板550dにおいては、導光板上装飾基板550d1から出力された光(第1の光)がその上端面から入射されて透明パネルの内部を進みながら、上述のように透明パネルの裏面(背面)に形成した多数の反射部において反射し、主として正面から円形状となって出力される。一方、導光板下装飾基板550d2から出力された光(第2の光)がその下端面から入射されて透明パネルの内部を進みながら多数の反射部で反射して円形状となって主として正面から出力される。
即ち、第1の導光板550dは、上述のように左右方向の右側において円形状をなした発光領域550d4から正面方向(フレーム550cの方向)に面発光するのである。これにより、液晶パネル550eには、第1の導光板550dの右側で面発光された円形状の光が入射されることになり、正面から見た場合、液晶パネル550eの制御態様に応じて液晶パネル550eの右側において円形状の内側部分に絵柄(画像)を容易に視認することができるようになる。
液晶シャッタA〜Cは、シート状をなし、例えば、ネマティック液晶の小滴(カプセルと呼びます)が分散した透明なポリマー・フィルムを2枚の透明導電膜付きポリエステル・フィルムに挟んでなり、電圧が印加されていない状態では、棒状の分子として表される液晶はカプセルの内壁に沿って並ぶことで、入射した光は、ポリマーと液晶の屈折率の違いおよび液晶の複屈折性によってカプセルの表面や内部で屈折し、その結果、光は直進できず散乱し、液晶シャッタA〜Cは不透明に見える(拡散状態)。また、電圧が印加されると、液晶分子が電圧を印加した方向と平行に並ぼうとし、電極に対して垂直に配列することで、屈折率がポリマーのそれと一致する液晶であれば、カプセルの界面がないのに等しい状態となり、その結果、光は散乱せず直進し、液晶シャッタA〜Cは透明に見えることになる(非拡散状態)。
図5(B)は、液晶シャッタAを一例として液晶シャッタの原理を説明する図である。液晶シャッタAは、第1の導光板550dの後面に沿うようにして第1の導光板550dの背後に配置され、第1の導光板550dの円形状の発光領域550d4の背後で大きさおよび形状に対応する円形状のセグとその他の領域に対応するその他セグの2セグメントで構成される。液晶シャッタAの場合、発光領域550d4を発光させるときには、円形状のセグ部分に電圧を印加せずに拡散状態(乳白色)とする。この場合、乳白色のセグ部分に一部の光が反射して前方に向けられる。これによっても、液晶パネル550eの右側において円形状の内側部分が背後から照明されることになり、発光領域550d4と他の部分との境界が明確になる。そのため、液晶パネル550eにおける絵柄(画像)をより一層はっきり視認できるようになる。一方、発光領域550d4を発光させないときには、円形状のセグ部分に電圧を印加して透過する光を拡散しない非拡散状態(透明)とする。
第2の導光板550fは、平板状の透明パネルであって、その透明パネルの上端面に導光板上装飾基板550f1(一方の光源)が設けられていると共に、その透明パネルの下端面に導光板下装飾基板550f2(他方の光源)が設けられている。
第2の導光板550fは、導光板上装飾基板550f1及び/または導光板下装飾基板550f2の光源の点灯により、内部に光が入射された際に正面から見た場合、例えば、左右方向における当該平板状の透明パネルの中央部の領域に面発光源としての発光領域550f4が形成されるように、その透明パネルの裏面(背面)における発光領域550f4に多数の反射部が加工形成されている。本例では、発光領域550f4は、三角形状とされている。
また、第2の導光板550fでは、平板状の透明パネルの発光領域500f4以外の領域は、反射部が形成されていないため、上記光源を点灯しても発光しない非発光領域550f3とされている。
第2の導光板550fにおいては、導光板上装飾基板550f1から出力された光(第1の光)がその上端面から入射されて透明パネルの内部を進みながら、上述のように透明パネルの裏面(背面)に形成した多数の反射部において反射し、主として正面から三角形状となって出力される。一方、導光板下装飾基板550f2から出力された光(第2の光)がその下端面から入射されて透明パネルの内部を進みながら多数の反射部で反射して三角形状となって主として正面から出力される。
即ち、第2の導光板550fは、上述のように左右方向の中央部において三角形状をなした発光領域550f4から正面方向(フレーム550cの方向)に面発光するのである。これにより、液晶パネル550eには、第2の導光板550fの中央部で面発光された三角形状の光が入射されることになり、正面から見た場合、液晶パネル550eの制御態様に応じて液晶パネル550eの中央部において三角形状の内側部分に絵柄(画像)を容易に視認することができるようになる。
液晶シャッタBは、第2の導光板550fの後面に沿うようにして第2の導光板550fの背後に配置され、図示を省略しているが、第2の導光板550fの三角形状の発光領域550f4の背後で、かつ大きさおよび形状に対応する三角形状のセグとその他の領域に対応するその他セグの2セグメントで構成される。液晶シャッタBの場合、発光領域550f4を発光させるときには、三角形状のセグ部分に電圧を印加せずに拡散状態(乳白色)とする。この場合も、乳白色のセグ部分に一部の光が反射して前方に向けられる。これによっても、液晶パネル550eの中央部において三角形状の内側部分が背後から照明されることになり、発光領域550f4と他の部分との境界が明確になる。そのため、液晶パネル550eにおける絵柄(画像)をより一層はっきり視認できるようになる。一方、発光領域550f4を発光させないときには、三角形状のセグ部分に電圧を印加して透過する光を拡散しない非拡散状態(透明)とする。
第3の導光板550gは、平板状の透明パネルであって、その透明パネルの上端面に導光板上装飾基板550g1(一方の光源)が設けられていると共に、その透明パネルの下端面に導光板下装飾基板550g2(他方の光源)が設けられている。
第3の導光板550gは、導光板上装飾基板550g1及び/または導光板下装飾基板550g2の光源の点灯により、内部に光が入射された際に正面から見た場合、例えば、左右方向における当該平板状の透明パネルの中央部よりも左側に偏った領域に面発光源としての発光領域550g4が形成されるように、その透明パネルの裏面(背面)における発光領域550g4に多数の反射部が加工形成されている。本例では、発光領域550g4は、矩形状とされている。
また、第3の導光板550gでは、平板状の透明パネルの発光領域500g4以外の領域は、反射部が形成されていないため、上記光源を点灯しても発光しない非発光領域550g3とされている。
第3の導光板550gにおいては、導光板上装飾基板550g1から出力された光(第1の光)がその上端面から入射されて透明パネルの内部を進みながら、上述のように透明パネルの裏面(背面)に形成した多数の反射部において反射し、主として正面から矩形状となって出力される。一方、導光板下装飾基板550g2から出力された光(第2の光)がその下端面から入射されて透明パネルの内部を進みながら多数の反射部で反射して矩形状となって主として正面から出力される。
即ち、第3の導光板550gは、上述のように左右方向の左側において矩形状をなした発光領域550g4から正面方向(フレーム550cの方向)に面発光するのである。これにより、液晶パネル550eには、第3の導光板550gの左側で面発光された矩形状の光が入射されることになり、正面から見た場合、液晶パネル550eの制御態様に応じて液晶パネル550eの左側において矩形状の内側部分に絵柄(画像)を容易に視認することができるようになる。
液晶シャッタCは、第3の導光板550gの後面に沿うようにして第3の導光板550fの背後に配置され、図示を省略しているが、第3の導光板550gの矩形状の発光領域550g4の背後で、かつ大きさおよび形状に対応する矩形状のセグとその他の領域に対応するその他セグの2セグメントで構成される。液晶シャッタCの場合、発光領域550g4を発光させるときには、矩形状のセグ部分に電圧を印加せずに拡散状態(乳白色)とする。この場合、乳白色のセグ部分に一部の光が反射して前方に向けられる。これによっても、液晶パネル550eの左側において矩形状の内側部分が背後から照明されることになり、発光領域550g4と他の部分との境界が明確になる。そのため、液晶パネル550eにおける絵柄(画像)をより一層はっきり視認できるようになる。一方、発光領域550g4を発光させないときには、矩形状のセグ部分に電圧を印加して透過する光を拡散しない非拡散状態(透明)とする。
以上のように、例えば正面側から順に配列している第1の導光板550d、第2の導光板550f及び第3の導光板550gのいずれを面発光させるかに応じて、画像表示装置550の液晶パネル500eにおいて視認される画像の場所を左右方向において移動させることができる。また、見える画像の場所が変わる毎に液晶パネル500eにおいて視認されるその画像内容も変化するのである。また、何れの導光板を発光させるかによって、液晶パネル550eにて画像を視認できる表示領域の形状や大きさを変えることができる。
さらに詳しく画像表示装置550の構造について説明すると、画像表示装置550は、図8の部分断面斜視図に示すようにフレーム550cの前面に形成された開口部から、図示しない薄い透明パネルを介して液晶パネル550eの一部が表示領域として露出している。フレーム550cに裏蓋550lを装着することによって形成される画像表示装置550の内部には、上述のように、液晶パネル550eの表面に沿って設けられた第1の導光板550d、液晶シャッタA、第2の導光板550f、液晶シャッタB、第3の導光板550g及び液晶シャッタCが各スペーサ550sを介して互いに平行となるように配置している。
画像表示装置550に内蔵されている第1の導光板550dには、図8の部分断面図に示すように、上端面に、基材550d5に多数のLED550d6が実装された導光板上装飾基板550d1が設けられていると共に、図8においては図示を省略しているが、下端面に、同様に基材に多数のLEDが実装された導光板下装飾基板550d2が設けられている。これら導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2は、図9に示す制御基板471の制御による通電状態に応じて各LED550d6が光を出力する。これらの光は、第1の導光板550dの内部を通して反射され、前述のように円形状の発光領域550d4から液晶パネル550eに向けて(上記正面方向に相当)に出力される。このように反射された光によって使用者の目には、液晶パネル550eの制御態様に応じて、この液晶パネル550eを通して、例えば絵柄として視認されるようになる。
第1の導光板550dは、導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2に設けられた各LED550d6が発光していない状態(通常の状態)では、使用者側から液晶パネル550eにあらわされた装飾絵柄のドットを視認し難い状態となっている。これら導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2は、制御基板471(図9)によって制御されている。
第2の導光板550fは、発光領域550f4の位置と形状を除き、ほぼ同様の構成であり、面発光する平板状の透明パネルであって、その透明パネルの上端面に、基材550f5に多数のLED550f6が実装された導光板上装飾基板550f1(一方の光源)が設けられていると共に、図8においては図示を省略しているが、下端面に、同様に基材に多数のLEDが実装された導光板下装飾基板550f2(他方の光源)が設けられている。これら導光板上装飾基板550f1及び導光板下装飾基板550f2は、制御基板471(図9)によって制御されている。また、先述の液晶シャッタA〜Cも、拡散状態(乳白色)と非拡散状態(透明)とが制御基板471(図9)の制御によって切換可能とされている。
一方、第3の導光板550gも、発光領域550f4の位置と形状を除き、ほぼ同様の構成であり、面発光する平板状の透明パネルであって、その透明パネルの上端面に、基材550g5に多数のLED550g6が実装された導光板上装飾基板550g1(一方の光源)が設けられていると共に、図8においては図示を省略しているが、下端面に、同様に基材に多数のLEDが実装された導光板下装飾基板550g2(他方の光源)が設けられている。これら導光板上装飾基板550g1及び導光板下装飾基板550g2は、制御基板471(図9)によって制御されている。
また、本実施形態では、透過型の液晶パネル550eの表示領域のうち、液晶パネル550eに何も画像などの絵柄が表示されていない領域については、液晶パネル550eが透過型であり、液晶シャッタA〜Cも非拡散状態(透明)とされていると、裏蓋5501も透明であるため、使用者は、この領域と対応する透過型の液晶パネル550eの後方、つまり画像表示装置550の後方に存在するものを見ることができる。
なお、図9に示すように、電源基板475から、液晶部550e、導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2、導光板上装飾基板550f1及び導光板下装飾基板550f2、導光板上装飾基板550g1及び導光板下装飾基板550g2、制御基板471、表示制御基板473に各作動電源が供給されるようになっている。また、表示制御基板473は制御基板471からの動作信号を受けると液晶部550eに所定の画像データをセットする。
画像表示装置550は以上のような構成であり、このような構成の画像表示装置550を用いた表示の一例について図10〜図11を用いて簡単に説明する。図10(A)に示すように、第1の導光板550dのみを面発光した場合は、第1の導光板550dの左右方向の右側において円形状をなした発光領域550d4から正面方向(フレーム550cの方向)に面発光する。これにより、液晶部550e3には、第1の導光板550dの右側で面発光された円形状の光が入射されることになる。正面から見た場合、液晶部550e3の制御態様に応じて液晶パネル550eの右側において円形状の内側部分に絵柄(画像)を視認することができるようになる。
この例では、液晶部550e3の中央やや右寄りに画像データとして星形画像が表示されるようにセットされており、発光領域550d4の正面方向に対応する星形画像の一部画像(右部分画像)が使用者に視認されるものの、発光領域550d4以外の非発光領域550d3の正面方向に対応する星形画像の左部分画像の殆どが使用者に対して非視認状態とされている。先に説明したように、液晶パネル550eが透過型であって液晶シャッタも透明とされ、裏蓋5501も透明であるため、非発光領域550d3を通じて、液晶パネル550eの後方、つまり画像表示装置550の後方に存在するものを視認することができる。
このように、図10(A)以下において、画像データについては、使用者に視認される部分を実線で示し、使用者に対して非視認状態とされている部分を破線で示している。
図10(B)では、第2の導光板550fのみを面発光した場合を示しており、第2の導光板550fの左右方向の中央において三角形状をなした発光領域550f4から正面方向(フレーム550cの方向)に面発光する。これにより、液晶部550e3には、第2の導光板550fの中央で面発光された三角形状の光が入射されることになる。正面から見た場合、液晶部550e3の制御態様に応じて液晶パネル550eの中央において三角形状の内側部分に絵柄(画像)を容易に視認することができるようになる。
この例では、発光領域550f4の正面方向に対応する星形画像の一部画像(左部分の先端画像)が使用者に視認されるものの、発光領域550f4以外の非発光領域550f3の正面方向に対応する星形画像の殆どが使用者に対して非視認状態とされている。
図10(C)では、第3の導光板550gのみを面発光した場合を示しており、第3の導光板550gの左右方向の左側において矩形状をなした発光領域550g4から正面方向(フレーム550cの方向)に面発光する。これにより、液晶部550e3には、第3の導光板550gの左側で面発光された矩形状の光が入射されることになる。正面から見た場合、液晶部550e3の制御態様に応じて液晶パネル550eの左側において矩形状の内側部分に絵柄(画像)を容易に視認することができるようになる。
この例では、発光領域550g4の正面方向に対応する星形画像の一部画像(中央から左側の部分画像)が使用者に視認されるものの、発光領域550g4以外の非発光領域550g3の正面方向に対応する星形画像(右部分画像)は使用者に対して非視認状態とされている。
このように、画像表示可能な透過型の液晶パネル550eのバックライトとしての複数(本例では3枚)の導光板550d〜550gのうちの1つを選択的に発光させると、各導光板550d〜550gは、それぞれ光源の点灯により発光する発光領域550d4〜550g4と、光源を点灯しても発光しない非発光領域550d3〜550g3と、を備えているため、発光領域550d4〜550g4に対応する部分の画像が容易に視認されることになる。そのため、今までにない新鮮味のある画像表示を行うことができる。
また、各導光板550d〜550gが備える各発光領域550d4〜550g4は、正面視において、導光板550d〜550g毎に異なる位置に配置されているため、複数の導光板550d〜550gを1つずつ選択的に切り替えて発光させると、各導光板550d〜550gの各発光領域550d4〜550g4に対応する液晶パネル550eに表示される部分的画像の位置が移動したり、部分的画像自体の中味(見える箇所)を変化させて見せることができる。また、何れの導光板を発光させるかによって、液晶パネル550eにて画像を視認できる表示領域の形状や大きさを変えることができる。そのため、今までにない多様性のある画像表示を行うことができる。
さらに、複数の導光板550d〜550gを一緒に発光させると、発光させた導光板の各発光領域が合わさることになり、各発光領域に対応する表示パネルに表示される部分的画像の見える部分が拡がる。
図11(A)では、一例として、第1の導光板550dと第2の導光板550fとを一緒に面発光した場合を示しており、第1の導光板550dの左右方向の右側において円形状をなした発光領域550d4と、第2の導光板550fの左右方向の中央において三角形状をなした発光領域550f4とから正面方向(フレーム550cの方向)に向けて面発光する。これにより、液晶部550e3には、第1の導光板550dの右側で面発光された円形状の光と、第2の導光板550fの中央で面発光された三角形状の光とが入射されることになる。正面から見た場合、液晶部550e3の制御態様に応じて液晶パネル550eの中央及び右側において三角形状の内側部分と円形状の内側部分に絵柄(画像)を視認することができるようになる。
この例では、発光領域550f4の正面方向に対応する星形画像の一部画像(中央から左側の先端部分画像)と、発光領域550d4の正面方向に対応する星形画像の一部画像(右部分画像)の両方が使用者に視認される。しかしながら、発光領域550f4及び発光領域d4以外の非発光領域の正面方向に対応する星形画像(略中央の部分画像)は使用者に対して非視認状態とされている。
このように、複数の導光板550d〜550gの2つ以上(全てでもよい)を選択して一緒に発光させると、発光させた導光板の各発光領域が合わさることになり、各発光領域に対応する表示パネルに表示される部分的画像の見える部分が拡がる。そのため、今までにない新鮮味と多様性のある画像表示を行うことができる。
また、逆に、複数の導光板を発光させた状態から1つの導光板の発光を停止すると、発光領域が小さくなるため、発光領域に対応する液晶パネルに表示される部分的画像の見える部分が縮小する。そのため、今までにない新鮮味と多様性のある画像表示を行うことができる。
一例として、図11(A)に示した第1の導光板550dと第2の導光板550fとを一緒に面発光した状態から、第2の導光板550fの発光を停止すると、図10(A)に示した第1の導光板550dのみが面発光した状態となる。
また、発光させる導光板550d〜550gを選択的に切り替えるだけで、液晶パネル550eに表示される画像の表示態様を変化させることができる。つまり、発光させる導光板550d〜550gを切り換えるだけの簡単な制御で、液晶パネル550eにて画像を視認できる表示領域の形状や大きさを変えることができる。
即ち、表示制御基板473(図9参照)による表示制御により、液晶部550e3の全域に表示すべき画像データがセットされて表示可能となっているものの、図9の制御基板471の制御により、液晶部550e3の一部にだけ発光領域が設定されるため、発光領域に対応する領域の画像が容易に視認可能とされている。一方、発光領域以外の領域は、発光されないため画像を視認不可能あるいは視認困難となっている。そのため、液晶パネル550eの画像データをそのまま変更しなくても表示される画像の表示態様を変化させることができ、画像表示のための制御が複雑なものにならずに済む。
また、液晶パネル550eが透過型であって、液晶シャッタA〜Cも非拡散状態(透明)とされていると、裏蓋5501も透明であるため、使用者によっては、発光領域に視認される画像と、非発光領域を通して視認される画像表示装置550の後方に存在する背景とを関連付けすることも想定される。そのため、今までにない新鮮味と多様性のある画像表示を行うことができる。
また、各導光板550d〜550gの非発光領域550d3〜550g3を通して画像表示装置550の後方に存在する物を使用者に視認させる場合に、表示制御基板473による表示制御により、液晶パネル550eの液晶部550e3の全域に表示すべき画像データのうち、非発光領域550d3〜550g3に対応する画像データを、視認状態として透明となる透明画像データに変更してもよい。これにより、画像表示装置550の後方から光が非発光領域に入る場合に、非発光領域に画像が映し出されることがなくなる。そのため、画像表示装置550の後方に存在する物を使用者によりはっきりと視認させることができる。
以上に説明した例は、各導光板550d〜550gの発光領域550d4〜550g4は、正面視において互いに重なることのない位置に配置されているが、発光領域550d4〜550g4は、正面視において一部が重なる位置に配置されていてもよい。
一例として、図11(B)は、正面視において第1の導光板550dの発光領域550d4の一部を第2の導光板550fの発光領域550f4に重複させて配設したときに、第1の導光板550d及び第2の導光板550fを面発光した場合を示している。
これにより、液晶パネル550e上において、第1の導光板550dの発光領域550d4の正面方向に対応する部分と、第2の導光板550fの発光領域550f4の正面方向に対応する部分とが連続して接合され、連続して接合された内側部分にのみ絵柄(画像)を視認することができるようになる。図11(B)では、連続して接合された内側部分に星形画像の全画像が使用者に視認される。
上述のように、画像表示装置550の液晶パネル550eで視認可能とされた画像は、図9の制御基板471により、第1の導光板550dの導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2に実装されている各LEDの発光態様が制御されたり、第2の導光板550fの導光板上装飾基板550f1及び導光板下装飾基板550f2に実装されている各LEDの発光態様が制御されたり、第3の導光板550gの導光板上装飾基板550g1及び導光板下装飾基板550g2に実装されている各LEDの発光態様が制御されることによって行われる。
また、画像表示装置550においては、第1の導光板550d、第2の導光板550df及び第3の導光板550gのいずれの左右両側面にも、図示は省略するが上記多数の反射部が設けられている。この反射部により、各導光板上装飾基板に実装された各LEDによって上面及び下面から内部に照射された光が、左右両側面から外部に漏れるのを防止して第1の導光板550d、第2の導光板550df及び第3の導光板550g自体の内側へ反射させることができ、装飾層の絵柄をより明るく発光装飾させることができると共に、絵柄の全体をより均一に発光装飾させることができる。
上述のように第1の導光板550dにおける導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2は、図示は省略するが、夫々下面及び上面に、複数のLEDが左右方向へ一列に実装されているとともに、第2の導光板550f及び第3の導光板550gにおいても同様に複数のLEDが設けられている。これら実装されている各LEDは、高輝度のカラーLED又は、単色で有色(白色を除く)の高輝度LEDとされており、発光させることで、液晶パネル550eに表される絵柄を、虹色のように部分的に異なる色で全体を発光装飾させたり、赤色や青色等の単色で全体を発光装飾させたりすることができる。
上述の実施形態では、面発光源として導光板を用いて説明をしたが、面発光源として導光板以外のものとしてもよい。以上、実施形態について説明したが、以下に述べるような構成を追加的に採用することが可能である。
上述の実施例にあっては、液晶パネル550eのバックライトとしての第1の導光板550dにおける導光板上装飾基板550d1及び導光板下装飾基板550d2に一列に実装される複数のLEDは、全てを一緒に発光させているが、その一部だけを部分発光させるようにしてもよい。これによると、部分的な発光による画像の見え方の違いを出せる。第2の導光板550f及び第3の導光板550gにおける複数のLEDついても同様である。
上述の実施例にあっては、第1の導光板550d〜第3の導光板550gに対して、導光板上装飾基板550d1〜導光板上装飾基板550g1の3つの光源を設けているが、これに代えて、光源を1つとし、1つの光源に対して光路変更切替手段を配置し、光路変更切替手段により光源から出射される出射光の光路を変更することで、第1の導光板550d〜第3の導光板550gのうちの1つに対し、選択的に入射させるようにしてもよい。このようにすると、LEDの数を減らすことができる。なお、導光板下装飾基板550d2〜導光板下装飾基板550g2についても同様である。
また、液晶パネル550eの前面側にタッチパネルを配置し、タッチパネルへのタッチ操作に応じて、第1の導光板550d〜第3の導光板550gの各光源を切り換えて発光させるようにしてもよい。
これによると、タッチパネルへのタッチ操作が行われる度に、各導光板550d〜550gの各発光領域550d4〜550g4に対応する液晶パネル550eに表示される部分的画像の位置が移動したり、部分的画像自体の中味(見える箇所)を変化させて見せることができ、液晶パネル550eにて画像を視認できる表示領域の形状や大きさを変えることができる。そのため、今までにない多様性のある画像表示を行うことができる。
1 収納ケース
101 底板
2 カバーケース
3 フレーム
3a 前室
3b 後室
4 液晶表示パネル
5 液晶セル
6 前位相差板
7 前偏光板
8 後位相差板
9 後偏光板
11 ドライバLSI
12 フレキシブル配線基板
13 面状証明装置
14 導光板
141 一端面
142 前面
143 後面
15 発光ダイオード(LED)
16 光反射シート
17 フレキシブル配線基板
18 光拡散シート
19 プリズムシート
21 背面パネル
22 駆動制御回路基板
23 コネクタ
51 前ガラス基板
52 後ガラス基板
52a 突出縁辺
53 液晶層
54 ブラックマスク
55 カラーフィルタ層
55R カラーフィルタ(赤)
55G カラーフィルタ(緑)
55B カラーフィルタ(青)
56 共通電極
57 前水平配向膜
58 画素電極
59 薄膜トランジスタ
60 液晶分子
61 後水平配向膜
201 天板
202 表示窓
221 LEDドライバ回路
222 制御演算部
223 メモリ
301 側板
302 仕切り棚
471 制御基板
473 表示制御基板
475 電源基板
550 画像表示装置
550c フレーム
550d 第1の導光板
550d1 導光板上装飾基板
550d2 導光板下装飾基板
550d3 非発光領域
550d4 発光領域(円形状)
550d5 基材
550d6 LED
550f 第2の導光板
550f1 導光板上装飾基板
550f2 導光板下装飾基板
550f3 非発光領域
550f4 発光領域(三角形状)
550f5 基材
550f6 LED
550g 第3の導光板
550g1 導光板上装飾基板
550g2 導光板下装飾基板
550g3 非発光領域
550g4 発光領域(矩形状)
550g5 基材
550g6 LED
550e 液晶パネル
550e1 取付部
550e2 取付部
550e3 液晶部
550e4 透明パネル
550p1 プリズム構造領域
550s スペーサ
5501 裏蓋
A〜C 液晶シャッタ

Claims (1)

  1. 複数の面発光源と、
    前記複数の面発光源の1つもしくは複数をバックライトとして、画像表示可能な透過型の表示パネルと、
    を備え、
    各面発光源は、発光領域と非発光領域と、を備え、
    前記各面発光源が備える前記各発光領域は、正面視において、面発光源ごとに異なる形態とされており、
    いずれの面発光源に切り替える面発光源切替手段を備え、
    前記面発光源切替手段による面発光源の切り替えにより、前記透過型の表示パネルの表示形態を切り替える、
    ことを特徴とする画像表示装置。
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