JP2016223807A - 放射性ガス除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射性ガスの除去性能が確保された状態で使用できる放射性ガス除去装置を提供する。【解決手段】送風機3により流通路2の一端2aから他端2bに流通されるガスを加熱する加熱部4と、加熱されたガスに含まれる放射性物質を除去する放射性ガスフィルタ5と、放射性ガスフィルタの下流側で流通路の他端よりも手前に設けられ流通路の他端側を開閉する一方で流通路を外部に対して開閉する切換部6と、流通路外のガス温度を検出する第一温度検出部7と、流通路内の放射性ガスフィルタの下流側のガス温度を検出する第二温度検出部8と、切換部を制御して流通路の他端側を閉止すると共に流通路を外部に対して開放し、かつ第一温度検出部の検出温度が設定温度以下の場合に加熱部を稼働し、第二温度検出部の検出温度が第一温度検出部の検出温度以上の場合に切換部を制御して流通路の他端側を開放すると共に流通路を外部に対して閉止する制御部9とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、放射性ガスを除去する放射性ガス除去装置に関する。
従来、例えば、特許文献1では、処理対象ガス中のよう素をよう素吸着材により吸着するにあたり、加熱装置により処理対象ガスを加熱し、かつ加熱装置に流入する処理対象ガスの第一温度と、よう素吸着材に流入する処理対象ガスの第二温度とを計測して、第二温度が第一温度に所定温度を加算した値になるように加熱装置を制御することが示されている。
また、従来、例えば、特許文献2では、ケーシング内に、ガス中に含まれる放射性よう素および放射性よう化メチルならびに放射性物質を吸着する放射性ガスフィルタと、放射性ガスフィルタよりもガスの流通の上流側に設けられてケーシングの内部を流通されるガスを加熱する加熱部と、加熱部よりもガスの流通の上流側に設けられ加熱部に至るガスの温度を計測する上流側温度計と、加熱部よりもガスの流通の下流側で放射性ガスフィルタよりもガスの流通の上流側に設けられ放射性ガスフィルタに至るガスの温度を計測する下流側温度計と、上流側温度計により計測されるガスの温度とともに、下流側温度計により計測されるガスの温度に基づいて加熱部を制御する制御部と、を備えることが示されている。
特開2013−156168号公報 特開2014−35286号公報
特許文献1には、以下の記載がある。「従来から用いられているよう素吸着材は、排ガス中の温度および湿度、とりわけ湿度の影響を受けやすく、排ガス中の湿度が高い場合には、よう素吸着材のよう素除去性能は低下し、高効率で放射性よう素を安定して除去することはできなかった。また、温度、湿度がよう素吸着材のよう素除去性能におよぼす影響も明確でなく、温度30℃、相対湿度93%RH〜96%RHという実際の環境条件を加味した上で比較的低温、高湿度の厳しい検査条件となっていた。」
そして、上述した特許文献1,2に記載の発明は、よう素を吸着するフィルタに流通されるガスの温度を上昇させることで、ガスの相対湿度を低くしてフィルタの性能を向上させる。
しかしながら、大気(外気)の温度が上述した条件よりも低温で多湿度の雰囲気において、装置を起動した直後では、ガスの温度はまだ低く相対湿度が高いままであることから、フィルタの除去性能が低く、このフィルタを通過したガスに含まれる放射性よう素および放射性よう化メチルならびに放射性物質が人体に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、放射性ガスの除去性能が確保された状態で使用することのできる放射性ガス除去装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の放射性ガス除去装置は、ガスの流通が可能な一連の通路をなす流通路と、流通路の一端から他端にガスを流通させる送風機と、前記流通路内のガスを加熱する加熱部と、前記加熱部の下流側で前記流通路内のガスに含まれる放射性物質を除去する放射性ガスフィルタと、前記放射性ガスフィルタの下流側であって前記流通路の他端よりも手前の部位に設けられて前記流通路の他端側を開閉する一方で前記流通路を外部に対して開閉する切換部と、前記流通路外のガスの温度を検出する第一温度検出部と、前記流通路内であって前記放射性ガスフィルタの下流側のガスの温度を検出する第二温度検出部と、前記送風機の稼働に伴って前記流通路の他端側を閉止すると共に前記流通路を外部に対して開放して前記切換部を制御し、かつ前記第一温度検出部により検出された温度が設定温度以下の場合に前記加熱部を稼働し、その後、前記第二温度検出部により検出された温度が前記第一温度検出部の温度よりも高い所定温度に達した場合に前記流通路の他端側を開放すると共に前記流通路を外部に対して閉止して前記切換部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
この放射性ガス除去装置によれば、外気温度が設定温度以下の場合は、放射性ガスフィルタにより望ましいよう素除去効率が得られる相対湿度になるまでガスを流通路の一端から排出することを止め、放射性ガスフィルタにより望ましいよう素除去効率が得られる範囲となった場合にガスを流通路の一端から排出することができる。この結果、放射性ガスの除去性能が確保された状態で使用することができる。
また、本発明の放射性ガス除去装置では、前記流通路内であって前記加熱部と前記放射性ガスフィルタとの間のガスの温度を検出する第三温度検出部をさらに備え、前記制御部は、前記第三温度検出部により検出された温度が前記第一温度検出部により検出された温度を超えない場合は、前記流通路の他端側を閉止すると共に流通路を外部に対して開放して前記切換部を制御することを特徴とする。
この放射性ガス除去装置によれば、加熱部により外気温度が昇温されていない、つまり加熱部が故障などで機能していない場合、一端から流通路内に流通するガスが、流通路内を通過しつつ連通路から外部に排出されて他端から排出されない。この結果、加熱部の性能を確認することができ、性能が担保されない場合は他端からのガスの排出を止めることができる。
また、本発明の放射性ガス除去装置では、前記切換部において前記流通路を外部に対して開閉する部位と、前記流通路における前記加熱部の上流側とを接続する連通路をさらに備えることを特徴とする。
この放射性ガス除去装置によれば、一端から流通路内に流通するガスを、加熱部の上流側に戻して循環させる。このため、加熱部を稼働していない場合では、送風機の稼働に伴う昇温効果を高めることができ、加熱部を稼働している場合では、加熱部の昇温効果を高めることができる。
また、本発明の放射性ガス除去装置では、前記放射性ガスフィルタに至るガスを加温する加温部をさらに備えることを特徴とする。
この放射性ガス除去装置によれば、加温部により放射性ガスフィルタに至るガスを加温する。このため、放射性ガスフィルタに至るガスの相対湿度を低下させることができる。
また、本発明の放射性ガス除去装置では、装置を保温する保温部をさらに備えることを特徴とする。
この放射性ガス除去装置によれば、保温部により放射性ガスフィルタに至るガスを保温する。このため、放射性ガスフィルタに至るガスの相対湿度を維持または低下させることができる。
本発明によれば、放射性ガスの除去性能が確保された状態で使用することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る放射性ガス除去装置の構成図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る放射性ガス除去装置におけるフィルタ部の構成図である。 図3は、温度・湿度におけるガス中放射性物質の除去効率の関係を示す図である。 図4は、外気を5℃昇温した場合の空気温度と湿度の関係を示す図である。 図5は、外気を10℃昇温した場合の空気温度と湿度の関係を示す図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る放射性ガス除去装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態2に係る放射性ガス除去装置の構成図である。 図8は、本発明の実施形態2に係る放射性ガス除去装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態3に係る放射性ガス除去装置の構成図である。 図10は、本発明の実施形態4に係る放射性ガス除去装置の構成図である。 図11は、本発明の実施形態5に係る放射性ガス除去装置の構成図である。 図12は、本発明の実施形態6に係る放射性ガス除去装置の構成図である。 図13は、本発明の実施形態7に係る放射性ガス除去装置の構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
原子力発電所などの原子力施設においては、周辺環境を保全する観点から放射性ガス、特に単体よう素(129131133)やよう化メチル(CH 129I、CH 131I、CH 133I)を主成分とする有機よう素化合物からなる放射性よう素の放出量の低減を図ることが重要な課題となっている。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。図2は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置におけるフィルタ部の構成図である。
図1に示すように、本実施形態の放射性ガス除去装置1は、流通路2と、送風機3と、加熱部4と、放射性ガスフィルタ5と、切換部6と、第一温度検出部7と、第二温度検出部8と、制御部9と、を備える。
流通路2は、ガスの流通が可能な一連の通路であって、一端2aおよび他端2bが開放して構成されている。
送風機3は、流通路2の途中に設けられてガスを流通路2の一端2aから他端2bに流通させる。
加熱部4は、流通路2内に設けられて流通路2内のガスを加熱する。加熱部4は、例えば、電気ヒータにより構成される。加熱部4は、流通路2のガスの上流側となる一端2a側に設けられている。
放射性ガスフィルタ5は、流通路2内であって、加熱部4よりもガスの下流側に設けられている。放射性ガスフィルタ5は、流通路2内を流通されるガス中に含まれる放射性よう素および放射性よう化メチルを吸着する。具体的に、放射性ガスフィルタ5は、母体を構成する基材と、この基材に添着される添着物質とを含む。基材に用いられる材料としては、特に限定されるものではなく、表面に複数の細孔を有するものであればよく、例えば、活性炭、アルミナ、ゼオライト、シリカゲル、活性白土などが挙げられる。ゼオライトとしては、天然ゼオライトまたは合成ゼオライトのどちらでもよい。また、ゼオライトとして、モルデナイト系ゼオライトなどが挙げられる。基材は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。また、放射性ガスフィルタ5は、添着物質として、トリエチレンジアミン(TEDA:Tri−Ethylene−Di−Amine)またはよう化カリウム(KI)を含む。この放射性ガスフィルタ5は、上記構成により、放射性よう素および放射性よう化メチルを吸着する。
本実施形態において、放射性ガスフィルタ5は、フィルタ部に含まれる。フィルタ部は、図2に示すように、周囲が外壁で囲まれた筒状等(四角形状もある)に形成されて一端5Aa側および他端5Abが開放されたケーシング5Aを有している。ケーシング5Aは、一端5Aa側がガスの上流側となり他端5Abがガスの下流側となって流通路2の途中に設けられる。そして、フィルタ部は、ケーシング5A内に、一端5Aa側から粗フィルタ5B、上流側高性能フィルタ5C、放射性ガスフィルタ5、および下流側高性能フィルタ5Dが設けられている。粗フィルタ5Bは、例えば、対象粒子径が50μm以上の空気濾過フィルタや、対象粒子径が25μm以上の中高性能フィルタが適用される。上流側高性能フィルタ5Cおよび下流側高性能フィルタ5Dは、例えば、対象粒子径が0.15μmで99.97%の除去効率のHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)が適用される。なお、放射性ガスフィルタ5は、ガスの流通方向に複数層配置されていてもよい。
図1に示した切換部6は、放射性ガスフィルタ5(フィルタ部)よりもガスの下流側であって流通路2の他端2bよりも手前の部位に設けられている。切換部6は、流通路2の他端2b側を開閉する一方で流通路2を外部に対して開閉する。具体的に、切換部6は、流通路2の他端2b側に設けられた第一開閉弁6Aと、流通路2から外部に分岐して連通する連通路6Baに設けられた第二開閉弁6Bと、で構成される。すなわち、第一開閉弁6Aの開閉動作により流通路2の他端2b側を開閉する。また、第二開閉弁6Bの開閉動作により流通路2を外部に対して開閉する。
第一温度検出部7は、流通路2外のガスの温度を検出する。本実施形態において第一温度検出部7は、流通路2外であって外気温度を検出する。なお、外気温度とは、放射性ガス除去装置1が配置される周囲の温度であって、放射性ガス除去装置1が屋外に配置された場合は大気温度であり、放射性ガス除去装置1が屋内に配置された場合は屋内の空気温度である。なお、第一温度検出部7は加熱部4の上流側の流路2a中に設置しても差し支えない。
第二温度検出部8は、流通路2内であって放射性ガスフィルタ5の下流側のガスの温度を検出する。すなわち、第二温度検出部8は、ガスの流通方向において放射性ガスフィルタ5の直後に配置されている。
制御部9は、第一温度検出部7および第二温度検出部8により検出されるガスの温度に基づいて、送風機3、加熱部4、切換部6を制御する。具体的に、制御部9は、ガスの温度および湿度によるガス中放射性物質の除去効率の関係に基づいて切換部6を制御する。
ここで、図3は、温度・湿度におけるガス中放射性物質の除去効率の関係を示す図である。図4は、外気を5℃昇温した場合の空気(ガス)温度と湿度の関係を示す図である。図5は、外気を10℃昇温した場合の空気温度と湿度の関係を示す図である。
図3において、Aは、相対湿度95%RHにおける各温度条件におけるよう素吸着材のよう素除去効率であり、Bは、相対湿度90%RHにおける各温度条件におけるよう素吸着材のよう素除去効率であり、Cは、相対湿度85%RHにおける各温度条件におけるよう素吸着材のよう素除去効率であり、Dは、相対湿度80%RHにおける各温度条件におけるよう素吸着材のよう素除去効率であり、Eは、相対湿度70%RHにおける各温度条件におけるよう素吸着材のよう素除去効率である。そして、Aは、よう素フィルタのよう素除去効率を規定したASTM−D3809に基づくものである。この規定では、温度30℃、相対湿度93%RH〜96%RHの検査条件においてよう素除去効率を規定している。すなわち、上記の検査条件で得られた値よりも破線の上側の範囲であれば、これより高い除去効率となることから、望ましいよう素除去効率となっている。温度が規定する30℃でなくても、湿度が規定する範囲よりも低ければ、望ましいよう素除去効率が得られることがわかる。
図4において、Fは、相対湿度100%RHの状態において外気を5℃昇温した後の相対湿度であり、F1は0℃から5℃に昇温した場合、F2は、5℃から10℃に昇温した場合、F3は、10℃から15℃に昇温した場合、F4は、15℃から20℃に昇温した場合、F5は、20℃から25℃に昇温した場合、F6は、25℃から30℃に昇温した場合、F7は、30℃から35℃に昇温した場合、F8は、35℃から40℃に昇温した場合である。Gは、相対湿度90%RHの状態において外気を5℃昇温した後の相対湿度であり、G1は0℃から5℃に昇温した場合、G2は、5℃から10℃に昇温した場合、G3は、10℃から15℃に昇温した場合、G4は、15℃から20℃に昇温した場合、G5は、20℃から25℃に昇温した場合、G6は、25℃から30℃に昇温した場合、G7は、30℃から35℃に昇温した場合である。Hは、相対湿度80%RHの状態において外気を5℃昇温した後の相対湿度であり、H1は0℃から5℃に昇温した場合、H2は、5℃から10℃に昇温した場合、H3は、10℃から15℃に昇温した場合、H4は、15℃から20℃に昇温した場合、H5は、20℃から25℃に昇温した場合、H6は、25℃から30℃に昇温した場合である。Iは、相対湿度70%RHの状態において外気を5℃昇温した後の相対湿度であり、I1は0℃から5℃に昇温した場合、I2は、5℃から10℃に昇温した場合、I3は、10℃から15℃に昇温した場合、I4は、15℃から20℃に昇温した場合、I5は、20℃から25℃に昇温した場合、I6は、25℃から30℃に昇温した場合である。なお、上記は計算結果の一例である。
図5において、Jは、相対湿度100%RHの状態において外気を10℃昇温した後の相対湿度であり、J1は0℃から10℃に昇温した場合、J2は、5℃から15℃に昇温した場合、J3は、10℃から20℃に昇温した場合、J4は、15℃から25℃に昇温した場合、J5は、20℃から30℃に昇温した場合、J6は、25℃から35℃に昇温した場合、J7は、30℃から40℃に昇温した場合、J8は、35℃から45℃に昇温した場合である。Kは、相対湿度90%RHの状態において外気を10℃昇温した後の相対湿度であり、K1は0℃から10℃に昇温した場合、K2は、5℃から15℃に昇温した場合、K3は、10℃から20℃に昇温した場合、K4は、15℃から25℃に昇温した場合、K5は、20℃から30℃に昇温した場合、K6は、25℃から35℃に昇温した場合である。Lは、相対湿度80%RHの状態において外気を10℃昇温した後の相対湿度であり、L1は0℃から10℃に昇温した場合、L2は、5℃から15℃に昇温した場合、L3は、10℃から20℃に昇温した場合、L4は、15℃から25℃に昇温した場合、L5は、20℃から30℃に昇温した場合である。Mは、相対湿度70%RHの状態において外気を10℃昇温した後の相対湿度であり、M1は0℃から10℃に昇温した場合、M2は、5℃から15℃に昇温した場合、M3は、10℃から20℃に昇温した場合、M4は、15℃から25℃に昇温した場合、M5は、20℃から30℃に昇温した場合である。なお、上記は計算結果の一例である。
従って、図4に示すように、温度を5℃昇温することで、相対湿度は図3における望ましいよう素除去効率が得られる範囲に至ることがわかる。また、図5に示すように、温度を10℃昇温すれば、相対湿度は図3における望ましいよう素除去効率が得られるのにより十分な範囲に至ることがわかる。そして、元の外気の温度が5℃以下の場合に、10℃まで昇温させることで相対湿度が図3における望ましいよう素除去効率が得られる範囲に至ることがわかる。
そこで、制御部9において、第一温度検出部7が検出する元の外気の温度を設定温度として、この設定温度が5℃以下であれば、加熱部4により流通路2内に流通するガスの温度を昇温させることを判断することができる。そして、加熱部4により昇温した後に第二温度検出部8が検出する放射性ガスフィルタ5を通過したガスの温度を所定温度として、この所定温度が10℃以上であれば、相対湿度が図3における望ましいよう素除去効率が得られる範囲に至っていることを判断することができる。制御部9は、これらの判断により加熱部4を制御したり、切換部6を制御したりする。
また、本実施形態において、放射性ガス除去装置1は、図1に示すように、流通路2の他端2bが、部屋50に接続される。部屋50は、壁、天井および床により囲まれたものである。この部屋50は、例えば、原子力設備を制御・監視するために原子炉建屋内に設置される制御室、会議や居住するために原子炉建屋内に設置される居室、原子力設備の事故時などに原子力設備を制御・監視するために原子炉建屋外に設置される代替制御室、原子力設備の事故時などに会議や居住するために原子炉建屋外に設置される代替居室、原子力設備の事故時などに原子力設備に従事する人や原子力設備近くの住民が避難するための非常用居室、原子力設備近くにある病院や介護施設などがある。本実施形態において、部屋50は、放射性ガス除去装置1を経たガスが供給されると共に内部の空気を排気部51から排出する。また、図には明示しないが、部屋50は、内部の気圧低下と空気の損失を最小限にしつつ、内外に行き来を行うためのチェンジングエリアが設けられている。また、図には明示しないが、部屋50は、内部の温度や湿度を適宜保つための空調設備が必要に応じて設けられている。また、図には明示しないが、部屋50は、部屋50の内部の圧力が部屋50の外部の圧力(大気圧)よりも高くなるように調整する圧力調整手段を有する。
図6は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の動作を示すフローチャートである。例えば、原子力施設において事故が発生した場合(ステップS1)、部屋50への避難が行われるが、その準備として制御部9は、送風機3を稼働する(ステップS2)と共に、切換部6の第一開閉弁6Aを閉じて流通路2の他端2bを閉止し、第二開閉弁6Bを開けて流通路2を外部に対して開放する(ステップS3)。このようにすることで、一端2aから流通路2内に流通して放射性ガスフィルタ5を通過するガスは、流通路2内を通過しつつ連通路6Baから外部に排出されて部屋50には至らない。その後、制御部9は、第一温度検出部7により検出された温度(外気温度)を取得し、この温度が設定温度(本実施形態では5℃)以下である場合(ステップS4:Yes)、加熱部4を稼働する(ステップS5)。その後、制御部9は、第二温度検出部8により検出された温度(放射性ガスフィルタ5を通過したフィルタ温度)を取得し、この温度が所定温度(本実施形態では10℃)以上である場合(ステップS6:Yes)、切換部6の第一開閉弁6Aを開けて流通路2の他端2bを開放し、第二開閉弁6Bを閉じて流通路2を外部に対して閉止し(ステップS7)、本制御を終了する。このようにすることで、一端2aから流通路2内に流通して設定温度以上となって放射性ガスフィルタ5を通過するガスは、流通路2内を通過して部屋50に供給される。また、ステップS6において所定温度未満である場合は(ステップS6;No)、所定温度以上となるまでフィルタ温度を監視する。また、ステップS4において設定温度を超えていれば(ステップS4:No)、切換部6の第一開閉弁6Aを開けて流通路2の他端2bを開放し、第二開閉弁6Bを閉じて流通路2を外部に対して閉止する(ステップS7)。
このように、本実施形態の放射性ガス除去装置1は、外気温度が設定温度以下の場合は、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる相対湿度になるまで部屋50へのガスの供給を止め、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる範囲となったガスを部屋50に供給することができる。この結果、放射性ガスの除去性能が確保された状態で使用することができる。
なお、第二温度検出部8と共に、湿度検出部(図示せず)を配置するか、第二温度検出部8を温湿度計とすることで、湿度を直接的に検出することができ、この湿度の検出により制御部9は、適した相対湿度であることを判断することができる。
なお、送風機3の吐出圧が5kPa程度であれば、送風機3の稼働に伴い5℃以上の昇温が期待できるため、加熱部4として能力を抑えた小型のものを採用することができ、加熱部4が電気ヒータの場合に消費電力を低減することができる。
なお、送風機3は、図1において加熱部4と放射性ガスフィルタ5との間に設けられているが、加熱部4よりもガスの上流側や、放射性ガスフィルタ5と切換部6との間に設けられていてもよい。
[実施形態2]
図7は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。図8は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の動作を示すフローチャートである。
本実施形態は、上述した実施形態1と比較して第三温度検出部10を備える点が異なり、その他は同様である。従って、上述した実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第三温度検出部10は、流通路2内であって加熱部4の下流側のガスの温度を検出する。すなわち、第三温度検出部10は、ガスの流通方向において加熱部4の直後に配置されている。
図6に示す上述した実施形態1における動作において、制御部9は、加熱部4を稼働した場合(ステップS5)、第一温度検出部7により検出された温度(外気温度)を取得すると共に、第三温度検出部10により検出された温度(加熱部4を経た加熱部下流温度)を所得し、図8に示すように、加熱部下流温度が外気温度を超えている場合(ステップS11:Yes)、本制御を終了する。一方、ステップS11において、加熱部下流温度が外気温度を超えていない場合(ステップS11:No)、切換部6の第一開閉弁6Aを閉じて流通路2の他端2bを閉止し、第二開閉弁6Bを開けて流通路2を外部に対して開放し(ステップS12)、本制御を終了する。
このようにすることで、加熱部4により外気温度が昇温されていない、つまり加熱部4が故障などで機能していない場合、一端2aから流通路2内に流通するガスが、流通路2内を通過しつつ連通路6Baから外部に排出されて部屋50には至らない。この結果、加熱部4の性能を確認することができ、このように、加熱部の性能が担保されない場合は部屋50へのガスの供給を止めることができる。
[実施形態3]
図9は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。
本実施形態は、上述した実施形態1と比較して切換部6の連通路6Baの構成が異なり、その他は同様である。従って、上述した実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態は、上述した実施形態2に適用することができる。
図9に示すように、連通路6Baは、一端が流通路2における放射性ガスフィルタ5(フィルタ部)の下流側と第一開閉弁6Aとの間に連通され、他端が流通路2の一端2a側であって加熱部4の上流側に連通され、途中に第二開閉弁6Bが設けられている。すなわち、連通路6Baは、切換部6において流通路2を外部に対して開閉する部位と、流通路2における加熱部4の上流側とを接続する。
従って、本実施形態の放射性ガス除去装置1によれば、切換部6の第一開閉弁6Aを閉じて流通路2の他端2bを閉止し、第二開閉弁6Bを開けて流通路2を外部に対して開放すると、放射性ガスフィルタ5を通過した流通路2内のガスが連通路6Baを介して加熱部4の上流側に戻されて循環することになる。このため、加熱部4を稼働していない場合では、送風機3の稼働に伴う昇温効果を高めることができ、加熱部4を稼働している場合では、加熱部4の昇温効果を高めることができる。この結果、放射性ガスフィルタ5に至るガスの相対湿度が高められ、外気温度が設定温度を超える場合は、送風機3の稼働に伴う昇温効果を高めて放射性ガスフィルタ5によるよう素除去効率を向上することができ、外気温度が設定温度以下の場合は、加熱部4の昇温効果を高めて、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる相対湿度の範囲により早く到達させることができる。
[実施形態4]
図10は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。
本実施形態は、上述した実施形態1と比較して放射性ガスフィルタ5の上流側に加温部11をさらに設ける点が異なり、その他は同様である。従って、上述した実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態は、上述した実施形態2および実施形態3に適用することができる。
図10に示すように、加温部11は、放射性ガスフィルタ5の上流側であって加熱部4の下流側に設けられて放射性ガスフィルタ5に至るガスを加温する。加温部11は、例えば、電気ヒータにより構成される。加温部11は、流通路2内に設けられていてもよいが、上述したフィルタ部のケーシング5A内であって粗フィルタ5Bの上流側に設けられていてもよい。
従って、本実施形態の放射性ガス除去装置1によれば、加温部11により放射性ガスフィルタ5に至るガスを加温することで、放射性ガスフィルタ5に至るガスの相対湿度を低下させることができる。この結果、外気温度が設定温度を超える場合は、放射性ガスフィルタ5によるよう素除去効率を向上することができ、外気温度が設定温度以下の場合は、加熱部4の昇温効果と相乗して、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる相対湿度の範囲により早く到達させることができる。
加温部11は、制御部9により制御され、稼働のタイミングは、送風機3の稼働と同時、または加熱部4の稼働と同時とする。このタイミングは適宜設定される。
[実施形態5]
図11は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。
本実施形態は、上述した実施形態1と比較して保温部12をさらに設ける点が異なり、その他は同様である。従って、上述した実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態は、上述した実施形態2から実施形態4に適用することができる。
図11に示すように、保温部12は、装置の外周を被覆するように設置されるもので、断熱材からなる。図11において保温部12は、切換部6の連通路6Baの一部まで被覆するように構成されている。なお、保温部12は、上述した実施形態4に適用する場合、図9に示す連通路6Ba全体を被覆するように構成されていてもよい。
従って、本実施形態の放射性ガス除去装置1によれば、保温部12により放射性ガスフィルタ5に至るガスを保温することで、放射性ガスフィルタ5に至るガスの相対湿度を維持または低下させることができる。この結果、外気温度が設定温度を超える場合は、放射性ガスフィルタ5によるよう素除去効率を維持または向上することができ、外気温度が設定温度以下の場合は、加熱部4の昇温効果と相乗して、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる相対湿度の範囲により早く到達させることができる。
[実施形態6]
図12は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。
本実施形態は、上述した実施形態1と比較して切換部6に代えて切換部15を設ける点が異なり、その他は同様である。従って、上述した実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態は、上述した実施形態2から実施形態5に適用することができる。
図12に示すように、切換部15は、三方弁からなる。すなわち、切換部15は、放射性ガスフィルタ5を通過したガスを、部屋50に供給する流路と、流通路2の外部に排出して部屋50に供給しない流路とに切り換える。流通路2の外部に排出されるガスは、切換部15の切り換える流路に接続された連通路15aを介して排出される。切換部15は、制御部9により制御され、図6に示す動作において、ステップS3でガスを部屋50に供給しない流路に切り換え、ステップS7でガスを部屋50に供給する流路に切り換える。
なお、連通路15aは、上述した切換部6における連通路6Baに相当する。従って、実施形態3に適用される場合、連通路15aは、切換部15から流通路2の一端2a側であって加熱部4の上流側に連通される。
[実施形態7]
図13は、本実施形態に係る放射性ガス除去装置の構成図である。
本実施形態は、上述した実施形態1と比較して流通路2の一端2aを放射性ガスが存在し得る局所空間100に接続し、流通路2の他端2bを大気に開放した点が異なり、その他は同様である。従って、上述した実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態は、上述した実施形態2から実施形態6に適用することができる。
図13に示すように、本実施形態の放射性ガス除去装置1は、局所空間100に存在し得る放射性ガスに含まれる放射性物質を除去したガスを外気に開放するようにした構成である。この場合、切換部6の連通路6Ba(または切換部15の連通路15a)は、局所空間100に接続され、切換部6(または切換部15)を、放射性ガスフィルタ5を通過したガスを流通路2の外部に排出する流路とした場合に、当該ガスを局所空間100に戻すように構成される。また、実施形態3に適用される場合、図9に示すように、連通路6Ba(または連通路15a)は、加熱部4の上流側に接続され、切換部6(または切換部15)を、放射性ガスフィルタ5を通過したガスを流通路2の外部に排出する流路とした場合に、当該ガスを加熱部4の上流側に循環させる。また、第一温度検出部7は、局所空間100に配置される。
従って、本実施形態の放射性ガス除去装置1は、図6を参照すると、例えば、原子力施設において事故が発生した場合(ステップS1)、制御部9は、送風機3を稼働する(ステップS2)と共に、切換部6の第一開閉弁6Aを閉じて流通路2の他端2bを閉止し、第二開閉弁6Bを開けて流通路2を外部に対して開放する、または切換部15を切り換える(ステップS3)。このようにすることで、一端2aから流通路2内に流通して放射性ガスフィルタ5を通過する局所空間100のガスは、流通路2内を通過しつつ連通路6Ba(連通路15a)を経て局所空間100の外部に排出されない。その後、制御部9は、第一温度検出部7により検出された温度(外気温度)を取得し、この温度が設定温度(本実施形態では5℃)以下である場合(ステップS4:Yes)、加熱部4を稼働する(ステップS5)。その後、制御部9は、第二温度検出部8により検出された温度(放射性ガスフィルタ5を通過したフィルタ温度)を取得し、この温度が所定温度(本実施形態では10℃)以上である場合(ステップS6:Yes)、切換部6の第一開閉弁6Aを開けて流通路2の他端2bを開放し、第二開閉弁6Bを閉じて流通路2を外部に対して閉止し(ステップS7)、本制御を終了する。このようにすることで、一端2aから流通路2内に流通して設定温度以上となって放射性ガスフィルタ5を通過するガスは、流通路2内を通過して大気に放出される。また、ステップS6において所定温度未満である場合は(ステップS6;No)、所定温度以上となるまでフィルタ温度を監視する。また、ステップS4において設定温度を超えていれば(ステップS4:No)、切換部6の第一開閉弁6Aを開けて流通路2の他端2bを開放し、第二開閉弁6Bを閉じて流通路2を外部に対して閉止する(ステップS7)。
このように、本実施形態の放射性ガス除去装置1は、外気(局所空間100)温度が設定温度以下の場合は、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる相対湿度になるまで大気へのガスの放出を止め、放射性ガスフィルタ5により望ましいよう素除去効率が得られる範囲となったガスを大気に放出することができる。この結果、放射性ガスの除去性能が確保された状態で使用することができる。
なお、上述した各実施形態において、図には明示しないが、流通路2が1つの筒状のケーシングとして構成されて、その内部に送風機3や、加熱部4や、放射性ガスフィルタ5(フィルタ部)が設けられて一体のユニットとして構成されていてもよい。
1 放射性ガス除去装置
2 流通路
2a 一端
2b 他端
3 送風機
4 加熱部
5 放射性ガスフィルタ
6 切換部
6A 第一開閉弁
6B 第二開閉弁
6Ba 連通路
7 第一温度検出部
8 第二温度検出部
9 制御部
10 第三温度検出部
11 加温部
12 保温部
15 切換部
15a 連通路
50 部屋
51 排気部
100 局所空間

Claims (5)

  1. ガスの流通が可能な一連の通路をなす流通路と、
    流通路の一端から他端にガスを流通させる送風機と、
    前記流通路内のガスを加熱する加熱部と、
    前記加熱部の下流側で前記流通路内のガスに含まれる放射性物質を除去する放射性ガスフィルタと、
    前記放射性ガスフィルタの下流側であって前記流通路の他端よりも手前の部位に設けられて前記流通路の他端側を開閉する一方で前記流通路を外部に対して開閉する切換部と、
    前記流通路外のガスの温度を検出する第一温度検出部と、
    前記流通路内であって前記放射性ガスフィルタの下流側のガスの温度を検出する第二温度検出部と、
    前記送風機の稼働に伴って前記流通路の他端側を閉止すると共に前記流通路を外部に対して開放して前記切換部を制御し、かつ前記第一温度検出部により検出された温度が設定温度以下の場合に前記加熱部を稼働し、その後、前記第二温度検出部により検出された温度が前記第一温度検出部の温度よりも高い所定温度に達した場合に前記流通路の他端側を開放すると共に前記流通路を外部に対して閉止して前記切換部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする放射性ガス除去装置。
  2. 前記流通路内であって前記加熱部と前記放射性ガスフィルタとの間のガスの温度を検出する第三温度検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第三温度検出部により検出された温度が前記第一温度検出部により検出された温度を超えない場合は、前記流通路の他端側を閉止すると共に流通路を外部に対して開放して前記切換部を制御することを特徴とする請求項1に記載の放射性ガス除去装置。
  3. 前記切換部において前記流通路を外部に対して開閉する部位と、前記流通路における前記加熱部の上流側とを接続する連通路をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の放射性ガス除去装置。
  4. 前記放射性ガスフィルタに至るガスを加温する加温部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の放射性ガス除去装置。
  5. 装置を保温する保温部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の放射性ガス除去装置。
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