JP2016223311A - 排気浄化装置の接続構造及び方法 - Google Patents

排気浄化装置の接続構造及び方法 Download PDF

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【課題】排気浄化装置の構成部品同士の接続部の素材が内側から腐食されることを防止し得る排気浄化装置の接続構造及び方法を提供する。【解決手段】エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に備えられた排気浄化装置の構成部品のうち少なくとも一部(ミキシングパイプ9、ガス分散室10)のパイプ端部9a,10a同士が、該パイプ端部9a,10aに各々溶接されたフランジ14,15同士を互いに接合させることにより接続された排気浄化装置の接続構造に関し、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの溶接部9c,10cが、前記構成部品(ミキシングパイプ9、ガス分散室10)によって形成される空間の内側に形成される。前記排気浄化装置は、内部に還元剤19を添加するインジェクタ11を備え、パイプ端部9a,10a同士の接続部は、インジェクタ11の下流に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、還元剤を用いてNOxを浄化する排気浄化装置において、還元剤による素材の腐食を防止する排気浄化装置の接続構造及び方法に関する。
近年、排気管の途中に排気ガス中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタを備えると共に、該パティキュレートフィルタの下流側に酸素共存下でも選択的にNOxをアンモニアと反応させ得る選択還元型触媒を備え、該選択還元型触媒と前記パティキュレートフィルタとの間に還元剤として尿素水を添加してパティキュレートとNOxの同時低減を図ることが提案されている。
この場合、選択還元型触媒への尿素水の添加は、パティキュレートフィルタと選択還元型触媒との間で行われることになるため、排気ガス中に添加された尿素水がアンモニアと炭酸ガスに加水分解されるまでの十分な反応時間を確保しようとすれば、尿素水の添加位置から選択還元型触媒までの距離を長くする必要があるが、パティキュレートフィルタと選択還元型触媒とを十分な距離を隔てて離間載置させてしまうと、車両への搭載性が著しく損なわれてしまう。
このため、本発明と同じ出願人により図2に示す如きコンパクトな排気浄化装置が既に提案されている。ここに図示している排気浄化装置では、エンジンからの排気ガス1が流通する排気管2の途中に、排気ガス1中のパティキュレートを捕集するパティキュレートフィルタ3と、該パティキュレートフィルタ3の下流側の酸素共存下でも選択的にNOxをアンモニアと反応させ得る性質を備えた選択還元型触媒4とをケーシング5,6により夫々抱持して並列に配置し、パティキュレートフィルタ3の出側端部と選択還元型触媒4の入側端部との間をS字構造の連絡流路7により接続し、パティキュレートフィルタ3の出側端部から排出された排気ガス1が逆向きに折り返されて隣の選択還元型触媒4の入側端部に導入されるようになっている。
ここで、前記連絡流路7は、パティキュレートフィルタ3の出側端部を包囲し且つ該出側端部から出た直後の排気ガス1を略直角な向きに方向転換させつつ集合せしめるガス集合室8と、該ガス集合室8で集められた排気ガス1をパティキュレートフィルタ3の排気流れ方向と逆向きに抜き出すミキシングパイプ9と、該ミキシングパイプ9により導かれた排気ガス1を反転させて前記選択還元型触媒4の入側端面に対し斜め側方から分散させつつ導入し得るよう該入側端部を包囲するガス分散室10とでS字構造をなすように構成されており、前記ミキシングパイプ9の入側端部の中心位置には、該ミキシングパイプ9内に尿素水を添加するためのインジェクタ11が前記ミキシングパイプ9の出側端部側へ向けて装備されている。
ここに図示している例では、パティキュレートフィルタ3が抱持されているケーシング5内の前段に、排気ガス1中の未燃燃料分を酸化処理する酸化触媒12が装備されており、また、選択還元型触媒4が抱持されているケーシング6の後段には、余剰のアンモニアを酸化処理するアンモニア低減触媒13が装備されている。
このような構成を採用すれば、パティキュレートフィルタ3により排気ガス1中のパティキュレートが捕集されると共に、その下流側のミキシングパイプ9の途中でインジェクタ11から尿素水が排気ガス1中に添加されてアンモニアと炭酸ガスに分解され、選択還元型触媒4上で排気ガス1中のNOxがアンモニアにより良好に還元浄化される結果、排気ガス1中のパティキュレートとNOxの同時低減が図られることになる。
この際、パティキュレートフィルタ3の出側端部から排出された排気ガス1が連絡流路7により逆向きに折り返されてから隣の選択還元型触媒4の入側端部に導入されるようになっているので、尿素水の添加位置から選択還元型触媒4までの距離が長く確保され、尿素水からアンモニアが生成されるのに十分な反応時間が確保される。
しかも、パティキュレートフィルタ3と選択還元型触媒4とが並列に配置され、これらパティキュレートフィルタ3と選択還元型触媒4との間に沿うように連絡流路7が配置されているので、その全体構成がコンパクトなものとなって車両への搭載性が大幅に向上されることになる。
ところで、このような排気浄化装置においては、ケーシング5,6や、連絡流路7を構成するガス集合室8、ミキシングパイプ9、ガス分散室10は、それぞれ別個の部品として形成された後、図2に示す形に接続されるようになっている。図3(a)、(b)は、これら排気浄化装置の構成部品のうち、ミキシングパイプ9とガス分散室10とを接続する際の一般的な手順を示している。まず、図3(a)に示す如く、ミキシングパイプ9側のパイプ端部9aと、ガス分散室10側のパイプ端部10aの周囲全体にわたり、パイプ端部9a,10aの径と略等しい内径を有する環状のフランジ14,15をそれぞれ溶接する。このとき、パイプ端部9aとフランジ14との溶接は、パイプ端部9aの外周面側から、すなわち対向するパイプ端部10aとは反対側から行われる。同様に、パイプ端部10aとフランジ15との溶接は、パイプ端部10aの外周面側から、すなわち対向するパイプ端部9aとは反対側から行われる。次に、図3(b)に示す如く、対向するフランジ14,15の間にガスケット16を挟み込み、フランジ14,15同士を締結する。
このように、ミキシングパイプ9とガス分散室10との接続は、対向する両部品のパイプ端部9a,10aにフランジ14,15を各々溶接し、さらに該フランジ14,15同士を互いに接合することで行われる。このとき、溶接によってパイプ端部9a,10aにそれぞれ形成された溶接部9b,10bは、ミキシングパイプ9やガス分散室10によって形成される空間の外側に位置する形となる。溶接部9b,10bを接続部の外周面側に設けることで、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの隙間17,18を外側から塞いで滑らかにし、外部からの水等が隙間17,18に侵入するのを防いで錆や腐食を防止するようにしている。尚、排気浄化装置の他の構成部品同士についても、一部は同様の接続構造ないし接続方法によって接続されている。
尚、上記したような排気浄化装置と関連する技術文献としては、例えば、本発明と同じ出願人による下記特許文献1がある。
特開2015−48842号公報
ところで、上述の接続構造ないし接続方法は、金属のパイプ同士を接続する手段としては一般的なものであるが、これを上記のように、排気浄化装置において連絡流路7の構成部品同士の接続に用いると、その接続部に内側から腐食が生じる虞がある。排気浄化装置の連絡流路7を構成するミキシングパイプ9やガス分散室10の場合、その内部にインジェクタ11から還元剤として尿素水が添加されるが、尿素水には鉄等の金属を腐食させる作用がある。排気浄化装置の構成部品は主に鉄等の金属で形成されており、尿素水がかかる部分に凹凸や段差があると、その凹凸や段差の部分に尿素水が入り込んで滞留し、そこの素材が腐食されてしまう。
上記したような接続方法によれば、ミキシングパイプ9とガス分散室10の接続部は図3(b)に示すような構造となる。この接続部には、連絡流路7の内側から見て、ミキシングパイプ9のパイプ端部9aとフランジ14との間、およびガス分散室10のパイプ端部10aとフランジ15との間にそれぞれ隙間17,18が露出している。そして、この隙間17,18は、インジェクタ11の下流であり、インジェクタ11から添加される還元剤(尿素水)19が液体のままかかる位置にある。このため、添加された尿素水19がこの隙間17,18に、とりわけ下流側に位置する隙間18に入り込んで滞留しやすく、そこからミキシングパイプ9やガス分散室10、フランジ14,15の素材に腐食が生じやすい。腐食を防止するためには、ミキシングパイプ9やガス分散室10、フランジ14,15の素材に防食性のあるステンレス材等を用いることができるが、尿素水19による腐食を防止し得るような高い防食性を有する素材は高価であり、材料コストが嵩んでしまう。
本発明は、斯かる実情に鑑み、排気浄化装置の構成部品同士の接続部の素材が還元剤により腐食されることを防止し得る排気浄化装置の接続構造及び方法を提供しようとするものである。
本発明は、エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に備えられた排気浄化装置の構成部品のうち少なくとも一部のパイプ端部同士が、該パイプ端部に各々溶接されたフランジ同士を互いに接合させることにより接続された排気浄化装置の接続構造であって、前記フランジと前記パイプ端部との溶接部が、前記構成部品によって形成される空間の内側に形成されていることを特徴とする排気浄化装置の接続構造にかかるものである。
本発明の排気浄化装置の接続構造において、前記排気浄化装置は、内部に還元剤を添加するインジェクタを備え、前記パイプ端部同士の接続部は、前記インジェクタの下流に位置していることが好ましい。
本発明の排気浄化装置の接続構造においては、前記フランジと前記パイプ端部との溶接部が、前記構成部品によって形成される空間の内側と外側の両方に形成されていることが好ましい。
また、本発明は、エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に備えられた排気浄化装置の構成部品のパイプ端部同士の接続部が、前記排気浄化装置の内部に還元剤を添加するインジェクタの下流に位置している排気浄化装置の接続方法であって、前記パイプ端部に、前記構成部品によって形成される空間の内側からの溶接によってフランジを取り付け、該フランジ同士を接合することによって前記構成部品のパイプ端部同士を接続することを特徴とする排気浄化装置の接続方法にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
排気浄化装置の構成部品によって形成される空間の内側に備えた溶接部により、前記フランジと前記パイプ端部との隙間が前記空間の内側から塞がれるので、前記隙間に液体が内側から入り込んで滞留することがない。また、前記隙間に排気ガスの一部が入り込むことによる排気抵抗や異音の発生も軽減される。
排気浄化装置の内部に還元剤を添加するインジェクタの下流に位置する前記接続部の内側に溶接部を備えて前記フランジと前記パイプ端部との隙間を塞ぐようにすれば、還元剤が前記隙間に入り込んで滞留することがなく、還元剤による内側からの素材の腐食が防止される。
前記接続部の外側にも溶接部を備えるようにすれば、外部から前記隙間に水等の液体が侵入することが防がれ、外側からの素材の腐食が防止される。
本発明の排気浄化装置の接続構造及び方法によれば、排気浄化装置の構成部品同士の接続部の素材が内側から腐食されることを防止し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明を適用した排気浄化装置の接続構造及び方法を説明する要部断面図であり、(a)はパイプ端部同士を接続する前の状態、(b)はパイプ端部同士を接続した後の状態を示している。 一般的な排気浄化装置を示す概略図である。 従来の排気浄化装置の接続構造及び方法を説明する要部断面図であり、(a)はパイプ端部同士を接続する前の状態、(b)はパイプ端部同士を接続した後の状態を示している。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1(a)、(b)は本発明の実施による排気浄化装置の接続構造の形態の一例、及びその接続の手順を示すものであって、図中、図2、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表している。基本的な構成は図2、図3に示す従来のものと同様であるが、本実施例の場合、パイプ端部9a,10a同士の接続にあたり、上記従来例のような外側からの溶接に加えて、内側からも溶接を行っている点に特徴がある。
排気浄化装置の構成部品であるミキシングパイプ9とガス分散室10を接続するにあたっては、まず図1(a)に示す如く、ミキシングパイプ9側のパイプ端部9aと、ガス分散室10側のパイプ端部10aの周囲全体にわたって環状のフランジ14,15をそれぞれ溶接する。このとき、パイプ端部9aとフランジ14との溶接が、パイプ端部9aの外周面側から、すなわち対向するパイプ端部10aと反対側から行われることは上記従来例と同じである。本実施例の場合、これに加えて、パイプ端部9aの内周面側から、すなわち対向するパイプ端部10aの側からも溶接が行われる。同様に、パイプ端部10aとフランジ15との溶接は、パイプ端部10aの外周面側から、すなわち対向するパイプ端部9aとは反対側から行われると共に、パイプ端部10aの内周面側から、すなわち対向するパイプ端部9aの側からも行われる。
次に、上記従来例(図3(b)参照)と同様、図1(b)に示す如く、対向するフランジ14,15の間にガスケット16を挟み込み、フランジ14,15同士を締結する。上記溶接作業により、パイプ端部9a,10aの外周面側には溶接部(外側溶接部)9b,10bが、パイプ端部9a,10aの内周面側には溶接部(内側溶接部)9c,10cが、それぞれ生じている。このように、本実施例においては、ミキシングパイプ9とガス分散室10によって形成される空間の外側と内側の両面に、それぞれ溶接部(外側溶接部9b,10bおよび内側溶接部9c,10c)が形成されている。
次に、上記した本実施例の作動を説明する。
本実施例においては、図1(b)に示す如く、接続部の内側に溶接部(内側溶接部)9c,10cが設けられている。この内側溶接部9c,10cはそれぞれ、ミキシングパイプ9のパイプ端部9aとフランジ14との隙間17、およびガス分散室10のパイプ端部10aとフランジ15との隙間18を、それぞれ内側から塞ぐ形となっている。このため、接続部の内側に隙間17,18が露出しておらず、接続部の内側表面が滑らかになっている。よって、上流側のインジェクタ11から噴射される還元剤としての尿素水19が接続部にかかっても、上記従来例(図3(b)参照)とは異なり、この尿素水19が隙間17,18に入り込むことがない。したがって、尿素水19が接続部に滞留することがなく、滞留した尿素水19によって接続部周辺のミキシングパイプ9やガス分散室10、フランジ14,15等の素材が腐食する心配がない。しかも、上記従来例では、噴射した尿素水19の一部が隙間17,18に入り込むことによって排気ガス1(図2参照)と混合されることなく失われてしまう問題があったが、本実施例ではこのような尿素水19のロスの問題がなく、尿素水19の使用量を低減させることができる。
また、上記従来例(図3(b)参照)の場合、排気ガス1が流通する連絡流路7(図2参照)の内面に隙間17,18が露出する形となっており、ここに排気ガス1の流れの一部が入り込むと、これが排気抵抗となったり、異音を発生させたりする問題があった。本実施例では、接続部の隙間17,18は内側溶接部9c,10cによって内側から塞がれているため、排気ガス1が入り込むような隙間は存在せず、排気抵抗や異音の問題は軽減される。
尚、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとを接合する観点から見れば、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの間に形成する溶接部は、内側溶接部9c,10cを備えていれば強度的には十分である。しかし、本実施例では、内側溶接部9c,10cに加えて上記従来例(図3参照)と同様の外側溶接部9b,10bも設けている。これにより、上記従来例と同様、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの隙間17,18を外側からも塞いで滑らかにし、外部からの水等が隙間に侵入するのを防いで外側からの錆や腐食を防止するようになっている。
以上のように、上記本実施例においては、エンジンからの排気ガス1が流通する排気管2の途中に備えられた排気浄化装置の構成部品のうち少なくとも一部(ミキシングパイプ9、ガス分散室10)のパイプ端部9a,10a同士が、該パイプ端部9a,10aに各々溶接されたフランジ14,15同士を互いに接合させることにより接続された排気浄化装置の接続構造に関し、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの溶接部(内側溶接部)9c,10cが、前記構成部品(ミキシングパイプ9、ガス分散室10)によって形成される空間の内側に形成されている。このため、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの隙間17,18が溶接部(内側溶接部)9c,10cによって前記空間の内側から塞がれるので、隙間17,18に液体が内側から入り込んで滞留することがない。また、隙間17,18に排気ガス1の一部が入り込むことによる排気抵抗や異音の発生も軽減される。
また、本実施例においては、前記排気浄化装置は、内部に還元剤19を噴射するインジェクタ11を備え、パイプ端部9a,10a同士の接続部は、インジェクタ11の下流に位置している。このため、還元剤19を噴射するインジェクタ11の下流に位置する隙間17,18が溶接部(内側溶接部)9c,10cによって塞がれるので、還元剤19が隙間17,18に入り込んで滞留することがなく、還元剤19による内側からの素材の腐食が防止される。
また、本実施例においては、フランジ14,15とパイプ端部9a,10aとの溶接部(内側溶接部9c,10c、外側溶接部9b,10b)が、前記構成部品(ミキシングパイプ9、ガス分散室10)によって形成される空間の内側と外側の両方に形成されている。このため、前記接続部の外側に備えた溶接部(外側溶接部)9b,10bにより、外部から前記隙間に水等の液体が侵入することが防がれ、外側からの素材の腐食が防止される。
したがって、上記本実施例によれば、排気浄化装置の構成部品同士の接続部の素材が内側から腐食されることを防止し得る。
尚、本発明の排気浄化装置の接続構造及び方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、上記したようなS字構造の連絡流路を備えた排気浄化装置だけでなく、内部に還元剤を添加するインジェクタの下流に接続部を有する排気浄化装置であれば種々のものに適用し得ること等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 排気ガス
2 排気管
9 ミキシングパイプ(排気浄化装置の構成部品)
9a パイプ端部
9b 溶接部(外側溶接部)
9c 溶接部(内側溶接部)
10 ガス分散室(排気浄化装置の構成部品)
10a パイプ端部
10b 溶接部(外側溶接部)
10c 溶接部(内側溶接部)
11 インジェクタ
14 フランジ
15 フランジ
19 還元剤(尿素水)

Claims (4)

  1. エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に備えられた排気浄化装置の構成部品のうち少なくとも一部のパイプ端部同士が、該パイプ端部に各々溶接されたフランジ同士を互いに接合させることにより接続された排気浄化装置の接続構造であって、
    前記フランジと前記パイプ端部との溶接部が、前記構成部品によって形成される空間の内側に形成されていることを特徴とする排気浄化装置の接続構造。
  2. 前記排気浄化装置は、内部に還元剤を添加するインジェクタを備え、前記パイプ端部同士の接続部は、前記インジェクタの下流に位置していることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置の接続構造。
  3. 前記フランジと前記パイプ端部との溶接部が、前記構成部品によって形成される空間の内側と外側の両方に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置の接続構造。
  4. エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に備えられた排気浄化装置の構成部品のパイプ端部同士の接続部が、前記排気浄化装置の内部に還元剤を添加するインジェクタの下流に位置している排気浄化装置の接続方法であって、
    前記パイプ端部に、前記構成部品によって形成される空間の内側からの溶接によってフランジを取り付け、該フランジ同士を接合することによって前記構成部品のパイプ端部同士を接続することを特徴とする排気浄化装置の接続方法。
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