JP2016223225A - 移動間仕切り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランナとレールとの衝突により生じる衝撃音、振動音を緩和し、これらの騒音が居住空間あるいは上層階へ伝搬されることを抑制できる耐久性の高い移動間仕切り装置を提供する。【解決手段】天井に支持されたレール100の内壁140,160に沿って移動するランナ200が、該ランナ200の支軸202を介してパネル300を吊下げ支持する移動間仕切り装置10,10aであって、レール100の内壁140,160に、支軸202と接触可能に該内壁140,160より突出する支軸緩衝材500を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、天井に固定されたレールに沿ってパネルを移動させることにより、空間の間仕切りを行う移動間仕切り装置に関する。
オフィスやホテル、結婚式場、店舗、学校、公共施設、体育館などの大きな空間は、使用人数や使用目的など、様々な状況に応じて、その大きさのまま使用されたり、仕切っていくつかの小さい空間として使用されたりする。このように、状況に応じて部屋の大きさや形状を変更することができるものとして移動間仕切り装置が用いられている。移動間仕切り装置は、天井に固定したレール内を移動するランナにパネルが吊下げ支持されることによって構成されている。パネルの移動は、人がパネルを持ってこれを押し引きし、パネルに移動方向の推進力を加えることによって行う。パネルに推進力を加えることにより、ランナがレールに沿って移動するため、パネルをレールに沿った所望の位置に移動させて配置することができる。
このようなパネルの移動操作時に、ランナがレールに当接して衝撃音が発生してしまうことがある。これを防止するために、ランナにパネルを吊下げ支持させる吊ボルトに弾性ローラを嵌め、この弾性ローラの外形寸法をレールのガイド部との間に僅かなクリアランスを残した大きさにしたものが知られている(特許文献1参照)。このような弾性ローラ構成にしたことにより、弾性ローラがレールの交差部におけるガイド部のコーナーに当った状態で、ランナがレールに当らないようにして、衝撃音の発生を抑えている。
特開2007−262858号公報
特許文献1に記載されたものは、弾性ローラとレールのガイド部との間には僅かなクリアランスしかない。一方、レールに沿ってパネルが移動するときには、大抵の場合、パネルは横方向(レールの幅方向)に多少の揺れ(横揺れ)を起こしながら移動するため、弾性ローラはガイド部に時折接触しながら移動することになる。この接触によって弾性ローラは摩耗するため、このような吊ボルトに弾性ローラを嵌める手法では、弾性ローラの劣化が激しく、その耐久性に問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ランナとレールとの衝突により生じる衝撃音を緩和できる耐久性の高い移動間仕切り装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、天井に支持されたレールの内壁に沿って移動するランナが、該ランナの支軸を介してパネルを吊下げ支持する移動間仕切り装置であって、前記レールの内壁に、前記支軸と接触可能に該内壁より突出する第一緩衝部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ランナとレールとの衝突により生じる衝撃音、振動音を緩和し、これらの騒音が居住空間あるいは上層階へ伝搬されることを抑制できる耐久性の高い移動間仕切り装置を提供することができる。
本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
第1の実施の形態に係る移動間仕切り装置を示す縦断面図である。 L字状に構成されたレールを示す縦断面図である。 図2に示されるA−A線断面図である。 L字状に構成されたレールに沿って移動するランナの走行軌跡を示す図である。 L字状に構成されたレールに沿って移動するランナが方向変更部において横揺れする状態を示す図である。 T字状に構成されたレールに沿って移動するランナが方向変更部において横揺れする状態を示す図である。 (a)は、レールに沿って移動するランナが支軸緩衝材に当接していない状態、(b)は、ランナが傾斜して支軸緩衝材に当接した状態、(c)は、ランナが横方向に変位して支軸緩衝材に当接した状態、をそれぞれ示す図4のB−B線断面図である。 ローラ緩衝材及び支軸緩衝材が設けられていない移動間仕切り装置を示す縦断面図である。 L字状に構成されたレールに沿って移動するランナが方向変更部において横揺れし内角部に接触する状態を示す図8に示されるC−C線断面図である。 第2の実施の形態に係る移動間仕切り装置を示す縦断面図である。 L字状に構成されたレールに沿って移動するランナの走行軌跡を示す図10に示されるD−D線断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図1〜図9を参照しつつ説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(装置構成)
先ず、本実施の形態に係る移動間仕切り装置の構成について説明する。図1〜図3に示されるように、本実施の形態に係る移動間仕切り装置10は、図示しない天井に固定されるレール100と、レール100内を移動するランナ200と、ランナ200に吊下げ支持されるパネル300と、ランナ200のローラ204が当接した際に衝撃を緩衝するローラ緩衝材400と、ランナ200の支軸202が当接した際に衝撃を緩衝する支軸緩衝材500と、を備えて構成される。以下、移動間仕切り装置10の各構成について詳細に説明する。
(レール100)
レール100は、ランナ200が走行可能な走行経路を形成するものであり、ランナ200を内部に収容可能な内部空間120を画成する下方が開放された略コの字型の複数のレール部材102a、102b...が、直列、L字状、T字状、および十字状等に連結されることにより構成されている。これらレール部材102a、102b...の配置によって、パネル300の配設位置、すなわち、パネル300によって間仕切られる空間の大きさや形状が決定する。なお、図2及び図3では、直線状のレール部材102a,102bが直交するよう連結されてL字状をなしている箇所が示されている。ここで、本実施の形態においては、図3に示されるような、直線状のレール部材102a,102bが直交して走行経路が屈曲または交差することにより走行経路の方向(移動方向)が変更される部分を、方向変更部600と称し、当該方向変更部600に形成された内周側の角部を内角部602、外周側の角部を外角部604と称して以後説明を行う。
レール100の両壁部140,140には、該両壁部140,140からそれぞれ内部空間120側へ突出する一対のリブ160,160が上下方向に所定の間隔を空けて2つ連設されている。これにより内部空間120は、上下2段に分割されている。本実施の形態においては、この分断された上方の空間を上部空間120aとし、下方の空間を下部空間120bとし、上部空間120aと下部空間120bとを分けるリブ160を上方側リブ160aとし、下部空間120bと外部空間とを分けるリブ160を下方側リブ160bとして以後説明を行う。下方側リブ160b,160bの先端には、下方へ垂下すると共にその先端が互いに離間する方向に折れ曲がった載置部164が設けられており、これに天井パネル700の縁部が載置される。
(ランナ200)
ランナ200は、図1に示されるように、レール100の内部空間120内に配設された支軸202の上端部に、所定の間隔を空けて上下方向に連なる一対のローラ204,204が水平方向へ回転自在に設けられて構成されている。一対のローラ204,204は、それぞれレール100の上部空間120aと下部空間120bとに位置するよう配設されており、それぞれの下端部が円筒状をなすと共に、上端部が上方へ行くに従い縮径する断面略台形形状をなしている。一対のローラ204,204は、一方が上方側リブ160aの一方側(図1によれば右側)のみと当接し、他方が下方側リブ160bの他方側(図1によれば左側)のみと当接している。これにより、一対のローラ204,204はリブ160上を走行して、レール100に沿って移動可能となっている。支軸202は、その下端部に図示しないネジ部が形成されており、このネジ部にスプリングワッシャ付きナット206が螺合されている。
(パネル300)
パネル300は、図1に示されるように、ランナ200によって吊下げられるようになっており、その水平方向両端部付近の上端部がランナ200の支軸202にスプリングワッシャ付きナット206によってそれぞれ連結されている。これにより、パネル300がレール100から移動可能に吊下げられた状態になる。
(ローラ緩衝材400)
ローラ緩衝材400は、レール100の壁部140におけるローラ204両側面にそれぞれ対向する箇所に設けられた凹部142に嵌合可能な弾性体であり、ローラ204が当接した際に、当接による衝撃およびその衝撃音を緩衝するものである。そのような弾性体としては、例えばポリアミド系あるいはイソブチレン系の樹脂材料が挙げられる。本実施の形態においては、ローラ緩衝材400は、図3に示されるように、ランナ200の移動方向、即ちレール100の長手方向に沿って一様に延在して設けられている。
ローラ緩衝材400は、その先端402が壁部140の表面144から内部空間120へ突出しており、先端402の下端部が上端部より突出して、当該下端部とローラ204の下端部とが僅かな間隙(例えば、片側0.5mmずつ)を設けて近接するよう配設されている。このようにローラ204とローラ緩衝材400との間隔を極めて小さく設定することにより、ランナ200の走行時におけるレール100の幅方向(ランナ200の移動方向に対して垂直方向)への傾きや変位といった横揺れの程度を弱めることができ、また、方向変更部600へ侵入した場合の減速効果をももたらすことができる。
また、上記の通り、ローラ204とローラ緩衝材400とが、それぞれ下端部が近接して上方に行くに従い離間するように形成されることにより、ローラ204とローラ緩衝材400との接触が段階的に行われるようにされている。即ち、ランナ200の走行時の微小な横揺れでは、ローラ204とローラ緩衝材400との接触をそれらの下端部のみでの接触に抑えることができ、ローラ緩衝材400の先端402全面がローラ204と当接するような場合と比較してランナ200の走行時の抵抗を低減させ、操作荷重を軽くことができる。一方、ランナ200が激しく横揺れした場合等は、下端部の接触後に上端部が接触し、より衝撃を緩衝することができる。
ローラ緩衝材400の壁部140側上下端部には、つば部が形成されており、これが壁部140の凹部142内に嵌合することでローラ緩衝材400の脱落を防止している。なお、本実施の形態におけるローラ緩衝材400は、略コの字型をなしているが、これに限定されるものではなく、円柱や四角柱といった形状をなしていてもよく、また、下端部と上端部とが同一平面をなすようにしてもよい。下端部と上端部とが同一平面をなす場合、段階的な当接が実現できないものの、ローラ204とローラ緩衝材400との間隔が極めて狭い状態でさえあれば、上述したような横揺れ防止や減速効果を実現することができる。
(支軸緩衝材500)
支軸緩衝材500は、リブ160におけるランナ200の支軸202両側面にそれぞれ対向する箇所に設けられた凹部162に嵌合可能な弾性体であり、支軸202が当接した際に、当接による衝撃およびその衝撃音を緩衝するものである。そのような弾性体としては、例えばポリアミド系あるいはイソブチレン系の樹脂材料が挙げられる。本実施の形態においては、支軸緩衝材500は、方向変更部600に形成される内角部602及び外角部604からランナ200の移動方向に沿って所定の距離延在しており、その方向における端部はテーパー状に先細るよう構成されている。このように移動方向の端部がテーパー状をなすことにより、ローラ緩衝材400が設置されていない箇所だったとしても、方向変更部600においてレール100の壁部140と極力接触しないようにランナ200を正しいルート(レール100の幅方向中央位置)へ誘導することが可能となる。
支軸緩衝材500は、その先端502が、リブ160から内部空間120へ突出しており、当該先端502と支軸202とが間隔を空けて近接するよう配設されている。この間隔は、レール100が直線状に延在する範囲においては、ローラ204とローラ緩衝材400の先端402との間隔より大きくすることが好ましい。換言すれば、ローラ204とローラ緩衝材400との間隔を、支軸202と支軸緩衝材500との間隔より小さくすることにより、レール100が直線状に延在する範囲においては、ランナ200の横揺れ等が生じたとしても、支軸202が支軸緩衝材500と当接せずに、ローラ204がローラ緩衝材400と当接してレール100の壁部140との接触を回避しながら走行することができる。即ち、パネル300が横揺れ等したとしても、ローラ緩衝材400のみで当該横揺れを吸収しながら走行することができ、支軸緩衝材500の摩耗を抑えることができる。
また、上方側リブ160aに設けられた支軸緩衝材500(以後、上方側支軸緩衝材500aと称する)は、下方側のローラ204と対向する下面504が露出されている。このように、上方側支軸緩衝材500aを、その下面504が露出するように設けることにより、例えば方向変更部600の範囲において、ランナ200が想定される以上に大きく傾くことによる支軸202と上方側リブ160aとが当接するリスクを少なくすると共に、ランナ200が傾いて意図せず上方へ持ち上げられる等した場合に、上方側リブ160aと下方側のローラ204との接触を防止することができると共に、その衝撃および衝撃音を緩和することができる。
本実施の形態においては、支軸緩衝材500は、その幅方向略中央部の上下に凹部が形成されており、当該凹部にリブ160の凹部162内に形成された凸部が嵌合することで脱落を防止している。なお、支軸緩衝材500は、壁部140の外壁側に雌ネジ孔を設け、外壁側から図示しないネジをこれに螺合してネジ止めするようにしてもよい。また、支軸緩衝材500は、その先端502の表面に凹凸が形成されており、支軸202が当接した際の衝撃を吸収できるようにされている。この表面の凹凸については、ローラ緩衝材400の先端402表面に設けるようにしてもよい。
次に、図4〜図8を用いて本実施の形態に係る移動間仕切り装置の機能について具体的に説明する。なお、図4、図6、図9に示される矢印はランナ200の移動方向を示している。図4に示されるように、レール100における直線状の箇所では、ローラ緩衝材400がローラ204と近接して設けられているため、ランナ200の支軸202がレール100の幅方向における略中央を移動して、横揺れが防止されながら移動することができる。したがって、レール100の壁部140とランナ200との接触が防止され、衝撃音を効果的に緩和することができる。
一方、方向変更部600内では、ローラ緩衝材400とローラ204との距離が広がるため、図5に示されるようにランナ200に大きな横揺れが生じる可能性があり、そのような場合、方向変更部600における内角部602と支軸202とが接触することとなる。これは図6に示されるような、レール部材102b,102cが直線状に連結されると共に、レール部材102aがこれらの連結部分において直交するよう連結されることにより、レール100がT字状をなす箇所や、図示しないレール100が十字状をなす箇所においても同様である。
具体的には、図7(a)に示されるように、方向変更部600内では、ランナ200の支軸202がレール100の幅方向における略中央に位置している状態において、ローラ204とローラ緩衝材400との間隔D1が、支軸202と支軸緩衝材500との間隔D2より大きくなる箇所が存在する。したがって、この方向変更部600内では、ランナ200の横揺れ及びこれに起因する内角部602と支軸202との接触が生じる可能性がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、支軸緩衝材500が内角部602を形成するリブ160に設けられているため、図7(b)に示されるようなランナ200が傾斜する横揺れや、図7(c)に示されるようなランナ200が横方向(レール100の幅方向)に変位する横揺れが生じたとしても、支軸緩衝材500が支軸202に当接して内角部602のリブ160と支軸202との接触を防止することができ、延いては衝撃音を効果的に緩和することができる。
図8及び図9は、比較例としてレールに本実施の形態に係るローラ緩衝材400及び支軸緩衝材500を設けていない移動間仕切り装置が示されている。このような形態では、図9に示されるように、方向変更部600においてその内角部602とランナ200の支軸202とが接触し、大きな衝撃音、振動音が発生するばかりか、双方が損傷する事態にもなりうる。一方、本実施の形態によれば、支軸緩衝材500が設けられているため、このような事態を防止することができる。また更に、レール100のリブ160に対して支軸緩衝材500が設けられているため、上記特許文献1記載の発明のような吊ボルトに弾性ローラが設けられる、即ち支軸202に緩衝材が設けられるものと比較して、当接箇所が複数の内角部602で分散された状態となっているために、摩耗する頻度が低減され高い耐久性を実現することができる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、レール100の壁部140及びリブ160にローラ緩衝材400及び支軸緩衝材500を設けることにより、ランナ200がレール100内を走行し、直線部分や方向変更部600等で横揺れが生じたとしても、ランナ200がレール100の壁部140及びリブ160に接触せずにローラ緩衝材400及び支軸緩衝材500と当接するため、その衝撃および衝撃音を緩和することができる。
また、支軸緩衝材500をレール100のリブ160に設けることにより、高い耐久性を実現することができ、更に、レール100が直線状に延在する範囲において、ローラ204とローラ緩衝材400との間隔を、支軸202と支軸緩衝材500との間隔より小さく設定し、ローラ204とローラ緩衝材400とを僅かな間隙を設けて近接するよう配設することにより、ランナ200の横揺れが生じたとしても先にローラ204とローラ緩衝材400とを当接させ、支軸緩衝材500の支軸202との当接による摩耗の回数を低減させることができ、耐久性をより高めることができる。
なお、本実施の形態においては、支軸緩衝材500をリブ160に設けるとして説明したがこれに限定されるものではなく、壁部140に直接設け、内部空間120へ突出するようにしてもよい。また、支軸緩衝材500がレール100の移動方向に沿って所定距離延在するよう設けられていると説明したが、内角部602にのみ設けられるようにしてもよい。これは、ローラ緩衝材400についても同様である。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態について図10及び図11を参照しつつ説明する。本実施の形態に係る移動間仕切り装置10aは、上記第1の実施の形態に係る移動間仕切り装置10に、ローラ緩衝材400の衝撃を減衰するためのダンパを新たに設けたものである。ここでは、当該ダンパの構成についてのみ説明することとし、その他の部分については、上記第1の実施の形態と同様であるため、重複説明を省略する。
ダンパ800は、その内部にバネ等の弾性体802を有し、図10及び図11に示されるように、ランナ200が衝突する位置、即ち、ランナ200移動方向の延長線と交わる位置に配設されているローラ緩衝材400の裏側(レール100の壁部140側)にそれぞれ位置するよう配設されている。より具体的には、そのようなローラ緩衝材400の裏側に位置するレール100の壁部140を貫通して、その先端部804がローラ緩衝材400の凹面に当接、好ましくは嵌合するよう配設されている。
本実施の形態によれば、ローラ緩衝材400の裏側にダンパ800を設けることにより、ローラ204がローラ緩衝材400に当接した際に、ローラ緩衝材400が受ける衝撃をダンパ800が吸収し減衰させることができる。したがって、その衝撃音をより緩和することが可能となる。また、ローラ緩衝材400のみでは緩衝しきれない、例えば速い移動速度でランナ200が走行し、ローラ204とローラ緩衝材400とが衝突した場合であっても、その衝撃をダンパ800側で吸収し減衰することができる。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
なお、特許請求の範囲に記載の移動間仕切り装置は、例えば前述の実施の形態における移動間仕切り装置10,10aに対応し、第一緩衝部は、例えば支軸緩衝材500に対応する。第二緩衝部は、例えばローラ緩衝材400に対応し、ダンパは、例えばダンパ800に対応する。下方側のローラに対向する面は、例えば下面504に対応する。また、レールの内壁は、例えば壁部140及びリブ160に対応し、角部は、例えば内角部602に対応する。
10,10a 移動間仕切り装置
100 レール
200 ランナ
202 支軸
204 ローラ
300 パネル
400 ローラ緩衝材
500 支軸緩衝材
504 下面
600 方向変更部
602 角部
800 ダンパ

Claims (6)

  1. 天井に支持されたレール(100)の内壁(140,160)に沿って移動するランナ(200)が、該ランナの支軸(202)を介してパネル(300)を吊下げ支持する移動間仕切り装置(10,10a)であって、
    前記レールの内壁に、前記支軸と接触可能に該内壁より突出する第一緩衝部(500)が設けられることを特徴とする移動間仕切り装置。
  2. 前記第一緩衝部は、少なくとも前記レールの内壁における前記レールの走行経路の方向変更部(600)に形成される角部(602)に、前記支軸と接触可能に該角部より突出するよう設けられることを特徴とする請求項1記載の移動間仕切り装置。
  3. 前記レールの内壁に、前記ランナが有する該ランナが前記レール内で移動するためのローラ(204)と接触可能に前記内壁より突出する第二緩衝部(400)が設けられており、
    少なくとも前記レールが直線上に延びる範囲においては、前記第二緩衝部と前記ローラとの間隔は、前記第一緩衝部と前記支軸との間隔より小さいことを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動間仕切り装置。
  4. 前記第二緩衝部は、その前記レールの外壁面側において、該第二緩衝部が受ける衝撃を減衰するためのダンパ(800)と当接していることを特徴とする請求項3記載の移動間仕切り装置。
  5. 前記第二緩衝部は、その下端部が上端部より突出するよう形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の移動間仕切り装置。
  6. 前記支軸には、前記ランナが前記レール内で移動するためのローラが上下方向に少なくとも2つ連設されており、
    前記第一緩衝部(500a)は、少なくとも前記2つのローラ間に位置する支軸と対向するよう設けられており、前記2つのローラのうちの下方側のローラに対向する面(504)が露出していることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の移動間仕切り装置。
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