JP2016222961A - 電解式水素ガス発生装置の電気分解槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン交換膜を用いて水の電気分解を行う水素ガス発生装置の電気分解槽において、イオン交換膜と電極とを簡易な手段で固定し、イオン交換膜の破損を防ぐ。【解決手段】水の電気分解を行う電気分解槽1は、イオン交換膜IEにより水素ガス発生槽1Hと酸素ガス発生槽1Oとに分割されている。イオン交換膜IEの両側には、直流電源の陽極及び陰極に接続される電極板2P、2Mがそれぞれ設置され、これらは、水素ガス発生槽1Hのケース1HCと酸素ガス発生槽1Oのケース1OCとを通しボルト等で締め付けることにより、互いに密着した状態で固定される。水を貯留する水素ガス発生槽1Hと酸素ガス発生槽1Oの空間部には、その周縁部及び中央部に、電極板2P、2Mをイオン交換膜IEに押し付けるリブが設けてある。【選択図】図2

Description

本発明は、イオン交換膜を用いて水を電気分解し水素ガスを発生する装置、特に、循環ポンプ等の大掛かりな設備が不要で、一般家庭などに設置して簡易に使用することができる小型の電解式水素ガス発生装置に関するものである。
水の電気分解により水素ガスを発生させ、この水素ガスを食品や飲料品に溶解させたり体内に直接吸入したりすることで、過酸化物の還元を行う、あるいは食品等の酸化による劣化を防止する方法が、従来から知られている。一例として、特開2004−350538号公報には、水で満たした電気分解槽の内部をイオン交換膜(固体高分子膜)により2つに分割し、イオン交換膜の両面に直流電圧を印加して陰極側から水素ガスを発生させ、その水素ガスをコップ内の液体飲料に溶解する装置が開示されている。
また、特開2014−19950号公報には、イオン交換膜とその両面にそれぞれ密着する一対の電極板により電気分解板を構成し、電気分解板を仕切板として両側に水素ガス発生槽及び酸素ガス発生槽を設けた卓上型水素ガス発生装置が開示されている。この卓上型水素ガス発生装置は、純水を電気分解して、発生した水素ガスを体内への吸引、科学実験等に利用する装置であって、図5にその概要を示す。
図5において、電気分解槽1にはイオン交換膜を一対の電極板で挟んだ電気分解板20が設置され、電気分解槽1は、陰極側の水素ガス発生槽1Hと陽極側の酸素ガス発生槽1Oとに分割される。A部拡大図に示すとおり、電気分解板20は、イオン交換膜IEの両面に孔の開いた網目状の電極板2P、2Mを密着させたもので、イオン交換膜及び2枚の電極板は、樹脂製のリベット21でかしめることにより一体的に結合される。また、イオン交換膜IEは電極板よりも外側に広がっており、B部拡大図に示すとおり、その外側の部分を水素ガス発生槽1Hのケースと酸素ガス発生槽1Oのケースとで挟み込むことにより、電気分解板20は、電気分解槽1に固定される。水素ガス発生槽1H側の電極板2Mは直流電源の−側に、酸素ガス発生槽1O側の電極板2Pは直流電源の+側にそれぞれ接続される。
電気分解によって水素ガス発生槽1Hに生成された水素ガスは、水素ガス取出し管PHを経由して洗浄ビン3に導かれる。洗浄ビン3には所定の水位となるように浄水が入れられており、水素ガス取出し管HPは、洗浄ビン3の底部付近に開口するので、水素ガス発生槽1Hの水素ガスには水圧によって一定の圧力が作用している。洗浄ビン3の上部に溜まった水素ガスは、抽出管4から体内への吸入等使用目的に応じて送出される。また、電気分解槽1に純水を供給するための給水タンク5が設置されており、給水タンク5の底部は、連通管により水素ガス発生槽1H及び酸素ガス発生槽1Oの底部とそれぞれ連結されている。
ところで、電気分解板20に直流電圧を印加し電気分解を行う過程では、電気泳動によって酸素ガス発生槽1Oの純水が水素ガス発生槽1Hに移動したり、電気分解板20で発生する熱により電気分解槽1内の純水が蒸発したりして、両方のガス発生槽に水位差が生じる。そして、水素ガス発生槽1Hに加わる圧力(洗浄ビン3の水中への放出に伴う背圧)は、底部の連通管を介して酸素ガス発生槽1Oにも作用し、水位差が大きくなると酸素ガス発生槽1Oから純水が溢れたり、電気分解板20に働く水圧の差に起因して、ケースに挟まれたイオン交換膜IEが破損する恐れがある。
水素ガス発生槽1Hの圧力に対抗するため、酸素ガス発生槽1Oの上部には、ステンレス等の鋼球BLを用いた保圧弁(逆止弁)が弁座VSに接するようにして設置されており、酸素ガス発生槽1Oの圧力が所定の値となって鋼球BLを押し上げるまで、酸素ガスの放出を防止している。これにより、両方のガス発生槽の水位をバランスさせて、過剰の水位差の発生を防いでいる。
特開2004−350538号公報 特開2014−19950号公報
図5の水素ガス発生装置は、イオン交換膜を用いて純水を電気分解するものであり、純水を使用するため不純物の析出等に起因する装置の劣化が生じることはなく、耐用年数の長い装置である。また、循環ポンプ等の大掛かりな設備が不要な小型の装置であって、一般家庭などの使用に好適であるが、イオン交換膜と電極板とを組み合わせた電気分解板の構造、あるいは、水素ガス発生槽1Hと酸素ガス発生槽1Oとの水位のバランスについて次のような問題点がある。
図5における電気分解板20は、樹脂製のリベット21を用いてイオン交換膜IEの両面に電極板2P、2Mを固定したものである。リベットで締結するには、リベットの頭部を半球形に変形させる加熱加工などが必要であるとともに、金属製の電極板にリベットの軸を通すための貫通孔を予め設ける必要があり、電気分解板20の製造に多くの時間とコストがかかる。
また、電気分解板20は、イオン交換膜IEを水素ガス発生槽1Hのケースと酸素ガス発生槽1Oのケースの間に挟み込んで電気分解槽1に固定され、両方のガス発生槽に水位差が生じると、水圧差でイオン交換膜IEが破損する恐れがある。図5の水素ガス発生装置では、酸素ガス発生槽1Oの上部に鋼球BLを用いた保圧弁が設置され、電気分解で生じた酸素ガスの大気中への開放を阻止して過剰な水位差の発生を抑えているが、鋼球BL及びその弁座VSの加工が複雑であるとともに、その開放圧力の設定が困難である。つまり、水素ガス発生槽1Hの圧力は、電気分解による水素ガスの発生量や洗浄ビン3からの水素ガスの抽出量により変動し、電気分解に伴って生じる熱による純水の蒸発量によっても変動する。そのため、例えば、鋼球BLの重さを変更しながら保圧弁の開放圧力を調整する作業は、作業者の熟練と時間を要するものとなる。
本発明の課題は、簡易な構造によって、リベットを用いずにイオン交換膜及び電極板を固定し、また、水素ガス発生槽と酸素ガス発生槽との間の水位差でイオン交換膜が破損しないようにして、上述の問題点を解決することにある。
上記の課題に鑑み、本発明は、イオン交換膜を用いて水を電気分解し水素ガスを発生させる水素ガス発生装置において、イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置される電極板とを、酸素ガス発生槽のケースと水素ガス発生槽のケースとの間に挟み、両方のケースを締め付けて密着した状態で保持し、リベット等の締結具を用いることなく電気分解槽に固定するものである。すなわち、本発明は
「イオン交換膜により仕切られた電気分解槽に水を貯留し、前記イオン交換膜の両面にそれぞれ設置した陽極電極及び陰極電極の間に直流電圧を印加して水の電気分解を行い、陰極電極から水素ガスを発生させる水素ガス発生装置であって、
前記電気分解槽は、前記イオン交換膜により、陽極電極側の酸素ガス発生槽と陰極電極側の水素ガス発生槽とに分割され、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽とがそれぞれ水を貯留するケースを備えるとともに、前記陽極電極と陰極電極とがそれぞれ板状の電極板として構成されており、さらに、
前記イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置された前記電極板とは、前記酸素ガス発生槽のケースと前記水素ガス発生槽のケースとに挟まれて密着して保持される」
ことを特徴とする水素ガス発生装置となっている。
請求項2に記載のように、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽とのケースに、水を貯留し、前記イオン交換膜側の開放された空間部を設け、前記空間部の外側には平面を形成するとともに、前記空間部の周縁には、前記平面との間に段差を有し前記電極板を前記イオン交換膜に押圧する押圧部を形成することが好ましい。この場合においては、請求項3に記載のように、前記イオン交換膜に向けて直線状に延びるリブを前記空間部の周縁及び中央に設け、このリブを前記押圧部とすることができる。
請求項4に記載のように、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽とのケースには、前記イオン交換膜と反対側に、それぞれ金属製の放熱板を設けることが好ましい。
また、請求項5に記載のように、前記酸素ガス発生槽の上部を常時大気中に開放し、かつ、前記酸素ガス発生槽の底部と前記水素ガス発生槽の底部とを水位調整用開閉弁を備えた連通管で連結し、前記水位調整用開閉弁を、陽極電極及び陰極電極に直流電圧が印加されて電気分解が行われるときは閉弁し、電気分解が終了したときは、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽の水位が同一となるよう所定時間開弁することが好ましい。
本発明の水素ガス発生装置は、イオン交換膜により仕切られた電気分解槽に水を入れ、イオン交換膜の両面に取り付けた一対の電極間に電流を流して水の電気分解を行い、陰極電極から水素ガスを発生させるものである。イオン交換膜を用いた小型の装置であって、電気分解する水として純水を使用できるため、耐用年数も長い。
そして、本発明の水素ガス発生装置では、酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽とが水を貯留するケースを備えるとともに、イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置された板状の電極板とが、酸素ガス発生槽のケースと水素ガス発生槽のケースとに挟まれて密着して保持される。単にケースを締め付けるだけで保持することができ、リベットのような締結具を使用する保持方法ではないので、電気分解槽の製造が非常に容易となる。
また、本発明の水素ガス発生装置では、イオン交換膜が、両側から金属製の電極板に挟まれ電極板と重なった状態で両方のケースの間に支持される。水素ガス発生装置の稼働中には、電気泳動などに伴って酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽との間に水位差が生じ、イオン交換膜に水圧差が作用するが、本発明のイオン交換膜は、電極板により両面から支持され補強されるため、水圧差が作用しても破損することはない。
請求項2の発明は、酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽とのケースに、イオン交換膜側の開放された空間部を設けてここに水を貯留し、空間部の外側のケースには平面を形成するとともに、空間部の周縁には、その平面との間に段差を有し電極板をイオン交換膜に押圧する押圧部を形成するものである。空間部の外側の平面(イオン交換膜側のいわば合わせ面)と段差のある押圧部には、金属製の電極板が収容されるようになるので、電極板がケースに対して確実に位置決めされ、イオン交換膜と両側の電極板とを強固に密着させて一体化することができる。
この場合に、請求項3の発明のように、水を貯留する空間部に、押圧部として、イオン交換膜に向けて直線状に延びるリブを周縁及び中央に設けたときは、空間部の周縁のみならず中央においてもイオン交換膜と電極板とが確実に密着し、電気分解中の通電の際の接触抵抗が低減することとなる。
請求項4の発明は、酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽とのケースに、イオン交換膜と反対側にそれぞれ金属製の放熱板を設けるものである。このような放熱板を設けると、電気分解中に発生する熱を効率的に放熱し、温度上昇に起因する純水の蒸発や装置の熱的障害を回避できる。さらに、金属製の放熱板により酸素ガス発生槽等のケースの強度及び剛性が増加するため、ケースの合成樹脂等の壁の厚さを減少することが可能であって、ケース内の純水から放熱板への熱伝達における伝熱抵抗を一層低減することができる。放熱板の材料としては、アルミニウム等、熱伝導率の大きい金属が好ましい。
また、請求項5の発明は、酸素ガス発生槽の上部を常時大気中に開放し、かつ、酸素ガス発生槽の底部と水素ガス発生槽の底部とを水位調整用開閉弁を備えた連通管で連結し、その水位調整用開閉弁を、陽極電極及び陰極電極に直流電圧が印加されて電気分解が行われるときは閉弁し、電気分解が終了したときは、酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽の水位が同一となるよう所定時間開弁するものである。
上述のとおり、本発明のイオン交換膜は、電極板により両面から支持され補強されるため、多少の水圧差が作用しても破損することはない。つまり、酸素ガス発生槽の上部を常時大気中に開放したとしても、通常の電気分解の継続時間中に発生する水位差では、イオン交換膜が損傷することはない。そして、水素ガス発生装置の稼働中に生じた水位差は、電気分解が終了したときの水位調整用開閉弁の開弁という簡易な制御手段によって解消できる。図5の水素ガス発生装置のように、酸素ガス発生槽に鋼球を用いた保圧弁を設置するものではないので、鋼球や弁座等が不要で構造及び加工が簡易化され、保圧弁の開放圧力を調整する面倒な作業も必要としない。
本発明の水素ガス発生装置の一実施例を示す全体図である。 図1の水素ガス発生装置の電気分解槽の構造図である。 図1の水素ガス発生装置のケースを示す図である。 図1の水素ガス発生装置の水位変化を表すグラフである。 従来の水素ガス発生装置の一例を示す全体図である。
以下、図面に基づいて、本発明の水素ガス発生装置について説明する。
図1は、図5と同様に、本発明の水素ガス発生装置を概略的に示す全体図であり、図1では、図5の水素ガス発生装置の部品と対応するものについては、同一の符号を付している。図2には、本発明の水素ガス発生装置における電気分解槽の具体的な構造を斜視図等で示し、また、図3は、電気分解槽のケースの構造を示す図となっている。
始めに、本発明の水素発生装置の全体的な構造について述べる。図1において、水を電気分解するための電気分解槽1の中間部には、イオン交換膜IEが設置されており、電気分解槽1は、水素ガス発生槽1Hと酸素ガス発生槽1Oとに分割されている。電気分解槽1に純水を供給するよう、電気分解槽1と並列に給水タンク5が設置され、給水タンク5の底部を、水素ガス発生槽1Hの底部と酸素ガス発生槽1Oの底部とに連結する連結管51が設けられる。
一対の電極板2P、2Mが、イオン交換膜IEの両側にそれぞれ密着するように配置してあり、水素ガス発生槽1H側の電極板2Mが直流電源の−側に、酸素ガス発生槽1O側の電極板2Pが直流電源の+側に接続される。図2から分かるとおり、イオン交換膜IEと電極板2P、2Mとは、一体に重ね合わせた状態で、水素ガス発生槽1Hと酸素ガス発生槽1Oのケースの周縁部などに挟み込まれて保持される。電気分解槽1の詳細な構造については、図2、図3を参照しながら後述する。
水素ガス発生槽1Hのケース1HCの上部には、水素ガス取出し筒1HEが立設され、電気分解により生じた水素ガスは、水素ガス取出し管PH(実際には水素ガス取出し筒1HEの横方向に接続される)を経由して、洗浄ビン3に導かれる。洗浄ビン3には一定水位まで清浄な水などが貯留されており、水素ガスは、その底部付近で放出される。また、洗浄ビン3には空気ポンプAPが接続してあり、電気分解で生じた水素ガスは、空気と混合されて抽出管4から目的の使用個所に送出される。図1の実施例では、空気ポンプAPからの空気は水中に放出されているが、水面から上方で放出してもよい。
なお、洗浄ビン3と連結する水素ガス取出し管PHの管路は、逆止弁CVが介在する分岐管路により大気と連通されている。逆止弁CVは、電気分解の終了により水素ガス発生槽1Hが冷却されて負圧となったときに、分岐管路から大気を導入して、洗浄ビン3内の浄水などが水素ガス発生槽1Hに逆流するのを防止する。
本発明の水素ガス発生装置においては、電気分解により生じた酸素ガスは常時大気中に放出されており、そのための放出筒1OEが、酸素ガス発生槽1Oのケース1OCの上部に立設されている。放出筒1OEは、所定の長さを備えた単なるパイプであるが、電気分解に伴う熱により酸素ガス発生槽1Oから発生する水蒸気が酸素ガス放出管1OEの内壁に凝結する。凝結し液化した水は、放出筒1OEから酸素ガス発生槽1O内に落下するので、純水の無駄な消費が抑止されるとともに、水蒸気が装置の他の部分で凝縮して不具合を起こすなどの事態が回避される。
さらに、本発明の水素ガス発生装置では、酸素ガス発生槽1Oの底部と水素ガス発生槽1Hの底部とが、水位調整用開閉弁SV1(電磁弁)の設置された連通管で連結される。この連通管は、図1の実施例の水素ガス発生装置では、給水タンク5の底部を、水素ガス発生槽1Hの底部と酸素ガス発生槽1Oの底部とに連結する連結管51の一部となっている。水位調整用開閉弁SV1は、電極板2P、2Mの間に直流電圧が印加されて電気分解が行われるとき、つまり、水素ガス発生装置の稼働中には閉鎖される。
水位調整用開閉弁SV1が水素ガス発生装置の稼働中に閉鎖されるため、電気分解中に発生する水素ガスの圧力(洗浄ビン3の水中への放出による背圧)が酸素ガス発生槽1Oに及ぶことはない。したがって、酸素ガス発生槽1Oが大気開放されていても、その中の純水が溢れだすことは防止される。
電気分解中には、電気泳動による水の移動あるいは熱による水の蒸発などに起因して、水素ガス発生槽1Hの水位と酸素ガス発生槽1Oの水位との間に差が生じる。この水位差は、本発明では、電気分解が終了し水素ガス発生装置の稼働が停止したときに、水位調整用開閉弁SV1を所定時間開弁することによって解消される。
電気分解中に生じる水位差は、水素ガス発生装置の通常の稼働時間であればそれほど大きな値とはならない。この水位差について本出願人が実験した結果を図4に示すが、水素ガス発生装置を2時間稼働(イオン交換膜を流れる電流:1.5A)した後の水位差は約20mmであり、稼働開始時に水素ガス発生槽1Hの上方に適当な空間を残すよう純水を充填すると、稼働中の水素ガス発生槽1Hからの溢れを防止することができる。そして、本発明のイオン交換膜IEは、電極板2P、2Mにより補強される形で固定されるので、電気分解中に生じる水位差で破損することはない。
図1に示す本発明の水素ガス発生装置の実施例においては、電気分解槽1と連なる給水タンク5の上部を、開放用開閉弁SV2(電磁弁)を介して大気と連通するとともに、水素ガス発生槽1Hの上部を、開放用開閉弁SV3(電磁弁)を介して大気と連通している。そして、これらの開放用開閉弁SV2、SV3を、水位調整用開閉弁SV1の開閉に合わせ、水位調整用開閉弁SV1が閉弁するときには閉弁し、開弁するときには開弁するよう制御する。これによって、稼働停止時に水位調整用開閉弁SV1を開放したときには、給水タンク5及び水素ガス発生槽1Hの上部も大気と連通するので、水位調整用開閉弁SV1の流路が小径であったとしても、給水タンク5、水素ガス発生槽1H及び酸素ガス発生槽1Oの水位が短時間で同一となる。
また、図1に示す本発明の水素ガス発生装置の実施例では、洗浄ビン3に空気ポンプAPによる空気の供給装置を取り付け、水素ガス発生装置の稼働中においては、水素ガス発生槽1Hから導かれた水素ガスに空気を混合する。この構成によって、水素ガスの濃度は可燃範囲外の約3%まで希釈され、水素ガスの爆発の恐れが解消される。
ここで、本発明の水素ガス発生装置の図1の実施例における電気分解槽1の詳細な構造について、主に図2及び図3を参照して説明する。
図2に示すように、電気分解槽1は、中央に設置したイオン交換膜IEの両側に一対の電極板2P、2Mを配置し、これらを、水素ガス発生槽1Hのケース1HCと酸素ガス発生槽1Oのケース1OCの周縁部などで一体的に挟み込んだ基本的な構造を備えている。電極板の拡大図に示すとおり、この実施例における電極板2P、2Mは、エキスパンドメタル等をプレス成型して製造した網目板2Bに電極ケーブル2Cを溶接したものであって、網目板2Bの表面には、腐食防止のための白金のコーティングが施される。イオン交換膜IEは電極板2P、2Mよりも広く、重ね合わせたときに電極板の外側となる周辺部を備えている。
水素ガス発生槽1Hのケース1HCは、図3に詳しく示すとおり、一定の厚さを有する長方形断面の板状材に、その片面に開口する同じく長方形断面の空間部SPを設けたものであって、空間部の外側には、枠状の平面PLが形成される。空間部SPの開口部は、イオン交換膜IEにより閉鎖されて、長方形断面の空間部SPには電気分解用の純水が貯留される。酸素ガス発生槽1Oのケース1OCは、水素ガス発生槽のケース1HCと対称的な形状を備えており、両方のケースは、枠状の平面PLにイオン交換膜IEの周辺部を挟んで、背中合わせの形で結合される。結合する際には、イオン交換膜IEの合わせ面からの水の漏洩を防止するようOリングSLを設置する(A−A断面図参照)。そのため、酸素ガス発生槽1Oのケース1OCには、OリングSLの設置用の溝Gが形成してある。
これらのケースは、電気分解によるガスの発生状況を確認するため、例えば、透明な合成樹脂であるアクリル樹脂で製造するのが好ましい。
水素ガス発生槽1Hのケース1HCには、長方形断面の空間部SPの周縁部に、厚さ方向に直線状に延びる6本のリブ(突起)RBが設けられ、また、中央部分にも2本のリブRB(縦方向のリブで連結される)が設けられている。これらのリブRBは、ケース1HCと一体に形成されていて、リブRBの開口部側の端面は、ケース1HCの枠状の平面PLよりも僅かに引き込まれた位置に設定され(段差X)、この段差部分には、陰極側となる電極板2Mが収容される。酸素ガス発生槽1Oのケース1OCにも、同様なリブRBが一体に形成されている。
図2に示すとおり、イオン交換膜IEの両側に電極板2P、2Mを配置し、これらを、水素ガス発生槽1Hのケース1HCと酸素ガス発生槽1Oのケース1OCで挟み込んだときは、イオン交換膜IEの周辺部が両方のケースの枠状の平面PLに挟まれて固定されると同時に、電極板2P、2Mの網目板2B部分が、リブRBの開口部側の端面とケースの枠状の平面PLとの段差Xにそれぞれ入り込み、リブRBでイオン交換膜IEに押し付けられる。このように、リブRBは、電極板2P、2Mをイオン交換膜IEに押圧する押圧部として機能し、本発明の電気分解槽1では、水素ガス発生槽1Hのケース1HCと酸素ガス発生槽1Oのケース1OCを単に締め付けることにより、イオン交換膜IEの両側に電極板2P、2Mを強固に密着させることができる(A−A断面図参照)。
つまり、本発明の電気分解槽1では、締結具を用いないので、網目状の電極板に孔を開ける煩雑な作業を省くことができ、また、孔開けに伴って生じやすい不具合、例えば、いわゆる「バリ」によるイオン交換膜IEの破損、を避けることができる。
なお、図2、図3の実施例では、ケース1HC等の厚さ方向に直線状に延びるリブRBを設けて押圧部としているが、枠状の平面PLとの間に段差Xを設定した棚状の突出部(ケースの厚さ方向の寸法は小さい)を、空間部SPの周縁部から横方向に突出させて押圧部としてもよい。
さらに、本発明の電気分解槽1では、図2に示すとおり、水素ガス発生槽1Hのケース1HCと酸素ガス発生槽1Oのケース1OCとの裏側(イオン交換膜IEと接する開口部の反対側)に、それぞれアルミニウム製の放熱板RDが設けられている。この放熱板RDは、ケース1HC、1OCと同一形状をなす板材の表面に、縦方向に延びる多数の放熱フィンRFを一体に形成したもので、ケース1HC等の裏側の壁W(図3)に密着して取り付けられる。
電気分解を利用する水素ガス発生装置では、電気分解に伴う発熱によって純水が蒸発するが、本発明では、その熱の大気中への放熱が放熱板RDによって促進され、電気分解槽1の温度上昇が抑制される。したがって、水素ガス発生装置における熱的障害を回避できるとともに、純水の無駄な消費も回避できる。
また、アルミニウム製の放熱板RDを水素ガス発生槽1Hのケース1HC等の裏側に取り付けることにより、アクリル樹脂製のケース1HC等が補強され、電気分解槽1の強度及び剛性が増加する。そのため、ケース1HC等の裏側の壁Wの厚さを小さくすることが可能となり、放熱板RDへの熱伝達が良好となる。イオン交換膜IEを挟んで対称的に配置される、水素ガス発生槽1Hのケース1HC及び放熱板RDと酸素ガス発生槽1Oのケース1OC及び放熱板RDとは、ケースの周縁部に設置した、全体を貫通する通しボルト等を用いて一体的に締結される(図2の組立図参照)。
以上詳述したように、本発明は、イオン交換膜を用いて水を電気分解し水素ガスを発生させる水素ガス発生装置において、イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置される電極板とを、酸素ガス発生槽のケースと水素ガス発生槽のケースとの間に挟み、両方のケースを締め付けて密着した状態で保持し、締結具を用いることなく電気分解槽に固定するものである。上述の実施例では、酸素ガス発生槽等のケースの材料として透明なアクリル樹脂を使用しているが、その他の樹脂等が使用できるのは言うまでもない。また、水位調整用開閉弁として、電磁弁に代えて空気圧により操作される開閉弁を用いるなど、上述の実施例に対し種々の変形が可能であるのは明らかである。
1 電気分解槽
1H 水素ガス発生槽
1O 酸素ガス発生槽
2M、2P 電極板
3 洗浄ビン
5 給水タンク
IE イオン交換膜
RB リブ(押圧部)
RD 放熱板
上記の課題に鑑み、本発明は、イオン交換膜を用いて水を電気分解し水素ガスを発生させる水素ガス発生装置において、イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置される電極板とを、酸素ガス発生槽のケースと水素ガス発生槽のケースとの間に挟み、両方のケースを締め付けて密着した状態で保持し、リベット等の締結具を用いることなく電気分解槽に固定するものである。すなわち、本発明は
「イオン交換膜により仕切られた電気分解槽に水を貯留し、前記イオン交換膜の両面にそれぞれ設置した陽極電極及び陰極電極の間に直流電圧を印加して水の電気分解を行い、陰極電極から水素ガスを発生させる水素ガス発生装置であって、
前記電気分解槽は、前記イオン交換膜により、陽極電極側の酸素ガス発生槽と陰極電極側の水素ガス発生槽とに分割され、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽とがそれぞれ水を貯留するケースを備えるとともに、前記陽極電極と陰極電極とがそれぞれ板状の電極板として構成され
前記酸素ガス発生槽の上部が常時大気中に開放され、かつ、前記酸素ガス発生槽の底部と前記水素ガス発生槽の底部が水位調整用開閉弁を備えた連通管で連結されていて、前記水位調整用開閉弁は、陽極電極及び陰極電極に直流電圧が印加されて電気分解が行われるときは閉弁し、電気分解が終了したときは所定時間開弁して前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽の水位が同一となるよう制御されており、さらに、
前記イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置された前記電極板とは、それらを締結するリベットを用いることなく、前記酸素ガス発生槽のケースと前記水素ガス発生槽のケースとに挟まれて密着して保持される」
ことを特徴とする水素ガス発生装置となっている。
また、本発明の水素ガス発生装置では、イオン交換膜が、両側から金属製の電極板に挟まれ電極板と重なった状態で両方のケースの間に支持される。水素ガス発生装置の稼働中には、電気泳動などに伴って酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽との間に水位差が生じ、イオン交換膜に水圧差が作用するが、本発明のイオン交換膜は、電極板により両面から支持され補強されるため、水圧差が作用しても破損することはない。
さらに、本発明では、酸素ガス発生槽の上部を常時大気中に開放し、かつ、酸素ガス発生槽の底部と水素ガス発生槽の底部とを水位調整用開閉弁を備えた連通管で連結し、その水位調整用開閉弁を、陽極電極及び陰極電極に直流電圧が印加されて電気分解が行われるときは閉弁し、電気分解が終了したときは、酸素ガス発生槽と水素ガス発生槽の水位が同一となるよう所定時間開弁している。
この水位調整用開閉弁を設置する構成によって、水素ガス発生装置の稼働中に生じた水位差は、電気分解が終了したときに簡単に解消できることとなる。つまり、イオン交換膜に作用する水圧差が、電気分解が終了したときの水位調整用開閉弁の開弁という簡易な制御手段によって確実に解消できる。図5の水素ガス発生装置のように、酸素ガス発生槽に鋼球を用いた保圧弁を設置するものではないので、鋼球や弁座等が不要で構造及び加工が簡易化され、保圧弁の開放圧力を調整する面倒な作業も必要としない

Claims (5)

  1. イオン交換膜により仕切られた電気分解槽に水を貯留し、前記イオン交換膜の両面にそれぞれ設置した陽極電極及び陰極電極の間に直流電圧を印加して水の電気分解を行い、陰極電極から水素ガスを発生させる水素ガス発生装置であって、
    前記電気分解槽は、前記イオン交換膜により、陽極電極側の酸素ガス発生槽と陰極電極側の水素ガス発生槽とに分割され、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽とがそれぞれ水を貯留するケースを備えるとともに、前記陽極電極と陰極電極とがそれぞれ板状の電極板として構成されており、さらに、
    前記イオン交換膜とその両面にそれぞれ設置された前記電極板とは、前記酸素ガス発生槽のケースと前記水素ガス発生槽のケースとに挟まれて密着して保持されることを特徴とする水素ガス発生装置。
  2. 前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽とのケースには、水を貯留し、前記イオン交換膜側の開放された空間部が設けられ、前記空間部の外側には平面が形成されるとともに、前記空間部の周縁には、前記平面との間に段差を有し前記電極板を前記イオン交換膜に押圧する押圧部が形成される請求項1に記載の水素ガス発生装置。
  3. 前記押圧部が、前記空間部の周縁及び中央に設けられ、前記イオン交換膜に向けて直線状に延びるリブである請求項2に記載の水素ガス発生装置。
  4. 前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽のケースには、前記イオン交換膜と反対側に、それぞれ金属製の放熱板が設けられる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の水素ガス発生装置。
  5. 前記酸素ガス発生槽の上部が常時大気中に開放され、かつ、前記酸素ガス発生槽の底部と前記水素ガス発生槽の底部が水位調整用開閉弁を備えた連通管で連結されており、
    前記水位調整用開閉弁を、陽極電極及び陰極電極に直流電圧が印加されて電気分解が行われるときは閉弁し、電気分解が終了したときは、前記酸素ガス発生槽と前記水素ガス発生槽の水位が同一となるよう所定時間開弁する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の水素ガス発生装置。
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