JP2016221631A - 電動工具 - Google Patents

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瀬川 和宏
Kazuhiro Segawa
和宏 瀬川
西河 智雅
Tomomasa Nishikawa
智雅 西河
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Abstract

【課題】型枠を用いて硬化型樹脂により回路基板の全体を覆い、樹脂材部分をハウジングにて固定するようにした電動工具を提供する【解決手段】制御回路を搭載する回路基板30を、硬化型樹脂材にて回路基板のほぼ全体をモールド成形して固め、固められた樹脂モールド40を分割式のハウジング2にて挟持することにより回路基板をハウジングの壁面と接触しないように保持した。樹脂モールドの一部には、入力ボタンやLED34等を搭載する凸状の操作パネル部50を形成し、操作パネル部をハウジングの開口部から外部に露出するように配置した。【選択図】図1

Description

本発明は、手持ち式の電動工具で用いられる回路基板のハウジングへの保持構造に関し、特に、ハウジングから露出するスイッチ部と表示部を含めた回路基板部分を樹脂にて一体にモールドするようにした電動工具に関する。
バッテリによる電力を利用してモータを駆動し、モータの回転力を動力伝達機構によって出力軸に取り付けられた先端工具に伝達する電動工具が広く用いられている。その一例として、特許文献1に記載されるようなインパクトドライバが知られている。図16は特許文献1で知られているような従来の電動工具を説明するための部分断面図である。電動工具201のハウジング202は合成樹脂の一体成形によって製造され、左右中心の鉛直面にて左右方向に2分割できる。ハウジング202は、いわゆるガンタイプと呼ばれる形状であって、中心軸が前後方向に延びる筒状の胴体部202aと、胴体部202aの下方に略垂直方向に延びるハンドル部202bと、ハンドル部202bの下端に形成されるものであって電池パック25を着脱可能に保持する電池取付部202cの3つの部分で構成される。
ハウジング202の胴体部202aにはモータ4が収容され、モータ4の先端側には、モータ4の回転力を先端の出力軸6を介して先端工具に伝達するための図示しない動力伝達機構が設けられる。動力伝達機構は、電動工具がインパクトドライバの場合は例えば、遊星歯車減速機構等の減速機構部と、ハンマとアンビルを有する打撃機構部であり、ドライバドリルの場合は、例えば減速機構部とクラッチ機構部である。電動工具201では、モータの回転軸と、減速機構部の回転中心と、打撃機構部又はクラッチ機構部の回転中心と、出力軸6が一直線上に並ぶように配置される。モータ4はブラシレスDCモータであって、その後方側にはインバータ回路基板16が設けられる。インバータ回路基板16は略円盤状であって、モータ4の回転軸と直交する方向に延在し、モータ4のロータの回転位置を検出するための3つの回転位置検出素子18と、6つのスイッチング素子17が設けられる。
ハウジング202の電池取付部202cの内側には、図示しないマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称する)等からなる制御回路を搭載するための回路基板30が収容される。図示しないマイコンは6つのスイッチング素子17により構成されるインバータ回路を駆動することにより、モータ4の回転を制御する。回路基板30の表面及び裏面は、前後及び左右方向に延びるように、ほぼ水平に配置される。回路基板30は、皿状又はトレイ状のケース240の内部にネジ止め等により配置され、その内部を液体状の樹脂を充填させてから硬化させた硬化型樹脂材245によって全体が固められる。ケース240は、外縁部分が上方に上がっていて、液体状の樹脂がこぼれないような形状であり、左右に分割式のハウジング202によって挟持されるようにして保持される。回路基板30は、電池パック25との接続端子19と、スイッチ基板11と、インバータ回路基板16に接続するための電源線20と、これらの基板の間との信号のやりとりを行うためのリード線21等が接続される。これらの電源線20とリード線21等は、回路基板30から略直交方向であって上方に延びるように位置づけられる。これは電源線20とリード線21を半田付けした後に回路基板30をケース240の内部に配置して、その後に硬化型樹脂材245を充填させるためである。尚、硬化型樹脂材245を充填する前に回路基板30と、電源線20及びリード線21との半田付け部分には、シリコン等の粘度の高い樹脂246が塗布される。回路基板30の前方側の表面には、LED234が半田付けされる。LED234は別体部品からなる操作パネル250の空間部分に位置づけられる。操作パネル250はスイッチ等を収容する空間と枠部材があって、充填された硬化型樹脂材245がその空間部分に入らないようにブロックし、その空間の上部開口はシール状の保護シート261によって覆われる。硬化型樹脂材245は操作パネル250を載せた状態で充填することにより、操作パネル250の固定も同時に行う。操作パネル250は、ハウジング202に設けられた開口部203から外部に露出するように位置づけられる。
ハンドル部202bは作業者が片手で把持する部分であって胴体部202aのすぐ下側付近にはトリガスイッチ7が設けられ、トリガスイッチ7から前方側にトリガレバー8が露出し、トリガレバー8の上方には正逆切替えスイッチ9が設けられる。トリガレバー8の上方には、先端工具の先端付近を照射するためのLED等の照射装置10が設けられる。作業者がトリガレバー8を指で引くことにより、内蔵されたモータ4が起動し、出力軸6が回転する。出力軸6には十字形のビット(図示せず)等が取付けられ、ネジ締め作業などに使用される。
図17は図16の操作パネル部250を上側から見た図である。ハウジング202の電池取付部202c−1と電池取付部202c−2の分割面に開口部203が形成される。操作パネル部250の上面部は開口部203から外部に露出する。操作パネル部250にはスイッチのボタン部分の上面全体、及び、後述するLED部分の全体を覆うように保護シート261が貼りつけられる。保護シート261には、光を透過させる半透明部分のLED表示窓264、265と、2つのスイッチ押圧面262、263が設けられる。
特開2014−121765号公報
従来の構成では、操作パネル250を回路基板30においた状態でケース240内にウレタンなどの粘度の低い硬化型樹脂材245が流入するが、操作パネル250と回路基板30との密着性が悪いと、図示しないボタン型スイッチの周囲やLED234の周囲に硬化型樹脂材245が入り込んでしまうことがあるので、操作パネル250部分の製造の困難度が高かった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、回路基板を硬化型樹脂によって全体を覆い、硬化型樹脂材部分をハウジングによって固定することにより強度を高めて耐久性を向上させた電動工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、ハウジングの開口部から外部に露出する操作パネルを、回路基板を覆う硬化型樹脂によって一体に製造することにより部品点数を減らした電動工具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ボタン型スイッチの周囲およびボタン型スイッチのランド脚に、シリコンなどの硬化型樹脂材を塗布せずに粘度の低い硬化型樹脂材を直接充填できるようにした電動工具を提供することである。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータの回転力を先端工具に伝達する動力伝達機構と、モータの回転を制御する制御回路と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、ハウジングは分割式に構成され、制御回路を搭載する回路基板を、例えば型枠を使って硬化型樹脂材にて回路基板のほぼ全体をモールド成形して固め、固められた樹脂モールドを分割式のハウジングにて挟持することにより回路基板がハウジングに固定されるように構成した。このモールド成形の際に、型枠を用いて位置合わせ部を除いた表面及び裏面の全体を硬化型樹脂材にて覆うようにモールド成形されると良い。このように、回路基板をモールド成形すると共に、モールドされたものをハウジングにより挟持することによって、回路基板はハウジングの壁面と接触しないように保持されるので、回路基板の防水性と防塵性がきわめて良好となり、電動工具の信頼性と耐久性が大きく向上する。
本発明の他の特徴によれば、樹脂モールドの外縁部に、ハウジングの内側に形成される凹部又は凸部に対応する凸状の固定用リブ又は凹部が形成される。また、回路基板から略直交方向に配線が延び、配線が半田付けで接続された状態(又はコネクタを介して接続された状態)で、その接続部分を含むようにモールド成形される。ハウジングは、前後方向に延びる筒状の胴体部と、胴体部から下方に延びるハンドル部と、ハンドル部の下部に設けられる電池取付部を含んで構成され、電池取付部には着脱可能な電池パックが装着され、 回路基板は、電池パックの装着方向と略平行になるように配置される。
本発明のさらに他の特徴によれば、ハウジングはモータの回転軸を含む面で分割され、樹脂モールドの近傍に分割面を跨ぐようにしてハウジングの開口部を設け、樹脂モールドの一部に、制御回路への入力ボタン、及び/又は、制御回路からの出力手段を搭載する凸状の操作パネル部を形成し、操作パネル部が開口部から外部に露出するように配置される。また、操作パネル部に入力ボタンを構成するスイッチを配置するための凹部をモールド成形により形成し、凹部の開口の上を覆うように保護シートを貼ることによりスイッチの操作を可能とした。さらに、スイッチの周囲を保護カバーで覆うようにした。保護カバーを設けたことにより、硬化型樹脂材を型枠を用いて硬化させる際に、シリコンなどの粘度の高い硬化型樹脂材を塗布することが省略されて、ボタン型スイッチにウレタンなどの粘度の低い硬化型樹脂材が流入することを防止することができる。この際、保護カバーはゴムなどの弾性体であって、ボタン型スイッチの周囲および、ボタン型スイッチの上面の一部を覆うようにすると良い。また、保護シートが破けた場合、水滴や、埃などがボタンスイッチの内部に侵入することを抑止できる。
本発明によれば、回路基板の全体を樹脂にてモールドするようにしたので、信頼性の高い電動工具を実現することができる。
本発明の実施例に係る電動工具1の全体を示す側面図(一部断面図)である。 図1の操作パネル部50の拡大図である。 図1の電池取付部2cの断面図であり、樹脂モールド40の詳細を説明するための図である。 図3のA−A部の断面図であり、電池パック25を外した状態である。 図1の樹脂モールド40の単体形状を示す上面図である。 図1の樹脂モールド40の製造工程を説明するための模式図である(その1)。 図1の樹脂モールド40の製造工程を説明するための模式図である(その2)。 第一の実施例の第一変形例に係る樹脂モールド40を説明するための断面図である。 第一の実施例の第二変形例に係る樹脂モールド80を説明するための断面図である。 第一の実施例のスイッチ部分の樹脂モールド90を説明するための断面図である。 図10のスイッチ33の単体形状を説明するための斜視図である。 第一の実施例の第三変形例に係る樹脂モールド90を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施例に係る樹脂モールド140の操作パネル150の部分断面図である(その1)。 本発明の第2の実施例に係る樹脂モールド160の操作パネル150の部分断面図である(その2)。 本発明の第2の実施例に係る樹脂モールド180の操作パネル150の部分断面図である(その3)。 従来の電動工具201の全体を示す側面図(一部断面図)である。 図16の操作パネル250を上側から見た図である。 従来の電動工具におけるスイッチ333の取付構造を説明するための図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る電動工具1の全体を示す側面図(一部断面図)である。ここで、図16で説明した従来の電動工具201との違いは、回路基板30のハウジング2への固定方法である。ハウジング2は、中心軸が前後方向に延びる筒状の胴体部2aと、胴体部2aの下方に略垂直方向に延びるハンドル部2bと、ハンドル部2bの下端に形成されるものであって電池パック25を着脱可能に保持する電池取付部2cの3つの部分で構成される。胴体部2aの先端側には、動力伝達機構を収容するための金属製のハンマケース5が設けられる。従来の電動工具201(図16参照)では回路基板30をケース240に収容して固定した後に、ウレタンなどの粘度の低い硬化型樹脂材245を充填して硬化させる。その状態のケース240をハウジング202に固定するようにした。これに対して本実施例ではケース240を用いずに型枠を使って硬化型樹脂材にて回路基板30の全体を埋め込むようにモールド成形して固め、固まった樹脂モールド40を型枠から取り出して、それをハウジング2の内部に設けられた保持構造へ嵌め込みなどで、直接挟持して固定するようにした。図1において樹脂モールド40の外形は、図16のケース240と同寸法、同形状にて製造されるので、従来の電動工具201のケース240の部分を樹脂モールド40に置き換えることができる。
本実施例では、ハウジング2の外部に露出する操作パネル部50も回路基板30を覆う硬化型樹脂材と一体的に製造される。操作パネル部50は、回路基板30への入力ボタン(後述)や回路基板30からの出力手段となるLED34等を搭載するために形成され、ハウジング2の開口部3から凸状部分(操作パネル部50)の上面が露出するように配置される。図1ではLED24を収容する空間(硬化型樹脂材が充填されない部分)が形成され、その空間を外側から保護シート61を貼り付けることによって覆ったものである。保護シート61には、操作ボタンの位置を示すものとLED等の表示ランプの表示窓の役割を果たすフィルム状のカバーである。保護シート61は、その裏面側にのり材が設けられたシールにすれば、保護シート61を操作パネル部50に容易に貼り付けすることができる。
回路基板30の延在する面とほぼ平行になるように、電池パック25が装着される。電池パック25の装着方向27は前方から後方側となり、電池パック25を取り外す場合は後述するリリースボタン26を押しながら電池パック25を後方から前方側にスライドさせる。電池パック25はニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の2次電池を収容したものであり、電池パック25の図示しない接続端子が、電池取付部2cの下面側に設けられた接続端子19と接触することによりモータ4に駆動電力が供給され、制御回路に電力が供給される。
図2は図1の操作パネル部50の拡大図である。ハウジング2は、胴体部2aから電池取付部2cにかけてすべてが、右側と左側に2分割されるように形成される。このため、電池取付部2c−1と電池取付部2c−2の分割面48が存在することになる。その分割面48は、モータ4の回転軸を通る鉛直面となる。樹脂モールド40の近傍の電池取付部2c−1と2c−2にはそれぞれ開口部3が形成され、開口部3は分割面48と交差し、分割面48を跨ぐように左右に延びる形状とされる。操作パネル部50の上面部の外縁は、電池取付部2c−1と2c−2の開口部3によって隙間がほぼないように挟持される。操作パネル部50の上面は角落としがされた略長方形であって、操作パネル部50の外縁よりもやや内側に、所定の距離を隔てる外縁を有するものであって、後述するスイッチのボタン部分の上面全体、及び、後述するLED部分の全体を覆うように保護シート61が貼りつけられる。保護シート61には、分割面と一致する位置に前後に配置された光を透過させる半透明部分のLED表示窓64、65と、LED表示窓64、65を挟むようにして左右側に配置された2つのスイッチ押圧面62、63が設けられる。スイッチ押圧面62、63は上下方向に僅かに移動可能であり、それを押すことにより後述するスイッチの操作が行われる。
図3は図1の電池取付部2cの断面図であり、樹脂モールド40の詳細を説明するための図である。図4は図3のA−A部の断面図である。樹脂モールド40は回路基板30の表面(上面)と裏面(下面)を所定の厚さ(高さh)で硬化型の樹脂にて固めるものである。樹脂モールド40の前方側には、厚みが増されて上方へ突出するように形成された操作パネル部50が形成される。樹脂モールド40は、回路基板30へ搭載する素子を半田付け等にて固定し、モータ4への電力を供給する電源線20やトリガスイッチ7の信号を検出したりするリード線21、22を接続して、回路基板30を動作可能状態にした後に樹脂にてモールド成形を行う。成形された樹脂モールド40は、分割式のハウジング2によって挟持させて固定するために、左右方向に突出する位置決め及び固定用のリブ41a、41bが設けられ、ハウジング2(電池取付部2c−1と2c−2)の内壁部分には、リブ41a、41bを嵌合させるための凹部3cや図示しない他の凹部が形成される。なお、リブ41a、41bを凹部とし、凹部3c等をリブ(凸部)としても良い。電池取付部2c−2側の側面には、小型のスイッチ基板38が鉛直方向に配置され、ここにスイッチ39が搭載される。小型のスイッチ基板38も樹脂モールド40に内部にほぼ全体が含まれるようにモールド成形される。
操作パネル部50は、樹脂モールド40の高さh部分よりも上方に突出するように形成される。図4の方向から理解できるように、操作パネル部50の上面は、ハウジング2の電池取付部2cの上面輪郭と同様に山状のわずかに傾斜が設けられる。電池取付部2cの下端付近の内壁部分には、電池パック25の装着を案内するためであって、電池パック25に形成されたレールと嵌合するレール溝3a−1と3a−2が設けられる。このようにハウジング2による樹脂モールド40部分の挟持によって、回路基板30はハウジング2の内側の壁面とは接触しないように保持されることが理解できよう。尚、図4においては図1に示した接続端子19とその取り付け基台部分の図示は省略されている。
図5は樹脂モールド40の単体形状を示す上面図である。ここでは樹脂モールド40の中に埋没される回路基板30を点線にて示している。樹脂モールド40は、上面視において回路基板30よりも所定の距離だけ大きいように形成している。回路基板30には、例えば、ボタン型のスイッチ33、34、LED34、35、その他の図示しない電子素子が搭載されている。回路基板30の左右両側には、モールド成形時に型枠との位置合わせ用に用いられる四角い切り欠き37a、37bが形成される。この切り欠き部分には樹脂モールド40の窪み44aや切り抜き穴44bから一部回路基板30が露出するだけで、それ以外のほぼ全体が樹脂にて覆われることになる。回路基板30の露出する部分は、ハウジング2の内壁部分に非接触状態で固定する。そうすると樹脂の持つ弾力性によって回路基板30には応力や振動が直接加わらないので、回路基板30の信頼性と耐久性を高めることができる。また、回路基板30が露出する一部分は、モールド成形後に樹脂にて覆うようにすれば回路基板30の防水性能及び防塵性能をきわめて高くする事ができる。
図5では操作パネル部50には保護シート61が貼られていない状態を示している。ここでは上面から見て複数の窪み52〜55が形成され、窪み52と53の内部には押しボタン式のスイッチ32、33が位置する。また、窪み54、55の内部にはLED34、35が位置する。樹脂モールド40の外縁部、特に前方の中央部には凸状の固定用のリブ43が設けられ、前方の左右角部付近には同じく固定用の凸状のリブ41a、41bが設けられる。樹脂モールド40の左側には、さらに小型のスイッチ基板38が鉛直方向に設けられ、そこに薄型のソフトタッチ式のスイッチ39が設けられる。スイッチ39としてはタクタイルスイッチを用いることができ、このスイッチの上面もハウジング2に形成された開口部(図示せず)から外部に露出するように位置づけられ、シール状の保護シート(図示せず)にて保護するように構成すると良い。
回路基板30から上方に延びる電源線20とリード線21、22等の配線群は、回路基板30の中央付近の一カ所に集めて配置される。配線群は回路基板30から延びるように配置されるが、これは樹脂モールド40の製造方法が、上下に分割される型枠を使用することに起因する。
次に図6及び図7を用いて、樹脂モールド40の成形手順を説明する。ここでは、説明の都合から実施例に用いる回路基板30の代わりに、シンプルな形状の回路基板130を用いている。但し、配線群131の配置位置や上方に延びるように接続される点は本実施例の回路基板30と同様である。モールド成形を行うためには、回路基板130を覆うための上側型枠101と下側型枠111の2つを準備し、それらの型枠の間に回路基板130を位置づける。この位置づける回路基板130の表面及び裏面には、図示しないマイコン、コンデンサ素子、抵抗素子、スイッチ素子、LED素子等の全ての電子素子が実装された後である。また、回路基板130の上面側(表面側)には、電力の供給を行う電力線と各種信号のやりとりを行うリード線等を含む配線群131が接続される。配線群131は回路基板130の表面から略直交方向に延在するように配置されるが、ここでは電力線の端部やリード線の端部を回路基板130に直接半田付けすることにより固定される。尚、配線群131の一部又は全部を、接続用のコネクタを介して回路基板130に固定するようにしても良い。
下側型枠111には、樹脂で満たされる窪み112が形成され、窪み112内の複数の箇所には、モールド成形の際に回路基板を保持するための3つのランド113〜115が設けられる。図6の下側型枠111は、モールド成形工程を説明するために模式的に描いた図であるため、窪み112の大きさ、形状と、ランド113〜115の位置、大きさ等は図1の樹脂モールド40を作るものとは異なることに注意されたい。ランド113〜115は3点支持によって回路基板130を固定するものであるが、これらを設けるのはモールド成形工程において回路基板130が上側型枠101と下側型枠111からずれないように保持するためであるので、そのモールド成形時に回路基板130がずれないように保持できるならば、ランド113〜115の数、位置、大きさ等は任意に設定して良い。下側型枠111の樹脂で満たされる窪み112の内部には、開口部や貫通穴等は設けらない。
上側型枠101は、液体状の樹脂を流し込むための貫通穴104が設けられる。また、回路基板130から上方に延びる配線群131を貫通させるための略長方形の開口部103が設けられる。開口部103はモールド成形前に配線群131を貫通させ、モールド成形後に配線群131を取り外すために必要最小限の大きさとすることが好ましい。尚、上側型枠101に複数の開口部103を設けるようにしても良いが、配線群131を1カ所に束ねることにより開口部103の数が1つで済むように構成すると好ましい。上側型枠101の内側部分には、窪み112と同様の窪み102(図7で後述)が形成される。
図7(1)は上側型枠101と下側型枠111の開口部側を対向するように合わせて型枠を締めた状態を、縦断面図で示したものである。上側型枠101の内側には、窪み102が形成され、窪み102の前方側にはさらに、成形物が上方に向けて凸状になるように凹部105が形成される。凹部105は、上側型枠101の開口面(接合面)側から見た場合に凹状に形成されるもので、この部分が硬化することによって操作パネル部50が形成される。凹部105にはスイッチやLED等を収容する空間を形成するための凸部や中子を形成すると良い。尚、図7のように上側型枠101と下側型枠111を水平においた状態で溶融した硬化型樹脂材(例えば熱可塑性樹脂)を射出圧力(例えば0.05〜5MPa)により貫通穴104から注入して窪み102、凹部105、窪み112に充填し、常温で固めた状態とする。充填される樹脂は、ポリアミドなど、非導電材料であって、十分な強度をもち、ある程度の弾力性を有する材料を選択すれば、モールドされる回路基板130を電動工具の稼働中の振動や、水分等の影響から効果的に保護することが可能となる。
図7(2)は流し込んだ樹脂が十分固まって、上側型枠101と下側型枠111を取り外した状態の樹脂モールド140を示した図である。ここでは樹脂モールド140は直方体の先端部分が上方に凸状に延びる操作パネル部145が設けられた程度のシンプルな形状であるが、公知のモールド成形技術を用いれば樹脂モールド140の形状、特に外縁形状を工夫して複数のリブ(図5のリブ41a、41b、34)を設けることや、図示しない凹部や凸部を形成することは容易である。尚、配線群131を回路基板130に対してコネクタ(図示せず)を用いて接続することも可能である。この場合は、コネクタと回路基板の接続部分の全体が樹脂に埋没するようにすると良い。
図8は、第一の実施例の第一変形例に係る樹脂モールド40を説明するための断面図である。操作パネル部50には内枠部材があって、その上に保護シート61が貼付される。ここでは樹脂モールド全体を同じ色の樹脂とするのではなく、違う色にて構成することも可能である。この場合、図7(1)の上側型枠101の貫通穴104を2つ設け、樹脂を注入する圧力や量、貫通穴104の大きさを変えることにより成形することができる。例えば、LED34によって照射された光が、樹脂40aの内部を貫通して拡散しないように、光の透過量を抑えた又は防いだ材質や色とすることが可能である。一方で、樹脂40bにおいては、樹脂の充填状態や電子素子の損傷等を視認できるように透明又は半透明の樹脂を用いるように構成しても良い。このように、樹脂の色を適切に選択することにより、使用上の便宜、メンテナンス状の便宜を図ることが可能となる。
図9は第一の実施例の第二変形例に係る樹脂モールド80を説明するための断面図である。図8で説明した光を樹脂40aに透過させないようにする考えと反対に、充填する樹脂40aに光を透過させるようにすることも可能である。回路基板70には4つのLED76a〜76dが設けられる。ここでは上側型枠に4つの凸部を設けることにより、LED76a〜76dの上部に設けられる4つの空間81a〜81dが形成される。空間81a〜81dはLED76a〜76dから発光された光を通過させるための空間である。空間81a〜81dの前後左右は樹脂による壁部分となっている。また、空間81a〜81dの底面部分はLED76a〜76dを薄く覆う程度に樹脂が充填され、LED76a〜76dの上面と空間81a〜81dの底面との距離は、光の透過性を考えて微小に、例えば0.5mm以下とすると良い。このようにLED76a〜76dの上部も樹脂にて覆うようにしたために、LED76a〜76dが水や塵埃に晒される恐れがさらに低下するので、電動工具1の信頼性と耐久性をさらに向上させることができる。
図10は第一の実施例のスイッチ部分の樹脂モールドを説明するための断面図である。回路基板30にプッシュ式のスイッチ33を半田付けして、モールド成形を行うことにより樹脂モールド90を形成する。スイッチ33の上方にはボタン部33aが上方に突出し、その上部に保護シート96が貼られることにより操作パネル部85が形成される。保護シート96を押すと、押しボタン式のスイッチ33が押される構造となっている。ここで、モールド成形によって上面に押しボタン式のボタン部33aを有するスイッチ33を用いる場合には、使用するスイッチ形式によっては不具合が生ずる場合がある。ここで図11の斜視図を用いてボタン型のスイッチ33の外観形状を説明する。
図11においてスイッチ33は、4面の側面部33bを有する略直方体の合成樹脂製の筐体の上部に上下方向にストロークを有し、スイッチのオン又はオフを規定するボタン33aが配置され、筐体の下部には、基板とハンダ付けするための金属製の4つのランド脚33cを有する。ランド脚33cの数は、スイッチの極数によっても変わるので、4本に限定されるものではない。スイッチ33の側面には小さな開口部33dがある。開口部33dは、ボタンスイッチの外郭をなす表面にある隙間などであって、かしめ作業を行うような製造工程や組立構造のために必要とされるものである。スイッチ33の開口部33dは、何のために設けられるかは特に区別しないので、ここではスイッチ33の外郭をなす表面にある隙間なども開口部と称する。このような開口部33dを有するスイッチ33の周囲に、ウレタンなどの粘度の低い硬化型樹脂材が充填されると、開口部33dからスイッチ33の内部に樹脂材が流入してしまう恐れがあり、その結果、ボタン33aが動作しなくなることがある。この対策として従来は、ウレタンなどの粘度の低い硬化型樹脂材をケースに充填する前に、予め、開口部33dを含むスイッチ33の周囲およびランド脚33cに、開口部33dから内部に流入しない程度の粘度の高い硬化型樹脂、例えばシリコンを塗布する。この塗布する状態を示すのが図18である。図18は従来の電動工具におけるスイッチ333の取付構造を説明するための図である。スイッチ333を搭載した回路基板330は、トレイ状のケース340の内部に配置され、樹脂345が充填されるがその前に、スイッチ333の周囲に粘度の高い硬化型封止材338を充填する。この硬化型封止材338を塗布する方法はディスペンサーなどの塗布器具を使って手作業で行われるが、粘度が高いために塗布性が悪く、塗布作業に手間がかかる。また、シリコンなどの粘度の高い硬化型封止材338は、塗布体積にバラつきが出てしまい、塗布体積が大きい場合は質量管理してケースや型枠等に投入するウレタンなどの硬化型樹脂材345が、型枠から溢れ出してしまい、生産効率を悪化させる問題があった。逆に、塗布体積が少ない場合は、ウレタンなどの粘性の低い硬化型樹脂材が型枠内に十分に充填できない恐れもあった。
そこで本実施例の改良例では、図12に示すようにボタン型のスイッチ33を回路基板30に実装した後に、スイッチ33の周囲を、スイッチ33の周囲形状にならうように別途製造された保護カバー98をかぶせて覆った後に、モールド成形するように構成した。保護カバー98は、ゴムなどの弾性体によって構成すると良く、スイッチ33の本体ハウジングの4つの側面部33bとボタン部33aの周囲の上面の一部を覆うようにした。このように保護カバー98を設けたことによって、スイッチ33のランド脚33cの半田付けの後に、シリコンなどを塗布する作業が省略できる。
以上、第一の実施例では、操作パネル部50をも含めてモールド成形にて製造するようにしたが、操作パネル部の製造方法を図16で説明した従来の製造方法と同様の方法とすることも可能である。
図13は本発明の第二の実施例に係る樹脂モールド140の操作パネル150の部分断面図である(その1)。回路基板130には、ボタン型のスイッチ133が実装され、スイッチ133のランド脚133cがハンダ付けされる。スイッチ133の側面全体およびランド脚133cには、それらの形状にならうように別途造られた保護カバー163が設けられる。保護カバー163は、スイッチ133の側面およびスイッチ133のランド脚133cの形状にならうようにゴムによって製造されたものである。この保護カバー163をスイッチ133に設けたあとに、回路基板130の上側に別体式の操作パネル150を載せる。次にこれら操作パネル150を載せた回路基板130を上側型枠と下側型枠の間に挟み込んで硬化型樹脂材にてモールド成形することにより操作パネル150が樹脂モールド140部分と連結される。操作パネル150は回路基板130と密接するように構成され、スイッチ133のボタン133aが位置する部分に貫通穴が形成され、貫通穴を通してボタン133aが上方に突出する。操作パネル150の上面にはシール状の保護シート161が設けられ、保護シート161を押すとボタン133aが押される構造である。操作パネル150の底面付近には液体状の硬化型樹脂材が操作パネル150の内部空間に入り込むようにした図示しない切欠き部が形成される。この切欠き部を介して流入した硬化型樹脂材は、保護カバー163によってスイッチ133の内部空間側には流入しないように防御されるので、スイッチ133の開口部33dに低粘度の硬化型樹脂材が流入することによる動作異常を防止できる。
図14は本発明の第二の実施例に係る樹脂モールド160の操作パネル150の部分断面図である(その2)。図13と異なるのはスイッチ133の筐体部分の高さが低いものであって、それに合わせて保護カバー165の形状が異なっている。保護カバー165は、スイッチ133の側面の全てと、上面の周辺部分、および、スイッチ133のランド脚133cの形状にならうようにゴムによって製造されたものである。ボタン133aと保護カバー165の間には所定の距離を有するように構成されるので、スイッチ133の動作をスムーズに行うことができる。
図15は本発明の第二の実施例に係る樹脂モールド180の操作パネル150の部分断面図である(その3)。ここでは保護カバー185の形状が図14に示した保護カバー165と異なり、保護カバー185はボタン133aの部分まで含めてスイッチ133の周囲形状にならうような形状で製造した。材質はゴム又はシリコン等の弾性力のある絶縁体であり、保護カバー185の下部はランド脚133cに沿って変形して成形、又は、変形するような弾力性を持たせて、保護カバー185の上側が操作パネル150によって押さえつけられて、保護カバー185の下面が回路基板130に良好に密接する。本実施例においては、スイッチ133の上面の全体であって、特にボタン133aの周囲部分も含めて覆うことにより、スイッチ133の開口部から硬化型樹脂材が流入することを防止できる。さらに、保護シート161が破けた場合に、水滴や、埃などがスイッチ133の内部に直接侵入することを抑止できる。
以上説明したように、第二の実施例では操作パネル150と樹脂モールドを別体式で構成するように構成する際に、スイッチ133の内部に樹脂が入り込むことを効果的に防止することができる。尚、第二の実施例に係る保護カバー165、185は型枠を用いて、第一の実施例のように粘度の低い硬化型封止材を充填したホットメルト型の回路基板組み立て方法においても同様に適用できる。この場合、型枠にセットする前に保護カバーをスイッチにかぶせれば良い。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例によるモールド成形方法は、ハンドル部2bの下側に配置される制御回路用の回路基板30に適用したが、モータ4の後側に配置されるインバータ回路基板16に応用して、インバータ回路基板ほぼ全部または、スイッチング素子17の一部を除いた部分を覆うようにモールド成形しても良い。また、スイッチ基板11をモールド成形するようにしても良い。さらに、樹脂モールドをハウジングで挟持することにより回路基板を固定する方法は、ガンタイプ型のハウジングを有するインパクトドライバ等だけで無く、筒状のハウジングを有するグラインダ、カッターや、その他の分割式又は組み立て式のハウジングを有する電動工具における回路基板の固定方法に適用しても良い。
1 電動工具 2 ハウジング
2a 胴体部 2b ハンドル部
2c 電池取付部 3 開口部
3a−1、3a−2 レール溝 3c (ハウジング内壁の)凹部
4 モータ 5 ハンマケース
6 出力軸 7 トリガスイッチ
8 トリガレバー 9 正逆切替えスイッチ
10 照射装置 11 スイッチ基板
16 インバータ回路基板 17 スイッチング素子
18 回転位置検出素子 19 接続端子
20、23 電源線 21、24 リード線
25 電池パック 26 リリースボタン
27 (電池パックの)装着方向 30 回路基板
32、33 スイッチ 33a ボタン部
33b (本体ハウジングの)側面部 33c ランド脚
33d 開口部 38 スイッチ基板
39 スイッチ 40 樹脂モールド
40a、40b 樹脂 41a、41b リブ
43 リブ 44a 窪み
44b 切り抜き穴 48 (ハウジングの)分割面
50 操作パネル部 52〜55 窪み
61 保護シート 62、63 スイッチ押圧面
64、65 LED表示窓 70 回路基板
80、90 樹脂モールド 82、96 保護シート
85 操作パネル部 98 保護カバー
101 上側型枠 102 窪み
103 開口部 104 貫通穴
105 凹部 111 下側型枠
112 窪み 113 ランド
120 度程度 130 回路基板
131 配線群 133 スイッチ
133a ボタン 133c ランド脚
140 樹脂モールド 145 操作パネル部
150 操作パネル 160、180 樹脂モールド
161 保護シート 163、165 保護カバー
185 保護カバー 201 電動工具
202 ハウジング 202a 胴体部
202b ハンドル部 202c 電池取付部
203 開口部 234 LED
240 ケース 245 硬化型樹脂材
246 粘度の高い樹脂 250 操作パネル
261 保護シート 333 スイッチ
338 硬化型封止材

Claims (15)

  1. モータと、該モータの回転力を先端工具に伝達する動力伝達機構と、前記モータの回転を制御する制御回路と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記ハウジングは分割式に構成され、
    前記制御回路を搭載する回路基板を、硬化型樹脂材にて前記回路基板のほぼ全体をモールド成形して固め、
    固められた樹脂モールドを分割式の前記ハウジングにて挟持することにより前記回路基板が固定されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記回路基板は、前記回路基板の位置合わせ部を除いた表面及び裏面の全体を前記硬化型樹脂材にて覆うようにモールド成形され、
    前記ハウジングによる前記樹脂モールド部分の挟持によって、前記回路基板は前記ハウジングの壁面と接触しないように保持されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記樹脂モールドの外縁部に、前記ハウジングの内側に形成される凹部又は凸部に対応する凸状の固定用リブ又は凹部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 回路基板から略直交方向に配線が延び、前記配線が半田付けで接続、又は、コネクタを介して接続された状態で、その接続部分を含むようにモールド成形されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記ハウジングは、前後方向に延びる筒状の胴体部と、前記胴体部から下方に延びるハンドル部と、前記ハンドル部の下部に設けられる電池取付部を含んで構成され、
    前記電池取付部には着脱可能な電池パックが装着され、
    前記回路基板は、前記電池パックの装着方向と略平行になるように配置されることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記回路基板を、型枠を用いて硬化型樹脂材にて前記回路基板のほぼ全体をモールド成形したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電動工具。
  7. 前記ハウジングは前記モータの回転軸を含む面で分割され、前記樹脂モールドの近傍に分割面を跨ぐようにして前記ハウジングの開口部を設け、
    前記樹脂モールドの一部に、前記制御回路への入力ボタン、及び/又は、前記制御回路からの出力手段を搭載する凸状の操作パネル部を形成し、
    前記操作パネル部が前記開口部から外部に露出するように配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記操作パネル部に前記入力ボタンを構成するスイッチを配置するための凹部をモールド成形により形成し、
    前記凹部の開口の上を覆うように保護シートを貼ることにより前記スイッチの操作を可能としたことを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
  9. 前記スイッチの周囲を保護カバーで覆い、前記硬化型樹脂材を硬化させる際に、前記硬化型樹脂材が前記スイッチの内部に入らないようにすることを特徴とする請求項8に記載の電動工具。
  10. 前記操作パネル部は、前記樹脂モールドと別体式であって、
    前記操作パネル部を前記回路基板に位置づけた後で、前記モールド成形により前記操作パネル部が前記樹脂モールドと連結されることを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
  11. 上面にボタンが形成され、下面側に延びるランド脚を有するスイッチを搭載した回路基板と、前記回路基板の前記ランド脚の全体を硬化型樹脂材にて覆うようにモールド成形するようにした電動工具において、
    前記スイッチの周囲を、前記スイッチの周囲形状にならうように絶縁体で造られた保護カバーで覆し、前記保護カバーで覆われた状態で前記モールド成形を行うことを特徴とする電動工具。
  12. 前記保護カバーは、前記スイッチの側面全体と、前記スイッチの上面の一部を覆うようにしたことを特徴とする請求項11に記載の電動工具。
  13. 前記保護カバーが弾性体で一体に形成され、前記スイッチの周囲と前記ボタンの上面全体を覆うように構成されることを特徴とする請求項12に記載の電動工具。
  14. モータと、該モータの回転力を先端工具に伝達する動力伝達機構と、前記モータの回転を制御する制御回路と、これらを収容するハウジングを有する電動工具において、
    前記制御回路を搭載する回路基板を、硬化型樹脂材にて前記回路基板のほぼ全体をモールド成形して固め、
    固められた樹脂モールドの一部に、前記制御回路への入力ボタン、及び/又は、前記制御回路からの出力手段を搭載する凸状の操作パネル部を形成したことを特徴とする電動工具。
  15. 前記ハウジングは前記モータの回転軸を含む面で分割され、前記樹脂モールドの近傍に分割面を跨ぐようにして前記ハウジングの開口部を設け、
    前記操作パネル部が前記開口部から外部に露出するように配置されることを特徴とする請求項14に記載の電動工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022548519A (ja) * 2019-09-11 2022-11-21 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング センサ基板を有する手持ち式工作機械
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JP7382190B2 (ja) 2019-09-26 2023-11-16 株式会社マキタ 回転工具

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