JP2016221259A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のラウンド数決定口を用いた抽選により大当り遊技のラウンド数を決定するパチンコ機の遊技の興趣を高める。【解決手段】自装置に進入した遊技球がいずれかのラウンド数決定口に入球するよう構成されているクルーン41と、当否判定で当りになると、当り図柄に応じて、クルーン41に設けられたそれぞれのラウンド数決定口に対してラウンド数を割り当て、当否判定で当りとなった後、遊技球がいずれかのラウンド数決定口に進入すると、該ラウンド数決定口に対して割り当てられたラウンド数を大当り遊技のラウンド数として決定し、当り図柄が確定表示されたことに基づいて開始される第1期間と、第1期間が終了すると開始される第2期間と、を備え、それぞれのラウンド数決定口に割り当てるラウンド数を、第1期間と第2期間とで異ならせる。【選択図】図6

Description

本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
特定部材17の内部に、複数の第2役連作動ゲート19として、第2A役連作動ゲート19―1と第2B役連作動ゲート19―2とを設け、大当り図柄が停止表示された後すなわち、大当り抽選により大当り遊技を実行する実行権利を獲得しているとき且つゲート有効時間中に、遊技球が第2A役連作動ゲート19―1を通過すると、ラウンド遊技の回数(ラウンド数)として4ラウンドが決定され、第2B役連作動ゲート19―2を通過すると、16ラウンドが決定され、該決定されたラウンド数により大当り遊技が実行されるように構成することにより、大当り図柄が停止表示してから大当り遊技が実行されるまでの経過において、遊技の興趣を向上させることができる遊技機(例えば、特許文献1の実施形態3)が知られている。
特開2014−008099号公報
特許文献1に記載の遊技機によれば、大当り図柄の停止表示から大当り遊技が実行されるまでの過程として、異なるラウンド数が設定された複数の第2役連作動ゲートの内の何れのゲートを遊技球が通過するかによって、大当り遊技のラウンド数が決定されるので、確かに一定の興趣の向上を実現することはできる。
しかし、特許文献1に記載の遊技機では、複数の第2役連作動ゲートの内の何れかへの遊技球の通過が、ゲート有効時間中の何れのタイミングであっても、つまり通過のタイミングに関係なく、決定されるラウンド数が固定されており、大当り遊技が実行されるまでの過程において、興趣の向上を実現するには不十分であった。
本願発明は、複数のラウンド数決定口を用いた抽選により大当り遊技のラウンド数を決定する弾球遊技機の、遊技の興趣を十分に高めることを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、始動口への入球に起因して当否判定を行う当否判定手段と、当否判定にて当りとなる際に当り図柄を決定する決定手段と、当り図柄を確定表示する図柄表示手段と、複数のラウンド数決定口を備え、自装置に進入した遊技球がいずれかのラウンド数決定口に入球するよう構成されている振分装置と、当否判定で当りになると、当り図柄に応じて、振分装置に設けられたそれぞれのラウンド数決定口に対して該当りに起因して行われる大当り遊技のラウンド数を割り当てる割当手段と、当否判定で当りとなった後、遊技球がいずれかのラウンド数決定口に進入すると、該ラウンド数決定口に対して割当手段により割り当てられたラウンド数を大当り遊技のラウンド数として決定するラウンド数決定手段と、ラウンド数決定手段が決定したラウンド数の大当り遊技を行う大当り遊技手段と、当り図柄が確定表示されたことに基づいて開始される第1期間と、第1期間が終了すると開始される第2期間と、を備え、割当手段は、それぞれのラウンド数決定口に割り当てるラウンド数を、第1期間と第2期間とで異ならせる、ことを特徴とする弾球遊技機に関するものである。
このような構成によれば、大当り遊技が実行されるまでの過程において、それぞれのラウンド数決定口に割り当てるラウンド数を、第1期間と第2期間とで異ならせるので、複数のラウンド数決定口を用いた抽選により大当り遊技のラウンド数を決定する弾球遊技機の、遊技の興趣を十分に高めることができる。
また、請求項2に記載されているように、弾球遊技機は、請求項1に記載の弾球遊技機において、遊技情報を表示する遊技情報表示手段を備え、遊技情報表示手段は、第1期間及び第2期間に係る期間情報表示と、該期間情報表示に対応するそれぞれのラウンド数決定口に割り当てられたラウンド数に係るラウンド数情報表示とを行う、ようにしても良い。
このような構成によれば、遊技者は、期間情報表示により現在が何れの期間であるか等の認識を、また、ラウンド数情報表示により、ラウンド数決定口に割り当てられたラウンド数に関しての認識を、容易に行うことができ、一層、遊技の興趣を向上させることができる。
また、請求項3に記載されているように、請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、割当手段によりそれぞれのラウンド数決定口に対して割り当てられたラウンド数の平均ラウンド数は、第2期間よりも第1期間の方が大きい、ようにしても良い。
このような構成によれば、第2期間の開始前までに限定された第1期間中に検出手段に遊技球を検出させることで、大きな利得を得られることになり、検出させることができなければ小さな利益しか得られないことになり、遊技者の焦燥感を煽り、興趣を向上させることができる。
また、弾球遊技機において、振分装置は、該装置への遊技球の進入が可能な開放状態と、進入が不能な閉鎖状態とに開閉変位する開閉部材と、該開閉部材が開放状態にあるときに進入した遊技球を検出する検出手段と、を備え、開閉部材は、当り図柄の確定表示されたことに基づいて閉鎖状態から開放状態に変位し、検出手段が遊技球を検出すると開放状態から即時前記閉鎖状態に変位し、第2期間は、第1期間の開始から検出手段による遊技球の検出がないまま所定期間が経過することで開始される、ようにしても良い。
このような構成によれば、第1期間中に検出手段で遊技球を検出させたのに、ラウンド数決定口に到達するまでに第2期間に移行してしまい、遊技者の意図に反した結果となることで遊技者に不利益となることを防止できる。
また、弾球遊技機において、割当手段によりそれぞれのラウンド数決定口に対して割り当てられたラウンド数の平均ラウンド数は、第2期間において当り図柄に関係なく同一であり、第1期間においては当り図柄に対応して設けられたテーブルに基づいて変更される、ようにしても良い。
このような構成によれば、当り図柄に対応して設けられたテーブルに基づいて、大きな利得を得られる可能性も有しつつ小さな利得となってしまう危険性も有する第1期間が第2期間よりも先に実行されるので、リスクを負って第1期間で勝負するか、安全な第2期間まで待つかの選択を、早期に行わないとならない状態とし、どちらの期間で入球させるのが有利なのかを予想して選択する遊技者の焦燥感を煽り、興趣を向上させることができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の遊技盤のセンターケースに配されたクルーンへの誘導経路等の説明図である。 パチンコ機の裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 第1〜第3ラウンド数決定口の説明図と、第1及び第2特図の当り図柄に応じて各ラウンド数決定口に割り当てられるラウンド数を示す表である。 第1又は第2特図の当り図柄である図柄A群に応じて各ラウンド数決定口に割り当てられるラウンド数を示すラウンド数決定テーブルである。 第1又は第2特図の当り図柄である図柄B、C、及びD群に応じて各ラウンド数決定口に割り当てられるラウンド数を示すラウンド数決定テーブルである。 メインルーチンについてのフローチャートである。 始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 ラウンド抽選処理についてのフローチャートである。 ラウンド抽選処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 ラウンド抽選時の表示態様の一例を示す表示態様図である。 ラウンド抽選時の表示態様の一例を示す表示態様図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、演出ボタン67及びジョグダイヤル68が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の39は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3は、弱い発射強度による左打ち(通常打ちとも呼称する)を行った場合に遊技球が流下する左遊技領域20Lと、強い発射強度による右打ちを行った場合に遊技球が流下する右遊技領域20Rを備える。
遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって左右側方には、すなわち左遊技領域20L及び右遊技領域20Rには、2個の普通図柄作動ゲート17が設置されている。普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行なわれる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して、特別図柄(特図とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第1始動口11及び第2始動口12が、上下に並んで配設されている。本パチンコ機50は、第1始動口11への入球により変動する第1特別図柄(第1特図)と、第2始動口12への入球により変動する第2特別図柄(第2特図)との2種類の特別図柄を備える。第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。
また、本実施形態の第1始動口11は、左遊技領域20Lを流下する遊技球のみが入球可能であって、右遊技領域20Rを流下してきた遊技球は図示しない遊技釘が障害となることによって入球不能に構成されている。一方、普通電動役物で構成される第2始動口12は、左遊技領域20L及び右遊技領域20Rのいずれを流下してきた遊技球も入球可能となっている。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。
第2始動口12のやや右斜め上方には、大当り抽選で当ると行われる大当り遊技の際に開放される特別電動役物からなる大入賞口14が配設されている。また、左遊技領域20Lにおける向かって左下の領域には、複数の一般入賞口31が配設されている。
遊技盤1のセンターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。また、センターケース5の内側には、遊技球が進入不可能な内部空間が形成されている。内部空間の奥側には、演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出等が行われる。
また、センターケース5の内部空間の底部であって、演出図柄表示装置6のLCDパネルの手前側の位置には、3つの第1〜第3ラウンド数決定口42〜44が形成されたクルーン41が設けられている。また、センターケース5には、クルーン41に遊技球を誘導する誘導経路40が設けられている。センターケース5の右側部すなわち右遊技領域20Rに面した図示箇所には、誘導経路40の始点となる入球口40aが形成されており、誘導経路40は、演出図柄表示装置6の右側の縁部から、LCDパネルの下部を左下方に横断してクルーン41の直上に到達するよう配されている(図3参照)。入球口40aには羽根状に形成されてなる開閉部材47が設けられており、大当り抽選で当選した後に到来するラウンド抽選状態中は、開閉部材47により入球口40aが開放され、それ以外の場合は、入球口40aは開閉部材47により閉鎖された状態となる。詳述すると、開閉部材47は、羽根状に形成されると共に下部を軸支されることで、起立状態と右斜め方向への傾斜状態に変位可能に構成される。起立状態にあるときは、右遊技領域20Rを流下する遊技球が入球口40aに入球不能とする閉鎖状態とし、傾斜状態にあるときは、遊技球が入球可能な開放状態とすることが可能になっている。
なお、本実施形態の開閉部材47は羽根状に形成されているが、これに限らず、入球口40aを開閉可能とする構成であれば、他の構成でも良い。
さらに、誘導経路40の入球口40aから僅かに内部すなわち図示左側には、入球口40aに入球した遊技球が通過することでこれを検出し検出信号を生成する入球口SW29aが設けられている。
入球口SW29aを通過した後、誘導経路40をさらに流下してクルーン41に到達した遊技球は、第1〜第3ラウンド数決定口42〜44のいずれかに必ず入球する。そして、ラウンド数決定口に入球した遊技球は、排出口46から第1始動口11の直上の遊技領域3に排出される。クルーン41は、遊技球が第1〜第3ラウンド数決定口42〜44に入球する確率が全て1/3となるよう構成されている。無論、これに限定されることは無く、各ラウンド数決定口への入球確率を任意に設定することができる。また、ラウンド数決定口の数は、3つに限らず、2つ以下、又は、4つ以上であっても良い。
なお、遊技盤1の遊技領域3には図示しない多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
また、図4に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図4に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71、タンクレール72、払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、貸出ボタンの操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図4では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技盤1側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84、電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート17を通過した遊技球を検出する普通図柄作動SW17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するための第1カウントSW14a、一般入賞口31に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW31a等からの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置18,第2特図保留数表示装置19,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10は、7セグメントのLEDにより構成されている。また、第1特図保留数表示装置18及び第2特図保留数表示装置19は、4個のLEDからなり、普通図柄表示装置7は2個のLEDからなり、普図保留数表示装置8は4個のLEDからなる。これらは、遊技盤1における向かって右下の領域に配されている。
さらに、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
また、主制御装置80は、クルーン41に設けられた第1〜第3ラウンド数決定口42〜44への入球を検出する第1〜第3ラウンド数決定口SW42a〜45aからの検出信号が入力される。
また、主制御装置80は、クルーン41への誘導経路40の始点である入球口40aを開閉する開閉部材47を制御する開閉部材ソレノイド47aに対し制御信号を出力することで、入球口40aを開閉する。
さらに、主制御装置80は、クルーン41への誘導経路40の始点である入球口40aに入球した遊技球を検出する入球口SW29aからの検出信号が入力される。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠開放SW35,内枠開放SW36,球切れSW23,払出SW21,満杯SW22からの信号が入力され、満杯SW22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW22,球切れSW23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板24を介してCRユニット56と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板24は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ30を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW28からのタッチ信号、発射停止SW29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67,ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ボタン67,ジョグダイヤル68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
次に、本実施形態のパチンコ機50の動作について説明する。パチンコ機50は、第1,第2特図に対応する乱数を用いて行われる当否判定で当りになると、大入賞口14を開放して遊技者に多くの賞球を付与する大当り遊技を行うが、大当り遊技のラウンド数は、クルーン41に設けられた第1〜第3ラウンド数決定口42〜44のうちのいずれに遊技球が入球したかにより決定される(図6(a)参照)。
なお、第1ラウンド数決定口42は、手前(遊技者)側に位置し、該第1ラウンド数決定口42の右斜め後方には第2ラウンド数決定口43が位置し、さらに第1ラウンド数決定口42の左斜め後方には第3ラウンド数決定口44が位置する。このような、クルーン41に遊技球が到達した場合、上記各ラウンド数決定口に入球する確率は、全て1/3となるように構成されている。
具体的には、当否判定で当りになると、条件装置が作動してラウンド抽選事前報知が実行され、該ラウンド抽選事前報知が終了すると、ラウンド抽選状態に移行し、当り図柄に応じて第1〜第3ラウンド数決定口42〜44に対するラウンド数が、第1期間及び第2期間ごとに割り当てられる。併せて、開閉部材47が開放状態に変位し、第1期間が開始され、さらに所定期間(例えば、一例として3秒間)の計時が開始される。該所定期間が経過すると、第1期間が終了し、第2期間が開始される。ラウンド抽選状態中に開閉部材47により開放された入球口40aに遊技球が入球して入球口SW29aが検出すると、開閉部材47は閉鎖状態に変位し、第1〜第3ラウンド数決定口42〜44のうちの何れかに入球するまで、入球口SW29aによる遊技球の検出時の期間種別(第1期間又は第2期間)を維持する。即ち、入球SW29aによる遊技球の検出が第1期間であれば、第1期間の終了契機である所定期間が経過しても、第1期間を終了させることなく第1〜第3ラウンド数決定口42〜44のうちの何れかへの入球まで維持されるため、必ず入球SWaによる遊技球の検出時の期間種別と第1〜第3ラウンド数決定口42〜44の何れかへの入球時の期間種別は同一となる。そして、当該維持された期間種別と、遊技球が入球したラウンド数決定口の種別に基づいて、先に割り当てられたラウンド数に決定し、役物連続作動装置が作動してラウンド抽選状態が終了し、前記決定したラウンド数に亘って大当り遊技が行われる。
図6(b)の表は、第1特図及び第2特図の当り図柄群である図柄A群〜図柄D群の種別と、ラウンド数決定口に入球した時に維持されている期間種別に応じて、第1〜第3ラウンド数決定口42〜44に割り当てられるラウンド数及び平均ラウンド数を示している。なお、これらの表において、「第1孔」、「第2孔」及び「第3孔」は、それぞれ、「第1ラウンド数決定口42」、「第2ラウンド数決定口43」及び「第3ラウンド数決定口44」を示している。以下、「第1ラウンド数決定口42」、「第2ラウンド数決定口43」及び「第3ラウンド数決定口44」を、「第1孔」、「第2孔」及び「第3孔」とも呼称する。
これらの表は、第1特図及び第2特図で当りとなった場合には、図柄A群〜図柄D群の種別と、ラウンド数決定口に入球した時に維持されている期間種別に応じて、各ラウンド数決定口に2R、4R、6R、8R、10R、12R又は16Rが割り当てられることを示している。
このように本実施形態では、図柄A群又はB群の何れかの図柄が確定表示された場合の平均ラウンド数は、第2期間よりも第1期間の方が、少ないラウンド数が決定され、図柄C群又は図柄D群の何れかの図柄が確定表示された場合の平均ラウンド数は、第2期間よりも第1期間の方が、多いラウンド数が決定されるように構成されている。また、いずれの図柄群の図柄が確定表示された場合、第2期間において何れかのラウンド数決定口に入球した場合の平均ラウンド数は、大当りとなった図柄の種別に関係なく、同一に設定されている。
また、当りとなった際に、図柄A群から図柄D群の各当り図柄群が選択される確率は、いずれも1/4である。
図示のとおり、図柄A群〜図柄D群の何れにおいても、第1期間と第2期間で、各ラウンド数決定口に対応したラウンド数の平均は、異なるように設定されている。つまり、後述する本実施形態のラウンド抽選時に、何れかのラウンド数決定口に入球させるタイミングが、第1期間であるか又は第2期間であるか、によって、獲得できるラウンド数に差異が生じるようになっている。
これにより、何れの期間中に入球口SW29aに検出させたか(第1〜第3ラウンド数決定口42〜44の何れに入球を発生させたか)でラウンド数が異なるので、ラウンド抽選中の興趣が向上する。
ここで、さらに図柄A群を一例として、図柄A群を構成する何れかの図柄が確定表示されて大当りとなった場合を図7の「図柄A群ラウンド数決定テーブル」に示して説明する。
図柄A−A1、B1、C1、D1、E1、F1のいずれかであれば、上記何れかのラウンド数決定口に入球した時点における期間が第1期間の場合には、第1ラウンド数決定口42に入球すれば2ラウンド、第2ラウンド数決定口43に入球すれば4ラウンド、そして、第3ラウンド数決定口44に入球すれば6ラウンド、が決定されて、平均ラウンド数は、4ラウンドとなる。
また、図柄A−A1、B1、C1、D1、E1、F1のいずれかであれば、第2期間の場合には、第1ラウンド数決定口42に入球すれば8ラウンド、第2ラウンド数決定口43に入球すれば10ラウンド、そして、第3ラウンド数決定口44に入球すれば12ラウンド、が決定されて、平均ラウンド数は、10ラウンドとなる。
同様に、図柄A−A2〜6、B2〜6、C2〜6、D2〜6、E2〜6、F2〜6についても、期間種別に応じて第1〜第3ラウンド数決定口42〜44へ入球した際に決定されるラウンド数が設定されている。
このように構成することによって、図柄A群の図柄A群を構成する何れかの図柄が確定表示され、且つ、第1期間においてラウンド数決定口に入球した場合、第1孔〜第3孔に対するラウンド数を個々に異ならせて設定することになる。よって、パチンコ機50の設置角度やホール環境、ラウンド数決定口が設けられたクルーン41の微妙な形状の違い等により、想定していない製品個体差を原因とする入球率の偏りが生じた場合であっても、遊技者が獲得するラウンド数に影響を及ぼさないようにすることができる。
また、図柄B群、C群、D群を構成する何れかの図柄が確定表示されて大当りとなった場合を、図8(a)、(b)、(c)に示して説明する。
図8(a)および(b)に示すように、図柄B群および図柄C群のラウンド数決定テーブルは、上記「図柄A群ラウンド数決定テーブル」と同様に構成される。便宜上、一部の図示を省略した。
また、図8(c)に示すように、図柄D群については、第1期間におけるラウンド数が、第1孔〜第3孔の何れであっても16ラウンドとなっている。このため、「図柄D群ラウンド数決定テーブル」は、図柄D群のみを備え、該図柄D群は、図柄D−A〜図柄D−Fの6種類を備える。
なお、図柄A群のラウンド数決定テーブルと同様に、入球率の偏りが生じた場合であっても、遊技者が獲得するラウンド数に影響を及ぼさないようになっている。
さらに、本実施形態のラウンド数に関する設定の特徴を、図6(b)に戻って説明する。
特に、各図柄群の第1期間と第2期間に設定されたラウンド数について説明する。第1期間では、図柄C群或いは図柄D群が確定表示された場合、最も大きな利得を獲得可能な16ラウンドを得る可能性を有している。その反面、図柄A群が確定表示された場合、最も小さな利得しか得ることのできない2ラウンドとなる危険性も同時に有している。第2期間は、16ラウンドを得る可能性はないが、2ラウンドとなる危険性もない。また、少なくとも8ラウンドを得ることはできるものの、最も多くて12ラウンドしか得ることができない。すなわち、平均的な、中庸なラウンド数が設定されている。このような第2期間を選択していれば、16ラウンドを得る期待は失うものの、2ラウンドとなってしまうリスクは回避できる。
このような、設定状態であることから、遊技者は、ハイリスクハイリターンを望んで第1期間に挑戦するか、または、安全に適当な利得を得るため第2期間を選択するか、といった決断を強いられることになり、興趣が向上する。
さらに、本実施形態では、後で詳述するが、ハイリスクハイリターンを望んで第1期間を選択するのであれば、速やかな右打ち開始を必要とする構成となっているので、短時間で決断しなければならず、緊迫感溢れる遊技性を提供することができる。
以下では、本実施形態のパチンコ機50の動作について、詳しく説明する。
(1)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図9に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S80に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、大当り抽選で当選した際に、遊技者に所定の遊技価値を付与する大当り遊技を行うための大当り遊技処理(S60)を行う。また、遊技球の普通図柄作動ゲート17の通過に起因して普通図柄抽選等を行う普図当否判定処理と(S65)、普通電動役物(第2始動口12)を開放することで普図遊技を行う普図遊技処理と(S67)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S70)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S75)を行う。
また、S80では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(2)始動口入賞確認処理について
次に、第1始動口11及び第2始動口12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図10に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号と、第2始動口SW12aの検出信号とに基づき、第1始動口11或いは第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、本処理を終了する。
S105では、主制御装置80は、入賞が生じた始動口に対応する特図についての保留記憶の数が、最大値(一例として4)に達していないか否かを判定する。そして、最大値に達していない場合には(S105:Yes)、S110に処理を移行し、最大値に達している場合には(S105:No)、本処理を終了する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、大当り抽選で当った際に停止表示される特図(当り図柄)を決定するための大当り図柄決定用乱数や、図柄演出において、リーチとなった後に外れを示す演出図柄を停止表示させる演出を行うか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を、入賞が生じた始動口に対応する特図についての保留記憶として記憶し、S115に処理を移行する。
S115では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に係る大当り決定用乱数が特定値(大当り抽選で当りとなる値)であるか否かと、該保留記憶に係るリーチ判定用乱数等が特定値(図柄演出でリーチとなる値)であるか否かを判定すると共に、大当り図柄決定用乱数に基づき、大当り抽選で当りとなる際の当り図柄を判定する先読み判定を行う。そして、先読み判定の結果と、先読み判定が行われた保留記憶に対応する特図の種類(第1特図であるか第2特図であるか)を示す先読みコマンドを生成し、サブ統合制御装置83に送信する(S120)。
なお、先読みコマンドを受信したサブ統合制御装置83は、該先読みコマンドに対応する保留記憶が消化されるまで、該先読みコマンドが示す先読み判定結果を保存する。
続くS125では、主制御装置80は、新たに発生した保留記憶に対応する特図について、何個の保留記憶が生じているかを示す保留数コマンドを生成し、サブ統合制御装置83に送信する。なお、第1特図に対応する保留数コマンドを第1保留数コマンド、第2特図に対応する保留数コマンドを第2保留数コマンドとする。その後、主制御装置80は、本処理を終了する。
また、各特図に対応する保留記憶の数と、該保留記憶についての先読み判定の結果とを示す一つのコマンドを生成し、該コマンドを、先読みコマンドや保留数コマンドに替えて用いても良い。
(3)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図11〜図14のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。
まず、図11に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中か否かを判定する。そして、肯定判定すなわち作動中であれば(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定すなわち作動中でなければ(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、「ラウンド抽選フラグ」が1か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図15のS370に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
「ラウンド抽選フラグ」は、1が設定されることで、「ラウンド抽選処理」が実行中であることを示すフラグである。
S210では、主制御装置80は、条件装置の作動中、すなわち、当否判定で当りとなった後で、且つ役物連続作動装置が作動(特別電動役物が作動(大入賞口14が開放))するまでの期間か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図15のS350に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、S215に処理を移行する。
S215では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示の停止中か否か(変動表示が行われていない状態か否か)を判定する。そして、肯定判定の場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行し、否定判定の場合には(S215:No)、図13のS315に処理を移行する。
S220では、主制御装置80は、第1特図又は第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S220:Yes)、図14のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S220:No)、S225に処理を移行する。
S225では、主制御装置80は、第1及び第2保留記憶の有無について判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、本処理を終了する。
S230では、主制御装置80は、第1,第2保留記憶のうち、最も古い保留記憶を選択する。なお、第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうちの最も古いものを選択し、第2保留記憶が存在しない場合には、第1保留記憶のうちの最も古いものを選択しても良い(つまり、第2保留記憶を優先消化する構成でも良い)。そして、選択した保留記憶に係る乱数を読み出し、選択した第1又は第2保留記憶の残りの保留記憶の記憶領域をシフトさせると共に、読み出した第1又は第2保留記憶の保留記憶数をデクリメントし、S235に処理を移行する。
続いて図12に関して、S235では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグが1か否かを判定し、肯定判定の場合には(S235:Yes)、S240に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S235:No)、S245に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、読み出した大当り判定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で当るか否かを判定し(当否判定)、該保留記憶を消化する。そして、S250に処理を移行する。
一方、S245では、主制御装置80は、読み出した大当り判定用乱数と、通常状態に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で当るか否かを判定し(当否判定)、該保留記憶を消化する。そして、S250に処理を移行する。
このように、S240およびS245は、第1始動口11および第2始動口12への入球に起因して、特図に関して大当りとするか否かの当否判定を行う処理である。
S250では、主制御装置80は、大当り抽選で当ったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S250:Yes)、S255に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S250:No)、S270に処理を移行する。
S255では、主制御装置80は、読み出した大当り図柄決定用乱数に基づき当り図柄を決定し、S260に処理を移行する。
S260では、主制御装置80は、読み出した変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
なお、S255は、S240およびS245にて大当りと判定されたときに、大当り図柄を決定する処理である。
S265では、主制御装置80は、当り図柄に基づき、大当り遊技後に確変状態や時短状態となるか否か等を設定し、S285に処理を移行する。
一方、S250で否定判定が得られた場合に移行する(すなわち、大当り抽選で外れた際に移行する)S270では、主制御装置80は、読み出した大当り図柄決定用乱数に基づき停止表示される特図(ハズレ図柄)を決定し、続く275では、読み出したリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定する。なお、この特別図柄の変動時間に応じて、大当り抽選で外れる場合の図柄演出の態様(リーチ外れとなるかノーマル外れ(リーチとなることなく外れる図柄演出)となるか等)が決定される。
続くS280では、主制御装置80は、確変状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(確変回数)や、時短状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(時短回数)を示すカウンタの更新等を行い、S285に処理を移行する。
S285では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し特別図柄の変動時間等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、当り図柄又はハズレ図柄を示す図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図13に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS315では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S315:Yes)、S320に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S315:No)、本処理を終了する。
S320では、主制御装置80は、特図の変動表示を停止すると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の変動表示を停止させる図柄停止コマンドを送信し、S325に処理を移行する。
S325では、主制御装置80は、特図(当り図柄又はハズレ図柄)を確定表示すると共に、サブ統合制御装置83に対し、確定表示する前記図柄に応じた演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、S330に処理を移行する。
S330では、主制御装置80は、確定表示すべき特図が大当り抽選で当選した際の当り図柄であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S330:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S330:No)、S335に処理を移行する。
確定表示すべき特図がハズレ図柄である場合に移行するS335では、主制御装置80は、確変回数を示す確変カウンタや時短回数を示す時短カウンタをデクリメントし、続くS340、S345では、確変カウンタが0になった場合には確変フラグをクリアすると共に、時短カウンタが0になった場合には時短フラグをクリアし、本処理を終了する。
続いて図14に関して、確定図柄が表示中に移行するS290では、主制御装置80は、確定図柄の表示時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S300では、主制御装置80は、確定表示していた特図が大当り図柄か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行し、否定判定の場合には(S300:No)、本処理を終了する。
S305では、主制御装置80は、条件装置の作動を開始する処理を実行し、続くS310にて、サブ統合制御装置83に対し、本実施形態の「ラウンド抽選」に先立って「ラウンド抽選事前報知」を実行するための「ラウンド抽選事前報知コマンド」を送信し、本処理を終了する。
続いて図15に関して、条件装置の作動中に移行するS350では、主制御装置80は、「ラウンド抽選事前報知」の実行時間が経過(終了)したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S350:Yes)、S355に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S350:No)、本処理を終了する。
S355では、主制御装置80は、「ラウンド抽選フラグ」に1を設定し、S360に処理を移行する。
S360では、主制御装置80は、所定期間カウンタに、所定期間(例えば、3秒間)に対応したカウント値を設定し、S365に処理を移行する。
S365では、主制御装置80は、第1期間中であることを示す「第1期間フラグ」に1を設定し、S370に処理を移行する。
このように、第1期間は、大当り図柄の確定表示が終了したことに基づいて開始される期間である。
主制御装置80は、上述したS205で肯定判定の場合(S205:Yes)、または、S365の処理後に、S370にて、ラウンド数決定口への入球に応じて大当り遊技のラウンド数を決定する「ラウンド抽選処理」を実行し、S375に処理を移行する。S370の「ラウンド抽選処理」は、当否判定処理の1モジュールとして構成されており、詳細な処理については、図16および図17を参照して後述する。
主制御装置80は、S375にて、上記「ラウンド抽選処理」でラウンド数の設定が完了したか否かの判定を行い(S375)、肯定判定であれば(S375:Yes)、S380に処理を移行し、否定判定であれば(S375:No)、本処理を終了する。
そして、主制御装置80は、ラウンド数の設定が完了した場合、S380にて、役物連続作動装置の作動を開始させ(S380)、大当り遊技のラウンド数等を示すコマンドや、大当り遊技の開始を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し、続くS385で、ラウンド抽選フラグに0を設定して、本処理を終了する。
(4)ラウンド抽選処理について
次に、遊技球が入球したラウンド数決定口の種別と、前記入球の時期が本実施形態の第1期間および第2期間の何れの期間中であるか、に応じて大当り遊技のラウンド数を決定する「ラウンド抽選処理」について、図16および図17のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理からコールされる。
S400では、主制御装置80は、ラウンド数の割り当てが完了しているか否かの判定を行い(S400)、肯定判定であれば(S400:Yes)、S410に処理を移行し、否定判定であれば(S400:No)、S402に処理を移行する。
S402では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、ラウンド抽選状態に移行したことを示すラウンド抽選状態指定コマンドを送信する。
続くS405では、主制御装置80は、当り図柄に応じて、第1〜第3ラウンド数決定口42〜44にラウンド数を割り当てる処理を行い、S407に移行する。
ラウンド数を割り当てる処理は、確定表示される大当り図柄に基づき、上述した「図柄A群ラウンド数決定テーブル」〜「図柄D群ラウンド数決定テーブル」の内の何れかを選択し、第1〜第3ラウンド数決定口42〜44に対して大当り遊技状態において実行するラウンド数を割り当てる処理である。
S407では、主制御装置80は、開閉部材ソレノイド47aを開放制御することで、開閉部材47を開放変位させて誘導経路40の始点である入球口40aを開放する処理を行い、S410に処理を移行する。
S410では、主制御装置80は、所定期間カウンタのカウント値が0より大きいか否か、すなわち未だ所定期間が終了していないか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S410:Yes)、S412に処理を移行し、否定判定であれば(S410:No)、S425に処理を移行する。
S412では、主制御装置80は、所定期間カウンタのカウント値をデクリメントし、S415に処理を移行する。
S415では、主制御装置80は、所定期間カウンタのカウント値が0か否か、すなわち所定期間が終了したか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S415:Yes)、S417に処理を移行し、否定判定であれば(S415:No)、S425に処理を移行する。
S417では、主制御装置80は、入球口検出フラグが0か否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S417:Yes)、S420に処理を移行し、否定判定であれば(S417:No)、S425に処理を移行する。
S420では、主制御装置80は、第1期間フラグに0を設定し、続くS422で、第2期間フラグに1を設定して、S425に処理を移行する。
S425では、主制御装置80は、入球口SW29aにより遊技球を検出したか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S425:Yes)、S427に処理を移行し、否定判定であれば(S425:No)、S432に処理を移行する。
S427では、主制御装置80は、入球口検出フラグに1を設定し、続くS430で、開閉部材ソレノイド47aを閉鎖制御することで、開閉部材47を閉鎖変位させて誘導経路40の始点である入球口40aを閉鎖する処理を行い、S432に処理を移行する。
S432では、主制御装置80は、第1ラウンド数決定口42(第1孔)に遊技球が入球したか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S432:Yes)、S435に処理を移行し、否定判定であれば(S432:No)、S450(図17)に処理を移行する。
S435では、主制御装置80は、入球口検出フラグに0を設定し、S437に処理を移行する。
S437では、主制御装置80は、第2期間フラグが1か否か、すなわち現時点が第2期間であるか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S437:Yes)、S445に処理を移行し、否定判定であれば(S437:No)、S440に処理を移行する。
S440では、主制御装置80は、大当り図柄の種別に基づいて選択されたラウンド数決定テーブルにより、第1ラウンド数決定口42(第1孔)および第1期間に対応したラウンド数を決定し、続くS442で第1期間フラグに0を設定して、本処理を終了する。
S445では、主制御装置80は、大当り図柄の種別に基づいて選択されたラウンド数決定テーブルにより、第1ラウンド数決定口42(第1孔)および第2期間に対応したラウンド数を決定し、続くS447で第2期間フラグに0を設定して、本処理を終了する。
図17における、S450では、主制御装置80は、第2ラウンド数決定口43(第2孔)に遊技球が入球したか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S450:Yes)、S452に処理を移行し、否定判定であれば(S450:No)、S467に処理を移行する。
S452では、主制御装置80は、入球口検出フラグに0を設定し、S455に処理を移行する。
S455では、主制御装置80は、第2期間フラグが1か否か、すなわち現時点が第2期間であるか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S455:Yes)、S462に処理を移行し、否定判定であれば(S455:No)、S457に処理を移行する。
S457では、主制御装置80は、大当り図柄の種別に基づいて選択されたラウンド数決定テーブルにより、第2ラウンド数決定口43(第2孔)および第1期間に対応したラウンド数を決定し、続くS460で第1期間フラグに0を設定して、本処理を終了する。
S462では、主制御装置80は、大当り図柄の種別に基づいて選択されたラウンド数決定テーブルにより、第2ラウンド数決定口43(第2孔)および第2期間に対応したラウンド数を決定し、続くS465で第2期間フラグに0を設定して、本処理を終了する。
S467では、主制御装置80は、第3ラウンド数決定口44(第3孔)に遊技球が入球したか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S467:Yes)、S470に処理を移行し、否定判定であれば(S467:No)、本処理を終了する。
S470では、主制御装置80は、入球口検出フラグに0を設定し、S472に処理を移行する。
S472では、主制御装置80は、第2期間フラグが1か否か、すなわち現時点が第2期間であるか否か、の判定を行い、肯定判定であれば(S472:Yes)、S482に処理を移行し、否定判定であれば(S472:No)、S475に処理を移行する。
S475では、主制御装置80は、大当り図柄の種別に基づいて選択されたラウンド数決定テーブルにより、第3ラウンド数決定口44(第3孔)および第1期間に対応したラウンド数を決定し、続くS480で第1期間フラグに0を設定して、本処理を終了する。
S482では、主制御装置80は、大当り図柄の種別に基づいて選択されたラウンド数決定テーブルにより、第3ラウンド数決定口44(第3孔)および第2期間に対応したラウンド数を決定し、続くS485で第2期間フラグに0を設定して、本処理を終了する。
上述したように本実施形態のラウンド抽選処理では、S422は、S420の実行に伴い行われ、S412で減算される所定期間カウンタの値が0で、且つ、S427でセットされる入球口検出フラグの値が1である場合、即ち、第1期間に入球口SW29aでの検出がないまま所定期間が経過することを条件に第1期間が終了すると開始される期間として第2期間が構成されている。換言すれば、第1期間に入球口SW29aでの検出があれば、所定期間の経過後も第1期間を維持するため、第2期間は開始されない。
また、開閉部材47の配置位置には、該配置位置を通過した遊技球を検出する入球口SW29aが設けられている。この入球口SW29aは主制御装置80に接続されており、主制御装置80は、入球口40aの開放後、入球口SW29aを介して遊技球が配置位置を通過したことを検出すると、後述するS430にて、開閉部材47を制御して入球口40aを閉鎖する。これにより、1球の遊技球でラウンド抽選ができるため、設計した通りの振り分け率で各ラウンド数決定口に遊技球を入球させることができる。また、遊技者が遊技球が入球したラウンド数決定口を把握し易くなると共に、複数の遊技球が複数のラウンド数決定口に同時に入球した時の制御等を設ける必要が無く、構成を簡略化することができる。
無論、複数の遊技球がクルーン41に進入可能となるよう、開閉部材47の閉鎖タイミングを調整しても良い。また、条件によって、開閉部材47の閉鎖タイミングを変化させ、クルーン41に進入可能な遊技球の数を変えても良い。また、各ラウンド数決定口に遊技球が入球するまで、開閉部材47の開放状態を維持しても良い。
(5)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技の進行を制御する大当り遊技処理について、図18〜20のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。
S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S500:Yes)、S505に処理を移行し、否定判定の場合には(S500:No)、本処理を終了する。
S505では、主制御装置80は、大入賞口14の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S505:Yes)、図19のS550に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S505:No)、S510に処理を移行する。
S510では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S510:Yes)、図19のS570に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S510:No)、S515に処理を移行する。
S515では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S515:Yes)、図20のS600に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S515:No)、S520に処理を移行する。
S520では、主制御装置80は、大当り遊技における開始演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S520:Yes)、S525に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S520:No)、本処理を終了する。
S525では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図19に関して、大入賞口14の開放中に移行するS550では、主制御装置80は、大入賞口14に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S550:Yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S550:No)、S555に処理を移行する。
S555では、主制御装置80は、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S555:Yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S555:No)、本処理を終了する。
S560では、主制御装置80は、大入賞口14を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S565に処理を移行する。
S565では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、各ラウンドのインターバル中に移行するS570では、主制御装置80は、大当り遊技の最終ラウンドか否かを判定し、肯定判定の場合には(S570:Yes)、S585に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S570:No)、S575に処理を移行する。
なお、当該大当り遊技処理では、上述した「ラウンド抽選処理」にて決定されたラウンド数に基づいて、大当り遊技のラウンドを実行する。
S585では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行し、本処理を終了する。
一方、S575では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S575:Yes)、S580に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S575:No)、本処理を終了する。
S580では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図20に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS600では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S600:Yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:No)、本処理を終了する。
続くS605,S610では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S615に処理を移行する。
S615では、主制御装置80は、大当り遊技後に確変状態に移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S615:Yes)、確変状態中に実行可能な大当り抽選の回数(確変回数)を設定すると共に(S620)、確変フラグをセットし(S625)、S630に処理を移行する。
S630では、主制御装置80は、大当り遊技後に時短状態に移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S630:Yes)、時短状態中に実行可能な大当り抽選の回数(時短回数)を設定すると共に(S635)、時短フラグをセットし(S640)、S645に処理を移行する。
S645,S650では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドを送信する処理と、大当り遊技終了後の遊技状態を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理とを実行し、本処理を終了する。
(5)ラウンド抽選時の表示態様について
図21および図22を参照して、ラウンド抽選処理中の主制御装置80から送信されるコマンドに基づき、サブ統合制御装置83が実行する演出表示態様について説明する。
主制御装置80が大当りとなる特図の変動表示を実行すると、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6にて演出図柄1000を変動表示し、図21(a)に示すリーチ表示態様を介して、図21(b)に示すように、大当り図柄に対応した演出図柄1000として、「555」で確定表示される。
なお、図21および図22の表示例では、大当り図柄として、図柄B−A1が確定表示された場合(図8参照)を一例とし示している。
当該確定表示が開始されて所定の表示時間が経過すると、主制御装置80は、確定表示時間が終了するとラウンド抽選事前報知コマンドがサブ統合制御装置83に送信する。
該コマンドを受信すると、サブ統合制御装置83は、ラウンド抽選の開始までの一定時間(例えば、5秒間)に亘って、図21(c)に示すように、キャラクタ1001のコメント表示によって、ラウンド抽選事前報知を実行する。
ラウンド抽選事前報知について詳述する。キャラクタ1001の「もうすぐラウンド抽選が始まるヨ!」というコメント表示によって、暫くするとラウンド抽選が実行開始される旨の報知が、また、同じく「好きな期間を選んでネ」というコメント表示によって、第1期間又は第2期間の何れかの選択を促す報知が、さらに、同じく「第1期間なら、即、右打ちしないと間に合わないヨ!!」というコメント表示によって、第1期間を選択するのであれば、即時、遊技球を右打ちにて発射しないと第1期間中に入球口40aに遊技球を入球させることが困難である旨の報知が、行われる。
このような、ラウンド抽選事前報知が上記一定時間を経過したことで終了すると、主制御装置80は、ラウンド抽選処理のS402にてラウンド抽選状態指定コマンドを、サブ統合制御装置83に送信し、同じくS407により開閉部材47を開放作動させる。
このとき、サブ統合制御装置83は、上記ラウンド抽選状態指定コマンドに基づいて、図21(d)に示す態様にて報知表示を行う。すなわち、期間情報表示1004にて「第1期間中」である旨の報知、状態表示1003にて「ラウンド抽選中」である旨の報知、第1期間残時間表示1005にて「残り3.0秒」である旨の報知、推奨発射強度表示1006にて「右打ち」を促進する報知、さらに、ラウンド数情報表示1007にて図示獲得可能なラウンド数(図8の第1期間における図柄B−A1に対応したラウンド数を参照)に係る情報の報知、等が行われる。
図21(e)に示すように、第1期間残時間表示1005にて「残り0.5秒」の時点で、入球口40aに入球が発生すると、ラウンド数情報表示1007にて図示獲得可能なラウンド数に係る情報を報知しつつ、入球口40aへの入球に係る情報を報知する。
入球口40aに入球が発生すると、主制御装置80は、ラウンド抽選処理のS427にて入球口検出フラグに1を設定する。このため、残りの0.5秒が経過して所定期間が終了しても、S417で否定判定されることにより、S420およびS422が実行されず、第1期間(第1期間フラグが1の状態)が維持される。よって、上記残りの0.5秒が経過して所定期間が終了した後であっても、例えば当該例として、第3孔に入球すると、ラウンド抽選処理のS467で肯定判定、S472で否定判定となり、S475によって第1期間および第3孔に割り当てられたラウンド数として、獲得ラウンド数は12ラウンドに決定される。
なお、主制御装置80は、第1期間フラグおよび第2期間フラグの設定値に変化が生じた場合は、当該情報コマンドをサブ統合制御装置83に送信する。サブ統合制御装置83は、上記情報コマンドに基づいて、現在の状態が第1期間であるか第2期間であるかを判別して、期間情報表示1004の表示内容を決定する。
これにより、例えば当該例、すなわち、図21(e)に示す時点から残り時間の0.5秒が経過して、その後に第3孔に入球した場合には、図21(f)に示すような表示態様により、第3孔に入球したことをラウンド数情報表示1007にて示すと共に、12ラウンドに決定した旨の報知が行われる。
なお、入球SW29aによる遊技球の検出時にサブ統合制御装置83にコマンドを送信し、該コマンドを受信すると第1期間残時間表示1005の表示を維持することも可能となる(図21(f)の第1期間残時間表示1005が「残り0.5秒」で維持)。
このように図21では、第1期間中に入球口40aへの入球が発生した場合の表示例を示したが、次に図22を参照して、第2期間中に入球口40aへの入球が発生した場合を説明する。
図22(a)は、図21(d)の状態から2.0秒が経過した時点の表示例である。当該時点から残り1.0秒が経過するまで、入球口40aへの入球が発生しなかった場合、主制御装置80は、ラウンド抽選処理のS415およびS417が肯定判定となり、S420およびS422が実行されることで、第1期間が終了して第2期間が開始される。
サブ統合制御装置83は、上述したように、第2期間フラグに1が設定されたことを示す上記情報コマンドを受信すると、図22(b)に示す態様にて報知表示を行う。すなわち、期間情報表示1004にて「第2期間中」である旨の報知、状態表示1003にて「ラウンド抽選中」である旨の報知、推奨発射強度表示1006にて「右打ち」を促進する報知、さらに、ラウンド数情報表示1007にて図示獲得可能なラウンド数(図8の図柄B−A群の第2期間に対応したラウンド数を参照)に係る情報の報知、等が行われる。
また、第1期間残時間表示1005は、現時点が第2期間であるため、「―」と表示される。
図22(c)に示すように、第2期間中に、入球口40aに入球が発生し、続いて、例えば当該例として、第1孔に入球すると、主制御装置80は、ラウンド抽選処理のS432およびS437で肯定判定となり、S445によって第2期間および第1孔に割り当てられたラウンド数として、獲得ラウンド数は8ラウンドに決定される。
これにより、サブ統合制御装置83は、図22(d)に示すような表示態様により、8ラウンドに決定した旨の報知を行う。
以上のように、本実施形態ではラウンド抽選中の報知表示を行うものである。このようにすることで、第1期間と第2期間で獲得できるラウンド数を異ならせて、変化に富んだ面白みのある遊技とすることができる。
また、図21(c)のラウンド抽選事前報知では、第1期間と第2期間のラウンド数に関する情報すなわち、ラウンド数情報表示1007を行わない。よって、遊技者は、ラウンド抽選事前報知中に第1期間と第2期間のどちらが大きな利得を得られるかを予想して、遊技球を入球口40aに入球させるタイミングを決定する。ラウンド数情報表示1007は、開閉部材47が開放し且つ第1期間が開始する図21(d)のタイミング、および、第2期間が開始する図22(b)のタイミングになってはじめて表示される。よって、遊技者は、予想したラウンド数に対して、ラウンド数情報表示1007が予想通りであった場合には歓喜し、予想に反していれば落胆する。このように、期間種別によってラウンド数に多寡を設定して、ラウンド数情報表示1007を期間開始まで報知しないので、面白みが増す。
また、本実施形態では所定期間を極めて短い時間(3秒間)に設定している。これによって、図21(d)にてラウンド数情報表示1007が表示されてから、表示内容に基づいて第1期間に入球させようと決定して打ち始めても、入球が困難な構成となっている。よって、図21(c)のラウンド抽選事前報知にて「第1期間なら、即、右打ちしないと間に合わないヨ!!」と、早期の右打ち開始を促すことで、第1期間中の入球を希望する遊技者が不利益となることを防止している。
また、本実施形態の構成であれば、右打ちされた遊技球は、比較的高確率で開放中の入球口40aに入球するようになっているため、遊技者が一旦、第1期間に入球させようと右打ちを開始して、図21(d)のラウンド数情報表示1007が予想に反していて入球を回避しようとしても、間に合わないようになっている。これにより、遊技者の予想がより確実にラウンド数に反映されるようにして、遊技者に歓喜や落胆を与え、興趣が向上するようにしている。
なお、図21(c)のラウンド抽選事前報知にて遊技者が第1期間中の入球を希望しても所定の確率で入球口40aに入球しないように、第1期間をおよそ発射間に近い時間(0.4秒〜1.1秒程度)としても良い。
上記したように、所定の確率で入球口40aに入球しないようにした場合、第2期間よりも第1期間の方が大きなラウンド数が決定される図柄(図柄C群、D群)のみの構成としても良い。
また、図22(b)での報知に加えて、ラウンド数情報表示1007に図21(d)のラウンド数情報表示1007の表示を合わせて表示し、第1期間と第2期間のラウンド数情報を比較できるようにして良い。
上記したように、第1期間を極めて短くし、第1期間中に入球できなかった場合に第1〜第3孔に割り振られたラウンド数を確認できずに、第2期間の報知が開始された場合でも、いずれの期間が有利であったかを容易に確認することができ、歓喜や落胆を与えて、興趣が向上する。
なお、上述したように、本発明の実施形態を説明したが、これに限らず他の構成としても良い。
例えば、上述した実施形態では、所定期間を1種類に固定(不変)した例を示したが、複数種類の所定期間を備えて、これを可変とする構成であっても良い。
すなわち、例えば、第1所定期間として3秒、第2所定期間として6秒を備え、所定期間種別を抽選により決定し、決定した所定期間に基づいて、第1期間から第2期間への移行を行うようにしても良い。
これにより、長さの異なる所定期間が設定されることで、ラウンド抽選時における遊技者の対応可能な時間が変化し、遊技に面白みを加える。
さらにこのような構成において、第2所定期間の6秒が決定されている場合に、サブ統合制御装置83が実行する表示として、第1期間残時間表示1005で第1所定期間が選択された場合の残り時間、すなわち実際の残り時間よりも短い残り時間を表示するようにして、表示された残り時間が無くなった時点で、例えば、実際の残り時間を「実はまだ、1秒あるよ」と報知する構成としても良い。
或いは、第1所定期間の3秒が決定されている場合に、サブ統合制御装置83が実行する表示として、第1期間残時間表示1005で第2所定期間が選択された場合の残り時間、すなわち実際の残り時間よりも長い残り時間を表示するようにして、表示された残り時間が無くなる前、すなわち実際の残り時間が無くなった時点で、例えば、唐突に「実は、もう終了」と報知する構成としても良い。
このようにすることで、入球口40aへの入球タイミングを計る遊技者の目測を混乱させることができ、興趣が向上する。
また、第1期間中に入球口40aへの入球を検出したときは該遊技球がラウンド数決定口へ進入するまで、所定期間が終了しても、期間として第1期間が維持される構成に限定せず、検出手段(入球口SW29a)が検出した時点の期間に応じて決定したラウンド数(それぞれのラウンド数決定口に対応)自体を、ラウンド数決定口への進入まで維持する構成としても良い。つまり、期間の種別を維持するのではなく、ラウンド数を維持する構成としても良い。
また、第1期間中に入球口40aへの入球を検出しても、所定時間の経過によって第1期間を終了し、第2期間を開始しても良い。即ち、入球口SW29aの検出は開閉部材47の作動契機であって、第1又は第2期間とは関係なく、あくまでもラウンド数決定口へ遊技球が進入した時点で期間種別が決定するようにしても良い。
また、第1期間と第2期間のラウンド数決定テーブルを入れ替えても良い。その場合、第1期間の終了契機となる時間を長めに設定(例えば、15秒)すればラウンド抽選事前報知を実行しないことによる問題は生じることなく、遊技者の予想がより確実にラウンド数に反映されるようにして、遊技者に歓喜や落胆を与え、興趣が向上するという本実施形態と同様の効果を発揮する。
また、上述した実施形態では、当否判定処理のS310にてラウンド抽選事前報知コマンドを送信することでラウンド抽選事前報知を行い、さらに、ラウンド抽選処理のS402でラウンド抽選状態指定コマンドを送信することで、ラウンド抽選事前報知終了後の、ラウンド抽選中の報知を行う構成としたが、これに限定しない。すなわち、サブ統合制御装置83は、S310でラウンド抽選事前報知コマンドを主制御装置80から受信すると、ラウンド抽選事前報知を行い、該報知が終了すると、続いてラウンド抽選中の報知を行うように構成しても良い。つまり、主制御装置80は、個々に異なるコマンドを設けず、1つのコマンドにて、サブ統合制御装置83に連続する2つの報知処理を実行させるようにしても良い。
これにより制御処理の簡略化を図ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機50が弾球遊技機の一例に、相当する。 また、当否判定処理のS240,S245が当否判定手段の一例に、相当する。
また、当否判定処理のS255が、決定手段の一例に、相当する。
また、当否判定処理のS325および該処理に基づき作動する第1特図表示装置9および第2特図表示装置10が、図柄表示手段の一例に、相当する。
また、クルーン41が振分装置の一例に、
また、ラウンド抽選処理のラウンド数割当処理(S405)が割当手段の一例に相当する。
また、ラウンド抽選処理のS440、S445、S457、S462、S475、およびS482が、ラウンド数決定手段の一例に相当する。
また、大当り遊技処理(図18〜図20)が、大当り遊技手段の一例に相当する。
また、ラウンド抽選処理のラウンド抽選状態指定コマンド送信処理(S402)にて送信されるコマンドに基づきサブ統合制御装置83により表示制御される演出図柄表示装置6が、遊技情報表示手段の一例に相当する。
また、期間情報表示1004および第1期間残時間表示1005が、期間情報表示の一例に相当する。
また、ラウンド数情報表示1007が、ラウンド数情報表示の一例に相当する。
また、入球口SW29aが、検出手段の一例に相当する。
また、「図柄A群ラウンド数決定テーブル」〜「図柄D群ラウンド数決定テーブル」が、図柄に対応して設けられたテーブルの一例に相当する。
1…遊技盤、2a…外レール、2b…内レール、3…遊技領域、5…センターケース、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…第1特図表示装置、10…第2特図表示装置、11…第1始動口、11a…第1始動口SW、12…第2始動口、12a…第2始動口SW、12b…普電役物ソレノイド、14…大入賞口、14a…第1カウントSW、14b…大入賞口ソレノイド、17…普通図柄作動ゲート、17a…普通図柄作動SW、18…第1特図保留数表示装置、19…第2特図保留数表示装置、20…払出モータ、21…払出SW、22…満杯SW、23…球切れSW、24…CRユニット端子板、28…タッチSW、29…発射停止SW、30…発射モータ、35…ガラス枠開放SW、36…内枠開放SW、39…シリンダ錠、40…誘導経路、41…クルーン、42…第1ラウンド数決定口、43…第2ラウンド数決定口、44…第3ラウンド数決定口、46…排出口、47…開閉部材、47a…開閉部材ソレノイド、50…パチンコ機、51…外枠、52…前枠、53…ヒンジ、55…上皿、56…CRユニット、57…球貸ボタン、58…精算ボタン、59…精算表示装置、61…板ガラス、63…下皿、64…発射ハンドル、65…枠側装飾ランプ、66…スピーカ、67…演出ボタン、68…ジョグダイヤル、70…内枠、71…球タンク、72…タンクレール、73…払出ユニット、78…外部接続端子板、80…主制御装置、81…払出制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置、84…発射制御装置、85…電源基板、90…図柄表示装置中継端子板。

Claims (3)

  1. 始動口への入球に起因して当否判定を行う当否判定手段と、
    前記当否判定にて当りとなる際に当り図柄を決定する決定手段と、
    前記当り図柄を確定表示する図柄表示手段と、
    複数のラウンド数決定口を備え、自装置に進入した遊技球がいずれかの前記ラウンド数決定口に入球するよう構成されている振分装置と、
    前記当否判定で当りになると、前記当り図柄に応じて、前記振分装置に設けられたそれぞれの前記ラウンド数決定口に対して該当りに起因して行われる大当り遊技のラウンド数を割り当てる割当手段と、
    前記当否判定で当りとなった後、遊技球がいずれかの前記ラウンド数決定口に進入すると、該ラウンド数決定口に対して前記割当手段により割り当てられた前記ラウンド数を前記大当り遊技のラウンド数として決定するラウンド数決定手段と、
    前記ラウンド数決定手段が決定した前記ラウンド数の大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
    前記当り図柄が確定表示されたことに基づいて開始される第1期間と、
    前記第1期間が終了すると開始される第2期間と、を備え、
    前記割当手段は、それぞれの前記ラウンド数決定口に割り当てる前記ラウンド数を、前記第1期間と第2期間とで異ならせる、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    遊技情報を表示する遊技情報表示手段を備え、
    前記遊技情報表示手段は、前記第1期間及び第2期間に係る期間情報表示と、該期間情報表示に対応するそれぞれの前記ラウンド数決定口に割り当てられた前記ラウンド数に係るラウンド数情報表示とを行う、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、
    前記割当手段によりそれぞれの前記ラウンド数決定口に対して割り当てられたラウンド数の平均ラウンド数は、第2期間よりも第1期間の方が大きい
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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