JP2016220013A - 通信装置および通信装置の接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正な無線アクセスポイントとの接続を抑制する。
【解決手段】通信装置100は、接続相手の通信装置20から受信した電波信号の信号強度を信号強度情報17として出力する無線通信部150と、接続相手の通信装置20から電波信号を受信した際に無線通信部150から出力される信号強度情報17を取得し、自通信装置100および接続相手の通信装置20の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる距離に基づいて、接続相手の通信装置20から受信した電波信号に期待される信号強度である期待信号強度を算出し、信号強度情報17が示す値が、期待信号強度が示す値を含む所定の範囲外である場合に、当該接続相手の通信装置20と接続しないよう制御する制御部110とを含む。
【選択図】 図6

Description

本発明は、通信装置および通信装置の接続方法に関する。
無線LAN(Local_Area_Network)等の通信機能を備えるスマートフォンやパソコン等の端末は、無線LAN等の中継装置であるアクセスポイント(以下、「AP」と略称する。)を介してインターネット等に接続する。
係るAPは、固有の識別子(以下、「ID(IDentifier)」と略称する。)を有しており、端末の利用者等は、そのIDを端末に入力する。
端末は、端末に入力されたIDが、接続対象のAPが有するIDと一致する場合に、そのAPと無線接続される。
その際、接続対象のAPが有するIDと同一のIDを有する不正なAPが自端末の近傍に設置されていると、端末は、意図せずにその不正なAPに接続させられる場合がある。
端末が不正なAPに接続させられると、その不正なAPを制御する不正なサーバ等は、例えばウィルスソフトウェアをその端末に送り込む。
不正なサーバ等は、端末に送り込んだウィルスソフトウェアを遠隔から操作し、端末に記憶された情報を外部へ送信させたりすることが可能となる。
このため、端末は、意図しないAPとは接続しないようにすることが求められており、素性が判らないAPとは接続しないようにするために様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、携帯端末が、当該携帯端末と接続可能なAPの探索により発見したAPが、予め自端末で取得したホワイトリストに登録されていなければその携帯端末は、当該APへの接続を行わないようにする技術が開示されている。
また、特許文献2には、ユーザ識別情報を含むタグにより認証された携帯端末から携帯電話回線網を介してそのユーザ識別情報を認証用情報提供サーバへ送信する技術が開示されている。
また、特許文献2には、そのユーザ識別情報を受信した認証用情報提供サーバが、ユーザ識別情報を所定のAPに送信し、そのユーザ識別情報を受信したAPが、データを送受信する無線通信端末にそのユーザ識別情報IDを送信する技術が開示されている。
また、特許文献2には、無線通信端末が、無線通信端末に送信されたそのユーザ識別情報と、無線通信端末が予め保持しているユーザ識別情報とを突合し、APの正当性を検証する技術が開示されている。
また、特許文献3には、携帯端末が、各APからのビーコンに含まれて取得したSSID(Service_Set_IDentifier)を、無線LANセンタへ第2の通信(SMS(Short_Message_Service)通信)を用いて送信する技術が開示されている。
また、特許文献3には、センタが、ペアAPテーブルを参照して、開示された第2SSIDのペアである隠蔽された第1APを特定する技術が開示されている。
また、特許文献3には、各APからのSSIDが重複している場合、第1APの第1SSIDと、WEP(Wired_Equivalent_Privacy)キーとの変更通知をSMS通信を用いて端末へ送信し、当該端末が、変更後の第1SSIDとWEPキーを用いて第1APに接続する技術が開示されている。
特開2014−233014号公報 特開2008―022209号公報 特開2011−097437号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、携帯端末が、ホワイトリストに登録されたAPのIDと同一のIDを詐称する不正なAPに意図せず接続してしまう問題がある。
また、特許文献2には、APが、ユーザ識別情報を無線通信端末へ送信する際に、第3者によりユーザ識別情報が解読され、解読された内容に基づいて不正なAPが設置される問題がある。
また、特許文献3には、偽APへの接続を防止するために、正しいSSIDを配信するセンタおよび、端末で取得したSSIDをセンタへ送信するための第2の通信の通信路が必要となる。そのためにシステムが大規模で、且つ、コストが高くなる問題がある。
本発明の目的は、意図しないAPなどの通信装置と接続される可能性を抑制する通信装置および通信装置の接続方法を提供することにある。
本発明の通信装置は、
接続相手の通信装置から受信した電波信号の信号強度を信号強度情報として出力する無線通信部と、前記接続相手の通信装置から前記電波信号を受信した際に前記無線通信部から出力される前記信号強度情報を取得し、自通信装置および前記接続相手の通信装置の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる距離に基づいて、前記接続相手の通信装置から受信した前記電波信号に期待される信号強度である期待信号強度を算出し、前記信号強度情報が示す値が、前記期待信号強度が示す値を含む所定の範囲外である場合に、当該接続相手の通信装置と接続しないよう制御する制御部と、を含む。
さらに、本発明の通信装置の接続方法は、
接続相手の通信装置から受信した電波信号の信号強度を信号強度情報として出力する無線通信部を含む通信装置の接続方法であって、前記接続相手の通信装置から前記電波信号を受信した際に前記無線通信部から出力される前記信号強度情報を取得し、前記自通信装置および前記接続相手の通信装置の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる距離に基づいて、前記接続相手の通信装置から受信した前記電波信号に期待される信号強度である期待信号強度を算出し、前記信号強度情報が示す値が、前記期待信号強度が示す値を含む所定の範囲外である場合に、当該接続相手の通信装置と接続しないように制御する。
本発明には、通信装置が、意図しないAPなどの通信装置と接続される可能性を抑制できる効果がある。
本発明の各実施形態に共通の構成を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態における通信装置10およびAP20の位置関係を説明する図である。 第1の実施形態における記憶部14内のAPテーブルの内容を示す図である。 第1の実施形態における通信装置10の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態における通信装置100の処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、以下で説明する本発明の各実施形態に共通の構成を概念的に示す図である。
図1において、通信可能領域40は、通信装置10と、無線の中継手段であるAP(アクセスポイント)20とが無線通信可能な範囲である。また、少なくとも一つのAP20が、通信可能領域40内にあり、通信装置10は、通信可能領域40内において、通信装置10内に登録された正規のAP20以外のAPとは接続しない。
通信可能領域40は、例えば、AP20を中心とした半径約30m(メートル)の円形である。なお、通信可能領域40の大きさや形状は、上述した大きさや形状には限定されない。
また、位置測位装置50は、例えば、GPS(「Global_Positioning_System(全地球測位システム)」の略称。)衛星に搭載され、該衛星の軌道情報(位置情報)と原子時計からの時刻情報とを含む測位信号を発信している。
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
本実施形態は、通信装置10と、AP20とを含む。通信装置10は、制御部11と、測位部12と、記憶部14と、無線通信部15と、アンテナ16とを含む。
測位部12は、所定の時間が経過する毎に、少なくとも4つのGPS衛星のそれぞれに搭載された位置測位装置50(図1では、簡単のため1つのみを示している。)から送信されて来る図示していない測位信号に基づき、通信装置10が存在する位置の経度および緯度を計算する。測位部12は、計算したそれら経度情報および緯度情報を装置位置情報として制御部11に渡す。
なお、複数のGPS衛星から送信される複数の測位信号に含まれる軌道情報および時刻情報から、それらの信号を受信した通信装置10等の受信機の位置の経度および緯度を計算する方法については、位置測位技術の分野で一般的によく知られているため、その説明は省略する。
また、通信装置10等の受信機の現在位置の測定の方法には、GPS衛星を利用する方法以外にも、例えば、複数の無線基地局の位置情報を使用する方法、その他の種々の方法があり、本発明はGPS衛星を利用する方法に限定されるものではない。
記憶部14は、少なくとも1以上のAP20の位置情報を、例えば信頼できる通信ネットワーク等を介して通信装置10が取得し、取得したそのAP20の位置情報として予め記憶しているものとする。
無線通信部15は、自通信装置10およびAP20の間の送受信データを電波信号に変換して送受信する。
また、無線通信部15は、例えばAP20から送信されるビーコン信号またはプローブ応答信号であるAP20を識別する初期識別信号の受信電波強度を実測し、信号強度情報17として出力する。
なお、プローブ応答信号は、通信装置10からのプローブ要求信号に応答してAP20から送信される信号である。
アンテナ16は、無線通信部15により変換された電波信号を放射および受信する。制御部11は、通信装置10における上述した各部を制御する。
図3は、本実施形態における通信装置10およびAP20の位置関係を説明する図である。
接続領域30は、例えば各辺が15m前後の四角形であり、その四角形の1つの頂点にAP20を、その対角となる頂点に通信装置10を有した領域である。接続領域30は、通信可能領域40内であれば、接続領域30の大きさや形状は、上述した大きさや形状には限定されない。
接続領域30のデータは、例えば接続領域30が四角形である場合には、その四角形の2つの対角線のうちの一つの両端(以下、その一端を「第1の対頂点」、他端を「第2の対頂点」と言う。)の経度および緯度の値によって表される。
なお、接続領域30が円形であるとすれば、接続領域30のデータは、その円の中心の経度および緯度の値と該円の半径の長さの値とによって表される。また、図3に示す方位記号が示すように、方位記号の矢印が指し示す上側は、真北である。
以下では、全ての接続領域30が四角形である場合について説明する。
このような接続領域30について、図3を参照して簡単に説明しておく。
図3に示すように、接続領域30は、第1乃至第4の頂点を有する四角形であり、第1の頂点と第2の頂点とを結ぶ線は緯線X2上にあり、第3の頂点と第4の頂点とを結ぶ線は別の緯線X1上にあり、第1の頂点と第4の頂点とを結ぶ線は経線Y1上にあり、第2の頂点と第3の頂点とを結ぶ線は別の経線Y2上にあるものとする。
また、本実施形態では説明の都合から、接続領域30の中央部から見て、北西側にある第1の頂点が第1の対頂点であり、南東側にある第3の頂点が第2の対頂点であるものとする。
なお、接続領域30の中央部から見て、南西側にある第4の頂点、南東側にある第3の頂点、または、北東側にある第2の頂点を第1の対頂点、その第1の対頂点に対向する頂点を第2の対頂点と取り決めてもよい。
今、通信装置10が移動した先の通信装置10の位置情報は、図3に示す第2の対頂点の経度の値「139.47.20.340」および緯度の値「33.06.46.170」であるものとする。
図4は、本実施形態における記憶部14内のAPテーブルの内容を示す図である。APテーブルは、記憶部14内に記憶され、少なくとも1以上のAP20の位置情報(座標)が登録されている。
図4を参照すると、APテーブルは、「第1の対頂点座標」の欄から成り、該欄はさらに「経度情報」の欄および「緯度情報」の欄に細分化されている。
図4に示すAPテーブルの3行目および4行目に一例として2つのAPの位置情報が登録されており、それら各行の経度情報の欄および緯度情報の欄には、AP20毎に異なる第1の対頂点の経度の値および緯度の値がそれぞれ登録されている。
例えば、APテーブルの3行目には、あるAPの位置情報として、「第1の対頂点座標」の欄の「経度情報」の欄および「緯度情報」の欄に、当該AP20の第1の対頂点の経度の値「139.47.20.870」および緯度の値「33.06.46.480」が登録されている。あるAPの第1の対頂点座標および上述した通信装置10の第2の対頂点座標は、ある接続領域30を構成する。
また、APテーブルの4行目には、別のAPの位置情報として、当該AP20の第1の対頂点の経度の値「139.47.20.060」および緯度の値「33.06.47.400」が登録されている。別のAPの第1の対頂点座標および上述した通信装置10の第2の対頂点座標は、別の接続領域30を構成する。
ここで、上述した経度情報および緯度情報は、「WW.XX.YY.ZZZ」(W、X、Y、Zは、それぞれ任意の整数)の形式で表され、本実施形態では、その単位は、左から順に「度」、「分」、「秒」および「秒の千分の1」である。
経度情報における「度」の位は、西経0度から180度まで、および東経0度から180度までの値をそれぞれとり、0度は、基準子午線である。また、緯度情報における「度」の位は、赤道面を0度とし、北緯90度まで、および南緯90までの値をそれぞれとる。
また、「分」は、「度」の60分の1の単位であり、「秒」は、「分」の60分の1の単位である。
このように、本実施形態では、経度および緯度情報を、「度」と、60進数で表される「分」および「秒」とを用いて表しているが、経度情報および緯度情報は、「度」と、10進数で表される「分」および「秒」とを用いて表すようにしてもよい。
次に、本実施形態の動作について図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る通信装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
測位部12は、所定の時間が経過する毎に、GPS衛星から送信される測位信号に基づき、通信装置10が存在する位置の経度および緯度を計算し、その計算結果を経度情報および緯度情報とからなる通信装置10の位置情報として制御部11に渡す(ステップS1)。
ステップS1で制御部11が取得した自通信装置10の位置情報(第2の対頂点座標)は、例えば経度の値が「139.47.20.340」、および緯度の値が「33.06.47.170」であるとする。
制御部11は、ステップS1で取得した自通信装置10の位置情報と、APテーブルに登録された各AP20の位置情報とから、図3に示すように自通信装置10と、各AP20との間の距離D(m)をそれぞれ計算する(ステップS2)。
制御部11は、ステップS2において、次の式(1)に基づいて、各AP20と自通信装置10との間の距離D(m)をそれぞれ計算する。
D=√{|x1−x2|2+|y1−y2|2}・・・(1)
ここで、x1およびx2は、それぞれ緯線X1および緯線X2を示す緯度であり、y1およびy2は、それぞれ経線Y1および経線Y2を示す経度である。
具体的に、制御部11は、図4に示すAPテーブルを参照し、3行目に示すAP20の位置の経度の値が「139.47.20.870」および緯度の値が「33.06.46.480」と、ステップ1で通信装置10が取得した経度および緯度の値との間で距離Dを計算する。
また、制御部11は、図4に示すAPテーブルを参照し、4行目に示すAP20の位置の経度の値が「139.47.20.060」および緯度の値が「33.06.47.400」と、ステップ1で通信装置10が取得した経度および緯度の値との間で距離Dを計算する。
上述した計算の結果、通信装置10の位置と、3行目および4行目に示す各AP20の位置との間の距離は、それぞれ順に約25.3mおよび約10.1mである。
制御部11は、距離がより小さい方の距離D=約10.1mに対応する4行目に示すAP20を、接続する対象のAPとして選択する(ステップS3)。
制御部11は、ステップ3において選択されたAP20との間の距離Dと、それぞれ既知であるAP20のアンテナの送信絶対利得Gt(デシベル;以下「dB」と表記する。)と、通信装置10のアンテナ16の受信絶対利得Gr(dB)と、AP20の送信電力Pt(ワット;以下「W」と表記する。)とから、次の式(2)に基づいて、AP20から電波信号を受信した場合に期待される電波信号の強さを示す期待信号強度S(dBm;ディービーエム)を計算する(ステップS4)。
S=(λ/4πD)2×Gt×Gr×Pt・・・(2)
ここで、λは、使用する電波の波長(m)であり、使用する電波の周波数を、例えば2.4GHzとすると、λは約0.125mである。また、π(パイ)は、円周率(つまり、約3.14)である。
また、例えば上述したGtを2.15dBi(ディービーアイ)、Grを2.15dBi、Ptを10mW(ミリワット)とすると、図4に示すAPテーブルの4行目に示すステップS3で選択されたAP20の位置から送信される電波信号の通信装置10における期待信号強度Sは、約−45.7dBmである。
なお、dBiは、点アンテナの利得を基準にした場合のアンテナ利得を表す単位である。
制御部11は、通信装置10に到来するAP20からのビーコン信号等の初期識別信号を待つと共に到来した初期識別信号の信号強度情報17が示す値が、期待信号強度Sを含む所定の範囲外か否かを確認する(ステップS5)。
具体的に、制御部11は、ステップS5において無線通信部15から出力される初期識別信号の信号強度情報17が、ステップ3で選択されたAP20との間の距離D(=約10.1m)に対応する期待信号強度Sを含む所定の範囲外である、例えば約−45.7dBm+3dB(つまり、約−42.7dBm)以上、または約−45.7dBm−3dB(つまり、約−48.7dBm)以下の場合(ステップS5においてYES)、当該AP20が正規のAPではないと判断し、ステップS5の処理を実行する。
一方、制御部11は、ステップ5において無線通信部15から出力される初期識別信号の信号強度情報17が、ステップ3で選択されたAP20との間の距離D(=約10.1m)に対応する期待信号強度Sを含む所定の範囲である、上限値および下限値を示す閾値を含まないその間の値である、例えば約−45.7dBm+3dB(つまり、約−42.7dBm)よりも小さくく、−45.7dBm−3dB(つまり、約−48.7dBm)よりも大きい場合(ステップS5においてNO)、当該AP20が正規のAPであると判断する。
制御部11は、ステップS5においてNOの場合、APテーブルの4行目に示されるAP20との間で無線接続を確立する(ステップS6)。
制御部11は、記憶部14のAPテーブルに登録された各APの最新の位置情報を、接続したAP20を介して取得すると共に、取得した最新の位置情報でAPテーブルの内容を更新し、無線通信部15によるデータ通信を開始する(ステップS7)。
こうして、通信装置10は、到来電波の信号強度が所定の範囲内である正規のAPである可能性が高いAP20とのみ接続し、到来電波の信号強度が所定の範囲外のAPとは接続しないようにすることができる。
以上、本実施形態には、通信装置が意図しないAPなどの通信装置と接続される可能性を抑制できる効果がある。
その理由は、通信装置が、所定の位置に配置されたAPと、自通信装置との間の距離に基づく信号強度の値が所定の範囲外にあるAPとは接続しないようにしたからである。
なお、制御部11は、ステップS3において、距離Dが同じAPが複数ある場合、例えば最近接続したことがあるAPを選択し、そのAPと接続する方法をとること等が可能である。
また、期待信号強度Sにおける所定の範囲は、一例として±3dBを例に説明した。しかし、上述した所定の範囲は、この範囲には限定されず、この範囲を調整できるようにしてもよい。
また、本実施形態には、通信装置のみで意図しないAPなどの通信装置と接続されるのを抑制できる効果もある。
<第2の実施形態>
次に、本発明の基本となる構成を用いた第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態を示すブロック図である。
図6を参照すると、本実施形態は、通信装置100と、接続相手の通信装置の一例であるAP20とを含む。通信装置100は、制御部110と、無線通信部150とを含む。無線通信部150は、信号強度情報17を出力する。制御部110は、第1の実施形態における制御部11、測位部12および記憶部14の機能を含んでもよい。また、制御部110は、CPU(Central_Processing_Unit)およびプログラムを記憶する記憶媒体を含むコンピュータ装置を含んでいてもよい。
第2の実施形態における通信装置100において、無線通信部150は、接続相手の通信装置の一例であるAP20から受信した電波信号の信号強度を、信号強度情報17として出力する。
制御部110は、接続相手の通信装置から電波信号を受信した際に無線通信部150から出力される、信号強度情報17を取得する。
さらに、制御部110は、自通信装置および接続相手の通信装置の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる距離に基づいて、接続相手の通信装置から受信した電波信号に期待される信号強度である期待信号強度Sを算出する。
そして、制御部110は、信号強度情報17が示す値が、期待信号強度Sが示す値を含む所定の範囲外である場合に、当該接続相手の通信装置と接続しないよう制御する。
無線通信部150は、自通信装置100およびAP20の間の送受信データを電波信号に変換して送受信してもよい。
また、無線通信部150は、例えばAP20から送信されるビーコン信号またはプローブ応答信号であるAP20を識別する初期識別信号の受信電波強度を実測し、信号強度情報17として出力してもよい。なお、プローブ応答信号は、通信装置100からのプローブ要求信号に応答してAP20から送信される信号である。
また、制御部110は、通信装置100の位置情報およびAP20の位置情報18を取得する。
図7は、本実施形態に係る通信装置100における処理の流れを示すフローチャートである。
制御部110は、通信装置100の位置情報およびAP20の位置情報18を取得する(ステップS31)。
制御部110は、ステップS31で取得した自通信装置100の位置情報と、AP20の位置情報とから、図3に示すように自通信装置100と、AP20との間の距離D(m)を計算する(ステップS32)。
制御部110は、ステップ32において計算された距離Dと、それぞれ既知であるAP20のアンテナの送信絶対利得Gt(dB)と、通信装置100の図示しないアンテナの受信絶対利得Gr(dB)と、AP20の送信電力Pt(W)とから、AP20から電波信号を受信した場合に期待される電波信号の強さを示す期待信号強度S(dBm)を計算する(ステップS33)。
制御部110は、通信装置100に到来するAP20からの初期識別信号を待つと共に到来した初期識別信号の信号強度情報17が示す値が、期待信号強度Sを含む所定の範囲外か否かを確認する(ステップS34)。
制御部110は、ステップS34において無線通信部150から出力される初期識別信号の信号強度情報17が、ステップS33で計算された期待信号強度Sを含む所定の範囲外の場合(ステップS34においてYES)、当該AP20が正規のAPではないと判断し、ステップS34の処理を実行する。
一方、制御部110は、ステップ34において無線通信部150から出力される初期識別信号の信号強度情報17が、ステップS33で計算された期待信号強度Sを含む所定の範囲である、上限値および下限値を示す閾値を含まないその間の値である場合(ステップS34においてNO)、当該AP20が正規のAPであると判断する。
制御部110は、ステップS34においてNOの場合、上述した正規のAP20との間で無線接続を確立し、当該AP20との間で無線通信部150によるデータ通信を開始する(ステップS35)。
以上、本実施形態には、通信装置が意図しないAPなどの通信装置と接続される可能性を抑制できる効果がある。
その理由は、通信装置が、所定の位置に配置されたAPと、自通信装置との間の距離に基づく信号強度の値が所定の範囲外にあるAPとは接続しないようにしたからである。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
たとえば、ステップS34において、期待信号強度Sの所定の範囲外は、その範囲の境界値である上限値及び下限値の少なくとも一方を含んでも、両方を含まないでもよい。たとえば、両方を含まない場合、制御部110は、初期識別信号の信号強度情報17が、期待信号強度Sを含む所定の範囲以内である(上限値および下限値を示す閾値を含む、その間の値である)場合に、当該AP20が正規のAPであると判断する。
10、100 通信装置
11、110 制御部
12 測位部
14 記憶部
15、150 無線通信部
16 アンテナ
17 信号強度情報
18 通信装置100の位置情報およびAP20の位置情報
20 AP
30 接続領域
40 通信可能領域
50 位置測位装置

Claims (4)

  1. 接続相手の通信装置から受信した電波信号の信号強度を信号強度情報として出力する無線通信部と、
    前記接続相手の通信装置から前記電波信号を受信した際に前記無線通信部から出力される前記信号強度情報を取得し、自通信装置および前記接続相手の通信装置の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる距離に基づいて、前記接続相手の通信装置から受信した前記電波信号に期待される信号強度である期待信号強度を算出し、前記信号強度情報が示す値が、前記期待信号強度が示す値を含む所定の範囲外である場合に、当該接続相手の通信装置と接続しないよう制御する制御部と、
    を含む通信装置。
  2. 前記通信装置は、前記接続相手の通信装置の位置情報を記憶する記憶部をさらに含み、
    前記制御部が、前記自通信装置および前記記憶部に記憶された少なくとも1以上の前記接続相手の通信装置の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる前記距離が、最も小さい前記接続相手の通信装置を接続相手に選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、前記自通信装置の現在の位置を測位する測位部をさらに含み、
    前記制御部は、前記測位部が出力する位置情報を、前記自通信装置の位置を示す情報として取得すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 接続相手の通信装置から受信した電波信号の信号強度を信号強度情報として出力する無線通信部を含む通信装置の接続方法であって、
    前記接続相手の通信装置から前記電波信号を受信した際に前記無線通信部から出力される前記信号強度情報を取得し、
    前記自通信装置および前記接続相手の通信装置の位置を示すそれぞれの位置情報から求められる距離に基づいて、前記接続相手の通信装置から受信した前記電波信号に期待される信号強度である期待信号強度を算出し、
    前記信号強度情報が示す値が、前記期待信号強度が示す値を含む所定の範囲外である場合に、当該接続相手の通信装置と接続しないように制御すること
    を特徴とする通信装置の接続方法。
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