JP2016218678A - 筆記装置及び表示システム - Google Patents

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Takeo Hirata
田 賢 郎 平
原 俊 晃 上
Toshiaki Uehara
原 俊 晃 上
近 禅
chan Xu
禅 近
部 真 阿
Makoto Abe
部 真 阿
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Abstract

【課題】入力軌跡を視認可能にしつつ、コンピュータ等への手書き入力を行うことができる筆記装置を提供する。【解決手段】筆記装置100は、被筆記シート1を支持する支持面20aを有し、支持面20a上に載置された被筆記シート1への筆記内容を感知可能な筆記ボード10と、被筆記シート1に筆記された筆記内容を消すための消し部材70と、を備え、筆記ボード10は、支持面20a上への外部導体5の接触位置または接近位置を検出するためのタッチセンサ30を有し、消し部材70は、樹脂を含む本体部71と、本体部71に分散された導電性粒子72と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、筆記ボード及び消し部材を備えた筆記装置、並びに、この筆記装置を有する表示システムに関する。
従来、コンピュータ等への手書き入力を可能にする手書き入力支援装置が知られている。例えば特許文献1には、入力面を有する位置検出装置と、位置検出装置の入力面への入力を行うためのペン先を有するペン型の位置指示器と、を備えた手書き入力支援装置が示されている。
特開2010−117943号公報
特許文献1に示されているような従来の手書き入力支援装置では、専用のペン型の位置指示器を用いて位置検出装置の入力面への入力を行っているため、入力面への入力の軌跡(筆跡)が視認できず、不都合が生じていた。具体的には、手書き入力中に一度ペンを入力面から離してしまうと、それまでの入力の軌跡が視認できないことから、その軌跡に対応して正確な位置へ続けて入力することが難しかった。
また、従来の手書き入力支援装置では、位置検出装置の入力面への入力を行うための専用のペン(ペン型の位置指示器)を必要としていた。そのため、手書き入力支援装置全体の構成の複雑化と、それによる装置のコスト上昇という問題があった。また、専用のペンを紛失すると手書き入力支援装置が使用できなくなるという問題もあった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、入力軌跡を視認可能にしつつ、コンピュータ等への手書き入力及び消去を行うことができる筆記装置を提供することを目的とする。
本発明による筆記装置は、
被筆記シートを支持する支持面を有し、前記支持面上に載置された被筆記シートへの筆記内容を感知可能な筆記ボードと、前記被筆記シートに筆記された筆記内容を消すための消し部材と、を備えた筆記装置であって、
前記筆記ボードは、前記支持面上への外部導体の接触位置または接近位置を検出するためのタッチセンサを有し、
前記消し部材は、樹脂を含む本体部と、前記本体部に分散された導電性粒子と、を有する。
本発明による表示システムは、
上述の筆記装置と、
前記筆記ボードと接続され、前記筆記内容を表示する表示装置と、を備える。
本発明によれば、筆記装置において、入力軌跡を視認可能にしつつ、コンピュータ等への手書き入力及び消去を行うことができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、筆記ボード及び消し部材を備えた筆記装置を概略的に示す斜視図である。 図2は、図1の筆記ボードの検出部のA−A線に沿った断面を示す断面図である。 図3は、筆記ボードの表示シートを示す平面図である。 図4は、筆記ボードのタッチセンサを示す平面図である。 図5は、図4のタッチセンサの一部拡大図であって、タッチセンサの導電性メッシュを示す図である。 図6は、筆記装置を構成する消し部材の一例を示す図である。 図7は、筆記ボードの変形例を示す断面図である。なお、図7に示された断面は、図1のA−A線に沿った断面に概ね対応している。 図8は、筆記ボードに用いられる、見当マーカーを有する被筆記シートの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「シート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「表示シート」は、「表示板」や「表示フィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図8は本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、筆記ボード10及び消し部材70を備えた筆記装置100を概略的に示す図であり、図2は、図1の筆記ボード10の検出部のA−A線に沿った断面を示す断面図であり、図3は、筆記ボード10の表示シート24を示す平面図である。
筆記装置100は、被筆記シート1(図1においては図示略。図2(断面図)参照。)を支持する支持面20aを有し、支持面20a上に載置された被筆記シート1への筆記内容を感知可能な筆記ボード10と、被筆記シート1に筆記された筆記内容を消すための消し部材70と、を備えている。
まず、筆記装置100を構成する筆記ボード10について説明する。図1及び図2に示された筆記ボード10は、投影型の静電容量結合方式として構成され、外部導体(例えば、筆記具6、人間の指、消し部材70等)5の接触位置を検出可能に構成された検出部20と、検出部20に接続された回路を収容する回路部11とを有する。なお、静電容量結合方式の検出部20の検出感度が優れている場合には、外部導体5が検出部20に接近しただけで当該外部導体5が検出部20のどの領域に接近しているかを検出することができる。このような現象にともなって、ここで用いる「接触位置」とは、実際には接触していないが位置を検出され得る接近位置を含む概念とする。
なお、「容量結合」方式及び「投影型」の容量結合方式との用語は、タッチセンサの技術分野で用いられる際の意味と同様の意味を有するものとして、本件においても用いている。なお、「容量結合」方式は、タッチセンサの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。典型的な静電容量結合方式のタッチセンサは電極(導電体層)を含んでおり、外部の導体がタッチセンサに接触することにより、外部の導体とタッチセンサの電極(導電体層)との間でコンデンサ(静電容量)が形成されるようになる。そして、このコンデンサの形成にともなった電気的な状態の変化に基づき、タッチセンサ上において外部導体が接触(接近)している位置の位置座標が特定(位置検出)されるようになる。
図1に示された筆記ボード10の回路部11には、検出部20に接続された回路が収容されている。この回路には、例えば制御部及び通信部が含まれる。制御部は、CPU(Central Processing Unit)を有し、筆記ボード10全体の制御を行う。制御部には、必要に応じてROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)が設けられ、ROMに保存されたプログラムをRAMに展開して、このプログラムをCPUで実行するようにしてもよい。
通信部は、コンピュータや表示装置等の外部装置との通信を行うためのものであり、外部装置との通信に用いられるインターフェイス装置を有している。このインターフェイス装置としては、有線LAN(Local Area Network)、USB(Universal Serial Bus)接続等による接続を行うための有線接続装置、及び、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線等による接続を行うための無線接続装置が例示できる。
図1に示された筆記ボード10は、筆記ボード10の各部に電力を供給するための図示しない電源を有している。この電源としては、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等のバッテリーを挙げることができる。また、これに限らず、交流(AC)電源や太陽電池、或いはUSB端子から供給される電力を電源として用いてもよい。電源は、回路部11及び検出部20のいずれに収容されていてもよい。また、電源は、別体として構成されて回路部11又は検出部20に接続されてもよい。
また、図1に示された例では、筆記ボード10の回路部11に、切替えスイッチ12が設けられている。切替えスイッチ12は、検出部20へ接触又は接近した外部導体5の移動の軌跡を検出する軌跡検出モードと、外部導体5の、後述の表示シート24の区画パターン27で区画されたいずれかの領域への接触又は接近を検出する領域検出モードと、を切り替えるためのスイッチである。切替えスイッチ12としては、例えば、スライドスイッチやメンブレンスイッチ等の、ユーザが操作可能なスイッチを用いることができる。なお、切替えスイッチ12は、回路部11に設けられるものに限られず、検出部20に設けられるようにしてもよい。
なお、筆記ボード10には、外部導体5の軌跡データ等を保存することができる記憶装置が設けられてもよい。記憶装置としては、例えばフラッシュメモリを用いることができる。また、記憶装置として、USBフラッシュメモリやメモリーカード等の着脱可能な外部記憶装置を用いてもよい。
次に、筆記ボード10の検出部20について説明する。図2に示された例では、筆記ボード10の検出部20は、被筆記シート1を支持する支持面20aの側から順に、表層板21、表示シート24、タッチセンサ30、面光源装置40、及び、筐体15を有している。
表層板21は、誘電体として機能する透光性を有した層である。この表層板21は、検出部20への入力面(タッチ面、接触面)として機能するようになる。つまり、表層板21に外部導体(例えば、筆記具6、人間の指、消し部材70等)5を接触(接近)させることにより、検出部20に対して外部から情報を入力することができるようになっている。また、表層板21は、被筆記シート1を支持する支持面20aをなしており、検出部20において、表示シート24、タッチセンサ30及び面光源装置40を外部から保護するカバーとしても機能する。
この表層板21の支持面20aは、ハードコート性を有することが好ましい。このような表層板21は、例えば、アクリル樹脂等で形成される透明支持体23上にハードコート層22を設けることにより作製することができる。このハードコート層22は、JIS K 5600−5−4:1999で規定される鉛筆硬度試験(4.9N荷重)で「H」以上の硬度を有することが好ましい。鉛筆硬度を「H」以上とすることにより、表層板21における耐擦傷性を向上させることができる。したがって、表層板21が筆記具の先端等で引っ掻かれたりした際に、支持面20aに傷が生じることを抑制することができる。なお、透明支持体23との密着性、靱性およびカールの防止の観点から、ハードコート層22の鉛筆硬度の上限は「4H」とすることが好ましい。すなわち、ハードコート層22は、JIS K5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験(4.9N荷重)で「H」以上「4H」以下の硬度を有することが好ましい。筆記ボード10の検出部20は、繰り返し押圧され高度な密着性および靱性が要求されることから、ハードコート層22の鉛筆硬度の上限を「4H」とすることにより、ハードコート層22を検出部20の支持面20aをなす層として使用する場合に顕著な効果を発揮できる。
このようなハードコート層22としては、ガラスや樹脂の層を用いることができる。例えば、フッ素樹脂、ケイ素樹脂等の熱硬化性樹脂、紫外線、電子線等の電離放射線の照射により架橋反応し硬化する、アクリル系、エポキシ系等の電離放射線硬化性樹脂、及び、電離放射線硬化性樹脂に、フッ素樹脂、ケイ素樹脂等の熱硬化性樹脂を添加したもの、等を好ましく用いることができる。
また、ハードコート層22は、筆記済みの被筆記シート1を表層板21上で裏返した際に、被筆記シート1の筆記済みの面からの黒鉛粉やインク等の付着、いわゆる裏移り、を抑制し得る材料を用いることが好ましい。さらに、裏移りが生じたとしても、付着した黒鉛粉やインク等の拭き取り除去が容易である材料を用いることが好ましい。
ハードコート層22は、透明支持体23上へ樹脂材料を塗布して加熱や電離放射線の照射等により硬化させることによって形成されてもよいし、ガラスや樹脂のシートを接着剤や粘着剤により透明支持体23に貼着してもよい。表層板21を、樹脂のシートを透明支持体23に貼着することにより形成する場合、例えば、支持フィルム上に樹脂材料を塗布して加熱や電離放射線の照射等により硬化させたものを、透明支持体23に貼着するようにしてもよい。
このような表層板21は、被筆記シート1の支持性や検出部20の薄型化の観点から、0.3mm以上5mm以下の厚さを有していることが好ましい。また、ハードコート層22は、硬度の確保及び検出部20の薄型化の観点から、1μm以上10μm以下の厚さを有していることが好ましい。
次に、表示シート24について説明する。表示シート24は、面光源装置40が発光した状態で、表層板21の支持面20aを介して、支持面20aを複数の領域に区画する区画パターン27を視認可能とする機能を有する層である。図2に示された例では、区画パターン27は、区画パターン27と区別して視認されるべき領域とは異なる光透過率を有するパターンとして形成されている。図2に示された例では、表示シート24は、着色層25と、着色層25の面光源装置40側に積層された区画パターン層26と、を有している。
着色層25は、着色された層であり、例えば、白、赤、青、黄、緑、グレー、黒等の色を有した層である。好ましくは、着色層25は白色の層を用いることができる。図示された例では、着色層25は第1の着色材料の塗膜で形成され、表層板21(透明支持体23)の面光源装置40側の面の略全面に設けられている。第1の着色材料としては、例えば顔料又は染料を含む材料を用いることができる。このような着色層25は、例えば、表層板21の透明支持体23の面光源装置40側の面上に第1の着色材料をシルク印刷することによって形成することができる。なお、着色層25は単層からなるものに限られず、複数の層を有していてもよい。例えば、白色材料の層を2層重ねて着色層25とすることもできる。また、着色層25は第1の着色材料の塗膜で形成されるものに限られず、着色されたシート材を着色層25として用いてもよい。
区画パターン層26は、表示シート24を複数の領域に区画する区画パターン27を有している。図3は、表示シート24の区画パターン層26の一例を示す平面図である。図3に示された例では、区画パターン27は、タッチセンサ30によりタッチ位置が検出され得るアクティブエリアAa1内に設けられ、コンピュータ等のキーボード(乃至は鍵盤)に相当するパターンを有している。すなわち、図示された例では、表示シート24は、区画パターン27により複数の領域に区画され、区画された各領域が、それぞれキーボードの1つのキーをなしている。なお、区画パターン27は、キーボードに相当するパターンに限らず、任意のパターンを有していてよい。
区画パターン層26は、例えば、区画パターン27となるべきパターンを除いて、第2の着色材料の層を形成することにより設けることができる。言い換えると、区画パターン層26は、第2の着色材料の層に、区画パターン27となるべきパターンで切欠き28を形成することにより設けられている。したがって、区画パターン27は、区画パターン層26において、第2の着色材料の層の切欠き28で形成されている。なお、これに限られず、区画パターン層26は、区画パターン27となるべきパターンに沿って第2の着色材料の層を形成することにより設けることもできる。第2の着色材料としては、例えば顔料又は染料を含む材料を用いることができる。第2の着色材料は、第1の着色材料と異なる色を有するものを用いることが好ましく、例えば、第1の着色材料として白色の材料を用いる場合には、第2の着色材料として、グレー色や黒色を有する材料を用いることができる。このような区画パターン層26は、例えば、着色層25の面光源装置40側の面上に、第2の着色材料を、印刷塗布することによって形成することができる。また、区画パターン層26は、単層からなるものに限られず、複数の層を有していてもよい。
このような着色層25及び区画パターン層26を有する表示シート24においては、区画パターン27の形成部分と、区画パターン27の非形成部分とで、異なる光透過率を有する。とりわけ、区画パターン27が、区画パターン層26において、第2の着色材料の層の切欠き28で形成されている場合、区画パターン27の形成部分、すなわち第2の着色材料を有しない切欠き28の形成部分における光透過率は、切欠き28の非形成部分、すなわち第2の着色材料を有する部分における光透過率よりも大きい。言い換えると、区画パターン27の形成部分、すなわち第2の着色材料を有しない切欠き28の形成部分における透過光量は、切欠き28の非形成部分、すなわち第2の着色材料を有する部分における透過光量よりも大きい。したがって、面光源装置40が発光した状態での、区画パターン27と、区画パターン27の非形成部分と、の間の、面光源装置40から出射した照明光の透過量の差により、区画パターン27を、区画パターン27の非形成部分と区別して視認することが可能となる。
次に、タッチセンサ30について説明する。図4は、筆記ボード10のタッチセンサ30の一例を示す平面図であり、図5は、図4のタッチセンサ30の一部拡大図であって、タッチセンサ30の導電性メッシュ36を示す図である。
タッチセンサ30は、支持フィルム31、第1電極(検出電極)32、第2電極(検出電極)33、第1取出配線34及び第2取出配線35を有している。図2、図4及び図5に示された例では、タッチセンサ30は、支持フィルム31の一方の面上に、第1電極32、第2電極33、第1取出配線34及び第2取出配線35を有している。また、これに限られず、タッチセンサ30は、支持フィルム31の一方の面上に、第1電極32及び第1取出配線34を有し、他方の面上に、第2電極33及び第2取出配線35を有してもよい。また、支持フィルム31上に、第1電極32及び第1取出配線34を有したタッチセンサ30と、他の支持フィルム31上に、第2電極33及び第2取出配線35を有したタッチセンサ30と、を積層してもよい。
図2、図4及び図5に示された例では、支持フィルム31は、電極32,33及び取出配線34,35を支持し、且つ、タッチパネルセンサ30において誘電体としても機能し得る。図4及び図5に示すように、支持フィルム31は、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1に隣接する非アクティブエリアAa2と、を含んでいる。
支持フィルム31は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなる樹脂シート、ガラス、セラミックス等からなる無機材等、誘電体として機能し得る材料を用いることができる。また、電極32,33及び取出配線34,35の保持性及び検出部20の薄型化の観点から、このような支持フィルム31の厚さは、例えば20μm以上300μm以下、好ましくは50μm以上188μm以下、とすることができる。
図4に示されているように、第1電極32は、位置検出に用いられ、アクティブエリアAa1内に配置される、複数の第1検知電極32aを含んでいる。とりわけ図示された例では、第1電極32は、支持フィルム31の第1方向(X)に沿って延び、第2方向(Y)に沿って配列された複数の第1検知電極32aを含んでいる。また、第2電極33は、位置検出に用いられ、アクティブエリアAa1内に配置される、複数の第2検知電極33aを含んでいる。とりわけ図示された例では、第2電極33は、第2基材36の第2方向(Y)に沿って延び、第1方向(X)に沿って配列された複数の第2検知電極33aを含んでいる。各検知電極32a,33aは、一例として、以下に説明するような導電性細線37からなる導電性メッシュ36によって形成されるが、図4では、図示の簡略化のために、各検知電極32a,33aが配置される領域を単純な矩形で示している。また、図4及び図5では、第1電極32及び第1取出配線34と、第2電極33及び第2取出配線35とを、区別して理解しやすくするため、第1電極32及び第1取出配線34を実線で示し、第2電極33及び第2取出配線35を破線で示している。
検知電極32a,33aは、外部導体5が検知部20に接近した際に生じる、電磁的な変化又は静電容量の変化を検知するために設けられるものである。検知電極32a,33aは、例えば、金属材料が、所定の線幅及び厚さで形成された導電性細線37からなる導電性メッシュ36で構成することができる。なお、これに限られず、検知電極32a,33aは、ITO(酸化インジウムスズ)等の透明導電膜を用いて形成されてもよい。
取出配線34,35は、検知電極32a,33aの各々に対し、接触位置の検出方法に応じて1つ又は2つ設けられている。各取出配線34,35は、対応する検知電極32a,33aに接続されて配線を形成している。図4に示された例では、取出配線34,35は、支持フィルム31の非アクティブエリアAa2内を、対応する検知電極32a,33aから支持フィルム31の端縁付近まで延びている。また、図示された例では、取出配線34,35は、図示しない接続配線(例えば、フレキシブルプリント基板)を介して、上述の制御部に接続される端子部34a,35aを含んでいる。
図5に示された例において、電極32,33は、それぞれ導電性メッシュ36を含んでいる。とりわけ図示された例では、各検知電極32a,33aが、それぞれ導電性メッシュ36を含んでいる。導電性メッシュ36は、多数の導電性細線37により多数の開口領域38が画成されるメッシュ状の材料である。とりわけ、図示された例では、導電性メッシュ36は、多数の導電性細線37で格子状のメッシュが形成され、これにより、多数の矩形の開口領域38が画成されている。
以上のような、電極32,33及び取出配線34,35は、例えば、蒸着法、スパッタリング法、箔の転写、塗工法等により、金、銀、銅、白金、錫、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、及び、これらの金属の1種以上を含む合金の一以上を含有する金属膜を支持フィルム31上に形成し、この金属膜を所望のパターンでエッチングすることによって形成することができる。
次に、面光源装置40について説明する。面光源装置40は、面状に光を発光し、表示シート24を背面側(支持面20aに対面する側と反対の側)から照明する装置である。図2に示すように、面光源装置40は、エッジライト型の面光源装置として構成され、導光板41と、導光板41の側方に配置された発光体45と、を有している。また、面光源装置40は、導光板41の表示シート24に対面する側と反対の側に積層された反射シート46も有している。
図2に示された例では、導光板41は、一対の平行な主面を有する平板状の部材として構成されている。導光板41は、表示シート24側の主面によって構成された出光面42と、出光面42に対向するもう一方の主面からなる裏面43と、出光面42および裏面43の間を延びる側面と、を有している。そして、導光板41の側面の一部分によって入光面44が形成され、この入光面44に対向して発光体45が配置されている。また、側面の一部分によって入光面44に対向する反対面(図示せず)も形成され、入光面44から導光板41に入射した光は、概ね、入光面44と、入光面44に対向する反対面と、を結ぶ導光方向dに沿って導光板41内を導光されるようになる。
図2に示された例では、導光板41の裏面43には、光を拡散させる機能を有した図示しない光拡散要素が設けられている。導光板41の側面をなす入光面44から導光板41内に入射した光は、板状の導光板の一対の主面をなす出光面42および裏面43での反射を繰り返し、とりわけ、導光板41の本体部をなす材料と導光板41に隣接する空気との屈折率差に起因した全反射を繰り返して、入光面44から導光板41の内部へ導光されていく。そして、導光板41内を進む光が、裏面43のうちの光拡散要素が形成されている領域に入射すると、当該光は光拡散要素によって進行方向を変化させられる。結果として、全反射臨界条件を満たさない条件で、導光板41の出光面42へ入射し得るようになり、導光板41から出光面42を介して出射するようになる。すなわち、光拡散要素は、導光板41の内部から光を取り出すための要素として機能する。
具体的な構成として、例えば、光拡散性粒子を含有したインクを樹脂製板材(導光板41の本体部をなす部材)の一方の主面に所望のパターンで印刷することにより、光拡散要素が所望のパターンで裏面43に形成された導光板41を作製することができる。このような導光板41は、印刷導光板と呼ばれ、インクを細かいドットとして印刷することにより、光拡散要素を所望の密度で分散させて導光板41の裏面43に形成することができる。
導光板41の側方に配置された発光体45は、LED(発光ダイオード)や冷陰極管等の種々の態様で構成され得る。例えば、発光体45は、導光板41の入光面44の長手方向に沿って、並べて配置された多数のLEDによって構成され得る。
反射シート46は、光を反射する機能を有した部材である。導光板41内を進む光は、出光面42だけでなく、裏面43を介して導光板41から出射することもある。反射シート46は、導光板41の裏面43から出射した光を反射して、再び導光板41内に入射させるための部材である。すなわち、反射シート46は、発光体45からの光を有効利用するための部材である。反射シート46は、白色の散乱反射シート、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート等から、構成され得る。例えば、反射シート46として、アルミニウムからなるシートを用いることができる。
なお、導光板41の出光面42上、すなわち出光面42の表示シート24側、に、プリズムシート、拡散フィルム、偏光選択フィルム等の、特定の機能を発揮することを期待された層が配置されてもよい。
このような筆記ボード10は、表層板21と積層され面状に発光可能な面光源装置40と、表層板21と面光源装置40との間に配置された表示シート24と、を備え、表示シート24には、支持面20aを複数の領域に区画する区画パターン27が設けられ、面光源装置40が発光した状態で、表層板21の支持面20a上に区画パターン27が視認可能となり、面光源装置40が発光を停止した状態で、区画パターン27が不可視化され、タッチセンサ30によって、外部導体5が区画パターン27で区画されたいずれの領域に接触または接近したかを検出する。これにより、筆記ボード10は、後述の軌跡検出モードと領域検出モードとを実行することができ、筆記ボード10をコンピュータ等のキーボードとしても用いることができる。また、面光源装置40が発光を停止した状態では区画パターン27が不可視化されるので、後述の軌跡検出モードにおいて、支持面20a上に載置された紙等の被筆記シート1へ筆記する際に、被筆記シート1を通して区画パターン27が視認され、筆記を阻害することを防止することができる。
図1及び図2に示された例では、筆記ボード10は、上述の制御部、通信部及び電源、並びに、検知部20の表層板21、表示シート24、タッチセンサ30及び面光源装置40を収容する筐体15を有している。この筐体15は、例えば、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂等の樹脂材料から構成され得る。
また、筆記装置100の筆記ボード10に、上述の通信部を介して液晶ディスプレイ等の表示装置を接続することにより、筆記ボード10の支持面20a上に載置された被筆記シート1への筆記内容を、表示装置に表示する表示システムを構築することが可能である。この表示システムは、例えば、表示装置と接続されたコンピュータに、筆記装置100の筆記ボード10を有線接続又は無線接続し、筆記ボード10と表示装置とをコンピュータを介して接続するようにすることもできる。
次に、筆記装置100を構成する消し部材70について説明する。消し部材70は、被筆記シート1に筆記された筆記内容を消去する機能を有する。図6に示すように、消し部材70は、樹脂を含む本体部71と、本体部71に分散された導電性粒子72と、を有する。なお、本実施の形態において、粒子とは、粉や粉末と呼ばれ得るものをも含む概念とする。
本体部71は、鉛筆やシャープペンシル等の黒鉛からなる芯を有する筆記具によって被筆記シート1に筆記された筆記内容(筆跡)を消去するための樹脂を含んでいる。この樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)等の塩化ビニル系樹脂、天然ゴム、合成ゴム等を例示することができる。さらに、本体部71は、上述の樹脂に加えて、可塑剤、着色剤等を含むことができる。可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート(DOP)等のフタル酸系可塑剤や非フタル酸系可塑剤を用いることができる。着色剤としては、例えば、赤色、青色、黄色、黒色、白色等の染料又は顔料を用いることができる。一例として、消し部材70の本体部71に導電性粒子72を分散したことにより、消し部材70が全体として灰色等に着色して視認される場合、消し部材70の本体部71に白色の染料又は顔料を含有させることにより、消し部材70が全体として略白色に視認されるようにすることができる。
導電性粒子72は、消し部材70を、筆記ボード10のタッチセンサ30により検出可能にする機能を有する。この導電性粒子72としては、例えば、金属を含有する粒子、又は、炭素材料を含有する粒子が用いられ得る。金属を含有する粒子としては、金、銀、銅、白金、アルミニウム、鉄、錫、ニッケル、及び、これらの金属の1種以上を含む合金の1以上を含有する粒子を例示することができる。炭素材料を含有する粒子としては、例えば、グラファイト、カーボンナノチューブを含有する粒子を挙げることができる。導電性粒子72は、球状、針状、鱗片状等、種々の形状を有するものを用いることができる。また、導電性粒子72は、不定形のものであってもよい。
導電性粒子72の平均粒径は、10μm以上200μm以下とすることができる。好ましくは、導電性粒子72の平均粒径を、50μm以上100μm以下とすることができる。このような粒径を有する導電性粒子72が分散された消し部材70によれば、消し部材70を筆記ボード10のタッチセンサ30で精度よく検出することを可能にしつつ、導電性粒子72を消し部材70の本体部71内に良好に保持することができる。なお、平均粒径は、光学顕微鏡法又は透過型電子顕微鏡法によって撮影した導電性粒子72の直径の算術平均値であり、JIS Z 8901:2006(試験用紛体及び試験用粒子)の附属書に規定される方法により測定した算術平均粒子径として特定され得る。
また、導電性粒子72には、本体部71に含まれる樹脂に対する分散性を向上させるための表面処理を施してもよい。また、導電性粒子72の酸化を防止するための表面処理を施してもよい。
消し部材70における導電性粒子72の含有量は特に限定されないが、一例として、本体部(導電性粒子72を含まない)71の100重量部に対して、導電性粒子72を10重量部以上50重量部以下の割合で含有させることができる。好ましくは、本体部71の100重量部に対して、導電性粒子72を20重量部以上40重量部以下で含有させることができる。このような含有量の導電性粒子72を有する消し部材70によれば、消し部材70を筆記ボード10のタッチセンサ30で精度よく検出することを可能にしつつ、被筆記シート1に筆記された筆記内容の良好な消去性を確保することができる。
次に、筆記装置100の動作について説明する。
(軌跡検出モード)
切替えスイッチ12を操作し、動作モードを軌跡検出モードに切り替える。軌跡検出モードでは、面光源装置40は発光を停止し、表示シート24の区画パターン27は不可視化される。制御部は、軌跡検出モードにおいて、タッチセンサ30により、支持面20aへ接触又は接近した筆記具等の外部導体5を検出すると、タッチセンサ30で当該外部導体5の支持面20a上の位置を連続的に検知し、外部導体5の移動の軌跡のデータを取得する。例えば、検出部20の支持面20a上に被筆記シート1を載置し、筆記具6で被筆記シート1に文字や図形等を筆記すると、タッチセンサ30で筆記具6の移動の軌跡のデータを取得する。筆記ボード10が表示装置と接続されている場合、筆記具6の移動の軌跡のデータを当該表示装置へリアルタイム(実時間処理)で送信することにより、筆記具6で被筆記シート1に筆記した内容が表示装置に表示される。また、筆記具6の移動の軌跡のデータを、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶するようにしてもよい。
被筆記シート1に筆記された筆記内容(筆跡)を消したい場合は、被筆記シート1に筆記された筆跡上を消し部材70で擦る。これにより、消し部材70の、樹脂を含む本体部71により、被筆記シート1に筆記された筆跡が消去される。このとき、筆記ボード10のタッチセンサ30は、導電性粒子71を含有する消し部材70の位置及び移動軌跡を検出する。そして、制御部は、この位置及び移動軌跡に対応した消去軌跡データを作成する。この消去軌跡データを表示装置に送信し、表示装置では、消去軌跡データに対応する筆記具6による筆記の軌跡を不可視化する。これにより、表示装置上の、被筆記シート1において消し部材70により消去された筆記内容に対応する表示内容を消去することができる。
また、筆記具6の移動の軌跡のデータが記憶装置に記憶されている場合、この消去軌跡データを当該記憶装置に書き込むこともできる。この消去軌跡データの書き込みは、例えば、筆記具6の移動の軌跡のデータに直接書き込む、すなわち筆記具6の移動の軌跡のデータにおける、消去軌跡データに対応する筆記具6の移動の軌跡を消去することにより行うことができる。また、これに限らず、記憶装置に、筆記具6の移動の軌跡のデータとは別に消去軌跡データを書き込んでおき、当該記憶装置に記憶されたデータに基づいて表示装置での表示を行う際には、筆記具6の移動の軌跡のデータにおける、消去軌跡データに対応する筆記具6の移動の軌跡を表示しないようにすることもできる。
被筆記シート1としては、上質紙、ケント紙等の紙、必要に応じて表面に易筆記性処理を施したポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の樹脂シート、不織布等の任意の絶縁性のシートを用いることができる。とりわけ市販の用紙を用いることができる。なお、被筆記シート1の全体が絶縁性である必要はなく、被筆記シート1の一部が導電性を有していてもよい。また、被筆記シート1は、例えば、白色不透明なシートが用いられ得るが、これに限らず、無色透明、有色透明、有色不透明のシートを用いることもできる。有色のシートは、白色、灰色、黒色等の無彩色、水色、桃色、淡黄色等の有彩色、のいずれの色を有したシートであっても良い。被筆記シート1の厚みは、特に制限は無く、通常使用される範囲の中から適宜選定すればよい。
筆記具6としては、被筆記シート1に接触する先端部又は先端部近傍にタッチセンサ30で検出可能な導体を有する筆記具を用いることができる。タッチセンサ30は、このような筆記具6の先端部又は先端部近傍に設けられた導体を検知して、当該筆記具6の移動の軌跡を取得することができる。ここで、「先端部近傍」とは、筆記具の先端部から10mm以内の範囲を指す。先端部に導体を有する筆記具6としては、鉛筆、ボールペン、万年筆等を例示することができる、鉛筆は、先端部に黒鉛で形成された芯を有しており、この芯が導体をなす。先端部に金属部材を有するボールペンや万年筆においては、この金属部材が導体をなす。先端部近傍に導体を有する筆記具6としては、先端部近傍に金属部材を有する種々の筆記具を好適に用いることができる。
(領域検出モード)
切替えスイッチ12を操作し、動作モードを領域検出モードに切り替える。動作モードを領域検出モードに切り替わると、面光源装置40が発光し、面光源装置40と積層された表示シート24が背面側(支持面20aに対面する側と反対の側)から照明される。表示シート24は、区画パターン27を有しており、区画パターン27は、区画パターン27と区別して視認されるべき領域とは異なる光透過率を有するパターンとして形成されている。したがって、表示シート24が背面側から照明されると、区画パターン27と、区画パターン27の非形成部分と、の間の透過光量の差により、区画パターン27を、区画パターン27の非形成部分と区別して視認することが可能となる。
制御部は、領域検出モードにおいて、タッチセンサ30により、支持面20aへ接触又は接近した人間の指等の外部導体5を検出すると、タッチセンサ30で当該外部導体5の支持面20a上の位置を検知し、この支持面20a上の位置に対応して、外部導体5が区画パターン27で区画されたいずれの領域に接触または接近したかを検出する。とりわけ、図3を参照して説明したように、区画パターン27が、コンピュータ等のキーボードに相当するパターンを有している場合、外部導体5の支持面20a上の位置に対応して、外部導体5が、区画パターン27で区画されたキーボードの、複数のキーのうちのどのキーに対応する領域に接触または接近したかを検出し、当該区画パターン27に割り当てられた情報(数字、文字、記号等)が入力されたと判断する。これにより、支持面20aのいずれかの位置への外部導体5の接触又は接近を、複数のキーを有するキーボードのいずれかのキーへの入力に対応させて検知することができる。
なお、領域検出モードで検出される外部導体5は、人間の指に限られず、スタイラス(タッチペン)や上述の筆記具6であってもよい。
以上のように、本実施の形態の筆記装置100は、被筆記シート1を支持する支持面20aを有し、支持面20a上に載置された被筆記シート1への筆記内容を感知可能に構成された筆記ボード10を備えている。これにより、支持面20a上に載置された被筆記シート1上の筆記の軌跡を視認しつつ、コンピュータ等への手書き入力を行うことができる。とりわけ、手書き入力中に一度筆記具6を被筆記シート1から離してしまっても、それまでの筆記の軌跡が被筆記シート1上で視認できることから、その軌跡に対応して正確な位置へ続けて入力することが可能となる。
また、本実施の形態の筆記装置100は、筆記ボード10と、被筆記シート1に筆記された筆記内容を消すための消し部材70と、を備え、筆記ボード10は、支持面20a上への外部導体5の接触位置または接近位置を検出するためのタッチセンサ30を有し、消し部材70は、図6に示したように、樹脂を含む本体部71と、本体部71に分散された導電性粒子72と、を有する。このような筆記装置100によれば、筆記ボード10のタッチセンサ30により、消し部材70の被筆記シート1への接触位置及び移動軌跡を検出することができる。これにより、筆記ボード10の支持面20a上に載置された被筆記シート1に筆記された筆記内容(筆跡)を、消し部材70を用いて消した際に、筆記具6による筆記内容が記憶されている記憶装置上、及び筆記具6による筆記内容が表示されている表示装置上においても、被筆記シート1上で消し部材70を用いて消去された筆記内容に対応する表示内容を消去することができる。また、筆記具6の移動の軌跡のデータが記憶装置に記憶されている場合には、消し部材70による消去軌跡データを記憶装置に書き込むことができる。
なお、消し部材70における導電性粒子72の添加量は、本体部71の100重量部に対して導電性粒子72が10重量部以上50重量部以下、好ましくは20重量部以上40重量部以下とすることができる。導電性粒子72の材料としては、例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、鉄、錫、ニッケル等の導電性金属、黒鉛(グラファイト)、カーボンナノチューブ等の導電性炭素等から選択される1種又は2種以上が使用できる。導電性粒子72の平均粒径は、10μm以上200μm以下、好ましくは50μm以上100μm以下の範囲とすることができる。導電性粒子72の形状としては、球、回転楕円体のような突起や角部の無いものが被筆記シートを傷付け難い点で好ましいが、その他、多面体、針状、鱗片形状等のものも用いることができる。本体部71を構成する樹脂としては、ポリ塩化ビニル(PVC)等の塩化ビニル系樹脂、天然ゴム、合成ゴム等の通常の消しゴムの材料として使用されている物の中から適宜選択すれば良い。必要に応じて、該樹脂中には、可塑剤、熱安定剤、充填剤、紫外線吸収剤等の添加剤を添加することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図7は、筆記装置100の筆記ボード10の検出部20の変形例を示す断面図である。図7に示された断面は、図1のA−A線に沿った検出部20の断面に概ね対応している。
図7に示された例では、筆記ボード10は、検出部20の支持面20aへの法線方向に表層板21と積層され、支持面20aと対向する裏面20bを形成する裏面板50を有する。なお、筆記ボード10の筐体15における、支持面20aへの法線方向に表層板21と積層された部分が、裏面板50をなすようにしてもよい。
裏面板50は、誘電体として機能する層である。この裏面板50は、検出部20への入力面(タッチ面、接触面)として機能するようになる。つまり、裏面板50に外部導体(例えば、人間の指等)5を接触(接近)させることにより、検出部20に対して外部から情報を入力することができるようになっている。また、裏面板50は、外部導体5が接触する裏面20bをなしており、検出部20において、タッチセンサ30を外部から保護するカバーとしても機能する。
この裏面板50の裏面20bは、ハードコート性を有することが好ましい。このような裏面板50は、例えば、アクリル樹脂等で形成される支持体51上にハードコート層52を設けることにより作製することができる。このハードコート層52は、上述のハードコート層22と同様の材料を用いて形成することができる。なお、図7に示された例では、裏面板50の支持体51は、透光性を有した部材である必要はなく、樹脂やガラス等、種々の材料を用いて形成され得る。
図7に示された例では、筆記ボード10は、裏面20bを複数の領域に区画する裏面区画パターン53を有している。図示された例では、裏面区画パターン53は、裏面板50の支持体51とハードコート層52との間に設けられている。また、これに限られず、裏面区画パターン53は、ハードコート層52の支持体51と反対側の面(裏面20b)上に設けられてもよいし、支持体51が透光性を有する材料で形成されている場合には、支持体51における支持面20a側の面上に設けられてもよい。さらに、裏面区画パターン53は、裏面板50と別体に設けられてもよい。また、裏面区画パターン53は、例えば、図3を参照して説明した区画パターン27と同様のパターンを有するパターンとすることができる。このような裏面区画パターン53は、例えば、裏面板50の支持体51のいずれかの面上に、第3の着色材料を、印刷塗布することによって形成することができる。第3の着色材料としては、例えば顔料又は染料を含む材料を用いることができる。また、裏面区画パターン53は、単層からなるものに限られず、複数の層を有していてもよい。
表層板21と裏面板50との間には、タッチセンサ30が配置されている。タッチセンサ30は、支持面20a上への外部導体5の接触位置または接近位置を検出することができるとともに、裏面20b上への外部導体5の接触位置または接近位置をも検出することができるようになっている。
図7に示された例では、筆記ボード10は、筆記ボード10の姿勢を検出する図示しない姿勢検出センサを有している。この姿勢検出センサは、筆記ボード10の支持面20a及び裏面20bのどちらが上(重力の向きと反対の向き)を向いているかを検出するセンサである。このような姿勢検出センサとしては、例えば加速度センサ等を用いることができる。
さらに、図7に示された例では、姿勢検出センサで検出された筆記ボード10の姿勢に基づいて、制御部が、軌跡検出モードと領域検出モードとを自動的に切り替えるようにすることができる。軌跡検出モードと領域検出モードとの切替えは、各種機構、方式、形態とすることができる。例えば、1例として、姿勢検出センサにより筆記ボード10の支持面20aが上を向いたことが検出された場合には軌跡検出モードに切り替え、裏面20bが上を向いたことが検出された場合には領域検出モードに切り替えるようにすることができる。
次に、図7に示された筆記装置100の動作について説明する。
(軌跡検出モード)
姿勢検出センサにより、筆記ボード10の支持面20aが上を向いたことが検出されると、制御部は、動作モードを軌跡検出モードに切り替える。制御部は、軌跡検出モードにおいて、タッチセンサ30により、支持面20aへ接触又は接近した筆記具等の外部導体5を検出すると、タッチセンサ30で当該外部導体5の支持面20a上の位置を連続的に検知し、外部導体5の移動の軌跡のデータを取得する。例えば、検出部20の支持面20a上に被筆記シート1を載置し、筆記具6で被筆記シート1に文字や図形等を筆記すると、タッチセンサ30で筆記具6の移動の軌跡のデータを取得する。筆記ボード10が表示装置と接続されている場合、筆記具6の移動の軌跡のデータを当該表示装置へリアルタイムに送信することにより、筆記具6で被筆記シート1に筆記した内容が表示装置に表示される。また、筆記具6の移動の軌跡のデータを、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶するようにしてもよい。なお、被筆記シート1及び筆記具6としては、上述の実施の形態で説明したものと同様の被筆記シート及び筆記具を用いることができる。また、被筆記シート1に筆記された筆記内容を消し部材70で消去した際には、筆記ボード10は、上述の実施の形態と同様に動作し得るので、詳細な説明は省略する。
(領域検出モード)
姿勢検出センサにより、筆記ボード10の裏面20bが上を向いたことが検出されると、制御部は、動作モードを領域検出モードに切り替える。制御部は、領域検出モードにおいて、タッチセンサ30により、裏面20bへ接触又は接近した人間の指等の外部導体5を検出すると、タッチセンサ30で当該外部導体5の裏面20b上の位置を検知し、この裏面20b上の位置に対応して、外部導体5が裏面区画パターン53で区画されたいずれの領域に接触または接近したかを検出する。とりわけ、裏面区画パターン53が、図3に示したような、コンピュータ等のキーボードに相当するパターンを有している場合、外部導体5の裏面20b上の位置に対応して、外部導体5が、裏面区画パターン53で区画されたキーボードの、複数のキーのうちのどのキーに対応する領域に接触または接近したかを検出する。これにより、裏面20bのいずれかの位置への外部導体5の接触又は接近を、複数のキーを有するキーボードのいずれかのキーへの入力に対応させて検知することができる。
このような筆記ボード10の変形例によれば、裏面区画パターン53を不可視化することなく、軌跡検出モードにおいて、支持面20a上に載置された被筆記シート1へ筆記する際に、被筆記シート1を通して裏面区画パターン53が視認されることによって筆記が阻害されることを防止することができる。また、これにより、面光源装置40を省くことができるので、筆記ボード10の薄型化、軽量化及びコストダウンを図ることができる。
他の変形例として、被筆記シート1として、タッチセンサ30で検出可能な導体を用いた見当マーカー60を含む被筆記シート1を用いることができる。図8に、見当マーカー60を含む被筆記シート1の例を示す。図示された例では、被筆記シート1の各隅部に、見当マーカー60が設けられている。このような見当マーカー60を含む被筆記シート1を用いた場合、タッチセンサ30で見当マーカー60を検出することにより、被筆記シート1の支持面20a上の配置位置や配置角度を検知することができる。したがって、被筆記シート1が移動した際に、被筆記シート1の支持面20a上の移動距離及び角度を算出することができる。これにより、被筆記シート1への筆記中に被筆記シート1が支持面20a上で移動したとしても、被筆記シート1の移動後の筆記の軌跡を、被筆記シート1の移動距離及び角度で補正することによって、被筆記シート1の移動前と移動後の筆記の軌跡を整合させることができる。このタッチセンサ30で検出可能な導体としては、金属材料を含むものを用いることができる。
なお、見当マーカー60の形状、配置および個数は、図8に示したものに限られない。例えば見当マーカー60の形状は、円形に限られず、三角形、四角形、鉤型、環状等、他の形状でも良い。見当マーカー60の配置は、隅部に限られず、被筆記シート1の各辺に沿った位置(各辺の中央近傍等)や、被筆記シート1の中心等、他の位置に配置してもよい。また、見当マーカー60の個数も4つに限られない。ただし、被筆記シート1の配置位置及び角度を正確に検出する観点から、見当マーカー60は2つ以上設けることが好ましい。さらに、見当マーカー60を3つ以上設けることにより、被筆記シート1の表裏を判別することも可能になる。
さらに他の変形例として、タッチセンサ30として、支持フィルム31の一方の面上に検出電極32,33が設けられ、支持フィルム31の他方の面上にマット層が設けられたものを用い、タッチセンサ30を、マット層が面光源装置40の導光板41に接触するようにして、面光源装置40と積層することができる。このマット層としては、例えば、バインダー樹脂と、バインダー樹脂によって保持された粒子と、を有し、マット層の表面(支持フィルム31と反対側の面)には、この粒子の存在に起因した凹凸面が形成されている、ものを用いることができる。このようなマット層は、バインダー樹脂中に粒子が分散された材料を支持フィルム31の他方の面上に塗布し、バインダー樹脂を硬化させることによって形成することができる。このようなタッチセンサ30によれば、タッチセンサ30と面光源装置40の導光板41とが、タッチセンサ30のマット層に形成された凹凸面の凸部のみで接触するようになる。したがって、タッチセンサ30と導光板41との光学密着による、輝度分布の不均一化や干渉縞の発生等を回避することができる。斯かる光学密着防止の為には、当該凹凸面の凸部(乃至突起)のマット層の粒子不在箇所の表面からの突出高さは、JIS B0601(1994年)規定の10点平均粗さRzが可視光線の最大波長である0.78μm以上となるようにすることが好ましい。さらに好ましくは、該突出高さはRzが0.8μm〜10μmの範囲とされる。斯かるマット層の材料、構成、及び形成方法については、特許第3518554号公報、特許第3968155号公報等に開示の如き公知の材料、構成、及び形成方法を適用すれば良い。
さらに他の変形例として、面光源装置40の反射シート46は、接地(アース)されていてもよい。筆記ボード10を、金属部材を有する机やテーブルに載置すると、この金属部材の存在によってタッチセンサ30の検出電極における静電容量が変化し、支持面20aや裏面20b上の外部導体5の位置を正確に検出できない場合がある。一方、面光源装置40の反射シート46が金属層を含むように構成し、反射シート46を接地することにより、この反射シート46が静電シールドの役割を果たし、机やテーブルの金属部材による、タッチセンサ30の検出電極の静電容量の変化を抑制することができる。
さらに他の変形例として、筆記ボード10には、被筆記シート1を固定するための、クリップ等の固定手段が設けられてもよい。
さらに他の変形例として、筆記ボード10のタッチセンサ30は、投影型の静電容量結合方式に変えて抵抗膜方式で構成されていても良い。
また、筆記ボード10には、バッテリーに充電するための充電口が設けられていてもよい。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上に説明した筆記装置100は、業務用途、教育用途、個人用途等、様々の用途に用いることができる。
業務用途としては、会議等において、筆記ボード10の支持面20a上で紙に書いたメモを、同時にスクリーンやディスプレイ等の表示装置に表示する用途等に用いることができる。
教育用途としては、筆記ボード10の支持面20a上で生徒が紙に書いた内容をスクリーンやディスプレイ等の表示装置に表示する用途等に用いることができる。とりわけ、紙に印刷された課題(試験問題)への各生徒の回答を教師側のディスプレイに表示するようにすると、各生徒の課題の進行状況をモニターしたり、課題の進行に応じてリアルタイムに採点したりすることが可能となる。
個人用途としては、筆記ボード10を手帳の下敷きとして用いると、手帳の用紙に筆記した内容を筆記ボード10の記憶装置に保存しておき、記憶装置に保存された筆記内容を後でコンピュータ等で読みだすことができる。また、手帳の用紙に筆記した内容をリアルタイムにコンピュータに送信することもできる。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
以下に説明する消し部材を実際に作製して、消し部材の被筆記シートへの接触位置及び移動軌跡を、筆記ボードのタッチセンサにより検出した。消し部材の本体部としては、樹脂としてのポリ塩化ビニル(PVC)に非フタル酸系可塑剤を添加したもの(クツワ社製「けしごむをつくろう!」)を用いた。導電性粒子としては、平均粒径約70μmの鉄粉(協和純薬工業社製「鉄粉(200)」)を用いた。導電性粒子としての鉄粉をポリ塩化ビニルに非フタル酸系可塑剤を添加したものに分散して成形し、固体状にゲル化するまで加熱して硬化させた。
(実施例1)
実施例1では、本体部と導電性粒子としての鉄粉との混合量を次のように設定した。
本体部 14g (100重量部)
鉄粉 3g (21.4重量部)
作製された消し部材を用いて、実際に筆記ボードの支持面上に載置された用紙(被筆記シート)上の筆跡を消去した。これにより、用紙上の筆跡が良好に消去されることを、筆記裝置に接続して筆記情報をモニターしている画像表示裝置(液晶表示裝置)の画面上で確認した。また、筆記ボードの支持面と積層されて配置されたタッチセンサにより、消し部材の接触位置及び移動軌跡が精度よく検出できることを確認した。
(実施例2)
実施例2では、本体部と導電性粒子としての鉄粉との混合量を次のように設定した。
本体部 14g (100重量部)
鉄粉 5g (35.7重量部)
作製された消し部材を用いて、実際に筆記ボードの支持面上に載置された用紙(被筆記シート)上の筆跡を消去した。これにより、用紙上の筆跡が良好に消去されることを、筆記裝置に接続して筆記情報をモニターしている画像表示裝置の画面上で確認した。また、筆記ボードの支持面と積層されて配置されたタッチセンサにより、消し部材の接触位置及び移動軌跡が精度よく検出できることを確認した。
1 被筆記シート
5 外部導体
6 筆記具
10 筆記ボード
11 回路部
12 切替えスイッチ
15 筐体
20 検出部
20a 支持面
21 表層板
22 ハードコート層
23 透明支持体
24 表示シート
25 着色層
26 区画パターン層
27 区画パターン
30 タッチセンサ
31 支持フィルム
32 第1電極(検出電極)
33 第2電極(検出電極)
40 面光源装置
41 導光板
45 発光体
46 反射シート
50 裏面板
51 支持体
52 ハードコート層
53 裏面区画パターン
60 見当マーカー
70 消し部材
71 本体部
72 導電性粒子
100 筆記装置

Claims (2)

  1. 被筆記シートを支持する支持面を有し、前記支持面上に載置された被筆記シートへの筆記内容を感知可能な筆記ボードと、前記被筆記シートに筆記された筆記内容を消すための消し部材と、を備えた筆記装置であって、
    前記筆記ボードは、前記支持面上への外部導体の接触位置または接近位置を検出するためのタッチセンサを有し、
    前記消し部材は、樹脂を含む本体部と、前記本体部に分散された導電性粒子と、を有する、
    筆記装置。
  2. 請求項1に記載の筆記装置と、
    前記筆記ボードと接続され、前記筆記内容を表示する表示装置と、を備える、表示システム。
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