JP2016218130A - 表示装置 - Google Patents

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貴裕 片山
Takahiro Katayama
貴裕 片山
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Abstract

【課題】表示領域周辺(特に下額縁)のサイズの縮小化と高品質画像の両立が可能な表示装置を提供する。【解決手段】互いに隣接する引出配線が、それぞれ走査信号線と同一材料の同層配線160或いは映像信号線と同一材料の同層配線161が並行して配列された第1部分と、第1部分に隣接して配列され走査信号線と同一材料の同層配線160と映像信号線と同一材料の同層配線161が並行する第2部分と、第2部分に隣接して配列され走査信号線と同一材料の同層配線160が並行する第3部分とを有する表示装置とする。【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置に関する。
表示装置に使用される例えば液晶表示パネルは、画素電極および薄膜トランジスタ(TFT)等を有する画素がマトリクス状に形成されたTFT基板と、TFT基板に対向して、TFT基板の画素電極と対応する場所にカラーフィルタ等が形成された対向基板が配置され、TFT基板と対向基板の間に液晶が挟持されている。そして液晶分子による光の透過率を画素毎に制御することによって画像を形成している。
液晶表示装置やOLED(organic light emitting diode display)等の表示装置はフラットで軽量であることから、色々な分野で用途が広がっている。携帯電話やDSC(Digital Still Camera)等には、小型の表示装置が広く使用されている。
表示パネルでは額縁部において設計上信号線が斜め配置となる箇所が生じる。図7はTFT基板の表示領域および周辺領域におけるゲート電極配線とソース電極配線を模式的に示す図の一例であり、(a)が平面図、(b)がA−B線での断面図である。このTFT基板は、ガラス基板407上に形成された複数本の走査信号線405(図7(a)では水平方向)と、複数本の走査信号線405とそれぞれ交差する複数本の映像信号線406(図7(a)では垂直方向)と、複数本の走査信号線405および複数本の画像信号線406の各交点近傍に設けられた複数のTFT(図示せず)と、複数のTFTのそれぞれに接続された複数の画素電極401からなる画像表示部400と、画像表示部400の周辺(図1では画像表示部400の下方)に設けられ、複数本の走査信号線405に信号をそれぞれ入力するための複数の走査信号線端子402と、画像表示部400の周辺に設けられ、複数本の映像信号線406に信号をそれぞれ入力するための複数の映像信号線端子403と、画像表示部400の周辺に設けられ、複数本の走査信号線405をそれぞれ複数の走査信号線端子402に引き回す複数本の走査信号引出配線408、410と、画像表示部400の周辺に設けられ、複数本の映像信号線406をそれぞれ複数の映像信号線端子403に引き回す複数本の映像信号引出配線412とを有する。複数本の走査信号引出配線408、410は、走査信号線405を構成する導電材料で形成された第1引出配線408と、第1引出配線408を覆う絶縁層409上に、映像信号線406を構成する導電材料から形成された第2引出配線410から構成される。破線で示す第1引出配線408と実線で示す第2引出配線410とは、図7(b)で示すように絶縁層409を介して多層配線となっている。この構造を実現するために第1引出配線408は走査信号線405と同層配線とし、第2引出配線410は映像信号線406と同層配線にすると共に絶縁層409に設けた第1コンタクトホール411を介して走査信号線405と第2引出配線とが接続される。なお、映像信号線406と同層の第2引出配線410は第2コンタクトホール413を介して走査信号配線405と同層の配線に再度接続された後、走査信号線端子402に接続される。これにより、画素ピッチが小さくなり引出配線本数が増え隣接する引出配線のピッチが小さくなっても配線間の短絡を防止できるため、周辺領域のサイズ縮小が可能となる。隣接する引出配線を多層とする技術については、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。
特開2005−91962号公報 特開2004−53702号公報
表示領域の周辺領域は縮小化の方向にあり、映像信号引出配線の斜め配線部におけるピッチの縮小化の要求も高まると思われる。そこで発明者らは、隣接する引出配線を多層とする技術は表示領域周辺(特に、斜め配線が配置される下額縁)のサイズ縮小に有効であると考え、特に携帯機器で用いられている小型の表示パネルにおいて、この技術の映像信号線への適用について検討を行った。走査信号線(ゲート線)としてモリブデン(Mo)系材料を、映像信号線(ドレイン線)としてアルミニウム(Al)系材料を用いた。その結果、画像にスジが出る画像不良の生じることが分かった。
本発明の目的は、表示領域周辺(特に下額縁)のサイズの縮小化と高品質画像の両立が可能な表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するための一実施形態として、第1方向に延在する複数の走査信号線及び前記第1方向と直交する第2方向に延在する複数の映像信号線が形成された表示領域と、前記表示領域の周辺に配置され一端が前記映像信号線に他端がドライバに接続された複数の引出配線が形成された周辺領域とを備えた表示装置において、
互いに隣接する前記引出配線は、それぞれ前記走査信号線と同一材料の同層配線或いは前記映像信号線と同一材料の同層配線が並行して配列された第1部分と、前記第1部分に隣接して配列され前記走査信号線と同一材料の同層配線と前記映像信号線と同一材料の同層配線とが並行する第2部分と、前記第2部分に隣接して配列され前記走査信号線と同一材料の同層配線が並行する第3部分とを有することを特徴とする表示装置とする。
また、第1方向に延在する複数の走査信号線及び前記第1方向と直交する第2方向に延在する複数の映像信号線が形成された表示領域と、前記表示領域の周辺に配置され一端が前記映像信号線に他端がドライバに接続された複数の引出配線が形成された周辺領域とを備えた表示装置において、
複数の前記引出配線は、前記表示領域側で前記第2方向に延在する第1部分と、前記第2方向に対して斜め方向に延在する第2部分と、前記ドライバ側で前記第2方向に延在する第3部分とを有し、
前記第1部分において互いに隣接する前記引出配線は、前記走査信号線と同一材料の同層配線または前記映像信号線と同一材料の同層配線であり、
前記第2部分において互いに隣接する前記引出配線は積層配線構造を有し、隣接する引出配線の一方は映像信号線と同一材料の同層配線であり、他方は走査信号線と同一材料の同層配線であることを特徴とする表示装置とする。
コモントップ方式のIPS−PRO方式の表示装置の画素部断面構造である。 IPS−LITE方式の表示装置の画素部断面構造である。 本発明の各実施例に係る、斜め配線部を備えた表示装置の概略平面図である。 本発明の第1の実施例に係る表装置において、図1乃至図3に示した表示装置の周辺領域の一部を示す概略平面図である。 本発明の第2の実施例に係る表装置において、図1乃至図3に示した表示装置の周辺領域の一部を示す概略平面図である。 本発明の第3の実施例に係る表装置において、図1乃至図3に示した表示装置の周辺領域の一部を示す概略平面図である。 従来のTFT基板の表示領域及び周辺領域におけるゲート電極配線とソース電極配線を模式的に示す図であり、(a)が平面図、(b)がA−B線での断面図である。 本発明の第1の実施例に係る表装置において、図1乃至図3に示した表示装置の周辺領域の一部の他の例を示す概略平面図である。 本発明の第2の実施例に係る表装置において、図1乃至図3に示した表示装置の周辺領域の一部の他の例を示す概略平面図である。 本発明の第3の実施例に係る表装置において、図1乃至図3に示した表示装置の周辺領域の一部の他の例を示す概略平面図である。
発明者等は、走査信号線(ゲート線)としてモリブデン(Mo)系材料を、映像信号線(ドレイン線)としてアルミニウム(Al)系材料を用い、映像信号引出配線を多層配線とした際、画像不良が生じる原因について検討した。その結果、小型表示パネルでは問題視されていなかった引出配線間の抵抗値のばらつきが疑われた。即ち、隣接する映像信号引出配線がMo系材料の配線とAl系材料の配線の多層構造であるため、Mo系材料を用いた映像信号引出配線とAl系材料を用いた映像信号引出配線との間で抵抗値が互いに異なるため書込みの際に映像信号の伝達に差が生じ不良が発生するものと推定された。そこで、本発明においては、配線ピッチの小さな斜め配線部では多層配線を用い、それ以外の部分ではそれぞれの映像信号引出配線の抵抗値の差が小さくなるような構成とした。これにより、表示領域周辺、特に下額縁のサイズの縮小化が図れ、且つ画像不良が抑制され高品質画像を得ることができた。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等につて模式的に表わされる場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
表示装置である液晶表示装置には、IPS(In Plane Switching)方式、TN方式、VA方式等が存在するが、本発明は、そのいずれにも適用することが出来る。本発明に関連する第1ドレイン引出配線はゲート電極や査信号線と同層で形成され、第2ドレイン引出配線はドレイン電極や映像信号線と同層で形成される。そこで先ず、液晶表示パネルの断面構造を説明する。液晶表示装置には多くの種類の方式が存在するので、その全てを説明することは出来ないので、代表例として、2種類のIPS方式の表示装置の断面構造について説明する。
図1は、いわゆるコモントップタイプのIPS方式の液晶表示装置のTFTを含む画素部の断面図である。図1において、ガラス製のTFT基板100の上にゲート電極101が形成され、これを覆ってゲート絶縁膜102が形成されている。ゲート電極101は走査信号線に接続されており、MoW合金あるいはMoCr合金等のMo系材料を用いて走査信号線と同一材料の同層で形成される。ゲート絶縁膜102を挟んでゲート電極101の上方に半導体層103が形成されている。半導体層103の上には、ドレイン電極104とソース電極105がチャネル領域を挟んで対向して形成されている。ドレイン電極104は、映像信号線(ドレイン線)に接続されている。ドレイン電極104およびソース電極105は、Al合金を用いて映像信号線と同一材料の同層で形成される。
ドレイン電極104とソース電極105を覆ってパッシベーション膜106が形成されている。パッシベーション膜106の上には、平面(べた形状)で画素電極107がITOによって形成されている。画素電極107とTFTから延在したソース電極105とは、パッシベーション膜106に形成されたスルーホールを介して接続されている。画素電極107の上には層間絶縁膜108が形成され、層間絶縁膜108の上に、スリット109aを有するコモン電極109が形成されている。
コモン電極109は画面全体にわたって、共通に形成されている。コモン電極109は、透明導電膜であるITO(Indium Tin Oxide)によって形成されるが、ITOは電気抵抗が大きいので、コモン電極109全体を均一な電位とするために、コモン電極109の上に抵抗の低いコモン金属110が、光が透過しない部分に形成される。コモン電極109およびコモン金属110を覆って配向膜111が形成されている。
図1において、液晶300を挟んで、対向基板200が配置されている。対向基板200にはブラックマトリクス202とカラーフィルタ201が形成され、これらを覆ってオーバーコート膜203が形成されている。オーバーコート膜203の上には、配向膜111が形成されている。図1のTFT基板100において、画素電極107に電圧が印加されると、コモン電極109と画素電極107の間に電気力線が発生し、液晶分子301を回転させて液晶300の透過率を画素毎に制御し、画像を形成する。
図2は、いわゆる別のタイプのIPS方式の液晶表示装置のTFTを含む画素部の断面図であり、コモン電極109が最上層に形成されるコモントップタイプである。図2において、TFT基板100上に、ゲート電極101、ゲート絶縁膜102、半導体層103、ドレイン電極104、ソース電極105が形成されるまでは、先に説明したIPS方式と同様である。符号133は映像信号線(ドレイン線)を示しており、ドレイン電極104と同一材料(Al系材料)を用いて同層で形成される。図2において、ドレイン電極104およびソース電極105を形成後、絶縁膜を介さずに、ITOによって画素電極107が形成される。
画素電極107の上にはパッシベーション膜106が形成され、パッシベーション膜106の上には、画素の部分にスリット109aを有するコモン電極109が形成される。コモン電極109は画面全体に共通に形成される。コモン電極109の電位を均一にするために、光が透過しない部分のコモン電極109の上にコモン金属110が形成される。
図2において、液晶300を挟んで対向基板200が配置している。対向基板200の構成は図1で説明した液晶表示装置の場合と同様であるので、説明を省略する。
図3は、本実施例に係る、斜め配線部を備えた表示装置の概略平面図である。図3において、TFT基板100と対向基板200とを重ねた領域に表示領域10が形成されている。TFT基板100は対向基板200よりも大きく形成されており、TFT基板100が1枚となった部分は、対向基板端部220からTFT基板端部360迄の領域であり、この部分に液晶表示装置を駆動するドライバ350が搭載されている。表示領域10の下側には映像信号線(ドレイン線)に接続され斜め配線を有する映像引出配線16が配置されており、ドライバ350に接続されている。なお、製品端部(TFT基板端部)360端子部近傍には、液晶表示パネルに電源や走査信号、映像信号等を供給するための、図示しないフレキシブル配線基板が接続される。また、図3においては、走査信号引出配線は省略されている。符号225は対向基板200の額縁部(CF額縁部)を示す。
次に、本実施例の映像信号引出配線の構成について図4を用いて説明する。図4においては、斜め配線部370迄(図面上側)はゲート電極(走査信号線)と同一材料の同層配線160とし、斜め配線部370で多層配線、即ち隣接する一方はそのままゲート電極と同一材料の同層配線160とし、他方はコンタクトホール170でドレイン電極(映像信号線)と同一材料の同層配線161とする。斜め配線部370以降(図面下側)において配線が上下方向に切り替わるところで全てゲート電極と同一材料の同層配線160とする。特に、対向基板200の下端における額縁部225に対応するTFT基板上のパッシベーション膜(有機平坦化膜等)や層間絶縁膜(低温形成のSiN膜等)は、対向基板とTFT基板とをシールするためのシール材の密着性を向上させるためには配置しないことが望ましい。その場合、対向基板下端の額縁部225を跨ぐTFT基板上の配線としてドレイン電極と同一材料の同層配線を用いると配線がむき出し構造となるため、本実施例では対向基板下端の額縁部225を跨ぐ配線はゲート電極と同一材料の同層配線を用いた。
斜め配線部の表示領域側(図面上側)と斜め配線部のICドライバ側(図面下側)の引出配線をゲート電極と同一材料の同層配線160とし、斜め配線部370の引出配線においてのみ隣接する引出配線を積層配線構造とし、それぞれゲート電極と同一材料の同層配線160とドレイン電極と同一材料の同層配線161とすることにより、表示領域側から斜め配線部まで互いに隣接する引出配線の配線材料が異なる場合に比べて抵抗が異なる材料の長さを短くすることができるため、隣接する引出配線間の抵抗値の差を小さくすることができる。なお、隣接する配線の間隔は配線が上下方向に配置されている場合に比べ斜めに配置された場合の方が小さいため(例えば、図4参照)、配線が斜めとなる領域のみへの多層構造の適用は有効である。
図8は本実施例の表示装置における引出配線の他の例を示す。図8に示す引出配線は斜め配線部の表示領域側(図面上側)においてドレイン電極と同一材料の同層配線である点で図4の引出配線と異なる。配線抵抗に関し基本的な考えは図4の構成と同じであり詳細な説明は省略する。
図4や図8に示す引出配配線の構成を用いて図3に示す狭ピッチの斜め配線を有する狭額縁の表示装置を作製したところ、引出配線間の抵抗差が低減され、画質の劣化を抑制することができた。
以上、本実施例によれば、斜め配線部を多層構造とすることにより表示領域周辺(特に下額縁)のサイズの縮小化と高品質画像の両立が可能な表示装置を提供することができる。また、対向基板下端の額縁部に対応するTFT基板上の引出配線をゲート電極と同一材料の同層配線とすることにより、対向基板とTFT基板とのシール密着性が損なわれることはない。
本発明に係る第2の実施例について図5を用いて説明する。なお、実施例1に記載され本実施例に未記載の事項は特段の事情が無い限り本実施例にも適用することができる。
本実施例の映像信号引出配線の構成について図5を用いて説明する。図5においては、斜め配線部370迄(図面上側)は図4と同様にゲート電極と同一材料の同層配線160とし、斜め配線部370で多層配線、即ち隣接する一方はそのままゲート電極と同一材料の同層配線160とし、他方はコンタクトホール170でドレイン電極と同一材料の同層配線161とする。斜め配線部370以降(図面下側)において配線が上下方向に切り替わるところでドレイン電極と同一材料で同層配線161はコンタクトホール170を介してゲート電極と同一材料の同層配線160と接続する。一方、ゲート電極と同一材料の同層配線160はコンタクトホール170を介してドレイン電極と同一材料で同層配線161に接続し、対向基板下端の額縁部225の手前で再度コンタクトホールを介してゲート電極と同一材料の同層配線160に接続する。対向基板下端の額縁部225を跨ぐ配線はゲート電極と同一材料の同層配線160を用いた。
斜め配線部の表示領域側の引出配線をゲート電極と同一材料の同層配線160とし、斜め配線部370の引出配線において隣接する引出配線を積層配線構造としそれぞれゲート電極と同一材料の同層配線160(Mo系材料、比較的高抵抗配線)とドレイン電極と同一材料の同層配線161(Al系材料、比較的低抵抗配線)とし、更に、斜め配線部でドレイン電極と同一材料で同層配線(比較的低抵抗配線)はゲート電極と同一材料で同層配線(比較的高抵抗)に接続し、斜め配線部でゲート電極と同一材料で同層配線(比較的高抵抗配線)はドレイン電極と同一材料で同層配線(比較的低抵抗配線)に接続した。斜め配線部でドレイン電極と同一材料で同層配線(比較的低抵抗配線)はゲート電極と同一材料で同層配線(比較的高抵抗配線)に接続し、斜め配線部でゲート電極と同一材料で同層配線(比較的高抵抗配線)はドレイン電極と同一材料で同層配線(比較的低抵抗配線)に接続することにより、互いに隣接する引出配線において抵抗が異なる材料の長さを揃えるように調整することができるため、隣接する引出配線間の抵抗値の差を小さくすることができる。その際、引出配線の長さ自体が表示領域の端部で長く、中央部で短くなっていることを考慮して引出配線同士の抵抗値が揃うように調整することができる。
図9は本実施例の表示装置における他の引出配線の例を示す。図9に示す引出配線は斜め配線部の表示領域側(図面上側)においてドレイン電極と同一材料の同層配線である点で図5の引出配線と異なる。配線抵抗に関し基本的な考えは図5の構成と同じであり詳細な説明は省略する。
図5や図9に示す引出配配線の構成を用いて図3に示す狭ピッチの斜め配線を有する狭額縁の表示装置を作製したところ、引出配線間の抵抗差が低減され、画質の劣化を抑制することができた。
以上、本実施例によれば、斜め配線部を多層構造とすることにより実施例1と同様の効果を得ることができる。また、斜め配線部における高抵抗配線を低抵抗配線に接続し、斜め配線部における低抵抗配線を高抵抗配線に接続することにより、互いに隣接する引出配線の抵抗値が揃うように調整できるため実施例1に比べ更に高画質化を図ることができる。
本発明に係る第3の実施例について図6を用いて説明する。なお、実施例1に記載され本実施例に未記載の事項は特段の事情が無い限り本実施例にも適用することができる。
本実施例の映像信号引出配線の構成について図6を用いて説明する。図6においては、斜め配線部370迄(図面上側)は基本的にはゲート電極と同一材料の同層配線160(Mo系材料、比較的高抵抗)とするが、互いに隣接する引出配線の一部をドレイン電極と同一材料の同層配線161(Al系材料、比較的低抵抗)の多層配線とする。斜め配線部370は多層配線とする。その際、斜め配線部の手前でドレイン電極と同一材料の同層配線に接続されていない引出配線(比較的高抵抗)はコンタクトホール170を介してドレイン電極と同一材料の同層配線161(比較的低抵抗)に接続し、ドレイン電極と同一材料の同層配線(比較的低抵抗)に接続された後ゲート電極と同一材料の同層配線160に接続されていた引出配線は斜め配線部においてもそのままゲート電極と同一材料の同層配線160(比較的高抵抗)とする。斜め配線部370以降(図面下側)において配線が上下方向に切り替わるところでドレイン電極と同一材料で同層配線161はコンタクトホール170を介してゲート電極と同一材料の同層配線160と接続し、全てゲート電極と同一材料の同層配線160とする。対向基板下端の額縁部225を跨ぐ配線はゲート電極と同一材料の同層配線160を用いた。
斜め配線部の表示領域側(図面上側)の引出配線の一部を多層配線とし、ドレイン電極と同一材料の同層配線(比較的低抵抗配線)に接続された引出配線は斜め配線部でもゲート電極と同一材料の同層配線160(比較的高抵抗配線)のままとする。一方、ドレイン電極と同一材料の同層配線に接続されていない引出配線(比較的高抵抗配線)は、斜め配線部370においてコンタクトホール170を介してドレイン電極と同一材料の同層配線(比較的低抵抗配線)に接続する。これにより、互いに隣接する引出配線において抵抗が異なる材料の長さを揃えるように調整することができるため、隣接する引出配線間の抵抗値の差を小さくすることができる。その際、引出配線の長さ自体が表示領域の端部で長く、中央部で短くなっていることを考慮して引出配線同士の抵抗値が揃うように調整することができる。
図10は本実施例の表示装置における他の引出配線の例を示す。図10に示す引出配線は斜め配線部の表示領域側(図面上側)において基本的にはドレイン電極と同一材料の同層配線である点で図6の引出配線と異なる。配線抵抗に関し基本的な考えは図6の構成と同じであり詳細な説明は省略する。
図6や図10に示す引出配配線の構成を用いて図3に示す狭ピッチの斜め配線を有する狭額縁の表示装置を作製したところ、引出配線間の抵抗差が低減され、画質の劣化を抑制することができた。
以上、本実施例によれば、斜め配線部を多層構造とすることにより実施例1と同様の効果を得ることができる。また、斜め配線部における高抵抗配線を低抵抗配線に接続し、斜め配線部における低抵抗配線を高抵抗配線に接続することにより、互いに隣接する引出配線の抵抗値が揃うように調整できるため実施例1に比べ更に高画質化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。例えば、コモントップのIPS方式の液晶表示装置に限られず、画素電極がコモン電極よりも液晶層側に設けられるソーストップ構造であってもよい。また、液晶表示装置に限らす、OLED型の表示装置に適用することも可能である。また、トランジスタの構成は、ボトムゲートであってもトップゲートであってもよい。ゲート電極は、アルミニウムと高融点金属との積層構造であったり、銅を用いたものであってもよい。ドレイン電極は、銅を用いたものであってもよい。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
10…表示領域、16…ドレイン引出配線(映像信号引出配線)、100…TFT基板、101…ゲート電極、102…ゲート絶縁膜、103…半導体層、104…ドレイン電極、105…ソース電極、106…パッシベーション膜、107…画素電極、108…層間絶縁膜、109…コモン電極、109a…スリット、110…コモン金属、111…配向膜、133…映像信号線(ドレイン線)、160…第1ドレイン引出配線(ゲートメタル同層配線)、161…第2ドレイン引出配線(ドレインメタル同層配線)、170…コンタクトホール、200…対向基板、201…カラーフィルタ、202…ブラックマトリクス、203…オーバーコート膜、220…対向基板(CF基板)端部、225…対向基板額縁部(CF額縁部)、300…液晶、301…液晶分子、350…ドライバ、360…製品端(TFT基板端部)、370…斜め配線部、400…画像表示部、401…画素電極、402…走査信号線端子、403…映像信号線端子、405…走査信号線、406…映像信号線、407…ガラス基板、408…第1引出配線(走査信号線同層配線)、409…絶縁層、410…第2引出配線(映像信号線同層配線)、411…第1コンタクトホール、412…映像信号引出配線、413…第2コンタクトホール。

Claims (9)

  1. 複数の走査信号線及び複数の映像信号線が形成された表示領域と、前記表示領域の周辺に配置され一端が前記複数の映像信号線に他端がドライバに接続された複数の引出配線が形成された周辺領域とを備えた表示装置であって、
    前記複数の引出配線は、それぞれ前記複数の走査信号線と同層配線或いは前記複数の映像信号線と同層配線が並行して配列された第1部分と、前記第1部分に隣接して配列され前記複数の走査信号線と同層配線と前記複数の映像信号線と同層配線とが交互に並行する第2部分と、前記第2部分に隣接して配列され前記第1部分と同層配線が並行する第3部分とを有することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置において、
    前記引出配線は、前記第1部分及び前記第3部分において前記第2方向に延在し、前記第2部分において前記第2方向に対して斜め方向に延在していることを特徴とする表示装置。
  3. 第1方向に延在する複数の走査信号線及び前記第1方向と直交する第2方向に延在する複数の映像信号線が形成された表示領域と、前記表示領域の周辺に配置され一端が前記映像信号線に他端がドライバに接続された複数の引出配線が形成された周辺領域とを備えた表示装置において、
    複数の前記引出配線は、前記表示領域側で前記第2方向に延在する第1部分と、前記第2方向に対して斜め方向に延在する第2部分と、前記ドライバ側で前記第2方向に延在する第3部分とを有し、
    前記第1部分において互いに隣接する前記引出配線は、前記走査信号線と同一材料の同層配線または前記映像信号線と同一材料の同層配線であり、
    前記第2部分において互いに隣接する前記引出配線は積層配線構造を有し、隣接する引出配線の一方は映像信号線と同一材料の同層配線であり、他方は走査信号線と同一材料の同層配線であることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3記載の表示装置において、
    前記第3部分において互いに隣接する前記引出配線は、前記走査信号線と同一材料の同層配線であることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項4記載の表示装置において、
    前記表示装置は前記複数の走査信号線及び複数の映像信号線が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して配置された第2基板とを有し、
    前記第3部分における前記引出配線は、前記第2基板の額縁部を跨いて配置されていることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項4記載の表示装置において、
    前記第2部分において前記引出配線が前記走査信号線と同一材料の同層配線であった場合、前記第3部分において積層配線構造を有し前記走査信号線の一部が前記映像信号線と同一材料の同層配線に接続されていることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6記載の表示装置において、
    前記表示装置は前記複数の走査信号線及び複数の映像信号線が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して配置された第2基板とを有し、
    前記第3部分における前記引出配線は、前記第2基板の額縁部を跨いて配置されており、前記第2基板の額縁部を跨いで配置されている前記引出配線は前記走査信号線と同一材料の同層配線であることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項3記載の表示装置において、
    前記第2部分における前記引出配線が前記走査信号線と同一材料で同層配線の場合、前記引出配線は前記第1部分において前記映像信号線と同一材料の同層配線に接続されており、
    前記第2の部分における前記引出配線が前記映像信号線と同一材料で同層配線の場合、前記引出配線は前記第1部分において前記走査信号線と同一材料で同層配線に接続されていることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項8記載の表示装置において、
    前記表示装置は前記複数の走査信号線及び複数の映像信号線が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して配置された第2基板とを有し、
    前記第3部分における前記引出配線は、前記第2基板の額縁部を跨いて配置されており、前記第2基板の額縁部を跨いで配置されている前記引出配線は前記走査信号線と同一材料の同層配線であることを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110660350A (zh) * 2019-10-15 2020-01-07 深圳市华星光电技术有限公司 栅极驱动电路基板结构
US10928696B2 (en) 2019-03-18 2021-02-23 Sharp Kabushiki Kaisha Wiring substrate and display panel
CN113646823A (zh) * 2019-04-16 2021-11-12 株式会社日本显示器 显示装置

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