<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、複写機、プリンタ等の画像形成装置を例に挙げて説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、図1は、本実施形態に係るシート搬送装置16を備えた画像形成装置90を示す概略断面図である。
図1は、本第1の実施形態に係る画像形成装置90の概略構成を示す断面図である。なお、以下では、ユーザーが画像形成装置90に対して各種入力/設定を行う不図示の操作部に臨む位置を画像形成装置90の「前側(手前側)」といい、背面側を「奥側」という。つまり、図1は、手前側から見た画像形成装置90の内部構成を示したものである。図1に示す画像形成装置は、後述する第2の実施形態においても同様に用いられる。なお、各図面において、同一部品及び同一部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態では、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置を用いている。図1に示すように、画像形成装置90は、画像形成装置本体100と、大容量のシートSを積載して画像形成装置本体100に給送するために、画像形成装置本体100に接続されたペーパーデッキ101とを備えている。このペーパーデッキ101は、シートを供給するシート供給ユニットを構成する。画像形成装置本体100は、原稿の画像を読み取るための画像読取装置80と、この画像読取装置80で読み取られた画像をシートSに形成する画像形成部60を備えるプリンタ部95とから構成されている。画像形成装置90は、これら画像読取装置80及び画像形成装置本体100等を制御する制御部(制御手段)55を備えている。
画像読取装置80は、原稿の画像を読み取るスキャナ部81と、スキャナ部81に原稿Gを自動給送可能な自動原稿搬送装置(以下、ADFと表記する)82とを備えている。スキャナ部81は、原稿の表面(第1面)の流し読みもしくは固定読みに用いられる読取部83を有している。画像形成装置本体100の下部には、画像形成部60にシートSを給送する複数のシート給送部30が備えられている。
画像形成部60は、トナー像が形成される感光ドラム112と、感光ドラム112にレーザ光を照射するレーザスキャナユニット111と、トナー像をシートSに転写する転写部118と、トナー像を定着させる定着部114とを有している。シート搬送パスにおける転写部118の上流には、レジストレーションローラ対117が配置されている。なお、画像形成部60は、搬送されるシートSに画像を形成する画像形成手段を構成している。
プリンタ部95に設けられている各シート給送部30は、シートSが積載される給紙カセット31と、給紙カセット31内に積載されたシートSを給送する吸着搬送部21と、引抜きローラ対23と、搬送ローラ対35とを有している。シート給送部30は、シートの端部にエアを吹き付けて上部のシートを浮上させ、浮上させられたシートの最上位のシートを吸着搬送部21が負圧により吸着して搬送する、所謂エア給紙方式を採用している。
一方、ペーパーデッキ101は、デッキ内の上下方向に複数段(本実施形態では3段)が配置されたシート給送部30A、30B、30Cを備えている。各シート給送部30A、30B、30Cの構成はほぼ同じであり、シート収納部32と、吸着搬送部22と、引抜きローラ対24とを備えている。この各シート給送部も、エア給紙方式を採用している。
ペーパーデッキ101は、デッキ本体101aを有し、このデッキ本体101a内に、シート給送部30A、30B、30Cから搬送されたシートを搬送するシート搬送装置16が設けられている。この搬送装置16は合流ガイドユニット(第1搬送ユニット)300、上側搬送ユニット(第2搬送ユニット)200、水平パスユニット(第3搬送ユニット)500、下側搬送ユニット(第4搬送ユニット)400、搬送パス(水平方向搬送パス)12を有する。なお、デッキ本体101aは、シート搬送装置16の装置本体を構成する。
上側搬送ユニット200は、上段のシート収納部32から吸着搬送部22及び引抜ローラ対24によって給送されたシートSを下流の水平パスユニット500に送るように構成されている。下側搬送ユニット400は、中段のシート収納部32と下段のシート収納部32から吸着搬送部22及び引抜ローラ対24によって給送されたシートSを下流の水平パスユニット500に送るように構成される。搬送パス12は、オプションデッキであるペーパーデッキ101の図1右側にもう一つのオプションデッキ(不図示)を装着した場合や、手差し給紙部が装着された場合などに、シートが搬送される。
合流ガイドユニット300は、上側搬送ユニット200の湾曲した搬送パス11からのシートと、ペーパーデッキ101の外部に連通する直線的な搬送パス12からのシートと、下側搬送ユニット400の湾曲した搬送パス13からのシートとを受け入れる。そして合流ガイドユニット300は、このシートを搬送パス(合流搬送パス)14から水平パスユニット500の搬送ローラ対36に送り込む。水平パスユニット500は、下側搬送ユニット400から送られたシートSを搬送ローラ対25等によって画像形成装置本体100に送る。
次に、画像形成装置90の画像形成動作について説明する。ADF82により給送され、スキャナ部81で読み取られた原稿の画像情報または、図示しないパーソナルコンピュータ(PC)から入力された画像情報が入力されると、レーザスキャナユニット111から感光ドラム112にレーザ光が照射される。感光ドラム112は、帯電部材29を介して予め帯電されており、レーザ光が照射されることで静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像器113によって現像され、感光ドラム112上にトナー像として形成される。
感光ドラム112へのトナー像の形成動作に並行して、シート給送部30、30A、30B、30Cから画像形成するためのシートSが給送される。給送されたシートSは、レジストレーションローラ対117に搬送される。画像形成装置本体のレジストレーションローラ対117に搬送されたシートは、レジストレーションローラ対117で感光ドラム112上のトナー像と同期が取られ、転写部118に送られる。転写部118に送られたシートSは、転写部118で感光ドラム112上のトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートSは定着部114で加熱及び加圧され、トナー像が溶融されてシートSに定着される。ユーザーの指定により、片面画像形成モードの場合には、トナー像が定着されたシートSは、排出ローラ対46により排出トレイ59に排出される。一方、両面画像形成モードの場合、シートSは、その第1面に画像が定着された後、反転搬送パス33を介してシートSをレジストレーションローラ対117に向けて再搬送し、上述した動作を繰り返し行う。
[シート搬送装置]
次に、図1及び図2を参照して、シート搬送装置16について詳細に説明する。なお、図2は、本実施形態に係るシート搬送装置16を一部拡大して示す正面図である。
図1及び図2に示すように、シート搬送装置16の上側搬送ユニット200は、シート給送部30Aから引抜ローラ対24を介して送られたシートSを湾曲状の搬送パス11を介して合流ガイドユニット300に送り込む搬送ローラ対47,40を有している。搬送パス11は、その湾曲の外側に位置する外側ガイド部材11aと、その湾曲の内側に位置する内側ガイド部材11bとを有している。そして、搬送パス11は、外側ガイド部材11aと内側ガイド部材11bとが所定の間隔をあけて互いに対向した状態で、ペーパーデッキ101のデッキ本体101aに固定されている。
搬送パス11の下流側に配置されている搬送ローラ対40は、内側ガイド部材11bの貫通部から一部を突出させた駆動ローラ41と、外側ガイド部材11aの貫通部から一部を突出させた従動ローラ42とを備えている。駆動ローラ41及び従動ローラ42は、搬送パス11内に位置するニップ部N1によってシートSを挟持して搬送する。
下側搬送ユニット400は中段のシート収納部32と下段のシート収納部32から各引抜ローラ対24により送られたシートを、湾曲状の搬送パス13を介して水平パスユニット500に送り込む搬送ローラ対43,48,49を有する。搬送パス13は、その湾曲の外側に位置する外側ガイド部材13aと、その湾曲の内側に位置する内側ガイド部材13bとを有し、外側ガイド部材13aと内側ガイド部材13bとが所定の間隔をあけて互いに対向した状態でデッキ本体101aに固定されている。
搬送パス13の中間部に配置された搬送ローラ対43は、外側ガイド部材13aの貫通部から一部を突出させた駆動ローラ44と、内側ガイド部材13bの貫通部から一部を突出させた従動ローラ45とを備えている。駆動ローラ44及び従動ローラ45は、搬送パス13内に位置するニップ部N2によってシートSを挟持して搬送する。
シート搬送装置16の合流ガイドユニット300は、上側搬送ユニット200の搬送パス11からのシートと、不図示のオプションデッキ等の外部から搬送パス12を介して送られるシートと、下側搬送ユニット400の搬送パス13からのシートを受け入れる。そして合流ガイドユニット300は、それらシートを、搬送パス14から水平パスユニット500の搬送ローラ対36に送り込むように構成されている。搬送パス14には、上側搬送ユニット200の搬送パス11と、搬送パス12と、下側搬送ユニット400の搬送パス13とにそれぞれ対応するガイドギャップ(隙間)G1,G2,G3が形成されている。
シート搬送装置16の水平パスユニット500は、合流ガイドユニット300を介して送られたシートを直線状の搬送パス15を介して画像形成装置本体100側に送り込む搬送ローラ対36,34,25,27を有している。搬送パス15は、上側に位置する上側水平ガイド部材15aと、下側に位置する下側水平ガイド部材15bとを有し、上側水平ガイド部材15aと下側水平ガイド部材15bとが所定の間隔をあけて互いに対向した状態で、デッキ本体101aに固定されている。
搬送パス15における上流側に配置された搬送ローラ対36は、上側水平ガイド部材15aの貫通部から一部を突出させた従動ローラ37と、下側水平ガイド部材15bの貫通部から一部を突出させた駆動ローラ38とを備えている。搬送ローラ対36のニップ部N3と搬送ローラ対34,25,27の各ニップ部とによってシートSを挟持して搬送する。
本実施形態では、上側搬送ユニット200が合流ガイドユニット300のシート搬送方向上流に配置され、合流ガイド301に下流端部11cを対向させた内側ガイド部材(第2ガイド部材)11bを介してシートを合流ガイドユニット300に搬送する。また、合流ガイドユニット300は、複数の方向(本実施形態では3方向)から搬送されてくるシートを合流ガイド(第1ガイド部材)301により鉛直方向の下方で支持しつつ一方向に搬送するように構成されている。さらに、水平パスユニット500は、合流ガイドユニット300のシート搬送方向の下流に配置され、合流ガイド301に上流端部15cを対向させた上側水平ガイド部材(第3ガイド部材)15aを介してシートを下流に搬送するように構成されている。
次に、図2〜図7を参照して、本実施形態における合流ガイドユニット300等のガイド部について説明する。なお、図3は、本実施形態に係るシート搬送装置16を一部拡大して示す斜視図、図4は、シート搬送装置16における合流ガイド301等を示す斜視図である。図5は、シート搬送装置16における合流ガイド等を図4とは別の角度から見た状態で示す斜視図である。図6は、図3の構成を背面側から見た状態で示す斜視図、図7は、水平パスユニット500が水平パスフレーム313に固定される構成を示す斜視図である。
図2に示すように、搬送パス11,12,13を通過して、上側搬送ユニット200と合流ガイドユニット300とによって形成される搬送パス14に合流したシートSは、水平パスユニット500の搬送パス15へと搬送される。図3に示すように、上側搬送ユニット200とで搬送パス14を形成している合流ガイドユニット300は、以下のように固定されている。合流ガイドユニット300はデッキ本体101a内で一定の距離をあけて立設された前側支柱311と奥側支柱312間において延設された合流ガイド301と支持部材310により、前側支柱311と奥側支柱312に対し位置決めされた状態で固定されている。
図4及び図5に示すように、支持部材310は、合流ガイド301の長手方向に沿って、合流ガイド301の底面から下方に突出した状態で固定され、断面が全体として略T字状に構成されている。支持部材310は、合流ガイド301よりも長手方向に長く形成され、その両端部にはそれぞれ固定孔310aが形成されている。
図3〜図5に示すように、合流ガイド301のシートの搬送領域の外側の両端部には、前側ガイド間隔保持部材303及び奥側ガイド間隔保持部材302が配置されている。前側ガイド間隔保持部材303は、上部に、合流ガイド301の長手方向の奥側に形成された受け面303aと、受け面303aからシート搬送方向(矢印Coの方向)の下流側にて隆起するように形成された受け面303bとを有している。前側ガイド間隔保持部材303は、受け面303aからシート搬送方向の上流側に下降するように傾斜する受け面303cと、受け面303bから手前側に下降するように傾斜する傾斜面303dとを有している。さらに、前側ガイド間隔保持部材303は、傾斜面303dのシート搬送方向の上流側に形成された円孔部303eを有している。
受け面303aは、合流ガイド301と内側ガイド部材11bとの間のガイドギャップ(隙間)G1を保証できるだけの厚みを有している。受け面303bは、上側水平ガイド部材15aと合流ガイド301との間のガイドギャップ(隙間)G2を保証できるだけの厚みを有している。受け面303bと受け面303bより低く形成された受け面303aとの間には、所定の位置にセットされた内側ガイド部材11bの下流端部11cが当接して係止される段差状の係止突部303iが形成されている。
また、受け面303aと受け面303aより低く形成された受け面303cとの間には、所定の位置に内側ガイド部材11bがセットされた状態で、水平ガイド262の下流端部262aが当接して係止される段差部303jが形成されている。受け面303cは、搬送パス(水平方向搬送パス)12における水平ガイド262の下流端部262aの下面を支持する。受け面303cは、水平ガイド262と合流ガイド301との間のガイドギャップG3を保証できるだけの厚みを有している。さらに、前側ガイド間隔保持部材303は、下部に、合流ガイド301の長手方向に沿うように設けられた位置決め突部303fと引っ掛け爪部303gとを有している。
奥側ガイド間隔保持部材302は、上部に、合流ガイド301の長手方向の手前側に形成された受け面302aと、受け面302aからシート搬送方向(Co)の下流側において隆起するように形成された受け面302bとを有している。奥側ガイド間隔保持部材302は、受け面302aからシート搬送方向の上流側に下降するように傾斜する受け面302cと、受け面302bから手前側に下降するように傾斜する傾斜面302dとを有している。さらに、奥側ガイド間隔保持部材302は、受け面302bのシート搬送方向の上流側に形成された円孔部302hを有している。
受け面302aは、合流ガイド301と内側ガイド部材11bとの間のガイドギャップG1を保証できるだけの厚みを有している。受け面302bは、上側水平ガイド部材15aと合流ガイド301との間のガイドギャップG2を保証できるだけの厚みを有している。受け面302bと受け面302bより低く形成された受け面302aとの間には、所定の位置にセットされた内側ガイド部材11bの下流端部11cが当接して係止される段差状の係止突部302iが形成されている。
また、受け面302aと受け面302aより低く形成された受け面302cとの間には、所定の位置に内側ガイド部材11bがセットされた状態で、水平ガイド262の下流端部262aが当接して係止される段差部302jが形成されている。受け面302cは、搬送パス12における水平ガイド262の下流端部262aの下面を支持する。受け面302cは、水平ガイド262と合流ガイド301との間のガイドギャップG3を保証できるだけの厚みを有している。また、奥側ガイド間隔保持部材302は、下部に、シート搬送方向(Co)に沿うように設けられた引っ掛け爪部302e,302fと、下方に向けて突出された位置決め突部302gとを有している。
また、図4及び図5に示すように、合流ガイド301には、その長手方向の手前側の端部に、前側ガイド間隔保持部材303の各部に対応する円孔部301a、長孔部301b、円孔部301cが形成されている。合流ガイド301には、その長手方向の奥側の端部に、奥側ガイド間隔保持部材302の各部に対応する円孔部301d、長孔部301e、長孔部301f、円孔部301gが形成されている。
円孔部301aは、前側ガイド間隔保持部材303の位置決め突部303fに対応し、長孔部301bは、前側ガイド間隔保持部材303の引っ掛け爪部303gに対応し、円孔部301cは、前側ガイド間隔保持部材303の円孔部303eに対応している。また、円孔部301dは、奥側ガイド間隔保持部材302の円孔部302hに対応し、長孔部301eは、奥側ガイド間隔保持部材302の引っ掛け爪部302eに対応している。長孔部301fは、奥側ガイド間隔保持部材302の引っ掛け爪部302fに対応し、円孔部301gは、奥側ガイド間隔保持部材302の位置決め突部302gに対応している。
以上の構成を有する合流ガイド301に対して、前側ガイド間隔保持部材303及び奥側ガイド間隔保持部材302は以下の手順で組み付けられる。即ち、合流ガイド301の長孔部301bに引っ掛け爪部303gを上側から嵌め込みつつ、円孔部301aに位置決め突部303fを上側からはめ込む。そして、この状態で対向している円孔部303eから円孔部301cにビス57(図3参照)をネジ込むことで、前側ガイド間隔保持部材303を合流ガイド301の手前側に固定する。
また、合流ガイド301の長孔部301e,301fにそれぞれ、奥側ガイド間隔保持部材302の引っ掛け爪部302e,302fを係合させつつ、円孔部301gに位置決め突部302gを上側からはめ込む。そして、この状態で対向している円孔部302hから円孔部301dにビス57(図3参照)をネジ込むことで、奥側ガイド間隔保持部材302を合流ガイド301の奥側に固定する。
このように組み立てられた合流ガイド301、奥側ガイド間隔保持部材302及び前側ガイド間隔保持部材303は、以下のように固定される。即ち、図3に示すように、合流ガイド301の下部の支持部材310が、両端部の固定孔310a(図4及び図5)からビス61を挿入され、前側支柱311と奥側支柱312に夫々形成されたビス孔(不図示)にネジ込まれることで固定される。これにより、合流ガイド301が支持部材310を介して前側支柱311と奥側支柱312とに亘るように固定され、合流ガイド301上の両端部に前側ガイド間隔保持部材303及び奥側ガイド間隔保持部材302が配置される。
ここで、図2及び図3に示すように、上側搬送ユニット200は、前側支柱311に対して、前側位置決めピン221及び前側差し込み用凸部222によって位置決め固定される。また、上側搬送ユニット200は、奥側支柱312に対して、奥側位置決めピン223、奥側差し込み用凸部224及び奥側受け部225によって位置決めされる。
上側搬送ユニット200は、その重量が大きいため、鉛直方向の下方に沈み込んで、搬送パス14のガイドギャップG2を狭めるおそれがある。そこで本実施形態では、内側ガイド部材11bにおけるシート搬送方向(矢印Coの方向)の下流端部11cを、以下のように支持している。即ち、前側支柱311及び奥側支柱312に対し夫々固定された奥側ガイド間隔保持部材302及び前側ガイド間隔保持部材303の各受け面302a,303aに夫々接触させつつ係止突部302i,303iに突き当てる。これにより、搬送パス14のガイドギャップG2が保証される。
次に、図6を参照して、上側搬送ユニット200の背面部分の詳細について説明する。なお、図6は、上側搬送ユニット200の背面部分の詳細を示す斜視図である。
図6に示すように、上側搬送ユニット200の下部には、着脱ガイドユニット260が固定ビス28で締め付けることにより固定される。着脱ガイドユニット260は、外側ガイド部材11a(図2参照)と、外側ガイド部材11aの下端縁部に対して所定の角度で接した状態で固定された水平ガイド262とを有している。外側ガイド部材11aの背面中央部には、両端部にそれぞれ従動ローラ42が取り付けられた回転軸42aが両端部を支持されている。
上側搬送ユニット200は、その重量による鉛直方向の下方(矢印Veの方向)への沈み込みに加えて、着脱ガイドユニット260の組み付け時に部品間でのズレが生じるおそれがある。本実施形態では、水平ガイド262の下流端部262aを、奥側ガイド間隔保持部材302及び前側ガイド間隔保持部材303の受け面302c,303cに夫々接触させつつ段差部302j,303jに突き当てている。これにより、搬送パス14のガイドギャップG3を保証している(図2参照)。また、内側ガイド部材11bには、両端部に駆動ローラ41がそれぞれ取り付けられた回転軸41aが支持されている(図3参照)。
図2に示すように、下側搬送ユニット400では、外側ガイド部材13aが、デッキ本体101a(図1参照)に支持された回動軸401aを中心として回動可能に支持されている。上側搬送ユニット200の最下部の水平ガイド262に突き当て部材402が突き当たることで、奥側ガイド間隔保持部材302及び前側ガイド間隔保持部材303で位置を適正に規定された水平ガイド262に対する外側ガイド部材13aの位置が適正に決まる。これにより、水平ガイド262と外側ガイド部材13aとの間のガイドギャップ(隙間)G4が保証されて、適正な間隔の搬送パス12が確保される。なお、突き当て部材402は、搬送パス12におけるシート搬送を妨げないように図2の手前・奥方向にそれぞれ設けられる。なお、適正な間隔とは、シートのジャム等を発生しないようにシートを案内するために設計上で設定された間隔(寸法)のことを言う。
下側搬送ユニット400では、内側ガイド部材13bが、デッキ本体101aに支持された回動軸404を中心として回動可能に支持されている。シートの搬送領域の外側で突き当て部材403が、下側搬送ユニット400における搬送パス13の湾曲の外側に位置する外側ガイド部材13a側から湾曲の内側に位置する内側ガイド部材13bに突き当たっている。これにより、外側ガイド部材13aと内側ガイド部材13bとの間のガイドギャップ(隙間)G5が保証されて、適正な間隔の搬送パス13が確保される。なお、突き当て部材403は、搬送パス13におけるシート搬送を妨げないように図2の手前・奥方向にそれぞれ設けられる。
次に、図7を参照して、水平パスユニット500が水平パスフレーム313に装着されて固定される構成について説明する。なお、図7は、水平パスユニット500が水平パスフレーム313に固定される構成を示す斜視図である。図7では、図2における手前・奥方向をやや斜めに見た状態で示している。
図7に示すように、奥側支柱312及び前側支柱311等を介して水平パスフレーム313がデッキ本体(装置本体)101a(図1参照)に固定されている。水平パスフレーム313は、水平方向(図7の矢印Hoの方向)に沿っている水平部313dと、水平部313dの奥側に位置して垂直方向(図7の矢印Veの方向)沿っている垂直部313eとを有する。水平部313dの図7における手前側には、左右の端部に前側位置決め円孔部313b,313aがそれぞれ設けられている。垂直部313eの図7における奥側支柱312の近傍下側には、奥側位置決め円孔部313c及び奥側位置決め長孔部(不図示)が設けられている。
水平パスフレーム313における前側支柱311及び奥側支柱312の側には、レール部313fが設けられており、水平パスフレーム313における両支柱311,312と反対の側には、レール部313gが設けられている。水平パスユニット500は、水平方向の両端部に、レール部313fによってスライド支持される被支持部500aと、レール部313gによってスライド支持される被支持部500bとを有している。水平パスユニット500は、被支持部500a,500bの図7における手前側に手前面部500cを有し、被支持部500a,500bの図7における奥側に奥側面部500dを有している。
手前面部500cには、水平パスユニット500が水平パスフレーム313に対して押し込まれて装着される際に前側位置決め円孔部313aに係合する位置決めピン503と前側位置決め円孔部313bに係合する位置決めピン504とが設けられている。奥側面部500dには、水平パスユニット500が水平パスフレーム313に対して押し込まれて装着される際に、奥側位置決め円孔部313cに係合する位置決めピン505と不図示の奥側位置決め円孔部に係合する位置決めピン506とが設けられている。
水平パスユニット500は、上記レール部313fと被支持部500a、上記レール部313gと被支持部500bから構成されるスライド機構58により、水平パスフレーム313に対してスライド可能に支持されている。位置決めピン503,504,505,506が、それぞれに対向する上記位置決め円孔部313a,313b,313c等に係合することで、水平パスユニット500が水平パスフレーム313に対して位置決めされて装着される。しかし、水平パスユニット500の重量が大きいため、4つの位置決めピン503〜506が水平パスユニット500や水平パスフレーム313の重量で変形して、水平パスユニット全体が鉛直方向(矢印Ve方向)の下方に沈み込むおそれがある。その場合、対応する搬送パスにおける各ガイド間のガイドギャップ、例えば合流ガイドユニット300の合流ガイド301と搬送パス15の上側水平ガイド部材15aとの間のガイドギャップG2が、必要な間隔より狭くなってジャムが発生しやすくなる。
そこで本実施形態では、図3〜図5のように、長尺の合流ガイド301の手前・奥方向(図3の矢印D1方向)において、前述した奥側ガイド間隔保持部材302を奥側に配置し、前述した前側ガイド間隔保持部材303を手前側(前側)に配置している。このため、水平パスユニット500を、図7に示す状態から同図の奥側(右方向)にスライド移動させると、次のようになる。つまり、上側水平ガイド部材15a(図2参照)の上流端部15cが、スライド移動に伴って前側ガイド間隔保持部材303の傾斜面303dに案内されつつ受け面303bに乗り上げる。さらに、この上流端部15cは、奥側ガイド間隔保持部材302の傾斜面302dに案内されつつ受け面302bに乗り上げる。
そして、上側水平ガイド部材15aの上流端部15cが受け面303b,303bにより下側を保持されることで、搬送パス14と搬送パス15との間のズレや段差の発生を防止することができる。これにより、搬送パス14の下流側において、上側水平ガイド部材15aとこれに対向して開閉可能に支持されている下側水平ガイド部材15bとで搬送パス15が適正に構成される。
ここで、図10を参照して、比較例に係るシート搬送装置66について説明する。図10は、本比較例に係るシート搬送装置66を示す概略図である。なお、本比較例では、第1の実施形態と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成、機能が同じものについてはその説明を省略する。
即ち、本比較例では、例えば製本する場合に、シート収納部32(図1参照)から、サイズや厚さ等の異なる様々なシートを搬送することが必要で、搬送パス11,12,13の3方向から合流するパス構成を備えている。ここで、合流ガイドユニット300が、デッキ本体101a(図1参照)に取り付けられた比較的軽量なユニットであるのに対し、上側搬送ユニット200及び水平パスユニット500は大型の重量の大きいユニットである。そのため、両ユニット200,500をデッキ本体101aに取り付けた場合に、ユニットの重量によるユニットのゆがみとデッキ本体101aのゆがみが発生するおそれが高い。従って、搬送パス15の上流端部15cと搬送パス14の合流ガイド301との間のガイドギャップG2が狭くなり、更には、搬送パス14と搬送パス15間に不連続に段差が発生する等の不都合が生じやすい。これにより、厚紙等のシートが搬送される場合に、搬送パス14上部の内側ガイド部材11bや搬送パス15上部の上側水平ガイド部材15a等から受ける抵抗が大きくなって、ジャムが発生するおそれが高まる。
このような比較例に対し、本実施形態では、合流ガイド301の両端部に奥側ガイド間隔保持部材302及び前側ガイド間隔保持部材303を配置することで、合流する搬送パス11〜15の各ガイドによるガイドギャップを保証している。これにより、厚紙等のシートが搬送される際に、ジャムの発生を低下させている。
以上の本実施形態では、奥側ガイド間隔保持部材302及び前側ガイド間隔保持部材303を、合流ガイド301、下流端部11c及び上流端部15cの間に介在している。これにより、合流ガイド301と下流端部11cとのガイドギャップG1及び合流ガイド301と上側水平ガイド部材15aとのガイドギャップG2を、ジャム等を発生させることなくシートを案内するための適正な間隔を設定して保持することが可能になる。
また、本実施形態では、両ガイド間隔保持部材302,303の係止突部302i,303iが、上側搬送ユニット200における内側ガイド部材11bの下流端部11cを重力による撓み方向で突き当てて係止する。そして、両ガイド間隔保持部材302,303の受け面302b,303bが、水平パスユニット500における上側水平ガイド部材15aの上流端部15cを当接させて鉛直方向下方から支持している。このため、内側ガイド部材11bのシート搬送方向に直交する幅方向両端部の下流端部11cと、上側水平ガイド部材15aの幅方向両端部の上流端部15cとを、両保持部材302,303で適正に保持することができる。これにより、対応するガイド間隔を夫々適正な間隔に設定して保持することができる。
本実施形態では、両ガイド間隔保持部材302,303が、合流ガイド301の幅方向両端部に夫々固定されている。これにより、合流ガイド301の両端部において合流ガイド301、下流端部11c及び上流端部15cの間に、両ガイド間隔保持部材302,303を介在させることができる。このため、合流ガイド301と下流端部11cとのガイドギャップG1、及び合流ガイド301と上側水平ガイド部材15aとのガイドギャップG2をそれぞれ適正な間隔に保持可能になる。
また、本実施形態では、合流ガイドユニット300、上側搬送ユニット200及び水平パスユニット500がそれぞれデッキ本体101aに支持されている。そして、上側搬送ユニット200と水平パスユニット500との間には、デッキ本体101aに支持されて幅方向の両端部に配置された前側支柱(第1支柱)311及び奥側支柱(第2支柱)312が配置されている。さらに、両ガイド間隔保持部材302,303をそれぞれ幅方向両端部に固定された合流ガイド301が、前側支柱311と奥側支柱312との間に亘るように支持されている。これにより、デッキ本体101aに支持されて幅方向両端部に配置された上記支柱311,312に合流ガイド301を取り付けることで、合流ガイド301の両端部で、各ガイド間に両ガイド間隔保持部材302,303を適正な位置に介在させることができる。
本実施形態では、シートを合流ガイドユニット300に搬送する下側搬送ユニット400が、上側搬送ユニット200の鉛直方向下方でかつ合流ガイドユニット300のシート搬送方向の上流に配置されている。そして、シートを合流ガイドユニット300に水平方向に搬送する搬送パス(水平方向搬送パス)12が、上側搬送ユニット200と下側搬送ユニット400との間に配置されている。さらに、両ガイド間隔保持部材302,303が、搬送パス12における水平ガイド262の下流端部262aを支持する受け面302c,303cを有している。これにより、これら受け面302c,303cにより、搬送パス12の水平ガイド262の下流端部262aを適正な位置に支持することができる。
また、本実施形態では、上側搬送ユニット200、合流ガイドユニット300及び水平パスユニット500により、鉛直方向の上方からシート搬送方向の下流に下降する湾曲搬送パス39が形成されている。そして、内側ガイド部材11b及び上側水平ガイド部材15aが湾曲搬送パス39の湾曲の内側に位置し、かつ合流ガイド301が湾曲搬送パス39の湾曲の外側に位置している。このため、湾曲の内側に位置する内側ガイド部材11b及び上側水平ガイド部材15aにより適正なガイド間隔を保持し、かつ湾曲の外側に位置する合流ガイド301により適正なガイド間隔を保持しつつ湾曲搬送パス39を構成することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置16について、図8(a),(b)及び図9を参照して説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成、機能が同じものについてはその説明を省略する。
第1の実施形態では、両保持部材302,303の係止突部302i,303iに下流端部11cを突き当てて係止し、受け面302b,303bに上流端部15cを当接させて鉛直方向下方から支持することでガイドギャップG1,G2を保証していた。これに対し、本第2の実施形態では、異なる構成によってガイドギャップG1,G2の保証を行う。
厚紙等のシートをより送り易くするためには、図8(a)に示すように、搬送パス14におけるガイドギャップG1,G2をできるだけ大きくすることが有効である。しかしながら、ガイドギャップG1,G2を大きくし過ぎると、搬送される薄紙等のシートSの先端がカールしている場合には、ジャムが発生し易くなってしまう。そこで、本実施形態では、ガイドギャップG1,G2をできるだけ大きくしながらも大きくなり過ぎないように効果的に規制することで、適正な間隔に設定して保持する。
本実施形態では、図8(b)及び図9に示すように、合流ガイド301上の両端部に奥側ガイド間隔保持部材304及び前側ガイド間隔保持部材305が配置されている。これら保持部材304,305は、合流ガイド301と内側ガイド部材11bの下流端部11cの間及び合流ガイド301と上側水平ガイド部材15aの上流端部15cの間に介在される。これにより、合流ガイド301と内側ガイド部材11bの下流端部11cとの間隔、及び合流ガイド301と上側水平ガイド部材15aとの間隔をそれぞれ設定する。保持部材304,305は合流ガイド301、下流端部11c及び上流端部15c間に介在され、合流ガイド301と下流端部11cのガイドギャップG1、合流ガイド301と上側水平ガイド部材15aのガイドギャップG2を夫々適正な間隔に設定し保持する。なお、本実施形態においても、奥側ガイド間隔保持部材304及び前側ガイド間隔保持部材305は、前述の第1の実施形態と同様の手法で合流ガイド301の両端部に固定される。
前側ガイド間隔保持部材305は、上部に、合流ガイド301の長手方向に形成された受け面305eと、受け面305eの奥側部305bからシート搬送方向の上流側に下降するように傾斜する受け面305a,305gとを有する。前側ガイド間隔保持部材305は、受け面305eから手前側に下降するように傾斜する傾斜面305dと、傾斜面305dの上流側に形成されてビス57をネジ込まれた円孔部(不図示)とを有する。さらに、前側ガイド間隔保持部材305は、受け面305eから手前側に下降するように傾斜する傾斜面305dを有する。上記受け面305gは、搬送パス(水平方向搬送パス)12における水平ガイド262の下流端部262aを支持する。
前側ガイド間隔保持部材305は、上側搬送ユニット200における内側ガイド部材11bの下流端部11cを重力による撓み方向で突き当てかつ上下方向で挟持して係止する第1係止突部305cを有する。また、前側ガイド間隔保持部材305は、水平パスユニット500における上側水平ガイド部材15aの上流端部15cを突き当てかつ上下方向で挟持して係止する第2係止突部305fを有する。第2係止突部305fは、その対向する受け面305eとの間の隙間に上流端部15cを受け入れて位置決め保持する。
奥側ガイド間隔保持部材304は、上部に、合流ガイド301の長手方向に形成された受け面304eと、受け面304eの手前側部304bからシート搬送方向の上流側に下降するように傾斜する受け面304a,304gとを有する。また、奥側ガイド間隔保持部材304は、受け面304eから手前側に下降するように傾斜する傾斜面304dと、傾斜面304dのシート搬送方向の上流側に形成されてビス57をネジ込まれた円孔部(不図示)とを有する。さらに、奥側ガイド間隔保持部材304は、受け面304eから手前側に下降するように傾斜する傾斜面304dを有する。上記受け面304gは、搬送パス12における水平ガイド262の下流端部262aを支持する。
奥側ガイド間隔保持部材304は、内側ガイド部材11bの下流端部11cを重力による撓み方向で突き当てかつ上下方向で挟持して係止する第1係止突部304cを有する。また、奥側ガイド間隔保持部材304は、上側水平ガイド部材15aの上流端部15cを突き当てかつ上下方向で挟持して係止する第2係止突部304fを有する。第2係止突部304fは、その対向する受け面304eとの間の隙間に上流端部15cを受け入れて位置決め保持する。
以上の両保持部材304,305では、水平パスユニット500(図7参照)を、図7奥側にスライド移動させた場合に、上流端部15cが、スライド移動に伴って前側ガイド間隔保持部材305の傾斜面305dに案内されつつ受け面305eに乗り上げる。さらに、上流端部15cが、奥側ガイド間隔保持部材304の傾斜面304dに案内されつつ受け面304eに乗り上げる。
以上の本実施形態では、両保持部材304,305が、上側搬送ユニット200における内側ガイド部材11bの下流端部11cを重力による撓み方向で突き当てかつ上下方向で挟持して係止する第1係止突部304c,305cを有している。さらに、上記ガイド間隔保持部材304,305は、水平パスユニット500における上側水平ガイド部材15aの上流端部15cを突き当てかつ上下方向で挟持して係止する第2係止突部304f,305fを有する。このため、内側ガイド部材11bにおける幅方向両端部の下流端部11cと、上側水平ガイド部材15aにおける幅方向両端部の上流端部15cとを、上記保持部材304,305により適正に保持することが可能になる。これにより、対応するガイド間隔を夫々適正な間隔に設定して保持することが可能になる。
このように、重力による撓みが発生しても、上記ガイド間隔保持部材304,305により、内側ガイド部材11bの下流端部11c及び上側水平ガイド部材15aの上流端部15cを挟み込んで位置決めすることができる。これにより、合流ガイド301とのガイドギャップG1,G2を高精度に保障することが可能になる。このため、特に搬送パス14におけるガイド間のガイドギャップG1〜G3を適正な間隔に確保でき、搬送パス14と搬送パス15間に不連続な段差を発生させることなく、厚紙等のシートが搬送される際にジャム(紙詰まり)の発生を低下することが可能になる。
また、上記ガイド間隔保持部材304,305が、搬送パス12における水平ガイド262の下流端部262aを支持する受け面304g,305gを有するので、搬送パス12の水平ガイド262の下流端部262aを適正に支持することが可能になる。さらに、ガイドギャップG1,G2をできるだけ大きくしながらも大きくなり過ぎないように規制し、所定の間隔に保持することができる。このため、薄紙等のシートSが搬送されてきてその先端がカールしている場合であっても、ジャムを発生させることなく、薄紙等のシートSに対する搬送性能も安定させることが可能になる。
なお、以上の第1及び第2の実施形態では、奥側ガイド間隔保持部材302,304と前側ガイド間隔保持部材303,305を合流ガイド301側に固定したが、これに限らず内側ガイド部材11bや上側水平ガイド部材15a側に固定することも可能である。
なお、第1及び第2の実施形態では、電子写真方式の画像形成装置90を用いて説明したが、これに代えて、例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置を用いることも可能である。その場合には、シートにインク液を吐出させて画像を形成する画像形成部により画像形成手段が構成される。