JP2016214180A - 鳥獣撃退装置及びそれに用いる煙火 - Google Patents

鳥獣撃退装置及びそれに用いる煙火 Download PDF

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Abstract

【課題】煙火を点火するときに酸化されにくい点火具を用いて有効に点火することのできる鳥獣撃退装置及びそれに用いる煙火を提供する。
【解決手段】鳥獣撃退装置において、煙火3は、長手方向の一端側に導火線32を備える。セラミックを発熱させることで点火可能であるセラミックヒータ10は、収容部4に煙火3が収容されている場合、導火線32がセラミックヒータ10に当接されることで点火される。
【選択図】図5

Description

本発明は、鳥獣撃退装置及びそれに用いる煙火に関する。
従来、鳥獣などの駆逐に用いられる煙火として、導火線を有した円筒状であり、人が手で持って使用可能な動物の駆逐用の煙火があった。この煙火は、一般的な玩具煙火とは異なり、大きな音を発生させるため、威力の強い火薬が用いられている。したがって、人が手で持つ場合でも安全性を考慮して専用の煙火を収容するためのホルダーを使用することがあるが、人が手で持たず、人から離れた位置に固定して煙火を点火させて使用可能にすることが望ましい。
特許文献1の鳥獣撃退装置は、特殊な形状の専用の煙火を収容するための収容部を備える。また煙火は、長手方向の一端側に導火線を備え、収容部に煙火が収容されている場合、導火線が点火されると砲身から発射される。また導火線を点火するための点火具は、熱式や炎式のライター等が用いられていた。そうすることで、人が煙火を直接手で持たず、鳥獣が出没する場所に煙火を発射することにより威嚇することができた。
特開2012−13367号公報
上記特許文献1の鳥獣撃退装置は、特殊な形状の専用の煙火を砲身から発射させるものである。しかし火薬を使用して砲身から発射させるためにこのような煙火を使用するとき、行政の認可が必要となる場合があり、既存ではない煙火等を新たに認可してもらうことは容易ではなかった。そのため、既存の煙火を使用する場合、できるだけ手を加えないで使用することが望ましい。さらに使用されている煙火の導火線を点火具に当接させて何度か使用するとき、熱式の点火具では導火線の当接により点火部位が酸化して点火しにくくなる恐れがあった。また炎式の点火具では点火による安全性に問題となる恐れがあった。
本発明は、上記の問題点を鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、動物駆逐用の煙火を用い、煙火を点火するときに酸化されにくい点火具を用いて有効に点火することのできる鳥獣撃退装置及びそれに用いる煙火を提供することにある。
本発明の鳥獣撃退装置は、動物駆逐用の円筒状の煙火を収容可能である。また鳥獣撃退装置は、煙火を収容するための収容部と、この収容部に収容された煙火を点火可能なヒータとを備える。煙火は、長手方向の一端側に導火線を備える。ヒータは、セラミックを発熱させることで点火可能であるセラミックヒータであり、収容部に煙火が収容されている場合、導火線がセラミックヒータに当接されることで点火される。
この場合、動物駆逐用の煙火を用い、導火線がセラミックヒータに当接されることで点火されるので、点火部位が比較的酸化しにくく、有効に点火を行うことができる。
またこの鳥獣撃退装置では、収容部は収容された煙火をセラミックヒータに対して相対移動させることが可能であり、煙火を複数収容した場合、収容された煙火がセラミックヒータに対して相対移動されることで、各煙火の導火線がセラミックヒータに当接されて点火されることが好ましい。
この場合、収容された煙火がセラミックヒータに対して相対移動されるため、煙火を順次効率的に点火して使用できる。
またこの鳥獣撃退装置では、収容部は煙火を複数収容する場合、その収容部に各煙火を並べて収容することが好ましい。またこのとき、この収容部に配置された煙火は、導火線が煙火の外周側に向けて曲げられた状態で収容されており、その導火線がセラミックヒータに当接されることで点火される。
この場合、収容部に配置された煙火は、導火線が煙火の外周側に向けて曲げられた状態で収容されているので、導火線がセラミックヒータに当接されることで効率よく点火できる。
またこの鳥獣撃退装置では、収容部は円筒状に形成されており、煙火を複数収容する場合、その収容部の円周に沿って並べて収容可能であることが好ましい。
この場合、円筒状の収容部の円周に沿って煙火が並べられて点火できるので、さらに導火線がセラミックヒータに順序立てて当接されることでより効率よく点火できる。
またこの鳥獣撃退装置では、収容部に配置された煙火は、導火線が収容部の円周の外側に向けられて曲げられた状態で収容されており、その導火線がセラミックヒータに当接されることで点火される。
この場合、導火線が収容部の円周の外側に向けられて曲げられた状態で収容されているので、導火線をセラミックヒータに当接しやすくなり点火もしやすくなる。
またこの鳥獣撃退装置では、煙火は、長手方向の一端側に、開口を有するキャップが取り付けられ、煙火に取り付けられたとき開口から導火線を挿通させながら、この導火線が煙火の外周側に向けて曲げられた状態で保持される。
この場合、キャップの開口から導火線を挿通させた状態で、導火線が点火可能であるので、キャップにより雨等により水に濡れるのを抑制しながら、導火線に点火できる。
またこの鳥獣撃退装置では、収容部は、煙火の導火線を挟んで保持するための切込み部を備え、煙火の導火線が切込み部に差し込まれることで保持される。
この場合、煙火の導火線を挟んで保持するための切込み部により差し込まれること保持されるので、導火線をセラミックヒータにさらに当接しやすくなり点火もしやすくなる。
またこの鳥獣撃退装置では、導火線を挟むための挟持部を備え、煙火は、挟持部により導火線が挟まれた状態で、導火線をセラミックヒータに当接させることで点火される。
この場合、挟持部により導火線が挟まれた状態で、導火線をセラミックヒータに当接させることで点火されるので、点火位置が保持しやすくなり、より点火しやすくなる。
また動物駆逐用の筒状の煙火は、この煙火の長手方向の一端側に導火線を備える。またこの煙火は、この一端側にキャップが取り付けられ、このキャップは、開口を有しており、この開口に導火線を挿通させて、導火線が煙火の外周側に向けて曲げられる。
この場合、煙火は、この一端側にキャップが取り付けられ、このキャップは、開口を有しており、この開口に導火線を挿通させて、導火線が煙火の外周側に向けて曲げられるので、既存の動物駆逐用の煙火を効率的に使用できる。また、キャップにより雨等で水に濡れるのを抑制できる。
本発明によれば、既存の動物駆逐用の煙火を点火するときに酸化されにくい点火具を用いて有効に点火することのできる鳥獣撃退装置及びそれに用いる煙火を提供できる。
第1の実施形態に係る鳥獣撃退装置の正面図である。 図1に示される鳥獣撃退装置の側面図である。 図1に示される鳥獣撃退装置の背面図である。 図3に示される鳥獣撃退装置を部分的に拡大して示した背面図である。 図1に示される鳥獣撃退装置を部分的に拡大して示した正面図である。 図2に示される鳥獣撃退装置を部分的に拡大して示した側面図である。 図2に示される収容体の部分側面図である。 図2に示される収容体の部分上面図である。 変形例1に係る収容体の側面図である。 図9に示される収容体の上面図である。 図9に示される収容体のA−A線断面図である。 図9に示される収容体のB−B線断面図である。 図9に示される収容体のC−C線断面図である。 変形例2に係る鳥獣撃退装置の挟み部を部分的に拡大して示した模式図である。 変形例3に係る鳥獣撃退装置の挟み部を部分的に拡大して示した模式図である。 変形例4に係るキャップの斜視図である。 変形例5に係る鳥獣撃退装置のセラミックヒータを部分的に拡大して示した斜視図である。 変形例6に係るカバー部材の正面図である。 図18に示されるカバー部材を部分的に拡大して示した斜視図である。
第一の実施形態について説明する。本実施形態の鳥獣撃退装置1は、動物駆逐用の円筒状の煙火3を収容可能であり、収容した煙火3に点火することができ、主に鳥獣などの駆逐用に用いられるものである。煙火3は、動物駆逐用の煙火であり、鳥獣などの駆逐に用いられ、大きな音を発生させて鳥獣などを威嚇するものである。また煙火3は、円筒状に形成されており、長手方向の一端側にひも状の導火線32を備える。
図1に示される鳥獣撃退装置1は、赤外線により鳥獣を検知するための赤外線センサ2と、煙火3を収容するための収容部4と、この収容部4を取り付けるための本体枠13とを備える。また鳥獣撃退装置1は、収容部4に収容された煙火3を点火可能なセラミックヒータ10と、収容部4を保持するための脚部6とを備える。
図1及び図2に示される赤外線センサ2は、円柱状の本体部分を有しており、温度変化を検知して鳥獣の動き等をとらえるものである。赤外線センサ2は、鳥獣撃退装置1の最上端に配置されており、その下方側が本体枠13に連結されている。なお赤外線センサ2と、本体枠13との間に後述する図18に示されるカバー部材90を受けるためのカッパ受け部24が配置されている。カッパ受け部24は、輪状に形成された部位であり、その部位にかけられてカッパ(カバー部材90)の形状を保つことができる。
本体枠13は、図1に示すように正面視で輪郭が矩形状に形成された枠である。本体枠13は、収容部4が取り付けられて、その収容部4を上下方向に回動可能にする部位である。本体枠13は、上面部13bと、側面部13aと、底面部13cとを備える。
上面部13bは、図1に示すように本体枠13の上部を形成する部位である。上面部13bは、薄板状に左右方向に延びて形成されている。上面部13bの上面側は、赤外線センサ2と接続されている。上面部13bの両端は、側面部13aに連結されている。
側面部13a、13aは、図1に示すように本体枠13の側部を形成する部位である。側面部13a、13aは、薄板状(帯板状)に上下方向に延びて形成されている。側面部13a、13aは、上下方向の略中央に後述する収容部4がビス4aによって取り付けられ、その部位を軸に収容部4の発射面側(前面側)が上下方向に回動可能になっている。側面部13a、13aの下端は、底面部13cと連結されている。
底面部13cは、図1に示すように本体枠13の底部を形成する部位である。底面部13cは、薄板状に左右方向に延びて形成されている。底面部13cの下面の略中央部分は、旋回部28に接続されている。旋回部28は、収容部4が取り付けられた本体枠13を回動させるものである。旋回部28は、鳥獣を狙うための発射方向を変更するため左右方向に回動可能であり、回動することで発射方向を変更することができる。
収容部4は、図1及び図2に示すように円筒状に形成された部位である。収容部4は、収容体40と、リング部18と、固定部材16と、駆動部42とを備える。また収容部4の外側は、図4に示すように収容部4の位置を検知するためのセンサ8が配置されている。センサ8は、本体枠13の側面部13a、13aの一方に略L字状のブラケット15を介して固定されており、後述する収容体40と本体枠13との間に配置されている。またその一方で、側面部13a、13aの他方には、図4に示すように引っ張りばね8aが取り付けられており、その上端に薄板で帯状に形成された板ばね80の一端側が取り付けられた状態で配置されている。板ばね80の長手方向の略中央は、円弧状の突起部80aが下方に向けて形成されて配置されており、その突起部80aが収容体40の上方で当接されて配置されている。板ばね80の他端側は、後述する固定部材16の上端でビス等により固定されている。板ばね80(突起部80a)は、収容部4が図4に示すように時計回りに回動すると共に各収容体40に順次当接され、その当接により回動を止めるためのストッパーの役割を果たしている。
収容体40は、図2に示すように略円筒状に形成されており、収容部4の円周上に複数(例16本)並べられて配置されている。収容部4は、複数並べられた各収容体40に複数の煙火3を各々収容する場合、その収容部4の円周に沿って各収容体40に各煙火3を並べて収容できる。またこのとき、この収容部4に配置された煙火3は、収容体40の発射側から部分的にはみ出した状態で収容され、導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられた状態で収容される。
図7及び図8に示される収容体40の背面側(後端側)は、固定手段として板ばね41が設けられている。板ばね41は、煙火3が収容された状態では、図11に示すように煙火3を保持する機能を有している。板ばね41は、固定手段としてのビス41a、41aによって収容体40の外周側から螺合されて固定されており、その先端側が下方へ湾曲状に曲げられて形成されている。板ばね41は、収容体40の背面側の外周面が部分的に切り欠かれて形成された孔43から、板ばね41の先端部分が弾性変形しながら煙火3に当接された状態で保持される。孔43は、収容体40の外周面から略矩形状にくり抜かれて形成されている。収容体40の最も後端は、煙火3を点火して発射する際に収容体40の背面側から煙火3が飛び出さないように支持するための蓋部418が設けられている。蓋部418は、平板状に形成された部材であり、ビス418aによって固定されている。そうすることで、蓋部418は、収容体40の後端面を形成している。なお煙火3が収容体40に収容するときは、蓋部418に当接された状態で配置されることが好ましい。
また収容部4は、図2に示すように収容部4の円周上に配置された収容体40全体の外回りを囲むようにして配置された薄板状で輪状に巻かれたリング部18を備える。リング部18は、図2に示すように煙火3の導火線32を挟んで保持するための切込み部46を備え、煙火3の導火線32が図2に示すように切込み部46に差し込まれることで図5に示すように収容部4の外周側に向けて曲げられた状態で保持される。
切込み部46は、図2に示すように収容部4(収容体40)の発射側(前端側)に形成されており、リング部18の最も前端から直線状に部分的に切り欠かれて形成されている。また切込み部46は、リング部18における発射方向側の側端部(前端部)に16箇所各々形成されており、各収容体40に配置された煙火3の導火線32を各々差込可能に形成されている。またリング部18は、輪状に巻かれた内部に位置決め部18a、18aが設けられている。位置決め部18a、18aは、リング部18の位置決めをするための部位である。
位置決め部18a、18aは、図1及び図5に示すように棒状に形成されており、各々リング部18の内部で略直径の長さで形成されている。位置決め部18a、18aの両端は、リング部18の円周上に連結されており、リング部18の内部で互いに前後に離間した状態で交差している。位置決め部18a、18aは、図1及び図5に示すように収容体40と隣接した収容体40との間に挟まれた状態で配置されている。そうすることで、各収容体40に配置された煙火3(導火線32)と切込み部46との位置がズレないように位置決めすることができる。リング部18は、前後方向(図2に示される矢印方向)にスライド可能であり、背面側(後端側)に向けて移動したとき、リング部18の背面側が後述する固定部材16に最終的には当接される。またリング部18は、発射側(前端側)に向けて移動したときリング部18の発射側の先端が煙火3の先端側の位置と略同じ位置に配置される。その同じ位置に配置されたとき、切込み部46に導火線32を差し込むことで保持できる。
固定部材16は、図2に示すように収容部4(収容体40)の発射側(前端側)と背面側(後端側)とを図1及び図3に各々示されるビス16a、16bにより固定する部位であり、収容部4の発射側と背面側との各々先端側を部分的に囲って保持するためのものである。固定部材16は、平板状に形成されており、前後に1枚づつ発射側は固定部材16e、背面側は固定部材16dとして各々配置されて帯状の連結部16cによって連結されている。固定部材16d、16eは、正面視で多角形状の外輪郭で形成されており、中央部分が収容部4を貫通するための孔がくり貫かれている。固定部材16d、16eは、その孔を貫通した収容部4(収容体40)の外回りを囲んで配置されている。固定部材16の下端側は、後述する発射台44を保持するための保持部14が設けられている。
保持部14は、図5に示すように固定部材16の下部に設けられており、矩形状の輪郭を形成し、その略中央で発射台44を保持している。発射台44は、煙火3から発射した発射物が四方へ散乱しないように保護するためのものである。発射台44は、正面視で矩形状の輪郭を形成しており、その略中央に発射するための煙火3とセラミックヒータ10とが発射側から視認可能であり、その煙火3から前後に離間した状態で配置されている。このとき、その煙火3の下部は、煙火3から下方へ向けて曲げられた導火線32がセラミックヒータ10に当接された状態で配置されている。発射台44は、図6に示すように、保持部14から、発射方向に向けて突出して形成されており、前端側(発射方向に対して先端部分)の下方が切り欠かれている。
また収容部4は、駆動部42により収容された煙火3をセラミックヒータ10に対して相対移動させることが可能である。駆動部42は、モータ(図示しない)により図4に示される収容部4を回動機構(図示しない)により円筒の中心軸まわりに回動できる。駆動部42は、配置された収容体40よりも内側に配置されている。収容部4は、煙火3を収容するための収容体40によって煙火3を複数収容した場合、収容された煙火3がセラミックヒータ10に対して相対移動されることで、各煙火3の導火線32がセラミックヒータ10に当接されて点火される。
図6に示されるセラミックヒータ10、10は、セラミックを電熱により発熱させることで点火するためのものである。セラミックヒータ10、10は、図6に示すように先端にかけて棒状に各々形成されている。収容部4に煙火3が収容されている場合、導火線32がセラミックヒータ10、10の点火部12、12に当接されることで点火される。点火部12、12は、セラミックヒータ10、10の先端側に配置されている。セラミックヒータ10、10は、保持部108によって収容部4の下部に取り付けられている。保持部108は、上方側のセラミックヒータ10を取り付けるための保持部108aと、下方側のセラミックヒータ10を取り付けるための保持部108bとを備える。各保持部108a、108bは、上下に各セラミックヒータ10、10を保持している。
脚部6は、図1に示すように複数本の脚64で形成されており、その各脚64は、下側が外側に向けて曲げられて配置されている。脚部6の上端は、脚上台68が載置された状態で支持されている。脚上台68の上面の略中央は、旋回部28に接続されており、その旋回部28と共に、その上方に配置された本体枠13を支持している。脚上台68の下面側は、箱状に形成された旋回駆動部22が接続されて配置されている。旋回駆動部22は、電気的に旋回部28を回動させるためのものである。旋回駆動部22は、後述する制御部60のプログラムにより制御されることで旋回部28が回動される。脚64の曲げられた部位の略直上には、台62が支持されて配置されている。
台62は、図1に示すように板状に形成されたものである。台62の上面は、バッテリー50と、制御部60とが載置されている。バッテリー50は、鳥獣撃退装置1に設置された各種設備に電力を供給するためのものである。制御部60は、プログラムにより鳥獣撃退装置1に設置された各種設備を制御するための部材である。バッテリー50と、制御部60とは、箱状に形成されており、前後に隣同士で台62の上で載置されている。
次に鳥獣撃退装置1について煙火3をセットしてから駆動するまでの動作について説明する。まず、煙火3の導火線32が発射側に向けられるようにして鳥獣撃退装置1の収容部4の各収容体40に収容される。収容された煙火3が複数収容される場合、各煙火3が各収容体40に並べられてセットされる。収容された各煙火3の各導火線32は、各収容体40の切込み部46に差し込まれ、収容部4の外周側に曲げられた状態でセットされる。セットされた各煙火3の導火線32は、セラミックヒータ10に当接された状態で待機される。そして赤外線センサ2により鳥獣が検知された場合、プログラムの制御によりセラミックヒータ10の点火部12が電熱により温度が上昇し、煙火3の導火線32が点火可能な温度まで上昇したとき導火線32が引火されて煙火3の発射物が発射される。そうすることで、鳥獣へ向けて、発射物が発射されると共に、大きな音で威嚇することができる。その後、プログラムの制御により収容部4が時計回りで回動することで隣に配置された収容体40にセットされている煙火3の導火線32の位置が移動され、セラミックヒータ10に当接された状態で待機される。このようにして、煙火3が発射された後、順次、隣に配置された収容体40の煙火3の導火線32がセラミックヒータ10に当接された状態で待機される。そしてその後、赤外線センサ2により再度、鳥獣が検知される度にプログラムの制御によりセラミックヒータ10が電熱により導火線32が点火可能な状態となり、導火線32が点火されて鳥獣へ向けて発射され、これらの動作が、順次、繰り返し行われる。
第1の実施形態は、以下のような作用効果を有する。本実施形態の鳥獣撃退装置1では、煙火3は、長手方向の一端側に導火線32を備える。セラミックを発熱させることで点火可能であるセラミックヒータ10は、収容部4に煙火3が収容されている場合、導火線32がセラミックヒータ10に当接されることで点火される。そうすることで、導火線32がセラミックヒータ10に当接されることで点火されるので、点火部位が比較的酸化しにくく、有効に点火を行うことができる。
またこの鳥獣撃退装置1では、収容部4は収容された煙火3をセラミックヒータ10に対して相対移動させることが可能である。また煙火3を複数収容した場合、収容された煙火3がセラミックヒータ10に対して相対移動されることで、各煙火3の導火線32がセラミックヒータ10に当接されて点火される。そうすることで、収容された煙火3がセラミックヒータ10に対して相対移動されるため、煙火3を順次効率的に点火して使用できる。
またこの鳥獣撃退装置1では、収容部4は煙火3を複数収容する場合、その収容部4に各煙火3を並べて収容する。またこのとき、この収容部4に配置された煙火3は、導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられた状態で収容されており、その導火線32がセラミックヒータ10に当接されることで点火される。そうすることで、収容部4に配置された煙火3は、導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられた状態で収容されているので、導火線32がセラミックヒータ10に当接させることで効率よく点火できる。
またこの鳥獣撃退装置1では、収容部4は円筒状に形成されており、煙火3を複数収容する場合、その収容部4の円周に沿って並べて収容可能である。そうすることで、円筒状の収容部4の円周に沿って煙火3が並べられて点火できるので、さらに導火線32がセラミックヒータ10に順序立てて当接させることで効率よく点火できる。
またこの鳥獣撃退装置1では、収容部4に配置された煙火3は、導火線32が収容部4の円周の外側に向けられて曲げられた状態で収容されており、その導火線32がセラミックヒータ10に当接されることで点火される。そうすることで、導火線32が収容部4の円周の外側に向けられて曲げられた状態で収容されているので、導火線32をセラミックヒータ10に当接しやすくなり点火もしやすくなる。
またこの鳥獣撃退装置1では、収容部4は、煙火3の導火線32を挟んで保持するための切込み部46を備え、煙火3の導火線32が切込み部46に差し込まれることで保持される。そうすることで、煙火3の導火線32を挟んで保持するための切込み部46により差し込まれることで保持されるので、導火線32をセラミックヒータ10にさらに当接しやすくなり点火もしやすくなる。
またこの鳥獣撃退装置1では、収容部4(収容体40)に収容された煙火3を支持するための固定手段として板ばね41を備える。そうすることで、板ばね41により煙火3が支持されるので、煙火3が点火されて発射物が発射された場合でも、収容体40(収容部4)から煙火3が外へ飛び出すことを抑制できる。
またこの鳥獣撃退装置1では、蓋部418は、収容体40の後端面を形成しており、煙火3が収容部40に収容するとき、蓋部418に当接された状態で配置される。そうすることで、煙火3が蓋部418に収容体40の内部で当接された状態で配置されるので、煙火3が点火して発射物が発射するとき発射飛距離が低下しにくくなる。
次に図9〜図13に示される変形例1について説明する。変形例1の鳥獣撃退装置は、第1の実施形態の鳥獣撃退装置1とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は、同一又は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。このことは、後述する他の変形例においても同様である。変形例1の鳥獣撃退装置の特徴とする点は、第1の実施形態における収容体40に対して、図9に示される収容体40aに代えた点である。
図9に示される収容体40aの発射側(前端側)の先端部分は、延設部42aが設けられており、固定手段としてビス402、402によって固定されている。ビス402、402は、煙火3が収容された状態では、図11に示すように煙火3を保持する機能を有している。また収容体40aの背面側(後端側)は、図10に示すようにビス404、404が設けられている。またビス404、404より背面側に配置されており、図12に示すように煙火3を保持する機能を有している。ビス404、404は、収容体40aの内部から外部にかけて差し込まれており、外部からナットで螺合されて固定されている。ビス404、404は、ビス402、402の図11に示される頭部402a、402aよりも図12に示される頭部404a、404aの方が大きく、煙火3との間の隙間がない状態となるように配置されている。収容体40aの最も後端は、煙火3を点火して発射する際に収容体40aの背面側から煙火3が飛び出さないように支持するための蓋部408が設けられている。蓋部408は、平板状に形成された部材であり、ビス408aによって固定されている。そうすることで、蓋部408は、収容体40aの後端面を形成している。なお煙火3を収容体40aに収容するときは、蓋部408に当接された状態で配置されることが好ましい。延設部42aは、図10に示すように収容体40aに差し込まれた煙火3の導火線32を挟んで保持するための切込み部406を備え、煙火3の導火線32が切込み部406に差し込まれることで収容部4の外周側に向けて曲げられた状態で保持される。切込み部406は、収容体40aの発射側(前端側)に形成されており、収容体40a(延設部42a)の最も前端から直線状に部分的に切り欠かれて形成されている。また切込み部406は、各収容体40aの外周側に各々形成されており、全て(本例では16本)の各収容体40aにおける発射側の端部に各々形成されている。
また収容体40aは、図10に示すようにビス402、402と、ビス404、404との間に支持部401が設けられている。図13に示される支持部401は、弾性体としての引っ張りばねで形成されており、略J字状に形成された引っ掛け部401aと、略O字状に形成され、係合部401bにより引っ掛けられて係合するための係合部401bとを備える。支持部401は、収容体40aの側部分が切り欠かれた部位に配置され、収容体40aの内部に配置された煙火3を収容体40aの外回りから巻き込んで支持可能な状態になっている。支持部401は、図13に示すように弾性変形が可能であり、収容体40aを巻き込んで弾性変形しながら煙火3に当接させ、引っ掛け部401aにより係合部401bに掛けられて輪状に巻き込んだ状態で維持しながら煙火3を支持している。
変形例1は、以下のような作用効果を有する。変形例1の鳥獣撃退装置では、収容部4(収容体40a)に収容された煙火3を支持するための固定手段としてビス402、402を備える。そうすることで、煙火3が点火されて発射された場合、収容体40a(収容部4)から煙火3が外へ飛び出すことを抑制できる。
またこの鳥獣撃退装置では、ビス402、402の他にビス402、402よりも後ろ側にビス404、404を備え、複数の固定手段により煙火3が固定される。そうすることで、煙火3が点火された発射された場合、収容体40a(収容部4)からより煙火3が外へ飛び出すことを抑制できる。
次に図14に示される変形例2について説明する。変形例2の特徴とする点は、収容体40(収容部4)の発射面側(前面側)に挟持部100を備えた点である。変形例2の挟持部100は、導火線32を挟むためのものであり、またセラミックヒータ10aの点火部12aを当接しやすくするためのものである。挟持部100は、主に複数の薄板状の部材で構成されている。挟持部100は、略半円状の切り欠きを有する平板状の挟み部102と、略半円状の切り欠きを有する平板状の挟み部104と、煙火3の発射時に妨げにならないようにする孔106とを備える。孔106は、上下に長い略楕円状に形成されている。煙火3は、挟み部102と挟み部104とが重なり合って、導火線32が挟まれた状態で、導火線32をセラミックヒータ10aに当接させることで点火される。セラミックヒータ10aは、図14に示すように上方側から下方側にかけて配置されており、その先端部分に点火部12aが配置されている。挟み部102と、挟み部104とは、煙火3の上方の位置を軸に回動可能である。挟み部102と、挟み部104とは、回動されて重なり合った状態で導火線32を支持してセラミックヒータ10aの点火部12aに当接されて点火した後、重なり合った状態から、重なり合わない逆方向へ回動されて、煙火3の妨げないようにプログラムにより制御される。そして、煙火3の発射物が、孔106を通過して鳥獣へ向けて発射される。
変形例2は、以下のような作用効果を有する。変形例2の鳥獣撃退装置では、導火線32を挟むための挟持部100を備え、煙火3は、挟持部100により導火線32が挟まれた状態で、導火線32をセラミックヒータ10aに当接させることで点火される。そうすることで、挟持部100により導火線32が挟まれた状態で、導火線32をセラミックヒータ10aに当接させることで点火されるので、点火位置が保持しやすくなり、より点火しやすくなる。
次に図15に示される変形例3について説明する。変形例3の特徴とする点は、収容部4の発射面側(前面側)に挟持部200を備えた点である。変形例3の挟持部200は、導火線32を挟むためのものであり、またセラミックヒータ10bの点火部12bを当接しやすくするためのものである。挟持部200は、主に複数の薄板状の部材で構成されている。挟持部200は、略半円状の切り欠きを有する平板状の挟み部202と、略半円状の切り欠きを有する平板状の挟み部204と、煙火3の発射時に妨げにならないようにする孔206とを備える。挟み部202と、挟み部204は、略線対称で配置されている。孔206は、略円状に形成されている。煙火3は、挟み部202と挟み部204とが重なり合って、導火線32が挟まれた状態で、導火線32をセラミックヒータ10bに当接させることで点火される。セラミックヒータ10bは、図15に示すように下方側から上方側にかけて配置されており、その先端部分に点火部12bが配置されている。挟み部202と、挟み部204とは、煙火3の下方の位置を軸に回動可能である。挟み部202と、挟み部204とは、回動されて重なり合った状態で導火線32を支持してセラミックヒータ10bの点火部12bに当接されて点火される。その後、重なり合った状態から、重なり合わない逆方向へ回動されて、煙火3の妨げないようにプログラムにより制御される。そして、煙火3の発射物が、孔206を通過して鳥獣へ向けて発射される。
変形例3は、以下のような作用効果を有する。変形例3の鳥獣撃退装置では、導火線32を挟むための挟持部200を備え、煙火3は、下方側を軸に回動可能な挟持部200により導火線32が挟まれた状態で、導火線32をセラミックヒータ10bに当接させることで点火される。そうすることで、収容体40の下方側からその上方側にかけて挟持部200が配置され、挟持部200により導火線32が挟まれた状態で、導火線32をセラミックヒータ10bに当接させることで点火されるので、点火位置が保持しやすくなり、より点火しやすくなる。
次に図16に示される変形例4について説明する。変形例4の特徴とする点は、鳥獣撃退装置に収容される煙火3にキャップ300を設ける点である。変形例4のキャップ300は、雨等で水に濡れるのを抑制するためのものである。キャップ300は、円筒状に形成されており、好ましくは、生分解性プラスチックで形成される。キャップ300は、一端側が開放されており、他端側が封鎖されているが、一部部分的に切り欠かれて開口302を有する。キャップ300の封鎖されている他端側は、キャップ300の円の中心を頂点に山状に迫り出して形成されている。キャップ300の内径は、煙火3の外径と略同じ大きさ又はやや大きめで形成されている。煙火3は、その長手方向の一端側に、切り欠かれた開口302を有するキャップ300が取り付けられる。その取り付けられたキャップ300は、煙火3に取り付けられたとき開口302から導火線32を挿通させながら、この導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられた状態で保持される。開口302は、キャップ300の側部を部分的に切り欠いて形成したものであり、キャップ300の円周(外周)に対して垂直方向の山状に迫り出した一端側から他端側にかけて外輪郭が切り欠かれている。導火線32は、切り欠かれた開口302側に向けて曲げられて配置される。
変形例4は、以下のような作用効果を有する。変形例4の鳥獣撃退装置では、煙火3は、長手方向の一端側に、開口302を有するキャップ300が取り付けられ、煙火3に取り付けられたとき開口302から導火線32を挿通させながら、この導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられた状態で保持される。そうすることで、キャップ300の開口302から導火線32を挿通させた状態で、導火線32が点火可能であるので、キャップ300により点火部分が雨等により水に濡れるのを抑制しながら、導火線32に点火できる。
またこの鳥獣撃退装置に用いられる動物駆逐用の筒状の煙火3は、この煙火3の長手方向の一端側に導火線32を備える。またこの煙火3は、この一端側にキャップ300が取り付けられ、このキャップ300は、開口302を有しており、この開口302に導火線32を挿通させて、導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられる。そうすることで、煙火3は、この一端側にキャップ300が取り付けられ、このキャップ300は、開口302を有しており、この開口302に導火線32を挿通させて、導火線32が煙火3の外周側に向けて曲げられるので、予め認可された煙火3を効率的に使用できる。また、キャップ300により雨等で水に濡れるのを抑制できる。
次に図17に示される変形例5について説明する。変形例5の特徴とする点は、鳥獣撃退装置に設置されたセラミックヒータ10に代えて、可動式のセラミックヒータ10Xを用いる点である。変形例5のセラミックヒータ10Xは、可動することで収容体(図示しない)に配置された煙火3の導火線32に当接させることができる。セラミックヒータ10Xは、線対称に両側からクロスさせて略X字状に配置されており、可動部10Yに固定されている。可動部10Yは、プログラムにより制御されて図17に示される上下の矢印の方向にスライド移動される。可動部10Yは、プログラムの制御により煙火3を点火すると判断した場合、煙火3とセラミックヒータ10Xの点火部12Xとが当接されるように上方へスライド移動される。そして、セラミックヒータ10Xの点火部12Xが導火線32に当接されて点火される。点火された後、セラミックヒータ10Xは、プログラムの制御により下方へスライド移動される。このようにして、セラミックヒータ10Xにより点火する場合は、上方へスライド移動されて、点火した後、発射の妨げにならないように下方へスライド移動される。
変形例5は、以下のような作用効果を有する。変形例5では、鳥獣撃退装置は、可動可能なセラミックヒータ10Xを備え、煙火3を点火する場合、プログラムの制御によりセラミックヒータ10X(点火部12)が煙火3に向けて移動されて、導火線32に当接される。そうすることで、点火するとき、必要に応じて、セラミックヒータ10Xが可動して導火線32に当接されるので、より効率的に点火することができる。
またこの鳥獣撃退装置は、セラミックヒータ10Xの点火部12が導火線32に当接されて点火された後、セラミックヒータ10Xがプログラムの制御により下方へスライド移動される。そうすることで、点火したときに、下方へスライド移動されるので、セラミックヒータ10Xにより煙火3の発射物に衝突することを軽減できる。
次に図18に示される変形例6について説明する。変形例6の特徴とする点は、鳥獣撃退装置1を覆うためのカバー部材90を用いる点である。変形例6のカバー部材90は、鳥獣撃退装置1が雨等で濡れないようにするためのものである。カバー部材90は、下方が開放しており、略直方体状に形成されている。カバー部材90は、その側面(左右面)のカバー部材90内部の通気を行うための図19に示される通気孔91と、通気孔91を覆うための被覆部98と、通気孔91を覆うとき被覆部98を係合して固定するための図19に示される係合部93とを備える。係合部93は、帯状に形成されており、面ファスナー等により係合される部位であるが、線ファスナー等他の方法で係合してもよい。またカバー部材90は、発射側の中央部分に発射台44を貫通させるための貫通孔92と、部分的にカバー部材90の発射面(前面)を開閉するための被覆部95により閉じる際に係合するための係合部94、96を備える。被覆部95は、矩形状に形成されており、上下方向にめくって開閉できる。係合部94、96は、帯状に形成されており、面ファスナー等により係合される部位であるが、線ファスナー等他の方法で係合してもよい。係合部94は、被覆部95の下端に配置されており、貫通孔92の下方に配置されている。係合部96は、被覆部95の両端に配置されており、貫通孔92の両側に配置されている。
変形例6は、以下のような作用効果を有する。変形例6では、鳥獣撃退装置1を覆うためのカバー部材90を備える。そうすることで、雨が降った場合でも鳥獣撃退装置1が濡れることがなく、鳥獣撃退装置1の収容部4に配置された煙火3が湿気るのを抑制できる。
またこの鳥獣撃退装置1では、カバー部材90は、カバー部材90内部を換気するための通気孔91を備える。そうすることで、カバー部材90の内部が換気できる。
またこの鳥獣撃退装置1では、カバー部材90は、発射側の中央部分に発射台44を貫通させるための貫通孔92を備える。そうすることで、カバー部材90を被せたままの状態で、収容部4に収容された煙火3に点火して発射させることができる。
またこの鳥獣撃退装置1では、カバー部材90は、部分的にカバー部材90の発射面(前面)を開閉するための被覆部95を備える。そうすることで、被覆部95により部分的にカバー部材90が開放できるので、カバー部材90を被せたまま、内部に配置された鳥獣撃退装置1のメンテナンスを行うことができる。
本実施形態の鳥獣撃退装置及びそれを用いた煙火3は、上述した実施形態に限定されるものではなく他の形態でも実施できる。本実施形態の鳥獣撃退装置では、収容部4が回動(駆動)して位置が固定されたセラミックヒータ10へ当接して点火するようにして適用したがこれに限られるものではない。収容部4の位置を固定して、セラミックヒータ10を駆動(移動)可能にして固定された収容部4の収容体40に当接させて点火するようにして適用してもよい。
また本実施形態の鳥獣撃退装置では、収容部4は、円筒状(ドラム式)に形成して適用したがこれらに限られるものではない。収容部を平板状に形成してもよい。またこの場合、平板状に形成された収容部をスライドさせて、セラミックヒータ(点火部)に点火できるようにしてもよい。またこの場合の収容部を固定して、セラミックヒータ(点火部)をスライドさせて点火できるようにしてもよい。
また本実施形態の鳥獣撃退装置では、ドラム状の収容部4の収容体40に収容された煙火3の導火線32は、収容部4の外周側に向けて曲げられた状態でセラミックヒータ10に当接させて点火可能としたがこれに限られるものではない。収容部4の内周側に向けて煙火3の導火線32を曲げられた上体でセラミックヒータ10に当接可能に配置してもよい。この場合、収容体40の内周側に向けられた煙火3の導火線32が、収容体40の内周側にセラミックヒータ10を配置してもよい。
また本実施形態の鳥獣撃退装置では、支持部401は、引っ張りばねで形成して適用したがこれに限られるものではない。Oリングで形成して適用してもよい。
1 鳥獣撃退装置
3 煙火
4 収容部
10 セラミックヒータ
32 導火線
46 切込み部
100 挟持部
300 キャップ
302 開口

Claims (9)

  1. 動物駆逐用の円筒状の煙火を収容可能な鳥獣撃退装置であって、
    前記煙火を収容するための収容部と、
    該収容部に収容された前記煙火を点火可能なヒータとを備え、
    前記煙火は、長手方向の一端側に導火線を備え、
    前記ヒータは、セラミックを発熱させることで点火可能であるセラミックヒータであり、
    前記収容部に前記煙火が収容されている場合、前記導火線が前記セラミックヒータに当接されることで点火される鳥獣撃退装置。
  2. 前記収容部に収容された前記煙火と前記セラミックヒータとを相対移動させることが可能であり、前記煙火を複数収容した場合、収容された前記煙火と前記セラミックヒータとが相対移動されることで、前記各煙火の前記導火線が前記セラミックヒータに当接されて点火される請求項1に記載の鳥獣撃退装置。
  3. 前記収容部は前記煙火を複数収容する場合、その収容部に各煙火を並べて収容し、該収容部に配置された前記煙火は、前記導火線が前記煙火の外周側に向けて曲げられた状態で収容されており、その導火線が前記セラミックヒータに当接されることで点火される請求項1又は請求項2に記載の鳥獣撃退装置。
  4. 前記収容部は円筒状に形成されており、前記煙火を複数収容する場合、その収容部の円周に沿って並べて収容可能である請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の鳥獣撃退装置。
  5. 前記収容部に配置された前記煙火は、前記導火線が前記収容部の円周の外側に向けられて曲げられた状態で収容されており、その導火線が前記セラミックヒータに当接されることで点火される請求項4に記載の鳥獣撃退装置。
  6. 前記煙火は、前記長手方向の一端側に、開口を有するキャップが取り付けられ、前記煙火に取り付けられたとき前記開口から前記導火線を挿通させながら、該導火線が前記煙火の外周側に向けて曲げられた状態で保持される請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の鳥獣撃退装置。
  7. 前記収容部は、前記煙火の前記導火線を挟んで保持するための切込み部を備え、
    前記煙火の前記導火線が前記切込み部に差し込まれることで前記煙火の外周側に向けて曲げられた状態で保持される請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の鳥獣撃退装置。
  8. 前記導火線を挟むための挟持部を備え、
    前記煙火は、前記挟持部により前記導火線が挟まれた状態で、前記導火線を前記セラミックヒータに当接させることで点火される請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の鳥獣撃退装置。
  9. 動物駆逐用の筒状の煙火であって、
    該煙火の長手方向の一端側に導火線を備え、
    該一端側にキャップが取り付けられ、
    該キャップは、開口を有しており、
    該開口に前記導火線を挿通させて、前記導火線が前記煙火の外周側に向けて曲げられる煙火。
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