JP2016214136A - いなり寿司充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のいなり寿司充填装置の構成を大幅に変更することなく、油揚袋内に供給するしゃりの量を大幅に増加できるいなり寿司充填装置を提供する。【解決手段】 コ字形溝5内の供給空間Sをしゃり玉が2個収納可能な長さに形成し、押出ピストン7は後方位置からの第1往動により供給空間S内に落下供給された第1しゃり玉R1をコ字形溝5内の前方寄りの位置に移動すると共に、後方位置に復動して第1しゃり玉R1の後方に供給空間Sを形成し得るように構成し、押出ピストン5は、供給空間S内に落下供給された第2しゃり玉R2を、後方位置からの第2往動により、第1しゃり玉R1と共に油揚袋10内に収納可能に構成した。【選択図】 図6

Description

本発明は、いなり寿司の油揚袋内にしゃり玉を自動的に供給する装置に関するものであり、油揚袋内に供給されるしゃりの量を増量し得る機能を有するいなり寿司充填装置に関するものである。
従来、この種の装置は、間歇回動円盤の周囲に複数の油揚袋を供給し、しゃり供給部に到達した油揚袋の上下をクリップにより把持して油揚袋を上下に開口し、上記しゃり供給部に対して半径方向に進退するしゃり押出機構を設け、このしゃり押出機構における開閉嘴を有するコ字形溝内に、上方のしゃり供給部から一定量のしゃり玉を供給し、その後、上記コ字形溝及び、当該コ字状溝内を水平方向に進退する押出ピストンを共に前進させて、上記開閉嘴を上記油揚袋内に挿入して該嘴を開くと共に、上記押出ピストンの先端部より上記しゃり玉を前方に押し出して上記しゃり玉を油揚袋内に挿入し、その後、上記しゃり押出機構を後退させることにより、上記油揚袋内にしゃり玉を供給する構成である(特許文献1)。
特開平9−285261号公報
ところで、上記従来の装置は、上記コ字形溝内に、一定量のしゃり玉を1個供給する構成であるため、油揚袋内に供給されるしゃり玉の量は基本的に一定であった。
しかしながら、食の多様化等によりいなり寿司内のしゃりの量を増加したいとする市場ニーズがある。ここで、現行装置において、しゃりの量を増加するには、例えばしゃり供給装置における飯供給ローラのサイズを変更する必要があり、上記飯供給ローラ等の交換作業に多くの手間を要していた。
また従来装置のように飯供給ローラの交換では、しゃりの量の増減の幅も限定される、という課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、従来のいなり寿司充填装置の構成を大幅に変更することなく、油揚袋内に供給するしゃりの量を増加することのできるいなり寿司充填装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、間歇回動水平円盤の外周に沿って複数の油揚袋載置部を設け、上記各油揚袋載置部に上下に貫通する透孔を設け、上記間歇回動水平円盤の半径方向外周側から上記油揚袋載置部に向かって往復移動可能なコ字形溝を設け、該コ字形溝の前端に該コ字形溝の往動により開口する開閉嘴を設け、かつ後方位置から上記コ字形溝内を上記油揚袋載置部に向かって往復移動可能な押出ピストンを設け、上記開閉嘴と上記押出ピストンとの間の上記コ字形溝内の供給空間の上方にしゃり供給装置を設け、該しゃり供給装置より上記コ字形溝内の上記供給空間にしゃり玉を落下供給可能とし、上記透孔の上方及び下方に油揚袋の上下皮クリップを設け、これらクリップにより上記上下皮を開口し、上記コ字形溝を往動させて開口した開閉嘴を上記上下皮の開口に対応させた状態で、上記押出ピストンの上記後方位置からの往動により上記しゃり玉を上記油揚袋内に収納可能としたいなり寿司充填装置において、上記コ字形溝内の上記供給空間を上記しゃり玉が2個収納可能な長さに形成し、上記押出ピストンは、上記後方位置からの第1往動により上記供給空間内に落下供給した第1しゃり玉を上記コ字形溝内の前方寄りの位置に移動すると共に、上記後方位置に復動して上記第1しゃり玉に隣接して上記供給空間を形成し得るように構成し、かつ上記押出ピストンは、上記供給空間内に落下供給された第2しゃり玉を、上記後方位置からの第2往動により、上記第1しゃり玉と共に上記油揚袋内に収納可能に構成したものであることを特徴とするいなり寿司充填装置により構成される。
上記「後方位置」は、例えば押出ピストンの後退位置(C1)或いは中間位置(C1’)とすることができる。従って、上記コ字形溝の供給空間内に前後に2個のしゃり玉を供給し、これらのしゃり玉を押出ピストンの往動により油揚袋内に収納し得るので、しゃり供給装置の飯供給ローラの構成は従来のままで、1つの油揚袋内に収納し得るしゃりの量を容易に増加することができる。
第2に、上記押出ピストンの上記第1往動は、上記第1しゃり玉を上記コ字状溝内の前方寄りの位置に移動することを可能とする距離の往動であり、上記押出ピストンの上記第2往動は、上記第1しゃり玉と上記第2しゃり玉を共に上記油揚袋内に収納することを可能とする距離の往動である上記第1記載のいなり寿司充填装置により構成される。
上記第1しゃり玉を上記コ字状溝内の前方寄りの位置に移動することを可能とする距離の往動は、例えば押出ピストンの中間位置(C1’)から第1前進位置(C2)への移動距離(t1)、又は後退位置(C1)から第1前進位置(C2)への移送距離(t1+t3)とすることができる。上記第1しゃり玉と上記第2しゃり玉を共に上記油揚袋内に収納することを可能とする距離は、例えば押出ピストンの中間位置(C1’)から第2前進位置(C3)への移動距離(t2)とすることができる。このように構成すると、押出ピストンの往復動作により、2個のしゃり玉を油揚袋内に収納することができ、従来装置の構成を極力変更せずに、油揚袋内に収納するしゃりの量を増大するこができる。
第3に、上記コ字形溝を往復駆動する第1駆動手段と、上記押出ピストンを往復駆動する第2駆動手段とを各別に設け、上記コ字形溝の往復駆動とは独立して、上記押出ピストンの往復駆動のストロークを変更し得るように構成したものであることを特徴とする上記第1又は2記載のいなり寿司充填装置により構成される。
上記第1駆動手段は駆動モータ(M1)、カムレバー(26)、屈曲アーム(21)等により構成され、上記第2駆動手段は駆動モータ(M2),回転円盤(38)、屈曲アーム(43)等により構成することができる。このように構成すると、コ字形溝の往復駆動と押出ピストンの往復駆動のストロークを各別に調整することができ、例えば、油揚袋のサイズの変更又はしゃりの量の変更等に基づく押出ピストンのストロークの変更等を独立して容易に調整することができる。
第4に、上記第1の発明に記載の、第1及び第2しゃり玉を2個上記油揚袋内に収納する複数しゃり収納動作が可能ないなり寿司充填装置において、上記コ字形溝の上記供給空間に上記第1しゃり玉が落下供給された後、上記後方位置からの上記押出ピストンをその先端が上記油揚袋の開口近傍まで往動することにより、上記第1しゃり玉の1個のみを上記油揚袋内に収納可能とする単一しゃり収納動作をも可能としたものであるいなり寿司充填装置により構成される。
このように構成すると、同一のいなり寿司充填装置において、油揚袋に2個のしゃり玉を収納する大型いなり寿司の製造と、油揚袋に1個のしゃり玉を収納する小型いなり寿司の製造とを容易に切り換えて行うことが可能となり、従来のようにしゃり供給装置の飯供給ローラの交換等の面倒な作業をしなくても良い。
本発明によれば、コ字形溝の供給空間内に2個のしゃり玉を供給し、これらのしゃり玉を押出ピストンの往動により油揚袋内に収納し得るので、しゃり供給装置の飯供給ローラの構成は従来のままで、1つの油揚袋内に収納し得るしゃりの量を容易に増加することができ、従来のいなり寿司製造装置の構成を大幅に変えることなく、大型のいなり寿司を製造可能ないなり寿司充填装置を実現することができる。
また、押出ピストンの往復動作により、2個のしゃり玉を油揚袋内に収納することができ、従来装置の構成を極力変更せずに、油揚袋内に収納するしゃりの量を容易に増大するこができる。
また、コ字形溝の往復駆動と押出ピストンの往復駆動のストローク及び/又は駆動タイミングを各別に調整することができ、例えば、油揚袋のサイズの変更に基づく押出ピストンのストロークの変更等を独立して調整することが可能である。
また、同一のいなり寿司充填装置において、油揚袋に2個のしゃり玉を収納する大型いなり寿司の製造と、油揚袋に1個のしゃり玉を収納する小型いなり寿司の製造とを容易に切り換えて行うことが可能となり、従来のようにしゃり供給装置の飯供給ローラの交換等の面倒な作業をしなくても良い。
本発明に係るいなり寿司充填装置の側面断面図である。 同上装置のしゃり供給装置を取り除いた状態の平面図である。 (a)は同上装置の第1しゃり玉が供給された状態のコ字形溝近傍の平面図、(b)は同上装置の第1しゃり玉を移動した状態のコ字形溝近傍の平面図である。 (a)は同上装置の第2しゃり玉が供給された状態のコ字形溝近傍の平面図、(b)は同上装置の第1及び第2しゃり玉が油揚袋内に収納された状態のコ字形溝近傍の平面図である。 (a)は同上装置の第1しゃり玉が供給された状態のコ字形溝近傍の側面断面図、(b)は同上装置の第1しゃり玉を移動した状態のコ字形溝近傍の側面断面図である。 (a)は同上装置の第2しゃり玉が供給された状態のコ字形溝近傍の側面断面図、(b)は同上装置の第1及び第2しゃり玉が油揚袋内に収納された状態のコ字形溝近傍の側面断面図である。 同上装置のクリップの開閉機構及び昇降駆動機構を示す同上装置の縦断面図である。
以下、本発明に係るいなり寿司充填装置について詳細に説明する。
まず、本発明に係るいなり寿司充填装置の全体的な構成を説明する。
機枠1の前部に間歇回動水平円盤2を垂直駆動軸2’上に矢印D方向(図2参照)に間歇回転可能に設け、該間歇回動水平円盤2の外周に沿って複数の油揚袋載置部3(図2参照)を凹状に設け、上記各油揚袋載置部3に上下に貫通する透孔4を設け、上記間歇回動水平円盤2の半径方向外周側の1箇所(位置X、図2参照)から上記油揚袋載置部3に向かって矢印A,B方向に往復移動可能なコ字形溝5を設け、該コ字形溝5の前端に該コ字形溝の往動により開口する開閉嘴6を設け、かつ後退位置(後方位置)C1(図1、図5(a)参照)から上記コ字形溝5内を上記油揚袋載置部3に向かって矢印A,B方向に往復移動可能な押出ピストン7を設け、上記開閉嘴6と上記押出ピストン7との間の上記コ字形溝5内の上方にしゃり供給装置8を設け(図1参照)、該しゃり供給装置8より上記コ字形溝5内の供給空間S(図3(a)、図5(a)参照)に定量のしゃり(定量のしゃり玉R1,R2)を落下供給可能とする。
上記透孔4の上方及び下方に油揚袋10の上下皮クリップ9,9’を設け(図5(a)参照)、これらクリップ9,9’により油揚袋10の上記上下皮10a,10bを上下に開口し、上記コ字形溝5を矢印A方向に往動させて開閉嘴6を開口した状態で、上記押出ピストン7を上記後退位置C1から矢印A方向に往動させることにより、上記定量しゃり玉R1,R2を上記油揚袋10内に収納可能に構成するものである(図4(b)、図6(b)参照)。
そして、上記コ字形溝5を上記定量しゃり玉が2個、移動方向に沿って収納可能な長さT1に形成し(図4(a))、上記押出ピストン7は、上記中間位置(後方位置)C1’から第1前進位置C2への第1往動により、上記供給空間S内に落下された定量の第1しゃり玉R1を上記コ字形溝5の前方寄りの位置に移動すると共に(図3(b)、図5(b)参照)、上記中間位置C1’に復動することにより上記供給空間Sに定量の第2しゃり玉R2を落下供給し得るように構成し(図4(a)、図6(a)参照)、かつ上記押出ピストン7は、上記供給空間S内に落下供給された第2しゃり玉R2を上記第1しゃり玉R1と共に、上記中間位置C1’から第2前進位置C3への第2往動により、上記油揚袋10内に収納可能に構成したものである。
上記コ字形溝5は上記定量のしゃり玉R1,R2の2個が移動方向に沿って収納可能な長さT1に形成し、上記押出ピストン7の上記後退位置からの第1往動により上記供給空間S内に落下された第1定量しゃり玉R1を上記コ字形溝5の前方寄りの位置に移動すると共に、上記中間位置C1’に復動することにより上記供給空間Sに第2定量しゃり玉R2を落下供給し得るように構成する。
そして上記押出ピストン7は、上記供給空間S内に落下供給された第2しゃり玉R2を上記第1しゃり玉R1と共に、上記中間位置C1’からの第2往動により、上記油揚袋10内に収納可能に構成したものである(図6(b)参照)。
以下、より詳細に説明を行う。尚、上記コ字形溝5等の往復移動において、矢印A方向を「前方」、矢印B方向を「後方」と定義する。また、以下コ字形溝5と押出ピストン7の位置(C1,K1等)を特定するが、何れもコ字形溝5の先端の位置、押出ピストン7の先端の位置にて位置特定を行うものとする。
上記間歇回動水平円板2は、上記機枠1内に設置された駆動モータM1によって駆動軸2”及び垂直軸2’を介して矢印D方向に、上記油揚袋載置部3が上記開閉嘴6に対向する位置で停止する間歇回動(例えば角度22.5度毎)を繰り返し行うものである。
上記コ字形溝5は、横断面「コ」字状の前後開口及び上面開口の溝型部材であり、その前端には開閉嘴6が上下の嘴6a,6bがピン11,11により上記コ字形溝5の左右側板に軸支され、これらピン11,11を支点として回動可能に設けられている(図5(a)、図6(b)参照)。この上下の嘴6a,6bは常時閉鎖状態(図1に閉鎖状態を示す)となるように図示しないバネにて附勢されており、上記ピン11,11に隣接する位置に設けられたピン12,12と共通支軸13との間をリンク14,14にて接続し(図5(a)参照)、上記共通支軸13にレバー15を接続し、該レバー15の後端に左右方向に屈曲したストッパ15aを設け(図6(b)、図4(b)参照)、上記コ字形溝5が前進位置K2(図6(a)の位置)から挿入位置K3(図6(b),図4(b)の位置)に矢印A方向に水平に移動する過程で上記機枠1側に固定された当接板16に上記ストッパ15aが当接することで、上記共通支軸13,13が後方に引っ張られ、これにより上記嘴6a,6bが上記バネの附勢力に抗して上下方向に開口するように構成されている(開口状態を図6(b)に示す)。
上記コ字形溝5の下面には基板5’が固定されており、この基板5’の後部下面に突出する駆動部17にリンク18がピン19を介して回動可能に接続され、上記リンク18にピン20を介して屈曲アーム21が回動可能に接続されている(図5参照)。
一方、図1に示すように、上記機枠1の上記駆動モータM1の駆動軸に連結された駆動ギア22,該駆動ギア22に歯合する中間ギア23を介してカム用ギア24が歯合しており、当該ギア24に水平カム軸24aが連結され、該水平カム軸24aの外周に複数のカム盤25が設けられている(図7参照)。そして、上記カム盤25のカム溝に係合する複数のカムレバー26が一端の支軸28を支点に矢印E,F方向に回動可能に設けられている。よって上記駆動モータM1の駆動に基づいて、上記水平カム軸24a及び上記カム盤25が回転し、これによって上記カムレバー26が所定のタイミングでその他端を矢印E,F方向に揺動し得るように構成されている。
上記カムレバー26の上記他端の支軸26aと上記コ字形溝5の上記屈曲アーム21の一端の支軸21aとは作動杆27で連結されており、上記カムレバー26の上記矢印E,F方向の揺動に基づく上記作動杆27の矢印G,H方向の昇降動作により、上記コ字形溝5は、上記屈曲アーム21を介して、図1に示す「後退位置K1」(開閉嘴6は閉鎖されている)から、図5(a)(b)、図6(a)、図3(a)(b)、図4(a)に示す「前進位置K2」(開閉嘴6は閉鎖されている)、及び、図6(b)、図4(b)に示す「挿入位置K3」(開閉嘴6は開口している)まで水平に往復移動し得るように構成されている。勿論、上記コ字形溝5が後退位置K1まで後退すると、上記開閉嘴6は閉鎖する。
上記しゃり供給装置8は、図1に示すように、上記コ字形溝5の上方に位置しており、ホッパ30内のコンベア31上に供給された飯を解し具32の回転により、解しながら下方の通路33に落下供給する。上記通路33には対向する一対の飯供給ローラ34、及び、対向する一対の小ローラ35間を飯が通過することにより、所定厚の帯状飯に成型され、下方のシャッター36の開閉タイミングにより、定量のしゃり玉(以下、最初に供給されるしゃり玉を第1しゃり玉R1、次に供給されるしゃり玉を第2しゃり玉R2という)が下方に落下供給されるように構成されている。このしゃり供給装置8の構成は、例えば特開平9−285261号公報の図2に開示されている周知のしゃり玉供給装置である。
上記第1、第2しゃり玉R1又はR2が落下供給されるタイミングには、上記コ字形溝5は上記「前進位置K2」(図3(a)、図5(a)の位置)に位置しているため、何れのしゃり玉R1,R2も上記「前進位置K2」にあるコ字形溝5の供給空間S(図3(a、図5(a)参照)、即ち、上記シャッター36の下方に位置する上記コ字形溝5の前後方向の中程に位置する供給空間Sに落下供給されるように構成されている(図5(a)、図6(a)参照)。
上記押出ピストン7は、上記コ字形溝5の上記後退位置K1において(図1、図2参照)、上記コ字形溝5の後端部にその前端が若干挿入された後退位置C1に位置しており、上記コ字形溝5が上記後退位置K1から上記前進位置K2に往動する場合は、上記押出ピストン7も上記前端を上記コ字形溝5の後端部に挿入した状態で、上記コ字形溝5と共に同一方向に往動し、その結果上記前端が、上記前進位置K2に位置する上記コ字形溝5の供給空間Sの後方に位置した状態となる(図5(a)、図3(a)参照、コ字形溝5が前進位置K2に位置したときの押出ピストン7の先端部位置を中間位置C1’で示す)。
上記しゃり供給装置8から「前進位置K2」に位置するコ字形溝5の上記供給空間Sに第1しゃり玉R1が供給されると、上記押出ピストン7は、上記中間位置C1’から矢印A方向に所定距離t1往動(前進)し(第1往動)、上記第1しゃり玉R1を上記コ字形溝5の前方寄りの位置(押出ピストン7の位置は第1前進位置C2)に移動し得るように構成されている。
その後は、上記押出ピストン7は、再び上記中間位置C1’に復動(矢印B方向)し(図6(a)参照)、上記移動した第1しゃり玉R1の後方に、上記第1しゃり玉R1に隣接して、もう1個のしゃり玉(第2しゃり玉R2)を供給し得る供給空間Sを形成する(図4(a)、図6(a)参照)。
その後は、上記しゃり供給装置8から上記供給空間Sに2個目の第2しゃり玉R2が落下供給される(図4(a)、6(a)参照)。
その後、上記押出ピストン7は、上記中間位置C1’より往動を開始し、その前端が略回動水平円板2の外周縁の位置(第2前進位置C3)まで往動し、上記第2しゃり玉R2と上記第1しゃり玉R1を共に油揚袋10の内部に受け渡す(図6(b)、図4(b)、第2往動)。このとき上記開閉嘴6は開口している。即ち、上記両しゃり玉R1,R2を2個共に、上記油揚袋10内に収納し得るように構成されている。その後は、上記押出ピストン7は上記後退位置C1まで復動して停止する(図5(a)参照)。
上記押出ピストン7の駆動は、上記押出ピストン7の後端に駆動軸40を移動方向(矢印A,B方向)に平行に延長して設け、当該駆動軸40の後端にリンク41をピン42を介して軸支し、該リンク41の他端に屈曲アーム43の一端を支軸44を介して軸支する(図5参照)。
一方、上記コ字形溝5を駆動する上記駆動モータM1とは別の駆動モータM2を上記機枠1内に設置し(図1参照)、当該モータM2の出力軸37に回転円盤38を接続し、当該回転円盤38の盤面の中心からずれた一端に作動アーム39を軸39aを以って軸支し、当該作動アーム39と上記屈曲アーム43他端の支軸46とを作動杆45にて接続する。これにより、上記駆動モータM2の駆動に基づいて上記回転円盤38を正逆回転させることにより、上記作動杆45をクランク動作させ、これにより支軸46及び上記屈曲アーム43を介して上記押出ピストン7を矢印A,B方向に水平に往復駆動し得るように構成されている。
また、上記押出ピストン7の矢印A,B方向(往復動作)のストロークは、上記回転円盤38の回転角度によって決定することができるため、例えば上記ストロークを任意に変更することができる。尚、押出ピストン7及び上記コ字状溝5の往復移動は、例えば前後方向の伸縮ストロークの変更可能な各別のシリンダーにより各々独立して、前後方向に所定のストロークを駆動し得るように構成しても良く、上記押出ピストン7及び上記コ字状溝5の駆動方式は本実施形態に限定されず、任意である。
また、上記コ字形溝5と上記押出ピストン7の駆動を別体としたので、上記コ字形溝5の往復駆動タイミングと、上記押出ピストン7の往復駆動タイミング、及び上記コ字形溝5のストロークと、上記押出ピストン7のストロークを別々に変更することができる。
上記上下のクリップ9,9’は、バネ等の附勢手段によって常時閉状態であり、図7に示すように上方のクリップ9は、水平杆50を介して昇降杆51に固定されており、下方のクリップ9’は水平杆52を介して昇降杆53に接続されている。
上記昇降杆51は機枠1内において上記昇降杆51に連続する作動杆54を介して上記カム盤25の所定のカム溝に係合するカムレバー26に接続されている。上記昇降杆53は上記機枠1内において上記昇降杆53に連続する作動杆55を介して上記カム盤25の所定のカム溝に係合するカムレバー26に接続されている。
かかる構成により、上記水平カム軸24aの回転に基づく上記カムレバー26の揺動(図1の矢印E,F方向)により、上記各カム盤25の各カム溝に基づく所定のタイミングで上記作動杆54,55を介して上記昇降杆51及び53が昇降することにより、上記上下のクリップ9,9’が上記間歇回動水平円盤2から離間した位置(図1に示す位置)から、上方のクリップ9は下降、下方のクリップ9は上昇して上記油揚袋10の挟持位置(図5(a)に示す上方のクリップ9の二点鎖線位置、及び下方のクリップ9’は上記透孔4を介して下方から上記油揚袋10に達する実線位置)に移動し、上記油揚袋10の上下を挟持した後、上記上方のクリップ9のみが図5(a)の実線位置まで上昇して、上記油揚げ袋10を上記コ字形溝5側に向けて開口するものである(図5(a)参照)。
上記上下のクリップ9,9’の開閉動作は、図1,図7に示すように、上記クリップ9,9’の一方の本体にローラ9a,9a’を設け、当該ローラ9a,9a’に近接して回動板56,56’を設け、当該回動板56,56’を1本の垂直杆57で連結し、機枠1内において、当該垂直杆57の下端に傘歯車58を設け、この傘歯車58に歯合する傘歯車58’を設け、上記傘歯車58’の支軸に昇降回動レバー59を設け、該レバー59の先端とカムレバー26の先端との間を連杆60で接続し、上記カムレバー26の上記揺動による上記連杆60の昇降によって上記傘歯車の支軸を正逆回動し、これにより上記垂直杆57をその中心軸Pを中心として正逆回動することにより、上記回動板56,56’が回動して上記ローラ9a,9a’を押圧し、上記上下のクリップ9,9’を開口した状態と、上記回動板56,56’が逆方向に回動して上記ローラ9a,9a’から離間して上記クリップ9,9’を閉じた状態とを取り得るように構成されている。
尚、図2、図3、図4における61は、上記間歇回動水平円盤2上に設けられ、上記定量しゃり玉R1,R2が挿入される油揚袋10の後方に位置し、上記油揚袋10の後向への移動を防止する押え板、62は上記定量しゃりR1,R2の供給された油揚袋10(以下、「いなり寿司10’」という)を上方から把持して、上記油揚袋載置部3から円盤2の中央寄りの位置に移動するロボットハンド、63は上記いなり寿司10’を円盤2の中央に円周に沿って並べるための弯曲ガイドである。
本発明は上述のように構成されているので、次の本発明に係るいなり寿司充填装置の動作を説明する。
本実施形態では2個のしゃり玉を油揚袋内に収納する複数しゃり収納動作を説明する。よって、油揚袋10は、従来より大型のものを使用する。まず、間歇回動水平円盤2上の各油揚袋載置部3上に、定量しゃりの投入位置である位置Xから上流側に油揚袋10を1枚ずつ、開口する側を外側に向けて載置しておく。また、しゃり供給装置8に内に飯を供給する。そして、駆動モータM1,M2を駆動すると共に、上記しゃり供給装置8のしゃり供給動作を開始する。よって、上記間歇回動水平円盤2の間歇回転が開始されると共に、上記複数のカムレバー26の揺動動作が開始され、上記クリップ9,9’、上記コ字形溝5の往復移動、及び上記回動板56,56’の回動動作が所定のタイミングで開始される。また、上記回転盤38の回転によるクランク動作によって上記コ字形溝5等の往復移動のタイミングに合わせた所定のタイミングでの押出ピストン7の往復移動が開始される。
上記間歇回動水平円盤2は矢印D方向に間歇回転し、上記位置Xにて停止する。その後、上記上下クリップ9,9’が図1の位置から上方のクリップ9が下降、下方のクリップ9’が透孔4を介して上昇すると共に、回動板56,56’が回動してローラ9a,9a’に接触することでクリップ9,9’が開口し、その後上記回動板56,56’が逆方向に回動してローラ9a,9a’から離間することで、上記上下クリップ9,9’が閉鎖され、これにより上記油揚袋10の上下皮10a,10bを挟持し、その後、上記上方のクリップ9のみが上昇することで上記油揚袋10が上記コ字形溝5の方向に開口する(図3(a)、図5(a))。
このとき、上記コ字形溝5の先端は、上記しゃり供給部3の前方壁の位置と略一致する現在の後退位置K1(図1、図5(a)の後退位置K1参照)に位置していると共に、押出ピストン7も上記後退位置K1に位置するコ字形溝5の後端に、その先端が若干入り込んだ後退位置C1に位置している。
次に、上記コ字形溝5がその先端が上記しゃり供給装置8の前方壁の位置と略一致する現在の後退位置K1(図1、図5(a)の後退位置K1参照)から、屈曲アーム21の回動によって水平に矢印A方向(油揚袋載置部3の方向)に往動し、その先端が上記間歇回動水平円盤2に接近した前進位置K2に至る(図5(a)、図3(a)の前進位置K2参照)。このとき、上記開閉嘴6は未だ閉の状態である。
このとき、押出ピストン7も、上記コ字形溝5の上記後退位置K1から上記前進位置K2への移動に合わせて往動し、上記コ字形溝5が上記前進位置K2に移動したときは、当該押出ピストン7も、上記コ字形溝5の後端にその先端が若干進入した中間位置C1’に位置している(図5(a)、図3(a)参照)。
このとき、上記コ字形溝5はその内部の空間の略中程の供給空間Sがちょうど、しゃり供給装置8のしゃり供給シャッター36の直下に位置している。
次に、上記しゃり供給装置8の飯供給ローラ34,小ローラ35が所定量回転して帯状飯が形成され、しゃり供給シャッター36が開閉することで、上記供給空間S内に定量しゃり玉R1が落下供給される(図3(a),図5(a)の位置)。
その後、上記屈曲アーム43を回動させて上記押出ピストン7を上記中間位置C1’から前方に距離t1だけ往動させることにより(第1往動)、上記押出ピストン7を第1前進位置C2まで移動させる(図3(b)、図5(b)参照)。これにより、上記定量しゃり玉R1は、上記押出ピストン7の前端部によって前方に押され、コ字形溝5前方側の位置まで移動する(3(b)、図5(b)参照)。
その後、上記押出ピストン7を上記中間位置C1’まで後退させ、上記しゃり玉R1の後方に上記供給空間Sを再び出現させる(図4(a)、図6(a)参照)。
その後のタイミングで上記しゃり供給シャッター36が開閉することにより、第2のしゃり玉R2が上記供給空間Sに落下する(図4(a)、図6(a)参照)。
その後は、上記屈曲アーム21が回動して上記コ字形溝5が上記前進位置K2からさらに前方の挿入位置K3まで水平に移動する(図6(b)参照)。この往動時、上記開閉嘴6の左右のストッパ15a,15aに当接板16,16が当接して上記共通支軸13が後方に引っ張られるので、上記開閉嘴6が開口し、上記コ字形溝5が上記挿入位置K3に位置したときは、上記開閉嘴6が開口して、その先端が上記油揚袋10の開口内に若干挿入された状態となる(図6(b)、図4(b)参照)。
また、上記屈曲アーム21の上記回動と略同時期に、屈曲アーム43を回動させ、上記押出ピストン7を上記中間位置C1’から上記第2前進位置C3まで矢印A方向に往動させ、その先端部を上記油揚袋10の開口部まで、即ち、開状態の上記開閉嘴6の略先端部まで移動させる(第2往動、図4(b)、図6(b)参照)。
すると、上記コ字形溝5内に収納されていた定量しゃり玉R1,R2は後方から上記押出ピストン7の先端部にて前方に押されて行き、開状態の開閉嘴6を通って2個のしゃり玉R1,R2は上記油揚袋10内に収納される(図4(b)、図6(b)参照)。その後、上記回動板56,56’が再び回動してローラ9a,9a’に当接することで上下クリップ9,9’が開き、これにより上記油揚袋10の開口部が油揚袋の上下皮10a,10bにより閉鎖される。
その後は、上記屈曲アーム21を回動復帰することにより、上記コ字形溝5を図1の上記後退位置K1まで後方(矢印B方向)に水平に復動して開口嘴6が閉鎖すると共に、同時に、上記屈曲アーム43を回動復帰することにより、上記押出ピストン7をも図1の上記後退位置C1まで後方(矢印B方向)に水平に復動し、上記間歇回動水平円盤2が矢印D方向に1ピッチ移動して次の油揚袋載置部3上の油揚袋10が供給位置Xに到来する。その後は、上記の動作が繰り返し行われ、定量しゃり玉R1,R2の2個のしゃり玉が油揚袋10内に順次供給されていく。
尚、従来通り、1個のしゃり玉を油揚袋10内に供給する場合は、図3(a)、図5(a)において、コ字形溝5の供給空間S内に1個のしゃり玉R1を供給し、その後、コ字形溝5を上記前進位置K2から挿入位置K3に移動して開閉嘴6を開口し、押出ピストン7を上記中間位置C1’からいきなり図4(b)、図6(b)の第2前進位置C3に往動することによって、実行することができる。
この場合は、上記押出ピストン7の摺動タイミングを上記実施形態のC1からC1’(前進ストロークt3)、しゃり玉R1落下供給、C1’からC2(前進ストロークt1、しゃり玉R1移動)、C2からC1’(後退ストロークt1、供給空間S形成、しゃり玉R2落下供給)、(コ字形溝5の前進位置K2から挿入位置K3への移動、開閉嘴6の開口)、C1’からC3(前進ストロークt2、しゃり玉R1,R2を油揚袋に収納)というストローク及びタイミングから、C1からC1’(前進ストロークt3)、しゃり玉R1落下供給、(コ字形溝5の前進位置K2から挿入位置K3への移動、開閉嘴6の開口)、C1’からC3(前進ストロークt2、しゃり玉R1(1個)を油揚袋に収納)という押出ピストン7のストローク及びタイミングに変更するだけで良い。また、シャリ玉のしゃりの量に対応して、押出ピストン7のストロークのみを変更することもできる。
従って、例えば、しゃり供給装置8の飯供給ローラのサイズを変更することなく、従来の1個のしゃり玉に対してしゃりの量を2倍(しゃり玉2個分)とした大型いなり寿司を容易に製造することができるし、従来の1個のしゃり玉の通常サイズのいなり寿司も同一装置にて製造することができる。このように、本発明の装置では、1個のしゃり玉を油揚袋10内に収納するように構成することもでき、複数しゃり収納動作と単一しゃり収納動作の何れも実施することができる。
本発明によれば、コ字形溝5の供給空間S内に前後に2個のしゃり玉R1,R2を供給し、これらのしゃり玉を押出ピストン7の往動により油揚袋10内に収納し得るので、しゃり供給装置8の飯供給ローラ34の構成は従来のままで、1つの油揚袋10内に収納し得るしゃりの量を容易に増加することができ、従来のいなり寿司製造装置の構成を大幅に変えることなく、大型のいなり寿司を製造可能ないなり寿司充填装置を実現することができる。
また、押出ピストン7の往復動作により、2個のしゃり玉R1,R2を油揚袋10内に収納することができ、従来装置の構成を極力変更せずに、油揚袋内に収納するしゃりの量を容易に増大するこができる。
また、コ字形溝5の往復駆動と押出ピストン7の往復駆動のストローク及び駆動タイミングを各別に調整することができ、例えば、油揚袋10のサイズの変更に基づく押出ピストン7のストロークの変更等を独立して調整することが可能である。
また、同一のいなり寿司充填装置において、油揚袋10に2個のしゃり玉を収納する大型いなり寿司の製造と、油揚袋に1個のしゃり玉を収納する小型いなり寿司の製造とを容易に切り換えて行うことが可能となり、従来のようにしゃり供給装置の飯供給ローラの交換等の面倒な作業をしなくても良い。
本発明に係るいなり寿司充填装置によれば、油揚袋に2個のしゃり玉を収納した大型いなり寿司を製造することができるので、コンビニエンスストア用のいなり寿司等の製造に広く利用することができるものである。
2 間歇回動水平円盤
3 油揚袋載置部
4 透孔
5 コ字形溝
6 開閉嘴
7 押出ピストン
8 しゃり供給装置
9,9’ 上下クリップ
10 油揚袋
第1しゃり玉 R1
第2しゃり玉 R2
S 供給空間

Claims (4)

  1. 間歇回動水平円盤の外周に沿って複数の油揚袋載置部を設け、上記各油揚袋載置部に上下に貫通する透孔を設け、上記間歇回動水平円盤の半径方向外周から上記油揚袋載置部に向かって往復移動可能なコ字形溝を設け、該コ字形溝の前端に該コ字形溝の往動により開口する開閉嘴を設け、かつ後方位置から上記コ字形溝内を上記油揚袋載置部に向かって往復移動可能な押出ピストンを設け、上記開閉嘴と上記押出ピストンとの間の上記コ字形溝内の供給空間の上方にしゃり供給装置を設け、該しゃり供給装置より上記コ字形溝内の上記供給空間にしゃり玉を落下供給可能とし、上記透孔の上方及び下方に油揚袋の上下皮クリップを設け、これらクリップにより上記上下皮を開口し、上記コ字形溝を往動させて開口した開閉嘴を上記上下皮の開口に対応させた状態で、上記押圧ピストンの上記後方位置からの往動により上記しゃり玉を上記油揚袋内に収納可能としたいなり寿司充填装置において、
    上記コ字形溝内の上記供給空間を上記しゃり玉が2個収納可能な長さに形成し、
    上記押出ピストンは、上記後方位置からの第1往動により上記コ字形溝内に落下供給した第1しゃり玉を上記コ字形溝内の前方寄りの位置に移動すると共に、上記後方位置に復動して上記第1しゃり玉の後方に上記供給空間を形成し得るように構成し、
    かつ上記押出ピストンは、上記供給空間内に落下供給された第2しゃり玉を、上記後方位置からの第2往動により、上記第1しゃり玉と共に上記油揚袋内に収納可能に構成したものであることを特徴とするいなり寿司充填装置。
  2. 上記押出ピストンの上記第1往動は、上記第1しゃり玉を上記供給空間内の前方寄りの位置に移動することを可能とする距離の往動であり、
    上記押出ピストンの上記第2往動は、上記第1しゃり玉と上記第2しゃり玉を共に上記油揚袋内に収納することを可能とする距離の往動である請求項1記載のいなり寿司充填装置。
  3. 上記コ字形溝を往復駆動する第1駆動手段と、上記押出ピストンを往復駆動する第2駆動手段とを各別に設け、上記コ字形溝の往復駆動とは独立して上記押出ピストンの往復駆動のストロークを変更し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1又は2記載のいなり寿司充填装置。
  4. 請求項1の第1及び第2しゃり玉を2個上記油揚袋内に収納する複数しゃり収納動作が可能ないなり寿司充填装置において、
    上記コ字形溝の上記供給空間に上記第1しゃり玉が落下供給された後、上記後方位置からの上記押圧ピストンをその先端が上記油揚袋の開口近傍まで往動することにより、上記第1しゃり玉の1個のみを上記油揚袋内に収納可能とする単一しゃり収納動作をも可能としたものであるいなり寿司充填装置。
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