JP2016212726A - 染色材料の選定システム及び方法、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このため、混合材料を用いた染色を顧客に提案する場合に、ワンパターンの提案になることがあり、多彩な嗜好に沿った提案を行うのが困難であった。
このシミュレーションシステムによれば、記憶部が、異なる種類の染色材料を混合する場合の色空間の座標値の補正係数を記憶し、制御部が、入力された種類の染色材料の座標データ、補正係数及び混合比に基づいて、混合後の染色材料の推定座標値を求めるので、染色材料を混合する場合でも染色後のヘアカラーを適切に表示することができる。
このため、従来のシミュレーションシステムを使用しても、希望色を実現する染色材料の種類や混合割合などを即座に取得することができず、ユーザが顧客の希望に迅速かつ簡便に対応するのが困難であるという問題があった。
このため、希望色を実現する染色材料をユーザに迅速に提示することができ、ユーザが顧客の希望に迅速かつ簡便に対応できるようになる。
このため、混合材料が優先的に出力される場合に比べて、染色材料の調整作業をより簡便かつ迅速に行うことができ、顧客の満足度を向上することができる。
このようにすれば、非混合材料が検索されない場合は、混合割合が均等である混合材料が出力される可能性が高まる。このため、混合割合が不均等である混合材料が優先的に得られる場合に比べて、染色材料の調整作業をより簡便かつ迅速に行うことができ、顧客の満足度を向上することができる。
このようにすれば、非混合材料又は混合割合が均等である混合材料が検索されない場合でも、混合割合が不均等である混合材料が出力される。このため、希望色を実現する混合材料を必ずユーザに提示することができる。
この場合、制御部が、入力された毛量と塗布部位とに基づいて染色材料の塗布量を算出するので、染色材料の塗布量を無駄なく正確に算出することができる。
この場合、制御部が、調整後の希望色に対応する髪色の顔画像を表示部に表示させるので、ユーザは染色後の出来映えを確認しながら希望色を選択することができる。
(7) 本発明のコンピュータプログラムは、本発明の選定システムが行う上述の処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。従って、本発明のコンピュータプログラムは、本発明の選定システムと同様の作用効果を奏する。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る染色材料の選定システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態の選定システムは、インターネット等の公衆通信網1を通じて通信可能に接続されたサーバコンピュータ2(以下、単に「サーバ2」という場合がある。)と、1又は複数のクライアント端末3とを備えている。
本実施形態のサービスプログラムは、クライアント端末3がウェブブラウザを通じて入力した条件に応じて、所定の染色材料を用いて染色した場合の顔画像を提示するウェブアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」という。)よりなる。
これらのクライアント端末3は、無線又は有線LANを通じて公衆通信網1と通信可能に繋がっている。従って、クライアント端末3のユーザは、所定のURLを入力してサーバ2のアプリケーションにアクセスし、サーバ2の運営者から通知されたID番号とパスワードを入力することにより、当該アプリケーションを利用した所定のシミュレーションサービスを受けることができる。
図2は、サーバコンピュータ2の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態のサーバコンピュータ2は、制御部21と、通信部22と、入力デバイス23と、ディスプレイ24と、記憶部25とを有する。
このうち、制御部21は、他の各部22〜25を統括的に電子制御する1又は複数のマイクロプロセッサを含む。また、記憶部25は、各種データの書き込みと読み出しが可能なROM及びRAMを含む。
入力デバイス23は、マウスやキーボードなどのヒューマンインタフェースよりなる。ディスプレイ24は、制御部21の描画機能によって制御される、例えばブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイなどよりなる。
記憶部25は、前記アプリケーションを格納するプログラム格納領域と、使用するデータの一時的な格納領域と、当該アプリケーションのサービスに必要な画像ファイルFのデータベースDB1(図3)、染色材料のデータベースDB2(図4)及び塗布量の算出テーブルCT(図5)を備えている。
図3は、画像ファイルFのデータベースDB1の構造図である。
図3に示すように、データベースDB1は、同じ顔画像(本実施形態では、図11(b)に示す「モデル」の顔画像)のヘア部分に異なるヘアカラーを施して作製された多数の画像ファイルFを有しており、この多数の画像ファイルFを、ヘアカラーのHSV空間の座標値(以下、「HSV値」という。)ごとに3次元配列したデータ構造になっている。
本実施形態では、複数のヘアスタイルの顔画像を選択可能としている。従って、図3に示すデータベースDB1は選択可能なヘアスタイルのモデルごとに存在する。
図4は、染色材料のデータベースDB2(おしゃれ染めの場合)の構造図である。
図4に示すように、染色材料のデータベースDB2は、ヘアサロンのユーザが使用可能な染色材料の種別が行方向に並び、毛髪の下地色(アンダーカラー)が列方向に並ぶデータ構造になっている。本実施形態では、毛髪のアンダーカラーとして、染色前の毛髪の「明度レベル」が採用されている。
なお、図4に示すデータベースDB2では、図示を簡略化するため、混合色データ列Ri(i=1,2,……n)に対応するデータボックスのRGBデータの数値が省略されている。
図4に示す「ヤク(白地)」は、各行で特定される所定の染色材料又は混合材料を、白地の物体に塗った場合のRGBデータである。
データベースDB2には、1〜24行目までの「単一色データ列R0」と、25行目以後の「混合色データ列Ri」(i=1,2,……n)とが含まれる。
単一色データ列R0は、各染色材料a1〜a24を用いて各々の明度レベルの毛髪に実際に染色を行い、この場合の染色後のヘアカラーのRGB測定値をデータ化することにより作成されている。
例えば、混合色データ列R1には、染色材料a1と染色材料a2を50:50〜75:25まで1%刻みで混合割合を変化させた場合の、26種類の混合材料のRGBデータが含まれる。
混合色データ列R3には、ユーザが使用可能な染色材料a1と染色材料a4を50:50〜75:25まで1%刻みで混合割合を変化させた場合の、26種類の混合材料のRGBデータが含まれる。
混合色データ列Riの総数nは、24種類の染色材料a1〜a24から、任意の2つの染色材料aj,ak(j=1〜24,k=1〜24,j≠k)を選択する場合の組み合わせの数である。
混合色データ列Riについても、2つの染色材料を各行に規定された混合割合で混合した混合材料を用いて、各々の明度レベルの毛髪に実際に染色を行い、この場合のヘアカラーのRGB測定値をデータ化することにより作成することができる。
そこで、本実施形態では、本出願人が既に出願した特開2013−84081号公報に記載のシミュレータを用いて混合色データ列Riに対応するRGBデータの値を算出し、その算出値を各混合色データ列Riのデータボックスに記載している。
このため、混合色データ列Riに対応するRGBデータを当該シミュレータによって算出すれば、混合割合の変動に応じて実際に多数の染色作業を繰り返す必要がなくなり、データベースDB2の構築作業をより簡便に行うことができる。
白髪染めの染色材料のデータベースは、アンダーカラーの明度が10LVの白髪量の存在比率ごとに3段階(10%、30%、50%)に区分されている。この点で、明度レベルが5段階に区分されている「おしゃれ染め」の場合と異なるが、染色材料a1〜a24と混合割合のバリエーションは「おしゃれ染め」の場合と同様である。
図5は、塗布量の算出テーブルCTの説明図である。
図5に示すように、塗布量の算出テーブルCTは、染色対象である毛髪の毛染め範囲が行方向に並び、おしゃれ染め及び白髪染めごとの毛量の種別が列方向に並ぶテーブル形式となっている。
毛染め範囲及び毛量の判定は、ヘアサロンのサロン店員などのユーザが、染色対象者の毛髪を観察することにより目分量にて行われる。
例えば、おしゃれ染めで毛髪量が少ない新生部を染色する場合の塗布量は、40グラムである。この場合、混合割合が50%の2液混合の薬剤を使用する場合には、それぞれ20グラムが各薬剤の塗布量となる。
図6は、サーバコンピュータ2の制御部21による薬剤選定処理の実行手順を示す説明図である。
図6では、制御部21の薬剤選択処理により選択される非混合材料又は混合材料及びその混合割合(非混合材料の場合は100%)を、「カラーレシピ」と記載している。
図6に示すように、制御部21の薬剤選択処理には、アンダーカラーの設定処理(ステップST11)と希望色の設定処理(ステップST12)が含まれる。これらの設定処理は、クライアント端末3から受信した設定情報に基づいて行われる。
希望色の設定処理(ステップST12)は、染色対象者が希望する髪色をHSV値により設定する処理である。本実施形態では、色調で16段階、彩度で10段階、明度で5段階ごとに希望色が指定される。
カラーレシピの検索処理は、塗布部位の明度と希望色のRGB値とに基づいて行われる。カラーレシピの検索処理は、塗布部位の明度と希望色に適合する薬剤の種類と混合割合をデータベースDB2から検索する処理である。
出力された算出結果は、公衆通信網1を介してクライアント端末3に伝送される。これにより、クライアント端末3のユーザは、染色対象者の希望色を実現するための塗布量を含むカラーレシピを即座に把握することができる。
図7(a)は、カラーレシピの検索処理を示すフローチャートである。図7(b)は、検索の優先順位を示す表である。図7(a)の検索処理は、図6のステップST13の検索処理の具体例である。
次に、制御部21は、取得した塗布部位の明度とRGB値とから、それに適合するRGBデータをデータベースDB2から検索する(ステップST22)。例えば、塗布部位の明度が「14LV」である場合、制御部21は、データベースDB2の「14LV」の列に含まれるRGBデータの中から、指定されたRGB値と一致するデータ列を検索する。
RGB値が一致するデータ列がない場合は、制御部21は、二分検索法によってRGB値が取得したRGB値と近似するデータ列を抽出し(ステップST23)、当該データ列に対応する薬剤の混合割合(カラーレシピ)を出力結果として採用する(ステップST24)。
制御部21は、薬剤Aと薬剤Bを50%ずつ混合する場合(均等混合の場合)を第2の優先順位となるように、図7(a)の検索処理を実行する。
制御部21は、薬剤Aと薬剤Bを25〜75%で混合する場合(不均等混合の場合)を第3の優先順位として、図7(a)の検索処理を実行する。
図8〜図12は、クライアント端末3の操作画面の実装例を示す図である。
以下、図8〜図12を参照して、本実施形態に係る染色材料の選定システムの処理内容を説明する。なお、以下においては、クライアント端末3が、画面表示されたアイコン等に対して指やタッチペンで入力可能なタブレット端末3Aである場合を想定している。
図8(b)以後の操作画面の下縁部にはメニューバーMが表示される。メニューバーMには、左から順に、「染め方法」、「毛量」、「塗布部位」、「塗布方法」、「長さ・アンダートーン」及び「希望色」の各メニューが含まれる。
メニューバーMに含まれる複数のメニューのうち、現在表示中のメニューから1つ以上前のメニューにタッチすると、タッチされた操作画面に戻る。例えば、図9(a)の毛量の操作画面において、染め方法のメニューをタッチすると、図8(b)の操作画面が表示される。従って、ユーザは、1つ以上前のメニューから操作をやり直すことができる。
その後、ユーザが、図示しない入力画面おいて、サーバ運営者から通知されたID番号とパスワードを入力すると、サーバ2の制御部21は、選定システムの処理を開始し、最初に図8(a)に示すスタート画面をタブレット端末3Aに表示させる。
図8(b)の染め方法の操作画面には、2種類の染め方法のうちのいずれかを選択させるための選択アイコンC2,C3が含まれる。染め方法には、「おしゃれ染め」と「白髪染め」が含まれる。
白髪染めとは、染色前のアンダーカラーにおける白髪の比率が10%以上の毛髪に対する毛染め方法を意味する。
すなわち、ユーザがおしゃれ染めの選択アイコンC2をタッチすると、サーバ2の制御部21は、選択された染め方法を記憶部25に一時的に記憶させ、図9(a)に示す毛量の操作画面をタブレット端末3Aに表示させる。
選択アイコンC4は、毛量が「少ない」場合のアイコンであり、選択アイコンC5は、毛量が「普通」の場合のアイコンであり、選択アイコンC6は、毛量が「多い」場合のアイコンである。
ユーザが毛量の選択アイコンC4〜C6のいずれかをタッチすると、サーバ2の制御部21は、選択された毛量を記憶部25に一時的に記憶させ、図9(b)に示す塗布部位の操作画面をタブレット端末3Aに表示させる。
根元染めとは、毛髪の根元部分のみを染色することであり、全体染めとは、毛髪を全体的に染色することである。
すなわち、ユーザが全体染めの選択アイコンC8をタッチすると、サーバ2の制御部21は、選択された塗布部位を記憶部25に一時的に記憶させ、図10(a)に示す塗布方法の操作画面をタブレット端末3Aに表示させる。
選択アイコンC9は、毛髪全体が新生部(非染色の部分)であるパターン1のアイコンである。選択アイコンC10は、根元部分が新生部であり、新生部から先端までの大半が既染部(過去の染色材料が抜けていない部分)であるパターン2のアイコンである。
選択アイコンC13は、根元部分が比較的暗い既染部であり、既染部から先端までが比較的明るい既染部であるパターン5のアイコンである。選択アイコンC14は、根元部分が比較的暗い既染部であり、中央部分が中程度の明るさの既染部であり、中央部分から先端までが比較的明るい既染部であるパターン6のアイコンである。
根元側の新生部と先端側の既染部とに毛髪の明るさが概ね2分割されている場合には、ユーザは、パターン2の選択アイコンC10を選択すればよい。
同様に、根元側の新生部、中央の暗めの既染部及び先端側の明るめの既染部に毛髪の明るさが概ね3分割されている場合には、ユーザは、パターン3の選択アイコンC11を選択すればよい。
根元側の既染部と先端側の既染部とに毛髪の明るさが概ね2分割されている場合には、ユーザは、パターン5の選択アイコンC13を選択すればよい。
同様に、根元側の既染部、中央の暗めの既染部及び先端側の明るめの既染部に毛髪の明るさが概ね3分割されている場合には、ユーザは、パターン6の選択アイコンC14を選択すればよい。
従って、ユーザは、操作アイコンC15をタッチすることにより、図9(b)の塗布部位の操作画面に戻すことができる。
すなわち、パターン6の選択アイコンC14が選択された状態で、ユーザが操作アイコンC16をタッチすると、サーバ2の制御部21は、選択されたパターン6の塗布方法を記憶部25に一時的に記憶させ、図10(b)に示す長さ・アンダートーンの操作画面をタブレット端末3Aに表示させる。
本実施形態では、操作入力部C17,C18の入力インタフェースとして、いずれもプルダウン方式が採用されている。
操作入力部C18には、4〜15までのLV値が表示される。ユーザは、これらのうちの1つをタッチすることで、各部分A〜Cの明度を指定することができる。なお、操作入力部18の下方には、各LV値に対応する髪色の代表色が表示されている。
例えば、新生部のみのパターン1の場合には、図10(b)の操作画面には、パターン1に対応する毛髪全体の図柄が表示され、毛髪全体の長さと明度を指定する操作入力部C17,C18が表示される。
従って、ユーザは、操作アイコンC19をタッチすることにより、図10(a)の塗布方法の操作画面に戻すことができる。
すなわち、操作入力部C17,C18に対する長さ及び明度が選択された状態で、ユーザが操作アイコンC20をタッチすると、サーバ2の制御部21は、選択された長さと明度を記憶部25に一時的に記憶させ、図11(a)に示す希望色の操作画面をタブレット端末3Aに表示させる。
色相タブC21には、左から順に、色相が概ね紫→赤→橙→黄→緑→水色→青の順で変化する16色のブロックが横一列に配置されている。ユーザは、16色のうちのいずれかのブロックをタッチすることにより、染色後の希望色に対応する色相を指定することができる。
カラーパレットC22に表示されるブロックの表示色は、色相タブC21により指定された色相に連動して変化する。
サーバ2の制御部21は、カラーパレットC22の所定のブロックがタッチされると、図11(b)に示すように、カラーパレットC22の前面にポップアップ画面Pを表示させる。
従って、操作アイコンC23又は×印をタッチすることにより、ポップアップ画面Pを消滅させて図11(a)の希望色の操作画面に戻すことができる。
画像表示部Gの上下両側には、明度の調整タブC25が表示され、画像表示部Gの左右両側には、彩度の調整タブC25が表示される。
例えば、明度を明るくする調整タブC25がタッチされると、明度が1段階上のHSV値の画像ファイルFが画像表示部Gに表示される。また、彩度を高くする調整タブC26がタッチされると、彩度が1段階上のHSV値の画像ファイルFが画像表示部Gに表示される。
すなわち、ポップアップ画面Pに含まれる操作アイコンC24をユーザがタッチすると、サーバ2の制御部21は、選択中の希望色に対応するHSV値を記憶部25に一時的に記憶させる。
その後、サーバ2の制御部21は、図12に示す選定結果の操作画面をタブレット端末3Aに表示させる。
図12において、「1剤」とは、酸化染料とアルカリ剤を含む染色材料のことを意味し、「2剤」とは酸化剤を含む薬剤のことを意味する。すなわち、本実施形態の染色材料(1剤)は2剤が混合されることにより酸化染料が発色するヘアカラーよりなる。
本実施形態の選定システムによれば、サーバ2の制御部21が、入力されたアンダーカラー(本実施形態では染色前の明度レベル)の種別に対応する座標データの中から、入力された希望色と座標値が一致又は近似する非混合材料又は混合材料を検索し、その検索結果を出力するので(図7(a)参照)、希望色を実現する非混合材料又は混合材料が自動的に得られる。
このため、希望色を実現する染色材料をユーザに迅速に提示することができ、ユーザが顧客の希望に迅速かつ簡便に対応できるようになる。
このため、混合材料が優先的に出力される場合に比べて、染色材料の調整作業をより簡便かつ迅速に行うことができ、顧客の満足度を向上することができる。
このため、混合割合が不均等である混合材料が優先的に得られる場合に比べて、染色材料の調整作業をより簡便かつ迅速に行うことができ、顧客の満足度を向上することができる。
今回開示した上述の実施形態は例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態では、アンダーカラーとして染色前の毛髪の明度レベルを採用しているが、その他に、染色前の毛髪のメラニンタイプなどをアンダーカラーとして考慮することにしてもよい。
また、上述の実施形態では、サーバコンピュータ2とクライアント端末3とからなる選定システムを例示したが、本発明の選定システムを、1台のサーバコンピュータやパーソナルコンピュータに実装することにしてもよい。
2 サーバコンピュータ
3 クライアント端末(入力部、表示部)
3A タブレット端末
3B デスクトップパソコン
3C ノートパソコン
21 制御部
22 通信部
23 入力デバイス
24 ディスプレイ
25 記憶部
DB1 データベース
DB2 データベース
CT 算出テーブル
Claims (7)
- 毛髪を染色するのに必要な染色材料の選定システムであって、
単一の前記染色材料である非混合材料、及び、複数の前記染色材料を所定の混合割合で混合した混合材料により染色した場合の色空間の各座標データが、アンダーカラーの種別ごとに記録されたデータベースと、
染色対象者のアンダーカラーの種別と希望色とを入力する入力部と、
入力された前記アンダーカラーの種別に対応する前記座標データの中から、入力された前記希望色と座標値が一致又は近似する前記非混合材料又は前記混合材料を検索し、その検索結果を出力する制御部と、を備えており、
前記制御部は、前記非混合材料の検索を第1の優先度で実行することを特徴とする染色材料の選定システム。 - 前記制御部は、混合割合が均等である前記混合材料の検索を第2の優先度で実行する請求項1に記載の染色材料の選定システム。
- 前記制御部は、混合割合が不均等である前記混合材料の検索を第3の優先度で実行する請求項1又は2に記載の染色材料の選定システム。
- 前記入力部は、更に前記染色対象者の毛髪の毛量と塗布部位の長さを入力可能であり、
前記制御部は、入力された前記毛量と前記塗布部位とに基づいて、検索した前記非混合材料又は前記混合材料の塗布量を算出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の染色材料の選定システム。 - 入力された前記希望色に対応する髪色の顔画像と、前記希望色を調整するための操作部とを表示する表示部を更に備え、
前記制御部は、調整後の前記希望色に対応する前記髪色の前記顔画像を前記表示部に表示させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の染色材料の選定システム。 - 毛髪を染色するのに必要な染色材料をコンピュータが選定する方法であって、
単一の前記染色材料である非混合材料、及び、複数の前記染色材料を所定の混合割合で混合した混合材料により染色した場合の色空間の各座標データを、アンダーカラーの種別ごとに記録する第1ステップと、
染色対象者のアンダーカラーの種別と希望色とを入力する第2ステップと、
入力された前記アンダーカラーの種別に対応する前記座標データの中から、入力された前記希望色と座標値が一致又は近似する前記非混合材料又は前記混合材料を検索し、その検索結果を出力する第2ステップと、を含み、
前記第3ステップにおいて、前記非混合材料の検索を第1の優先度で実行することを特徴とする染色材料の選定方法。 - 毛髪を染色するのに必要な染色材料を選択する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
単一の前記染色材料である非混合材料、及び、複数の前記染色材料を所定の混合割合で混合した混合材料により染色した場合の色空間の各座標データを、アンダーカラーの種別ごとに記録する第1ステップと、
染色対象者のアンダーカラーの種別と希望色とを入力する第2ステップと、
入力された前記アンダーカラーの種別に対応する前記座標データの中から、入力された前記希望色と座標値が一致又は近似する前記非混合材料又は前記混合材料を検索し、その検索結果を出力する第2ステップと、を含み、
前記第3ステップにおいて、前記非混合材料の検索を第1の優先度で実行することを特徴とするコンピュータプログラム。
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