JP2016212173A - 波長合分波素子、光受信器及び光送信器 - Google Patents

波長合分波素子、光受信器及び光送信器 Download PDF

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Abstract

【課題】低損失性を確保した上で、100nm以上の超広波長帯域において良好な合分波スペクトル特性を有する波長合分波素子、光受信器及び光送信器を提供する。【解決手段】1対の方向性結合器31、35及び41、45の間に接続された2本のアーム導波路32、33及び42、43からなる1対の光カプラ30、40の間に一方のアーム導波路22に位相補正領域23を有する2本のアーム導波路21、22が接続された(2N−1)個の遅延干渉計10を用い、k段目の2k−1個(但し、k<N)の遅延導波路に、k段目の遅延導波路の遅延干渉計10の遅延長の1/2の長さの遅延長を有する(k+1)段目の2k個の遅延導波路を縦接続し、位相補正領域の位相変化量を各段の遅延干渉計10による位相変動を相殺する値に設定する。【選択図】図3

Description

本発明は波長合分波素子、光受信器及び光送信器に関するものであり、例えば、光通信および光インターコネクトで用いる波長合分波素子、光受信器及び光送信器に関するものである。
近年、大容量インターコネクトに向けた有望な技術として、シリコン(Si)フォトニクスプラットフォームに、波長多重(WDM:wavelength division multiplexing)技術を導入して、光配線1本当りの伝送容量を大幅に向上させることが注目されている。Siチップ内にてWDM光信号を送受信するためには、WDM光信号を必要に応じて合波(MUX)・分波(DeMUX)させるSi細線導波路型波長合分波素子が必要となる。
波長合分波素子に求められる条件としては、低損失性、低クロストークに加えて、動作波長帯域の拡大が重要となる。つまり、光源の波長精度緩和のためには、WDM信号における波長間隔(チャネル間隔)Δνの拡大が強く求められる。その結果、波長合分波素子として動作する波長帯域の拡大が必要となる。
これまで、シリコン導波路型波長合分波素子として、リング共振器(MRR:microring resonator)、遅延干渉計(DMZI:delay Mach−Zehnder interferometer)やアレイ導波路格子(AWG: arrayed waveguide grating)に基づくデバイスが報告されている。
MRR型デバイスの場合、Δνを増大させると、リングの曲率半径を小さくせざるを得なく、素子設計および製造の難易度が増す傾向となるほか、過剰損も必然的に増大する。AWG型デバイスの場合、MRR型デバイスが抱える問題は軽減できるものの、挿入損が必然的に大きく、低損失化には極めて不利である。一方、DMZI型デバイスは、前記課題が容易に克服でき、低損失化に最も有利である。
但し、DMZI型デバイスの動作は、光干渉作用に基づくため、光分岐・結合を行う複数の光カプラが必要となる。その際、光結合効率に波長依存性が存在すると、合分波スペクトル特性を劣化させる原因となる。つまり、Δνが増大するほど、動作に必要な有効波長帯域が広がるため、特性劣化がより顕著になる。
通常、光カプラとして方向性結合器(DC:directional coupler)を用いる場合、光結合効率が、波長に対して正弦波的に変化するため、広波長帯域では、その影響を被る(例えば、非特許文献1参照)。ここで、図19乃至図20を参照して、従来のDMZI型デバイスを説明する。
図19は、従来のDMZI型デバイスの構成図であり、ここでは、1×4ChのDMZI型デバイスとして説明する。図に示すように、4つの波長を分波するためには、2つのDCとこの2つのDCに挟まれた遅延線で構成される遅延干渉計が3つ必要となる。つまり、DCは合計6つ必要となる。
図20は、Si細線導波路で構成されるDCの説明図であり、図20(a)はDCの構成図である、図20(b)はDCの波長依存性の説明図である。図20(a)に示すように、ここで、シミュレートするDCは2つの出力ポートに50:50で分岐するDCである。図20(b)に示すように、クロスポートとバーポートの2つの出力ポートにおける光結合率は、波長に対して正弦波的に変化する。この場合、6つのDCを透過するたびに、波長依存性による過剰損失が蓄積する。
図21は、1×4ChのDMZI型デバイスの透過スペクトル特性図であり、ここでは波長依存性による過剰損失の蓄積の影響を考慮した場合の透過スペクトル特性のシミュレーション結果を示している。図に示すように、波長帯域幅が約70nmを超えた外側の領域では、スペクトル形状が出力ポート毎に一定ではなく、著しく劣化する傾向が見られる。
このような、DCの波長依存性を緩和する手段として、DCの代わりに、非特許文献2に示す多モード干渉(MMI:multimode interference)カプラを用いることが考えられる。しかし、MMIカプラの場合、原理的にDCよりも挿入損が大きく、DMZI型デバイスのように、複数の光カプラを必要とする応用では、低損失化には不向きである。
また、DCの波長依存性を著しく緩和できる新たな手段として、位相シフタを含むマッハ・ツェンダ干渉計全体を光カプラとして動作させる構造(WINC: wavelength insensitive coupler)が提案されている。このWINCでは、100nm以上の広波長帯域で動作する光スイッチが報告されているので(例えば、非特許文献3参照)、図22を参照してWINCを説明する。
図22は、WINCの説明図であり、図22(a)はMINCの構成図であり、図22(b)は、WINCの典型的な結合特性の説明図である。図22(b)と図20(b)の比較から明らかなように、WINCの結合特性はDCの結合特性と比べて、広波長範囲にて所望の結合特性を保つ傾向が見られる。
D.W.Kim,A.Barkai,R.Jones,N.Elek,H.Nguyen,and A.Liu,"Silicon−on−insulator eight−channel optical multiplexer based on a cascade of asymmetric Mach−Zehnder interferometers", Optics Letters 33(5),pp.530−532 (2008) T.Tsuchizawa,K.Yamada,H.Fukuda,T.Watanabe,S.Uchiyama,and S.Itabashi,"Low−loss Si wire waveguides and their application to thermooptic switches",Japanese Journal of Applied Physics,45(8B),6658−6662 (2006) J.Van Campenhout,W.M.J.Green,S.Assefa,and Y. A. Vlasov, "Low−power,2×2 silicon electro−optic switch with 110−nm bandwidth for broadband reconfigurable optical networks",Optics Express 17, 24020−24029 (2009)
そこで、本発明者は、DMZI型デバイスにおいて、光カプラとしてDCの代わりにWINCを用いることで、波長合分波素子としての動作帯域を拡大することを試みたので、図23及び図24を参照して説明する。図23はWINCを光カプラとして用いた1×4ChのDMZI型デバイスの構成図である。図23に示すように、2つのWINCとこの2つのWINCに挟まれた遅延線で構成される3つの遅延干渉計よる2分岐のカスケード接続構造となる。
図24は、WINCを光カプラとして用いた1×4ChのDMZI型デバイスの波長スペクトル特性の説明図である。図24に示すように、WINCの導入にも関わらず、所望の特性向上は現れず、波長合分波素子として全く機能していないことが判った。つまり、DCの波長依存性自体はWINC構造により緩和できるものの、1×4ChのDMZI型デバイスにおける合分波機能まで両立できるわけではない。
したがって、波長合分波素子、光受信器及び光送信器において、低損失性を確保した上で、100nm以上の超広波長帯域において良好な合分波スペクトル特性を得ることを目的とする。
開示する一観点からは、入出力ポートを備えた1対の光カプラと、前記1対の光カプラの間に接続された遅延線となる2本のアーム導波路と、前記2本のアーム導波路の一方に設けられた位相補正領域とを備えた(2−1)個(但し、Nは2以上の自然数)の遅延干渉計を有し、前記光カプラは、1対の方向性結合器と、前記1対の方向性結合器の間に接続された2本のアーム導波路と、前記2本のアーム導波路の一方に設けられた位相シフタとを有し、k段目の2k−1個(但し、k<N)の前記遅延導波路の入出力ポートに、前記k段目の遅延干渉計の遅延導波路の遅延長の1/2の長さの遅延長を有する(k+1)段目の2個の前記遅延導波路を縦接続し、各段の前記遅延干渉計の位相補正領域の位相変化量を各段の前記遅延干渉計による位相変動を相殺する値に設定したことを特徴とする波長合分波素子が提供される。
また、開示する別の観点からは、互いに異なる波長を有する複数の光信号を含む波長多重光信号を伝搬する入力光導波路と、前記入力光導波路に一方の端部が接続する偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタの他端に接続されてTEモード光が入力される第1の光導波路及びTMモード光が入力される第2の光導波路と、前記第2の光導波路の途中に挿入された偏光ローテータと、上述の2個の波長合分波素子と、前記2個の波長合分波素子の内の一方の波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器と、前記2個の波長合分波素子の内の他方の波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器とを有し、前記波長合分波素子の内の一方の波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに前記第1の光導波路が接続されるとともに、前記波長合分波素子の内の他方の波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに前記第2の光導波路が接続されることを特徴とする光受信装置が提供される。
また、開示するさらに別の観点からは、上述の波長合分波素子と互いに異なる波長で発振する2個の半導体レーザ素子と、前記2個の半導体レーザ素子からの各波長の光を変調する2個の光変調器とを有し、前記2個の光変調器は、前記波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続されることを特徴とする光送信装置が提供される。
開示の波長合分波素子、光受信器及び光送信器によれば、低損失性を確保した上で、100nm以上の超広波長帯域において良好な合分波スペクトル特性を得ることが可能になる。
比較のためのDCを光カプラとして用いた遅延干渉計の説明図である。 MINCを光カプラとして用いた遅延干渉計の説明図である。 本発明の実施の形態の波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施の形態の波長合分波素子のスペクトル特性図である。 本発明の実施例1の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例1の波長合分波素子を構成する光導波路構造の説明図である。 本発明の実施例1の1×4ChのDMZI型波長合分波素子のスペクトル特性図である。 本発明の実施例2の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例3の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例4の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例5の1×8ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例5の1×8ChのDMZI型波長合分波素子のスペクトル特性図である。 参考のために示す光カプラとしてDCを用いた1×8ChのDMZI型波長合分波素子のスペクトル特性図である。 本発明の実施例6の1×8ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例7の1×16ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例8の1×16ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。 本発明の実施例9の光受信装置の構成図である。 本発明の実施例10の光送信装置の構成図である。 従来のDMZI型デバイスの構成図である。 Si細線導波路で構成されるDCの説明図である。 1×4ChのDMZI型デバイスの透過スペクトル特性図である。 WINCの説明図である。 WINCを光カプラとして用いた1×4ChのDMZI型デバイスの構成図である。 WINCを光カプラとして用いた1×4ChのDMZI型デバイスの波長スペクトル特性の説明図である。
図1乃至図4を参照して、本発明の実施の形態の波長合分波素子を説明する。本発明者は、まず、MINCを光カプラとして用いた遅延干渉計の出力スペクトル特性を検討したので、図1及び図2を参照して説明する。図1は比較のためのDCを光カプラとして用いた遅延干渉計の説明図であり、図1(a)はDCを光カプラとして用いた遅延干渉計の構成図であり、図1(b)はDCを光カプラとして用いた遅延干渉計の出力スペクトルの説明図である。図1(b)に示すように、DCを光カプラとして用いた遅延干渉計の出力スペクトルは、2つの出力ポート(A及びB)において、インターリーバのようなスペクトル特性を示すことを確認した。DCを用いた場合、その波長依存性により、中心波長から離れるにつれて、スペクトル特性が変動する他、出力ポート間の特性ズレが顕著になる傾向がある。
図2はMINCを光カプラとして用いた遅延干渉計の説明図であり、図2(a)はMINCを光カプラとして用いた遅延干渉計の構成図であり、図2(b)はMINCを光カプラとして用いた遅延干渉計の出力スペクトルの説明図である。図2(b)に示すように、MINCを光カプラとして用いた遅延干渉計の出力スペクトルも、DCを用いた場合と同様にインターリーバ特性を示すが、WINCによる波長依存性の低減により、出力ポート間の特性ズレが大幅に改善されることを確認した。
それに加えて、DCの場合と比べて、出力ポート間の関係が反対になることを確認した。つまり、これは、WINCを含む遅延干渉計の内部において、光カプラによる振幅関係のみならず、位相関係も変動していることを意味する。したがって、図24に示したように、波長合分波素子として機能性を失っていることは、位相関係の変動に起因する問題であることを解明した。これは、1段の遅延干渉計からなるマッハ・ツェンダ干渉型光スイッチとしての応用には問題ないが、遅延干渉計を多段にカスケード接続するDMZI型波長合分波素子には多大な悪影響をもたらすことを意味する。
そこで、本発明者は、鋭意検討の結果、図1(b)と図2(b)との対比で示した位相関係の変動を相殺するために遅延線に位相調整領域を設けて、広波長帯域にて動作可能な波長合分波素子の実現に思い至った。
図3は、本発明の実施の形態の波長合分波素子の構成図であり、ここでは、1×4Chの波長合分波素子として説明する。入出力ポートを備えた1対の光カプラ30,40と、前記1対の光カプラ30,40の間に接続された遅延線20となる2本のアーム導波路21,22と、前記2本のアーム導波路21,22の一方に設けられた位相補正領域23とにより遅延干渉計10を形成する。
光カプラ30,40は、1対の方向性結合器31,35,41,45と、1対の方向性結合器31,35,41,45の間に接続された2本のアーム導波路32,33,42,43を有している。また、2本のアーム導波路32,33,42,43の一方には位相シフタ34,44が設けられている。その変化量は、例えば、+0.48π[rad]とすれば良い。なお、2段目の遅延干渉計については、符号の記入を省略する。
この遅延干渉計10を(2−1)個(但し、Nは2以上の自然数)用いて波長合分波素子1を形成する。即ち、k段目の2k−1個(但し、k<N)の遅延導波路10の入出力ポートに、k段目の遅延干渉計の遅延導波路の遅延長の1/2の長さの遅延長を有する(k+1)段目の2個の遅延導波路10を縦接続する。なお、ここでは、3個の遅延干渉計10を用いて2段構成の1×4Chの波長合分波素子1としている。
各段の遅延干渉計10の位相補正領域23の位相変化量は各段の遅延干渉計10による位相変動を相殺する値に設定する。例えば、図に示した2段構成の場合には、δφa1=+1.0π[rad]、δφa2=0、δφa3=+0.25π[rad]にする。或いは、1段目の遅延線となるアーム導波路22の位相制御領域23の位相変化量を0にして、それに相当する位相ズレを2段目の遅延線となるアーム導波路に設けても良い。なお、位相変化量を0に設定するということは、位相補正領域23を設けないことと等価になる。
このような、波長合分波素子は、シリコンフォトニクス技術を応用して、SOI基板を用いて、BOX層上に設けた単結晶シリコン層を加工して形成することが典型的な形態である。この波長合分波素子を波長合波素子とし、2個の半導体レーザ及び2個の光変調器と組み合わせると光送信装置となる。
また、この波長合分波素子を波長分波素子とし、2個の受光素子と組わせると光受信素子となる。この場合、WDM信号光の偏波状態の影響を受けないようするためには、偏光ビームスプリタでTE光とTM光に分け、TM光を偏光ロータータでTE光に変換してから受光すれば良く、その場合には、2×2個の受光素子が必要になる。
本発明によれば、DCに基づくWINC構造により、光結合率の波長依存性を低減し、それぞれのWINCからなる所定値の位相シフト量を補正することにより、低損失性を確保し、100nm以上の広波長帯域にて動作する波長合分波素子を実現することができる。
次に、図5乃至図7を参照して本発明の実施例1の1×4ChのDMZI型波長合分波素子を説明する。図5は本発明の実施例1の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図5に示すように、2つのMINC30,40と2つのMINC30,40に挟まれた遅延線20により形成した遅延干渉計10を3つ組み合わせてDMZI型波長合分波素子1を形成する。MINC30,40は、1対のDC31,35,41,45と、1対のDC31,35,41,45の間に接続された2本のアーム導波路32,33,42,43を有している。また、2本のアーム導波路32,33,42,43の一方には位相シフタ34,44が設けられている。その変化量は、例えば、+0.48π[rad]とすれば良い。この時、各遅延干渉計10の遅延線20の二本のアーム導波路21,22の一方に夫々δφa1,δφa2,δφa3の位相補正領域23を配置する。ここでは、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々+π[rad],0,+0.5π[rad]とする。なお、2段目の遅延干渉計については、符号の記入を省略する。
図6は、本発明の実施例1の波長合分波素子を構成する光導波路構造の説明図であり、ここでは、Siフォトニクス技術を用いてSOI基板上に形成するが、ここでは、一つの導波路部の断面構造で説明する。まず、図6(a)に示すように、シリコン基板51上に下部クラッド層となるSiO膜52を介して厚さが220nmの単結晶シリコン層53を設けたSOI基板を準備する。
次いで、図6(b)に示すように、露光プロセスによって幅が450nmの導波路ストライプ構造のレジストパターン54を形成し、ドライエッチングを行ってコア層55を形成してチャネル導波路構とする。次いで、図6(c)に示すように、レジストパターン54を除去したのち、全面にSiO膜56を堆積することによって上部クラッド層とする。
なお、図6(d)に示すように、コア層55を形成する際に、50nmの高さのスラブ部57を残すことによりリブ導波路構造としても良い。このように、コア層55の両脇にスラブ部57を形成しておくと、電流注入により導波路の屈折率を変えることができる。
再び、図5に戻ると、この場合、波長間隔(チャネル間隔)Δνは遅延線の長さを制御すれば良い。Δνに対する遅延長の関係は以下に示す。1段目の遅延長ΔLは以下の式により定まる。
ΔL=(λDMZI×m)/Neq ・・・(1)
ここで、λDMZI、m及びNeqはそれぞれ遅延干渉部の中心波長、回折次数およびSi細線導波路の実効屈折率である。また、Δνは以下のように定まる。
Δν=λDMZI /(2×NGr×ΔL) ・・・(2)
ここで、NGrは伝搬する光の群速度により定義される群屈折率である。
例えば、1550nm波長帯で、Δν=400GHzの特性を想定する場合、一段目の遅延長はΔL≒88μmとなる。2段目の遅延長ΔLは、ΔLの半分の長さになり、〜44μmになる。但し、波長合分波素子として動作するためには、前述ごとく、各遅延干渉計同士で位相整合する必要がある。したがって、位相補正領域23における位相シフト量を考慮すると、各遅延長はL=ΔL+δφa1=88.32μm,L=ΔL+δφa2=44μm,L=ΔL+δφa3=44.16μmとなる。
図7は、本発明の実施例1の1×4ChのDMZI型波長合分波素子のスペクトル特性図である。図に示すように、140nmに及ぶ波長範囲において、過剰損を招かずに、全ての出力チャネルの透過特性をほぼ一定に保つことできることが分かる。なお、図7に示すように、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λと定義した場合、4つの出力チャネルCh〜Chからλ、λ、λ、λの順に出射する。
次に、図8を参照して、本発明の実施例2の1×4ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが、各遅延干渉計の位相補正領域23の位相シフト量を変えた以外は上記の実施例1と全く同様である。図8は本発明の実施例2の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図8に示すように、ここでも、2つのMINC30,40と2つのMINC30,40に挟まれた遅延線20により形成した遅延干渉計10を3つ組み合わせてDMZI型波長合分波素子1を形成する。この時、各遅延干渉計10の遅延線20の二本のアーム導波路21,22の一方に夫々δφa1,δφa2,δφa3の位相補正領域23を配置する。この実施例2においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々+π[rad],0,−0.5π[rad]とする。
この実施例2においても、透過スペクトルの形状は、図7に示す結果と同様であり、過剰損を招かずに、全ての出力チャネルの透過特性をほぼ一定に保つことができる。但し、この場合、実施例1と位相補正領域23による相対位相関係が異なることから、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λと定義した場合、4つの出力チャネルCh〜Chから、λ、λ、λ、λの順に出射する。つまり、実施例1と比較すると、λとλの特性を表すチャネル同士の特性のみが入れ替わったものと同じである。
次に、図9を参照して、本発明の実施例3の1×4ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが。各遅延干渉計の位相補正領域23の位相シフト量を変えた以外は上記の実施例1と全く同様である。図9は本発明の実施例3の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図9に示すように、ここでも、2つのMINC30,40と2つのMINC30,40に挟まれた遅延線20により形成した遅延干渉計10を3つ組み合わせてDMZI型波長合分波素子1を形成する。この時、各遅延干渉計10の遅延線20の二本のアーム導波路21,22の一方に夫々δφa1,δφa2,δφa3の位相補正領域23を配置する。この実施例2においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々0,+0.5π[rad],0とする。
この実施例3においても、透過スペクトルの形状は、図7に示す結果と同様であり、過剰損を招かずに、全ての出力チャネルの透過特性をほぼ一定に保つことができる。但し、この場合、実施例1と位相補正領域23による相対位相関係が異なることから、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λと定義した場合、4つの出力チャネルCh〜Chから、λ、λ、λ、λの順に出射する。つまり、実施例1と比較すると、全チャネルの特性が入れ替わったものと同じである。
次に、図10を参照して、本発明の実施例4の1×4ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが。各遅延干渉計の位相補正領域23の位相シフト量を変えた以外は上記の実施例1と全く同様である。図10は本発明の実施例2の1×4ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図10に示すように、ここでも、2つのMINC30,40と2つのMINC30,40に挟まれた遅延線20により形成した遅延干渉計10を3つ組み合わせてDMZI型波長合分波素子1を形成する。この時、各遅延干渉計10の遅延線20の二本のアーム導波路21,22の一方に夫々δφa1,δφa2,δφa3の位相補正領域23を配置する。この実施例2においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々0,−0.5π[rad],0とする。
この実施例4においても、透過スペクトルの形状は、図7に示す結果と同様であり、過剰損を招かずに、全ての出力チャネルの透過特性をほぼ一定に保つことができる。但し、この場合、実施例1と位相補正領域23による相対位相関係が異なることから、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λと定義した場合、4つの出力チャネルCh〜Chから、λ、λ、λ、λの順に出射する。つまり、実施例3と比較すると、λとλの特性を表すチャネル同士の特性のみが入れ替わったものと同じである。
次に、図11乃至図13を参照して、本発明の実施例5の1×8ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが。遅延干渉計を3段構成にして8波のWDM信号を合波する以外の基本的構成は上記の実施例1と同様である。図11は本発明の実施例5の1×8ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図11に示すように、2つのMINCと2つのMINCに挟まれた遅延線により形成した7つの遅延干渉計を3段構成にしてDMZI型波長合分波素子を形成する。この時、各遅延干渉計の遅延線に夫々δφb1,δφb2,δφb3、δφb4,δφb5,δφb6,δφb7の位相補正領域23を配置する。なお、以降は、各構成要素に対する符号の記入は省略する。
この場合、1段目及び2段目まで遅延干渉計の位相関係が、3段目の遅延干渉計の位相関係に影響するため、上述の1×4ChのDMZI型波長合分波よりも複雑な位相補正関係の組み合わせが存在する。この実施例5においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々+1.0π[rad],−0.5π[rad],0,+0.25π[rad],−0.25π[rad],0,+0.5π[rad]とする。
図12は、本発明の実施例5の1×8ChのDMZI型波長合分波素子のスペクトル特性図である。図に示すように、出力ポートの増大により、光カプラ数が大幅に増加したにも拘わらず、依然として、100nmの広波長範囲において、低損失および良好な合分波スペクトル特性を両立している。なお、図12に示すように、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λと定義した場合、8つの出力チャネルCh〜Chから、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λの順に出射する。
図13は、参考のために示す光カプラとしてDCを用いた1×8ChのDMZI型波長合分波素子のスペクトル特性図である。図に示すように、DCの波長依存性により、良好な合分波スペクトル特性を示す波長範囲は60nm程度に限定されてしまうことが判る。
次に、図14を参照して、本発明の実施例6の1×8ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが。各遅延干渉計の位相補正領域23の位相シフト量を変えた以外は上記の実施例5と全く同様である。図14は本発明の実施例6の1×8ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図14に示すように、ここでも、2つのMINCと2つのMINCに挟まれた遅延線により形成した7つの遅延干渉計を3段構成にしてDMZI型波長合分波素子を形成する。この時、各遅延干渉計の遅延線に夫々δφb1,δφb2,δφb3、δφb4,δφb5,δφb6,δφb7の位相補正領域23を配置する。この実施例6においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々0,0,+0.5π[rad],+0.5π[rad],0,+0.25π[rad],−0.25π[rad]とする。
この実施例6においても、透過スペクトルの形状は、図12に示す結果と同様であり、過剰損を招かずに、全ての出力チャネルの透過特性をほぼ一定に保つことができる。但し、この場合、実施例5と位相補正領域23による相対位相関係が異なることから、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λと定義した場合、8つの出力チャネルCh〜Chから、λ4、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λの順に出射する。つまり、実施例5と比較すると、全チャネルの特性が入れ替わったものと同じである。
次に、図15を参照して、本発明の実施例7の1×16ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが。遅延干渉計を4段構成にして16波のWDM信号を合波する以外の基本的構成は上記の実施例1と同様である。図15は本発明の実施例7の1×16ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図15に示すように、2つのMINCと2つのMINCに挟まれた遅延線により形成した15つの遅延干渉計を4段構成にしてDMZI型波長合分波素子を形成する。この時、各遅延干渉計の遅延線に夫々δφc1,δφc2,δφc3、δφc4,δφc5,δφc6,δφc7,δφc8,δφc9、δφc10,δφc11,δφc12,δφc13,δφc14,δφc15の位相補正領域23を配置する。
この場合、1段目乃至3段目まで遅延干渉計の位相関係が、4段目の遅延干渉計の位相関係に影響するため、上述の1×8ChのDMZI型波長合分波よりもさらに複雑な位相補正関係が求まられる。この実施例7においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々+1.0π[rad],−0.5π[rad],0,+0.25π[rad],−0.25π[rad],0,+0.5π[rad],-0.375π[rad],+0.125π[rad],+0.375π[rad],−0.125π[rad],+0.5π[rad],0,−0.25π[rad],+0.25π[rad]とする。
この場合も、図示は省略するが、100nmを超える波長範囲にて、低損失性を兼ね備えた合分波スペクトル特性を得ることができる。この場合、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ10、λ11、λ12、λ13、λ14、λ15、λ16と定義した場合、16の出力チャネルCh〜Ch16から、λ15、λ、λ、λ、λ14、λ、λ12、λ、λ16、λ、λ10、λ、λ13、λ、λ11、λの順に出射する。
次に、図16を参照して、本発明の実施例8の1×16ChのDMZI型波長合分波素子を説明するが。各遅延干渉計の位相補正領域23の位相シフト量を変えた以外は上記の実施例7と全く同様である。図16は本発明の実施例8の1×16ChのDMZI型波長合分波素子の構成図である。図16に示すように、ここでも、2つのMINCと2つのMINCに挟まれた遅延線により形成した15つの遅延干渉計を4段構成にしてDMZI型波長合分波素子を形成する。この時、各遅延干渉計の遅延線に夫々δφc1,δφc2,δφc3、δφc4,δφc5,δφc6,δφc7,δφc8,δφc9、δφc10,δφc11,δφc12,δφc13,δφc14,δφc15の位相補正領域23を配置する。この実施例8においては、各位相補正領域23の位相シフト量を、夫々0,0,+0.5π[rad],+0.5π[rad],0,+0.25π[rad],−0.25π[rad],−0.25π[rad],+0.25π[rad],+0.5π[rad],0,−0.375π[rad],+0.125π[rad],+0.375π[rad],−0.125π[rad]とする。
この場合も、図示は省略するが、100nmを超える波長範囲にて、低損失性を兼ね備えた合分波スペクトル特性を得ることができる。この場合、実施例7と相対的位相関係が異なるため、光波長成分に対して、短波長側から長波長側に向かってλ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ、λ10、λ11、λ12、λ13、λ14、λ15、λ16と定義した場合、16の出力チャネルCh〜Ch16から、λ、λ13、λ、λ10、λ、λ16、λ、λ12、λ、λ14、λ、λ、λ、λ15、λ、λ11の順に出射する。つまり、実施例7と比較すると全チャネルの特性が入れ替わったものと同じである。
次に、図17を参照して、本発明の実施例9の光受信装置を説明する。図17は、本発明の実施例9の光受信装置の構成図である。図に示すように、WDM光信号を光インターフェース(OI:optical interface)61を介して、シリコン導波路へ結合させる。なお、光インターフェース61としてはスポットサイズ変換部やグレーティングカプラ等を用いる。次いで、偏光ビームスプリッタ(PBS:polarization beam splitter)62により、TE・TMモードの偏波成分へ分離し、TMモードを有する光信号をTEモードへ変換する偏光ローテータ(PR:polarization rotator)63を通してTEモードへ変換する。
第1の光導波路64及び第2光導波路65にて、WDM光信号を本発明の実施例1に示した2組の1×4ChのDMZI型波長合分波素子1,1により波長信号毎に分波し、受光器71〜74,71〜74により検波している。なお、図においては、各波長成分を8個の受光器71〜74,71〜74で検波しているが、同じ波長成分の信号光は、対向する2面を受光面とする各1個の受光器で検波するようにしても良い。
この実施例9の光受信装置においては、波長合分波素子として、実施例1に示した広波長帯域において動作可能なDMZI型波長合分波素子を用いている。したがって、光源における波長ズレや温度変動に優れた耐性を持つよう、Δνを広げても、或いは、波長数(チャネル数)を増大しても、波長合分波素子としての特性劣化を最低限に抑えることができる。その結果、受光器によりWDM光信号を検波する際に、光リンクにおけるパワーペナルティを最低限に抑えることができる。なお、この場合も、実施例2乃至実施例4に示した波長合分波素子を用いても良いし、WDM光信号が8チャネル等の場合にはチャネルの数に応じて使用するDMZI型波長合分波素子のチャネル数を変えれば良い。なお、ここでは、光の偏波状態の影響を受けないように偏光ローテータを用いてTE光のみを検波しているが、必須ではなく、波長合分波素子の動作を偏光無依存性化すれば、WDM光信号をそのまま波長合分波素子に入射しても良く、その場合には、波長合分波素子は1個で良い。
次に、図18を参照して、本発明の実施例10の光送信装置を説明する。図18は、本発明の実施例10の光送信装置の構成図である。図に示すように、発振波長が互いに異なる4つの半導体レーザ(LD:laser diode)81〜84を並べ、それぞれ変調器(MOD:modulator)91〜94により光変調を行い、実施例1に示したDMZI型波長合分波素子1を用いて合波している。なお、ここでは、実施例1に示した波長合分波素子1を、波長合波素子として使用しているので、4つの半導体レーザとして、中心波長が1550nm近傍で、例えば、波長間隔Δνが400GHzずつ異なる半導体レーザを用いる。
この実施例10の光送信装置においては、波長合波素子として、実施例1に示した広波長帯域において動作可能なDMZI型波長合分波素子を用いている。したがって、光源における波長ズレや温度変動に優れた耐性を持つよう、Δνを広げても、或いは、波長数(チャネル数)を増大しても、波長合波素子としての特性劣化を最低限に抑えることができ、波長多重信号の光送信を安定かつ安価で行うことができる。なお、この場合も、実施例2乃至実施例4に示した波長合分波素子を用いても良いし、WDM光信号が8チャネル等の場合にはチャネルの数に応じて使用するDMZI型波長合分波素子のチャネル数を変えれば良い。
ここで、実施例1乃至実施例10を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)入出力ポートを備えた1対の光カプラと、前記1対の光カプラの間に接続された遅延線となる2本のアーム導波路と、前記2本のアーム導波路の一方に設けられた位相補正領域とを備えた(2−1)個(但し、Nは2以上の自然数)の遅延干渉計を有し、前記光カプラは、1対の方向性結合器と、前記1対の方向性結合器の間に接続された2本のアーム導波路と、前記2本のアーム導波路の一方に設けられた位相シフタとを有し、k段目の2k−1個(但し、k<N)の前記遅延導波路の入出力ポートに、前記k段目の遅延干渉計の遅延導波路の遅延長の1/2の長さの遅延長を有する(k+1)段目の2個の前記遅延導波路を縦接続し、各段の前記遅延干渉計の位相補正領域の位相変化量を各段の前記遅延干渉計による位相変動を相殺する値に設定したことを特徴とする波長合分波素子。
(付記2)前記遅延干渉計の個数は3(N=2)個であり、1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+1.0πラジアンとし、2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンまたは−0.5πラジアンとしたことを特徴とする付記1に記載の波長合分波素子。
(付記3)前記遅延干渉計の個数は3(N=2)個であり、1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンまたは−0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとしたことを特徴とする付記1に記載の波長合分波素子。
(付記4)前記遅延干渉計の個数は7(N=3)個であり、1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+1.0πラジアンとし、2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、3段目の4個の前記遅延干渉計の内の前記−0.5πラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとしたことを特徴とする付記1に記載の波長合分波素子。
(付記5)前記遅延干渉計の個数は7(N=3)個であり、1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、3段目の4個の前記遅延干渉計の内の前記0ラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、前記+0.5πラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとしたことを特徴とする付記1に記載の波長合分波素子。
(付記6)前記遅延干渉計の個数は15(N=4)個であり、1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+1.0πラジアンとし、2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、3段目の4個の前記遅延干渉計の内の前記−0.5πラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、4段目の8個の前記遅延干渉計の内の前記+0.25πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.375πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.125πラジアンとし、前記−0.25πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.375πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.125πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、前記+0.5πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとしたことを特徴とする付記1に記載の波長合分波素子。
(付記7)前記遅延干渉計の個数は15(N=4)個であり、1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、3段目の4個の前記遅延干渉計の内の前記0ラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、前記+0.5πラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、4段目の8個の前記遅延干渉計の内の前記+0.5πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、前記+0.25πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.375πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.125πラジアンとし、前記−0.25πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.375πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.125πラジアンとしたことを特徴とする付記1に記載の波長合分波素子。
(付記8)前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を、前記位相補正領域の光導波路の長さで設定することを特徴とする付記1乃至付記7のいずれか1に記載の波長合分波素子。
(付記9)前記遅延干渉計の光導波路部分が、単結晶シリコン基板上に絶縁膜を介して設けられた単結晶シリコンを用いたシリコン光導波路であることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の波長合分波素子。
(付記10)付記1乃至付記9のいずれか1に記載の波長合分波素子と、前記波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに接続された互いに異なる波長を有する複数の光信号を含む波長多重光信号を伝搬する光導波路と、前記波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器を備えたことを特徴とする光受信装置。
(付記11)互いに異なる波長を有する複数の光信号を含む波長多重光信号を伝搬する入力光導波路と、前記入力光導波路に一方の端部が接続する偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタの他端に接続されてTEモード光が入力される第1の光導波路及びTMモード光が入力される第2の光導波路と、前記第2の光導波路の途中に挿入された偏光ローテータと、付記1乃至付記9のいずれか1に記載の2個の波長合分波素子と、前記2個の波長合分波素子の内の一方の波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器と、前記2個の波長合分波素子の内の他方の波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器とを有し、前記波長合分波素子の内の一方の波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに前記第1の光導波路が接続されるとともに、前記波長合分波素子の内の他方の波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに前記第2の光導波路が接続されることを特徴とする光受信装置。
(付記12)付記1乃至付記9のいずれか1に記載の1個の波長合分波素子と互いに異なる波長で発振する2個の半導体レーザ素子と、前記2個の半導体レーザ素子からの各波長の光を変調する2個の光変調器と、を有し、前記2個の光変調器は、前記波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続されることを特徴とする光送信装置。
1,1,1 波長合分波素子(DMZI型波長合分波素子)
10 遅延干渉計
20 遅延線
21,22 アーム導波路
23 位相補正領域
30,40 光カプラ(WINC)
31,35,41,45 方向性結合器(DC)
32,33,42,43 アーム導波路
34,44 位相シフタ
51 シリコン基板
52 SiO
53 単結晶シリコン層
54 レジストパターン
55 コア層
56 SiO
57 スラブ部
61 光インターフェース
62 偏光ビームスプリッタ
63 偏光ローテータ
64 第1の光導波路
65 第2の光導波路
71〜74 受光器
81〜84 半導体レーザ
91〜94 光変調器

Claims (6)

  1. 入出力ポートを備えた1対の光カプラと、
    前記1対の光カプラの間に接続された遅延線となる2本のアーム導波路と、
    前記2本のアーム導波路の一方に設けられた位相補正領域と
    を備えた(2−1)個(但し、Nは2以上の自然数)の遅延干渉計を有し、
    前記光カプラは、
    1対の方向性結合器と、
    前記1対の方向性結合器の間に接続された2本のアーム導波路と、
    前記2本のアーム導波路の一方に設けられた位相シフタと
    を有し、
    k段目の2k−1個(但し、k<N)の前記遅延導波路に、前記k段目の遅延干渉計の遅延導波路の遅延長の1/2の長さの遅延長を有する(k+1)段目の2個の前記遅延導波路を縦接続し、
    各段の前記遅延干渉計の位相補正領域の位相変化量を各段の前記遅延干渉計による位相変動を相殺する値に設定したことを特徴とする波長合分波素子。
  2. 前記遅延干渉計の個数は3(N=2)個であり、
    1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+1.0πラジアンとし、
    2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンまたは−0.5πラジアンとしたことを特徴とする請求項1に記載の波長合分波素子。
  3. 前記遅延干渉計の個数は7(N=3)個であり、
    1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+1.0πラジアンとし、
    2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、
    3段目の4個の前記遅延干渉計の内の前記−0.5πラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとしたことを特徴とする請求項1に記載の波長合分波素子。
  4. 前記遅延干渉計の個数は15(N=4)個であり、
    1段目の前記遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+1.0πラジアンとし、
    2段目の2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、
    3段目の4個の前記遅延干渉計の内の前記−0.5πラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した2段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、
    4段目の8個の前記遅延干渉計の内の前記+0.25πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.375πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.125πラジアンとし、前記−0.25πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.375πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.125πラジアンとし、前記0ラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.5πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を0ラジアンとし、前記+0.5πラジアンの位相変化量に設定した3段目の遅延干渉計に接続した2個の前記遅延干渉計の内の一方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を−0.25πラジアンとし、他方の遅延干渉計の遅延線の位相補正領域の位相変化量を+0.25πラジアンとしたことを特徴とする請求項1に記載の波長合分波素子。
  5. 互いに異なる波長を有する複数の光信号を含む波長多重光信号を伝搬する入力光導波路と、
    前記入力光導波路に一方の端部に接続されて偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタの他端に接続されてTEモード光が入力される第1の光導波路及びTMモード光が入力される第2の光導波路と、
    前記第2の光導波路の途中に挿入された偏光ローテータと、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の2個の波長合分波素子と、
    前記2個の波長合分波素子の内の一方の波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器と、
    前記2個の波長合分波素子の内の他方の波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続された2個の受光器と
    を有し、
    前記波長合分波素子の内の一方の波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに前記第1の光導波路が接続されるとともに、
    前記波長合分波素子の内の他方の波長合分波素子の1段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の一つの入出力ポートに前記第2の光導波路が接続されることを特徴とする光受信装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の1個の波長合分波素子と
    互いに異なる波長で発振する2個の半導体レーザ素子と、
    前記2個の半導体レーザ素子からの各波長の光を変調する2個の光変調器と、
    を有し、
    前記2個の光変調器は、前記波長合分波素子のN段目の遅延干渉計の光カプラの開放端側の2個の入出力ポートに接続されることを特徴とする光送信装置。
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