JP2016212165A - 端末装置、サーバ、画像表示システム、画像表示プログラム、及び画像表示方法 - Google Patents

端末装置、サーバ、画像表示システム、画像表示プログラム、及び画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子的な聖火リレーを行う。【解決手段】画像表示システム10では、聖火を所持する送信側の端末装置が受信側の端末装置とすれちがい通信を行う。サーバ14がすれちがい通信が成立したと判定した場合は、聖火を所持する権利が送信側の端末装置から受信側の端末装置へ移動する。当該権利の移動により、送信側の端末装置の表示部30に表示された聖火画像が非表示となる。また、受信側の端末装置の表示部30には、聖火画像が表示されるようになる。【選択図】図3

Description

開示の技術は、端末装置、サーバ、画像表示システム、画像表示プログラム、及び画像表示方法に関する。
従来から、オリンピックでは、ギリシャのアテネからリアルな、本物の聖火を異なるトーチ間でリレーしていくことにより開催都市へ聖火を移す聖火リレーがなされている。
ところで、電子的データを他の装置との間で通信する技術として、アプリケーションで利用可能なデータを他の装置との間でいわゆる、すれちがい通信する技術が知られている。
特開2014−209279号公報
本物の聖火リレーでは、選ばれたランナーしか参加できないため、限られた人数しか参加できない。
また、物理的な炎である聖火をリレーすることは、必ずしも容易ではない。しかしながら、電子的に聖火リレーを、多くの参加者により行うための技術は未だ確立されていなかった。
開示の技術は一つの側面として、電子的な聖火リレーを行うことを目的とする。
1つの態様では、端末装置であって、聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示する表示部と、前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信する第1受信部と、を備える。また、端末装置は、自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置に、前記第1受信部が受信した前記権利を近距離無線通信により送信する第1送信部を備える。さらに端末装置は、表示制御部を備える。表示制御部は、前記第1受信部が前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させる表示制御を行う。また、表示制御部は、前記第1送信部が前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする非表示制御を行う。
一つの側面として、電子的な聖火リレーを行うことができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像表示システムの一例の概略構成を示す図である。 第1実施形態の画像表示システムにおける聖火リレーを説明するための図である。 第1実施形態に係る端末装置及びサーバの一例の概略構成を示すブロック図である。 ユーザDBに格納されるユーザテーブルの具体例である。 聖火DBに格納される聖火テーブルの具体例である。 すれちがいログDBに格納されるすれちがいログテーブルの具体例である。 第1実施形態に係る端末装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像表示システムにおける聖火リレーを説明するためのタイミングチャートである。 第1実施形態に係る端末装置で行われる画像表示処理の一例のフローチャートである。 第1実施形態に係る端末装置の第1通信部、すれちがいID設定部、及び第2通信部で行われる受信処理の一例のフローチャートである。 第1実施形態に係る端末装置のすれちがいID設定部、第2通信部、及び表示制御部で行われる送信処理の一例のフローチャートである。 第1実施形態に係るサーバで行われるサーバ処理の一例のフローチャートである。 送信側の端末装置と受信側の端末装置との距離の所定の範囲を説明するための図である。 聖火に対応付けられている添付情報の表示例を示す図である。 第1実施形態に係るサーバで行われるサーバ処理の変形例のフローチャートである。 第2実施形態に係る端末装置及びサーバの一例の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る端末装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るサーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るサーバで行われる通信制御サーバ処理の一例のフローチャートである。 第2実施形態に係る端末装置で行われる通信制御端末処理の一例のフローチャートである。 第2実施形態に係るサーバで行われるサーバ処理の一例のフローチャートである。 第2実施形態に係る端末装置で行われる送信処理の一例のフローチャートである。 優先度に基づいて受信側の端末装置を選択する場合の、サーバにおけるサーバ処理の一例のフローチャートである。 聖火台を備えた場合の画像表示システムの一例の概略構成を示す図である。 受信側の端末装置にサーバから聖火リレー用画像または聖火画像を送信する場合の画像表示システムにおけるタイムチャートである。 送信側の端末装置から受信側の端末装置に順次、聖火リレー用画像または聖火画像が送信される場合の画像表示システムにおけるタイムチャートである。 聖火の経路(リレーされた経路)を端末装置の表示部に表示させた場合の具体例を示す図である。
以下、図面を参照して開示の技術の一例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1には、本実施形態に係る画像表示システム10の概略構成図を示す。図1に示すように、本実施形態の画像表示システム10は、端末装置12〜12及びサーバ14を備える。なお、以下では、端末装置12〜12について総称する場合は、個々を表す符号「1」、「2」、「3」を付さずに「端末装置12」という。
本実施形態の端末装置12は、移動端末や携帯情報端末等であり、具体例としてスマートフォンやタブレット端末に代表されるPDA(Personal Digital Assistants)等が挙げられる。なお、図1では、画像表示システム10が3つの端末装置12を備える場合を示したが、端末装置12の数は複数であればよく、特に限定されるものではない。
本実施形態の画像表示システム10は、端末装置12から近距離無線通信が可能な他の端末装置12の1つに対して、サーバ14を介して聖火リレーを電子的に行う。図1では、具体例として、端末装置12から端末装置12へ、端末装置12から端末装置12へ聖火リレーが行われる状態を示している。
具体的には、本実施形態の画像表示システム10では、実際の物質(聖火やトーチ)を用いずに、各端末装置12の表示部(図2、表示部30参照)に表示させた聖火リレー用画像(図2参照)を用いて、聖火リレーを行う。より具体的には、端末装置12から他の端末装置12へ、聖火リレー用画像の聖火を表す画像(以下、「聖火画像」という)を表示する権利をリレーすることにより聖火リレーを行う。なお、本実施形態では、端末装置12が聖火画像を表示する権利のことを単に「聖火」と称する場合がある。
図2には、本実施形態の画像表示システム10における聖火リレーを説明するための図を示す。図2(2)に示すように、本実施形態の聖火リレー用画像1は、聖火画像1A及びトーチを表す画像(以下、「トーチ画像」という)1Bを含む。聖火をまだ受け取っていない場合、図2(1)に示すように、端末装置12の表示部30には、聖火リレー用画像1のトーチ画像1Bのみが表示され、聖火画像1Aは非表示とされている。聖火を受け取った場合は、図2(2)に示すように、端末装置12の表示部30には、聖火画像1Aが表示される。その後、聖火を他の端末装置12に渡した場合は、図2(3)に示すように、端末装置12の表示部30に表示されていた聖火画像1Aが非表示とされ、聖火リレー用画像1のトーチ画像1Bのみが表示される。
なお、本実施形態の画像表示システム10では、具体例として、複数の聖火が並行してリレーされるが、1つの端末装置12が所持できるのは、1つの聖火のみとしている。そのため、端末装置12は、既に聖火を所持している場合は、他の聖火を受け取ることができないが、所持している聖火を渡した後は、聖火を受け取ることができるようになる。
端末装置12と、サーバ14とは、ネットワーク16を介して無線通信により通信を行う。端末装置12とサーバ14との間で行われる無線通信の具体例としては、WiFi(Wireless Fidelity)や3G(3rd Generation)等を用いた通信が挙げられる。なお、本実施形態における「無線通信」とは、ネットワーク16を介して行う通信のことをいう。
また、端末装置12同士は、近距離無線通信により通信を行う。端末装置12同士の間で行われる近距離無線通信の具体例としては、Bluetooth(登録商標)等を用いた通信が挙げられる。なお、本実施形態における「近距離無線通信」とは、ネットワーク16を介さずに直接的に装置間で無線通信を行うことをいう。
より具体的には、端末装置12は、聖火リレー用画像1の表示に関する情報(聖火画像1Aを表示する権利)を近距離無線通信を用いて自動的に(ユーザの操作無しに)他の端末装置12との間で通信することができる。本実施形態では、このように自動的に端末装置12間で近距離無線通信により行う通信を「すれちがい通信」という。
すれちがい通信は、例えば端末装置12が、本実施形態における聖火リレーのアプリケーションを実行している場合に実行される。また、すれちがい通信は、ユーザが他のアプリケーションに対する操作を行っている場合や、端末装置12がいわゆるスリープ状態(スタンバイ状態等)の場合においても、バックグラウンド処理として実行される。
端末装置12は、すれちがい通信において、近距離無線通信の通信範囲内に存在する不特定の他の端末装置12の検出を繰り返し行う。そして、端末装置12は、検出した他の端末装置12に対して、すれちがいID(Identification)を自動的に送信することによりすれ違い通信を行う。
図3には、本実施形態の端末装置12及びサーバ14の一例の概略構成を示すブロック図を示す。
なお、図3では、端末装置12について図示したが、他の端末装置12、12も、図3に示した端末装置12と同様である。
図3に示すように本実施形態の端末装置12は、第1通信部20、すれちがいID設定部21、第2通信部22、表示制御部24、送信制御部26、測位部28、表示部30、及び聖火リレー用画像DB(データベース)32を備える。
第1通信部20は、近距離無線通信により通信を行う機能を有する。本実施形態では、上述したように、第1通信部20により他の端末装置12と通信を行う。
第2通信部22は、無線通信によりネットワーク16を介して通信を行う機能を有する。本実施形態では、上述したように、第2通信部22により、ネットワーク16を介してサーバ14と通信を行う。
すれちがいID設定部21は、所定のタイミングですれちがいIDをサーバ14に発行させ、サーバ14が発行したすれちがいIDを設定する機能を有する。本実施形態の端末装置12では、外部装置が偽ビーコンによりすれちがいIDを偽装してあたかも端末装置12になりすます、いわゆる「なりすまし」、を防止するため、所定のタイミングですれちがいIDの設定を更新する。
本実施形態では、所定のタイミングの具体例として、すれちがいIDを設定してから所定時間以上経過した場合、及びすれちがいIDを設定してから端末装置12が所定距離以上移動した場合の少なくとも一方を満たす場合としている。そのため、すれちがいID設定部21は、すれちがいIDを設定してからの経過時間を計測し、また、設定した際の端末装置12の位置を測位部28から取得してすれちがいIDに設定位置として対応付けておく。なお、これら所定時間及び所定距離は特に限定されるものではない。例えば、実験的に得られた所定時間及び所定距離を定めてもよい。
なお、所定のタイミングはこれらに限定されない。例えば、上記所定のタイミングは、すれちがいIDを端末装置12に設定したタイミングを基準としているが、サーバ14がすれちがいIDを発行したタイミングを基準としてもよい。
表示制御部24は、聖火リレー用画像1の表示に関する制御を行う機能を有する。具体的には、表示制御部24は、聖火画像1Aを表示する権利を受信したことに応じて表示部30に聖火画像1Aを表示させる表示制御を行う。また、表示制御部24は、他の端末装置12において聖火画像1Aが表示されることが確認された場合は、表示部30に表示された聖火画像1Aを非表示にする非表示制御を行う。
送信制御部26は、聖火画像1Aを表示する権利の送信を制御する機能を有する。具体的には、送信制御部26は、予め定められた送信条件(詳細後述)を満たした場合に、聖火画像1Aを表示する権利(すれちがいID)を送信するよう第1通信部20を制御する。
測位部28は、端末装置12の現在位置を測位する機能を有する。測位部28が現在位置を測位する方法は特に限定されず、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いた方法や、基地局測位を用いた方法等が挙げられる。
表示部30は、いわゆるディスプレイであり、聖火リレー用画像1を表示可能なものであれば特に限定されない。
聖火リレー用画像DB32は、聖火リレー用画像1の画像データを格納する。上述したように、本実施形態の画像表示システム10では、複数の聖火が並行してリレーされるため、聖火リレー用画像DB32には、聖火毎に異なる聖火リレー用画像1の画像データが格納されている。本実施形態では、聖火リレー用画像1の画像データは、予め聖火リレー用画像DB32に格納しておくが、適宜、サーバ14等から取得して、聖火リレー用画像DB32に格納してもよい。なお、本実施形態では、聖火毎に聖火を識別するための符号として聖火IDが対応付けられている。そのため、聖火リレー用画像DB32には、聖火リレー用画像1の画像データと聖火IDとが対応付けて格納されている。
一方、本実施形態のサーバ14は、通信部40、すれちがいID発行部42、判定部44、ユーザDB46、聖火DB48、及びすれちがいログDB50を備える。
通信部40は、無線通信によりネットワーク16を介して通信を行う機能を有する。本実施形態では、上述したように、通信部40によりネットワーク16を介して端末装置12と通信を行う。
すれちがいID発行部42は、すれちがい通信を行うためのすれちがいIDを発行する機能を有する。発行されたすれちがいIDは、聖火を渡す側(以下、「送信側」という)の端末装置12に送信される。
判定部44は、すれちがい通信が成立したか否かを判定する機能を有する。具体的には、判定部44は、予め定められた表示条件に基づいて、端末装置12が聖火を表示する(受け取る)か否かを判定する。判定部44は、予め定められた表示条件を満たす場合は端末装置12が聖火を受け取ると判定し、これによりすれちがい通信が成立したと判定する。なお、本実施形態の画像表示システム10では、すれちがい通信が成立することが、送信側の端末装置12から受信側の端末装置12へ聖火を所持する権利が移動する条件になる。そのため、聖火を所持する権利を送信した、または、受信したことのみをもって、権利そのものが移動することはない。
ユーザDB46は、ユーザ(端末装置12)毎に作成されたユーザテーブルを格納する。図4には、ユーザDB46に格納されるユーザテーブルの具体例を示す。
ユーザテーブルには、ユーザID、現在位置、すれちがいID、すれちがいID発行時間、及びその他属性が対応付けられている。ユーザIDは、各端末装置12を識別するための符号である。ユーザIDは、端末装置12毎に予め設定されているID等を用いてもよいし、ユーザにより予め設定されたIDであってもよい。
現在位置は、ユーザIDに対応する端末装置12の現在位置であり、図4に示した具体例では、緯度及び経度で表している。また、すれちがいIDは、サーバ14がすれちがい通信を行うにあたりユーザ単位(端末装置12単位)で発行するすれちがい通信認識用の符号である。なお、本実施形態の画像表示システム10では、上述したように所定のタイミングで、すれちがいIDが更新される。また、すれちがいID発行時間は、すれちがいID発行部42がすれちがいIDを発行した時間である。また、その他属性は、ユーザ自身や端末装置12が属する情報であり、例えば、ユーザの居住地域等が挙げられる。なお、その他属性は、本実施形態では用いないため、ユーザDB46に格納することは必須ではない。しかしながら、当該その他属性は、他の処理で用いられることがあるためユーザテーブルに含めておき、ユーザDB46内に共に格納している。
聖火DB48は、聖火毎に作成された聖火テーブルを格納する。図5には、聖火DB48に格納される聖火テーブルの具体例を示す。
聖火テーブルには、聖火ID、所持ユーザID、画像等、及び添付情報等が対応付けられている。所持ユーザIDは、該聖火を現在所持しているユーザ(端末装置12)のユーザIDである。画像等は、画像データに関する情報であり、本実施形態では用いないため、聖火DB48に格納することは必須ではない。しかしながら、当該画像データに関する情報は、他の処理で用いられることがあるため聖火テーブルに含めておき、聖火DB48内に共に格納している。添付情報は、聖火画像に添付して端末装置12に表示させる情報である。添付情報の具体例としては、聖火を主催する企業のクーポンや、種々のコメント等(いずれも詳細後述)などが挙げられる。
すれちがいログDB50は、聖火毎に、すれちがいログテーブルを格納する。図6には、すれちがいログDB50に格納されるすれちがいログテーブルの具体例を示す。
すれちがいログテーブルには、聖火ID、所持ユーザID、受信時間、受信場所、送信時間、送信場所、送信先ユーザID、及びコメントが対応付けられている。
所持ユーザIDは、聖火を所持したことがあるユーザ(端末装置12)のユーザIDである。受信時間及び受信場所は、ユーザが聖火を受信した際の時間及び場所(例えば、サーバ14が詳細を後述する聖火検出情報を受信した時間、及び聖火検出情報に含まれる位置情報)である。送信時間及び送信場所は、ユーザが聖火を送信した際の時間及び場所(例えば、すれちがいIDを生成した際の時間及び場所)である。送信先ユーザIDは、聖火を渡した先のユーザ(受信側の端末装置12)のユーザIDである。
なお、端末装置12は、例えば図7に示すコンピュータ60で実現することができる。より具体的には、端末装置12は携帯情報端末として機能するコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60は、表示部30、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、不揮発性の記憶部66、無線通信I/F(インターフェース)68、及び近距離無線通信I/F70を備える。表示部30、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、記憶部66、無線通信I/F68、及び近距離無線通信I/F70は、バス71を介して互いに接続されている。無線通信I/F68は、ネットワーク16に接続される。
記憶部66はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部66には、コンピュータ60を端末装置12として機能させるための画像表示プログラム72が記憶されている。CPU62は、画像表示プログラム72を記憶部66から読み出してメモリ64に展開し、画像表示プログラム72が有する各プロセスを順次実行する。
画像表示プログラム72は、第1通信プロセス74、すれちがいID設定プロセス75、第2通信プロセス76、表示制御プロセス78、送信制御プロセス80、及び測位プロセス82を有する。
また、記憶部66の聖火リレー用画像DB記憶領域84は、聖火リレー用画像DB32が記憶される記憶領域として機能する。
CPU62は、第1通信プロセス74を実行することで、第1通信部20として動作する。また、CPU62は、すれちがいID設定プロセス75を実行することで、すれちがいID設定部21として動作する。また、CPU62は、第2通信プロセス76を実行することで、第2通信部22として動作する。また、CPU62は、表示制御プロセス78を実行することで、表示制御部24として動作する。また、CPU62は、送信制御プロセス80を実行することで、送信制御部26として動作する。また、CPU62は、測位プロセス82を実行することで、測位部28として動作する。
これにより、画像表示プログラム72を実行したコンピュータ60が、端末装置12として機能する。
また、サーバ14は、例えば図8に示すコンピュータ90で実現することができる。より具体的には、サーバ14は、サーバとして機能するコンピュータ90で実現することができる。コンピュータ90は、CPU92、メモリ94、不揮発性の記憶部96、及び無線通信I/F98を備える。CPU92、メモリ94、不揮発性の記憶部96、及び無線通信I/F98は、バス99を介して互いに接続されている。無線通信I/F98は、ネットワーク16に接続される。
記憶部96はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部96には、コンピュータ90をサーバ14として機能させるためのサーバプログラム100が記憶されている。CPU92は、サーバプログラム100を記憶部96から読み出してメモリ94に展開し、サーバプログラム100が有する各プロセスを順次実行する。
サーバプログラム100は、通信プロセス102、すれちがいID発行プロセス104、及び判定プロセス106を有する。
また、記憶部96のユーザDB記憶領域108は、ユーザDB46が記憶される記憶領域として機能する。記憶部96の聖火DB記憶領域110は、聖火DB48が記憶される記憶領域として機能する。記憶部96のすれちがいログDB記憶領域112は、すれちがいログDB50が記憶される記憶領域として機能する。
CPU92は、通信プロセス102を実行することで、通信部40として動作する。また、CPU92は、すれちがいID発行プロセス104を実行することで、すれちがいID発行部42として動作する。また、CPU92は、判定プロセス106を実行することで、判定部44として動作する。
これにより、画像表示プログラム102を実行したコンピュータ90が、サーバ14として機能する。
なお、コンピュータ90は、いわゆるデスクトップ型のパーソナルコンピュータに限定されない。コンピュータ90は、ラップトップ型のパーソナルコンピュータであってもよいし、タブレット端末やスマートフォンに代表されるPDA等であってもよい。
なお、端末装置12及びサーバ14は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る画像表示システム10の動作について説明する。まず、本実施形態の画像表示システム10において行われる聖火リレーの流れの概略について説明する。図9には、本実施形態に係る画像表示システム10において行われる聖火リレーを説明するためのタイミングチャートを示す。なお、ここでは、具体例として、端末装置12から端末装置12に聖火をリレーする場合について説明する。
開始時点では、端末装置12の表示部30には聖火画像1Aが表示されている(図2(2)参照)。また、端末装置12の表示部30には、聖火画像1Aが未だ表示されていない(図2(1)参照)。
送信側の端末装置12では、まず、現在位置を取得して、現在位置の位置情報をサーバ14に送信する(S10)。
サーバ14は、位置情報を端末装置12から受信すると、すれちがいIDを発行する(S30)。発行したすれちがいIDは、端末装置12に送信される。
端末装置12は、サーバ14から受信したすれちがいIDをすれちがいID設定部21により設定する(S12)。
その後、端末装置12は、予め定められた送信条件を満たした場合(S14)に、すれちがいIDを含む近距離無線用信号を送信する(S16)。
聖火が渡される側(以下、「受信側」という)の端末装置12は、すれちがい通信により、端末装置12から送信されたすれちがいIDを含む近距離無線用信号を受信する(S50)。
端末装置12は、現在位置を取得して、現在位置の位置情報及び端末装置12から受信したすれちがいIDを聖火検出情報としてサーバ14に送信する(S52)。
サーバ14は、端末装置12から受信した位置情報及びすれちがいIDに基づいて、予め定められた表示条件を満たすか否かを判定する(S34)。
サーバ14は、予め定められた表示条件を満たす場合は、すれちがい通信が成立したため、すれちがい成立通知を端末装置12及び端末装置12に送信する(S36A)。
本実施形態の画像表示システム10では、すれちがい通信が成立すると、聖火画像1Aを表示する権利が送信側の端末装置12から受信側の端末装置12に移動する。そのため、すれちがい成立通知は、権利が移動する聖火の聖火IDを含み、すれちがい成立通知を受信した端末装置12は、上記聖火IDに対応する表示部30に表示されている聖火画像1Aを非表示とする非表示制御を行う(S18)。また、すれちがい成立通知を受信した端末装置12は、聖火IDに対応する表示部30に聖火画像1Aを表示させる表示制御を行う(S54)。これにより、聖火リレーが行われたことになる。
一方、サーバ14は、予め定められた表示条件を満たさない場合は、聖火が受け渡されなかったため、すれちがい不成立通知を端末装置12に送信する(S36B)。
本実施形態の画像表示システム10では、すれちがい通信が不成立の場合は、聖火画像1Aを表示する権利が送信側の端末装置12から受信側の端末装置12に移動することがない。
すれちがい不成立通知を受信した端末装置12は、権利を所持していないため表示制御を行わず、表示部30には聖火画像1Aが表示されない。また、端末装置12は、権利を所持したままであるため、非表示制御を行わず、表示部30には聖火画像1Aが表示されたままとなる。
次に、端末装置12及びサーバ14毎に、各装置で行われる処理の詳細について説明する。まず、端末装置12で行われる画像表示処理について説明する。
図10には、端末装置12で行われる画像表示処理の一例のフローチャートを示す。図10に示した画像表示処理は、例えば、端末装置12において聖火リレー用アプリケーションが起動(バックグラウンド処理を含む)されている場合に実行される。
ステップS100で第1通信部20は、すれちがいIDを検出したか否かを判断する。本実施形態の端末装置12では、すれちがい通信を行うために、聖火リレーであることを表す符号及びすれちがいIDを含む近距離無線用信号を、所定のタイミングで自動的に他の端末装置12に第1通信部20から送信する。具体例として、端末装置12は、聖火リレーであることを表す符号が「seika」、すれちがいIDが「abcd」の場合、「seika:abcd」という情報を第1通信部20から送信する。そのため、第1通信部20は、該情報を受信した場合は、該情報に含まれるすれちがいIDを検出する。
すれちがいIDを検出していない場合、すなわち、該情報を受信していない場合は、否定判定となりステップS104へ移行する。
ステップS104で第1通信部20は、すれちがい成立通知を受信したか否かを判断する。すれちがい通信が成立していない場合は、否定判定となりステップS106へ移行する。
ステップS106で、送信制御部26は、聖火を所持しているか否かを判断する。本実施形態の端末装置12では、具体例として聖火を所持している場合は、聖火リレー用画像DB32に格納されている、聖火リレー用画像1にフラグをたてておく。送信制御部26は、当該フラグの有無により、聖火を所持しているか否かを判断する。聖火を所持していない場合は、否定判定となりステップS114へ移行する。一方、聖火を所持している場合は、肯定判定となりステップS108へ移行する。
ステップS108で送信制御部26は、所持している聖火を他の端末装置12に渡すために、送信条件を満たすか否かを判断する。これにより、送信制御部26は、聖火画像1Aを表示する権利を第1通信部20から送信するか否かを判断する。
本実施形態の端末装置12では、上述したように、バックグラウンド処理によって、本画像表示処理が動作する場合がある。このような場合、端末装置12のユーザが表示部30に表示された(または表示されているはず)の聖火画像1Aを見ることなく他の端末装置12へ聖火が渡される可能性がある。そのため、本実施形態の送信制御部26は、ユーザによる確認操作が行われた場合を予め定められた送信条件とし、当該予め定められた送信条件を満たした場合に、聖火画像1Aを表示する権利の送信が可能と判断する。なお、上記ユーザによる確認操作をどのように行うか、及びその判断方法は特に限定されるものではない。例えば、端末装置12が操作部(図示省略)を備え、表示部30に表示された聖火画像1Aに対してフリックやダブルタップ等の操作が行われたことを検出した場合に、確認操作が行われたと判断するようにしてもよい。
なお、多くのユーザ間で聖火リレーが行えるようにするためには、1つの端末装置12が聖火を長時間に亘り所持していることは好ましくない。そのため、本実施形態の送信制御部26は、端末装置12が聖火画像1Aを表示する権利を受信してから所定の時間が経過した場合は、ユーザによる上記確認操作が行われなくとも、予め定められた送信条件を満たすと判断する。なお、表示部30に聖火画像1Aを表示してから所定の時間が経過した場合に、予め定められた送信条件を満たすと判断してもよい。
予め定められた送信条件を満たさない場合は、否定判定となりステップS114へ移行する。一方、予め定められた送信条件を満たす場合は、肯定判定となりステップS110へ移行する。
ステップS110では第1通信部20、すれちがいID設定部21、及び第2通信部22により送信処理が行われる。図11には、本実施形態の第1通信部20、すれちがいID設定部21、及び第2通信部22により行われる送信処理の一例のフローチャートを示す。
ステップS200ですれちがいID設定部21は、すれちがいIDが設定済みであるか否かを判断する。既に設定されている場合は、肯定判定となりステップS202へ移行する。
ステップS202ですれちがいID設定部21は、現在のすれちがいIDの設定後、所定時間経過したか否かを判断する。所定時間が経過した場合は、肯定判定となりステップS206へ移行する。一方、所定時間が経過していない場合は、否定判定となりステップS204へ移行する。
ステップS204ですれちがいID設定部21は、現在のすれちがいIDの設定後に端末装置12が所定距離以上移動したか否かを判断する。具体的には、すれちがいID設定部21は、測位部28から取得した現在の端末装置12の位置と、現在のすれちがいIDの設定位置とに基づいて端末装置12の移動距離を導出し、導出した移動距離が所定距離以上であるか否かを判断する。所定距離以上移動した場合は、肯定判定となりステップS206へ進む。一方、否定判定となった場合は、ステップS214へ進む。
ステップS206ですれちがいID設定部21は、測位部28から端末装置12の現在位置を取得する。
次のステップS208で第2通信部22は、現在位置の位置情報をサーバ14へ送信する。上述したようにサーバ14のすれちがいID発行部42は、端末装置12から位置情報を受信したことに応じて、すれちがいIDを発行する。そのため、次のステップS210で第2通信部22は、すれちがいIDを受信したか否かを判断し、受信するまでは否定判定となり待機状態となる。一方、すれちがいIDを受信した場合は、肯定判定となりステップS212へ移行する。
ステップS212ですれちがいID設定部21は、受信したすれちがいIDに現在のすれちがいIDを更新した後、ステップS214へ移行する。
ステップS214で第1通信部20は、現在のすれちがいIDを含む近距離無線用信号を送信した後、本送信処理を終了する。
このようにして、ステップS110における送信処理が終了すると、画像表示処理のステップS114へ移行する。
一方、ステップS104ですれちがい成立通知を受信した場合は、肯定判定となりステップS112へ移行する。
ステップS112で表示制御部24は、表示部30に表示されている聖火画像1Aを非表示とする非表示制御を行った後、ステップS114へ移行する。すれちがい通信が成立したことにより、すれちがい先(受信側)の端末装置12に聖火が渡されて聖火画像1Aが表示されるようになり、送信側の端末装置12では、聖火画像1Aが非表示になる。
また、ステップS100ですれちがいIDが検出された場合は、肯定判定となりステップS102へ移行する。ステップS102ですれちがいID設定部21、第2通信部22、及び表示制御部24により受信処理が行われる。図12には、本実施形態のすれちがいID設定部21、第2通信部22、及び表示制御部24により行われる受信処理の一例のフローチャートを示す。
ステップS230ですれちがいID設定部21は、測位部28から端末装置12の現在位置を取得する。
次のステップS232で第2通信部22は、現在位置の位置情報及び上記ステップS100で検出したすれちがいIDを聖火検出情報として、サーバ14へ送信する。
上述したように、聖火検出情報を受信したサーバ14は、予め定められた表示条件を満たす場合はすれちがい成立通知を、満たさない場合はすれちがい不成立通知を受信側の端末装置12に送信する。
そこで、次のステップS234で表示制御部24は、すれちがいが成立したか否かを判断する。具体的には、第2通信部22がすれちがい成立通知を受信した場合は、すれちがいが成立したと判断し、第2通信部22がすれちがい不成立通知を受信した場合は、すれちがいが不成立であると判断する。
すれちがいが成立した場合は、肯定判定となりステップS236へ移行する。ステップS236で表示制御部24は、表示部30に聖火画像1Aを表示させる表示制御を行った後、本受信処理を終了する。一方、すれちがいが不成立の場合は、否定判定となり本受信処理を終了する。
このようにして、ステップS102における受信処理が終了すると、画像表示処理のステップS114へ移行する。
ステップS114で第1通信部20は、本画像表示処理を終了するか否かを判断する。終了しない場合は、否定判定となりステップS100に戻り、本画像表示処理を繰り返す。一方、端末装置12の電源がオフにされた場合や、聖火リレーのアプリケーションの実行が完全に停止した場合等は、肯定判定となり本画像表示処理を終了する。
このように本実施形態の端末装置12では、聖火が渡される場合は、ステップS100で肯定判定となりステップS102の受信処理を行うことにより、表示部30に聖火画像1Aが表示されるようになる。また、端末装置12では、ステップS110の送信処理を行うことにより、他の端末装置12に聖火を渡すことができる。そして、端末装置12では、聖火を渡した場合は、ステップS104で肯定判定となった後、ステップS112の処理を行うことにより、表示部30に聖火画像1Aが表示されなくなる。
次に、サーバ14で行われるサーバ処理について説明する。
図13には、サーバ14で行われるサーバ処理の一例のフローチャートを示す。図13に示したサーバ処理は、例えば、サーバ14に電源が投入されると実行される。
ステップS300で通信部40は、聖火を所持している端末装置12から位置情報を受信したか否かを判断する。具体的には、通信部40は、位置情報を端末装置12から受信した場合に、聖火DB48の聖火テーブルを参照して、現在聖火を所持している端末装置12(図5、所持ユーザID参照)から位置情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、肯定判定となりステップS302へ移行する。
ステップS302ですれちがいID発行部42は、ユーザの位置情報を更新する。具体的には、すれちがいID発行部42は、ユーザDB46に格納されている該ユーザに対応するユーザテーブルの現在位置(図4参照)を更新する。
次のステップS304ですれちがいID発行部42は、すれちがいIDを生成して、ユーザDB46に格納されている該ユーザに対応するユーザテーブルに登録する。また、すれちがいIDを発行した発行時間を対応付けて登録する(図4、すれちがいID及びすれちがいID発行時間参照)。
次のステップS306で通信部40は、生成したすれちがいIDを、位置情報を送信してきた端末装置12(聖火を所持している端末装置12)に送信した後、ステップS324へ移行する。
一方、ステップS300で位置情報を受信していない場合は、否定判定となりステップS308へ移行する。
ステップS308で通信部40は、聖火検出情報を受信したか否かを判断する。検出していない場合は、否定判定となりステップS324へ移行する。一方、検出した場合は、肯定判定となりステップS310へ移行する。なお、上述したように、聖火検出情報は、送信側の端末装置12のすれちがいID及び受信側の端末装置12の位置情報を含む。
ステップS310で判定部44は、聖火検出情報のすれちがいIDが存在するのか否かを判断する。いわゆるなりすましが生じた場合、受信したすれちがいIDが存在しない場合がある。例えば、すれちがいID発行部42が発行したことがないすれちがいIDや、端末装置12に対してすれちがいIDを再発行しているため現在は使用されていないすれちがいIDが用いられる場合がある。そこで、判定部44は、ユーザDB46に格納されているユーザテーブル及び聖火DB48に格納されている聖火テーブルを参照する。そして、判定部44は、聖火検出情報のすれちがいIDに対応するユーザIDが所持ユーザIDとして登録されている場合は、すれちがいIDが存在すると判断する。すれちがいIDが存在しない場合は、否定判定となりステップS322へ移行する。一方、すれちがいIDが存在する場合は、肯定判定となりステップS312へ移行する。
ステップS312で判定部44は、聖火検出情報のすれちがいIDに対応するユーザ(端末装置12)の現在位置を取得する。具体的には、判定部44は、ユーザDB46に格納されているユーザテーブルを参照して、現在位置を取得する。
次のステップS314で判定部44は、聖火検出情報の位置情報と、ステップS312で取得したユーザの位置情報とが所定の範囲内であるか否かを判断する。
一般に、すれちがいIDの信号は、偽装が可能であり、遠隔地からでもランダムで総当たりを行うことが可能であるため、いわゆる「なりすまし」が発生する懸念がある。ここで、偽装を行う側は、適当な第三者を画像表示システム10に対する攻撃役として仕立てることが可能なため、上記のように総当たりを行うユーザ(端末装置12)をサーバ14等でブロックすることが困難な場合がある。
しかしながら、本実施形態の聖火リレーを行う場合、すれちがい通信を行うため、送信側の端末装置12及び受信側の端末装置12の両者は、近接する位置に存在している。一方、送信側が、正当な端末装置12ではない「なりすまし」の場合は、受信側の端末装置12と近接する位置に存在していない可能性が高い。また、「なりすまし」側では、すれちがいIDと位置情報との組み合わせまでは推測することが困難である。
送信側の端末装置12と、受信側の端末装置12との現在位置が所定の範囲内である場合は近接する位置に両者が存在する。そのため、本実施形態の画像表示システム10では、送信側の端末装置12と、受信側の端末装置12との現在位置が所定の範囲内であるか否かを判断することにより、「なりすまし」を排除している。なお、所定の範囲は、固定された値であってもよいし、ユーザの移動を考慮した値であってもよい。ここで用いる送信側の端末装置12の現在位置は、すれちがいIDを発行した際の端末装置12の現在位置であるため、受信側の端末装置12とすれ違った際の、実際の送信側の端末装置12の現在位置と異なっている場合がある。そのため、例えば、図14に示すように、送信側の端末装置12の移動速度を考慮して、すれちがいIDを発行してからの経過時間に応じて、所定の範囲を変化させてもよい。この場合、図14に示すように、すれちがいIDを発行してからの経過時間が長くなると、送信側の端末装置12と受信側の端末装置12との距離が長くなり、所定の範囲は広がる。
所定の範囲は、例えば、第1通信部20が行う近距離無線通信の有効範囲や、実験的に得られた送信側の端末装置12と受信側の端末装置12との距離等に基づいて定めてもよい。また、すれちがい通信が行われる際の一般的な端末装置12間の距離を実験的に得ておき、当該距離を基準として所定の範囲を定めてもよい。
所定の範囲内ではない場合は、否定判定となりステップS322へ移行する。一方、所定の範囲内である場合は、肯定判定となりステップS316へ移行する。
ステップS316で判定部44は、受信側の端末装置12が同一の聖火を過去に受信したことがあるか否かを判断する。具体的には、判定部44は、すれちがいログDB50に格納されているすれちがいログテーブルを参照して、同一の聖火を過去に所持したことがあるか否かを判断する。なお、「同一の聖火」とは、聖火IDが同一の聖火のことをいう。
所持したことがある場合は、肯定判定となりステップS318へ移行する。ステップS318で判定部44は、前回所持してから所定時間以上が経過したか否かを判断する。同一のユーザが繰り返し聖火を所持することを制限することで、より多くのユーザが聖火リレーに参加することができるようになる。そのため、本実施形態の画像表示システム10では、端末装置12が聖火を所持すると、その後、所定時間内は、同一の聖火については受け取ることができないように、聖火を受け取ることができる時間を制限している。
同一の聖火について、前回所持してから所定時間以上が経過した場合は、肯定判定となりステップS320へ移行する。
ステップS320で通信部40は、すれちがい通信が成立するため、すれちがい成立通知を送信側の端末装置12及び受信側の端末装置12に送信した後、ステップS324へ移行する。
なお、すれちがい成立通知と共に、または、すれちがい通信の成立を条件として、聖火DB48に格納されている聖火テーブルの添付情報やその他の情報を送信するようにしてもよい。添付情報としては、例えば、リレーを行っている聖火が企業等が主催するものである場合は、当該企業のクーポン券等が挙げられる。添付情報がクーポン券の場合、例えば、聖火の送信側の端末装置12にクーポン券である添付情報を送信すればよい。そして、送信側の端末装置12では、図15(1)に示すように表示部30には、聖火リレー用画像1の聖火画像1Aは非表示となるが、クーポン画像2が表示されるようになる。
また、添付情報としては、例えば、聖火やユーザへのコメントや、オリンピック選手のコメント等が挙げられる。添付情報がこのようなコメントの場合、例えば、聖火の受信側の端末装置12にコメントである添付情報を送信すればよい。そして、受信側の端末装置12では、図15(2)に示すように表示部30には、聖火リレー用画像1の聖火画像1Aが表示され、また、コメント画像3が表示されるようになる。
また、その他の情報としては、例えば、表示している(または表示した)聖火のリレー回数等が挙げられる。その他の情報がリレー回数の場合、例えば、サーバ14は、すれちがいログDB50を参照して、聖火がリレーされた回数(端末装置12間を移動した回数)を受信側の端末装置12に送信すればよい。そして、受信側の端末装置12では、図15(3)に示すように表示部30には、聖火リレー用画像1の聖火画像1Aが表示され、また、リレー回数を表す画像4が表示されるようになる。
一方、ステップS318で否定判定となった場合は、ステップS322へ移行する。ステップS322で通信部40は、すれちがい通信が不成立であるため、すれちがい不成立通知を受信側の端末装置12に送信した後、ステップS324へ移行する。
ステップS324で通信部40は、本サーバ処理を終了するか否かを判断する。終了しない場合は、否定判定となりステップS300に戻り、本サーバ処理を繰り返す。一方、サーバ14の電源がオフにされた場合等は、肯定判定となり本サーバ処理を終了する。
なお、本実施形態では、同一の聖火について前回所持してから所定時間以上経過するまで再び所持することができない(図13、ステップS316、S318参照)場合について説明したが、聖火の所持を制限する方法はこれに限らない。
例えば、聖火を受け取ることができる時間を制限するのに代えて、または時間を制限するのと共に、過去に同一の聖火を所持したことがある回数が所定の回数を超えた場合は、それ以降、該聖火については所持できないようにしてもよい。
具体的には、判定部44は、すれちがいログDB50に格納されているすれちがいログテーブルを参照し、前回所持した時刻から現在時刻までの経過時間を検出し、経過時間が所定時間以上か否かを判断する。なお、ここで「前回所持した時刻」とは、端末装置12が聖火を受け取った時間(受信時間)であってもよいし、聖火を渡した時間(送信時間)であってもよい。
また、より多くのユーザにより聖火リレーを行うために、同一の聖火は、一度しか所持することができないようにしてもよい。図16に、サーバ処理の変形例のフローチャートを示す。この場合、図16に示すように、ステップS316で肯定判定となった場合は、ステップS322へ移行するようにすればよい。
[第2実施形態]
第1実施形態の画像表示システム10では、聖火リレーにおいて、聖火を所持する権利の端末装置12間での送受信を近距離無線通信を用いて行っていた。しかしながら、人口密度や、聖火リレーのアプリケーションを有するユーザ(端末装置12)の密度が低い地域では、ユーザ同士がなかなかすれちがわない場合がある。
そこで、本実施形態の画像表示システム10Aでは、このような場合に、端末装置12間での通信を近距離無線通信から無線通信に切り替えることにより、すれちがいの頻度を増加させる。
図17には、本実施形態の画像表示システム10Aの本実施形態の端末装置12A及びサーバ14Aの一例の概略構成を示すブロック図を示す。
図17に示すように本実施形態の端末装置12Aは、第1実施形態の端末装置12と異なり、通信制御部34を備えている。通信制御部34は、サーバ14からの指示に応じて、第1通信部20及び第2通信部22のいずれにより他の端末装置12に対してすれちがいIDを送信するかを切り替える機能を有する。
また、図17に示すように本実施形態のサーバ14は、第1実施形態のサーバ14と異なり、人口密度DB52及び通信制御部54を備えている。人口密度DB52には、一般的な人口密度(例えば、日本国内の各都道府県の人口密度)に関する情報が格納されている。
通信制御部54は、人口密度に応じて、聖火を所持する端末装置12の通信先(通信方法)の端末装置12を制御する機能を有する。
端末装置12Aは、例えば図18に示すコンピュータ60Aで実現することができる。より具体的には、端末装置12Aは携帯情報端末として機能するコンピュータ60Aで実現することができる。コンピュータ60Aは、第1実施形態のコンピュータ60の記憶部66に代わり記憶部66Aを備えている。
記憶部66Aには、通信制御端末プログラム73がさらに記憶されている。通信制御端末プログラム73は、通信制御プロセス83を有する。
CPU62は、通信制御端末プログラム73を記憶部66Aから読み出してメモリ64に展開し、通信制御プロセス83を実行することで通信制御部34として動作する。
これにより、通信制御端末プログラム73を実行したコンピュータ60Aが、端末装置12Aとして機能する。
また、サーバ14は、例えば図19に示すコンピュータ90Aで実現することができる。より具体的には、画像処理装置サーバ14はサーバとして機能するコンピュータ90Aで実現することができる。コンピュータ90Aは、第1実施形態のコンピュータ90の記憶部96に代わり記憶部96Aを備えている。
記憶部96Aには、通信制御サーバプログラム101がさらに記憶されている。通信制御サーバプログラム101は、通信制御プロセス107を有する。また、記憶部96Aの人口密度DB記憶領域113は、人口密度DB52が記憶される記憶領域として機能する。
CPU92は、通信制御サーバプログラム101を記憶部96Aから読み出してメモリ94に展開し、通信制御プロセス107を実行することで通信制御部54として動作する。
これにより、通信制御サーバプログラム101を実行したコンピュータ90Aが、サーバ14Aとして機能する。
次に、本実施形態に係る画像表示システム10Aの端末装置12A及びサーバ14Aにおける通信制御動作について説明する。
まず、サーバ14Aにおける通信制御動作について説明する。図20には、サーバ14Aで行われる通信制御サーバ処理の一例のフローチャートを示す。図20に示した通信制御サーバ処理は、例えば、定期的に実行される。
ステップS400で通信制御部54は、人口密度DB52を参照して現在聖火を所持するユーザのうちの1つの現在位置における人口密度を取得する。
次のステップS402で通信制御部54は、人口密度が閾値以上であるか否かを判断する。本実施形態の画像表示システム10Aでは、端末装置12A間ですれちがいの頻度が比較的少ないと考えられる人口密度を例えば実験的に得ておき、当該人口密度に基づいて、予め閾値を定めておく。なお、すれちがいの頻度が多いか少ないかについては、聖火リレーにおいて所望するリレー回数やリレー頻度を考慮して判断してもよい。
閾値以上ではない(閾値未満)の場合は、否定判定となりステップS404へ移行する。ステップS404で通信制御部54は、通信先の端末装置12Aを選択する。この場合は、すれちがいの頻度が少なく、すれちがい通信により聖火リレーを行い難いと考えられるため、本実施形態の画像表示システム10Aでは、無線通信によりネットワーク16を介して他の端末装置12Aに聖火を渡す。そのため、通信制御部54は、ユーザDB46を参照して、受信側の端末装置12Aとなるユーザを選択する。選択方法は特に限定されず、例えば、ランダムに選択してもよいし、送信側の端末装置12Aの現在位置から最も近い位置に存在する他の端末装置12Aを選択してもよい。
次のステップS406で選択した通信先を現在聖火を所持している端末装置12Aに送信した後、ステップS412へ移行する。
一方、ステップS402で閾値以上の場合は、肯定判定となりステップS408へ移行する。
ステップS408で通信制御部54は、現在聖火を所持している端末装置12Aが近距離無線通信によりすれちがいIDの送信を行っているか否かを判断する。なお、本実施形態のサーバ14Aでは、ユーザDB46のユーザテーブルに、その他属性として、近距離無線通信を行っているか否かについての情報が予め格納されている。そのため、通信制御部54は、ユーザDB46を参照して近距離無線通信を行っているか否かを判断する。
近距離無線通信を行っている場合は、肯定判定となりステップS412へ移行する。一方、近距離無線通信を行っていない場合は、否定判定となりステップS410へ移行する。
ステップS410で通信制御部54は、近距離無線通信に切り替えるように指示を現在聖火を所持しているユーザ(端末装置12)に送信した後、ステップS412へ移行する。なお、通信制御部54は、この際、ユーザDB46のユーザテーブルのその他属性に格納されている近距離無線通信を行っているか否かについての情報も切り替える。
ステップS412で通信制御部54は、本通信制御サーバ処理を終了するか否かを判断する。本通信制御サーバ処理は、現在聖火を所持している全てのユーザ(端末装置12A)について行う。そのため、未だ上記ステップS400〜S410の処理を行っていないユーザが有る場合は、否定判定となり、ステップS400に戻り、本通信制御サーバ処理を繰り返す。一方、肯定判定となった場合は、本通信制御サーバ処理を終了する。
次に、端末装置12Aにおける通信制御動作について説明する。図21には、端末装置12Aで行われる通信制御端末処理の一例のフローチャートを示す。図21に示した通信制御端末処理は、サーバ14Aの通信制御サーバ処理のステップS406による通信先またはS410の処理による切り替え指示を受信した場合に実行される。
ステップS450で通信制御部34は、通信先を受信したか否かを判断する。通信先を受信した場合は、肯定判定となり、ステップS452へ移行する。ステップS452で通信制御部34は、第2通信部22から指示された通信先の端末装置12AにすれちがいIDを送信するように設定した後、本通信制御端末処理を終了する。当該設定により、端末装置12Aは、聖火を渡す端末装置12Aに対してネットワーク16を介して第2通信部22からすれちがいIDを送信するようになる。
一方、通信先を受信していない場合は、ステップS454へ移行する。この場合は、近距離無線通信に切り替えるようにサーバ14Aから切り替えの指示を受信したため、ステップS454で通信制御部34は、第1通信部20からすれちがいIDを送信するように設定した後、本通信制御端末処理を終了する。当該設定により、端末装置12Aは、第1通信部20から近距離無線通信を用いてすれちがいIDを送信するようになる。
このように、本実施形態の画像表示システム10Aでは、現在聖火を所持している端末装置12の現在位置が人口密度が低い場所である場合、端末装置12間での通信を近距離無線通信から無線通信に切り替える。これにより、本実施形態の画像表示システム10Aでは、すれちがいの頻度を増加させることができる。
なお、本実施形態では、サーバ14Aが人口密度DB52を備える場合について説明したがこれに限らず、適宜、ネットワーク16を介して外部装置等から人口密度に関する情報を取得してもよい。
また、本実施形態では、一般的な人口密度に応じて、近距離無線通信と無線通信とを切り替えていたが、例えば、聖火リレーのアプリケーションを有するユーザや、該アプリケーションを起動しているユーザの数や密度に応じ切り替えてもよい。この場合は、サーバ14がこれらのユーザの現在位置を取得し、取得した現在位置に基づいて上記、通信制御サーバ処理を行うようにすればよい。
また、人口密度に代えて、現在聖火を所持するユーザ(端末装置12A)の現在位置が所定時間以上変化しない場合や、所定時間以上すれ違いが生じない場合に、近距離無線通信から無線通信に切り替えるようにしてもよい。
[第3実施形態]
第1実施形態の画像表示システム10では、端末装置12が複数の聖火を同時に所持できない場合について説明したが、本実施形態では、複数の聖火を同時に所持できる場合について説明する。
本実施形態の画像表示システム10B、端末装置12B、及びサーバ14Bの構成は、第1実施形態と同様の構成(図1、及び3参照)であるため説明を省略する。
なお、端末装置12Bは、複数の聖火を同時に所持している場合は、複数の聖火リレー用画像1を同時に表示部30に表示させてもよいし、聖火リレー用画像1を順次表示させるようにしてもよい。また、端末装置12Bは、ユーザの操作に応じて、ユーザが所望する聖火リレー用画像1を表示部30に表示させるようにしてもよい。
本実施形態では、コンピュータ60B(図7参照)の記憶部66Bに記憶されている画像表示プログラム72BをCPU62が実行することにより、コンピュータ60Bを端末装置12Bとして機能させることができる。同様に本実施形態では、コンピュータ90B(図8参照)の記憶部96Bに記憶されているサーバプログラム100BをCPU92が実行することにより、コンピュータ90Bをサーバ14Bとして機能させることができる。
端末装置12B及びサーバ14B毎に、各装置で行われる処理の詳細について説明する。まず、サーバ14Bで行われるサーバ処理について説明する。
図22には、サーバ14Bで行われるサーバ処理の一例のフローチャートを示す。本実施形態のサーバ14Bで行われるサーバ処理は、第1実施形態のサーバ14で行われるサーバ処理(図13参照)と同様の処理を含むため、同様の処理についてはその旨を記し、詳細な説明を省略する。
図22に示すように本実施形態のサーバ処理は第1実施形態のサーバ処理(図13参照)の各処理に加えて、ステップS315、S321、S323A、S323B、及びS323Cの処理を備える。
本実施形態のサーバ処理では、ステップS314で肯定判定となった場合は、ステップS315へ移行する。
ステップS315で判定部44は、聖火を一つ選択した後、ステップS316へ移行する。具体的には、判定部44は、聖火DB48に格納されている聖火テーブルを参照して、上記ステップS312で現在位置を取得したユーザ(送信側の端末装置12)が所有する聖火のうちの一つを選択する。聖火の選択方法は特に限定されない。例えば、すれちがいログDB50に格納されているすれちがいログテーブルも参照して、受信時間が最も古い聖火を選択してもよいし、ランダムに選択してもよい。なお、送信側の端末装置12Bが1つの聖火しか所持していない場合は、当該聖火を選択することはいうまでもない。
また、本実施形態のサーバ処理では、ステップS318で否定判定となった場合は、ステップS321へ移行する。ステップS321で判定部44は、送信側の端末装置12Bが所持する全ての聖火について上記ステップS315で選択したか否かを判断する。否定判定となった場合は、ステップS315へ移行して、上記処理を繰り返す。一方、肯定判定となった場合は、ステップS322へ移行する。
また、本実施形態のサーバ処理では、ステップS320の後、ステップS323Aへ移行する。ステップS323AですれちがいID発行部42は、送信側の端末装置12Bが、聖火を複数所持していたか否かを判断する。否定判定となった場合は、ステップS324へ以降する。一方、肯定判定となった場合は、ステップS323Bへ移行する。
ステップS323BですれちがいID発行部42は、上記ステップS304と同様に、すれちがいIDを生成して、ユーザDB46に格納されている該ユーザに対応するユーザテーブルに登録する。また、すれちがいIDを発行した発行時間を対応付けて登録する。
そして次のステップS323CですれちがいID発行部42は、生成したすれちがいIDを、送信側の端末装置12に送信した後、ステップS324へ移行する。
一方、端末装置12Bで行われる画像表示処理について説明する。
図23には、端末装置12Bで行われる画像表示処理の一例のフローチャートを示す。本実施形態の端末装置12Bで行われる画像表示処理は、第1実施形態の端末装置12Bで行われる画像表示処理(図10参照)と同様の処理を含むため、同様の処理についてはその旨を記し、詳細な説明を省略する。
図23に示すように本実施形態の画像表示処理は第1実施形態の画像表示処理(図10参照)の各処理に加えて、ステップS113A、及びS113Bの処理を備える。
本実施形態のサーバ処理では、ステップS112の後、ステップS113Aへ移行する。
ステップS113Aで第2通信部22は、すれちがいIDを受信したか否かを判断し、受信しない場合は、否定判定となりステップS114へ移行する。一方、すれちがいIDを受信した場合は、肯定判定となりステップS113Bへ移行する。
ステップS113BですれちがいID設定部21は、受信したすれちがいIDに現在のすれちがいIDを更新した後、ステップS114へ移行する。
このように、本実施形態では送信側の端末装置12Bが複数の聖火を所持する場合、本実施形態のサーバ14Bは、端末装置12Bが所持する複数の聖火のうちから選択した聖火が受信側の端末装置12Bに渡るように制御している。また、サーバ14Bは、新たにすれちがいIDを生成して送信側の端末装置12Bに送信する。送信側の端末装置12Bは、受信したすれちがいIDを現在のすれちがいIDとして設定するため、所持している残りの聖火について新たなすれちがいIDを用いて聖火リレーを行う。
なお、本実施形態では、送信側の端末装置12が複数の聖火を所持する場合、サーバ14Bは、そのうちの一つを選択して受信側の端末装置12に渡すようにしているが、1つ以上の聖火を渡すようにしてもよい。この場合、なるべく聖火毎に、渡される先(受信側の端末装置12)や経路が異なるようにするため、送信側の端末装置12Bが所持している聖火の数未満の数の聖火を渡すように制御することが好ましい。また、サーバ14Bは、聖火を渡す数がランダムになるように制御してもよい。
以上説明したように、上記各実施形態の画像表示システム10(10A及び10B含む)では、聖火を所持する送信側の端末装置12(12A及び12B含む)が受信側の端末装置12とすれちがい通信を行う。サーバ14(14A及び14Bを含む)がすれちがい通信が成立したと判定した場合は、聖火を所持する権利が送信側の端末装置12から受信側の端末装置12へ移動する。当該権利の移動により、送信側の端末装置12の表示部30に表示された聖火画像1Aが非表示となる。また、受信側の端末装置12の表示部30には、聖火画像1Aが表示されるようになる。
従って、上記各実施形態の画像表示システム10では、端末装置12間で電子的な聖火リレーを行うことができる。
このように上記各実施形態の画像表示システム10では、電子的に聖火リレーを行うことができるため、より多くの幅広いユーザが聖火リレーに参加することができる。これにより、オリンピックへの関心を高めることができるようになる。また、オリンピックへのユーザの期待を高めることができるようになる。
なお、上記各実施形態では、サーバ14の判定部44における予め定められた表示条件の一例を送信側の端末装置12と受信側の端末装置12とが所定の範囲内に存在すること、及び過去に所持していた聖火に関する条件としていた。しかしながら、予め定められた表示条件は、これらに限らずその他の条件であってもよいし、上記の内いずれか一方の条件であってもよい。
また、予め定められた表示条件を満たす受信側の端末装置12が複数有る場合は、サーバ14は、優先度に基づいて受信側の端末装置12を選択してもよい。例えば、同一の送信側の端末装置12に関する聖火検出情報を複数の端末装置12がサーバ14に送信する場合がある。この場合のサーバ14におけるサーバ処理の一例のフローチャートを図24に示す。図24に示したサーバ処理では、ステップS316及びS318の処理に代えて、優先度に基づいて受信側の端末装置12を選択する処理をステップS319として設けた場合を示している。当該ステップS319でサーバ14の判定部44は、予め定められた優先順位に基づいて端末装置12を選択する。
予め定められた優先度は特に限定されないが、例えば、端末装置12が所持している他の端末装置12に関するアドレス情報(いわゆる、電話帳)や、SNS(Social Networking Service)の友達リストに基づいた優先度が挙げられる。より多く、幅広いユーザにより聖火リレーを行うためには、狭いコミュニティや仲間内等を越えて聖火が渡されることが好ましい。そのため、上記アドレス情報や友達リストに含まれている端末装置12については優先度を低くすることが好ましい。
また、聖火リレーのスタートとなる端末装置12への聖火の点火(電子的な意味での点火)は、サーバ14により行ってもよいし、聖火台から点火を行うようにしてもよい。図25には、この場合の画像表示システム10Cの概略構成図を示す。図25では、聖火台18が端末装置12に点火した聖火が端末装置12及び端末装置12に順次渡され、また、端末装置12に点火した聖火が端末装置12及び端末装置12に順次渡された場合を示している。
聖火台18は、例えば、固定的に所定の場所等に設置しておけばよい。聖火台18は、送信側の端末装置12と、サーバ14との機能を兼ね備えている。また、聖火台18の位置にBlurtoothのビーコンを固定しておき、聖火台18からは、すれちがいIDが送信されている。端末装置12がBlurtoothのビーコンを検知した場合、端末装置12が上述した受信側の端末装置12と同様にして聖火を受け取ればよい。なお、聖火台18から聖火IDが同一の聖火が複数の端末装置12に対して点火されてしまうと、混乱を招くおそれが有るため、聖火台18から聖火を端末装置12に点火する毎に、聖火IDを異ならせることが好ましい。例えば、聖火台18を示す固定的なIDと、点火する毎に更新するIDとを組み合わせて用いてもよい。また、聖火台18は、聖火を端末装置12に点火する毎に、すれちがいIDを更新することにより、「なりすまし」の防止ができるようになるため好ましい。
また、上記各実施形態では、予め端末装置12が聖火リレー用画像1を所持している場合について説明したがこれに限らない。例えば、聖火リレー用画像1、または聖火画像1Aは、サーバ14に格納されており、すれちがい通信が成立した場合に、受信側の端末装置12にサーバ14から聖火リレー用画像1または聖火画像1Aを送信してもよい。この場合の画像表示システム10におけるタイムチャートを図26に示す。図26に示すように、サーバ14は、すれちがい成立通知の送信後に、聖火リレー用画像1または聖火画像1Aの画像データを受信側の端末装置12に送信する(S37)。
また例えば、送信側の端末装置12から受信側の端末装置12に順次、聖火リレー用画像1または聖火画像1Aが送信されるようにしてもよい。この場合の画像表示システム10におけるタイムチャートを図27に示す。図27に示すように送信側の端末装置12は、すれちがい通知の受信後、聖火リレー用画像1または聖火画像1Aを受信側の端末装置12に送信する。
なお、上述のように聖火リレー用画像1または聖火画像1Aを予め記憶しておくか、通信により受け渡すかは、通信規格、通信環境、及び画像データの容量等を考慮して予め定めておけばよい。
また、端末装置12には、聖火リレーに関して聖火リレー用画像1以外の画像や情報等を表示部30に表示させることが好ましい。このような表示の例として、聖火の経路(リレーされた経路)を表示させた場合の具体例を図26に示す。このように聖火の経路を表示させる場合、サーバ14がすれちがいログDB50に格納されているすれちがいログテーブルを参照して、聖火毎に、聖火の経路のデータや聖火の経路を表す画像の画像データを端末装置12に送信する。端末装置12は、サーバ14から受信したこれらのデータに基づいて表示部30に図28に具体例を示した聖火の経路を表示させればよい。
また、聖火リレーにおける、スタート地やゴール地を設定してもよい。例えば、アテネをスタート地とし、オリンピックの開催地(東京オリンピックならば東京)をゴール地として仮想的に設定してもよい。そして、聖火毎に、スタート地からゴール地までの距離と同じ距離を聖火が移動した場合、ゴール地点でのイベントとしてバーチャルなオリンピック会場の聖火台に聖火が点火されるイベント映像を端末装置12の表示部30に表示してもよい。また、ゴール地まで到達した回数により、聖火リレー用画像1を変化させてもよい。
また、実際のオリンピックの開会式と同時にバーチャルなオリンピック会場の聖火台に聖火が点火されるイベント映像を端末装置12の表示部30に表示させるようにしてもよい。また、その際、聖火リレーに参加したユーザの名前やユーザID等を端末装置12に表示させるようにしてもよい。
また、聖火リレー用画像1等は、上記各実施形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、聖火毎に聖火リレー用画像1を異ならせてもよいし、聖火が渡された回数等に応じて聖火画像1Aの大きさを変化させてもよい。
また、上記各実施形態の画像表示システム10では、サーバ14を備え、サーバ14を介して聖火リレーが行われる場合について説明したがサーバ14を備えず、端末装置12間での通信のみを用いて聖火リレーを行ってもよい。この場合、例えば、端末装置12がサーバ14と同様の機能を有していればよい。
なお、上記各実施形態における端末装置12の第1通信部20が第1受信部及び第1送信部の一例であり、第2通信部22が第2受信部、第3受信部、及び端末装置が備える通信部の一例である。
なお、上記では、画像処理プログラム画像表示プログラム72、72Bがコンピュータ60、60Bの記憶部66、66Bに予め記憶(インストール)されている状態を説明した。しかしながら、画像表示プログラム72、72Bを記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。同様に、サーバプログラム100、100Bも記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。また、通信制御端末プログラム73及び通信制御サーバプログラム101も記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等が挙げられる。
以上の上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示する表示部と、
前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信する第1受信部と、
自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置に、前記第1受信部が受信した前記権利を近距離無線通信により送信する第1送信部と、
前記第1受信部が前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させる表示制御を行い、前記第1送信部が前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする非表示制御を行う表示制御部と、
を備えた端末装置。
(付記2)
前記表示制御部は、前記他の端末装置が前記聖火を表す画像を表示させることを確認した場合に、前記非表示制御を行う、
付記1に記載の端末装置。
(付記3)
前記表示制御部は、予め定められた表示条件を満たすと判定した場合に、前記権利の受信後に未だ聖火を表す画像を表示していない端末装置に表示指示を行う判定部から前記表示指示が行われた場合に、前記表示制御を行い、前記判定部から前記他の端末装置の一つに前記表示指示が行われた場合に、前記非表示制御を行う、
付記1または付記2に記載の端末装置。
(付記4)
前記予め定められた表示条件は、前記表示制御後に前記非表示制御が行われていない端末装置、及び前記権利の受信後に前記表示制御が行われていない端末装置が予め定められた範囲内に存在することであり、
前記判定部は、前記表示制御後に前記非表示制御が行われていない端末装置、及び前記権利の受信後に前記表示制御が行われていない端末装置各々の位置情報に基づいて前記予め定められた表示条件を満たすか否かを判定する、
付記3に記載の端末装置。
(付記5)
前記判定部は、前記端末装置が前記非表示制御後に再び前記権利を受信した場合は、前記予め定められた条件を満たしていないとする判定、または前回前記権利を受信してから所定時間以上経過していない場合に前記予め定められた条件を満たしていないとする判定のいずれかを行う、
付記3に記載の端末装置。
(付記6)
前記判定部は、前記権利の受信後に未だ前記表示制御が行われておらず、かつ前記予め定められた表示条件を満たす端末装置が複数有る場合は、予め定められた優先順位に基づいて、複数のうちの1つの端末装置に前記表示指示を行う、
付記3から付記5のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記7)
前記判定部はサーバに備えられており、
前記サーバからネットワークを介して前記表示指示を受信する第2受信部をさらに備えた、
付記3から付記6のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記8)
前記聖火リレー用画像は、前記聖火を表す画像及びトーチを表す画像を含み、
前記表示制御部は、前記権利を受信した場合は、前記表示部に前記聖火を表す画像及び前記トーチを表す画像を表示させる表示制御を行い、前記権利を前記第1送信部が送信した後も前記トーチを表す画像は前記表示部に表示させたままとする、
付記1から付記7のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記9)
前記表示制御部が前記表示制御後に、予め定められた送信条件が満たされるまで、前記権利の送信を禁止する送信制御部をさらに備えた、
付記1から付記8のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記10)
ネットワークを介して無線通信を行う通信部と、
予め定められた通信条件を満たした場合は、前記権利の送受信を前記第1受信部及び第1送信部から、前記通信部に代えて行うよう制御する通信制御部と、
をさらに備える、付記1から付記9のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記11)
前記聖火を表す画像の画像データは、サーバから前記権利の受信後に未だ前記表示制御が行われていない端末装置に送信され、
前記サーバからネットワークを介して前記聖火を表す画像の画像データを受信する第3受信部をさらに備えた、
付記1から付記10のいずれか1つに記載の端末装置。
(付記12)
前記サーバは、前記聖火を表す画像の画像データを前記端末装置に送信した送信回数の累積回数を前記聖火を表す画像に対応付けて記憶して前記聖火を表す画像の画像データと共に、該累積回数を送信し、
前記第3受信部は、前記聖火を表す画像の画像データ及び該累積回数を受信し、
前記表示制御部は、前記累積回数を前記表示部に表示させる制御を行う、
付記11に記載の端末装置。
(付記13)
前記サーバは、聖火を所持している端末装置が移動した移動経路に関する情報を送信し、
前記第3受信部は、移動経路に関する情報を受信し、
前記表示制御部は、前記移動経路に関する情報を前記表示部に表示させる制御を行う、
付記11または付記12に記載の端末装置。
(付記14)
聖火リレー用画像に含まれる聖火を表す画像を表示する権利の受信後に未だ表示制御が行われていない付記7に記載の端末装置に、予め定められた表示条件を満たすと判定した場合に、前記聖火を表す画像を表示させる表示指示を行う判定部を備えた、
サーバ。
(付記15)
聖火リレー用画像に含まれる聖火を表す画像の画像データを、前記聖火を表す画像を表示する権利を受信した付記11から付記13のいずれか1つに記載の端末装置に送信する通信部を備えた、
サーバ。
(付記16)
付記7に記載の端末装置と、
付記14に記載のサーバと、
を備えた画像表示システム。
(付記17)
付記11から付記13のいずれか1つに記載の端末装置と、
付記15に記載のサーバと、
を備えた画像表示システム。
(付記18)
コンピュータに、
聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示部に表示し、
前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信し、
自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置の一つに前記聖火を表す画像を表示させるために、前記聖火を表す画像を表示させるための前記権利を近距離無線通信により該他の端末装置の一つに送信し、
前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させ、その後、前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする制御を行う、
ことを含む処理を実行させる画像表示プログラム。
(付記19)
コンピュータにより、
聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示部に表示し、
前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信し、
自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置の一つに前記聖火を表す画像を表示させるために、前記聖火を表す画像を表示させるための前記権利を近距離無線通信により該他の端末装置の一つに送信し、
前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させ、その後、前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする制御を行う、
ことを含む処理を実行させる画像表示方法。
10、10A、10B、10C 画像表示システム
12、12A、12B 端末装置
14、14A、14B サーバ
20 第1通信部
21 すれちがいID設定部
22 第2通信部
24 表示制御部
26 送信制御部
30 表示部
34 通信制御部
40 通信部
42 すれちがいID発行部
44 判定部
54 通信制御部
60、60A、60B、90、90A、90B コンピュータ
66、66A、66B、96、96A、96B 記憶部
72、72B 画像表示プログラム
73 通信制御端末プログラム
100、100B サーバプログラム
101 通信制御サーバプログラム
62、92 CPU

Claims (18)

  1. 聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示する表示部と、
    前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信する第1受信部と、
    自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置に、前記第1受信部が受信した前記権利を近距離無線通信により送信する第1送信部と、
    前記第1受信部が前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させる表示制御を行い、前記第1送信部が前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする非表示制御を行う表示制御部と、
    を備えた端末装置。
  2. 前記表示制御部は、前記他の端末装置が前記聖火を表す画像を表示させることを確認した場合に、前記非表示制御を行う、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記表示制御部は、予め定められた表示条件を満たすと判定した場合に、前記権利の受信後に未だ聖火を表す画像を表示していない端末装置に表示指示を行う判定部から前記表示指示が行われた場合に、前記表示制御を行い、前記判定部から前記他の端末装置の一つに前記表示指示が行われた場合に、前記非表示制御を行う、
    請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記予め定められた表示条件は、前記表示制御後に前記非表示制御が行われていない端末装置、及び前記権利の受信後に前記表示制御が行われていない端末装置が予め定められた範囲内に存在することであり、
    前記判定部は、前記表示制御後に前記非表示制御が行われていない端末装置、及び前記権利の受信後に前記表示制御が行われていない端末装置各々の位置情報に基づいて前記予め定められた表示条件を満たすか否かを判定する、
    請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記判定部は、前記端末装置が前記非表示制御後に再び前記権利を受信した場合は、前記予め定められた条件を満たしていないとする判定、または前回前記権利を受信してから所定時間以上経過していない場合に前記予め定められた条件を満たしていないとする判定のいずれかを行う、
    請求項3に記載の端末装置。
  6. 前記判定部は、前記権利の受信後に未だ前記表示制御が行われておらず、かつ前記予め定められた表示条件を満たす端末装置が複数有る場合は、予め定められた優先順位に基づいて、複数のうちの1つの端末装置に前記表示指示を行う、
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. 前記判定部はサーバに備えられており、
    前記サーバからネットワークを介して前記表示指示を受信する第2受信部をさらに備えた、
    請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の端末装置。
  8. 前記聖火リレー用画像は、前記聖火を表す画像及びトーチを表す画像を含み、
    前記表示制御部は、前記権利を受信した場合は、前記表示部に前記聖火を表す画像及び前記トーチを表す画像を表示させる表示制御を行い、前記権利を前記第1送信部が送信した後も前記トーチを表す画像は前記表示部に表示させたままとする、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の端末装置。
  9. 前記表示制御部が前記表示制御後に、予め定められた送信条件が満たされるまで、前記権利の送信を禁止する送信制御部をさらに備えた、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の端末装置。
  10. ネットワークを介して無線通信を行う通信部と、
    予め定められた通信条件を満たした場合は、前記権利の送受信を前記第1受信部及び第1送信部から、前記通信部に代えて行うよう制御する通信制御部と、
    をさらに備える、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の端末装置。
  11. 前記聖火を表す画像の画像データは、サーバから前記権利の受信後に未だ前記表示制御が行われていない端末装置に送信され、
    前記サーバからネットワークを介して前記聖火を表す画像の画像データを受信する第3受信部をさらに備えた、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の端末装置。
  12. 前記サーバは、前記聖火を表す画像の画像データを前記端末装置に送信した送信回数の累積回数を前記聖火を表す画像に対応付けて記憶して前記聖火を表す画像の画像データと共に、該累積回数を送信し、
    前記第3受信部は、前記聖火を表す画像の画像データ及び該累積回数を受信し、
    前記表示制御部は、前記累積回数を前記表示部に表示させる制御を行う、
    請求項11に記載の端末装置。
  13. 聖火リレー用画像に含まれる聖火を表す画像を表示する権利の受信後に未だ表示制御が行われていない請求項7に記載の端末装置に、予め定められた表示条件を満たすと判定した場合に、前記聖火を表す画像を表示させる表示指示を行う判定部を備えた、
    サーバ。
  14. 聖火リレー用画像に含まれる聖火を表す画像の画像データを、前記聖火を表す画像を表示する権利を受信した請求項11または請求項12に記載の端末装置に送信する通信部を備えた、
    サーバ。
  15. 請求項7に記載の端末装置と、
    請求項13に記載のサーバと、
    を備えた画像表示システム。
  16. 請求項11または請求項12に記載の端末装置と、
    請求項14に記載のサーバと、
    を備えた画像表示システム。
  17. コンピュータに、
    聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示部に表示し、
    前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信し、
    自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置の一つに前記聖火を表す画像を表示させるために、前記聖火を表す画像を表示させるための前記権利を近距離無線通信により該他の端末装置の一つに送信し、
    前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させ、その後、前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする制御を行う、
    ことを含む処理を実行させる画像表示プログラム。
  18. コンピュータにより、
    聖火を表す画像を含む聖火リレー用画像を表示部に表示し、
    前記聖火を表す画像を表示する権利を近距離無線通信により受信し、
    自装置から所定の範囲内に存在する他の端末装置の一つに前記聖火を表す画像を表示させるために、前記聖火を表す画像を表示させるための前記権利を近距離無線通信により該他の端末装置の一つに送信し、
    前記権利を受信した後に、前記表示部に前記聖火を表す画像を表示させ、その後、前記権利を送信した後に、前記表示部に表示している前記聖火を表す画像を非表示とする制御を行う、
    ことを含む処理を実行させる画像表示方法。
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