JP2016211059A - ガス生成装置とガス生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水電解反応開始直後から反応終了に至るまで、常に、水蒸気は用途に応じた量を含むが、水素や酸素以外の気体は含まない高濃度の水素や酸素を貯蔵できる水素酸素発生装置と水素酸素発生方法を提供すること。【解決手段】水を電気分解し水素と酸素を生成する電解セルと、上記電解セルと連結され、水を供給する水タンクと、上記電解セルと連結され、上記水と上記水素と上記酸素を受け取る気液分離装置と、を含む水素酸素発生装置であって、上記気液分離装置は、第1室と第2室を有し、上記第1室の上部と上記第2室の上部とは隔壁によって隔てられ、上記第1室の下部と上記第2室の下部は連通している水素酸素発生装置を用いる。その装置を用いた水素酸素発生方法を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、水素酸素生成装置と水素酸素生成方法に関する。特に、水を電気分解して水素と酸素を生成する装置とその方法に関するものである。
半導体の洗浄工程の水素を使用する装置、医療用機器や溶接機などで酸素を使用する装置、燃料電池のように水素と酸素を共に使用する装置では、水素や酸素に含まれる水蒸気の露点は、用途に適合した値であることが必要である。
このため供給される水素や酸素の水蒸気露点は、例えば−40℃程度の極めて低露点にした後に、水素や酸素を使用する装置ごとに、前工程にて加湿して水蒸気の露点を調節することが一般的に行われる。
従って、従来の水を電気分解して水素や酸素を発生回収する水素酸素発生装置においては、発生する水素や酸素に含まれる水分や気体としての水蒸気を一端除去して水蒸気の露点を低下することが必要である。このため、気液分離装置や除湿器を備えていることが一般的である。
以下、図8の模式図により、従来の水素酸素発生装置81について説明する。従来の水素酸素発生装置81は、気体の水素や酸素の原料となる純水を製造する純水製造装置1と、純水を溜めておくための水素側および酸素側の純水タンク2a、2bと、純水の電気分解によって気体の水素と酸素を発生させる電解セル3と、気体の水素や酸素と液体の純水を分離する水素側および酸素側の気液分離装置4a、4bと、気体の水素や酸素から水滴や気体としての水蒸気を除去する水素側および酸素側の除湿器5a、5bと、水分や水蒸気が除去された気体の水素や酸素を溜めるための水素側および酸素側の貯蔵タンク6a、6bとから構成される。
図8の従来の水素酸素発生装置81においては、水素や酸素を発生させる前に、水素側および酸素側の流路に流水状態(流水状態とは、水が循環する状態をいう)の純水を充満させる準備作業が必要である。
つまり、水素側では、水素側の純水タンク2aからポンプ12aによって電解セル3の水素側流路と水素側の気液分離装置4aの下部を純水で充満させる。同様に、酸素側では、酸素側の純水タンク2bからポンプ12bによって電解セル3の酸素側流路と酸素側の気液分離装置4bの下部を純水で充満させる。なお、純水タンク2a、2bの水位は、水位センサー7a、7bとコントローラ8a、8bで制御された供給ポンプ10a、10bとバルブ9a、9b、または、排水バルブ11a、11bによって上下限の間に維持される。
同様に、気液分離装置4a、4bの水位も、水位センサー7c、7dとコントローラ8c、8dで制御されたバルブ9c、9dによって上下限の間に維持される。
このようにして、電解セル3の水素側と酸素側の流路を流水状態の純水で充満させたあと、電源装置(図示せず)によって、電解セル3の正極負極間に直流電圧をかけると負極側流路から水素が、正極側流路から酸素が発生し、発生した水素や酸素は純水とともに気液分離装置4a、4bに侵入する。気液分離装置4a、4bでは、純水中の液体部分が下部に溜まり、水素や酸素の気体部分は上部に充満する。その後、水素側および酸素側の除湿器5a、5bを通過する際に水分や気体としての水蒸気が除去され、さらに、水素側および酸素側の貯蔵タンク6a、6bにおいて貯蔵される。しかしながら、上記の従来の水素酸素発生装置81においては、下記の問題がある。
上記の従来の水素酸素発生装置81では、除湿器5a、5bによって水素や酸素から除去された水分が除湿器5a、5bの除湿可能上限量に近づくにつれて、除湿器5a、5bの除湿性能が低下する。このため、除湿器5a、5bから外部に水分を逃がす再生作業が必要である。そのためには、たとえば、除湿性能が低下すると電解セル3への電圧印加を停止し除湿器5a、5bを他の未使用の除湿器に交換することが必要である。
または、除湿器5aおよび5bを複数個接続してバルブの作用によって1個だけを使用する状態にし、除湿可能上限量に近づくと他の未使用の除湿器1個を使用する状態にバルブを切り替えるなどの構造が必要となる。
このように、除湿器5a、5bの除湿性能維持のため大掛かりな設備を必要としたり、運用上の停止交換期間を必要とし、稼動率を向上する際の制約となる。
そこで、除湿器5aおよび5bを不要とするために、気液分離装置4a、4bを冷却式にし、気液分離装置4a、4b内で気液を分離し、かつ、水蒸気の露点を低下させる水素酸素発生装置82が提案されている。(特許文献1)
図9の模式図に基づいて、特許文献1の水素酸素発生装置82について説明する。
図9の水素酸素発生装置82は、電解セル3より下流(図では上方)の構成が図8の水素酸素発生装置81と異なっている。つまり、気液分離装置17a、17bの構造と、気液分離装置17a、17bの下流に、図8にあるような除湿器5a、5bが設置されておらず直接、貯蔵タンク6a、6bに接続されている点である。
電解セル3で発生した水素や酸素は、気液分離装置17a、17bの第1室13a、13bに充満した純水の中に送り込まれ、純水中を上昇することによって気体が分離される。この純水は、冷却装置15a、15bによって低温に維持されているので、純水中を上昇する間に水素や酸素内の水蒸気の露点が低下する。さらに、第1室13a、13bの上部空間には、冷却装置16a、16bが設置される。そこを通過する水素や酸素がこの冷却装置によって冷やされる。そのため、水蒸気の露点が下がる。この状態の水素および酸素が貯蔵タンク6a、6bに貯蔵される。なお、第1室13a、13bが満水になると純水は隔壁α、βを越えて第2室14a、14bに入り、さらに純水タンク2a、2bに戻される。このような特許文献1の水素酸素発生装置82によれば、水素や酸素に含まれる水蒸気の露点を低下させるための除湿器5a、5bを設置する必要がないので、設備の大型化・煩雑さを克服し、運用上の停止交換期間が必要なくなる。
特許第333555号公報
しかしながら、上記のような特許文献1の水素酸素発生装置82で発生させた水素や酸素を燃料電池に供給して発電させる場合には、以下のような課題がある。
・ 図9において、水素酸素発生装置82に通電を開始した直後は、装置系内、たとえば配管77a、77b、気液分離装置17a、17b、貯蔵タンク6a、6bなどに空気が残留しており、貯蔵タンク6a、6bに貯蔵する水素や酸素の濃度が低下する。
・ 図9の水素側の流路において、上記のように、空気と混合した水素を燃料電池の燃料ガスとして負極に供給すると、負極内に部分電池が形成され、正極側の電位が異常に上昇して触媒が急激に劣化することが知られている。
水素ガスと空気の混合を防止するためには、例えば、図9に示すように、ハンドバルブ67を開いて供給源66から窒素などの不活性ガスを水素酸素発生装置82の水素側流路に、通電事前にパージしておくことが必要である。つまり、気液分離装置17aや配管77aや貯蔵タンク6aに残存する空気を窒素などの不活性ガスで追い出す必要がある。しかしながら、このために高濃度の窒素ガスと窒素ガスパージのための設備が必要である。さらに、水素側の流路を窒素ガスでパージできたとしても、水電解反応初期に発生した水素を貯蔵して燃料電池に供給するとパージされた窒素によって水素の濃度が低下し、純水素を燃料ガスとして使用した場合に比べて燃料電池の出力が低下する。
・ 図9の酸素側の流路において、気液分離装置17bや配管77bや貯蔵タンク6bに残存する空気によって、酸素の濃度が低下し、純酸素を酸化剤ガスとして使用した場合に比べて燃料電池の出力が低下する。
よって、本願発明の課題は、水電解反応開始直後から反応終了に至るまで、水蒸気は一定量を含むが、水素や酸素以外の気体は含まない高濃度の水素や酸素を供給できる水素酸素生成装置と水素酸素生成方法を提供することである。
上記課題を解決するため、水を電気分解し水素と酸素を生成する電解セルと、電解セルと連結され、水を供給する水タンクと、電解セルと連結され、水と、水素又は酸素とを受け取る気液分離装置と、を含む水素または酸素を発生するガス発生装置であって、気液分離装置は、第1室と第2室を有し、第1室と第2室とは隔壁によって隔てられ、第1室の下部と第2室の下部は連通しているガス発生装置を用いる。
隔壁によって第1室と第2室とに隔てられた気液分離装置のうち、第1室と第2室の下方、および、水素または酸素を貯蔵する貯蔵タンクとを水で満たし、第2室の上部に空気を閉じ込める水導入工程と、電解セルからの水素または酸素を含む水を、第1室で受け取り、第1室の上部と貯蔵タンクの上部とに水素または酸素を補集する受け取り工程と、水素または酸素で、貯蔵タンクを満たす充填工程と、を含むガス発生方法を用いる。
本発明によれば、電解セルから発生した水素および酸素は、第1室の上部と、第1室に接続した水素および酸素の貯蔵タンクの上部に捕集され、捕集された気体の容積に相当する純水が気液分離装置の第2室に移動し、第2室に予め残されていた空気を圧縮することにより、第1室および貯蔵タンク上部の水素および酸素を昇圧できる。従って、電解セルの水電解反応初期から水蒸気以外の気体を含まない純水素および純酸素を大気圧以上の圧力で貯蔵可能である。また、このように貯蔵された純水素および純酸素に含まれる水蒸気の露点は、電解セルを通過する純水の温度と同一となるので、純水の温度を適切に調節すれば、燃料電池システム内で水素や酸素を改めて加湿して使用する必要がなくなる。
本発明の実施例1のおける、水素酸素発生装置の模式図 本発明の実施例における、水素酸素発生装置内の気液分離装置の詳細図 (a)〜(g)本発明の実施例における、水素酸素発生装置内の気液分離装置の状態遷移図 燃料電池スタックの評価装置の模式図 (a)〜(c)ガス(A)、(B)、(C)を燃料電池評価装置に供給した場合の、ガス供給開始から電圧比安定までの経時変化を示すグラフ 本発明の実施例2のおける水素酸素発生装置の模式図 実施の形態1のガス(C)と実施の形態2のガス(D)を燃料電池評価装置に供給した場合の、ガス利用率耐性を示すグラフ 従来の、水素酸素発生装置の模式図 先行技術文献1における、水素酸素発生装置の模式図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における水素酸素発生装置83の模式図である。
<全体構成>
図1において、実施の形態1における水素酸素発生装置83は、特許文献1の水素酸素発生装置82と比べ、電解セル3より下流の構成(図では上方)が異なる。また、純水タンク2a、2bに図1にあるような、純水製造装置1と供給ポンプ10a、10bが接続されないことが異なる。なお、説明しないものは、従来の図1,2と同様である。
つまり、実施の形態1における水素酸素発生装置83は、主に、純水タンク2a、2bと、電解セル3と、気液分離装置18a、18bと、から構成される。なお、貯蔵タンク36a、36bは、気液分離装置18a、18bと一体となっている。
<全体プロセス>
図1において、貯蔵タンク36a、36bから注入された純水は、気液分離装置18a、18bと配管78a、78bを通って純水タンク2a、2bに至り、ポンプ12a、12bの働きによって電解セル3、さらに、配管79a、79bを通って気液分離装置18a、18bに戻される。
つまり、純水は、電解セル3と気液分離装置18a、18bと純水タンク2a、2bを循環する。このように純水が循環した状態で電解セル3の正負極に、電源装置(図示せず)によって直流電圧を印加すれば、電解セル3の正負極からそれぞれ酸素と水素が発生する。この酸素と水素は純水に内包されながら純水の流れとともに配管79a、79bを通って気液分離装置18a、18bに運ばれる。
<気液分離装置18a、18b>
図2は、図1の実施の形態1の水素酸素発生装置83における気液分離装置18(18a、18b)の詳細断面図である。気液分離装置18において、第1室32と第2室34は隔壁35によって、一部分が隔てられているが、下部は連通している。貯蔵タンク36は、気液分離装置18の第1室32と、上部接続部と下部接続部の2箇所で接続金具37を介して接続されている。
接続部にはOリングが設置され、水素や酸素や純水が外部に漏れるのを防いでいる。第1室32の下部には電解セル3から水素や酸素を含んだ純水が流入する入口配管38が設置され、入口配管38の上端は、第1室32と第2室34を隔てる隔壁35の下端よりも鉛直上方に位置する。第2室34には上部に圧力計39とハンドバルブ40、側面に水位目視用の水位管41、下部にニードル弁48とハンドバルブ52を直列配置した枝配管74を含む出口配管45がとりつけられる。第1室32の入口配管38は、図1の電解セル3の水素側または酸素側出口と接続され、第2室34の出口配管45は、図1の純水タンク2a、2bの上部の配管と接続される。
<プロセス>
図3(a)〜図3(g)は、図1の本発明の実施の形態1の水素酸素発生装置83に使用される気液分離装置18(18aおよび18b)の反応準備作業開始から、水素および酸素を貯める貯蔵タンク36の満杯交換、さらに再び反応開始可能状態までの状態遷移図である。
(1)電解セル3の水電解反応事前の準備作業開始
図3(a)を説明する。図3(a)で、ハンドバルブ40,42,43,44,46,47を開、ニードル弁48とハンドバルブ52を閉とする。この状態で、貯蔵タンク36の入口51から純水を注入する。以下、ハンドバルブは○が開、●が閉を表す。注入した純水は気液分離部の第1室32から第2室34へ流れ、第2室34の出口配管45から図1の純水タンク2a、2bに流れる。図1の純水タンク2a、2bの上部のハンドバルブ69a、69bは開の状態で注入を続け、ハンドバルブ69a、69bを越えた時点で閉にする。
次に、図1のポンプ12a、2bを作動させると、純水は、純水タンク2a、2bからポンプ12a、12bの動作により電解セル3の水素流路および酸素流路に流れ、電解セル3の各流路およびマニホールドを純水で充満させる。その後、電解セル3から気液分離装置18(18a、18b)に、図3(a)の入口配管38から入り、入口配管38の上端から溢れるようになる。
第1室32と第2室34の共通水面がラインL0まで来ると、ハンドバルブ40を閉にして、図3(a)の注入作業を継続する。
図3(b)を説明する。図3(b)に示すように、上記の注入作業を継続して純水がハンドバルブ44を超えて溢れるようになれば、注入作業を中止してハンドバルブ44を閉にする。この時、第1室32および貯蔵タンク36に溜まった水の水頭とバランスするように第2室34の水面はラインL0からラインL1まで上昇する。以上の操作により、第2室34のラインL1より上部には空気が取り残され、装置内のほかの純水流通可能範囲は全て流水状態の純水で満水状態となる。この状態が、水電解反応を開始する状態(電解セル3の稼働)である。
(2)電解セル3の水電解反応中
図3(c)を説明する。図3(c)は、水電解反応(電解セル3の稼働)によって発生した水素や酸素が捕集されつつある途中の状態を示す。つまり、上記の水電解反応を開始する状態で、図1の電解セル3の正負両極間に直流電圧をかけると、電解セル3内で純水の水電解反応が生じ、負極側および正極側に各々水素と酸素が発生する。図1の電解セル3の各々の極側の純水は、水電解反応によって発生した水素および酸素を内包し、出口から排出される。純水と純水に内包された水素および酸素は電解セル3から気液分離装置18(18a、18b)に入口配管38から入り、その上端に達すると、気体の水素や酸素は浮力によって上昇し、第1室32と貯蔵タンク36の連結部50内の中空部を通って貯蔵タンク36の上部に溜まる。
この際、純水は第1室32や第2室34の下部の純水と混じりあう。第2室34内の純水は、図1のポンプ12a、12bの動作によって、第2室34の出口配管45を通って図1の純水タンク2a、2bに向かい、さらに、純水タンク2aおよび2bからポンプ12aおよび12b自身を通過して再び図1の電解セル3へと循環する。
以降、反応が継続するにつれ、貯蔵タンク36の上部および第1室32の上部に溜まった水素および酸素の気相部分の体積が増加し、純水の水面が下降する。気相は貯蔵タンク36の上から下へと拡大すると同時に連結部50を通って第1室32にも拡大する。これと同時に前記気相部の体積に相当する純水は第2室34に回りこみ第2室34の上部に取り残されていた空気相を押し縮める。つまり、水素および酸素の捕集量が増加するとともに、水素や酸素自身の圧力と空気相の圧力は上昇していく。
・ 水素および酸素の取り出し
図3(d)に示すように、さらに反応が継続して、第1室32の水素および酸素の気相下部の水面がラインL0に達すると、図1の電解セル3への直流電圧印加を中断して以下のような、貯蔵タンク36の交換作業に入る。まず、ハンドバルブ42,43,46,47を閉じた状態で接続金具37を解除してから水素および酸素が満杯となった貯蔵タンク36をとりはずす。
図3(e)に示すように、次ぎにハンドバルブ44,43,46が開の状態の空の貯蔵タンク36を第1室32に接続し接続金具37をセットする。さらに、入口51から純水を注入し、水面がハンドバルブ44を少し超えたところでハンドバルブ44を閉にする。
(4)再び水電解反応可能開始状態へ
図3(f)に示すように、この状態からハンドバルブ42,47を開にすると第1室32の上部の気相と貯蔵タンク36下部の純水が入れ替わり、第1室32と貯蔵タンク36の水面が同一高さとなる。この水面は、第2室34の空気相の水面とは必ずしも同一高さではない。以上の一連の操作に亘って、貯蔵タンク36の上部や第1室32の上部に残された水素および酸素の圧力と、第2室34の空気の圧力はお互いに等しく、かつ、大気よりも高い状態を維持している。
図3(g)に示すように、その後、ニードル弁48で流量を制限した状態でハンドバルブ52を開くと、貯蔵タンク36の上部や第1室32の上部の高圧に維持された残留水素および酸素や、第2室34の高圧の空気によって純水が外部へ排出され、第2室34の純水の水面がラインL0になるとハンドバルブ52を閉にして排水を停止する。
この状態が、2個目以降の貯蔵タンク36に交換した以降の反応開始状態となる。この状態から上記の操作を繰り返せば、水素や酸素を継続的に貯蔵タンク36に捕集することができる。また、電気分解反応によって消費される純水は、上記の図3(e)の純水注入量と図3(g)排水量の差によって補填される。
(5)終業作業
水素酸素生成装置の作業終了時には、図1の電解セル3への直流電圧印加を中止して、図3(f)の状態で、貯蔵タンク36の入口51に、大気圧以下に保たれた排気専用配管(図示せず)に連通する排気ホース(図示せず)を接続し、ハンドバルブ44を開にする。この操作により、貯蔵タンク36や気液分離装置18の第1室32の上部に残存した高圧の水素や酸素は、排気ホースを通過して排気専用配管に達する。このようにして残留する水素と酸素が十分排気された後、貯蔵タンク36と、上記排気ホースをはずし、第2室のハンドバルブ40を開にし、さらに図1のハンドバルブ68aおよび68bを開にすることで純水タンク2aおよび2bの下部から純水流通可能範囲の純水を全部排水することができる。再び水素および酸素の生成を開始する場合は図3(a)の操作から開始する。
<評価>
図4は、燃料電池スタックの評価装置の模式図である。この評価装置で、上記実施の形態1の水素酸素生成装置を評価する。
下記の3パターンのガスを供給して発電を実施した。つまり、同一の燃料電池スタックに、3つのパターンのガスを供給して性能の違いを明らかにした。
ガス(A)比較例:負極ガスとして25%二酸化炭素を含む水素、正極ガスとして80%の窒素を含む酸素を供給する。
ガス(B)比較例:負極ガスとして純水素、正極ガスとして純酸素を供給する。
ガス(C)実施例:負極ガスとして実施の形態1の水素酸素生成装置で生成した水素、正極ガスとして実施の形態1の水素酸素生成装置で生成した酸素を供給する。
なお、ガス(C)は、水の電解反応初期の状態に発生した水素や酸素を貯蔵タンク36に捕集し使用した。水電解反応中においては、図1の純水タンク2a、2bのヒーター33a、33bを80℃に設定した。80℃に設定した理由は、電解セルの特性として、効率が最も高くなる温度のためである。
<評価装置の構成>
図4は、ガス(A)からガス(C)を供給して燃料電池の性能を評価するための評価装置85と、ガス(A)の負極ガスを供給する供給装置86aと、ガス(A)の正極ガスを供給する供給装置86bと、ガス(B)の負極ガスを供給する供給装置87aと、ガス(B)の正極ガスを供給する供給装置87bと、ガス(C)の負極ガスを供給する供給装置88aと、ガス(C)の正極ガスを供給する供給装置88b、とからなる。
評価装置85は、燃料電池スタック54と、燃料電池スタック54から電流を取り出すインバーター55と電流取り出し時の電圧を測定する電圧計56と、燃料電池スタック54から発生した熱を回収し、かつ、燃料電池スタック54の温度を一定に保つための冷却水タンク72および冷却水ポンプ73と、一定の負極ガスおよび正極ガスを燃料電池スタック54に供給するマスフローコントローラ61a、61bと、で構成されている。
ガス(A)の負極ガスの供給装置86aおよび正極ガスの供給装置86bは、各ガスが封入された貯蔵タンク57aおよび57bと、各ガスを加湿する加熱バブリング式加湿器59aおよび59bで構成した。
ガス(B)の負極ガスの供給装置87a、正極ガスの供給装置87bは、各ガスが封入された貯蔵タンク58aおよび58bと、各ガスを加湿する加熱バブリング式加湿器59aおよび59bで構成した。
ガス(C)の負極ガスの供給装置88a、正極ガスの供給装置88bは、実施の形態1の装置である。実施の形態1の装置の一部である、各ガスが封入された貯蔵タンク36a、36bとヒーター60a、60bとで構成した。
<評価装置のプロセス>
ガス(A)〜ガス(C)を評価装置85に導入するには、接続口Aa、Ba,Caをそれぞれ接続口Faへ接続し、接続口Ab、Bb、Cbをそれぞれ接続口Fbへ接続して燃料電池スタック54に負極ガスおよび正極ガスを供給した。
この内、ガス(A)とガス(B)を評価装置85に供給する時は、加熱バブリング式加湿器59a、59bを65℃まで加熱して加湿した。また、ガス(C)を評価装置85に供給するときは、ヒーター60a、60bを65℃まで加熱した。また、マスフローコントローラ61a、61bは、ヒーター62a、62bで90℃まで加熱した。マスフローコントローラ61a、61bを加熱するのは、供給するガスの露点よりも高い温度に加熱し、マスフローコントローラ61a、61b内部での結露による故障を防止するためである。
上記のような状態でガス(A)〜ガス(C)を供給すると、燃料電池スタック54は、開回路状態(OCVと呼ばれている)となり、その後、インバーター55によって電流を取り出す。その際、所要の電流値になるまで段階的の電流を増加させる。この時、燃料電池スタック54の特性として、取り出す電流の増加とともに電圧は降下する(IV特性と呼ばれる)が、最終の電流値に至って電圧値が経時的に安定すると、その電圧値が、燃料電池スタックの性能を評価する指標となる。また、発電中の燃料電池スタック54の電圧を安定させるためには、燃料電池スタック54の中の冷却水経路を流れる冷却水の温度を安定させる必要がある。そこで、燃料電池スタック54への冷却水が、入り口温度60℃、出口温度70℃になるように、図4の熱交換器70の設定温度と冷却水ポンプ73の流量設定値を調節した。
<結果>
結果を図5(a)〜図5(c)に示す。ガス(A)〜ガス(C)を、図4の燃料電池スタック54に供給して発電させた時の燃料電池スタック54によって発生する電圧比を縦軸、経過時間比を横軸にとってプロットした曲線を曲線63A,63B,63Cに示す。電圧、時間とも、基準に対して、比を計算している。
各曲線において、経過時間比T0はガス流通開始点、経過時間比T1は開回路電圧(OCVとよばれる)点、であり、経過時間比T1から図4のインバーター55による電流取り出し量を段階的に増加させ、経過時間比T2で安定電流に達している。電圧比が経過時間比T1から経過時間比T2に亘って段階的に低下しているのはこのためである。経過時間比T2以降の安定した電圧比が燃料電池スタック54の出力比を表す。
曲線63Aの安定な電圧比は、約75であるのに対し、曲線63Bの安定な電圧比は約81である。これは、ガス(A)では負極に25%二酸化炭素を含む水素を、正極に80%の窒素を含む酸素が供給されるのに対し、ガス(B)では負極に純水素、正極に純酸素が供給されるためであり、ゲイン電圧と呼ばれる出力改善効果が現れているためである。
一方、曲線63Cで示すガス(C)の曲線における安定な電圧比も約81であり、曲線63Bのものとほぼ一致している。従って、ガス(C)は、負極ガスが純水素、正極ガスが純酸素であったと考えられる。よって、本発明の実施の形態1の水素酸素発生装置によれば、電解セルの反応初期からほぼ100%の水素と酸素を捕集できることがわかる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における水素酸素発生装置84の模式図である。
<全体構成>
図6に示す実施の形態2は、図1に示す実施の形態1に比べて、電解セル3と、水素側の気液分離装置18a、酸素側の気液分離装置18bの間に、熱交換器75a、75bが接続されていることが異なる。
つまり、熱交換器75a、75bと、チラー76a、76bによって電解セル3で発生した水素や酸素を内包する純水の温度を下げることで、水素や酸素自身の温度も下げてこれらの気体内に含まれる水蒸気を結露させて純水と同一化できる。
これにより、熱交換器75a、75bの設定温度を調整して貯蔵タンク36a、36b内の水素および酸素に含まれる水蒸気の露点を、水素や酸素を利用しようとする設備で求められる値、例えば家庭用燃料電池スタックの発電反応を最適化する水蒸気の露点に合わせることができる。
<プロセス>
実施の形態2においては、図6の熱交換器75a、75bの設定温度を65℃に設定することにより、今回用いた燃料電池スタック54の発電反応に最適な水蒸気露点に調整した。その他、プロセスは、実施の形態1と同じであるので略する。
<評価>
図7は、実施の形態1で発生したガス(C)、および、実施の形態2で発生したガス(D)を用いて図4の評価装置85で評価した結果である。
実施の形態1でガス(C)を発生させる時は、図1のヒーター33a、33bを80℃に設定し、これを燃料電池スタック54に供給する時は図4のヒーター60a、60bを85℃に設定した。80℃は、実施の形態1で効率よく水素、酸素を生成できる温度であり、85℃は、燃料電池スタックに供給する以前に供給ガスの結露することを防止するため、80℃から5℃上昇させるためである。
実施の形態2でガス(D)を発生させる時は図6のヒーター33aおよび33bを80℃に設定し、熱交換器75a、75bを65℃に設定した。65℃は、今回用いた燃料電池スタック54の発電に最適な水蒸気露点である。
また、これを図4の燃料電池スタック54に供給する時はヒーター60a、60bを85℃に設定した。上記のいずれの場合も、図4の燃料電池スタック54の冷却水は、入り口温度60℃、出口温度70℃になるように冷却水量を調整して発電を実施した。
図7において、曲線64と曲線65は、実施の形態1のガス(C)と実施の形態2のガス(D)を使用した場合の、横軸(経過時間比)と縦軸(電圧比)の関係であり、時間経過とともにガスの利用率を変化させた。
ここでガスの利用率とは、燃料電池で消費されるガス量と供給するガス量の比のことである。利用率85%とは、発電に必要なガス量より15%多いガスを供給するということである。利用率が高いということは、ガス供給量が少ないので流速が低下し、フラッディング耐性は低くなるが、利用率が高い状態でも運転可能であり、高性能といえる。
同じ利用率の85%における曲線64の振動幅と曲線65のグラフの振動幅を比べると、曲線65の振動幅が小さくなっている。
曲線64の振動幅が大きいのは、実施の形態1のガスの水蒸気露点は80℃であり、燃料電池スタック54の発電温度(冷却水出入り口温度の平均値65℃)においては相対湿度が100%以上になり、燃料電池スタック54の流路内で結露してフラッディングが発生して部分的かつ一時的なガス閉塞が発生しているためと考えられる。
これに対して、曲線65の振動幅が小さいのは、実施の形態2のガスの水蒸気露点は熱交換器75a、75bの働きによって65℃になっており、燃料電池スタック54の発電温度65℃で100%に近い相対湿度にコントロールされているので、実施の形態1のガスと比べて結露水が少なく、フラッディングによるガス閉塞が発生しにくくなっているためと考えられる。
<なお書き>
なお、本発明の水素酸素発生装置は、気液分離装置を構成する2つの容器が上部では隔壁で隔てられ、下部では連通するので、一方の容器は純水で充満させ、他方は大気中の空気を密閉するように純水を供給できる。従って、純水で充満させたほうの容器の上部に電解セル3で発生した水素および酸素を捕集すれば、その容積分の純水で他方の空気を圧縮できる。従って、電解セル3の水電解反応が進むにつれて捕集された水素や酸素の圧力は上昇し、昇圧された水素や酸素を容易に脱着可能な貯蔵タンク36に溜め、水素や酸素を使用する設備に持ち運ぶことができる。
また、電解セル3で発生した水素や酸素は、電解セル3を通過する純水の温度と同一の水蒸気露点を有するので、例えば、供給する水素や酸素が水蒸気を含むことが要求される燃料電池スタックに供給する際に改めて加湿する必要がなくなる。さらに、水素や酸素の水蒸気を減じる必要がある場合でも対応可能である。従って、水素や酸素を使用する設備に水素や酸素を供給するための水素酸素発生装置として最適なものとなる。
なお、水素、酸素両方を発生させる場合だけでなく、どちらか1方のみ発生させる装置、方法でもよい。この場合、上記装置において、水素または酸素の発生部分の機構は不要である。
本発明の水素酸素発生装置は、水素、または、酸素を供給する装置として利用できる。
1 純水製造装置
2a、2b 純水タンク
3 電解セル
4a、4b 気液分離装置
5a、5b 除湿器
6a、6b 貯蔵タンク
7a、7c 水位センサー
8a、8c コントローラ
9a、9c バルブ
10a 供給ポンプ
11a 排水バルブ
12a、12b ポンプ
13a 第1室
14a 第2室
15a 冷却装置
16a 冷却装置
17a、17b 気液分離装置
18、18a、18b 気液分離装置
32 第1室
33a ヒーター
34 第2室
35 隔壁
36、36a 貯蔵タンク
37 接続金具
38 入口配管
39 圧力計
40 ハンドバルブ
41 水位管
42、44、52 ハンドバルブ
45 出口配管
48 ニードル弁
50 連結部
51 入口
54 燃料電池スタック
55 インバーター
56 電圧計
57a、58a 貯蔵タンク
59a 加熱バブリング式加湿器
60a ヒーター
61a マスフローコントローラ
62a ヒーター
63A 曲線
63B 曲線
63C 曲線
64、65 曲線
66 供給源
67 ハンドバルブ
68a、69a ハンドバルブ
70 熱交換器
72 冷却水タンク
73 冷却水ポンプ
74 枝配管
75a 熱交換器
76a チラー
77a、77b、78a、79a 配管
81、82、83、84 水素酸素発生装置
85 評価装置
86a、86b、87a、87b、88a、88b 供給装置
Aa 接続口
Ab 接続口
Fa 接続口
Fb 接続口
L0 ライン
L1 ライン
T0 経過時間比
T1 経過時間比
T2 経過時間比

Claims (7)

  1. 水を電気分解し水素と酸素を生成する電解セルと、
    前記電解セルと連結され、水を供給する水タンクと、
    前記電解セルと連結され、前記水と、前記水素又は前記酸素とを受け取る気液分離装置と、を含む水素または酸素を発生するガス発生装置であって、
    前記気液分離装置は、第1室と第2室を有し、
    前記第1室と前記第2室とは隔壁によって隔てられ、前記第1室の下部と前記第2室の下部は連通しているガス発生装置。
  2. 前記電解セルと前記第1室とを連通する第1配管において、
    前記第1配管の上端が、上記隔壁の下端よりも上方に位置する請求項1記載のガス発生装置。
  3. さらに、水素または酸素を貯蔵する貯蔵タンクを備え、
    前記貯蔵タンクは、前記第1室の上下方向の2箇所の接続部で、連通している請求項1または2記載のガス発生装置。
  4. 前記第2室の下部には、前記水タンクへ前記水を送る第2配管が位置する請求項1から3のいずれか1項に記載のガス発生装置。
  5. 前記第2室の上部には、外部へ開放されるバルブを有する請求項1から4のいずれか1項に記載のガス発生装置。
  6. 隔壁によって第1室と第2室とに隔てられた気液分離装置のうち、前記第1室と前記第2室の下方、および、水素または酸素を貯蔵する貯蔵タンクとを水で満たし、前記第2室の上部に空気を閉じ込める水導入工程と、
    電解セルからの水素または酸素を含む水を、前記第1室で受け取り、前記第1室の上部と貯蔵タンクの上部とに水素または酸素を補集する受け取り工程と、
    前記水素または酸素で、前記貯蔵タンクを満たす充填工程と、を含むガス発生方法。
  7. 前記受け取り工程では、
    前記水素または前記酸素が、前記第1室の上部および前記貯蔵タンクの上部に捕集され、捕集された前記水素または前記酸素の体積増加により、前記水を介して、前記空気を圧縮し、前記第1室の上部および前記貯蔵タンクの上部の水素または酸素を昇圧する請求項6記載のガス発生方法。

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