JP2016210384A - ステアリング装置 - Google Patents

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吉岡 雅弘
Masahiro Yoshioka
雅弘 吉岡
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【課題】より容易に製造できる排水装置を備えたステアリング装置を提供する。【解決手段】下部周壁部分141の貫通孔146および嵌込周壁部分151の貫通孔155から、内側空間154と外部とを連通するケース出口153が構成される。内側空間154は、嵌込周壁部分151の内周面により囲まれた空間である。排水バルブ160は、弁体入口部分170および弁体出口部分180を有している。弁体出口部分180は、弁体入口部分170から底壁部分152へ向かうにつれて拡径する中空のテーパ形状を有する。弁体出口部分180は、第2排水ケース150の内側空間154に配置される。弁体出口部分180の弁体入口部分170と反対側の端部(先端部181)は、底壁部分152と接触する。先端部181と底壁部分152とが密着することにより、弁体出口空間183と第2排水ケース150の内側空間154との間の連通が遮断される。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
従来、ステアリングホイールの操舵に伴うステアリングシャフトの回転をラックアンドピニオン機構に伝達することで転舵輪の角度を変更するステアリング装置がある。ラックアンドピニオン機構は、ステアリングシャフトの回転運動をラックシャフトの直線運動に変換する。これらのラックシャフトおよびラックアンドピニオン機構はラックハウジングに収容される。ラックシャフトの両軸端部にはそれぞれラックエンドを介してタイロッドが回動可能に連結されている。そして、ラックシャフトの直線運動は、ラックエンド及びタイロッドを介して転舵輪に伝達される。
このようなステアリング装置では、ラックシャフトの両端にそれぞれラックブーツが設けられることにより、ラックハウジングの収容空間に外部から異物が浸入することを抑制している。
ところで、ラックブーツが破れることにより、ラックハウジングの収容空間と外部の空間とが連通する開口部分が形成されると、この開口部分を介してラックハウジングの収容空間に水などの異物が浸入するおそれがある。特に水がラックハウジングの収容空間に浸入すると、水によってたとえばモータの動力をラックシャフトに伝達する減速装置のベルトの凍結や劣化が生じるおそれがある。
このため、特許文献1に記載のステアリング装置では、ラックハウジングの収容空間に浸入した水を外部に排出する排水装置が下側に設けられている。排水装置は、ラックハウジングの重力方向における下部に設けられている。排水装置は、ラックハウジングに設けられるケースと、ケースの内部に設けられる弁体とを有している。ケースは、ラックハウジングの収容空間に連通して重力方向における下側の部分に開口部を有する。弁体は、弾性部材からなる。弁体は、前記ラックハウジングから流入する水が貯まる貯留空間を形成するとともに、ラックハウジングの収容空間とケースの開口部(外部)との連通を遮断する。
特開2013−237401号公報
特許文献1に記載のステアリング装置では、弁体の膜厚や剛性によって貯留空間とケースの開口部(外部)との連通を許容および遮断していたため、弁体の膜厚や剛性の精度を厳密に管理する必要があった。すなわち、ケースの開口部を介して外部から貯留空間へ浸入しようとする水によっては変形しない程度の剛性が必要であるにも関わらず、ラックハウジングの収容空間に水が浸入したときには貯留空間からケースの開口部(外部)へ向けて流出しようとする水によって変形する程度の剛性が必要であった。
本発明の目的は、より容易に製造できる排水装置を備えたステアリング装置を提供することにある。
上記目的を達成しうるステアリング装置は、車両に搭載されたとき、ハウジングの重力方向における下を向く部位に排水装置が設けられるステアリング装置において、前記排水装置は、前記ハウジングの開口部に取り付けられて、前記ハウジングの収容空間と連通する中空状のケース入口部分と、前記ケース入口部分と重力方向下側において対向するケース底壁部分と、前記ケース入口部分と前記ケース底壁部分との間を繋ぐことにより、前記ケース入口部分を介して流入する水が貯まる貯留空間を形成するケース側壁部分と、前記ケース側壁部分に設けられて前記ハウジングの外部と連通するケース出口部分と、を有する排水ケースと、前記貯留空間に設けられる弾性を有する中空状の弁体であって、前記ケース入口部分の内部に水密状態で連通する中空状の弁体入口部分と、前記弁体入口部分から前記ケース底壁部分へ向けて延び、前記ケース底壁部分に接触することにより前記ケース入口部分と前記ケース出口部分との間を遮断する弁体出口部分と、を有する弁体と、を備えている。前記弁体出口部分は、前記ケース底壁部分に接触する先端部と、前記弁体入口部分から前記ケース底壁部分へ向かうにつれて拡径することにより前記ケース底壁部分に対して離間した状態を維持しつつ、前記先端部と前記弁体入口部分との間を連結する中間部と、を備えている。
この構成によれば、ケース出口部分がケース側壁部分に設けられることにより、貯留空間における弁体の内外の空間に水が貯留する。このため、貯留空間における弁体の内部の空間に貯留した水の圧力と、貯留空間における弁体の外部の空間に貯留した水の圧力との関係(差)によって、貯留空間における弁体の内外の空間の連通を許容および遮断できる。たとえば、貯留空間における弁体の内部の空間に貯留した水の圧力が、貯留空間における弁体の外部の空間に貯留した水の圧力よりも大きいときには、弁体出口部分とケース底壁部分が離間することにより、貯留空間における弁体の内外の空間の連通が許容されて、貯留空間における弁体の内部の空間の水が排出される。また、たとえば、貯留空間における弁体の内部の空間に貯留した水の圧力が、貯留空間における弁体の外部の空間に貯留した水の圧力よりも大きいときには、弁体出口部分とケース底壁部分との接触は維持されることにより、貯留空間における弁体の内外の空間の連通は遮断される。したがって、弁体の膜厚や剛性などの精度を厳密に管理する必要がなくなり、より容易に排水装置を製造できる。
上記のステアリング装置において、前記弁体出口部分は、円錐台形状を呈し、前記先端部は、その内周面の角部において前記ケース底壁部分に接触してもよい。
この構成によれば、弁体出口部分の先端部は、その内周面の角部においてケース底壁部分に接するため、先端部をケース底壁部分へと押さえつける部分の重力方向の面積が低減している。このため、貯留空間における弁体の内部の空間に水が貯留した場合、より確実に貯留空間における弁体の内外の空間の連通を許容できる。
上記のステアリング装置において、前記ケース底壁部分は平らに形成されていることが好ましい。
この構成によれば、たとえばケース底壁部分を貯留空間に進入する方向に凸となるように湾曲させる場合と異なり、ケース底壁部分には水を貯留する上では余分な部分が設けられない。このため、貯留空間における弁体の内部の空間に水をより多く貯留することができる。
上記のステアリング装置において、前記ケース側壁部分には、前記ケース底壁部分からの高さが前記ケース出口部分よりも高い位置に貫通孔が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、貯留空間における弁体の外部の空間に水が浸入した場合であっても、ケース出口部分よりも高い位置に設けられた貫通孔から空気が逃げることにより、貯留空間における弁体の外部の空間で急激な圧力上昇を抑制できる。
本発明によれば、より容易に製造できる排水装置を備えるステアリング装置を構築できる。
本実施形態の排水装置を有するステアリング装置を示す構成図。 本実施形態のステアリング装置について、アシスト機構の概略構造を示す断面図。 (a)本実施形態のステアリング装置について、その排水装置を示す断面図、(b)本実施形態のステアリング装置において、その排水装置の先端部181および底壁部分152の接触部分を拡大した断面図、(c)他の実施形態のステアリング装置において、その排水装置の先端部181および底壁部分152の接触部分を拡大した断面図。 (a),(b)本実施形態のステアリング装置について、その排水装置が閉弁している状態の断面構造を示す断面図、(c)本実施形態のステアリング装置について、その排水装置が開弁している状態の断面構造を示す断面図。
まず、ステアリング装置1の構成について説明する。
図1に示すように、ステアリング装置1は、操舵機構10、ラックハウジング20、アシスト機構30、および排水装置100を有する。ステアリング装置1は、ステアリングホイール2の操作をアシスト機構30によりアシストするラックパラレル型の電動パワーステアリング装置(RP−EPS)としての構成を有する。
操舵機構10は、コラムシャフト11、インターミディエイトシャフト12、ピニオンシャフト13、ラックシャフト14、ラックアンドピニオン機構15、2個のボールジョイント16、2個のラックブーツ17、および2個のタイロッド18を有する。
ラックシャフト14は、ギア形成部分14Aおよびねじ形成部分14Bを有する。ギア形成部分14Aは、ラックシャフト14の中心軸方向の所定範囲にわたり複数のラックギア14Cが設けられた部分である。ねじ形成部分14Bは、ラックシャフト14の中心軸方向の所定範囲にわたってラックねじ14Dとしての雄ねじが設けられた部分である。
ラックアンドピニオン機構15は、ピニオンシャフト13のピニオンギア13A、およびラックシャフト14のラックギア14Cを有する。ラックアンドピニオン機構15は、ピニオンシャフト13の回転をラックシャフト14の並進に変換する。
ステアリングホイール2の回転に伴いコラムシャフト11、インターミディエイトシャフト12、およびピニオンシャフト13は一体的に回転する。ピニオンシャフト13の回転に伴いラックシャフト14がその長手方向に移動することにより、ボールジョイント16、タイロッド18、およびナックル4を介して転舵輪3の転舵角が変更される。
ラックハウジング20は、たとえば金属材料により形成される。ラックハウジング20は、第1ハウジング21、および第2ハウジング22を有する。ラックハウジング20は、個別の部品として形成された第1ハウジング21および第2ハウジング22が互いに結合された構成を有する。ラックハウジング20の内部に設けられた収容空間23には、ピニオンシャフト13、ラックシャフト14、ボールジョイント16、アシスト機構30を構成する減速装置50、ボールねじ装置60、および支持装置70が収容されている。
ラックブーツ17は、たとえば弾性樹脂材料により形成される。ラックブーツ17は、ラックハウジング20の端部およびタイロッド18に取り付けられる。ラックブーツ17は、ラックシャフト14におけるラックハウジング20からの突出部分、ボールジョイント16、およびタイロッド18を覆う。ラックブーツ17は、ラックハウジング20の外部から収容空間23に異物が浸入することを抑制する。
アシスト機構30は、モータ40、減速装置50、ボールねじ装置60、および支持装置70を有する。アシスト機構30は、モータ40の回転を減速装置50によりボールねじ装置60に伝達してボールねじ装置60を回転させることにより、ラックシャフト14の中心軸方向に作用する力をラックシャフト14に付与する。
排水装置100は、ステアリング装置1が車両に搭載されたとき、ラックハウジング20(正確には、第1ハウジング21および第2ハウジング22の合わせ面)の重力方向における下を向く部位であるハウジング底壁部分24に取り付けられる。排水装置100は、ラックハウジング20の収容空間23に浸入した水をラックハウジング20の外部に排出する。
つぎに、アシスト機構30の詳細な構成について説明する。
図2に示すように、モータ40は、ラックハウジング20の外面に取り付けられる。モータ40は、モータ本体41およびモータシャフト42を有する。モータ40は、モータ本体41が第1ハウジング21に固定されることにより、ラックハウジング20に対する位置が固定される。モータ40は、減速装置50を介してボールねじ装置60を回転させる。
モータシャフト42は、モータ本体41から収容空間23に伸びている。モータシャフト42の回転中心軸は、ラックシャフト14の中心軸と平行をなしている。モータシャフト42は、モータ本体41に電流が供給されることにより回転する。
ボールねじ装置60は、ラックシャフト14の周囲に取り付けられる。ボールねじ装置60は、多数のボール62およびこれらボール62を介してラックシャフト14のラックねじ14Dと螺合するナット61を備えている。ナット61はラックシャフト14に対して相対回転するため、ナット61とラックシャフト14との間に介在される多数のボール62は双方から負荷を受けて、ナット61とラックシャフト14との間において、ナット61に設けられる図示しない循環路を介して無限循環する。ボール62が無限循環することにより、ナット61に付与されたトルクがラックシャフト14の軸方向に付与される力に変換される。
減速装置50は、駆動プーリ51、従動プーリ52、およびベルト53を有する。駆動プーリ51はモータシャフト42に一体回転可能に取り付けられている。従動プーリ52は回転支持部品71を介してナット61に一体回転可能に取り付けられている。駆動プーリ51および従動プーリ52には、ベルト53が巻き掛けられている。モータ40の回転に伴い駆動プーリ51が回転する。駆動プーリ51の回転が、ベルト53を介して従動プーリ52に伝達されることにより、従動プーリ52およびナット61も一体回転する。
支持装置70は、ラックシャフト14のねじ形成部分14Bおよびボールねじ装置60の周囲に配置される。支持装置70を介して、ナット61はラックハウジング20の内周面に対して回転可能に支持されている。支持装置70は、回転支持部品71およびボールベアリング72を有する。
回転支持部品71は、たとえば金属材料により円筒状に形成される。回転支持部品71は、ナット61の外周に固定されている。回転支持部品71はナット61の軸方向にはみ出した部分を有し、当該部分は、ボールベアリング72を介してラックハウジング20の内周に対して回転可能に支持されている。回転支持部品71は、ベルト53の回転に伴いナット61と一体回転する。
ボールベアリング72(正確には、その外輪)の軸方向両端部はラックハウジング20の内壁部分によって挟まれている。
ラックハウジング20(第1ハウジング21および第2ハウジング22)は、ステアリング装置1を車両に搭載したときにラックハウジング20の中で最も下部に位置するハウジング底壁部分24を有する。ハウジング底壁部分24とベルト53とは、その間に隙間25を介した状態で対面している。
アシスト機構30は、ステアリングホイール2(図1参照)の回転に応じてモータ40を駆動させる。モータ40の回転力は減速装置50およびボールねじ装置60を介してラックシャフト14の軸方向に沿った推進力に変換され、この推進力がラックシャフト14に付与されることにより運転者のステアリング操作が補助される。
つぎに、排水装置100の構成を詳細に説明する。
図3(a)に示すように、排水装置100は、排水ケース110、排水バルブ160、およびシールリング190が互いに結合されることにより構成されている。
排水ケース110は、第1排水ケース120および第2排水ケース150が互いに結合されることにより構成されている。排水ケース110の内部には、排水空間111が形成される。
第1排水ケース120は、たとえば樹脂材料により一体形成される。第1排水ケース120は、段付き形状を有する。第1排水ケース120は、第2ハウジング22のハウジング底壁部分24に取り付けられる。第1排水ケース120は、ケース上部分130およびケース下部分140を有する。
ケース上部分130は、たとえば円筒形状を有する。ケース上部分130は、上部周壁部分131、ケース入口132、ケースねじ133、およびリング溝134を有する。ケース上部分130は、その外周面に形成されたケースねじ133により第2ハウジング22のハウジング底壁部分24にねじ込まれる。ケース上部分130は、上部周壁部分131の内周面により上部空間135を形成する。ケース上部分130は、ケース入口132を介して上部空間135とラックハウジング20の収容空間23とを互いに連通する。
ケース下部分140は、たとえば六角筒形状を有する。ケース下部分140は、下部周壁部分141、区切部分142、および引掛部分144を有する。ケース下部分140は、その外周面が第2ハウジング22の外部に位置している。下部周壁部分141には、貫通孔146aが設けられている。区切部分142は、下部周壁部分141の上部と上部周壁部分131の下部との間を連結する部分であって、ハウジング底壁部分24に接した状態に維持される。ケース下部分140において、下部周壁部分141の内周面により囲まれた空間である下部空間145は、ケース下部分140の区切部分142と反対側へ開口する開口部分143を介して外部に開放されている。引掛部分144は、区切部分142と上部周壁部分131との連結部分において、上部周壁部分131の内周面に突出した環状の部分である。
第2排水ケース150は、たとえば樹脂材料により形成される。第2排水ケース150は、たとえばケース下部分140に対応する六角筒形状を有する。第2排水ケース150は、嵌込周壁部分151および底壁部分152を有する。第2排水ケース150は、開口部分143を介してケース下部分140に嵌められている。第2排水ケース150の外周面は、ケース下部分140の内周面に接した状態に維持される。第2排水ケース150は、嵌込周壁部分151の規制部分151Aがケース下部分140の内周面に圧入されることにより第1排水ケース120に固定される。嵌込周壁部分151には、貫通孔155が形成されている。貫通孔155は、下部周壁部分141の貫通孔146と一致する。貫通孔146および貫通孔155から、内側空間154と外部とを連通するケース出口153が構成される。内側空間154は、嵌込周壁部分151の内周面により囲まれた空間である。底壁部分152は、高さが変化しない平坦な形状を有する。
第1排水ケース120の下部周壁部分141および第2排水ケース150の嵌込周壁部分151において、ケース出口153と異なる高さの位置には、ケース出口153aが設けられている。ケース出口153aは、第2排水ケース150の高さ方向においてケース出口153よりも上方に形成されている。ケース出口153aは、ケース出口153と同様に、下部周壁部分141に設けられた貫通孔146aおよび嵌込周壁部分151に設けられた貫通孔155aからなる。
排水空間111は、ケース上部分130の上部空間135、ケース下部分140の下部空間145、および第2排水ケース150の内側空間154を有する。排水空間111は、ケース入口132とケース出口153とを互いに連通する。
シールリング190は、たとえば弾性樹脂材料により形成される。シールリング190は、たとえば円環形状を有する。シールリング190は、第1排水ケース120のリング溝134に嵌め込まれる。シールリング190は、第2ハウジング22のハウジング底壁部分24(上部周壁部分131が挿入されてねじ込まれる部分)と第1排水ケース120の外周面との間をシールする。
排水バルブ160は、たとえば排水ケース110の樹脂材料よりも高い弾性を有する弾性樹脂材料(たとえばシリコーン)により一体形成される。排水バルブ160は、たとえば中空形状を有する。排水バルブ160は、排水空間111に配置される。排水バルブ160は、排水ケース110に固定される。排水バルブ160は、排水ケース110のケース入口132とケース出口153,153aとの間の連通を許容または遮断する。排水バルブ160は、弁体入口部分170および弁体出口部分180を有している。
弁体入口部分170は、たとえば円筒形状を有する。弁体入口部分170は、第1排水ケース120の引掛部分144に挿入されることによって取り付けられる。弁体入口部分170は、第1排水ケース120の上部空間135および第2排水ケース150の内側空間154の間に配置される。弁体入口部分170の軸方向の長さは、引掛部分144の軸方向の長さ(厚み)よりもわずかに長く形成されている。第1排水ケース120の上部空間135と第2排水ケース150の内側空間154とは、弁体入口部分170の内周面により囲まれた空間である弁体入口空間173を介して互いに連通している。弁体入口部分170は、円筒状の入口本体部分171および入口引掛部分172を有する。
入口本体部分171の外径は、引掛部分144の内径より若干大きく設定されている。このため、入口本体部分171の外周面は、第1排水ケース120の引掛部分144の内周面に対して弾性的に押し付けられた状態に維持される。入口本体部分171は、引掛部分144の内周面に対して押し付けられることに伴って生じる拡径方向へ向けた自身の復元力により、第1排水ケース120に固定される。また、入口本体部分171が引掛部分144の内周面に弾性的に押し付けられることにより、入口本体部分171と引掛部分144との間の水密性は確保される。
入口引掛部分172は、フランジ形状を有する。入口引掛部分172は、第1排水ケース120の上部空間135に配置される。入口引掛部分172の外径は、第1排水ケース120の引掛部分144の内径よりも大きい。入口引掛部分172は、高さ方向の中央部分において最大の外径を有する。入口引掛部分172が引掛部分144に引っ掛かることにより、排水バルブ160は第1排水ケース120から抜けることが抑制される。
弁体出口部分180は、弁体入口部分170から底壁部分152へ向かうにつれて拡径する中空のテーパ形状を有する。弁体出口部分180の上部(小径側の部分)は、弁体入口部分170の下部に連結されている。弁体出口部分180は、第2排水ケース150の内側空間154に配置される。弁体出口部分180は、先端部181、中間部182、および弁体出口空間183を有する。弁体出口部分180の弁体入口部分170と反対側の端部は、底壁部分152と接触する。弁体出口部分180の内周面185および底壁部分152に囲まれることにより弁体出口空間183が形成される。
内周面185は、先端部181の弁体シール面185Aおよび中間部182の弁体対向底面185Bを有する。弁体シール面185Aは、底壁部分152と接触する。弁体対向底面185Bは、底壁部分152との間に隙間を有する。すなわち、中間部182は底壁部分152と接触しない。弁体対向底面185Bは、区切部分142および引掛部分144から底壁部分152へ向かうにつれて拡径するテーパ形状をなしている。なお、先端部181(弁体シール面185A)と底壁部分152とは、ごくわずかに接触していればよく、理想的にはほとんど線接触であってもよい。図3(b)に示すように、先端部181(弁体シール面185A)の角部のみが底壁部分152に接触することにより、両者の接触面積は低減される。
先端部181は、底壁部分152へ押し付けられることにより、底壁部分152に密着する。先端部181と底壁部分152とが密着することにより、弁体出口空間183と第2排水ケース150の内側空間154との間の連通が遮断される。すなわち、内側空間154と弁体出口空間183との間の連通を遮断できる程度に、先端部181と底壁部分152とが接触していればよい。
つぎに、排水装置100の動作および作用について説明する。
図1に示されるステアリング装置1において、第1ハウジング21側のラックブーツ17が破れたとき、ステアリング装置1の外部の水がラックブーツ17の開口部分を介して、ラックブーツ17の内部空間に浸入することがある。ラックブーツ17の内部空間に浸入した水は、収容空間23における第1ハウジング21とラックシャフト14との間の空間を介して、収容空間23における減速装置50およびボールねじ装置60の収容される空間に浸入する。同様に、第2ハウジング22側のラックブーツ17が破れたときにも、水がラックブーツ17の内部空間に浸入し、収容空間23に浸入することとなる。
図2に示されるラックハウジング20の収容空間23に浸入した水は、第1ハウジング21または第2ハウジング22の壁面上を移動し、重力方向下側に位置するハウジング底壁部分24の壁面上へ移動する。
図3(a)に示されるラックハウジング20において、ハウジング底壁部分24の壁面上に移動した水は、ケース入口132を介して重力方向下側の上部空間135(排水空間111)に流れ込む。上部空間135に移動した水は、水が弁体入口部分170に達した以降、重力方向下側の排水バルブ160の内側の空間である弁体入口空間173を経て、弁体出口空間183に流れ込む。弁体出口空間183に移動した水は、先端部181と底壁部分152とが接触している間、弁体出口空間183に貯留される。このため、先端部181と底壁部分152とが接触している間、重力方向下側の空間から順次水が貯留されることとなる。すなわち、弁体出口空間183が完全に水で満たされると弁体入口空間173が水で満たされ始め、弁体入口空間173が完全に水で満たされると上部空間135が水で満たされ始める。
弁体出口空間183に水が貯留されることにより、弁体出口部分180には弁体出口空間183から内側空間154へ向けた圧力(水圧)が付与される。この圧力は、先端部181を底壁部分152から離間させるように作用する。先端部181において水から受ける圧力が一定圧力未満のとき、先端部181と底壁部分152との間の接触は維持され、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通、ひいては排水ケース110のケース入口132とケース出口153(およびケース出口153a)との間の連通は遮断される。言い換えれば、先端部181において水から受ける圧力が一定圧力以上のとき、排水ケース110のケース入口132とケース出口153との間の連通は許容される。なお、一定圧力は排水バルブ160の膜厚や剛性などによって定まる排水バルブ160の開閉の基準となる圧力である。
つぎに、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通の許容と遮断について説明する。
図4(a)に示されるように、ケース出口153から水が浸入することによって、内側空間154に水が貯留される場合がある。この場合、先端部181と底壁部分152との間の接触は維持される。これは、弁体出口部分180がテーパ形状になっているため、内側空間154に貯留された水は弁体出口部分180の上側に位置する。内側空間154に貯留された水は、重力に従って、弁体出口部分180を底壁部分152へ向けて押さえつけるような圧力を作用させる。このため、先端部181と底壁部分152との間の接触は維持される。弁体出口空間183と内側空間154との間の連通が遮断されるため、内側空間154に貯留した水が弁体出口空間183へ浸入することが規制される。
図4(b)に示されるように、内側空間154には、外部からケース出口153を介して浸入した水が貯留される一方で、弁体出口空間183には、ラックブーツ17の破れにより外部から浸入した水が貯留されることがある。すなわち、内側空間154にも弁体出口空間183にも水が貯留されることにより、弁体出口部分180を挟むかたちでその内外の空間(内側空間154および弁体出口空間183)に水が貯留される。
排水バルブ160の内外の空間に水が貯留する場合、弁体出口部分180にはそれぞれの空間に貯留した水によって圧力が作用する。すなわち、弁体出口部分180には、内側空間154に貯留した水によって弁体出口部分180を底壁部分152へ向けて押さえつけるような圧力と、弁体出口空間183に貯留した水によって弁体出口部分180と底壁部分152とを離間させる方向へ向けた圧力が作用する。このため、弁体出口空間183に貯留した水によって作用する圧力が、内側空間154に貯留した水によって作用する圧力よりも大きい場合に、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通が許容される。より正確には、弁体出口空間183に貯留した水によって作用する圧力が、内側空間154に貯留した水によって作用する圧力および排水バルブ160の膜厚や剛性などにより定まる一定圧力の和よりも大きい場合に、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通が許容される。なお、連通の許容とは、弁体出口部分180が弾性変形して、先端部181が底壁部分152と離間することにより、水が移動できる隙間が形成された状態をいう。
図4(b)に示されるように、たとえば内側空間154に貯留した水の水位よりも、弁体出口空間183に貯留した水の水位が低い場合には、弁体出口空間183に貯留した水によって作用する圧力は内側空間154に貯留した水によって作用する圧力よりも小さいため、弁体出口部分180と底壁部分152との間の接触は維持される。このため、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通は遮断される。この場合、弁体出口空間183で貯留した水が内側空間154に移動することも、内側空間154で貯留した水が弁体出口空間183に移動することも規制される。
図4(c)に示されるように、たとえば内側空間154に貯留した水の水位よりも、弁体出口空間183に貯留した水の水位が高いとき、弁体出口空間183に貯留した水によって作用する圧力が、内側空間154に貯留した水によって作用する圧力よりも大きいため、弁体出口部分180と底壁部分152とが離間する。たとえば、弁体出口空間183が水で満たされることにより、上部空間135にも水が貯留される場合には、弁体出口部分180と底壁部分152とが離間する。このため、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通は許容され、より圧力の高い状態にある弁体出口空間183で貯留した水は内側空間154へと移動する。そして、内側空間154に貯留される水の水位がケース出口153よりも高くなったとき、内側空間154に貯留される水はケース出口153を介して外部へ流出する。
ところで、弁体出口空間183に貯留した水の圧力が、排水バルブ160の膜厚や剛性などによって定まる一定圧力以上の場合に、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容する構成を採用するとき、排水バルブ160の膜厚や剛性を確保するために排水バルブ160の精度を高くする必要がある。
しかし、本実施形態では、ケース出口153は下部周壁部分141および嵌込周壁部分151を貫通するように設けられているため、ケース出口153が底壁部分152に設けられる場合と異なり、内側空間154に水が貯留することとなる。このため、弁体出口空間183に貯留した水の圧力と、内側空間154に貯留した水の圧力によって、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断できる。このため、排水バルブ160の膜厚や剛性などの精度を厳密に管理する必要がない。
また、排水バルブ160は、先端部181のみが底壁部分152と接触するようになっているため、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通の許容および遮断は、より排水バルブ160の膜厚や剛性に左右されることがなくなる。中間部182は底壁部分152と接触していないため、中間部182の膜厚や剛性が、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通の許容および遮断に与える影響は小さいためである。このため、弁体出口空間183に貯留した水の圧力と内側空間154に貯留した水の圧力との圧力差によって、より確実に弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断することができる。
また、排水バルブ160の先端部181のみが底壁部分152と接触するようになっているため、内側空間154に水が貯留した場合であっても、内側空間154に貯留した水の重力方向下側に直接的に位置する部分は先端部181のみである。これに対し、中間部182は内側空間154に貯留した水の重力方向下側に傾いて配置されている。内側空間154に貯留した水は弁体出口部分180(先端部181および中間部182)を底壁部分152へ向けて押さえつけるような圧力を作用させるが、特に底壁部分152に沿うように位置する部分は直接的に底壁部分152に押さえつけられることとなる。しかし、弁体出口部分180における底壁部分152に押さえつけられる部分の重力方向における面積は低減しているので、弁体出口空間183に水が貯留することにより、より確実に弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容することができる。
ところで、ケース出口153より上方にケース出口153aが設けられていることにより、弁体出口空間183から内側空間154に水が移動した場合や外部から内側空間154に水が浸入したときであっても、内側空間154で急激な圧力上昇が生じることが抑制される。たとえば、ケース出口153aが空気の逃げ孔として機能することにより、ケース出口153から水が浸入したときであっても、ケース出口153aから空気が逃げることにより、内側空間154で急激な圧力上昇は生じにくくなる。
本実施形態の効果を説明する。
(1)ケース出口153は下部周壁部分141および嵌込周壁部分151を貫通するように設けられる。内側空間154には水が貯留するため、弁体出口空間183に貯留した水の圧力と内側空間154に貯留した水の圧力によって、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断できる。また、弁体出口空間183に貯留した水の圧力と内側空間154に貯留した水の圧力との圧力差によって、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断できるため、排水バルブ160の膜厚や剛性などの精度を厳密に管理する必要はない。ある程度の精度で排水バルブ160は製造されればよいため、より容易に排水バルブ160を製造できる。
(2)先端部181のみが底壁部分152と接触することにより、弁体出口空間183に貯留した水の圧力と内側空間154に貯留した水の圧力との圧力差によって、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断することができる。
(3)弁体出口部分180における底壁部分152に押さえつけられる部分の重力方向における面積は低減しているので、弁体出口空間183に水が貯留することにより、より確実に弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容することができる。
なお、本実施形態は次のように変更してもよい。なお、以下の他の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲において、互いに組み合わせることができる。
・本実施形態では、第1排水ケース120および第2排水ケース150はそれぞれ同じ種類の樹脂材料で形成されたが、これに限らない。すなわち、第1排水ケース120および第2排水ケース150はそれぞれ異なる種類の樹脂材料で形成されてもよいし、たとえば金属などの樹脂材料と異なる種類の材料で形成されてもよい。
・本実施形態では、第1排水ケース120は、たとえば同一の樹脂材料でケース上部分130およびケース下部分140が一体的に形成されることにより構成されたが、これに限らない。たとえば、ケース上部分130とケース下部分140とは異なる種類の樹脂材料で形成されてもよいし、たとえば金属などの樹脂材料と異なる種類の材料で形成されてもよい。
・本実施形態では、排水バルブ160の弁体入口部分170および弁体出口部分180は、互いに異なる内径および外径を有していたが、互いに等しい内径および外径を有していてもよい。
・本実施形態では、入口本体部分171の外径は、引掛部分144の内径より若干大きく設定されたが、これに限らない。たとえば、入口本体部分171の外径は引掛部分144の内径と等しく設定されてもよいし、若干大きく設定されてもよい。
・本実施形態では、排水バルブ160の弁体入口部分170は円筒形状を有していたが、これに限らない。たとえば、角柱形状を有する中空形状であってもよい。
・本実施形態では、ケース下部分140は六角筒形状を有していたが、これに限らない。たとえば、ケース下部分140は、六角筒形状以外の多角筒形状であってもよいし、円筒形状であってもよい。また、第2排水ケース150はケース下部分140に対応して六角筒形状を有していたが、ケース下部分140に六角筒形状以外の形状が採用されるのに伴って、六角筒形状以外の多角筒形状や円筒形状が採用されてもよい。
・本実施形態では、ケース上部分130は円筒形状を有していたが、これに限らない。たとえば、多角筒形状であってもよい。
・本実施形態では、排水ケース110は、第1排水ケース120と第2排水ケース150とが互いに連結されることにより構成されたが、これに限らない。たとえば、第1排水ケース120と第2排水ケース150とは一体的に形成されることで、排水ケース110を構成してもよい。
・ケース出口153およびケース出口153aには、それぞれ逆止弁を設けてもよい。
・本実施形態では、ケース出口153,153aは、それぞれ複数個設けられたが、これに限らない。たとえば、ケース出口153,153aはそれぞれ一つずつ設けられてもよい。また、ケース出口153aは設けられなくてもよい。すなわち、ケース出口153は少なくとも一つ設けられればよい。
・本実施形態では、弁体出口空間183に貯留した水の圧力と内側空間154に貯留した水の圧力との圧力差によって、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断したが、これに限らない。たとえば、弁体出口空間183に貯留した水の体積と内側空間154に貯留した水の体積との体積差によって、弁体出口空間183と内側空間154との間の連通を許容および遮断してもよい。
・本実施形態では、底壁部分152は高さ方向に変化しない平坦な形状を有したが、これに限らない。たとえば、第2排水ケース150の径方向外側から中心に向かうにつれて、底壁部分152が上方に向けて突出するようにしてもよい。ただし、この場合には、底壁部分152が盛り上がる分だけ弁体出口空間183の体積は小さくなる。また、たとえば、第2排水ケース150の径方向から中心に向かうにつれて、底壁部分152が下方に向けて突出する(凹む)ようにしてもよい。ただし、この場合には、底壁部分152の凹みの程度に応じて弁体出口空間183の体積は大きくなるが、底壁部分152の凹んだ部分に貯留した水は、弁体出口空間183から内側空間154に流出しにくくなる。
・排水装置100はラックハウジング20の重力方向下側において、水平面に対して平行に設けられてもよいし、水平面に対してわずかに傾いて設けられてもよい。
・本実施形態では、先端部181の角部のみが底壁部分152に接触したが、これに限らない。たとえば、図3(c)に示すように、先端部181の少なくとも角部に若干丸みを持たせ、その丸みを持たせた角部が底壁部分152に接触してもよい。
・本実施形態では、排水バルブ160の弁体出口部分180は、区切部分142および引掛部分144から底壁部分152へ向かうにつれて拡径するテーパ形状を有していたが、これに限らない。たとえば、弁体出口部分180には、引掛部分144から底壁部分152へ向かう途中に段部が形成されていてもよい。すなわち、弁体出口部分180は、全体として、区切部分142および引掛部分144から底壁部分152へ向かうにつれて拡径する形状であればよい。内側空間154に貯留された水から生じた圧力は、弁体出口部分180を底壁部分152に押さえつけるように作用するため、内側空間154から弁体出口空間183へ連通が許容されにくくなる。また、弁体出口部分180が区切部分142および引掛部分144から底壁部分152へ向かうにつれて拡径する形状であれば、弁体出口空間183を大きくとることができる。
・本実施形態では、RP−EPSに具体化して適用されたが、これに限らない。たとえば、コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置であってもよいし、デュアルピニオンアシスト型の電動パワーステアリング装置であってもよいし、マニュアルステアリング装置であってもよい。また、ステアバイワイヤの転舵装置でもよいし、後輪操舵装置であってもよい。すなわち、ラックハウジング20の収容空間23に水が浸入するおそれがあるステアリング装置であれば、どのようなステアリング装置に適用してもよい。
1…ステアリング装置、2…ステアリングホイール、3…転舵輪、4…ナックル、10…操舵機構、11…コラムシャフト、12…インターミディエイトシャフト、13…ピニオンシャフト、13A…ピニオンギア、14…ラックシャフト、14A…ギア形成部分、14B…ねじ形成部分、14C…ラックギア、14D…ラックねじ、15…ラックアンドピニオン機構、16…ボールジョイント、17…ラックブーツ、18…タイロッド、20…ラックハウジング、21…第1ハウジング、22…第2ハウジング、23…収容空間、24…ハウジング底壁部分、25…隙間、30…アシスト機構、40…モータ、41…モータ本体、42…モータシャフト、50…減速装置、51…駆動プーリ、52…従動プーリ、53…ベルト、60…ボールねじ装置、61…ナット、62…ボール、70…支持装置、71…回転支持部品、72…ボールベアリング、73…ラジアル支持部材、74…スラスト支持部材、100…排水装置、110…排水ケース、111…排水空間、120…第1排水ケース、130…ケース上部分、131…上部周壁部分、132…ケース入口、133…ケースねじ、134…リング溝、135…上部空間、140…ケース下部分、141…下部周壁部分、142…区切部分、143…開口部分、144…引掛部分、145…下部空間、150…第2排水ケース、151…嵌込周壁部分、151A…規制部分、152…底壁部分、153,153a…ケース出口、154…内側空間、160…排水バルブ、170…弁体入口部分、171…入口本体部分、172…入口引掛部分、173…弁体入口空間、180…弁体出口部分、181…先端部、182…中間部、183…弁体出口空間、184…外周面、185…内周面、185A…弁体シール面、185B…弁体対向底面、190…シールリング。

Claims (4)

  1. 車両に搭載されたとき、ハウジングの重力方向における下を向く部位に排水装置が設けられるステアリング装置において、
    前記排水装置は、
    前記ハウジングの開口部に取り付けられて、前記ハウジングの収容空間と連通する中空状のケース入口部分と、前記ケース入口部分と重力方向下側において対向するケース底壁部分と、前記ケース入口部分と前記ケース底壁部分との間を繋ぐことにより、前記ケース入口部分を介して流入する水が貯まる貯留空間を形成するケース側壁部分と、前記ケース側壁部分に設けられて前記ハウジングの外部と連通するケース出口部分と、を有する排水ケースと、
    前記貯留空間に設けられる弾性を有する中空状の弁体であって、前記ケース入口部分の内部に水密状態で連通する中空状の弁体入口部分と、前記弁体入口部分から前記ケース底壁部分へ向けて延び、前記ケース底壁部分に接触することにより前記ケース入口部分と前記ケース出口部分との間を遮断する弁体出口部分と、を有する弁体と、を備え、
    前記弁体出口部分は、前記ケース底壁部分に接触する先端部と、前記弁体入口部分から前記ケース底壁部分へ向かうにつれて拡径することにより前記ケース底壁部分に対して離間した状態を維持しつつ、前記先端部と前記弁体入口部分との間を連結する中間部と、を備えるステアリング装置。
  2. 請求項1に記載のステアリング装置において、
    前記弁体出口部分は、円錐台形状を呈し、
    前記先端部は、その内周面の角部において前記ケース底壁部分に接触するステアリング装置。
  3. 請求項1または2に記載のステアリング装置において、
    前記ケース底壁部分は平らに形成されているステアリング装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
    前記ケース側壁部分には、前記ケース底壁部分からの高さが前記ケース出口部分よりも高い位置に貫通孔が設けられているステアリング装置。
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