JP2016209845A - 集塵フィルタ、集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れた集塵フィルタ、及び集塵装置を提供する。【解決手段】集塵フィルタ1は、複数の第1部材21と、複数の第2部材22と、ケース3とを備える。複数の第1部材21は、粒状に形成されている。複数の第2部材22は、粒状に形成されている。ケース3は、気流の入口31a及び出口31bを有し複数の第1部材21及び複数の第2部材22を収納する。複数の第1部材21と複数の第2部材22とは、互いに異なる材料により構成される。そして、ケース3内において、複数の第1部材21と複数の第2部材22とが互いに接触するように混在している。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に集塵フィルタ、及びこれを用いた集塵装置、より詳細には、気体中の浮遊物を除去する集塵フィルタ、及びこれを用いた集塵装置に関する。
従来、空気中の塵埃(浮遊物)を除去する集塵フィルタが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1の集塵フィルタは、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)フィルタで構成されており、通過する気流から塵埃を除去する。
特開2006−46730号公報
特許文献1の集塵フィルタは、絡み合った繊維で構成されており、この繊維に塵埃を絡ませることで集塵する。したがって、集塵された塵埃を集塵フィルタから取り除くことができず、さらには集塵フィルタの水洗いも不可でありメンテナンス性が低かった。そのため、集塵フィルタが目詰まりした際は、集塵フィルタを交換する必要があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、メンテナンス性に優れた集塵フィルタ、及び集塵装置を提供することにある。
本発明の集塵フィルタは、粒状に形成された複数の第1部材と、粒状に形成された複数の第2部材と、気流の入口及び出口を有し、前記複数の第1部材及び前記複数の第2部材を収納するケースとを備え、前記複数の第1部材と前記複数の第2部材とは、互いに異なる材料により構成され、前記ケース内において、前記複数の第1部材と前記複数の第2部材とが互いに接触するように混在していることを特徴とする。
本発明の集塵装置は、上記集塵フィルタと、前記集塵フィルタを通過する気流を生成する気流生成装置とを備えることを特徴とする。
本発明では、メンテナンス性に優れるという効果がある。
実施形態1における集塵フィルタを備えた集塵装置の概略構成図である。 帯電列を示す図である。 実施形態2における集塵フィルタを備えた集塵装置の概略構成図である。 実施形態2の変形例における集塵フィルタを備えた集塵装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、下記の実施形態において説明する図1,図3,図4は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態1)
本実施形態における集塵フィルタ1を備えた集塵装置10の概略構成図を図1に示す。本実施形態の集塵フィルタ1は、複数の第1部材21と複数の第2部材22とケース3とを備えて構成されており、空気中の浮遊物(例えば、塵埃、微小粒子状物質(例えばPM2.5など)、ハウスダスト、花粉など)の除去(集塵)に用いられる。また、集塵装置10は、集塵フィルタ1と、集塵フィルタ1を通過する気流を生成する気流生成装置4とを備えて構成されている。
本実施形態の集塵フィルタ1は、粒状に形成された複数の第1部材21と、粒状に形成された複数の第2部材22とが、混在した状態でケース3に収納された構成を有している。
第1部材21及び第2部材22のそれぞれは、直径が例えば8mm程度の球状に形成されている。なお、図1において、複数の第1部材21と複数の第2部材22とを区別するために、複数の第1部材21のそれぞれを「白抜きの円」で示し、複数の第2部材22のそれぞれを「ドット付きの円」で示す。
ケース3は、気流の入口31a及び出口31bを有する箱状に形成されており、内部に複数の第1部材21及び複数の第2部材22が収納される。具体的には、入口31aは、ケース3の一面側(図1における左側)に設けられており、メッシュ(網状部材)で構成されている。また、出口31bは、ケース3の他面側(図1における右側)に設けられており、メッシュ(網状部材)で構成されている。したがって、ケース3は、入口31a及び出口31bを介して気流を通過可能に構成されている。なお、入口31a及び出口31bを構成するメッシュにおける1つの孔の開口寸法は、第1部材21及び第2部材22の直径よりも小さい。
そして、ケース3には、複数の第1部材21と複数の第2部材22とが互いに接触するように、複数の第1部材21と複数の第2部材22とが混在した状態で充填されている。したがって、ケース3内において、第1部材21と第2部材22とが摩擦する。本実施形態では、第1部材21は、ナイロン(例えばナイロン6,6)で構成されており、第2部材22は、ポリエチレンで構成されている。すなわち、第1部材21と第2部材22とは、互いに異なる材料で構成されている。これにより、第1部材21と第2部材22との摩擦によって、第1部材21と第2部材22とが摩擦帯電する。
ここで、第1部材21を構成するナイロンと、第2部材22を構成するポリエチレンとは、帯電列の順位が互いに異なる(図2参照)。帯電列とは、互いに異なる材料の物体同士が摩擦した際に、正極性(+)に帯電しやすい材料を一方側(図2の上側)、負極性(−)に帯電しやすい材料を他方側(図2の下側)に並べた序列である。帯電列における一方側(図2の上側)の順位の材料ほど正極性に帯電しやすく、他方側(図2の下側)の順位の材料ほど負極性に帯電しやすい。図2から分かるように、第1部材21を構成するナイロンは、第2部材22を構成するポリエチレンよりも正極性に帯電しやすい材料である。したがって、第1部材21と第2部材22とが摩擦した場合、第1部材21が正極性に帯電し、第2部材22が負極性に帯電する。なお、ここでいう「摩擦」とは、物体同士が擦れ合う事象だけでなく、物体同士が接触と分離とを行う事象も含む。要するに、第1部材21と第2部材22とが互いに異なる極性に帯電するように、第1部材21と第2部材22とが相対的に移動する事象を「摩擦」という。
第1部材21と第2部材22とは、それぞれが球状に形成されているので、第1部材21と第2部材22とが点接触しており、第1部材21と第2部材22との間に空間(隙間)が形成されている。したがって、ケース3内における第1部材21と第2部材22との隙間を通って、ケース3に気流を通過させることを可能とする。
本実施形態の集塵装置10は、上記の集塵フィルタ1と、ダクト11と、気流生成装置4とを備えて構成されている。
ダクト11は、筒状に形成されており、内部に空気を流すことができる流路である。ダクト11は、一方側(図1における左側)に開口部111が設けられており、他方側(図1における右側)に気流生成装置4が配置される。気流生成装置4は、ファンで構成されており、開口部111を介してダクト11内に吸入された空気をダクト11外に排出するように気流を生成する。したがって、気流生成装置4が稼働することによって、ダクト11内には開口部111から気流生成装置4に向かって流れる気流が発生する。図1において、気流生成装置4によって生成される気流の向きを矢印Y1で示す。
集塵フィルタ1は、ダクト11内において開口部111と気流生成装置4との間に設けられる。集塵フィルタ1は、ケース3の入口31aがダクト11の開口部111側、出口31bが気流生成装置4側となるように配置されている。したがって、気流生成装置4によって生成された気流が、集塵フィルタ1を通過する。
上述したように、集塵フィルタ1が備える第1部材21と第2部材22との摩擦により、第1部材21は正極性に帯電し、第2部材22は負極性に帯電している。また、ケース3内において第1部材21と第2部材22との隙間を、気流生成装置4が生成した気流が通過する。したがって、気流が第1部材21と第2部材22との隙間を通過する際に、気流(空気)に含まれる浮遊物がクーロン力(静電気力)によって第1部材21または第2部材22に付着する。これにより、集塵フィルタ1を通過する空気から浮遊物が除去される。
また、気流(空気)に含まれる浮遊物は、正極性または負極性に帯電していることが多い。浮遊物が正極性または負極性に帯電していることによって、クーロン力により浮遊物が第1部材21または第2部材22により付着しやすくなる。集塵フィルタ1は、正極性に帯電した第1部材21と、負極性に帯電した第2部材22とを備えているので、浮遊物が正と負のいずれの極性に帯電している場合であっても、第1部材21または第2部材22に付着させることを可能とする。
さらに、気流が集塵フィルタ1を通過する際に、気流は第1部材21と第2部材22との隙間を蛇行しながら通過する。気流が蛇行する際に、気流に含まれる浮遊物が慣性によって第1部材21または第2部材22に衝突して付着する。これにより、気流の浮遊物をより効率よく除去することを可能とする。
また、本実施形態の集塵フィルタ1は、第1部材21及び第2部材22の表面に浮遊物が付着しているので、例えばHEPAフィルタなどの繊維を用いた従来の集塵フィルタに比べて、集塵した浮遊物を容易に除去することを可能とする。また、本実施形態の集塵フィルタ1は、電子部品、不織布などを用いていないため、ダクト11から取り外して水洗いが可能となる。場合によっては、第1部材21及び第2部材22をケース3から取り出して、第1部材21及び第2部材22を水洗いしてもよい。このように、集塵フィルタ1は、集塵した浮遊物を第1部材21及び第2部材22から容易に除去することが可能となるので、メンテナンス性に優れ、再利用も可能である。
また、第1部材21と第2部材22との隙間は、例えばHEPAフィルタなどの繊維の隙間に比べて大きく、気流の圧力損失が小さい。これにより、集塵フィルタ1は、より多くの気流を集塵フィルタ1に通過させることができ、より多くの浮遊物を除去することを可能とする。また、集塵フィルタ1は、気流の圧力損失が小さいので、小型の気流生成装置4を用いた場合であっても所定風量の気流を集塵フィルタ1に通過させることができ、集塵装置10の小型化を図ることを可能とする。なお、集塵フィルタ1による気流の圧力損失は、ケース3に充填される第1部材21と第2部材22との充填率等によって決まる。第1部材21と第2部材22との充填率は、第1部材21及び第2部材22の大きさ、形状、数などによって容易に調整することができる。
このように、本実施形態の集塵フィルタ1は、複数の第1部材21と、複数の第2部材22と、ケース3とを備える。複数の第1部材21は、粒状に形成されている。複数の第2部材22は、粒状に形成されている。ケース3は、気流の入口31a及び出口31bを有し複数の第1部材21及び複数の第2部材22を収納する。複数の第1部材21と複数の第2部材22とは、互いに異なる材料により構成される。そして、ケース3内において、複数の第1部材21と複数の第2部材22とが互いに接触するように混在している。
上記構成により、集塵フィルタ1は、集塵した浮遊物を第1部材21及び第2部材22から容易に除去することが可能となるのでメンテナンス性に優れ、再利用も可能である。
また、本実施形態の集塵装置10は、集塵フィルタ1と、集塵フィルタ1を通過する気流を生成する気流生成装置4とを備える。上記構成により、集塵装置10は、集塵した浮遊物を除去することができ再利用が可能な集塵フィルタ1を備えるので、メンテナンス性に優れる。
また、複数の第1部材21と複数の第2部材22との摩擦により、複数の第1部材21は正極性に帯電し、複数の第2部材22は負極性に帯電する。上記構成により、空気中の浮遊物をクーロン力によって複数の第1部材21及び複数の第2部材22に効率よく付着させることを可能とする。
また、第1部材21を構成するナイロン、及び第2部材22を構成するポリエチレンは、比較的入手しやすい材料であるため、集塵フィルタ1、及び集塵装置10のコストを削減することを可能とする。
なお、複数の第1部材21の各々は、少なくとも表面側の部分がナイロンにより形成されていればよい。同様に、複数の第2部材22の各々は、少なくとも表面側の部分がポリエチレンにより形成されていればよい。例えば、第1部材21は、表面側がナイロンにより形成され、中心側がナイロンとは異なる材料により形成されていてもよい。また、第2部材22は、表面側がポリエチレンにより形成され、中心側がポリエチレンとは異なる材料により形成されていてもよい。このように構成した場合であっても、第1部材21と第2部材22との摩擦により、第1部材21と第2部材22とが摩擦帯電する。
なお、第1部材21の材料は、ナイロンに限らず、他の材料であってもよい。同様に、第2部材22の材料は、ポリエチレンに限らず、他の材料であってもよい。第1部材21及び第2部材22は、摩擦帯電による対電力を確保するために帯電列(図2参照)が互いに離れた順位であることが好ましい。例えば、第1部材21がガラスにより構成され、第2部材22が塩化ビニル、ポリウレタン、アクリル、ポリエステル、ポリプロピレンなどにより構成されていてもよい。
また、第1部材21と第2部材22との直径は、互いに同じ寸法であってもよいし、互いに異なる寸法であってもよい。また、複数の第1部材21それぞれの直径が、互いに同じ寸法であってもよいし、互いに異なる寸法であってもよい。同様に、複数の第2部材22それぞれの直径が、互いに同じ寸法であってもよいし、互いに異なる寸法であってもよい。
また、第1部材21及び第2部材22それぞれの形状は、球体に限定せず、例えば粒状の回転楕円体、多面体(例えば正十二面体、正二十面体)などで構成されていてもよい。なお、第1部材21及び第2部材22は、ケース3に収納された際に第1部材21と第2部材22との隙間を確保することができるような形状であることが望ましい。
また、ケース3に収納される第1部材21の数と第2部材22の数とは、互いに同数であってもよいし、互いに異なる数であってもよい。
(実施形態2)
本実施形態の集塵装置10Aの概略構成図を図3に示す。本実施形態の集塵装置10Aは、実施形態1の集塵装置10の構成に加えて、加振装置5、制御部6、及び汚れセンサ7を備える。なお、実施形態1の集塵装置10と共通の構成には、共通の符号を付して説明を省略する。
加振装置5は、集塵フィルタ1が有する第1部材21及び第2部材22に振動を加える。具体的には、加振装置5は、例えば振動モータを用いたバイブレータで構成されている。加振装置5は、ダクト11内において集塵フィルタ1と接触するように設けられており、集塵フィルタ1に振動を加える。これにより、第1部材21及び第2部材22が振動する。第1部材21及び第2部材22が振動することによって、ケース3内において第1部材21と第2部材22とが摩擦して摩擦帯電する。なお、加振装置5は、ダクト11の外側においてダクト11と接触するように設けられ、ダクト11を介して集塵フィルタ1に振動を加えるように構成されていてもよい。
汚れセンサ7は、集塵フィルタ1を通過した空気の汚れ度を測定する。具体的には、汚れセンサ7は、ダクト11内において、集塵フィルタ1と気流生成装置4との間に設けられている。汚れセンサ7は、例えば光散乱式のパーティクルセンサで構成されており、集塵フィルタ1を通過した空気の汚れ度を測定する。ここでいう「汚れ度」とは、空気中における浮遊物の濃度(単位体積あたりの浮遊物の量)を示す。そして、汚れセンサ7は、測定結果を制御部6に送信する。
制御部6は、汚れセンサ7の測定結果(汚れ度)に基づいて加振装置5の動作を制御しており、汚れ度が汚れ基準値以上である場合、加振装置5を稼働させる。具体的には、制御部6は、汚れセンサ7の測定結果に基づいて、集塵フィルタ1の集塵能力が所定レベル以上であるかを判断する。集塵フィルタ1の集塵能力は、第1部材21及び第2部材22の帯電量の大きさによって決まる。第1部材21及び第2部材22の帯電量は、第1部材21及び第2部材22への浮遊物の付着、あるいは時間経過などによって低下する。第1部材21及び第2部材22の帯電量の低下によって集塵フィルタ1の集塵能力が低下した場合、集塵フィルタ1を通過した空気の汚れ度が大きくなる。
制御部6は、汚れセンサ7の測定結果(汚れ度)が所定の汚れ基準値以上である場合、集塵フィルタ1の集塵能力が所定レベル以下、言い換えれば第1部材21及び第2部材22の帯電量が所定値以下であると判断する。この場合、制御部6は、加振装置5を稼働させることで、第1部材21及び第2部材22を振動させる。これにより、第1部材21及び第2部材22が摩擦帯電することで、第1部材21及び第2部材22の帯電量が増加し、集塵フィルタ1の集塵能力が回復する。
このように、本実施形態の集塵装置10Aは、集塵フィルタ1の複数の第1部材21及び複数の第2部材22に振動を加える加振装置5を備える。上記構成により、加振装置5が複数の第1部材21及び複数の第2部材22に振動を加えることで、複数の第1部材21及び複数の第2部材22を摩擦帯電させ、集塵フィルタ1の集塵能力を容易に回復させることを可能とする。
さらに、本実施形態の集塵装置10Aは、汚れセンサ7と制御部6とを備える。汚れセンサ7は、集塵フィルタ1を通過した空気の汚れ度を測定する。制御部6は、汚れセンサ7の測定結果に基づいて加振装置5の動作を制御する。そして、制御部6は、汚れ度が汚れ基準値以上である場合、加振装置5を稼働させる。上記構成により、制御部6は、汚れセンサ7の測定結果に基づいて集塵フィルタ1の集塵能力が低下した場合に加振装置5を稼働させる。上記構成により、集塵フィルタ1の集塵能力が低下した際に、加振装置5が稼働するので、集塵フィルタ1の集塵能力を自動的に回復させることを可能とする。
なお、制御部6は、汚れセンサ7の測定結果に関わらず、定期的(例えば1週間ごと)に加振装置5を稼働させて、集塵フィルタ1の集塵能力を定期的に回復させてもよい。
次に、集塵装置10Aの変形例について図4を用いて説明する。本変形例の集塵装置10Bは、汚れセンサ7の代わりに電圧測定部8を備える。
電圧測定部8は、複数の第1部材21のうち少なくとも1つの第1部材21の帯電電位である第1帯電電位、及び複数の第2部材22のうち少なくとも1つの第2部材22の帯電電位である第2帯電電位を測定する。具体的には、電圧測定部8は、例えば静電気測定器で構成されている。そして、電圧測定部8は、複数の第1部材21のうちいずれか任意の1つの第1部材21の表面電位を、第1部材21の帯電電位(第1帯電電位)として測定する。また、電圧測定部8は、複数の第2部材22のうちいずれか任意の1つの第2部材22の表面電位を、第2部材22の帯電電位(第2帯電電位)として測定する。そして、電圧測定部8は、測定結果(第1帯電電位及び第2帯電電位)を制御部6Bに送信する。なお、電圧測定部8は、複数の第1部材21のうち2つ以上の第1部材21の帯電電位の平均を第1帯電電位、複数の第2部材22のうち2つ以上の第2部材22の帯電電位の平均を第2帯電電位として測定してもよい。
本変形例の制御部6Bは、電圧測定部8の測定結果に基づいて加振装置5の動作を制御しており、第1帯電電位と第2帯電電位との差(以降、帯電電位差という)が電圧基準値未満である場合、加振装置5を稼働させる。具体的には、制御部6Bは、帯電電位差に基づいて、集塵フィルタ1の集塵能力が所定レベル以上であるか判断する。帯電電位差は、第1帯電電位と第2帯電電位との差であるので、第1部材21及び第2部材22への浮遊物の付着、あるいは時間経過などによって低下する。
制御部6Bは、帯電電位差が所定の電圧基準値未満である場合、集塵フィルタ1の集塵能力が所定レベル以下であると判断する。この場合、制御部6Bは、加振装置5を稼働させることで、第1部材21及び第2部材22を振動させる。これにより、第1部材21及び第2部材22が摩擦帯電することで、第1部材21及び第2部材22の帯電量が増加し、集塵フィルタ1の集塵能力が回復する。
このように、本変形例の集塵装置10Bは、電圧測定部8と制御部6Bとを備える。電圧測定部8は、複数の第1部材21のうち少なくとも1つの第1部材21の帯電電位である第1帯電電位、及び複数の第2部材22のうち少なくとも1つの第2部材22の帯電電位である第2帯電電位を測定する。制御部6Bは、電圧測定部8の測定結果に基づいて加振装置5の動作を制御する。そして、制御部6Bは、第1帯電電位と第2帯電電位との差が電圧基準値未満である場合、加振装置5を稼働させる。上記構成により、集塵フィルタ1の集塵能力が低下した際に、加振装置5が稼働するので、集塵フィルタ1の集塵能力を自動的に回復させることを可能とする。
なお、電圧測定部8は、1つの第1部材21と1つの第2部材22とのうち、いずれか一方の帯電電位を基準として、他方の帯電電位を測定することで、第1帯電電位と第2帯電電位との差(帯電電位差)を測定するように構成されていてもよい。
また、本実施形態の加振装置5は、振動モータを用いたバイブレータで構成されているが、例えば、第1部材21及び第2部材22に超音波振動を加える超音波振動発生装置で構成されていてもよい。さらには、加振装置5は、気流により第1部材21及び第2部材22に振動を加える構成であってもよい。この場合、加振装置5と気流生成装置4とを兼用することができ、風速の大きさなどを切り替えることで、集塵用の気流と加振用の気流とを切り替えてもよい。
また、加振装置5は、第1部材21と第2部材22とを摩擦帯電させるための振動とは異なる振動パターンの振動を第1部材21及び第2部材22に加えることで、第1部材21及び第2部材22に付着した浮遊物を振るい落とすように構成してもよい。例えば、加振装置5は、第1部材21および第2部材22を摩擦帯電させるための振動よりも振幅の大きな振動、あるいは第1部材21と第2部材22とに大きな衝撃を間欠的に与えるような振動を、第1部材21及び第2部材22に加えて浮遊物を振るい落とす。これにより、集塵装置10A,10Bは、第1部材21及び第2部材22に付着した浮遊物を容易に除去することを可能とする。なお、振るい落とされた浮遊物は、ダクト11の外側に設けられたダストボックスに集められることが好ましい。
また、気流を用いた逆洗により、第1部材21及び第2部材22に付着した浮遊物を除去するように構成してもよい。例えば、気流生成装置4を用いて、集塵時とは逆向きの気流を集塵フィルタ1に通過させる。このとき、集塵時とは異なる気流パターン(例えば、第1部材21及び第2部材22に風速の大きな風を間欠的あるいは連続的に与えるような気流パターン)であることが好ましい。これにより、集塵装置10A,10Bは、第1部材21及び第2部材22に付着した浮遊物が吹き飛ばされるので、第1部材21及び第2部材22に付着した浮遊物を容易に除去することを可能とする。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
1 集塵フィルタ
10,10A,10B 集塵装置
21 第1部材
22 第2部材
3 ケース
31a 入口
31b 出口
4 気流生成装置
5 加振装置
6,6B 制御部
7 汚れセンサ
8 電圧測定部

Claims (8)

  1. 粒状に形成された複数の第1部材と、
    粒状に形成された複数の第2部材と、
    気流の入口及び出口を有し、前記複数の第1部材及び前記複数の第2部材を収納するケースとを備え、
    前記複数の第1部材と前記複数の第2部材とは、互いに異なる材料により構成され、
    前記ケース内において、前記複数の第1部材と前記複数の第2部材とが互いに接触するように混在している
    ことを特徴とする集塵フィルタ。
  2. 前記複数の第1部材と前記複数の第2部材との摩擦により、前記複数の第1部材は正極性に帯電し、前記複数の第2部材は負極性に帯電する
    ことを特徴とする請求項1記載の集塵フィルタ。
  3. 前記複数の第1部材の各々は、少なくとも表面側の部分がナイロンにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の集塵フィルタ。
  4. 前記複数の第2部材の各々は、少なくとも表面側の部分がポリエチレンにより形成されている
    ことを特徴する請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の集塵フィルタ。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の集塵フィルタと、
    前記集塵フィルタを通過する気流を生成する気流生成装置とを備える
    ことを特徴とする集塵装置。
  6. 前記集塵フィルタの前記複数の第1部材及び前記複数の第2部材に振動を加える加振装置をさらに備える
    ことを特徴とする請求項5記載の集塵装置。
  7. 前記集塵フィルタを通過した空気の汚れ度を測定する汚れセンサと、
    前記汚れセンサの測定結果に基づいて前記加振装置の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記汚れ度が汚れ基準値以上である場合、前記加振装置を稼働させる
    ことを特徴とする請求項6記載の集塵装置。
  8. 前記複数の第1部材のうち少なくとも1つの第1部材の帯電電位である第1帯電電位、及び前記複数の第2部材のうち少なくとも1つの第2部材の帯電電位である第2帯電電位を測定する電圧測定部と、
    前記電圧測定部の測定結果に基づいて前記加振装置の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1帯電電位と前記第2帯電電位との差が電圧基準値未満である場合、前記加振装置を稼働させる
    ことを特徴とする請求項6記載の集塵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200112114A (ko) * 2019-03-21 2020-10-05 (주)프라즈마 사이언스 대전된 흡착볼을 이용한 미세먼지 정화장치

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