JP2016208297A - エコーキャンセラ制御装置、ゲートウェイ装置、エコーキャンセラ制御方法、及び、エコーキャンセラ制御プログラム - Google Patents

エコーキャンセラ制御装置、ゲートウェイ装置、エコーキャンセラ制御方法、及び、エコーキャンセラ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入力された音声信号がシングルトーク(ST)音声信号であるかダブルトーク(DT)音声信号であるか否かを判定した結果に応じて動作するエコーキャンセラ装置の誤動作を防止することにより、高品質な音声通話サービスを提供する。【解決手段】本願発明のエコーキャンセラ制御装置300は、通信端末装置31から通信端末装置32に送信された信号として入力された第1の音声信号が、DT音声信号であるか、ST音声信号であるのかを判定基準311に基づいて判定し、その判定結果に応じて、第1の音声信号からエコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置310に対して、第2の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定する測定部301と、測定部301による測定結果に基づいて、判定基準311を補正する補正手段と、を備える。【選択図】 図4

Description

本願発明は、通信端末装置同士で送受信する音声信号から、当該音声信号から発生したエコー音声信号を除去する制御技術に関する。
インターネット等の通信ネットワークが高度に発達した現代社会では、VoIP(Voice over Internet Protocol)等の技術を使用した音声通話が急速に普及している。このような音声通話において、例えば、アナログ固定電話をVoIPゲートウェイ装置を介してIP(Internet Protocol)網に接続する場合、2線式回路と4線式回路とを変換するハイブリッド回路においてエコーが発生することによって、音声通話の品質が低下することがある。
このような音声通話の品質を回避するために、一般的なVoIPゲートウェイ装置は、エコーを除去するエコーキャンセラ機能を搭載している。このようなVoIPゲートウェイ装置を備えたシステムの一例を図6に示す。図6に示す技術は、例えば非特許文献1に記載されている。
図6に示すVoIPネットワーク2は、通信端末装置11及び12、及び、VoIPゲートウェイ装置20を備えている。通信端末装置11及び12は、例えば電話機である。通信端末装置11は、アナログ加入回線を介してVoIPゲートウェイ装置20に通信可能に接続されている。通信端末装置12は、IP網13を介して、VoIPゲートウェイ装置20に通信可能に接続されている。すなわち、通信端末装置11及び12は、アナログ加入回線とIP網13とを接続するVoIPゲートウェイ装置20を介して、音声信号を送受信する。
VoIPゲートウェイ装置20は、エコーキャンセラ装置210、ハイブリッド回路120、及び、パケット処理回路130を備えている。通信端末装置12から通信端末装置11に対して送信された音声信号は、パケット処理回路130において音声伸長処理等の処理をされたのち、エコーキャンセラ装置210における受信入力(Rin)及び受信出力(Rout)、及び、ハイブリッド回路120を経て、通信端末装置11に入力される。このとき、Routから出力された音声信号が、ハイブリッド回路120において、エコーキャンセラ装置210における送信入力(Sin)に回り込むことによって、エコー音声信号が発生することがある。このエコー音声信号がエコーキャンセラ装置210における送信出力(Sout)を経て通信端末装置12に入力されることが、音声通話の品質が低下する原因となる。
エコーキャンセラ装置210は、このエコー音声信号を除去する機能を備える。エコーキャンセラ装置210は、EE(Echo Estimator)111、NLP(Non-Linear Processing)113、及び、CNG(Comfort Noise Generator)115を備えている。EE111は、エコー音声信号と特性が同様である疑似エコー信号を生成する。エコーキャンセラ装置210は、信号加算部112を使用して、エコー音声信号から疑似エコー信号を減算する。NLP113は、エコー音声信号から疑似エコー信号を減算した残留エコー信号を除去する。この際、NLP113は背景雑音信号も除去してしまうので、ユーザBが通信端末装置12から聞く音声が不自然となる。CNG115は、背景雑音信号と特性が同様である疑似雑音信号を生成する。エコーキャンセラ装置210は、信号加算部116を使用して、NLP113から出力された信号に疑似雑音信号を加算した信号を生成することによって、背景雑音が途切れることを回避し、生成した当該信号をSoutから出力する。エコーキャンセラ装置210は、このように動作することによって、音声通話の品質が低下することを防止する。
このようなエコーキャンセラに関連する技術の一例として、特許文献1には、受信した信号から推定したエコーを除去するフィルタを備え、受信した信号の大きさと送信した信号の大きさとの差分が閾値より大きい場合、呼出音を検出したと判定するエコーキャンセラが開示されている。このエコーキャンセラは、エコーを除去した受信した信号について、呼出音を検出した際に、呼出段階が経過したと判定するまで受信した信号を遮断し、受信した信号をローカル側にて生成した呼出音に置き換える。
また、特許文献2には、エコーリターンロス(ERL)を測定するERL測定器、受信出力信号及び送信入力信号の周波数成分を分析する周波数分析器、エコーパスにおいて歪みが起きているか否かを測定する歪み測定器、及び、受信入力信号のゲインを調整するゲイン調整器を備えたエコーキャンセラが開示されている。このエコーキャンセラでは、歪み測定器による測定結果に基づき、ゲイン調整器がゲインの調整を行う。
また、特許文献3には、受信部、入力部、スピーカ、マイク、及び、判定部と、を備えた通話判定装置が開示されている。受信部は、遠端側の通話状態を示す遠端側判定情報を受信する。入力部は、遠端側から放音信号を入力する。スピーカは、入力部に入力された放音信号を放音する。マイクは、近端側の音声を収音した収音信号を出力する。判定部は、収音信号と放音信号とに基づいて近端側の通話状態を予備判定し近端側の通話状態を示す近端側判定情報を生成する。この通話判定装置では、判定部が、遠端側判定情報と、近端側判定情報と、に基づいて、近端側の通話状態(遠端側シングルトーク、近端側シングルトーク、ダブルトーク、無音)を決定する。
また、特許文献4には、エコー経路の遅延の影響を受けない打消量から必要最小限の挿入ロスを求めて残留エコーを抑圧し、話頭切れの影響が少ないスイッチングを行えるようにしたエコーキャンセラが開示されている。このエコーキャンセラでは、ダブルトークであることの判定を、エコーキャンセル手段とは独立して、非線形プロセッサが行うようにする。これにより、このエコーキャンセラでは、打消量が上限付近まで収束することによってエコーキャンセル手段によるダブルト−ク/シングルト−クの判定が頻繁に変化した場合でも、非線形プロセッサが安定して動作する。
特表2013-538478号公報 特開2009-130377号公報 特開2008-060938号公報 特開平09-148966号公報
"エコーキャンセラーの仕組みとNLPによる音切れについて"、[online]、2014年6月5日、シスコサポートコミュニティ、[2015年4月9日検索]、インターネット<URL:https://supportforums.cisco.com/ja/document/12184766>
図6に示すエコーキャンセラ装置210が備えるNLP113は、ST(シングルトーク)/DT(ダブルトーク)判定部214により、動作するか否かを制御される。ST/DT判定部214は、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、シングルトークである状態から発生したシングルトーク音声信号であるのか、ダブルトークである状態から発生したかダブルトーク音声信号であるのかを判定する。ここでシングルトークとは、図6に示す通信端末装置11を使用するユーザA、及び、通信端末装置12を使用するユーザBのいずれか一方が音声を発した状態のことである。これに対し、ダブルトークとは、ユーザA及びユーザBが両方とも音声を発した状態のことである。
エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、ユーザBによるシングルトーク音声信号である場合、図6に示すSinに入力される信号は、通信端末装置12から送信された音声信号に起因して発生したエコー音声信号を含むが、通信端末装置11から送信された音声信号は含まない。この場合、NLP113が動作することによりエコー音声信号が除去され、エコーキャンセラ装置210は、音声通話の品質が低下することを防止できる。
これに対して、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、ユーザA及びBによるダブルトーク音声信号である場合、図6に示すSinに入力される信号は、通信端末装置12から送信された音声信号から発生したエコー音声信号に加えて、通信端末装置11から送信された音声信号も含む。この場合に、もしNLP113が動作すると、エコー音声信号に加えて、通信端末装置11から送信された音声信号も除去されるので、通信端末装置11から通信端末装置12に送信された音声信号が途切れることになる。したがって、ST/DT判定部214は、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、シングルトーク音声信号であると判定した場合のみ、NLP113が動作するように制御する。
ST/DT判定部214が上述した通りにNLP113を制御する場合における、NLP113の動作特性を図7に例示する。図7に例示するグラフにおいて、縦軸は、NLP113へ入力される信号の大きさを示している。横軸は、図6に示すRinに入力される信号の大きさ(LRin)を示している。縦軸、横軸とも、単位はデシベル(dB)とする。
エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、ST/DT判定部214によってシングルトーク音声信号であると判定された場合、図7に例示するグラフにおいて、NLP113へ入力される信号の大きさとLRinにより示される座標が、NLP113に関するON/OFF閾値を示す直線の右側にある場合、NLP113は動作する。
エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、ST/DT判定部214によってダブルトーク音声信号であると判定された場合、図7に例示するグラフにおいて、NLP113へ入力される信号の大きさとLRinにより示される座標が、NLP113に関するON/OFF閾値を示す直線の右側にある場合であっても、NLP113は動作を行わない。
ST/DT判定部214は、LRinと、図6に示すSinに入力される信号の大きさ(LSin)が、所定のST/DT判定基準を満たすか否かを判定することによって、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号が、シングルトーク音声信号であるかダブルトーク音声信号であるかを判定する。
エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がシングルトーク音声信号である場合における、LRin、LSin、及び、ST/DT判定基準との関係を図8に例示する。図8に示す通り、LRinは、ユーザBにより通信端末装置12から送信されたユーザB音声信号の大きさである。LSinは、ユーザB音声信号に起因して発生したエコーであるユーザBエコー音声信号の大きさである。図8に示すERL(Echo Return Loss)は、音声信号と当該音声信号に起因して発生したエコー音声信号との差分である。図8に示すαは、ST/DT判定部214が使用するST/DT判定基準を示すパラメータである。ST/DT判定部214は、「LRin−α」が示す値を、LSinに対するST/DT判定閾値として使用する。すなわち、ST/DT判定部214は、LSinが「LRin−α」より大きい場合、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がダブルトーク音声信号であると判定し、LSinが「LRin−α」以下である場合、当該音声信号がシングルトーク音声信号であると判定する。 αとして、一般的には6dB未満の固定値が設定される。
エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がダブルトーク音声信号である場合における、LRin、LSin、及び、ST/DT判定基準との関係を示す第1の例を図9に示す。図9に示す通り、LSinは、ユーザB音声信号に起因して発生したエコーであるユーザBエコー音声信号と、ユーザAにより通信端末装置11から送信されたユーザA音声信号とを加算した信号の大きさである。図9に示す通り、この場合、LSinが「LRin−α」より大きくなるので、ST/DT判定部214は、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がダブルトーク音声信号であることを正しく判定する。
エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がダブルトーク音声信号である場合における、LRin、LSin、及び、ST/DT判定基準との関係を示す第2の例を図10に示す。図10に示す例では、図8及び図9に示す例と比較して、ERLの値が大きくなっている。これは、図10に例示する特性を備えるVoIPネットワーク2におけるアナログ加入回線の線長等を含む伝送路の特性が、図8及び図9に例示する特性を備えるVoIPネットワーク2とは、大きく異なるからである。図10に示す通り、この場合、LSinが「LRin−α」以下となるので、ST/DT判定部214は、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がシングルトーク音声信号であると誤判定する。したがって、この場合、エコーキャンセラ装置210に入力された音声信号がダブルトーク音声信号であるにもかかわらず、NLP113が動作するので、通信端末装置11から通信端末装置12に送信された音声信号が途切れることになり、音声通話の品質が低下する。
このように、ERLの値がアナログ加入回線の線長等を含む伝送路の特性によって大きく変動する可能性があるにもかかわらず、一般的なエコーキャンセラ装置では、パラメータαが固定値として設定されているので、上述した通り、音声通話の品質が低下するという問題がある。特許文献1乃至4、及び、非特許文献1に記載された技術では、この問題を解決することは困難である。
本願発明の主たる目的は、この問題を解決した、エコーキャンセラ制御装置等を提供することである。
本願発明の一態様に係るエコーキャンセラ制御装置は、第一の通信端末装置から第二の通信端末装置に送信された信号として入力された第一の音声信号が、前記第二の通信端末装置から前記第一の通信端末装置に送信された第二の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて前記第一の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第三の音声信号を含むダブルトーク音声信号であるか、前記第三の音声信号を含まないシングルトーク音声信号であるのかを判定基準に基づいて判定し、その判定結果に応じて、前記第一の音声信号から前記エコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置に対して、前記第二の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、前記入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定する測定手段と、前記測定手段による測定結果に基づいて、前記判定基準を補正する補正手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係るエコーキャンセラ制御方法は、第一の通信端末装置から第二の通信端末装置に送信された信号として入力された第一の音声信号が、前記第二の通信端末装置から前記第一の通信端末装置に送信された第二の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて前記第一の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第三の音声信号を含むダブルトーク音声信号であるか、前記第三の音声信号を含まないシングルトーク音声信号であるのかを判定基準に基づいて判定し、その判定結果に応じて、前記第一の音声信号から前記エコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置に対して、前記第二の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、前記入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定し、その測定結果に基づいて、前記判定基準を補正する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係るエコーキャンセラ制御プログラムは、第一の通信端末装置から第二の通信端末装置に送信された信号として入力された第一の音声信号が、前記第二の通信端末装置から前記第一の通信端末装置に送信された第二の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて前記第一の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第三の音声信号を含むダブルトーク音声信号であるか、前記第三の音声信号を含まないシングルトーク音声信号であるのかを判定基準に基づいて判定し、その判定結果に応じて、前記第一の音声信号から前記エコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置に対して、前記第二の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、前記入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定する測定処理と、前記測定処理による測定結果に基づいて、前記判定基準を補正する補正処理と、をコンピュータに実行させる。
更に、本発明は、係るエコーキャンセラ制御プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、入力された音声信号がシングルトーク音声信号であるかダブルトーク信号であるかを判定した結果に応じて動作するエコーキャンセラ装置の誤動作を防止することにより、高品質な音声通話サービスを提供することを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係るVoIPネットワーク1の構成を示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係るエコーキャンセラ装置110への入力信号がダブルトーク音声信号である場合における、エコーキャンセラ装置110への入力信号と、判定基準との関係を示す図(図10と同様のケースにおいて、エコーキャンセラ制御装置100がST/DT判定閾値を補正した後)である。 本願発明の第1の実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置300の構成を示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置が備える機能を実現するエコーキャンセラ制御プログラムを実行可能な情報処理装置の構成を示すブロック図である。 一般的なVoIPネットワーク2の構成を示すブロック図である。 一般的なVoIPネットワーク2が備えるNLP113の動作特性を例示する図である。 エコーキャンセラ装置210への入力信号がシングルトーク音声信号である場合における、エコーキャンセラ装置210への入力信号と、判定基準との関係を例示する図である。 エコーキャンセラ装置210への入力信号がダブルトーク音声信号である場合における、エコーキャンセラ装置210への入力信号と、判定基準との関係を示す第1の例を示す図である。 エコーキャンセラ装置210への入力信号がダブルトーク音声信号である場合における、エコーキャンセラ装置210への入力信号と、判定基準との関係を示す第2の例を示す図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るVoIPネットワーク1の構成を概念的に示すブロック図である。以下の説明では、図6に示す一般的なVoIPネットワーク2と同様に動作する構成については、VoIPネットワーク2と同じ番号を付与することにより、説明を省略する。
本実施形態に係るVoIPネットワーク1は、VoIPゲートウェイ装置10、通信端末装置11及び12を備えている。通信端末装置11及び12は、アナログ加入回線とIP網13とを接続するVoIPゲートウェイ装置10を介して、音声信号を送受信する。
VoIPゲートウェイ装置10は、エコーキャンセラ制御装置100、エコーキャンセラ装置110、ハイブリッド回路120、及び、パケット処理回路130を備えている。すなわち、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10は、図6に示すVoIPゲートウェイ装置20に、エコーキャンセラ制御装置100が追加された構成を備えている。
エコーキャンセラ制御装置100は、測定部101、補正部102、及び、生成部103を備えている。測定部101、補正部102、及び、生成部103は、電子回路の場合もあれば、コンピュータプログラムとそのコンピュータプログラムに従って動作するプロセッサによって実現される場合もある。
エコーキャンセラ制御装置100は、通信端末装置11及び12間で、呼発信処理あるいは呼着信処理が開始されたことを検知し、その検知を契機として動作を開始する。例えば、本実施形態に係るVoIPネットワーク1がSIP(Session Initiation Protocol)を使用したシステムである場合、エコーキャンセラ制御装置100は、SIPサーバ(図示せず)から、呼発信処理あるいは呼着信処理が開始されたことを示す信号を受信したことを契機として、動作を開始する。
生成部103は、測定部101がERLの値を算出する際に測定する入力測定信号IMSを生成し、生成した入力測定信号IMSを、測定部101、及び、エコーキャンセラ装置110へ入力する。
測定部101は、生成部103から入力された入力測定信号IMSの大きさを測定する。測定部101は、生成部103からエコーキャンセラ装置110へ入力された入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号EIMSの大きさであるLSinを測定する。このエコー入力測定信号EIMSは、入力測定信号IMSがエコーキャンセラ装置110におけるRoutからハイブリッド回路120へ入力されたときに発生して、ハイブリッド回路120からSinに入力された信号である。
測定部101は、測定した、入力測定信号IMSの大きさとエコー入力測定信号EIMSの大きさとの差分を、開始される音声通話に関するERLとして算出する。測定部101は、算出したERLの値を補正部102に入力する。
補正部102は、測定部101から入力されたERLの値に基づいて、エコーキャンセラ装置110がST/DT判定基準として使用するパラメータαの値を補正する。補正部102は、αの値を、「ERL−LSinA<α<ERL」を満たす値に設定する。ここで「LSinA」は、システム管理者等によって事前に設定された任意の自然数である。補正部102は、補正したαの値をエコーキャンセラ装置110に入力する。
エコーキャンセラ装置110は、EE111、信号加算部112、NLP113、ST/DT判定部114、CNG115、信号加算部116、及び、信号加算部117を備えている。EE111、信号加算部112、NLP113、CNG115、及び、信号加算部116の機能は、図6に示す一般的なVoIPネットワーク2について説明した通りである。
信号加算部117は、エコーキャンセラ制御装置100における生成部103から入力された入力測定信号IMSを、Rinから入力された信号として、エコーキャンセラ装置110における信号伝送経路に入力する。信号加算部117は、入力測定信号IMSを当該信号伝送経路に入力している間は、Rinから入力される信号を一時遮断する。
ST/DT判定部114は、図6に示すVoIPネットワーク2におけるST/DT判定部214と同様に、シングルトーク/ダブルトークに関する判定を行い、その判定結果に基づいて、NLP113を制御する。ST/DT判定部114は、この際、判定基準として使用するパラメータαの値として、エコーキャンセラ制御装置100における補正部102から入力された、補正されたαの値を使用する。
本実施形態に係るエコーキャンセラ装置110に対して、図10に示す音声信号と同様の音声信号が入力された場合における、LRin、LSin、及び、ST/DT判定基準との関係を示す例を図2に示す。図2に示す例では、エコーキャンセラ制御装置100によって、パラメータαの値が、図10に示すαの値よりも大きな値に補正されている。これにより、ST/DT判定部114は、エコーキャンセラ装置110に入力された音声信号がダブルトーク音声信号であることを正しく判定する。
エコーキャンセラ制御装置100、及び、エコーキャンセラ装置110は、上述した処理を、VoIPネットワーク1が音声通話を開始するまでに所定のプロトコルを実行する処理と並行して、もしくは疑似並行処理によって実行する。
次に図3のフローチャートを参照して、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10の動作(処理)について詳細に説明する。
エコーキャンセラ制御装置100は、SIPサーバから、呼発信処理あるいは呼着信処理が開始されたことを示す信号を受信する(ステップS101)。生成部103は、入力測定信号IMSを生成し、測定部101、及び、信号加算部117へ入力する(ステップS102)。信号加算部117は、入力測定信号IMSを、Rinから入力された音声信号として、エコーキャンセラ装置110における信号伝送経路に入力する(ステップS103)。
測定部101は、生成部103から入力された入力測定信号IMSの大きさと、Sinに入力された入力測定信号IMSに起因して発生したエコー入力測定信号EIMSの大きさを測定し、測定結果を補正部102へ入力する(ステップS104)。補正部102は、測定部101から入力された測定結果に基づき、ST/DT判定基準を補正する(ステップS105)エコーキャンセラ装置110は、補正部102によって補正されたST/DT判定基準を使用して、エコー音声信号を除去する処理を開始し(ステップS106)、全体の処理は終了する。
本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10は、入力された音声信号がシングルトーク音声信号であるかダブルトーク信号であるかを判定した結果に応じて動作するエコーキャンセラ装置110の誤動作を防止することにより、高品質な音声通話サービスを提供することができる。その理由は、測定部101が、エコーキャンセラ装置110に入力された入力測定信号IMSの大きさと、当該入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号EIMSの大きさとを測定し、補正部102が、エコーキャンセラ装置110が入力された音声信号がシングルトーク音声信号であると判定する際に使用する判定基準を、測定部101による測定結果に基づいて補正するからである。
一般的なVoIPゲートウェイ装置等に搭載されるエコーキャンセラ装置は、入力された音声信号の大きさを測定し、当該音声信号が、シングルトーク音声信号であるのかダブルトーク音声信号であるのかを、ST/DT判定基準に基づいて判定する。当該エコーキャンセラ装置は、当該音声信号が、シングルトーク音声信号であるか否かを判定した結果に応じて、エコー音声信号を除去する処理を行う。これにより、係る一般的なエコーキャンセラ装置は、通話相手からの音声信号を含むダブルトーク信号に対してエコー音声信号を除去する処理を行うことによって、通話相手からの音声信号も誤って除去することを回避する。
このST/DT判定基準は、通常、一般的なERLの値に基づき、ERLの値が通話環境に応じて多少変動することも想定した固定値として設定されている。しかしながら、ERLの値は、アナログ加入回線の線長等を含む伝送路の特性によって想定以上に大きく変動する可能性がある。この場合、エコーキャンセラ装置は、ダブルトーク信号をシングルトーク信号と誤判定することによって、ダブルトーク信号に対してエコー音声信号を除去する処理を行った結果、音声通話サービスの品質が低下する虞がある。
これに対して、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10によれば、測定部101は、エコーキャンセラ装置110に入力された音声信号の大きさを測定することによって、当該入力信号に関するERLの値を算出する。補正部102は、測定部101が算出したERLの値に基づいて、エコーキャンセラ装置110が使用するST/DT判定基準を補正する。これにより、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10は、エコーキャンセラ装置110が誤動作することを防止できるので、高品質な音声通話サービスを提供することができる。
また、本実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置100は、例えばSIPサーバから、呼発信処理あるいは呼着信処理が開始されたことを示す信号を受信したことを契機として、その都度、ST/DT判定基準を補正する処理を行う。したがって、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10は、音声通話ごとに異なる、アナログ加入回線の線長等を含む伝送路の特性をふまえて、ST/DT判定基準を補正する処理を行うので、高品質な音声通話サービスを確実に提供することができる。
また、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10では、生成部103が入力測定信号IMSを生成し、測定部101及び補正部102は、生成された入力測定信号IMSを使用してST/DT判定基準を補正する処理を行う。すなわち、エコーキャンセラ制御装置100は、通信端末装置11及び12が送受信する、実際の音声信号を使用せずに、ST/DT判定基準を補正する処理を行うことができる。これにより、本実施形態に係るVoIPゲートウェイ装置10は、通信端末装置11及び12の間で音声通話が開始される前に、ST/DT判定基準を補正する処理を完了できるので、高品質な音声通話サービスを確実に提供することができる。尚、コストを低減するために、エコーキャンセラ制御装置100が生成部103を備えず、測定部101及び補正部102が、通信端末装置11及び12が送受信する実際の音声信号を使用してST/DT判定基準を補正する処理を行ってもよい。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置300の構成を概念的に示すブロック図である。
本実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置300は、エコーキャンセラ装置310を制御する。エコーキャンセラ装置310は、第1の通信端末装置31から第2の通信端末装置32に送信された信号として入力された第1の音声信号が、ダブルトーク音声信号であるか、シングルトーク音声信号であるのかを判定基準311に基づいて判定する。
ダブルトーク音声信号とは、第2の通信端末装置32から第1の通信端末装置31に送信された第2の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて第1の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第3の音声信号を含む信号である。シングルトーク音声信号とは、第3の音声信号を含まない信号である。
エコーキャンセラ装置310は、第1の音声信号がシングルトーク音声信号であるかダブルトーク信号であるかを判定した結果に応じて、第1の音声信号からエコー音声信号を除去する処理を行う。
本実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置300は、測定部301、及び、補正部302を備えている。
測定部301は、第2の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定する。
補正部302は、測定部301による測定結果に基づいて、判定基準311を補正する。
本実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置300は、入力された音声信号がシングルトーク音声信号である場合に動作するエコーキャンセラ装置310の誤動作を防止することにより、高品質な音声通話サービスを提供することができる。その理由は、測定部301が、エコーキャンセラ装置310に入力された入力測定信号の大きさと、当該入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさとを測定し、補正部302が、エコーキャンセラ装置310が入力された音声信号がシングルトーク音声信号であると判定する際に使用する判定基準311を、測定部301による測定結果に基づいて補正するからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図4に示したエコーキャンセラ制御装置100及び300は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、エコーキャンセラ制御装置100及び300は、汎用のHWにソフトウェアプログラムを実行させることによっても実現可能である。この場合のハードウェア環境の一例を、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の各実施形態に係るエコーキャンセラ制御装置100及び300が備える機能を実現するエコーキャンセラ制御プログラムを実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図5は、図1に示したエコーキャンセラ制御装置100、及び、図4に示したエコーキャンセラ制御装置300を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図5に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・外部装置との通信インタフェース905、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909、
情報処理装置900は、これらの構成がバス906(通信線)を介して接続された一般的なコンピュータである。
そして、上述した実施形態を例に説明した本発明は、図5に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図4)における、エコーキャンセラ制御装置100及び300、或いはフローチャート(図3)の機能である。本発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)またはハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 VoIPネットワーク
10 VoIPゲートウェイ装置
100 エコーキャンセラ制御装置
101 測定部
102 補正部
103 生成部
110 エコーキャンセラ装置
111 EE
112 信号加算部
113 NLP
114 ST/DT判定部
115 CNG
116 信号加算部
117 信号加算部
120 ハイブリッド回路
130 パケット処理回路
11及び12 通信端末装置
13 IP網
2 VoIPネットワーク
20 VoIPゲートウェイ装置
210 エコーキャンセラ装置
214 ST/DT判定部
300 エコーキャンセラ制御装置
301 測定部
302 補正部
310 エコーキャンセラ装置
311 判定基準
31 第1の通信端末装置
32 第2の通信端末装置
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (10)

  1. 第一の通信端末装置から第二の通信端末装置に送信された信号として入力された第一の音声信号が、前記第二の通信端末装置から前記第一の通信端末装置に送信された第二の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて前記第一の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第三の音声信号を含むダブルトーク音声信号であるか、前記第三の音声信号を含まないシングルトーク音声信号であるのかを判定基準に基づいて判定し、その判定結果に応じて、前記第一の音声信号から前記エコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置に対して、前記第二の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、前記入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果に基づいて、前記判定基準を補正する補正手段と、
    を備えるエコーキャンセラ制御装置。
  2. 前記入力測定信号を生成し、生成した前記入力測定信号を前記エコーキャンセラ装置に入力する生成手段
    をさらに備える、請求項1に記載のエコーキャンセラ制御装置。
  3. 前記補正手段は、前記判定基準が前記第一及び第二の音声信号の差分に関するパラメータを含む場合に、前記パラメータの値を補正する、
    請求項1または2に記載のエコーキャンセラ制御装置。
  4. 前記補正手段は、前記パラメータを、前記入力測定信号の大きさと前記エコー入力測定信号の大きさとの差分である差分測定値よりも小さく、かつ、前記差分測定値から所定の値を減算した値よりも大きい値に補正する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエコーキャンセラ制御装置。
  5. 前記測定手段は、前記第一及び第二の通信端末の間で、呼発信処理あるいは呼着信処理が開始されたことを検知したときに、前記入力測定信号及び前記エコー入力測定信号の大きさを測定することを開始する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエコーキャンセラ制御装置。
  6. 前記補正手段は、前記第一及び第二の通信端末の間で音声通話が開始される前に、前記判定基準を補正する処理を完了する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエコーキャンセラ制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエコーキャンセラ制御装置と、
    前記エコーキャンセラ装置と、
    を備えるゲートウェイ装置。
  8. 情報処理装置によって、
    第一の通信端末装置から第二の通信端末装置に送信された信号として入力された第一の音声信号が、前記第二の通信端末装置から前記第一の通信端末装置に送信された第二の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて前記第一の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第三の音声信号を含むダブルトーク音声信号であるか、前記第三の音声信号を含まないシングルトーク音声信号であるのかを判定基準に基づいて判定し、その判定結果に応じて、前記第一の音声信号から前記エコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置に対して、前記第二の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、前記入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定し、
    その測定結果に基づいて、前記判定基準を補正する、
    エコーキャンセラ制御方法。
  9. 前記入力測定信号を生成し、生成した前記入力測定信号を前記エコーキャンセラ装置に入力する、
    請求項8に記載のエコーキャンセラ制御方法。
  10. 第一の通信端末装置から第二の通信端末装置に送信された信号として入力された第一の音声信号が、前記第二の通信端末装置から前記第一の通信端末装置に送信された第二の音声信号に起因して発生したエコー音声信号に加えて前記第一の通信端末装置に入力された音声を基に生成された第三の音声信号を含むダブルトーク音声信号であるか、前記第三の音声信号を含まないシングルトーク音声信号であるのかを判定基準に基づいて判定し、その判定結果に応じて、前記第一の音声信号から前記エコー音声信号を除去する処理を行うエコーキャンセラ装置に対して、前記第二の音声信号として入力された入力測定信号の大きさと、前記入力測定信号に起因して発生したエコー入力測定信号の大きさと、を測定する測定処理と、
    前記測定処理による測定結果に基づいて、前記判定基準を補正する補正処理と、
    をコンピュータに実行させるエコーキャンセラ制御プログラム。
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