JP2016207612A - コネクタ、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの多極化及び小型化を可能にするともに実装端子の半田剥離を防止し、かつ信号品質の低下や外部へのノイズ輻射の発生を抑制する。
【解決手段】コネクタは、配線基板105、及び配線基板105に固定され、プラグ110が挿入されるコネクタシェル104を有する。配線基板105は、外部機器と通信を行う差動信号線、電源信号線及びグランド信号線がそれぞれ配線され、プラグの対応する端子が電気的に接触する複数のコネクタ端子部106,107,105b,105cと、コネクタの背面側に設けられ、電子機器の基板103に実装されて電気的に接続される複数の実装端子が格子状に配置された実装端子部108と、を備える。実装端子部108の配線基板105の幅方向の両側には、それぞれ実装端子部108が実装される電子機器の基板103の実装ランド部を補強する補強端子104bが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置、スマートフォンやタブレット等の携帯端末等を含む電子機器と外部機器を接続するコネクタ、及びコネクタを備える電子機器に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の電子機器では、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)コネクタやUSB(Universal serial Bus)コネクタ等のインタフェイスコネクタが実装されたものがある。USBコネクタには、小型のmini−Bコネクタやmini−Aコネクタ等がある。
また、インタフェイスコネクタのデータの伝送方式としては、差動信号を用いたLVDS(Low voltage Differential signaling)やUSB規格等がある。LVDSは、回路やプロトコルを比較的自由に設計できる高速(数百MBPS)の伝送規格であり、USBの信号線には、信号ラインのD+、D−と電源ラインのVBUS、GNDがある。
信号ラインは、差動信号を伝送するものであり、一つの信号の伝送に二本の信号線を用いて、その電位差で信号を伝送する。さらに、USB On−The−Goで使用するID信号を有するものがある。差動伝送路では、対となる差動伝送路の特性インピーダンスを規格により定められた値で均一にする必要がある。
ところで、電子機器の小型化に伴ってインタフェイスコネクタも小型化されており、USBコネクタとHDMIコネクタをひとつのコネクタにまとめた複合コネクタなども利用されている。複合コネクタでは、差動信号などの配線を考慮してピン配置の並べ替えが行われている。
従来においては、コネクタの圧入端子の先端に半田ボールをつけてコネクタの小型化を可能した技術が提案されている。この提案では、実装端子を金属リードで形成し、リードを撓ませることで、プラグの挿抜時に加わる外力により基板実装部分に発生する応力を逃がして半田が剥離するのを防止している。
特開平10−284192号公報
しかし、上記特許文献1では、実装端子を金属リードで形成し、リードを撓ませることで前述した応力を逃がす構造であるため、コネクタの多極化や小型化が困難になってしまう。また、LVDSやUSB等のインピーダンスコントロールが必要とされる信号線では、ケーブルとの接続時にコネクタ端子部でインピーダンスが乱れることで信号品質の低下や外部へのノイズ輻射が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、多極化及び小型化を可能にするともに実装端子の半田剥離を防止することができ、かつ、信号品質の低下や外部へのノイズ輻射の発生を抑制することが可能なコネクタ及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、配線基板、及び前記配線基板に固定され、プラグが挿入されるコネクタシェルを有し、電子機器の基板に実装されるコネクタであって、前記配線基板は、外部機器と通信を行う差動信号線、電源信号線及びグランド信号線がそれぞれ配線され、前記プラグの対応する端子が電気的に接触する複数のコネクタ端子部と、前記コネクタの背面側に設けられ、前記電子機器の前記基板に実装されて電気的に接続される複数の実装端子が格子状に配置された実装端子部と、を備え、前記実装端子部の前記配線基板の幅方向の両側には、それぞれ前記実装端子部が実装される前記電子機器の前記基板の実装ランド部を補強する補強端子が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、コネクタの多極化及び小型化を可能にするともにコネクタ実装端子の半田剥離を防止することができ、かつ、信号品質の低下や外部へのノイズ輻射の発生を抑制することができる。
(a)は本発明のコネクタの実施形態の一例であるI/Oコネクタを有するデジタルカメラの側面部を示す斜視図、(b)は(a)に示すコネクタにケーブルを挿入した状態を示す斜視図である。 (a)はデジタルカメラのメイン基板に実装されたコネクタをケーブルの挿入方向から見た斜視図、(b)は(a)の下方から見た斜視図、(c)は(a)の背面側から見た斜視図である。 デジタルカメラのメイン基板に実装されたコネクタをケーブルの挿入方向から見た図である。 (a)は図3のA−A線断面図、(b)は図3のB−B線断面図、(c)は図3のC−C線断面図である。 (a)はケーブルをプラグ側から見た斜視図、(b)はケーブルをプラグ側から見た平面図である。 (a)はコネクタにケーブルのプラグを接続した状態での図3のA−A線断面図、(b)は同図3のB−B線断面図、(c)は同図3のC−C線断面図である。 配線基板の断面図である。 (a)は上面コネクタ端子部が配線された導体層の配線透視図、(b)は電源パターン及びグランドパターンが主に配線された導体層の配線透視図、(c)は下面コネクタ端子部及び実装端子部が設けられた導体層の配線透視図である。 メイン基板におけるコネクタのランド部を説明する図である。 (a)は図9のD−D線断面図、(b)は(a)に示す実装ランド列の拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1(a)は、本発明のコネクタの実施形態の一例であるI/Oコネクタ100(以下、コネクタ100という。)を有するデジタルカメラの側面部を示す斜視図である。図1(b)は、図1(a)に示すコネクタ100にケーブル101(以下、ケーブル101という。)を挿入した状態を示す斜視図である。
図1に示すように、デジタルカメラの側面部のジャックベース102には、コネクタ100が開口され、コネクタ100を含むジャックベース102は、不図示のジャックカバーにより開閉可能に覆われる。なお、本実施形態では、電子機器として、デジタルカメラを例示するが、これに限定されない。
図2(a)はデジタルカメラのメイン基板103に実装されたコネクタ100をケーブル101の挿入方向から見た斜視図、図2(b)は図2(a)の下方から見た斜視図、図2(c)は図2(a)の背面側から見た斜視図である。
図2に示すように、メイン基板103には、コネクタ100のほか不図示のデジタルカメラを制御するエンジンや外部機器と接続する際に駆動するドライバICが実装されている。コネクタ100のコネクタシェル104には、前側補強端子104a及び後側補強端子104bがそれぞれ2カ所ずつ設けられている。前側補強端子104aは、コネクタ100の正面側に配置され、後側補強端子104bは、コネクタ100の背面側に配置されている。
そして、外部機器と通信するため、コネクタ100にケーブル101を接続した状態でコネクタ100に負荷がかかった場合、補強端子104a,104bによって負荷を受け止め、これにより、コネクタ100がメイン基板103から外れない構造になっている。なお、外部機器としては、例えばテレビジョン、PC、プリンタ等が例示できる。
前側補強端子104aは、メイン基板103に形成された穴に係合した状態でメイン基板103に実装されるため、メイン基板103に対して強固に固定される。後側補強端子104bは、面実装タイプであるため、裏面に別の部品を配置することができる。
図3は、デジタルカメラのメイン基板103に実装されたコネクタ100をケーブル101の挿入方向から見た図である。図4(a)は図3のA−A線断面図、図4(b)は図3のB−B線断面図、図4(c)は図3のC−C線断面図である。
図3及び図4に示すように、コネクタ100には、配線基板105が保持され、配線基板105は、3層構造の基板により構成され、上面コネクタ端子部106、下面コネクタ端子部107、側面コネクタ端子部105b,105c及び実装端子部108を有する。配線基板105の内層は、電源及びグランドの配線層となっている。
上面コネクタ端子部106、下面コネクタ端子部107、及び側面コネクタ端子部105b,105cは、コネクタ100にケーブル101が挿入された際に、ケーブル101と電気的に接続され、実装端子部108は、メイン基板103に実装される。
上面コネクタ端子部106には、HDMIの差動信号線がピン配置され、下面コネクタ端子部107には、USBの差動信号線がピン配置されている。上面コネクタ端子部106及び下面コネクタ端子部107は、千鳥状に配置にすることにより、配置可能なピン数を増やしており、また、配線基板105上に配線が露出して端子部が形成され、露出部分には、ニッケル下地の金メッキが施されている。
実装端子部108には、略球状の半田ボールが格子状に配置されたBGA(BALL GRID ARRAY)電極が設けられ、電極をグリッド状に配置することで、実装端子部108を省スペース化することができる。コネクタベース109は、配線基板105と一体に成形された後、コネクタシェル104に圧入固定され、実装端子部108とコネクタシェル104の実装部104aとが同じ高さになるように位置決めされる。
これにより、コネクタ100を小型化しても、コネクタシェル104やコネクタベース109の形状が複雑になることがない。また、コネクタ端子部105b,105c,106,107が基板により形成されるため、基板のみで端子の接続部を構成でき、複雑な端子形状を設ける必要がない。
配線基板105には、ケーブル101が挿入される側の先端部105aにC面加工が施されており、これにより、ケーブル101をコネクタ100に接続した際の引っかかりやケーブル101側の端子の座屈等の変形を防いでいる。
配線基板105の両側面に形成される側面コネクタ端子部105b,105cには、内層の電源信号線及びグランド信号線と導通する端面スルーホールが形成される。配線基板105の内層の導体厚を表層よりも厚くすることで、大電流を流すことが可能になっている。通常の銅箔厚は、18μm〜35μm程度であるが、内層に50μmから300μm厚の銅を使用することにより、流せる電流の量が増えると同時に温度上昇も抑えることができる。
図5(a)はケーブル101をプラグ110側から見た斜視図、図5(b)はケーブル101をプラグ110側から見た平面図である。
図5に示すように、ケーブル101のプラグ110には、プラグ上面端子群111、プラグ下面端子群112、電源端子113、及びグランド端子114が設けられている。プラグ上面端子群111は、配線基板105の上面コネクタ端子部106と接触し、プラグ下面端子群112は、配線基板105の下面コネクタ端子部107と接触する。
図6(a)はコネクタ100にケーブル101のプラグ110を接続した状態での図3のA−A線断面図、図6(b)は同図3のB−B線断面図、図6(c)は同図3のC−C線断面図である。
図6に示すように、プラグ110の先端が配線基板105のコネクタベース109に突き当たると、プラグ端子群111,112が配線基板105のコネクタ端子部106,107に当接して電気的に接続される。プラグ110の電源端子113とグランド端子114は、それぞれ配線基板105のコネクタ端子部105b,105cの凹部に係合することでロックされ、これにより、確実に導通させることができるとともに、プラグ110の抜けを防止することができる。
コネクタ端子部105b,105cの凹部は、前述したように、端面スルーホールが形成されて配線基板105の上面から下面まで金メッキ処理が施されており、電源端子113及びグランド端子114と基板側面との接触面積を増やしている。これにより、接触抵抗を下げ、大電流を流すことができるようにしている。また、電源端子113とグランド端子114は、配線基板105の側面に配置されるため、端子を大きくすることができ、大電流を流すのに有利な構成となっている。
図7は、配線基板105の断面図である。図7に示すように、配線基板105は、上面の導体層L1、2層目の導体層L2、及び下面の導体層L3からなる3層構造になっている。導体層L1と導体層L2の間には、絶縁層i1が設けられ、導体層L2と導体層L3の間には、絶縁層i2が設けられている。
次に、図8を参照して、配線基板105の配線パターンを説明する。図8(a)は上面コネクタ端子部106が配線された導体層L1の配線透視図、図8(b)は電源パターン及びグランドパターンが主に配線された導体層L2の配線透視図である。図8(c)は、下面コネクタ端子部107及び実装端子部108が設けられた導体層L3の配線透視図である。なお、配線基板105は、導体層L3の実装端子部108に配設された複数の半田ボールがメイン基板103と電気的に接続される。
図8(a)に示すように、導体層L1には、HDMI差動配線群115が配線されている。HDMI差動信号線は、4ペア設けられ、ペアの配線幅及び配線間距離、導体層L2の導体との距離を調節することにより、差動インピーダンスが100Ωになるようにコントロールされている。HDMI差動配線群115の周囲は、グランド信号線120でガードされている。
導体層L1は、層間を接続するビアホールv1によって実装端子部108と電気的に接続される。各ペアの差動信号線は、それぞれ逆位相の信号を有し、その差に基づき差動信号を検出する。上面コネクタ端子部106の両端の端子は、挿入検知信号線123となっている。上面コネクタ端子部106の両端の挿入検知信号線123は、ケーブル101のプラグ110が幅方向の斜めに挿入された場合に最後に接触するため、プラグ110の斜め挿入による不完全な接続を防止することができる。
導体層L2には、電源信号線117とグランド信号線118がベタで配線されている。電源信号線117とグランド信号線118は、HDMI差動配線群115の各ペアの直下にベタの導体が配線されることで形成され、導体層L3の配線による影響を受けることなく、インピーダンスコントロールを行うことができる。また、導体層L2のベタの導体によりHDMI差動配線群115のインピーダンスが下がるため、ベタの導体がない状態よりも差動配線幅を細くすることができ、配線スペースを少なくすることができる。
導体層L2の電源信号線117とグランド信号線118は、プラグ110の電源端子113とグランド端子114が当接する側面コネクタ端子部105b,105cの端面スルーホールと導通している。電源信号線117及びグランド信号線118は、配線幅を大きくとり、厚銅を用いることで厚みも確保しているため大電流を流すことができる。これにより、デジタルカメラ等の電子機器の充電を行う際の充電時間を短くすることができる。また、グランド信号線118は、コネクタ先端まで厚銅を配線することにより強度を向上させることができる。
電源信号線117とグランド信号線118は、配線基板105の側面コネクタ端子部105b,105cの長手方向の前後両側に露出部117a,118aを有する。グランド信号線118の露出部118aは、電源信号線117の露出部117aよりも前側(図の右側)まで露出している。
これにより、コネクタ100にケーブル101のプラグ110が挿入された際、電源端子113よりグランド端子114が先に接触する。このため、電圧がかかった状態でプラグ110を挿入した場合に、電源信号線117が先に接触してICが破損する等の不具合を回避することができる。導体層L2は、層間を接続する複数のビアホールv2によって実装端子部108と電気的に接続される。
導体層L3には、USB差動信号線119が配線され、USB差動信号線119の両側は、グランド信号線121でガードされている。USB差動信号線119は、導体層L1のHDMI差動配線群115と同様に、配線幅と配線間距離と2層目の導体層L2との距離を調節することにより、インピーダンスコントロールがなされる。USB差動信号線119は、差動インピーダンスが90Ωになるように設定される。
導体層L3の実装端子部108には、半田ボールからなる複数の実装端子が格子状に配置されている。本実施形態では、実装端子部108の実装端子は、9行4列に配置されており、外側(図の左側)の列から内側に向けて実装端子列108a,108b,108c,108dの順番で配置されている。
導体層L1のHDMI差動配線群115は、実装端子列108b,108cの中央部の実装端子群115pに接続され、導体層L2の電源信号線117及びグランド信号線118は、実装端子列108aの実装端子群117p及び実装端子群118pに接続される。導体層L3のUSB差動信号線119は、実装端子列108b,108cの実装端子群119pに接続され、その他の下面コネクタ端子部107の信号線が実装端子列108c,108dの実装端子に主に接続される。
このように配線することによって、導体層L1の信号線と導体層L3の信号線との間に導体層L2の電源信号線117とグランド信号線118が配置されるため、1層目の導体層L1の信号と3層目の導体層L3の信号の干渉を抑えることができる。
また、HDMI差動配線群115が接続される実装端子群115p及びUSB差動信号線119が接続される実装端子群119pは、実装端子部108の中央に配置されている。このため、コネクタ100がメイン基板103から剥離する方向(図6の+Z方向)に負荷を受けた際にも半田付け部に負荷を受けにくくすることができる。
また、導体層L1の挿入検知信号線123は、導体層L3の実装端子列108dの図の上下側部にそれぞれ配置された実装端子123pに接続される。格子状に配置された実装端子に外力が加わった場合、基板側部の実装端子が基板中央部の実装端子よりも強い力を受け、半田剥離による不導通になりやすい。
このため、挿入検知信号線123を導体層L3の複数の実装端子のうち、最も基板側部側に配置された実装端子123pと接続することで、実装端子側の不具合を正確に検知することができる。これにより、実装端子の導通が不安定な状態で大電流が流されるなどの不具合を未然に防ぐことができる。
図9は、メイン基板103におけるコネクタ100のランド部を説明する図である。図9に示すように、メイン基板103には、配線基板105の実装端子部108の実装ランド部124が設けられている。実装ランド部124には、実装端子部108の実装端子列108a,108b,108c,108dに対応して9行4列の実装ランド列124a,124b,124c,124dが格子状に配置されている。
また、メイン基板103には、前側補強ランド部125a、及び後側補強ランド部125bが設けられている。前側補強ランド部125aには、コネクタシェル104の前側補強端子104aが半田付けされる。前側補強ランド部125aには、長穴スルーホールが設けられており、前側補強端子104aを長穴に挿入して半田実装することで強度を向上させている。後側補強ランド部125bには、コネクタシェル104の後側補強端子104bが半田付けされる。
実装ランド部124のランド中心線CL1と後側補強ランド部125bのランド中心線CL2とは、略同一位置に設けられている。これにより、実装ランド列124a側が剥がれる方向(図6の−Z方向)への負荷及び実装ランド列124d側が剥がれる方向(図6の+Z方向)への負荷に対しても強度を向上させることができる。また、実装ランド部124を間に挟むように実装ランド部124の図の上下両側を後側補強端子104bで補強することにより、半田の引き剥がし方向や押圧方向に力を受けたとしても負荷を緩和することができる。
図10(a)は図9のD−D線断面図、図10(b)は図10(a)に示す実装ランド列124a,124bの拡大図である。
図10(a)に示すように、コネクタ100の実装端子列108aの実装端子とメイン基板103の実装ランド列124aの実装ランドとは、半田126aによって接合されている。同様に、実装端子列108bの実装端子と実装ランド列124bの実装ランドとは、半田126bによって接合されている。メイン基板103の基板面には、ソルダレジスト103rが塗布されている。また、実装ランド列124aの実装ランドと実装ランド列124bの実装ランドとは、ランド形状が異なっている。
BGAやLGAタイプの実装ランドには、2つの種類がある。SMD:ソルダマスク定義(Solder Mask Defined)とNSMD:非ソルダマスク定義(Non Solder Mask Defined)である。実装ランド列124aの実装ランドは、SMDランドに設定され、実装ランド列124bの実装ランドは、NSMDランドに設定されている。
図10(b)に示すように、SMDランドは、実装ランド形状がレジスト開口部103sの径d1で定義されるのに対して、NSMDランドは、銅箔パターンの径d2で定義される。SMDランドの場合には、ソルダレジスト103rが実装ランド列124aの上に被るため、ランドの剥離に対して強くなり、実装ランド列124aの実装ランドから引き出された配線124gも影響を受けにくい。
一方、NSMDランドの場合には、実装ランド列124bに対して半田が広い面積で接合されるため、接合強度が強くなる。そのため長期の接合信頼性に有利となっている。しかし、実装ランド列124bは、ソルダレジスト103rにより押さえられていないため剥離方向(図6の±Z方向)に力を受けると、ランドがメイン基板103から剥がれやすい。また、実装ランド列124bの実装ランドから引き出した配線124fがソルダレジスト103rの開口部103sの境界で断線するおそれもある。
そのため、実装ランド列124a乃至124dのうち、外力を受けやすい外側の実装ランド列124a,124dは、SMDランドに設定にすることにより、剥離を抑制している。また、内側の実装ランド列124b,124cは、NSMDランドに設定することにより、実装信頼性を向上させている。配線は、ビアを用いて内層を通すことにより引き出し部での断線を回避することができる。
更に、実装ランド部124の外周側の実装ランドをSMDランドに設定し、内周側の実装ランドをNSMDランドに設定した場合には、プラグ110をコネクタ100に挿入した状態で捩じられたり、図6の±Y方向に力を受けた場合にも対応することができる。
以上説明したように、本実施形態では、コネクタ100の配線基板105の実装端子部108を構成する複数の実装端子を格子状に配置し、実装端子部108が実装されるメイン基板103の実装ランド部124を後側補強端子104bで補強している。これにより、コネクタ100の多極化と省スペース化による小型化を可能にし、かつコネクタ100の実装端子部108にかかる負荷を軽減して半田剥離を防止することができる。
また、本実施形態では、HDMIとUSBの差動信号線がコネクタ100内でもインピーダンスコントロールがなされ、グランドでガードされるため、コネクタ100での信号品質の低下や外部への不要ノイズ輻射の発生を抑えることができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、3層構造の配線基板105を例示したが、両面基板や4層構造の基板など他の層構成でもよい。また、上記実施形態では、USB差動信号線119を配線基板105の3層目に配線しているが、配線基板105の1層目にHDMIとUSBの両方の差動信号線を配線してもよい。
更に、上記実施形態では、BGA構造の実装端子部108は例示したが、半田ボールがなくランド電極が設けられたLGA構造の実装端子部であってもよい。LGA構造の実装端子部でも、BGA構造と同様に、省スペースで実装ランドを配置することができる。また、コネクタ100の実装部の補強として、グリッド状に電極が配置される実装端子部108とは別に補強ランド部を設けてもよい。
100 コネクタ
101 ケーブル
104a 前側補強端子
104b 後側補強端子
105 配線基板
106,107,105b,105c コネクタ端子部
108 実装端子部
115 HDMI差動配線群
119 USB差動信号線
124 実装ランド部
125a 前側補強ランド部
125b 後側補強ランド部

Claims (7)

  1. 配線基板、及び前記配線基板に固定され、プラグが挿入されるコネクタシェルを有し、電子機器の基板に実装されるコネクタであって、
    前記配線基板は、
    外部機器と通信を行う差動信号線、電源信号線及びグランド信号線がそれぞれ配線され、前記プラグの対応する端子が電気的に接触する複数のコネクタ端子部と、
    前記コネクタの背面側に設けられ、前記電子機器の前記基板に実装されて電気的に接続される複数の実装端子が格子状に配置された実装端子部と、を備え、
    前記実装端子部の前記配線基板の幅方向の両側には、それぞれ前記実装端子部が実装される前記電子機器の前記基板の実装ランド部を補強する補強端子が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記補強端子は、前記コネクタシェルに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記実装端子部の中心線と前記補強端子の中心線とは、略同一位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記差動信号線は、前記格子状に配置された複数の実装端子のうち、内側に配置される実装端子に電気的に接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコネクタが実装される基板を備える電子機器であって、
    前記基板には、前記配線基板の前記実装端子部を構成する複数の実装端子に対応する複数の実装ランドが配置された実装ランド部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  6. 前記実装端子部のうち、前記コネクタの正面側に位置する前記実装端子が実装される前記実装ランド、及び前記コネクタの背面側に位置する前記実装端子が実装される前記実装ランドは、SMD(ソルダマスク定義)ランドに設定され、その他の前記実装ランドは、NSMD(非ソルダマスク定義)ランドに設定されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記実装ランド部のうち、外周側に配置される前記実装ランドは、SMD(ソルダマスク定義)ランドに設定され、内周側に配置される前記実装ランドは、NSMD(非ソルダマスク定義)ランドに設定されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024080046A1 (ja) * 2022-10-11 2024-04-18 株式会社デンソー 電池監視装置

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