JP2016207083A

JP2016207083A - ネットワークカメラシステム

Info

Publication number: JP2016207083A
Application number: JP2015090691A
Authority: JP
Inventors: 史也甲斐; Fumiya Kai; 藤井　尚; Takashi Fujii; 尚藤井; 祐司川本; Yuji Kawamoto; 和志永井; Kazushi Nagai; 和輝米塚; Kazuteru Yonezuka
Original assignee: Kawamura Electric Inc
Current assignee: Kawamura Electric Inc
Priority date: 2015-04-27
Filing date: 2015-04-27
Publication date: 2016-12-08
Also published as: CN106101608A

Abstract

【課題】ユーザーのコンピューターとインターネットとの間にプロキシサーバーが介在していたとしても、ユーザーのコンピュータでカメラの映像を閲覧することができるとともに、ユーザーにとって使い勝手の良いネットワークカメラシステムを提供する。【解決手段】クラウドサーバー装置３から端末コンピューター４へ、プロキシサーバーで一般的に規制されにくいＨＴＴＰライブストリーミングを使用して映像データを配信する。したがって、一般的に規制されやすいリアルタイム・ストリーミング・プロトコルを使用して映像データを配信する従来のネットワークカメラシステムとは異なり、たとえプロキシサーバーが介在されていたとしても端末コンピューター４で閲覧できないといった状況が発生しにくい。【選択図】図２

Description

本発明は、カメラが撮像した映像を、インターネット等を介してユーザーが端末コンピューターで閲覧するネットワークカメラシステムに関するものである。

従来、ネットワークカメラシステムとしては、監視用に設置されるカメラと、クラウドサーバー装置と、各ユーザーが使用するコンピューターとをインターネット等を介して接続し、カメラが撮像した映像を遠隔地においてユーザーが閲覧することができるようにしたものがある（たとえば特許文献１）。そして、従来のネットワークカメラシステムにあっては、リアルタイム・ストリーミング・プロトコルを使用して、カメラが撮像した映像をユーザーのコンピューター等へ配信することが一般的であった。

特許第４３０２７３２号公報

近年、セキュリティ確保のため、たとえば企業のオフィス内のイントラネットとオフィス外のインターネットとの間にプロキシサーバーを介在させ、特定のポート番号での通信を禁止することがある。そして、そのような環境では、リアルタイム・ストリーミング・プロトコルが使用するポート番号は、非常に多くの場合において禁止されており、オフィス内のコンピューターで映像を閲覧することができないという状況が頻発していた。
また、従来のネットワークカメラシステムでは、各カメラとクラウドサーバー装置とを接続する作業（たとえば、各カメラのＩＰアドレスをクラウドサーバー装置に設定する等）をユーザーが行わなければならず、ユーザーにしてみると使い勝手が悪いという問題もあった。

そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、ユーザーのコンピューターとインターネットとの間にプロキシサーバーが介在していたとしても、ユーザーのコンピュータでカメラの映像を閲覧することができるとともに、ユーザーにとって使い勝手の良いネットワークカメラシステムを提供しようとするものである。

上記目的を達成するために、本発明のうち請求項１に記載の発明は、カメラと、クラウドサーバー装置と、ユーザーが使用する端末コンピューターとがインターネットを介して通信可能に接続されており、前記カメラが撮像した映像を前記端末コンピューターで閲覧することができるネットワークカメラシステムであって、前記カメラに前記クラウドサーバー装置のＩＰアドレスが、前記クラウドサーバー装置に前記カメラのＩＰアドレスが夫々予め設定されおり、前記カメラの電源が投入されると、前記ＩＰアドレスをもとに前記カメラと前記クラウドサーバー装置とが自動的に通信可能に接続される一方、前記クラウドサーバー装置は、前記カメラから受信した映像データを、ＨＴＴＰライブストリーミングを使用して前記端末コンピューターに配信することを特徴とする。

本発明によれば、クラウドサーバー装置から端末コンピューターへ、プロキシサーバーで一般的に規制されにくいＨＴＴＰライブストリーミングを使用して映像データを配信する。したがって、一般的に規制されやすいリアルタイム・ストリーミング・プロトコルを使用して映像データを配信する従来のネットワークカメラシステムとは異なり、たとえプロキシサーバーが介在されていたとしても端末コンピューターで閲覧できないといった状況が発生しにくい。
また、カメラやクラウドサーバー装置に予めＩＰアドレス等が設定されているため、ユーザーはカメラの電源を投入するだけで、カメラとクラウドサーバー装置とを通信可能に接続することができ、非常に使い勝手が良い。

ネットワークカメラシステムの概略を示した説明図である。ネットワークカメラシステムのブロック構成図である。

以下、本発明の一実施形態となるネットワークカメラシステムについて、図面にもとづき詳細に説明する。

図１は、ネットワークカメラシステム１の概略を示した説明図である。図２は、ネットワークカメラシステム１のブロック構成図である。
ネットワークカメラシステム１は、カメラ２と、クラウドサーバー装置３と、ユーザーが使用する端末コンピューター４とを備えてなる。カメラ２は、たとえば工事現場の単管パイプ等に設置されて夜間の監視等に利用される所謂ネットワークカメラであって、周囲を撮像して映像データを生成する等のためのカメラ部２１と、携帯電話通信網１１を介してカメラ２をインターネット１２に接続するための無線通信部（たとえばＶＰＮ（ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク）機能を有するＶＰＮルータ）２２と、カメラ２における撮像動作やクラウドサーバー装置３との間での通信動作等を制御するためのカメラ制御部２３とを備えている。

また、クラウドサーバー装置３は、データセンター等に設置されるものであって、カメラ２からの映像データを受信するための映像入力部（たとえばＶＰＮルータ）３１と、受信した映像データを編集したり格納するための映像編集部３２と、映像編集部３２で編集・格納された映像データを端末コンピューター４へ配信するための映像出力部３３と、映像データの送受信に係る動作、カメラ２や端末コンピューター４との通信動作等を制御するためのクラウド制御部３４とを備えている。
さらに、端末コンピューター４は、ユーザーがオフィス等で使用する周知のものであって、液晶表示部４１や操作部４２、制御部４３等を備えている。

そして、上記カメラ２、クラウドサーバー装置３、及び端末コンピューター４を備えたネットワークカメラシステム１にあっては、カメラ２にクラウドサーバー装置３のＩＰアドレス及びクラウドサーバー装置３との接続プログラムが、クラウドサーバー装置３にカメラ２のＩＰアドレスが夫々予め設定された状態で、ユーザーへレンタル等される。そこで、ユーザーは、カメラ２を設置したい現場においてカメラ２の電源を投入する。すると、カメラ制御部２３が作動開始となり、ＩＰアドレスをもとにクラウドサーバー装置３との間で自動的にＶＰＮ接続が確立される。そしてＶＰＮ接続が確立されると、クラウドサーバー装置３により、カメラ２のハートビートが確認された後、カメラ部２１による周囲の撮像及び映像データの送信が指令され、カメラ２からクラウドサーバー装置３へリアルタイム・ストリーミング・プロトコルを使用した映像データの送信が開始される。また、クラウドサーバー装置３では、映像データを受信すると所定の編集プログラム（たとえばＦＦｍｐｅｇ）で編集し、ｔｓファイルとして一旦格納する。その後、クラウドサーバー装置３から端末コンピューター４へ、格納されている映像データがＨＴＴＰライブストリーミングを使用して配信され、端末コンピューター４の液晶表示部４１に映像が表示されることになる。なお、端末コンピューター４のみならず、図１に示すように、携帯端末５にも配信するように構成してもよい。

以上のような構成を有するネットワークカメラシステム１によれば、クラウドサーバー装置３から端末コンピューター４へ、プロキシサーバーで一般的に規制されにくいＨＴＴＰライブストリーミングを使用して映像データを配信する。したがって、一般的に規制されやすいリアルタイム・ストリーミング・プロトコルを使用して映像データを配信する従来のネットワークカメラシステムとは異なり、たとえプロキシサーバーが介在されていたとしても端末コンピューター４で閲覧できないといった状況が発生しにくい。
また、カメラ２やクラウドサーバー装置３に予めＩＰアドレス等が設定されているため、ユーザーはカメラ２を設置したい現場で電源を投入するだけで、カメラ２とクラウドサーバー装置３とを通信可能に接続することができ、非常に使い勝手が良い。

なお、本発明に係るネットワークカメラシステムは、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、ネットワークカメラシステムの全体的な構成は勿論、ネットワークカメラやクラウドサーバー装置に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。

たとえば、上記実施形態では、ネットワークカメラを１台しか設置していないが、ネットワークカメラを複数台設置してネットワークカメラシステムを構成することは当然可能であるし、ネットワークカメラの設置位置や利用態様についても実施形態として記載した態様に何ら限定されることはない。
また、本発明は、プロキシサーバーが介在していない状況においても好適に採用することができる。

１・・ネットワークカメラシステム、２・・カメラ、３・・クラウドサーバー装置、４・・端末コンピューター、１１・・携帯電話通信網、１２・・インターネット、２１・・カメラ部、２２・・無線通信部、２３・・カメラ制御部、３１・・映像入力部、３２・・映像編集部、３３・・映像出力部、３４・・クラウド制御部、４１・・液晶表示部、４２・・操作部、４３・・制御部。

Claims

カメラと、クラウドサーバー装置と、ユーザーが使用する端末コンピューターとがインターネットを介して通信可能に接続されており、前記カメラが撮像した映像を前記端末コンピューターで閲覧することができるネットワークカメラシステムであって、
前記カメラに前記クラウドサーバー装置のＩＰアドレスが、前記クラウドサーバー装置に前記カメラのＩＰアドレスが夫々予め設定されおり、前記カメラの電源が投入されると、前記ＩＰアドレスをもとに前記カメラと前記クラウドサーバー装置とが自動的に通信可能に接続される一方、
前記クラウドサーバー装置は、前記カメラから受信した映像データを、ＨＴＴＰライブストリーミングを使用して前記端末コンピューターに配信することを特徴とするネットワークカメラシステム。