JP2016205302A - 内燃機関の燃焼状態制御システム - Google Patents

内燃機関の燃焼状態制御システム Download PDF

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輝晃 羽原
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Abstract

【課題】成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことを可能にする。
【解決手段】成層燃焼を実行可能な内燃機関の燃焼状態制御システムである本システムは、成層燃焼を実行するときに、混合気層と空気層の少なくとも一方の温度調整を行う温度調整手段と、成層燃焼を実行するときに、温度調整手段に混合気層と空気層の少なくとも一方に対する温度調整を行わせることにより、温度調整手段が温度調整を行わないときと比べて混合気層と空気層の温度差を小さくする制御装置と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、成層燃焼を実行可能な内燃機関の燃焼状態制御システムに関する。
特許文献1の内燃機関は、燃料及び空気を含む混合気層と空気層とを燃焼室内に形成しかつ混合気層中の燃料を燃焼させる成層燃焼と、燃焼室内に燃料を均質状態で存在させかつ燃料を燃焼させる均質燃焼と、を選択的に実行可能である。
この内燃機関は、吸気通路と、吸気通路の中間部に設けた過給器と、を備えている。吸気通路の過給器より下流側の部位は二股に分岐しており、分岐した二つの部位はいずれも気筒(シリンダー)に接続されている。吸気通路の二股部の一方である冷却通路にはインタークーラーが設けてあるが、他方であるバイパス通路はインタークーラーを具備していない。さらに吸引通路の分岐部(冷却通路とバイパス通路の上流部が交わる部位)には流路切換え弁が設けられている。
内燃機関が均質燃焼を行うとき、過給器から吸気通路の下流側へ送られる空気流は、流路切換え弁の働きによって冷却通路側へ流れる。従って、この空気流はインタークーラーによって冷却されながら気筒内へ吸引されるので、内燃機関は均質燃焼時に高い出力を得ることが可能である。
一方、内燃機関が成層燃焼を行うとき、過給器から吸気通路の下流側へ送られる空気流は、流路切換え弁の働きによってバイパス通路側へ流れる。従って、この空気流はインタークーラーによって冷却されることなく気筒内へ吸引される。
特開平11−210477号公報
成層燃焼時に燃料を効率よく燃焼するためには、気筒内の成層状態をできる限り維持する必要がある。換言すると、混合気層と空気層の混合が進むと、成層燃焼時に燃料を効率よく燃焼させるのが難しくなる。混合気層と空気層の間の温度差が大きいと両者は混合し易く、混合気層と空気層の間の温度差を小さくすると両者は混合し難くなる(成層状態を維持し易くなる)。従って、成層燃焼時には混合気層と空気層の間の温度差をできる限り小さくするのが理想的である。
しかし、気筒内に供給された混合気層は、燃料の気化潜熱によって空気層よりも低温になり易い。そのため、図4の左列(従来例)の各グラフから明らかなように、混合気層と空気層の温度を互いに近づける調整を行わない場合は、内燃機関の気筒内において混合気層と空気層の間の温度差が大きくなり易い。特に混合気層中の燃料の量が多くなればなるほど混合気層は低温となるので、混合気層と空気層の間の温度差がより大きくなってしまう。
しかし特許文献1の内燃機関は、成層燃焼時に混合気層及び空気層をインタークーラーによって冷却しない。即ち、混合気層と空気層の温度を近づけるための調整を行っていない。
そのため特許文献1の内燃機関は、成層燃焼時に燃料を効率よく燃焼できないおそれがある。また、燃料の燃え残りが増加し易いので、HCを多量に含む排ガスが発生するおそれがある。さらに断熱層として機能する空気層が少なくなり易いので、内燃機関の冷却損失が大きくなり易い。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の1つは、成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことが可能な内燃機関の燃焼状態制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の内燃機関の燃焼状態制御システムは、
燃料及び空気を含む混合気層と空気層とを燃焼室内に形成しかつ前記混合気層中の前記燃料を燃焼させる成層燃焼を実行可能な内燃機関の燃焼状態制御システムにおいて、
前記混合気層と前記空気層との少なくとも一方の温度調整を行う温度調整手段と、
前記成層燃焼を実行するときに、前記温度調整手段に前記混合気層と前記空気層との少なくとも一方に対する温度調整を行わせることにより、前記温度調整手段が温度調整を行わないときと比べて前記混合気層と前記空気層の温度差を小さくする制御装置と、
を備える。
温度調整手段は、例えば、インタークーラー、EGRガス、及びヒータ等によって構成可能である。
本発明の内燃機関の燃焼状態制御システムは、内燃機関が成層燃焼を実行するときに、温度整手段が混合気層と空気層の少なくとも一方に対する温度調整を行ない、温度調整を行わないときと比べて混合気層と空気層の温度差を小さくする。そのため、内燃機関は成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことが可能になる。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の各実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の第1の実施形態に係る内燃機関及び燃焼状態制御システムの全体図である。 スワールポート、タンジェンシャルポート、及び燃焼室(シリンダの内部)を表す模式図である。 成層燃焼時のシリンダブロック、吸気系統、及び混合気と空気の流れを示す模式図であり、(a)は成層兼均質燃焼用インジェクタによる燃料の噴射量が小さいときの図であり、(b)は成層兼均質燃焼用インジェクタ成層兼均質燃焼用インジェクタによる燃料の噴射量が大きいときの図である。 左列の各グラフは従来例の場合を示し、右列の各グラフは第1の実施形態の場合を示しており、(a)は燃料噴射量の時間ごとの変化量を表すグラフ、(b)はインタークーラーを通る空気流量の時間ごとの変化量を表すグラフ、(c)は混合気層及び空気層の温度の時間ごとの変化量を表すグラフ、(d)は混合気層と空気層の温度差の時間ごとの変化量を表すグラフである。 エンジン回転速度NE及びアクセルペダルの操作量Accpと燃焼領域(燃焼状態)との関係を表すグラフである。 内燃機関の制御を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る内燃機関及び燃焼状態制御システムの全体図である。 成層燃焼時のシリンダブロック、吸気系統、及び混合気と空気の流れを示す模式図である。 図4の右列と同様のグラフである。 内燃機関の制御を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る内燃機関及び燃焼状態制御システムの全体図である。 成層兼均質燃焼用インジェクタの先端部の模式的な断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る内燃機関のシリンダブロック、吸気系統、及び排気系統の一部を表す断面図である。
以下、図1から図6を参照しながら本発明の第1の実施形態に係る車両用の内燃機関10及び燃焼状態制御システムについて説明する。図1は第1の実施形態に係る多気筒(例えば4気筒)内燃機関及び燃焼状態制御システムの概略構成を示している。なお、図1は、ある気筒の断面のみを示しているが、他の気筒も同様な構成を備えている。
この内燃機関10は、シリンダブロック、シリンダブロックロワーケース及びオイルパン等を含むシリンダブロック部20と、シリンダブロック部20の上に固定されるシリンダヘッド部30と、シリンダブロック部20に燃料(例えばガソリン)と空気とからなる混合気を供給するための吸気系統40と、シリンダブロック部20からの排ガスを外部に放出するための排気系統50と、を含んでいる。
シリンダブロック部20は、シリンダ21、ピストン22、コンロッド23及びクランク軸24を含んでいる。ピストン22はシリンダ21内を往復動し、ピストン22の往復動がコンロッド23を介してクランク軸24に伝達され、これによりクランク軸24が回転するようになっている。シリンダ21、ピストン22のヘッド及びシリンダヘッド部30によって囲まれた空間は燃焼室25を形成している。
シリンダヘッド部30は、燃焼室25に連通した2つの吸気ポート31(図1では一つのみ図示)、各吸気ポート31をそれぞれ開閉する2つの吸気弁32(図1では一つのみ図示)、各吸気弁32を駆動するインテークカムシャフトを含むとともにインテークカムシャフトの位相角を連続的に変更する可変吸気タイミング装置33、可変吸気タイミング装置33のアクチュエータ33a、燃焼室25に連通した2つの排気ポート34(図1では一つのみ図示)、各排気ポート34をそれぞれ開閉する2つの排気弁35(図1では一つのみ図示)、各排気弁35を駆動するエキゾーストカムシャフト36、点火プラグ37、及び点火プラグ37に与える高電圧を発生するイグニッションコイルを含むイグナイタ38を備えている。
図2及び図3に示すように2つの吸気ポート31の一つはスワールポート31aであり、他の一つはタンジェンシャルポート31bである。スワールポート31aとタンジェンシャルポート31bの形状は互いに異なるため、それぞれのポートを通って燃焼室25に流れる気体は、燃焼室25内にそれぞれ別形状かつ別配置の気体流を形成する。即ち、スワールポート31aを通った気体(混合気)は燃焼室25の径方向中央部にスワール流(図2及び図3の矢印S参照)を形成し、タンジェンシャルポート31bを通った気体(空気)は燃焼室25の内周面に沿う(スワール流の外周側に位置する)タンジェンシャル流(図2及び図3の矢印T参照)を形成する。図2に示すようにスワールポート31aとタンジェンシャルポート31bのそれぞれの内部には成層兼均質燃焼用インジェクタ39aと均質燃焼用インジェクタ39bが配設してある(図3では均質燃焼用インジェクタ39bの図示を省略している)。
図3に示すようにタンジェンシャルポート31bは、下流側端部が燃焼室25に接続するメイン通路31b1と、両端部がメイン通路31b1の2か所にそれぞれ接続する冷却用通路31b2と、を有している。
さらに冷却用通路31b2の中間部にはインタークーラー45が設けられている。インタークーラー45は空冷式であり、冷却用通路31b2を通過する空気を内燃機関10の外部の空気を利用して冷却する。
そして冷却用通路31b2の上流側端部とメイン通路31b1との接続部(分岐部)の内部には、空気流切換え弁31cが回転可能に設けられている。タンジェンシャルポート31b(メイン通路31b1)の上流側端部から流れてきた気体(空気)は、空気流切換え弁31cを通り抜けることにより、一部がメイン通路31b1の下流側に流れかつ残りが冷却用通路31b2側に流れる。空気流切換え弁31cは図示を省略した空気流切換え弁アクチュエータの駆動力により回転する。そして空気流切換え弁31cの回転角度に応じて、メイン通路31b1の下流側に流れる気体の流量と冷却用通路31b2側に流れる気体の流量が変化する。
再び図1を参照すると吸気系統40は、吸気ポート31(スワールポート31a及びタンジェンシャルポート31b)の上流側端部に連通したインテークマニホールド41、インテークマニホールド41に連通したサージタンク42、サージタンク42に一端が接続された吸気ダクト43、エアフィルタ44、過給機91のコンプレッサ91a、スロットル弁46及びスロットル弁アクチュエータ46aを備えている。なお、インテークマニホールド41、サージタンク42及び吸気ダクト43は、内燃機関10の外部から取り込んだ空気を気筒内に導入する吸気通路を形成している。
エアフィルタ44は、吸気ダクト43の最も上流側の端部(サージタンク42に接続された端部と反対側の端部)に配設されている。
コンプレッサ91aは、エアフィルタ44よりも下流側の位置にて吸気ダクト43に配設されている。
スロットル弁46は、インタークーラー45よりも下流側の位置にて吸気ダクト43に配設されている。スロットル弁46は吸気ダクト43に回転可能に支持され、スロットル弁アクチュエータ46aの駆動力によってその開度が調整される。スロットル弁46の開度が変わると、吸気ダクト43の通路断面積が変化することにより吸気通路内を通過する空気量が変化する。
DCモータからなるスロットル弁アクチュエータ46aは、後述する電気制御装置70から送出される駆動信号に応じてスロットル弁46を駆動するようになっている。
排気系統50は、各排気ポート34に連通しかつ各排気ポート34とともに排気通路を形成するエキゾーストマニホールドを含む排気管51、排気管51内に配設された過給機91のタービン91b及びタービン91bよりも下流側の位置にて排気管51に配設された三元触媒装置52を備えている。
過給機91のタービン91bは排ガスのエネルギーにより回転する。更に、タービン91bは、シャフトを介して吸気系統40のコンプレッサ91aと連結されている。これにより、吸気系統40のコンプレッサ91aがタービン91bと一体となって回転して吸気通路内の空気を圧縮する。即ち、過給機91は、内燃機関10に空気を過給するようになっている。
さらに内燃機関10は、クランクポジションセンサ65とアクセル開度センサ66とを備えている。
クランクポジションセンサ65は、クランク軸24が所定角度だけ回転する毎に信号を出力する。この信号は、クランク軸24の1分当たりの回転数を表すエンジン回転速度NEを取得するために使用される。
アクセル開度センサ66は、運転者によって操作されるアクセルペダル67の操作量を検出し、アクセルペダルの操作量Accpを表す信号を出力する。
内燃機関10を制御するための電気制御装置(ECU)70は、互いにバスにより接続されたCPU71、CPU71が実行するプログラム、テーブル(ルックアップテーブル、マップ)、定数等のデータを保持するようにそれらのデータを予め記憶したROM72、CPU71の指示に応じてデータを一時的に保持するRAM73、内燃機関10が運転状態にあるときにデータを記憶するとともに記憶したデータを内燃機関10の運転が停止している間も保持するバックアップRAM74、及びADコンバータを含むインターフェース75等からなるマイクロコンピュータである。
インターフェース75はクランクポジションセンサ65及びアクセル開度センサ66と接続しており、クランクポジションセンサ65とアクセル開度センサ66の出力信号はCPU71に対して送信される。さらにインターフェース75は、CPU71の指示に応じて可変吸気タイミング装置33のアクチュエータ33a、イグナイタ38、成層兼均質燃焼用インジェクタ39a、均質燃焼用インジェクタ39b、スロットル弁アクチュエータ46a、及び空気流切換え弁アクチュエータに駆動信号(指示信号)を送出するようになっている。
以上説明した構成のうちインタークーラー45は「温度調整手段」に対応し、空気流切換え弁31c、空気流切換え弁アクチュエータ、及び電気制御装置70は「制御装置」に対応する。
続いて燃焼状態制御システムの動作の概要について説明する。
ECU70は、エンジン回転速度NE及びアクセルペダルの操作量Accpに応じて、内燃機関10の運転状態(燃焼状態)を成層燃焼と均質燃焼とに切り替える。具体的には、ECU70は、ROM72に記憶させた図5のデータ(領域マップ)を参照しながら内燃機関10の燃焼状態を切り替える。即ちECU70は、エンジン回転速度NEとアクセルペダルの操作量Accpが図5に示す「成層燃焼領域」にあるとき(内燃機関10が低負荷状態にあるとき)内燃機関10に成層燃焼を行わせ、エンジン回転速度NEとアクセルペダルの操作量Accpが図5に示す「均質燃焼領域」にあるとき(内燃機関10が高負荷状態にあるとき)内燃機関10に均質燃焼を行わせる。
より具体的には、エンジン回転速度NEとアクセルペダルの操作量Accpが図5に示す「成層燃焼領域」にあるとき、ECU70は成層兼均質燃焼用インジェクタ39aのみから燃料を噴射させ均質燃焼用インジェクタ39bからは燃料を噴射させない。成層兼均質燃焼用インジェクタ39aからスワールポート31a内に噴射された燃料は霧化し、過給機91によって圧縮されかつスワールポート31aを流れる空気流と混ざることにより混合気流となる。そして混合気流は、内燃機関10が吸気工程となったとき(吸気弁32が吸気ポート31を開いたとき)に、スワール流となって燃焼室25に吸引され燃焼室25内の点火プラグ37近傍に混合気層を形成する。一方、過給機91によって圧縮されかつタンジェンシャルポート31b側に流れる空気流は、タンジェンシャル流となって燃焼室25に吸引され、混合気層の外周側に空気層を形成する。この状態で点火プラグ37が着火すると、点火プラグ37で発生した火花が混合気層に引火することにより、燃焼室25内で成層燃焼が行われる。
一方、エンジン回転速度NEとアクセルペダルの操作量Accpが図5に示す「均質燃焼領域」にあるとき、ECU70は成層兼均質燃焼用インジェクタ39a及び均質燃焼用インジェクタ39bの両方から燃料を噴射させる。成層兼均質燃焼用インジェクタ39aからスワールポート31a内に噴射された燃料は混合気流となり、内燃機関10が吸気工程となったときにスワール流となって燃焼室25に吸引される。均質燃焼用インジェクタ39bからタンジェンシャルポート31b内に噴射された燃料は霧化し、過給機91によって圧縮されかつタンジェンシャルポート31bを流れる空気流と混ざることにより混合気流となり、内燃機関10が吸気工程となったときにタンジェンシャル流となって燃焼室25に吸引される。このときのスワール流(混合気層)とタンジェンシャル流(混合気層)の空燃比はほとんど同一である。そのためこの状態で点火プラグ37が着火すると点火プラグ37で発生した火花が混合気層に引火することにより、燃焼室25内で均質燃焼が行われる。
上述したように成層燃焼時に内燃機関10が燃料を効率よく燃焼するためには、シリンダ21(燃焼室25)内の成層状態をできる限り維持する必要がある。換言すると、燃焼室25内の混合気層(スワール流)と空気層(タンジェンシャル流)の温度差をできる限り近づける(理想的には同一にする)必要がある。
そこで本実施形態では内燃機関10が成層燃焼を行うときにECU70が、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の噴射量に応じて空気流切換え弁31cの回転位置を調整し、空気流切換え弁31cを通ってメイン通路31b1の下流側に流れる気体の流量と空気流切換え弁31cを通って冷却用通路31b2側に流れる気体の流量を調整する。
上述したように燃焼室25が吸引した混合気は燃料の気化潜熱によって低温になり易く、混合気の燃料が多くなればなるほどより低温となる。そのため成層燃焼時には、混合気中の燃料の量に応じて、空気流切換え弁31cの回転位置を調整する。即ち、ECU70は空気流切換え弁31cの回転位置を調整することにより、混合気中の燃料が多くなるほど(成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の噴射量が多くなるほど)、冷却用通路31b2側に流れる(インタークーラー45によって冷却される)空気の流量を多くする(メイン通路31b1側に流れる空気の流量を少なくする)。その一方でECU70は、混合気中の燃料が少なくなるほど(成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の噴射量が少なくなるほど)、冷却用通路31b2側に流れる(インタークーラー45によって冷却される)空気の流量を少なくする(メイン通路31b1側に流れる空気の流量を多くする)。
このように混合気中の燃料の量の大小に応じて、タンジェンシャルポート31bを通って燃焼室25に吸引される空気の温度をインタークーラー45によって低くすれば、(インタークーラー45によって空気を冷やさない場合と比べて)燃焼室25内の混合気層と空気層の温度が互いに接近するか同一になる。そのため、内燃機関10は成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことが可能になる。即ち、この制御によれば、内燃機関10が成層燃焼を行うとき、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aからの燃料噴射量、インタークーラー45を通る空気流量、混合気層及び空気層の温度、並びに混合気層と空気層の温度差の時間ごとの変化量は、おおよそ図4の右列のグラフに示した通りになる。
そのため内燃機関10は燃焼効率の良好な成層燃焼を実行可能である。
さらに燃料の燃え残りが減るので、排ガス中のHCが少なくなる。
また燃焼室25の内周面に沿って十分な量の空気層を形成できるので、その空気層が断熱層として機能し、内燃機関10の冷却損失を小さくすることができる。
一方、内燃機関10が均質燃焼を行うときECU70は、空気流切換え弁31cの回転位置を調整して、インテークマニホールド41から空気流切換え弁31c側に流れたすべての空気流を冷却用通路31b2側へ流す。そのため、燃焼室25内の混合気の温度が低くなるので、内燃機関10は均質燃焼時に高い出力を得ることが可能である。
続いて内燃機関10の具体的な制御方法を図6のフローチャートを参照しながら説明する。
内燃機関10が運転を行っている間、ECU70はクランクポジションセンサ65が検出したクランク角が所定のクランク角に一致する毎に、図6のフローチャートに示したルーチンを繰り返し実行する。
最初にECU70は、ステップ100にてクランクポジションセンサ65の出力信号(エンジン回転速度NE)とアクセル開度センサ66の出力信号(アクセルペダルの操作量Accp)を検出する。
続いてECU70はステップ110にて、ROM72に記憶させた図5のデータ(領域マップ)を参照しながら、エンジン回転速度NEとアクセルペダルの操作量Accpが成層燃焼領域と均質燃焼領域のいずれにあるかを判定する。
成層燃焼領域にある場合(ステップ110でYESの場合)、ECU70はステップ120に進み、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aに噴射信号を送り、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aからスワールポート31aに燃料を噴射させる。さらにこのときECU70は、アクセル開度センサ66の出力信号(アクセルペダルの操作量Accp)の大きさに応じて、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料の噴射量を調整する(操作量Accpが大きいほど燃料の噴射量を多くする)。
次いでECU70はステップ130に進み、空気流切換え弁アクチュエータに対して成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料噴射量に応じた駆動信号を送信し、空気流切換え弁31cの回転位置を調整する。即ち、図3(b)に示すように(図3中の矢印は空気流の流量を表している。矢印が太いほど流量が多いことを示し、細いほど流量が少ないことを示している)、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料噴射量が大きくなればなるほどインテークマニホールド41から冷却用通路31b2側に流れる空気の流量を多くする。一方、図3(a)に示すように、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料噴射量が小さくなればなるほどインテークマニホールド41から冷却用通路31b2側に流れる空気の流量を少なくする。
この後にECU70はステップ140に進み、イグナイタ38に対して点火信号をセットする。この結果、所定のタイミングにて点火プラグ37から火花が発生する。すると内燃機関10が成層燃焼を行う。
ステップ140の処理が終了すると、ECU70は一旦処理を終了する。
一方、均質燃焼領域にある場合(ステップ110でNOの場合)は、ECU70はステップ150に進み、成層兼均質燃焼用インジェクタ39a及び均質燃焼用インジェクタ39bに噴射信号を送る。その結果、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aがスワールポート31aに燃料を噴射しかつ均質燃焼用インジェクタ39bがタンジェンシャルポート31b内に燃料を噴射する。さらにこのときECU70は、アクセル開度センサ66の出力信号(アクセルペダルの操作量Accp)の大きさに応じて、成層兼均質燃焼用インジェクタ39a及び均質燃焼用インジェクタ39bによる燃料の噴射量を調整する(操作量Accpが大きいほど燃料の噴射量を多くする)。
次いでECU70はステップ160に進み、空気流切換え弁アクチュエータに対して駆動信号を送信し、空気流切換え弁31cの回転位置を調整する。するとインテークマニホールド41から空気流切換え弁31c側に流れたすべての空気流が冷却用通路31b2側(インタークーラー45側)へ流れる。そして、スワールポート31aを流れる混合気(スワール流)とタンジェンシャルポート31bを流れかつインタークーラー45によって冷却された混合気(タンジェンシャル流)が燃焼室25に吸引される。
この後にECU70は、イグナイタ38に対して点火信号をセットする。この結果、所定のタイミングにて点火プラグ37から火花が発生する。すると内燃機関10が均質燃焼を行う(ステップ170)。
ステップ170の処理が終了すると、ECU70は一旦処理を終了する。
そのため本燃焼状態制御システムは、成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことが可能である。
次に本発明の第2の実施形態に係る内燃機関10及び燃焼状態制御システムについて図7から図10を参照しながら説明する。
図7及び図8から明らかなように、本実施形態の内燃機関10は第1の実施形態が備える冷却用通路31b2、空気流切換え弁31c、空気流切換え弁アクチュエータ、インタークーラー45、及び過給機91を具備していない。しかし温度調整手段として、スワールポート31aと排気管51とを接続するEGR通路80を備えており、さらに制御装置(の一部)としてEGR弁81及びEGR弁アクチュエータ82を備えている。EGR通路80は、燃焼室25から排気ポート34を介して排気管51に排出された燃焼ガスの一部をEGRガスとしてスワールポート31a側へ還流させる。
EGR通路80の内部にはEGR弁81が回転可能に設けてある。さらに、EGR通路80にはEGR弁81を回転駆動するためのEGR弁アクチュエータ82が設けてある。EGR弁アクチュエータ82はインターフェース75と接続している。ECU70がEGR弁アクチュエータ82に対して駆動信号を出力するとEGR弁アクチュエータ82が駆動し、EGR弁アクチュエータ82の駆動力によってEGR通路80内でEGR弁81が回転する。するとEGR弁81の回転角度に応じて、排気管51からスワールポート31aへ還流されるEGRガスの流量が変化する。EGRガスは吸気ダクト43を通ってスワールポート31aへ流れる空気よりも高温である。そのため、スワールポート31aへ還流するEGRガスの流量を調整することにより、スワールポート31a内の(空気、EGRガス、燃料を含む)混合気の温度を、EGRガスを還流しない場合のスワールポート31a内の(空気と燃料を含む)混合気よりも高くすることが可能である。
そのため本実施形態では内燃機関10が成層燃焼を行うときにECU70は、EGR弁81の開度を調整することにより、混合気中の燃料が多くなるほど(成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の噴射量が多くなるほど)、スワールポート31a側に流れるEGRガスの流量を多くする(スワールポート31aの混合気の温度を高くする)。その一方でECU70は、混合気中の燃料が少なくなるほど(成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の噴射量が少なくなるほど)、スワールポート31a側に流れるEGRガスの流量を少なくする。
このように混合気中の燃料の量の大小に応じて、スワールポート31aの混合気の温度を調整すれば、(EGRガスを還流しない場合と比べて)燃焼室25内の混合気層(スワールポート31aから流れ込んだスワール流)と空気層(タンジェンシャルポート31bから流れこんだタンジェンシャル流)の温度が互いに接近するか同一になる。そのため、内燃機関10は成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことが可能になる。即ち、この制御によれば、内燃機関10が成層燃焼を行うとき、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aからの燃料噴射量、インタークーラー45を通る空気流量、混合気層及び空気層の温度、並びに混合気層と空気層の温度差の時間ごとの変化量は、おおよそ図9のグラフに示した通りになる。
一方、内燃機関10が均質燃焼を行うときはEGR弁81を全閉状態にして、EGRガスのスワールポート31aへの還流を遮断する。
続いて本実施形態の内燃機関10の具体的な制御方法を図10のフローチャートを参照しながら説明する。
内燃機関10が運転を行っている間、ECU70はクランクポジションセンサ65が検出したクランク角が所定のクランク角に一致する毎に、図10のフローチャートに示したルーチンを繰り返し実行する。
ステップ110までの処理は第1の実施形態と同じである。
ステップ110でYESの場合は、ECU70はステップ120を経てステップ180の処理を行う。ステップ180においてECU70は、EGR弁アクチュエータ82に対して成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料噴射量に応じた駆動信号を送信しEGR弁81の開度を調整する。即ち、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料噴射量が大きくなればなるほどスワールポート31a側に流れるEGRガスの流量を多くし、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aによる燃料噴射量が小さくなればなるほどスワールポート31a側に流れるEGRガスの流量を少なくする。
この後にECU70はステップ140に進み、第1の実施形態と同様に、イグナイタ38に対して点火信号をセットし点火プラグ37から火花を発生させる。すると内燃機関10が成層燃焼を行う。
ステップ140の処理が終了すると、ECU70は一旦処理を終了する。
一方、均質燃焼領域にある場合(ステップ110でNOの場合)、ECU70はステップ150を経てステップ170でイグナイタ38に対して点火信号をセットし点火プラグ37から火花を発生させる。すると内燃機関10が均質燃焼を行う。
ステップ170の処理が終了すると、ECU70は一旦処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態でも内燃機関10は成層状態をできる限り維持しながら成層燃焼を行うことが可能である。
次に本発明の第3の実施形態に係る内燃機関10及び燃焼状態制御システムについて図11及び図12を参照しながら説明する。
図11から明らかなように、本実施形態の内燃機関10は従前の実施形態が備える冷却用通路31b2、空気流切換え弁31c、空気流切換え弁アクチュエータ、インタークーラー45、EGR通路80、EGR弁81、EGR弁アクチュエータ82、及び過給機91を具備していない。その一方で、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aの内部には、温度調節手段としてのヒータ86が設けられている(図12参照)。
ECU70が成層兼均質燃焼用インジェクタ39a(ヒータ86)に対して作動信号を出力するとヒータ86が通電されて熱を発生し、発生する熱によって燃料噴射通路85を流れる燃料が加熱される。そのためヒータ86が発生する熱量を調整する(ヒータ86への通電時間を調整する)ことにより、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の温度を高くすることが可能である。即ち、スワールポート31a内の混合気の温度を、成層兼均質燃焼用インジェクタ39aにヒータ86を設けない場合のスワールポート31a内の混合気よりも高くすることが可能である。
そのため、内燃機関10が成層燃焼を行う際にECU70は、混合気中の燃料が多くなるほど(成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の噴射量が多くなるほど)、ヒータ86が発生する熱量を多くする(成層兼均質燃焼用インジェクタ39aが噴射する燃料の温度を高める)。これにより、第2の実施形態と同様の作用効果を実現できる。
次に本発明の第4の実施形態に係る内燃機関10及び燃焼状態制御システムについて図13を参照しながら説明する。
本実施形態の内燃機関10は直噴式の内燃機関である。
図13に示すように、シリンダヘッド部30の頭頂部には直噴インジェクタ87と点火プラグ88が設けてある。直噴インジェクタ87もヒータ86を内蔵している(図13では図示略)。さらにピストン22の上面にはキャビティ22aが形成してある。また2つの吸気ポート31は互いに同じ形状である。
周知のように、内燃機関10が圧縮工程にあるとき(図13に示すようにキャビティ22aと直噴インジェクタ87との距離が近いとき)に直噴インジェクタ87がピストン22のキャビティ22aに向けて燃料を噴射すると、噴射後に霧化した燃料がキャビティ22aによって混合気層となり点火プラグ88側へ向かう。また、混合気層の周辺部には空気層が形成される。この状態で点火プラグ88が着火すると、燃焼室25内で成層燃焼が行われる。
一方、内燃機関10が吸気工程にあるとき(キャビティ22aと直噴インジェクタ87との距離が遠いとき)に直噴インジェクタ87がピストン22側に向けて燃料を噴射すると、噴射後に霧化した燃料が燃焼室25全体に拡散する。その結果、燃焼室25全体に混合気が拡がる。この状態で点火プラグ88が着火すると、燃焼室25内で均質燃焼が行われる。
従って、内燃機関10が成層燃焼を行う際に、混合気層中の燃料が多くなるほど(直噴インジェクタ87が噴射する燃料の噴射量が多くなるほど)、直噴インジェクタ87のヒータ86が発生する熱量を多くする(直噴インジェクタ87が噴射する燃料の温度を高める)ことにより、第2及び第3の実施形態と同様の作用効果を実現できる。
以上、本発明を上記各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、成層燃焼を行う際に、吸気工程にある内燃機関10の2つの吸気弁32のうちの一方の吸気弁(タンジェンシャルポート31bに対応する一方の吸気ポート31を開閉するもの)のバルブリフト量を、他方の吸気弁(スワールポート31aに対応する他方の吸気ポート31を開閉するもの)のバルブリフト量に比べて小さくするかゼロにすることにより、他方の吸気ポート31から燃焼室25に流れ込む混合気をスワール流Sにしてもよい。
この技術思想を第1〜第3の実施形態に適用した変形例(2つの吸気ポート31は互いに同じ形状であってもよいし、それぞれをスワールポート31aとタンジェンシャルポート31bにより構成してもよい)も、第1〜第3の実施形態と同様の作用効果を発揮可能である。
第1〜第3の実施形態(及び上記変形例)の内燃機関10の一方の吸気ポート31(タンジェンシャルポート31bに対応する吸気ポート)からインジェクタを省略した上で、吸気ポート31にスワールコントロールバルブを設けてもよい。そして成層燃焼を行う際は、スワールコントロールバルブを電気制御装置70で制御することにより、一方の吸気ポート31から燃焼室25に流れ込む空気量を絞り、他方の吸気ポート31(スワールポート31aに対応する吸気ポート)から燃焼室25に流れ込む混合気をスワール流にする。その一方で、均質燃焼を行う際は、スワールコントロールバルブをCPU70で制御することにより、両方の吸気ポート31から燃焼室25に流れ込む気体(混合気と空気)の流量差を小さくすることにより、燃焼室25全体に混合気を拡散させる。
この変形例も第1〜第3の実施形態と同様の作用効果を発揮可能である。
一方の吸気ポート31(タンジェンシャルポート31bに対応する吸気ポート)を流れる空気流を冷却し、かつ、他方の吸気ポート31(スワールポート31aに対応する吸気ポート)を流れる混合気を加熱することにより、両者を冷却及び加熱しない場合と比べて混合気層と空気層の温度差を小さくしてもよい。
10・・・内燃機関、25・・・燃焼室、31・・・吸気ポート、31a・・・スワールポート、31b・・・タンジェンシャルポート、31b1・・・メイン通路、31b2・・・冷却用通路、31c・・・空気流切換え弁(制御装置)、39a・・・成層兼均質燃焼用インジェクタ、39b・・・均質燃焼用インジェクタ、45・・・インタークーラー(温度調整手段)、65・・・クランクポジションセンサ、66・・・アクセル開度センサ、70・・・電気制御装置(ECU)(制御装置)、71・・・CPU、80・・・EGR通路(温度調整手段)、81・・・EGR弁(制御装置)、82・・・EGR弁アクチュエータ(制御装置)、85・・・燃料噴射通路、86・・・ヒータ(温度調整手段)、87・・・直噴インジェクタ、88・・・点火プラグ

Claims (1)

  1. 燃料及び空気を含む混合気層と空気層とを燃焼室内に形成しかつ前記混合気層中の前記燃料を燃焼させる成層燃焼を実行可能な内燃機関の燃焼状態制御システムにおいて、
    前記混合気層と前記空気層との少なくとも一方の温度調整を行う温度調整手段と、
    前記成層燃焼を実行するときに、前記温度調整手段に前記混合気層と前記空気層との少なくとも一方に対する温度調整を行わせることにより、前記温度調整手段が温度調整を行わないときと比べて前記混合気層と前記空気層の温度差を小さくする制御装置と、
    を備える内燃機関の燃焼状態制御システム。
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JP2019120233A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の吸排気系構造

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