JP2016205233A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016205233A
JP2016205233A JP2015087701A JP2015087701A JP2016205233A JP 2016205233 A JP2016205233 A JP 2016205233A JP 2015087701 A JP2015087701 A JP 2015087701A JP 2015087701 A JP2015087701 A JP 2015087701A JP 2016205233 A JP2016205233 A JP 2016205233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
reduced
cylinder operation
engine
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015087701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6197825B2 (ja
Inventor
顕 津田
Akira Tsuda
顕 津田
幸雄 拜崎
Yukio Haizaki
幸雄 拜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2015087701A priority Critical patent/JP6197825B2/ja
Publication of JP2016205233A publication Critical patent/JP2016205233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6197825B2 publication Critical patent/JP6197825B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】全筒運転から減筒運転への切り替え時に生じるエンジン振動を小さく抑える。【解決手段】全筒運転から減筒運転への切り替え要求があると、吸気量変更手段34に、各気筒2A〜2Dの吸気量を減筒運転時における吸気量に向けて増大させる吸気量増大制御を開始させ、各気筒2A〜2Dの吸気量が減筒運転時の吸気量に到達する前に、弁停止機構25aに特定の気筒(2A,2D)の吸気弁8および排気弁9を閉弁保持状態にさせ且つ特定の気筒(2A,2D)の点火手段の点火を停止して減筒運転を開始するとともに、減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、気筒から出力されるトルクを通常の全筒運転時におけるトルクよりも増大させる。【選択図】図7

Description

本発明は、吸気弁、排気弁を備えた複数の気筒と、全ての気筒内で混合気の燃焼が実施される全筒運転と、複数の気筒のうち特定の気筒内での燃焼が停止される減筒運転との間で切り替え可能なエンジンを制御する装置に関する。
従来から、複数の気筒を有する多気筒エンジンの分野では、一部の気筒内での燃焼を停止する減筒運転の技術が知られている。ここで、減筒運転では、稼働気筒の数すなわち出力する気筒の数が減少することから、エンジン全体での出力を維持するべく稼働気筒に吸入される空気量(吸気量)を増大する必要がある。
減筒運転を実施すれば、ポンピングロスを低減して燃費性能を高めることができる。しかしながら、全筒運転から減筒運転への切替を行うと、エンジン振動が大きくなり乗り心地が悪化するという問題がある。
この問題に対して、例えば、特許文献1には、減筒運転の開始前に各気筒の吸気量を減筒運転時の吸気量まで増大させつつ、この吸気量の増大に伴うエンジン全体からの出力増加を回避するべく点火時期を遅角させ、各気筒の吸気量が減筒運転時の吸気量まで増大した時点で減筒運転を開始するものが開示されている。
特許第3044919号公報
上記特許文献1の装置では、減筒運転開始時に吸気量を必要量確保しつつ、減筒運転開始前後においてエンジン全体からの出力の変動すなわち各気筒で発生するトルクの平均値の変動を抑制することはできる。しかしながら、この装置を用いても、減筒運転開始直後に生じるエンジン振動を十分に抑制することができず、乗り心地を十分に良好にすることができない。また、各気筒の吸気量が減筒運転時の吸気量まで増大するまでの時間、点火時期を遅角させることに伴って、エンジンの効率すなわち燃費性能が悪化する。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、全筒運転から減筒運転への切り替え時に、エンジンの効率の悪化を抑えつつ、より確実にエンジン振動を抑制することのできるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために鋭意研究した結果、本願発明者らは、全筒運転から減筒運転への切替時には、エンジン本体系(エンジン本体およびトランスミッションを含む系)のロール角が急変し、これによってエンジン振動が生じることを突き止めた。すなわち、全筒運転では、各気筒から燃焼による力が一定のサイクルでエンジン本体に加えられ、これにより、エンジン本体系のロール角は所定の角度に維持される。より詳細には、エンジン本体は、上記力を受けてクランク軸と直交する特定方向の一方側(シリンダブロックに燃焼による力が作用する向き。以下、加速側という場合がある)に所定の角度で傾いた状態に維持される。そのため、この状態から減筒運転が開始されて所定の気筒の燃焼が停止されると、この気筒からの燃焼による力がエンジン本体に加えられなくなる結果、エンジン本体系は特定方向の他方側(以下、減速側という場合がある)に傾き、そのロール角が急変する。そして、これに伴いエンジン本体系、及び駆動系(主にドライブシャフト)が振動を開始する。
本願は、この点に着目してなされたものであって、吸気弁、排気弁を備えた複数の気筒と、全ての気筒内で混合気の燃焼が実施される全筒運転と、複数の気筒のうち特定の気筒内での燃焼が停止される減筒運転との間で切り替え可能なエンジンを制御する装置であって、上記各気筒に設けられてこれら気筒内の空気と燃料の混合気に点火エネルギーを付与する点火手段と、上記各気筒に吸入される空気量である吸気量を変更可能な吸気量変更手段と、上記特定の気筒の吸気弁および排気弁を開閉が可能な状態と閉弁が保持される状態とに切り替える弁停止機構と、上記点火手段、吸気量変更手段、および、弁停止機構を含むエンジンの各部を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、全筒運転から減筒運転への切り替え要求があると、上記吸気量変更手段に、上記各気筒の吸気量を減筒運転時に本来必要な目標吸気量に向けて増大させる吸気量増大制御を開始させ、上記各気筒の吸気量が上記目標吸気量に到達する前に、上記弁停止機構に上記特定の気筒の吸気弁および排気弁を閉弁保持状態にさせ且つ上記特定の気筒の点火手段の点火を停止して上記減筒運転を開始するとともに、減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、上記気筒から出力されるトルクを通常の全筒運転時におけるトルクよりも増大させることを特徴とする(請求項1)。
本発明によれば、減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、気筒から出力されるトルクが通常の全筒運転時におけるトルクよりも増大されるため、減筒運転開始直前に、上記加速側にエンジン本体系をより大きく傾けることができる。そのため、減筒運転が開始して所定の気筒の燃焼が停止されるのに伴い、当該燃焼が停止された気筒からエンジン本体に加速側向きの力が加えられなくとも、エンジン本体系が減速側に傾くのを抑制することができる。従って、エンジン本体系の変位量(ロール角の変動量)を小さく抑えて、エンジン本体系、及び駆動系の振動を抑制することができる。
しかも、本発明では、減筒運転開始前に各気筒の吸気量を減筒運転時に本来必要な目標吸気量に向けて増大させつつ、各気筒の吸気量がこの目標吸気量に到達する前に減筒運転を開始させている。そのため、減筒運転開始後に吸気量が不足してエンジン全体での出力、すなわち、各気筒で発生するトルクの平均値(以下、平均エンジントルクという場合がある)が低下するのを抑制することができるとともに、より早期に減筒運転を開始させることができ高い燃費性能を確保すること、すなわち、エンジンの効率の悪化を抑制することができる。
本発明において、上記制御手段は、全筒運転時において、上記吸気量増大制御の開始後、上記各気筒の吸気量の増大に応じて上記点火手段の点火時期を通常の全筒運転時の点火時期よりも遅角側の時期にするのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、減筒運転開始前に吸気量を増大させつつ平均エンジントルクが増大するのを回避することができる。
ここで、本発明では、上記のように、各気筒の吸気量が減筒運転時に本来必要な目標吸気量に到達する前に減筒運転を開始させている。従って、このように点火時期を遅角させる制御を実施しても、この制御の実施期間を短く抑えることができ、燃費性能を高くすることができる。
この構成において、上記制御手段は、減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、上記点火手段の点火時期をそれ以前の点火時期よりも進角させることで、上記気筒から出力されるトルクを通常の全筒運転時におけるトルクよりも増大させるのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、点火時期の遅角量を少なく抑えつつトルクを増大させることができ、エンジン振動を抑制しながら燃費性能を高めることができる。
本発明において、上記制御手段は、減筒運転の開始直後、少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、燃焼が実施される気筒から出力されるトルクを、通常の減筒運転時のトルクよりも小さいトルクにするのが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、減筒運転開始直後、すなわち、所定の気筒での燃焼が停止されてこれに伴ってエンジン本体の加速側へ傾きが小さくされた直後に、燃焼によってエンジン本体が加速側に大きく傾くのが抑制される。そのため、エンジン本体系の変位量(ロール角の変動量)をより小さく抑えてエンジン振動をより小さく抑えることができる。
また、本発明において、上記制御手段は、減筒運転の開始直後の最初の燃焼サイクルにおいてのみ、燃焼が実施される気筒から出力される気筒のトルクを、通常の減筒運転時のトルクよりも小さくするのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、平均エンジントルクをより早期に通常の減筒運転時のトルクにすることができる。
上記とは別の構成として、上記制御手段は、減筒運転の開始直後の複数の燃焼サイクルにおいて、燃焼が実施される気筒から出力されるトルクを通常の減筒運転時のトルクよりも小さくするとともに、当該トルクを通常の減筒運転時のトルクに向けて徐々に増大させてもよい(請求項6)。
このようにすれば、減筒運転開始後、複数の燃焼サイクルにわたって、エンジン本体系の変位量(ロール角の変動量)を小さく抑えることができエンジン本体系、及び駆動系の振動をより確実に小さく抑えることができる。しかも、これら燃焼サイクルにおける各気筒から出力されるトルクが徐々に増大されることで、エンジン本体系の加速度を徐々に変化させることができ、エンジン本体系、及び駆動系の振動をより小さく抑えることができる。
以上説明したように、本発明のエンジンの制御装置によれば、全筒運転から減筒運転への切り替え時に生じるエンジン本体系、及び駆動系の振動を小さく抑えつつ、エンジンの効率悪化を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかるエンジンの全体構成を示す図である。 エンジン本体の周辺の構成を示す図である。 弁停止機構の作動油の経路を示した図である。 エンジンの制御系統を示すブロック図である。 全筒運転から減筒運転への切り替え時の制御手順を示したフローチャートである。 各運転領域を示した図である。 本発明の一実施形態に係る制御を実施した際の各パラメータの時間変化を示した図である。 比較例に係る制御を実施した際の各パラメータの時間変化を示した図である。
(1)エンジンの全体構成
図1、図2は、本発明の制御装置が適用されるエンジンの一実施形態を示す図である。これら図に示されるエンジンは、走行用の動力源として車両に搭載される4サイクルの多気筒ガソリンエンジンである。具体的に、このエンジンは、直線状に並ぶ4つの気筒2A〜2Dを有する直列4気筒型のエンジン本体1と、エンジン本体1に空気を導入するための吸気通路30と、エンジン本体1で生成された排ガスを排出するための排気通路35とを備えている。
図2に示すように、エンジン本体1は、上記4つの気筒2A〜2Dが内部に形成されたシリンダブロック3と、シリンダブロック3の上側に設けられたシリンダヘッド4と、各気筒2A〜2Dに往復摺動可能に挿入されたピストン11とを有している。
ピストン11の上方には燃焼室5が形成されており、この燃焼室5には、インジェクタ12から噴射されるガソリンを主成分とする燃料が供給される。ピストン11は、インジェクタ12から供給された燃料が燃焼室5で燃焼し、その燃焼による膨張力で押し下げられることで上下方向に往復運動する。
ピストン11は、エンジン本体1の出力軸であるクランク軸15とコネクティングロッド14を介して連結されている。ピストン11の往復運動に応じてクランク軸15は、その中心軸回りに回転する。
シリンダヘッド4には、各気筒2A〜2Dの燃焼室5に向けて燃料(ガソリン)を噴射するインジェクタ12と、インジェクタ12から噴射された燃料と空気との混合気に対し火花放電による点火エネルギーを供給する点火プラグ(点火手段)13とが設けられている。なお、当実施形態では、1気筒につき1つの割合で合計4個のインジェクタ12が設けられるとともに、同じく1気筒につき1つの割合で合計4個の点火プラグ13が設けられている。
当実施形態のような4サイクル4気筒のガソリンエンジンでは、各気筒2A〜2Dに設けられたピストン11がクランク角で180°CAの位相差をもって上下運動し、180°CA間隔で燃焼が実施される。すなわち、当実施形態では、180°CA毎に燃焼サイクルが実施される。これに対応して、各気筒2A〜2Dでの点火のタイミングも、180°CAずつ位相をずらしたタイミングに設定される。具体的には、図1の左側から順に、気筒2Aを第1気筒、気筒2Bを第2気筒、気筒2Cを第3気筒、気筒2Dを第4気筒とすると、第1気筒2A→第3気筒2C→第4気筒2D→第2気筒2Bの順に点火が行われる。
なお、当実施形態のエンジンは、4つの気筒2A〜2Dのうちの2つを休止させ、残りの2つの気筒を稼動させる運転、つまり減筒運転が可能な可変気筒エンジンである。このため、上記のような点火順序は、減筒運転ではない通常の運転時(4つの気筒2A〜2Dを全て稼動させる全筒運転時)のものである。一方、減筒運転時には、点火順序が連続しない2つの気筒(当実施形態では第1気筒2Aおよび第4気筒2D)において点火プラグ13の点火動作が禁止され、1つ飛ばしで点火が行われる。以下、適宜、減筒運転時に稼働している気筒を稼働気筒といい、休止している気筒を休止気筒という。
シリンダヘッド4には、吸気通路30から供給される空気(吸気)を各気筒2A〜2Dの燃焼室5に導入するための吸気ポート6と、各気筒2A〜2Dの燃焼室5で生成された排ガスを排気通路35に導出するための排気ポート7と、吸気ポート6を通じた吸気の導入を制御するために吸気ポート6の燃焼室5側の開口を開閉する吸気弁8と、排気ポート7からのガス排出を制御するために排気ポート7の燃焼室5側の開口を開閉する排気弁9とが設けられている。なお、当実施形態では、1気筒につき2つの割合で合計8個の吸気弁8が設けられるとともに、同じく1気筒につき2つの割合で合計8個の排気弁9が設けられている。
吸気通路30は、気筒2A〜2Dの各吸気ポート6と連通する4本の独立吸気通路31と、各独立吸気通路31の上流端部(吸気の流れ方向上流側の端部)に共通に接続されたサージタンク32と、サージタンク32から上流側に延びる1本の吸気管33とを有している。吸気管33の途中部には、吸気管33を開閉してその流路面積を変更するスロットルバルブ34aおよび、スロットルバルブ34aを駆動するバルブアクチュエータ34bが設けられている。バルブアクチュエータ34bによりスロットルバルブ34aの開度が変更されると、吸気管33を通過してエンジン本体1に導入される吸気の流量が変更される。このように、当実施形態では、スロットルバルブ34aとバルブアクチュエータ34bとは、各気筒2A〜2Dに流入する空気量である吸気量を変更する吸気量変更手段として機能する。
排気通路35は、気筒2A〜2Dの各排気ポート7と連通する4本の独立排気通路36と、各独立排気通路36の下流端部(排気ガスの流れ方向下流側の端部)が1箇所に集合した部分から下流側に延びる1本の排気管38とを有している。当実施形態では、排気順序(排気行程が実施される順序)が連続しない第1気筒2Aと第4気筒2Dの独立排気通路36が1本の通路に集合するとともに、排気順序が連続しない第2気筒2Bと第3気筒2Cの独立排気通路36が1本の通路に集合し、その後、これら2本の通路が排気管38に集約されている。排気管38には、触媒装置90が設けられている。
(2)動弁機構
次に、吸気弁8および排気弁9を開閉させるための機構について、図1〜図3を用いて説明する。吸気弁8および排気弁9は、それぞれ、シリンダヘッド4に配設された一対の動弁機構28,29により、クランク軸15の回転に連動して開閉駆動される。
これら吸気弁用の動弁機構28および排気弁用の動弁機構29には、それぞれ、各気筒2A〜2Dのバルブクリアランスを自動的にゼロに調整する公知の油圧式ラッシュアジャスタ(不図示。以降、Hydraulic Lash Adjusterの頭文字をとって「HLA」と略称する)が設けられている。
第1気筒2Aおよび第4気筒2D用のHLAは、エンジンの減筒運転か全筒運転かに応じて吸排気弁8,9を開閉動作させるか停止させるかを切り替える弁停止機構25aを有している。この弁停止機構25aは、4つの気筒2A〜2Dを全て稼働させる全筒運転時には、第1,第4気筒2A,2Dの吸排気弁8,9を開閉駆動する一方、第1,第4気筒2A,2Dを休止させる減筒運転時には、第1,第4気筒2A,2Dの吸排気弁8,9の開閉動作を停止してこれら吸排気弁8,9を閉弁状態に維持する。
当実施形態の弁停止機構25aは油圧駆動式であり、弁停止機構25aには、図3に示すようにオイルポンプ41から作動油が供給される。弁停止機構25aは、供給される油圧が所定油圧(基準油圧)以上になると吸排気弁8,9を閉弁保持する。オイルポンプ41と弁停止機構25aとの間の油路には、オイルポンプ41から弁停止機構25aへの油圧の供給を停止可能なソレノイドバルブ42が設けられている。従って、上記油路のうちソレノイドバルブ42よりも上流側の部分の油圧がオイルポンプ41により所定油圧以上に高められていても、ソレノイドバルブ42にオイルポンプ41から弁停止機構25aへの油圧の供給がよって停止されていると、吸排気弁8,9は開閉駆動される。一方、オイルポンプ41により上記油路の圧力が所定油圧以上に高められ、かつ、ソレノイドバルブ42によってオイルポンプ41から弁停止機構25aへの油圧の供給が許容されていると、吸排気弁8,9は閉弁保持される。当実施形態では、ソレノイドバルブ42が通電されておらずOFFであると、ソレノイドバルブ42によって上記油路が閉止されてオイルポンプ41から弁停止機構25aへの油圧の供給が停止され、ソレノイドバルブ42が通電されてONであると、上記油路が解放されてオイルポンプ41から弁停止機構25aへの油圧が供給される。
図3に示すように、本実施形態では、1つの気筒に対して1つの弁停止機構用のソレノイドバルブ42が設けられており、合計2つの弁停止機構用のソレノイドバルブ42が設けられている。そして、一方の弁停止機構用のソレノイドバルブ42が、第1気筒2Aの吸気弁8に設けられた弁停止機構25aおよび第1気筒2Aの排気弁9に設けられた弁停止機構25aに供給する油圧を同時に変更し、他方の弁停止機構用のソレノイドバルブ42が、第4気筒2Dの吸気弁8に設けられた弁停止機構25aおよび第4気筒2Dの排気弁9に設けられた弁停止機構25aに供給する油圧を同時に変更する。
(3)制御系統
次に、エンジンの制御系統について説明する。当実施形態のエンジンは、その各部が図4に示されるECU(エンジン制御ユニット、制御手段)50によって統括的に制御される。ECU50は、周知のとおり、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロプロセッサである。
エンジンおよび車両には、その各部の状態量を検出するための複数のセンサが設けられており、各センサからの情報がECU50に入力されるようになっている。
例えば、シリンダブロック3には、クランク軸15の回転角度(クランク角)および回転速度を検出するクランク角センサSN1が設けられている。このクランク角センサSN1は、クランク軸15と一体に回転する図略のクランクプレートの回転に応じてパルス信号を出力するものであり、このパルス信号に基づいて、クランク軸15の回転角度および回転速度すなわちエンジン回転数が特定される。
シリンダヘッド4にはカム角センサSN2が設けられている。カム角センサSN2は、動弁機構29に含まれるカム軸と一体に回転するシグナルプレートの歯の通過に応じてパルス信号を出力するものであり、この信号と、クランク角センサSN1からのパルス信号とに基づいて、どの気筒が何行程にあるかという気筒判別情報が特定される。
吸気管33には、サージタンク32よりも上流側の部分であってエアクリーナ31のすぐ下流側の部分に、吸気管33を通過して各気筒2A〜2Dに導入される空気量(吸気量)を検出する吸気量センサSN3が設けられている。シリンダヘッド4には、エンジン本体1を冷却する冷却液の温度であるエンジン水温を検出する水温センサSN4が設けられている。
また、車両には、運転者により操作される図外のアクセルペダルの開度(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサSN5が設けられている。
ECU50は、これらのセンサSN1〜SN5と電気的に接続されており、それぞれのセンサから入力される信号に基づいて、上述した各種情報(エンジン回転数、気筒情報、吸気量、エンジン水温、アクセル開度)を取得する。
そして、ECU50は、各センサSN1〜SN5からの入力信号に基づいて種々の判定や演算等を実行しつつ、エンジンの各部を制御する。すなわち、ECU50は、インジェクタ12、点火プラグ13、バルブアクチュエータ34b(スロットルバルブ34a)、弁停止機構用のソレノイドバルブ42(弁停止機構25a)等と電気的に接続されており、上記演算の結果等に基づいて、これらの機器にそれぞれ駆動用の制御信号を出力する。なお、当実施形態では、1気筒につき1組の割合で合計4組のインジェクタ12および点火プラグ13が存在するが、図4では、インジェクタ12および点火プラグ13をそれぞれ1つのブロックで表記している。また、弁停止機構用のソレノイドバルブ42は、第1気筒2Aの弁停止機構25aと、第4気筒2Dの弁停止機構25aとに対してそれぞれ1つずつ設けられており、合計2つの弁停止機構用のソレノイドバルブ42が存在するが、図4ではこれを1つのブロックで表記している。
ECU50は、機能的要素として、運転要求判定部51、スロットルバルブ制御部52、点火プラグ制御部53、インジェクタ制御部54、弁停止機構制御部55を有する。
運転要求判定部51は、クランク角センサSN1、水温センサSN4、アクセル開度センサSN5の検出値等から特定されるエンジンの運転条件に基づいて、エンジンの減筒運転および全筒運転のいずれを選択するかを判定する。スロットルバルブ制御部52は、バルブアクチュエータ34bを介してスロットルバルブ34aの開度すなわち各気筒の吸気量を制御する。点火プラグ制御部53は、点火プラグ13を制御する。インジェクタ制御部54は、インジェクタ12を制御する。弁停止機構制御部55は、弁停止機構用のソレノイドバルブ42を制御して弁停止機構25aに供給される油圧すなわち第1,第4気筒2A,2Dの吸排気弁8,9の開閉動作を変更する。これら制御部52〜55の制御内容の詳細について次に説明する。
(4)制御内容
(4−1)通常運転時の制御
まず、全筒運転から減筒運転への切替時以外であって通常の全筒運転時および減筒運転時における各制御部52〜55の制御内容について説明する。
スロットルバルブ制御部52は、エンジン全体からの出力、すなわち、各気筒2A〜2Dから発生されるトルクの平均値(4気筒分すなわち4燃焼サイクル分の平均値。以下、適宜、平均エンジントルクという)の目標値である目標平均トルクを算出する。スロットルバルブ制御部52は、アクセル開度センサSN5の検出値すなわちアクセルペダルの踏込操作量に応じて、目標平均トルクを算出する。そして、この目標平均トルクが実現されるように、バルブアクチュエータ34bを制御してスロットルバルブ34aの開度を変更する。
具体的には、スロットルバルブ制御部52は、目標平均トルクに基づき、これを実現するために必要な各気筒2A〜2Dの充填効率である要求充填効率を求める。そして、この要求充填効率を実現するために必要な吸気通路30内の空気量である吸気通路内要求空気量を求める。例えば、吸気通路内要求空気量は、エンジン回転数および吸気弁8の開閉時期等に応じて予め設定されたサージタンク基準体積効率と、要求充填効率とに基づいて算出される。
次に、スロットルバルブ制御部52は、吸気通路内要求空気量と、現在の吸気通路30内の空気量と、吸気通路30内から気筒に吸入される空気流量とに基づいて、スロットルバルブ34aを通過する空気流量の目標値である要求スロットル通過空気流量を求める。そして、スロットルバルブ制御部52は、この要求スロットル通過空気流量に基づいて、これを実現するために必要なスロットルバルブ34aの開度(目標スロットルバルブ開度)を算出して、スロットルバルブ34aの開度がこの算出された開度となるように、バルブアクチュエータ34bを駆動する。
目標スロットルバルブ開度は、例えば、ベルヌーイの定理を利用して算出することができる。すなわち、スロットルバルブ34aを通過する空気流量は、スロットルバルブ34aの開度と、スロットルバルブ34aの上流側と下流側との圧力比(上流側に対する下流側の圧力の割合、以下、スロットル上下流圧力比という)によって決まるため、スロットルバルブ34aの上流側と下流側の圧力をセンサによって検出し、この検出値と、要求スロットル通過空気流量とに基づいて、目標スロットルバルブ開度を算出することができる。具体的には、スロットルバルブ34aの開度と、スロットルバルブ上下流圧力比と、スロットルバルブ34aを通過する空気流量とを予め求めてこれらの関係をマップで記憶しておき、このマップから、検出したスロットル上下流圧力比と、要求スロットル通過空気流量とに対応するスロットルバルブ34aの開度を抽出して、目標スロットルバルブ開度に設定すればよい。例えば、このマップは、スロットルバルブ34aを通過する空気流量が一定の場合において、スロットルバルブ上下流圧力比が1に近いほどスロットルバルブ34aの開度が大きくなるように設定される。
ここで、減筒運転時は、稼働・出力する気筒の数が減少する。そのため、減筒運転時では、エンジン全体での出力(平均エンジントルク)を全筒運転時と同程度にするために、稼働気筒(第2,第3気筒2B,2C)の1気筒あたりのトルク(以下、適宜、単位気筒トルクという)を、全筒運転時よりも大きくする必要があり、これに伴って、各気筒の充填効率を全筒運転時よりも増大させる必要がある。そのため、減筒運転時の要求充填効率、すなわち、減筒運転時において運転者から要求されている目標平均トルクを実現するために本来必要な充填効率(目標吸気量)は、全筒運転時の要求充填効率よりも大きくされる。ここで、各気筒の充填効率を増大させるためには、吸気通路30内の圧力(スロットルバルブ34aよりも下流側の圧力)を増大させる必要がある。従って、減筒運転時には、スロットルバルブ上下流圧力比は、全筒運転時よりも1に近い値とされ、減筒運転時のスロットルバルブ34aの開度は全筒運転時の開度よりも大きい側(開き側)に制御される。
点火プラグ制御部53は、減筒運転か全筒運転かに応じて休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)の点火プラグ13の制御を切り替える。具体的には、全筒運転時は、点火プラグ制御部53は、全ての気筒2A〜2Dの点火プラグ13を駆動して点火を実行する。一方、減筒運転時は、点火プラグ制御部53は、休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)での燃焼を停止させるために、当該気筒の点火プラグ13の駆動を禁止する。
点火プラグ制御部53は、通常の全筒運転時および減筒運転時に点火プラグ13を稼働させる場合、最大トルクを実現できるMBT(Minimum spark advance for Best Torque)に近い時期を点火時期に決定し、この時期に点火プラグ13に点火を行わせる。
インジェクタ制御部54は、減筒運転か全筒運転かに応じて休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)のインジェクタ12の制御を切り替える。具体的には、インジェクタ制御部54は、全筒運転時は、全ての気筒2A〜2Dのインジェクタ12を駆動して燃料噴射を実行する一方、減筒運転時は、休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)への燃料噴射を禁止する。
弁停止機構制御部55は、減筒運転か全筒運転かに応じて弁停止機構用のソレノイドバルブ42の制御を切り替える。すなわち、弁停止機構制御部55は、全筒運転時は、ソレノイドバルブ42をOFF状態として全ての気筒2A〜2Dの吸排気弁8,9の開閉を可能とする一方、減筒運転時は、弁停止機構用のソレノイドバルブ42をON状態として休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)の吸排気弁8,9を閉弁保持させる。
(4−2)全筒運転から減筒運転への切替時の制御
次に、全筒運転から減筒運転への切替時の制御内容について、図5を用いて説明する。
まず、ECU50は、ステップS1,S2を実施して減筒運転の要求があったかどうかを判定する。具体的には、ECU50は、ステップS1にて、各センサの検出値により特定される、エンジン負荷、エンジン回転数、エンジン水温、アクセル開度等の読み込みを行う。次に、ECU50は、ステップS2において、全筒運転から減筒運転への切替要求があったかどうかを判定する。上記のとおり、この判定は運転要求判定部51により行われ、運転要求判定部51は、エンジン負荷、エンジン回転数が所定の運転領域にあるか否か、エンジン水温が所定の温度以上であるか否か、アクセル開度の変化率が所定値以上であるか否か等によって、全筒運転から減筒運転への要求があったかどうかを判定する。
当実施形態では、運転要求判定部51は、図6に示すように、エンジン負荷およびエンジン回転数が比較的低い特定の運転領域A1にあるときに、第1,第4気筒2A,2Dを休止させる(第2,第3気筒2B,2Cのみを稼働させる)減筒運転の要求があると判定する。逆に、エンジン負荷およびエンジン回転数が上記特定の運転領域A1を除く残余の運転領域A2にあるときには、第1〜第4気筒2A〜2Dを全て稼働させる全筒運転の要求があると判定する。また、運転要求判定部51は、冷間時や加減速が激しい場合には、全筒運転を実施すると判定する。例えば、運転要求判定部51は、水温センサSN4により検出されたエンジン水温が所定値以下の場合や、アクセル開度センサSN5により検出されたアクセル開度の変化率が大きい場合には、全筒運転を実施すると判定する。
ステップS2の判定がNOであって、全筒運転から減筒運転への要求がないと判定された場合は、ステップS20に進み、通常の全筒運転を実施し、処理を終了する(ステップS1に戻る)。一方、ステップS2の判定がYESであって、全筒運転から減筒運転への要求があった場合は、ステップS3に進む。
ステップS3では、ECU50は、オイルポンプ41を駆動して、オイルポンプ41と弁停止機構用のソレノイドバルブ42との間の油路の油圧を高める。これは、減筒運転開始時に、より確実に休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)の吸排気弁8,9を閉弁保持するためである。すなわち、油圧の変化には遅れがあるため、減筒運転開始時にオイルポンプ41の駆動を開始させたのでは、減筒運転開始時に上記油圧を上記基準油圧まで上昇させることができず休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)の吸排気弁8,9を閉弁保持することができないおそれがある。そこで、当実施形態では、全筒運転から減筒運転への要求があると、減筒運転を開始する前にオイルポンプ41を駆動して上記油圧を高める。なお、このように減筒運転開始前にオイルポンプ41と弁停止機構用のソレノイドバルブ42との間の油路の油圧を高めても、弁停止機構用のソレノイドバルブ42がOFF状態であることで、休止気筒(第1,第4気筒2A,2D)の吸排気弁8,9の開閉駆動は維持される。ステップS3の次はステップS4に進む。
ステップS4では、ECU50は、通常の減筒運転時の要求充填効率(目標平均トルクを実現するために減筒運転時に本来必要な充填効率)を算出し、これを要求充填効率に設定する。具体的には、上記のようにアクセルペダルの踏込操作量に応じて設定された目標平均トルク、すなわち、全筒運転が実施されている現在の平均エンジントルクを、稼働気筒(第2,第3気筒2B,2C)のみで実現するために必要な充填効率を算出し、この充填効率を要求充填効率として設定する。ステップS4の次はステップS5に進む。
ステップS5では、ECU50は、各気筒2A〜2Dの充填効率がステップS4で算出した要求充填効率になるように、すなわち、各気筒2A〜2Dの吸気量が通常の減筒運転時の吸気量になるように、スロットルバルブ34aの開度を変更する。上記のように、減筒運転時の要求充填効率は全筒運転時の要求充填効率よりも大きい値に設定される。そのため、ステップS5では、ECU50は、スロットルバルブ34aを通常の全筒運転時よりも開き側に変更する。なお、吸気量には遅れがあるため、このようにスロットルバルブ34aの開度が変更されても、充填効率はすぐには要求充填効率に到達せず徐々に増加する。ステップS4,S5の制御は、スロットルバルブ制御部52により実施される。ステップS5の次はステップS6に進む。
ステップS6では、オイルポンプ41と弁停止機構用のソレノイドバルブ42との間の油路の油圧が基準油圧以上、かつ、各気筒の充填効率が基準充填効率以上であるか否かを判定する。
基準油圧は、弁停止機構25aによって吸排気弁8,9を閉弁保持することができる油圧である。当実施形態では、ステップS3のオイルポンプ41による油圧上昇の開始後、予め設定された基準時間が経過すると上記油圧が基準油圧以上になったと推定、判定する。基準充填効率は、ステップS4で算出された減筒運転時の要求充填効率よりも小さい量である。当実施形態では、基準充填効率は、上記のようにスロットルバルブ34aの開度変更に伴って充填効率が要求充填効率に向かって徐々に増大している状態において、要求充填効率に到達するタイミングよりもおよそ4燃焼サイクル前(720°CA前)に実現される充填効率に設定されている。基準充填効率は、例えば、各エンジン回転数と各エンジン負荷等について予め実験等によって設定され、ECU50に記憶されている。
ステップS6の判定がNOであって、上記油圧が基準油圧に到達していない、あるいは、各気筒2A〜2Dの充填効率が基準充填効率に到達していない場合は、ステップS7に進む。
ステップS7では、平均エンジントルクが通常の全筒運転時のトルク(ステップS5の充填効率を増大させる制御を実施しない時の値、目標平均トルク)とほぼ同程度となるように、点火時期を通常の全筒運転時の点火時期よりも遅角側に変更する。すなわち、ステップS5が実施されるのに伴って充填効率は通常の全筒運転時の充填効率よりも増大する。そのため、通常の全筒運転時と同じ点火時期で点火したのでは、平均エンジントルクが通常の全筒運転時の値すなわち目標平均トルクであって運転者が要求しているトルクよりも増大する。そこで、当実施形態では、この平均エンジントルクの増大を回避するべく、点火時期を充填効率の増加量に応じて遅角する。このステップS7の制御は、点火プラグ制御部53により実施される。
一方、ステップS6の判定がYESであって、上記油圧が基準油圧以上、かつ、各気筒2A〜2Dの充填効率が基準充填効率以上の場合は、ステップS8に進む。
ステップS8では、ECU50は、稼働気筒(第2気筒2Bあるいは第3気筒2C)のいずれか一つの単位気筒トルクを1燃焼サイクルだけ増大させる。すなわち、ステップS6の判定がYESになると、稼働気筒(第2気筒2Bあるいは第3気筒2C)の単位気筒トルクを1回(1燃焼サイクル)だけ増大させる。当実施形態では、ステップS6の判定がYESとなった後最初に燃焼が実施される稼働気筒の単位気筒トルクを増大する。
また、当実施形態では、現在の平均エンジントルクすなわち目標平均トルクを稼働気筒(第2,第3気筒2B,2C)の出力だけで実現するのに必要な単位気筒トルク(以下、通常減筒単位トルクという)の所定割合分だけ、単位気筒トルクを増大する。例えば、通常減筒単位トルクの25%分、単位気筒トルクを増大する。この単位気筒トルクの増大は、点火時期の変更によって実現される。具体的には、点火時期がそれ以前の点火時期よりも進角側に変更される。ステップS8の次はステップS9に進む。
ステップS9では、ステップS8において単位気筒トルクが増大された気筒の次(点火順序が次)の休止気筒(第1気筒2Aあるいは第4気筒2D)の吸排気弁8,9が閉弁保持されるとともに、この気筒(第1気筒2Aあるいは第4気筒2D)の点火が停止されて、減筒運転が開始される。このステップS9の点火停止は、点火プラグ制御部53により実施される。また、このステップS9の吸排気弁8,9の閉弁保持は、弁停止機構制御部55により実施され、ソレノイドバルブ42がOFFとされることで実現される。ステップS9の次はステップS10に進む。
ステップS10では、減筒運転が開始されてから最初に燃焼が実施される気筒(第2気筒2Bあるいは第3気筒2C)の単位気筒トルクが、通常の減筒運転時の単位気筒トルク、すなわち、上記通常減筒単位トルクよりも小さくされる。当実施形態では、通常減筒単位トルクの所定割合(100%より小さい割合)の値(以下、減筒開始時目標トルクという)とされる。例えば、減筒開始時目標トルクは、通常減筒単位トルクの75%程度とされる。
このトルクの制御は、点火時期の変更によって実現される。具体的には、ECU50は、現在のエンジン回転数とエンジン負荷および吸気量とに基づいて、上記減筒開始時目標トルクを実現できる点火時期を算出し、この時期に点火を行わせる。ステップS10の次はステップS11に進む。
ステップS11では、ECU50は、通常の減筒運転を開始する。すなわち、各稼働気筒(第2,第3気筒2B,2C)の単位気筒トルクを、通常減筒単位気筒トルク、すなわち、目標平均トルクを稼働気筒(第2,第3気筒2B,2C)だけで実現することのできる単位気筒トルクとする。ステップS11の後は処理を終了する(通常の減筒運転を継続する)。
(5)作用等
以上のように、当実施形態では、減筒運転を開始する前に各気筒2A〜2Dの充填効率の増大を開始し、各気筒2A〜2Dの充填効率が通常の減筒運転時の要求充填効率に到達する前に減筒運転を開始させる。そして、このとき、稼働気筒(第2気筒2Bあるいは第3気筒2C)の単位気筒トルクを増大させ、その次の気筒(点火順序が次の気筒)の燃焼を停止して減筒運転を開始させる。さらに、減筒運転開始後、最初に燃焼が行われる気筒(第1気筒2Aあるいは第4気筒2D)の単位気筒トルクを小さく抑える。
このようにすることで、当実施形態では、減筒運転開始時すなわち全筒運転から減筒運転への切替時に、平均エンジントルクの変動を抑制しつつ、かつ、エンジン振動を小さく抑さえて乗り心地を良好にすることができるとともに、燃費性能を高めることができる。
図7および図8を用いて具体的に説明する。
図7は、上記実施形態において全筒運転から減筒運転への切替時の各パラメータの時間変化を示したものである。
図8は、全筒運転から減筒運転への切替時に従来の制御を実施した場合(以下、比較例という)の図である。具体的には、この比較例では、全筒運転から減筒運転への切替時に実施される当実施形態の上記制御のうち、減筒運転開始直前に単位気筒トルクを増大させる制御、減筒運転開始直後の単位気筒トルクを小さく抑える制御を実施しない。また、当実施形態と同様に減筒運転開始前に点火時期を遅角させながら充填効率を増大する制御を実施するが、この比較例では、充填効率が減筒運転時の値に到達した時点で減筒運転を開始する。
これら図7、8には、上から順に、減筒要求フラグ、充填効率、点火時期、稼働・出力している気筒の数、単位気筒トルク、エンジンのロール角の各時間変化を示している。
減筒要求フラグは、減筒運転が要求されている場合に1となり、他の場合は0となるフラグである。当実施形態では、上記のように、運転要求判定部51によって全筒運転を実施する運転条件から減筒運転を実施する運転条件に切り替わると、減筒要求フラグは0から1に変更される。
エンジンのロール角は、エンジン本体1の傾斜角度であって、エンジン本体1の停止時の姿勢に対する傾斜角度である。すなわち、ピストン11に燃焼による力が加えられると、その反作用によってシリンダブロック3には各気筒からクランクシャフト15の軸と直交する方向(図1における上下方向、および、図2における左右方向)の一方向き(以下、この方向を加速側といい、反対側を減速側という)の力が加えられるため、エンジン本体1は、停止時の姿勢から傾く。
図8に示すように、比較例では、時刻t1にて減筒要求フラグが0から1に変わると要求充填効率が通常の減筒運転時の充填効率に設定され、スロットルバルブ34aが開き側に変更される。これに伴い充填効率は徐々に増大する。そして、充填効率の増大に伴って点火時期が遅角される。これらの制御により、単位気筒トルクおよび平均エンジントルクがほぼ一定に維持された状態で、充填効率は増大していく。
そして、比較例では、上記のように、充填効率が要求充填効率に到達した時刻t2にて減筒運転が開始される。すなわち、時刻t2にて、出力する気筒の数が2つに低減されるとともに点火時期がMBT付近の通常の減筒運転時の点火時期に変更される。
このように、比較例では、減筒運転開始前に点火時期が遅角されながら充填効率が増大され、充填効率が要求充填効率に到達した時点で減筒運転が開始される。そのため、減筒運転開始前後の平均エンジントルクはほぼ一定に維持される。
しかしながら、比較例では、減筒運転が開始される時刻t2で、エンジンのロール角すなわちエンジン本体1の傾きが急変し、その後、ロール角が変動してエンジンが振動する。そして、トランスミッションを含む駆動系(主にドライブシャフト)も振動する。すなわち、比較例では、上記のように平均エンジントルクが減筒運転開始前後で一定となるように制御されており、減筒運転開始直前まで、エンジン本体1(主にシリンダブロック3)には各気筒2A〜2Dから燃焼サイクル毎(180°CA毎)に燃焼によって加速側向きにほぼ同一の力が加えられる。そして、これによって、エンジン本体1のロール角は所定の値に維持される。そのため、この状態で減筒運転が開始されて一の気筒(第1気筒2Aまたは第4気筒2D)の燃焼が停止されると、この気筒からエンジン本体1に加速側向きの力が加えられなくなるため、エンジン本体1は減速側に大きく傾き、ロール角が大きく変化する。そして、これをきっかけとしてエンジン本体1さらにはエンジン本体を含むエンジン系部材および駆動系部材が振動を開始する。
このように、比較例では、減筒運転開始前後で平均エンジントルクはほぼ一定に維持されるが、減筒運転開始直後にエンジン本体1のロール角が変動してエンジン本体1さらにはエンジン系および駆動系が大きく振動する。
これに対して、当実施形態でも、図7に示すように、時刻t1で減筒要求フラグが0から1に変わると要求充填効率が通常の減筒運転時の充填効率の値とされ、スロットルバルブ34aが開き側に変更されるとともに、充填効率の増大に伴って点火時期が遅角される。そのため、単位気筒エンジントルクおよび平均トルクをほぼ一定に維持した状態で、充填効率を増大させることができ、減筒運転開始時に充填効率が大きく不足し、これに伴って平均エンジントルクが要求値から大きくずれるのを抑制することができる。
一方、当実施形態では、時刻t10にて充填効率が要求充填効率よりも小さい基準充填効率に到達した時点で、点火順序が休止気筒(第1気筒2Aまたは第4気筒2D)の一つ前の稼働気筒(第2気筒2Bまたは第3気筒2C)の単位気筒トルクが増大される。具体的には、点火時期がそれ以前よりも進角側とされて、これにより単位気筒トルクが増大される。
そして、時刻t11にて、この単位気筒トルクが増大された気筒の次(点火順序が次)の休止気筒の燃焼が停止されて減筒運転が開始される。
また、当実施形態では、減筒運転が開始されてから最初に燃焼が実施される稼働気筒の単位気筒トルクが、通常の減筒運転時の単位気筒トルク(通常減筒単位トルク)よりも小さい上記減筒開始時目標トルクに抑えられる。そして、その後、稼働気筒の単位気筒トルクが通常の減筒運転時の単位気筒トルクとされて通常の減筒運転が実施される。
このように、当実施形態では、時刻t10にて単位気筒トルクが増大されることで、この時刻t10における平均エンジントルクは増大する。また、減筒運転開始直後に単位気筒エンジントルクが小さく抑えられることで、減筒運転開始直後の平均エンジントルクは低下する。そのため、当実施形態では、比較例と異なり、減筒運転開始前後で、平均エンジントルクは変化する。
しかしながら、当実施形態では、減筒運転開始時のエンジン本体1のロール角の変動が比較例よりも小さく抑えられる。そのため、上記のように、減筒運転開始前後で平均エンジントルクは変化するが、エンジン本体1の振動を小さく抑えることができ、乗り心地をより良好にすることができる。
すなわち、当実施形態では、減筒運転が開始される直前に、単位気筒トルクを増大することで、エンジン本体1に加速側向きの強い力を加えてエンジン本体1を加速側向きにより大きく傾けることができる。そのため、その後減筒運転が開始されてエンジン本体1に休止気筒(第1気筒2Aまたは第4気筒2D)から加速側向きの力が加えられなくとも、エンジン本体1の減速側への変位(ロール角の変化)を小さく抑えることができる。従って、これをきっかけとするエンジン振動を抑制することができる。
さらに、当実施形態では、減筒運転開始後、最初の燃焼気筒(第2気筒2Bまたは第3気筒2C)の単位気筒トルクが小さく抑えられてエンジン本体1の加速側向きの加速度が小さくされる。そのため、休止気筒(第1気筒2Aまたは第4気筒2D)から加速側向きの力が加えられず減速側に傾いたエンジン本体1が、今度は加速側に大きく傾き、ロール角が大きく変化するのを抑制することができる。従って、エンジン振動をより確実に抑えることができる。
また、当実施形態では、このように、減筒運転開始直前の単位気筒トルクの増大および減筒運転開始直後の単位気筒トルクの低減によって全筒運転から減筒運転への切替時に生じるエンジン振動を小さく抑えることができることから、エンジン振動を抑制するために充填効率が通常の減筒運転時の充填効率(要求充填効率)に到達するまで減筒運転の開始を待つ必要がない。従って、減筒運転をより早期に開始させることができる。また、これに伴い、図7に一点鎖線で示した比較例に比べて点火時期を遅角させる期間を短くできる。そのため、燃費性能を高めることができる。もちろん、このように、比較的早期に減筒運転を開始させるが、当実施形態でも、減筒運転開始前に充填効率の増大を開始させ、かつ、点火時期を遅角させていることで、上記切替時の平均エンジントルクの変動を小さく抑えることができる。
さらに、上記のように、当実施形態では、時刻t10にて、点火時期をそれ以前の時期よりも進角側にすることで単位気筒トルクを増加させており、減筒運転開始前における点火時期の遅角量を少なく抑えることがで、これによっても燃費性能を高めることができる。
(6)変形例
ここで、上記実施形態では、減筒運転開始直前の一燃焼サイクルでのみ単位気筒トルクを増大させる場合について説明したが、減筒運転開始前の複数サイクルで単位気筒トルクを増大させてもよい。
また、上記実施形態では、減筒運転開始直後の一燃焼サイクルでのみ単位気筒トルクを減少させる場合について説明したが、減筒運転開始後の複数サイクルで単位気筒トルクを減少させるとともに、この単位気筒トルクを徐々に増大させてもよい。このようにすれば、減筒運転開始後、複数の燃焼サイクルにわたってロール角の変動を小さく抑えることができるとともに、エンジン本体1に加えられる力が急変してこれに伴いロール角の変化量が大きくなるのを回避することができるため、エンジン本体1の振動をより小さく抑えることができる。
また、上記実施形態では、充填効率が基準充填効率に到達した時点で減筒運転を開始させる場合、および、基準充填効率を減筒運転時の要求充填効率に到達するタイミングよりもおよそ4燃焼サイクル前(720°CA前)に実現される充填効率に設定した場合について説明したが、基準充填効率の具体的値はこれに限らず、減筒運転時の要求充填効率よりも小さい値であればよい。
例えば、基準充填効率を、点火時期を通常の減筒運転時の点火時期としたときに、減筒運転開始後最初に燃焼が実施される気筒の単位気筒トルクが、減筒運転時通常単位気筒トルクの所定割合(25%)分増大される値に設定してもよい。このようにすれば、減筒運転開始後最初に燃焼が実施される気筒の点火時期を、より確実に通常の減筒運転時の点火時期にすることができる。従って、点火時期を遅角させる必要がなく燃費性能が向上する。
一方、基準充填効率を上記実施形態の値にすれば、減筒運転開始後において2回目の燃焼が実施されるときに、点火時期を通常の減筒運転時の点火時期とした状態で、単位気筒トルクを通常の減筒運転時のトルクにすることができるため、燃費性能を高くしつつ平均エンジントルクの要求値からのずれをより確実に小さく抑えることができる。
また、上記実施形態では、減筒運転開始前に吸気量を増大させつつ点火時期を遅角させた場合について説明したが、この点火時期の遅角制御は省略してもよい。ただし、点火時期の遅角制御を実施すれば、減筒運転開始前において、充填効率を増大させつつ、この増大に伴う平均エンジントルクの増大を回避することができるため、平均エンジントルクの要求値からのずれをより確実に抑制することができる。
また、上記実施形態では、4気筒ガソリンエンジンに本発明の制御装置を適用した例について説明したが、本発明の制御装置が適用可能なエンジンの形式はこれに限られない。例えば、6気筒や8気筒など、4気筒以外の多気筒エンジンを対象としてもよく、また、ディーゼルエンジン、エタノール燃料エンジンやLPGエンジン等、他種の内燃機関を対象としてもよい。
また、上記実施形態では、スロットルバルブ34aの開度変更により充填効率が変更される場合について説明したが、充填効率を変更するための手段すなわち吸気量変更手段の具体的構成はこれに限られない。例えば、吸気弁8の閉弁時期を変更可能な吸気開閉時期変更機構を設け、この機構により吸気弁8の閉弁時期を変更することで充填効率を変更してもよい。
1 エンジン本体
2A〜2D 気筒
8 吸気弁
9 排気弁
13 点火プラグ(点火手段)
25a 弁停止機構
50 ECU(制御手段)

Claims (6)

  1. 吸気弁、排気弁を備えた複数の気筒と、全ての気筒内で混合気の燃焼が実施される全筒運転と、複数の気筒のうち特定の気筒内での燃焼が停止される減筒運転との間で切り替え可能なエンジンを制御する装置であって、
    上記各気筒に設けられてこれら気筒内の空気と燃料の混合気に点火エネルギーを付与する点火手段と、
    上記各気筒に吸入される空気量である吸気量を変更可能な吸気量変更手段と、
    上記特定の気筒の吸気弁および排気弁を開閉が可能な状態と閉弁が保持される状態とに切り替える弁停止機構と、
    上記点火手段、吸気量変更手段、および、弁停止機構を含むエンジンの各部を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、
    全筒運転から減筒運転への切り替え要求があると、
    上記吸気量変更手段に、上記各気筒の吸気量を減筒運転時に本来必要な目標吸気量に向けて増大させる吸気量増大制御を開始させ、
    上記各気筒の吸気量が上記目標吸気量に到達する前に、上記弁停止機構に上記特定の気筒の吸気弁および排気弁を閉弁保持状態にさせ且つ上記特定の気筒の点火手段の点火を停止して上記減筒運転を開始するとともに、
    減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、上記気筒から出力されるトルクを通常の全筒運転時におけるトルクよりも増大させることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの制御装置において、
    上記制御手段は、全筒運転時において、上記吸気量増大制御の開始後、上記各気筒の吸気量の増大に応じて上記点火手段の点火時期を通常の全筒運転時の点火時期よりも遅角側の時期にすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 請求項2に記載のエンジンの制御装置において、
    上記制御手段は、減筒運転開始直前の少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、上記点火手段の点火時期をそれ以前の点火時期よりも進角させることで、上記気筒から出力されるトルクを通常の全筒運転時におけるトルクよりも増大させることを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの制御装置において、
    上記制御手段は、減筒運転の開始直後、少なくとも1の燃焼サイクルにおいて、燃焼が実施される気筒から出力されるトルクを、通常の減筒運転時のトルクよりも小さいトルクにすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  5. 請求項4に記載のエンジンの制御装置において、
    上記制御手段は、減筒運転の開始直後の最初の燃焼サイクルにおいてのみ、燃焼が実施される気筒から出力される気筒のトルクを、通常の減筒運転時のトルクよりも小さくすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  6. 請求項4に記載のエンジンの制御装置において、
    上記制御手段は、減筒運転の開始直後の複数の燃焼サイクルにおいて、燃焼が実施される気筒から出力されるトルクを通常の減筒運転時のトルクよりも小さくするとともに、当該トルクを通常の減筒運転時のトルクに向けて徐々に増大させることを特徴とするエンジンの制御装置。
JP2015087701A 2015-04-22 2015-04-22 エンジンの制御装置 Active JP6197825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015087701A JP6197825B2 (ja) 2015-04-22 2015-04-22 エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015087701A JP6197825B2 (ja) 2015-04-22 2015-04-22 エンジンの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016205233A true JP2016205233A (ja) 2016-12-08
JP6197825B2 JP6197825B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=57489123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015087701A Active JP6197825B2 (ja) 2015-04-22 2015-04-22 エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6197825B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109386388A (zh) * 2017-08-08 2019-02-26 本田技研工业株式会社 内燃机的控制装置
CN110778408A (zh) * 2018-07-26 2020-02-11 马自达汽车株式会社 压缩着火式发动机的控制装置
JP2020026753A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社豊田自動織機 内燃機関システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05332172A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Toyota Motor Corp エンジンの分割運転制御装置
JP2004346875A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Mitsubishi Motors Corp 筒内噴射型内燃機関の休筒制御装置
JP2010236398A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd 触媒暖機制御される内燃機関
JP2011012610A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Toyota Motor Corp 可変気筒内燃機関の制御装置
US20110180037A1 (en) * 2010-01-27 2011-07-28 Denso Corporation Cylinder deactivation EMS control

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05332172A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Toyota Motor Corp エンジンの分割運転制御装置
JP2004346875A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Mitsubishi Motors Corp 筒内噴射型内燃機関の休筒制御装置
JP2010236398A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd 触媒暖機制御される内燃機関
JP2011012610A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Toyota Motor Corp 可変気筒内燃機関の制御装置
US20110180037A1 (en) * 2010-01-27 2011-07-28 Denso Corporation Cylinder deactivation EMS control

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109386388A (zh) * 2017-08-08 2019-02-26 本田技研工业株式会社 内燃机的控制装置
CN109386388B (zh) * 2017-08-08 2021-09-07 本田技研工业株式会社 内燃机的控制装置
CN110778408A (zh) * 2018-07-26 2020-02-11 马自达汽车株式会社 压缩着火式发动机的控制装置
JP2020026753A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社豊田自動織機 内燃機関システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6197825B2 (ja) 2017-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6020770B2 (ja) エンジンの制御装置
US8185295B2 (en) Multi-cylinder engine
JP6079798B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6123759B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6011714B2 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP6213425B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6197825B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2009191649A (ja) 内燃機関の制御装置
US7447586B2 (en) Valve characteristic control apparatus for internal combustion engine
JP2014020265A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6222004B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6090641B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6399477B2 (ja) 車両の制御装置
JP6183390B2 (ja) エンジンの制御装置
JP5282636B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6449044B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6107862B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JP6264302B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2017078343A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010255591A (ja) エンジン制御装置
JP6197806B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6305106B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2015078628A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2018178719A (ja) 副室式エンジン用気筒休止制御装置
JP2006029211A (ja) 複数内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6197825

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150