JP2016205039A - フェンス - Google Patents

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章好 ▲高▼宮
章好 ▲高▼宮
Akiyoshi Takamiya
達巳 三川
Tatsumi Mikawa
達巳 三川
俊 大野
Takashi Ono
俊 大野
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Abstract

【課題】横桟と縦格子との連結強度が大きくなって、これらの横桟と縦格子を一層確実に連結することができるようになるフェンスを提供すること。【解決手段】フェンスは、横桟2と、横桟2の長さ方向に間隔をあけて並設された複数本の縦格子3とを含んで構成され、横桟2に、横桟2の本体10から縦格子3の側に延出したリブ部11が設けられ、横桟2の長さ方向と直交する水平方向を厚さ方向とするリブ部11に、中空部材となっている縦格子3の端部が挿入される上下方向のスリットが形成され、リブ部11の先端部に、リブ部11の厚さ方向に突出した突出成分を有していて、縦格子3の外面が加圧されることによって縦格子の内部に膨出形成された突起が係止する係止部12が設けられているフェンスであり、リブ部11と、係止部12における横桟2の本体10側の面とがなす角度が鋭角になっている。【選択図】図9

Description

本発明は、横桟と縦格子とを含んで構成されるフェンスに係り、例えば、住宅等の建物の敷地の隣地境界箇所や道路との境界箇所等に設置されるフェンスに利用できるものである。
下記の特許文献1には、住宅等の建物の敷地の隣地境界箇所や道路との境界箇所等に設置されるフェンスが示されている。このフェンスは、水平方向を長さ方向とする横桟と、それぞれが上下方向の長さを有し、横桟の長さ方向に間隔をあけて並設された複数本の縦格子とを含んで構成されており、横桟には、この横桟の長さ方向に延びていて、横桟の本体から縦格子の側に延出しているリブ部が設けられているとともに、横桟の長さ方向と直交する水平方向を厚さ方向とするこのリブ部に、中空部材となっている縦格子の端部が挿入される上下方向のスリットが形成され、リブ部の先端部には、このリブ部の厚さ方向に突出した突出成分を有していて、縦格子の外面が加圧されることによってこの縦格子の内部に膨出形成された突起が係止する係止部が設けられている。
そして、この係止部は、リブ部と直角をなすものとなっており、このため、リブ部と、係止部における横桟の本体側の面とがなす角度は、90度となっている。
実公平1−40597号公報
特許文献1のフェンスでは、リブ部の先端部に設けられた係止部に、縦格子の内部に膨出形成された突起が係止することにより、横桟と縦格子とが連結されることになり、このような連結構造において、係止部に対する突起の係止を一層確実にして横桟と縦格子との連結強度を大きくできる工夫が求められる。
本発明の目的は、横桟と縦格子との連結強度が大きくなって、これらの横桟と縦格子を一層確実に連結することができるようになるフェンスを提供するところにある。
本発明に係るフェンスは、水平方向を長さ方向とする横桟と、それぞれが上下方向の長さを有し、前記横桟の前記長さ方向に間隔をあけて並設された複数本の縦格子とを含んで構成され、前記横桟に、この横桟の前記長さ方向に延びていて、前記横桟の本体から前記縦格子の側に延出しているリブ部が設けられているとともに、前記横桟の前記長さ方向と直交する水平方向を厚さ方向とする前記リブ部に、中空部材となっている前記縦格子の端部が挿入される上下方向のスリットが形成され、前記リブ部の先端部に、このリブ部の前記厚さ方向に突出した突出成分を有していて、前記縦格子の外面が加圧されることによってこの縦格子の内部に膨出形成された突起が係止する係止部が設けられているフェンスにおいて、前記リブ部と、前記係止部における前記本体側の面とがなす角度が鋭角になっていることを特徴とするものである。
本発明に係るフェンスでは、リブ部と、係止部における横桟の本体側の面とがなす角度は鋭角になっているため、縦格子の内部に膨出形成された突起が係止部に係止することにより、縦格子の端部がリブ部から抜け出すことに抵抗する抵抗力が大きくなり、これにより、横桟と縦格子との連結強度が大きくなり、このため、これらの横桟と縦格子を一層確実に連結できるようになる。
また、リブ部と、係止部における横桟の本体側の面とがなす角度が鋭角になっていることにより、縦格子の内部に膨出形成する突起についてのリブ部の厚さ方向の寸法を小さくすることができ、このため、この突起を形成するために縦格子の外面を加圧するための荷重を小さくすることができて、縦格子の内部に突起を膨出形成するための加工作業を容易に行えるようになる。
以上の本発明において、係止部を、リブ部の先端部に、このリブ部の厚さ方向片側だけに前記突出成分を有するものとして形成してもよいが、係止部を、リブ部の先端部に、このリブ部の厚さ方向両側に前記突出成分を有するものとして形成することが好ましい。
これによると、縦格子の内部に膨出形成される突起が2個となり、これらの突起が係止部に係止するため、横桟と縦格子との連結強度を一層大きくできる。
また、リブ部と、係止部における横桟の本体側の面とがなす角度が鋭角になっていれば、係止部における横桟の本体側とは反対側の面は、任意の形状でよく、その一例は、係止部における横桟の本体側の面と、係止部における横桟の本体側とは反対側の面とを平行又は略平行とし、これにより、係止部を、横桟の本体に向かって拡開したV状又は略V状とすることである。
他の例は、係止部における横桟の本体側とは反対側の面を湾曲した面とすることであり、さらに、他の例は、係止部における横桟の本体側とは反対側の面を水平又は略水平の平坦面とすることである。
また、本発明において、中空部材となっている縦格子の端部を挿入するために横桟のリブ部に形成するスリットは、このスリットの全長に渡って同じ幅寸法で上下方向に形成してもよいが、横桟の本体側とは反対側の端部を除き、同じ幅寸法で上下方向に形成し、横桟の本体側とは反対側の端部では、スリットの幅寸法を横桟の本体側とは反対側へ次第に大きくすることが好ましい。
これによると、中空部材となっている縦格子の端部をスリットに挿入するための作業を、幅寸法が横桟の本体側とは反対側へ次第に大きくなっているスリットの箇所を案内部にして行えることになり、このため、この作業を容易に実施できるようになる。
また、スリットは横桟のリブ部だけに形成してもよいが、縦格子にも、横桟のリブ部のスリットと一致する箇所において、スリットを上下方向に形成し、このスリットに横桟のリブ部を挿入するようにしてもよい。
これによると、縦格子のスリットに横桟のリブ部が挿入されるため、横桟のリブ部に上下方向に形成するスリットの長さ寸法を、縦格子に上下方向に形成したスリットの長さ寸法分だけ短くすることができ、これによると、リブ部にスリットを形成しても、リブ部の強度が低下せず、充分に大きなリブ部の強度を確保することができる。
また、このように縦格子にも上下方向のスリットを形成する場合には、このスリットを、スリットの全長に渡って同じ幅寸法で上下方向に形成してもよいが、横桟側の端部を除き、同じ幅寸法で上下方向に形成し、横桟側の端部では、スリットの幅寸法を横桟側へ次第に大きくすることが好ましい。
これによると、縦格子に上下方向に形成されたスリットに横桟のリブ部を挿入する作業を、幅寸法が横桟側へ次第に大きくなっているスリットの箇所を案内部にして行えるため、この作業を容易に実施できるようになる。
以上の本発明において、横桟は、任意の材料で任意の作業により製造されたものでよく、その一例は、横桟を、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品とすることである。
これによると、多数の横桟を安価に製造することができる。
さらに、縦格子も、任意の材料で任意の作業により製造されたものでよく、その一例は、横桟と同様に、縦格子を、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品とすることである。そして、中空部材となって縦格子の平断面形状も任意の形状でよく、例えば、六角形の平断面形状でもよく、四角形の平断面形状でもよく、円形の平断面形状でもよく、楕円形の平断面形状でもよい。
本発明によると、フェンスの構成要素である横桟と縦格子の連結強度を大きくできて、これらの横桟と縦格子を一層確実に連結できるようになるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るフェンスの全体を、一部を省略して示した正面図である。 図2は、横桟を示す斜視図である。 図3は、図2の一部拡大図である。 図4は、図2のS4−S4線断面図である。 図5は、図4の一部拡大図であって、リブ部の先端部に設けられた係止部を示す図である。 図6は、横桟と縦格子とを連結する前に、横桟のリブ部に、縦格子の端部を挿入するためのスリットを形成することを示す図1と同様の図である。 図7は、横桟のリブ部に形成されたスリットと、縦格子の端部とを示す正面図である。 図8は、横桟の本体、リブ部及び係止部と、スリットが形成された縦格子の端部とを示す側面図である。 図9は、横桟と縦格子を連結したときを示す側面図である。 図10は、図9のS10−S10線断面図である。 図11は、リブ部の先端部に設ける係止部の別実施形態を示す図5と同様の図である。 図12は、係止部のさらに別実施形態を示す図5と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係るフェンス1の一部が省略された全体正面図が示されており、このフェンス1は、それぞれが水平方向を長さ方向としている上下2本の横桟2と、それぞれが上下方向の長さを有し、横桟2の長さ方向に間隔をあけて並設された複数本の縦格子3とを含んで構成されている。パネル状となっているフェンス1には、図示しない2本の支柱が、水平方向の間隔をあけてブラケット等の取付具により取り付けられ、これらの支柱により、フェンス1は、例えば、住宅等の建物の敷地同士を区画する隣地境界箇所に設置される。また、パネル状となっているフェンス1に、このフェンス1と同様に、横桟2と縦格子3とを含んで構成された他のフェンスが左右方向に連結され、これにより、左右方向に延長されたフェンスが形成される。
図2には、縦格子3の端部が連結される以前の横桟2の斜視図が示されており、図3は、図2の一部拡大図であり、図4は、図2のS4−S4線断面図である。これらの図2〜図4に示されているように、横桟2は、中空の本体10と、この本体10から上下方向に延出しているリブ部11とを有し、このリブ部11が延出している方向は、図1で示した縦格子3側の方向である。すなわち、図1で示されている上下2本の横桟2のうち、上側の横桟2は、リブ部11を下向きとし、下側の横桟2は、リブ部11を上向きとしており、同じ形状及び寸法の2本の横桟2が、リブ部11を互いに向かい合わせて配置される。
そして、リブ部11は、横桟2の長さ方向と直交する水平方向が厚さ方向となっているものであり、また、本体10は、横桟2の全長に渡って連続して形成されており、リブ部11も、横桟2の長さ方向に延びていて、横桟2の全長に渡って連続して形成されている。
図5は、図4で示されているリブ部11の先端部の拡大図である。この図5に示されているように、リブ部11の先端部には、係止部12が設けられ、この係止部12は、本体10に向かって拡開したV状又は略V状となっている。すなわち、係止部12は、鉛直方向に対して傾斜している2個の傾斜部13が、リブ部11の厚さ方向両側に対称的に形成されたものとなっており、これらの傾斜部13は、係止部12におけるリブ部11の厚さ方向に突出した突出成分を形成しており、また、これらの傾斜部13は、リブ部11の先端部から横桟2の本体10側へ延びるにしたがい、これらの傾斜部13同士の間隔が大きくなるものとなっているため、係止部12は、リブ部11の厚さ方向両側へ突出した突出成分を有し、この突出成分は、リブ部11の厚さ方向両側に設けられている。
そして、係止部12における横桟2の本体10側の面、言い換えると、傾斜部13における横桟2の本体10側の面13Aと、リブ部11とがなす角度はαであり、この角度αは鋭角となっている。また、係止部12における本体10側とは反対側の面、言い換えると、傾斜部13における本体10側とは反対側の面13Bと、傾斜部13における横桟2の本体10側の面13Aとは、平行又は略平行になっている。
このため、本実施形態の係止部12は、本体10に向かって拡開したV状又は略V状の形状になっており、リブ部11と係止部12の全体では、矢印状又は碇状の形状となっている。
以上の横桟2は、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品であり、このため、縦格子3の端部が連結される以前の横桟2は、同一断面形状が横桟2の長さ方向に連続したものとなっている。
図1で示したそれぞれの縦格子3も、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品であり、後述する図10に示されているように、これらの縦格子3は中空部材となっている。
上下2本の横桟2と、これらの横桟2の間に配置される縦格子3とを連結する際には、図6に示されているように、それぞれの横桟2のリブ部11に、それぞれの縦格子3が配置される箇所ごとにおいて、スリット14を回転切削具等による切削加工により形成する。これらのスリット14は、縦格子3の上下方向の端部を挿入するためのものであるため、中空部材となっている1本の縦格子3について、それぞれの横桟2のリブ部11に2個のスリット14を形成する。図7には、1本の縦格子3について2個のスリット14が形成されている横桟2のリブ部11と、縦格子3の端部とが示されており、それぞれのスリット14は、リブ部11の先端部に設けられている係止部12から切り込まれて上下方向に延びているが、これらのスリット14は、横桟2の本体10まで達していない。また、それぞれのスリット14は、本体10側とは反対側の端部を除き、同じ幅寸法W1で上下方向に形成されており、また、本体10側とは反対側の端部では、スリット14の幅寸法は本体10側とは反対側へ次第に大きくなっている。このため、スリット14における本体10側とは反対側の端部は、幅寸法が本体10側とは反対側へ幅寸法W1よりも次第に大きくなっている幅寸法拡大部14Aとなっている。
なお、幅寸法W1は、中空部材である縦格子3の厚さ寸法W2と同じ又は略同じである。
図8には、横桟2と縦格子3とを連結する以前に、縦格子3の端部にも、スリット15が上下方向に形成されることが示されている。リブ部11のスリット14と一致する縦格子3の箇所に形成されているこのスリット15は、リブ部11のうち、スリット14の延長上にあってスリット14が形成されていない部分を挿入するために縦格子3に設けられるものであり、上下2本の横桟2と対応してそれぞれの縦格子3の上下両端部に形成されるスリット15は、回転切削具等による切削加工により縦格子3の上下両端面から上下方向に形成される。スリット15は、横桟2側の端部を除き、同じ幅寸法W3で上下方向に延びているおり、また、横桟2側の端部では、スリット15の幅寸法は横桟2側へ次第に大きくなっている。このため、スリット15における横桟2側の端部は、幅寸法が横桟2側へ幅寸法W3よりも次第に大きくなっている幅寸法拡大部15Aとなっている。
なお、幅寸法W3は、リブ部11の厚さ寸法W4と同じ又は略同じである。
また、図7に示されているように、横桟2の本体10から縦格子3側へ延出しているリブ部11と、このリブ部11の先端部に設けられている係止部12との合計の上下寸法H1は、係止部12から切り込まれてリブ部11に形成されているスリット14の上下寸法H2と、図8で示した縦格子3の端部に形成されているスリット15の上下寸法H3との合計値と同じ又は略同じになっている。
以上のように横桟2のリブ部11にスリット14を形成し、縦格子3の端部にもスリット15を形成した後に、スリット14とスリット15とを一致させて横桟2を縦格子3側へ押圧すると、スリット14に縦格子3の端部が挿入されるとともに、スリット15に、リブ部11のうち、スリット14の延長上にあってスリット14が形成されていない部分が挿入される。
このような挿入作業は、上下2本の横桟2を、それぞれの縦格子3の上下両端部について行い、これらの作業時において、スリット14の幅寸法拡大部14Aが案内部となることにより、縦格子3の端部が案内され、また、スリット15の幅寸法拡大部15Aが案内部となることにより、リブ部11のうち、スリット14の延長上にあってスリット14が形成されていない上記部分が案内されるため、上記挿入作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、上記挿入作業を行うと、上述したように図7の上下寸法H1は、図7の上下寸法H2と図8の上下寸法H3との合計値と同じ又は略同じになっているため、縦格子3の長さ方向の端面を、横桟2の本体10と一致又は略一致する位置まで到達させることができる。
さらに、本実施形態では、縦格子3の端部に上下寸法H3のスリット15を設けているため、横桟2のリブ部11に形成するスリット14の上下寸法H2を、スリット15の上下寸法H3分だけ短くすることができ、これにより、リブ部11のスリット14は、横桟2の本体10まで達しないものとなり、このため、横桟2の補強部ともなっているリブ部11にスリット14を形成しても、リブ部11の強度が低下せず、充分に大きなリブ部11の強度を確保することができる。
図9は、横桟2と縦格子3とを連結した後を示しており、図10は、図9のS10−S10線断面図である。横桟2と縦格子3とを連結するためには、図9に示されているように、縦格子3の外面をパンチ等の加圧工具によって加圧することによってこの外面に窪み16を形成し、これにより、図10に示されているように、中空部材となっている縦格子3の内部に膨出形成された突起17を設ける。窪み16及び突起17は、図9に示されているように、横桟2のリブ部11の先端部に係止部12を形成するためにリブ部11の厚さ方向両側に2個設けられている前述の傾斜部13ごとに、これらの傾斜部13と接触する横桟2の本体10側の箇所に設け、また、図10に示されているように、リブ部11が貫通している縦格子3の両側に窪み16及び突起17を設ける。
このように縦格子3の内部に突起17を膨出形成すると、突起17は、縦格子3の内部において、横桟2のリブ部11の先端部に形成されている係止部12に係止するため、この係止作用により、横桟2と縦格子3は連結されることになり、上述の窪み16及び突起17をそれぞれの縦格子3の上下両端部の近傍に設けることにより、上下2本の横桟2とそれぞれの縦格子3の上下両端部とを、上述の係止作用によって連結する。
これにより、上下2本の横桟2とそれぞれの縦格子3の上下両端部とが連結されたことになり、図1で示したフェンス1が製造される。
特に、本実施形態では、前述したようにリブ部11と、係止部12における横桟2の本体10側の面となっている傾斜部13の面13Aとがなす角度αが、図5で示したように鋭角となっているため、縦格子3の端部がリブ部11から抜け出すことに抵抗する抵抗力が大きくなり、これにより、横桟2と縦格子3との連結強度を大きくすることができ、このため、横桟2と縦格子3を一層確実に連結できるようになる。
また、リブ部11と、係止部12における横桟2の本体10側の面となっている傾斜部13の面13Aとがなす角度αが鋭角になっていることにより、縦格子3の内部に膨出形成する突起17についてのリブ部11の厚さ方向の寸法を小さくすることができ、このため、この突起17を形成するために縦格子3の外面を加圧するための荷重を小さくすることができて、縦格子3の内部に突起17を膨出形成するための加工作業を容易に行えるようになる。
さらに、本実施形態では、係止部12は、2個の傾斜部13により形成されたものとなっているため、係止部12は、リブ部11の厚さ方向両側に突出した突出成分を有するものとなっており、このため、縦格子3の内部に膨出形成される突起17の個数が2個となり、これらの突起17が、係止部12を形成しているそれぞれの傾斜部13に係止するため、横桟2と縦格子3との連結強度を一層大きくできる。
図11は、リブ部11の先端部に設ける係止部についての別実施形態を示している。この実施形態に係る係止部22も、リブ部11の厚さ方向両側に突出成分を有しているとともに、リブ部11と、係止部22における横桟2の本体10側の面22Aとがなす角度αは、鋭角になっているが、係止部22における横桟2の本体10側とは反対側の面22Bは、湾曲膨出した面となっている。
図12は、係止部についてのさらに別実施形態を示している。この実施形態に係る係止部32も、リブ部11の厚さ方向両側に突出成分を有しているとともに、リブ部11と、係止部32における横桟2の本体10側の面32Aとがなす角度αは、鋭角になっているが、係止部32における横桟2の本体10側とは反対側の面32Bは、水平又は略水平の平坦面となっている。
リブ部11に設ける係止部は、図11及び図12の係止部22,32としてもよいが、この係止部を、図5の実施形態で説明したように、リブ部11の厚さ方向両側に設けられた2個の傾斜部13からなるものとし、係止部12における横桟2の本体10側の面となっている傾斜部13の面13Aと、係止部12における横桟2の本体10側とは反対側の面となっている傾斜部13の面13Bとを平行又は略平行とすることにより、係止部12は、横桟2の本体10に向かって拡開したV状又は略V状の形状とすることにより、図11及び図12の係止部22,32よりも、横桟2の材料であるアルミ又はアルミ合金の使用量を削減することができる。
本発明は、例えば、住宅等の建物の敷地の隣地境界箇所や道路との境界箇所等に設置されるフェンスに利用することができる。
1 フェンス
2 横桟
3 縦格子
10 本体
11 リブ部
12,22,32 係止部
13 係止部におけるリブ部の厚さ方向に突出した突出成分を形成している傾斜部
13A 係止部における横桟の本体側の面である傾斜部の面
13B 係止部における横桟の本体側とは反対側の面である傾斜部の面
16 窪み
17 突起
22A,32A 係止部における横桟の本体側の面
α 鋭角の角度

Claims (7)

  1. 水平方向を長さ方向とする横桟と、それぞれが上下方向の長さを有し、前記横桟の前記長さ方向に間隔をあけて並設された複数本の縦格子とを含んで構成され、前記横桟に、この横桟の前記長さ方向に延びていて、前記横桟の本体から前記縦格子の側に延出しているリブ部が設けられているとともに、前記横桟の前記長さ方向と直交する水平方向を厚さ方向とする前記リブ部に、中空部材となっている前記縦格子の端部が挿入される上下方向のスリットが形成され、前記リブ部の先端部に、このリブ部の前記厚さ方向に突出した突出成分を有していて、前記縦格子の外面が加圧されることによってこの縦格子の内部に膨出形成された突起が係止する係止部が設けられているフェンスにおいて、
    前記リブ部と、前記係止部における前記本体側の面とがなす角度が鋭角になっていることを特徴とするフェンス。
  2. 請求項1に記載のフェンスにおいて、前記係止部は、前記リブ部の前記先端部に、このリブ部の前記厚さ方向両側に前記突出成分を有して形成されていることを特徴とするフェンス。
  3. 請求項2に記載のフェンスにおいて、前記係止部における前記本体側の前記面と、前記係止部における前記本体側とは反対側の面とが平行又は略平行となっており、前記係止部は、前記本体に向かって拡開したV状又は略V状となっていることを特徴とするフェンス。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のフェンスにおいて、前記リブ部に形成されている前記スリットは、前記本体側とは反対側の端部を除き、同じ幅寸法で上下方向に形成されているとともに、前記本体側とは反対側の前記端部では、前記スリットの幅寸法が前記本体側とは反対側へ次第に大きくなっていることを特徴とするフェンス。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のフェンスにおいて、前記縦格子には、前記リブ部の前記スリットと一致する箇所において、前記リブ部を挿入するためのスリットが上下方向に形成されていることを特徴とするフェンス。
  6. 請求項5に記載のフェンスにおいて、前記縦格子の前記スリットは、前記横桟側の端部を除き、同じ幅寸法で上下方向に形成されているとともに、前記横桟側の前記端部では、前記縦格子の前記スリットの幅寸法が前記横桟側へ次第に大きくなっていることを特徴とするフェンス。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のフェンスにおいて、前記横桟は、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品であることを特徴とするフェンス。
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