JP2016204975A - 縦目地用ジョイナ - Google Patents
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Abstract
【課題】縦目地部分に設置することでサイディング材が強風等で外れることを抑制でき、かつサイディング材と壁体の間の空間が狭い場合にも適用でき、合成樹脂製のサイディング材の伸縮も許容できるうえ、壁体から予期せず外れにくい縦目地用ジョイナを提供することを目的とする。
【解決手段】壁体に横方向に隣り合うように取り付けられたサイディング材の間に形成される縦目地の部分に設置される縦目地用ジョイナであって、前記サイディング材の外面上に縦目地を覆うように設置される合成樹脂製のカバー板部10と、カバー板部10の裏側に設けられた金属補強板12と、を備える、縦目地用ジョイナ1。
【選択図】図1
【解決手段】壁体に横方向に隣り合うように取り付けられたサイディング材の間に形成される縦目地の部分に設置される縦目地用ジョイナであって、前記サイディング材の外面上に縦目地を覆うように設置される合成樹脂製のカバー板部10と、カバー板部10の裏側に設けられた金属補強板12と、を備える、縦目地用ジョイナ1。
【選択図】図1
Description
本発明は、縦目地用ジョイナに関する。
建築物や構造物等の外壁には、外装化粧材としてサイディング材が使用されることが多い。サイディング材としては、合成樹脂製サイディング材、金属製サイディング材、窯業系サイディング材等が知られている。通常、サイディング材は特定の大きさのものが量産され、建築物等の外壁に複数のサイディング材が並べて取り付けられる。サイディング材としては、例えば、杉板の下見板張りのようなクリップボード型やドイツ張りのダッチラップ型等が知られており、またその働き幅は200〜400mmと様々な種類がある。このようなサイディング材を壁体に複数取り付ける際には、横方向に隣り合うサイディング材の間に縦目地が形成される。
縦目地の態様としては、例えば、横方向に隣り合うサイディング材の端部同士を重ね合わせる態様が知られている(例えば、特許文献1)。この場合、縦目地を壁体の上下方向に連続させると、強風等によりサイディング材が壁体から外れやすくなる。
そこで、横方向に隣り合うサイディング材の端部同士を重ねて縦目地を形成する場合は、一般に、壁体の上下に位置する縦目地を横方向にずらすように各サイディング材が設置される。例えば、図6に例示した、上下方向の中央部分に横方向に延びる段差が形成されたサイディング材200を用いる場合について説明する。この場合、横方向に隣り合うサイディング材200で形成される縦目地210の位置が、壁体の上下方向に連続しないように、横方向にずれるように各サイディング材200を壁体に取り付ける。
しかし、このように縦目地の位置をずらす方法は、各々の縦目地をどの位置にするかを施工現場で決める必要があるために作業難易度が上がり、作業者への負担が大きくなる。
そこで、横方向に隣り合うサイディング材の端部同士を重ねて縦目地を形成する場合は、一般に、壁体の上下に位置する縦目地を横方向にずらすように各サイディング材が設置される。例えば、図6に例示した、上下方向の中央部分に横方向に延びる段差が形成されたサイディング材200を用いる場合について説明する。この場合、横方向に隣り合うサイディング材200で形成される縦目地210の位置が、壁体の上下方向に連続しないように、横方向にずれるように各サイディング材200を壁体に取り付ける。
しかし、このように縦目地の位置をずらす方法は、各々の縦目地をどの位置にするかを施工現場で決める必要があるために作業難易度が上がり、作業者への負担が大きくなる。
長尺のベース部材及びカバー部材を備える縦目地用ジョイナを縦目地上に取り付けることも提案されている(例えば、特許文献2)。これにより、サイディング材が風等で外れることが抑制される。具体的には、壁体に取り付けたベース部材上で、横方向に隣り合うサイディング材の端部同士を突き合わせて縦目地を形成し、カバー部材で該縦目地を覆った状態で該カバー部材がベース部材に固定される。
しかし、該縦目地用ジョイナを用いる方法は、サイディング材と壁体との間にベース部材を配置するための充分な空間が必要なため、サイディング材と壁体との間の空間が狭い場合には適用できない。
しかし、該縦目地用ジョイナを用いる方法は、サイディング材と壁体との間にベース部材を配置するための充分な空間が必要なため、サイディング材と壁体との間の空間が狭い場合には適用できない。
縦目地用ジョイナとしては、縦目地を覆う合成樹脂製のカバー部材を備え、該カバー部材の下端部から裏側に延出し、さらにその先端が上方に延出した返し部が設けられた縦目地用ジョイナも提案されている(例えば、特許文献3)。該縦目地用ジョイナを設置する際には、カバー部材で縦目地を覆うようにサイディング材の外面上に配置し、下端部の返し部をサイディング材の段差部分に下から上に引っ掛ける。そして、カバー部材の上端部を、上下に隣り合うサイディング材の重なり部分の間に挿入して固定する。該縦目地用ジョイナは、ベース部材を用いないため、サイディング材と壁体の間の空間が狭い場合にも適用できる。
しかし、該縦目地用ジョイナにおいては、合成樹脂製のカバー部材が撓みやすいために設置強度が充分でなく、取り付けられた縦目地用ジョイナが強風等の影響で下方に抜け落ちるおそれがある。
しかし、該縦目地用ジョイナにおいては、合成樹脂製のカバー部材が撓みやすいために設置強度が充分でなく、取り付けられた縦目地用ジョイナが強風等の影響で下方に抜け落ちるおそれがある。
ところで、合成樹脂製サイディング材は、金属製や窯業系のサイディング材に比べて、耐久性に優れること、塩害による錆や凍結融解によるひび割れがないこと、撥水性や耐衝撃性に優れること、軽量で加工性が良好であること等の利点がある。そのため、新築もしくはリフォームにおいては、合成樹脂製サイディング材が用いられることが多い。しかし、合成樹脂製のサイディング材は、昼間と夜間の温度差や、季節毎の温度差による伸縮が大きく、縦目地の間隔が変化する。そのため、合成樹脂製のサイディング材の場合、縦目地用ジョイナはサイディング材の伸縮を許容できるものであることが重要である。
本発明は、縦目地部分に設置することでサイディング材が強風等で外れることを抑制でき、かつサイディング材と壁体の間の空間が狭い場合にも適用でき、合成樹脂製のサイディング材の伸縮も許容できるうえ、壁体から予期せず外れにくい縦目地用ジョイナを提供することを目的とする。
本発明の縦目地用ジョイナは、壁体に横方向に隣り合うように取り付けられたサイディング材の間に形成される縦目地の部分に設置される縦目地用ジョイナであって、前記サイディング材の外面上に縦目地を覆うように設置される合成樹脂製のカバー板部と、前記カバー板部の裏側に設けられた金属補強板と、を備える。
本発明の縦目地用ジョイナは、縦目地部分に設置することでサイディング材が強風等で外れることを抑制でき、かつサイディング材と壁体の間の空間が狭い場合にも適用でき、合成樹脂製のサイディング材の伸縮も許容できるうえ、壁体から予期せず外れにくい。
本明細書において、「外面」とは、縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に屋外側となる面である。
「裏面」とは、外面の反対側、すなわち縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に建築物側となる面である。
上端部等における「上」は、縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に上になる側をいう。
下端部等における「下」は、縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に下になる側をいう。
「裏面」とは、外面の反対側、すなわち縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に建築物側となる面である。
上端部等における「上」は、縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に上になる側をいう。
下端部等における「下」は、縦目地用ジョイナを建築物の外壁等に取り付けた際に下になる側をいう。
本発明の縦目地用ジョイナは、壁体に横方向に隣り合うように取り付けられたサイディング材の間に形成される縦目地の部分に設置される縦目地用ジョイナである。以下、本発明の縦目地用ジョイナの一例を示して説明する。
本実施形態の縦目地用ジョイナ1は、図1及び図2に示すように、サイディング材の外面上に縦目地を覆うように設置されるカバー板部10と、カバー板部10の裏側に設けられた金属補強板12と、を備える。
(カバー板部)
カバー板部10は、横方向に隣り合うサイディング材の間に形成された縦目地を覆うようにサイディング材の外面上に配置され、それらサイディング材を押さえるための板状の部材である。
本発明においては、カバー板部の形状は、縦目地用ジョイナを適用するサイディング材の外面の形状に沿う形状になっていることが好ましい。具体的には、この例では、カバー板部10の形状は、縦目地用ジョイナ1を適用する後述のサイディング材200の外面形状に沿う形状になっている。これにより、縦目地用ジョイナ1によってサイディング材をよりしっかりと押さえることができる。また、縦目地上に縦目地用ジョイナ1を取り付けたときにサイディング材の外面とカバー板部10との間の隙間を小さくすることができ、該隙間から雨水等がサイディング材の壁体側まで侵入することを抑制しやすくなる。
カバー板部10は、横方向に隣り合うサイディング材の間に形成された縦目地を覆うようにサイディング材の外面上に配置され、それらサイディング材を押さえるための板状の部材である。
本発明においては、カバー板部の形状は、縦目地用ジョイナを適用するサイディング材の外面の形状に沿う形状になっていることが好ましい。具体的には、この例では、カバー板部10の形状は、縦目地用ジョイナ1を適用する後述のサイディング材200の外面形状に沿う形状になっている。これにより、縦目地用ジョイナ1によってサイディング材をよりしっかりと押さえることができる。また、縦目地上に縦目地用ジョイナ1を取り付けたときにサイディング材の外面とカバー板部10との間の隙間を小さくすることができ、該隙間から雨水等がサイディング材の壁体側まで侵入することを抑制しやすくなる。
この例では、カバー板部10の形状は、上下方向の中央部分に横方向に延びる段差が設けられ、側面視で波形状になっており、上下方向に同じ形状が2回繰り返された形状になっている。
なお、本発明の縦目地用ジョイナにおけるカバー板部の形状は、この例の形状には限定されない。例えば、上下方向に同じ形状が繰り返される数が3回以上のカバー板部であってもよく、上下方向に同じ形状が繰り返されないカバー板部であってもよい。
なお、本発明の縦目地用ジョイナにおけるカバー板部の形状は、この例の形状には限定されない。例えば、上下方向に同じ形状が繰り返される数が3回以上のカバー板部であってもよく、上下方向に同じ形状が繰り返されないカバー板部であってもよい。
カバー板部10の上端部には、横方向に延びる帯状の薄肉部10aが形成されている。例えば、後述するように、上下に隣り合うサイディング材の上端部と下端部との重なり部分の間に薄肉部10aを挿入することで、縦目地用ジョイナ1の上端部をサイディング材の外面上に取り付けることができる。
カバー板部10における薄肉部10a以外の部分の厚みは、強度等を考慮して適宜設定すればよく、例えば、0.5〜5mmとすることができる。
カバー板部10における薄肉部10aの厚みは、上下に隣り合うサイディング材の上端部と下端部との重なり部分の隙間の間隔に応じて適宜設定すればよい。
カバー板部10における薄肉部10aの厚みは、上下に隣り合うサイディング材の上端部と下端部との重なり部分の隙間の間隔に応じて適宜設定すればよい。
カバー板部10における下端部には、サイディング材の下端部の形状に沿って屈曲され、裏面側に向かって延出した第1延出片10bと、第1延出片10bの先端部から上方に延出した第2延出片10cと、を備えている。すなわち、カバー板部10における下端部には、第1延出片10b及び第2延出片10cからなる返し部分が設けられている。
前記返し部分は、サイディング材の下端部の形状に沿うような形状になっており、縦目地用ジョイナ1をサイディング材上に縦目地を覆うように設置する際に該サイディング材の下端部に引っ掛けることができるようになっている。
前記返し部分は、サイディング材の下端部の形状に沿うような形状になっており、縦目地用ジョイナ1をサイディング材上に縦目地を覆うように設置する際に該サイディング材の下端部に引っ掛けることができるようになっている。
カバー板部10は、合成樹脂製である。これにより、カバー板部10は、金属製の場合に比べて雨水等の影響による錆が生じにくく、劣化しにくい。
カバー板部10を形成する合成樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、ASA樹脂等が用いられ、これらのなかでも、耐久性に優れ、加工性も良い硬質ポリ塩化ビニル樹脂がより好ましい。
カバー板部10を形成する合成樹脂としては、1種のみを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カバー板部10を形成する合成樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、ASA樹脂等が用いられ、これらのなかでも、耐久性に優れ、加工性も良い硬質ポリ塩化ビニル樹脂がより好ましい。
カバー板部10を形成する合成樹脂としては、1種のみを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カバー板部10には、必要に応じて、充填剤、強化材、顔料、加工助剤、熱安定剤、紫外線吸収剤等の添加剤が配合されてもよい。
(金属補強板)
金属補強板12は、カバー板部10の裏面における横方向の中央部分に、カバー板部10の上端から下端まで帯状に設けられている。金属補強板12は、カバー板部10の裏面にカバー板部10に沿うように設けられている。金属補強板12が設けられていることで、カバー板部10が過度に撓むことが抑制される。そのため、壁体に取り付けた縦目地用ジョイナ1は強風等の影響が小さくなり、予期せず外れることを抑制する効果がより高くなる。
金属補強板12は、カバー板部10の裏面における横方向の中央部分に、カバー板部10の上端から下端まで帯状に設けられている。金属補強板12は、カバー板部10の裏面にカバー板部10に沿うように設けられている。金属補強板12が設けられていることで、カバー板部10が過度に撓むことが抑制される。そのため、壁体に取り付けた縦目地用ジョイナ1は強風等の影響が小さくなり、予期せず外れることを抑制する効果がより高くなる。
金属補強板12の形状は、カバー板部10の裏面にカバー板部10に沿うような形状になっている。具体的には、金属補強板12の形状は、裏面側から見た正面視で上下方向に長い矩形状で、上下方向の中央部分に横方向に延びる段差が設けられ、側面視で波形状になっている。金属補強板12は、カバー板部10と同様に、上下方向に同じ形状が2回繰り返された形状になっている。
金属補強板12の材質としては、例えば、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅合金、黄銅合金、軟・硬鋼等が挙げられる。なかでも、強度があり軽量化でき、錆や腐食に強い点から、アルミニウム合金やステンレス鋼が好ましい。
金属補強板12の幅は、特に限定されず、金属補強板12の材質、厚み等を考慮して金属補強板12による補強効果が充分に得られるように適宜設定すればよい。例えば、カバー板部10の幅に対する金属補強板12の幅の比率は10〜60%とすることができる。
なお、金属補強板12は、カバー板部10の裏面の全体に設けてもよい。
なお、金属補強板12は、カバー板部10の裏面の全体に設けてもよい。
(製造方法)
縦目地用ジョイナ1の製造方法は、特に限定されない。例えば、縦目地用ジョイナ1の形状に相補的な形状のキャビティを備える金型内に金属補強板12を配置した状態で、カバー板部10を形成する合成樹脂を金型内に射出充填して一体に成形するインサート成形法により縦目地用ジョイナ1を製造することができる。
縦目地用ジョイナ1の製造方法は、特に限定されない。例えば、縦目地用ジョイナ1の形状に相補的な形状のキャビティを備える金型内に金属補強板12を配置した状態で、カバー板部10を形成する合成樹脂を金型内に射出充填して一体に成形するインサート成形法により縦目地用ジョイナ1を製造することができる。
(作用効果)
以下、横方向に隣り合うサイディング材200によって形成する縦目地の部分に縦目地用ジョイナ1を取り付ける態様の一例について、図4及び図5に基づいて説明する。サイディング材200は、合成樹脂製サイディング材であってもよく、金属製サイディング材であってもよく、窯業系サイディング材であってもよい。
以下、横方向に隣り合うサイディング材200によって形成する縦目地の部分に縦目地用ジョイナ1を取り付ける態様の一例について、図4及び図5に基づいて説明する。サイディング材200は、合成樹脂製サイディング材であってもよく、金属製サイディング材であってもよく、窯業系サイディング材であってもよい。
この例のサイディング材200は、上下方向の中央部分に横方向に延びる段差が設けられ、側面視で波形状になっており、上下方向に同じ形状が2回繰り返された形状になっている。このサイディング材200を壁体400に上下左右に複数設置する。図5に示すように、サイディング材200の上端部には、外面側に向かって突き出た後に下方に突き出た返し部230が設けられている。この返し部230に固定用治具300を引っ掛け、固定用治具300をビス310で壁体400に固定する。また、サイディング材200の下端部には、裏面側に突き出た後に上方に突き出た返し部240が設けられている。前記のように固定用治具300を用いて固定したサイディング材200の返し部230に、固定用治具300の外側から次のサイディング材200の下端部の返し部240を引っ掛け、該サイディング材200の上端部を、固定用治具300を用いて前記した方法と同様にして固定する。これを繰り返すことで上下方向にサイディング材200を取り付ける。
縦目地用ジョイナ1を適用する場合、図4に示すように、横方向に隣り合うサイディング材200はそれらの側端同士を離間させて配置して縦目地220を形成させる。また、この例では、壁体400の上下方向において、複数の縦目地220が直線的に並んで連続するように各サイディング材200を配置している。
縦目地用ジョイナ1を適用する場合、図4に示すように、横方向に隣り合うサイディング材200はそれらの側端同士を離間させて配置して縦目地220を形成させる。また、この例では、壁体400の上下方向において、複数の縦目地220が直線的に並んで連続するように各サイディング材200を配置している。
次いで、上下方向に連続する縦目地220の部分に複数の縦目地用ジョイナ1を下から上に向かって順に取り付ける。
具体的には、図4及び図5に示すように、横方向に隣り合うサイディング材200で形成された縦目地220を覆うように、サイディング材200の外面上に縦目地用ジョイナ1を配置する。そして、上下に隣り合うサイディング材200において上端側の返し部230に下端側の返し部240が引っ掛けられた部分に、縦目地用ジョイナ1の下端部における第1延出片10b及び第2延出片10cからなる返し部分を引っ掛ける。次いで、カバー板部10の上端側の薄肉部10aを、さらに上方において上下に隣り合うサイディング材200の重なり部分、すなわち下側のサイディング材200の返し部230に上側のサイディング材200の返し部240を引っ掛けた部分において、互いのサイディング材200の間に挿入する。この操作を下から上に向かって繰り返すことで、サイディング材200の外面上に縦目地220を覆うように縦目地用ジョイナ1を連続して設置することができる。
具体的には、図4及び図5に示すように、横方向に隣り合うサイディング材200で形成された縦目地220を覆うように、サイディング材200の外面上に縦目地用ジョイナ1を配置する。そして、上下に隣り合うサイディング材200において上端側の返し部230に下端側の返し部240が引っ掛けられた部分に、縦目地用ジョイナ1の下端部における第1延出片10b及び第2延出片10cからなる返し部分を引っ掛ける。次いで、カバー板部10の上端側の薄肉部10aを、さらに上方において上下に隣り合うサイディング材200の重なり部分、すなわち下側のサイディング材200の返し部230に上側のサイディング材200の返し部240を引っ掛けた部分において、互いのサイディング材200の間に挿入する。この操作を下から上に向かって繰り返すことで、サイディング材200の外面上に縦目地220を覆うように縦目地用ジョイナ1を連続して設置することができる。
一番上に配置される縦目地用ジョイナ1の上端部を固定する態様は、特に限定されず、例えば、以下の態様が挙げられる。カバー板部10を壁体400の上端に合わせて横方向に切断し、その上端部をビス等で壁体400に固定する。
以上のように、横方向に隣り合うサイディング材200により形成された縦目地220が縦目地用ジョイナ1によって覆われることで、サイディング材200が強風等の影響で外れることが抑制される。
縦目地用ジョイナ1においては、カバー板部10が裏面側に設けられた金属補強板12によって補強されているため、風等で簡単には撓みにくくなっている。そのため、カバー板部10の下端側の第1延出片10b及び第2延出片10cからなる返し部分や、上端側の薄肉部10aが、強風等の影響でカバー板部10が撓むことによって外れることが抑制される。このように、縦目地を覆うようにサイディング材の外面上に設置された縦目地用ジョイナ1は、予期せず外れにくい。
また、縦目地用ジョイナ1は、縦目地220の部分に設置する際にサイディング材200の裏面側にベース部材を配置する必要がない。そのため、縦目地用ジョイナ1はサイディング材200と壁体400の間の空間が狭い場合にも適用できる。
また、縦目地220に縦目地用ジョイナ1を配置した状態においては、サイディング材200は縦目地用ジョイナ1とは固定されていない。そのため、サイディング材200が合成樹脂製で、昼間と夜間の温度差や、季節による温度差による伸縮が大きくても、その伸縮を許容することができる。
また、縦目地220に縦目地用ジョイナ1を配置した状態においては、サイディング材200は縦目地用ジョイナ1とは固定されていない。そのため、サイディング材200が合成樹脂製で、昼間と夜間の温度差や、季節による温度差による伸縮が大きくても、その伸縮を許容することができる。
以上説明したように、本発明の縦目地用ジョイナは、サイディング材が強風等で外れることを抑制できるうえ、カバー板部が裏側に設けられた金属補強板で補強されることで撓みにくくなっているため、設置した縦目地用ジョイナ自体も予期せず外れにくい。
また、本発明の縦目地用ジョイナは、サイディング材の裏側にベース部材を設置する必要がないため、サイディング材と壁体の間の空間が狭い場合にも適用できる。加えて、ベース部材を用いないため、ベース部材を用いる場合に比べて縦目地用ジョイナの軽量化及び薄肉化も可能である。
また、本発明の縦目地用ジョイナは、サイディング材とは固定せず、カバー板部によってサイディング材の側端部を覆うだけであるため、合成樹脂製のサイディング材の伸縮によって縦目地の間隔が変化してもそれを許容することができる。
また、本発明の縦目地用ジョイナは、サイディング材の裏側にベース部材を設置する必要がないため、サイディング材と壁体の間の空間が狭い場合にも適用できる。加えて、ベース部材を用いないため、ベース部材を用いる場合に比べて縦目地用ジョイナの軽量化及び薄肉化も可能である。
また、本発明の縦目地用ジョイナは、サイディング材とは固定せず、カバー板部によってサイディング材の側端部を覆うだけであるため、合成樹脂製のサイディング材の伸縮によって縦目地の間隔が変化してもそれを許容することができる。
なお、本発明の縦目地用ジョイナは、前記した縦目地用ジョイナ1には限定されない。
例えば、本発明の縦目地用ジョイナにおける上端側及び下端側をサイディング材の外面上に設置する態様は、前記した縦目地用ジョイナ1を設置する態様には限定されない。本発明においては、カバー板部の上端側と下端側に互いに嵌合する嵌合部を設け、それらを嵌合させることで壁体の上下方向に連続して設けてもよい。この場合、嵌合部をビス等で壁体に固定する態様を採用してもよい。
例えば、本発明の縦目地用ジョイナにおける上端側及び下端側をサイディング材の外面上に設置する態様は、前記した縦目地用ジョイナ1を設置する態様には限定されない。本発明においては、カバー板部の上端側と下端側に互いに嵌合する嵌合部を設け、それらを嵌合させることで壁体の上下方向に連続して設けてもよい。この場合、嵌合部をビス等で壁体に固定する態様を採用してもよい。
本発明の縦目地用ジョイナにおいては、金属補強板がカバー板部の上端まで達していない態様としてもよく、金属補強板がカバー板部の下端まで達していない態様としてもよい。
また、本発明の縦目地用ジョイナを用いる場合、壁体の上下に位置する、横方向に隣り合うサイディング材の端部同士を離間させて形成した各々の縦目地が、横方向にずれるように各サイディング材を設置し、各縦目地を覆うように縦目地用ジョイナを配置してもよい。本発明の縦目地用ジョイナを用いれば、壁体の上下方向に縦目地が連続していてもサイディング材が風等の影響で予期せず外れることを充分に抑制できる。そのため、風等の影響を考慮して縦目地をどの位置にするかを施工現場で厳密に決める必要はなく、上下に位置する縦目地を横方向にずらす態様を採用しても作業難易度が過度に上がらず作業者への負担が小さくなる。見栄えがより良好で、現場での作業がより簡便になる点から、壁体の上下方向に縦目地が連続するように各サイディング材を配置して、本発明の縦目地用ジョイナを上下方向に連続して設置することが好ましい。
1 縦目地用ジョイナ
10 カバー板部
10a 薄肉部
10b 第1延出片
10c 第2延出片
12 金属補強板
10 カバー板部
10a 薄肉部
10b 第1延出片
10c 第2延出片
12 金属補強板
Claims (1)
- 壁体に横方向に隣り合うように取り付けられたサイディング材の間に形成される縦目地の部分に設置される縦目地用ジョイナであって、
前記サイディング材の外面上に縦目地を覆うように設置される合成樹脂製のカバー板部と、前記カバー板部の裏側に設けられた金属補強板と、を備える、縦目地用ジョイナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015087702A JP2016204975A (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 縦目地用ジョイナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015087702A JP2016204975A (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 縦目地用ジョイナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016204975A true JP2016204975A (ja) | 2016-12-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015087702A Pending JP2016204975A (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 縦目地用ジョイナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016204975A (ja) |
-
2015
- 2015-04-22 JP JP2015087702A patent/JP2016204975A/ja active Pending
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