JP2016203490A - 鋳型及び樹脂成形品 - Google Patents
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Abstract
Description
樹脂成形品が樹脂シートの場合は、例えば容器、蓋、袋状の液体包装材料の内容物と接する層の少なくとも一部分を形成するように使用することも可能である。
付着を防止する技術としては、例えば対象物表面をフッ素やシリコーンなどの表面自由エネルギーが低い物質でコーティングする手法がある。また、対象物の表面自由エネルギー低下に加えて、微細な凹凸構造を形成することで更に高い撥水効果が得られることが知られている。
また、先行文献3では、鋳型を用いた転写方式により凹凸形成(疎水性ポリマーで写し取って)を行うことが提案されている。この方法では、形成する凹凸構造が単純な構造であり、高い撥水性を得ることが難しいおそれがある。
また本発明の一態様である樹脂成形品は、表面に撥液性を備えた樹脂成形品であって、上記表面に、最大断面径を直径15μm以上100μm以下の範囲とする突起部からなるマイクロ突起構造が複数形成され、そのマイクロ突起構造は、最大開口径に対する突起の高さの比であるアスペクト比が、0.3以上3以下の範囲であり、且つ占有面積の範囲が22.7%以上90.7%以下に設定され、更に、上記マイクロ突起構造の表面を含む上記表面に、最大断面を直径50nm以上1000nm以下の範囲とする突起部からなるナノ突起構造が複数形成され、上記マイクロ突起構造及びナノ突起構造は、樹脂成形品と同一の材料で一体に成形されていることを特徴とする。
上記の最大開口径あるいは最大断面径は、面積を円に換算したときの直径である。例えば開口断面の輪郭プロフィールが楕円形状であれば、その面積を円に換算しての値である。以下同様である。
また、樹脂成形品がシート形状の場合には、樹脂成形品をロールでの連続作製が可能であり、安価に撥液性を備える樹脂シートを提供することができる。
なお、撥液性を付与したい形態に応じて樹脂の種類を変更すれば良い。
また、突起構造は樹脂成形品の本体を構成する樹脂と同じ組成となることから、例えば包装材料のヒートシール層に突起構造を形成することにより、シール性を阻害されることなく高いヒートシール強度が得られる。
また、凹凸構造を形成する樹脂に予め撥液剤を加えておく、もしくは凹凸構造形成後の樹脂に撥液剤をコーティングする場合には、更により高い撥液性が得られる。
ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
また、以下の実施形態では、表面の少なくとも一部に撥液性を有する樹脂成形品として、樹脂シート10を例にして説明する。しかし、本発明に係る樹脂成形品の形状はシート形状に限定されない。
本実施形態の樹脂シート10は、図1及び図2に示すように、ベース樹脂層1の表面に、マイクロレベルの突起の大きさからなるマイクロ突起構造2が複数形成されている。更に、マイクロ突起構造2の表面及びマイクロ突起構造2間のベース樹脂層1の表面に、ナノレベルの大きさの突起からなるナノ突起構造3が複数形成されている。なお、ベース樹脂層1の厚みは樹脂シート10の用途によって任意に変更すれば良い。
ベース樹脂層1とマイクロ突起構造2とナノ突起構造3とは、同一の樹脂で一体に成形されている。
マイクロ突起構造2は、最大断面径が直径15μm以上100μm以下の範囲にある突起部である。より好ましくは直径20μm以上50μm以下の範囲である。マイクロ突起構造2の最大断面径は、通常、ベース樹脂層1の表面1aの位置(突起の付け根)での断面である。最大断面径に対する突起部の高さの比であるアスペクト比は、0.3以上3以下の範囲であることが好ましく、より好ましくは1以上2以下の範囲である。
そして、複数のマイクロ突起構造2が、ベース樹脂層1の表面に沿って、例えば15μm以上100μm以下の周期で形成されている。但し、隣り合うマイクロ突起構造同士が重なり合わないように設定されていることが好ましい。そして複数のマイクロ突起構造2が、単位面積当たりの個数が115個/mm2以上11500個/mm2以下の範囲であり、且つ複数のマイクロ突起構造2の専有面積の範囲が22.7%以上90.7%以下となるように形成されている。
マイクロ突起構造2の周期が15μmより小さい場合、マイクロ突起構造2がナノ突起構造3と比較して相対的に小さくなり、階層構造としての効果が小さくなってしまう。従って十分な撥液性を得られない。また、マイクロ突起構造2の周期が100μmより大きくなると突起構造がマクロになりすぎるため撥液性の効果が小さくなる。
またマイクロ突起構造2の占有面積が22.7%より小さいと、液滴が突起間に侵入してしまい撥液性の効果が低下する。マイクロ突起構造2の占有面積が90.7%より大きいと効果的な撥液性を得られなくなってしまう。
ナノ突起構造3は、最大断面径が50nm以上1000nm以下の範囲にある突起部である。最大断面は、通常、ベース樹脂層1の表面1aの位置(突起の付け根)での断面である。最大断面径に対する突起部の高さの比であるアスペクト比は、0.5以上3以下の範囲であることが好ましく、より好ましくは1.5以上3以下の範囲である。
そして、複数のナノ突起構造3が、単位面積当たりの個数が1.15個/μm2以上115個/μm2以下の範囲であり、且つ複数のナノ突起構造3の専有面積の範囲が22.7%以上90.7%以下となるように形成されている。例えば複数のナノ突起構造3をマイクロ突起構造2の表面を含むベース樹脂層1の表面に沿って、例えば100nm以上1000nm以下の周期で形成する。
この各数値限定の理由は、次の通りである。
直径が50nm以下の場合、転写するベース樹脂層1がナノ凹部構造22内まで到達せず、ナノ突起構造3を形成できない可能性がある。また、陽極酸化におけるナノ凹部構造22形成は1000nm以上の大きさ制御することが難しい。従って突起周期範囲は50nm〜1000nmが望ましい。
またナノ突起構造3の占有面積が22.7%より小さいと、液滴が突起間に転落し撥液性を損ねる可能性がある。ナノ突起構造3の占有面積が90.7%より大きい場合には撥液性の効果が低下する。
樹脂シート10を構成する樹脂は、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、または光硬化性樹脂を使用すれば良い。このとき、用途に応じて必要な樹脂を選択すればよく、その組成は特に限定されない。
例えば、食品包装材に撥液性を付与する場合は、シーラント層となるポリオレフィン樹脂に上記構成の突起構造を形成することで、撥液性を付与することができる。
また、樹脂シート10を構成する樹脂に撥液剤が添加されていても良い。また、上記の突起構造が形成された面が撥液剤でコーティングしても良い。
撥液剤としては、シリコーン系やフッ素系化合物が例示できる。
このとき、樹脂として熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を採用した場合には、熱インプリント法、押出成型法、射出成型法による構造転写を適用できる。樹脂として光硬化性樹脂を採用した場合には、光インプリント法による構造転写を適用できる。
また、平滑面での水接触角が90°を超える樹脂を使用する場合であっても、撥液剤を表面にコート、もしくは予め練り込む場合には、更に高い撥液性を得ることができる。
また平滑面での水接触角が90°を越える樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂がある。
次に、転写面からの構造転写で撥液性を備えた樹脂シート10を形成するために使用される鋳型20について説明する。
鋳型20は、その転写面に、最大開口径が15μm以上100μm以下の範囲の凹部からなるマイクロ凹部構造21が複数形成される。より好ましくは直径20μm以上50μm以下の範囲である。更にマイクロ凹部構造21の表面を含む上記転写面に、最大開口径が50nm以上1000nm以下の範囲の凹部からなるナノ凹部構造22が複数形成されている。
鋳型20は金属から構成される。もっとも鋳型20のうち、少なくとも上記凹部構造が形成される転写面部分が金属から構成されていれば良い。鋳型20を構成する金属としては、Al、Ta、Ti、Mg、Nb、Zn、Zrなどが例示できる。
鋳型20の形成は、少なくともマイクロ凹部構造21の形成する工程と、その後のナノ凹部構造22の形成する工程とを有する。
まず、Al板30の転写面となる面を、所定の平滑度(鏡面化)になるまで研削もしくは研磨する。
その後に、その転写面となる面を加工して、その面に所定間隔周期でマイクロレベルの凹部からなるマイクロ凹部構造21を形成する。
レーザー加工により生じるバリは、その後の陽極酸化工程を経ることによってある程度取り除くことができるが、陽極酸化工程の前に化学研磨、電解研磨などの湿式研磨を行うことで取り除いておくことが好ましい。
なお、98%以上のアルミニウム板を出発材料とするのは、その後行う陽極酸化によるナノ凹部構造形成の制御を容易にするためである。
ナノ凹部構造22の形成は、陽極酸化処理によって、マイクロ凹部構造21を形成した面に対し、サブミクロン周期の細孔として形成する。
処理面に対して陽極酸化処理を行うと、円筒形状の細孔が形成される。陽極酸化による細孔は、面に略垂直な方向に軸を向けた細孔として形成されるため、半球状のマイクロ凹部構造21の曲面に対しても、何ら制御することなく各面に対し垂直若しくは略垂直方向に各ナノ凹部構造22が形成される。
ここで、通電する電圧及び通電時間を制御することで、ナノ凹部構造22の深さや形成の周期は制御出来る。
円錐形状への加工については、図4に示すように、陽極酸化とエッチングによる孔の拡大処理とを繰り返すことで、円錐形状のナノ凹部構造22を形成する。このとき、陽極酸化と孔の拡大処理の繰り返し段数を増やすことにより、より滑らかなテーパーを有する円錐形状とすることが出来る。このとき、陽極酸化時間と孔径拡大処理時間とを調整することで、様々な円錐形状のナノ凹部構造22を形成可能であり、最適な周期及び形状に設計することが可能となる。
そして、このように形成した、マイクロ凹部構造21及びナノ凹部構造22を有する鋳型20を使用して、図3のように、樹脂シート10に構造を転写する。
構造転写は、鋳型20に対し溶融状態の樹脂を充填することで転写しても良いし、鋳型20に、加熱若しくは溶媒で可塑化した樹脂シート10を所定の圧力で押し付けることで転写しても良い。
ここで、上記加工して形成した鋳型20をマスターモールドとし、そのマスターモールドから転写用の鋳型(この転写用の鋳型は金属製である必要はない)を形成し、その転写用の鋳型を用いて上記樹脂シート10への構造転写を行うようにしてもよい。
本実施形態では、転写面からの構造転写で撥液性を備えた樹脂成形品を形成するために使用される鋳型20として、転写面に、最大開口径が15μm以上100μm以下の範囲の凹部からなるマイクロ凹部構造21が複数形成され、更に、上記マイクロ凹部構造21の表面を含む上記転写面に、最大開口径が50nm以上1000nm以下の範囲の凹部からなるナノ凹部構造22が複数形成されている。
また、形成する突起構造はベースとする樹脂の表面形状を変えただけのものであるから、凹凸構造が脱落することがない。
本実施形態の鋳型20は、少なくとも上記転写面が金属から構成され、上記ナノ凹部構造22は、上記転写面を陽極酸化処理を用いて加工して形成された構造体である。
〈実施例1〉
(1)鋳型の作製
純度99.99%、厚み0.4mmのアルミニウム板(以下Al板30)を電解研磨によって研磨処理を行った。
マイクロ凹部構造21の形状は周期20μm、最大開口径(直径)15μm、深さ20μmの半球状とした。この時のマイクロ凹部構造21の占有面積は51%となった。
次に、Al板30の表面を、化学研磨液(製品名「エスクリーン−Al5000」佐々木化学薬品社製)で研磨を行った。
ナノ凹部構造22の形状は周期300nm、直径300nm、深さ300nmの円錐形状とした。この時のナノ凹部構造22の占有面積は90.7%となった。
ナノ凹部構造形成後の鋳型20に対し、離型剤(製品名「オプツールHD−1100TH」ダイキン工業社製)により離型処理を行った。
形成した鋳型20に厚み100μmポリエチレンフィルムを乗せ、上下から120℃に熱したプレートで圧力14kg/cm2となるように2分間挟み込んだ。
その後、20℃のプレートで圧力14kg/cm2となるように2分間挟み込んだ。プレス後、ポリエチレンフィルムを鋳型から剥離した。得られたサンプルのマイクロ突起構造2、及びナノ突起構造3を表1に示す。
実施例1の「(1)鋳型の作製」において、マイクロ凹部構造21の形状を周期80μm、最大開口径60μm、深さ60μmとした。この時のマイクロ凹部構造21の占有面積は51%となった。その他は、実施例1と同様にしてサンプル作製を行った。
鋳型20から転写によって得られたサンプルのマイクロ突起構造2、及びナノ突起構造3を表1に示す。
実施例1の「(1)鋳型の作製」において、ナノ凹部構造22の形状を周期1μm、最大開口径1μm、深さ1μmとした。この時のナノ凹部構造22の占有面積は90.7%となった。その他は、実施例1と同様にしてサンプル作製を行った。
構造転写で得られたサンプルのマイクロ突起構造2、及びナノ突起構造3を表1に示す。
実施例1の「(1)鋳型の作製」において、マイクロ凹部構造21を形成しない他は、実施例1と同様にしてサンプル作製を行った。構造転写で得られたサンプルのナノ突起構造3を表1に示す。
〈比較例2〉
実施例1の「(1)鋳型の作製」において、マイクロ凹部構造21の形状を周期20μm、最大開口径15μm、深さ3μmとした。この時のマイクロ凹部構造21の占有面積は51%となった。その他は、実施例1と同様にしてサンプル作製を行った。
構造転写で得られたサンプルのマイクロ突起構造2、及びナノ突起構造3を表1に示す。
実施例1の「(1)鋳型の作製」において、マイクロ凹部構造21の形状を周期100μm、最大開口径40μm、深さ40μmとした。この時のマイクロ凹部構造21の占有面積は14.5%となった。その他は、実施例1と同様にしてサンプル作製を行った。
構造転写で得られたサンプルのマイクロ突起構造2、及びナノ突起構造3を表1に示す。
各実施例及び各比較例のサンプルについて、撥液性の評価として付着防止評価を行った。
その付着防止評価は次のように行った。
すなわち、水平に載置した各サンプルの上面に評価液体を滴下後、サンプルを60度まで傾けた。そして、傾けたサンプル上の滴下した評価液体が付着している付着面積を目視で確認して付着防止の評価を行った。評価基準は下記の通りである。
結果を表2に示す。
◎:評価液体の付着なし。
○:評価液体が部分的に付着する。
×:評価液体が全面に付着する。
また評価液体としては、ソース、ヨーグルト、ケチャップを使用した。
ここで、実施例1〜3のそれぞれにおいて、ナノ凹部構造22の専有面積及びマイクロ凹部構造21の占有面積をそれぞれ22.7%となるように調整して実施した場合でも、上記の実施例1〜3と同様な好評価を得た。
2 マイクロ突起構造
3 ナノ突起構造
10 樹脂シート(樹脂成形品)
20 鋳型
21 マイクロ凹部構造
22 ナノ凹部構造
30 Al板
Claims (11)
- 転写面からの構造転写で撥液性を備えた樹脂成形品を形成するために使用される鋳型であって、
上記転写面に、最大開口径を直径15μm以上100μm以下の範囲とする凹部からなるマイクロ凹部構造が複数形成され、そのマイクロ凹部構造は、最大開口径に対する凹部の深さの比であるアスペクト比が、0.3以上3以下の範囲であり、且つ占有面積の範囲が22.7%以上90.7%以下に設定され、
更に、上記マイクロ凹部構造の表面を含む上記転写面に、最大開口径を直径50nm以上1000nm以下の範囲とする凹部からなるナノ凹部構造が複数形成されていることを特徴とする鋳型。 - 少なくとも上記転写面が金属から構成され、
上記ナノ凹部構造は、上記転写面に対し陽極酸化処理を施すことで形成された構造体であることを特徴とする請求項1に記載した鋳型。 - 上記ナノ凹部構造は、最大開口径に対する凹部の深さの比であるアスペクト比が、0.5以上3以下の範囲であり、
上記ナノ凹部構造の占有率は、単位面積当たりの個数が1.15個/μm2以上115個/μm2以下の範囲であり、且つ専有面積の範囲が22.7%以上90.7%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した鋳型。 - 上記マイクロ凹部構造の形成周期は15μm以上100μm以下の範囲であり、単位面積当たりの個数が115個/mm2以上11500個/mm2の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した鋳型。
- 表面の少なくとも一部の面に撥液性を備えた樹脂成形品であって、
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した鋳型、或いはその鋳型から作成された転写用の鋳型から上記一部の面に構造転写されて上記マイクロ凹部構造及びナノ凹部構造に応じた複数の突起構造を有する樹脂成形品。 - 表面に撥液性を備えた樹脂成形品であって、
上記表面に、最大断面径を直径15μm以上100μm以下の範囲とする突起部からなるマイクロ突起構造が複数形成され、そのマイクロ突起構造は、最大開口径に対する突起の高さの比であるアスペクト比が、0.3以上3以下の範囲であり、且つ占有面積の範囲が22.7%以上90.7%以下に設定され、
更に、上記マイクロ突起構造の表面を含む上記表面に、最大断面を直径50nm以上1000nm以下の範囲とする突起部からなるナノ突起構造が複数形成され、
上記マイクロ突起構造及びナノ突起構造は、樹脂成形品と同一の材料で一体に成形されていることを特徴とする樹脂成形品。 - 上記樹脂成形品を構成する樹脂は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載した樹脂成形品。
- 上記樹脂に撥液剤が含まれていることを特徴とする請求項7に記載した樹脂成形品。
- 表面が撥液剤でコーティングされていることを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか1項に記載した樹脂成形品。
- 上記撥液剤は、シリコーン系もしくはフッ素系化合物であることを特徴とする請求項9に記載した樹脂成形品。
- シート形状であることを特徴とする請求項5〜請求項10のいずれか1項に記載した樹脂成形品。
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