JP2016201933A - 回転電機用コイル、回転電機用コイルの製造方法および回転電機 - Google Patents
回転電機用コイル、回転電機用コイルの製造方法および回転電機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016201933A JP2016201933A JP2015081485A JP2015081485A JP2016201933A JP 2016201933 A JP2016201933 A JP 2016201933A JP 2015081485 A JP2015081485 A JP 2015081485A JP 2015081485 A JP2015081485 A JP 2015081485A JP 2016201933 A JP2016201933 A JP 2016201933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- rotating electrical
- insulating layer
- insulating tape
- electrical machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
- H02K3/34—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/10—Applying solid insulation to windings, stators or rotors
- H02K15/105—Applying solid insulation to windings, stators or rotors to the windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/12—Impregnating, heating or drying of windings, stators, rotors or machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
【解決手段】回転電機のコアに収納されて絶縁樹脂が含浸硬化される回転電機用コイルは、複数のコイル導体と、前記コイル導体の外側に複数巻回されて絶縁層を形成する絶縁テープと、を有し、前記コイル導体の少なくとも前記コアから突出する部分の絶縁層は、巻回される前記絶縁テープの一部が接着されているようにした。複数のコイル導体に絶縁テープを少なくとも1回巻回して絶縁層を形成する第1の巻回工程と、前記第1の巻回工程で形成され、少なくとも前記コアから突出する部分に接着部材を塗布あるいは貼付された絶縁層の外側に、絶縁テープを巻回して絶縁層を形成する第2の巻回工程と、を有する回転電機用コイルの製造方法とした。
【選択図】 図4
Description
しかし、絶縁樹脂が未含浸の絶縁テープを巻回した回転電機用コイルは、不均一な膨らみを持っていることがある。コアに収納された部分の膨らみは、コアのスロット内壁等により膨らみが抑えられるが、コアの外部に突出した部分のコイルは膨らみを持ったままとなる。このため、絶縁樹脂を含浸硬化した際に、コアの外部に突出した部分のコイルの主絶縁層に空隙や剥離が生じ、主絶縁層の部分放電が発生する可能性がある。
また、特許文献1には、主絶縁層の外周に熱収縮性半導電性テープを巻回して熱収縮性スロットコロナ防止層を形成し、熱収縮性スロットコロナ防止層をコアの外側まで延長する方法が示されている。
しかしながら、前記治具を用いた製造方法では、回転電機の複数本(通常は数十本以上)あるコイルの鉄心から突出した鉄心両端面全てに対し、鉄心(コア)端面付近に治具を配置し、含浸硬化処理後に治具を取り外す必要があり、製作工数の大幅な増加と、治具を配置するスペースの確保が必要となる問題がある。
さらに、前記製造方法では、樹脂を含浸硬化後に治具を取り外す際、前記コイルの主絶縁層を傷つけないように十分配慮する必要があり、作業の自動化が困難となる問題がある。また、作業者の技能により前記主絶縁層の絶縁性能が大きく左右される問題がある。
しかし、熱収縮スロットコロナ防止層をコアの外側まで延長する方法では、スロットコロナ防止層が不要な回転電機用コイルには適用できない問題がある。
また、スロットコロナ防止層を有する回転電機用コイルに適用した場合は、熱収縮性半導電性テープを巻回してスロットコロナ防止層を形成しているため、熱収縮量のバラツキにより、絶縁樹脂を含浸硬化後のコロナ防止層の寸法バラツキが大きくなる問題がある。
また、絶縁テープの巻回工程と並行して接着部材を塗布あるいは貼り付け、絶縁テープの層間を接着するため、従来の製造工程を大幅に変更することなく、絶縁テープの自動巻回工程、手動巻回工程の双方に適用することができる。
まず、本実施例の回転電機の構成を説明する。図1は、本実施例の回転電機の概略断面図である。
回転電機1は、ハウジング2と、磁極を有する回転子5の回転軸4を軸支する軸受け3A、3Bと、前記回転子5の周方向に空隙をもって対向する固定子6とを備えている。
また、前記固定子6は、前記ハウジング2に支持された固定子コア(鉄心)7と前記固定子コア7に装着された固定子コイル(巻線)8とから構成されている。
なお、この本実施形態では、コアとして前記固定子コア7を用いて説明し、回転電機用コイルとして前記固定子コイル8を用いて説明するが、本実施例の技術は、回転子コイルを備えた回転子5にも適用することができる。
図2に示すように、固定子コア(鉄心)7は、前記回転子5に対向する内径側から外径側に向かい、かつ、回転子5の回転軸方向の全長に亘るスロット(巻線溝)7Gを、周方向に複数等間隔で形成している。
前記スロット7Gの開口部には楔溝7Wを形成している。そして、この楔溝7Wに楔9を挿入することで、前記スロット7Gに装着された固定子コイル8を上下2段に固定している。
中間詰め物42は、上下の固定子コイル8の間隔を所定の絶縁寸法に維持している。
≪実施例1≫
図3は、固定子コイル8に絶縁テープ21をテーピングする途中経過を示す概略斜視図である。固定子コイル8は、コイル導体13を複数本まとめて、その外周に絶縁テープ21をテープ幅の半分程度が重なるように巻回する。これを複数回繰り返し、絶縁テープ21を巻回した層を複数形成して主絶縁層20とする。
なお、図3の固定子コイル8の断面(後述の図5も同様)と、図2の固定子コイル8の断面が異なる形状に描かれているが、図3は、図2で説明した素線導体10を複数本ずつまとめて周知の絶縁材料による層間絶縁層11を施した点を省略して描いている。
また、固定子コイル8のA,B,C,D面すべてに接着部材30を塗布あるいは貼り付け、絶縁テープ21の層間を接着して巻き緩みを防止し、さらに主絶縁層20の膨らみを抑制してもよい。
主絶縁層20は、コイル導体13の外周に巻回されたマイカテープ等の絶縁テープ21により形成される。詳細には、主絶縁層20は、コイル導体13の長手方向の固定子コア7の外側から内側方向(紙面の右から左)に、テープ幅の半分程度が重なるように巻回された絶縁テープ21により形成される主絶縁層20aと、前記主絶縁層20aとは逆向きに巻回された絶縁テープ21により形成される主絶縁層20bと、前記主絶縁層20aと同じ向きに巻回された絶縁テープ21により形成される主絶縁層20cと、前記主絶縁層20bと同じ向きに巻回された絶縁テープ21により形成される主絶縁層20dと、前記主絶縁層20aと同じ向きに巻回された絶縁テープ21により形成される主絶縁層20eの5層から構成される。
これにより、固定子コア7のスロット7Gにより規制されていない固定子コイル8の主絶縁層20に、絶縁テープ21の巻き緩みによる膨れが生じることはない。
したがって、絶縁テープ21を複数巻回した主絶縁層20の、外層側の少なくとも一層を接着するようにすることで、コア外部に突出した回転電機用コイルの不均一な膨らみを抑制できる。
また、絶縁テープ21を巻回して形成する主絶縁層20の層数は、5層に限定されるものではなく、少なくとも2層分の絶縁テープ21が巻回されていればよい。
一般的に、固定子コイル8は、コイル導体13を複数本まとめて整形した後、テーピングマシンを用いて絶縁テープ21を固定子コイル8に巻回する。そこで、所定回数分(図3では4層数分)の絶縁テープ21を巻回後、固定子コイル8を固定子コア7のスロット7Gに収納した際に、固定子コイル8の前記固定子コア7から突出する部分に、接着部材30を塗布あるいは貼り付け、その後さらに1層分の絶縁テープ21を巻回する。なお、前記接着部材30の塗布あるいは貼り付けは、前記絶縁テープ21のテーピング工程と別工程として実施しても良いし、テーピング中に、接着部材30の塗布あるいは貼り付けをおこなうツールを稼働するようにしてもよい。
ここで、接着部材30の塗布あるいは貼り付ける固定子コア7の外側の範囲は、前記主絶縁層20で部分放電が発生しない範囲であり、回転電機の構成に応じて適宜設定することができる。
図5では、固定子コイル8の絶縁保護層12の一部を切り欠いて描いている。また、絶縁テープ21の巻回途中の固定子コイル8を図示している点が、実機と異なる。
上記のように構成された固定子コイル8を、図2で説明したように、固定子コア7のスロット7Gに挿入して固定し、固定子コア7の全てのスロット7Gに上下2段積みされた固定子コイル8を挿入した後に、固定子コイル8の結線をおこなう。
これにより、前記固定子コイル8の前記固定子コア7出口部の主絶縁層20の膨らみを抑制して絶縁樹脂を含浸硬化しているため、絶縁信頼性の高い回転電機を提供できる。
つぎに、図6〜図8により、固定子コイル8の構成の他の実施例を説明する。なお、図6〜図8において、図1〜図5と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する場合がある。
前述の実施例1では、既に巻回された絶縁テープ21の外周側に接着部材30をコイル長手方向に連続的に塗布あるいは貼り付けて、巻回途中である絶縁テープ21の内周側が、既に巻回した前記絶縁テープ21の外側に接着する例を説明した。本実施例2では、接着部材30をコイル長手方向に不連続に塗布あるいは貼り付けて、巻回する前記絶縁テープ21を接着するようにしている。
図6は、固定子コイル81に絶縁テープ21をテーピングする途中経過を示す概略斜視図である。固定子コイル81は、コイル導体131を複数本まとめて、その外周に絶縁テープ21をテープ幅の半分程度が重なるように巻回する。これを複数回繰り返し、絶縁テープ21を巻回した層を複数形成して主絶縁層201とする。
接着部材30が塗布あるいは貼り付けられる間隔と、接着部材30の面積は、主絶縁層201の巻き緩みによる膨らみ量に応じて適宜調整する。つまり、膨らみ量が大きい場合には、接着部材30の間隔を密にするか、あるいは、接着部材30の面積を大きくして接着力を増すようにする。
主絶縁層201は、コイル導体131の外周に巻回されたマイカテープ等の絶縁テープ21により形成される。詳細には、実施例1と同様に、5回の絶縁テープ21の巻回により、主絶縁層201a、主絶縁層201b、主絶縁層201c、主絶縁層201d、主絶縁層201eの5層の主絶縁層201が形成される。
これにより、固定子コア7のスロット7Gにより規制されていない固定子コイル8の主絶縁層201に、絶縁テープ21の巻き緩みによる膨れが生じることはない。
さらに、本実施例のように、接着部材30を固定子コイル81の長手方向に不連続に塗布あるいは貼り付けて、巻回する絶縁テープ21を接着しているので、実施例1より使用する接着部材30の量を低減すことができ、コスト低減を図ることができる。
固定子コイル81は、コイル導体131を複数本まとめて整形した後、テーピングマシンを用いて絶縁テープ21を固定子コイル81に巻回する。そこで、所定回数分(図6では4層数分)の絶縁テープ21を巻回後、固定子コイル81を固定子コア7のスロット7Gに収納した際、固定子コイル81の前記固定子コア7から突出する部分に、接着部材30を塗布あるいは貼り付け、その後さらに1層分の絶縁テープ21を巻回する。なお、前記接着部材30の塗布あるいは貼り付けは、前記絶縁テープ21のテーピング工程と別工程として実施しても良いし、テーピング中に、接着部材30の塗布あるいは貼り付けをおこなうツールを稼働するようにしてもよい。
また、接着部材30の塗布あるいは貼り付ける固定子コア7の外側の範囲は、前記主絶縁層201で部分放電が発生しない範囲であり、回転電機の構成に応じて適宜設定することができる。
図8では、固定子コイル81の絶縁保護層12の一部を切り欠いて描いている。また、絶縁テープ21の巻回途中の固定子コイル81を図示している点が、実機と異なる。
図8に示した本実施例の固定子コイル81を収納した回転電機の固定子コア7の構成や実施例の固定子コイル81の組み立て手順は、図5に示した実施例1と同様のため、ここでは説明を省略する。
本実施例を適用した固定子コイル81を適用することで、前記固定子コイル81の前記固定子コア7出口部の主絶縁層20の膨らみを抑制して絶縁樹脂を含浸硬化しているため、絶縁信頼性の高い回転電機を提供できる。
つぎに、図9〜図11により、固定子コイル8の構成の他の実施例を説明する。なお、図9〜図11において、図1〜8と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する場合がある。
前述の実施例1では、既に巻回された絶縁テープの外周側に接着部材30をコイル長手方向に連続的に塗布あるいは貼り付けて、巻回する前記絶縁テープ21の内周側と接着する例を説明し、実施例2では、接着部材30をコイル長手方向に不連続に塗布あるいは貼り付けて、巻回する前記絶縁テープ21の内側と接着する例を説明した。本実施例は、絶縁テープ21をテープ幅の半分程度が重なるように巻回する際に、テープの重なり部分に、接着部材30を挟み込むようにしたものである。
つまり、前述の実施例1、2では、絶縁テープ21を巻回して形成する主絶縁層20の層間を接着部材30で接着するのに対して、本実施例では、絶縁テープ21を巻回して形成する主絶縁層20の層の内部に接着部材30を設けるようにした。
図9は、固定子コイル82に絶縁テープ21をテーピングする途中経過を示す概略斜視図である。固定子コイル82は、コイル導体13を複数本まとめて、その外周に絶縁テープ21をテープ幅の半分程度が重なるように巻回する。これを複数回繰り返し、絶縁テープ21を巻回した層を複数形成して主絶縁層202とする。
接着部材30が塗布あるいは貼り付けられる間隔と、接着部材30の面積は、主絶縁層202の膨らみ量に応じて適宜調整する。つまり、絶縁テープ21の巻き緩みによる膨らみ量が大きい場合には、接着部材30の間隔を密にするか、あるいは、接着部材30の面積を大きくする。
主絶縁層202は、コイル導体13の外周に巻回されたマイカテープ等の絶縁テープ21により形成される。詳細には、実施例1、2と同様に、絶縁テープ21の5回の巻回により、主絶縁層202a、主絶縁層202b、主絶縁層202c、主絶縁層202d、主絶縁層202eの5層から成る主絶縁層202が形成される。
このとき、接着部材30は、少なくとも、固定子コイル82の前記固定子コア7から突出した部分に、塗布あるいは貼り付けされるようにする。
これにより、固定子コア7のスロット7Gにより規制されていない固定子コイル82の主絶縁層202に、絶縁テープ21の巻き緩みによる膨れが生じることはない。
また、先の実施例では、絶縁テープ21を複数巻回する場合(複数層の主絶縁層を形成する場合)に適用できたが、本実施例は、絶縁テープ21を一回の巻回する場合にも対応することができる。
固定子コイル82は、コイル導体13を複数本まとめて整形した後に、テーピングマシンを用いて、所定回数分(図9では4層数分)、絶縁テープ21を固定子コイル82に巻回する。そして、つぎの絶縁テープ21の巻回の際に、ツールによりオーバーラップして巻回する絶縁テープ21の重なり部分に接着部材30を一カ所ずつ塗布あるいは貼り付けて、接着部材30絶縁テープ21を巻回する。これにより、主絶縁層202を形成する。
また、接着部材30の塗布あるいは貼り付ける固定子コア7の外側の範囲は、前記主絶縁層202で部分放電が発生しない範囲であり、回転電機の構成に応じて適宜設定することができる。
図11では、固定子コイル82の絶縁保護層12の一部を切り欠いて描いている。また、絶縁テープ21の巻回途中の固定子コイル82を図示している点が、実機と異なる。
図11に示した本実施例の固定子コイル82を収納した回転電機の固定子コア7の構成や実施例の固定子コイル8の組み立て手順は、図5に示した実施例1と同様のため、ここでは説明を省略する。
本実施例を適用した固定子コイル82を適用することで、前記固定子コイル82の前記固定子コア7出口部の主絶縁層202の膨らみを抑制して絶縁樹脂を含浸硬化しているため、絶縁信頼性の高い回転電機を提供できる。
つぎに、図12〜図14により、固定子コイル8の構成の他の実施例を説明する。なお、図12〜図14において、図1〜11と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する場合がある。
前述の実施例1〜3では、既に巻回した絶縁テープ21の外周側に、接着部材30を塗布あるいは貼り付けた後に、接着部材30の外側に絶縁テープ21を巻回して接着したが、本実施例では、巻回する絶縁テープの内周側に接着部材30を所定長塗布あるいは貼り付け、既に巻回した絶縁テープと一部重複するように巻回して接着した点が、実施例1〜3と異なる。
図12は、絶縁テープ21をテーピングする途中経過を示す本実施例の固定子コイル83の概略斜視図である。固定子コイル83は、コイル導体13を複数本まとめて、その外周に絶縁テープ21をテープ幅の半分程度が重なるように巻回する。これを複数回繰り返し、絶縁テープ21を巻回した層を複数形成して主絶縁層203とする。
接着部材30には、液状、ゲル状、半固体状、固体状など任意の接着部材を用いることができる。
主絶縁層203は、コイル導体13の外周に巻回されたマイカテープ等の絶縁テープ21により形成される。詳細には、5回の絶縁テープ21の巻回により、主絶縁層203a、主絶縁層203b、主絶縁層203c、主絶縁層203d、主絶縁層203eの5層の主絶縁層203が形成される。
詳細には、絶縁テープ21の幅方向の接着部材30の位置と幅により、オーバーラップする部分の接着幅と、主絶縁層203dへの接着幅を調整することができる。
これにより、固定子コア7のスロット7Gにより規制されていない固定子コイル83の主絶縁層203に、絶縁テープ21の巻き緩みによる膨れが生じることはない。
固定子コイル83は、コイル導体13を複数本まとめて整形した後に、テーピングマシンを用いて、所定回数分(図12では4層数分)、絶縁テープ21を固定子コイル83に巻回する。つぎに、絶縁テープ21の供給部に接着部材30の塗布あるいは貼り付けツールを設置する。そして、絶縁テープ21の内側の長手方向に接着部材30を塗布あるいは貼り付けて、絶縁テープ21を固定子コイル83に巻回する。これにより、主絶縁層203を形成する。
ここで、接着部材30の塗布あるいは貼り付ける固定子コア7の外側の範囲は、前記主絶縁層20で部分放電が発生しない範囲であり、回転電機の構成に応じて適宜設定することができる。
図14では、固定子コイル83の絶縁保護層12の一部を切り欠いて描いている。また、絶縁テープ21の巻回途中の固定子コイル83を図示している点が、実機と異なる。
図14に示した本実施例の固定子コイル83を収納した回転電機の固定子コア7の構成や実施例の固定子コイル83の組み立て手順は、図5に示した実施例1と同様のため、ここでは説明を省略する。
本実施例を適用した固定子コイル83を適用することで、前記固定子コイル83の前記固定子コア7出口部の主絶縁層203の絶縁テープ21の巻き緩みによる膨らみを抑制して絶縁樹脂を含浸硬化しているため、絶縁信頼性の高い回転電機を提供できる。
また、実施例1、2に比較して、固定子コイル83の周方向に沿って全周接着がおこなわれるので、主絶縁層203の膨らみを周方向に均等に抑止できる。
つぎに、図15〜図16により、固定子コイル8の構成の他の実施例を説明する。なお、図15〜図16において、図1〜14と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する場合がある。
本実施例は、実施例4と比べ、接着部材30を絶縁テープ21のテープ長さ方向に所定長不連続に塗布あるいは貼り付けて主絶縁層204を形成した点が異なる
接着部材30には、液状、ゲル状、半固体状、固体状など任意の接着部材を用いることができる。
主絶縁層204は、コイル導体13の外周に巻回されたマイカテープ等の絶縁テープ21により形成される。詳細には、5回の絶縁テープ21の巻回により、主絶縁層204a、主絶縁層204b、主絶縁層204c、主絶縁層204d、主絶縁層204eの5層から成る主絶縁層204が形成される。
詳細には、絶縁テープ21の幅方向の接着部材30の位置と幅により、オーバーラップする部分の接着幅と、主絶縁層204dへの接着幅を調整することができる。
これにより、固定子コア7のスロット7Gにより規制されていない固定子コイル84の主絶縁層204に、膨れが生じることはない。
さらに、接着部材30の塗布あるいは貼り付け範囲が、前記固定子コア7のスロット7Gに収納される部分を含むように、絶縁テープ21に接着部材30を塗布あるいは貼り付けておいてもよい。
また、接着部材30の間隔を主絶縁層20の外周の巻回長とすることで、実施例1、2と同様の、固定子コイル84の長手方向に接着部材30を塗布あるいは貼り付けた場合と同様の効果を得ることができる。
また、接着部材30の塗布あるいは貼り付ける面積を必要な接着力に応じて調整できるので、実施例4に比べ、接着部材30の量を低減でき、コスト低減を図ることができる。
図16では、固定子コイル84の絶縁保護層12の一部を切り欠いて描いている。また、絶縁テープ21の巻回途中の固定子コイル84を図示している点が、実機と異なる。
図16に示した本実施例の固定子コイル84を収納した回転電機の固定子コア7の構成や実施例の固定子コイル84の組み立て手順は、図5に示した実施例1と同様のため、ここでは説明を省略する。
本実施例を適用した固定子コイル84を適用することで、前記固定子コイル84の前記固定子コア7出口部の主絶縁層204の膨らみを抑制して絶縁樹脂を含浸硬化しているため、絶縁信頼性の高い回転電機を提供できる。
8 固定子コイル
12 絶縁保護層
13 コイル導体
20 主絶縁層
21 絶縁テープ
30 接着部材
Claims (15)
- 回転電機のコアに収納されて絶縁樹脂が含侵硬化される回転電機用コイルにおいて、
複数のコイル導体と、
前記コイル導体の外側に複数巻回されて絶縁層を形成する絶縁テープと、を有し、
前記コイル導体の少なくとも前記コアから突出する部分の絶縁層は、巻回される前記絶縁テープの一部が接着されている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項1に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記絶縁テープは、前記絶縁層の外周側で接着されている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項2に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記絶縁テープは、巻回される前記絶縁テープの層間で接着される
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項2に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記絶縁テープは、巻回される前記絶縁テープのオーバーラップ部が接着される
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項4に記載の回転電機用コイルにおいて、
巻回する前記絶縁テープの内側に、接着部材が設けられている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項1に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記コイル導体の少なくとも前記コアから突出した部分の絶縁層では、前記絶縁テープがコイル長手方向に連続的に接着されている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項1に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記コイル導体の少なくとも前記コアから突出した部分の絶縁層では、前記絶縁テープがコイル長手方向に不連続的に接着されている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項7に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記絶縁テープは、前記絶縁テープの長手方向の巻回ピッチに等しく、不連続的に接着されている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 請求項1に記載の回転電機用コイルにおいて、
前記コイル導体の少なくとも前記コアから突出した部分の絶縁層では、周方向の最も面積が広い側面で前記絶縁テープが接着されている
ことを特徴とする回転電機用コイル。 - 回転電機のコアに収納される回転電機用コイルの製造方法であって、
複数のコイル導体に絶縁テープを少なくとも1回巻回して絶縁層を形成する第1の巻回工程と、
前記第1の巻回工程で形成され、少なくとも前記コアから突出する部分に接着部材を塗布あるいは貼付された絶縁層の外側に、絶縁テープを巻回して絶縁層を形成する第2の巻回工程と、
を有することを特徴とする回転電機用コイルの製造方法。 - 請求項10に記載の回転電機用コイルの製造方法であって、
前記第2の巻回工程で、前記接着部材は、コイルの長手方向に連続的に塗布あるいは貼付される
ことを特徴とする回転電機用コイルの製造方法。 - 請求項10に記載の回転電機用コイルの製造方法であって、
前記第2の巻回工程で、前記接着部材は、コイルの長手方向に不連続的に塗布あるいは貼付される
ことを特徴とする回転電機用コイルの製造方法。 - 回転電機のコアに収納される回転電機用コイルの製造方法であって、
複数のコイル導体に絶縁テープを少なくとも1回巻回して絶縁層を形成する第1の巻回工程と、
少なくとも前記コアから突出する部分に対応し、かつ、巻回する絶縁テープのオーバーラップ部が接着されるように、内側に接着部材が塗布あるいは貼付された絶縁テープを、前記第1の巻回工程で形成された絶縁層の外側に巻回して絶縁層を形成する第2の巻回工程と、
を有することを特徴とする回転電機用コイルの製造方法。 - 請求項13に記載の回転電機用コイルの製造方法において、
前記第2の巻回工程で、前記絶縁テープは、オーバーラップ部が接着されるとともに、前記第1の巻回工程で形成された絶縁層の外側にも接着する
ことを特徴とする回転電機用コイルの製造方法。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の回転電機用コイルと、
前記回転電機用コイルが収容される回転電機用コアと、を備え、
前記回転電機用コイルと前記回転電機用コアが樹脂含侵されている
ことを特徴とする回転電機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015081485A JP6942304B2 (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | 回転電機用コイル、回転電機用コイルの製造方法および回転電機 |
US15/073,804 US10424984B2 (en) | 2015-04-13 | 2016-03-18 | Rotating electrical machine coil, production method of rotating electrical machine coil, and rotating electrical machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015081485A JP6942304B2 (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | 回転電機用コイル、回転電機用コイルの製造方法および回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016201933A true JP2016201933A (ja) | 2016-12-01 |
JP6942304B2 JP6942304B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=57112057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015081485A Active JP6942304B2 (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | 回転電機用コイル、回転電機用コイルの製造方法および回転電機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10424984B2 (ja) |
JP (1) | JP6942304B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111525753A (zh) * | 2020-05-12 | 2020-08-11 | 南京中车浦镇海泰制动设备有限公司 | 线性涡流制动装置用制动磁极的制造工艺 |
KR102213783B1 (ko) * | 2020-07-23 | 2021-02-09 | 제이앤디전자(주) | 프리와이드 로고스키 코일 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106571707B (zh) * | 2016-11-03 | 2018-12-04 | 上海电气电站设备有限公司 | 一种发电机转子线圈匝间绝缘无缝拼接结构 |
DE102017210441A1 (de) * | 2017-06-21 | 2018-12-27 | Robert Bosch Gmbh | Elektromagnetisch erregbare Spule |
AT521301B1 (de) * | 2018-05-29 | 2020-04-15 | Miba Ag | Stator mit Isolationsschicht |
KR20210089500A (ko) * | 2020-01-08 | 2021-07-16 | 엘지전자 주식회사 | 회전 전기 기기의 스테이터 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212349A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-10 | Toshiba Corp | 回転電機コイルの絶縁処理方法 |
JP2006325357A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子コイル及びその製造方法 |
JP2007200986A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Toshiba Corp | 電磁コイル、その製造方法および回転電機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6140733A (en) * | 1996-05-15 | 2000-10-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Conductor winding configuration for a large electrical machine |
JP5454709B2 (ja) | 2013-01-15 | 2014-03-26 | 富士電機株式会社 | 回転電機の固定子コイルの製造方法 |
-
2015
- 2015-04-13 JP JP2015081485A patent/JP6942304B2/ja active Active
-
2016
- 2016-03-18 US US15/073,804 patent/US10424984B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212349A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-10 | Toshiba Corp | 回転電機コイルの絶縁処理方法 |
JP2006325357A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子コイル及びその製造方法 |
JP2007200986A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Toshiba Corp | 電磁コイル、その製造方法および回転電機 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111525753A (zh) * | 2020-05-12 | 2020-08-11 | 南京中车浦镇海泰制动设备有限公司 | 线性涡流制动装置用制动磁极的制造工艺 |
KR102213783B1 (ko) * | 2020-07-23 | 2021-02-09 | 제이앤디전자(주) | 프리와이드 로고스키 코일 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10424984B2 (en) | 2019-09-24 |
US20160301274A1 (en) | 2016-10-13 |
JP6942304B2 (ja) | 2021-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6942304B2 (ja) | 回転電機用コイル、回転電機用コイルの製造方法および回転電機 | |
US20150022045A1 (en) | Electrical Rotating Machine | |
CN109412366B (zh) | 用于直接驱动发电机的分段定子 | |
US20060181387A1 (en) | Coils for electrical machines | |
JPS598449Y2 (ja) | 回転電機 | |
CN102185432B (zh) | 用于实现导电棒周围的绝缘体的方法 | |
JP2006217679A (ja) | ステータおよびコイル相間の絶縁方法 | |
JP2009240131A (ja) | 回転電機の固定子コイルおよびその製造方法 | |
JP2020108264A (ja) | 回転電機のコイルの補修方法 | |
US11716001B2 (en) | Stator and method for producing a stator of an electric machine | |
US10381903B2 (en) | Method for producing a stator for an electric motor | |
JP2011250563A (ja) | 回転電機のコイル製造方法 | |
JP5944713B2 (ja) | 固定子の製造方法 | |
JP6983035B2 (ja) | 回転電機および回転電機の製造方法、鉄道車両 | |
JP5454709B2 (ja) | 回転電機の固定子コイルの製造方法 | |
WO2017154280A1 (ja) | 回転電機 | |
JP7000116B2 (ja) | 回転電機および回転電機の製造方法 | |
JP3030162B2 (ja) | 回転電機及びその製造方法 | |
JP6101777B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
JP2010226901A (ja) | 回転電機 | |
JP5953389B1 (ja) | 回転電機の固定子製造方法 | |
JP2004048917A (ja) | 回転電機の固定子及びその製造方法 | |
WO2014189382A1 (en) | Method of encapsulation of stator of electrical machine | |
JP2012023788A (ja) | 回転電機 | |
JPS59153447A (ja) | 回転電機コイルの製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191218 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20191218 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20191226 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20200107 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20200207 |
|
C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211 Effective date: 20200218 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20200915 |
|
C13 | Notice of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13 Effective date: 20201110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210105 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20210420 |
|
C23 | Notice of termination of proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23 Effective date: 20210511 |
|
C03 | Trial/appeal decision taken |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03 Effective date: 20210615 |
|
C30A | Notification sent |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012 Effective date: 20210615 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210712 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20210729 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210802 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6942304 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |