JP2016201734A - 携帯端末装置、サーチ間隔設定方法及びサーチ間隔設定用プログラム - Google Patents

携帯端末装置、サーチ間隔設定方法及びサーチ間隔設定用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 待ち受け時の消費電力を抑え、サーチ間隔が必要以上に伸びることを防いでユーザビリティを向上させる。
【解決手段】 携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントとサーチ時刻とをデータベースに記録する処理手段を備える。処理手段はサーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、データベースに記録された、圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントのサーチ時刻との差の時間を算出し、データベースに各々のアクセスポイントごとに予測時間として記録し、アクセスポイントをサーチしたときに、サーチされたアクセスポイントとそのサーチ時刻とをデータベースに記録するとともに、そのアクセスポイントについて予測時間がデータベースに記録されているときは、予測時間を読み出しサーチ間隔を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末装置、サーチ間隔設定方法及びサーチ間隔設定用プログラムに関し、圏外時のアクセスポイントをサーチする時間間隔(サーチ間隔)を設定する携帯端末装置、サーチ間隔設定方法及びサーチ間隔設定用プログラムに関する。
携帯端末装置が電波のとどかない圏外状態となった場合、圏外状態から圏内状態に復帰するために頻繁に近隣のアクセスポイントとの通信を試みることとなり、バッテリが早く消耗することになる。
上記の課題に対して、特許文献1には、圏外状態であっても電力消費を抑えつつ好適にナビゲーションを行うことができる通信端末装置が開示されている。特許文献1では、ナビゲーション機能起動時に、自動的に省電力モードを設定し、圏外状態であった場合には、さらに電波オフモードも設定する。また、ナビゲーション機能実行中には、所定時間ごとに電波オフモードを解除し、圏外状態であるか否かの確認を行い、圏内状態となっていた場合には、圏内状態となったことをユーザに報知し、GPSによる現在位置測定を行っている。
また特許文献2には、携帯電話と無線LANの両機能を備えた携帯端末の各々の機能を独立して動作させたい場合等に、無線LANの圏内に迅速に復帰することができ、消費電力も節約することのできる携帯端末の制御方法が開示されている。特許文献2では、携帯基地局のサービスエリアに隣接する/隣接しない無線LANのアクセスポイントのサービスエリアを検索し、検索されたアクセスポイントのサービスエリアを携帯基地局の圏内/圏外として記憶し、携帯端末装置が圏内に位置する場合には、携帯基地局から所定の時間間隔(短い時間間隔)で携帯端末装置を走査し、携帯端末装置が圏外に位置する場合には、所定の時間間隔よりも長い時間間隔で携帯端末装置を走査するか、走査を行わないこととしている。
また、特許文献3には、不要な制御信号検索動作を減少させ、消費電力を低減する無線電話の通信システムが開示されている。特許文献3では、公衆システムに接続された複数の無線基地局と、自営システムに接続された親機、複数の無線基地局と親機とのいずれかに時分割多重無線伝送路で接続され、音声および制御データの送受信が可能な子機と、からなるシステムにおいて、子機が、公衆システムあるいは自営システムのいずれか一方のシステムに待ち受け、他方のシステムの圏外に位置したとき、待ち受けシステムの制御信号を受信する毎に記憶した受信電界値に一定値以上の変化がなければ圏外システムの検索を行わないこととしている。
また、特許文献4には、無駄な引き込み動作を阻止して電力消費を低減することができる無線通信装置の開示がある。特許文献4では、所定時間毎に携帯電話機の公衆エリアまたは家庭エリアでの位置状態を携帯電話機内に記憶し、その記憶を基に、ある時間帯での電波の引き込み頻度が公衆基地局で多い場合には公衆基地局からの引込み周期を通常とし、少ない場合遅くし、また自営基地局で多い場合には自営基地局からの引込み周期を通常とし、少ない場合遅くし、電波引き込みを実行することとしている。
特開2009-10764号公報 特開2007-251304号公報 特開2002-142263公報 特開平8-98252公報
上述した特許文献1−4に記載された方式では圏外時の消費電力を低減するために周辺サーチする間隔を長くしたり、サーチをしなかったりしているが、あまりサーチ間隔を大きくすると、圏内復帰までの時間がかかり、利便性を損なう場合があった。
その理由は、 単純にサーチ間隔を長くする方式では、待ち受け時の時間間隔が長い状況であると、アクセスポイントの近くに戻り、圏内になる事が出来る環境となっても、上記のサーチ間隔が長くなっていると、圏内復帰時間までの平均時間を短くすることが出来ないためである。これについては、特許文献4では時刻毎に変更する提案がなされているが、時刻パターンが変化した場合には対応できない問題点が残る。
[発明の目的]
本発明は、低消費電力で、サーチ間隔が必要以上に伸びることのない携帯端末装置、サーチ間隔設定方法及びサーチ間隔設定用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とを記録するデータベースと、
携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントとサーチ時刻とを前記データベースに記録する処理手段とを備えた携帯端末装置であって、
前記処理手段は、前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントのサーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から前記圏内状態までの予測時間として記録し、前記携帯端末装置が圏外状態にある場合に、アクセスポイントをサーチしたときに、サーチされた前記アクセスポイントとそのサーチ時刻とを前記データベースに記録するとともに、そのサーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、その予測時間に基づいてサーチ間隔を設定する携帯端末装置である。
本発明のサーチ間隔設定方法は、携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とをデータベースに記録する第1ステップと、
前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントをサーチした前記サーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から圏内状態までの予測時間として記録する第2ステップと、を有し、
前記第1ステップにおいて、前記サーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、読み出された予測時間に基づいてサーチ間隔を設定するサーチ間隔設定方法である。
本発明のサーチ間隔設定用プログラムは、携帯端末装置に含まれるコンピュータに、
前記携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とをデータベースに記録する第1手順と、
前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントをサーチした前記サーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から圏内状態までの予測時間として記録する第2手順とを実行させ、
前記第1手順において、前記サーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、読み出された予測時間に基づいてサーチ間隔を設定するサーチ間隔設定用プログラムである。
本発明による第1の効果は、実用的な範囲で圏外状態での定期的なサーチの間隔(サーチ間隔)を延ばすことが出来て、結果として待ち受け時の消費電力を抑えることができるからである。その理由は、 アクセスポイントのサーチにより発見されたアクセスポイントが、もしデータベースのリストにあった場合には、今後圏内のエリアとなるまでの時間を推測することが出来るためである。
本発明による第2の効果は、 圏外時のアクセスポイントのサーチの間隔(サーチ間隔)が必要以上に伸びることを防ぎ、結果としてユーザビリティを損なうことを防ぐことが出来るからである。その理由は、先の理由と同じく圏内のエリアとなるまでの時間を推測することが出来るためである。
図1は本発明にかかる携帯端末装置の一実施の形態を示す構成図である。 図1のサーチ部、サーチ間隔設定部の機能をソフトウェアで実施する場合の携帯端末装置の一実施の形態を示す構成図である。 図2に示した携帯端末装置の内部動作の説明図である。 図2の携帯端末装置のサーチ間隔を制御する動作を説明するためのフローチャートである。 携帯端末装置がアクセスポイントの通信可能距離内を通過して移動する移動経路を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明にかかる携帯端末装置の一実施の形態を示す構成図である。図1を参照すると、本実施形態の携帯端末装置は、サーチ間隔保持部11と、サーチ間隔設定部12と、データベース13と、サーチ部14と、アンテナと接続される送受信部(TRX)15とを備えている。サーチ間隔設定部12、サーチ部14、送受信部(TRX)15は処理手段を構成する。なお、図1ではサーチを行ってサーチ間隔を設定するのに必要な部材のみを示しており、他の携帯通信端末との通信のための部材等の他の部材は省略されている。
サーチ部14は、携帯端末装置がアクセスポイント(AP)に帰属していない圏外状態の時に、サーチ間隔設定部12から受けたサーチ間隔情報に基づいてアクセスポイントを定期的にサーチ(検索)する。
サーチ部14は、アクセスポイントのサーチ結果を確認し、帰属すべきアクセスポイントがある場合にはそのアクセスポイントへ携帯端末装置を帰属させ、携帯端末装置の状態を圏内状態に遷移させる。もし帰属すべきアクセスポイントが無い場合にはサーチ間隔だけ待つ動作を行う。この時間の間は携帯端末装置を省電力状態にして消費電力を抑える。
サーチ部14はサーチを行った場合、アクセスポイントを、データベース13にサーチ時刻と共に格納する。もしアクセスポイントとサーチ時刻がすでにデータベース13上に記録されているならば、サーチ部14はそのアクセスポイントのサーチ時刻を最新の時刻に更新する。
サーチ部14はサーチを行い、帰属すべきアクセスポイントを見い出し、携帯端末装置を圏内状態に遷移させた場合には、データベース13に、アクセスポイントとともに、サーチを行った時刻(サーチ時刻)を記録し、サーチ間隔設定部12に携帯端末装置が圏内状態にあることを通知する。
サーチ間隔設定部12は、データベース13を検索して、それぞれのアクセスポイントの記録状態を確認する。そして、携帯端末装置が圏内状態に遷移したときにデータベース13に記録されている、圏内状態に遷移する以前の圏外状態にあるときのそれぞれのアクセスポイントをサーチした時刻と、圏内状態に遷移したときのサーチ時刻との差を取ることにより、圏内状態に遷移する以前のサーチ時刻から圏内状態に遷移したときのサーチ時刻までの時間(予測時間)の実績を計算し、もしこの時間がデータベース13にすでに記録されていた予測時間よりも短いならばデータベースにその時間を予測時間として記録する。なおこの記録は圏内遷移時にかならず行わなければいけない訳ではなく、データベースへの記録方法を工夫することにより遅延させることができる。サーチ間隔設定部12は予測時間をデータベース13にヒストグラム化して記録することができ、圏外状態でのアクセスポイントサーチ時にヒストグラムの内容を確認して次のサーチ間隔を決定することができる。
サーチ間隔保持部11は予め設定されたサーチ間隔と、サーチ間隔設定部12により計算されたサーチ間隔とを記憶する。
なおデータベース13にサーチの時刻を記録する理由は、圏外状態で見つけたアクセスポイントがもしデータベース内にあれば、サーチを行った場所のエリアから圏内となるエリアまでにかかる時間を予測時間から推測できるようにする為である。
上記のメカニズムにより、圏外時のサーチ時にデータベース13にアクセスポイントが見つかった場合には、サーチ間隔設定部12は携帯端末装置が圏内になるまでの予測時間の最小値を見積もり、その最小値の予測時間を用いてサーチ間隔を設定することができる。データベース13に記録された予測時間はそのまま次回のサーチ時間までのサーチ間隔に用いず、サーチ間隔は予測期間に基づいて一定のアルゴリズムによって求めることが望ましい。その理由は、スマートホン等によるテザリング等の移動するアクセスポイントが存在する為である。このため次回のサーチ間隔を求める時にはサーチ間隔設定部12において、以下の方法を用いることが望ましい。
まず、圏内状態になるまでの予測時間がある一定時間よりも短かった場合には、その予測時間は用いない様にする。これは操作者自身が持つ移動式アクセスポイントを排除するためである。次にある一定時間以上の予測時間が複数ある場合は、一番短いものを選ぶ。予測時間が前回用いたサーチ間隔よりも、長い場合は次回サーチ間隔を長くし、短い場合は次回サーチ間隔を短くする。ここで次回サーチ間隔を長くする、もしくは短くする比率は長くする場合はおおむね1.2倍程度で、短くする場合はおおむね0.5倍程度が経験上扱いやすい。この比率は、実装ではパラメータ化し、メリットデメリット等を評価したうえで適切な値に設定する。
図1の携帯端末装置はハードウェアで構成することができるが、携帯端末装置の機能の全部又は一部はソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せにより実現することができる。また、サーチ間隔設定方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。
図2は図1のサーチ部、サーチ間隔設定部の機能をソフトウェアで実施する場合の携帯端末装置の一実施の形態を示す構成図である。図2を参照すると、本実施形態の携帯端末装置は、第1のメモリ21、第2のメモリ22、CPU23、及びアンテナと接続される送受信部(TRX)24とを備えている。サーチ部、サーチ間隔設定部の機能を実行するプログラムは不図示のROM、RAM等のメモリに記憶されており、CPU13が当該メモリからプログラムを読みだしてサーチ部、サーチ間隔設定部の機能を実行する。CPU13、不図示のメモリ、及び第1と第2のメモリ21,22はコンピュータを構成する。
第1のメモリ21は圏外時のサーチにおけるサーチ間隔を記憶するメモリであり、図1のサーチ間隔保持部11に対応する。第2のメモリ22は、アクセスポイント(AP)のサーチ結果(アクセスポイントID、サーチ時刻、予測時間等)を保存するメモリであり、図1のデータベース13に対応する。
CPU23は、アクセスポイントのサーチを行い、サーチを行ったアクセスポイントのID(Basic Service Set Identification、以下、BSSIDと記す)と、そのアクセスポイントをサーチした時刻と、実際に圏内状態になったときのサーチ時刻から、それ以前の圏外状態におけるサーチにより記録されたサーチした時刻を引いて、圏外状態から圏内状態までの時間を推定した時間(予測時間)とを、第2のメモリ22に記録する。第2のメモリはアクセスポイントのBSSID、サーチ時刻、予測時間をそれぞれ記録するエリアを持っている。
CPU23は、圏外状態時にアクセスポイントのBSSIDを基に第2のメモリ22を検索して、アクセスポイントのBSSIDが第2のメモリ22に存在し、かつ予測時間が記録されていた場合にはその予測時間を基に第1のメモリ21に記録されたサーチ間隔を更新する。CPU23は、第1のメモリ21に記憶されている現在のサーチ間隔より予測時間の方が大きい場合はサーチ間隔を長くし、また予測時間の方が短い場合はサーチ間隔を短くする。
[動作の説明]
図3は図2に示した携帯端末装置の内部動作の説明図である。
携帯端末装置のCPU23は帰属しているアクセスポイントを見失ったり、受信レベルが基準レベルより低下した場合などは、周辺サーチを行う。CPU23は周辺サーチの結果、帰属していたアクセスポイントが基準受信レベルより大きなレベルで見つけることが出来た場合には帰属を継続する動作を行い、圏内状態(図3のステップS303)を維持する。またCPU23は周辺サーチの結果、帰属していたアクセスポイントが見つからなかったが、帰属すべきアクセスポイント、たとえば同一SSIDのアクセスポイントが見つかった場合にはそのアクセスポイントに帰属する動作を行い圏内状態(図3のステップS303)を維持する。しかし、CPU23による周辺サーチの結果、これらの帰属すべきアクセスポイントが見つからない場合には圏外状態となる(図3のステップS301)。この圏外状態ではCPU23は定期的にサーチ動作(スキャン動作、図3のステップS302)を繰り返す。そして圏外状態の時にアクセスポイントのサーチをした場合にまず、サーチ結果をリスト化する。このリスト化は圏外状態が続く場合と圏内に遷移する場合とで、処理の内容が異なる。以下図4を用いてこの処理を説明する。
圏外状態が続く場合(図4のステップS401でサーチがされ、ステップS402で圏内状態でないとされた場合(NOと判断された場合))は、サーチ結果の各々のアクセスポイントのBSSIDをキーにしてデータベースとなる第2のメモリ22にサーチ時刻を記録する(ステップS403)。もし、第2のメモリ22に該当アクセスポイントのBSSIDが存在し、かつ予測時間が記録されていた場合は予測時間を各々のアクセスポイントのBSSID毎に取得する(ステップS404)。この予測時間はある一定時間よりも長いもののみを抽出する。これは既に説明したように、操作者自身が持つ移動式アクセスポイントを排除するためである。次にその結果から予測時間のもっとも短い時間を抽出する。この時間を基に次回のサーチ間隔を設定し、圏外状態を継続する(ステップS405、S406)。サーチ間隔の設定値は予測時間をそのまま使うのではなく、0.5倍などの倍率をかけて設定を行う。この倍率は設定値で持ち、変更可能な様にしている。もし先のサーチ結果から予測時間を抽出することができなかった場合は、CPU23は、サーチ間隔の変更に関して、現在のサーチ間隔に対して1.1倍などの倍率をかけて順に設定値を大きくしていき、最大値を次回のサーチ間隔の変更の値とする。第1のメモリ21はサーチ間隔の値に加えて、この倍率についても設定値で持ち、CPU23が変更可能な様にしている。
サーチ間隔の変更の例を示す。たとえば予測時間が1時間で、倍率0.5倍で、変更倍率1.5倍の場合には1秒、1.5秒、2.25秒、3.37秒、5.06秒、7.59秒、11.4秒、17秒、25秒、38秒、57秒、1.4分、2.2分、3.2分、4.9分、7.3分、10.9分、1.46分、24.6分、30分、30分の様にサーチ間隔を更新していく。この状況でもしサーチ結果に予測時間40分のアクセスポイントを見つけた場合には、40分の半分の20分にサーチ間隔を更新する。携帯端末装置が圏外状態を継続する場合はステップS401からステップS405を繰り返す。
圏内状態となる場合はサーチ結果に帰属すべきアクセスポイントを発見し、該当アクセスポイントに帰属に成功した時である。この場合にはサーチ結果(アクセスポイントのID、サーチ時刻、予測時間)をアクセスポイントのBSSID毎に第2のメモリ22へ記録する。この時のサーチ時刻はサーチ時の時刻をそのまま使うが、予測時間は0を用いる。また第2のメモリ22中に記録してあるすべてのアクセスポイントに対して記録内容を更新する。更新の内容は各々の記録内容のサーチ時刻を読み出し(ステップS407)、その値から今回のサーチ時刻(ほぼ現在時刻と同等である)を引いて予測時間を算出する。もしいまだ予測時間が記録していない状況である(ステップS408の無し)、またはすでに記録済みの予測時間より今回の予測時間が短い場合(ステップS409の短い)は今回算出の予測時間を記録し、圏内状態に遷移する(ステップS410、S411)。
圏内時にハンドオーバー等を目的として周辺サーチを行った場合には、予測時間は0を用いてサーチ結果のBSSIDを第2のメモリ22へ記録する。
圏内状態から圏外状態へ遷移した場合には定期的なアクセスポイントのサーチ(スキャン)を行うが、このサーチ間隔の初期値は1秒などの固定値から始める。上記のサーチ間隔の変更の例は1秒から始める例を示している。第1のメモリ21はこの初期値についても設定値で持ち、変更可能な様にしている。
上述した携帯端末装置の動作を具体例を用いて以下に詳細に説明する。
図5に示すように、携帯端末装置101は、矢印で示す移動経路を移動し、無線LANにおけるアクセスポイント(AP)202Aの通信可能距離内、アクセスポイント202Bの通信可能距離内、アクセスポイント202C及び202Bの通信可能距離内を通過して、アクセスポイント202E及び201の通信可能距離内に移動する。アクセスポイント202A、202B、202C、202D、202E、201が持つBSSIDは、それぞれBSSID1、BSSID2、BSSID3、BSSID4、BSSID5、BSSID6とする。
図1において、101A、101B、101Cは、帰属しないアクセスポイント202A、202B、202C、202D、202Eの通信可能距離内に位置するときの携帯端末装置101を示し、101Cは、帰属すべきアクセスポイント201の通信可能距離内に位置するときの携帯端末装置101を示す。
図1に示す携帯端末装置の移動経路において、CPU23が、圏外状態でサーチした結果、帰属すべきでなくかつ第2のメモリ22にも記録が無いアクセスポイント202A(BSSID1を持つアクセスポイント)を時刻t1に初めて検出する。アクセスポイント202Aは帰属すべきでないアクセスポイントなので、CPU23は、表1に示すように、単にデータベースとなる第2のメモリ22にBSSID1とサーチ時刻t1を記録し帰属動作は行わない。その後、CPU23が、引き続き、圏外状態でサーチを行い、帰属すべきでなくかつ第2のメモリ22に記録が無い、BSSID2を持つアクセスポイント202Bを時刻t2に検出し、表1に示すように、第2のメモリ22にBSSID2とサーチ時刻t2を記録し帰属動作は行わない。その後、CPU23が、引き続き、圏外状態でサーチを行い、帰属すべきでなくかつ第2のメモリ22に記録が無い、BSSID3を持つアクセスポイント202CとBSSID4を持つアクセスポイント202Dを時刻t3に検出し、表1に示すように、第2のメモリ22にBSSID3、BSSID4とサーチ時刻t3を記録し帰属動作は行わない。なお、CPU23は圏外状態が続き、各アクセスポイントを再度検出した場合は、既に記録されているサーチ時刻を最新の時刻に更新する。例えば、時刻t2に、もしBSSID1を持つアクセスポイント202Aを再度検出した場合は、既にBSSID1とサーチ時刻t1とが第2のメモリ22に記録されているので、CPUは時刻t1を時刻t2に更新する。
次に携帯端末装置が移動し、CPU23はアクセスポイント202E、201(BSSID5とBSSID6を持つアクセスポイント)のサーチの結果、帰属すべきアクセスポイント201(BSSID6)を検出し、帰属動作を行う。帰属動作が成功すれば圏内状態となる。このサーチとその後の帰属動作の結果、圏内状態となったので、CPU23は表2に示すように第2のメモリ22にBSSID5とBSSID6、そのサーチ時刻t4を記録し、予測時間として0を記録する。そして、CPU23は、表2に示す第2のメモリ22の全ての記録内容のサーチ時刻t1,t2、t3を読み出し、今回のサーチ時刻t4(ほぼ現在時刻と同等である)からサーチ時刻t1,t2、t3を引いて予測時間を算出し、予測時間T1(=t4−t1),T2(=t4−t2),T3(=t4−t3)をそれぞれ第2のメモリ22に記録する。
この後、CPU23は圏内状態にいる間は通信動作などを行うが、携帯端末装置が再度移動し圏外状態に移動する場合がある。携帯端末装置が圏外状態の場合はCPU23が定期的なサーチを行うがこの時に見つけたアクセスポイントがデータベースとなる第2のメモリ22に記録があるかどうかによって動作が異なる。携帯端末装置が圏外状態でCPU23が時刻t5にサーチを行い、帰属すべきでないアクセスポイント202A(BSSID1を持つアクセスポイント)を再度見つけた場合、CPU23は、このアクセスポイント202Aについて予測時間が第2のメモリ22に記録されているかを検索し、これによりサーチ間隔を変更すべきかどうかを判断する。この場合は予測時間T1(t4−t1)が第2のメモリ22に記録されているので、この予測時間を用いてサーチ間隔を設定する。CPU23は表3に示すように、第2のメモリ22にBSSID1とサーチ時刻t5を記録する。記録されたサーチ時刻t5は再度圏内状態になった時に第2のメモリ22上の予測時間の更新を行う際に用いる。
携帯端末装置が移動し、CPU23が帰属すべきアクセスポイント(BSSID7を持つアクセスポイント)(図1において不図示)を発見し帰属動作を行い圏内状態となった場合には、CPU23は表4に示す第2のメモリ22の記録内容の、予測時間が記録されていないサーチ時刻t5を読み出し、今回のサーチ時刻t6からサーチ時刻t5を引いて、予測時間T4(t6−t5)を得る。ここで、時刻t5についての予測時間の記録は、すでに記録されている予測時間T1と予測時間T4とを比較して、予測時間T1>予測時間T4の場合に予測時間T4を第2のメモリ22に記録する。予測時間T1≦予測時間T4の場合には、予測時間T1を第2のメモリ22に記録する。表4では、予測時間T1>予測時間T4であって、予測時間T4が記録された場合を示している。
その後、携帯端末装置が移動し、圏外状態で、CPU23が時刻t7にサーチを行い再度アクセスポイント202A(BSSID1を持つアクセスポイント)を見つけた場合、このアクセスポイントについて予測時間が記録されているかを検索し、これによりサーチ間隔を変更すべきかどうかを判断する。またCPU23は第2のメモリ22にはBSSID1とサーチ時刻t7を記録する。表4では、アクセスポイント202A(BSSID1を持つアクセスポイント)について、予測時間T1(t4−t1)と予測時間T4(t6−t5)が記録されているので、予測時間T1と予測時間T4とを取得し、これらの時間がある一定時間よりも長いかどうかを判断する。ここでは、予測時間T1と予測時間T4がともにある一定時間よりも長く、両方を抽出するものとする。抽出された予測時間T1と予測時間T4比較して、予測時間T1>予測時間T4なので、予測時間T4を抽出し、この時間を基に次回のサーチ間隔を設定する。
以上、本実施形態の構成を述べたが、WLANのアクセスポイントやアクセスポイントのサーチ方法、帰属方法については、当業者にとってよく知られているので、その詳細な構成は省略する。
上記の実施形態ではBSSIDのデータベースへの記録において、メモリの容量について詳細に記載されていないが、実際にはメモリは有限である。そのためすべてのアクセスポイントのBSSID毎のデータベースを記録できるわけではない。そこで記録可能なエリアがいっぱいになった場合は、サーチ時刻の一番過去のものから記録内容を抹消する。こうすることで、あらたなデータを記録できる。
上記実施形態では、サーチ時間の変更は元の時間に対して一定の割合で増やすとしており、このサーチ時間の変更については割合を一定にし、上限を決める方法としていた。これに関して、増加する時間を一定、つまり線形ではなく非線形とし、
次回時間間隔=最大時間間隔×(1−exp(−β/α))
の式の形とし次回時間間隔を順に増やしていく方法とすることができる。
ここで、βは1から順に1ずつ大きくし、αは固定値とする。αはおおむね5程度が使いやすい値である。
なお、携帯端末装置として動作させるためのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、携帯端末装置としてのコンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の構成には限られない。
(付記1)
サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とを記録するデータベースと、
携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントとサーチ時刻とを前記データベースに記録する処理手段とを備えた携帯端末装置であって、
前記処理手段は、前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントのサーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から前記圏内状態までの予測時間として記録し、前記携帯端末装置が圏外状態にある場合に、アクセスポイントをサーチしたときに、サーチされた前記アクセスポイントとそのサーチ時刻とを前記データベースに記録するとともに、そのサーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、その予測時間に基づいてサーチ間隔を設定する携帯端末装置。
(付記2)
前記処理手段は、前記予測時間に一定の係数を乗じて、前記サーチ間隔を設定することを特徴とする付記1に記載の携帯端末装置。
(付記3)
前記処理手段は、前記予測時間の記録の際に、前記予測時間に関するアクセスポイントの他の予測時間が前記データベースに記録されている場合には、前記予測時間と前記他の予測時間とのなかで、最も短い時間の予測時間を記録することを特徴とする付記1又は2に記載の携帯端末装置。
(付記4)
前記処理手段は、前記携帯端末装置が圏外状態にある場合においてアクセスポイントをサーチしたときに、そのサーチしたアクセスポイントについて複数の予測時間が記録されているときは、前記データベースから、ある一定時間よりも長い予測時間を読み出し、読み出された予測時間の中から最も短い予測時間に基づいてサーチ間隔を設定することを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の携帯端末装置。
(付記5)
前記係数は変更可能であることを特徴とする付記2に記載の携帯端末装置。
(付記6)
携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とをデータベースに記録する第1ステップと、
前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントをサーチした前記サーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から圏内状態までの予測時間として記録する第2ステップと、を有し、
前記第1ステップにおいて、前記サーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、読み出された予測時間に基づいてサーチ間隔を設定するサーチ間隔設定方法。
(付記7)
前記予測時間に一定の係数を乗じて、前記サーチ間隔とすることを特徴とする付記6に記載のサーチ間隔設定方法。
(付記8)
前記予測時間の記録の際に、前記予測時間に関するアクセスポイントの他の予測時間が前記データベースに記録されているときは、前記予測時間と前記他の予測時間とのなかで、最も短い時間の予測時間を記録することを特徴とする付記6又は7に記載のサーチ間隔設定方法。
(付記9)
前記携帯端末装置が圏外状態にある場合においてアクセスポイントをサーチしたときに、そのサーチしたアクセスポイントについて複数の予測時間が記録されているときは、前記データベースから、ある一定時間よりも長い予測時間を読み出し、読み出された予測時間の中から最も短い予測時間に基づいてサーチ間隔を設定することを特徴とする付記6から8のいずれかに記載のサーチ間隔設定方法。
(付記10)
前記係数は変更可能であることを特徴とする付記7に記載のサーチ間隔設定方法。
(付記11)
携帯端末装置に含まれるコンピュータに、
前記携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とをデータベースに記録する第1手順と、
前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントをサーチした前記サーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から圏内状態までの予測時間として記録する第2手順とを実行させ、
前記第1手順において、前記サーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、読み出された予測時間に基づいてサーチ間隔を設定するサーチ間隔設定用プログラム。
(付記12)
前記予測時間に一定の係数を乗じて、前記サーチ間隔とすることを特徴とする付記11に記載のサーチ間隔設定用プログラム。
(付記13)
前記予測時間の記録の際に、前記予測時間に関するアクセスポイントの他の予測時間が前記データベースに記録されているときは、前記予測時間と前記他の予測時間とのなかで、最も短い時間の予測時間を記録することを特徴とする付記11又は12に記載のサーチ間隔設定用プログラム。
(付記14)
前記携帯端末装置が圏外状態にある場合においてアクセスポイントをサーチしたときに、そのサーチしたアクセスポイントについて複数の予測時間が記録されているときは、前記データベースから、ある一定時間よりも長い予測時間を読み出し、読み出された予測時間の中から最も短い予測時間に基づいてサーチ間隔を設定することを特徴とする付記11から13のいずれかに記載のサーチ間隔設定用プログラム。
(付記15)
前記係数は変更可能であることを特徴とする付記12に記載のサーチ間隔設定用プログラム。
本発明は、携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の情報端末装置に用いることができる。
11 サーチ間隔保持部
12 サーチ間隔設定部
13 データベース
14 サーチ部
15 送受信部(TRX)
21 第1のメモリ
22 第2のメモリ
23 CPU
24 送受信部(TRX)24
101 携帯端末装置
101A 帰属しない無線LANのAPの通信可能距離内内に位置する携帯端末装置
101B 帰属しない無線LANのAPの通信可能距離内に位置する携帯端末装置
101C 帰属しない無線LANのAPの通信可能距離内に位置する携帯端末装置
101D 帰属すべき無線LANのAPの通信可能距離内に位置する携帯端末装置
201 帰属すべき無線LANのAP
202A 帰属しない無線LANのAP
202B 帰属しない無線LANのAP
202C 帰属しない無線LANのAP
202D 帰属しない無線LANのAP
202E 帰属しない無線LANのAP

Claims (10)

  1. サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とを記録するデータベースと、
    携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントとサーチ時刻とを前記データベースに記録する処理手段とを備えた携帯端末装置であって、
    前記処理手段は、前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントのサーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から前記圏内状態までの予測時間として記録し、前記携帯端末装置が圏外状態にある場合に、アクセスポイントをサーチしたときに、サーチされた前記アクセスポイントとそのサーチ時刻とを前記データベースに記録するとともに、そのサーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、その予測時間に基づいてサーチ間隔を設定する携帯端末装置。
  2. 前記処理手段は、前記予測時間に一定の係数を乗じて、前記サーチ間隔を設定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記処理手段は、前記予測時間の記録の際に、前記予測時間に関するアクセスポイントの他の予測時間が前記データベースに記録されている場合には、前記予測時間と前記他の予測時間とのなかで、最も短い時間の予測時間を記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記処理手段は、前記携帯端末装置が圏外状態にある場合においてアクセスポイントをサーチしたときに、そのサーチしたアクセスポイントについて複数の予測時間が記録されているときは、前記データベースから、ある一定時間よりも長い予測時間を読み出し、読み出された予測時間の中から最も短い予測時間に基づいてサーチ間隔を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記係数は変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  6. 携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とをデータベースに記録する第1ステップと、
    前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントをサーチした前記サーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から圏内状態までの予測時間として記録する第2ステップと、を有し、
    前記第1ステップにおいて、前記サーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、読み出された予測時間に基づいてサーチ間隔を設定するサーチ間隔設定方法。
  7. 前記予測時間に一定の係数を乗じて、前記サーチ間隔とすることを特徴とする請求項6に記載のサーチ間隔設定方法。
  8. 前記予測時間の記録の際に、前記予測時間に関するアクセスポイントの他の予測時間が前記データベースに記録されているときは、前記予測時間と前記他の予測時間とのなかで、最も短い時間の予測時間を記録することを特徴とする請求項6又は7に記載のサーチ間隔設定方法。
  9. 前記携帯端末装置が圏外状態にある場合においてアクセスポイントをサーチしたときに、そのサーチしたアクセスポイントについて複数の予測時間が記録されているときは、前記データベースから、ある一定時間よりも長い予測時間を読み出し、読み出された予測時間の中から最も短い予測時間に基づいてサーチ間隔を設定することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載のサーチ間隔設定方法。
  10. 携帯端末装置に含まれるコンピュータに、
    前記携帯端末装置が圏外状態にあるときに、アクセスポイントをサーチし、サーチしたアクセスポイントと、サーチ時刻とをデータベースに記録する第1手順と、
    前記サーチにより帰属すべきアクセスポイントを発見し、帰属動作を行い前記携帯端末装置が圏内状態となった場合に、そのサーチ時刻と、前記データベースに記録された、前記携帯端末装置が圏外状態にあった時の各々のアクセスポイントをサーチした前記サーチ時刻との差の時間を算出し、前記データベースに各々のアクセスポイントごとにその時間を、前記圏外状態にあったときのサーチ時刻から圏内状態までの予測時間として記録する第2手順とを実行させ、
    前記第1手順において、前記サーチしたアクセスポイントについて予測時間が前記データベースに記録されているときは、当該予測時間を読み出し、読み出された予測時間に基づいてサーチ間隔を設定するサーチ間隔設定用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014022838A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Ntt Docomo Inc 移動通信端末、サーバ装置、検出動作制御システム、検出動作制御方法及びプログラム

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