JP2016201491A - 電子線描画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタミネーションによるビームドリフトの補正を、装置のコストを増大させることなく行う。【解決手段】本実発明に係る電子線描画装置は、試料へ入射する電子線を偏向する少なくとも1対の第1電極及び第2電極を有する偏向器と、コンタミネーションの発生源となる有機物が塗布され、偏向器によって偏向された電子線が入射可能な位置に配置された部材と、第1電極及び第2電極のうちのいずれか一方の電極へ向かう方向へ、電子線がドリフトするときに、電子線を一方の電極へ向かう方向へ偏向させて部材に塗布された有機物へ入射させる偏向制御手段と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、電子線描画装置に関する。
フラッシュメモリなどの記録媒体や、CPU(Central Processing Unit)を構成する半導体素子のリソグラフィ工程では、マスクに形成された原画パターンが、半導体素子の基板となるウエハに転写される。近年、このマスクに形成される原画パターンは、電子線描画装置を用いて描画されるのが一般的になりつつある。
電子線描画装置を用いて、ファインなパターンを描画する際には、電子線を描画対象物の目標位置へ正確に入射させる必要がある。そこで、電子線描画装置では、ビームドリフト量が許容値を超えないように、電子線の偏向制御が行われる。
しかしながら、電子線描画装置が長時間稼働すると、鏡筒内の雰囲気に含まれるハイドロカーボンが、電子線に引き寄せられ、偏向電極にコンタミネーションとして不着する。偏向電極に付着したコンタミネーションは、電子線のドリフトを引き起こす要因となるため、一般には、電子線描画装置の稼働時間に比例して、ビームドリフト量は増加する。そのため、従来は、ビームドリフト量が許容値に近くなってきたら、偏向電極の交換を行っていた。
偏向電極を交換するためには、真空状態となった鏡筒内部の圧力を大気圧に戻す必要がある。このため、再び電子線描画装置を稼働させるためには、数日間のダウンタイムが必要になる。そこで、偏向電極に対するコンタミネーションの付着を抑制するための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−138183号公報
特許文献1に開示される装置は、偏向電極表面のうち、電子線の偏向に用いられる領域を移動させて、偏向電極にコンタミネーションが局所的に不着しないようにするものである。この装置によれば、ビームドリフト量が許容値を超えるまでの時間を延ばすことが可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、偏向電極にコンタミネーションが不着してしまった後には、ビームドリフトを低減するための補正を行うことができない。
また、近年では、電子線描画装置の内部にオゾンを注入することによって、活性酸素を生成し、この活性酸素を用いてコンタミネーションを洗浄する技術が提案されている。この技術によれば、電子線描画装置の内部に発生したコンタミネーションが、活性酸素によって酸化され、水や二酸化炭素となって装置の外部に排出される。
しかしながら、電子線描画装置の内部にオゾンを注入するためには、オゾン発生装置が必要になる。このため、装置の製造コストやランニングコストが増大するといった問題がある。また、オゾンは人体に有害であるため、装置の取扱いが困難になることが考えられる。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、コンタミネーションによるビームドリフトの補正を、装置のコストを増大させることなく行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係る電子線描画装置は、試料へ入射する電子線を偏向する少なくとも1対の第1電極及び第2電極を有する偏向器と、コンタミネーションの発生源となる有機物が塗布され、偏向器によって偏向された電子線が入射可能な位置に配置された部材と、第1電極及び第2電極のうちのいずれか一方の電極へ近づく方向へ、電子線がドリフトするときに、電子線を前記方向へ偏向させて前記部材に塗布された有機物へ入射させる偏向制御手段と、を備える。
本発明によれば、1対の電極の一方にコンタミネーションが不着することにより、ビームドリフトが生じた場合に、他方の電極にコンタミネーションを不着させることができる。これにより、電子線のドリフトの補正が可能となる。また、電極に付着したコンタミネーションを除去するための設備を必要としないので、装置の製造コストやランニングコストが増大することもない。
第1の実施形態に係る電子線描画装置の概略構成を示す図である。 アパーチャの平面図である。 制御装置のブロック図である。 制御装置のCPUが実行する一連の処理を示すフローチャートである。 ステージ装置に設けられた基準マークを示す図である。 基準マークのスキャン結果を示す図である。 ステージ装置に設けられた基準マークを示す図である。 基準マークのスキャン結果を示す図である。 偏向器の電極と試料を模式的に示す図である。 電子線が偏向する様子を示す図である。 偏向器の電極とアパーチャを模式的に示す図である。 電子線が偏向する様子を示す図である。 偏向器の電極と試料を模式的に示す図である。 電子線が偏向する様子を示す図である。 第2の実施形態に係るアパーチャの平面図である。 アパーチャの作用を説明するための図である。 電子線の電流の変化率を表すグラフを示す図である。 電子線の偏向量の変化を表すグラフを示す図である。 電子線の電流の変化率を表すグラフを示す図である。 電子線の偏向量の変化を表すグラフを示す図である。 電子線の電流の変化率を表すグラフを示す図である。 電子線の偏向量の変化を表すグラフを示す図である。 アパーチャの変形例を示す図である。 試料の変形例を示す図である。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の説明にあたっては、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなる直交座標系を用いる。
図1は、本実施形態に係る電子線描画装置10の概略構成を示す図である。電子線描画装置10は、例えば真空度が10−7Pa程度の環境下において、レジスト材がコーティングされたマスクやレチクルなどの試料120に、パターンを描画する装置である。
図1に示されるように、電子線描画装置10は、電子線BMを試料120に照射する照射装置20、試料120が載置されるステージ装置61、ステージ装置61を収容するライティングチャンバ60、照射装置20及びステージ装置61を制御する制御系100を備えている。
照射装置20は、長手方向を鉛直軸方向とする鏡筒21と、鏡筒21の内部上方から下方に向かって配置される電子銃22、偏向器31,32、レンズ41,42,43、アパーチャ51,52,53、分析管35を有している。
鏡筒21は、下方が開放された円筒状のケーシングである。鏡筒21は、ステンレスからなり、接地されている。この鏡筒21は、ライティングチャンバ60の上方に設置され、ライティングチャンバ60内部に位置する部分は、その直径が下方(−Z方向)に向かって小さくなるテーパー形状となっている。
電子銃22は、鏡筒21の内部上方に配置されている。電子銃22は、例えば熱陰極型の電子銃である。電子銃22は、陰極と、陰極を包囲するように設けられるウェネルト電極と、陰極の下方に配置される陽極などから構成されている。電子銃22は、高電圧が印加されると下方へ電子線BMを射出する。
偏向器31は、電子銃22の下方に配置されている。偏向器31は、相互に対向するように配置された電極を有している。そして、ブランキングアンプ103によって印加される電圧に応じて、電子銃22から射出された電子線BMを偏向する。
例えば、偏向器31には、描画パターンに基づいて変調された電圧信号が入力される。この電圧信号は、ハイレベルとローレベルの2値の信号である。偏向器31では、一方の電極に入力された電圧信号がハイレベルの時に、電極間に電界が生じ、電子線BMが偏向される。これにより、電子線BMは、アパーチャ51によってブランキングされる。そのため、描画パターンに基づいて変調した電圧信号を、偏向器31に入力することで、試料120に所望のパターンを描画することができる。また、ハイレベルに維持された電圧信号を偏向器31に入力することで、電子線BMがブランキングされた状態を継続することができる。
レンズ41は、偏向器31を包囲するように配置された環状のレンズである。レンズ41は、偏向器31を通過する電子線BMを、アパーチャ51の中心近傍に集束させる。
アパーチャ51は、中央に電子線BMが通過する開口が設けられた板状の部材である。アパーチャ51は、レンズ41を通過した電子線BMの集束点近傍に配置されている。電子線BMがアパーチャ51の開口を通過することで、電子線BMのショットの形状が整形される。また、電子線BMが偏向器31によって偏向されたときには、電子線BMは、アパーチャ51によって遮蔽される。これにより、電子線BMがブランキングされる。
レンズ42は、アパーチャ51の下方に配置された環状のレンズである。レンズ42は、電子線BMを、アパーチャ52の中心近傍に集束させる。
アパーチャ52は、レンズ42の下方に配置されている。アパーチャ52も、アパーチャ51と同様に構成されている。電子線BMがアパーチャ53の開口を通過することで、電子線BMのショットの形状が整形される。
偏向器32は、アパーチャ52の下方に配置されている。偏向器32は、対向して配置される複数対の電極を有している。偏向器32は、電極に印加される電圧に応じて、アパーチャ52を通過した電子線BMを偏向する。本実施形態では、説明の便宜上、X軸方向に所定距離隔てて配置された1対の電極32a,32bのみが図面に示されている。偏向器32は、電極32a,32bと不図示の電極を用いることで、電子線BMをX軸方向及びY軸方向へ偏向することができる。
レンズ43は、偏向器32を包囲するように配置された環状のレンズである。レンズ43は、偏向器32と協働することにより、ステージ装置61に載置された試料120の所望の位置に、偏向器32を通過する電子線BMを集束させる。
分析管35は、偏向器32の近傍に配置されている。分析管35は、偏向器32の周囲の炭化水素系ガスの濃度を計測するために用いられる。分析管35からは、偏向器32の近傍のガス濃度に応じた信号が、制御系100へ出力される。分析管35は、例えば制御系とともに4重極型質量分析計を構成する。
アパーチャ53は、レンズ43の下方に配置されている。図2に示されるように、アパーチャ53は、矩形板状の部材であり、例えば中央には正方形の開口53aが形成されている。また、アパーチャ53の上面には、開口53aを包囲する環状の塗布領域53bが設けられている。塗布領域53bには、例えばフォンブリンなどの有機物が塗布されている。フォンブリンは、炭素、フッ素、酸素原子からなるフッ素化オイルであり、科学的に安定した不活性なものである。上述のように構成されるアパーチャ53では、電子線BMが開口53aを通過することで、電子線BMのショットの形状が矩形に整形される。
ライティングチャンバ60は、直方体状の中空部材であり上面には円形の開口が形成されている。上述した照射装置20の鏡筒21は、ライティングチャンバ60の上面に形成された開口に挿入されている。
ステージ装置61は、ライティングチャンバ60の内部に配置されている。ステージ装置61は、パターンが描画される試料120をほぼ水平に保持した状態で、少なくとも水平面内を移動する。
制御系100は、照射装置20及びステージ装置61を制御するためのシステムである。この制御系100は、制御装置101、電源装置102、ブランキングアンプ103、レンズ駆動装置104、偏向アンプ105、及びステージ駆動装置107を有している。
図3は、制御装置101のブロック図である。図3に示されるように、制御装置101は、CPU(Central Processing Unit)101a、主記憶部101b、補助記憶部101c、入力部101d、表示部101e、インタフェース部101f、及び上記各部を接続するシステムバス101gを有するコンピュータである。
CPU101aは、補助記憶部101cに記憶されたプログラムを読み出して実行する。そして、プログラムに応じて、制御系100を構成する機器を統括的に制御する。
主記憶部101bは、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを有している。主記憶部101bは、CPU101aの作業領域として用いられる。
補助記憶部101cは、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。補助記憶部101cは、CPU101aが実行するプログラム、及び各種パラメータなどを記憶している。また、CPU101aによる処理結果などを含む情報を順次記憶する。
入力部101dは、キーボードや、マウスなどのポインティングデバイスを有している。ユーザの指示は、入力部101dを介して入力され、システムバス101gを経由してCPU101aに通知される。
表示部101eは、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示ユニットを有している。表示部101eは、例えば、電子線描画装置10のステータスや、描画パターンなどに関する情報を表示する。
インタフェース部101fは、LANインタフェース、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、アナログインタフェースなどを備えている。電源装置102、ブランキングアンプ103、レンズ駆動装置104、偏向アンプ105、及びステージ駆動装置107は、インタフェース部101fを介して、制御装置101に接続される。
上述のように構成される制御装置101は、電源装置102、ブランキングアンプ103、レンズ駆動装置104、偏向アンプ105、及びステージ駆動装置107に、上記各部を駆動するためのデジタル信号S1〜S5を出力する。これらのデジタル信号S1〜S5は、デジタルデータからなる。
図1に戻り、電源装置102は、制御装置101からのデジタル信号S1に基づいて、電子銃22に電圧を印加する。これにより、電子銃22から試料120へ向かって、電子線BMが射出される。
ブランキングアンプ103は、制御装置101から出力されるデジタル信号S2に基づいてブランキング信号を生成する。そして、生成したブランキング信号を偏向器31へ出力する。例えば、ブランキング信号は、ハイレベルが500mVで、ローレベルが0Vの2値の信号である。偏向器31へ出力されるブランキング信号がハイレベルのときに、電子線BMがブランキングされる。
レンズ駆動装置104は、デジタル信号S3に基づいて、電子線BMに対するレンズ41,42のパワー(屈折力)を制御して、電子線BMをアパーチャ51〜53の中心に向けて集束させる。また、レンズ43のパワーを制御して、電子線BMを試料120の上面に集束させる。
偏向アンプ105は、デジタル信号S4に基づいて電圧信号を生成し、偏向器32を構成する電極へ出力する。偏向器32を構成する電極32a,32bなどの間には電位差が生じる。これにより、偏向器32を通過する電子線BMは、電位差に応じた量だけ偏向する。
ステージ駆動装置107は、デジタル信号S5に基づいて、ステージ装置61を駆動し、試料120の移動や位置決めなどを行う。
上述した電子線描画装置10によるパターンの描画は、制御装置101を構成するCPU101aが、上記各部を制御することにより行われる。
例えば、試料120にパターンを描画するためには、CPU101aは、図1に示されるステージ駆動装置107を介して、ステージ装置61を駆動し、試料120を照射装置20の下方に位置決めする。
次に、CPU101aは、電源装置102を駆動して、電子銃22に電圧を印加する。これにより、電子銃22から電子線BMが射出される。
電子銃22から電子線BMが射出されると、CPU101aは、レンズ駆動装置104を介してレンズ41を制御し、電子線BMをアパーチャ51の開口近傍(クロスポーバーポイント)に集束させる。電子線BMは、アパーチャ51の開口を通過することで、ショットの外径及び形状が整形される。アパーチャ51を通過した電子線BMは、一旦結像した後、レンズ42に入射する。
CPU101aは、レンズ駆動装置104を介してレンズ42を制御し、レンズ42に入射した電子線BMをアパーチャ52の開口近傍に集束させる。電子線BMは、アパーチャ52の開口を通過することで、ショットの外径及び形状が整形される。アパーチャ52を通過した電子線BMは、一旦結像した後、レンズ43に入射する。
CPU101aは、レンズ駆動装置104を介してレンズ43を制御し、レンズ43に入射した電子線BMをステージ装置61に保持された試料120の表面に結像させる。
また、CPU101aは、上記動作と並行して、描画データに基づいて変調されたデジタル信号S2,S3を生成する。そして、デジタル信号S2をブランキングアンプ103へ出力し、デジタル信号S4を偏向アンプ105へ出力する。
ブランキングアンプ103は、デジタル信号S2を受信すると、デジタル信号S2をアナログのブランキング信号に変換して、ブランキング電極23へ出力する。これにより、電子線BMが所定のタイミングで偏向されブランキングが間欠的に実行される。
偏向アンプ105は、デジタル信号S4を受信すると、デジタル信号S4からアナログの偏向信号を生成する。そして、生成した偏向信号を、偏向器32を構成する電極32a,32bなどへそれぞれ出力する。これにより、電子線BMがX軸方向或いはY軸方向に偏向され、試料120に対する電子線BMの入射位置が制御される。
電子線描画装置10では、上述のようにブランキングアンプ103と偏向アンプ105が協働することにより、電子線BMが変調され試料120にパターンが描画される。以上の処理を描画処理という。
図4は、制御装置101が実行する一連の処理を示すフローチャートである。上述した電子線描画装置10の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
電子線描画装置10では、試料120への描画開始指令が制御装置101へ入力されると、制御装置101を構成するCPU101aが、補助記憶部101cに記憶されたプログラムを読み出す。そして、CPU101aは、読みだしたプログラムに基づいて、試料120に対するパターンの描画処理や、描画処理に必要な種々の処理を実行する。
まず、CPU101aは、電子線BMのドリフト方向及びドリフト量の算出を行う(ステップS101)。電子線BMのドリフト方向及びドリフト量は、例えば、ステージ装置61に設けられた基準マークMを電子線でスキャンすることにより得られるスキャン結果に基づいて算出することができる。
例えば、図5に示されるように、ステージ装置61上の位置X1に向けて射出された電子線BMを、位置X2まで相対移動することにより、基準マークMをスキャンすると、ステージ装置61から反射した電子線(以下反射波という)のパワーPは、図6に示されるように変化する。電子線BMのパワーPを示す曲線では、基準マークMを示す位置XMにピークが現れる。
例えば図7に示されるように、コンタミネーションの影響によって電子線BMが−X方向へドリフトしている場合に、位置X1に向けて射出された電子線BMを、位置X2まで相対移動すると、図8に示されるように、電子線BMのパワーPを示す曲線のピークは、位置XMよりも位置X2に近い位置XPに現れる。このため、位置XMと位置XPを比較することで、電子線BMのX軸についてのドリフト量ΔXとドリフト方向を算出することができる。
同様に、電子線BMをY軸方向にスキャンした結果得られるピークの位置座標を比較することで、電子線BMのY軸についてのドリフト量ΔYとドリフト方向を算出することができる。
なお、電子線BMのドリフト量やドリフト方向については、電子線の電流値の変化に基づいて、リアルタイムに計測する方法もある。当該方法については、第2の実施形態で述べる。
電子線BMがドリフトする要因としては、偏向器32を構成する電極32a,32bにコンタミネーションが堆積してから、堆積物が電子線BMの偏向に影響を与えるまでに成長したことが考えらえる。図9は、偏向器32の電極32a,32bと試料120を模式的に示す図である。一例として図9に示されるように、偏向器32の電極32bに堆積物300が形成されている場合には、堆積物300の表面は、例えば負に帯電する。堆積物300は絶縁性が高い物質であり、一度帯電して電位が変化すると、元に戻るまでに比較的時間がかかる。このため、電極32bの堆積物300が成長し、堆積物300が負に帯電した場合には、電子線BMは、この堆積物300から離れる方向へ偏向する。
例えば、堆積物300が形成されていないときに、試料120の表面に結像する電子線BMのスポットBSが、図9の実線で示される位置にある場合に、電極32bに堆積物300が形成されると、スポットBSは、図9の破線で示される位置へ移動する。スポットBSの移動量と移動方向を示すベクトルVC1は、上述したように基準マークMをスキャンすることにより算出することができる。
なお、電子線BMのドリフト方向、及びドリフト量については、試料120を電子線描画装置10にセットする前に、別の試料などを用いて予め計測しておいてもよい。
電子線BMのドリフト量とドリフト方向を示すベクトルVC1を算出すると、CPU101aは、ドリフト量が閾値Th以下であるか否かを判断する(ステップS102)。図10を参照するとわかるように、電極32bに堆積物300がある場合には、当初Z軸(鉛直軸)にほぼ平行な電子線BMは、堆積物300の影響によりベクトルVC1に示される方向へ偏向する。堆積物300が成長するにつれて、偏向の度合いが大きくなり、ベクトルVC1も大きくなる。そのため、電極32bに形成された堆積物300が成長すると、ドリフト量が大きくなり、やがては閾値Thを超える。パターンを構成するラインの幅やピッチなどにもよるが、閾値Thは、例えば10nmとすることができる。
CPU101aは、ドリフト量を示すベクトルVC1の大きさが閾値Th以下であると判断した場合には(ステップS102:Yes)、試料120に対する描画処理を開始する(ステップS106)。そして、描画処理が完了すると(ステップS107;Yes)、一連の処理を終了する。
一方、CPU101aは、ドリフト量が閾値Thより大きいと判断した場合には(ステップS102:No)、偏向アンプ105を介して偏向器32を制御することにより、アパーチャ53の塗布領域53bへ、電子線BMを照射する(ステップS103)。具体的には、CPU101aは、偏向器32を制御することにより、図11のベクトルVC1に示される方向へ電子線BMを偏向させて、電子線BMをアパーチャ53に設けられた塗布領域53bへ入射させる。電子線BMを塗布領域53bに入射させると、塗布領域53bに塗布されたフォブリンと電子線BMが反応して、炭化水素などのガスが発生する。炭化水素ガスは、図12の白抜き矢印に示されるように電極32aの方へ浮上していく。そして、電極32aへ向かう方向へ偏向された電子線BMと、炭化水素ガスとの相互作用により、電極32aでは、コンタミネーションの堆積が促進される。
次に、CPU101aは、塗布領域53bへ電子線BMを照射する時間を算出する(ステップS104)。CPU101aは、塗布領域53bに照射することによって発生した炭化水素ガスの濃度を、分析管35からの出力に基づいて算出する。そして、算出した濃度VGから、照射時間を求める。照射時間の算出は、予め、濃度VGに応じた最適な照射時間f(VG)を実験などにより求めておく。そして、計測結果が示す濃度VGから、最適な照射時間f(VG)を算出する。
照射時間f(VG)が経過したころには、電極32aに向かって偏向された電子線BMと、炭化水素ガスとの相互作用により、電極32aにコンタミネーションによる堆積物301が形成される。堆積物301は、図11に示されるように、電子線BMがベクトルVC1によって示される方向に偏向された状態で生成されたものである。このため、図13に示されるように、堆積物301は、XY面内におけるベクトルVC1の始点を基準として、堆積物300が形成された位置とは、点対称な位置に形成される。堆積物301が、堆積物300と同じように負に帯電すると、堆積物301の電荷によって、ベクトルVC1と向きが反対で大きさが等しいベクトルVC2に示される方向に、スポットBSを移動させるような電磁力が電子線BMに作用する。
このため、図14に示されるように、電極32bの堆積物300によって、電極32aに向かう方向へ偏向された電子線BMは、電極32aの堆積物301によって、電極32bに向かう方向へ再び偏向される。これにより、電子線BMのドリフトが解消し、ドリフト量がほぼ零になるように補正される。
CPU101aは、塗布領域53bへ電子線BMを照射してから経過した時間が、照射時間f(VG)になったか否かを判断し(ステップS105)、照射時間f(VG)が経過したと判断した場合には(ステップS105:Yes)、描画処理を開始する(ステップS106)。
以上のように、電子線描画装置10では、ステップS101〜ステップS105までの処理によって、コンタミネーションの影響を受けた電子線BMの補正が行われる。
CPU101aは、描画処理を開始すると所定のインターバル時間のカウントを開始する。インターバル時間とは、コンタミネーションの影響を受けた電子線BMの補正を行うタイミングを規定するための時間である。例えば、インターバル時間をITとすると、ステップS101〜S105までの処理がインターバル時間ITごとに実行される。これにより、電子線BMはインターバル時間ITごとに補正されることになる。
CPU101aは、描画処理を開始した後、描画処理が完了する前に(ステップS107:No)、インターバル時間が経過したと判断したら(ステップS108)、ステップS101に戻り、以降ステップS101〜S108の処理を繰り返し実行する。これにより、インターバル時間ITが経過するごとに、電子線BMが補正される。
一方、CPU101aは、描画処理を開始した後に、描画処理が完了したと判断したら(ステップS107:Yes)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、偏向器32のいずれかの電極にコンタミネーションによる堆積物300が形成され、電子線BMのドリフトが発生したときには、他の電極に、電子線BMのドリフトを打消すための堆積物301が形成される。これにより、電子線BMのドリフトが解消し、試料120へ精度よくパターンを描画することが可能となる。
また、本実施形態では、鏡筒21の内部にコンタミネーションを除去するためのオゾンなどを注入することなく、電子線BMのドリフトを解消することができる。このため、電子線BMのドリフトの解消に、オゾン発生装置など、製造コストやランニングコストの増加を招く装置を必要としない。したがって、装置の製造コストやランニングコストの増加を抑制することができる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る電子線描画装置10は、複数の電子線を選択的に用いて試料120にパターンを描画する点で、第1の実施形態に係る電子線描画装置と相違する。以下、第2の実施形態に係る電子線描画装置10について説明する。なお、第1の実施形態に係る電子線描画装置10と共通の構成については説明を省略する。
図15は、アパーチャ52の代わりに用いられるアパーチャ521を示す図である。図15に示されるように、アパーチャ521には、正方形の開口52aが形成されている。開口52aの各辺は、アパーチャ521の辺に対して約45度の角度を成している。
また、電子線BMは、アパーチャ521の上流側で、5本の電子線BM1〜BM5に分岐される。電子線BM1〜BM5は、XY断面がほぼ正方形になるように整形されている。電子線BM1は、アパーチャ521の開口52aの中央を下方に向かって通過する。また、電子線BM2〜BM5は、アパーチャ521の上面と開口52aにわたって入射する。これにより、図16に示されるように、電子線BM2〜BM5のうちのそれぞれ一部が開口52aを通過する。開口52aを通過した電子線BM2〜BM5は、断面が直角三角形になるように整形された状態で、偏向器32へ入射する。電子線にドリフトが発生していないときには、開口52aを通過した電子線BM2〜BM5のX軸方向の大きさはLxであり、Y軸方向の大きさはLyである。
本実施形態に係る電子線描画装置10では、電子線BM2〜BM5が、アパーチャ521の上面と開口52aにわたって入射する。そして、偏向器32の電極にコンタミネーションの影響で堆積物が形成されると、電子線BM2〜BM5がほぼ一律に同じ方向へ偏向される。この場合には、電子線BM2〜BM5の偏向の度合いによって、アパーチャ521を通過する電子線BM2〜BM5の電流値が変化する。
図17は、アパーチャ521を通過する電子線BM1〜BM5の電流の変化率を表すグラフを示している。図17の線L1〜L5は、それぞれ電子線BM1〜BM5の電流の変化率を示している。具体的には、線L1〜L5は、時刻tにおける電子線BM1〜BM5それぞれの電流値I1(t)〜I5(t)と計測開始時刻の電流値I1(0)〜I5(0)との差を、電流値I1(0)〜I5(0)で除すことにより得られる変動率I1%(t)〜I4%(t)を示す。計算式は、nを1,2,…5までの整数として、次式(1)で示される。
In%(0)=(In(t)−In(0))/In(0)…(1)
偏向器32の電極32a,32bにコンタミネーションによる堆積物が無い場合には、変動率I1%(t)〜I4%(t)は、−0,5〜0.5の範囲に収まる。
また、本実施形態では、偏向方向及び偏向量に応じて、アパーチャ521を通過する電子線BM2〜BM5の電流値が変わることを利用して、電子線の偏向量をリアルタイムに検出することができる。電子線のX軸方向への偏向量ΔX、及びY軸方向の偏向量ΔYは、例えば次式(2),(3)によって算出することができる。
Figure 2016201491
Figure 2016201491
偏向器32の電極32a,32bにコンタミネーションによる堆積物が無い場合には、ΔX,ΔYによってプロットされる点(ΔX,ΔY)の軌跡は、図18に示されるグラフのようになる。この場合には、電子線の偏向量ΔX,ΔYはほぼ零に維持された状態になる。
しかしながら、偏向器32の電極32a,32bに堆積物が形成され、この堆積物が徐々に成長していく場合には、変動率I2%(t)〜I4%(t)も、堆積物が成長するにつれて増加するか、或いは減少する。
例えば、図15を参照するとわかるように、電子線BM1〜BM5が、−X方向と同時に+Y方向に偏向していくような場合には、アパーチャ521を通過する電子線BM5,BM4の電流値が徐々に増加し、電子線BM2,BM3の電流値が徐々に減少する。このように電子線BM1〜BM5が、−X方向に偏向していくような場合には、図19のグラフに示されるように、電子線BM4,BM5それぞれにつていの変動率I4%(t),I5%(t)は、1%を上回って徐々に大きくなっていく。そして、電子線BM2,BM3それぞれにつていの変動率I2%(t),I3%(t)は、−1%を下回って徐々に小さくなっていく。
このような場合には、ΔX,ΔYによってプロットされる点(ΔX,ΔY)の軌跡は、図20に示されるグラフのようになる。このグラフは、電子線が−X方向及び+Y方向へ偏向していっていることを示す。このとき、電子線の偏向量を示すベクトルVC1の成分は、(ΔX,ΔY)となる。
したがって、ベクトルVC1に示される電子線の偏向を解消するためには、制御装置101のCPU101aに、図4のステップS103〜S105の処理を実行させればよい。
制御装置101のCPU101aが、図4のステップS103〜ステップS105の処理を実行したときの変動率I1%(t)〜I5%(t)の変化は、図21のグラフによって示される。図21のグラフからは、ステップS103〜ステップS105の処理によって偏向器32の電極に現れた堆積物301が成長すると、各変動率I1%(t)〜I5%(t)が一旦零に収束し、その後に、極性が変化することがわかる。これは、堆積物301が成長すると、電子線の偏向する方向が変わることを意味している。実際に、点(ΔX,ΔY)は、図22のグラフに示されるように、原点(0,0)から遠ざかった後に、堆積物301の成長により、原点近傍に近づいてくる。この事実は、いずれかの電極にコンタミネーションによる堆積物が付着して電子線が偏向してしまったとしても、制御装置101のCPU101aが、図4のステップS103〜ステップS105の処理を実行することで、電子線の偏向を解消するができることを意味する。
以上のように、本実施形態では、電子線BM1〜BM5の電流値に基づいて、リアルタイムに電子線の偏向量及び偏向方向を検出し、検出結果に基づいて、電子線の偏向を解消することが可能となる。したがって、試料120へ精度よくパターンを描画することができる。
また、本実施形態では、鏡筒21の内部にコンタミネーションを除去するためのオゾンなどを注入することなく、電子線のドリフトを解消することができる。このため、電子線のドリフトの解消に、オゾン発生装置など、製造コストやランニングコストの増加を招く装置を必要としない。このため、装置のコストの増加を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、アパーチャ53の上面に、開口53aを包囲する環状の塗布領域53bが形成されている場合について説明した。これに限らず、塗布領域53bは、図23に示されるように、アパーチャ53の上面に分散配置されていてもよい。
上記実施形態では、アパーチャ53に設けられた塗布領域53bにフォブリンが塗布されている場合について説明した。これに限らず、塗布領域53bには、例えばシリコングリースやアピエゾンなどが塗布されていてもよい。
また、アパーチャ53の代わりに、図24に示されるように、塗布領域121aが形成された試料121を、試料120に代えてステージ装置61に載置し、この試料121の塗布領域に電子線BMを照射して、偏向器32の電極へ堆積物301を形成することとしてもよい。
上記実施形態では、電子線を塗布領域に照射する際に、偏向器32を用いる場合について説明した。これ限らず、磁極などを駆動して、電子線を塗布領域へ照射させることとしてもよい。
上記実施形態では、堆積物300が負に帯電した場合について説明した。これに限らず、電極32a,32bに対して正に帯電することも考えられる。この場合には、電子線BMは、堆積物300に近づく方向に偏向されるが、堆積物300が負に帯電したときと同じように、図13のベクトルVC1の始点を基準とする点対称な位置に堆積物301を形成すればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 電子線描画装置
20 照射装置
21 鏡筒
22 電子銃
23 ブランキング電極
31,32 偏向器
32a,32b 電極
35 分析管
41〜43 レンズ
51,52,53,521 アパーチャ
52a,53a 開口
53b,121a 塗布領域
60 ライティングチャンバ
61 ステージ装置
100 制御系
101 制御装置
101a CPU
101b 主記憶部
101c 補助記憶部
101d 入力部
101e 表示部
101f インタフェース部
101g システムバス
102 電源装置
103 ブランキングアンプ
104 レンズ駆動装置
105 偏向アンプ
107 ステージ駆動装置
120,121 試料
300,301 堆積物
BM,BM1〜BM5 電子線
BS スポット
L1〜L5 線
M 基準マーク

Claims (5)

  1. 試料へ入射する電子線を偏向する少なくとも1対の第1電極及び第2電極を有する偏向器と、
    コンタミネーションの発生源となる有機物が塗布され、前記偏向器によって偏向された前記電子線が入射可能な位置に配置された部材と、
    前記第1電極及び前記第2電極のうちのいずれか一方の前記電極へ近づく方向へ、前記電子線がドリフトするときに、前記電子線を前記方向へ偏向させて前記部材に塗布された前記有機物へ入射させる偏向制御手段と、
    を備える電子線描画装置。
  2. 前記部材は、前記偏向器の下方に配置され、前記電子線のショット形状を整形するための開口の周りに前記有機物が塗布されたアパーチャである請求項1に記載の電子線描画装置。
  3. 前記部材は、前記試料に代わるダミー部材である請求項1に記載の電子線描画装置。
  4. 前記偏向制御手段は、前記電子線のドリフト量が閾値を超えた場合に、前記電子線を前記方向へ偏向させて前記部材に塗布された前記有機物へ入射させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子線描画装置。
  5. 前記偏向器の周りの炭化水素系ガスの濃度を計測するガス濃度計測手段を有し、
    前記偏向制御手段は、前記ガス濃度計測手段によって計測された濃度に基づいて前記有機物へ入射させる前記電子線の照射量を算出し、算出した照射量の前記電子線を前記有機物へ入射させる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子線描画装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024009611A1 (ja) * 2022-07-07 2024-01-11 株式会社ニューフレアテクノロジー マルチ荷電粒子ビーム照射装置、マルチ荷電粒子ビーム照射方法およびブランキングアパーチャアレイ実装基板の交換方法

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