JP2016201395A - レーザモジュール - Google Patents

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【課題】使用されるLDの極性を統一することができ、極性の違いが存在することによって発生する、LDの取り付け向きの間違いや部品管理の手間といった問題を解消したレーザモジュールを提供する。【解決手段】ヒートシンク1の任意の段のマウント面の一端側に設置されたLDユニット2の一端側に存在する電極と、任意の段より下段側のマウント面の他端側に設置されたLDユニット2の他端側に存在する電極とを、導電部材7によって電気的に接続する。【選択図】図7

Description

本発明はレーザモジュール、特に複数のLD(レーザダイオード)が発するレーザを合成することで、高出力のレーザを得る構成のレーザモジュールに関するものである。
レーザは、その高いエネルギー密度を利用して、金属に代表される材料加工分野、医療分野など、様々な分野において用いられている。特に材料加工分野においては、加工時間の短縮などを目的として、レーザの高出力化がなされている。
材料加工分野において使用されるレーザの一種に、DDL(Direct Diode Laser)と呼ばれる構成のものが存在する。以下、DDLについて簡単に説明する。
DDLは特許文献1に記載されたような、複数のLDを組み合わせたモジュールを使用し、各LDから放出されたそれぞれのレーザ光をレンズ等の集光部材を使用して1つのレーザ光に合成し、加工対象に直接照射する方式である。DDLを高出力化するには、使用するLDの個数を増やせばよい。
DDLにおいては、使用する全てのLD、あるいはLD群を複数のグループに分割して、各グループに属するLDを、電気的に直列に接続して、駆動電流を供給する構成を取ることが多い。
これは、LDのレーザ出力が、LDに流れる電流値に依存するためであり、各LDの出力を均一にするために、各LDに等しい電流を供給できる直列接続が採用される。
しかしながら、特許文献1に記載されたレーザモジュールでは、各LDを直列に接続するために、奇数列と偶数列とでLDの極性を変えている。このため、レーザモジュールに使用する部品の管理において、極性を管理する必要がある。
レーザモジュールの高出力化のためにLDの個数を増やすと、この管理は煩雑になる。
加えて、極性が逆でも見た目が似ているため、レーザモジュールの組立工程において極性を確認する手間が発生すると共に、誤った極性のLDを使用して組立を行ってしまう恐れも存在する。
また、2種類存在するLDの極性の向きに対応できるよう、他の部品の設計、製造等を行う必要があり、部品点数の増加に伴う管理の煩雑さ、設計費用の増大といった問題も発生する。
特開2007−142439号公報
本発明の課題は、使用されるLDの極性を統一することができ、極性の違いが存在することによって発生する上述の諸問題を解消したレーザモジュールを提供することである。
発明者は、レーザモジュールの構成を鋭意検討した結果、ヒートシンクの任意の段のマウント面の一端側に設置されたLDユニットの一端側に存在する電極と、該任意の段より下段側のマウント面の他端側に設置されたLDユニットの他端側に存在する電極とを、導電部材によって電気的に接続する構造を採用することにより、上記の問題を解決できることを見出した。
本発明のレーザモジュールは、階段状の複数のマウント面を有するヒートシンクと、該マウント面に設置された複数のLDユニットで構成されるレーザモジュールであって、
該LDユニットは、ユニット台座上に少なくとも1つのLDを設けることで構成されており、
該ヒートシンクの上段側のマウント面に設置されたLDユニットから照射されるレーザ光が、該ヒートシンクの下段側のマウント面に設置されたLDユニットに遮られないように、該LDユニットは該マウント面に設置されているとともに、
該ヒートシンクの任意の段のマウント面の一端側に設置されたLDユニットの該一端側に存在する電極と、該任意の段より下段側のマウント面の他端側に設置されたLDユニットの該他端側に存在する電極とが、導電部材によって電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明のレーザモジュールは、以下に示す優れた効果を有する。

・使用するLD、及びLDユニットの極性を全て統一することができる。

・極性の管理、確認が不要になり、これらの手間を省けると共に、極性を誤ってレーザモジュールを組立てしまう恐れもなくなる。

・同一設計のLDユニットを使用することができるため、設計費を抑制できる共に、
同一設計品を複数生産することで、コストダウン効果を狙うことができる。

・以上の結果、LDユニットの個数を増やした高出力レーザモジュールを得る際、生産性、コスト面に優れたものを得ることができる。
本発明の基本的構成である。 本発明に使用するヒートシンクの一例である。 本発明に使用するLDユニットの一例である。 本発明に使用するLDの一例である。 隣り合うLDユニットの接続方法である。 導電部材収容部、冷却管とLDの位置関係の説明図である。 本発明の実施例である。 隣り合うLDユニットの接続方法の具体例である。
以下、本発明のレーザモジュールの態様について図1を参照しながら述べる。図1はヒートシンク上にLDユニットを横2列、縦5列設けた場合の本発明である。列の数は、所望するレーザモジュール出力に応じて増減して良い。
図1において、1はヒートシンク、2はLDユニット、6a、6bは電極、7は導電部材である。
本発明で特徴的なことは、ヒートシンク1の任意の段のマウント面の一端側に設置されたLDユニット2の一端側に存在する電極6aと、該任意の段より下段側のマウント面の他端側に設置されたLDユニット2の他端側に存在する電極6bとが、導電部材7によって電気的に接続されていることである。
ヒートシンク1の任意の段のマウント面の一端側に設置されたLDユニット2の一端側に存在する電極6aと、該任意の段より下段側のマウント面の他端側に設置されたLDユニット2の他端側に存在する電極6bとを、導電部材7によって電気的に接続することにより、各LDユニット2の極性を統一した状態で、直列に接続することができる。
各LDユニット2の極性を統一できることで、LDユニット2をヒートシンク1のマウント面に設置する際に、極性を間違えて取り付けてしまうミスを防げる。加えて、組立時に極性の向きに注意する必要も無くなるので、組立作業の生産性も向上する。また、LDユニット2を極性によって分類・管理する必要もなくなるため、部品管理の面でも手間を減らすことができる。
導電部材7としては、通常は電気導体に絶縁材を被覆した電線に、接続端子を設けたものを使用すれば良い。必要に応じて金属板など、その他の導電部材を使用しても良い。導電部材がレーザモジュールを構成する他の部品と接触し、動作に影響が発生する場合は、適宜絶縁材を設けるなどして対応すれば良い。
図2は本発明に使用するヒートシンク1の一例である。
全体として階段状に形成されており、各段にはLDユニットを設置するマウント面が形成されている。段差は、上段側のマウント面に設置されたLDユニット2から照射されるレーザ光が、下段側のマウント面に設置されたLDユニット2に遮られない高さに設定されている。
ヒートシンク1の材料としては熱伝導性に優れた銅、アルミニウムなどの材料を使用すれば良い。
図3は本発明に使用するLDユニット2の一例である。LDユニット2はユニット台座3上に、少なくとも1つのLD5が設けられた構成を取る。
図3はLD5を3つ設けた場合であり、LD台座4を介して、LD5がユニット台座3上に設けられている。LD台座4はユニット台座3と一体に成型しても、別部品として構成しても良い。また、LD5はユニット台座3に対して絶縁されている。
本発明で用いるLD5の一例を図4に示す。LD5はサブマウント上にLD素子と、これを駆動する電流を供給する正極、負極を設けた構成を有する。この構成は一例であり、本発明に使用されるLD5は、本発明の技術的思想の範囲において他の構成を取っても良い。
ユニット台座3、LD台座4の材料としては熱伝導性に優れた銅、アルミニウムなどの材料を使用すれば良い。
LDユニット2にLD5が複数設けられている際、LDユニット2内において、各LD5はボンディングワイヤ(図示せず)で直列に接続される。また、LDユニット2には電極6が設けられ、マウント面上で隣り合うLDユニット2、もしくは導電部材7、あるいはLDを駆動する電源装置との電気的接続に利用される。また、電極6はLD台座4に対して絶縁されている。
通常は、図3(a)に示したように、電極6をLDユニット2の一端側と他端側に存在するLD5に隣接するように設け、ボンディングワイヤで接続すれば良いが、本発明の技術的思想の範囲において、電極6の位置、形状などといった態様を適宜変更しても良い。
例えば、図3(b)に示したように、LD5が有する正極あるいは負極を、直接電極6として使用することもできる。
通常、LDユニット2には、LD5から照射されるレーザ光をコリメートするコリメートレンズを設けた構成とする。
コリメートレンズとして、図3に示したように速軸方向コリメートレンズ8と遅軸方向コリメートレンズ9が設けられるのが一般的である。
レーザ光を速軸方向コリメートレンズ8と遅軸方向コリメートレンズ9とを透過させてコリメートすることで、各LDユニットから照射されたレーザ光を集光レンズで1つに合成する際に、合成後のレーザ光の径が不用意に増大し、エネルギー密度が低減することを防止できる。
速軸方向コリメートレンズ8は図3(a)に示したように、各LD5に対して共通のレンズを設けても良いし、図3(b)に示したように各LD5に対して個別のレンズを設けても良い。
遅軸方向コリメートレンズ9についても、図3では各LD5に対して個別に設けているが、各LD5に対して共通のレンズを使用しても良い。
ヒートシンク1の同じ段上のマウント面で隣り合うLDユニット2間の電気的接続には、図5に示したようにコンタクト10と称する所定の形状を有する導体板を使用する。
コンタクト10の両端を電極6にそれぞれ接続して、隣り合うLDユニット2を電気的に接続する。
図5(a)は独立した部品として電極6を設けた場合、図5(b)はLD5の正極、負極を電極6として使用した場合の、コンタクト10の設け方の一例である。
コンタクト10を用いて隣り合うLDユニット2を電気的に接続する際、コンタクト10に補助コンタクト11を設けるのが好ましい。補助コンタクトとは、コンタクト10の電気容量を増加させる機能を有する部品のことである。
補助コンタクト11としては、金属ブロックなど、一定の体積を有する導電性物質が利用できる。コンタクト10と補助コンタクト11を電気的に接触させることで、コンタクト10の体積が増加したと見なすことができ、結果としてコンタクト10の電気容量が増加する。
高出力のレーザモジュールを駆動する際、駆動電流も大電流となる。補助コンタクト11を設けて電気容量を増加させることにより、大電流が安定して流れるようになり、レーザモジュールの動作が安定する。
また、大電流によって発生するコンタクト10における発熱を抑制することもできる。
本発明に使用するヒートシンク1としては、図2に示したような、マウント面に導電部材収容部12を設けたものを使用するのが好ましい。
ヒートシンク1に導電部材収容部12を設けて、導電部材7の一部を、一端側電極6aと他端側電極6bを接続する途中で導電部材収容部12に収容することで、以下の効果が得られる。
導電部材7を、LDユニット群の上方を跨ぐように設ける場合と比較して、高さ寸法を抑えることができるので、レーザモジュールの小型化に寄与できる。
また、不意に導電部材7の位置が変化して、レーザ光が導電部材7に照射されて損傷することも防止できる。
ヒートシンク1に導電部材収容部12を設ける際は、図6に示したように、レーザモジュールを真上から平面視した際に、LD5と重畳しない位置に設けるのが好ましい。
レーザ照射時にLD5が発熱源となるが、導電部材収容部12をこの位置とすることで、LD5とヒートシンク1の表面との間の伝熱距離が短くなるとともに、伝熱面積を多く取ることができるので、LD5の放熱を効率よく行うことができる。
さらに、LD5の放熱を促すために、冷媒を流すための冷却管13をヒートシンク1に形成するのが好ましい。冷媒によってヒートシンク1を冷却することにより、LD5の放熱をより効率よく行うことができる。
冷却管13を形成する際、冷却管13の位置は、図6に示したように、レーザモジュールを真上から平面視した際に、LD5と重畳する位置に設けるのが好ましい。
冷却管13をこの位置とすることで、LD5と冷却管13との間の距離が短くなり、LD5の放熱をさらに効率よく行うことができる。
ヒートシンク1に直接冷却管13を設けることが困難な場合は、冷却管13を設けた冷却板にヒートシンク1を設置した構造としても良い。この場合でも、冷却管13の位置は、レーザモジュールを真上から平面視した際に、LD5と重畳する位置に設けるのが好ましい。
本発明の実施例として、図7に示す本発明のレーザモジュールを使用した、2kWクラスのレーザ光を出力するレーザ装置を作成した。
LDユニット2として、図3に示した、LD5を3個使用したものを使用する。
LD5は市販されている波長915nm、出力12W、消費電圧1.8Vのものを使用し、LDユニット2の1個当たりのレーザ出力を36W、消費電圧5.4Vとした。
LDユニット2に設けたLD群の出射面の直近に、速軸方向コリメートレンズ8として第1のシリンドリカルレンズを設け、さらにユニット台座3の表面に遅軸方向コリメートレンズ9として第2のシリンドリカルレンズを設けた。
すなわち、LD5から照射されたレーザ光は速軸方向コリメートレンズ8、次いで遅軸方向コリメートレンズ9を透過して、コリメートされることになる。
LD台座4の両端に、LD5を駆動する電流を供給するための電極6を設けた。
以上のように構成したLDユニット2を68個使用して、計算上2.448kWのレーザ光を出力するレーザモジュールを構成する。LDユニット2を設けるヒートシンク1として、LDユニットを横4列に配置できるマウント面が階段状に17段形成されているものを使用する。ヒートシンク1の材料は銅とした。
ヒートシンク1のマウント面の段差は、LDユニット2を設けた際に、下段側に設けたLDユニット2が、上段側に設けたLDユニット2が照射するレーザ光を遮らない高さに設定する。
ヒートシンク1の最下段以外の各マウント面に、導電部材収容部12として溝を設けた。
溝の位置は、レーザモジュールを真上から平面視した際に、LD5と重畳しない位置になるよう、各マウント面の手前寄りに設けた。
ヒートシンク1にはLD5の冷却を促す冷媒を流すための冷却管13も設けた。
冷却管13は、レーザモジュールを真上から平面視した際に、LD5と重畳する位置になるよう、ヒートシンク1の奥から手前に向かって4本設けた。
冷却管13は、冷媒を連続的に供給するポンプに接続される。
ヒートシンク1に設けた溝に、導電部材7として電線を収容した。LD駆動時の発熱を考慮し、電線は導体に耐熱性の高いシリコーンゴムを被覆したものを使用した。また、電線の両端には電極6との接続に使用する端子を設けた。
電線を溝に収容した後、マウント面にLDユニット2を固定した。
マウント面へのLDユニット2の固定には、予めマウント面にネジ穴、ユニット台座3に固定ネジが通る貫通孔を(共に図示せず)を設けておき、ネジ固定を使用した。
隣り合うLDユニット2を、銅板を所定の形状に加工したコンタクト10で電気的に接続し、補助コンタクト11として、銅のブロック材を、電気的に接触するよう各コンタクト10上に固定した。
実施例に用いたコンタクト10と補助コンタクト11の具体的な固定方法を図8に示す。
なお、この固定方法は図7には図示していない。
予めマウント面(ヒートシンク1)にネジ穴、コンタクト10と補助コンタクト11には固定ネジが通る貫通孔を設けておき、ネジ固定によって固定した。なお、固定ネジとの短絡を防ぐため、貫通孔には絶縁処理が施される。
コンタクト10とヒートシンク1が予期せぬ異物などによって短絡してしまうことを防ぐために、コンタクト10とヒートシンク1の間には絶縁体としてセラミック製のリングを設けた。
また、固定ネジの頭と補助コンタクト11との短絡を防ぐため、両者の間にも絶縁体としてセラミック製のリングを設けた。
図8に示したコンタクト10と補助コンタクト11の固定方法は一例であり、その他の固定方法を用いても良い。
コンタクト10、補助コンタクト11の固定が完了したら、図7に示したように、マウント面のA端側に設置したLDユニット2のA端側の電極6に、そのLDユニット2が設置されたマウント面の溝に収容された電線の端子を接続し、1つ下段のマウント面のB端側に設置したLDユニット2のB端側の電極に、1つ上段のマウント面の溝に収容された電線の端子を接続して、各段に設置されたLDユニット2を電気的に直列に接続した。
LDユニット2を駆動する電源装置(図7では図示せず)には電圧200Vのものを2台使用し、それぞれを上段側9段分のマウント面に設置されたLDユニット群と、下段側8段分のマウント面に設置されたLDユニット群に接続し、上段側と下段側とで別の電気系統となるように構成し、レーザモジュールを完成させた。
上段側と下段側とで電気系統を分けた理由は、使用する全てのLDユニット2を直列に接続すると消費電圧が367.2Vとなり、200Vの電源装置では電圧が不十分となるからである。
電源装置の電圧を上げて、全てのLDユニット2を直列に接続した態様も考えられるが、実施例では電源装置の取扱いの容易さを考慮して、200Vの電源装置を2台使用する態様を取った。
以上のようにして完成したレーザモジュールを、集光レンズを備えた筐体に収容し、LDユニット群から照射された各レーザ光が集光レンズによって1点に集光されるよう構成して、レーザ装置を完成させた。
冷却管13に冷媒として水を流しながらレーザ装置を駆動させ、装置から出射されたレーザ光の出力を計測し、2.2kWの出力が得られることを確認した。計算上は2.448kWの出力であるが、レンズの透過時に出力の一部が吸収されることなど、実使用環境における出力のロスなどを考慮すると、2kWクラスのレーザ光を出力するレーザ装置として必要十分な出力を得ることができたと言える。
加えて、レーザ装置の駆動中、LD5及びレーザモジュールが過度に発熱することなく、動作・出力が安定していることも確認できた。
以上の通り、本発明によって生産性に優れると共に、必要十分な性能を有するレーザモジュールを得ることができた。
本発明のレーザモジュールは材料加工用のレーザ装置をはじめ、複数のLDユニットを階段状に並べた構成が必要となる各種のレーザ装置に利用できる。
また、以上の文中ではヒートシンクの各段のマウント面上に複数のLDユニットを設置する場合について述べたが、各段のマウント面上に設置するLDユニットが1つの場合でも本発明を適用することができる。
1 ヒートシンク
2 LDユニット
3 ユニット台座
4 LD台座
5 LD(レーザダイオード)
6 電極
6a 一端側の電極
6b 他端側の電極
7 導電部材
8 速軸コリメートレンズ
9 遅軸コリメートレンズ
10 コンタクト
11 補助コンタクト
12 導電部材収容部
13 冷却管

Claims (6)

  1. 階段状の複数のマウント面を有するヒートシンクと、該マウント面に設置された複数のレーザダイオード(LD)ユニットで構成されるレーザモジュールであって、
    該LDユニットは、ユニット台座上に少なくとも1つのLDを設けることで構成されており、
    該ヒートシンクの上段側のマウント面に設置されたLDユニットから照射されるレーザ光が、該ヒートシンクの下段側のマウント面に設置されたLDユニットに遮られないように、該LDユニットは該マウント面に設置されているとともに、
    該ヒートシンクの任意の段のマウント面の一端側に設置されたLDユニットの該一端側に存在する電極と、該任意の段より下段側のマウント面の他端側に設置されたLDユニットの該他端側に存在する電極とが、導電部材によって電気的に接続されていることを特徴とするレーザモジュール。
  2. 該ヒートシンクのマウント面に導電部材収容部が設けられており、該導電部材の一部は、
    該一端側に存在する電極と該他端側に存在する電極を接続する途中で、該導電部材収容部に収容されていることを特徴とする、請求項1に記載のレーザモジュール。
  3. 該導電部材収容部は、該レーザモジュールを真上から平面視した際に、該レーザダイオードと重畳しない位置に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のレーザモジュール。
  4. 冷媒を流すための冷却管が、該ヒートシンクに形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザモジュール。
  5. 冷媒を流すための冷却管が形成された冷却板上に、該ヒートシンクが設置されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザモジュール。
  6. 該冷却管は、該レーザモジュールを真上から平面視した際に、該レーザダイオードと重畳する位置に設けられていることを特徴とする、請求項4または5に記載のレーザモジュール。
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