JP2016200223A - 車両用スラスト軸受 - Google Patents

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    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load

Abstract

【課題】上部ケースと下部ケースとの間でラビリンス構造を形成する環状凹部と環状凸部との直接接触を回避してトルク上昇や異音発生を防止するとともにスラスト軸受内部に充填した潤滑油剤の漏出を防止する車両用スラスト軸受を提供すること。【解決手段】上部ケース110および下部ケース120に同心状に形成された環状凹部121bおよび環状凸部111baからなるラビリンス構造RBが、上部ケース110と下部ケース120とが直接的または間接的に接触する接触箇所よりケース外周側またはケース内周側に形成され、環状凹部121bと環状凸部111baとの直接接触を防止するラビリンススペーサ部材140が、環状凹部121bと環状凸部111baとの間に介在して設置され、ラビリンス構造RBで環状凹部121bと環状凸部111baとが直接接触するときと比べて相対的回動時の摺動抵抗を低減する車両用スラスト軸受100。【選択図】図5

Description

本発明は、上部ケースおよび下部ケースを有して相対的に回転する車両用スラスト軸受に関するものであって、特に、四輪自動車におけるストラット型サスペンション(マクファーソン式)のスラスト軸受やエアサスペンションのスラスト軸受として車両に組み込まれる車両用スラスト軸受に関するものである。
従来、車両用スラスト軸受として、四輪自動車におけるストラット型サスペンションの取付部材を介して車体側に固定される合成樹脂製の上部ケースと、上部ケースに対してストラット型サスペンションに用いられるピストンロッドの軸心の回りで円周方向に回転自在となるように上部ケースに重ね合わされている強化合成樹脂製の下部ケースと、上部ケースおよび下部ケースとの間の空間に設置されている合成樹脂製の滑り軸受片とを備えた合成樹脂製の滑り軸受が知られている(例えば、特許文献1)。
そして、円周方向から視た断面形状において、上部ケースから下部ケースへ向かって凸状に形成された外側円筒状垂下部と、下部ケースに凹状に形成された円筒状凹部とが所謂、ラビリンス構造を形成して、上部ケースおよび下部ケースとの間の空間への塵埃、泥水等の侵入が抑制されている。
特開2014−206206号公報(特に、図3参照)
しかしながら、上述した従来の滑り軸受は、ラビリンス構造を形成する環状凸状の外側円筒状垂下部と環状凹状の円筒状凹部とが直接接触してトルクが上昇することや異音が発生することを考慮して、環状凸状の外側円筒状垂下部と環状凹状の円筒状凹部とが接触しないように両者の間に十分な隙間を設ける必要があったため、上部ケースと下部ケースとの間に充填した潤滑油剤が漏出する虞があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、上部ケースと下部ケースとの間でラビリンス構造を形成する環状凹部と環状凸部との直接接触を回避してトルク上昇や異音発生を防止するとともにスラスト軸受内部に充填した潤滑油剤の漏出を防止する車両用スラスト軸受を提供することである。
本請求項1に係る発明は、車両ボディ側取付部と当接する環状の上部ケースと、前記上部ケースと相対的回動自在に重なり合う環状の下部ケースとを備え、前記上部ケースと前記下部ケースとが直接的または間接的に接触する接触箇所でスラスト荷重を支持する車両用スラスト軸受において、前記上部ケースおよび前記下部ケースに同心状に形成された環状凹部および環状凸部からなるラビリンス構造が、前記接触箇所よりケース外周側またはケース内周側に形成され、前記環状凹部と前記環状凸部との直接接触を防止するラビリンススペーサ部材が、前記環状凹部と環状凸部との間に介在して設置され、前記ラビリンス構造で前記環状凹部と前記環状凸部とが直接接触するときと比べて前記相対的回動時の摺動抵抗を低減することにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された車両用スラスト軸受の構成に加えて、前記スラスト荷重を支持する合成樹脂製の滑り軸受片が、前記上部ケースと下部ケースとの間に形成された環状空間内に設置されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された車両用スラスト軸受の構成に加えて、前記ラビリンススペーサ部材が、前記滑り軸受片と同じ素材の合成樹脂で形成されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された車両用スラスト軸受の構成に加えて、前記ラビリンススペーサ部材が、前記下部ケースと係合して相対的な回転を規制する回転止め係合部を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された車両用スラスト軸受の構成に加えて、前記下部ケースが、車両のサスペンションのショックアブソーバに用いたピストンロッドの軸心の回りで前記上部ケースに対して回動自在に重なり合うとともにサスペンションのダンパーコイルスプリングから荷重を支持することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本発明の車両用スラスト軸受は、車両ボディ側取付部と当接する上部ケースと、上部ケースと相対的回動自在に重なり合う下部ケースとを備えていることにより、上部ケースと下部ケースとの円滑な相対的な回動を実現することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明の車両用スラスト軸受によれば、上部ケースおよび下部ケースに同心状に形成された環状凹部および環状凸部からなるラビリンス構造が、前記上部ケースと前記下部ケースとが直接的または間接的に接触する接触箇所よりケース外周側またはケース内周側に形成され、環状凹部と環状凸部との直接接触を防止するラビリンススペーサ部材が、環状凹部と環状凸部との間に介在して設置されていることにより、環状凹部と環状凸部との直接接触が回避されるとともにラビリンス構造で環状凹部と環状凸部とが直接接触するときと比べて相対的回動時の摺動抵抗が低減されるため、直接接触によるトルク上昇や異音発生を防止することができる。
さらに、従来技術のように環状凹部と環状凸部との間に十分な隙間を設ける必要がなく両者の間の隙間を狭められるため、上部ケースと下部ケースとの間に形成された前記接触箇所に充填した潤滑油剤の漏出を防止することができる。
本請求項2に係る発明の車両用スラスト軸受によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、スラスト荷重を支持する合成樹脂製の滑り軸受片が、上部ケースと下部ケースとの間に形成された環状空間内に設置されていることにより、上部ケースと下部ケースとの間における摩擦抵抗が小さくなるため、上部ケースと下部ケースとの相対的な回動をより円滑にすることができる。
本請求項3に係る発明の車両用スラスト軸受によれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、ラビリンススペーサ部材が、滑り軸受片と同じ素材の合成樹脂で形成されていることにより、ラビリンススペーサ部材が上部ケースと当接した場合であってもラビリンススペーサ部材が上部ケースまたは下部ケースに対して滑らかに滑るため、ラビリンススペーサ部材と上部ケースまたは下部ケースとの間で生じる摺動抵抗をより小さくすることができる。
本請求項4に係る発明の車両用スラスト軸受によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、ラビリンススペーサ部材が、下部ケースと係合して相対的な回転を規制する回転止め係合部を有していることにより、ラビリンススペーサ部材と下部ケースとの間で摺動しないため、下部ケースの素材選択の自由度を高めることができる。
本請求項5に係る発明の車両用スラスト軸受によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、下部ケースが、車両のサスペンションのショックアブソーバに用いたピストンロッドの軸心の回りで上部ケースに対して回動自在に重なり合うとともにサスペンションのダンパーコイルスプリングから荷重を支持することにより、ラビリンススペーサ部材が偏荷重に対応して上部ケースと接触するため、下部ケースに対して偏荷重が作用して上部ケースに対する下部ケースの姿勢が僅かに傾いた場合であっても確実にラビリンス構造の隙間を狭小化するとともにラビリンススペーサ部材を設置したことによるトルク増加を最小にとどめることができる。
本発明の第1実施例である車両用スラスト滑り軸受の一部断面斜視図。 本発明の第1実施例である車両用スラスト滑り軸受の分解斜視図。 図1に示す符号3から視た平面図。 図3に示す符号4−4で視た断面図。 図4に示す符号5で示す箇所の拡大断面図。 (A)(B)は偏荷重状態の断面図。 本発明の第2実施例である車両用スラスト滑り軸受の拡大断面図。
本発明は、車両ボディ側取付部と当接する環状の上部ケースと、上部ケースと相対的回動自在に重なり合う環状の下部ケースとを備え、上部ケースと下部ケースとが直接的または間接的に接触する接触箇所でスラスト荷重を支持する車両用スラスト軸受において、上部ケースおよび下部ケースに同心状に形成された環状凹部および環状凸部からなるラビリンス構造が、接触箇所よりケース外周側またはケース内周側に形成され、環状凹部と環状凸部との直接接触を防止するラビリンススペーサ部材が、環状凹部と環状凸部との間に介在して設置されていることにより、上部ケースと下部ケースとの間でラビリンス構造を形成する環状凹部と環状凸部との直接接触を回避するとともにラビリンス構造で環状凹部と環状凸部とが直接接触するときと比べて相対的回動時の摺動抵抗を低減してトルク上昇や異音発生を防止するとともにスラスト軸受内部に充填した潤滑油剤の漏出を防止するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、ラビリンススペーサ部材は、ラビリンス構造を形成する環状凹部と環状凸部との直接接触を防止するものであれば、摺動材からなるシート状でもよい。
さらに、車両用スラスト軸受は、上部ケースと下部ケースとの間に形成された環状空間内に介在してタイヤ側から負荷されるスラスト荷重を受ける軸受片を備えるものでもよいし、軸受片を備えずに上部ケースと下部ケースとが直接摺動するものでもよい。
また、軸受片を備える場合、この軸受片は、上部ケースまたは下部ケースに対して摺動する滑り軸受片でもよいし、ボールなどの転動体を転動自在に保持する転がり軸受片でもよい。
車両のサスペンションは、スラスト荷重が負荷される構造であれば、如何なるものであっても構わない。
上部ケースは、車両ボディ側取付部と当接していればよく、サスペンションの一例としてのストラット型サスペンションは、ショックアブソーバのピストンロッドの上端部が、車両ボディ側取付部に嵌合されているタイプでもよいし、上部ケースに嵌合されているタイプのいずれでもよい。
上部ケースを形成する材料は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などの熱可塑性合成樹脂であってもよい。
また、下部ケースを形成する材料は、ガラス繊維、ガラス粉末、炭素繊維等の補強充填材を0〜50質量%含有したポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などの強化熱可塑性合成樹脂であってもよい。
ラビリンススペーサ部材や滑り軸受片を形成する材料は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂を含むポリオレフィン樹脂などの熱可塑性合成樹脂などを好ましい例として挙げることができる。
以下に、本発明の第1実施例である車両用スラスト滑り軸受100について、図1乃至図6に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である車両用スラスト滑り軸受100の一部断面斜視図であり、図2は、本発明の第1実施例である車両用スラスト滑り軸受100の分解斜視図であり、図3は、図1に示す符号3から視た平面図であり、図4は、図3に示す符号4−4で視た断面図であり、図5は、図4に示す符号5で示す箇所の拡大断面図であり、図6(A)および図6(B)は、偏荷重状態の断面図であって図6(A)は図6(B)より荷重が大きく作用している側の断面図である。
本発明の第1実施例である車両用スラスト軸受としての車両用スラスト滑り軸受100は、図1乃至図6に示すように、合成樹脂製の環状の上部ケース110と、補強充填材としてガラス繊維を含有した合成樹脂製の環状の下部ケース120と、軸受片としての合成樹脂製の環状滑り軸受片130とを備えている。
このうち、上部ケース110は、車両ボディ側取付部としての車両側の取付部材VAと当接するように構成されている。
本実施例では、上部ケース110は、ピストンロッドの軸方向Yにおいて円環状の上部ケース上面111aおよび上部ケース下面111bを形成して車両側に取付けられる円環状の上部ケース基部111と、この上部ケース基部111の径方向Xの内周端から垂下した内周側円筒部112と、上部ケース基部111の径方向Xの外周端から垂下した外周側円筒部113とを夫々一体的に有している。
また、下部ケース120は、ピストンロッドの軸心AXの回りで上部ケース110に対して回動自在に重なり合うように構成されている。
本実施例では、下部ケース120は、上部ケース110に対して軸心AXの回りで回転自在に上部ケース110に重ね合わされる円環状の下部ケース基部121と、下部ケース基部121の径方向内側から垂下する内周側円筒部122とを夫々一体的に有している。
下部ケース基部121の径方向外側には、内側環状係合爪121aが形成され、内側環状係合爪121aが、上部ケース110の外周側円筒部113に形成された外側環状係合爪113aと円周方向Rに回動自在に係合する。
また、下部ケース基部121の内側環状係合爪121aより径方向内側には、環状凹部としての外側環状凹溝121bが形成されている。
外側環状凹溝121bは、外側環状突条111baと同心状に形成され、上部ケース下面111bに形成された環状凸部としての外側環状突条111baと僅かな隙間を空けて噛み合うように設置され、外側環状凹溝121bおよび外側環状突条111baは、所謂、ラビリンス構造RBを形成している。
さらに、外側環状凹溝121bには、環状滑り軸受片130の素材と一例として同じ素材の合成樹脂で形成されたラビリンススペーサ部材140が設置されている。
さらに、下部ケース120の内周側円筒部122の内側には、内側環状突条122aが形成され、内側環状突条122aが、上部ケース110の内周側円筒部112の下端に形成された内側環状凹溝112aと僅かな隙間を空けて噛み合うように設置されている。
また、環状滑り軸受片130は、上部ケース110と下部ケース120との間に形成された環状空間内に介在してタイヤ側から負荷されるスラスト荷重及びラジアル荷重を受けるように構成されている。
本実施例では、環状滑り軸受片130は、上部ケース基部111の上部ケース下面111bと下部ケース基部121の下部ケース上面121cとの間の環状空間および内周側円筒部112の外周面112bと下部ケース基部121の内周面121dとの間の環状空間に設置されている。
そして、環状滑り軸受片130は、円環状のスラスト滑り軸受片部131と、円筒状のラジアル滑り軸受片部132と、スラスト滑り軸受片部131から下方に突出した軸受片側回動止め凹部133とを有している。
スラスト滑り軸受片部131は、上部ケース基部111の上部ケース下面111bと摺動自在に接触する軸受上面131aと、下部ケース120の下部ケース基部121の下部ケース上面121cと接触する軸受下面131bとを有している。
他方、ラジアル滑り軸受片部132は、上部ケース110の内周側円筒部112の外周面112bと摺動自在に接触する軸受内周面132aと、下部ケース120の下部ケース基部121の内周面121dと接触する軸受外周面132bとを有している。
また、軸受片側回動止め凹部133は、下部ケース120基部121の内周面121dに形成された軸受片回転止め凸部123と係合し、環状滑り軸受片130の下部ケース120に対する回転を規制する。
なお、本実施例では、一例として環状滑り軸受片130が下部ケース120に対して回転しないように軸受片側回動止め凹部133および軸受片回転止め凸部123とを設けたが、これらを設けずに環状滑り軸受片130が下部ケース120に対して回転するように構成してもよい。
図4および図5に示すように、下部ケース基部121の下部ケース下面121eには、ゴムで環状に形成されたスプリングパッドSPが設置されている。
ストラット型サスペンション(マクファーソン式)において、車両用スラスト滑り軸受100は、上部ケース110の上部ケース上面111aをボディ側取付部としての車両側の取付部材VAの車両側座面VA1に当接させ、他方、スプリングパッドSPをダンパーコイルスプリングSSの上端部に当接させて、車両用スラスト滑り軸受100を車両側の取付部材VAの車両側座面VA1とダンパーコイルスプリングSSとの間に設置して、組み込まれる。
なお、スプリングパッドSPを下部ケース120に一体的に形成しても構わない。
本実施例では、ラビリンススペーサ部材140が、上部ケース110と下部ケース120との間における環状滑り軸受片130より外周側のラビリンス構造RBの箇所に設置されている。
そして、ラビリンススペーサ部材140は、外側環状凹溝121bと外側環状突条111baとの直接接触を防止するとともにラビリンス構造RBの隙間を狭小化し、ラビリンス構造RBで外側環状凹溝121bと外側環状突条111baとが直接接触するときと比べて相対的回動時の摺動抵抗を低減するように構成されている。
具体的には、図5に示すように、ラビリンススペーサ部材140は、スペーサ基部141と、内周側環状突条部142と、外周側環状突条部143と、スペーサ側回転止め係合部144とを有している。
このうち、スペーサ基部141は、下部ケース120の外側環状凹溝121bに設置されるように構成されている。
また、内周側環状突条部142および外周側環状突条部143は、円周方向Rから視た断面形状において、スペーサ基部141から二股に分かれるようにして上部ケース側へ突出して設けられている。
そして、内周側環状突条部142と、外周側環状突条部143との間に上部ケース110の外側環状突条111baが、無荷重時において非接触状態で入り込むように構成されている。
これにより、外側環状凹溝121bと外側環状突条111baとの直接接触が回避されるとともにラビリンス構造RBの隙間が小さくなる。
そして、上部ケース110と下部ケース120との間の隙間からスラスト滑り軸受内部の環状滑り軸受片130の上部ケース110または下部ケース120との接触箇所への粉塵などの異物の侵入や上部ケース110と下部ケース120との間に形成された環状滑り軸受片130の上部ケース110または下部ケース120との接触箇所に充填した潤滑油剤の漏出が防止される。
また、本実施例では、上述したように、ラビリンススペーサ部材140の素材が、環状滑り軸受片130の素材と同じである。
これにより、ラビリンススペーサ部材140が上部ケース110と当接した場合であってもラビリンススペーサ部材140が上部ケース110に対して滑らかに滑る。
さらに、本実施例では、図5に示すように、無荷重時では、ラビリンススペーサ部材140が、下部ケース120と接触する他方で上部ケース110と非接触である。
そして、荷重作用時でも基本的にラビリンススペーサ部材140は上部ケース110と非接触であるが、接触してしまったとしても、図6(A)に示すように、ラビリンススペーサ部材140が、円周方向Rから視た断面Aにおいて上部ケース110と点接触するように構成されている。
これにより、無荷重時ではラビリンススペーサ部材140と上部ケース110との間で摺動抵抗が生じず、荷重作用時ではラビリンススペーサ部材140と上部ケース110との間で生じる摺動抵抗が僅かとなる。
その結果、ラビリンススペーサ部材140を設置したことによる摺動抵抗を最小にとどめることができる。
また、摺動による異音の発生を抑制することができる。
さらに、図6(A)および図6(B)に示すように、例えばサスペンションのダンパーコイルスプリングSSにより円周方向Rにおいて偏荷重が生じた場合、上部ケース110と下部ケース120との相対的な姿勢が僅かに変化する。
このような場合であっても荷重が大きく作用する側および小さく作用する側の両方においてラビリンス構造RBの隙間が小さくなるとともにラビリンススペーサ部材140と上部ケース110との間で生じる摺動抵抗が僅かとなる。
また、本実施例では、ラビリンススペーサ部材140が、下部ケース120のスペーサ回転止め係合部124と係合して相対的な回転を規制する回転止め係合部であるスペーサ側回転止め係合部144を有している。
これにより、ラビリンススペーサ部材140と下部ケース120との間で摺動しない。
つまり、下部ケース120の素材選択の自由度が高まる。
このようにして得られた本発明の第1実施例である車両用スラスト軸受としての車両用スラスト滑り軸受100は、上部ケース110および下部ケース120に同心状に形成された環状凹部としての外側環状凹溝121bおよび環状凸部としての外側環状突条111baからなるラビリンス構造RBが、環状滑り軸受片130よりケース外周側に形成され、外側環状凹溝121bと外側環状突条111baとの直接接触を防止するラビリンススペーサ部材140が、外側環状凹溝121bと外側環状突条111baとの間に介在して設置されていることにより、上部ケース110と下部ケース120との間でラビリンス構造RBを形成する外側環状凹溝121bと外側環状突条111baとの直接接触を回避してトルク上昇や異音発生を防止するとともに上部ケース110と下部ケース120との間に形成された環状滑り軸受片130の上部ケース110または下部ケース120との接触箇所に充填した潤滑油剤の漏出を防止することができる。
また、スラスト荷重を支持する合成樹脂製の環状滑り軸受片130が、上部ケース110と下部ケース120との間に形成された環状空間内に設置されていることにより、上部ケース110と下部ケース120との相対的な回動をより円滑にすることができる。
さらに、ラビリンススペーサ部材140が、環状滑り軸受片130と同じ素材の合成樹脂で形成されていることにより、ラビリンススペーサ部材140と上部ケース110との間で生じる摺動抵抗をより小さくすることができる。
また、ラビリンススペーサ部材140が、下部ケース120のスペーサ回転止め係合部124と係合して相対的な回転を規制する回転止め係合部としてのスペーサ側回転止め係合部144を有していることにより、下部ケース120の素材選択の自由度を高めることができるなど、その効果は甚大である。
続いて、本発明の第2実施例である車両用スラスト滑り軸受200について、図7に基づいて説明する。
ここで、図7は、本発明の第2実施例の車両用スラスト滑り軸受200の拡大断面図である。
第2実施例の車両用スラスト滑り軸受200は、第1実施例の車両用スラスト滑り軸受100のラビリンススペーサ部材140を環状滑り軸受片130よりケース外周側だけでなくケース内周側にも設置したものであり、多くの要素について第1実施例の車両用スラスト滑り軸受100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
本発明の第2実施例である車両用スラスト滑り軸受200では、図7に示すように、ラビリンススペーサ部材としての外側ラビリンススペーサ部材240Aおよび内側ラビリンススペーサ部材240Bとが、下部ケース220と上部ケース210との間のラビリンス構造RB1、RB2の箇所に設置されている。
このうち、外側ラビリンススペーサ部材240Aは、上述した第1実施例のラビリンススペーサ部材140と同じであり、環状滑り軸受片230よりケース外周側に設置されている。
これにより、外側環状凹溝221bと外側環状突条211baとの直接接触が回避されるとともに環状滑り軸受片230よりケース外周側のラビリンス構造RB1の隙間が小さくなる。
上部ケース210には、環状凸部としての内側環状突条212cが形成されている。
また、下部ケース220には、環状凹部としての内側環状凹溝222bが形成されている。
内側環状凹溝222bは、内側環状突条212cと同心状に形成され、内側環状突条212cと僅かな隙間を空けて噛み合うように設置され、内側環状突条212cおよび内側環状凹溝222bは、環状滑り軸受片230よりケース内周側のラビリンス構造RB2を形成している。
そして、内側環状凹溝222bには、環状滑り軸受片230の素材と一例として同じ素材の合成樹脂で形成された内側ラビリンススペーサ部材240Bが設置されている。
すなわち、内側ラビリンススペーサ部材240Bは、環状滑り軸受片230よりケース内周側に設置されている。
これにより、内側環状突条212cと内側環状凹溝222bとの直接接触が回避されるとともに環状滑り軸受片230よりケース内周側のラビリンス構造RB2の隙間が小さくなる。
このように、外側ラビリンススペーサ部材240Aおよび内側ラビリンススペーサ部材240Bの両方を設置してもよいし、一方のみを設置してもよい。
100、 200 ・・・ 車両用スラスト滑り軸受
110、 210 ・・・ 上部ケース
111 ・・・ 上部ケース基部
111a ・・・ 上部ケース上面
111b ・・・ 上部ケース下面
111ba、211ba・・・ 外側環状突条
112 ・・・ 内周側円筒部
112a ・・・ 内側環状凹溝
112b ・・・ 外周面
113、 213 ・・・ 外周側円筒部
113a ・・・ 外側環状係合爪
120、 220 ・・・ 下部ケース
121 ・・・ 下部ケース基部
121a ・・・ 内側環状係合爪
121b、 221b ・・・ 外側環状凹溝
121c ・・・ 下部ケース上面
121d ・・・ 内周面
121e ・・・ 下部ケース下面
122 ・・・ 内周側円筒部
122a ・・・ 内側環状突条
123 ・・・ 軸受片回転止め凸部
124 ・・・ スペーサ回転止め係合部
130、 230 ・・・ 環状滑り軸受片(軸受片)
131 ・・・ スラスト滑り軸受片部
131a ・・・ 軸受上面
131b ・・・ 軸受下面
132 ・・・ ラジアル滑り軸受片部
132a ・・・ 軸受内周面
132b ・・・ 軸受外周面
133 ・・・ 軸受片側回動止め凹部
140 ・・・ ラビリンススペーサ部材
240A ・・・ 外側ラビリンススペーサ部材
240B ・・・ 内側ラビリンススペーサ部材
141 ・・・ スペーサ基部
142 ・・・ 内周側環状突条部
143 ・・・ 外周側環状突条部
144 ・・・ スペーサ側回転止め係合部(回転止め係合部)
A ・・・ (周方向から視たラビリンススペーサ部材の)断面
AX ・・・ ピストンロッドの軸心
R ・・・ 円周方向
RB ・・・ ラビリンス構造
SS ・・・ ダンパーコイルスプリング
SP ・・・ スプリングパッド
VA ・・・ 車両側の取付部材(車両ボディ側取付部)
VA1 ・・・ 車両側座面
X ・・・ 径方向
Y ・・・ 軸方向

Claims (5)

  1. 車両ボディ側取付部と当接する環状の上部ケースと、前記上部ケースと相対的回動自在に重なり合う環状の下部ケースとを備え、前記上部ケースと前記下部ケースとが直接的または間接的に接触する接触箇所でスラスト荷重を支持する車両用スラスト軸受において、
    前記上部ケースおよび前記下部ケースに同心状に形成された環状凹部および環状凸部からなるラビリンス構造が、前記接触箇所よりケース外周側またはケース内周側に形成され、
    前記環状凹部と前記環状凸部との直接接触を防止するラビリンススペーサ部材が、前記環状凹部と環状凸部との間に設置され、前記ラビリンス構造で前記環状凹部と前記環状凸部とが直接接触するときと比べて前記相対的回動時の摺動抵抗を低減する車両用スラスト軸受。
  2. 前記スラスト荷重を支持する合成樹脂製の滑り軸受片が、前記上部ケースと下部ケースとの間に形成された環状空間内に設置されている請求項1に記載の車両用スラスト軸受。
  3. 前記ラビリンススペーサ部材が、前記滑り軸受片と同じ素材の合成樹脂で形成されている請求項2に記載の車両用スラスト軸受。
  4. 前記ラビリンススペーサ部材が、前記下部ケースと係合して相対的な回転を規制する回転止め係合部を有している請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の車両用スラスト軸受。
  5. 前記下部ケースが、車両のサスペンションのショックアブソーバに用いたピストンロッドの軸心の回りで前記上部ケースに対して回動自在に重なり合うとともにサスペンションのダンパーコイルスプリングから荷重を支持する請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の車両用スラスト軸受。
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