JP2016198799A - 三次元熱間曲げ焼入れによる曲げ鋼材の製造装置および製造方法 - Google Patents

三次元熱間曲げ焼入れによる曲げ鋼材の製造装置および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3DQにより例えば±0.5mmの許容公差といった特に厳しい寸法公差を満足する曲げ鋼材を安定して量産する。【解決手段】一方の端部から他方の端部を向けて真直部分と該真直部分から曲がった反り部分とを有する鋼管2を位置決めしながらその長手方向へ移動させながら、鋼管2を加熱した直後に冷却し、鋼管2に形成される高温部2aを曲げ変形またはせん断変形させて熱間加工を行うことにより曲げ部材9を製造する際に、熱間加工される前の鋼管2における反り部分の反り量の検出値に基づいて、その後に行われる鋼管2に対する熱間加工を修正して行う。【選択図】図1

Description

本発明は、三次元熱間曲げ焼入れ(3DQ:3 Dimensional Hot Bending and Quench)による曲げ鋼材の製造装置および製造方法に関し、具体的には、素材である鋼材の反りにばらつきがあっても所望の寸法精度(加工精度)を有する曲げ鋼材を量産できる、三次元熱間曲げ焼入れによる曲げ鋼材の製造装置および製造方法に関する。
特許文献1には、図7Bに概要を示す三次元熱間曲げ焼入れ装置1(以下、後述する図Aの三次元熱間曲げ焼入れ装置もあわせて「3DQ装置」ともいい、これら3DQ装置による三次元熱間曲げ焼入れを「3DQ」と略記する)が開示されている。
図7Aに示すように、閉じた横断面を有する中空の鋼材である被加工材2(以降の説明では鋼管を例にとる)を、所定の位置に固定配置された位置決め装置(支持ロール)3により位置決めしながら、送り装置4により鋼管2の軸方向(図7A中の矢印が示す方向)へ送る。
位置決め装置3より鋼管2の送り方向の下流側(本明細書では、単に「下流側」とも称し、反対の位置関係を単に「上流側」とも称する。)には、鋼管2をその周囲から加熱する環状の高周波誘導加熱コイル5(以下、単に「コイル」ともいう。)が配置される。コイル5を懸垂支持するブスバー(フィーダ)6からコイル5へ高周波電力を供給して、送られる鋼管2をAc点以上の焼入れ可能温度域に短時間(2秒程度)で急速に加熱する。コイル5の直ぐ下流側に配置された環状の水冷装置7から、加熱された鋼管2の外周面に冷却水を噴射して鋼管2を焼入れる。図7Aにおける符号6−1は、ブスバー6を介してコイル5へ供給する高周波電力を発生する変成器を示す。
コイル5で加熱されてから水冷装置7で冷却されるまでの間に鋼管2に形成される高温部(加熱される部分)2aを、水冷装置7よりも下流側において可動ローラダイス8−2の位置を連続的または断続的に制御することにより鋼管2を曲げ変形またはせん断変形させることにより、鋼管2に熱間加工を行って焼入れられた曲げ鋼材9を製造する。
図7Aの三次元熱間曲げ焼入れ装置10は、鋼管2の送り方向に対して水平方向のみならず垂直方向にも可動ローラダイス8−2を製造する部材の形状に応じて傾けることができるため、一つの部材の中で曲げの方向が変化する曲げ部材も製造することができる。
図7Bに別の三次元熱間曲げ焼入れ装置0を示す。図7Bの三次元熱間曲げ焼入れ装置0は水冷装置7よりも下流側において鋼管2を加工チャック8−1で把持し、加工チャック8−1の位置を変位させることにより、コイル5と水冷装置7の間の局所的に高温になった結果軟化した鋼管2を曲げ変形させる。加工チャック8−1は例えば左右といった加熱装置5に鋼管2を送る方向を含む平面内のみならず上下を含む空間内にも変位可能であるため、一つの部材の中で曲げの大きさや方向が変化する曲げ部材も製造することができる。
図7A,図7Bのいずれの三次元熱間曲げ焼入れ装置10,0においても加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2は、加工プログラムにより規定される軌道を予め入力された例えば多関節型の産業用ロボット8−3により支持され、産業用ロボット8−3が加工ローラダイスまたは加工チャックの軌道を再生することにより、所望の形状を有する曲げ鋼材9が製造される。
3DQ装置1により曲げ鋼材9を量産する場合、これまでは、全ての鋼管2に対して同一の加工プログラムにより産業用ロボットを動作させて加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を再生して、鋼管2に三次元熱間曲げ焼入れを行っていた。これにより、例えば自動車の構成部材の素材として用いられる曲げ鋼材9に要求される高い寸法精度(加工精度)を十分に確保することができていた。
国際公開第2006/093006号パンフレット
しかし、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、3DQ装置1における加工素材である鋼管2が、例えば、円形断面の鋼管にロール成形を行って製造される矩形断面の長尺の異形鋼管(例えば全長7m)から切り出された短尺の異形鋼管(例えば全長2m)であると、長尺の異形鋼管のロットや長尺の異形鋼管からの切り出し位置に応じて、3DQ装置1により量産された曲げ鋼材9の寸法精度(加工精度)が低下することが判明した。
曲げ鋼材9が自動車部品の中でも例えば±0.5mmの許容公差といった特に厳しい寸法公差を要求される部品(例えば、各種ピラー類,足回り部品,シート部品,ドアインパクトビーム)の素材として用いられる場合には、この許容公差を満足できず、生産性および歩留まりの低下、さらには製造コストの上昇の原因を生じる。
つまり、許容公差が比較的厳しくない場合には何ら問題なく上記許容公差を有する曲げ鋼材9を量産することが可能であったものの、鋼管2が、例えば、円形断面の鋼管にロール成形を行って製造される矩形断面の長尺の異形鋼管(例えば全長7m)から切り出された短尺の異形鋼管(例えば全長2m)である場合には、上記許容公差を満足できないという、本願出願前には知られていなかった新たな課題があることが判明した。このため、特許文献1には、当然のことながら、この新たな課題やその解決手段は開示も示唆もされていない。
本発明は、従来の技術が有する新規な課題に鑑みてなされたものであり、異形鋼管を素材として3DQにより例えば±0.5mmの許容公差といった特に厳しい寸法公差を満足する曲げ鋼材を安定して量産できる曲げ鋼材の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。換言すれば、本発明の目的は、3DQ装置により量産される曲げ鋼材の許容公差を例えば±0.5mmに収めることができる曲げ鋼材の製造装置および製造方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下に列記の知見A〜Dを得た。
(A)鋼管2の素材である矩形断面の長尺の異形鋼管(例えば全長7m)は、円形断面の長尺の鋼管をロール成形して所定の矩形断面に成形する成形ラインを経て製造されるが、この成形ラインを構成する成形ロールは、素材の長手方向へ所定の間隔を有して多数並んで配置される。このため、この成形ラインにおいて円形断面の長尺の鋼管の先端部分は成形ロールに拘束されずに成形されることになるため、この先端部分には微小な反りが不可避的に発生する。一方、円形断面の長尺の鋼管における、先端部分(矩形断面の鋼管において反りを生じた部分)に続く部分にはこのような反りは殆ど発生しない。以下、この反りについて本発明者らが行った試作試験の結果に基づいて具体的に説明する。
図8Aは、本発明者らが行った試作試験において3DQの素材20の切り出し状況を示す説明図である。
本発明者らは、図8Aに示すように、円形断面の長尺の鋼管にロール成形を行って得られた、縦42mm,横36mmの長方形断面の全長7mの長尺の異形鋼管20の、ロール成形時の先端側を100mm切断した後にさらに3分割して得られる長さ2280mmの鋼管(ロール成形時の先端側に位置するTOP材21、ロール成形時の中央に位置するMID材22およびロール成形時の後端側に位置するBTM材23)を3DQの素材として用い、自動車用部品であるAピラーを試作する試験を、多数の異形鋼管のTOP材21、MID材22およびBTM材23のそれぞれについて行った。
Aピラーの全体形状および断面形状を図8Bに示す。試作したAピラーは、姿見と呼ばれる台にシムを挟んで載せられ寸法精度(加工精度)を評価される。姿見は設計通りの正規形状にAピラーが成形されている場合、いずれの測定点でも姿見とAピラーの隙間がシムの厚さになるよう製作されている。
図8Bの数字は、Aピラーの長手方向の測定箇所を示し、図8Bの断面図における符号A,Bは、Aピラー断面の測定箇所を示す。Aピラーの寸法精度(加工精度)はそれぞれの測定箇所における姿見とAピラーの間の隙間の大きさとシムの厚さとの乖離から評価される。すなわち、図8Bの全体図に示すように、Aピラーの長手方向に等間隔に17点の測定位置(断面)を設定し、稜線R止まり部で姿見との隙間を測定しシムの厚みを引いたものを正規寸法の差として求めた。この測定では、長手方向の測定位置1,4,7,10,13,16では断面方向Y面、Z面各2点(A,B)を測定し、それ以外の測定位置では各1点(A)のみ測定した。
図9(a)は、TOP材、MID材およびBTM材の図8BのY面における正規形状からの誤差を示すグラフである。図9(a)の測定位置は追加図(側面)の数字と図8BのAまたはBから定義される測定位置を示す。図9(b)も同様に、TOP材、MID材およびBTM材の図8BのZ面における正規形状からの誤差を示すグラフである。正寸からの差異とは、正規形状から逸脱した変位量を示し、Aピラーの測定位置がAピラーの断面外側に変位していれば正、内側であれば負と評価した。
この際、加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2を支持する産業用ロボットの軌道の精度補正をいくら厳重に行っても、図9(a)および図9(b)にグラフで示すように、得られるAピラーのZ面の寸法精度(加工精度)が0.3mm程度変動し、その傾向はおおむね3種類に分類され、1種類は大きく正側に変動するのに対して残りの2種類はそれほど大きな差を生じなかった。
本発明者らは、これらの3種類は、長さ2280mmの鋼管からの切り出し位置、すなわちTOP材、MID材およびBTM材に対応するのではないかと考え、さらに調査した結果、TOP材を素材とするAピラーの精度は、MID材,BTM材を素材とするAピラーの精度よりも劣ることが判明した。
上述のように、異形鋼管20は、円形断面の長尺の鋼管にロール成形を行って得られるが、このような円形断面から矩形断面へのロール成形の際には、ロール成形時の先端側には成形ロールに拘束されない部位が存在するためにいわば片持ち状態で成形されるために、異形鋼管20のロール成形時の先端側には反りが発生することが、知られている。このため、本発明者らは、TOP材、MID材およびBTM材それぞれについて、長手方向について鋼管の側面の変位量の変化を測定した。
図10A〜図10Dは、Aピラーの素材である異形鋼管のTOP材、MID材およびBTM材それぞれのY面先端側、Y面後端側、Z面先端側、Z面後端側それぞれにおける変位の測定値を示すグラフである。先端側、後端側とはロール成形時にどちらが相対的に先端側、後端側にあったかを意味する。変位量は異形鋼管の真直部の側面を基準に計測した。
図10A〜図10Dのグラフから理解されるように、Z面先端側において変位量の大きい鋼管があることがわかる。これら変位量の大きい鋼管はすべてTOP材であった。
さらに、本発明者らは、TOP材を素材として得られたAピラーについてもそれぞれの測定箇所において加工精度(正規形状からの差異)を測定した。
図4は、三次元熱間曲げ焼入れ前のTOP材の管端から距離と変位量を示すグラフであり、図5は、三次元熱間曲げ焼入れ後のTOP材のそれぞれの測定箇所における加工精度を示すグラフである。
図4および図5のグラフに示すように、TOP材の素材の管端からの変位量とTOP材からなる曲げ鋼材のそれぞれの測定箇所における加工精度には、いくらかばらつきが存在する。
変位量の測定のために、本発明者は、TOP材を素材とするAピラーにおけるロール成形時の先端側400mm(この位置は焼き入れ・曲げ加工とも行っていない真直部である)で切断し、先端側400mmの位置を基準に長手方向の変位量を測定した。
鋼管2が図10Cに示すTOP材のような変位量である場合に、曲げ鋼材9が上記許容公差を満足できない。すなわち、3DQ装置1により製造される曲げ鋼材9が上記許容公差を満足できない理由は、鋼管2に大きな変位が存在することである。この変位により素材となる鋼管が加工チャックに把持される際に僅かな弾性変形を生じ、加熱する際の応力解放が発生する、また加熱コイルや冷却ノズルと素材鋼管とのクリアランスが変動し、真直部のような変位のない素材鋼管と加熱冷却のタイミングが僅かにずれてしまうために、変位のない鋼管を加工した場合と異なる形状になり加工精度が劣ってしまうものと推察される。
(B)そこで、鋼管2に存在する変位量を定量的に把握し、産業用ロボットを動作させて加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を再生するための加工プログラムを変位量に応じて変更することにより、3DQ装置1により量産される曲げ鋼材の許容公差を例えば±0.5mmに収めることが可能になる。
すなわち、上述の試作試験の結果から、産業用ロボットを動作させて加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を、TOP材,MID材およびBTM材それぞれについて異ならせる(変位量に応じて補正する)ことにより、Aピラーの加工精度を大幅に向上できることがわかる。従来のように、軌道を、TOP材、MID材およびBTM材について変更せずに同じものを使う場合には、最大で0.8mm程度のばらつきが生じるのに対し、軌道を、TOP材,MID材およびBTM材それぞれについて異ならせることにより、ばらつき幅を0.4mm程度まで半減させることが可能になる。
(C)本発明では、簡便のため、鋼管の長手方向に変化する変位を反り量δに置き換え、反り量δに応じて加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を補正してもよい。図11は、鋼管2における反り量δの定義を示す説明図である。
図11に示すように、本発明では、反りの量δは、一方の端部2aから他方の端部2bを向けて真直部分2cおよび真直部分から変位した部分(反り部分)2dを有する鋼管2に対して、反り部分2dにおける変位の変動幅として規定される。なお、鋼管2の長手方向をX軸とした場合、鋼管2の反り量δはY方向(Y面の反り量)とZ方向(Z面の反り量)のいずれの方向についても定義可能である。本発明では、図4においてノイズを除去した変位量グラフの管端における傾き(一階微分)が正である場合を正の反りとして定義する。
ばらつきが最も大きい長手方向中央付近(図8Bの測定位置8)における加工精度と反り量δの関係を図12にグラフで示す。
図12のグラフに示すように、反り量δが大きいほど、加工精度の測定値は正側に振れることがわかる。
(D)このように、3DQ装置1で加工を行われる前の鋼管2の変位量あるいは反り量δを定量的に測定しておき、変位量あるいは反り量δを加味して加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を修正(補正)して設定してからこの鋼管2に対する加工を行うことにより、上記課題を解決することができる。
本発明者らは、これらの知見A〜Dに基づきさらに検討を重ねて本発明を完成した。
本発明は、閉じた多角形の横断面を有するとともに一方の端部から他方の端部に向けて真直部分と曲がった反り部分とを有する中空かつ長尺の鋼材を位置決めしながらその長手方向へ移動させるための位置決め装置と、送られる鋼材から離間して第1の位置に配置されるとともに、鋼材を(焼入れする場合は焼入れ可能温度域に)加熱する加熱装置(例えば高周波誘導加熱コイル)と、第1の位置よりも鋼材の送り方向の下流の第2の位置に配置されるとともに、鋼材の外周面に冷却媒体を吹き付けることにより鋼材を冷却する冷却装置と、第2の位置よりも鋼材の送り方向の下流の第3の位置において第1の位置における鋼材の送り方向を含む平面内のみならず空間内にも移動自在に配置されて、位置決め装置とともに加熱される部分を曲げ変形またはせん断変形させることにより、鋼材に加工を行う加工装置と、位置決め装置により位置決めされる前の鋼材の反り量(変位量あるいは反り量δ)を検出する反り検出装置と、該反り検出装置による検出値に基づいて前記加工装置による前記鋼材に対する熱間加工を制御する制御装置とを備えることを特徴とする曲げ鋼材の製造装置である。
別の観点からは、本発明は、閉じた多角形断面を有するとともに一方の端部から他方の端部を向けて真直部分と曲がった反り部分とを有する中空かつ長尺の鋼材を、位置決め装置によって、位置決めしながらその長手方向へ移動させながら、送られる鋼材から離間した第1の位置に配置される加熱装置(例えば高周波誘導加熱コイル)によって、鋼材を(焼入れする場合は焼入れ可能温度域に)加熱するととともに、第1の位置よりも鋼材の送り方向の下流の第2の位置に配置される冷却装置に設けられた冷却媒体噴射孔から、鋼材の外周面に冷却媒体を吹き付けることにより鋼材を冷却し、第2の位置よりも鋼材の送り方向の下流の第3の位置において第1の位置における鋼材の送り方向を含む平面内のみならず空間内にも移動自在に配置される加工装置によって、位置決め装置とともに加熱される部分を曲げ変形またはせん断変形させることにより、鋼材に熱間加工を行うことにより曲げ部材を製造する際に、位置決め装置により位置決めされる前の鋼材の反り量(変位量あるいは反り量δ)の検出値に基づいて、鋼材に対する熱間加工を制御することを特徴とする曲げ鋼材の製造方法である。
これらの本発明では、鋼材が、円形断面の鋼管をロール成形して得られた多角形断面の鋼管から切り出された多角形断面の鋼管であってもよい。
本発明により、3DQにより例えば±0.5mmの許容公差といった特に厳しい寸法公差を満足する曲げ鋼材を安定して量産できる。すなわち、3DQ装置により量産される曲げ鋼材の許容公差を例えば±0.5mmに収めることができる。このように、本発明によれば、3DQ装置による加工を行われる前の素材の寸法精度が低下している場合であっても、3DQ装置により製造される曲げ鋼材の加工精度のバラツキを、実用上問題ない程度に安定して低減し、公差外れの曲げ鋼材が製造されることを顕著に抑制できる。
図1は、本発明に係る曲げ鋼材の製造装置を示す説明図である。 図2は、断面四角形の長尺の鋼管から、断面多角形の短尺(例えば全長2m)の3本の鋼管が切り出される状況を示す説明図である。 図3は、曲げ鋼材について正規形状との差異を測定した結果を示すグラフである。 図4は、鋼管(先端部材)について変位量を測定した結果を示すグラフである。 図5は、鋼管(先端部材)の3DQ加工後の加工精度を測定した結果を示すグラフである。 図6は、ロボット軌道選択のフローチャートの一例を示すグラフである。 図7Aは、特許文献1により開示された3DQ装置を示す説明図である。 図7Bは、別の3DQ装置を示す説明図である。 図8Aは、本発明者らが行った試作試験において3DQの素材の切り出し状況を示す説明図である。 図8Bは、Aピラーの全体形状および断面形状を示す説明図である。 図9(a)は、TOP材、MID材およびBTM材のY面(側面)における正規形状からの誤差を示すグラフであり、図9(b)は、TOP材、MID材およびBTM材のZ面(縦面)における正規形状からの誤差を示すグラフである。 図10Aは、TOP材、MID材およびBTM材それぞれのY面先端側における変位量の測定値を示すグラフである。 図10Bは、TOP材、MID材およびBTM材それぞれのY面後端側における変位量の測定値を示すグラフである。 図10Cは、TOP材、MID材およびBTM材それぞれのZ面先端側における変位量の測定値を示すグラフである。 図10Dは、TOP材、MID材およびBTM材それぞれのZ面後端側における変位量の測定値を示すグラフである。 図11は、鋼管における反り量δの定義を示す説明図である。 図12は、ばらつきが最も大きい長手方向中央付近における反り量δと加工精度との関係を示すグラフである。
本発明を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る曲げ鋼材9の製造装置10を示す説明図である。なお、以降の説明では、上述した図7Aあるいは図7Bに示す製造装置1の構成要素と同じ構成要素については、同一の図中符号を付けることにより重複する説明を省略する。
図1に示すように、製造装置10は、位置決め装置3と、高周波誘導加熱コイル5と、冷却装置7と、加工装置8と、反り検出装置11と、制御装置12とを有する。
[位置決め装置3]
以降の説明では、本発明における加工素材である鋼材が、閉じた多角形(四角形)の横断面を有する中空かつ長尺の鋼管2である場合を例にとる。
この鋼管2の素材である断面四角形の長尺の鋼管2−1(例えば全長7m)は、円形断面の長尺の鋼管を、所定の間隔を有して並んで配置された多数の成形ロールを備える成形ラインを通してロール成形して、所定の四角形断面に成形されて製造される。このため、この成形ラインにおいて円形断面の長尺の鋼管の先端部分は、成形ロールが当たらずに成形されることになるため、この先端部分には反りが不可避的に発生する。鋼管2は、この断面四角形の長尺の異形鋼管2−1から切り出されて断面多角形の短尺(例えば全長2m)の鋼管2−2として提供される。
鋼管2のこのような製造工程を経て製造されるため、量産される鋼管2のなかには、図11に例示するように、その一方の端部2aから他方の端部2bへ向けて真直部分2cと真直部分2cから沿った反り部分2dとを有するものが存在する。
位置決め装置3は、鋼管2を、所定の位置に位置決めしながら、鋼管2を長手方向へ移動させるための装置であり、例えば、図1に示すように、鋼管2の外周面に当接する形状の内面を有する2組の一対の孔型ロール(3a,3a)により構成される。
鋼管2は、例えばボールねじ等の送り機構4により、長手方向へ送られる。加工チャック8−1の動きにより鋼管2が軸周りに自由に回転しないよう送り機構4は回転防止機能あるいは回転制御機能を備えていることが望ましい。
[加熱装置(高周波誘導加熱コイル5)]
加熱装置(例えば高周波誘導加熱コイル5)は、位置決め装置3により送られる鋼管2の外周面から所定距離離間して第1の位置に配置される。高周波誘導加熱コイル5は、鋼管2の外周面から離れて鋼管2の周囲を取り囲むことができる略四角形の環状の外形を有し、鋼管2を(焼入れする場合は焼入れ可能温度域(Ac点以上)に)加熱する。
なお、高周波誘導加熱コイル5は、変成器6−1が発生する高周波電力を供給されるブスバー(フィーダ)6に懸垂支持されており、ブスバー(フィーダ)6により高周波電力を供給されて、鋼管2を(焼入れする場合は焼入れ可能温度域(Ac点以上)に)加熱する。
[冷却装置7]
冷却装置7は、高周波誘導加熱コイル5が設置される第1の位置よりも鋼管2の送り方向の下流の第2の位置に配置される。冷却装置7は、鋼管2の横断面において鋼管2の外面を形成する4つの辺それぞれに向けて略垂直に冷却媒体(以降の説明では冷却水を例にとる)を噴射する。
冷却装置7は、鋼管2の各辺へ冷却水をそれぞれ噴射することにより、鋼管2を焼入れて、マルテンサイト、あるいは、マルテンサイトおよび焼戻しマルテンサイトからなる鋼組織とすることもできる。
[加工装置8]
加工装置8は、第2の位置よりも鋼管2の送り方向の下流の第3の位置に第1の位置における鋼管2の送り方向を含む平面内のみならず空間内にも移動自在に配置されて、位置決め装置3とともに、鋼管2の加熱される部分2aを曲げ変形またはせん断変形させることにより、鋼管2に熱間加工を行う。これにより鋼管2は曲げの量と向きを任意に変化させることができる。
加工装置8として、加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2のいずれかを用いることができる。加工チャック8−1は、鋼管2の先端あるいは先端近傍において鋼管2を把持する。一方、稼働ローラダイス8−2は、水冷装置7よりも下流側に配置される。加工チャック8−1、可動ローラダイス8−2のいずれも第1の位置における鋼管2の送り方向を含む平面内のみならず空間内にも変位させる制御を行うことにより、鋼管2を曲げ変形またはせん断変形させることができ、これにより、鋼管2に熱間加工を行って焼入れられた曲げ鋼材9を製造する。
加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2は、加工プログラムにより規定される軌道を予め入力された例えば多関節型の産業用ロボット)8−3により支持され、産業用ロボットがこの軌道を再生することにより、所望の形状を有する曲げ鋼材9が製造される。
[反り検出装置11]
反り検出装置11は、製造装置10にセットされる前の鋼管2、すなわち移動位置決め装置3により位置決めされる前の鋼管2における反り部分における鋼管2の真直部からの変位量を検出する。
反り検出装置11としては、この種の検出装置として慣用なものを用いればよく、例えば、変位量を精密に測定するにはレーザ変位計を用い、簡易的には測定用ゲージを用いることができる。より加工精度を要求する場合には変位量と精度の相関を製造する部品毎に調べておき,内挿したロボットの軌道データをその都度作成して加工すればよい。
[制御装置12]
制御装置12は、反り検出装置11による変位量の検出値に基づいて加工装置8による鋼管2に対する熱間加工を制御する。すなわち、制御装置12は、反り検出装置11による変位量の検出値に基づいて、鋼管2に存在する反りの程度を定量的に把握し、産業用ロボットを動作させて加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を再生するための加工プログラムを反りの程度に応じて補正して設定し、変更して設定した加工プログラムに基づいて産業用ロボットを動作させて加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を再生する。これにより、3DQ装置1により量産される曲げ鋼材の許容公差を例えば±0.5mmに収めることが可能になる。また、簡便な方法として、変位量の変動幅(反り量δ)に基づき加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を補正してもよい。
図2は、断面四角形の長尺の鋼管2−1から、断面多角形の短尺(例えば全長2m)の3本の鋼管2−2が切り出される状況を示す説明図である。
図2に示すように、鋼管2−1から、先端部材、中間部材、後端部材として3本の鋼管2−2が切り出される。ある鋼管2−1から切り出された3本の鋼管P−1(先端部材),P−1(中間部材),P−1(後端部材)と、別の鋼管2−1から切り出された3本の鋼管P−2(先端部材),P−2(中間部材),P−2(後端部材)について、鋼管2−1のどの部位から切り出されたかをマーキングして3DQ装置1により熱間加工を行って曲げ鋼材9を製造した。そして、得られた曲げ鋼材9について正規形状との差異を測定した。測定結果を図3にグラフで示す。
図3のグラフに示すように、先端部材を加工した場合の加工精度は、中間部材または後端部材を加工した場合の加工精度は明らかに不芳である。
また、鋼管2−2の反り(真直部からの変位量)を測定したところ、先端部材にだけ反りが存在する。
さらに、3本の鋼管2−1から切り出された3本の鋼管2−2(先端部材)について反りおよび3DQ加工後の加工精度を測定した。結果を図4,5のグラフに示す。
図4,5のグラフに示すように、先端部材同士の比較においても変位量の大小に応じて、3DQ加工後の寸法精度(加工精度)が異なることが判明した。
なお、加工後の精度測定の際には、加工された曲げ鋼材の両端を支持してするため、中央部精度が正側に出るということは規定より測定面が断面の外側に変位しすぎていることを意味する。
以上の結果より、3DQ加工の前に鋼管2の反りの有無や大小を判別し、それに応じて加工プログラムを修正して設定することにより、3DQ加工後の曲げ鋼材9の加工精度を向上させることができることがわかる。
表1に、鋼管2−1からの切り出し位置に応じて加工プラグラムを変更する本発明例と、変更しない比較例について、加工プログラムの変更の一例を、まとめて示す。
例えば、図12のグラフから、鋼管2のZ面の反り量δが0.75mmの場合には、ばらつきが最も大きい長手方向中央付近における精度測定値は+0.25mm程度と予測されるので、この+0.25mm分を逆方向へ補正可能なロボット軌道を作成して用いればよい。
逆に図4における鋼管Cを用いこれを基準として精度測定値が0となるようにロボット軌道を作成してもよい.この場合には鋼管1を用いると精度測定値としては−0.25mmが測定されると予想されるため,+0.25mm分の補正をかけることとなる。
図6は、ロボット軌道選択のフローチャートの一例を示すグラフである。
図6に示すように、開始前に鋼管2の反り(変位量)に応じたロボット軌道を事前に作成しておく。この際、鋼管2が正の反りを有する場合には反りの無い鋼管に対する軌道よりも加工量を減らすようにロボット軌道を修正する。変位量が大きいほど、修正量も大きくなる。
S1において、曲げ方向に対する鋼管2の反り方向を判定し、負の反りの場合にはS2へ移行し、反りがない場合はS3へ移行し、正の反りの場合にはS4へ移行する。
S2においては、負の反り鋼管用のロボット軌道(基準の曲げ量に補正量を付加)で加工し、S3においては、反りなし鋼管用のロボット軌道(基準の曲げ量)で加工し、S4においては、正の反り鋼管用のロボット軌道(基準の曲げ量から補正量を減じる)で加工する。このようにして加工を終了する。
このように、3DQ装置1で加工を行われる前の鋼管の反り(変位量)を定量的に測定しておき、変位量を加味して加工チャック8−1または可動ローラダイス8−2の軌道を修正して設定してからこの鋼管に対する加工を行うことにより、3DQにより例えば±0.5mmの許容公差といった特に厳しい寸法公差を満足する曲げ鋼材を安定して量産できる。
本発明によれば、3DQ装置10による加工を行われる前の鋼管2の寸法精度が低下している場合であっても、3DQ装置10により製造される曲げ鋼材9の寸法精度(加工精度)のバラツキを、実用上問題ない程度に安定して低減でき、公差外れの曲げ鋼材9が製造されることを大幅に低減することが可能になる。
本発明により製造される曲げ鋼材9は、その寸法精度(加工精度)が向上しているため、後工程での組み付けが容易になるとともに、精度公差外れによる歩留まり低下を抑制でき、生産性向上およびコスト削減が可能になる。
さらに、量産される曲げ鋼材9の全体としての寸法精度(加工精度)ばらつきが大幅に改善されるため、厳しい公差を設定される部品(例えば、各種ピラー類,足回り部品,シート部品,ドアインパクトビーム)にも曲げ鋼材9を適用することができるようになる。
1 製造装置
2 鋼管
2a 高温部
3 移動位置決め装置
5 高周波誘導加熱コイル
7 冷却装置
8 加工装置
8−1 加工チャック
8−2 可動ローラダイス
8−3 多関節型産業用ロボット
9 曲げ部材
10 製造装置
11 反り検出装置
12 制御装置

Claims (3)

  1. 閉じた多角形の横断面を有するとともに一方の端部から他方の端部に向けて真直部分と曲がった反り部分とを有する中空かつ長尺の鋼材を位置決めしながらその長手方向へ移動させるための位置決め装置と、送られる該鋼材から離間して第1の位置に配置されるとともに該鋼材を加熱する加熱装置と、前記第1の位置よりも鋼材の送り方向の下流の第2の位置に配置されるとともに前記鋼材の外周面に冷却媒体を吹き付けることにより該鋼材を冷却する冷却装置と、前記第2の位置よりも前記鋼材の送り方向の下流の第3の位置において前記第1の位置における前記鋼材の送り方向を含む平面内のみならず空間内にも移動自在に配置されて、前記位置決め装置とともに加熱される部分を曲げ変形またはせん断変形させることにより、前記鋼材に加工を行う加工装置と、前記位置決め装置により位置決めされる前の鋼材の反り量を検出する反り検出装置と、該反り検出装置による検出値に基づいて前記加工装置による前記鋼材に対する熱間加工を制御する制御装置とを備えることを特徴とする曲げ鋼材の製造装置。
  2. 前記鋼材は、円形断面の鋼管をロール成形して得られた多角形断面の鋼管から切り出された多角形断面の鋼管である請求項1に記載された曲げ鋼材の製造装置。
  3. 閉じた多角形断面を有するとともに一方の端部から他方の端部を向けて真直部分と曲がった反り部分とを有する中空かつ長尺の鋼材を、位置決め装置によって、位置決めしながらその長手方向へ移動させながら、送られる鋼材から離間した第1の位置に配置される加熱装置によって、前記鋼材を加熱するととともに、前記第1の位置よりも前記鋼材の送り方向の下流の第2の位置に配置される冷却装置に設けられた冷却媒体噴射孔から、前記鋼材の外周面に冷却媒体を吹き付けることにより前記鋼材を冷却し、前記第2の位置よりも前記鋼材の送り方向の下流の第3の位置において前記第1の位置における前記鋼材の送り方向を含む平面内のみならず空間内にも移動自在に配置される加工装置によって、前記位置決め装置とともに加熱される部分を曲げ変形またはせん断変形させることにより、前記鋼材に熱間加工を行うことにより曲げ部材を製造する際に、前記位置決め装置により位置決めされる前の前記鋼材の反り量の検出値に基づいて、前記鋼材に対する熱間加工を制御することを特徴とする曲げ鋼材の製造方法。
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