JP2016198121A - 生体情報検知装置及び生体情報検知装置を備えた座席 - Google Patents

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幸夫 大滝
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Toshiyuki Hoshi
敏行 星
秀晴 大竹
Hideharu Otake
秀晴 大竹
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Abstract

【課題】生体情報の検知をより確実に行うことができる生体情報検知装置を提供する。
【解決手段】人体の生体情報を検知する生体情報検知装置1であって、前方に人体が位置するように配置された検知面と、検知面に沿って検知面の後方に配置された複数の検知電極12と、検知電極12と検知電極12に近接する人体との間の容量結合を用いて人体の生体情報を検知する第1検知手段10と、人体に向けて送信信号を放射すると共にその反射信号を受信する放射部22と、送信信号と反射信号とを用いて人体の生体情報を検知する第2検知手段20と、を備え、放射部22は、前方から見て、検知電極12と重ならない位置に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体情報検知装置及び生体情報検知装置を備えた座席に関する。
近年、車両の座席に配設されて、車両の運転者(人体)の生体情報を検知する生体情報検知装置が実用化されている。このような生体情報検知装置は、運転者の心拍間隔等の生体情報を検知し、検知データに基づいて運転者の覚醒度を判定する場合等に利用される。
このような生体情報検知装置としては、特許文献1に係る心拍検知装置(生体情報検知装置)等が開示されている。図10は、特許文献1に係る心拍検知装置200の構成を示す説明図である。図10(a)は、心拍検知装置200の使用例を示す説明図であり、図10(b)は、心拍検知装置200の構成を示す説明図である。
心拍検知装置200は、図10に示すように、車両に乗車して座席212に着座した乗員211(人体)の心拍を検知する装置である。心拍検知装置200は、センサ部201と演算部202とを備えている。演算部202は、心拍周期信号算出部203とR波存在区間設定部204と心拍ピーク信号算出部205とR波算出部206とRRI算出部207とを有している。
センサ部201は、ドップラーセンサと呼ばれる方式の検知装置であり、乗員211に向けて送信された送信信号とその反射信号とを用いて、乗員211の体表面の動きを検知している。心拍周期信号算出部203は、心拍ソース信号から乗員211の心拍の周期性を示す正弦波状の心拍周期信号を算出している。R波存在区間設定部204は、心拍周期信号に基づいてR波存在区間を設定している。心拍ピーク信号算出部205は、センサ部201の出力である心拍ソース信号から心拍のピーク波を強調させた心拍ピーク信号を算出している。R波算出部206は、心拍ピーク信号から振幅情報によりピーク波をR波として算出している。RRI算出部207は、時間的に隣り合う2つのR波の時間間隔(RRI:R−R Interval)を算出し、算出した時間間隔が異常値かどうかを判断している。
心拍検知装置200は、このようにして、座席212に着座した乗員211の心拍に関する生体情報検を検知している。
特開2010−142456号公報
しかしながら、心拍検知装置200では、車両の座席212の背もたれという特定の部位において、しかも、ドップラーセンサのみを用いて生体情報の検知を行っているため、乗員211の姿勢の変化や環境の変化等があった場合に生体情報の検知漏れが生じ易く、生体情報の検知が確実に行えないという課題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、生体情報の検知をより確実に行うことができる生体情報検知装置を提供することにある。
この課題を解決するために、請求項1に記載の生体情報検知装置は、人体の生体情報を検知する生体情報検知装置であって、前方に前記人体が位置するように配置された検知面と、前記検知面に沿って前記検知面の後方に配置された複数の検知電極と、前記検知電極と前記検知電極に近接する前記人体との間の容量結合を用いて前記人体の生体情報を検知する第1検知手段と、前記人体に向けて送信信号を放射すると共にその反射信号を受信する放射部と、前記送信信号と前記反射信号とを用いて前記人体の生体情報を検知する第2検知手段と、を備え、前記放射部は、前方から見て、前記検知電極と重ならない位置に配置されていることを特徴とする。
この構成の生体情報検知装置では、検知方法の異なる第1検知手段と第2検知手段とを用いて生体情報の検知を行っている。第1検知手段と第2検知手段とでは検知に適した環境が異なるので、人体の姿勢の変化や周囲の環境の変化等があった場合でも、生体情報の検知漏れを防止し易い。しかも、放射部は、前方から見て、検知電極と重ならない位置に配置されているので、放射部から放射される送信信号が雑音成分となって検知電極と人体との間の容量結合に及ぼす影響を低減することができる。また、放射部から放射される送信信号やその反射信号を検知電極が遮ることによる影響を低減することができる。このように、生体情報検知装置では、第1検知手段と第2検知手段との間の干渉を抑制することができる。その結果、生体情報の検知をより確実に行うことができる。
請求項2に記載の生体情報検知装置では、前方から見て、前記検知電極は、前記検知面の周辺部に位置するように配置され、前記放射部は、前記検知面の中央部に位置するように配置されていることを特徴とする。
この構成の生体情報検知装置では、放射部は、前方から見て、検知面の中央部に位置するように配置されている。そのため、人体の位置が多少ずれても、送信信号を確実に人体に送信することができる。また、検知電極は、前方から見て、検知面の周辺部に配置されている。検知電極と放射部とをこのような配置とすることによって、放射部は、前方から見て、検知電極と重ならない位置となり、第1検知手段と第2検知手段との間の干渉を抑制することができる。その結果、生体情報の検知を更に確実に行うことができる。
請求項3に記載の生体情報検知装置では、前記放射部は、前記検知電極よりも前方に突出しないように配置されていることを特徴とする。
この構成の生体情報検知装置では、放射部は、検知電極よりも前方に突出しないように配置されている。そのため、人体が検知電極に近接しても、人体が放射部に接触することはない。そのため、人体が放射部に接触することによって生じる不快感を防止することができる。また、放射部が検知電極よりも前方に突出しないので、検知電極と人体との距離を近くすることができる。そのため、検知電極と人体との距離が離れることによる検知精度の低下を防止することができる。
請求項4に記載の座席は、前記人体が着座する座席であって、前記人体の背中を後方から支える背もたれ部を有し、前記背もたれ部に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置が配設され、前記背もたれ部の背もたれ面が、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置の検知面となっていることを特徴とする。
この構成の座席は、生体情報検知装置が配設された背もたれ部を有している。そのため、この構成の座席では、着座した人体の背中を通じて生体情報の検知を行うことができる。背中は心臓に近いので、座席に着座した人体の心電や心拍動作等のような、心拍活動に関する生体情報の検知を行う場合に好適である。
請求項5に記載の生体情報検知装置は、人体の生体情報を検知する生体情報検知装置であって、上方に前記人体が位置するように配置された検知面と、前記検知面に沿って前記検知面の下方に配置された複数の検知電極と、前記検知電極と前記検知電極に近接する前記人体との間の容量結合を用いて前記人体の生体情報を検知する第1検知手段と、前記人体からの圧力を検出する感圧シートと、前記感圧シートが検出した圧力を用いて前記人体の生体情報を検知する第2検知手段と、を備え、前記感圧シートは、前記検知電極の下側に配置されていることを特徴とする。
この構成の生体情報検知装置では、検知方法の異なる第1検知手段と第2検知手段とを用いて生体情報の検知を行っている。第1検知手段と第2検知手段とでは検知に適した環境が異なるので、人体の姿勢の変化や環境の変化等があった場合でも、生体情報の検知漏れを防止し易い。しかも、感圧シートが検知電極と人体との間に介在していないので、感圧シートが検知電極と人体との間の容量結合に影響を及ぼすのを防止することができる。また、検知電極を薄くすることによって、人体からの圧力を感圧シートへ伝達し易くすることができ、検知電極が圧電の検出に影響を及ぼすのを防止することができる。このように、生体情報検知装置では、第1検知手段と第2検知手段とが互いに干渉し合うのを防止することができる。その結果、生体情報の検知をより確実に行うことができる。
請求項6に記載の生体情報検知装置では、前記検知面は、互いに対向する2つの側端部を有し、前記感圧シートは、前記2つの側端部に亘って延びる複数の感圧素子を有していることを特徴とする。
この構成の生体情報検知装置では、感圧シートは、検知面の2つの側端部に亘って延びる複数の感圧素子を有している。そのため、人体の位置が多少ずれても、圧力の検出漏れを防止し易い。その結果、生体情報の検知を更に確実に行うことができる。
請求項7に記載の座席は、前記人体が着座する座席であって、前記人体のでん部を下から支える着座部を有し、前記着座部に、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置が配設され、前記着座部の着座面が、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置の検知面となっていることを特徴とする。
この構成の座席は、生体情報検知装置が配設された着座部を有している。そのため、この構成の座席では、着座した人体のでん部を通じて生体情報の検知を行うことができる。着座中は常にでん部が着座面に押し当てられるので、検知電極とでん部との近接を安定させ易く、また、でん部からの圧力を感圧シートに伝え易い。そのため、このような座席は、着座した人体のでん部付近の心電や圧力変動等のような、心拍活動に関する生体情報の検知を行う場合に好適である。
請求項8に記載の座席は、前記人体が着座する座席であって、前記人体の背中を後方から支える背もたれ部と、前記人体のでん部を下から支える着座部と、を有し、前記背もたれ部に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置が配設され、前記背もたれ部の背もたれ面が、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置の検知面となり、前記着座部に、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置が配設され、前記着座部の着座面が、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置の検知面となっていることを特徴とする。
この構成の座席は、生体情報検知装置が配設された背もたれ部と着座部とを有している。そのため、この構成の座席では、着座した人体の背中とでん部とを通じて生体情報の検知を行うことができる。そして、人体の背中とでん部という複数の部位を通じて生体情報の検知を行うことによって、生体情報の検知を更に確実に行うことができる。
本発明によれば、生体情報の検知をより確実に行うことができる生体情報検知装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る生体情報検知装置1の使用例を示す説明図である。 図1に示す生体情報検知装置1の配置を示す説明図である。 図1に示す生体情報検知装置1の構成を示す説明図である。 図3に示す検知電極12と放射部22との配置を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る生体情報検知装置101の使用例を示す説明図である。 図5に示す生体情報検知装置101の配置を示す説明図である。 図5に示す生体情報検知装置101の構成を示す説明図である。 図7に示す感圧素子122の側断面構造を模式的に示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る生体情報検知装置1と生体情報検知装置101との配置を示す説明図である。 特許文献1に係る心拍検知装置200の構成を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本考案の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図において、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
まず、本実施形態に係る生体情報検知装置1の構成について、図1ないし図4を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る生体情報検知装置1の使用例を示す説明図である。図2は、図1に示す生体情報検知装置1の配置を示す説明図である。図2(a)は、座席70を前方から見た図であり、図2(b)は、座席70と運転者60とを横から見た図である。図3は、図1に示す生体情報検知装置1の構成を示す説明図である。図3は、生体情報検知装置1の分解斜視図である。図4は、図3に示す検知電極12と放射部22との配置を示す説明図である。図4(a)は、検知電極12と放射部22とを上方から見た図であり、図4(b)は、検知電極12と放射部22とを前方から見た図である。
生体情報検知装置1は、図1及び図2に示すように、車両の座席70に配設して使用され、車両の運転者60(人体)の生体情報を検知している。座席70は、運転者60の背中61を後方から支える背もたれ部71を有している。背もたれ部71の前面のうち、運転者60の背中61が接触する略長方形の部分が背もたれ面72となっている。また、座席70は、運転者60のでん部62を下から支える着座部73を有している。着座部73の上面のうち、運転者60のでん部62が接触する略長方形の部分が着座面74となっている。
運転者60は、背もたれ面72の前方に背中61が位置し、着座面74の上方にでん部62が位置するように、座席70に着座する。そして、本実施形態では、座席70の背もたれ部71に生体情報検知装置1が配設され、座席70の背もたれ面72が生体情報検知装置1の検知面2となっている。
生体情報検知装置1は、図3に示すように、第1検知手段10と第2検知手段20とを備えている。第1検知手段10と第2検知手段20とは、背もたれ部71の内部に配置されている。また、第1検知手段10と第2検知手段20とは、図示しない配線を介して、着座部73の内部に配置された制御装置30に接続されている。
第1検知手段10は、容量結合方式の検知装置である。第1検知手段10は、図3に示すように、検知シート11と、検知シート11の前面側に形成された6つの検知電極12と、検知シート11の背面側に形成された接地電極13と、を有している。検知シート11は、布等の絶縁体でできたフィルムである。検知シート11は、検知面2に沿って検知面2の後方に配置されている。
検知電極12は略長方形の電極である。検知電極12の表面は、図示しない絶縁体の保護膜で覆われている。図4に示すように、3つの検知電極12は、前方から見て、検知面2の左端部(周辺部)に位置するように上下に並べて配置され、他の3つの検知電極12は、前方から見て、検知面2の右端部(周辺部)に位置するように上下に並べて配置されている。そして、運転者60が着座する際には、運転者60の背中61が検知電極12に近接するようになっている。
検知電極12に運転者60の背中61が近接すると、検知電極12と背中61とが容量結合する。そして、検知電極12は、検知電極12と背中61との容量結合を用いて、運転者60の心拍等の生体活動に伴う背中61の表面電位の変化(以下、心電と略称)に対応した電気信号を検出している。検知電極12が検出した電気信号は制御装置30に伝達される。
接地電極13は、前方から見て、検知面2の上端部と下端部と左端部と右端部と(周辺部)に対応する位置に形成されている。検知面2の中央部に対応する位置には、接地電極13は形成されていない。接地電極13は、図示しない配線等を介して接地され、検知電極12と背中61との容量結合を安定させている。
尚、十分な検知精度が得られる場合には、接地電極13は無くても構わない。また、図示しないが、検知シート11には、ノイズ除去のための電気信号を運転者60の背中61にフィードバックするフィードバック用の電極が配置されていても構わない。
第2検知手段20は、ドップラーセンサと呼ばれる方式の検知装置である。第2検知手段20は、図3に示すように、送受信回路が内蔵された2つの本体部21と、本体部21の前面側にそれぞれ形成された放射部22と、2つの本体部21が取り付けられる取付け板23と、取付け板23が固定される固定フレーム24と、を有している。
放射部22は、高周波の電磁波信号を送受信するためのアンテナである。放射部22は、例えば、一方の板面に送受信回路が形成された配線基板の他方の板面に所定の電極パターンを形成することで得られる。放射部22は、図示しない配線等を介して本体部21に内蔵された送受信回路に接続されている。
放射部22は、本体部21が生成した高周波の送信信号を電磁波信号として運転者60の背中61に放射すると共に、送信信号の運転者60の背中61からの反射信号を受信している。放射部22が受信した反射信号は、本体部21で送信信号と混合される。そして、本体部21は、送信信号と反射信号との混合信号に基づく検波信号を出力している。検波信号は、運転者60の心拍等の生体活動に伴う背中61の動き(以下、心拍動作と略称)に関する動作情報を含んだ電気信号となる。本体部21が出力した電気信号は、制御装置30に伝達される。
取付け板23は、アルミニウム等の金属でできた板状の部材である。放射部22は、取付け板23の前面側に接着等の方法で取り付けられる。固定フレーム24は、アルミニウム等の金属でできた枠状の部材である。取付け板23は、固定フレーム24にねじ止め等の方法で固定され、固定フレーム24は、座席70の背もたれ部71の内部に固定される。その際、図4に示すように、放射部22は、前方から見て、検知面2の中央部に位置するように配置される。その結果、放射部22は、前方から見て、検知電極12や接地電極13と重ならない位置となる。また、放射部22は、検知電極12の前方に突出しないように配置される。
制御装置30は、第1検知手段10と第2検知手段20とを制御している。また、制御装置30は、第1検知手段10の6つの検知電極12から伝達された電気信号と、第2検知手段20の2つの本体部21から伝達された電気信号と、に基づいて、運転者60の心拍等に関する生体情報を算出している。
生体情報検知装置1では、このように、検知方法の異なる第1検知手段10と第2検知手段20とを用いて生体情報の検知を行っている。容量結合方式の検知装置を用いた生体情報の検出原理は公知なので、詳細な説明は省略する。また、ドップラーセンサ方式の検知装置を用いた生体情報の検出原理も公知なので、詳細な説明は省略する。
第1検知手段10は、検知電極12に運転者60の背中61を近接させる必要があるものの、検知電極12に背中61が近接していれば、運転者60が体を多少動かしても安定して検知を行えるという利点を有している。また、第2検知手段20は、運転者60が体を動かした場合には検知が不安定になり易いものの、背中61が放射部22に近接していなくても検知できるという利点を有している。そのため、制御装置30が、第1検知手段10から伝達された心電に関する電気信号と、第2検知手段20から伝達された心拍動作に関する電気信号と、に基づいて生体情報の算出を行うことによって、生体情報の検知漏れの可能性を低減することができる。
尚、第1検知手段10の検知電極12から伝達された電気信号に基づいて、生体情報の算出を行う際には、1つの検知電極12から伝達された電気信号に基づいて生体情報の算出することも可能であるが、複数の検知電極12から伝達された電気信号の差分に基づいて生体情報を算出することによって、検知の精度を高めることができる。そのため、検知電極12の数は複数であることが望ましい。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の生体情報検知装置1では、検知方法の異なる第1検知手段10と第2検知手段20とを用いて運転者60の生体情報の検知を行っている。前述したように、第1検知手段10と第2検知手段20とでは検知に適した環境が異なるので、運転者60の姿勢の変化や周囲の環境の変化等があった場合でも、生体情報の検知漏れを防止し易い。しかも、放射部22は、前方から見て、検知電極12や接地電極13と重ならない位置に配置されているので、放射部22から放射される送信信号は、検知電極12や接地電極13が配置されていない領域を通って運転者60に到達することができる。そのため、放射部22から放射される送信信号が雑音成分となって検知電極12と人体との間の容量結合に及ぼす影響を低減することができる。また、放射部22から放射される送信信号やその反射信号を検知電極12が遮ることによる影響を低減することができる。このように、生体情報検知装置1では、第1検知手段10と第2検知手段20との間の干渉を抑制することができる。その結果、生体情報検知装置1では、生体情報の検知をより確実に行うことができる。
また、本実施形態の生体情報検知装置1では、放射部22は、前方から見て、検知面の中央部に位置するように配置されている。そのため、運転者60の背中61の位置が多少ずれても、送信信号を確実に運転者60の背中61に送信することができる。また、検知電極12は、前方から見て、検知面の周辺部に配置されている。検知電極12と放射部22とをこのような配置とすることによって、放射部22は、前方から見て、検知電極12と重ならない位置となり、第1検知手段10と第2検知手段20との間の干渉を抑制することができる。その結果、生体情報検知装置1では、生体情報の検知を更に確実に行うことができる。
また、本実施形態の生体情報検知装置1では、放射部22は、検知電極12よりも前方に突出しないように配置されている。そのため、運転者60の背中61が検知電極12に近接しても、運転者60の背中61が放射部22に接触することはない。そのため、運転者60の背中61が放射部22に接触することによって生じる不快感を防止することができる。また、放射部22が検知電極12よりも前方に突出しないことから、検知電極12と運転者60の背中61との距離を近くすることができる。そのため、検知電極12と運転者60の背中61との距離が離れることによる検知精度の低下を防止することができる。
また、本実施形態の座席70は、運転者60の背中61を後方から支える背もたれ部71を有し、背もたれ部71に、生体情報検知装置1が配設されている。そして、背もたれ部71の背もたれ面72が、生体情報検知装置1の検知面2となっている。そのため、この構成の座席70では、着座した運転者60の背中61を通じて運転者60の生体情報の検知を行うことができる。しかも、背中61は心臓に近いので、座席70に着座した運転者60の心電や心拍動作等のような、心拍活動に関する生体情報の検知を行う場合に好適である。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、本実施形態に係る生体情報検知装置101の構成について、図5ないし図8を用いて説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る生体情報検知装置101の使用例を示す説明図である。図6は、図5に示す生体情報検知装置101の配置を示す説明図である。図6(a)は、座席70を上方から見た図であり、図6(b)は、座席70と運転者60とを横から見た図である。図7は、図5に示す生体情報検知装置101の構成を示す説明図である。図7は、生体情報検知装置101の分解斜視図である。図8は、図7に示す感圧素子122の側断面構造を模式的に示す説明図である。
生体情報検知装置101は、図5及び図6に示すように、車両の座席70に配設して使用され、車両の運転者60(人体)の生体情報を検知している。本実施形態では、着座面74が生体情報検知装置101の検知面102となっている。
生体情報検知装置101は、図6に示すように、第1検知手段110と第2検知手段120とを備えている。第1検知手段110と第2検知手段120とは、着座部73の内部に配置されている。第1検知手段110と第2検知手段120とは、図示しない配線を介して、着座部73の内部に配置された制御装置30に接続されている。
第1検知手段110は、容量結合方式の検知装置である。第1検知手段110は、図7に示すように、検知シート111と、検知シート111の上面側に形成された2つの検知電極112と、検知シート111の下面側に形成された接地電極113と、を有している。検知シート111は、検知面102に沿って検知面102の下方に配置されている。
検知電極112は略長方形の電極である。検知電極112の表面は、図示しない絶縁体の保護膜で覆われている。2つの検知電極112は、上方から見て、検知面102の後部側に位置するように左右に並べて配置されている。そして、運転者60が着座する際には、運転者60のでん部62が検知電極112に近接するようになっている。
検知電極112に運転者60のでん部62が近接すると、検知電極112とでん部62とが容量結合する。そして、検知電極112は、検知電極112とでん部62との容量結合を用いて、運転者60の心拍等の生体活動に伴うでん部62の表面電位の変化(以下、心電と略称)に対応した電気信号を検出している。検知電極112が検出した電気信号は、制御装置30に伝達される。
接地電極113は、上方から見て、検知面102の全面に対応する位置に形成されている。接地電極113は、図示しない配線等を介して接地され、検知電極112とでん部62との容量結合を安定させている。
尚、十分な検知精度が得られる場合には、接地電極113は無くても構わない。また、図示しないが、検知シート111には、ノイズ除去のための電気信号をでん部62にフィードバックするフィードバック用の電極等が配置されていても構わない。
第2検知手段120は、圧電方式の検知装置である。第2検知手段120は、図7に示すように、感圧シート121と、感圧シート121の上面側に配置された4つの感圧素子122と、感圧シート121の下面側に配置されたクッション127と、を有している。感圧シート121は、布等の絶縁体でできたフィルムである。
感圧素子122は、上方から見て細長い長方形の形状を有した素子であり、着座面74の左端部から右端部に亘って延びている。4つの感圧素子122は、感圧シート121の上面に、前後方向にほぼ等間隔に並べて配置されている。感圧素子122は、図8に示すように、感圧シート121の上面側に配置された絶縁フィルム123と、絶縁フィルム123の上に形成された第1電極層124と、その上に形成された圧電体層125と、その上に形成された第2電極層126と、で構成されている。圧電体層125に使用される材料としては、チタン酸バリウム等の圧電性を有したセラミックの微粒子が練りこまれた樹脂等が使用される。感圧素子122の表面は、図示しない絶縁体の保護膜で覆われている。
感圧素子122は圧電効果を有している。そして、感圧素子122は、圧電効果を利用して、運転者60の心拍等の生体活動に伴うでん部62からの圧力の微小な変動(以下、圧力変動と略称)に対応した電気信号を発生させている。感圧素子122が発生させた電気信号は、制御装置30に伝達される。
クッション127は、ウレタンのような弾力性を有した樹脂でできた板状の部材である。クッション127は、着座部73の内部に保持されて、検知シート111と感圧シート121とを下側から支えている。
制御装置30は、第1検知手段110と第2検知手段120とを制御している。また、制御装置30は、第1検知手段110の2つの検知電極112から伝達された電気信号と、第2検知手段120の4つの感圧素子122から伝達された電気信号と、に基づいて、運転者60の心拍等に関する生体情報を算出している。
生体情報検知装置101では、このように、検知方法の異なる第1検知手段110と第2検知手段120とを用いて生体情報の検知を行っている。容量結合方式の検知装置を用いた生体情報の検出原理は公知なので、詳細な説明は省略する。また、圧電方式の検知装置を用いた生体情報の検出原理も公知なので、詳細な説明は省略する。
第1検知手段110は、検知電極112に運転者60のでん部62を近接させる必要があるものの、検知電極112にでん部62が近接していれば、運転者60が体を多少動かしても安定して検知を行えるという利点を有している。また、第2検知手段120は、運転者60が体を動かした場合には検知が不安定になり易いものの、でん部62からの圧力が感圧素子122に伝達されれば、でん部62が感圧素子122に近接していなくても検知できるという利点を有している。つまり、第2検知手段120が検知面102から離れていたとしても、また、検知面102と第2検知手段120との間に検知電極112が介在していたとしても、第2検知手段120に間接的に圧力が加われば検知ができる。そのため、制御装置30が、第1検知手段110から伝達された電気信号と、第2検知手段120から伝達された電気信号と、に基づいて生体情報の算出を行うことによって、生体情報の検知漏れの可能性を低減することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の生体情報検知装置101では、検知方法の異なる第1検知手段110と第2検知手段120とを用いて運転者60の生体情報の検知を行っている。前述したように、第1検知手段110と第2検知手段120とでは検知に適した環境が異なるので、運転者60の姿勢の変化や環境の変化等があった場合でも、生体情報の検知漏れを防止し易い。しかも、感圧シート121が検知電極112と運転者60のでん部62との間に介在していないので、感圧シート121が検知電極112とでん部62との間の容量結合に影響を及ぼすのを防止することができる。また、検知電極112を薄くすることによって、運転者60のでん部62からの圧力を感圧シート121へ伝達し易くすることができ、検知電極112が感圧シート121の圧電効果に影響を及ぼすのを防止することができる。このように、生体情報検知装置101では、第1検知手段110と第2検知手段120とが互いに干渉し合うのを防止することができる。その結果、生体情報検知装置101では、生体情報の検知をより確実に行うことができる。
また、本実施形態の生体情報検知装置101では、感圧シート121は、着座面74の2つの側端部に亘って延びる4つの感圧素子122を有している。そのため、運転者60のでん部62の位置が多少ずれても、圧力の検出漏れを防止し易い。その結果、生体情報検知装置101では、生体情報の検知を更に確実に行うことができる。
また、本実施形態の座席70は、運転者60のでん部62を下から支える着座部73を有し、着座部73に、生体情報検知装置101が配設されている。そして、着座部73の着座面74が、生体情報検知装置101の検知面102となっている。そのため、この構成の座席70では、着座した運転者60のでん部62を通じて運転者60の生体情報の検知を行うことができる。しかも、着座中は常にでん部62が着座面74に押し当てられるので、検知電極112とでん部62との近接を安定させ易く、また、でん部62からの圧力を感圧シート121に伝え易い。そのため、このような座席70は、着座した運転者60のでん部62付近の心電や圧力変動等のような、心拍活動に関する生体情報の検知を行う場合に好適である。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態において、前述した第1実施形態や第2実施形態と同一の構成である場合、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、本実施形態に係る生体情報検知装置1と生体情報検知装置101との構成について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係る生体情報検知装置1と生体情報検知装置101との配置を示す説明図である。図9(a)は、座席70を前方から見た図であり、図9(b)は、座席70と運転者60とを横から見た図である。
図9に示すように、本実施形態では、生体情報検知装置1と生体情報検知装置101とが、座席70に配設されている。生体情報検知装置1は、第1実施形態において説明したものと同じである。生体情報検知装置101は、第2実施形態において説明したものと同じである。生体情報検知装置1の第1検知手段10と第2検知手段20とは、図示しない配線を介して、制御装置30に接続されている。生体情報検知装置101の第1検知手段110と第2検知手段120とも、図示しない配線を介して、制御装置30に接続されている。
このように、本実施形態では、生体情報検知装置1の第1検知手段10と第2検知手段20と、生体情報検知装置101の第1検知手段110と第2検知手段120とを、同時に備えている。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の座席70は、運転者60の背中61を後方から支える背もたれ部71を有し、背もたれ部71に、生体情報検知装置1が配設されている。また、座席70は、運転者60のでん部62を下から支える着座部73を有し、着座部73に、生体情報検知装置101が配設されている。そのため、この構成の座席70では、着座した運転者60の背中61とでん部62とを通じて人体の生体情報の検知を行うことができる。そして、運転者60の複数の部位を通じて生体情報の検知を行うことによって、生体情報の検知を更に確実に行うことができる。
例えば、運転者60が前方に屈んで、背中61が背もたれ部71から離れても、でん部62が着座部73に近接していれば、生体情報の検知を継続することができる。逆に、運転者60が腰を浮かせて、でん部62が着座部73から離れても、背中61が背もたれ部71に近接していれば、生体情報の検知を継続することができる。
また、例えば、背もたれ部71付近で発生したノイズの影響で、生体情報検知装置1の検知結果が異常値を示しても、生体情報検知装置101が正常に動作していれば、生体情報検知装置101の検知結果を使用して検知漏れを防止することができる。逆に、着座部73付近で発生したノイズの影響で、生体情報検知装置101の検知結果が異常値を示しても、生体情報検知装置1が正常に動作していれば、生体情報検知装置1の検知結果を使用して検知漏れを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。
例えば、本発明の第1実施形態において、生体情報検知装置1の検知面2の向きは、装置の使用状況に応じて適宜変更しても構わない。例えば、座席70がリクライニング構造を有している場合には、検知面2は前後方向ではなく上下方向や斜め方向を向いていても構わない。また、生体情報検知装置1の検知面2は、座席70の背もたれ面72以外の面であっても構わない。また、生体情報検知装置1を車両の座席70以外に配設して使用しても構わない。また、生体情報検知装置1は、運転者60の背中61だけを検知対象とするのではなく、運転者60の肩や腰を検知対象としても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、第1検知手段10の検知電極12の数は6つに限定されない。十分な検知精度が得られるのであれば、検知電極12の数は2つであっても構わない。また、検知精度を更に向上させたい場合には、検知電極12の数を更に増やしても構わない。また、検知電極12は、前方から見て、検知面2の上端部や下端部に位置するように配置されていても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、第2検知手段20の放射部22の数は2つに限定されない。十分な検知精度が得られるのであれば、放射部22の数は1つであっても構わない。また、検知精度を更に向上させたい場合には、放射部22の数を更に増やしても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、第2検知手段20の本体部21と放射部22とは分離して配置されていても構わない。例えば、放射部22は、検知シート11の前面に検知電極12と共に形成された電極パターンであっても構わない。そして、本体部21は、制御装置30と共に着座部73の内部に配置されていても構わない。また、放射部22を所定の位置に固定できるのであれば、取付け板23や固定フレーム24は無くても構わない。
また、本発明の第1実施形態において、第2検知手段20は、高周波の電磁波信号を用いて運転者60の生体情報を検知するのではなく、超音波信号を用いて運転者60の生体情報を検知しても構わない。その場合、放射部22は、超音波の送信信号を放射するスピーカと送信信号の運転者60からの反射信号を受信するマイクとを組み合わせた装置となる。
また、本発明の第2実施形態において、生体情報検知装置101の検知面102の向きは、装置の使用状況に応じて適宜変更しても構わない。また、生体情報検知装置101の検知面102は、座席70の着座面74以外の面であっても構わない。また、生体情報検知装置101を車両の座席70以外に配設して使用しても構わない。また、生体情報検知装置101は、運転者60のでん部62だけを検知対象とするのではなく、運転者60の大腿部を検知対象としても構わない。
また、本発明の第2実施形態において、第1検知手段110の検知電極112の数は2つに限定されない。検知精度を更に向上させたい場合には、検知電極112の数を更に増やしても構わない。
また、本発明の第2実施形態において、第2検知手段120の感圧素子122の数は4つに限定されない。十分な検知精度が得られるのであれば、感圧素子122の数は3つ以下であっても構わない。また、検知精度を更に向上させたい場合には、感圧素子122の数を更に増やしても構わない。また、感圧素子122は、検知面102の前端部から後端部に亘って延びていても構わない。
また、本発明の第2実施形態において、運転者60のでん部62からの圧力を所定の電気信号に変換できるのであれば、第2検知手段120の感圧素子122は、図8に示す以外の構造を有した素子であっても構わない。例えば、感圧素子122は、でん部62からの圧力に対応して歪み、その歪みに対応して抵抗値が変化する歪みゲージのような素子であっても構わない。また、第2検知手段120のでん部62からの圧力に対応して気圧が変化する空気袋を有し、感圧素子122は、空気袋の気圧を検出する気圧センサのような素子であっても構わない。
1 生体情報検知装置
2 検知面
10 第1検知手段
11 検知シート
12 検知電極
13 接地電極
20 第2検知手段
21 本体部
22 放射部
23 取付け板
24 固定フレーム
30 制御装置
60 運転者
61 背中
62 でん部
70 座席
71 背もたれ部
72 背もたれ面
73 着座部
74 着座面
101 生体情報検知装置
102 検知面
110 第1検知手段
111 検知シート
112 検知電極
113 接地電極
120 第2検知手段
121 感圧シート
122 感圧素子
123 絶縁フィルム
124 第1電極層
125 圧電体層
126 第2電極層
127 クッション

Claims (8)

  1. 人体の生体情報を検知する生体情報検知装置であって、
    前方に前記人体が位置するように配置された検知面と、
    前記検知面に沿って前記検知面の後方に配置された複数の検知電極と、
    前記検知電極と前記検知電極に近接する前記人体との間の容量結合を用いて前記人体の生体情報を検知する第1検知手段と、
    前記人体に向けて送信信号を放射すると共にその反射信号を受信する放射部と、
    前記送信信号と前記反射信号とを用いて前記人体の生体情報を検知する第2検知手段と、
    を備え、
    前記放射部は、
    前方から見て、前記検知電極と重ならない位置に配置されていることを特徴とする生体情報検知装置。
  2. 前方から見て、
    前記検知電極は、前記検知面の周辺部に位置するように配置され、
    前記放射部は、前記検知面の中央部に位置するように配置されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の生体情報検知装置。
  3. 前記放射部は、
    前記検知電極よりも前方に突出しないように配置されていることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の生体情報検知装置。
  4. 前記人体が着座する座席であって、
    前記人体の背中を後方から支える背もたれ部を有し、
    前記背もたれ部に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置が配設され、
    前記背もたれ部の背もたれ面が、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置の検知面となっていることを特徴とする座席。
  5. 人体の生体情報を検知する生体情報検知装置であって、
    上方に前記人体が位置するように配置された検知面と、
    前記検知面に沿って前記検知面の下方に配置された複数の検知電極と、
    前記検知電極と前記検知電極に近接する前記人体との間の容量結合を用いて前記人体の生体情報を検知する第1検知手段と、
    前記人体からの圧力を検出する感圧シートと、
    前記感圧シートが検出した圧力を用いて前記人体の生体情報を検知する第2検知手段と、
    を備え、
    前記感圧シートは、
    前記検知電極の下側に配置されていることを特徴とする生体情報検知装置。
  6. 前記検知面は、互いに対向する2つの側端部を有し、
    前記感圧シートは、前記2つの側端部に亘って延びる複数の感圧素子を有していることを特徴とする、
    請求項5記載の生体情報検知装置。
  7. 前記人体が着座する座席であって、
    前記人体のでん部を下から支える着座部を有し、
    前記着座部に、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置が配設され、
    前記着座部の着座面が、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置の検知面となっていることを特徴とする座席。
  8. 前記人体が着座する座席であって、
    前記人体の背中を後方から支える背もたれ部と、
    前記人体のでん部を下から支える着座部と、を有し、
    前記背もたれ部に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置が配設され、
    前記背もたれ部の背もたれ面が、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の生体情報検知装置の検知面となり、
    前記着座部に、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置が配設され、
    前記着座部の着座面が、請求項5又は請求項6に記載の生体情報検知装置の検知面となっていることを特徴とする座席。
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