JP2016197820A - ユーザ装置、及び滞留データ量報告方法 - Google Patents

ユーザ装置、及び滞留データ量報告方法 Download PDF

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【課題】基地局間キャリアアグリゲーションにより複数の基地局と通信を行うユーザ装置が、上りの滞留データ量を適切に基地局に報告することを可能とする。【解決手段】基地局間キャリアアグリゲーションにより第1の基地局及び第2の基地局と通信を行うユーザ装置において、前記ユーザ装置に滞留する上りデータの量である滞留データ量から、送信済みの上りデータの量を減算することにより更新した滞留データ量を算出する滞留データ量算出手段と、前記滞留データ量算出手段により算出された滞留データ量を前記第1の基地局又は前記第2の基地局に報告する滞留データ量報告手段と、を備え、前記滞留データ量算出手段は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出するように構成される。【選択図】図11

Description

本発明は、移動通信システムにおいて、ユーザ装置が滞留データ量を基地局に報告する技術に関連するものである。
LTEシステムでは、複数のコンポーネントキャリア(以下、CC)を同時に使用して通信を可能とするキャリアアグリゲーション(以下、CA)が導入されている。図1に示すように、LTEのRel−10までのCAでは、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いて同時通信を行うことで高スループットを実現することが可能である。
一方、Rel−12ではこれをさらに拡張し、異なる基地局eNB配下のCCを用いて同時通信を行い、高スループットを実現するDual connectivity(二重接続)が提案されている(非特許文献1)。Dual connectivityでは、ユーザ装置UEは、2つの物理的に異なる基地局eNBの無線リソースを同時に使用して通信を行う。
Dual connectivityは、Inter eNB CA(基地局間キャリアアグリゲーション)とも呼ばれ、Master−eNB(MeNB)と、Secondary−eNB(SeNB)が導入される。図2に、Dual connectivityの例を示す。図2の例では、MeNBがCC#1でユーザ装置UEと通信を行い、SeNBがCC#2でユーザ装置UEと通信を行うことでDual connectivityを実現している。
DCにおいて、MeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをMCG(Master Cell Group、マスターセルグループ)、SeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group、セカンダリセルグループ)と呼ぶ。MCGはPCellを有し、これに加えてSCellを有することができる。SCGは1つ又は複数のSCellを含み、SCGのうちの少なくとも1つのSCellにはULのCCが設定され、そのうちの1つにPUCCH(物理上り制御チャネル)が設定される。このSCellをPSCell(primary SCell)と呼ぶ。
3GPP TR 36.842 V12.0.0 (2013−12) 3GPP TS 36.321 V12.5.0 (2015−03)
図2に示すDual connectivityにおいては、1つのベアラのデータ(パケットと言い換えてもよい)をユーザ装置UEが複数の基地局に送信する上りリンクベアラスプリット(UL bearer split)の技術が検討されている。なお、ベアラとは、パケットの論理的な通信路である。
図3に、図2に示すDual connectivityにおける上りリンクのベアラスプリットの例を示す。図3の例では、ユーザ装置UEは、1つのベアラ(スプリットベアラ)のデータのうちの一部のデータをCC#1で基地局MeNBに送信し、残りのデータをCC#2で基地局SeNBに送信する。また、図3の例では、基地局SeNBはCC#2で受信したデータを基地局MeNBに送信し、基地局MeNBがデータをコアネットワーク50へ転送する。
LTEにおける無線インタフェースプロトコルは、PHY(Physical)、MAC(Media Access Control)、RLC(Radio Link Control)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)から構成され、ユーザ装置UEはそれぞれのエンティティ(該当プロトコルを処理する機能部)を有する。ULベアラスプリットにおいては、図4に示すように、PDCPエンティティにおいて1つのベアラのデータ(PDCP PDU)が分割され、一方のデータは、基地局MeNBへの送信のための処理を行うRLC/MAC/PHYエンティティに渡され、他方のデータは基地局SeNBへの送信のための処理を行うRLC/MAC/PHYエンティティに渡される。
ユーザ装置UEが各eNBに対してULデータを送信するために、LTEではBSR制御が実施される(非特許文献2)。
図5を参照してBSR制御手順例を説明する。ステップS1において、UEは、個別リソース(PUCCHのリソース)を有する場合に、eNBにスケジューリング要求(Scheduling request)を送信する。個別リソースをもたない場合は、ランダムアクセス手順を実施する。
ステップS2において、スケジューリング要求もしくはランダムアクセス手順に基づき、UEはeNBからULリソース割り当てを示すULグラントを受信し、当該リソースを用いてBSR(Buffer Status Report)をPUSCHで送信する。
より具体的には、BSRは「BSR MAC CE」である。BSRには、UEにおけるUL送信可能なデータ量(バッファサイズ:BSとも呼ぶ)が含まれる。eNBはBSに見合ったリソース割り当てを実施する。
図6に示すように、UEがBSを報告する際には、上りデータが存在するLogical Channel Group(LCG)毎に上りデータの総量を算出して報告する。BSRの中には、どのLCGに対するBSかを示すLCG−IDが含まれている。
上記のように、従来のBSRでは、その時点で滞留している全てのULデータ滞留量をeNBに報告するため、これをそのままULベアラスプリットへ適用すると、UEは複数のeNBから過剰にULグラントによるリソース割り当てを受け、リソース利用効率が低下するという問題がある。
例えば、図7に示すように、UE内に3000バイトのULデータが滞留している場合、UEはBSRトリガ条件が満たされていれば、どちらのeNBかを意識せずにULグラントを受けたeNBにBSRを報告するため、両方のeNBが同じ内容のBSRを受ける可能性がある。すなわち、図7に示す例の場合、UEは、eNB#1(例:MeNB)とeNB#2(例:SeNB)のそれぞれからULグラントを受信し、それぞれに対して「3000バイトのULデータ有り」を示すBSRを送信する。
当該BSRを受信した両eNBは、UEに対して3000バイト分のULグラントを同時に割り当てると、UEは3000バイトのデータと3000バイトのpaddingを送信する。このように、無駄なデータのUL送信が発生するため、リソース利用効率が低下してしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、基地局間キャリアアグリゲーションにより複数の基地局と通信を行うユーザ装置が、上りの滞留データ量を適切に基地局に報告することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションにより第1の基地局及び第2の基地局と通信を行うユーザ装置であって、
前記ユーザ装置に滞留する上りデータの量である滞留データ量から、送信済みの上りデータの量を減算することにより更新した滞留データ量を算出する滞留データ量算出手段と、
前記滞留データ量算出手段により算出された滞留データ量を前記第1の基地局又は前記第2の基地局に報告する滞留データ量報告手段と、を備え
前記滞留データ量算出手段は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出する
ユーザ装置が提供される。
また、 本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションにより第1の基地局及び第2の基地局と通信を行うユーザ装置が実行する滞留データ量報告方法であって、
前記ユーザ装置に滞留する上りデータの量である滞留データ量から、送信済みの上りデータの量を減算することにより更新した滞留データ量を算出する滞留データ量算出ステップと、
前記滞留データ量算出ステップにより算出された滞留データ量を前記第1の基地局又は前記第2の基地局に報告する滞留データ量報告ステップと、を備え、
前記滞留データ量算出ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出する
滞留データ量報告方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションにより複数の基地局と通信を行うユーザ装置が、上りの滞留データ量を適切に基地局に報告することが可能となる。
Rel−10までのCAを示す図である。 Dual Connectivityの例を示す図である。 Dual ConnectivityにおけるULベアラスプリットの例を示す図である。 DCにおけるユーザ装置UEのプロトコルスタックを示す図である。 LTEにおけるBSR制御を説明するための図である。 LCG毎の滞留量報告イメージを示す図である。 課題を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 ユーザ装置UEの主要機能構成とMeNB、SeNBとの間の通信を説明するための図である。 所定の比率に従ってULグラントを割り当てる制御の動作例を示す図である。 本実施の形態における基本的な動作例を説明するための図である。 具体的な動作例を説明するための図である。 タイマ制御例を示す図である。 変形例を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。 ユーザ装置UEの構成図である。 基地局eNBの構成図である。 ユーザ装置UEの動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態の通信システムは、LTEに対応していることを想定しているが、本発明はLTEに限らず、他の方式にも適用可能である。
また、本実施の形態では、DC(基地局間キャリアアグリゲーション)における上りのスプリットベアラを対象としているが、本発明は上りのスプリットベアラに限定されずに適用することが可能である。
なお、本明細書及び特許請求の範囲では、特に断らない限り、「LTE」の用語は3GPPのRel−12、もしくは、Rel−12以降の方式の意味で使用する。
(通信システム全体構成例、動作概要)
図8に本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示す。図8に示すように、本実施の形態に係る移動通信システムは、それぞれコアネットワーク50に接続される基地局MeNBと基地局SeNBを備え、ユーザ装置UEとの間でDual connectivityを可能としている。また、基地局MeNBと基地局SeNBとの間は、例えばX2インターフェースにより通信可能である。
本実施の形態では、ユーザ装置UEがUL送信時にベアラスプリットを行い、1つのベアラの上りデータを基地局MeNBと基地局SeNBに分割して送信する。
以下、基本的に、ユーザ装置UEを「UE」と記述し、基地局MeNBを「MeNB」と記述し、基地局SeNBを「SeNB」と記述する。また、MeNBとSeNBとを特に区別しない場合、これらをeNBと記述する。
図9を参照して、本実施の形態に関連するUEの主要な機能の構成と、MeNB/SeNBとUEとの間の通信の例を説明する。
本実施の形態に係るBSR制御は、バッファに滞留するデータ量に基づき、MACエンティティにより実行されることから、図9に示すように、UEの主要機能構成として、バッファ30と、MACエンティティ10とMACエンティティ20が示されている。バッファ30は、ULスプリットベアラに対応するUL送信可能なデータ(RLCとPDCP)を蓄積するバッファである。本例では、DCが設定されているため、2つMACエンティティを有する。なお、図9の例では、MACエンティティ10がMeNBと信号送受信を行い、MACエンティティ20がSeNBと信号送受信を行っているがこれは例に過ぎない。
図9の例では、送信可能なULデータが発生したため、MACエンティティ10はBSRをトリガし、BSRをMeNBに送信し、ULグラントを受信し、MeNBにULデータを送信する(ステップS11〜S13)。
一方、MACエンティティ10の動作とは独立に、MACエンティティ20はBSRをトリガし、BSRをSeNBに送信し、ULグラントを受信し、SeNBにULデータを送信する(ステップS21〜S23)。
前述したように、BSR制御はLCG単位で行われるが、以下で説明する各制御は、スプリットベアラを含むあるLCGについての処理を想定している。
(過剰割り当て回避手段の例)
図7を参照して説明したように、ULベアラスプリットでは、UEが複数のeNBから過剰にリソース割り当てを受け、リソース利用効率が低下するという問題がある。この過剰割り当てを回避する手段として、eNB間で(準静的な)所定の比率に従ってULグラントを割り当てる制御がある。
この制御において、MeNBとSeNBは、事前に所定の比率を決定しておき、BSRで報告されたデータ量(バッファサイズ)に比率を掛けた分のデータ量に相当するULリソースをULグラントで割り当てる。
例えば、上記の比率として30%を指定されたeNBは、BS=100バイトをUEから報告されると、100*0.3=30バイトに相当するULグラントをUEに送信する。
しかし、現状のLTEで規定されているBSRでは、UEにおける複数のMACエンティティはそれぞれ、その時点で残留しているバッファのデータ量を報告するため、eNBは十分な量のリソース割り当てを送信することができない場合が発生することが考えられる。
具体例を図10を参照して説明する。この例では、上記比率として、MeNBに30%が設定され、SeNBに70%が設定されている。
最初に、UEにおいて送信可能なULデータが100バイト滞留しているものとする。図10の(a)に示すように、まず、UEがBSRでBS(バッファサイズ)=100をMeNBに通知する。ここでは、SeNBに対するBSR用のPUSCHリソースがUEに割り当てられなかったので、MeNBにのみBSを通知している。
図10(b)に示すように、MeNBから30バイト分のULグラントが通知され、UEは、30バイトのデータをMeNBに送信する。その後、図10(c)に示すように、今度は、SeNBへのBSR送信が可能になり、UEは、現在の残データ量であるBS=70をSeNBに送信する。図10(d)に示すように、SeNBでの比率は70%であるため、SeNBは49バイト分のULグラントをUEに送信し、UEは49バイト分のデータをSeNBに送信する。この時点で21バイトのデータがUEに滞留している。
上記のように、比率を設定する方式において、複数eNBにBSRを同時に送信できない状況が続く場合、UEは滞留データ量に見合った十分な量のULリソースを割り当ててもらえない。
(本実施の形態に係る処理の内容)
そこで、本実施の形態では、eNB間で所定の比率に従ってULリソースを割り当てる上記の方式を前提としながら、UEが各eNBに報告する滞留データ量について、一方のeNBに報告する滞留データ量は、当該一方のeNBへPUSCHで送信したデータ量を加味し、他方のeNBへPUSCHで送信したデータ量を加味せずに算出することとしている。なお、本実施の形態において、eNB間で所定の比率に従ってULリソースを割り当てる方式を用いることは必須ではなく、この方式を前提としないこととしてもよい。
図11を参照して本実施の形態における処理の例を説明する。UEにおいて、スプリットベアラに対して新規のULデータ(データ量=Xバイト)が発生したとする。UEにおけるMACエンティティ10とMACエンティティ20は、それぞれBSRをトリガするが、図11では、例として、MACエンティティ10が先にBSR用のULリソースを取得したために、先にBSR(BS=Xバイト)をMeNBの送信し、ULリソースの割り当て(Y1バイト分)を受けてデータ(Y1バイト)をMeNBに送信する(ステップS101)。
この時点で、UEにおける実際の滞留データ量は(X−Y1)バイトである(ステップS102)。この時点で、BSR送信が可能になったMACエンティティ20は、MeNBへ送信したデータ量を加味せずに、BSR(Xバイト)をSeNBに送信し、ULリソースの割り当てを受けて、データ(Y2バイト)をSeNBに送信する(ステップS103)。
この時点で、UEにおける実際の滞留データ量は(X−Y1−Y2)バイトである(ステップS104)。仮にこの時点で、X−Y1−Y2=0であれば、XバイトのULデータに関する処理は終了する。
例えば、前述した比率30%:70%を適用した場合、Y1=0.3×X、Y2=0.7×Xとなる可能性は高く、その場合、X−Y1−Y2=0となり、処理は終了する。従って、本実施の形態では、リソース利用効率が良い滞留データ量の報告方法が実現されている。
ただし、Y1=0.3×X/Y2=0.7×Xよりも少ないリソースの割り当てが行われる可能性もあるため、X−Y1−Y2=0でない場合もある。
X−Y1−Y2=0でない場合、次に、MeNBへのBSR送信が可能になったとすると、MACエンティティ10は、SeNBへ送信したデータ量を加味せずに、報告する滞留データ量を(X−Y1)バイトと算出し、これをBSRでMeNBに報告する。MACエンティティ10は、ULリソースの割り当てに基づき、データ(Z1バイト)をMeNBに送信する(ステップS105)。
この時点で実際の滞留データ量は(X−Y1−Y2−Z1)バイトである(ステップS106)。仮にこの時点で、X−Y1−Y2−Z1=0であれば、XバイトのULデータに関する処理は終了する。
X−Y1−Y2−Z1=0でないとして、次に、SeNBへのBSR送信が可能になったとすると、MACエンティティ20は、MeNBへ送信したデータ量を加味せずに、報告する滞留データ量を(X−Y2)バイトと算出し、これをBSRでSeNBに報告する。MACエンティティ20は、ULリソースの割り当てに基づき、データ(Z2バイト)をSeNBに送信する(ステップS107)。
この時点で実際の滞留データ量は(X−Y1−Y2−Z1−Z2)バイトである(ステップS108)。仮にこの時点で、X−Y1−Y2−Z1−Z2=0であれば、XバイトのULデータに関する処理は終了する。
上記のように、UEは、各eNBに対して、他方のeNBへ送信したデータ量を加味しない滞留データ量を報告するので、実際の滞留データ量よりも多目の量を報告することになる。従って、eNBにおいて、報告された量の所定の比率分でしかリソース割り当てをしない場合でも、UEに実際に滞留しているデータ量に見合ったULリソースを割り当てることができる。
具体例を図12を参照して説明する。この例でも、上記所定の比率として、MeNBに30%が設定され、SeNBに70%が設定されている。
UEにおいて送信可能なULデータが100バイト発生したとする。図12の(a)に示すように、まず、UEがBSRでBS(バッファサイズ、滞留データ量)=100をMeNBに通知する。ここでは、SeNBに対するBSR用のPUSCHリソースがUEに割り当てられなかったので、MeNBにのみBSRを送信している。
図12(b)に示すように、MeNBから30バイト分のULグラントが通知され、UEは、30バイトのデータをMeNBに送信する。その後、図12(c)に示すように、今度は、SeNBへのBSR送信が可能になり、UEは、MeNBへ送信した30バイトのデータを未だ送信していないものとして、BS=100のBSRをSeNBに送信する。この時点での実際の滞留データ量は70バイトである。
図12(d)に示すように、SeNBでの比率は70%であるため、SeNBは70バイト分のULグラントをUEに送信し、UEは70バイト分のデータをSeNBに送信する。この時点で100バイト全てを送信できたことになる。
(実際の滞留データ量を報告するための制御)
上記のとおり、本実施の形態では、UEに実際に滞留するデータ量よりも大きなデータ量を滞留データ量としてeNBに報告する制御を行う。この制御において、例えば、BSRを一方のeNB#1に送信した時点から、次に当該eNB#1にBSRを送信するまでに、他方のeNB#2に対するBSR(1回又は複数回)に基づくデータ送信により滞留バッファ量が大きく減少する場合が生じることが想定される。このような場合にまで、eNB#1に対して、eNB#2への送信データを加味しないで(滞留データ量が減少していないとして)滞留データ量を報告してしまうと、過大なULリソースの割り当てが生じ、リソースの利用効率が下がる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、各MACエンティティは、対応するeNBへBSRを送信した時点からタイマを起動し、タイマが満了した後のBSR送信については、実際の滞留データ量を報告する。当該タイマは、eNBに対して実際とは異なる値を報告する期間を計測するタイマに相当する。
この制御例を図13に示す。図13に示すように、実際の滞留データ量が(X−Y1)バイトの時点で、MACエンティティがBSR(Y1を加味しないBS=Xバイト)を、対応するeNBに送信する(ステップS201)。この時点で当該MACエンティティはタイマを起動する。ステップ202で当該MACエンティティはデータ(Zバイト)を送信する(ステップS202)。
ケース1では、タイマ満了前に次のBSRを送信するケースであり、この場合、他のMACエンティティから既に送信されているデータ量(Y1バイト)を加味せずに、(X−Z)バイトを示すBSRを送信する(ステップS203)。
ケース2では、タイマ満了後に次のBSRを送信する。この場合、例えば、他のMACエンティティによるデータ送信により、実際の滞留データ量が(X−Y1−Y2−Z)になっていることが考えられる。ケース2では、タイマが満了しているので、MACエンティティは、実際の滞留データ量をeNBに送信する(ステップS204)。
各MACエンティティにおけるタイマは、BSRを送信する度に再起動される(初期値から開始)。図13では、BSR送信を基点にタイマの起動を行っているが、データ送信を基点にタイマの起動を行ってもよい。この場合、例えば、データを送信する度にタイマを再起動する。
また、各MACエンティティは、タイマを起動してから、実際とは異なる滞留データ量を報告すること(他方のeNBへの送信データ量を減算していないこと)を示す信号を対応するeNBに通知することとしてもよい。当該信号は、例えば、MAC CE内の所定のビットで通知することとしてよい。例えば、eNB側はUEと同じタイマを有し、当該信号により、実際とは異なる滞留データ量を受信しているか否かをタイマの状態を監視することにより検出できる。
タイマの値(初期値)は、例えば、DCの設定時にeNB(MeNB又はSeNB)からUEに通知される。また、MACエンティティ毎に異なるタイマの値が設定されてもよい。
実際の滞留データ量をBSRで報告するトリガとしては、タイマ満了の他、eNBから明示的な指示をUEが受信した場合に、実際の滞留データ量を報告することとしてもよい。当該指示は、例えばMAC CEで行う。また、当該指示は、MACエンティティ毎に行われてもよいし、複数MACエンティティに共通の指示であってもよい。
また、UEにおいて、スプリットベアラに対して送信すべきULデータが枯渇した場合(0になった場合)に、その後のBSRについては、実際の滞留データ量を報告することとしてもよい。"送信すべきULデータ"とは、例えば"そのデータ量をeNBに対して一度でもBSRで通知したデータ"に相当する。
(変形例)
前述したように、BSRによるUL滞留データ量の報告はLCG単位で行われる。すなわち、各ベアラ(Logical channelに対応)に対してマッピングされるLCG(Logical Channel Group)がeNBからUEに対して指定され、UEはそれらLCG単位でUL滞留データ量を報告することとなる。具体的には、UEは、LCD−IDとバッファサイズ(滞留データ量)の組をBSR MAC CEとしてeNBに報告する。従って、eNBは同一LCG内のLCH毎のデータ量を区別することできない。
このため、スプリットベアラとMCG/SCG毎の個別ベアラが同一LCGにマッピングされる場合、eNBは、スプリットベアラに対する比率をMCG/SCGのベアラのデータに対してもかけてしまい、MCG/SCGのベアラに対して十分な量のリソースを割り当てるULグラントを送信することができなくなる。
すなわち、例えば図14(a)に示すように、LCG#0に、スプリットベアラ(A)に対応するLCH#AとMCGベアラ(B)に対応するLCH#Bがマッピングされている場合において、MCGベアラ(B)に対してスプリットベアラに対する比率をかけてしまい、MCGベアラ(B)に対して十分な量のリソースを割り当てるULグラントを送信することができなくなる。
そこで、変形例においては、スプリットベアラのLCHをマッピングするLCGに、スプリットベアラのLCH以外のLCHがマッピングされないようにする。つまり、スプリットベアラのみがマッピングされる特別なLCGを設ける。例えば、図14(b)に示すように、LCG#Sに、スプリットベアラのLCH#AとLCH#Bをマッピングし、スプリットベアラでないベアラについては別のLCGにマッピングする。
一例として、図15のステップS301に示すように、eNBが、同一LCGに対してはスプリットベアラのみ、或いはSCG/MCGベアラのみをマッピングし、当該マッピングの情報をRRC信号等でUEに通知する。UEは当該マッピングに従ってBSR制御を行う。
また、eNBから通常のLCGとLCHのマッピングの情報を受信(ステップS401)した後に、UEが、1LCGには、スプリットベアラのみか、SCG/MCGベアラのみかのいずれかとなるようにマッピングを修正した修正マッピングを行って、修正後のマッピング情報をeNBに通知することとしてもよい(ステップS402)。
また、eNBからの通常のマッピングの通知を行わずに、UE側で1LCGには、スプリットベアラのみか、SCG/MCGベアラのみかのいずれかとなるようにマッピングを行って、マッピング情報をeNBに通知することとしてもよい。
(装置構成、フローチャート)
図16に、本実施の形態に係るUEの機能構成図を示す。図16に示すように、本実施の形態に係るUEは、DL信号受信部101、UL信号送信部102、ULデータバッファ管理部103、データ量算出部104、タイマ管理部105を含む。図16は、UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図16に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
DL信号受信部101は、eNB(MeNB又はSeNB)から無線信号を受信し、無線信号から情報を抽出する。UL信号送信部102は、送信情報(BSR等)から無線信号を生成し、eNB(MeNB又はSeNB)に送信する。DL信号受信部101及びUL信号送信部102はともにeNB(例:MeNB)からの設定に応じて、DCの通信を行う機能を有する。
ULデータバッファ管理部103は、例えばベアラ毎のULデータのバッファ(UL滞留データ)を有する。実際のULデータのベアラ毎のバッファをUL信号送信部102が持ち、ULデータバッファ管理部103は、当該バッファの量(UL滞留データ量)の値を保持することとしてもよい。
データ量算出部104は、LCGとベアラ(LCH)とのマッピング情報を保持し、ULデータバッファ管理部103で管理されるバッファ量に基づき、LCG毎の実際の滞留データ量を算出することができる。また、データ量算出部104は、LCG毎の実際の滞留データ量、UL信号送信部102によりeNBに送信されるデータ量、タイマの状態等に基づき、これまでに説明したロジックで、BSRに含めるUL滞留データ量を算出し、当該算出したUL滞留データ量を含めたBSRを送信するようUL信号送信部102に指示する機能を含む。
データ量算出部104が保持するLCGとベアラ(LCH)とのマッピング情報は、eNBから通知されたものでもよいし、前述したように、UEが(例えば、データ量算出部104が)決定したマッピング情報であってもよい。
タイマ管理部105は、タイマ値(初期値)を保持し、BSR送信(あるいはデータ送信)の度にタイマを再起動して、タイマが起動中か満了しているかの情報を有する。
データ量算出部104は、タイマ管理部105により管理されるタイマの状態を参照することで、BSRに、実際の滞留データ量を含めるかどうかを判断することができる。
また、ULデータバッファ管理部103、データ量算出部104、タイマ管理部105は、例えば、MACエンティティに含まれる機能であってもよい。その場合、ULデータバッファ管理部103、データ量算出部104、タイマ管理部105は、MACエンティティ毎に備えられていてもよい。
図17に、eNBの機能構成図を示す。図17に示すように、本実施の形態のeNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、マッピング部203、スケジューリング部204を有する。なお、図17に示すeNBは、MeNBとSeNBのいずれにもなり得るeNBである。
DL信号送信部201は、送信情報から無線信号を生成し、UEに送信する。UL信号受信部202は、UEから無線信号を受信し、無線信号から情報を抽出する。マッピング部203は、例えば前述したように、1LCGには、スプリットベアラのみ、もしくはMCG/SCGベアラのみがマッピングされるように、LCGとベアラ(LCH)とのマッピング情報を作成し、DL信号送信部201を介してUEに通知する機能を有する。
スケジューリング部204は、UEからのBSR等に基づいて、ULグラントを作成し、UEにULグラントをDL信号送信部201を介して送信する機能を含む。また、スケジューリング部204は、所定の比率の値を保持し、BSRで指定されたBSに所定の比率を掛けたデータ量に対応するULリソースを割り当てる機能を含む。
次に、本実施の形態において主要な動作を実行するUEについて、図18のフローチャートを参照してその動作手順例を説明する。図18に示す動作手順は、DCを構成するUEにおいて、MACエンティティ10、20のうちの1つのMACエンティティ10の動作を示す図である。図16の構成との対応でいえば、例えば、バッファ管理部103、データ量算出部104、タイマ管理部105が、MACエンティティ10、20毎に備えられる場合における、主にMACエンティティ10の動作を示すものである。
UEは、ULデータが発生したことを検知する(ステップS501)。UEは、BSRをトリガし、当該ULデータに対してBSRをeNBに送信し(ステップS502)、タイマを起動する(ステップ503)。UEは、ULグラントを受けてULデータ送信を行って(ステップS504)、実際のBS(バッファサイズ、滞留データ量)を「BS=BS−(MACエンティティ10の送信済みデータ量)−(MACエンティティ20の送信済みデータ量)」として算出する(ステップS505)。
ステップS506において、BS=0であるか否かが判定され、BS=0であればステップS510に進み、BS=0でなければステップS507に進む。
ステップS507において、UEはタイマが満了しているかどうか判定し、満了していなければステップS508に進み、満了していればステップS509に進む。ステップS508において、UE(MACエンティティ10)は、他方のMACエンティティ20における送信分を加味せずにBSを算出し、ステップS502においてBSRを送信する。
タイマが満了したステップS509においては、UEは、ステップS505で算出したBSをそのままBSRで報告するBSとして決定し、ステップS502においてBSRを送信する。BS=0であるステップS510において、UEはタイマ起動中であるかどうかを判定し、起動中であればタイマを停止する(ステップS511)。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態では、基地局間キャリアアグリゲーションにより第1の基地局及び第2の基地局と通信を行うユーザ装置であって、前記ユーザ装置に滞留する上りデータの量である滞留データ量から、送信済みの上りデータの量を減算することにより更新した滞留データ量を算出する滞留データ量算出手段と、前記滞留データ量算出手段により算出された滞留データ量を前記第1の基地局又は前記第2の基地局に報告する滞留データ量報告手段と、を備え、前記滞留データ量算出手段は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出するユーザ装置が提供される。
上記の構成により、基地局間キャリアアグリゲーションにより複数の基地局と通信を行うユーザ装置が、上りの滞留データ量を適切に基地局に報告することが可能となる。
なお、上記の構成において、「第1の基地局」は、実施の形態で説明したMeNBとSeNBのうちのいずれにも対応付けることが可能である。つまり、実施の形態との対応で、第1の基地局がMeNBに対応し、第2の基地局がSeNBに対応することとしてもよいし、第1の基地局がSeNBに対応し、第2の基地局がMeNBに対応することとしてもよい。
前記滞留データ量算出手段は、所定のタイマが満了していない場合に、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出することとしてもよい。当該構成によって、タイマにより、実際の滞留データ量とは異なる滞留データ量を報告する期間を管理でき、長時間にわたって実際の滞留データ量とは異なる滞留データ量を報告することを回避できる。
前記滞留データ量算出手段は、前記所定のタイマが満了している場合に、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算して算出することとしてもよい。当該構成によって、タイマにより、実際の滞留データ量とは異なる滞留データ量を報告する期間を管理でき、長時間にわたって実際の滞留データ量とは異なる滞留データ量を報告することを回避できる。
前記所定のタイマは、前記滞留データ量の報告を行う度、又は、上りデータを送信する度に再起動される。このように、所定のタイミングでタイマを再起動することで、実際の滞留データ量とは異なる滞留データ量を報告する期間として適切な期間を管理できる。
前記所定のタイマのタイマ値として、前記第1の基地局への滞留データ量の報告用の第1のタイマ値と、前記第2の基地局への滞留データ量の報告用の第2のタイマ値とが設定されることとしてもよい。これにより、基地局毎のデータ転送特定等に応じて、実際の滞留データ量とは異なる滞留データ量を報告する期間を管理できる。
前記滞留データ量報告手段は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量が、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出したものであることを示す信号を、前記第1の基地局に通知することとしてもよい。この構成により、基地局は、ユーザ装置から受信する滞留データ量が実際の滞留データ量とは異なることを把握できる。
前記上りデータは、例えば、前記基地局間キャリアアグリゲーションにおける上りのスプリットベアラにより転送されるデータである。この構成により、基地局間キャリアアグリゲーションにおける上りのスプリットベアラにおいて適切に滞留データ量の報告を行うことが可能となる。
前記滞留データ量報告手段は、論理チャネルグループ毎に前記滞留データ量の報告を行い、1つの論理チャネルグループには、スプリットベアラのみ、又は、スプリットベアラ以外のベアラのみがマッピングされていることとしてもよい。この構成により、例えば、スプリットベアラ以外のベアラに対して適切でない上りリソースの割り当てが行われることを回避できる。
前記論理チャネルグループとベアラとのマッピングの情報を前記第1の基地局又は前記第2の基地局から受信する、又は、前記滞留データ量報告手段が前記論理チャネルグループとベアラとのマッピングを決定することとしてもよい。この構成により、ユーザ装置は、適切に論理チャネルグループとベアラとのマッピングの情報を保持できる。
本実施の形態で説明したユーザ装置UEは、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、実施の形態(変形例を含む)で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
本実施の形態で説明した基地局eNB(MeNB、SeNB)は、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、実施の形態(変形例を含む)で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置、基地局は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような各装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ユーザ装置のプロセッサにより動作するソフトウェア、基地局のプロセッサにより動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
MeNB、SeNB 基地局
UE ユーザ装置
50 コアネットワーク
101 DL信号受信部
102 UL信号送信部
103 ULデータバッファ管理部
104 データ量算出部
105 タイマ管理部
201 DL信号送信部
202 UL信号受信部
203 マッピング部
204 スケジューリング部

Claims (10)

  1. 基地局間キャリアアグリゲーションにより第1の基地局及び第2の基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置に滞留する上りデータの量である滞留データ量から、送信済みの上りデータの量を減算することにより更新した滞留データ量を算出する滞留データ量算出手段と、
    前記滞留データ量算出手段により算出された滞留データ量を前記第1の基地局又は前記第2の基地局に報告する滞留データ量報告手段と、を備え、
    前記滞留データ量算出手段は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出する
    ユーザ装置。
  2. 前記滞留データ量算出手段は、所定のタイマが満了していない場合に、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出する
    請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記滞留データ量算出手段は、前記所定のタイマが満了している場合に、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算して算出する
    請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記所定のタイマは、前記滞留データ量の報告を行う度、又は、上りデータを送信する度に再起動される
    請求項2又は3に記載のユーザ装置。
  5. 前記所定のタイマのタイマ値として、前記第1の基地局への滞留データ量の報告用の第1のタイマ値と、前記第2の基地局への滞留データ量の報告用の第2のタイマ値とが設定される
    請求項2ないし4のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  6. 前記滞留データ量報告手段は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量が、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出したものであることを示す信号を、前記第1の基地局に通知する
    請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  7. 前記上りデータは、前記基地局間キャリアアグリゲーションにおける上りのスプリットベアラにより転送されるデータである
    請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  8. 前記滞留データ量報告手段は、論理チャネルグループ毎に前記滞留データ量の報告を行い、
    1つの論理チャネルグループには、スプリットベアラのみ、又は、スプリットベアラ以外のベアラのみがマッピングされている
    請求項7に記載のユーザ装置。
  9. 前記論理チャネルグループとベアラとのマッピングの情報を前記第1の基地局又は前記第2の基地局から受信する、又は、前記滞留データ量報告手段が前記論理チャネルグループとベアラとのマッピングを決定する
    請求項8に記載のユーザ装置。
  10. 基地局間キャリアアグリゲーションにより第1の基地局及び第2の基地局と通信を行うユーザ装置が実行する滞留データ量報告方法であって、
    前記ユーザ装置に滞留する上りデータの量である滞留データ量から、送信済みの上りデータの量を減算することにより更新した滞留データ量を算出する滞留データ量算出ステップと、
    前記滞留データ量算出ステップにより算出された滞留データ量を前記第1の基地局又は前記第2の基地局に報告する滞留データ量報告ステップと、を備え、
    前記滞留データ量算出ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記第1の基地局に対して報告する滞留データ量を、前記第2の基地局に送信した上りデータの量を減算せずに算出する
    滞留データ量報告方法。
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